(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
遠位端部分、本体部分、およびフレキシブルな細長体が第1の骨部分の棘状突起の周りにループを形成するように前記遠位端部分を受けるアタッチメント部分を含むフレキシブルな細長体と、
(1)前記フレキシブルな細長体の遠位端部分を受けるように構成された開口部を有する第1部分、および(2)第2の骨部分の横突起に結合されるように構成された第2部分を有する、第1のサポート部材と、
(1)前記フレキシブルな細長体の遠位端部分を受けるように構成された開口部を有する第1部分、および(2)前記第1のサポート部材の第2部分が結合される前記横突起の反対側で前記第2の骨部分の横突起に結合されるように構成された第2部分を含む、第2のサポート部材と、
を備える装置。
前記第3部分は、ポイントP1で前記第1部分のカプラ部分に結合するように構成され、かつ前記第3部分は、ポイントP2で前記第2部分のカプラ部分に結合するように構成される請求項4に記載の装置。
前記第1のサポート部材の第3部分は、ポイントP1で前記第1のサポート部材の第1部分のカプラ部分に結合するように構成されるとともに、ポイントP2で前記第1のサポート部材の第2部分のカプラ部分に結合するように構成されており、
前記第2のサポート部材の第3部分は、ポイントP1´で前記第2のサポート部材の第1部分のカプラ部分に結合されるように構成されるとともに、ポイントP2´で前記第2のサポート部材の第2部分のカプラ部分に結合されるように構成されており、
前記ポイントP1と前記ポイントP2との間の長さL1は、前記ポイントP1´と前記ポイントP2´との間の長さL1´とともに、前記第1の骨部分と前記第2の骨部分との間の延伸を規定する請求項8に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0010】
いくつかの実施形態では、方法は、サポート部材の開口部を介してフレキシブルバンドを配置するステップであって、サポート部材は、サポート部材を第1の骨部分へ固定する固定部分を有する、ステップを含んでいる。この方法は、フレキシブルバンドが第2の骨部分へ固定されるまで、フレキシブルバンドのアタッチメント部分を介してフレキシブルバンドの一部分を進めるステップを含んでいる。この方法は、サポート部材が第1の骨部分へ固定されるまで、サポート部材の固定部分の一部分を、第1の骨部分の中へ進めるステップを含んでいる。
【0011】
いくつかの実施形態では、方法は、サポート部材の第1の開口部を介して第1のフレキシブルバンドを配置するステップと、サポート部材の第2の開口部を介して第2のフレキシブルバンドを配置するステップと、を含む。この方法は、第1のフレキシブルバンドが第1の骨部分へ固定されるまで、第1のフレキシブルバンドのアタッチメント部分を介して第1のフレキシブルバンドの一部分を進めるステップを含む。この方法は、第2のフレキシブルバンドが第2の骨部分へ固定されるまで、第2のフレキシブルバンドのアタッチメント部分を介して第2のフレキシブルバンドの一部分を進めるステップを含む。
【0012】
いくつかの実施形態では、装置は、遠位端と、本体部分と、遠位端を受けるように構成されたアタッチメント部分と、を含むフレキシブルな細長体を含む。この装置は、(1)第1のフレキシブルな細長体の遠位端を受けるように構成された開口部を含む第1部分と、(2)骨部分に結合されるように構成された第2部分と、を含むサポート部材を含んでいる。
【0013】
いくつかの実施形態では、装置は、遠位端と、本体部分と、遠位端を受けるように構成されたアタッチメント部分と、を含むフレキシブルな細長体を含んでいる。この装置は、(1)フレキシブルな細長体の遠位端を受けるように構成された開口部と、(2)サポート部材を第1の骨部分に固定するように構成された固定部分と、を含むサポート部材を含んでいる。アタッチメント部分は、フレキシブルな細長体の本体部分が、第2の骨部分を囲んでいる場合に、フレキシブルな細長体の遠位端を受けるように構成される。
【0014】
いくつかの実施形態では、キットは、第1の骨部分に固定されるように構成されたフレキシブルバンドを含んでいる。このキットは、フレキシブルバンドの少なくとも一部分を受けるように構成されたインターフェース部分を有するサポート部材を含んでおり、このサポート部材は、第1の骨部分と第2の骨部分とが安定化されるように、サポート部材を第2の骨部分に固定するように構成された固定部分を有している。
【0015】
この明細書で使用されるように、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「前記(the)」は、コンテキストが明らかにそれ以外であると宣言していないのであれば、複数の指示物を含んでいる。したがって、たとえば、「ラチェット」という用語は、単一のラチェットまたは複数のラチェットを意味するように意図されている。この明細書で使用されるように、物質は、限定されないが、薬、接着剤等を含むあらゆる化学物質および/または生物学的物質を含み得る。典型的な参照が、脊椎に関してなされているが、いくつかの実施形態では、別の骨が包含され得る。特定の参照が、特定の脊椎、脊椎骨のサブセット、および/または、脊椎骨のグループに対してなされ得るが、任意の脊椎、脊椎骨のサブセット、および/または、グループ、または組合せ、が使用され得ることが理解される。
【0016】
一般に「近位」および「遠位」という用語は、体の中心に近い方向および体の中心から離れた方向をそれぞれ称する。しかしながら、本明細書に記載された実施形態は、体の中心に対する任意の方向に配置され得る。したがって、本明細書に記載された実施形態(具体的には、フレキシブルな細長体)を議論する場合、「近位」および「遠位」という用語は、たとえば、その位置が、添付図面における特定の実施形態に関して視覚的に示されているアタッチメントコネクションまたはファスナ機構に近い方向、および、アタッチメントコネクションまたはファスナ機構から離れた方向それぞれを称する。
【0017】
図1に図示されるように、脊柱2は、交互する一連の脊椎骨4と、身体の上部への動きおよび軸方向支持を提供する繊維状の椎間板6とを含んでいる。脊柱2は、一般に、7つの頚椎(C1〜C7)、12の胸椎(T1〜T12)、5つの腰椎(L1〜L5)、5つの融合された仙椎(S1〜S5)、および4つの融合された尾椎からなる33の脊椎骨4を備えている。
図2Aおよび
図2Bは典型的な胸椎を図示している。各脊椎は、後部のアーチ10を備えた前部の本体8を含んでいる。後部のアーチ10は、2つの椎弓根12と2つの薄板14とを含んでいる。2つの薄板14は、後方で結合し、棘状突起16を形成する。後部のアーチ10の各側からの突起は、横突起18、上突起20、および下関節突起22である。上突起20および下関節突起22の面24,26は、隣接した脊椎骨の関節突起を備えた面関節28を形成する(
図3Aおよび
図3B)。面関節は、軟骨の表面および関節包を備えた滑膜性の関節である。
【0018】
面関節の方位は、脊柱の高さに依存して変わる。C1とC2の脊椎骨では、たとえば、面関節は、横断面と平行である。
図4Aから
図6Bは、脊柱の異なる高さにおける面関節の方位の例を図示する。
図4Aおよび
図4Bにおいて図示されるC3からC7の脊椎骨の例では、それぞれ面は45度の角度で横断面30に方位付けられ、正面32に対して平行である。この方位によって、頚椎の面関節が、屈曲、延伸、側方湾曲、および回転することが可能となる。横断面30中における45度の角度において、頚部の背骨の面関節は、限定されないが、頚椎の移動を案内し得る。
図5Aおよび
図5Bは、胸椎の例を図示しており、ここで、面は、横断面30に対して60度の角度で、正面32に対して20度の角度でそれぞれ方位付けられている。この方位は、側方湾曲、および回転を提供することができるが、湾曲および延伸は制限されている。
図6Aおよび
図6Bは、腰部の例を例示しており、ここで、面関節は、横断面30に対して90度の角度で、正面32に対して45度の角度にそれぞれ方位付けられている。腰の脊椎骨は屈曲、延伸、および側方屈曲が可能であるが、横断面における面関節の90度の方位により、回転はできても、ごく僅かである。脊柱に沿った実際の可動域は、個々の脊椎に応じてかなり変動し得る。
【0019】
脊椎骨の移動を案内することに加えて、面関節はさらに、脊柱の負荷軸受け機能に寄与する。非特許文献1は、脊柱のいくつかの位置に30%もの面関節負荷軸受けを発見した。面関節はさらに、脊椎骨間の剪断応力に抵抗する役割を果たし得る。時間とともに、面関節に作用するこれらの力は、退化と関節炎をもたらし得る。
【0020】
本明細書に記載されたいくつかの実施形態では、骨安定化および延伸装置は、痛みを低減するために、背骨(たとえば、特定の脊椎および/または特定の背骨の板)のさらなる退化を低減するために、および/または、第1の脊椎および第2の脊椎が融合するまで、第2の脊椎に第1の脊椎を安定化および/もしくは固定し、ならびに/または、第2の脊椎に対して第1の脊椎をそらすために使用され得る。本明細書に記載されたいくつかの実施形態では、骨安定化および延伸装置は、たとえば、融合ケージおよび/または骨セメントと連携して、骨融合手術と連携して使用され得る。そのような実施形態では、骨安定化および延伸装置は、骨融合手術がなされている間に、1つまたは複数の骨を安定化し、および/または、1つまたは複数の骨の間の延伸を維持し得る。本明細書に記載された骨安定化および延伸装置および方法は、たとえば、骨安定化および延伸装置の設置前または設置中に1つまたは複数の骨の間の最初のおよび/または最終的な延伸を規定するための、骨延伸ツールを含み得る。
【0021】
図7は、実施形態に従う、フレキシブルな細長体140(本明細書では「フレキシブルバンド」または単に「バンド」とも称される)、およびサポート部材120との概要ブロック図である。バンド140は、少なくとも本体部分145、遠位端148、およびアタッチメントコネクション150(本明細書では、あるいは「ファスナ機構」とも称される)を含んでいる。バンド140は、たとえば、ステンレス鋼、チタン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK(登録商標))、ナイロン(登録商標)等のような任意の適切な生物学的適合材料から形成され得る。さらに、バンド140は、任意の適切な形状、サイズ、または配置であり得る。いくつかの実施形態では、バンド140のサイズまたは形状は、意図された使用法に関連付けられ得る。たとえば、いくつかの実施形態では、第1のバンドが、1つまたは複数の頚椎を安定化および/または固定させるように意図され、第2のバンドが、1つまたは複数の腰椎を安定化および/または固定させるように意図され得る。このように、第1のバンドは、第2のバンドの第2のサイズよりも実質的に小さな、第1のサイズを有し得る。他の実施形態では、サイズおよび形状は、意図された使用法に関連付けられる必要はない。
【0022】
本明細書にさらに記載されるように、ファスナ機構150は、本体部分145および/または遠位端148の少なくとも一部を受けるように構成される。ファスナ機構150は、バンド140の近傍端に配置される。いくつかの実施形態では、ファスナ機構150は、本体部分145および/または遠位端148の少なくとも一部を受けるように構成されたルーメン(
図7に図示せず)を規定する。いくつかの実施形態では、ファスナ機構150のルーメンは、本体部分145の少なくとも一部の断面積領域よりも著しく小さい断面積領域を有し得る。このように、本体部分145の一部は、ファスナ機構150を介して進むことを阻止され得る。いくつかの実施形態では、ファスナ機構150は、本体部分145および/または遠位端148の表面を係合するように構成されたラチェット(
図7に図示せず)を含み得る。このように、ファスナ機構150は、遠位端148および/または本体部分145が、ファスナ機構150を介して第1の方向に進むことを許可し、遠位端148および/または本体部分145の、第1の方向と逆である第2の方向への移動を実質的に制限する、ように構成され得る。
【0023】
本体部分145は、ファスナ機構150の一部から延在する細長体である。より具体的には、バンド140の本体部分145は、本体部分145が、ファスナ機構150と遠位端148との間で線形部分になるように、ファスナ機構150と単一的に(すなわち、ユニタリに)形成され得る。他の実施形態では、本体部分145は、任意の適切な方式で、ファスナ機構150から個別に形成され、(たとえば、接着剤、溶接、摩擦密着、ネジ継手等によって)ファスナ機構150へ結合され得る。本体部分145は、任意の適切な配置であり得る。たとえば、いくつかの実施形態では、本体部分145は、多角形(たとえば、正方形、長方形、台形等)または楕円形(たとえば、円、楕円、長方形等)である断面形状を有し得る。いくつかの実施形態では、本体部分145の横断形状は、本体部分145が接触し得る骨または骨部分の1つまたは複数の特性に関連付けられ得る。たとえば、本体部分145は、実質的に正方形の横断面形状を有する一方、本体部分145の端部のセットは、丸められるか、部分的に丸められるか、および/または、そうではない場合には、骨または骨部分の形状と相補的になるように、および/または、骨または骨部分への掘り込みまたは押し付けを低減するような形状とされ得る。このように、バンド140の使用は、バンド140によって接触された骨または骨部分へほとんどまたはまったくダメージをもたらさない。
【0024】
いくつかの実施形態では、本体部分145は、バンド140の縦軸(たとえば、センターライン)に沿って実質的に一定の断面領域を規定し得る。他の実施形態では、本体部分145の断面エリアは、バンド140の縦軸(センターライン)に沿って変動し得る。たとえば、いくつかの実施形態では、本体部分145は、(たとえば、ファスナ機構150に隣接した)近傍端部から(たとえば、遠位端148に隣接した)末端部へと、実質的に先細になっている断面領域を有し得る。いくつかの実施形態では、本体部分145の断面領域は、ファスナ機構150(前述したアタッチメントコネクション150)によって規定されたルーメンの断面領域に関連付けられ得るか、または、相補的に適合され得る。このように、本体部分145の少なくとも一部は、本体部分145がファスナ機構150のルーメン内に少なくとも部分的に配置され得るように、実質的に小さな断面領域を有し得る。
【0025】
本体部分145は、ファスナ機構150のラチェット(
図7に図示せず)を係合するように構成されたギアラック(
図7に図示せず)を含むように構成され得る。前述したように、ギアラックは、ラチェットによって、本体部分145が、ファスナ機構150を介して第1の方向に移動し、第1の方向の逆である第2の方向への本体部分の移動を実質的に制限できるように、ファスナ部材150のラチェットを係合するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ギアラックは、本体部分145の表面から延伸する個々のギアのセットを含むように構成され得る。他の実施形態では、本体部分145は、個々のギアのセット(たとえば、各々のギアは、本体部分145の表面に、または、表面の下に配置されているトップ面を含む)を規定し得る。ギアのセットに含まれるギアは、任意の適切な形状、サイズ、または配置であり得る。たとえば、いくつかの実施形態では、ギアは、実質的に球状である。他の実施形態では、ギアは、たとえば歯を形成できるように、三角形状であり得る。このように、ギアラックに含まれるギアは、前述したように、ファスナ機構150のラチェットを係合するように構成され得る。
【0026】
遠位端148は、バンド140の本体部分145から延伸するように構成される。より具体的には、遠位端148は、本体部分145が遠位端148とファスナ部分150との間に配置されるように、本体部分145の遠位端に隣接して配置される。いくつかの実施形態では、遠位端148は、本体部分145の断面領域に実質的に類似した断面領域を有し得る。他の実施形態では、遠位端148は、本体部分145の断面領域よりも実質的に小さな断面領域を有し得る。そのような実施形態では、遠位端148および本体部分145は、断面領域におけるステップ状の減少を規定する不連続性を集合的に規定し得る。他の実施形態では、本体部分145および/または遠位端148は、バンド140が、遠位端148の小さな断面領域と、本体部分145の大きな断面領域との間で先細にされるように、テーパ部を規定し得る。
【0027】
一方、
図7に図示されていないが、いくつかの実施形態では、遠位端148は、本体部分145のギアラックに実質的に類似したギアラックを含み得る。このように、ギアラックは、遠位端148の一部と、本体部分145の一部とを超えて、実質的に連続的に延伸し得る。他の実施形態では、バンド140の遠位端148は、ギアラックを含んでいないか、または、規定もしていない。
【0028】
サポート部材120は、第1部分122および第2部分135を含んでいる。サポート部材120は、たとえば、ステンレス鋼、チタン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ナイロン等のような任意の適切な生物学的適合材料から形成され得る。第1部分122は、バンド140の遠位端148を受けるように構成された開口部(
図7に図示せず)を含み得る。そのような実施形態では、第1部分122の近傍端部は、開口部を規定し得る。
【0029】
第2部分135は、骨部分に結合されるように構成される。いくつかの実施形態では、第2部分135は、第1部分122に実質的に類似しており、骨部分を囲むように構成された第2のバンド140の遠位端(
図7に図示せず)を受けるように構成された開口部を含み得る。第2部分135は、固定部分を含み、骨部分に結合されるように構成され得る。そのような実施形態では、第2部分135の固定部分は、たとえば骨ネジのようなネジを含み得る。
【0030】
いくつかの実施形態では、サポート部材120は、第2部分135に第1部分122を結合するように構成された第3部分(
図7に図示せず)を含んでいる。そのような実施形態では、第1部分122の遠位端は、第3部分に第1部分122を固定するように構成されたカプラ部分を規定し得る。そのような実施形態では、カプラ部分はネジ部およびスクリュー部を含み得る。いくつかの実施形態では、第2部分135は、第1部分122にダイレクトに結合され得る(たとえば
図12Aを参照)。
【0031】
用途では、バンド140およびサポート部材120は、第1の脊椎および/または第2の脊椎を安定化させ得るか、および/または、第1の脊椎と第2の脊椎の間の延伸を規定するように構成され得る。いくつかの用途では、バンド140およびサポート部材120は、第2の脊椎の関節突起の面に、第1の脊椎の関節突起の面を固定し、第2の脊椎の関節突起へ、第1の脊椎の関節突起を固定することによって(たとえば、
図10Aを参照)、第2の脊椎に第1の脊椎を安定化させ得る。その他いくつかの用途では、バンド140およびサポート部材120は、第2の脊椎の横突起の面に、第1の脊椎の関節突起の面を固定し、第2の脊椎の横突起へ、第1の脊椎の関節突起を固定することによって(たとえば、
図11Aおよび
図13Aを参照)、第2の脊椎に第1の脊椎を安定化させ得る。さらにその他いくつかの用途では、バンド140およびサポート部材120は、第2の脊椎の関節突起の面、第1の脊椎の横突起の面、または第2の脊椎の横突起の面のうちの少なくとも1つへ、第1の脊椎の関節突起の面を固定し、第2の脊椎の関節突起、第1の脊椎の横突起、または第2の脊椎の横突起のうちの少なくとも1つへ、第1の脊椎の関節突起を固定することによって(たとえば、
図12Aを参照)、第2の脊椎に第1の脊椎を安定化させ得る。その他のいくつかの用途では、バンド140およびサポート部材120は、第2の脊椎の横突起の面と、第1の脊椎の横突起の面を固定し、第2の脊椎の横突起へ、第1の脊椎の横突起を固定することによって(たとえば、
図14A、
図15Aを参照)、第2の脊椎に第1の脊椎を安定化させ得る。
【0032】
たとえば、バンド140は、第1の脊椎および/または第2の脊椎に対する適切な位置へ配置され、バンドの遠位端148は、本体部分145が第1の脊椎および/または第2の脊椎の少なくとも1つの部分を実質的に包囲するように、ファスナ部材150のルーメンに挿入され得る。前述同様に、遠位端148は、バンド140が第1の脊椎の突起および/または第2の脊椎の突起の周囲にループを形成するように、ファスナ機構150のルーメン内に挿入され得る。このように、遠位端148および/または本体部分145は、バンド140によって形成されたループ内に配置される体積が低減されるように、ファスナ機構150のルーメンを介して進められ得る。したがって、バンド140は、第1の脊椎の関節突起と、第2の突起の関節突起とに圧縮力を加える。
【0033】
いくつかの事例では、少なくとも部分的に締められているか、および/または、完全に締められているバンド140によって、サポート部材120の第2部分135の固定部分が、たとえば、脊椎の横突起のような骨部分に固定され得る。いくつかの実例では、骨部分に第2部分135を固定することは、たとえばスクリューのようなファスナを、固定部分を介して、骨部分内へ進めることを含み得る。いくつかの事例では、少なくとも部分的に締められているか、および/または、完全に締められているバンド140によって、第2のバンドの遠位端(
図7に図示せず)が、サポート部材120の第2部分135の開口部(
図7に図示せず)を介して配置され、第2のバンドの遠位端は、バンド140を参照して前述したように、骨部分へ固定され得る。
【0034】
いくつかの実施形態では、サポート部材120の第3部分(
図7に図示せず)が、第1部分122と第2部分135との間に配置され得る。このような実施形態では、第1部分122は、第3部分の長さに沿った第1のポイントにおいて第3部分に結合され、第2部分135は、第3部分の長さに沿った第2のポイントにおいて第3部分に結合され得る。第1のポイントおよび第2のポイントは、第1の脊椎と第2の脊椎との間の対応する延伸を規定するために、第1部分122と第2部分135との間の延伸を規定するために、離れて配置され得る。このように、第1のポイントと第2のポイントとの間の距離、たとえば、第1部分122と第2部分135との間の距離は、第1の脊椎と第2の脊椎との間の延伸を増加(または減少)させるために、増加(または減少)され得る。
【0035】
実施形態に従って、フレキシブルな細長体240(本明細書では「バンド」とも称される)の、
図8Aは側面図であり、
図8Bは平面図である。バンド240は、前述されたバンド140に類似しており、同様に構成要素を含み得る。たとえば、バンド240は、ラチェット262と、ギアラック247を含む本体部分245と、遠位端248とを含むアタッチメントコネクション250(本明細書では「ファスナ機構」とも称される)を含んでいる。したがって、
図7を参照して前述されたバンド140の対応する構成要素に類似しているバンド240の構成要素は、ここではさらに詳細には記載されていない。
【0036】
図8Aに図示されるように、ギアラック247に含まれた各ギア264は、長方形の形状である断面領域を含んでいる。言い換えると、各ギア264は、バンド240(たとえば、本体部分および/または遠位端248)の表面から延伸するように構成された長方形の突出部であり得る。本明細書にさらに記載されるように、ギアラック247は、ファスナ機構250のラチェット262を係合するように構成される。ファスナ機構250はルーメン266を規定する。ルーメン266は、任意の適切な形状、サイズ、または配置であり得る。たとえば、
図8Bに図示されるように、ルーメン266は、実質的に環状の断面領域を有し得る。ラチェット262は、ルーメン266のサイズ(たとえば、周辺、周囲、および/または、断面領域)を実質的に縮小できるように、ファスナ部材250の内部表面から延伸する。このように、ラチェット266は、ギアラック247を係合し得る。より具体的には、
図7を参照して詳細に記載されるように、遠位端248は、ファスナ機構250のルーメン266に挿入され、遠位端248のギアラック247がラチェット262を係合するように、第1の方向に進められる。いくつかの実施形態では、遠位端248は、本体部分245の一部が、ルーメン266内に配置されるように、ルーメン266を介して、十分な距離、進められ得る。そのような実施形態では、本体部分245に配置された(たとえば、本体部分245内に含まれるか、本体部分245によって規定される)ギアラック247の一部が、ラチェット262を係合し得る。このように、ラチェット262およびギアラック247の配置は、遠位端248が第1の方向で移動され得るようになっており、これによって、バンド240を締め付け、遠位端248が、第1の方向の逆である第2の方向に移動することが阻止され、これによって、バンド240の緩みが阻止される。
【0037】
バンド240は、第2の骨部分に第1の骨部分を安定化および/または固定させるために、任意の適切な手術において使用され得る。たとえば、いくつかの実施形態では、バンド240は、第1の脊椎の関節突起および/または第2の脊椎の関節突起の周りに配置され得る。このように、遠位端248および/または本体部分245は、バンド240が、第1の脊椎および/または第2の脊椎の周りに適切に締められたループを形成できるように、ファスナ機構250のルーメン266内に配置され得る。バンド240は、第2の脊椎への第1の脊椎の安定化、固定、および/または、延伸を容易にするように構成された任意の適切なサポート部材と共に使用され得る。
【0038】
いくつかの実施形態では、バンド240は、その開示が全体において参照によって本明細書に組み込まれている「Vertebral Facet Joint Drill and Method of Use」と題された2010年8月18日出願の特許文献1(「’009出願」と称される)に記載された、または、類似の任意の手術において使用され得る。いくつかの実施形態では、バンド240は、’009出願に記載されたようなスペーサと共に使用され得る。たとえば、スペーサは、第1の脊椎の上関節突起と隣接した脊椎の下関節突起の面間の空間を回復するために埋込および配置され得る。スペーサは、隣接した脊椎骨を接着剤を用いて安定化させるのを支援するため、および/または、薬剤を供給するために埋込および配置され得る。たとえば、いくつかの実施形態では、バンド240が、第1の脊椎および/または第2の脊椎に対して配置されている間、スペーサは、少なくとも一時的に、接着剤によって所望の位置に維持され得る。いくつかの実施形態では、接着剤は、第2の脊椎に第1の脊椎を安定化および/または固定するために、バンド240と連携して使用され得る。
【0039】
いくつかの実施形態では、スペーサは、たとえば、実質的に円盤形状であり得る。他の実施形態では、スペーサは、たとえば、正方形、楕円、またはその他任意の形状のような他の形状であり得る。スペーサは、第1の側面および第2の側面を含み得る。第1の側面および/または第2の側面は、たとえば、凸面、凹面、または平面であり得る。言い換えると、スペーサの第1の側面は、凹面、凸面、または平面であり、スペーサの第2の側面は、凹面、凸面、または平面であり、たとえば、第1の側面が凹面であり、第2の側面が凹面であり、第1の側面が凹面であり、第2の側面が凸面である等である。スペーサは、バンド140と同じ材料を含み得る。いくつかの実施形態では、スペーサは、薬剤を解放する、および/または、脊椎および/またはバンド140の安定性を増加する、ように構成された物質を含み得る。前述したように、これら物質は、薬および/または接着剤を含み得る。
【0040】
図9A〜
図9Cは、実施形態に従うフレキシブルな細長体340(本明細書において「バンド」とも称される)を例示する。バンド340は、
図7を参照して前述されたバンド140に類似しており、同様の構成要素を含み得る。例として、バンド340は、ファスナ機構350、本体部分345、および遠位端348を含んでいる。
図9A〜
図9Cに図示されるように、バンド340は、先細形状で単一的(すなわち、ユニタリ)であり、実質的に長方形の断面形状を有し得る。より具体的には、バンド340は、骨またはその一部への掘り込みまたは押し付けを低減するように構成された丸みを帯びた縁を含む、実質的に長方形の形状を有し得る。ファスナ機構350はルーメン366を規定し、ラチェット362を含んでいる。本体部分345は、1セットのギア364を有するギアラック347を含んでいる。このように、遠位端348は、詳細に前述されたように、ギアラック347がラチェット362を係合するように、ファスナ部材350のルーメン366に挿入され得る。
【0041】
図10Aおよび
図10Bは、骨安定化および延伸装置、具体的には、バンド440、バンド440’、サポート部材420、および、サポート部材420’を図示しており、脊柱2の脊椎4Bと共に脊柱2の脊椎4Aを安定化させ、脊椎4Aおよび脊椎4Bとの間の延伸(distraction)を規定する。バンド440、440’は、前述されたバンド140に類似しており、類似の構成要素を含み得る。たとえば、バンド440は、アタッチメントコネクション450(本明細書において「ファスナ機構」とも称される)を含んでいる。サポート部材420、420’は、前述されたサポート部材120に類似しており、同様の構成要素を含み得る。
【0042】
図10Aおよび
図10Bに図示されるように、バンド440は、第1の脊椎4Aおよび第2の脊椎4Bを安定化させ、第1の脊椎4Aの棘状の関節突起SP4A(本明細書において「突起SP4A」とも称される)および第2の脊椎4Bの棘状の関節突起SP4B(本明細書において「突起SP4B」とも称される)によって、第1の脊椎4Aと第2の脊椎4Bとの間の延伸を規定するために、使用され得る。具体的には、バンド440の遠位端(図示せず)が、サポート部材420の第1部分422の開口部424に挿入され、バンド440の遠位端は、サポート部材420’の第1部分422’の開口部424’へ挿入され得る。ファスナ機構450は、本体部分445が、第1の脊椎4Aの突起SP4Aを実質的に囲むループを形成できるように、バンド440の遠位端を受け取り得る。同様に、バンド440’の遠位端(図示せず)は、第1のサポート部材420の第2部分435の開口部436へ挿入され、バンド440’の遠位端は、サポート部材420’の第2部分435’の開口部436’へ挿入され得る。ファスナ機構450’は、(上記に詳細に記載されたように)本体部分445’が、第2の脊椎4Bの突起SP4Bを実質的に囲むループを形成できるように、バンド440’の遠位端(図示せず)を受け取り得る。
【0043】
第1のサポート部材420の第3部分430は、第1部分422と第2部分435との間に配置され得る。第3部分430は、ポイントP1において、第1部分420のカプラ部分426へ結合され、P2において、第2部分435のカプラ部分437へ結合され得る。同様に、サポート部材420’の第3部分430’は、第1部分422’と第2部分435’との間に配置され得る。第3部分430’は、(
図10Aにラベルされていない)ポイントP1’において、第1部分422’のカプラ部分426’に結合され、(
図10Aにラベルされていない)ポイントP2’において、第1部分435’のカプラ部分437’に結合され得る。ポイントP1とポイントP2との間の長さL1は、ポイントP1’とポイントP2’との間の長さL1’とともに、脊椎4Aと脊椎4Bとの間の延伸を規定し得る。
【0044】
たとえば、サポート部材420およびサポート部材420’は、突起SP4Aおよび突起SP4Bにしっかりと結合されているバンド440およびバンド440’を押すことによって、延伸を維持する剛構造である。具体的には、第1部分422および第1部分422’は、突起SP4Aにしっかりと結合されているバンド440を、第1の方向に押し得る。同様に、第2部分435および第2部分435’は、突起SP4Bにしっかりと結合されているバンド440’を、第1の方向の逆である第2の方向に押し得る。
【0045】
図11Aおよび
図11Bは、骨安定化および延伸装置、具体的には、バンド540、サポート部材520、およびサポート部材520’を図示しており、脊柱2の脊椎4Bと共に脊柱2の脊椎4Aを安定化させ、脊椎4Aおよび脊椎4Bとの間の延伸を規定する。バンド540は、前述されたバンド140に類似しており、同様の構成要素を含み、サポート部材520、520’は、前述したサポート部材120に類似しており、同様の構成要素を含み得る。たとえば、バンド540は、アタッチメントコネクション550(本明細書では「ファスナ機構」とも称される)を含んでいる。
【0046】
図11Aおよび
図11Bに図示されるように、バンド540、サポート部材520、およびサポート部材520’は、第1の脊椎4Aおよび第2の脊椎4Bを安定化させ、第1の脊椎4Aの棘状の関節突起SP4A(本明細書において「突起SP4A」とも称される)および第2の脊椎4Bの棘状の関節突起SP4B(本明細書において「突起SP4B」とも称される)によって、第1の脊椎4Aと第2の脊椎4Bとの間の延伸を規定するために、使用され得る。具体的には、バンド540の遠位端(図示せず)は、サポート部材520の第1部分522の開口部524へ挿入され、バンド540の遠位端は、サポート部材520’の第1部分522’の開口部524’へ挿入され得る。ファスナ機構550は、本体部分545が、第1の脊椎4Aの突起SP4Aを実質的に囲むループを形成できるように、バンド540の遠位端を受け取り得る。ファスナ539は、サポート部材520の第2部分535の固定部分538を介して、そして横突起TP4Bの中へ進められ得る。ファスナ539’は、サポート部材520’の第2部分535’の固定部分538’を介して、そして横突起TP4B’の中へ進められ得る。
【0047】
サポート部材520の第3部分530は、第1部分520と第2部分535との間に配置され得る。第3部分530は、ポイントP1において、第1部分520のカプラ部分526へ結合され、ポイントP2において、第2部分535のカプラ部分537へ結合され得る。同様に、サポート部材520’の第3部分530’は、第1部分520’と第2部分535’との間に配置され得る。第3部分530’は、(
図10Aにラベルされていない)ポイントP1’において、第1部分520’のカプラ部分526’に結合され、(
図10Aにラベルされていない)ポイントP2’において、第2部分535’のカプラ部分537’に結合され得る。ポイントP1とポイントP2との間の長さL1は、ポイントP1’とポイントP2’との間の長さL1’(
図10Aにラベルされていない)とともに、脊椎4Aと脊椎4Bとの間の延伸を規定し得る。
【0048】
たとえば、サポート部材520およびサポート部材520’は、SP4Aおよび突起TP4B、TP4B’にしっかりと結合されているバンド540を押すことによって、延伸を維持する剛構造である。具体的には、第1部分522および第1部分522’は、突起SP4Aにしっかりと結合されているバンド540を、第1の方向に押し得る。同様に、第2部分535および第2部分535’は、突起TP4Bおよび突起TP4B’それぞれを、第1の方向の逆である第2の方向に押し得る。
【0049】
図12Aおよび
図12Bは、骨安定化および延伸装置であり、具体的には、バンド640、サポート部材620、およびサポート部材620’を図示し、脊柱2の脊椎4Bと共に脊柱2の脊椎4Aを安定化させ、脊椎4Aおよび脊椎4Bとの間の延伸を規定する。バンド640は、前述したバンド140に類似しており、同様の構成要素を含み、サポート部材620、620’は、前述したサポート部材120に類似しており、同様の構成要素を含み得る。たとえば、バンド640は、アタッチメントコネクション650(本明細書では「ファスナ機構」とも称される)を含んでいる。
図12Aおよび
図12Bに見られるように、第1部分522、第2部分535、および第3部分530を含む
図11Aおよび
図11Bのサポート部材520とは異なり、サポート部材620は、第1部分622、第2部分635、第3部分630、および第4部分665を含んでいる。第4部分665は、第2部分635に類似し得る。
【0050】
図12Aおよび
図12Bに図示されるように、バンド640、サポート部材620、およびサポート部材620’は、第1の脊椎4Aおよび第2の脊椎4Bを安定化させ、第1の脊椎4Aの棘状の関節突起SP4A(本明細書において「突起SP4A」とも称される)と、第1の脊椎4Aの横関節突起TP4A、TP4A’(本明細書において「突起TP4A」および「突起TP4A’」とも称される)によって、および第2の脊椎4Bの棘状の関節突起SP4B(本明細書において「突起SP4B」とも称される)と、第2の脊椎4Bの横関節突起TP4B、TP4B’(本明細書において「突起TP4B」および「突起TP4B’」とも称される)によって、第1の脊椎4Aと第2の脊椎4Bとの間の延伸を規定するために使用され得る。具体的には、バンド640の遠位端(図示せず)は、サポート部材620の第1部分622の開口部624へ挿入され、バンド640の遠位端は、サポート部材620’の第1部分622’の開口部(
図12Aに図示せず)へ挿入され得る。ファスナ機構650は、本体部分645が突起SP4Aおよび突起SP4Bを実質的に囲むループを形成できるように、バンド640の遠位端を受け得る。ファスナ639は、サポート部材620の第2部分635の固定部分638を介して、そして横突起TP4Bの中へと進められ得る。ファスナ669は、サポート部材620の第4部分665の固定部分668を介して、そして横突起TP4Aの中へと進められ得る。ファスナ(
図12Aに図示せず)は、サポート部材620’の第2部分635’の固定部分638’を介して、そして横突起TP4Bへと進められ得る。ファスナ669’は、サポート部材620’の第4部分665’の固定部分668’を介して、そして横突起TP4Aへと進められ得る。
【0051】
サポート部材620の第3部分630は、第1部分620を介して、そして第2部分635と第4部分665との間に配置され得る。第3部分630は、第1部分620のカプラ部分626に結合され、P2において第2部分635のカプラ部分637に結合され、P1において第4部分665のカプラ部分667に結合され得る。同様に、サポート部材620’の第3部分630’は、第1部分620’を介して、そして第2部分635’と第4部分665’との間に配置され得る。第3部分630’は、第1部分620’のカプラ部分626’に結合され、P2’(
図12Aに図示せず)において第2部分635’のカプラ部分637’(
図12Aに図示せず)に結合され、P1’(
図12Aに図示せず)において第4部分665のカプラ部分667’(
図12Aに図示せず)に結合され得る。ポイントP1とポイントP2との間の長さL1は、ポイントP1’とポイントP2’との間の長さL1’とともに、脊椎4Aと脊椎4Bとの間の延伸を規定し得る。
【0052】
たとえば、サポート部材620およびサポート部材620’は、突起TP4B、TP4B’および突起TP4A、TP4A’を押すことにより延伸を維持する剛構造である。具体的には、第2部分635および第2部分635’にしっかりと結合された第4部分665および第4部分665’は、突起TP4Aおよび突起TP4A’を、第1の方向に押すことができ、第2部分635および第2部分635’は、突起TP4Bおよび突起TP4B’を、第1の方向と逆である第2の方向に、それぞれ押すことができる。
【0053】
図13Aおよび
図13Bは、骨安定化および延伸装置、具体的には、バンド740およびサポート部材720を図示しており、脊柱2の脊椎4Bと共に脊柱2の脊椎4Aを安定化させ、脊椎4Aおよび脊椎4Bとの間の延伸を規定する。バンド740は、前述したバンド140に類似しており、同様の構成要素を含み、サポート部材720は、前述したサポート部材120に類似しており、同様に構成要素を含み得る。たとえば、バンド740は、アタッチメントコネクション750(本明細書では「ファスナ機構」とも称される)を含んでいる。
【0054】
図13Aおよび
図13Bに図示されるように、バンド740およびサポート部材720は、第1の脊椎4Aおよび第2の脊椎4Bを安定化させるため、および、第1の脊椎4Aの棘状の関節突起SP4A(本明細書において「突起SP4A」とも称される)、と、第2の脊椎4Bの横関節突起TP4B、TP4B’(本明細書において「突起TP4B」および「突起TP4B’」とも称される)によって、第1の脊椎4Aと第2の脊椎4Bとの間の延伸を規定するために使用され得る。具体的には、バンド740の遠位端(ラベルされず)は、サポート部材720の第1部分722の開口部724の中へ挿入され得る。ファスナ機構750は、本体部分745が第1の脊椎4Aの突起SP4Aを実質的に囲むループを形成できるように、バンド740の遠位端を受け得る。ファスナ(
図13Aに図示せず)は、サポート部材720の第2部分735の固定部分738を介して、そして横突起TP4Bの中へと進められ得る。ファスナ769は、サポート部材720の第4部分765の固定部分768を介して、そして横突起TP4Bの中へと進められ得る。いくつかの実施形態では、第2部分735および/または第2部分735’は、第1部分722の長さに沿って移動され得る。このように、第2部分735および/または第2部分735’が固定される突起TP4Aおよび/またはTP4B上の位置が調節され得る。
【0055】
たとえば、サポート部材720は、突起TP4B、TP4B’を押すことにより延伸を維持する剛構造である。具体的には、第2部分635および第4部分665’は、突起TP4Bおよび突起TP4B’を、第1の方向に押すことができる。同様に、部分722は、突起SP4Bを、第1の方向の逆である第2の方向に押すことができる。
【0056】
図14Aおよび
図14Bは、骨安定化および延伸装置、具体的には、バンド840、バンド840’、バンド840’’、バンド840’’’、サポート部材820、およびサポート部材820’を図示しており、脊柱2の脊椎4Bと共に脊柱2の脊椎4Aを安定化させ、脊椎4Aおよび脊椎4Bとの間の延伸を規定する。バンド840、840’、840’’、および840’’’は、前述したバンド140に類似しており、同様の構成要素を含み、サポート部材820、820’は、前述したサポート部材120に類似しており、同様の構成要素を含み得る。たとえば、バンド840は、アタッチメントコネクション850(本明細書では「ファスナ機構」とも称される)を含んでいる。
図14Aおよび
図14Bに見られるように、第1部分522、第2部分535、および第3部分530を含んでいる
図11Aおよび
図11Bのサポート部材520とは異なり、サポート部材820は、第1部分822しか含んでいない。
【0057】
図14Aおよび
図14Bに見られるように、バンド840、840’、840’’、および840’’’およびサポート部材820、820’は、第1の脊椎4Aおよび第2の脊椎4Bを安定化させるため、および、第1の脊椎4Aの横関節突起TP4A、TP4A’(本明細書において「突起TP4A」および「突起TP4A’」とも称される)によって、および第2の脊椎4Bの横関節突起TP4B、TP4B’(本明細書において「突起TP4B」および「突起TP4B’」とも称される)によって、第1の脊椎4Aと第2の脊椎4Bとの間の延伸を規定するために使用され得る。具体的には、バンド840の遠位端(図示せず)が、サポート部材820の部分822の開口部824へ挿入され、バンド840’の遠位端が、サポート部材820の部分822の開口部824へ挿入され得る。ファスナ機構850は、本体部分845が突起SP4Aを実質的に囲むループを形成できるように、バンド840の遠位端を受け得る。ファスナ機構850’は、本体部分845’が突起SP4Aを実質的に囲むループを形成できるように、バンド840’の遠位端を受け取り得る。バンド840、840’、サポート部材820、および突起TP4A、TP4Bに関して前述された手術は同様に、バンドに840’’、840’’’、サポート部材820’、および突起TP4A’、TP4B’にも適用され得る。
【0058】
図14Aおよび
図14Bに図示されるように、脊椎4Aと脊椎4Bとの間の延伸は、第1のサポート部材820の長さ、およびサポート部材820’の長さに相当し得る。
図14Aおよび
図14Bに図示されていないが、サポート部材820、820’のうちの1つまたは両方の長さは、調整可能であり得る(たとえば、単一のサポート部材が、様々な長さを有するように構成され得る)か、または、選択可能(たとえば、サポート部材は、特定の延伸を提供する長さに基づいて選択され得る)であり、延伸は、サポート部材820、820’の一方または両方の調節された長さに依存して、または、サポート部材820、820’の一方または両方の選択された長さに基づいて、変更され得る。
【0059】
図15Aおよび
図15Bは、骨安定化および延伸装置、具体的には、バンド940、バンド940’、サポート部材920、およびサポート部材920’を図示しており、脊柱2の脊椎4Bと共に脊柱2の脊椎4Aを安定化させ、脊椎4Aおよび脊椎4Bとの間の延伸を規定する。バンド940、940’は、前述したバンド140に類似しており、同様の構成要素を含み、サポート部材920、920’は、前述したサポート部材120に類似しており、同様の構成要素を含み得る。たとえば、バンド940は、アタッチメントコネクション950(本明細書では「ファスナ機構」とも称される)を含んでいる。
図15Aおよび
図15Bに見られるように、第3部分530を介して第2部分535に結合された第1部分522を含む、
図11Aおよび
図11Bのサポート部材520とは異なり、サポート部材920は、第2部分935にダイレクトに結合された第1部分922を含んでいる。
【0060】
図15Aおよび
図15Bに図示されたように、バンド940、940’、およびサポート部材920、920’は、第1の脊椎4Aおよび第2の脊椎4Bを安定化させ、第1の脊椎4Aの横関節突起TP4A、TP4A’(本明細書において「突起TP4A」および「突起TP4A’」とも称される)によって、および、第2の脊椎4Bの横関節突起TP4B、TP4B’(本明細書において「突起TP4B」および「突起TP4B’」とも称される)によって、第1の脊椎4Aと第2の脊椎4Bとの間の延伸を規定するために使用され得る。具体的には、バンド940の遠位端(図示せず)は、サポート部材920の部分922の開口部924へ挿入され得る。ファスナ機構950は、本体部分945が突起TP4Aを実質的に囲むループを形成できるように、バンド940の遠位端を受け取り得る。ファスナ939は、サポート部材920の第2部分935の固定部分938を介して、そして横突起TP4Bへと進められ得る。バンド940およびサポート部材920、および突起TP4Aに関して前述された手術は、バンド940’およびサポート部材920’、および突起TP4A’、TP4B’にも同様に適用され得る。
【0061】
図15Aおよび
図15Bに図示されるように、脊椎4Aと脊椎4Bとの間の延伸は、サポート部材920の長さ、およびサポート部材920’の長さに相当し得る。
図15Aおよび
図15Bに図示されていないが、サポート部材920、920’の一方または両方の長さは、調節可能(たとえば、単一のサポート部材が、様々な長さを有するように構成され得る)か、または、選択可能(たとえば、サポート部材は、特定の延伸を提供する長さに基づいて選択され得る)であり、延伸は、サポート部材920、920’の一方または両方の調節された長さに依存して、または、サポート部材920、920’の一方または両方の選択された長さに基づいて、変更され得る。
【0062】
図16は、第2の骨部分へ第1の骨部分を安定化させる方法1090を例示するフローチャートである。方法1090は、1091において、サポート部材の開口部を介してフレキシブルバンドを配置するステップを含んでいる。サポート部材は、第1の骨部分へサポート部材を固定するように構成された固定部分を有する。方法1090は、1092において、フレキシブルバンドが第2の骨部分へ固定されるまで、フレキシブルバンドのアタッチメント部分を介してフレキシブルバンドの一部分を進めるステップを含んでいる。方法1090は、1093において、サポート部材が第1の骨部分へ固定されるまで、サポート部材の固定部分の一部分を、第1の骨部分内へ進めるステップを含んでいる。いくつかの実施形態では、方法1090は、第2のサポート部材の開口部を介してフレキシブルバンドを配置するステップを含み得る。そのような実施形態では、第2のサポート部材は、第3の骨部分へ第2のサポート部材を固定するように構成された固定部分を有し得る。そのような実施形態では、方法は、第2のサポート部材が第3の骨部分へ固定されるまで、第2のサポート部材の固定部分の一部分を、第3の骨部分内へ進めるステップを含み得る。いくつかの実施形態では、方法1090は、第1の骨部分と第2の骨部分との間の延伸を規定するために、サポート部材のサポート部分と、サポート部材の固定部分との間の距離を調節するステップを含み得る。いくつかの実施形態では、方法1090は、フレキシブルバンドを第4の骨部分と接触させて配置するステップを含み得る。このような実施形態では、方法1090は、フレキシブルバンドのアタッチメント部分を介してフレキシブルバンドの一部分を進めるステップを含んでおり、フレキシブルバンドが、第2の骨部分へ固定されるまで、アタッチメント部分を介して、フレキシブルバンドの一部分を進めるステップを含んでいる。
【0063】
図17は、第2の骨部分へ第1の骨部分を安定化させる方法1190を例示するフローチャートである。方法1190は、1191において、サポート部材の第1の開口部を介して第1のフレキシブルバンドを配置するステップを含んでいる。方法1190は、1192において、サポート部材の第2の開口部を介して第2のフレキシブルバンドを配置するステップを含んでいる。方法1190は、1193において、第1のフレキシブルバンドが骨部分に固定されるまで、第1のフレキシブルバンドのアタッチメント部分を介してフレキシブルバンドの一部分を進めるステップを含んでいる。方法1190は、1194において、第2のフレキシブルバンドが第2の骨部分に固定されるまで、第2のフレキシブルバンドのアタッチメント部分を介してフレキシブルバンドの一部分を進めるステップを含んでいる。いくつかの実施形態では、方法1190は、第2のサポート部材の第1の開口部を介して第3のフレキシブルバンドを配置するステップを含み得る。そのような実施形態では、方法1190は、第2のサポート部材の第2の開口部を介して第4のフレキシブルバンドを配置するステップを含み得る。そのような実施形態では、方法1190は、第3のフレキシブルバンドが第3の骨部分に固定されるまで、第3のフレキシブルバンドのアタッチメント部分を介して第3のフレキシブルバンドの一部分を進めるステップを含み得る。そのような実施形態では、方法1190は、第4のフレキシブルバンドが第4の骨部分に固定されるまで、第4のフレキシブルバンドのアタッチメント部分を介して、第4のフレキシブルバンドの一部分を進めるステップを含み得る。いくつかの実施形態では、サポート部材は、調節可能である長さを有し、方法1190は、第1の骨部分と第2の骨部分との間の延伸を規定するために、サポート部材の長さを調節するステップを含み得る。
【0064】
前述された実施形態の何れかは、独立して、または、任意の適切な組合せでパッケージされ得る。たとえば、いくつかの実施形態では、キットは、少なくともフレキシブルな細長体(たとえば、バンド)およびサポート部材を含み得る。たとえば、バンドは、バンド140〜940に類似し得るか、または同じであり得る。このように、フレキシブルバンドは、第1の骨部分および/または第2の骨部分を安定化、および/または、第1の骨部分および/または第2の骨部分の間の延伸を規定するように構成される。サポート部材は、フレキシブルバンドの少なくとも1つの部分を受けるように構成されたインターフェース部分を含み得る。たとえば、サポート部材は、サポート部材120〜920に類似し得るか、または同じであり得る。このように、サポート部材は、第1の骨部分および/または第2の骨部分を安定化、および/または、第1の骨部分および/または第2の骨部分の間の延伸を規定するように構成される。サポート部材は、第1の骨部分および第2の骨部分が安定化されるように、第2の骨部分へサポート部材を固定するように構成された第1部分を含み得る。いくつかの実施形態では、キットは、本明細書に記載された実施形態のうちの何れかに従って、追加のバンドおよび/またはサポート部材を含み得る。
【0065】
様々な実施形態が前述されたが、これらは、例示のみであって、限定することなく表されており、形式および詳細における様々な変更がなされ得ることが理解されるべきである。たとえば、実施形態が、第1の脊椎の棘状の関節突起、および第2の脊椎の棘状の関節突起の周囲に配置されているとして例示されているが、他の実施形態では、1つのフレキシブルな細長体(たとえば、バンド)は、1つまたは複数の脊椎の別の部分の周囲に配置され得る。そのような実施形態では、バンドは、背骨の一部の誤整列(たとえば、脊柱側弯症等)を相殺または修正するために、脊椎骨の周囲に締められ得る。
【0066】
与えられた記載は、脊椎を安定化させることに関して記載されているが、たとえば、胸骨および/または肋骨のような別の骨格が、本明細書に記載されたフレキシブルな固定バンドを用いて安定化され得る。別の例において、フレキシブルな固定バンドが、脊髄(IM)管またはくぎを安定化および/または固定するために使用され得る。たとえば、フレキシブルな固定バンドは、脊髄(IM)管またはくぎに沿った異なる縦位置において使用され、隣接する骨部分をIM管またはくぎに結合するために使用される。そのような状況では、所与のフレキシブルな固定バンドは、第1の骨部分、IM管またはくぎ、および第2の骨部分を固定し得る。これらのすべては、フレキシブルな固定バンドのアタッチメントコネクションと遠位端との間に配置される。さらに別の例では、フレキシブルな固定バンドは、骨の破片を安定化および/または固定させるために使用され得る。様々な実施形態が、自然な骨間隔(たとえば、下関節突起と上関節突起との間の間隔)に関して前述されたが、他の実施形態では、骨間隔は、人工であり得る(たとえば、心臓手術中に分離された胸骨)および/または怪我(たとえば、骨折)により得る。
【0067】
前述された方法が、ある順序で生じるいくつかのイベントを示す場合、いくつかのイベントの順序が変更され得る。さらに、これらイベントのいくつかは、可能な場合には、前述したように連続してなされるのみならず、並列処理で同時に実行され得る。たとえば、前述した方法1090は、いくつかの実施形態では、固定部分の一部分を進める前に、バンドの一部分をアタッチメントコネクションの中に進めるステップを含む一方、バンドの一部分が、アタッチメント部分を介して進められる前に、固定部分の一部分が、少なくとも部分的に骨部分の中へ進められ得る。いくつかの実施形態では、骨部分へ固定部分の一部分を進めるステップの少なくとも一部、およびアタッチメントコネクションへバンドの一部分を進めるステップの少なくとも一部が、同時に(たとえば、同時にまたは比較的小さなインクリメントで交互に)なされ得る。
【0068】
本明細書に記載された装置および/または方法の任意の部分は、相互に排他的な組合せを除く任意の組合せで結合され得る。本明細書に記載された実施形態は、記載された異なる実施形態の機能、構成要素、および/または、特徴の様々な組合せおよび/または下位組合せを含み得る。