(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記アクセス要求は、前記現在の製品情報コンテンツのリンクアドレスを含み、前記リンクアドレスは、前記現在の製品情報コンテンツの前記パラメータ値を含み、および、
前記アクセス要求を解析することによって、前記現在の製品情報コンテンツの前記パラメータ値を前記決定することは、
前記リンクアドレスを解決して、前記パラメータ値を抽出することを含む、
請求項4に記載の方法。
前記製品情報データベースは、様々な製品情報コンテンツの複数のパラメータ値、および前記様々な製品情報コンテンツに関連付けられた複数の製品情報詳細を記憶し、前記複数のパラメータ値は、前記現在の製品情報コンテンツの前記パラメータ値を含む、
請求項3に記載の方法。
推奨製品の推奨製品情報を前記製品情報データベース内で検索することであって、前記推奨製品情報は、前記パラメータ値を介して、前記現在の製品情報コンテンツに関連している、ことと、
前記ランディングページの前記コンテンツの中に前記推奨製品情報のうちの少なくとも一部を含めることと、
をさらに含み、
前記推奨製品情報は、前記パラメータ値に関連して予め設定された類似ルールに従って定義される、
請求項3に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本開示の上記の目的、特徴、および利点の理解を容易にするために、本開示を添付図面および例示の実施形態と併せて更に詳細する。本明細書では、例えば、「手法(複数可)」という用語は、前述の文脈および本開示全体を通じて許容される方法、装置、デバイス、システム、および/またはコンピュータ可読命令を指し得る。
【0023】
図1は、本開示に従ってページコンテンツを生成するための第1の実施例方法のフローチャートである。本方法は、以下のように、種々のブロックで説明される。
【0024】
ブロック101で、コンピュータは、アクセスページ上の現在の製品情報コンテンツに対するユーザによるアクセス要求を、ブラウザを介して受信する。
【0025】
一実施形態では、アクセスページはウェブページであり、製品情報サーバシステムは、ユーザによりアクセスされるウェブページ上に製品情報コンテンツを配置する。こうするためには、製品情報コンテンツをウェブページのHTMLテキストに追加すればよい。実際には、製品情報コンテンツは、対応するコードをHTMLテキスト内に配置することにより追加される。コードは、表示される製品情報、表示される製品情報のパラメータ値、および製品情報と関連付けられたリンクアドレスを含み得る。リンクアドレスは、別のウェブページであるランディングページ(landing page)に通じる。
【0026】
ユーザは、ブラウザを用いて、製品情報コンテンツを含むアクセスページを訪問する。アクセスページは、人気製品の情報を集めたウェブページ、ウェブサイトのホームページ、サブページ、またはウェブページのサイドバーであり得る。ユーザがアクセスページを訪問すると、アクセスページは、製品情報サーバシステムにより配置された製品情報コンテンツを表示する。表示された製品情報コンテンツは、画像、テキスト、および映像で表示される製品名、製品の価格、および製品の写真等の、基礎情報を通常は含む。
【0027】
表示された製品情報コンテンツの例を
図7に示すが、同図は製品情報を表示しているウェブページ700の概略図である。矢印701は、デザイナーハンドバッグの製品情報(例えば、画像)を表示する領域を指し、同領域は種々のハンドバッグの製品情報を含むランディングページ800(
図8)にリンクしている。
【0028】
ユーザが、矢印701で指される領域内に表示された製品情報(例えば、画像)をクリックすると、アクセス要求が生成されてサーバに送信され、同サーバはアクセス要求を受信すると、より多くの製品情報をブラウザに返してランディングページ800に表示されるようにする。
【0029】
ブロック102で、コンピュータは、アクセス要求を構文解析することにより、現在の製品情報コンテンツのパラメータ値を決定する。
【0030】
ユーザがアクセスページ上に表示された現在の製品情報コンテンツをクリックすると、表示された製品情報コンテンツと関連付けられたリンクアドレスが起動される。例えば、ブラウザが、表示された製品情報と関連付けられたウェブリンクに追従して
図8に示すランディングページ800にジャンプし、同ページで異なるブランドのハンドバッグのより多くの情報を表示する。通常は、ランディングページ800は、アクセスページ700に表示される製品情報コンテンツに関係付けられたより詳細な製品情報を提供し得る。
【0031】
より具体的には、ブラウザは、現在の表示された製品情報と関連付けられたパラメータ値を、ユーザにより最新に訪問されたアクセスページのHTMLテキストから抽出し、このパラメータ値を現在の表示された製品情報の下層のリンクアドレス(例えば、URLアドレス)に挿入し、結果として得られたリンクアドレスを含むアクセス要求(今ではブラウザにより抽出されたパラメータ値を含む)をサーバに送信する。
【0032】
アクセス要求を受信すると、サーバはアクセス要求を構文解析して現在の製品情報のパラメータ値を決定する。
【0033】
ブロック103で、コンピュータは、製品情報データベース内を検索して、パラメータ値を一致させることにより現在の製品情報コンテンツと関連付けられた製品情報詳細を見つける。
【0034】
一実施形態では、製品情報サーバシステムは、種々の製品情報のパラメータ値および対応する製品情報詳細を記憶する、製品情報データベースを事前構成しており、この製品情報詳細は種々の製品の詳細説明であり得る。例えば、製品情報詳細は、詳細な製品仕様、またはユーザガイド等でもよい。一実施形態では、製品情報コンテンツのパラメータ値は製品番号を含んでもよい。製品情報データベースは、各製品の製品番号および製品情報詳細を記憶する。
【0035】
携帯電話の製品情報を例にとれば、表1は、携帯電話についてのパラメータ値(この例では製品番号)および製品情報詳細を列記している。製品情報詳細は、製品番号に従って取得され得る。
【0037】
別の実施形態では、パラメータ値は、例えば、製品情報発行者の名前と製品の名前とにより構成される識別子等の、製品情報の固有識別子も含み得る。製品情報データベースは、種々の製品情報コンテンツを配信する製品情報発行者の名前、製品名、およびそのような情報とウェブページ(アクセスページ)上に配置される種々の製品情報との間の対応関係を記憶する。対応関係は、ユーザによりアクセスされる製品情報と関連付けられた製品情報詳細を見つけるために使用される。
【0038】
ブロック104で、コンピュータは、現在の製品情報コンテンツと関連付けられた製品情報詳細を用いて、ランディングページのコンテンツを自動的に編成し、ランディングページのコンテンツをブラウザに返す。
【0039】
ランディングページの手動による事前設定を要する現行の手法とは対照的に、本開示では、コンピュータ(例えば、サーバまたはサーバシステム)は、ユーザによりアクセスされた現在の製品情報コンテンツと関連付けられた製品情報詳細を獲得し、製品情報詳細を用いてランディングページのコンテンツを自動的に編成し、新たなコンテンツをブラウザに返してランディングページを生成する。このことは、手動の仕事量および労働費用を減少させる。更に、ランディングページは、ユーザによりアクセスページ上で当初アクセスされた製品情報に対応する製品情報詳細を表示するので、ユーザは、同じ製品に対して追加的な検索を要することなく、サーバから返される関連する詳細な製品情報を受信する。このことは、ユーザが製品の検索に費やす時間量を減少させ、またサーバ上のトラフィックの負担を減少させる。
【0040】
本願の実施形態では、ブロック104は、以下の下位ブロックを更に含み得る。第1の下位ブロックは、製品情報のリンクアドレスに従って対応するHTMLテキストを取得し得、第2の下位ブロックは、製品情報の製品情報詳細をHTMLテキストに挿入し、結果として得られたHTMLテキストをランディングページのコンテンツに使用する。
【0041】
上述のように、製品情報のアクセス要求を受信すると、サーバは、リンクアドレスに含まれる製品情報パラメータを用いて製品情報データベースを検索することにより製品情報詳細を得る間、同時に、ランディングページのHTMLテキストと、更には得られた製品情報詳細に基づいて自動的かつ動的に編成されるランディングページのコンテンツとを取得し得る。先行技術の手法では、各リンクアドレスに対するHTMLテキストは事前設定されていて固定されている。異なる広告には、異なる事前設定されたHTMLテキストを要する。対照的に、本開示の実施形態によれば、各リンクアドレスに対するHTMLテキストは、当初は、当初のHTMLテキストに従って事前に定義付けられた領域を有するフレームワークを含む単なるウェブページテンプレートで構わない。製品情報詳細を受信すると、サーバは、製品情報詳細情報をHTMLテキストに事前に定義付けられた領域に追加する。結果として得られたHTMLテキストは拡大版であり、ブラウザに返されるランディングページのコンテンツとして用いられる。ブラウザは、次いで、コンテンツを所望の様態でランディングページ上に描画する。
【0042】
一実施形態では、製品情報パラメータはまた、検索キーワード、価格データ、製品カテゴリデータ、および製品販売促進データのうちの1つ以上を含み得る。その中で、検索キーワードは、ユーザが製品情報を検索するときに、ユーザによりウェブページの検索ボックス内に入力されるキーワードであり得る。例えば、ユーザがノキアの携帯電話の製品情報を検索する場合、ユーザは「ノキアスマートフォン」を検索ボックス内に入力する。ブラウザは、そのウェブページを閲覧するユーザの行動データを記録する。そのような行動データは、最新に入力された検索キーワードを含み得る。ユーザが結果として得られた製品情報上をクリックすると、ブラウザは、行動データから検索キーワードを得て、それを製品情報のリンクアドレスに挿入する。
【0043】
価格データ、製品カテゴリデータ、および製品販売促進データに関して、ブラウザは、製品番号(またはID)に基づいて製品情報データベースを検索することによりそれらの情報を入手し得る。この機能を支援するために、製品情報データベースは、各製品番号に対応する製品情報詳細のみならず、各製品情報に対応する価格データ、製品カテゴリデータ、および製品販売促進データのうちの1つ以上をも記憶する。製品情報データベースは、種々の製品情報のウェブページ配置コンテンツも記憶する。
【0044】
表2は、特定の実施例に従って、製品情報データベース内の携帯製品情報のパラメータ値とその製品情報詳細とを示す。
【0046】
本方法の他の実施形態によれば、コンピュータは、ユーザにより最新にアクセスされた製品情報に基づいて、1つ以上の推奨製品の推奨製品情報を更に見つけ得る。推奨製品情報を見つけるために、コンピュータは、検索キーワード、価格データ、製品カテゴリデータ、および販売促進データのうちのいずれか1つまたは組合せを用いて、製品情報データベースを検索し得る。
【0047】
上記の表2は、製品情報データベース内のパラメータ値と製品情報詳細との間の対応関係の例を示す。製品番号と同様に、検索キーワード、価格データ、製品カテゴリデータ、および販売促進データ等の、他のパラメータ値を、ユーザが、表示された製品情報を含む広告をクリックした後に、リンクアドレス内に挿入することができる。アクセス要求を受信すると、サーバは、製品情報詳細の取得に加えて、同一または類似のパラメータ値を有する推奨製品情報を見つけるために1つ以上のパラメータ値を使用し、推奨製品情報等と関連付けられた製品を、ユーザによりアクセスされた当初の製品と共に推奨し得る。
【0048】
例えば、製品情報は、ユーザによりアクセスされる現在の製品情報のものと同一のまたは類似する検索キーワード、価格、業種、または販売促等の、パラメータ値のうちの少なくとも1つを有していれば、推奨製品情報としての適格性を有する。事前に定義付けられた類似性規則を用いて、類似性が測定され得る。
【0049】
表2のデータを例にとれば、ユーザが製品情報を訪問後、サーバは、検索キーワードを用いて推奨製品情報を見つけ得る。具体的には、サーバは、「スマートフォン」という同一のキーワードを共有する他の種の製品情報を見つけることができ、そのような製品情報を推奨製品情報として使用し得る。
【0050】
別の例では、「3つ買えば1つは無料」セールで販売促進されているペーパータオルの製品情報上をユーザがクリックすると、サーバは、「3つ買えば1つは無料」セールでやはり販売促進されている事務机の情報を見つけ、これら2つの品目は、この点以外では関係が無い可能性があるが、同様の販売促進に関心のある購買者を支援するためにそのような追加的な情報を返送し得る。
【0051】
ランディングページが固定されている先行技術の手法と比較して、本明細書に開示する方法は、ユーザによりアクセスされた現在の製品情報と同一のまたは類似するパラメータ値を共有する推奨製品情報を、自動的に提供し得る。本方法は、無関係な製品情報の提示を回避し、推奨精度を向上し、ネットワーク資源の使用効率を向上する。
【0052】
実際には、推奨精度は、キーワード、価格データ、製品カテゴリデータ、および販売促進データのうちの2つ以上を組み合わせることにより、更に向上し得る。例えば、上の例では、ペーパータオルは、その製品カテゴリデータとして「食料雑貨品」を有するが、事務机は、その製品カテゴリデータとして「事務用設備」を有する。製品カテゴリデータと販売促進データとの両方を組み合わせて推奨製品についてフィルタ処理をすると、事務机は、同様の特売による販売促進がされているが異なるカテゴリに属するため、推奨され得ない。代わりに、手洗浄用洗剤等の別の食料雑貨製品が、食料雑貨品を捜しているユーザのニーズに合致し得るので、事務机よりも推奨する製品としてよりよい商品であり得る。そのような組合せは、精度を向上し、所望の製品を見つける際にユーザの検索時間を短縮し、同時にユーザのサーバ上のトラフィック負担を軽減し得る。
【0053】
複数のパラメータ値を用いて推奨製品情報をフィルタ処理するときには、候補の製品情報と現在の製品情報との間の類似性が、各パラメータに関して定量的に計算され得、その類似性に基づいて候補製品情報と現在の製品情報との間の全体的一致度を更に計算することができる。複数の候補製品情報が、それらそれぞれの全体的一致度に従ってランク付けされ得、最高位にランク付けられたものが推奨製品情報として使用され得る。
【0054】
例えば、ある特定の携帯電話のユーザ訪問情報を想定すると、サーバは、販売促進データと価格データとの組合せを用いて推奨製品情報のフィルタ処理を行う。データベース内の4つの例示製品の各々の製品情報を携帯電話情報と比較すると、以下の通りである。
【0056】
一致度の計算に際しては、各候補製品と参照製品(携帯電話)との間の組み合わせた2つのパラメータ、即ち販売促進データおよび価格データ、の各々に関する類似性が、最初に計算される。上の表に示したように、販売促進データの類似性は、送料無料を有する商品とやはり送料無料を有する携帯電話との間では1.0と、「ボーナス300音声料金」と送料無料との間では0.3と決定される一方、「30%オフ」と送料無料との間では0.2である。価格データの類似性に関しては、2つの価格が近いほど、類似性は高い。例えば、2000の価格と携帯電話の価格の2000との間の類似性は1.0であり、1500と2000との間のそれは0.8である一方、150と2000との間のそれはわずか0.1である。
【0057】
異なるパラメータに関する類似性に、全体的一致度を計算するために異なる重みを与えてもよく、このことを類似性の加重合計と定義し得る。例えば、販売促進データの類似性と価格データの類似性の各々が0.5の重みを有するとすれば、電子書籍と携帯電話との間の一致度は0.3×0.5+0.8×0.5=0.55と計算される。同様に、他の3つの製品と携帯電話との間の一致度は、それぞれ、0.55(マウス)、0.6(ハンドバッグ)、および0.65(事務机)である。これらの製品は、一致度に従ってランク付けされ、最高位にランクされた製造品が推奨製品として選択される。例えば、ランク付けされた製品のうちの上位半分が選択されるとすれば、ハンドバッグおよび事務机の製品情報詳細が推奨製品情報として選択される。
【0058】
推奨製品情報を見つけると、サーバは、各推奨製品情報に対応するウェブ配置コンテンツを取得して、この取得したウェブ配置コンテンツを、現在の製品情報と関連付けられた製品情報詳細と共に、ランディングページのコンテンツ内に編成する。
【0059】
この目的のために、ブロック104は、以下の下位ブロックを更に含み得る。
【0060】
第1の下位ブロック:現在の製品情報と関連付けられたリンクアドレスに従ってHTMLテキストを取得する。
【0061】
第2の下位ブロック:現在の製品情報と関連付けられた製品情報詳細を、HTMLテキストの第1の事前設定された場所内に配置(例えば、追加または挿入)し、推奨製品情報と関係付けられたウェブ配置情報を、HTMLテキストの第2の事前設定された場所内に配置する。結果として得られた拡大されたHTMLテキストを、ランディングページのコンテンツとする。
【0062】
ユーザによりアクセスされた現在の製品情報と関連する製品情報詳細と、推奨製品情報とは、同一ページ上に表示され得る。ランディングページは、HTML言語により定義付けられた異なる領域を有するフレームワークを有する事前設計されたテンプレートを有し得る。例えば、第1の事前設定された場所は、現在の製品情報と関連付けられた製品情報詳細用に保留され得、HTMLテキスト内の第2の事前設定された場所は、推奨製品情報用に保留され得る。そのような情報がその対応する場所に挿入された後、結果として得られたHTMLテキストが、ランディングページのコンテンツとして使用され、ブラウザに返される。ブラウザは、ランディングページに特定の所望の効果でページコンテンツを描画し、結果としてユーザは、訪問した製品情報と関連付けられた製品情報詳細のみならず複数の推奨製品の製品情報も提供される。
【0063】
一実施例では、第1の事前設定された場所は、ユーザが当初のアクセスページ上で製品情報をクリックした後に製品情報詳細を迅速に特定し得るように、ランディングページの最上部に描画される。これにより、ユーザが最も関連する製品情報を突き止めるために費やす時間が短縮される。それに比して、第2の事前設定された場所は、ランディングページ上、中間下部領域または右側部領域等の、あまり目立たない場所に描画され得る。
【0064】
ランディングページ上の第1の事前設定された場所のサイズも、第2の事前設定された場所のものより大きく設定し得る。即ち、アクセスされた製品情報と関連付けられた製品情報詳細を表示する領域は、推奨製品情報を表示する領域より大きい。
【0065】
図9は、製品情報を表示する例示的アクセスページ900の概略図である。矢印901は、醤油メーカーを表示する領域を指している。ユーザが醤油メーカーの表示情報(例えば、写真)をクリックすると、ブラウザは、
図10に示すように、ランディングページ1000に自動的にジャンプし、そこには醤油メーカーのより詳細な情報が最も目立つ領域1001に表示され、他の推奨製品が二次的領域に表示される。
【0066】
実際には、訪問者はウェブページ上に表示された製品情報を変則的にクリックすることがよくあり、そのような変則的なクリックの影響を減少させる必要があり、これは、さもなければそのような変則に起因するクリックおよび閲覧行為がトラフィックを扱う際のサーバ資源を浪費し得るためである。この目的のために、本方法の第2の実施形態を説明する。
【0067】
図2は、本開示に従ってページコンテンツを生成するための第2の実施例方法のフローチャートである。本方法を、以下のブロックで説明する。
【0068】
ブロック201で、コンピュータは、アクセスページが先のアクセス要求のランディングページであるかどうかを決定し、決定が肯定的であれば、現在の製品情報コンテンツの統計を更新し、または決定が否定的であれば、統計をスキップする。
【0069】
製品情報の統計は、ウェブページ上の効果的な製品情報配置を正確に分析するために使用され得る統計情報を提供し、配置効果を最適化し、広告料の課金を制御する。例えば、製品情報のクリックに対する料金控除が、製品情報の統計結果に従って直に行われ得る。クリック料課金のための先行技術によるコストパークリック(CPC)方法は、表示された製品情報にユーザにより行われたクリック数に基づく。先行技術による料金控除は、ユーザが、任意のアクセスページ上に表示された製品情報をクリックすると、直ちに行われ、方法が、錯誤によるクリック、悪意のクリックおよび詐欺的なクリック等の、変則的なクリックの効果の影響を受けやすくする。そのような変則的クリックは、不正確な統計、不正確な料金課金の結果を招き、更にはサーバ費用を増大させる。これは、使用過程およびウェブページ最適化にとって好都合な状態ではない。
【0070】
本明細書に説明する実施形態によれば、ユーザがアクセスページに表示された製品情報をクリックした後、コンピュータは、まず、現在のアクセスページが先のアクセスページからのジャンプによるランディングページであるかどうかを決定する。アクセスページがランディングページではなければ、ユーザが製品情報をクリックしたのは今回が初めてであることが示唆され、そのためクリック課金はされない。この手順により、変則的クリックにより課金を生じ得る有効でないトラフィックを減少でき、同時にクリック防御のためのサーバ処理コストを減少できる。
【0071】
現在のアクセスページがランディングページであるか否かを決定するための一方法は、現在のアクセスページのウェブアドレスが、ジャンプ後のランディングページの特性である「再方向付け」マークを含むかどうかを特定することである。現在のアクセスページがそのような「再方向付け」マークを含めば、ランディングページである。
【0072】
ブロック202で、コンピュータは、アクセスページ上の現在の製品情報コンテンツへアクセスするためのユーザによるアクセス要求を、ブラウザを介して受信する。
【0073】
ブロック203で、コンピュータは、アクセス要求を構文解析することにより、現在の製品情報コンテンツのパラメータ値を決定する。
【0074】
ブロック204で、コンピュータは、パラメータ値を一致させることにより、製品情報データベースで、製品情報データベースと関連付けられた製品情報詳細を検索する。
【0075】
ブロック205で、コンピュータは、現在の製品情報コンテンツと関連付けられた製品情報詳細を用いて、ランディングページのコンテンツを自動的に編成し、ランディングページのコンテンツをブラウザに返す。
【0076】
ブロック206で、アクセスページが先のアクセス要求のランディングページであると決定されると、コンピュータは、統計リンクを用いて、現在の製品情報コンテンツを更新する。
【0077】
本実施形態では、ランディングページではない当初のアクセスページ上の製品情報の最初のクリックでは、料金控除は行われない。その代わりに、料金控除は、アクセスページ上の先のクリックによるランディングページ上に表示された製品情報上をユーザがクリックした後に、行われる。したがって、製品情報の統計リンクを、関連付けられた製品情報詳細と共に、ランディングページのHTMLに追加すればよく、ランディングページ上の製品情報詳細上をユーザがクリックした後の統計処理を可能にする。
【0078】
この目的のために、クリックされた製品情報の統計リンクは、ユーザにクリックされたアクセスページに含まれる全製品情報コンテンツ間の統計差別化から生成される。この処理は、以下の下位ブロックを含み得る。
【0079】
第1の下位ブロック:ランディングページであるアクセスページでの製品情報についてのアクセス要求を受信すると、コンピュータは、アクセスページ上の各製品情報コンテンツの履歴上のクリック率を統計的に計算し、各製品情報コンテンツのクリック価格データを抽出する。
【0080】
第2の下位ブロック:コンピュータは、アクセスページ上の製品情報コンテンツのクリック価格と履歴上のクリック率とをランク付けする。
【0081】
第3の下位ブロック:コンピュータは、現在の製品情報コンテンツに対して次にランク付けされた製品情報コンテンツが、現在の製品情報コンテンツのクリック価格より高いクリック価格を有するかどうかを決定する。はいであれば、コンピュータは以下の第4の下位ブロックを実行し、いいえであれば、コンピュータは以下の第5の下位ブロックを実行する。
【0082】
第4の下位ブロック:コンピュータは、現在の製品情報コンテンツのクリック価格を用いて、統計リンクを生成する。
【0083】
第5の下位ブロック:コンピュータは、次にランク付けされた製品情報コンテンツのクリック価格を用いて、統計リンクを生成する。
【0084】
本実施形態では、製品情報データベースは、全製品情報コンテンツと関連付けられた履歴上のクリック率とクリック価格とを含む。製品情報コンテンツのクリック価格は、ユーザによる製品情報コンテンツでの正当な各クリックに対して、製品情報発行者からウェブサイトのオーナーに支払われるべき価格である。履歴上のクリック率は、製品情報コンテンツの表示回数を、表示された製品情報コンテンツのクリック回数で除算することにより計算される。例えば、ユーザによるウェブページへの各訪問は、ウェブページ上での製品情報の1回の表示となり、製品情報の各クリックは製品情報への1回の訪問となる。訪問回数のデータは製品情報サーバシステムに送信され、これが各製品情報コンテンツの表示回数とそれぞれの製品情報コンテンツのクリック回数の統計を記録し、統計を用いて広告(特定の製品情報コンテンツの配置)の履歴上のクリック率を計算することができる。製品情報コンテンツが初めて配信される場合には、カテゴリ平均のクリック率が製品情報コンテンツに初期的に割り当てられる。
【0085】
履歴上のクリック率およびクリック価格を得ると、製品情報コンテンツがそれに従ってランク付けされる。一実施例では、ランク付けは、価格をクリック率で乗算した積に基づいて得ることができる。差別化統計も、ユーザが製品情報をクリックした後に実行され得る。差別化統計の一例は、競りによる料金控除を行うことである。製品情報コンテンツがランク付けされると、コンピュータは、ランク付けリスト中次の製品情報コンテンツのクリック価格が、クリック中の現在の製品情報コンテンツのクリック価格より高いかどうかを決定する。肯定的であれば、現在の製品情報コンテンツのクリック価格が、統計リンクを生成するために用いられ、否定的であれば、履歴上のクリック価格よりむしろ競り価格が、ユーザにクリックされた現在の製品情報コンテンツに関して、広告主の口座に対して課金される。競り価格は、ランク付けリストでの次の製品情報コンテンツのクリック価格と事前設定された競り価格増し分(例えば、0.01ドル)の合計とし得る。
【0086】
例えば、製品Aのクリック価格が1ドルであって、その履歴上のクリック率が80%であり、製品Bのクリック価格が2ドルであって、その履歴上のクリック率が20%であり、製品Cのクリック価格が1ドルであり、その履歴上のクリック率が10%であると仮定する。クリック価格をクリック率で乗算する値によりランク付けすると、これらの製品は、A>B>Cの順にランク付けされる。
【0087】
訪問者が製品Aをクリックすると、コンピュータは、ランク付けにおける序列で次の製品Bが、製品Aのものより高いクリック価格を有することを決定し、したがって、製品Aのクリックに対してその履歴上のクリック価格に基づいて1ドルの料金控除を課す。訪問者が製品Bをクリックすると、コンピュータは、ランク付けにおける序列で次の製品Cが、製品Bのものより低いクリック価格を有することを決定する。製品Bの履歴上のクリック価格2ドルを課す代わりに、1.01ドルの競り価格(製品Cのクリック価格1ドルプラス事前設定された競り価格増額0.01ドル)が製品Bのクリックに対して課される。
【0088】
訪問者がランディングページで製品情報コンテンツをクリックすると、料金控除が、主要製品情報と推奨製品情報とに対して別様になされる。アクセスページでのユーザにより以前にクリックされた製品と関連付けられた製品情報詳細上のクリックに対して、当初のアクセスページのランク付けされた製品情報コンテンツ間での競りに基づいて料金控除がされ得、推奨製品情報上のクリックに対して、当初の料金控除リンクに基づいて料金控除がされる。
【0089】
上述の実施形態に関して、製品情報サービスシステムによりページコンテンツを生成するための方法についても説明する。
【0090】
図3は、本開示に従ってページコンテンツを生成するための第3の方法のフローチャートである。本方法を、ブロックで以下の通り説明する。
【0091】
ブロック301で、製品情報サーバシステムは、種々の製品情報コンテンツの複数のパラメータ値および種々の製品情報コンテンツと関連付けられた複数の対応する製品情報詳細を、製品情報データベースに記憶する。製品情報サービスシステムは、現在の製品情報コンテンツを、ユーザによりアクセスされ得るウェブページ上に更に配置する。
【0092】
ブロック302で、製品情報サービスシステムは、ウェブページで訪問された現在の製品情報コンテンツのパラメータ値を、ウェブサーバから受信する。
【0093】
ブロック303で、製品情報サービスシステムは、現在の製品情報コンテンツに対応する製品情報詳細を見つけ、この見つけられた製品情報詳細をウェブサーバに返す。
【0094】
ブロック304で、ウェブサーバは、受信した製品情報詳細を用いて、ランディングページのコンテンツを自動的に編成する。
【0095】
ユーザがウェブページ上の製品情報コンテンツを、ブラウザを介してクリックすると、ブラウザは、製品情報コンテンツのパラメータ値で拡大させたリンクアドレスを、サーバに送信する。サーバは、リンクアドレスを構文解析してパラメータ値を得るとともに、そのパラメータ値を製品情報サーバシステムに送信し、このサーバシステムはパラメータ値を受信すると、製品情報データベースを検索してユーザによりクリックされた製品情報コンテンツに対応する製品情報詳細を見つけ、この製品情報詳細をサーバに返す。サーバは、受信した製品情報詳細をリンクアドレスに対応するHTMLテキストに挿入し、結果として得られたHTMLテキストをランディングページのコンテンツとしてブラウザに返す。ブラウザは、サーバから返されたHTMLテキストを描画してランディングページを生成する。
【0096】
要約すると、本開示によれば、ユーザがウェブページの製品情報コンテンツをクリックすると、サーバは、クリックされた製品情報コンテンツのパラメータ値を用いて、製品情報データベースにおいて、クリックされた製品情報コンテンツと関連付けられた製品情報詳細を見つけ、この見つけられた製品情報詳細に基づいてランディングページのコンテンツを編成する。具体的には、サーバが、製品情報詳細をランディングページのHTMLテキストに挿入する。先行技術の手法と比較して、本開示方法は、ウェブページに配置される異なる製品情報に対して異なるページコンテンツを手動設定する必要がなく、各広告用に固定されたランディングページを維持する必要がなく、したがって、用いる労力がより少なく出費がより低い。同時に、ユーザによりクリックされた製品情報コンテンツと関連付けられた関連の製品情報詳細の配置により、ユーザの検索時間とサーバのストレスとの両方が減少される。
【0097】
ユーザによりクリックされた製品情報コンテンツと関連付けられた製品情報詳細は、ユーザがこの製品情報コンテンツをクリックすると、続くランディングページがユーザを関連付けられた製品情報詳細に迅速に導くように、ランディングページの目立つ場所に描画され得、ユーザが当を得た製品情報を見つけるための検索時間を更に短縮する。
【0098】
パラメータ値は、検索キーワード、価格、製品カテゴリデータおよび製品販売促進データのうちの少なくとも1つを含み得、ユーザによりクリックされた当初の製品と同一でなくてもそれに関係する製品の推奨製品情報の検索に使用され得る。推奨製品情報はまた、ユーザがより関連する製品情報を受信し得るように、ランディングページのコンテンツに追加され得る。先行技術での固定されたランディングページコンテンツと比較して、本開示方法の本実施形態は、無関係な製品情報を表示することを回避し、製品推奨の精度を向上させる。推奨製品情報の検索のために使用されるパラメータ値は、精度を更に向上するために、2つ以上の検索キーワード、価格、製品カテゴリデータおよび製品販売促進データを結合し得る。
【0099】
ランディングページを生成するとき、コンピュータはまた、ユーザが、クリックされた製品の製品情報詳細または推奨製品情報コンテンツをクリックしたとき、各製品情報コンテンツのクリック価格データと履歴上のクリック率とが集められ、異なる製品情報コンテンツに関して差別化された統計が生成されるように、訪問した製品情報の統計リンクをHTMLテキストに挿入する。
【0100】
更に、コンピュータは、訪問しているウェブページそれ自体が先のアクセスページのランディングページであるかどうかに応じて、ユーザによる現在の訪問を統計に記録するかどうかを決定し得る。訪問は、訪問しているウェブページがランディングページであれば、訪問した製品情報の統計に考慮に入れられ、そうでなければ無視される。あらゆる訪問を考慮に入れる先行技術の手法と比較して、本開示方法は、統計が意図しないクリック、悪意あるクリックおよび詐欺的なクリックの根拠のないトラフィックによって影響されるのを回避するのに有用であり、クリック防御システムの処理コストを低減し、かつネットワーク資源の効率を向上させる上でも役立ち得る。
【0101】
本明細書では、処理を説明する順番は、限定と解釈されるようには意図されておらず、任意の数の説明を行った処理ブロックを任意に組み合わせて、本方法またはそれに代わる方法を実現してもよい。実施形態は、説明の便宜のためのみに、順次ステップで説明する。更に、実施形態において説明するステップまたはモジュールの全てが必ずしも必要とされるわけではない。
【0102】
上述の手法は、コンピュータ実行可能命令を含む1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体の補助により実現され得る。非一時的なコンピュータ実行可能命令は、コンピュータプロセッサが、本明細書に説明される手法に従って動作を実行することを可能にする。コンピュータ可読媒体は、コンピュータデータを記憶するための適当なメモリデバイスのうちのいずれでもあり得ることが理解される。そのようなメモリデバイスには、限定はされないが、ハードディスク、フラッシュメモリデバイス、光データ記憶装置、およびフロッピディスクが含まれる。更に、コンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ可読媒体は、局所システム内の構成部品(複数可)、または複数の遠隔システムのネットワークを介して配信される構成部品で構成され得る。コンピュータ実行可能命令のデータは、有形の物理的メモリデバイス内で配信されるか、または電子的に伝送され得る。
【0103】
本明細書に開示される方法に関連して、本開示は、オンライン取引を処理するためのコンピュータに基づく装置も提供する。
【0104】
本開示では、「モジュール」は一般に、特定のタスクまたは機能を実行するように設計された機能性を指す。モジュールは、特定のタスクまたは機能に関する目的を達成するための、1つのハードウエア、ソフトウエア、計画または方式、またはそれらの組合せであり得る。加えて、別個のモジュールの表現は、物理的に別個のデバイスが使用されることを必ずしも示唆するわけではない。むしろ、その表現は、単に機能的なものであって、数個のモジュールの機能は単一に組み合わされたデバイスまたは構成部品により実行され得る。コンピュータに基づくシステムに用いられるとき、プロセッサ、記憶装置およびメモリ等の通常のコンピュータ構成部品は、種々のそれぞれの機能を実行するための1つ以上のモジュールとして機能するようにプログラムされ得る。
【0105】
図1の上記第1の方法の実施形態に関して、ページコンテンツ生成用の装置を説明する。
図4は、本明細書に示す第1の実施例方法に基づく装置の概略ブロック図である。サーバ400は、1つ以上のプロセッサ(複数可)490、I/Oデバイス492、アプリケーションプログラム(複数可)480を記憶するメモリ494を有する。サーバ400は、以下に説明するような機能モジュールを有するようにプログラムされる。
【0106】
アクセス要求受信モジュール401は、ウェブページの製品情報に対するアクセス要求を受信するように構成される。
【0107】
パラメータ値決定モジュール402は、受信したアクセス要求を構文解析し、かつその構文解析結果に基づいて製品情報のパラメータ値を決定するように構成される。
【0108】
属性検索モジュール403は、検索パラメータを一致させることにより、ユーザによりクリックされた製品情報と関連付けられた製品情報詳細を見つけるために、事前設定された製品情報データベースを検索するように構成される。
【0109】
ページコンテンツ編成モジュール404は、見つけられた製品情報詳細に基づいてランディングページのコンテンツを編成し、そのコンテンツをブラウザに返すように構成される。
【0110】
一実施形態では、アクセス要求受信モジュール401で受信されたアクセス要求は、パラメータ値を含むリンクアドレスを含む。パラメータ値決定モジュール402は、受信したリンクアドレスを構文解析し、かつそれに含まれるパラメータ値を抽出するように構成される構文解析下位モジュールを含み得る。
【0111】
製品情報データベースは、種々の製品情報コンテンツおよびそれに対応する製品情報詳細を記憶する。パラメータ値は、訪問された製品情報に対応する製品番号を含み得る。
【0112】
ページコンテンツ編成モジュール404は、製品情報のリンクアドレスに基づいてHTMLテキストを取得するように構成されるテキスト取得下位モジュールと、見つけられた製品情報詳細を取得したHTMLテキストに追加するように構成されるコンテンツ追加下位モジュールとを含み得る。結果として得られたHTMLテキストは、ランディングページのコンテンツとして採用される。
【0113】
パラメータ値は、検索キーワード、価格データ、製品カテゴリデータおよび製品販売促進データのうちのいずれか1つ以上を含み得る。その中で、検索キーワードは、ウェブページを訪問しているユーザの行動データから抽出され得、ブラウザで記録される。価格データ、製品カテゴリデータおよび製品販売促進データは、製品番号に従って製品情報データベースを検索することにより見出し得る。
【0114】
製品情報データベースは、種々の製品情報に対応するウェブページ配置コンテンツも記憶する。サーバ400は、製品情報データベースを検索してユーザにより訪問された製品情報に関連する推奨製品情報を見つけるように構成される推奨製品情報検索モジュールを更に有するようにプログラムされる。検索は、検索キーワード、価格データ、製品カテゴリデータ、および製品販売促進データのうちの少なくとも1つを含むパラメータ値に基づいて実行される。推奨製品情報のウェブ配置コンテンツおよび訪問製品情報の製品情報詳細は、いずれもランディングページ内に編成される。
【0115】
一実施形態では、ページコンテンツ編成モジュール404は、製品情報のリンクアドレスに基づいてHTMLテキストを取得するように構成されるテキスト取得下位モジュールと、見つけられた製品情報詳細および見つけられた奨製品情報を、取得したHTMLテキスト内の第1の事前設定された場所および第2の事前設定された場所にそれぞれ追加するように構成されるコンテンツ追加下位モジュールとを含む。結果として得られたHTMLテキストは、ランディングページのコンテンツとして採用される。ランディングページは、クリックされた製品情報と関連付けられた製品情報詳細をページの目立つ最上部位置に描画し得る。
【0116】
図2の上記第2の方法の実施形態に関して、ウェブページコンテンツを生成するための装置を更に説明する。
図5は、本明細書に示す第2の実施例方法基づいた装置の概略ブロック図である。サーバ500は、1つ以上のプロセッサ(複数可)590、I/Oデバイス592、アプリケーションプログラム(複数可)580を記憶するメモリ595を有する。サーバ500は、以下に説明する機能モジュールを有するようにプログラムされる。
【0117】
ページ種別決定モジュール501は、ユーザに訪問された製品情報を含む現在のウェブページ自体が、ユーザが先のアクセスページの訪問結果としてのランディングページであるのかどうか、を決定するように構成される。はいであれば、統計を訪問製品情報のために記録し、いいえであれば、統計はスキップされる。即ち、ユーザが特定の製品情報コンテンツを訪問すると、訪問されているページがその性質上ランディングページであるのか否かに応じて、使用行為が統計のアカウントに記録される。実際には、統計が記録されるかどうかは、料金控除が広告主のアカウントに対して行われるのかどうかも、決定し得る。例えば、ウェブページがランディングページであれば、料金控除が行われ、いいえであれば、料金控除は行われない。
【0118】
ページ種別決定モジュール501は、ページマーカー決定下位モジュールを含み得、これは現在のウェブページのウェブリンクアドレスが、ランディングページの「再方向付け」マーカー特性を含むかどうかを検出する。
【0119】
製品情報のパラメータ値は、製品情報の統計リンクも含み得る。先のウェブページ(アクセスページ)から生成されたランディングページへの訪問によるアクセス要求を受信すると、統計が、統計リンクに従って行われ得る。統計リンクは、ユーザにより最初に訪問された製品情報と関連付けられた製品情報詳細と共に、ランディングページのコンテンツ内に配置され得る。
【0120】
統計リンクは、料金控除動作を開始または制御する料金控除リンクとしても機能しまたはこれを含み得る。一実施形態では、料金控除リンクは、以下の機能下位モジュールを用いて生成される:
ランディングページ上の製品情報のアクセス要求を受信すると、ランディングページ上種々の製品情報コンテンツの履歴上のクリック率およびクリック価格を収集するための、データ収集下位モジュールと、
ランディングページ上の製品情報コンテンツを、それらのそれぞれのクリック価格および履歴上のクリック率に従ってランク付けする、ランク付け下位モジュールと、
ランク付けにおける次の製品情報コンテンツのクリック価格が最新に訪問した製品情報コンテンツのものより高いか、ランク付けに従って決定する、決定下位モジュールと、
決定下位モジュールの結果に基づいて料金控除リンクを生成するための、料金控除リンク生成モジュールと、
を用いて生成される。
【0121】
具体的には、モジュールの決定結果が肯定的であれば、料金控除リンク生成モジュールは、ユーザにより訪問された現在の製品情報コンテンツのクリック価格を用いて、料金控除リンクを生成する。結果が否定的であれば、料金控除リンク生成モジュールは、ランク付で次の製品情報コンテンツのクリック価格を用いて、料金控除リンクを生成する。
【0122】
アクセス要求受信モジュール502は、ウェブページの製品情報のアクセス要求を受信するように構成される。
【0123】
パラメータ値決定モジュール503は、製品情報のパラメータ値を決定するために、受信したアクセス要求を構文解析するように構成される。
【0124】
製品情報詳細検索モジュール504は、製品情報データベースを検索して、パラメータ値を一致させることにより、ユーザにより訪問された製品情報と関連付けられた製品情報詳細を見つけるように構成される。
【0125】
ページコンテンツ編成モジュール505は、製品情報詳細を用いてランディングページのコンテンツを編成し、そのコンテンツをブラウザに返すように構成される。
【0126】
統計モジュール506は、ランディングページ内の製品情報詳細を訪問するためのアクセス要求を受信すると、製品情報に対応する統計リンクに従って統計機能を行うように構成される。
【0127】
図3の上記第3の方法の実施形態に関して、ウェブページコンテンツを生成するための装置について、更に説明する。
図6は、本明細書に示す方法の実施形態に基づく装置の概略ブロック図である。製品情報サービスシステム600は、1つ以上のプロセッサ(複数可)690、I/Oデバイス692、アプリケーションプログラム(複数可)680を記憶するメモリ696を有する。製品情報サービスシステム600は、以下に説明する機能モジュールを有するようにプログラムされる。
【0128】
データベースモジュール601は、種々の製品情報コンテンツに対応する複数の製品情報詳細を、製品情報データベースに記憶し、および製品情報コンテンツをウェブサイト上に配置するように構成される。
【0129】
パラメータ値受信するモジュール602は、アクセスされたウェブページの訪問製品情報コンテンツのパラメータ値を、サーバから受信するように構成される。
【0130】
検索モジュール603は、訪問された製品情報コンテンツに対応する製品情報詳細を見つけるために、受信したパラメータ値に従って製品情報データベースを検索し、および受信した製品情報詳細に基づいてランディングページのコンテンツをサーバに編成させるために見つけられた製品情報詳細をサーバに返すように構成される。
【0131】
ページコンテンツを生成するための上記実施形態は、本明細書に説明する実施形態および方法に関連しており、本方法の実施形態の詳細な説明は、本装置の実施形態にも適用可能であるため繰り返さない。
【0132】
本開示において説明した手法は、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、手持ち式デバイスまたは可搬デバイス、タブレットデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサに基づくシステム、セット最上部ボックス、プログラマブル民生用デバイス、ネットワークPC、マイクロコンピュータおよび大規模メインフレームコンピュータ、または上の例の1つ以上を含む任意の分散環境を、限定はされないが含む、汎用コンピューティング設備または環境または専門のコンピューティング設備または環境において実現され得る。
【0133】
モジュールは、特に、機械実施可能な命令およびコードに基づくコンピュータプログラムモジュールを用いて実現され得る。一般に、コンピュータプログラムモジュールは、特定のタスクを実行しまたは特定の抽象データ型のルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造、等を実現し得る。本開示において説明した手法は、通信ネットワークを介して接続される遠隔処理デバイスによりタスクを実行する分散型コンピューティング環境等の、分散型コンピューティング環境でも実施され得る。分散型コンピューティング環境においては、プログラムモジュールは、メモリデバイスを含む局所または遠隔コンピュータ記憶装置媒体のいずれにも配置され得る。
【0134】
本明細書において考察した可能性のある利益および利点は、添付した特許請求の範囲に対する限定または制限と解されるべきではないことが理解される。
【0135】
情報検証の方法および装置を、以上詳細に本開示において説明した。例示的実施形態は、本発明の概念および実現形態を本開示内に示すために用いている。例示的実施形態は、本開示の方法および中心概念をよりよく理解させるためのみに用いている。本開示における概念に基づいて、当業者ならば例示的実施形態および適用分野を修正し得るであろう。