(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1実施形態)
以下、
図1〜
図12の添付図面を参照して、第1実施形態に係る会計装置について詳細に説明する。第1実施形態では、オペレータが操作する登録装置(登録部)と、顧客が操作する会計装置を備えたチェックアウトシステムにおける会計装置を一例として説明する。また、第1実施形態では、商品を販売対象の一例として説明する。なお、以下に説明する実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0009】
図1は、第1実施形態に係るチェックアウトシステム101の全体を示す模式図である。
図1に示すように、チェックアウトシステム101は、店員であるオペレータOが操作する登録装置102と、顧客C自身が操作する会計装置103と、を備えている。
【0010】
登録装置102は、横長テーブル状の作業台105の上に設置されている。各登録装置102と各会計装置103とは、例えばLAN(Local Area Network)等のネットワークNTで互いに電気的に接続されている。
【0011】
会計装置103は、1台の登録装置102に対して2台設けられている。
図1の例では、一つの登録装置102に会計装置1と会計装置2の2台の会計装置103が接続されている。また、他の登録装置102に会計装置3と会計装置4の2台の会計装置103が接続されている。会計装置1と会計装置2と会計装置3と会計装置4は同じ構造と機能を備えた会計装置103である。各会計装置103は、作業台105に隣接して直線的に設置される。したがって、本実施形態においては、複数の作業台105の間に顧客Cの通路が形成される。
【0012】
まず、オペレータOが操作する登録装置102について説明する。
図2は、登録装置102の外観を示す斜視図である。
図2に示すように、作業台105の上面に設置された登録装置102は、読取窓112を有する縦型のスキャナ111をベースに構成されている。スキャナ111は、例えば、下記に示す一般物体認識の技法を用いて、撮像したコードシンボルから商品コード(販売対対象コード)を読み取る方式である。また、スキャナ111は、商品に付されたコードシンボルを走査して受光したレーザ光を解析することで、コードシンボルに含まれている商品コードを読み取るスキャン式のスキャナであってもよい。
【0013】
なお、一般物体認識(generic object recognition)については、下記の文献において認識技術が解説されている。
柳井 啓司,“一般物体認識の現状と今後”,情報処理学会論文誌,Vol.48,No.SIG16 [平成26年1月6日検索],インターネット<URL:http://mm.cs.uec.ac.jp/IPSJ-TCVIM-Yanai.pdf>
【0014】
また、登録装置102は、スキャナ111の上部にタッチパネル113付き表示器114および操作部115を備えている。表示器114にはスキャナ111の撮像部で撮像された商品の商品名および価格等が表示される。タッチパネル113および操作部115は、商品情報(販売対象情報)の入力を補助するためのものである。
【0015】
オペレータO側から見て登録装置102の左側には、プリンタ116が設けられている。プリンタ116は、取引を識別する取引番号をシンボル化したバーコードが印字された伝票を発行する。
【0016】
また、オペレータO側から見て登録装置102の右側には、カードリーダ118が設けられている。カードリーダ118は、挿入口118Aから挿入されたクレジットカード(図示せず)に対して磁気的に情報を読み書きする。クレジットカードは、顧客Cを特定する顧客コードや累計ポイントを磁気的に記憶するカードであり、顧客Cが携帯可能である。
【0017】
また、オペレータO側から見て登録装置102の左側には、顧客C向けの客用表示器117が設けられている。
【0018】
登録装置102では、商品に付されたバーコードやQRコード(登録商標)等のコードを読み取って、当該コードに含まれる商品コードに基づいて商品を特定する。
【0019】
次いで、登録装置102は、特定した商品の確認や、個数などの入力を受け付ける画面を表示器114に表示する。そして、登録装置102は、入力が受け付けられた商品の商品コード、入力された個数などの情報に基づき、商品コードに対応する商品の商品分類、商品コード、商品名、単価等の商品情報をPLUファイルF1(
図4を参照)から読み出して、後述する商品情報部F2(
図4を参照)に記憶する。
【0020】
このような登録装置102において、顧客Cが購入する商品を入れたカゴを作業台105の
図2における右側に載置すると、オペレータOはカゴから商品を取出して、当該商品に付されている商品コードを読取窓112の正面に翳す。するとスキャナ111は商品コードを読み取る。登録装置102は読み取った商品コードに基づいて商品情報を読み出して商品情報部F2に記憶する売上登録処理を実行する。ここで、売上登録処理とは、入力された商品コードに基づいて当該商品の商品名や価格等の商品情報を表示し記憶する処理をいう。
【0021】
次に、顧客Cが自ら操作して会計処理を行う会計装置103について説明する。
図3は、会計装置103の外観を示す斜視図である。本実施形態の会計装置103は、待機時には、顧客Cによって売上登録処理および会計が可能なセルフPOS(Point Of Sales)端末としても機能することができる構成となっている。
【0022】
会計装置103は、第一の筐体10と、第二の筐体11とを備えている。第一の筐体10は、釣銭機4とスキャナ5を備えている。第二の筐体11は、第一の筐体10の上面10aに載置しており、表示操作パネル6、プリンタ9とカードリーダ8を備えている。
【0023】
スキャナ5は、スキャナ111と同一構造である。スキャナ5は、第一の筐体10の上部に設けられた撮像窓の前に翳した例えばバーコードなどのコードシンボルを読み取る。撮像部は、読み取ったコードシンボルをデコードした商品コードを制御部150(
図4を参照)に出力する。スキャナ5は、登録装置102が発行した伝票に印字されたバーコードから、取引を特定する取引番号を読み取る。
【0024】
表示操作パネル6は、表示器61と、タッチパネル62とを備え、第二の筐体11に載せられている。表示器61は、例えば液晶パネルで構成され、画像や情報を表示する。タッチパネル62は、表示器61の表面に設けられており、顧客Cが触れた位置に基づく情報を制御部50(
図4を参照)に出力する。
【0025】
カードリーダ8は、第二の筐体11の左横であって第一の筐体10の上面10aに配されている。カードリーダ8は、カード挿入口8aから挿入されたクレジットカード等に対して情報を読み書きする。
【0026】
釣銭機4は、硬貨投入口46と、紙幣投入口41と、紙幣出金口42と、硬貨出金部43とを備えている。釣銭機4は、紙幣投入口41に投入された紙幣を紙幣収納部(図示せず)に収納する。また、釣銭機4は、硬貨投入口46に投入された硬貨を硬貨収納部(図示せず)に収納する。そして、釣銭機4は、制御部50からの釣銭の払い出し要求に応じて、紙幣の釣銭を紙幣出金口42に払い出す。また釣銭機4は、制御部50からの釣銭の払い出し要求に応じて、硬貨の釣銭を硬貨出金部43に払い出す。例えば釣銭額が1300円の場合、紙幣出金口42に1000円札1枚を払い出し、硬貨出金部43に300円分の硬貨を払い出す。
【0027】
プリンタ9は、第二の筐体11に内蔵された印刷部(不図示)と、第二の筐体11の前面11aに設けられたレシート発行口9aとを有している。プリンタ9は、制御部50の制御に従い、取引情報を印字したレシートをレシート発行口9aから発行する。
【0028】
また、会計装置103は、第一の筐体10の上面10a後方に円柱状の表示ポール22を立設している。表示ポール22は、上方の先端部に、青色と赤色とに選択的に発光する発光部22aを有する。発光部22aは、会計装置103の現在の状態を表示する。会計装置103の処理部が正常状態である場合、発光部22aは、会計装置103が正常状態であることを示す青色に発光する。また、会計装置103において、処理部はまだエラー状態ではないが、エラーに近い状態やもうすぐエラーとなる状態(例えば、プリンタ9に収納されたロール状のレシート用紙がもうすぐなくなる状態や、釣銭機4に収納されている硬貨や紙幣が釣銭として必要な最低収納数量より不足している状態(これらを総称して「注意状態」という))がある。このような注意状態である場合には、発光部22aは、上記正常状態と同じ青色に発光する。ここで、処理部とは、会計装置103において、会計処理に関与する構成をいい、例えば、釣銭機4、スキャナ5、カードリーダ8、プリンタ9等を含む。なお、注意状態をニアエラー状態ともいう。
【0029】
一方、会計装置103の処理部がエラー状態である場合には、発光部22aは、会計装置103がエラー状態であることを示す赤色に発光する。表示ポール22は、表示ポール22の上方の先端部に発光部22aを設けているため、オペレータOは、発光部22aの発光色を遠方から確認することができる。
【0030】
また、表示ポール22は、発光部22aのすぐ下部(すなわち表示ポール22の上方)に、情報表示部70を有している。情報表示部70は例えば液晶パネルで構成され、画像や情報を表示する。情報表示部70は、表示器61と同方向に表示面を向けて固定的に設置されている。
【0031】
このような会計装置103を顧客C自身が操作することで、会計装置103は、顧客Cが現金で会計する場合は、登録装置102から受信した商品情報に基づいて現金による会計処理を実行する。ここで、会計処理とは、売上登録処理した商品情報に基づいて、取引に係る合計金額の表示、および顧客Cから預かった預り金に基づいて会計しレシートを発行する処理をいう。また、一取引は、売上登録処理と会計処理を含む。また、取引処理は、売上登録処理と会計処理を含む。また、取引情報は、商品情報と会計情報を含む。
【0032】
また、会計装置103にてクレジットでの会計する場合は、取引情報に基づいて、クレジットによる会計処理を実行する。また、会計装置103は、会計処理した会計情報と登録装置102から受信した商品情報(すなわち取引情報)を印字したレシートをプリンタ9の発行口9aから発行する。
【0033】
このようなチェックアウトシステム101において、登録装置102は、読み取られた商品コードに基づいて商品の商品情報を読み出して売上登録処理を実行する。そして登録装置102は、商品情報を会計装置103に送信するとともに、当該取引を特定する取引番号を含むバーコードを印字した伝票を発行する。顧客Cは、会計装置103のスキャナ5を用いて、発行された伝票に印字されたバーコードを読み取らせると、会計装置103は、取引番号に基づいて当該取引を特定し、会計装置103において、当該取引に係る会計処理を実行する。
【0034】
次に、登録装置102および会計装置103のハードウェア構成について説明する。
図4は、登録装置102および会計装置103のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0035】
図4に示すように、登録装置102は、制御部150を備えている。制御部150は、制御処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、記憶媒体であるROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)(いずれも不図示)等から構成される。ROMは、CPUが実行する各種プログラムや各種データを記憶する。RAMは、CPUが各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶する。またRAMは、表示器114に表示する各種の画面表示データを記憶するものである。
【0036】
制御部150は、I/O(Input/Output)機器制御部139およびバス138を介して、スキャナ111、タッチパネル113に接続される。また制御部150は、I/O機器制御部139およびバス138を介して、表示器114、キーボード等の操作部115と接続される。また、制御部150は、I/O機器制御部139およびバス138を介して、プリンタ116、客用表示器117、カードリーダ118、HDD(Hard Disk Drive)136と接続される。
【0037】
操作部115は、当該取引における商品コードの入力の終了を宣言するための小計キー1151を備えている。タッチパネル113は、表示器114の転送先を示す表示に対応した、取引データの転送先を指定する転送先キーB4、転送先キーB5(
図6を参照)を備えている。
【0038】
HDD136には、制御部150のCPUが実行可能なプログラム137が記憶されるとともに、PLUファイルF1、商品情報部F2を備えている。PLUファイルF1は、各商品にユニークに割り当てられた商品コードと、その商品の名称、価格、商品分類等の商品に関する商品情報とを対応付けて格納するファイルである。また、PLUファイルF1は、商品を一般物体認識により特定する場合には、商品画像から読み取られる色合いや表面の凹凸状況等の特徴量も格納する。また、商品情報部F2は、スキャナ111が読み取った商品コードに対応してPLUファイルF1から読み出した商品情報を商品コード別に記憶する。
【0039】
なお、登録装置102の制御部150のCPUを動作させるプログラム137は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0040】
また、登録装置102の制御部150のCPUを動作させるプログラム137を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、登録装置102の制御部150のCPUを動作させるプログラム137をインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0041】
制御部150は、通信I/F140を介して、ネットワークNTで接続されたストアサーバ(図示せず)や会計装置103と相互に通信を行うことができる。
【0042】
ストアサーバは、店舗内に設置された1台または複数台の登録装置102で行われる売上登録処理、会計装置103で行われる会計処理等の管理を全般的に行う。
【0043】
一方、
図4に示すように、会計装置103は、CPUと、記憶媒体であるROMおよびRAM(いずれも不図示)等から構成されるコンピュータ構成の制御部50を備えている。ROMは、CPUが実行する各種プログラムや各種データを記憶する。RAMは、CPUが各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶するものであり、商品の販売記録を示す販売データや、表示器61に表示する各種の画面表示データを記憶するものである。
【0044】
制御部50は、I/O機器制御部39およびバス38を介して、タッチパネル62、表示器61、スキャナ5、カードリーダ8、プリンタ9、釣銭機4、発光部22a、情報表示部70と接続している。
【0045】
カードリーダ8は、カード挿入口から挿入された顧客Cのクレジットカードの情報を読み取るものである。プリンタ9は、会計処理後にレシートを印刷して、これをレシート発行口9aから発行するものである。釣銭機4は、紙幣投入口41や硬貨投入口46に投入された紙幣および硬貨の入金処理をするものである。また、釣銭機4は、制御部50からの要求に応じて、顧客Cに支払う釣銭を出金するものである。
【0046】
HDD36には、制御部50が実行可能なプログラム37を記憶するとともに、登録装置102から受信した商品情報を記憶する商品情報部F4と、情報表示部70に視覚的に判別可能に表示するエラーの内容をエラー別に記憶するエラー情報部F5が設けられている。詳細には、エラー情報部F5は、エラー別のエラーの内容を一目で把握できるような、例えばエラーの内容がアイコン化された表示情報を記憶する。例えば、釣銭機4において、釣銭として払出す10円硬貨がなくなったというエラーの内容の場合、オペレータOが一目で分かるような、情報表示部70に赤色を背景とした10円硬貨を形どったエラー情報71cを表示する情報(
図12を参照)を記憶する。また、プリンタ9においてレシート用紙がなくなった場合には、情報表示部70に赤色の背景色にロール状のレシート用紙のエラー情報71cを表示する情報を記憶する。
【0047】
なお、会計装置103の制御部50のCPUを動作させるプログラム37は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0048】
また、会計装置103の制御部50のCPUを動作させるプログラム37を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、会計装置103の制御部50のCPUを動作させるプログラム37をインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0049】
制御部50は、通信I/F40を介してLAN等のネットワークNTで接続されたストアサーバ(不図示)や登録装置102と相互に通信を行うことができる。
【0050】
ここからは、第1実施形態に係るチェックアウトシステム101に係る登録装置102および会計装置103の制御処理について説明する。
【0051】
まず、
図5〜
図7を用いて、登録装置102の制御部150が、プログラム137に従って制御することにより実行される制御処理について説明する。
図5は、登録装置102における制御処理の流れを示すフローチャートである。
【0052】
図5に示すように、登録装置102の制御部150は、スキャナ111によって商品を特定する特定情報である商品コードが読み取られたか否かを判断する(S11)。読み取られたと判断した場合は(S11のYes)、制御部150は、読み取った商品コードに基づいて、PLUファイルF1から該当する商品の商品情報を読み出して、商品情報部F2に記憶する売上登録処理を実行する(S12)。そして制御部150は、S11に戻る。
【0053】
一方、商品コードは読み取られていないと判断した場合は(S11のNo)、制御部150は、小計キー1151が操作されたか否かを判断する(ステップS21)。操作されたと判断した場合は(S21のYes)、制御部150は、S12で売上登録処理された商品の商品情報に基づいて、合計金額を算出する(S22)。
【0054】
次に制御部150は、当該取引について、支払いが可能なメディアを表示した選択画面P2を表示器114に表示する(S23)。実施形態では、支払いが可能なメディアとして、現金で支払いをする現金キーB8とクレジットカードで支払いをするクレジットキーを表示する。
【0055】
図6は、S23において制御部150が表示した選択画面P2の一例を示す図である。
図6に示すように、登録装置102の制御部150は、選択画面P2に、支払い額表示ウィンドウW3と、第1転送先ウィンドウW1および第2転送先ウィンドウW2とを表示する。支払い額表示ウィンドウW3は左端に寄せて設けられ、表示器114の幅の半分以上を占め、表示器114内の上方及び下方のそれぞれに隣接する高さを有している。二つの第1転送先ウィンドウW1および第2転送先ウィンドウW2は、表示器114の右端辺と支払い額表示ウィンドウW3の右端辺との間に、上下に隣接させて設けられている。
【0056】
支払い額表示ウィンドウW3は、S22において算出した合計金額B6および合計商品点数、購入した商品の商品情報B1を表示する。また、支払い額表示ウィンドウW3は、支払メディアの選択を促すメッセージB2を表示する。また、支払い額表示ウィンドウW3は、支払メディアを選択するキーとして、現金を選択するための現金キーB8とクレジットカードを選択するためのクレジットキーB7を表示する。
【0057】
一方、第1転送先ウィンドウW1および第2転送先ウィンドウW2は、転送先の候補となる各会計装置103について、現時点において転送可能な状態であるか転送不可能な状態であるかを示す転送可否情報を各会計装置103の識別番号を付加して表示する。また、第1転送先ウィンドウW1および第2転送先ウィンドウW2は、転送を宣言するための転送先キーB4、転送先キーB5を表示する。ここで、転送先キーB4は、商品情報、合計金額、ポイント等の取引情報を会計装置1に送信するための宣言キーである。また、転送先キーB5は、商品情報、合計金額、ポイント等の取引情報を会計装置2に送信するための宣言キーである。
【0058】
なお、転送先となる会計装置103の選択メディアの指定方法としては、転送先キーB4、転送先キーB5の操作に限るものではない。例えば、操作部115上に設けられた置数キーおよび送信キーの組合せ操作によって、転送先となる会計装置103を選択するようにしても良い。具体的には、第1転送先ウィンドウW1に対応付けられる会計装置103については、置数キーの「1」と送信キーとの組合せ操作によっても選択できるようにする。
【0059】
例えば、選択画面P2に表示されていない会計装置3や会計装置4等の会計装置103に取引データを送信する場合、置数キーで会計装置103を特定して、その後に送信キーを操作する。このように操作部115上に設けられた置数キーおよび送信キーの組合せ操作によって、転送先となる会計装置103の識別番号を任意に指定することができる。
【0060】
図5の説明に戻る。次に制御部150は、現金キーB8が操作されたか否かを判断する(S24)。操作されたと判断した場合には(S24のYes)、次に制御部150は、転送先キーB4が操作されたか否かを判断する(S25)。転送先キーB4が操作されたと判断した場合には(S25のYes)、制御部150は、S12で商品情報部F2に記憶した商品情報とS22で算出した合計金額情報等の取引情報を会計装置1に送信する(S26)。そして制御部150は、顧客Cに対し、会計装置1にて会計処理を行うように顧客Cを案内するメッセージを客用表示器117に表示する(S27)。
【0061】
図7は、S27で表示した登録装置102の顧客画面P3の一例を示す図である。
図7に示すように、制御部150は、客用表示器117に、顧客Cに向けた、顧客Cを会計装置2に誘導して会計装置2で会計処理を行うためのメッセージを表示する。このメッセージは、例えば「会計装置2で会計をお願いします」のようなメッセージである。次に制御部150は、当該取引を特定する取引番号をシンボル化したバーコードをプリンタ116で印字した伝票を発行する(S28)。オペレータOは、発行された伝票を顧客Cに手渡す。そして制御部150は、S11に戻る。顧客Cは、手渡された伝票を持って、客用表示器117の表示で促された番号の会計装置103に向かう。
【0062】
一方、転送先キーB4は操作されていないと判断した場合には(S25のNo)、次に制御部150は、転送先キーB5が操作されたか否かを判断する(S29)。操作されたと判断した場合には(S29のYes)、制御部150は、S12で商品情報部F2に記憶した商品情報とS22で算出した合計金額情報等の取引情報を会計装置2に送信する(S30)。そして制御部150は、顧客Cに対し、会計装置2にて会計処理を行うように顧客Cを案内するメッセージを客用表示器117に表示する(S31)。そして制御部150は、S28の処理を実行する。そして制御部150は、S11に戻る。なお、転送先キーB5が操作されていないと判断した場合には(S29のNo)、制御部150はS25に戻る。
【0063】
また、S24において、現金キーB8は操作されていないと判断した場合には(S24のNo)、制御部150は、クレジットキーB7が操作されたか否かを判断する(S32)。操作されたと判断した場合には(S32のYes)、制御部150は、S12で売上登録処理した商品情報とS22で算出した合計金額情報等の会計情報に基づいて会計処理を実行する(S33)。そして制御部150は、プリンタ116を用いて、商品情報と会計情報を印字したレシートを発行する(S34)。そして制御部150は、S11に戻る。
【0064】
顧客Cがクレジットカードを使用する場合、顧客Cとの間で金銭の授受が発生しない。そのため、登録装置102において、オペレータOの操作によって売上登録処理と会計処理を実行する。この場合、登録装置102は、顧客Cに対して会計装置103で会計処理を実行するメッセージを表示しない。そのため、顧客Cは、会計装置103に向かうことがなく、会計装置103において顧客C自身が会計操作を行うことを省略する。
【0065】
なお、クレジットキーB7が操作されていないと判断した場合には(S32のNo)、制御部150は、S24に戻る。また、小計キー1151が操作されていないと判断した場合には(S21のNo)、制御部150は、S11に戻る。
【0066】
ここからは、
図8〜
図11を用いて、会計装置103の制御について詳細に説明する。
図8は、会計装置103の機能構成を示す機能ブロック図である。制御部50は、ROMやHDD36に記憶されたプログラム37に従うことで、検知手段151、発光手段152、特定手段153、情報表示手段154として機能する。
【0067】
検知手段151は、処理部がエラー状態であることを検知する機能を有する。
【0068】
発光手段152は、処理部がエラー状態であることを検知手段151が検知したことを条件に発光部22aをエラー状態を示す赤色に発光させる機能を有する。
【0069】
情報表示手段153は、151検知手段が検知したエラーの内容を視覚的に把握可能に情報表示部70に表示する機能を有する。
【0070】
次に、会計装置103の制御処理について説明する。顧客Cは、S27またはS31において、登録装置102の客用表示器117に表示された顧客Cへの案内メッセージで指示された会計装置103において会計操作を実行する。
図9は、会計装置103の制御処理の流れを示すフローチャートである。
図9において、制御部50は、処理を行わないときは待機状態の画面を表示している(S41)。そして、この状態において、制御部50は、発光部22aを青色に発光させている(S42)。また、制御部50は、情報表示部70に当該会計装置を特定する会計装置番号を表示している(S43)。
【0071】
図10に、S42における発光部22aの発光状態と情報表示部70の表示状態を示す。
図10において、発光部22aは青色に発光している。また、情報表示部70の表示部71は、会計装置番号71a(
図10の例では会計装置番号「2」)を表示している。会計装置番号の背景色は黒色である。
【0072】
図9の説明に戻る。続いて制御部50は、登録装置102から取引情報を受信したか否かを判断する(S44)。受信したと判断した場合には(S44のYes)、制御部50は、当該会計情報を、同時に受信した取引を特定する取引番号とともに商品情報部F4に記憶する(S45)。そして制御部50は、S41に戻る。
【0073】
一方、登録装置102から取引情報を受信していないと判断した場合には(S44のNo)、制御部50は、S28で発行した伝票に印字されたバーコードをスキャナ5で読み取ることで取引番号が入力されたか否かを判断する(S51)。取引番号が入力されたと判断した場合には(S51のYes)、制御部50は、当該取引番号が商品情報部F4に記憶されているか否かを判断する(S52)。記憶されていると判断した場合には(S52のYes)、制御部50は、当該取引番号で特定される取引情報に基づいて号外取引の合計金額を表示器61に表示する(S53)。
【0074】
次に制御部50は、表示された合計金額以上の現金が投入されたか否かを判断する(S54)。投入されるまで待機し(S54のNo)、投入されたと判断した場合には(S54のYes)、制御部50は、受信した取引情報に基づいて現金による会計処理を実行する(S55)。そして制御部50は、会計処理した商品の商品情報や会計情報を印字したレシートを発行する(S56)。
【0075】
なお、S52において、当該取引番号が商品情報部F4に記憶されていないと判断した場合には(S52のNo)、制御部50は、エラー処理を実行する(S57)。この場合のエラー処理において、発光部22aは発光しない。また、情報表示部70にもエラー情報を表示しない。
【0076】
一方、S51において、取引番号が入力されていないと判断した場合には(S51のNo)、次に制御部50は、各処理部において注意状態が発生しているか否かを判断する(S61)。注意状態が発生していると判断した場合には(S61のYes)、制御部50は、どの処理部で注意状態が発生しているかを判断して特定する(S62)。注意状態の特定は、例えば、処理部に設けられているセンサの出力に基づいて行う。例えば、釣銭機4の10円硬貨の収納部に設けられたセンサが10円硬貨が所定数量より不足していることを示す出力をしている場合は、制御部50は、10円硬貨が不足しているとの注意状態を特定する。またプリンタ9において、収納しているロール状のレシート用紙の残量が少なくなったことを示すセンサの出力をしている場合は、制御部50は、プリンタ9が注意状態であることを特定する。
【0077】
そして制御部50は、特定された注意状態の内容を示す表示情報をエラー情報部F5から読み出して不足情報として情報表示部70に表示する(S63)。オペレータOは、情報表示部70に表示された不足情報を見て、どのような何が注意状態であるかを判別することが可能である。なお、この場合、発光部22aは青色の発光状態のままである。
【0078】
図11に、S63において注意状態を表示する情報表示部70の表示状態の一例を示す。
図11において、発光部22aは青色の発光状態である。また、情報表示部70は、上側半分に会計装置番号71aを表示する。会計装置番号71aの背景色(すなわち、情報表示部70の上側半分の背景色)は黒色である。また、情報表示部70は、下側半分にエラー情報部F5から読み出した不足情報71bを表示する。不足情報71bの背景色(すなわち、情報表示部70の下側半分の背景色)は黄色である。
図11の例では、10円硬貨が所定数量より不足している状態を示す不足情報71bを表示している。
【0079】
情報表示部70に表示された会計装置番号71aおよび不足情報71bの背景色が黄色であって、かつ不足情報71bとして10円硬貨が表示されていることから、オペレータOは、会計装置番号71aが「2」の会計装置103の釣銭機4において、釣銭として出金する10円硬貨が所定数量より不足している注意状態であることを視覚的に判別する。
【0080】
オペレータOは注意状態にある会計装置103に出向き、注意状態を解除する。制御部50は、注意状態が解除されたか否かを判断する(S64)。解除されるまで待機し(S64のNo)、注意状態が解除されたと判断した場合には(S64のYes)、制御部50は、S41に戻る。
【0081】
一方、S61において、各処理部において注意状態は発生していないと判断した場合には(S61のNo)、次に制御部50(検知手段151)は、各処理部においてエラー状態が発生しているか否かを判断する(S71)。エラー状態が発生していると判断した場合には(S71のYes)、制御部50(発光手段152)は、発光部22aを赤色に発光する(S72)。そして制御部50は、どの処理部でエラー状態が発生しているかを判断して特定する(S73)。
【0082】
エラー状態の特定は、注意状態の特定と同様に処理部に設けられているセンサの出力に基づいて行う。例えば、釣銭機4の10円硬貨の収納部に設けられたセンサが10円硬貨がないことを示す出力をしている場合は、制御部50は、収納部に10円硬貨がないとのエラー状態を特定する。またプリンタ9において、収納しているロール状のレシート用紙がなくなったことを示すセンサの出力をしている場合は、制御部50は、プリンタ9がエラー状態であることを特定する。
【0083】
次に制御部50(情報表示手段153)は、特定されたエラーの内容を示す表示情報をエラー情報部F5から読み出してエラー情報として情報表示部70に表示する(S74)。そして制御部50は、S64を実行する。
【0084】
オペレータOは、情報表示部70に表示されたエラー情報を見て、どのようなエラー状態であるかを判別することが可能である。
図12に、S73においてエラー状態を表示する情報表示部70の表示状態の一例を示す。
図12において、発光部22aは赤色の発光状態である。また、情報表示部70は、上側半分に会計装置番号71aを表示する。会計装置番号71aの背景色(すなわち、情報表示部70の上側半分の背景色)は黒色である。また、情報表示部70は、下側半分にエラー情報部F5から読み出したエラー情報71cを表示する。エラー情報71cの背景色(すなわち、情報表示部70の下側半分の背景色)は赤色である。
図12の例では、10円硬貨がなくなった状態であることを示すエラー情報71cを表示している。なお、エラー情報71cは、情報表示部70に常時表示するようにしても、表示と非表示を繰り返して(すなわち点滅のように)表示するようにしてもよい。
【0085】
発光部22aが赤色に発光していることから、オペレータOは、会計装置103がエラー状態であることを遠方から把握することができる。そのためオペレータOはすぐに当該会計装置103に駆けつけることができる。また、情報表示部70に表示された会計装置番号71aおよびエラー情報71cの背景色が赤色であって、かつエラー情報71cとして10円硬貨が表示されていることから、オペレータOは、会計装置番号71aが「2」の会計装置103の釣銭機4において、釣銭として出金する10円硬貨がなくなっているエラー状態であることを視覚的に判別する。
【0086】
このような第1実施形態によれば、会計装置103は、情報表示部70に注意状態またはエラー情報を表示するため、オペレータOは、会計装置103の注意状態またはエラー状態を解除しなくても、会計装置103で発生した注意状態の内容またはエラーの内容を把握することができる。
【0087】
なお、第1実施形態では、エラー状態となった場合に、制御部50は、発光部22aを赤色に発光させるとともに、これに連動して情報表示部70のエラー情報71cを表示させる。発光部22aは、強い赤色に発光するが、情報表示部70へのエラー情報71cの表示は発光部22aほど光が強くない。しかしながら、上記のように発光部22aの発光と情報表示部70の表示とを連動させることにより、オペレータOは、まず発光部22aの強い光によって遠方からエラー状態であることを把握する。そしてオペレータOは、当該会計装置103にある程度近づいて情報表示部70のエラー情報71cを表示を見て、エラーの内容を把握することができる。
【0088】
(第2実施形態)
ここからは、
図13および
図14を用いて、第2実施形態について説明する。第2実施形態における会計装置104は、第1実施形態における登録装置102と会計装置103の双方の機能を備えたものである。会計装置104における登録操作および会計操作をいずれも顧客C自身が行うものである。以下、会計装置104について説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同一構成及び同一制御については、同一符号を付し、その説明を簡略化または省略する。
【0089】
図13は会計装置104の外観を示す斜視図である。会計装置104は登録部104aと会計部104bとを備えている。なお、登録部104aと会計部104bとは別々の筐体で構成されている。登録部104aに設けられた表示器114は表示器61の機能も果たす。
【0090】
登録部104aは、第1計量部121と第2計量部122を備える。また、登録部104aは、商品を投入する買物袋の取っ手を引っ掛ける係止部123を第2計量部122の両側部に設ける。第1計量部121には、店舗において購入する商品を入れたカゴ(図示せず)が載置される。また、第2計量部122には、係止部123に引っ掛けられた買物袋がセットされる。この状態で、第1計量部121は、カゴの重量とカゴに入っている商品の重量の合計重量を計量している。
【0091】
顧客Cは、第1計量部121に載置されたカゴから商品を取出す。この動作の際、第1計量部121の計量値は、取出された商品の重量分軽くなる。次に顧客Cは、取出した商品に付されたバーコードをスキャナ111の前を通過させて、スキャナ111にバーコードを読み取らせる。そして顧客Cは、バーコードを読み取らせた商品を第2計量部122にセットした買物袋に投入する。すると、第2計量部122は、投入した商品の重量分重くなる。
【0092】
このような顧客Cの操作において、第1計量部121と第2計量部122における重量の変化が等しい場合に、登録部104aは、当該商品について、売上登録処理を実行する。一方、第1計量部121における重量の変化と第2計量部122における重量の変化が異なる場合は、登録部104aは、エラー状態となり、当該商品について売上登録処理は実行しない。なお、第2実施形態における第1計量部121と第2計量部122は処理部に該当する。
【0093】
図14は、第2実施形態に係る登録部104aと会計部104bのハードウェア構成を示すブロック図である。
図14において、会計装置104は、登録部104aと会計部104bとを備えている。登録部104aと会計部104bとはネットワークNTで接続されている。登録部104aは、第1計量部121と第2計量部122を備えている。
【0094】
図15は、第2実施形態に係る登録部104aの制御処理の流れを示すフローチャートである。
図14において、商品コードが入力されたと判断した場合に(S11のYes)、次に制御部150は、第1計量部121において軽減した重量値と第2計量部122において増加した重量値が等しいか否かを判断する(S81)。等しいと判断した場合(S81のYes)は、制御部150はS12処理を実行し、等しくないと判断した場合には(S81のNo)、制御部150は、会計部104bに対して計量エラー情報を送信する(S82)。
【0095】
図16は、第2実施形態に係る会計部104bの制御処理の流れを示すフローチャートである。
図16において、登録部104aから取引情報を受信した場合(S44のYes)、制御部50は、当該取引情報を記憶する(S45)。次に現金キーが操作されたか(S83)またはクレジットキーが操作されたか(S84)を判断する。いずれかのキーが操作されるまで待機し(S83のNoおよびS84のNo)、いずれかのキーが操作されたと判断した場合には(S83のYes,またはS84のYes)、操作されたメディアのキーに沿った会計処理を実行する。なお、クレジットキーが操作されたと判断した場合は(S84のYes)、制御部50は、使用されるクレジットカードに基づいた会計処理を実行する(S85)。
【0096】
また、S82の処理によって登録部104aから送信されたエラー情報を受信した場合は(S71のYes)、制御部50は、S72以降の処理を実行する。この場合、情報表示部70は、第1計量部121と第2計量部122における重量の変化が一致しないことを示すエラー情報71cを表示する。
【0097】
このような第2実施形態によれば、会計装置104は、情報表示部70に注意状態またはエラー情報を表示するため、オペレータOは、会計装置104の注意状態またはエラー状態を解除する前に、会計装置104で発生した注意状態の内容またはエラーの内容を把握することができる。
【0098】
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0099】
例えば、第2実施形態において、会計装置104は、それぞれ別の筐体で構成される登録部104aと会計部104bを備えるとして説明したが、これに限らず、会計装置104は、一つの筐体内に登録部104aと会計部104bを備えるものであってもよい。
【0100】
また、第2実施形態において、会計装置104は、登録部104aと会計部104bそれぞれ制御部150と制御部50を備えて個別に制御するものとしたが、これに限らず、会計装置104は、単一の制御部によって登録部104aと会計部104bとを制御する構成であってもよい。
【0101】
また、第1および第2実施形態では、情報表示部70は、固定的に設けられたが、これに限らず、円柱状の表示ポール22の周囲を回転するような構成としてもよい。この場合、オペレータOが店舗内のどの場所にいても、情報表示部70に表示されたエラー情報71cを把握可能となる。
【0102】
また、第1および第2実施形態では、会計するメディアを現金とクレジットの2種類としたが、これに限らず、例えば、商品券、電子マネー等の他のメディアで会計することが可能である。
【0103】
また、第1および第2実施形態では、商品を販売対象の一例として説明したが、商品以外の販売対象(例えばサービス)であってもよい。
【0104】
なお、実施形態の会計装置103で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0105】
また、実施形態の会計装置103で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、実施形態の会計装置103で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
【0106】
また、実施形態の会計装置103で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。