【実施例】
【0024】
以下に実施例を示して本発明を更に具体的に説明するが本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。実施例中、含有量ないし使用量を表す%及び部は、特記ない限り重量基準である。
【0025】
実施例及び比較例に用いた主たる原料等は、以下の通りである。
グアーガム:イナゲルGR−10(伊那食品工業社製)
タラガム:イナゲルタラガムA(伊那食品工業社製)
ローカストビーンガム:イナゲルL−15S(冷水可溶性、伊那食品工業社製)
カラギナンA:イナゲルE−200(水溶性κ 伊那食品工業社製)
カラギナンB:イナゲルV−120(ι 伊那食品工業社製)
カラギナンC:イナゲルv−240(λ 伊那食品工業社製)
デンプン:マツノリンSM(α化 松谷化学工業社製)
タマリンドガム:グリロイド3S(DSP五協フード&ケミカル社製)
キサンタンガムA:イナゲルV−10(伊那食品工業社製)
キサンタンガムB:イナゲルV−7(加熱改質品 伊那食品工業社製)
寒天A:伊那寒天UP−37(伊那食品工業社製)
寒天B:ウルトラ寒天UX−30(低強度寒天 伊那食品工業社製)
ファーセレラン:伊那食品工業社製
ジェランガム:ケルコゲル(CPケルコ社製)
ネーティブジェランガム:LT−100(CPケルコ社製)
ペクチン:イナゲルJP−10(伊那食品工業社製)
アルギン酸ナトリウム:イナゲルGS−70(伊那食品工業社製)
ゼラチン:イナゲルA−81P(伊那食品工業社製)
【0026】
(実験例1)
増粘剤2の検討
(実施例1〜10,比較例1)
表1及び表2の配合にて本願に係る用時調整食品を作製した。具体的には増粘剤2とショ糖を混合後、シリアル食品を混合した。これに10℃及び40℃の牛乳を加え1分間撹拌した。これについて下記に示した物性を測定し表3に示した。ただし食感は10℃の牛乳を加えた場合のみ調べた。
【0027】
<食感>
10名のパネラーにより食感を調べた。
評価は下記の5段階で示した。
A:適度な粘性があり、且つシリアル食品への水分の染み込みが適度であり表面が軟らかく中心部がしっかりした良好な食感であった。
B:Aより粘性が低く、シリアル食品への水分の染み込みは多いが、Aには及ばないものの良好な食感であった。
C:Aより粘性が高く、シリアル食品への水分の染み込みは少なく固めであるが、Aには及ばないものの良好な食感であった。
D:粘性が低く、シリアル食品への水分の染み込みが多いため食感は悪かった。
E:粘性が高く、シリアル食品への水分の染み込みが少なすぎるため固く食感は悪かった。また牛乳の香りがマスキングされてしまった。
【0028】
<シリアル食品の吸水量(g)>
牛乳(乳)を加えてから10分後にシリアル食品を目開き1.7mm(10メッシュ)の篩を使用して取り出し付着物を除去後重量を測定し、シリアル食品の1gあたりの吸水量を式1により算出した。牛乳の温度は、10℃及び40℃とした。
混合されている乾燥フルーツやナッツ類(かぼちゃの種子や松の実など油脂分の多いもの)は除いてから吸水量を測定した。
【0029】
(式1) シリアル食品1gあたりの吸水量(g)
=(乳を添加した後のシリアル食品の重量(g)−乳を添加する前のシリアル食品の重量(g))/乳を添加する前のシリアル食品の重量(g)
【0030】
<粘度>
牛乳(乳)を加えてから10分後にシリアル食品を目開き1.7mm(10メッシュ)の篩を使用して取り出し、残った牛乳の粘度をB型粘度計(BROOKFIELD LVDV−1 PRIME)を使用して測定した。測定温度は10℃及び40℃とした。ローター回転数は60回転とし、使用ローターは粘度値により最適なローター(測定可能範囲であり、かつより高い値を読み取れるローター)を選択した。
【表1】
【表2】
【表3】
【0031】
以上のように増粘剤で粘性を与えた実施例の用時調整食品はシリアル食品の吸水が適度であり食感が良好であった。
【0032】
(実験例2)
粘度範囲
(実施例11〜20,比較例2〜7 )
表4,表5に示した配合にて本願に係る用時調整食品を作製した。具体的にはキサンタンガムAとショ糖を混合後、シリアル食品を混合した。これに牛乳を加え1分間撹拌した。これについて下記に示した物性を実験例1と同様に測定し表6に示した。
【表4】
【表5】
【表6】
【0033】
以上に様に粘性を50mPa・s〜5000mPa・sに調整した用時調整食品はシリアル食品の吸水が適度であり、良好な食感が得られた。
【0034】
(実験例3)
エクストルーダーで作製したシリアル食品を使用
(実施例21〜46)
表7に示した穀粉を使用してシリアル食品を作製した。具体的には表7の成分を混合した後、実施例21〜33においては穀粉100gに対して水25gを添加し、実施例34〜46においては穀粉と増粘剤1の混合粉末100g(混合割合は重量で、穀粉:増粘剤1=97:3)に対して水35gを添加してエクストルーダーを使用して、発泡させたシリアル食品を得た。エクストルーダー(TEX32FCT−21AW−V,丸ダイス,1mmφ,日本製鋼所社製)は、温度110℃、圧力4.0MPaの条件で直径約5mm、比重0.20g/cm3 のシリアル食品(水分値3%)を作製した。これらを表8に示した配合で用時調整食品を作製した。具体的にはカラギナンBとショ糖を混合後、シリアル食品を加え混合し、これに牛乳を加え1分間撹拌した。実験例1と同様にして物性を測定した。結果は表9に示した。
【表7】
【0035】
なお穀粉は、市販品があるもの(上新粉、餅粉、中力粉)は市販品を使用した。それ以外は乾燥品を石臼式の粉砕機(スーパーマスコロイダー)を使用して作製した。
【表8】
【表9】
【0036】
以上に用に何れも良好な結果が得られたがシリアル食品に増粘剤が含まれているものはより食感が良好であった。
【0037】
(実験例4)
用時調整食品に添加物を添加
(実施例47〜53)
表10,表11に示した配合にて用時調整食品を作製した。具体的にはカラギナンBと添加物、ショ糖を混合後、シリアル食品を混合した。これに牛乳を加え1分間撹拌した。これについて下記に示した物性を実験例1と同様に測定し表12に示した。
【表10】
【表11】
【表12】
【0038】
以上のように添加剤を加えることにより本発明にかかる多様性のある用時調整食品が作製できた。