(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6582280
(24)【登録日】2019年9月13日
(45)【発行日】2019年10月2日
(54)【発明の名称】マルチアングル携帯電話ホルダー
(51)【国際特許分類】
H04M 1/04 20060101AFI20190919BHJP
H04M 1/11 20060101ALI20190919BHJP
【FI】
H04M1/04 A
H04M1/11
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-86979(P2019-86979)
(22)【出願日】2019年4月29日
【審査請求日】2019年5月7日
(31)【優先権主張番号】201910315222.5
(32)【優先日】2019年4月18日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519290161
【氏名又は名称】佛山市拓▲きん▼包装有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】劉▲じゅん▼
【審査官】
齋藤 哲
(56)【参考文献】
【文献】
登録実用新案第3217851(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3211364(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3173277(JP,U)
【文献】
特開2014−220474(JP,A)
【文献】
中国特許出願公開第104539770(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/04、1/11
H04N 5/225
H05K 5/02−5/03
G06F 1/16
G03B 17/56
F16M 11/04−11/18
B60N 3/00−3/18
B60R 11/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含み、前記本体の上側にはパレットが回転できるように設けられ、前記本体の下側には台座が設けられ、前記本体の下端面の左端が前記台座の左端に回転できるように連結され、前記本体の中には手動制御装置が設けられ、前記パレットの中には調整挟み装置が設けられ、前記調整挟み装置は前記パレットの左端に設置される底板を含み、前記パレットにはサイド板が前後に対称的に設けられ、前記パレットの右側には調整板が設けられ、前記調整板の右端には頂板が設けられ、前記手動制御装置は前記調整板を制御して移動させ、それによって携帯電話の長さに適応し、きつく挟むとき、前記底板を引き動かし、伝動機構によって前記サイド板と前記頂板を連動させて外側に広げ、携帯電話を前記パレットの上に置いてきつく挟むことが可能であり、前記本体と前記台座との回転する位置に位置制限装置が設けられ、前記位置制限装置は本体の下端面の左端に固定的に設けられる回転ブロックを含み、前記回転ブロックの中には引掛りロッドが前後に対称的に、且つ環状に配列されるように設けられ、前記台座の左端には固定ブロックが前後に対称的に且つ固定的に設けられ、前記回転ブロックは前記固定ブロックに回転できるように係合され、前記固定ブロックの相対する側の端面には引掛り溝が前記引掛りロッドに相対するように環状に配列されて設けられ、前記台座の右側上端には上挟み板が固定的に設けられ、前記台座の右端面の下側にはねじりチャンバが設けられ、前記ねじりチャンバの中には下挟み板が回転できるように設けられ、前記下挟み板の前後両端と前記ねじりチャンバの両壁との間にはトーションばねが固定的に設けられることを特徴とするマルチアングル携帯電話ホルダー。
【請求項2】
前記調整挟み装置は前記パレットを含み、前記パレットの中には伸縮チャンバが設けられ、前記伸縮チャンバの中には伸縮ロッドがスライドできるように設けられ、前記調整板が前記伸縮ロッドの右端に固定的に設けられ、前記伸縮ロッドの中には回転軸が回転できるように設けられ、前記回転軸の中にはスプライン孔が設けられ、前記伸縮チャンバの左側には伝動チャンバが設けられ、前記伝動チャンバの中には従動傘歯車が回転できるように設けられ、前記従動傘歯車の右端には前記スプライン孔の中に伸びているスプライン軸が固定的に連結され、前記従動傘歯車の左側には主動傘歯車が噛み合って設けられ、前記主動傘歯車の前端にはリールが固定的に設けられ、前記リールには張り線が巻きつくように設けられ、前記リールの前端と前記伝動チャンバの前壁には捻りばねが連結され、前記伝動チャンバの前後両側には反対に開口したサイドスライドチャンバが対称的に設けられ、前後サイド板の下側部分は前記サイドスライドチャンバの中に延びており、且つ前後サイド板の下側部分にねじチャンバが設けられ、前記主動傘歯車の後端と前記リールの前端には前記ねじチャンバの中に延びているねじロッドが固定的に設けられ、前記伝動チャンバの左側には底スライドチャンバが設けられ、前記底板の下端は前記底スライドチャンバの中に延びており、前記張り線が前記底板の下側部分の右端に連結され、前記調整板の中には引き動かしチャンバが設けられ、前記回転軸の右端は前記引き動かしチャンバの中に延びており、且つ前記回転軸の右端には主伝動傘歯車が固定的に設けられ、前記主伝動傘歯車の右側には前記主伝動傘歯車と噛み合っている従伝動傘歯車が設けられ、前記従伝動傘歯車の下端には揺りロッドが固定的に設けられ、前記揺りロッドの下端にはヒンジロッドがヒンジで連結され、前記頂板の下側部分は前記引き動かしチャンバの中に延びており、且つ前記ヒンジロッドの右端にヒンジで連結され、前記伸縮ロッドの下端面にはラックが固定的に設けられ、前記伸縮チャンバの下側には歯車チャンバが設けられ、前記歯車チャンバの中には前記ラックと噛み合っているラック歯車が回転できるように設けられ、前記ラック歯車の前端には従連動傘歯車が固定的に設けられ、前記従連動傘歯車の下側には前記従連動傘歯車と噛み合っている主連動傘歯車が設けられ、前記伸縮チャンバの下側には位置制限溝が連通するように設けられ、前記伸縮ロッドの下端には前記位置制限溝の中に伸びている位置制限ブロックが固定的に設けられることを特徴とする請求項1に記載のマルチアングル携帯電話ホルダー。
【請求項3】
前記手動制御装置は前記本体の中に設置される切替チャンバを含み、前記切替チャンバの中には従動はすば歯車が回転できるように設けられ、前記従動はすば歯車の上端には伝動軸が固定的に連結され、前記伝動軸は前記本体および前記パレットの回転中心を貫通しており、且つ前記主連動傘歯車の下端に連結され、前記切替チャンバの中において前記従動はすば歯車の右側には引掛り歯車ブロックが設けられ、前記引掛り歯車ブロックの右端と前記切替チャンバの右壁との間には圧縮バネが固定的に連結され、前記引掛り歯車ブロックの左側には切替ブロックが当接して設けられ、前記切替ブロックの中には空きチャンバが設けられ、前記従動はすば歯車が前記空きチャンバの中に位置することができ、前記切替チャンバの前側にはガイドスライドチャンバが連通するように設けられ、前記ガイドスライドチャンバの中には前記切替ブロックに固定的に連結されるガイドスライドロッドがスライドできるように設けられ、前記ガイドスライドロッドの左端と前記ガイドスライドチャンバの左壁との間には復帰バネが固定的に連結され、前記ガイドスライドロッドの後端は外部に伸びており、且つ前記ガイドスライドロッドの後端には制御ブロックが固定的に連結され、前記空きチャンバの中には前記従動はすば歯車の左端と噛み合っている主動はすば歯車が設けられ、前記主動はすば歯車の前端には動力軸が固定的に連結され、前記切替チャンバの前側には回転軸チャンバが連通するように設けられ、前記動力軸の前端は前記回転軸チャンバを貫通しており、且つ前記動力軸の前端には回転つまみが固定的に連結され、前記切替チャンバの左側にはプッシュロッドチャンバが連通するように設けられ、前記切替ブロックの左端には前記プッシュロッドチャンバの中に伸びているプッシュロッドが固定的に連結されることを特徴とする請求項1に記載のマルチアングル携帯電話ホルダー。
【請求項4】
前記位置制限装置は前記プッシュロッドチャンバの左側に連通するように設けられる昇降チャンバを含み、前記昇降チャンバの中には昇降ブロックがスライドできるように設けられ、前記昇降ブロックの右端面において前記プッシュロッドチャンバに相対する位置には凹溝が設けられ、前記昇降ブロックの上端と前記昇降チャンバの上壁との間には押圧ばねが固定的に連結され、前記回転ブロックの中には引掛り板チャンバが設けられ、前記昇降ブロックの下端は前記引掛り板チャンバの中に伸びており、且つ前記昇降ブロックの下端の前後両端にはプッシュプルロッドが対称的にヒンジで連結され、前記引掛り板チャンバの中にはスライド盤が前後に対称的にスライドできるように設けられ、前記プッシュプルロッドの下端が前記スライド盤の相対する一端にヒンジで連結され、前記引掛りロッドが前記スライド盤の反対側の端面に環状に配列されるように設置され、且つ外部に伸びていることを特徴とする請求項1に記載のマルチアングル携帯電話ホルダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は生活用品技術分野を取り上げて、具体的にはマルチアングル携帯電話ホルダーである。
【背景技術】
【0002】
携帯電話ホルダーが日常生活で至る所に見られ、携帯電話を支えることができ、また携帯電話を挟み、角度を調整することによって携帯電話を快適な角度に保つことができる携帯電話ホルダーもあり、しかし既存の携帯電話ホルダーの多くはサポート効果しか有しなく、挟むことができる携帯電話ホルダーは両面締め付けと四面締め付けがあり、両面締め付けは、携帯電話が落下しないように挟む力が強いので、ホルダーを開くことが不便であり、四面締め付けにはサイズ制限があり、使用範囲が狭く、同時に多くのホルダーの回転角度の範囲が狭く、多くの使用ニーズを満たすことができなく、したがって、本発明は、上記の問題を解決することができる携帯電話ホルダーを設計することを目的とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第104539770号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明はマルチアングル携帯電話ホルダーを提供し、従来技術における上記欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例のマルチアングル携帯電話ホルダーは、本体を含み、前記本体の上側にはパレットが回転できるように設けられ、前記本体の下側には台座が設けられ、前記本体の下端面の左端が前記台座の左端に回転できるように連結され、前記本体の中には手動制御装置が設けられ、前記パレットの中には調整挟み装置が設けられ、前記調整挟み装置は前記パレットの左端に設置される底板を含み、前記パレットにはサイド板が前後に対称的に設けられ、前記パレットの右側には調整板が設けられ、前記調整板の右端には頂板が設けられ、前記手動制御装置は前記調整板を制御して移動させ、それによって携帯電話の長さに適応し、きつく挟むとき、前記底板を引き動かし、伝動機構によって前記サイド板と前記頂板を連動させて外側に広げ、携帯電話を前記パレットの上に置いて
きつく挟むことが可能であり、前記本体と前記台座との回転する位置に位置制限装置が設けられ、前記位置制限装置は本体の下端面の左端に固定的に設けられる回転ブロックを含み、前記回転ブロックの中には引掛りロッドが前後に対称的に、且つ環状に配列されるように設けられ、前記台座の左端には固定ブロックが前後に対称的に且つ固定的に設けられ、前記回転ブロックは前記固定ブロックに回転できるように係合され、前記固定ブロックの相対する側の端面には引掛り溝が前記引掛りロッドに相対するように環状に配列されて設けられ、前記台座の右側上端には上挟み板が固定的に設けられ、前記台座の右端面の下側にはねじりチャンバが設けられ、前記ねじりチャンバの中には下挟み板が回転できるように設けられ、前記下挟み板の前後両端と前記ねじりチャンバの両壁との間にはトーションばね
が固定的に設けられる。
【0006】
更の技術プランとしては、前記調整挟み装置は前記パレットを含み、前記パレットの中には伸縮チャンバが設けられ、前記伸縮チャンバの中には伸縮ロッドがスライドできるように設けられ、前記調整板が前記伸縮ロッドの右端に固定的に設けられ、前記伸縮ロッドの中には回転軸が回転できるように設けられ、前記回転軸の中にはスプライン孔が設けられ、前記伸縮チャンバの左側には伝動チャンバが設けられ、前記伝動チャンバの中には従動傘歯車が回転できるように設けられ、前記従動傘歯車の右端には前記スプライン孔の中に伸びているスプライン軸が固定的に連結され、前記従動傘歯車の左側には主動傘歯車が噛み合って設けられ、前記主動傘歯車の前端にはリールが固定的に設けられ、前記リールには張り線が巻きつくように設けられ、前記リールの前端と前記伝動チャンバの前壁には捻りばねが連結され、前記伝動チャンバの前後両側には反対に開口したサイドスライドチャンバが対称的に設けられ、前後サイド板の下側部分は前記サイドスライドチャンバの中に延びており、且つ前後サイド板の下側部分にねじチャンバが設けられ、前記主動傘歯車の後端と前記リールの前端には前記ねじチャンバの中に延びているねじロッドが固定的に設けられ、前記伝動チャンバの左側には底スライドチャンバが設けられ、前記底板の下端は前記底スライドチャンバの中に延びており、前記張り線が前記底板の下側部分の右端に連結され、前記調整板の中には引き動かしチャンバが設けられ、前記回転軸の右端は前記引き動かしチャンバの中に延びており、且つ前記回転軸の右端には主伝動傘歯車が固定的に設けられ、前記主伝動傘歯車の右側には前記主伝動傘歯車と噛み合っている従伝動傘歯車が設けられ、前記従伝動傘歯車の下端には揺りロッドが固定的に設けられ、前記揺りロッドの下端にはヒンジロッドがヒンジで連結され、前記頂板の下側部分は前記引き動かしチャンバの中に延びており、且つ前記ヒンジロッドの右端にヒンジで連結され、前記伸縮ロッドの下端面にはラックが固定的に設けられ、前記伸縮チャンバの下側には歯車チャンバが設けられ、前記歯車チャンバの中には前記ラックと噛み合っているラック歯車が回転できるように設けられ、前記ラック歯車の前端には従連動傘歯車が固定的に設けられ、前記従連動傘歯車の下側には前記従連動傘歯車と噛み合っている主連動傘歯車が設けられ、前記伸縮チャンバの下側には位置制限溝が連通するように設けられ、前記伸縮ロッドの下端には前記位置制限溝の中に伸びている位置制限ブロックが固定的に設けられる。
【0007】
更の技術プランとしては、前記手動制御装置は前記本体の中に設置される切替チャンバを含み、前記切替チャンバの中には従動はすば歯車が回転できるように設けられ、前記従動はすば歯車の上端には伝動軸が固定的に連結され、前記伝動軸は前記本体および前記パレットの回転中心を貫通しており、且つ前記主連動傘歯車の下端に連結され、前記切替チャンバの中において前記従動はすば歯車の右側には引掛り歯車ブロックが設けられ、前記引掛り歯車ブロックの右端と前記切替チャンバの右壁との間には圧縮バネが固定的に連結され、前記引掛り歯車ブロックの左側には切替ブロックが当接して設けられ、前記切替ブロックの中には空きチャンバが設けられ、前記従動はすば歯車が前記空きチャンバの中に位置することができ、前記切替チャンバの前側にはガイドスライドチャンバが連通するように設けられ、前記ガイドスライドチャンバの中には前記切替ブロックに固定的に連結されるガイドスライドロッドがスライドできるように設けられ、前記ガイドスライドロッドの左端と前記ガイドスライドチャンバの左壁との間には復帰バネが固定的に連結され、前記ガイドスライドロッドの後端は外部に伸びており、且つ前記ガイドスライドロッドの後端には制御ブロックが固定的に連結され、前記空きチャンバの中には前記従動はすば歯車の左端と噛み合っている主動はすば歯車が設けられ、前記主動はすば歯車の前端には動力軸が固定的に連結され、前記切替チャンバの前側には回転軸チャンバが連通するように設けられ、前記動力軸の前端は前記回転軸チャンバを貫通しており、且つ前記動力軸の前端には回転つまみが固定的に連結され、前記切替チャンバの左側にはプッシュロッドチャンバが連通するように設けられ、前記切替ブロックの左端には前記プッシュロッドチャンバの中に伸びているプッシュロッドが固定的に連結される。
【0008】
更の技術プランとしては、前記位置制限装置は前記プッシュロッドチャンバの左側に連通するように設けられる昇降チャンバを含み、前記昇降チャンバの中には昇降ブロックがスライドできるように設けられ、前記昇降ブロックの右端面において前記プッシュロッドチャンバに相対する位置には凹溝が設けられ、前記昇降ブロックの上端と前記昇降チャンバの上壁との間には押圧ばねが固定的に連結され、前記回転ブロックの中には引掛り板チャンバが設けられ、前記昇降ブロックの下端は前記引掛り板チャンバの中に伸びており、且つ前記昇降ブロックの下端の前後両端にはプッシュプルロッドが対称的にヒンジで連結され、前記引掛り板チャンバの中にはスライド盤が前後に対称的にスライドできるように設けられ、前記プッシュプルロッドの下端が前記スライド盤の相対する一端にヒンジで連結され、前記引掛りロッドが前記スライド盤の反対側の端面に環状に配列されるように設置され、且つ外部に伸びている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の有益な効果は:本発明は構成が簡単で、操作が便利であり、本装置によって携帯電話を固定して支えているとき、百八十度の角度反転と三百六十度の水平および垂直画面回転を実現でき、より多くの利用ニーズを満たし、同時に、携帯電話の異なったサイズに従って調節することができ、より多くの携帯電話のタイプの使用に適応することができ、同時に、連動方式では四面の挟み板を簡単に開けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は本発明のマルチアングル携帯電話ホルダーの内部全体構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0011】
下記に
図1〜5を合わせて本発明について詳しく説明します。説明を便利にさせるように、ここで下記の方位に規定します:下記の上下左右前後という方向は
図1の自身の投影関係の上下左右前後の方向と一致します。
【0012】
図1〜5を参照し、本発明の実施例のマルチアングル携帯電話ホルダーは、本体11を含み、前記本体11の上側にはパレット12が回転できるように設けられ、前記本体11の下側には台座13が設けられ、前記本体11の下端面の左端が前記台座13の左端に回転できるように連結され、前記本体11の中には手動制御装置が設けられ、前記パレット12の中には調整挟み装置が設けられ、前記調整挟み装置は前記パレット12の左端に設置される底板14を含み、前記パレット12にはサイド板15が前後に対称的に設けられ、前記パレット12の右側には調整板16が設けられ、前記調整板16の右端には頂板17が設けられ、前記手動制御装置は前記調整板16を制御して移動させ、それによって携帯電話の長さに適応し、きつく挟むとき、前記底板14を引き動かし、伝動機構によって前記サイド板15と前記頂板17を連動させて外側に広げ、携帯電話を前記パレット12の上に置いて
きつく挟むことが可能であり、前記本体11と前記台座13との回転する位置に位置制限装置が設けられ、前記位置制限装置は本体11の下端面の左端に固定的に設けられる回転ブロック18を含み、前記回転ブロック18の中には引掛りロッド19が前後に対称的に、且つ環状に配列されるように設けられ、前記台座13の左端には固定ブロック20が前後に対称的に且つ固定的に設けられ、前記回転ブロック18は前記固定ブロック20に回転できるように係合され、前記固定ブロック20の相対する側の端面には引掛り溝21が前記引掛りロッド19に相対するように環状に配列されて設けられ、前記台座13の右側上端には上挟み板73が固定的に設けられ、前記台座13の右端面の下側にはねじりチャンバ74が設けられ、前記ねじりチャンバ74の中には下挟み板75が回転できるように設けられ、前記下挟み板75の前後両端と前記ねじりチャンバ74の両壁との間にはトーションばね
が固定的に設けられる。
【0013】
有益的には、前記調整挟み装置は前記パレット12を含み、前記パレット12の中には伸縮チャンバ22が設けられ、前記伸縮チャンバ22の中には伸縮ロッド23がスライドできるように設けられ、前記調整板16が前記伸縮ロッド23の右端に固定的に設けられ、前記伸縮ロッド23の中には回転軸24が回転できるように設けられ、前記回転軸24の中にはスプライン孔25が設けられ、前記伸縮チャンバ22の左側には伝動チャンバ26が設けられ、前記伝動チャンバ26の中には従動傘歯車27が回転できるように設けられ、前記従動傘歯車27の右端には前記スプライン孔25の中に伸びているスプライン軸28が固定的に連結され、前記従動傘歯車27の左側には主動傘歯車29が噛み合って設けられ、前記主動傘歯車29の前端にはリール30が固定的に設けられ、前記リール30には張り線31が巻きつくように設けられ、前記リール30の前端と前記伝動チャンバ26の前壁には捻りばね76が連結され、前記伝動チャンバ26の前後両側には反対に開口したサイドスライドチャンバ32が対称的に設けられ、前後サイド板15の下側部分は前記サイドスライドチャンバ32の中に延びており、且つ前後サイド板15の下側部分にねじチャンバ33が設けられ、前記主動傘歯車29の後端と前記リール30の前端には前記ねじチャンバ33の中に延びているねじロッド34が固定的に設けられ、前記伝動チャンバ26の左側には底スライドチャンバ36が設けられ、前記底板14の下端は前記底スライドチャンバ36の中に延びており、前記張り線31が前記底板14の下側部分の右端に連結され、前記調整板16の中には引き動かしチャンバ37が設けられ、前記回転軸24の右端は前記引き動かしチャンバ37の中に延びており、且つ前記回転軸24の右端には主伝動傘歯車38が固定的に設けられ、前記主伝動傘歯車38の右側には前記主伝動傘歯車38と噛み合っている従伝動傘歯車39が設けられ、前記従伝動傘歯車39の下端には揺りロッド40が固定的に設けられ、前記揺りロッド40の下端にはヒンジロッド41がヒンジで連結され、前記頂板17の下側部分は前記引き動かしチャンバ37の中に延びており、且つ前記ヒンジロッド41の右端にヒンジで連結され、前記伸縮ロッド23の下端面にはラック42が固定的に設けられ、前記伸縮チャンバ22の下側には歯車チャンバ43が設けられ、前記歯車チャンバ43の中には前記ラック42と噛み合っているラック歯車44が回転できるように設けられ、前記ラック歯車44の前端には従連動傘歯車45が固定的に設けられ、前記従連動傘歯車45の下側には前記従連動傘歯車45と噛み合っている主連動傘歯車46が設けられ、前記伸縮チャンバ22の下側には位置制限溝71が連通するように設けられ、前記伸縮ロッド23の下端には前記位置制限溝71の中に伸びている位置制限ブロック72が固定的に設けられる。
【0014】
有益的には、前記手動制御装置は前記本体11の中に設置される切替チャンバ47を含み、前記切替チャンバ47の中には従動はすば歯車48が回転できるように設けられ、前記従動はすば歯車48の上端には伝動軸49が固定的に連結され、前記伝動軸49は前記本体11および前記パレット12の回転中心を貫通しており、且つ前記主連動傘歯車46の下端に連結され、前記切替チャンバ47の中において前記従動はすば歯車48の右側には引掛り歯車ブロック50が設けられ、前記引掛り歯車ブロック50の右端と前記切替チャンバ47の右壁との間には圧縮バネ51が固定的に連結され、前記引掛り歯車ブロック50の左側には切替ブロック52が当接して設けられ、前記切替ブロック52の中には空きチャンバ53が設けられ、前記従動はすば歯車48が前記空きチャンバ53の中に位置することができ、前記切替チャンバ47の前側にはガイドスライドチャンバ54が連通するように設けられ、前記ガイドスライドチャンバ54の中には前記切替ブロック52に固定的に連結されるガイドスライドロッド55がスライドできるように設けられ、前記ガイドスライドロッド55の左端と前記ガイドスライドチャンバ54の左壁との間には復帰バネ56が固定的に連結され、前記ガイドスライドロッド55の後端は外部に伸びており、且つ前記ガイドスライドロッド55の後端には制御ブロック57が固定的に連結され、前記空きチャンバ53の中には前記従動はすば歯車48の左端と噛み合っている主動はすば歯車58が設けられ、前記主動はすば歯車58の前端には動力軸59が固定的に連結され、前記切替チャンバ47の前側には回転軸チャンバ60が連通するように設けられ、前記動力軸59の前端は前記回転軸チャンバ60を貫通しており、且つ前記動力軸59の前端には回転つまみ61が固定的に連結され、前記切替チャンバ47の左側にはプッシュロッドチャンバ62が連通するように設けられ、前記切替ブロック52の左端には前記プッシュロッドチャンバ62の中に伸びているプッシュロッド63が固定的に連結される。
【0015】
有益的には、前記位置制限装置は前記プッシュロッドチャンバ62の左側に連通するように設けられる昇降チャンバ64を含み、前記昇降チャンバ64の中には昇降ブロック65がスライドできるように設けられ、前記昇降ブロック65の右端面において前記プッシュロッドチャンバ62に相対する位置には凹溝66が設けられ、前記昇降ブロック65の上端と前記昇降チャンバ64の上壁との間には押圧ばね67が固定的に連結され、前記回転ブロック18の中には引掛り板チャンバ68が設けられ、前記昇降ブロック65の下端は前記引掛り板チャンバ68の中に伸びており、且つ前記昇降ブロック65の下端の前後両端にはプッシュプルロッド69が対称的にヒンジで連結され、前記引掛り板チャンバ68の中にはスライド盤70が前後に対称的にスライドできるように設けられ、前記プッシュプルロッド69の下端が前記スライド盤70の相対する一端にヒンジで連結され、前記引掛りロッド19が前記スライド盤70の反対側の端面に環状に配列されるように設置され、且つ外部に伸びている。
【0016】
初期状態では、調整板16はパレット12と当接し、本体11は水平状態にあり、このとき、切替ブロック52は中間位置にあり、このとき、主動はすば歯車58と従動はすば歯車48とは噛合していなく、引掛り歯車ブロック50は従動はすば歯車48と当接してそれを引っかからせ、引掛りロッド19は引掛り溝21の中に伸びていて挟まれる。
【0017】
携帯電話をきつく挟んでサポートするとき、制御ブロック57を手動で制御して右に移動させ、ガイドスライドロッド55によって切替ブロック52を連動させて右に移動させ、このとき引掛り歯車ブロック50を引き動かして右に移動させ、このとき引掛り歯車ブロック50が従動はすば歯車48から離脱し、主動はすば歯車58は従動はすば歯車48と噛み合い、このとき回転つまみ61を手動で回転させ、動力軸59によって主動はすば歯車58を回転連動させ、歯車の噛み合いによって従動はすば歯車48を回転連動させ、伝動軸49によって主連動傘歯車46を回転連動させ、歯車の噛み合いによって従連動傘歯車45を回転連動させ、且つラック歯車44を回転連動させ、ラックと歯車との噛み合いによってラック42を連動させて右に移動させ、且つ伸縮ロッド23と調整板16を連動させて右に移動させ、これにより伸縮ロッド23と調整板16との間の距離を携帯電話の長さに合わせるまで調整し、次に底板14を左に引っ張り、張り線をさらに引き締め、且つリール30と主動傘歯車29を回転連動させ、次にねじロッド34を回転連動させ、ねじ山による連結によってサイド板15を連動させて両側に広げ、同時に主動傘歯車29は歯車の噛み合いによって従動傘歯車27を回転連動させ、スプライン軸28と回転軸24によって主伝動傘歯車38を回転連動させ、歯車の噛み合いによって従伝動傘歯車39を回転連動させ、且つ揺りロッド40を回転連動させ、揺りロッド40によって頂板17を連動させて右に移動させ、このとき、携帯電話がパレット12の上に置かれ、底板14と、サイド板15と、頂板17とは捻りばね76のねじり力で復帰し、且つ携帯電話を挟み、次に制御ブロック57を制御して左に移動させ、ガイドスライド板55によって切換ブロック52およびプッシュロッド63を連動させて左に移動させ、このとき、プッシュロッド63が凹溝66の中に伸びており、且つ昇降ブロック65を連動させて上に移動させ、プッシュプルロッド69によってスライド盤70を引き動かして互いに近接させ、且つ引掛りロッド19を連動させて引掛り溝21から移出させ、このとき、本体11を回転させて傾斜角を制御し、復帰バネ56の弾性力で復帰し、下挟み板75を裏返し、上挟み板73と下挟み板75をきつく挟んで携帯電話ホルダーを固定し、水平および垂直スクリーンの角度はパレット12を回転させることによって調整されることができる。
【0018】
有益な効果は:本装置によって携帯電話を固定して支えているとき、百八十度の角度反転と三百六十度の水平および垂直画面回転を実現でき、より多くの利用ニーズを満たし、同時に、携帯電話の異なったサイズに従って調節することができ、より多くの携帯電話のタイプの使用に適応することができ、同時に、連動方式では四面の挟み板を簡単に開けることができる。
【0019】
本分野の技術者が明確できるのは、本発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本発明の保護範囲にある。本発明の保護方案は本発明の権利要求書を標準とすべきである。
【要約】
【課題】本発明はマルチアングル携帯電話ホルダーを開示した。
【解決手段】
本体を含み、前記本体の上側にはパレットが回転できるように設けられ、前記本体の下側には台座が設けられ、前記本体の下端面の左端が前記台座の左端に回転できるように連結され、前記本体の中には手動制御装置が設けられ、前記パレットの中には調整挟み装置が設けられ、前記調整挟み装置は前記パレットの左端に設置される底板を含み、本装置によって携帯電話を固定して支えているとき、百八十度の角度反転と三百六十度の水平および垂直画面回転を実現でき、より多くの利用ニーズを満たし、同時に、携帯電話の異なったサイズに従って調節することができ、より多くの携帯電話のタイプの使用に適応することができ、同時に、連動方式では四面の挟み板を簡単に開けることができる。
【選択図】
図1