(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記短距離通信コンポーネントにより、前記第1端末により送信された前記注文情報を受信する前に、前記第2端末のユーザから、前記短距離通信コンポーネントに対応し且つ前記短距離通信コンポーネントを有効化する有効化命令を受信するステップ、
を更に有する請求項1に記載の方法。
識別検証フォーム選択インタフェースを表示するステップであって、前記識別検証フォーム選択インタフェースは、少なくとも第1識別検証フォームを表示し、前記第1識別検証フォームは、前記第2端末による識別検証のためのフォームである、ステップと、
前記第1識別検証フォームに対応する選択命令を受信すると、前記短距離通信コンポーネントを有効化するステップと、
を更に有する請求項2に記載の方法。
前記短距離通信コンポーネントにより、前記の暗号化注文情報を前記第1端末へ送信した後に、前記第1端末により送信された他の注文情報が所定時間期間内に受信されないとき、前記短距離通信コンポーネントを無効化するステップ、
を更に有する請求項6に記載の方法。
非一時的コンピュータ可読媒体であって、複数のプログラムを格納する1又は複数のプロセッサを有する第2端末に関連付けられ、前記複数のプログラムは、前記1又は複数のプロセッサにより実行されると、請求項1乃至7のいずれかに記載のステップを実行する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の概要】
【0006】
関連技術における問題を克服するために、本発明の実施形態は、注文情報を処理する方法、装置、及びシステムを提供する。技術的ソリューションは以下の通りである。第1の態様は、注文情報を処理する方法であって、
短距離通信コンポーネントにより、第1端末により送信された注文情報を受信するステップであって、前記注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを含む、ステップと、
予め格納され且つ支払アカウントのアカウント識別子として第1アカウントに結合された該第1アカウントのアカウント識別子を取得し、前記支払アカウントの前記アカウント識別子を前記注文情報に追加するステップと、
予め格納された第1キーを使用して、前記支払アカウントの前記アカウント識別子の追加された前記注文情報に暗号化処理を実行するステップと、
前記短距離通信コンポーネントにより、前記の暗号化注文情報を前記第1端末へ送信するステップと、
を有する方法を提供する。
【0007】
第2の態様は、注文情報を処理する方法であって、
対象注文に対応する支払命令を受信し、短距離通信コンポーネントにより、前記対象注文の注文情報を第2端末へ送信するステップであって、前記注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを有する、ステップと、
前記短距離通信コンポーネントにより、前記第2端末により送信された暗号化注文情報を受信するステップであって、前記暗号化注文情報は、前記第2端末が支払アカウントのアカウント識別子を前記の受信した注文情報に追加し及び次に前記支払アカウントの前記アカウント識別子の追加された前記注文情報に暗号化処理を実行した後に、取得される、ステップと、
サーバが前記暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるように、前記暗号化注文情報を前記サーバへ送信するステップと、
を有する方法を提供する。
【0008】
第3の態様は、第2端末であって、
短距離通信コンポーネントにより、第1端末により送信された注文情報を受信するよう構成される受信モジュールであって、前記注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを含む、受信モジュールと、
前記第2端末に予め格納され且つ支払アカウントのアカウント識別子として第1アカウントに結合された該第1アカウントのアカウント識別子を取得し、前記支払アカウントの前記アカウント識別子を前記注文情報に追加するよう構成される取得モジュールと、
予め格納された第1キーを使用して、前記支払アカウントの前記アカウント識別子の追加された前記注文情報に暗号化処理を実行するよう構成される暗号化モジュールと、
前記短距離通信コンポーネントにより、前記の暗号化した注文情報を前記第1端末へ送信するよう構成される送信モジュールと、
を有する第2端末を提供する。
【0009】
第4の態様は、第1端末であって、
対象注文に対応する支払命令を受信し、短距離通信コンポーネントにより、前記対象注文の注文情報を第2端末へ送信する第1送信モジュールであって、前記注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを有する、第1送信モジュールと、
前記短距離通信コンポーネントにより、前記第2端末により送信された暗号化注文情報を受信するよう構成される受信モジュールであって、前記暗号化注文情報は、前記第2端末が支払アカウントのアカウント識別子を前記の受信した注文情報に追加し及び次に前記支払アカウントの前記アカウント識別子の追加された前記注文情報に暗号化処理を実行した後に、取得される、第1送信モジュールと、
サーバが前記暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるように、前記暗号化注文情報を前記サーバへ送信するよう構成される第2送信モジュールと、
を有する第1端末を提供する。
【0010】
第5の態様は、第2端末であって、
1又は複数のプロセッサと、
メモリと、
を有し、前記メモリは前記1又は複数のプロセッサにより実行されるよう構成される1又は複数のプログラムを格納し、前記1又は複数のプログラムは、
短距離通信コンポーネントにより、第1端末により送信された注文情報を受信するステップであって、前記注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを含む、ステップと、
前記第2端末に予め格納され且つ支払アカウントのアカウント識別子として第1アカウントに結合された該第1アカウントのアカウント識別子を取得し、前記支払アカウントの前記アカウント識別子を前記注文情報に追加するステップと、
予め格納された第1キーを使用して、前記支払アカウントの前記アカウント識別子の追加された前記注文情報に暗号化処理を実行するステップと、
前記短距離通信コンポーネントにより、前記の暗号化注文情報を前記第1端末へ送信するステップと、
を実行するための命令を含む、第2端末を提供する。
【0011】
第6の態様は、第1端末であって、
1又は複数のプロセッサと、
メモリと、
を有し、前記メモリは前記1又は複数のプロセッサにより実行されるよう構成される1又は複数のプログラムを格納し、前記1又は複数のプログラムは、
対象注文に対応する支払命令を受信し、短距離通信コンポーネントにより、前記対象注文の注文情報を第2端末へ送信するステップであって、前記注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを有する、ステップと、
前記短距離通信コンポーネントにより、前記第2端末により送信された暗号化注文情報を受信するステップであって、前記暗号化注文情報は、前記第2端末が支払アカウントのアカウント識別子を前記の受信した注文情報に追加し及び次に前記支払アカウントの前記アカウント識別子の追加された前記注文情報に暗号化処理を実行した後に、取得される、ステップと、
サーバが前記暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるように、前記暗号化注文情報を前記サーバへ送信するステップと、
を実行するための命令を有する、第1端末を提供する。
【0012】
第7の態様は、注文情報を処理するシステムであって、第1端末及び第2端末を有し、
前記第2端末は、短距離通信コンポーネントにより、第1端末により送信された注文情報を受信し、前記注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを含み、
前記第2端末に予め格納され且つ支払アカウントのアカウント識別子として第1アカウントに結合された該第1アカウントのアカウント識別子を取得し、前記支払アカウントの前記アカウント識別子を前記注文情報に追加し、予め格納された第1キーを使用して、前記支払アカウントの前記アカウント識別子の追加された前記注文情報に暗号化処理を実行し、前記短距離通信コンポーネントにより、前記の暗号化注文情報を前記第1端末へ送信するよう構成され、
前記第1端末は、対象注文に対応する支払命令を受信し、短距離通信コンポーネントにより、前記対象注文の注文情報を前記第2端末へ送信し、前記短距離通信コンポーネントにより、前記第2端末により送信され且つ支払アカウントのアカウント識別子の追加された前記暗号化注文情報を受信し、サーバが前記暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるように、前記暗号化注文情報を前記サーバへ送信するよう構成される、
システムを提供する。
【0013】
本発明の実施形態により提供される技術的解決策は、以下の有利な効果をもたらす。
【0014】
本発明の実施形態では、第1端末により送信された注文情報は、短距離通信コンポーネントにより受信される。注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを含む。
第2端末に予め格納され且つ第1アカウントに結合された該第1アカウントのアカウント識別子は、支払アカウントのアカウント識別子として取得される。支払アカウントのアカウント識別子は注文情報に追加される。予め格納された第1キーを使用して、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報に対して暗号化処理が実行される。暗号化注文情報は、短距離通信コンポーネントにより、第1端末へ送信される。したがって、第1端末が、暗号化注文情報をサーバへ送信でき、サーバが、暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるようになる。このように、ユーザは、支払アカウントに関する情報、支払パスワード、等を入力することなく、注文情報を処理できる。したがって、注文情報の処理の効率が向上され得る。
【0015】
理解されるべきことに、前述の全体的説明及び以下の詳細な説明は、単なる例及び解釈として用いられ、本発明の実施形態に対する限定を構成することはできない。
【発明を実施するための形態】
【0017】
例示的な実施形態が本願明細書に詳細に記載され、それらの例は添付の図面に示される。以下の説明に関連する添付の図面の観点から、特に断りの無い限り、異なる添付の図面の中の同じ番号は同じ又は同様の要素を示す。例示的な実施形態において記載される実装方法は、本発明の実施形態と整合の取れた全ての実装方法を示すものではない。むしろ、実装方法は、本発明の実施形態の幾つかの態様と整合の取れた及び添付の請求の範囲に詳細に記載される装置及び方法の単なる例である。
【0018】
実施形態1
本発明の実施形態は、注文情報を処理する方法を提供する。
図1に示すように、方法は、第1端末及び第2端末により共に実施されて良い。第1端末は、携帯電話機又はタブレットコンピュータのようなモバイル端末であって良く、第2端末は、スマートブレスレットのような装着可能なスマートデバイスであって良い。第1端末及び第2端末は、それぞれ、短距離通信コンポーネントを備えられ、第1端末及び第2端末は、短距離通信コンポーネントによりデータを送信して良い。
【0019】
図1に示すように、方法における第2端末の処理手順は以下のステップを含み得る。
【0020】
ステップ101:短距離通信コンポーネントにより、第1端末により送信された注文情報を受信する。注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と、支払額と、を含む。
【0021】
ステップ102:予め格納され且つ支払アカウントのアカウント識別子として第1アカウントに結合された、第1アカウントのアカウント識別子を取得し、支払アカウントのアカウント識別子を注文情報に追加する。
【0022】
ステップ103:予め格納された第1キーを用いて、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報に対して暗号化処理を実行する。
【0023】
ステップ104:短距離通信コンポーネントにより、暗号化注文情報を第1端末へ送信する。
【0024】
図2に示すように、方法における第1端末の処理手順は以下のステップを含み得る。
【0025】
ステップ201:対象注文に対応する支払命令を受信し、短距離通信コンポーネントにより、対象注文の注文情報を第2端末へ送信する。注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と、支払額と、を含む。
【0026】
ステップ202:短距離通信コンポーネントにより、第2端末により送信された暗号化注文情報を受信する。暗号化注文情報は、第2端末が、支払アカウントのアカウント識別子を受信した注文情報に追加し、次に支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報に対して暗号化処理を実行した後に取得される。
【0027】
ステップ203:暗号化注文情報をサーバへ送信して、サーバが、暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるようにする。
【0028】
本発明の実施形態では、第1端末により送信された注文情報は、短距離通信コンポーネントにより受信される。注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを含む。予め格納され且つ第1アカウントに結合された該第1アカウントのアカウント識別子は、支払アカウントのアカウント識別子として取得される。支払アカウントのアカウント識別子は注文情報に追加される。予め格納された第1キーを使用して、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報に対して暗号化処理が実行される。暗号化注文情報は、短距離通信コンポーネントにより、第1端末へ送信される。したがって、第1端末が、暗号化注文情報をサーバへ送信でき、サーバが、暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるようになる。このように、ユーザは、支払アカウントに関する情報、支払パスワード、等を入力することなく、注文情報を処理できる。したがって、注文情報の処理の効率が向上され得る。
【0029】
実施形態2
本発明の実施形態は、注文情報を処理する方法を提供する。方法は、第1端末、第2端末、及びサーバにより一緒に実施されて良い。第1端末は、携帯電話機又はタブレットコンピュータのようなモバイル端末であって良く、第2端末は、スマートブレスレットのような装着可能なスマートデバイスであって良い。第1端末は、短距離通信コンポーネントを有して良い。短距離通信コンポーネントは、第2端末とデータを送信するよう構成される、近距離通信(near field communication:NFC)コンポーネント又はBluetoothコンポーネントであって良い。第1端末は、キー、タッチスクリーン、又はマウスであって良い入力ユニットを有して良い。ユーザは、入力ユニットにより、購入されるべき商品を選択し、第1端末上で該商品に対して支払って良い。第1端末は、プロセッサを有して良い。プロセッサは、注文情報を生成し、受信した暗号化注文情報をサーバへ送信するよう構成されて良い。第1端末は、メモリ、センサ、及び電源のようなコンポーネントを更に有して良い。第2端末は、スマートブレスレットのようなポータブルスマートデバイスであって良い。第2端末は、短距離通信コンポーネントを有して良い。短距離通信コンポーネントは、第1端末とデータを送信するよう構成される、NFCコンポーネント又はBluetoothコンポーネントであって良い。第2端末は、キー又はタッチスクリーンであって良い入力ユニットを有して良い。ユーザは、入力ユニットにより第2端末上で対象注文に対する支払を確認して良い。第2端末は、プロセッサを有して良い。プロセッサは、受信した注文情報を暗号化するよう構成されて良い。第2端末は、メモリ、センサ、及び電源のようなコンポーネントを更に有して良い。
図4に示すように、
図4は、本発明の一実施形態によるシステムのブロック図である。システムは、第1端末、第2端末、及びサーバを含む。
【0030】
図3に示す処理手順は、実装方法と組み合わせて以下に詳述され、内容は以下の通りである。
【0031】
ステップ301:第1端末は、対象注文に対応する支払命令を受信し、短距離通信コンポーネントにより、対象注文の注文情報を第2端末へ送信する。注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と、支払額と、を含む。
【0032】
実施中、第1端末及び第2端末は、それぞれ、短距離通信コンポーネントを備えられて良い。短距離通信コンポーネントは、NFCコンポーネント、Bluetoothコンポーネント、等であって良い。第1端末及び第2端末は、短距離通信コンポーネントにより情報を送信して良い。第1端末は、第2端末と結合関係を確立して良い。結合関係を確立するための種々の方法が存在し得る。本発明の実施形態は、実現可能な方法を提供する。具体的には次の通りである。
【0033】
ユーザは、第1端末内に結合機能を有するアプリケーション(第1アプリケーションとして参照されて良い)をインストールして良い。ユーザは、第1アプリケーションを開き、第1アプリケーションのアカウント及びパスワードでログインする。第1アプリケーションは、支払のためのアプリケーションであって良く、又はインスタントメッセージアプリケーションであっても良い。ユーザは、第1アプリケーションのアカウントを用いて支払を実行して良い。ユーザは、第1アプリケーションの中で別の端末を結合する選択肢をタップして良い。第1端末は、該選択肢に対応するタップ命令を受信して良く、次に、Bluetoothの近くの別の端末を更に検出するためにローカルBluetoothを有効にし、端末の識別子を取得し、及び端末の識別子のリストを表示して良い。ユーザは、識別子のリストから、結合されるべき端末の識別子(つまり、第2端末の識別子)を選択して良い。第1端末は、第2端末へ結合要求を送信して良い。結合要求を受信した後に、第2端末は、結合を実行するか否かのプロンプト情報を表示して良い。ユーザは、第2端末において結合を確認する選択肢をタップして良い。第2端末は、結合を確認する応答情報を第1端末へ送信して良い。したがって、第2端末と第1端末との間に結合関係が確立できる。結合関係が第2端末と第1端末との間に確立された後、第1端末は、短距離通信コンポーネントにより、第1アプリケーションにローカルにログインしているアカウントのアカウント識別子(つまり、第1アカウントのアカウント識別子)を第2端末へ送信して良い。第1アカウントのアカウント識別子を受信した後に、第2端末は、第1アカウントのアカウント識別子を格納して良い。
【0034】
第1端末は、商品を購入するために使用されるアプリケーション(第2アプリケーションとして参照されて良い)もインストールされて良い。第2アプリケーションは、第1アプリケーションと同じ又は異なって良く、本実施形態において限定されない。ユーザは、第2アプリケーションにおいて種々の商品の商品情報を閲覧し、購入すべき商品を選択し、次に購入することを決定する選択肢をタップして良い。端末は、注文の注文に対応するタップ命令を受信し、次に対応する注文情報(つまり、対象注文の注文情報)を生成して良い。注文情報は、ユーザが購入したい商品の商品情報のような情報(例えば、名称、型名、商品数)、販売者アカウントのアカウント情報(つまり、被支払アカウントのアカウント識別子)、及び支払額を含んで良い。例えば、注文情報は、携帯電話機A、数量1、販売者IDが38624、数量が5000であって良い。
【0035】
ユーザは、対象注文に対応する支払選択肢をタップして良い。第1端末は、対象注文に対応する支払命令を受信し、次に、短距離通信コンポーネントにより、対象注文の注文情報を第2端末へ送信して良い。短距離通信コンポーネントがBluetoothコンポーネントである状況では、ユーザは、第1端末及び第2端末をBluetooth送信の閾距離以下の距離に置く必要がある。短距離通信コンポーネントがNFCコンポーネントである状況では、支払選択肢をタップした後に、ユーザは、
図5に示すように第2端末を用いて第1端末に接触し又は近付いて良い。したがって、第1端末は、対象注文の注文情報を第2端末へ送信できる。第1端末は、携帯電話機又はタブレットコンピュータのようなモバイル端末であって良く、又は販売点(point of sales:POS)装置であっても良い。第1端末がPOS装置である状況では、注文情報の中の被支払アカウントのアカウント識別子はPOS装置の識別子であって良く、支払額は販売者により手動で入力されて良く、対応する適用シナリオは、第2端末がバスカード、食事カード、電子財布、等のような支払を実行することである。さらに、ユーザが対象注文に対応する支払選択肢をタップした後に、第1端末は、現在有効な短距離通信コンポーネントに従い対応するプロンプト画像を表示して良い。例えば、第1端末は、現在有効な短距離通信コンポーネントがBluetoothコンポーネントであるとき、スマートブレスレット及び携帯電話機がBluetooth送信の閾距離より近い距離に配置されることを示す動的画像を表示して良く、又は、現在有効な短距離通信コンポーネントがNFCコンポーネントであるとき、スマートブレスレット及び携帯電話機の間の接触を示す動的画像を表示して良い。
【0036】
任意で、注文情報は、対象注文の生成時間を更に含む。したがって、サーバは、暗号化注文情報を受信すると、処理された注文情報の中に受信した注文情報に含まれるものと、同じアカウント識別子の前記被支払アカウント、同じアカウント識別子の支払アカウント、同じ支払額、及び同じ生成時間の対象注文を有する注文情報が存在するか否かを決定し、注文情報が存在する場合に受信した注文情報を破棄し、注文情報が存在しない場合に受信した注文情報に従い支払処理を実行できる。サーバの特定の処理手順は、後に詳述される。
【0037】
任意で、第1端末は、送信されるデータ量を削減するために、注文情報のハッシュ値を第2端末へ送信して良い。対応する処理は次の通りである。対象注文の注文情報のハッシュ値を計算し、短距離通信コンポーネントにより、対象注文の注文情報を第2端末へ送信する。注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と、支払額と、対象注文の注文情報のハッシュ値と、を含む。
【0038】
実施中、対象注文に対応する支払命令を受信した後に、第1端末は、予め格納されたハッシュアルゴリズムに従い、対象注文の注文情報のハッシュ値を計算し、次に、該ハッシュ値を注文情報に追加して良い。一方で、第1端末は、被支払アカウントのアカウント識別子及び支払額を除く他の情報を注文情報から削除し、さらに、短距離通信コンポーネントにより、対象注文の注文情報を第2端末へ送信して良い。注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子、支払額、対象注文の注文情報のハッシュ値を含んで良い。このように、第1端末から第2端末へ送信されるデータのデータ量は削減される。したがって、第1端末と第2端末との間の送信の効率が向上され得る。
【0039】
任意で、短距離通信コンポーネントは、ユーザが第2端末により識別検証を実行することを選択した後に、有効化されて良い。対応する処理は次の通りである。識別検証フォーム選択インタフェースを表示し、識別検証フォーム選択インタフェースは、少なくとも第1識別検証フォームを表示し、第1識別検証フォームは、第2端末による識別検証のためのフォームであり、第1識別検証フォームに対応する選択命令を受信すると、短距離通信コンポーネントを有効化する。
【0040】
実施中、対象注文に対応する支払命令を受信した後に、第1端末は、識別検証フォーム選択インタフェースを表示して良い。識別検証フォーム選択インタフェースは少なくとも第1識別検証フォームを表示し、第1識別検証フォームは第2端末による識別検証のためのフォームであって良い。ユーザは、識別検証フォーム選択インタフェースの中の第1識別検証フォームに対応する選択肢をタップして良い。第1端末は、第1識別検証フォームに対応する選択命令を受信し、次に、短距離通信コンポーネントにより、対象注文の注文情報を第2端末へ送信するために、短距離通信コンポーネントを有効化して良い。このように、短距離通信コンポーネントは、短距離通信コンポーネントの使用が必要ない場合には有効にされなくて良い。したがって、第1端末の電力消費が削減され得る。
【0041】
ステップ302:第2端末は、短距離通信コンポーネントにより、第1端末により送信された注文情報を受信する。注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と、支払額と、を含む。
【0042】
実施中、第1端末が短距離通信コンポーネントにより対象注文の注文情報を第2端末へ送信した後に、第2端末は、注文情報を受信し、次に注文情報をパースし、ユーザが購入したい商品の商品情報、被支払アカウントのアカウント識別子、及び支払額のような情報を取得して良い。
【0043】
任意で、第1端末が注文情報のハッシュ値を第2端末へ送信する状況では、相応して、ステップ302の対応する処理は次の通りであって良い:短距離通信コンポーネントにより、第1端末により送信された注文情報を受信する。注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子、支払額、及び対象注文の注文情報のハッシュ値を含む。
【0044】
実施中、第1端末が短距離通信コンポーネントにより対象注文の注文情報を第2端末へ送信した後に、第2端末は、注文情報を受信し、次に注文情報をパースし、注文情報のハッシュ値、被支払アカウントのアカウント識別子、及び対象注文の支払額のような情報を取得して良い。
【0045】
任意で、第2端末が第1端末により送信された注文情報を短距離通信コンポーネントにより受信できるように、ユーザは、短距離通信コンポーネントを有効化して良い。対応する処理は、次の通りであって良い:短距離通信コンポーネントに対応する有効化命令を受信し、短距離通信コンポーネントを有効化する。
【0046】
実施中、短距離通信コンポーネントの有効化キーは、第2端末に配置されて良い。有効化キーは、機械的キーであって良く、又はタッチキーであっても良い。ユーザは、有効化キーを押下し又はタッチして良く、第2端末は、短距離通信コンポーネントに対応する有効化命令を受信し、次に短距離通信コンポーネントを有効化して良い。有効化キーを押下し又はタッチした後に、ユーザは、第2端末を用いて第1端末に接触し又は近付いて良い。このように、第2端末は、第1端末により送信された注文情報を、短距離通信コンポーネントにより受信して良い。
【0047】
ステップ303:第2端末は、
第2端末に予め格納され且つ支払アカウントのアカウント識別子として第1アカウントに結合された、第1アカウントのアカウント識別子を取得し、支払アカウントのアカウント識別子を注文情報に追加する。
【0048】
実施中、第1端末により送信された注文情報を受信した後に、第2端末は、
第2端末に予め格納され且つ支払アカウントのアカウント識別子として第1アカウントに結合された、第1アカウントのアカウント識別子を取得し、次に、支払アカウントのアカウント識別子を注文情報に追加して良い。
【0049】
任意で、ユーザは先ず第2端末に対して確認を実行し、次に第2端末が前述の処理を実行する。相応して、ステップ303の処理は以下の通りであって良い。対象注文の注文情報及び対象注文に対応する支払確認選択肢を表示し、
第2端末に予め格納され且つ支払アカウントのアカウント識別子として第1アカウントに結合された第1アカウントのアカウント識別子を取得し、支払確認選択肢に対応するタップ命令が受信されると、支払アカウントのアカウント識別子を注文情報に追加する。
【0050】
実施中、第1端末により送信された注文情報を受信した後に、第2端末は、対象注文の注文情報を表示して良い。例えば、第2端末は、商品の商品情報の1又は複数の情報ピース、被支払アカウントのアカウント識別子、又は注文情報の中の支払額を表示して良く、あるいは、
図6に示すように対象注文に対応する支払確認選択肢も表示して良い。ユーザは、注文情報をチェックし、確認後、支払確認選択肢をタップして良い。第2端末は、支払確認選択肢に対応するタップ命令を受信し、次に、
第2端末に格納され且つ支払アカウントのアカウント識別子として第1アカウントに結合された第1アカウントのアカウント識別子を取得し、支払アカウントのアカウント識別子を注文情報に追加して良い。さらに、第1端末により送信された注文情報を受信した後に、第2端末はプロンプト情報を送信して良い。例えば、第2端末は、ユーザを促すために所定音声又は振動を送信して良い。したがって、ユーザは、第2端末が第1端末により送信された注文情報を受信したことを知ることができる。さらに、第1端末が注文情報のハッシュ値を第2端末へ送信し得る前述の状況では、第2端末は、被支払アカウントのアカウント識別子及び支払額を表示するだけでよく、対象注文の注文情報のハッシュ値を表示する必要はない。
【0051】
任意で、第2端末は、ユーザが第2端末の解除に成功した後に、対象注文の注文情報を表示して良い。対応する処理は次の通りであって良い:ロック状態からロック解除状態に変化するとき、対象注文の注文情報及び対象注文に対応する支払確認選択肢を表示する。
【0052】
実施中、ユーザは、第2端末に解除情報を予め設定して良い。解除情報は、ユーザにより入力される解除パスワード、解除パターン、又は指紋のような情報であって良い。ユーザは、第2端末を使用する必要があるとき、先ず第2端末を解除し、つまり解除情報を入力して良い。例えば、ユーザは、指を用いて第2端末の指紋検出領域をタッチして良く、又は端末に解除パスワード又は解除パターンを入力して良い。第2端末は、ユーザにより入力された解除情報と予め格納された解除情報とを照合し、照合結果が一致した場合、ユーザによる解除が成功したことを決定し、現在状態をロック状態からロック解除状態に変更して良い。第2端末は、次に、対象注文の注文情報、及び対象注文に対応する支払確認選択肢を表示して良い。さらに、第2端末に適用可能な種々の解除方法が存在する。解除パスワード、解除パターン、又は指紋のような情報を用いる前述の解除に加えて、解除するよう構成される解除キーも第2端末に配置されて良く、ユーザは解除キーをトリガすることにより第2端末を解除して良い。一方、前述の方法は組み合わせて使用できる。
【0053】
ステップ304:第2端末は、予め格納された第1キーを用いて、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報に対して暗号化処理を実行する。
【0054】
実施中、暗号化に使用されるキー(つまり、第1キー)は、第2端末に予め格納されて良い。第1キーは、サーバにより提供される秘密キーであって良い。支払アカウントのアカウント識別子を注文情報に追加した後に、第2端末は、予め格納された第1キーを用いて、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報に対して暗号化処理を実行して良い。
【0055】
ステップ305:第2端末は、短距離通信コンポーネントにより、暗号化注文情報を第1端末へ送信する。
【0056】
実施中、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報を暗号化した後に、第2端末は、短距離通信コンポーネントにより、暗号化注文情報を第1端末へ送信して良い。短距離通信コンポーネントがBluetoothコンポーネントである状況では、ユーザは、第1端末及び第2端末をBluetooth送信の閾距離以下の距離に置く必要がある。短距離通信コンポーネントがNFCコンポーネントである状況では、支払選択肢をタップした後に、ユーザは、第2端末を用いて第1端末に接触し又は近付いて良い。したがって、第2端末は、暗号化注文情報を第1端末へ送信できる。同様に、第2端末が暗号化処理を実行した後に、第2端末は、現在有効な短距離通信コンポーネントに従い対応するプロンプト画像を表示して良い。例えば、第2端末は、現在有効な短距離通信コンポーネントがBluetoothコンポーネントであるとき、スマートブレスレット及び携帯電話機がBluetooth送信の閾距離より近い距離に配置されることを示す動的画像を表示して良く、又は、現在有効な短距離通信コンポーネントがNFCコンポーネントであるとき、スマートブレスレット及び携帯電話機の間の接触を示す動的画像を表示して良い。
【0057】
任意で、第2端末は、非暗号化注文情報も第1端末へ送信して良い。相応して、ステップ305の対応する処理は次の通りであって良い:短距離通信コンポーネントにより、支払アカウントのアカウント識別子の追加された非暗号化注文情報及び暗号化注文情報を第1端末へ送信する。
【0058】
実施中、第2端末は、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報を格納して良い。支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報を暗号化した後に、第2端末は、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報及び支払アカウントのアカウント識別子の追加された暗号化注文情報を取得し、次に、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報及び支払アカウントのアカウント識別子の追加された暗号化注文情報を第1端末へ送信して良い。
【0059】
任意で、第2端末は、電力消費を削減するために、短距離通信コンポーネントを自動的に無効化して良い。対応する処理は次の通りであって良い:第1端末により送信される他の注文情報が所定時間期間内に受信されない場合、短距離通信コンポーネントを無効化する。
【0060】
実施中、第2端末が短距離通信コンポーネントにより暗号化注文情報を第1端末へ送信した後に、計時が開始して良い。第2端末が、所定時間期間に達するときに第1端末により送信された他の注文情報を受信しない場合、第2端末は、短距離通信コンポーネントを無効化して良い。さらに、第2端末は、第2端末が短距離通信コンポーネントを無効化した後に、短距離通信コンポーネントが無効化されたことを示すプロンプト情報を表示して良い。
【0061】
ステップ306:第1端末は、短距離通信コンポーネントにより、第2端末により送信された暗号化注文情報を受信する。
【0062】
実施中、第2端末が暗号化注文情報を第1端末へ送信した後に、第1端末は、短距離通信コンポーネントにより、第2端末により送信され且つ支払アカウントのアカウント識別子の追加された暗号化注文情報を受信して良い。
【0063】
任意で、第2端末が非暗号化注文情報を第1端末へ送信する前述の状況では、ステップ306の対応する処理は次の通りであって良い:第1端末は、短距離通信コンポーネントにより、第2端末により送信され且つ支払アカウントのアカウント識別子の追加された暗号化注文情報を受信する。
【0064】
任意で、第1端末は、電力消費を削減するために、短距離通信コンポーネントを自動的に無効化して良い。対応する処理は次の通りであって良い:別の注文情報に対応する支払命令が所定時間期間内に受信されない場合、短距離通信コンポーネントを無効化する。
【0065】
実施中、第1端末が第2端末により送信された暗号化注文情報を短距離通信コンポーネントにより受信した後に、計時が開始して良い。第1端末が、所定時間期間に達するときに別の支払命令を受信しない場合、第1端末は、短距離通信コンポーネントを無効化して良い。さらに、第1端末は、第1端末が短距離通信コンポーネントを無効化した後に、短距離通信コンポーネントが無効化されたことを示すプロンプト情報を表示して良い。留意すべきことに、第1端末における所定時間期間は第2端末における所定時間期間と同じ又は異なって良い。
【0066】
ステップ307:第1端末は、暗号化注文情報をサーバへ送信して、サーバが、暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるようにする。
【0067】
実施中、支払アカウントのアカウント識別子の追加された暗号化注文情報を受信した後に、第1端末は、支払アカウントのアカウント識別子の追加された暗号化注文情報をサーバへ送信して良い。サーバは、1つのサーバであって良く、又は複数のサーバにより構成されるサーバクラスタであっても良い。本実施形態では、複数のサーバにより構成されるサーバクラスタであるサーバが一例として用いられる。サーバが1つのサーバである状況は本例に類似しており、ここに更に記載されない。サーバクラスタは、デジタル署名サーバ、支払サーバ、及び銀行サーバを含んで良い。支払処理を完了した後に、サーバは、支払成功メッセージを第1端末へ送信して良い。支払成功メッセージを受信した後に、第1端末は、ユーザに支払成功を知らせるために、支払成功プロンプト情報を表示して良い。
【0068】
第1端末は、支払アカウントのアカウント識別子の追加された暗号化注文情報をデジタル署名サーバへ送信して良い。デジタル署名サーバは、ローカルに予め格納された公開キーを用いて、受信した暗号化情報に対して復号処理を実行し、復号が成功した場合に注文情報が有効であると決定し、次に復号化注文情報を支払サーバへ送信して良い。支払サーバは、支払アカウントのアカウント識別子、被支払アカウントのアカウント識別子、及び注文情報の中の支払額を取得し、次に、支払アカウントのメモリから支払額を差し引き、且つ被支払アカウントに支払額を追加して良い。支払アカウントにメモリが格納されていない状況では、支払サーバは、銀行サーバにより提供されるインタフェース情報に基づき、注文情報及びハッシュに基づくメッセージ認証コード(hash−based message authentication code:HMAC)のような情報を銀行サーバへ送信して良い。銀行サーバは、注文情報の中の支払アカウントのアカウント識別子に従い、支払アカウントに結合された銀行カード番号を決定し、注文情報の中の支払額に従い、銀行カード番号に対応するアカウントから支払サーバへ対応する額を送金して良い。次に支払サーバは、支払額を被支払アカウントに追加する。
【0069】
任意で、第2端末が非暗号化注文情報を第1端末へ送信する前述の状況では、相応して、ステップ307の処理は次の通りであって良い:支払アカウントのアカウント識別子の追加された非暗号化注文情報及び暗号化注文情報をサーバへ送信する。したがって、サーバは、非暗号化注文情報及び暗号化注文情報に従い復号化注文情報に対して有効性検証を実行し、検証が成功した場合に非暗号化注文情報及び暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるようになる。
【0070】
実施中、第2端末により送信され且つ支払アカウントのアカウント識別子の追加された非暗号化注文情報及び暗号化注文情報を受信した後に、第1端末は、支払サーバへ受信した情報を転送して良い。支払アカウントのアカウント識別子の追加された非暗号化注文情報及び暗号化注文情報を受信した後に、支払サーバは、情報を格納し、及び情報をデジタル署名サーバへ転送して良い。支払サーバにより送信された非暗号化注文情報及び暗号化注文情報を受信した後に、デジタル署名サーバは、ローカルに格納された公開キーを用いて暗号化注文情報を復号化し、復号結果と非暗号化注文情報とを比較して良い。復号結果に含まれる内容が非暗号化注文情報に含まれる内容と完全に同一である場合、デジタル署名サーバは、検証成功メッセージを支払サーバへ送信して良い。検証成功メッセージを受信した後に、支払サーバは、前述の方法に従い支払処理を実行して良い。復号結果に含まれる内容が非暗号化注文情報に含まれる内容と同一でない場合、デジタル署名サーバは、検証失敗メッセージを支払サーバへ送信して良い。検証失敗メッセージを受信した後に、支払サーバは、注文情報に対して支払処理を実行しなくて良い。
【0071】
任意で、注文情報が被支払アカウントのアカウント識別子、支払額、対象注文の注文情報のハッシュ値を含む前述の状況では、相応して、ステップ307の処理は次の通りであって良い:暗号化された注文情報を送信する。したがって、サーバは、暗号化ハッシュ値に従い注文情報に対して有効性検証を実行し、検証が成功した場合に暗号化注文情報に従い支払処理を実行できる。
【0072】
実施中、第2端末は、暗号化され且つハッシュ値を含む注文情報を第1端末へ送信して良い。注文情報は、注文情報のハッシュ値、被支払アカウントのアカウント識別子、支払アカウントのアカウント識別子、及び支払額、のような情報を含み、キー注文情報として参照されて良い。第1端末は、ハッシュ計算が実行されていない注文情報、つまり、ユーザが購入したい商品の商品情報のような情報(例えば、名称、型名、商品数)、販売者アカウントのアカウント情報(つまり、被支払アカウントのアカウント識別子)、及び支払額のような情報を含む注文情報も取得して良く、完全注文情報として参照されて良い。キー注文情報の中のハッシュ値は、完全注文情報に対してハッシュ計算を実行した後に得られるハッシュ値である。第1端末は、暗号化注文情報及び完全注文情報を支払サーバへ送信して良い。支払サーバは、該情報をデジタル署名サーバへ転送して良い。デジタル署名サーバは、第1端末内にあるものと同じハッシュアルゴリズムを予め格納して良い。暗号化注文情報及び完全注文情報を受信した後に、デジタル署名サーバは、ローカルに予め格納された公開キーを用いて暗号化キー注文情報に対して復号化処理を実行して、注文情報のハッシュ値を取得し、次に、ローカルに格納されたハッシュアルゴリズムを用いて完全注文情報に対してハッシュ計算を実行して、完全注文情報のハッシュ値を取得し、次に、復号化後に取得したハッシュ値と計算を通じて取得したハッシュ値とを比較して良い。復号化後に取得したハッシュ値と計算を通じて取得したハッシュ値が同じである場合、デジタル署名サーバは、注文情報検証が成功したと決定して良く、次に検証成功メッセージを支払サーバへ送信する。したがって、支払サーバは支払処理を実行できる。復号化後に取得したハッシュ値と計算を通じて取得したハッシュ値が同じでない場合、デジタル署名サーバは、検証失敗メッセージを支払サーバへ送信して良い。検証失敗メッセージを受信した後に、支払サーバは、注文情報に対して支払処理を実行しなくて良い。
【0073】
さらに、注文情報が対象注文の生成時間を含む前述の状況では、相応して、ステップ307の処理は次の通りであって良い:第2端末により送信され且つ支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報及び第2端末により送信され且つ支払アカウントのアカウント識別子の追加された暗号化注文情報を受信した後に、第1端末は、受信した情報を支払サーバへ転送して良く、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報及び支払アカウントのアカウント識別子の追加された暗号化注文情報を受信した後に、支払サーバは、該情報を格納し及びデジタル署名サーバへ転送して良い。デジタル署名サーバは、処理された注文情報の、被支払アカウントのアカウント識別子、支払アカウントのアカウント識別子、支払額、及び対象注文の生成時間を格納して良い。支払サーバにより送信され且つ支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報及びサーバにより送信され且つ支払アカウントのアカウント識別子の追加された暗号化注文情報を受信した後に、デジタル署名サーバは、ローカルに予め格納された公開キーを用いて暗号化注文情報を復号化し、復号結果と支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報とを比較して良い。復号結果の中の内容が支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報の中の内容と完全に同一である場合、デジタル署名サーバは、更なる決定を実行して良い。端末は、処理された注文情報の中に受信した注文情報に含まれるものと、同じアカウント識別子の被支払アカウント、同じアカウント識別子の支払アカウント、同じ支払額、及び同じ生成時間の対象注文を有する注文情報が存在するか否かを決定するために、処理された注文情報を検索し、注文情報が存在する場合に受信した注文情報を破棄し及び検証失敗メッセージを支払サーバへ送信し、注文情報が存在しない場合に、支払サーバが支払処理を実行できるように、支払サーバへ検証成功メッセージを送信して良い。さらに、復号結果の中の内容が支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報の中の内容と同一でない場合、デジタル署名サーバは、検証失敗メッセージを支払サーバへ送信して良い。検証失敗メッセージを受信した後に、支払サーバは、注文情報に対して支払処理を実行しなくて良い。
【0074】
例えば、受信した注文情報の中で、被支払アカウントのアカウント識別子がAであり、支払アカウントのアカウント識別子がBであり、支払額が100元であり、及び対象注文の生成時間が2015年5月16日17:45である。デジタル署名サーバが、処理された注文情報の中で、被支払アカウントのアカウント識別がAであり、支払アカウントのアカウント識別子がBであり、支払額が100元であり、及び対象注文の生成時間が2015年5月16日17:45である注文情報を見付けた場合、これは、注文情報が処理済みであることを示し、デジタル署名サーバは、注文を繰り返し処理することを回避するため及び支払アカウントから余分なお金を差し引くことを防ぐために、受信した注文情報を破棄し、検証失敗メッセージを支払サーバへ送信して良い。デジタル署名サーバが注文情報を見付けなかった場合、これは、注文情報が処理されていないことを示し、デジタル署名サーバは、支払サーバが注文情報を処理できるように、検証成功メッセージを支払サーバへ送信して良い。
【0075】
任意で、第1端末は、注文情報に対して2次暗号化を実行して良い。相応して、ステップ307の処理は次の通りであって良い:予め格納された第2キーを使用して、暗号化注文情報に対して2次暗号化処理を実行し、2度暗号化された注文情報を送信する。したがって、サーバは、2度暗号化された注文情報に従い支払処理を実行できる。
【0076】
実施中、第2端末により送信され且つ支払アカウントのアカウント識別子の追加された暗号化注文情報を受信した後に、第1端末は、予め格納された第2キーを用いて暗号化注文情報に対して2次暗号化処理を実行し、次に2度暗号化された注文情報を支払サーバへ送信して良い。支払サーバは、予め格納された第3キーを用いて、受信した2度暗号化された注文情報を復号化し、次に復号化注文情報をデジタル署名サーバへ送信して良い。デジタル署名サーバは、次に、予め格納された公開キーを用いて受信した注文情報を復号化し、次に、注文情報に対する支払処理を実行するために、検証処理を実行して良い。
【0077】
さらに、処理において、第2端末に格納された第1キー及びデジタル署名サーバに格納された公開キーは、デジタル署名サーバにより生成される。実際には、キーペアを生成するために使用されるアプリケーションは、第2端末内でも構成されて良い。第2端末はキーペアを生成し、次に第1端末が公開キーを支払サーバへ送信する。第1端末は、単に公開キーを支払サーバへ送信して良く、又は公開キー及び暗号化注文情報を一緒に支払サーバへ送信しても良い。暗号化注文情報を受信した後に、支払サーバは、受信した公開キーを用いて暗号化注文情報を検証して良い。検証が成功した後に、支払サーバは、注文情報に対して支払処理を実行して良い。検証が失敗した場合に、支払サーバは、注文情報を破棄する。
【0078】
本発明の実施形態では、第1端末により送信された注文情報は、短距離通信コンポーネントにより受信される。注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを含む。
第2端末に予め格納され且つ第1アカウントに結合された該第1アカウントのアカウント識別子は、支払アカウントのアカウント識別子として取得される。支払アカウントのアカウント識別子は注文情報に追加される。予め格納された第1キーを使用して、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報に対して暗号化処理が実行される。暗号化注文情報は、短距離通信コンポーネントにより、第1端末へ送信される。したがって、第1端末が、暗号化注文情報をサーバへ送信でき、サーバが、暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるようになる。このように、ユーザは、支払アカウントに関する情報、支払パスワード、等を入力することなく、注文情報を処理できる。したがって、注文情報の処理の効率が向上され得る。
【0079】
実施形態3
同じ技術概念に基づき、本発明の実施形態は、第2端末を更に提供する。
図7に示すように、第2端末は、
短距離通信コンポーネントにより、第1端末により送信された注文情報を受信するよう構成される受信モジュールであって、前記注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを含む、受信モジュール710と、
第2端末に予め格納され且つ支払アカウントのアカウント識別子として第1アカウントに結合された該第1アカウントのアカウント識別子を取得し、支払アカウントのアカウント識別子を注文情報に追加するよう構成される取得モジュール720と、
予め格納された第1キーを使用して、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報に暗号化処理を実行するよう構成される暗号化モジュール730と、
短距離通信コンポーネントにより、暗号化注文情報を第1端末へ送信するよう構成される送信モジュール740と、
を有する。
【0080】
任意で、送信モジュール740は、
短距離通信コンポーネントにより、支払アカウントのアカウント識別子の追加された非暗号化注文情報及び暗号化注文情報を第1端末へ送信するよう構成される。
【0081】
任意で、取得モジュール720は、
対象注文の注文情報及び対象注文に対応する支払確認選択肢を表示し、
第2端末に予め格納され且つ支払アカウントのアカウント識別子として第1アカウントに結合された該第1アカウントのアカウント識別子を取得し、支払確認選択肢に対応するタップ命令が受信されると、支払アカウントのアカウント識別子を注文情報に追加する、
よう構成される。
【0082】
任意で、取得モジュール720は、
ロック状態からロック解除状態に変化するとき、対象注文の注文情報及び対象注文に対応する支払確認選択肢を表示するよう構成される。
【0083】
任意で、受信モジュール710は、
短距離通信コンポーネントにより、第1端末により送信された注文情報を受信するよう構成され、注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子、支払額、対象注文の注文情報のハッシュ値を有する。
【0084】
任意で、受信モジュール710は、
短距離通信コンポーネントに対応する有効化命令を受信し、短距離通信コンポーネントを有効化するよう更に構成される。
【0085】
任意で、第2端末は、
第1端末により送信される他の注文情報が所定時間期間内に受信されない場合、短距離通信コンポーネントを無効化するよう構成される無効化モジュール、を更に有する。
【0086】
同じ技術概念に基づき、本発明の一実施形態は、第1端末を更に提供する。
図8に示すように、第1端末は、
対象注文に対応する支払命令を受信し、短距離通信コンポーネントにより、対象注文の注文情報を第2端末へ送信する第1送信モジュールであって、注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを有する、第1送信モジュール810と、
短距離通信コンポーネントにより、第2端末により送信された暗号化注文情報を受信するよう構成される受信モジュールであって、暗号化注文情報は、第2端末が支払アカウントのアカウント識別子を受信した注文情報に追加し及び次に支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報に暗号化処理を実行した後に、取得される、受信モジュール820と、
サーバが暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるように、暗号化注文情報をサーバへ送信するよう構成される第2送信モジュール830と、
を有する。
【0087】
任意で、注文情報は、対象注文の生成時間を更に含む。したがって、サーバは、暗号化注文情報を受信すると、処理された注文情報の中に受信した注文情報に含まれるものと、同じアカウント識別子の被支払アカウント、同じアカウント識別子の支払アカウント、同じ支払額、及び同じ生成時間の対象注文を有する注文情報が存在するか否かを決定し、注文情報が存在する場合に受信した注文情報を破棄し、注文情報が存在しない場合に受信した注文情報に従い支払処理を実行できる。
【0088】
任意で、第2送信モジュール830は、
サーバが2度暗号化された注文情報に従い支払処理を実行できるように、予め格納された第2キーを使用して、暗号化注文情報に2次暗号化処理を実行し、2度暗号化された注文情報をサーバへ送信するよう構成される。
【0089】
任意で、受信モジュール820は、
短距離通信コンポーネントにより、第2端末により送信され且つ支払アカウントのアカウント識別子の追加された非暗号化注文情報及び暗号化注文情報を受信するよう構成され、
第2送信モジュール830は、
サーバが、非暗号化注文情報及び暗号化注文情報に従い復号化注文情報に有効性検証を実行し、検証が成功した場合に非暗号化注文情報及び暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるように、支払アカウントのアカウント識別子の追加された非暗号化注文情報及び暗号化注文情報をサーバへ送信するよう構成される。
【0090】
任意で、第1送信モジュール810は、
対象注文の注文情報のハッシュ値を計算し、
短距離通信コンポーネントにより、対象注文の注文情報を第2端末へ送信し、注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子、支払額、及び対象注文の注文情報のハッシュ値を有する、
よう構成され、
第2送信モジュール830は、
サーバが、暗号化ハッシュ値に従い注文情報に有効性検証を実行し、検証が成功した場合に暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるように、暗号化注文情報をサーバへ送信するよう構成される。
【0091】
任意で、第1端末は、
識別検証フォーム選択インタフェースを表示するよう構成される表示モジュールであって、識別検証フォーム選択インタフェースは、少なくとも第1識別検証フォームを表示し、第1識別検証フォームは、第2端末による識別検証のためのフォームである、表示モジュールと、
第1識別検証フォームに対応する選択命令を受信すると、短距離通信コンポーネントを有効化するよう構成される有効化モジュールと、
を更に有する。
【0092】
任意で、第1端末は、
別の注文に対応する支払命令が所定時間期間内に受信されない場合、短距離通信コンポーネントを無効化するよう構成される無効化モジュール、を更に有する。
【0093】
前述の実施形態における装置の種々のモジュールにより工程を実行する特定の方法は、方法に関する実施形態において詳述され、ここに更に詳細に記載されない。
【0094】
本発明の実施形態では、第1端末により送信された注文情報は、短距離通信コンポーネントにより受信される。注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを含む。
第2端末に予め格納され且つ第1アカウントに結合された該第1アカウントのアカウント識別子は、支払アカウントのアカウント識別子として取得される。支払アカウントのアカウント識別子は注文情報に追加される。予め格納された第1キーを使用して、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報に対して暗号化処理が実行される。暗号化注文情報は、短距離通信コンポーネントにより、第1端末へ送信される。したがって、第1端末が、暗号化注文情報をサーバへ送信でき、サーバが、暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるようになる。このように、ユーザは、支払アカウントに関する情報、支払パスワード、等を入力することなく、注文情報を処理できる。したがって、注文情報の処理の効率が向上され得る。
【0095】
実施形態4
同じ技術概念に基づき、本発明の実施形態は、注文情報を処理するシステムを更に提供する。システムは、第1端末及び第2端末を含む。
【0096】
第2端末は、短距離通信コンポーネントにより、第1端末により送信された注文情報を受信し、注文情報は被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを含み、
第2端末に予め格納され且つ支払アカウントのアカウント識別子として第1アカウントに結合された該第1アカウントのアカウント識別子を取得し、支払アカウントのアカウント識別子を注文情報に追加し、予め格納された第1キーを使用して、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報に暗号化処理を実行し、短距離通信コンポーネントにより、暗号化注文情報を前記第1端末へ送信するよう構成される。
【0097】
第1端末は、対象注文に対応する支払命令を受信し、短距離通信コンポーネントにより対象注文の注文情報を第2端末へ送信し、短距離通信コンポーネントにより、第2端末により送信された暗号化注文情報を受信し、サーバが暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるように、暗号化注文情報をサーバへ送信するよう構成される。
【0098】
本発明の実施形態では、第1端末により送信された注文情報は、短距離通信コンポーネントにより受信される。注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを含む。
第2端末に予め格納され且つ第1アカウントに結合された該第1アカウントのアカウント識別子は、支払アカウントのアカウント識別子として取得される。支払アカウントのアカウント識別子は注文情報に追加される。予め格納された第1キーを使用して、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報に対して暗号化処理が実行される。暗号化注文情報は、短距離通信コンポーネントにより、第1端末へ送信される。したがって、第1端末が、暗号化注文情報をサーバへ送信でき、サーバが、暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるようになる。このように、ユーザは、支払アカウントに関する情報、支払パスワード、等を入力することなく、注文情報を処理できる。したがって、注文情報の処理の効率が向上され得る。
【0099】
実施形態5
図9は、例示的な実施形態による第2端末の概略構造図である。第2端末は、前述の実施形態において提供された注文情報を処理する方法を実施するよう構成されて良い。
【0100】
端末900は、無線周波数(RF)回路110と、1又は複数のコンピュータ可読記憶媒体を含むメモリ120と、入力ユニット130と、ディスプレイユニット140と、センサ150と、音声回路160と、WiFi(wireless fidelity)モジュール170と、1又は複数の処理コアを含むプロセッサ180と、電源190と、のようなものを有して良い。当業者は、
図9に示す第2端末の構造が第2端末を限定するとして考えられないこと、及び第2端末は図示されたものより多数の又は少数のコンポーネントを有して良いこと、又は幾つかのコンポーネントが結合されて良く、又は異なるコンポーネント配置が使用されて良いことを理解できる。
【0101】
RF回路110は、情報受信及び送信プロセス又は呼処理の間に、信号を受信し及び送信するよう構成されて良い。特に、RF回路110は、基地局からのダウンリンク情報を受信し、次に、処理のためにダウンリンク情報をプロセッサ180に配信し、そして関連するアップリンクデータを基地局へ送信する。概して、RF回路110は、限定ではないが、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、チューナ、1又は複数の発振器、加入者識別モジュール(subscriber identity module:SIM)カード、通信機、カプラ、低雑音増幅器(LNA)、デュプレクサ、等を有する。さらに、RF回路110は、無線通信により、ネットワーク及び別の装置とも通信して良い。無線通信は、限定ではないが、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、GPRS(General Packet Radio Service)、CDMA(Code Division Multiple Access)、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)、電子メール、SMS(Short Messaging Service)、等を含む任意の通信規格又はプロトコルを用いて良い。
【0102】
メモリ120は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを格納するよう構成されて良い。プロセッサ180は、種々の機能アプリケーション及びデータ処理を実施するために、メモリ120に格納されたソフトウェアプログラム及びモジュールを実行する。メモリ120は、主に、プログラム記憶領域及びデータ記憶領域を有して良い。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、(音声再生機能及び画像表示機能のような)少なくとも1つの機能により要求されるアプリケーションプログラム、等を格納して良い。データ記憶領域は、第2端末900の使用に従い生成される(音声データ及びアドレス帳のような)データ、等を格納して良い。さらに、メモリ120は、高速ランダムアクセスメモリを有して良く、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリのような
非一時的コンピュータ可読記憶媒体、又は別の揮発性固体記憶装置も有して良い。したがって、メモリ120は、プロセッサ180及び入力ユニット130のメモリ120へのアクセスを提供するために、メモリ制御部を更に有して良い。
【0103】
入力ユニット130は、入力される数字又は文字情報を受信し、ユーザ設定及び機能制御に関連して入力される、キーボード、マウス、ジョイスティック、光若しくはトラックボール信号を生成するよう構成されて良い。具体的には、入力ユニット130は、タッチ感応表面131、及び別の入力装置132を有して良い。タッチ感応表面131は、タッチスクリーン又はタッチパネルとしても参照されることがあり、(指又はスタイラスのような任意の適切なオブジェクト又はアクセサリを用いることにより、タッチ感応表面131上の又はその近くのユーザの操作のような)タッチ感応表面上の又はその近くのユーザのタッチ操作を収集し、所定プログラムに従い対応する接続装置を駆動して良い。任意的に、タッチ感応表面131は、2つの部分、つまりタッチ検出装置及びタッチ制御部、を有して良い。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ位置を検出し、タッチ操作により生成される信号を検出し、タッチ制御部に信号を転送する。タッチ制御部は、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチ情報をタッチポイント座標に変換し、タッチポイント座標をプロセッサ180へ送信する。さらに、タッチ制御部は、プロセッサ180から送信されるコマンドを受信し実行できる。さらに、タッチ感応表面131は、抵抗性、容量性、赤外線、又は表面音波型のタッチ感応表面であって良い。タッチ感応表面131に加えて、入力ユニット130は、別の入力装置132を更に有して良い。具体的には、別の入力装置132は、限定ではないが、物理キーボード、(音声制御キー又はスイッチキーのような)機能キー、トラックボール、マウス、及びジョイスティックのうちの1又は複数を有して良い。
【0104】
ディスプレイユニット140は、ユーザにより入力される情報又はユーザのために提供される情報、及び第2端末900の種々のグラフィカルユーザインタフェースを表示するよう構成されて良い。グラフィカルユーザインタフェースは、グラフ、テキスト、アイコン、ビデオ、又はそれらの任意の組合せにより形成されて良い。ディスプレイユニット140は、ディスプレイパネル141を有して良い。任意で、ディスプレイパネル141は、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)、等を用いて構成されて良い。さらに、タッチ感応表面131は、ディスプレイパネル141をカバーして良い。タッチ感応表面131上の又はその近くのタッチ操作を検出した後に、タッチ感応表面131は、タッチイベントの種類を決定するために、タッチ操作をプロセッサ180へ転送する。次に、プロセッサ180は、タッチイベントの種類に従い、ディスプレイパネル141上で対応する視覚出力を提供する。
図9では、タッチ感応表面131及びディスプレイパネル141が入力及び出力機能を実施するために2つの別個の部分として使用されるが、幾つかの実施形態では、タッチ感応表面131及びディスプレイパネル141は、入力及び出力機能を実装するために統合されて良い。
【0105】
第2端末900は、少なくとも1つのセンサ150、例えば、光センサ、動きセンサ、及び他のセンサを更に有して良い。具体的には、光センサは、周囲光センサ及び近接センサを有して良い。周囲光センサは、周囲光の明るさに従い、ディスプレイパネル141の輝度を調整できる。近接センサは、第2端末900が耳へ移動するとき、ディスプレイパネル141及び/又はバックライトをオフに切り替えて良い。ある種の動きセンサとして、重力加速度センサは、種々の方向の(通常は、3軸上の)加速度の大きさを検出でき、静止時の重力の大きさ及び方向を検出でき、携帯電話機の姿勢(例えば、ランドスケープ方向とポートレート方向との間の切り替え、関連するゲーム、及び磁気計姿勢較正)を認識するアプリケーション、(万歩計(登録商標)、殴打のような)振動認識に関連する機能、等に適用されて良い。ジャイロスコープ、圧力計、湿度計、温度計、及び赤外センサのような他のセンサは、第2端末900内に構成されて良く、ここで更に記載されない。
【0106】
音声回路160、スピーカ161、及びマイクロフォン162は、ユーザと第2端末900との間の音声インタフェースを提供して良い。音声回路160は、受信した音声データを電気信号に変換し、電気信号をスピーカ161へ送信して良い。スピーカ161は、出力のために、電気信号を音声信号に変換する。他方で、マイクロフォン162は、収集した音声信号を電気信号に変換する。音声回路160は、電気信号を受信し、電気信号を音声データに変換し、処理のためにプロセッサ180へ音声データを出力する。次に、プロセッサ180は、RF回路110を用いることにより、例えば別の第2端末へ、音声データを送信し、又は更なる処理のためにメモリ120に音声データを出力する。音声回路160は、周辺機器イヤホンと第2端末900との間の通信を提供するために、イヤホンジャックを更に有して良い。
【0107】
WiFiは、短距離無線送信技術である。第2端末900は、短距離無線送信モジュール170を用いることにより、ユーザが電子メールを送受信し、ウェブページを閲覧し、ストリーミングメディアにアクセスする、等を助け、ユーザに無線ブロードバンドインターネットアクセスを提供する。
図9は、WiFiモジュール170を示すが、WiFiモジュール170は第2端末900の必須コンポーネントではなく、必要なときには、WiFiモジュール170は、本開示の基本の範囲が変更されない限り省略されて良いことが理解される。
【0108】
プロセッサ180は、第2端末900の制御センタであり、種々のインタフェース及び線を用いることにより携帯電話機の種々の部分に接続される。メモリ120に格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを走らせ又は実行し、及びメモリ120に格納されたデータを呼び出すことにより、プロセッサ180は、第2端末900の種々の機能及びデータ処理を実行し、それにより、移動電話機上の全体的監視を実行する。任意的に、プロセッサ180は、1又は複数の処理コアを含んで良い。望ましくは、プロセッサ180は、アプリケーションプロセッサ及びモデムを統合して良い。アプリケーションプロセッサは、主に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース、アプリケーションプログラム、等を処理する。モデムは、主に、無線通信を処理する。前述のモデムプロセッサは、プロセッサ180に統合されなくても良いことが理解できる。
【0109】
第2端末900は、種々のコンポーネントに電力を供給する電源190(例えば、バッテリ)を更に有する。望ましくは、電源は、電源管理システムを用いることによりプロセッサ180に論理的に接続されて良く、それにより電力管理システムを用いることによる充電、放電、及び電力消費管理を実施する。電源190は、直流又は交流電源、再充電システム、電源障害検出回路、電源変換器又はインバータ、電源状態指示器、及び任意の他のコンポーネントのうちの1又は複数を更に有して良い。
【0110】
図示しないが、第2端末900は、カメラ、Bluetooth(登録商標)モジュール等を更に有して良く、それらはここで更に記載されない。具体的に、本実施形態では、第2端末900のディスプレイユニットは、タッチスクリーンディスプレイであり、第2端末900は、メモリ及び1又は複数のプログラムを更に含む。1又は複数のプログラムは、メモリに格納され、1又は複数のプロセッサにより実行されるよう構成される。1又は複数のプログラムは、本発明の実施形態による注文情報を処理する方法を実施するために使用される命令を含む。
【0111】
例示的な実施形態では、命令を有する非一時的コンピュータ可読記憶媒体、例えば命令を有するメモリ、が更に提供される。命令は、注文情報を処理する方法を実施するためにモバイル端末のプロセッサにより実行されて良い。例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置、等であって良い。
【0112】
本発明の実施形態では、第1端末により送信された注文情報は、短距離通信コンポーネントにより受信される。注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを含む。
第2端末に予め格納され且つ第1アカウントに結合された該第1アカウントのアカウント識別子は、支払アカウントのアカウント識別子として取得される。支払アカウントのアカウント識別子は注文情報に追加される。予め格納された第1キーを使用して、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報に対して暗号化処理が実行される。暗号化注文情報は、短距離通信コンポーネントにより、第1端末へ送信される。したがって、第1端末が、暗号化注文情報をサーバへ送信でき、サーバが、暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるようになる。このように、ユーザは、支払アカウントに関する情報、支払パスワード、等を入力することなく、注文情報を処理できる。したがって、注文情報の処理の効率が向上され得る。
【0113】
実施形態6
図10は、例示的な実施形態による第1端末の概略構造図である。第1端末は、前述の実施形態において提供された注文情報を処理する方法を実施するよう構成されて良い。
【0114】
第1端末1000は、無線周波数(RF)回路210と、1又は複数のコンピュータ可読記憶媒体を含むメモリ220と、入力ユニット230と、ディスプレイユニット240と、センサ250と、音声回路260と、WiFi(wireless fidelity)モジュール270と、1又は複数の処理コアを含むプロセッサ280と、電源290と、のようなものを有して良い。当業者は、
図10に示す第1端末の構造が第1端末を限定するとして考えられないこと、及び第1端末は図示されたものより多数の又は少数のコンポーネントを有して良いこと、又は幾つかのコンポーネントが結合されて良く、又は異なるコンポーネント配置が使用されて良いことを理解できる。
【0115】
RF回路210は、情報受信及び送信プロセス又は呼処理の間に、信号を受信し及び送信するよう構成されて良い。特に、RF回路110は、基地局からのダウンリンク情報を受信し、次に、処理のためにダウンリンク情報をプロセッサ280に配信し、そして関連するアップリンクデータを基地局へ送信する。概して、RF回路210は、限定ではないが、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、チューナ、1又は複数の発振器、加入者識別モジュール(subscriber identity module:SIM)カード、通信機、カプラ、低雑音増幅器(LNA)、デュプレクサ、等を有する。さらに、RF回路210は、無線通信により、ネットワーク及び別の装置とも通信して良い。無線通信は、限定ではないが、GSM(Global System for Mobile communications)、GPRS(General Packet Radio Service)、CDMA(Code Division Multiple Access)、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)、電子メール、SMS(Short Messaging Service)、等を含む任意の通信規格又はプロトコルを用いて良い。
【0116】
メモリ220は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを格納するよう構成されて良い。プロセッサ280は、種々の機能アプリケーション及びデータ処理を実施するために、メモリ220に格納されたソフトウェアプログラム及びモジュールを実行する。メモリ220は、主に、プログラム記憶領域及びデータ記憶領域を有して良い。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、(音声再生機能及び画像表示機能のような)少なくとも1つの機能により要求されるアプリケーションプログラム、等を格納して良い。データ記憶領域は、第1端末1000の使用に従い生成される(音声データ及びアドレス帳のような)データ、等を格納して良い。さらに、メモリ220は、高速ランダムアクセスメモリを有して良く、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリのような
非一時的コンピュータ可読記憶媒体、又は別の揮発性固体記憶装置も有して良い。したがって、メモリ220は、プロセッサ280及び入力ユニット230のメモリ220へのアクセスを提供するために、メモリ制御部を更に有して良い。
【0117】
入力ユニット230は、入力される数字又は文字情報を受信し、ユーザ設定及び機能制御に関連して入力される、キーボード、マウス、ジョイスティック、光若しくはトラックボール信号を生成するよう構成されて良い。具体的には、入力ユニット230は、タッチ感応表面231、及び別の入力装置232を有して良い。タッチ感応表面231は、タッチスクリーン又はタッチパネルとしても参照されることがあり、(指又はスタイラスのような任意の適切なオブジェクト又はアクセサリを用いることにより、タッチ感応表面231上の又はその近くのユーザの操作のような)タッチ感応表面上の又はその近くのユーザのタッチ操作を収集し、所定プログラムに従い対応する接続装置を駆動して良い。任意的に、タッチ感応表面231は、2つの部分、つまりタッチ検出装置及びタッチ制御部、を有して良い。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ位置を検出し、タッチ操作により生成される信号を検出し、タッチ制御部に信号を転送する。タッチ制御部は、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチ情報をタッチポイント座標に変換し、タッチポイント座標をプロセッサ280へ送信する。さらに、タッチ制御部は、プロセッサ280から送信されるコマンドを受信し実行できる。さらに、タッチ感応表面231は、抵抗性、容量性、赤外線、又は表面音波型のタッチ感応表面であって良い。タッチ感応表面231に加えて、入力ユニット230は、別の入力装置232を更に有して良い。具体的には、別の入力装置232は、限定ではないが、物理キーボード、(音声制御キー又はスイッチキーのような)機能キー、トラックボール、マウス、及びジョイスティックのうちの1又は複数を有して良い。
【0118】
ディスプレイユニット240は、ユーザにより入力される情報又はユーザのために提供される情報、及び第1端末1000の種々のグラフィカルユーザインタフェースを表示するよう構成されて良い。グラフィカルユーザインタフェースは、グラフ、テキスト、アイコン、ビデオ、又はそれらの任意の組合せにより形成されて良い。ディスプレイユニット240は、ディスプレイパネル241を有して良い。任意で、ディスプレイパネル241は、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)、等を用いて構成されて良い。さらに、タッチ感応表面231は、ディスプレイパネル241をカバーして良い。タッチ感応表面231上の又はその近くのタッチ操作を検出した後に、タッチ感応表面231は、タッチイベントの種類を決定するために、タッチ操作をプロセッサ280へ転送する。次に、プロセッサ280は、タッチイベントの種類に従い、ディスプレイパネル241上で対応する視覚出力を提供する。
図10では、タッチ感応表面231及びディスプレイパネル241が入力及び出力機能を実施するために2つの別個の部分として使用されるが、幾つかの実施形態では、タッチ感応表面231及びディスプレイパネル241は、入力及び出力機能を実装するために統合されて良い。
【0119】
第1端末1000は、少なくとも1つのセンサ250、例えば、光センサ、動きセンサ、及び他のセンサを更に有して良い。具体的には、光センサは、周囲光センサ及び近接センサを有して良い。周囲光センサは、周囲光の明るさに従い、ディスプレイパネル241の輝度を調整できる。近接センサは、第1端末1000が耳へ移動するとき、ディスプレイパネル241及び/又はバックライトをオフに切り替えて良い。ある種の動きセンサとして、重力加速度センサは、種々の方向の(通常は、3軸上の)加速度の大きさを検出でき、静止時の重力の大きさ及び方向を検出でき、携帯電話機の姿勢(例えば、ランドスケープ方向とポートレート方向との間の切り替え、関連するゲーム、及び磁気計姿勢較正)を認識するアプリケーション、(万歩計、殴打のような)振動認識に関連する機能、等に適用されて良い。ジャイロスコープ、圧力計、湿度計、温度計、及び赤外センサのような他のセンサは、第1端末1000内に構成されて良く、ここで更に記載されない。
【0120】
音声回路260、スピーカ261、及びマイクロフォン262は、ユーザと第1端末1000との間の音声インタフェースを提供して良い。音声回路260は、受信した音声データを電気信号に変換し、電気信号をスピーカ261へ送信して良い。スピーカ261は、出力のために、電気信号を音声信号に変換する。他方で、マイクロフォン262は、収集した音声信号を電気信号に変換する。音声回路260は、電気信号を受信し、電気信号を音声データに変換し、処理のためにプロセッサ280へ音声データを出力する。次に、プロセッサ280は、RF回路210を用いることにより、例えば別の第1端末へ、音声データを送信し、又は更なる処理のためにメモリ220に音声データを出力する。音声回路260は、周辺機器イヤホンと第1端末1000との間の通信を提供するために、イヤホンジャックを更に有して良い。
【0121】
WiFiは、短距離無線送信技術である。第1端末1000は、短距離無線送信モジュール270を用いることにより、ユーザが電子メールを送受信し、ウェブページを閲覧し、ストリーミングメディアにアクセスする、等を助け、ユーザに無線ブロードバンドインターネットアクセスを提供する。
図10は、WiFiモジュール270を示すが、WiFiモジュール270は第1端末1000の必須コンポーネントではなく、必要なときには、WiFiモジュール270は、本開示の基本の範囲が変更されない限り省略されて良いことが理解される。
【0122】
プロセッサ280は、第1端末1000の制御センタであり、種々のインタフェース及び線を用いることにより携帯電話機の種々の部分に接続される。メモリ220に格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを走らせ又は実行し、及びメモリ220に格納されたデータを呼び出すことにより、プロセッサ280は、第1端末1000の種々の機能及びデータ処理を実行し、それにより、移動電話機上の全体的監視を実行する。任意的に、プロセッサ280は、1又は複数の処理コアを含んで良い。望ましくは、プロセッサ280は、アプリケーションプロセッサ及びモデムを統合して良い。アプリケーションプロセッサは、主に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース、アプリケーションプログラム、等を処理する。モデムは、主に、無線通信を処理する。前述のモデムプロセッサは、プロセッサ280に統合されなくて良いことが理解できる。
【0123】
第1端末1000は、種々のコンポーネントに電力を供給する電源290(例えば、バッテリ)を更に有する。望ましくは、電源は、電源管理システムを用いることによりプロセッサ280に論理的に接続されて良く、それにより電力管理システムを用いることによる充電、放電、及び電力消費管理を実施する。電源290は、直流又は交流電源、再充電システム、電源障害検出回路、電源変換器又はインバータ、電源状態指示器、及び任意の他のコンポーネントのうちの1又は複数を更に有して良い。
【0124】
図示しないが、第1端末1000は、カメラ、Bluetoothモジュール等を更に有して良く、それらはここで更に記載されない。具体的に、本実施形態では、第1端末1000のディスプレイユニットは、タッチスクリーンディスプレイであり、第1端末1000は、メモリ及び1又は複数のプログラムを更に含む。1又は複数のプログラムは、メモリに格納され、1又は複数のプロセッサにより実行されるよう構成される。1又は複数のプログラムは、本発明の実施形態による注文情報を処理する方法を実施するために使用される命令を含む。
【0125】
例示的な実施形態では、命令を有する非一時的コンピュータ可読記憶媒体、例えば命令を有するメモリ、が更に提供される。命令は、注文情報を処理する方法を実施するためにモバイル端末のプロセッサにより実行されて良い。例えば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置、等であって良い。
【0126】
本発明の実施形態では、第1端末により送信された注文情報は、短距離通信コンポーネントにより受信される。注文情報は、被支払アカウントのアカウント識別子と支払額とを含む。
第2端末に予め格納され且つ第1アカウントに結合された該第1アカウントのアカウント識別子は、支払アカウントのアカウント識別子として取得される。支払アカウントのアカウント識別子は注文情報に追加される。予め格納された第1キーを使用して、支払アカウントのアカウント識別子の追加された注文情報に対して暗号化処理が実行される。暗号化注文情報は、短距離通信コンポーネントにより、第1端末へ送信される。したがって、第1端末が、暗号化注文情報をサーバへ送信でき、サーバが、暗号化注文情報に従い支払処理を実行できるようになる。このように、ユーザは、支払アカウントに関する情報、支払パスワード、等を入力することなく、注文情報を処理できる。したがって、注文情報の処理の効率が向上され得る。
【0127】
本願明細書を考慮し及び本開示を実施した後に、当業者は、本発明の実施形態の他の実装を容易に考案し得る。本願は、本発明の実施形態のいかなる変形、使用、又は適応的変化も包含することを意図している。このような変形、使用、又は適応的変化は、本発明の実施形態の汎用的原理に従い、本発明の実施形態において記載されない業界内で公の一般知識又は公の技術的手段を含む。本願明細書及び実施形態は単なる例であり、本発明の実施形態の真の範囲及び精神は以下の請求の範囲に記載される。
【0128】
理解されるべきことに、本開示は上述の及び添付の図面に示された正確な構造に限定されず、種々の変更及び変化が、本開示の範囲から逸脱することなく行われ得る。本開示の範囲は添付の請求の範囲によってのみ限定される。