(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ライブラリ装置において使用されるバーコードリーダは、一般的に、アクセッサに固定されており、アクセッサとバーコードリーダとの相対的な位置関係は不変である。このようなバーコードリーダを有するライブラリ装置において、上述のようなバーコードが読み取れないという不具合を改善する場合、バーコードリーダの読み取り角度を変更してバーコードが読み取れないという不具合を改善する方法が考えられる。しかしながら、アクセッサとバーコードリーダとの相対的な位置関係は不変であるバーコードリーダの読み取り角度を変更するためには、アクセッサ自体の位置を変更する必要がある。そのため、アクセッサが記憶媒体を把持するためには、アクセッサをバーコードリーダがバーコードを読み取れる角度に変更した後、再度、アクセッサを角度変更前の状態に戻す必要があった。
そのため、アクセッサの位置を変更せずに、バーコードリーダがバーコードを容易に読み取ることのできる技術が求められていた。
【0005】
そこで、この発明は、上記の課題を解決することのできるバーコード読み取り装置、バーコード読み取り方法及びプログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、バーコードが表示された記録媒体を、前記バーコードを前方に向けた姿勢で
少なくとも幅方向に並べて格納するマガジンと、当該マガジンの
少なくとも幅方向に沿って移動自在に設けられたアクセッサと、当該アクセッサに、前記マガジンに近接または離間する方向へ移動可能に設けられて前記記録媒体を把持または解放するピッカと、
前記アクセッサの幅方向外側に突出して設けられ、前記ピッカの後退に伴って押し込まれることで、前記アクセッサの上下方向に伸びる回転軸回りに回動するフレームと、前記フレームのうち前記回転軸で区切られる一方側に、前記ピッカの移動軌跡と交差するように設けられたレバーと、前記フレームのうち前記回転軸で区切られる他方側に設けられ、当該アクセッサと一体に移動して前記バーコードに光線を照射する光源と、
前記フレームのうち前記回転軸で区切られる他方側に設けられ、当該アクセッサと一体に移動し、当該光源から照射されて前記バーコードから反射した光線を受光する受光部と、
前記フレームのうち前記回転軸で区切られる他方側に設けられ、前記受光部が受光した光線に基づいて画像を生成
するカメラと、前記カメラが生成した画像からバーコードが読み取り可能か否かを判定する画像判定部を備えて前記ピッカの動作を制御する制御部と
、を備えるバーコード読み取り装置である。
【0007】
また、本発明は、
バーコードが表示された記録媒体を、前記バーコードを前方に向けた姿勢で少なくとも幅方向に並べて格納するマガジンと、当該マガジンの少なくとも幅方向に沿って移動自在に設けられたアクセッサと、当該アクセッサに、前記マガジンに近接または離間する方向へ移動可能に設けられて前記記録媒体を把持または解放するピッカと、前記アクセッサの幅方向外側に突出して設けられ、前記ピッカの後退に伴って押し込まれることで、前記アクセッサの上下方向に伸びる回転軸回りに回動するフレームと、前記フレームのうち前記回転軸で区切られる一方側に、前記ピッカの移動軌跡と交差するように設けられたレバーと、前記フレームのうち前記回転軸で区切られる他方側に設けられ、当該アクセッサと一体に移動して前記バーコードに光線を照射する光源と、前記フレームのうち前記回転軸で区切られる他方側に設けられ、当該アクセッサと一体に移動し、当該光源から照射されて前記バーコードから反射した光線を受光する受光部と、前記フレームのうち前記回転軸で区切られる他方側に設けられ、前記受光部が受光した光線に基づいて画像を生成するカメラと、を備えるバーコード読み取り装置におけるバーコード読み取り方法であって、前記受光部が受光した光線に基づいて前記カメラが生成した画像からバーコードが読み取り可能か否か
を判定する、バーコード読み取り方法である。
【0008】
また、本発明は、バーコードが表示された記録媒体を、前記バーコードを前方に向けた姿勢で
少なくとも幅方向に並べて格納するマガジンと、当該マガジンの
少なくとも幅方向に沿って移動自在に設けられたアクセッサと、当該アクセッサに、前記マガジンに近接または離間する方向へ移動可能に設けられて前記記録媒体を把持または解放するピッカと、
前記アクセッサの幅方向外側に突出して設けられ、前記ピッカの後退に伴って押し込まれることで、前記アクセッサの上下方向に伸びる回転軸回りに回動するフレームと、前記フレームのうち前記回転軸で区切られる一方側に、前記ピッカの移動軌跡と交差するように設けられたレバーと、前記フレームのうち前記回転軸で区切られる他方側に設けられ、当該アクセッサと一体に移動して前記バーコードに光線を照射する光源と、
前記フレームのうち前記回転軸で区切られる他方側に設けられ、当該アクセッサと一体に移動し、当該光源から照射されて前記バーコードから反射した光線を受光する受光部と、
前記フレームのうち前記回転軸で区切られる他方側に設けられ、前記受光部が受光した光線に基づいて画像を生成
するカメラと
、を備えるバーコード読み取り装置のコンピュータを、前記カメラが生成した画像からバーコードが読み取り可能か否かを判定する画像判定部を備えて前記ピッカの動作を制御する制御手段、として機能させるプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、アクセッサの位置を変更せずに、バーコードリーダがバーコードを容易に読み取ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
まず、本発明の最小構成のバーコード読み取り装置10について説明する。
本発明の最小構成のバーコード読み取り装置10は、
図1に示すように、少なくともマガジン101と、アクセッサ102と、ピッカ103と、光源104と、受光部105と、制御部106と、カメラ107と、変換部108と、を備える。
【0012】
マガジン101は、バーコードが表示された記録媒体を、バーコードを前方に向けた姿勢で並べて格納する。
アクセッサ102は、マガジン101の記録媒体の並んだ方向に沿って移動自在に設けられる。
ピッカ103は、アクセッサ102において、マガジン101に近接または離間する方向へ移動可能に設けられて記録媒体を把持または解放する。
光源104は、アクセッサ102と一体に移動してバーコードに光線を照射する。
受光部105は、アクセッサ102と一体に移動し、光源104から照射されてバーコードから反射した光線を受光する。
制御部106は、ピッカ103の動作を制御する。制御部106は、画像判定部を備える。画像判定部は、受光部105が受光した光線に基づいて生成された画像からバーコードが読み取り可能か否かを判定する。
カメラ107は、アクセッサ102に対して移動可能に搭載される。カメラ107は、受光部105が受光した光線に基づいて画像を生成する。
変換部108は、ピッカ103の動作をカメラ107の移動に変換する。
【0013】
<第一の実施形態>
次に、本発明の第一の実施形態によるバーコード読み取り装置10の構成について説明する。
本実施形態によるバーコード読み取り装置10は、
図2に示すように、マガジン101と、アクセッサ102と、ピッカ103と、受光部105と、制御部106と、カメラ107と、変換部108と、カートリッジ109と、バーコードラベル110と、光源104と、フレーム111と、回転軸112と、姿勢保持バネ113と、レバー114と、記憶部115と、を備える。
【0014】
マガジン101は、複数のカートリッジ109を備える。カートリッジ109は、バーコードラベル110が貼付されバーコードが表示された記録媒体を、バーコードを前方に向けた姿勢で並べて格納する。
【0015】
アクセッサ102は、カートリッジ109の記録媒体の並んだ方向に沿って移動自在に設けられる。
ピッカ103は、アクセッサ102において、マガジン101に近接または離間する方向へ移動可能に設けられて記録媒体を把持または解放する。ピッカ103は、制御部106が出力した制御信号に応じて移動する。
光源104は、アクセッサ102と一体に移動する。光源104は、バーコードに光線を照射する。
受光部105は、アクセッサ102と一体に移動する。受光部105は、光源104から照射されてバーコードから反射した光線を受光する。
【0016】
制御部106は、制御信号を用いてピッカ103の移動を制御する。例えば、制御部106は、ピッカ103に対してパルス信号を出力すると、ピッカ103に備えられたステッピングモータがパルス信号のパルス数に応じて回転する。ステッピングモータの回転運動は往復運動に変換されて、ピッカ103は、制御部106が出力したパルス信号のパルス数に応じた距離(例えば、パルス信号の1パルスで0.1mm)を移動する。
また、制御部106は、画像判定部1061を備える。画像判定部1061は、受光部105が受光した光線に基づいて生成された画像からバーコードが読み取り可能か否かを判定する。
カメラ107は、アクセッサ102に対して移動可能なフレーム111に搭載される。カメラ107は、受光部105が受光した光線に基づいて、画像を生成する。具体的には、カメラ107は、CCD(Charge−Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどを用いて、光(光線)を電気信号に変換し、各画素に対応する電荷に応じて画像を生成する。
【0017】
変換部108は、フレーム111と、回転軸112と、姿勢保持バネ113と、レバー114と、を備える。レバー114は、ピッカ103の移動軌跡と交差する位置に延びる。変換部108は、回転軸112を支点、ピッカ103が接触するレバー114を力点、カメラ107が搭載されたフレーム111の箇所を作用点とした第1種てこ(力点と作用点の間に支点があるてこ)についてのてこの原理に基づいて、
図3に示すように、ピッカ103の動作をフレーム111の移動に変換する。具体的には、レバー114はフレーム111に固定されており、フレーム111は、回転軸112を回転中心として、姿勢保持バネ113により
図3(A)、(B)の反時計回りに付勢されることにより、アクセッサ102と接触する位置で姿勢を保持している。ピッカ103は、
図3(A)に示す変換部108に触れない位置から
図3(B)の矢印Eに示すように、変換部108に近づく方向に移動すると、レバー114に接触する。そして、ピッカ103が更に移動し、
図3(B)に示すように、レバー114をピッカ103の移動方向に押し込むと、回転軸112を支点としたてこの原理により、フレーム111は、アクセッサ102の移動方向と交差する回転軸112を中心に回転して向きが変化する。光源104は、フレーム111に搭載されているため、フレーム111が回転軸112を中心軸として向きが変化すると、光源104自身もフレーム111と連動して向きが変化する。また、カメラ107も同様にフレーム111に搭載されているため、フレーム111が回転軸112を中心軸として向きが変化すると、カメラ107自身もフレーム111と連動して向きが変化する。光源104は、フレーム111と連動して向きが変化することにより、バーコードラベル110に照射する光線の照射角度を変更することができる。また、カメラ107は、フレーム111と連動して向きが変化することにより、バーコードラベル110に照射された光線の反射光を受光部105が受光しバーコードを読み取る読み取り角度を変更することができる。
【0018】
記憶部115は、バーコード読み取り装置10が行う処理に必要な種々のデータを記憶する。例えば、記憶部115は、制御部106が出力する制御信号のパルス数に基づいて、制御部106の制御対象であるピッカ103の位置を記憶する。
【0019】
本実施形態によるバーコード読み取り装置10は、ピッカ103が移動することにより回転軸112を中心軸としてフレーム111の向きを変化させる。バーコード読み取り装置10は、フレーム111の向きを変化させることにより連動して光源104とカメラ107の向きを変化させることにより、光源104がバーコードラベル110に照射する光線の照射角度、及び、バーコードラベル110に照射された光線の反射光を受光部105が受光しバーコードを読み取る読み取り角度を変更する。こうすることで、バーコード読み取り装置10は、アクセッサの位置を変更せずに、バーコードの読み取りを改善する。その結果、バーコード読み取り装置10により、短時間に記憶媒体の取り出しが可能となる。
【0020】
次に、本実施形態によるバーコード読み取り装置10の処理について説明する。
ここでは、
図4に示す本実施形態によるバーコード読み取り装置10の処理フローについて説明する。なお、バーコード読み取り装置10は、
図2で示した構成であるものとする。
【0021】
ピッカ103が変換部108に触れない位置(例えば、
図3(A)に示すようなピッカ103の位置)にあるときに、光源104は、記録媒体に貼付されたバーコードラベル110のバーコードに光線を照射する。
【0022】
光源104から照射された光線は、バーコードラベル110のバーコードを反射する。受光部105は、バーコードラベル110のバーコードから反射した光線の一部を受光する。
【0023】
カメラ107は、受光部105が受光した光線に基づいて、画像を生成する。具体的には、カメラ107は、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどを用いて、光(光線)を電気信号に変換し、各画素に対応する電荷に応じて画像を生成する(ステップS1)。カメラ107は、生成した画像を制御部106に出力する。
【0024】
画像判定部1061は、制御部106がカメラ107から画像を入力すると、入力した画像からバーコードが読み取り可能か否かを判定する(ステップS2)。具体的には、画像判定部1061は、入力した画像と記録媒体のそれぞれに付与したバーコードの画像とを比較する。画像判定部1061は、比較したそれぞれの画像のそれぞれの画素が所定の割合を超えて一致した場合に、入力した画像と記録媒体のそれぞれに付与したバーコードの画像とが一致すると判定し、バーコードが読み取り可能であると判定する。また、画像判定部1061は、比較したそれぞれの画像のそれぞれの画素が所定の割合以下で一致した場合に、入力した画像と記録媒体のそれぞれに付与したバーコードの画像とが一致しないと判定し、バーコードが読み取り不可能であると判定する。
【0025】
画像判定部1061は、バーコードが読み取り可能であると判定した場合(ステップS2、YES)、制御部106の現在の制御信号のパルス数に基づいてピッカ103の位置を記憶部115に記録する(ステップS3)。そして、画像判定部1061は、バーコード読み取り装置10が行うバーコードを読み取る処理を終了させる。
【0026】
また、画像判定部1061がバーコードが読み取り不可能であると判定した場合(ステップS2、NO)、制御部106は、制御信号をピッカ103に出力してフレーム111の向きを変更する(ステップS4)。具体的には、制御部106は、ピッカ103をレバー114と接触させる所定のパルス数の制御信号(例えば、パルス数が100のパルス信号)をピッカ103に出力する。その後、制御部106は、ピッカ103を所定距離移動させるパルス数の制御信号(例えば、パルス数が5のパルス信号)を出力し、ピッカ103を移動させる。ピッカ103が移動すると変換部108によるてこの原理により、ピッカ103の動作がフレーム111の移動に変換され、フレーム111の向きを変更される。
【0027】
制御部106は、ステップS2の処理に戻す。なお、画像判定部1061がステップS2の処理においてバーコードが読み取り不可能であると判定した初回以外には、制御部106は、ピッカ103をレバー114と接触させる所定のパルス数の制御信号は出力せず、ピッカ103を所定距離移動させるパルス数の制御信号(例えば、パルス数が5のパルス信号)のみを出力して、ピッカ103を移動させることにより、フレーム111の向きを変更する。
【0028】
以上、本発明の一実施形態によるバーコード読み取り装置10の処理フローについて説明した。上述の本実施形態によるバーコード読み取り装置10の処理において、マガジン101は、複数のカートリッジ109を備える。カートリッジ109は、バーコードラベル110が貼付されバーコードが表示された記録媒体を、バーコードを前方に向けた姿勢で並べて格納する。アクセッサ102は、カートリッジ109の記録媒体の並んだ方向に沿って移動自在に設けられる。ピッカ103は、アクセッサ102に、マガジン101に近接または離間する方向へ移動可能に設けられて記録媒体を把持または解放する。ピッカ103は、制御部106が出力した制御信号に応じて移動する。光源104は、アクセッサ102と一体に移動する。光源104は、バーコードに光線を照射する。受光部105は、アクセッサ102と一体に移動する。受光部105は、光源104から照射されてバーコードから反射した光線を受光する。制御部106は、制御信号を用いてピッカ103の移動を制御する。また、制御部106は、画像判定部1061を備える。画像判定部1061は、受光部105が受光した光線に基づいて生成された画像からバーコードが読み取り可能か否かを判定する。カメラ107は、アクセッサ102に対して移動可能なフレーム111に搭載される。カメラ107は、受光部105が受光した光線に基づいて、画像を生成する。変換部108は、フレーム111と、回転軸112と、姿勢保持バネ113と、レバー114と、を備える。変換部108は、回転軸112を支点、ピッカ103が接触するレバー114を力点、カメラ107が搭載されたフレーム111の箇所を作用点とした第1種てこについてのてこの原理に基づいて、ピッカ103の動作をフレーム111の移動に変換する。
このようにすれば、バーコード読み取り装置10は、アクセッサ102の位置を変更せずに、バーコードリーダがバーコードを容易に読み取ることができる。
一般的に、アクセッサ102の角度を変更しバーコードリーダがバーコードを読み取れる角度に変更するためには、アクセッサ102の角度を変更するための大型のモータが必要になる。したがって、アクセッサ102の角度を変更しバーコードリーダがバーコードを読み取れる角度に変更することにより、バーコードリーダがバーコードを読み取れないという不具合を改善する場合、大型のモータと、大型のモータの回転をアクセッサ102の回転に変換する機構と、大型のモータを駆動するための電力が必要になる。それに対して、本実施形態によるバーコード読み取り装置10では、ピッカ103の移動により変換部108でフレーム111の向きを変更するため、モータを追加する必要はない。また、変換部108は大型のモータの回転をアクセッサ102の回転に変換する機構に比べ小さい。また、ピッカ103を駆動する電力は大型のモータを駆動する場合に比べて小さい。
【0029】
なお、本発明の実施形態における処理フローのステップS4の処理において、制御部106は、制御信号をピッカ103に出力して、ピッカ103をレバー114に触れる位置を起点に
図3(B)で示した矢印の方向に移動させることにより、フレーム111の向きを変更するものとして説明したが、それに限定するものではない。例えば、制御部106は、制御信号をピッカ103に出力し、ピッカ103を
図3(B)で示した矢印の方向に最大に移動させた後、
図3(B)で示した矢印と逆向きに移動させる制御信号をピッカ103に出力してフレーム111の向きを変更するものであってもよい。その場合、画像判定部1061は、制御部106がピッカ103を
図3(B)で示した矢印と逆向きに移動させる制御信号をピッカ103に出力する度にステップS2の画像からバーコードが読み取り可能か否かの判定を行えばよい。
【0030】
なお、本発明における記憶部115は、適切な情報の送受信が行われる範囲においてどこに備えられていてもよい。また、記憶部115は、適切な情報の送受信が行われる範囲において複数存在しデータを分散して記憶していてもよい。
【0031】
なお、本発明の実施形態における処理フローは、適切な処理が行われる範囲において、処理の順番が入れ替わってもよい。
【0032】
なお、本発明の実施形態について説明したが、上述のバーコード読み取り装置10は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
【0033】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0034】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができるものである。