(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6582340
(24)【登録日】2019年9月13日
(45)【発行日】2019年10月2日
(54)【発明の名称】都市汚水処理設備
(51)【国際特許分類】
B01D 33/04 20060101AFI20190919BHJP
B01D 24/46 20060101ALI20190919BHJP
B01D 33/44 20060101ALI20190919BHJP
B01D 33/58 20060101ALI20190919BHJP
B01D 29/00 20060101ALI20190919BHJP
B01D 36/02 20060101ALI20190919BHJP
C02F 1/00 20060101ALI20190919BHJP
【FI】
B01D33/04 A
B01D33/36
B01D23/02 Z
B01D36/02
C02F1/00 L
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-3951(P2019-3951)
(22)【出願日】2019年1月13日
【審査請求日】2019年1月16日
(31)【優先権主張番号】201811427885.8
(32)【優先日】2018年11月27日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519241864
【氏名又は名称】深▲せん▼市奔卉針織有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】方洋
【審査官】
目代 博茂
(56)【参考文献】
【文献】
特開平07−051512(JP,A)
【文献】
特開昭51−002065(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2018/0296951(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01D24/00−24/48
B01D29/00−37/04
C02F1/00−11/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
汚水タンクを含み、前記汚水タンクの中にはキャビティーが設けられ、前記キャビティーの中には汚水に対して最初の段階の分離を行う分離装置が設けられ、
前記キャビティーの右側端壁の中には細切キャビティーが設けられ、前記細切キャビティーの中には分離した後の固体汚染物を細かく切るための細切装置が設けられ、
前記キャビティーの内底壁には圧縮キャビティーが設けられ、前記圧縮キャビティーの中には分離した後の汚水を濾過する濾過装置が設けられ、
前記圧縮キャビティーの下方の前記汚水タンクの中には濾過した後の汚水を攪拌する攪拌装置が設けられ、
前記細切キャビティーの内底壁には打ち抜きキャビティーが連通して設置され、前記打ち抜きキャビティーの中には前記攪拌装置に動力を提供するための駆動装置が設けられることを特徴とする都市汚水処理設備。
【請求項2】
前記分離装置は前記キャビティーの左右端壁の中に設置される分離キャビティーと前記キャビティーの天井壁に設置されるインペラキャビティーとを含み、前記インペラキャビティーの前後端壁の中には第一回動軸が回転できるように係合装着され、前記第一回動軸にはインペラと前記インペラの後側に位置する第一伝動輪(図示していない)とが固定的に設置され、
前記分離キャビティーの前後端壁の中には左右対称の第二回動軸が回転できるように装着され、前記第二回動軸には搬送輪が固定的に設置され、左右二つの前記搬送輪の間が分離ベルトを介して伝動できるように接続し、
右側の前記第二回動軸には前記搬送輪の後側に位置する第二伝動輪(図示していない)が固定的に設置され、前記分離キャビティーと前記インペラキャビティーの間には連通溝が連通して設置され、前記連通溝の中には第三回動軸を介して第三伝動輪が回転できるように係合装着され、前記第一伝動輪(図示していない)と、前記第二伝動輪(図示していない)と前記第三伝動輪との間が第一伝動ベルトを介して伝動できるように係合接続し、
前記インペラキャビティーの天井壁には外部に連通する汚水管が設けられ、前記汚水管には開閉弁が設けられることを特徴とする請求項1に記載の都市汚水処理設備。
【請求項3】
前記細切装置は前記細切キャビティーの左右端壁の中にそれぞれ回転できるように係合設置される上細切軸と下細切軸とを含み、前記細切キャビティーの右側端壁の中には第一回動キャビティーが設けられ、前記上細切軸の左側端が前記細切キャビティーの左側内壁の中に固定的に設置される駆動モータと動力が伝達できるように接続し、前記上細切軸の右側端が前記第一回動キャビティーの中に挿入し、且つ前記上細切軸の右側端には第一回動歯車が固定的に設置され、前記下細切軸の右側端が前記第一回動キャビティーの中に挿入し、且つ前記下細切軸の右側端には前記第一回動歯車と噛み合う第二回動歯車が固定的に設置されることを特徴とする請求項1に記載の都市汚水処理設備。
【請求項4】
前記圧縮装置は前記圧縮キャビティーの左側内壁の中に設置されるガイド溝と前記圧縮キャビティーの右側内壁の中に設置される規制溝とを含み、前記ガイド溝の中にはガイドブロックがスライドできるように装着され、前記ガイドブロックの中にはスライド孔が設けられ、前記スライド孔の中にはガイドロッドがスライドできるように装着され、前記ガイドロッドの上下両端がそれぞれ前記ガイド溝の上下端壁と固定的に接続し、前記規制溝の中にはストッパーがスライドできるように装着され、前記規制溝の内底壁には前記ストッパーと固定的に接続する押圧ばねが設けられ、
前記ストッパーと前記ガイドブロックとの間には上圧縮板が固定的に設置され、前記圧縮キャビティーの内底壁には下圧縮板が固定的に設置され、前記上圧縮板と前記下圧縮板との中にはいずれもスルーホールが設けられ、前記上圧縮板と前記下圧縮板との間には濾過スポンジが弾装され、
前記規制溝の天井壁には第二回動キャビティーが設けられ、前記下細切軸の左側端が前記第二回動キャビティーの中に挿入し且つ前記第二回動キャビティーの左側内壁と回転できるように係合接続し、前記第二回動キャビティーの中の前記下細切軸には前記ストッパーを押圧してスライドできるように係合する押圧カムが固定的に設置されることを特徴とする請求項1に記載の都市汚水処理設備。
【請求項5】
前記攪拌装置は前記圧縮キャビティーの内底壁の中に固定的に設置される攪拌箱を含み、前記攪拌箱の中には前記圧縮キャビティーと連通する攪拌キャビティーが設けられ、前記攪拌キャビティーの左右端壁の中には攪拌軸が回転できるように係合装着され、前記攪拌軸には攪拌アームが固定的に設置され、
前記攪拌キャビティーの内底壁には外部に連通する排水溝が設けられ、前記排水溝の中には電磁弁が設けられ、
前記汚水タンクの左側端面にはホッパが固定的に設置され、前記ホッパと前記攪拌キャビティーとの間にはフィード管が連通して設けられることを特徴とする請求項1に記載の都市汚水処理設備。
【請求項6】
前記駆動装置は前記攪拌箱と前記打ち抜きキャビティーとの間に設置される伝動キャビティーを含み、前記攪拌軸の右側延伸端が前記伝動キャビティーの中に挿入し、且つ前記攪拌軸の右側延伸端には第四伝動輪が固定的に設置され、前記伝動キャビティーと前記打ち抜きキャビティーとの間には第四回動軸が回転できるように係合装着され、前記伝動キャビティーの中の前記第四回動軸には第五伝動輪が固定的に設置され、前記第四伝動輪と前記第五伝動輪との間が第二伝動ベルトを介して伝動できるように係合接続し、
前記打ち抜きキャビティーの中の前記第四回動軸には固定ロッドを介して上下対称の原料受け箱が偏心して装着され、前記原料受け箱の中には原料受けキャビティーが設けられることを特徴とする請求項1に記載の都市汚水処理設備。
【請求項7】
前記打ち抜きキャビティーの内底壁には外部に連通する伝送キャビティーが設けられ、前記伝送キャビティーの中には伝送装置が設けられ、前記伝送装置の伝送ベルトには収集箱が設けられることを特徴とする請求項1に記載の都市汚水処理設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は汚水処理技術分野を取り上げて、具体的には都市汚水処理設備である。
【背景技術】
【0002】
都市の人口が徐々に増加するにつれて、都市汚水排出量も徐々に増大し、従来、都市汚水に対して処理工程は一般的には分離、濾過及び沈殿などに分けられるが、従来の汚水処理設備は設置モードが簡単で、機能が比較的に単一で、各処理工程をそれぞれ対応する処理設備により完成させることが必要で、これは設備使用コストを大幅に増加し、汚水処理効率を低下させ、相対的に大きい欠陥が存在しているので、改善が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第104045187号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記技術の不足に対して、本発明は都市汚水処理設備を提案した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の都市汚水処理設備は、汚水タンクを含み、前記汚水タンクの中にはキャビティーが設けられ、前記キャビティーの中には汚水に対して最初の段階の分離を行う分離装置が設け
られ、
【0006】
前記キャビティーの右側端壁の中には細切キャビティーが設けられ、前記細切キャビティーの中には分離した後の固体汚染物を細かく切るための細切装置が設け
られ、
【0007】
前記キャビティーの内底壁には圧縮キャビティーが設けられ、前記圧縮キャビティーの中には分離した後の汚水を濾過する濾過装置が設け
られ、
【0008】
前記圧縮キャビティーの下方の前記汚水タンクの中には濾過した後の汚水を攪拌する攪拌装置が設け
られ、
【0009】
前記細切キャビティーの内底壁には打ち抜きキャビティーが連通して設置され、前記打ち抜きキャビティーの中には前記攪拌装置に動力を提供するための駆動装置が設けられる。
【0010】
更の技術プランとしては、前記分離装置は前記キャビティーの左右端壁の中に設置される分離キャビティーと前記キャビティーの天井壁に設置されるインペラキャビティーとを含み、前記インペラキャビティーの前後端壁の中には第一回動軸が回転できるように係合装着され、前記第一回動軸にはインペラと前記インペラの後側に位置する第一伝動輪(図示していない)とが固定的に設置される。
【0011】
前記分離キャビティーの前後端壁の中には左右対称の第二回動軸が回転できるように装着され、前記第二回動軸には搬送輪が固定的に設置され、左右二つの前記搬送輪の間が分離ベルトを介して伝動できるように接続する。
【0012】
右側の前記第二回動軸には前記搬送輪の後側に位置する第二伝動輪(図示していない)が固定的に設置され、前記分離キャビティーと前記インペラキャビティーの間には連通溝が連通して設置され、前記連通溝の中には第三回動軸を介して第三伝動輪が回転できるように係合装着され、前記第一伝動輪(図示していない)と、前記第二伝動輪(図示していない)と前記第三伝動輪との間が第一伝動ベルトを介して伝動できるように係合接続する。
【0013】
前記インペラキャビティーの天井壁には外部に連通する汚水管が設けられ、前記汚水管には開閉弁が設けられる。
【0014】
更の技術プランとしては、前記細切装置は前記細切キャビティーの左右端壁の中にそれぞれ回転できるように係合設置される上細切軸と下細切軸とを含み、前記細切キャビティーの右側端壁の中には第一回動キャビティーが設けられ、前記上細切軸の左側端が前記細切キャビティーの左側内壁の中に固定的に設置される駆動モータと動力が伝達できるように接続し、前記上細切軸の右側端が前記第一回動キャビティーの中に挿入し、且つ前記上細切軸の右側端には第一回動歯車が固定的に設置され、前記
下細切軸の右側端が前記第一回動キャビティーの中に挿入し、且つ前記
下細切軸の右側端には前記第一回動歯車と噛み合う第二回動歯車が固定的に設置される。
【0015】
更の技術プランとしては、前記圧縮装置は前記圧縮キャビティーの左側内壁の中に設置されるガイド溝と前記圧縮キャビティーの右側内壁の中に設置される規制溝とを含み、前記ガイド溝の中にはガイドブロックがスライドできるように装着され、前記ガイドブロックの中にはスライド孔が設けられ、前記スライド孔の中にはガイドロッドがスライドできるように装着され、前記ガイドロッドの上下両端がそれぞれ前記ガイド溝の上下端壁と固定的に接続し、前記規制溝の中にはストッパーがスライドできるように装着され、前記規制溝の内底壁には前記ストッパーと固定的に接続する押圧ばねが設けられる。
【0016】
前記ストッパーと前記ガイドブロックとの間には上圧縮板が固定的に設置され、前記圧縮キャビティーの内底壁には下圧縮板が固定的に設置され、前記上圧縮板と前記下圧縮板との中にはいずれもスルーホールが設けられ、前記上圧縮板と前記下圧縮板との間には濾過スポンジが弾装される。
【0017】
前記規制溝の天井壁には第二回動キャビティーが設けられ、前記
下細切軸の左側端が前記第二回動キャビティーの中に挿入し且つ前記第二回動キャビティーの左側内壁と回転できるように係合接続し、前記第二回動キャビティーの中の前記
下細切軸には前記ストッパーを押圧してスライドできるように係合する押圧カムが固定的に設置される。
【0018】
更の技術プランとしては、前記攪拌装置は前記圧縮キャビティーの内底壁の中に固定的に設置される攪拌箱を含み、前記攪拌箱の中には前記圧縮キャビティーと連通する攪拌キャビティーが設けられ、前記攪拌キャビティーの左右端壁の中には攪拌軸が回転できるように係合装着され、前記攪拌軸には攪拌アームが固定的に設置される。
【0019】
前記攪拌キャビティーの内底壁には外部に連通する排水溝が設けられ、前記排水溝の中には電磁弁が設けられる。
【0020】
前記汚水タンクの左側端面にはホッパが固定的に設置され、前記ホッパと前記攪拌キャビティーとの間にはフィード管が連通して設けられる。
【0021】
更の技術プランとしては、前記駆動装置は前記攪拌箱と前記打ち抜きキャビティーとの間に設置される伝動キャビティーを含み、前記攪拌軸の右側延伸端が前記伝動キャビティーの中に挿入し、且つ前記攪拌軸の右側延伸端には第四伝動輪が固定的に設置され、前記伝動キャビティーと前記打ち抜きキャビティーとの間には第四回動軸が回転できるように係合装着され、前記伝動キャビティーの中の前記第四回動軸には第五伝動輪が固定的に設置され、前記第四伝動輪と前記第五伝動輪との間が第二伝動ベルトを介して伝動できるように係合接続する。
【0022】
前記打ち抜きキャビティーの中の前記第四回動軸には固定ロッドを介して上下対称の原料受け箱が偏心して装着され、前記原料受け箱の中には原料受けキャビティーが設けられる。
【0023】
更の技術プランとしては、前記打ち抜きキャビティーの内底壁には外部に連通する伝送キャビティーが設けられ、前記伝送キャビティーの中には伝送装置が設けられ、前記伝送装置の伝送ベルトには収集箱が設けられる。
【発明の効果】
【0024】
以上により、本発明装置は構成が簡単で、使用が便利で、汚水に対しての分離、細切、濾過及び混合攪拌操作を一体的に実現でき、汚水処理効率を大幅に向上させられ、設備使用コストを減少でき、本発明装置は環境保全性に優れ、経済性が高く、押し広めて使用する値打ちがある。
【図面の簡単な説明】
【0025】
説明の便宜上、本発明は以下の具体的な実施例及び付図を交えて詳しく説明する。
【0026】
【
図1】
図1は本発明の都市汚水処理設備の構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1〜2が示すように、本発明の都市汚水処理設備は、汚水タンク10を含み、前記汚水タンク10の中にはキャビティー14が設けられ、前記キャビティー14の中には汚水に対して最初の段階の分離を行う分離装置が設けられ、前記キャビティー14の右側端壁の中には細切キャビティー55が設けられ、前記細切キャビティー55の中には分離した後の固体汚染物を細かく切るための細切装置が設けられ、前記キャビティー14の内底壁には圧縮キャビティー19が設けられ、前記圧縮キャビティー19の中には分離した後の汚水を濾過する濾過装置が設けられ、前記圧縮キャビティー19の下方の前記汚水タンク10の中には濾過した後の汚水を攪拌する攪拌装置が設けられ、前記細切キャビティー55の内底壁には打ち抜きキャビティー46が連通して設置され、前記打ち抜きキャビティー46の中には前記攪拌装置に動力を提供するための駆動装置が設けられる。
【0028】
有益的には、前記分離装置は前記キャビティー14の左右端壁の中に設置される分離キャビティー15と前記キャビティー14の天井壁に設置されるインペラキャビティー11とを含み、前記インペラキャビティー11の前後端壁の中には第一回動軸13が回転できるように係合装着され、前記第一回動軸13にはインペラ12と前記インペラ12の後側に位置する第一伝動輪(図示していない)とが固定的に設置される。
【0029】
前記分離キャビティー15の前後端壁の中には左右対称の第二回動軸17が回転できるように装着され、前記第二回動軸17には搬送輪16が固定的に設置され、左右二つの前記搬送輪16の間が分離ベルト18を介して伝動できるように接続する。
【0030】
右側の前記第二回動軸17には前記搬送輪16の後側に位置する第二伝動輪(図示していない)が固定的に設置され、前記分離キャビティー15と前記インペラキャビティー11の間には連通溝61が連通して設置され、前記連通溝61の中には第三回動軸58を介して第三伝動輪59が回転できるように係合装着され、前記第一伝動輪(図示していない)と、前記第二伝動輪(図示していない)と前記第三伝動輪59との間が第一伝動ベルト60を介して伝動できるように係合接続する。
【0031】
前記インペラキャビティー11の天井壁には外部に連通する汚水管62が設けられ、前記汚水管62には開閉弁63が設けられる。
【0032】
有益的には、前記細切装置は前記細切キャビティー55の左右端壁の中にそれぞれ回転できるように係合設置される上細切軸54と下細切軸29とを含み、前記細切キャビティー55の右側端壁の中には第一回動キャビティー51が設けられ、前記上細切軸54の左側端が前記細切キャビティー55の左側内壁の中に固定的に設置される駆動モータ56と動力が伝達できるように接続し、前記上細切軸54の右側端が前記第一回動キャビティー51の中に挿入し、且つ前記上細切軸54の右側端には第一回動歯車52が固定的に設置され、前記
下細切軸29の右側端が前記第一回動キャビティー51の中に挿入し、且つ前記
下細切軸29の右側端には前記第一回動歯車52と噛み合う第二回動歯車53が固定的に設置される。
【0033】
有益的には、前記圧縮装置は前記圧縮キャビティー19の左側内壁の中に設置されるガイド溝25と前記圧縮キャビティー19の右側内壁の中に設置される規制溝31とを含み、前記ガイド溝25の中にはガイドブロック23がスライドできるように装着され、前記ガイドブロック23の中にはスライド孔24が設けられ、前記スライド孔24の中にはガイドロッド22がスライドできるように装着され、前記ガイドロッド22の上下両端がそれぞれ前記ガイド溝25の上下端壁と固定的に接続し、前記規制溝31の中にはストッパー30がスライドできるように装着され、前記規制溝31の内底壁には前記ストッパー30と固定的に接続する押圧ばね32が設けられる。
【0034】
前記ストッパー30と前記ガイドブロック23との間には上圧縮板20が固定的に設置され、前記圧縮キャビティー19の内底壁には下圧縮板26が固定的に設置され、前記上圧縮板20と前記下圧縮板26との中にはいずれもスルーホール21が設けられ、前記上圧縮板20と前記下圧縮板26との間には濾過スポンジ261が弾装される。
【0035】
前記規制溝31の天井壁には第二回動キャビティー27が設けられ、前記
下細切軸29の左側端が前記第二回動キャビティー27の中に挿入し且つ前記第二回動キャビティー27の左側内壁と回転できるように係合接続し、前記第二回動キャビティー27の中の前記
下細切軸29には前記ストッパー30を押圧してスライドできるように係合する押圧カム28が固定的に設置される。
【0036】
有益的には、前記攪拌装置は前記圧縮キャビティー19の内底壁の中に固定的に設置される攪拌箱33を含み、前記攪拌箱33の中には前記圧縮キャビティー19と連通する攪拌キャビティー34が設けられ、前記攪拌キャビティー34の左右端壁の中には攪拌軸35が回転できるように係合装着され、前記攪拌軸35には攪拌アーム36が固定的に設置される。
【0037】
前記攪拌キャビティー34の内底壁には外部に連通する排水溝37が設けられ、前記排水溝37の中には電磁弁38が設けられる。
【0038】
前記汚水タンク10の左側端面にはホッパ64が固定的に設置され、前記ホッパ64と前記攪拌キャビティー34との間にはフィード管65が連通して設けられる。
【0039】
有益的には、前記駆動装置は前記攪拌箱33と前記打ち抜きキャビティー46との間に設置される伝動キャビティー40を含み、前記攪拌軸35の右側延伸端が前記伝動キャビティー40の中に挿入し、且つ前記攪拌軸35の右側延伸端には第四伝動輪41が固定的に設置され、前記伝動キャビティー40と前記打ち抜きキャビティー46との間には第四回動軸47が回転できるように係合装着され、前記伝動キャビティー40の中の前記第四回動軸47には第五伝動輪42が固定的に設置され、前記第四伝動輪41と前記第五伝動輪42との間が第二伝動ベルト421を介して伝動できるように係合接続する。
【0040】
前記打ち抜きキャビティー46の中の前記第四回動軸47には固定ロッド48を介して上下対称の原料受け箱49が偏心して装着され、前記原料受け箱49の中には原料受けキャビティー50が設けられる。
【0041】
有益的には、前記打ち抜きキャビティー46の内底壁には外部に連通する伝送キャビティー43が設けられ、前記伝送キャビティー43の中には伝送装置が設けられ、前記伝送装置の伝送ベルトには収集箱45が設けられる。
【0042】
本発明装置は初期状態においては、前記押圧ばね32による押圧で、前記ストッパー30の先端面が前記規制溝31の天井壁と当接し、前記押圧カム28の凸部が前記ストッパー30から最も離れ、前記電磁弁38及び前記開閉弁63がいずれも閉じ状態にある。
【0043】
使用する時に、まず前記ホッパ64を介して汚水処理剤を前記攪拌キャビティー34の中に入れて前記開閉弁63の開弁を制御し、汚水が前記汚水管62を経由して前記インペラキャビティー11の中に入り込んでまた前記インペラ12を回転駆動させ、前記インペラ12が回転した後で前記第一伝動輪(図示していない)と、前記第三伝動輪59と、前記第二伝動輪(図示していない)と右側の前記搬送輪16とを回転駆動させ、前記搬送輪16が回転した後で前記分離ベルト18を介して汚水の中の固体汚染物を分離した後で前記細切キャビティー55の中に移動させ、この時、前記駆動モータ56を制御して回転させ、前記駆動モータ56が回転した後で前記上細切軸54と、前記第一回動歯車52と、前記第二回動歯車53と前記下細切軸29を回転駆動させ、これによって分離された固体汚染物に対して粒切れ操作を行う。
【0044】
最初の段階で分離された汚水が前記分離キャビティー14を経由して前記圧縮キャビティー19の中に落ち込み、これと同時に、前記下細切軸29が回転した後で前記押圧カム28を回転駆動させることによって前記ストッパー30を押圧して前記上圧縮板20を連動させて前記濾過スポンジ261を下方に圧縮させ、これによって、分離された汚水を前記濾過スポンジ261により濾過した後で前記攪拌キャビティー34の中に快速に圧入し、この時、細かく切られた固体顆粒物が前記原料受けキャビティー50の中に落ち込み、前記原料受け箱49が偏心して装着されることによって、前記原料受けキャビティー50の中は固体顆粒物でいっぱいになった後、前記原料受け箱49が前記第四回動軸47を連動させて180度回転させ、前記原料受けキャビティー50の中の固体顆粒物を前記収集箱45の中に入れてまた伝送装置を介して外界まで伝送し、これと同時に、前記第四回動軸47が回転した後で前記第五伝動輪42と、前記第四伝動輪41と、前記攪拌軸35と前記攪拌アーム36とを回転駆動させることによって攪拌キャビティーの中の汚水混合物を快速に攪拌し、攪拌が完成した後、前記電磁弁38を制御して開弁させ、汚水混合物を外界まで排出して次の沈殿処理を行う。
【0045】
以上により、本発明装置は構成が簡単で、使用が便利で、汚水に対しての分離、細切、濾過及び混合攪拌操作を一体的に実現でき、汚水処理効率を大幅に向上させられ、設備使用コストを減少でき、本発明装置は環境保全性に優れ、経済性が高く、押し広めて使用する値打ちがある。
【0046】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式で、しかし本発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本発明の保護範囲にカバーされる。だから本発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
【要約】
【課題】本発明は都市汚水処理設備を開示した。
【解決手段】
汚水タンクを含み、前記汚水タンクの中にはキャビティーが設けられ、前記キャビティーの中には汚水に対して最初の段階の分離を行う分離装置が設けられ、前記キャビティーの右側端壁の中には細切キャビティーが設けられ、前記細切キャビティーの中には分離した後の固体汚染物を細かく切るための細切装置が設けられる;前記キャビティーの内底壁には圧縮キャビティーが設けられ、前記圧縮キャビティーの中には分離した後の汚水を濾過する濾過装置が設けられる;以上により、本発明装置は構成が簡単で、使用が便利で、汚水に対しての分離、細切、濾過及び混合攪拌操作を一体的に実現でき、汚水処理効率を大幅に向上させられ、設備使用コストを減少できる;本発明装置は環境保全性に優れ、経済性が高く、押し広めて使用する値打ちがある。
【選択図】
図1