特許第6582192号(P6582192)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6582192
(24)【登録日】2019年9月13日
(45)【発行日】2019年10月2日
(54)【発明の名称】自動車ワクシング装置
(51)【国際特許分類】
   B05C 1/02 20060101AFI20190919BHJP
【FI】
   B05C1/02 101
   B05C1/02 102
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-81568(P2019-81568)
(22)【出願日】2019年4月23日
【審査請求日】2019年4月25日
(31)【優先権主張番号】201910295714.2
(32)【優先日】2019年4月12日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519272710
【氏名又は名称】杭州味想汽車用品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】劉梓意
【審査官】 清水 晋治
(56)【参考文献】
【文献】 実公昭46−032594(JP,Y1)
【文献】 実開平03−090676(JP,U)
【文献】 実開昭60−119973(JP,U)
【文献】 特開2013−126886(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第105644521(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B05C 1/00−3/20
7/00−21/00
B60S 3/00−13/02
Japio−GPG/FX
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車ワクシング装置であって、本体を含み、前記本体の中にはワックス送りチャンバが設置され、前記ワックス送りチャンバの左端壁には止め板溝が設置され、前記止め板溝の左端壁には外部空間と相通するワックス添加口が設置され、前記ワックス送りチャンバの中にはプッシュ板がスライド可能に連結され、前記プッシュ板と前記ワックス送りチャンバの上端壁との間にはロング撥条が連結され、前記止め板溝の中には止め板がスライド可能に連結され、前記止め板と前記止め板溝の上端壁との間には止め板撥条が連結され、前記止め板によって前記ワックス添加口を封じられ、前記止め板の右端が右に伸びていて前記ワックス送りチャンバの中に入っており、前記止め板が前記プッシュ板の上端面と当接でき、前記ワックス送りチャンバの上端壁には縄溝が設置され、前記縄溝の上端壁には回転溝が設置され、前記回転溝の中には回転装置が設置され、前記回転装置が前記プッシュ板の上下移動を制御でき、前記ワックス送りチャンバの下端壁にはワックス引き溝が設置され、前記ワックス引き溝の前後端壁にはモーター軸が回転可能に連結され、前記モーター軸には小ローラーが固定的に設置され、前記小ローラーの外周にはワックスを塗るスポンジが固定的に設置され、前記ワックス送りチャンバの左右端壁にはスイッチスライド溝が対称的に設置され、前記スイッチスライド溝の片側の端壁には相通したヒンジ連結チャンバが設置され、前記ヒンジ連結チャンバの中にはスイッチ装置が設置され、前記スイッチ装置によって前記ワックス送りチャンバの下端の開口の開閉を制御でき、前記ヒンジ連結チャンバの片側の端壁には相通したショートスライド溝が設置され、前記ショートスライド溝の片側の端壁には相通した塗り溝が設置され、前記塗り溝の下端壁が外部空間と相通しており、前記塗り溝の上端壁には下抜き穴が設置され、前記下抜き穴の上端壁には伝動チャンバが設置され、前記伝動チャンバと前記塗り溝との間には塗り装置が設置され、前記塗り装置によって自動車のワックスを均一に磨け、前記伝動チャンバの上端壁には外部空間と相通した上穴が設置され、前記本体の中には上に開口した位置制限溝が左右に対称的に設置され、前記位置制限溝の中には位置制限ブロックがスライド可能に連結され、前記位置制限ブロックと前記位置制限溝との間には位置制限撥条が連結され、前記位置制限ブロックの上端面には前記本体とスライド可能に連結される操縦板が固定的に設置され、前記操縦板の左右両端には操縦する時に手で掴む握り溝が対称的に設置され、前記操縦板の上下移動によって前記塗り装置の一時的なオフとオンを制御でき、前記ワックス送りチャンバの後端壁には動力チャンバが設置され、前記動力チャンバの中には前記小ローラーと前記塗り装置の始動を制御できる動力装置が設置されており
回転している前記小ローラーは前記ワックス送りチャンバの下端のワックスを自動車の表面に塗りつけ、前記塗り装置は前記小ローラーにより自動車に塗りつけられたワックスを均一に磨け、
前記塗り装置は前記操縦板と回転可能に連結される磨き軸が回転可能に連結され、前記磨き軸が下に伸びていて前記上穴と、前記伝動チャンバと、前記下抜き穴とを通り抜けて前記塗り溝の中に入っており、前記磨き軸が前記従動板と回転可能に連結され、前記磨き軸の下端には大ローラーが固定的に設置され、前記大ローラーの下端には車体にワックスを塗装する磨きブロックが固定的に設置され、前記磨き軸の外周には第一傘歯車が固定的に設置され、前記伝動チャンバの後端壁には貫通軸が回転可能に連結され、前記貫通軸の前端には前記第一傘歯車と噛み合う第二傘歯車が固定的に設置され、前記貫通軸が後ろに伸びていて前記動力チャンバの中に入って前記動力チャンバの前後端壁と回転可能に連結され、前記第一傘歯車と前記第二傘歯車を噛み合わせるように前記操縦板を下に押し、前記磨き軸によって前記大ローラーを回転連動させ、自動車にワックスをかけることを特徴とする自動車ワクシング装置。
【請求項2】
前記回転装置は手動軸を含み、前記手動軸と前記回転溝の左右端壁が回転可能に連結され、前記手動軸が右に伸びていて前記回転溝の右端壁を貫通して外部空間に入っており、且つ前記本体の右端面と回転可能に連結され、前記手動軸の右端にはつまみが固定的に設置され、前記手動軸において前記回転溝の中に位置する外周には輪が固定的に設置され、前記輪には縄が固定的に設置され、前記縄のもう一端が前記縄溝を通り抜けて前記プッシュ板の上端面と固定的に連結され、前記つまみを回すことによって、前記手動軸と前記輪を回転連動させることができることを特徴とする請求項1に記載の自動車ワクシング装置。
【請求項3】
前記スイッチ装置は前記スイッチスライド溝とスライド可能に連結されるスイッチ板を含み、前記スイッチ板の一端にはヒンジ連結板がヒンジで連結され、前記ヒンジ連結板の一端には前記ショートスライド溝とスライド可能に連結される従動板がヒンジで連結されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車ワクシング装置。
【請求項4】
前記動力装置は前記動力チャンバの後端壁に固定的に装着されるモータを含み、前記モーター軸のもう一端が前記動力チャンバに入って前記モータと連結され、前記モーター軸のうち前記動力チャンバに位置する部分には二組の第一プーリが固定的に設置され、前記貫通軸のうち前記動力チャンバに位置する部分にはそれぞれ第二プーリが固定的に設置され、左端の前記第二プーリと前端の前記第一プーリとの間、及び右端の前記第二プーリと後端の前記第一プーリとの間にはそれぞれベルトが連結され、前記モータを始動することによって前記モーター軸を回転連動させ、前記第一プーリと前記第二プーリとの回転によって前記貫通軸を回転連動させ、前記自動車ワクシング装置を始動することを特徴とする請求項1に記載の自動車ワクシング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動車メンテナンス分野に関し、具体的には自動車ワクシング装置である。
【背景技術】
【0002】
現在、社会発展とともに自動車が普及になっており、自動車に対するメンテナンス技術も熟になっていき、自動車は長時間に滑走面を維持するため、洗浄後にワックスをかけるのが普通であり、しかし、従来は人力でワックスをかけ、効率が低下し、しかもワックスをワックス引き器に置いておかなければならないワックス引き器もあり、非常に複雑である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第109433506号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は自動車ワクシング装置を提供し、上記背景技術に提出される問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
自動車ワクシング装置であって、本体を含み、前記本体の中にはワックス送りチャンバが設置され、前記ワックス送りチャンバの左端壁には止め板溝が設置され、前記止め板溝の左端壁には外部空間と相通するワックス添加口が設置され、前記ワックス送りチャンバの中にはプッシュ板がスライド可能に連結され、前記プッシュ板と前記ワックス送りチャンバの上端壁との間にはロング撥条が連結され、前記止め板溝の中には止め板がスライド可能に連結され、前記止め板と前記止め板溝の上端壁との間には止め板撥条が連結され、前記止め板によって前記ワックス添加口を封じられ、前記止め板の右端が右に伸びていて前記ワックス送りチャンバの中に入っており、前記止め板が前記プッシュ板の上端面と当接でき、前記ワックス送りチャンバの上端壁には縄溝が設置され、前記縄溝の上端壁には回転溝が設置され、前記回転溝の中には回転装置が設置され、前記回転装置が前記プッシュ板の上下移動を制御でき、前記ワックス送りチャンバの下端壁にはワックス引き溝が設置され、前記ワックス引き溝の前後端壁にはモーター軸が回転可能に連結され、前記モーター軸には小ローラーが固定的に設置され、前記小ローラーの外周にはワックスを塗るスポンジが固定的に設置され、前記ワックス送りチャンバの左右端壁にはスイッチスライド溝が対称的に設置され、前記スイッチスライド溝の片側の端壁には相通したヒンジ連結チャンバが設置され、前記ヒンジ連結チャンバの中にはスイッチ装置が設置され、前記スイッチ装置によって前記ワックス送りチャンバの下端の開口の開閉を制御でき、前記ヒンジ連結チャンバの片側の端壁には相通したショートスライド溝が設置され、前記ショートスライド溝の片側の端壁には相通した塗り溝が設置され、前記塗り溝の下端壁が外部空間と相通しており、前記塗り溝の上端壁には下抜き穴が設置され、前記下抜き穴の上端壁には伝動チャンバが設置され、前記伝動チャンバと前記塗り溝との間には塗り装置が設置され、前記塗り装置によって自動車のワックスを均一に磨け、前記伝動チャンバの上端壁には外部空間と相通した上穴が設置され、前記本体の中には上に開口した位置制限溝が左右に対称的に設置され、前記位置制限溝の中には位置制限ブロックがスライド可能に連結され、前記位置制限ブロックと前記位置制限溝との間には位置制限撥条が連結され、前記位置制限ブロックの上端面には前記本体とスライド可能に連結される操縦板が固定的に設置され、前記操縦板の左右両端には操縦する時に手で掴む握り溝が対称的に設置され、前記操縦板の上下移動によって前記塗り装置の一時的なオフとオンを制御でき、前記ワックス送りチャンバの後端壁には動力チャンバが設置され、前記動力チャンバの中には前記小ローラーと前記塗り装置の始動を制御できる動力装置が設置されており、
回転している前記小ローラーは前記ワックス送りチャンバの下端のワックスを自動車の表面に塗りつけ、前記塗り装置は前記小ローラーにより自動車に塗りつけられたワックスを均一に磨ける
【0006】
更なる技術方案、前記回転装置は手動軸を含み、前記手動軸と前記回転溝の左右端壁が回転可能に連結され、前記手動軸が右に伸びていて前記回転溝の右端壁を貫通して外部空間に入っており、且つ前記本体の右端面と回転可能に連結され、前記手動軸の右端にはつまみが固定的に設置され、前記手動軸において前記回転溝の中に位置する外周には輪が固定的に設置され、前記輪には縄が固定的に設置され、前記縄のもう一端が前記縄溝を通り抜けて前記プッシュ板の上端面と固定的に連結され、前記つまみを回すことによって、前記手動軸と前記輪を回転連動させることができる。
【0007】
更なる技術方案、前記スイッチ装置は前記スイッチスライド溝とスライド可能に連結されるスイッチ板を含み、前記スイッチ板の一端にはヒンジ連結板がヒンジで連結され、前記ヒンジ連結板の一端には前記ショートスライド溝とスライド可能に連結される従動板がヒンジで連結されている。
【0008】
前記塗り装置は前記操縦板と回転可能に連結される磨き軸が回転可能に連結され、前記磨き軸が下に伸びていて前記上穴と、前記伝動チャンバと、前記下抜き穴とを通り抜けて前記塗り溝の中に入っており、前記磨き軸が前記従動板と回転可能に連結され、前記磨き軸の下端には大ローラーが固定的に設置され、前記大ローラーの下端には車体にワックスを塗装する磨きブロックが固定的に設置され、前記磨き軸の外周には第一傘歯車が固定的に設置され、前記伝動チャンバの後端壁には貫通軸が回転可能に連結され、前記貫通軸の前端には前記第一傘歯車と噛み合う第二傘歯車が固定的に設置され、前記貫通軸が後ろに伸びていて前記動力チャンバの中に入って前記動力チャンバの前後端壁と回転可能に連結され、前記第一傘歯車と前記第二傘歯車を噛み合わせるように前記操縦板を下に押し、前記磨き軸によって前記大ローラーを回転連動させ、自動車にワックスをかける。
【0009】
前記動力装置は前記動力チャンバの後端壁に固定的に装着されるモータを含み、前記モーター軸のもう一端が前記動力チャンバに入って前記モータと連結され、前記モーター軸のうち前記動力チャンバに位置する部分には二組の第一プーリが固定的に設置され、前記貫通軸のうち前記動力チャンバに位置する部分にはそれぞれ第二プーリが固定的に設置され、左端の前記第二プーリと前端の前記第一プーリとの間、及び右端の前記第二プーリと後端の前記第一プーリとの間にはそれぞれベルトが連結され、前記モータを始動することによって前記モーター軸を回転連動させ、前記第一プーリと前記第二プーリとの回転によって前記貫通軸を回転連動させ、前記自動車ワクシング装置を始動する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の有益効果は:本装置は自動的にワックスをかける又は磨くことができ、人工による操作の低効率とワックス引き器で実現できない自動化という問題を克服する上に、モータを始動しても、操縦板を下に押しておかないと、ワックスで艶を出すことも、ワックスをかけることもできなく、便利を与える。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明の実施例また既存の技術の中の技術方案をもっとはっきり説明するため、下記に実施例また既存の技術の説明の中に使用する必要がある附図に簡単な紹介を行って、一目でわかることは下記の説明の中の附図はただ本発明のいくつかの実施例で、本領域の普通技術者にとって、創造的な労働を払わないことを前提に、これらの附図に基づいてそのほかの附図を得ることができる。
【0012】
図1図1は本発明の自動車ワクシング装置の全体断面の正面構成模式図
図2図2は本発明の図1におけるBの局部拡大略図
図3図3は本発明の図1におけるA―Aの局部拡大略図
図4図4は本発明の図1の後側の局部全体断面の正面構造略図
図5図5は本発明の図4におけるC―Cの断面図
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明書に開示した全ての特徴、或いは開示した全ての方法、過程中のステップは、互いに排斥する特徴或いはステップ以外に、いかなる方式で組み合わせることができる。
本発明書に開示した全ての特徴は、特別な叙述がない限り、そのほかの同等或いは類似する目的を持つ代替特徴に取り替えられる。つまり特別な叙述がない限り、全ての特徴はただ一連の同等或いは類似する特徴の中の一つの例だけである。
【0014】
以下に図1−5を交えて本発明について詳しく説明し、便利に叙述するため、現在は後文に出る方位を下記の通りに規定する:後文に出る上下左右前後方向は図1本体の投影関係の上下左右前後方向と一致する。
【0015】
図1−5を参照し、自動車ワクシング装置であって、本体29を含み、前記本体29の中にはワックス送りチャンバ36が設置され、前記ワックス送りチャンバ36の左端壁には止め板溝27が設置され、前記止め板溝27の左端壁には外部空間と相通するワックス添加口25が設置され、前記ワックス送りチャンバ36の中にはプッシュ板67がスライド可能に連結され、前記プッシュ板67と前記ワックス送りチャンバ36の上端壁との間にはロング撥条37が連結され、前記止め板溝27の中には止め板26がスライド可能に連結され、前記止め板26と前記止め板溝27の上端壁との間には止め板撥条28が連結され、前記止め板26によって前記ワックス添加口25を封じられ、前記止め板26の右端が右に伸びていて前記ワックス送りチャンバ36の中に入っており、前記止め板26が前記プッシュ板67の上端面と当接でき、前記ワックス送りチャンバ36の上端壁には縄溝34が設置され、前記縄溝34の上端壁には回転溝30が設置され、前記回転溝30の中には回転装置101が設置され、前記回転装置101が前記プッシュ板67の上下移動を制御でき、前記ワックス送りチャンバ36の下端壁にはワックス引き溝44が設置され、前記ワックス引き溝44の前後端壁にはモーター軸42が回転可能に連結され、前記モーター軸42には小ローラー43が固定的に設置され、前記小ローラー43の外周にはワックスを塗るスポンジ41が固定的に設置され、前記ワックス送りチャンバ36の左右端壁にはスイッチスライド溝45が対称的に設置され、前記スイッチスライド溝45の片側の端壁には相通したヒンジ連結チャンバ57が設置され、前記ヒンジ連結チャンバ57の中にはスイッチ装置102が設置され、前記スイッチ装置102によって前記ワックス送りチャンバ36の下端の開口の開閉を制御でき、前記ヒンジ連結チャンバ57の片側の端壁には相通したショートスライド溝59が設置され、前記ショートスライド溝59の片側の端壁には相通した塗り溝49が設置され、前記塗り溝49の下端壁が外部空間と相通しており、前記塗り溝49の上端壁には下抜き穴50が設置され、前記下抜き穴50の上端壁には伝動チャンバ54が設置され、前記伝動チャンバ54と前記塗り溝49との間には塗り装置103が設置され、前記塗り装置103によって自動車のワックスを均一に磨け、前記伝動チャンバ54の上端壁には外部空間と相通した上穴23が設置され、前記本体29の中には上に開口した位置制限溝39が左右に対称的に設置され、前記位置制限溝39の中には位置制限ブロック38がスライド可能に連結され、前記位置制限ブロック38と前記位置制限溝39との間には位置制限撥条40が連結され、前記位置制限ブロック38の上端面には前記本体29とスライド可能に連結される操縦板21が固定的に設置され、前記操縦板21の左右両端には操縦する時に手で掴む握り溝22が対称的に設置され、前記操縦板21の上下移動によって前記塗り装置103の一時的なオフとオンを制御でき、前記ワックス送りチャンバ36の後端壁には動力チャンバ60が設置され、前記動力チャンバ60の中には前記小ローラー43と前記塗り装置103の始動を制御できる動力装置104が設置されており、
回転している前記小ローラー43は前記ワックス送りチャンバ36の下端のワックスを自動車の表面に塗りつけ、前記塗り装置103は前記小ローラー43により自動車に塗りつけられたワックスを均一に磨ける
【0016】
前記回転装置101は手動軸31を含み、前記手動軸31と前記回転溝30の左右端壁が回転可能に連結され、前記手動軸31が右に伸びていて前記回転溝30の右端壁を貫通して外部空間に入っており、且つ前記本体29の右端面と回転可能に連結され、前記手動軸31の右端にはつまみ35が固定的に設置され、前記手動軸31において前記回転溝30の中に位置する外周には輪32が固定的に設置され、前記輪32には縄33が固定的に設置され、前記縄33のもう一端が前記縄溝34を通り抜けて前記プッシュ板67の上端面と固定的に連結され、前記つまみ35を回すことによって、前記手動軸31と前記輪32を回転連動させることができる。
【0017】
前記スイッチ装置102は前記スイッチスライド溝45とスライド可能に連結されるスイッチ板55を含み、前記スイッチ板55の一端にはヒンジ連結板56がヒンジで連結され、前記ヒンジ連結板56の一端には前記ショートスライド溝59とスライド可能に連結される従動板58がヒンジで連結されれている。
【0018】
前記塗り装置103は前記操縦板21と回転可能に連結される磨き軸24が回転可能に連結され、前記磨き軸24が下に伸びていて前記上穴23と、前記伝動チャンバ54と、前記下抜き穴50とを通り抜けて前記塗り溝49の中に入っており、前記磨き軸24が前記従動板58と回転可能に連結され、前記磨き軸24の下端には大ローラー48が固定的に設置され、前記大ローラー48の下端には車体にワックスを塗装する磨きブロック47が固定的に設置され、前記磨き軸24の外周には第一傘歯車53が固定的に設置され、前記伝動チャンバ54の後端壁には貫通軸51が回転可能に連結され、前記貫通軸51の前端には前記第一傘歯車53と噛み合う第二傘歯車52が固定的に設置され、前記貫通軸51が後ろに伸びていて前記動力チャンバ60の中に入って前記動力チャンバ60の前後端壁と回転可能に連結され、前記第一傘歯車53と前記第二傘歯車52を噛み合わせるように前記操縦板21を下に押し、前記磨き軸24によって前記大ローラー48を回転連動させ、自動車にワックスをかける。
【0019】
前記動力装置104は前記動力チャンバ60の後端壁に固定的に装着されるモータ62を含み、前記モーター軸42のもう一端が前記動力チャンバ60に入って前記モータ62と連結され、前記モーター軸42のうち前記動力チャンバ60に位置する部分には二組の第一プーリ63が固定的に設置され、前記貫通軸51のうち前記動力チャンバ60に位置する部分にはそれぞれ第二プーリ61が固定的に設置され、左端の前記第二プーリ61と前端の前記第一プーリ63との間、及び右端の前記第二プーリ61と後端の前記第一プーリ63との間にはそれぞれベルト64が連結され、前記モータ62を始動することによって前記モーター軸42を回転連動させ、前記第一プーリ63と前記第二プーリ61との回転によって前記貫通軸51を回転連動させ、前記自動車ワクシング装置を始動する。
【0020】
使用する時、つまみ35を回し、これにより手動軸31と輪32を回転連動させ、プッシュ板67を上に引き動かし、止め板26を上に押し動かし、ワックス添加口25を開け、ワックス添加口25を通じてワックスを添加し、そしてつまみ35を放し、ロング撥条37を通じてプッシュ板67を下に押し、これによりワックス送りチャンバ36の中のワックスがずっと下へ押されている状態にあり、そしてモータ62を始動し、モーター軸42を回転連動させ、第一プーリ63と第二プーリ61とを通じて貫通軸51を回転連動させ、これにより小ローラー43とスポンジ41を回転連動させ、
自動車にワックスをかける時、両手で握り溝22を握り、そして下に押し、この時磨き軸24が下に移動し、第一傘歯車53と第二傘歯車52とを噛み合わせ、これにより磨き軸24を回転連動させ、大ローラー48と磨きブロック47とを回転連動させ、磨き軸24が下に移動して従動板58を下に移動連動させ、ヒンジ連結板56を通じてスイッチ板55を移動連動させ、これによりワックス送りチャンバ36を開け、それで旋転している小ローラー43がワックス送りチャンバ36の下端のワックスを自動車表面に塗り、旋転している磨きブロック47を通してワックスを均一に磨く。
【0021】
本発明の有益効果は:本装置は自動的にワックスをかける又は磨くことができ、人工による操作の低効率とワックス引き器で実現できない自動化という問題を克服する上に、モータを始動しても、操縦板を下に押しておかないと、ワックスで艶を出すことも、ワックスをかけることもできなく、便利を与える。
【0022】
以上に述べたのはただ本実用新型のより良い実施例で、本実用新型を限定することに使わないである。本実用新型の意義と原則のもとで行う全ての修正、同等の入れ替えと改善などは本実用新型の保護範囲に含まれる。
【要約】      (修正有)
【課題】自動的にワックスをかける又は磨くことができる自動車ワクシング装置を提供する。
【解決手段】本体29の中には蝋送りチャンバ36が設置され、蝋送りチャンバの上端壁には縄溝34が設置され、縄溝の上端壁には回転溝30が設置され、回転溝の中には回転装置101が設置され、回転装置がプッシュ板67の上下移動を制御でき、蝋送りチャンバの下端壁には蝋引き溝44が設置され、蝋引き溝の前後端壁にはモーター軸42が回転可能に連結され、モーター軸には小ローラー43が固定的に設置され、小ローラーの外周には蝋を塗るスポンジ41が固定的に設置され、自動車の蝋を均一に磨ける塗り装置103が設置され、上下移動によって塗り装置の一時的なオフとオンを制御できる操縦板21が設置され、蝋送りチャンバの後端壁には動力チャンバが設置され、動力チャンバの中には小ローラーと塗り装置の始動を制御できる動力装置が設置されている。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5