(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6585255
(24)【登録日】2019年9月13日
(45)【発行日】2019年10月2日
(54)【発明の名称】軌陸作業車移動装置及び軌陸作業車移動方法
(51)【国際特許分類】
B61J 1/10 20060101AFI20190919BHJP
E01B 35/04 20060101ALI20190919BHJP
B60F 1/04 20060101ALI20190919BHJP
B61K 5/00 20060101ALI20190919BHJP
B65G 7/04 20060101ALN20190919BHJP
【FI】
B61J1/10 B
E01B35/04
B60F1/04
B61K5/00
!B65G7/04 B
【請求項の数】5
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2018-170355(P2018-170355)
(22)【出願日】2018年9月12日
【審査請求日】2019年4月16日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】595135671
【氏名又は名称】第一建設工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100139103
【弁理士】
【氏名又は名称】小山 卓志
(74)【代理人】
【識別番号】100139114
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 貞嗣
(72)【発明者】
【氏名】山下 正次
(72)【発明者】
【氏名】田中 満
【審査官】
畔津 圭介
(56)【参考文献】
【文献】
特開平06−115393(JP,A)
【文献】
特開平03−167064(JP,A)
【文献】
実開昭57−184803(JP,U)
【文献】
実開昭49−018205(JP,U)
【文献】
中国特許出願公開第106114533(CN,A)
【文献】
特開2007−062525(JP,A)
【文献】
韓国登録特許第10−1416570(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60F 1/00
B61J 1/10
B61J 1/12
B61J 3/00
B61K 5/00
E01B 23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
軌道上を走行する軌道走行用の車輪及び道路走行用の走行部を有する軌陸作業車を軌道から降ろす際に使用する軌陸作業車移動装置であって、
支持部と、
前記支持部に対して移動可能な移動部と、
を備え、
前記支持部は、
前記移動部の移動を案内する案内部材と、
2本の前記案内部材を対向した状態で保持する間隔保持部材と、
を有し、
前記移動部は、
前記軌陸作業車の前記道路走行用の走行部を載せる載置部と、
前記案内部材に対して前記載置部を移動させるローラーと、
を有する
ことを特徴とする軌陸作業車移動装置。
【請求項2】
長手方向に他の案内部材を接続するため前記案内部材に取り付けられる接続部材を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の軌陸作業車移動装置。
【請求項3】
前記他の案内部材に前記接続部材を接続する接続保持部材を備える
ことを特徴とする請求項2に記載の軌陸作業車移動装置。
【請求項4】
前記案内部材の端部上面に取り付けられる移動止め部材を備える
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の軌陸作業車移動装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1つに記載の軌陸作業車移動装置を用いた軌陸作業車移動方法であって、
前記軌陸作業車と前記軌道の間に、前記支持部が前記軌道と交差するように、前記軌陸作業車移動装置を設置し、
前記軌陸作業車移動装置が設置された後、前記軌陸作業車の前記軌道走行用の車輪を上方に移動させ、前記軌陸作業車の前記走行部を前記載置部に載置し、
前記載置部に載置された前記軌陸作業車を牽引することにより前記移動部を前記支持部に対して移動させ、前記軌陸作業車を前記軌道から降ろす
ことを特徴とする軌陸作業車移動方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、故障等により停止した軌陸作業車を軌道上から道路上へ移動させるために使用する軌陸作業車移動装置及び軌陸作業車移動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、軌道の保守点検等を行うため、軌道及び道路を走行可能な軌陸作業車が使用されている。通常、軌陸作業車は、ダイヤに支障のないように終電から始発までの間で作業を行う。この軌陸作業車に何らかのトラブルが生じ、自力で軌道から道路へ下りられなくなってしまった場合に、軌陸作業車を吊り上げてトロッコに移し、軌道上を搬送する技術が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−006737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、軌陸作業車を搬送するためのトロッコは軌道上を作業基地から現場まで往復して移動しなければならない。そのため、終電から始発までの短い時間内にトロッコの往復と軌陸作業車の吊り上げ移動作業を終えなければならなかった。そして、作業が遅れると同じ軌道を使用する始発電車に影響を及ぼす場合があった。
【0005】
本発明の目的は、軌陸作業車を軌道上から道路上へ迅速に移動させる軌陸作業車移動装置及び軌陸作業車移動方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態にかかる軌陸作業車移動装置は、
軌道上を走行する軌道走行用の車輪及び道路走行用の走行部を有する軌陸作業車を軌道から降ろす際に使用する軌陸作業車移動装置であって、
支持部と、
前記支持部に対して移動可能な移動部と、
を備え、
前記支持部は、
前記移動部の移動を案内する案内部材と、
2本の前記案内部材を対向した状態で保持する間隔保持部材と、
を有し、
前記移動部は、
前記軌陸作業車
の前記道路走行用の走行部を載せる載置部と、
前記案内部材に対して前記載置部を移動させるローラーと、
を有する
ことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の一実施形態にかかる軌陸作業車移動装置は、
長手方向に他の案内部材を接続するため前記案内部材に取り付けられる接続部材を備える
ことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の一実施形態にかかる軌陸作業車移動装置は、
前記他の案内部材に前記接続部材を接続する接続保持部材を備える
ことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の一実施形態にかかる軌陸作業車移動装置は、
前記案内部材の端部上面に取り付けられる移動止め部材を備える
ことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の一実施形態にかかる軌陸作業車移動装置を用いた軌陸作業車移動方法は、
前記軌陸作業車と前記軌道の間に、前記支持部が前記軌道と交差するように、前記軌陸作業車移動装置を設置し、
前記軌陸作業車移動装置が設置された後、前記軌陸作業車の前記軌道走行用の車輪を上方に移動させ、前記軌陸作業車の前記走行部を前記載置部に載置し、
前記載置部に載置された前記軌陸作業車を牽引することにより前記移動部を前記支持部に対して移動させ、前記軌陸作業車を前記軌道から降ろす
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る一実施形態の軌陸作業車移動装置及び軌陸作業車移動方法によれば、軌陸作業車を軌道上から道路上へ迅速に移動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明にかかる一実施形態の軌陸作業車移動装置を示す。
【
図3】本発明にかかる一実施形態の接続保持部材を示す。
【
図5】本発明にかかる一実施形態の軌陸作業車の移動を示す。
【
図6】本発明にかかる一実施形態の軌道走行車輪下降状態の軌陸作業車を示す。
【
図7】本発明にかかる一実施形態の軌道走行車輪上昇状態の軌陸作業車を示す。
【
図8】本発明にかかる一実施形態の牽引状態の軌陸作業車を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明にかかる一実施形態の軌陸作業車移動装置1及び軌陸作業車移動方法について、説明する。
【0014】
図1は、本発明にかかる一実施形態の軌陸作業車移動装置1を示す。
図1(a)は軌陸作業車移動装置1を側面から見た図、
図1(b)は
図1(a)中のb−b断面を示す。
【0015】
本発明にかかる一実施形態の軌陸作業車移動装置1は、少なくとも、支持部2と、支持部2に対して移動する移動部3と、を備える。本実施形態では、支持部2は少なくとも平行な2本のレール状の案内部材21を有し、移動部3が案内部材21の上を移動可能に形成されている。
【0016】
図2は、本発明にかかる一実施形態の支持部2を示す。
【0017】
本実施形態の支持部2は、案内部材21と、間隔保持部材22と、接続部材23と、接続保持部材24と、移動止め部材25と、を有する。支持部2は、2本の案内部材21を対向して配置して間隔保持部材22で保持することで形成される。案内部材21が短い場合には接続部材23で2本の案内部材21にそれぞれ他の2本の案内部材21を接続し、他の2本の案内部材21を間隔保持部材22で保持すればよい。
【0018】
案内部材21は、移動部3の移動を案内する構造であればよい。例えば、本実施形態の案内部材21は、軽量化のため一部に孔が形成されたI型レールを用いる。その他、案内部材21には、間隔保持部材22及び接続部材23を係止するための孔が形成される。
【0019】
間隔保持部材22は、2本の案内部材21を対向した状態で保持できる構造であればよい。本実施形態の間隔保持部材22は、両端にネジ山が形成された棒状の部材である。間隔保持部材22は、対向するそれぞれの案内部材21に形成された孔を貫通し、ナット等の固定部材22aによって長さを調整しながら固定される。
【0020】
接続部材23は、長手方向に2本の案内部材21を接続するため一方の案内部材21に取り付けられる。本実施形態では、ネジ孔が形成された2枚の板状の接続部材23を用いる。2枚の接続部材23は、一方の案内部材21に形成された孔にネジ孔の位置をそれぞれあわせて配置され、一方の案内部材21を挟むようにボルト等の固定部材23aによって固定される。
【0021】
接続部材23を用いることによって、軌道Rから離れた位置まで案内部材21を接続することができ、移動部3を移動させることが可能となる。
【0022】
接続部材23によって長手方向に接続される2本の案内部材21は、隙間をあけて接続されてもよい。隙間をあけることによって、設置箇所の多少の凹凸に対応することが可能となる。
【0023】
なお、接続部材23は、予め案内部材21に取り付けられていてもよい。予め取り付けておくことで、現場での取付時間を省略することができる。また、案内部材21が十分長い場合には、接続部材23を用いなくてもよい。
【0024】
図3は、本発明にかかる一実施形態の接続保持部材24を示す。
【0025】
接続保持部材24は、他方の案内部材21に接続部材23を接続するために用いられる。本実施形態の接続保持部材24は、ヘッドを有するピン24aと、ヘッドの反対側でピン24aに取り付けられた軸部24bと、軸部24bを中心に回転可能な止め部24cと、を有する。
【0026】
接続保持部材24の止め部24cは、接続部材23に形成された孔と他方の案内部材21に形成された孔の位置をあわせた状態で挿入される。止め部24cが貫通後、軸部24bを中心に止め部24cを回転させて抜け止めする。
【0027】
接続保持部材24を用いることによって、容易に案内部材21の接続状態を保持することが可能となる。
【0028】
図1及び
図2に示した移動止め部材25は、移動部3が支持部2から逸脱することを防止するために、案内部材21の端部上面にボルト等の固定部材25aによって取り付けられる。本実施形態の移動止め部材25は、三角柱を横向きに倒して取り付けられる形状であるが、他の形状でもよい。また、現場の状況により必要ない場合には、移動止め部材25を取り付けなくてもよい。
【0029】
移動止め部材25を用いることによって、移動部3が支持部2から逸脱することを防止することが可能となる。
【0030】
図4は、本発明にかかる一実施形態の移動部3を示す。
【0031】
移動部3は、支持部2に対して移動可能である。本実施形態の移動部3は、後述する軌陸作業車10を載せる載置部31と、支持部2の案内部材21に対して載置部31を移動させるローラー32と、を有する。載置部31は、軌陸作業車10を載せる板状部31aと、支持部2から逸脱しないように板状部31aの短手方向両端から突出するフランジ31bと、が形成される。ローラー32は、取付部材32aによりフランジ31bに対して回転可能に軸支される。
【0032】
図1に示すように、軌陸作業車移動装置1は、移動部3のローラー32が支持部2の案内部材21の上面を転がるように設置される。設置された移動部3は、フランジ31bが案内部材21に対する移動方向を規制するので、支持部2に沿って移動する。
【0033】
次に、軌陸作業車移動装置1の組立方法について説明する。
【0034】
まず、複数の案内部材21を間隔保持部材22、接続部材23及び接続保持部材24で接続し、移動止め部材25を案内部材21に取り付ける。間隔保持部材22、接続部材23及び接続保持部材24の接続の順番は自由である。また、移動止め部材25を案内部材21に取り付ける作業もいつでもよい。次に、組み立てられた支持部2に移動部3を載せる。
【0035】
軌陸作業車移動装置1は、予め組み立てても現場で組み立ててもよい。また、軌陸作業車移動装置1を現場で組み立てる際には、軌陸作業車10が踏切RC等の移動箇所にある状態で軌陸作業車10の下方で組み立ててもよいし、軌陸作業車移動装置1を組み立てた後に軌陸作業車10の下方に挿入してもよい。
【0036】
本実施形態の案内部材21は、孔をあけて軽量化し約47kgとなった3mのI型鋼レールを使用しているので、一人で運搬可能である。また、各部材の取付をボルトで行うことによって、現場で容易に組み立てることが可能である。
【0037】
このような軌陸作業車10によって、軌陸作業車10を軌道R上から道路上へ迅速に移動させることが可能となる。
【0038】
次に、軌陸作業車10の移動方法について説明する。
【0039】
図5は、本発明にかかる一実施形態の軌陸作業車10の移動を示す。
図6は、本発明にかかる一実施形態の軌道R上で軌道走行用車輪11が下降状態の軌陸作業車10aを示す。
図7は、本発明にかかる一実施形態の軌道R上で軌道走行用車輪11が上昇状態の軌陸作業車10bを示す。
図8は、本発明にかかる一実施形態の牽引状態の軌陸作業車10cを示す。
【0040】
走行中に故障等で停止し、軌道R上で軌道走行用車輪11が下降状態の軌陸作業車10aは、近くの踏切RC等まで牽引される。牽引は、軌陸トラック又は人力により行う。軌陸作業車10aは、
図6に示すように、軌道走行用車輪11が道路走行用の走行部としてのクローラ12よりも下方に降ろされている。したがって、軌道Rとクローラ12の間は空間が存在する。
【0041】
踏切RCに移動された軌陸作業車10aのクローラ12と軌道Rの間には、
図7に示すように、軌陸作業車移動装置1が設置される。軌陸作業車移動装置1の支持部2は、軌道Rと交差するように設置される。また、軌陸作業車移動装置1の移動部3は、クローラ12の下方に移動しておく。
【0042】
軌陸作業車移動装置1が設置された後、踏切RCに移動された軌陸作業車10bの軌道走行用車輪11を上方に移動させる。一般に軌陸作業車10の軌道走行用車輪11は、軸を中心として油圧等によって回転可能に形成されている。また、故障等によってエンジンが始動不可でクローラ走行ができない場合であっても、軌陸作業車10の軌道走行用車輪11は、手動ポンプ油圧回路を使用して上方に移動させることができる。
【0043】
軌道走行用車輪11を上方に移動すると、軌道R上で軌道走行用車輪11が上昇状態の軌陸作業車10bのクローラ12は、平行する移動部3の載置部31上に交差するように載置される。その後、アーム13が牽引の際に邪魔にならないように牽引方向の後方を向かせるため、軌陸作業車10bの本体14が旋回される。一般に、本体14は、手動によって旋回可能である。
【0044】
本体14が旋回した後、ワイヤ30等によって牽引状態の軌陸作業車10cは、車両20等により牽引される。すると、牽引状態の軌陸作業車10cは、移動部3と共に支持部2上を移動し、軌道Rから降りることができる。その後、軌陸作業車移動装置1を撤去することにより、電車の走行に支障のないように、軌道Rをあけることができる。なお、牽引状態の軌陸作業車10cの牽引は人力でも可能である。
【0045】
このような軌陸作業車10の移動方法によって、軌陸作業車10を軌道R上から道路上へ迅速に移動させることが可能となる。
【0046】
以上、本実施形態の軌陸作業車移動装置1は、軌道R上を走行する軌道走行用車輪11及び道路走行用のクローラ12を有する軌陸作業車10を軌道Rから降ろす際に使用する軌陸作業車移動装置1であって、支持部2と、支持部2に対して移動可能な移動部3と、を備え、支持部2は、移動部3の移動を案内する案内部材21と、2本の案内部材21を対向した状態で保持する間隔保持部材22と、を有し、移動部3は、軌陸作業車10を載せる載置部31と、案内部材21に対して載置部31を移動させるローラー32と、を有する。したがって、軌陸作業車を軌道上から道路上へ迅速に移動させることが可能となる。
【0047】
また、本実施形態の軌陸作業車移動装置1は、長手方向に他の案内部材21を接続するため案内部材21に取り付けられる接続部材23を備える。したがって、軌道Rから離れた位置まで案内部材21を接続することができ、移動部3を移動させることが可能となる。
【0048】
また、本実施形態の軌陸作業車移動装置1は、他の案内部材21に接続部材23を接続する接続保持部材24を備える。したがって、容易に案内部材21の接続状態を保持することが可能となる。
【0049】
また、本実施形態の軌陸作業車移動装置1は、案内部材21の端部上面に取り付けられる移動止め部材25を備える。したがって、移動部3が支持部2から逸脱することを防止することが可能となる。
【0050】
また、本実施形態の軌陸作業車移動装置1を用いた軌陸作業車移動方法は、軌陸作業車10と軌道Rの間に、支持部2が軌道Rと交差するように、軌陸作業車移動装置1を設置し、軌陸作業車移動装置1が設置された後、軌陸作業車10の軌道走行用車輪11を上方に移動させ、軌陸作業車10のクローラ12を載置部31に載置し、載置部31に載置された軌陸作業車10を牽引することにより移動部3を支持部2に対して移動させ、軌陸作業車10を軌道から降ろす。したがって、軌陸作業車を軌道上から道路上へ迅速に移動させることが可能となる。
【0051】
なお、ここまで本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
【符号の説明】
【0052】
1…軌陸作業車移動装置
2…支持部
21…案内部材
22…間隔保持部材
23…接続部材
24…接続保持部材
25…移動止め部材
3…移動部
31…載置部
32…ローラー
10…軌陸作業車
10a…軌道上で軌道走行用車輪が下降状態の軌陸作業車
10b…軌道上で軌道走行用車輪が上昇状態の軌陸作業車
10c…牽引状態の軌陸作業車
11…軌道走行用車輪
12…クローラ(走行部)
13…アーム
14…本体
R…軌道
RC…踏切
【要約】
【課題】 軌陸作業車を軌道上から道路上へ迅速に移動させる軌陸作業車移動装置及び軌陸作業車移動方法を提供する。
【解決手段】 軌陸作業車移動装置1は、軌道R上を走行する軌道走行用車輪11及び道路走行用のクローラ12を有する軌陸作業車10を軌道Rから降ろす際に使用する軌陸作業車移動装置1であって、支持部2と、支持部2に対して移動可能な移動部3と、を備え、支持部2は、移動部3の移動を案内する案内部材21と、2本の案内部材21を対向した状態で保持する間隔保持部材22と、を有し、移動部3は、軌陸作業車10を載せる載置部31と、案内部材21に対して載置部31を移動させるローラー32と、を有することを特徴とする。
【選択図】
図1