【課題を解決するための手段】
【0018】
(発明の要旨)
本発明は、概して、透析療法に関する。特に、本発明は、腹膜透析時などに連続流透析療法を実施することが可能なシステムおよび方法を提供する。
【0019】
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)腹膜透析を患者に提供するためのシステムであって、
患者の腹腔と連通する流入内腔および流出内腔を有するカテーテルと、
前記カテーテルと連通し、その結果、患者の腹腔内に流入して貫流し、腹腔から流出するように治療流体を循環させることが可能な流体ループを画定する流体回路と、
前記流体回路に結合された透析液の供給源と、
透析液をある供給量で前記流体回路内にポンピングし、前記流体ループに沿って、ある循環量で前記透析液を循環させて、治療上効果的な量の溶質および過剰な水分を患者から除去するためのサイクラーと、
前記流体ループに結合された排出流体流路であって、治療流体は、前記流体ループを通ってある排出量で前記流体回路から排水され、前記排出量は、治療流体が、排出前に前記流体ループに沿って複数回循環することを可能にする循環量未満である排出流体流路とを備えるシステム。
(項目2)前記供給量および排出量が循環量未満である、項目1に記載のシステム。
(項目3)前記供給量および排出量は、前記透析液が前記流体ループに沿って約2回循環することを可能にする循環量の約半分である、ほぼ等量で維持される、項目2に記載のシステム。
(項目4)前記供給量および排出量は、前記透析液が前記流体ループに沿って約3回循環することが可能であるように、循環量の約3分の1である、ほぼ等量に維持される、項目1に記載のシステム。
(項目5)前記循環量が毎分約300ml以下である、項目1に記載のシステム。
(項目6)前記透析液の供給源が、約25リットル以下の前記透析液を含む、項目1に記載のシステム。
(項目7)前記透析液が、約8時間以下の処置期間全体にわたって、連続的に供給されて循環し、排水される、項目1に記載のシステム。
(項目8)前記透析液の最初の容積が患者の腹腔内に注入され、前記透析液の追加の容積が、その後連続的に、処置時に流体回路内に供給される、項目1に記載のシステム。
(項目9)前記透析液の最初の容積が、最初の処置期間に前記流体ループに沿って循環し、前記透析液の追加の容積は前記流体ループ内に連続的に供給されず、前記治療流体は前記流体ループから連続的に排出されない、項目8に記載のシステム。
(項目10)前記流体ループと連通するチャンバをさらに備え、前記流体ループが、処置時における治療流体の可変増加に適応することができる、項目1に記載のシステム。
(項目11)前記治療流体の可変増加は、前記透析液が患者を透析する時に、前記流体ループに限外濾過液が追加されることによるものである、項目10に記載のシステム。
(項目12)前記供給量および前記排出量が交互に可変であり、干満CFPDを生成する、項目1に記載のシステム。
(項目13)腹膜透析を患者に提供するシステムであって、
患者の腹腔と連通する流入内腔および流出内腔を有するカテーテルと、
前記カテーテルと連通し、その結果、患者の腹腔内に流入して貫流し、腹腔から流出するように治療流体を循環させることが可能な流体ループを画定する流体回路と、
透析液の供給源と、
前記流体ループに結合されたチャンバであって、透析液が、前記流体ループを通って前記流体ループ内に、ある供給量で供給されるチャンバと、
前記透析液を前記流体ループ内にポンピングし、前記流体ループに沿って、ある循環量で前記透析液を循環させて、治療上効果的な量の溶質および過剰な水分を患者から除去するためのサイクラーと、
前記流体ループに結合された排出流体流路であって、治療流体は、前記流体ループを通って、ある排出量で前記流体回路から排水され、前記排出量は、治療流体が、排出前に前記流体ループに沿って複数回循環するのに効果的である排出流体流路とを備えるシステム。
(項目14)前記透析液供給源が約25リットル以下の前記透析液を含む、項目13に記載のシステム。
(項目15)前記透析液が、各々が約6リットル以下の容量を有する4個の別個の供給容器内に収用される、項目14に記載のシステム。
(項目16)前記循環量が約毎分約300ml以下である、項目13に記載のシステム。
(項目17)前記チャンバが前記透析液を混合および加熱することが可能である、項目13に記載のシステム。
(項目18)前記チャンバが、流体供給路を介して前記流体ループに結合される、項目13に記載のシステム。
(項目19)前記供給量および排出量が、前記循環量未満のほぼ等しい量に維持され、その結果、前記透析液が前記流体ループに沿って複数回循環することが可能である、項目18に記載のシステム。
(項目20)前記チャンバは前記流体ループに直接結合される、項目13に記載のシステム。
(項目21)前記透析液が流体ループに沿って複数回循環し、前記回数が、前記供給量を前記循環量と前記排出量との間の差で除算した値にほぼ等しい、項目20に記載のシステム。
(項目22)前記透析液が、約8時間以下の処置期間全体にわたって、前記流体ループ内に連続的に供給されて前記流体ループ内を循環し、前記流体ループから排水される、項目13に記載のシステム。
(項目23)前記チャンバが、処置時における治療流体の可変増加に適応するように構成可能である、項目13に記載のシステム。
(項目24)腹膜透析を患者に提供するためのシステムであって、
患者の腹腔と連通する流入内腔および流出内腔を有するカテーテルと、
前記カテーテルと連通し、その結果、腹腔内に流入して貫流し、腹腔から流出するように治療流体を循環させることが可能な流体ループを画定する流体回路と、
前記流体ループに結合された透析液の供給源と、
前記透析液をある供給量で前記流体ループ内にポンピングし、前記流体ループに沿って、ある循環量で前記透析液を循環させて、治療上効果的な量の溶質および過剰な水分を患者から除去するためのサイクラーと、
浄化流路を介して前記流体ループに結合された浄化デバイスであって、前記透析液を含む治療流体は、前記流体ループ内に再導入される前に、ある浄化量で浄化流路内に供給されて浄化され得る浄化デバイスと、
前記流体ループに結合された排出流体流路であって、前記治療流体を排出前に前記流体ループに沿って複数回循環させるのに効果的なある排出量で、前記排出流体ループを通して治療流体を排水する排出流体流路とを備えるシステム。
(項目25)前記流体ループが、前記透析液供給源、前記浄化流体流路および前記排出流体流路に結合される、項目24に記載のシステム。
(項目26)前記サイクラーが、ポンピング機構に結合された流体回路と、複数のバルブとを備え、その結果、前記サイクラーが、処置時に前記流体ループ内に流入し、前記流体ループから流出する透析液の流量を自動的に制御することが可能な、項目25に記載のシステム。
(項目27)前記浄化デバイスが、再使用の前に、溶質を前記透析液から非選択的に除去することが可能な吸着材料を含む、項目24に記載のシステム。
(項目28)前記吸着材料が、炭素、活性炭およびこれらの組合せから成る群から選択される、項目27に記載のシステム。
(項目29)前記透析液供給源が、約25リットル以下の透析液を含む、項目24に記載のシステム。
(項目30)前記流体ループに結合され、処置時における治療流体容積の可変増加に適応することが可能なチャンバをさらに備える、項目24に記載のシステム。
(項目31)腹膜透析を患者に提供する方法であって、
流体回路を患者の腹膜内のカテーテルと連通させて結合し、それにより流体ループを画定し、治療流体が、前記流体ループに沿って腹膜内に流入して貫流し、腹膜から流出するように循環させることを可能にするステップと、
透析液源を前記流体ループに、ある供給量で供給するステップと、
前記透析液を含む治療流体を前記流体ループに沿って、ある循環量で循環させ、治療上効果的な量の過剰な水分および溶質を患者から除去するステップと、
前記治療流体の流体ループをある排出量で排水するステップと、
前記透析液を排出前に前記流体ループに沿って複数回循環させるステップとを含む方法。
(項目32)前記供給量および排出量が、循環量の約半分のほぼ等しい量で維持され、前記治療流体が、排出前に前記流体ループに沿って約2回循環することが可能である、項目31に記載の方法。
(項目33)前記供給量および排出量が、循環量の約3分の1のほぼ等しい量で維持され、前記透析液が、排出前に前記流体ループに沿って約3回循環することが可能である、項目32に記載の方法。
(項目34)前記循環量が毎分約300ml以下に維持される、項目31に記載の方法。
(項目35)約25リットル以下の前記透析液が、処置時に前記流体ループ内に連続的に供給される、項目31に記載の方法。
(項目36)前記透析液が、約8時間以下の処置期間にわたって連続的に供給されて循環し、排出される、項目31に記載の方法。
(項目37)前記透析液を含む治療流体を浄化してから、前記流体ループに沿って患者の腹膜内に流入して貫流し、腹膜から流出するように循環させて、溶質の少なくとも一部分を治療流体から除去するステップをさらに含む、項目31に記載の方法。
(項目38)炭素、活性炭およびこれらの組合せから成る群から選択した吸着材料を使用して、溶質を前記治療流体から非選択的に除去する、項目37に記載の方法。
(項目39)前記流体ループに流入し、前記流体ループから流出する治療流体の流量を自動的に制御するステップをさらに含む、項目31に記載の方法。
(項目40)サイクラーを使用して、前記流体ループに流入し、前記流体ループから流出する治療流体の流量を自動的に制御し、前記サイクラーが、前記流体ループに流入および流出する流量を調節する複数のバルブを有する一連の流体ラインに結合されたポンピング機構を備えるステップをさらに含む、項目39に記載の方法。
(項目41)前記流体ループが、処置時における治療流体の容積の可変増加に適応するように調節することができる、項目31に記載の方法。
(項目42)前記可変増加が、治療流体が患者を透析する時に、限外濾過液が前記流体ループに追加されることによる、項目41に記載の方法。
(項目43)前記透析液の最初の容積を患者に注入し、透析液の最初の容積を注入した後の処置時に、透析液の追加の容積を追加するステップをさらに含む、項目31に記載の方法。
(項目44)前記透析液の最初の容積が、透析液の追加の容積を追加する前、および流体を前記流体ループから排出する前の最初の処置期間中に循環する、項目43に記載の方法。
(項目45)前記供給量および排出量が交互に変化して、干満CFPDを生成する、項目31に記載の方法。
(項目46)腹膜透析を患者に提供する方法であって、
流体回路を患者の腹膜内のカテーテルと連通させて結合し、それにより流体ループを画定し、治療流体が、前記流体ループに沿って腹膜内に流入して貫流し、腹膜から流出するように循環させることを可能にするステップと、
チャンバを前記流体ループに結合するステップと、
透析液の供給源を、前記チャンバを通して前記流体ループに、ある供給量で供給するステップと、
前記透析液を含む治療流体を前記流体ループに沿って、ある循環量で循環させ、治療上効果的な量の過剰な水分および溶質を患者から除去するステップと、
排出前に透析液を前記流体ループに沿って複数回循環させるのに効果的なある排出量で、治療流体を流体ループから排水するステップとを含む方法。
(項目47)約25リットル以下の透析液が、腹膜透析時に前記流体ループ内に連続的に供給される、項目46に記載の方法。
(項目48)透析液が、各々が約6リットル以下の容量を有する4個の別個の供給容器内に収用される、項目46に記載の方法。
(項目49)前記循環量が毎分約300ml以下に維持される、項目46に記載の方法。
(項目50)前記透析液が、チャンバを通過して前記流体ループ内に流入する時に、混合および加熱される、項目46に記載の方法。
(項目51)前記透析液が前記チャンバから供給経路を介して前記流体回路内に供給される、項目46に記載の方法。
(項目52)前記供給量および排出量が、循環量未満のほぼ等しい量で維持される、項目46に記載の方法。
(項目53)前記透析液が、前記チャンバから前記流体回路内に直接供給される、項目46に記載の方法。
(項目54)前記透析液が、前記流体ループに沿って連続的に、前記供給量を前記循環量と前記排出量との間の差で除算した値にほぼ等しい回数だけ循環される、項目46に記載の方法。
(項目55)前記透析液が、約8時間以下の処置期間全体にわたって、前記流体ループ内に連続的に供給されて循環し、前記流体ループから排水される、項目46に記載のシステム。
(項目56)前記透析液を含む治療流体を浄化してから、前記流体ループに沿って患者の腹膜内に流入して貫流し、腹膜から流出するように循環させて、溶質の少なくとも一部分を治療流体から除去するステップをさらに含む、項目46に記載の方法。
(項目57)前記流体ループに流入し、前記流体ループから流出する治療流体の流量を自動的に制御するステップをさらに含む、項目46に記載の方法。
(項目58)前記流体ループが、処置時おける治療流体の容積の可変増加に適応するように調節することが可能な、項目46に記載の方法。
(項目59)透析療法に使用する透析液の量を減少させる方法であって、
流体回路を患者の腹膜内のカテーテルと連通させて結合し、それにより流体ループを画定し、治療流体が、前記流体ループに沿って腹膜内に流入して貫流し、腹膜から流出するように循環させることを可能にするステップと、
約25リットル以下の量の透析液の供給源を、ある供給量で前記流体ループに供給するステップと、
透析液を含む治療流体を前記流体ループに沿って循環させ、治療上効果的な量の限外濾過液および溶質を患者から除去するステップと、
治療流体の前記流体ループを、ある排出量で排水するステップと、
排出前に透析液を前記流体ループに沿って複数回循環させるステップとを含む方法。
(項目60)治療流体の容積の増加に適応するように、前記流体ループの容積容量を増加させるステップをさらに含む、項目59に記載の方法。
(項目61)前記流体の容積の増加が、前記限外濾過液を患者から除去することによるものである、項目60に記載の方法。
(項目62)前記流体の容積の増加が、前記流体ループに追加される1種類または複数の溶液であって、患者内に流入して貫流し、患者から流出するように再循環させる前に、前記透析液の拡散特性を強化することができる溶液によるものである、項目60に記載の方法。
(項目63)前記溶液が、2.5%のデキストロースベースの溶液、3.5%のデキストロースベースの溶液、4.25%のデキストロースベースの溶液、4.25%を超えるデキストロースベースの溶液、およびこれらの組合せから成る群から選択される浸透圧剤溶液を含む、項目62に記載の方法。
(項目64)患者内に流入して貫流し、患者から流出するように再循環させて、溶質の少なくとも一部分を治療流体から除去する前に、透析液を含む治療流体を浄化するステップをさらに含む、項目59に記載の方法。
(項目65)炭素、活性炭およびこれらの組合せから選択される吸着材料を使用して、溶質の部分を治療流体から非選択的に除去する、項目64に記載の方法。
【0020】
本発明による連続流透析療法のシステムおよび方法は、一般に、患者に接続され、それにより流体ループまたは経路を画定する流体回路であって、透析液またはその他の適切な治療流体を、患者の腹膜に流入して貫流し、腹膜から流出する循環させ、治療上効果的な量の過剰な水分、尿毒症毒素および/またはその他を含む溶質を除去することが可能な流体回路を備える。
【0021】
一実施態様では、透析液は、流体ループに沿ってある循環量で循環し、好ましくは連続的に循環する時に、ある供給量で供給され、ある排出量で排出される。供給量、排出量および循環量は、透析液が排出前に流体ループに沿って複数回循環し、再利用されたることが可能であるように制御可能に調節することができる。これに関して、透析液の量は効果的に最小限にすることができ、しかも、尿素、クレアチニンまたはその他の溶質の浄化を臨床上許容可能な基準、またはこうした基準を超えるように維持することが可能であると考えられる。
【0022】
供給量および排出量は、一実施態様では、循環量未満の量にほぼ等しい量に維持することができる。これに関して、透析液を流体ループに沿って循環させることができる回数は、循環量に対する供給量または排出量の比率に比例して増加させることができる。たとえば、循環量が、供給量および排出量の両方に比べて約2倍多い場合、透析液は、排出前に流体ループに沿って約2回通過することが可能である。一実施態様では、透析液は、排出前に、流体ループ内を約2回、3回またはその他の適切な回数だけ通過することが可能である。
【0023】
本発明は、たとえば、患者の使用に関連するクオリティオブライフ問題を向上させるために自動化することができる。一般に、透析液の流量は、制御可能に調節することができる。たとえば、サイクラーを使用して、流体ループに流入し、流体ループから流出する透析液の量を自動的に制御し、患者が、処置時に透析液の多数の供給バッグを手動で交換する必要性をなくすことができる。一実施態様では、サイクラーは、ポンピング機械に結合されたマルチパス流体回路と、流体ループに流入し、流体ループから流出する透析液を自動的に制御する一連のバルブとを備える。
【0024】
一実施態様では、透析液は、患者の腹膜に流入して貫流し、腹膜から流出して再循環する前に浄化することができる。これは、溶質および過剰な水分を患者から除去することを容易にする。これに関して、効果的な処置を行なうのに必要な透析液の量は、再利用前の透析液の浄化により、さらに最小限になる。一実施態様では、溶質を透析液から非選択的に除去することが可能な吸着材料を使用することができる。この種の材料は、たとえば炭素、活性炭および/またはその他の適切な材料を含むことができる。
【0025】
本発明はまた、処置時における治療流体量の増加に適応するように構成することも可能である。これに関して、循環流体ループ内に供給される新たな透析液の量を含む治療流体の量は、最適に使用される。たとえば、本発明は、透析液が患者の腹膜に流入して貫流し、腹膜から流出して循環する時に、流体ループ内を通過可能な限外濾過液を追加することにより、治療流体の量の増加に適応するように構成することができる。これに関して、流体回路に対する限外濾過液の追加は、実際上、追加量と流体ループとの接触を維持することにより、溶質を除去する能力を高めることができる。
【0026】
本発明の利益は、透析療法を行なうための改善されたシステムおよび方法を提供することである。
【0027】
本発明の別の利点は、連続流腹膜透析のための改善されたシステムおよび方法を提供することである。
【0028】
本発明のさらに別の利点は、透析液を含む治療流体を処置時に再利用できるシステムおよび方法を提供することである。
【0029】
本発明のさらに別の利点は、効果的な処置に必要な透析液の量を効果的に最小限にするか、または減少させることが可能な透析療法のシステムおよび方法を提供することである。
【0030】
本発明のさらに別の利点は、家庭の環境で、患者が安全かつ便利に管理することが可能な透析療法を行なうための改善されたシステムおよび方法を提供することである。
【0031】
本発明のさらに別の利点は、透析液が患者の腹腔内に流入して貫流し、腹腔から流出して複数回循環することが可能で、透析液の循環量に比例する制御された量で供給および排出されるシステムおよび方法を提供することである。
【0032】
本発明のさらに別の利点は、透析液を含む治療流体を処置時に最適に利用できるように、治療流体の量の増加に適応することが可能なシステムおよび方法を提供することである。
【0033】
本発明のさらに他の特徴および利益は、以下の本発明の詳細な説明および図面に記載されており、これらの説明および図面から明らかとなる。