特許第6581753号(P6581753)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6581753
(24)【登録日】2019年9月6日
(45)【発行日】2019年9月25日
(54)【発明の名称】タイル貼着シートの製造方法
(51)【国際特許分類】
   E04F 13/08 20060101AFI20190912BHJP
【FI】
   E04F13/08 102G
   E04F13/08 102C
   E04F13/08 102L
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-138689(P2017-138689)
(22)【出願日】2017年7月18日
(62)【分割の表示】特願2013-192479(P2013-192479)の分割
【原出願日】2013年9月18日
(65)【公開番号】特開2017-186897(P2017-186897A)
(43)【公開日】2017年10月12日
【審査請求日】2017年8月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】513235441
【氏名又は名称】藤垣窯業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098741
【弁理士】
【氏名又は名称】武蔵 武
(72)【発明者】
【氏名】藤垣 伊織
【審査官】 村田 泰利
(56)【参考文献】
【文献】 特公昭36−013982(JP,B1)
【文献】 特開2003−268957(JP,A)
【文献】 特開昭52−071837(JP,A)
【文献】 特開平08−239983(JP,A)
【文献】 実開昭58−075830(JP,U)
【文献】 特開2001−115786(JP,A)
【文献】 米国特許第02852932(US,A)
【文献】 国際公開第2006/100551(WO,A1)
【文献】 実開昭52−136422(JP,U)
【文献】 実開昭58−174545(JP,U)
【文献】 実開昭59−085841(JP,U)
【文献】 特公昭46−014389(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04F 13/00−13/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表裏両面に貼着層を有するベースシートと、
そのベースシートの表面に所定の目地空間を設けて配列され且つそのベースシートの表面に前記貼着層を介して貼着される複数のタイル片と、
厚みがタイル片の厚みより小さく且つ外寸がベースシートとほぼ同じであり、ベースシートに配列されるタイル片の形状と配置に合わせて象られ且つベースシート側に向かって拡大するテーパ状の貫通額孔を有すると共にベースシートの表面に前記貼着層を介して貼着される軟質樹脂シートと、を備えてなるタイル貼着シートの製造方法であって、
前記ベースシートの表面に先に前記軟質樹脂シートの裏側を貼着して固定し、
その後、前記タイル片を、裏面を前記軟質樹脂シートの表面に向けた状態で前記貫通額孔に嵌め入れ、そうしてタイル片の裏面を前記貼着層に押し付けることにより、当該タイル片をベースシートに貼着させるようにしたことを特徴とするタイル貼着シートの製造方法。
【請求項2】
記タイル片は、裏面に貼着層を設けずに前記ベースシートの表面の前記貼着層のみによって貼着されるものであり、
さらに前記軟質樹脂シートも、裏面に貼着層を設けずに前記ベースシートの表面の前記貼着層のみによって貼着されるものであることを特徴とする請求項1記載のタイル貼着シートの製造方法
【請求項3】
前記複数のタイル片は、四角いベースシートの表面に所定の目地空間を設けて縦横に配置されるものであって、両端に位置する縦二列横二列のうち縦横各一列の外縁を前記ベースシートの角を挟んで隣合う二辺に合致させる一方、他の縦横各一列の外縁と前記ベースシートの他の二辺との間に前記目地空間一つ分の隙間が形成されるように配置されるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のタイル貼着シートの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、室内の壁面や家具の外表面等の被着面にタイルを貼着して装飾するためのタイル貼着シートの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、基材シートの表裏両面に粘着面を設けて両面粘着シートを形成し、その両面粘着シートの表面に複数のタイル片を接合すると共に裏面の粘着面を被着面に接合するようにしたタイル貼着シートがある(特許文献1参照)。
このタイル貼着シートは、タイル片の表面に透明シートが貼着されており、まず全部を被着面に貼り付けてから前記透明シートを剥がし、その後、タイル片の目地部に目地材を導入する、というものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実登第3071347号公報(段落0019、図5
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来のタイル貼着シートは、被着面に貼り付けた後のタイル片の目地部に目地材を導入するようになっているが、従来の左官工事によるものと遜色のない仕上がりにするにはそれ相応の技量が必要である。したがって、左官工事の経験のない一般需要者が綺麗な目地に仕上げることはきわめて困難であり、もちろん時間も掛かる。加えて目地材には一般に目地用のモルタルが使われるため、吸水性があって汚れやすく且つ汚れた場合の掃除が難しい、等の問題もあった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みなされたもので、その目的は、左官経験のない一般需要者でも簡単且つ綺麗にタイルを貼ることができ、しかも汚れても簡単に掃除が可能なタイル貼着シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため本発明は、請求項1に記載したように、
表裏両面に貼着層を有するベースシートと、
そのベースシートの表面に所定の目地空間を設けて配列され且つそのベースシートの表面に前記貼着層を介して貼着される複数のタイル片と、
厚みがタイル片の厚みより小さく且つ外寸がベースシートとほぼ同じであり、ベースシートに配列されるタイル片の形状と配置に合わせて象られ且つベースシート側に向かって拡大するテーパ状の貫通額孔を有すると共にベースシートの表面に前記貼着層を介して貼着される軟質樹脂シートと、を備えてなるタイル貼着シートの製造方法であって、
前記ベースシートの表面に先に前記軟質樹脂シートの裏側を貼着して固定し、
その後、前記タイル片の裏面を前記軟質樹脂シートに向けてそのタイル片を裏面側から前記貫通額孔に嵌め入れ、そうしてタイル片の裏面を前記貼着層に押し付けることにより、当該タイル片をベースシートに貼着させるようにしたタイル貼着シートの製造方法を提供する。
【0007】
また、請求項2に記載したように、
記タイル片は、裏面に貼着層を設けずに前記ベースシートの表面の前記貼着層のみによって貼着されるものであり、
さらに前記軟質樹脂シートも、裏面に貼着層を設けずに前記ベースシートの表面の前記貼着層のみによって貼着されるものである請求項1記載のタイル貼着シートの製造方法を提供する。
【0008】
また、請求項3に記載したように、
前記複数のタイル片は、四角いベースシートの表面に所定の目地空間を設けて縦横に配置されるものであって、両端に位置する縦二列横二列のうち縦横各一列の外縁を前記ベースシートの角を挟んで隣合う二辺に合致させる一方、他の縦横各一列の外縁と前記ベースシートの他の二辺との間に前記目地空間一つ分の隙間が形成されるように配置されるものである請求項1又は2に記載のタイル貼着シートの製造方法を提供する。
【0009】
【発明の効果】
【0010】
本発明の製造方法によれば、ベースシートに先付けした軟質樹脂シートの貫通額孔にタイル片を嵌め入れて貼着層に押し付けるようにしたため、各タイル片をベースシートの貼着層に確実に貼り付けることができる。
なお、本発明の製造方法により製造されたタイル貼着シートは、ベースシートの表面に貼着された全てのタイル片が軟質樹脂シートの貫通額孔に嵌っており、また、軟質樹脂シートの厚みがタイル片より小さいため、外観上、軟質樹脂シートが目地材のごとくに見える。
したがって、タイル片同士の目地空間に目地材を施す専門的な技量も必要なければ時間も掛からない。
しかも軟質樹脂シートは、少なくとも表面が耐水性を有するため、汚れが付着しても簡単に拭き取ることができ、また、カビも生えにくいから、目地用モルタル等の目地材に比べてメンテナンスが格段に容易である。
【0011】
また、ベースシートに軟質樹脂シートを貼着する工程を製造工場で行い、需要者が、前記ベースシートを自宅の壁等の被着面に貼着して軟質樹脂シートの貫通額孔にタイル片を嵌める工程を行うようにすることもできるため、専門的な技量を持たない素人でも、自由にデザインしながらタイル貼りを楽しむことができる。
【0012】
また、請求項2の製造方法によれば、タイル片と軟質樹脂シートの何れにも貼着層がないため、複数のタイル片同士が貼り付く煩わしさがなく、また、軟質樹脂シートの製造及び取扱いが容易になる効果がある。
【0013】
また、請求項3の製造方法により製造されたタイル貼着シートは、ベースシートの角を挟んで隣合う二辺に目地空間が形成され、角を挟んで隣合う他の二辺には目地空間が形成されないため、複数のタイル貼着シートを横や上下に並べて連続させた場合に、タイル貼着シート同士の継ぎ目の目地空間が二本分に連なる(太くなる)不具合を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】一枚のタイル貼りシートの一部拡大図を含む全体斜視図である。
図2】一枚のタイル貼りシートの一部拡大図を含む分解斜視図である。
図3】被着面に貼着した状態を示す中間を省略したタイル貼りシートの拡大断面図である。
図4】他の形態を示す一枚の軟質樹脂シートの一部拡大図を含む全体斜視図である。
図5】他の形態を示すタイル貼りシートの要部の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
実施形態のタイル貼着シート1は、図1図3に示したように、ベースシート2と、複数のタイル片3,3…と、軟質樹脂シート4と、から概略構成されている。
【0016】
[ベースシート]
前記ベースシート2は、例えば約300mm×300mmの四角い紙又は合成樹脂製の薄いシートであり、裏面と表面に粘着剤又は接着剤を塗布してなる貼着層(図示せず)を有する。
【0017】
[タイル片]
前記タイル片3は、陶磁器、ガラス、合成樹脂、金属、竹、木、石などで形成されている。また、タイル片3は、表面が装飾面で、裏面がほぼ平らな接合面になっており、前記べースシート2の表面に所定の目地空間5を設けて配列され且つそのベースシート2の表面に前記貼着層を介して貼着される。
実施形態のタイル片3は、表面に釉薬を施して焼成した陶磁製で、約22mm×22mm×6mmの四角い板状であり、前記ベースシート2の表面に2mm〜3mmの目地空間5を設けて12個×12個配列されている。
なお、タイル片3,3…の目地空間5は、被着面6の縁に用いる特殊なもの(これについては後述する。)を除いて、図1図3に示したようにベースシート2の角を挟んで隣合う二辺(図において左辺と下辺)にはない。これにより、複数のタイル貼着シート1,1…を横や上下に並べて連続させた場合に、タイル貼着シート1,1…同士の継ぎ目の目地空間5が二本分に連なる(太くなる)不具合を回避することができる。
【0018】
[軟質樹脂シート]
前記軟質樹脂シート4は、例えば軟質の塩化ビニル樹脂を主成分とする白色系のものであり、耐水性と適度な弾性を有する。この軟質樹脂シート4は、厚みがタイル片3の厚みより小さく、実施形態ではほぼ半分(約3.5mm)である。軟質樹脂シート4は、外寸が前記ベースシート2とほぼ同じで、ベースシート2に配列される前記タイル片3,3…の形状と配置に合わせて象った貫通額孔7,7…を有しており、ベースシート2の表面の貼着層に前記目地空間5を埋めるような状態に貼着されている。
【0019】
[貼着方法1]
次に、実施形態のタイル貼着シート1の貼着方法1について説明する。
まず、ベースシート2の表裏両面の貼着層は、剥離可能な剥離紙(図示せず)で保護されている。そのため、表面の剥離紙を剥がしてその表面の貼着層に図2の分解斜視図に示したように軟質樹脂シート4を貼着する。
次に、その軟質樹脂シート4の貫通額孔7,7…にタイル片3,3…を嵌めてベースシート2の貼着層に押し付ける。これによりタイル片3がベースシート2の表面に貼着層を介して貼着される。
こうして製造されたタイル貼着シート1は、図1の斜視図に示したようにベースシート2の表面に貼着された全てのタイル片3,3…が軟質樹脂シート4の貫通額孔7,7…に殆ど隙間なく嵌っており、しかも軟質樹脂シート4はタイル片3より厚みが小さいため、外観上、軟質樹脂シート4が目地材のごとくに見える。
このタイル貼着シート1を例えば建物室内の壁面等の被着面6に貼着するには、ベースシート2の裏面の剥離紙を剥がして必要な枚数を縦横に並べて貼り付けるだけでよい。
【0020】
[貼着方法2]
次に、実施形態のタイル貼着シート1の貼着方法2について説明する。
まず、貼着方法1と同様にベースシート2の表面の剥離紙を剥がしてその表面の貼着層に軟質樹脂シート4を貼着する。
次に、ベースシート2の裏面の剥離紙を剥がして前記被着面6にそれを貼着し、もって軟質樹脂シート4を被着面6に先付けする。この作業を繰り返して被着面6の全体に軟質樹脂シート4,4…を先付けする。
次に、被着面6に先付けした軟質樹脂シート4の貫通額孔7,7…にタイル片3,3…を嵌めて貼着する。
この貼着方法2によれば、ベースシート2に軟質樹脂シート4を貼着するまでの工程を予め製造工場で行い、その軟質樹脂シート4とベースシート2の結合体と、必要数(軟質樹脂シート4の貫通額孔7の数と同数以上)のタイル片3,3…と、を購入した需要者が、前記のように自宅の壁等の被着面6に軟質樹脂シート4,4…を先付けし、そうして貫通額孔7,7…にタイル片3,3…を自由に配置しながら嵌め込めば、タイル貼りしたオリジナルの壁面が簡単に施工できる。
【0021】
ところで、実施形態のタイル貼着シート1は、主として被着面6の縁以外の部分に使用するものであって、前記のように左辺と下辺に目地空間5が設けられていない。そのため、例えばこれを被着面6の左の縁や下の縁に配置した場合には目地相当の空間がない分、アンバランスに見える。したがって、好ましくは被着面6の左の縁に対応するタイル貼着シート1には、軟質樹脂シート4の左辺に目地空間相当の縦枠を付加し、また、被着面6の下の縁に対応するタイル貼着シート1には、軟質樹脂シート4の下辺に目地空間相当の横枠を付加し、さらに被着面6の左下隅角部に対応するタイル貼着シート1には、前記縦枠と横枠を付加するとよい。
【0022】
一方、実施形態の例では、被着面6の左上隅角部を基点にしてタイル貼着シート1を貼り始め、そこから被着面6の右の縁や下の縁に到達したとき、被着面6の縁とタイル貼着シート1の端が揃わない場合がある。
もしその差がタイル片3の整数倍であれば、一般的なカッターで軟質樹脂シート4とベースシート2を切断して余分なタイル片3の分だけタイル貼着シート1を短くすればよい。
【0023】
また、もし前記の差が一個のタイル片3に満たない場合には、図4に示した軟質樹脂シート4を使用することで不体裁な余白を残さず綺麗に対応することができる。
すなわち、図4に示した軟質樹脂シート4は、直角を挟んで隣合う右辺と下辺に長さ調整用の延設片8を設けたものであり、これを被着面6の右下隅角部に対応するタイル貼着シート1に適用して被着面6の縁からはみ出す延設片8を適宜切り落とせば、被着面6の縁とタイル貼着シート1の端の間に不体裁な余白が生じない。
【0024】
なお、この延設片8は、被着面6の右下隅角部以外の右縁に対応するタイル貼着シート1では右の一辺にのみ設ければよく、また、同じく被着面6の下縁に対応するタイル貼着シート1では下の一辺にのみ設ければよい。
また、実施形態では、被着面6の左上隅角部を基点にタイル貼着シート1を貼り始める場合について説明したが、右上隅角部を基点にタイル貼着シート1を貼り始める場合については、延設片8をタイル貼着シート1の左辺に設ければよい。
さらにまた、延設片8をタイル貼着シート1の左右両辺に設けて不要な側の延設片8を完全に切り落とし、反対側の延設片8で長さを調整するようにすれば、一種の軟質樹脂シート4で被着面6の左上隅角部を基点にタイル貼着シート1を貼り始める場合と、右上隅角部を基点にタイル貼着シート1を貼り始める場合の何れにも対応することが可能である。
【0025】
以上本発明を実施の形態について説明したが、もちろん本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、実施形態では、軟質樹脂シート4の貫通額孔7を貫通方向に真っ直ぐな直孔状にしたが、図5のように前記貫通額孔7を貫通方向の裏面に向かって拡大するテーパ孔状にしてもよい。貫通額孔7が直孔状である実施形態の構成では、貫通額孔7とタイル片3の嵌合を密にするほど、タイル片3を嵌合させる際に貫通額孔7の内周面が巻き込まれ、その反力でタイル片3がベースシート2の貼着層から浮き上がるおそれがある。これに対し図5のように貫通額孔7を裏面に向かって拡大するテーパ孔状にした場合には、前記した反力が軽減されるため、実施形態に比べて貫通額孔7とタイル片3の嵌合を密にすることができる。
【0026】
また、実施形態の軟質樹脂シート4の表面側の上下左右の縁であって、人に触れる可能性があるコーナー部にR面取りを施すようにしてもよい。そうすることにより、人が接触した場合の安全性と見た目の柔らかさを向上させることができる。
また、実施形態では、ベースシート2の表面に貼着層を設けて軟質樹脂シート4とタイル片3を貼着するようにしたが、軟質樹脂シート4とタイル片3の裏面に貼着層を設けるようにしてもよい。
また、実施形態ではタイル片3を正方形の板状に形成したが、長方形はもちろん、円形や三角形等の多角形にしてもよい。
【0027】
また、実施形態の貼着方法1では、ベースシート2に軟質樹脂シート4を貼着してから貫通額孔7にタイル片3を嵌め込むようにしたが、タイル片3の配列を高精度にしなければならない、という貼着方法1との比較において高レベルな技術的課題はあるものの、ベースシート2にタイル片3を先に貼着してから軟質樹脂シート4を貼着するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0028】
1 …タイル貼着シート
2 …ベースシート
3 …タイル片
4 …軟質樹脂シート
5 …目地空間
6 …被着面
7 …貫通額孔
8 …延設片
図1
図2
図3
図4
図5