(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明をパチンコ遊技機に適用した一実施形態を
図1〜
図17に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の遊技機10は、前面枠10Zを前面に備え、その前面枠10Zに形成されたガラス窓10Wを通して、
図2に示す遊技盤11の前面に形成された遊技領域R1が視認可能になっている。遊技盤11の後側には、
図3に示す裏ユニット17が重ねて配置されている。裏ユニット17には、例えば、種々の演出役物装置が組み付けられている。
【0010】
図1に示すように、前面枠10Zのうちガラス窓10Wより下方には、上皿26と下皿27が上下2段にして設けられ、下皿27の右側には、操作ハンドル28が備えられている。そして、操作ハンドル28を回動操作すると、上皿26に収容された遊技球が遊技領域R1(
図2参照)に向けて弾き出される。
【0011】
図2に示すように、遊技盤11の前面からは、遊技領域R1を包囲するガイドレール12が突出している。ガイドレール12は、遊技盤11の外縁部を周回するように配置されている。
【0012】
遊技盤11のうち遊技領域R1の中央には、表示開口11Hが貫通形成されており、その表示開口11Hに後側から表示装置13が対向している。表示装置13は、例えば、液晶モジュールで構成され、その前面が遊技に関する演出を行う表示画面13Gとなっている。なお、詳細には、表示画面13Gは、裏ユニット17(
図3参照)の後側から裏ユニット17の開口部17Kと遊技盤11の表示開口11Hを通して遊技者に視認可能となっている。また、
図2の例では、遊技盤11の後側に、表示画面13Gに前側から重なる略円環状の演出役物19が配置されている。
【0013】
遊技盤11の前面中央には、前方から見て表示画面13Gを囲むように表示装飾枠23が取り付けられている。表示装飾枠23は、遊技盤11の前面側から表示開口11Hに嵌め込まれ、表示開口11Hの内側に張り出すと共に遊技盤11の前面から突出している。そして、遊技領域R1を流下する遊技球が、表示装飾枠23の前側を通過して表示装飾枠23の内側に進入しないように構成されている。
【0014】
遊技領域R1のうち表示装飾枠23の下方における左右方向の中央部には、始動入賞部14が設けられている。始動入賞部14は、第1と第2の始動入賞口14A,14Bを上下に間隔をあけて備えている。
図4に示すように、第1の始動入賞口14Aは、上側に開放したポケット構造になっている。また、第2の始動入賞口14Bは、前側に開放し、開閉扉14Tにより開閉される。開閉扉14Tは、通常は、第2の始動入賞口14Bを閉塞する閉位置に配置され、遊技領域R1のうち表示装飾枠23の左側と右下に設けられた第1と第2の始動ゲート18A,18B(
図2参照)を遊技球が通過したときに行われる普通図柄当否判定で当りとなったことを起因にして、第2の始動入賞口14Bを開放する開位置に配置される。第1と第2の始動入賞口14A,14Bの何れかの始動入賞口に遊技球が入球(入賞)すると、特別図柄当否判定が行われる。特別図柄当否判定の判定結果は、表示装置13の表示画面13Gにて報知される。特別図柄当否判定の結果が当りとなると、大当り遊技状態となり、大当り遊技が実行される。一方、特別図柄当否判定の結果が外れであると、通常の遊技状態が続く。
【0015】
遊技領域R1のうち表示装飾枠23の右側下方には、第1大入賞部30及び第2大入賞部40が設けられている。第1大入賞部30は、遊技領域R1の右側の縁部に配置されて左側に開放した第1大入賞口31と、第1大入賞口31を開閉する第1開閉部材32と、を備えている。第1開閉部材32は、通常は、鉛直方向に沿って延びる起立姿勢をなして第1大入賞口31を閉塞する閉位置(
図12(A)及び
図12(B)参照)に配置されている。そして、大当り遊技状態において所定の条件が成立すると、第1開閉部材32は、下端部を中心に反時計方向に回動して、第1大入賞口31を開放する開位置(
図13(A)及び
図13(B)参照)に配置される。なお、第1大入賞部30は、第1開閉部材32が閉位置に配置されたときに閉状態となり、第1開閉部材32が開位置に配置されたときに開状態となる。
【0016】
第2大入賞部40は、上述した第2の始動ゲート18Bの下方に配置されて前側に開放した第2大入賞口41と、第2大入賞口41を開閉する第2開閉部材42と、を備えている。第2開閉部材42は、扉状になっていて、通常は、遊技盤11の前面と略平行に配置されて第2大入賞口を閉塞する閉位置に配置されている。そして、大当り遊技状態において所定の条件が成立すると、第2開閉部材42は、下端部を中心に回動して、第2大入賞口41を閉塞する閉位置に配置される。
【0017】
遊技領域R1には、上述した始動入賞口14A,14B及び大入賞口31,41のほかに、複数の一般入賞口20が備えられている。これらの入賞口14A,14B,20,31,41に遊技球が入球(入賞)すると、遊技者に特典(賞球)が付与される。また、遊技領域R1の下端部を含む複数箇所には、各入賞口14A,14B,20,31,41とは別に、遊技者に特典(賞球)を付与することなく遊技領域R1の外側に排出するためのアウト口16が設けられている。
【0018】
以下、第1大入賞部30と第2大入賞部40について詳説する。
図5に示すように、第1大入賞部30及び第2大入賞部40は、遊技盤11に、第1カバー部材35と、第2カバー部材45と、第1開閉部材32及び第2開閉部材42を一体にして備えた大入賞ユニット60と、を組み付けることで構成されている。具体的には、遊技盤11には、第1開口部51と、第2開口部52と、が貫通形成されていて、第1カバー部材35は、第1開口部51を前側から覆うように組み付けられ、第2カバー部材45は、第2開口部52を前側から覆うように組み付けられる。また、大入賞ユニット60は、遊技盤11の後面に組み付けられる。
【0019】
図6(A)に示すように、第1カバー部材35は、後側に開放したケース部36と、ケース部36の後端開口縁から外側に張り出した張出固定片37と、を備えて、張出固定片37が遊技盤11の前面に宛がわれた状態に固定される。ケース部36は、遊技盤11と略平行に配置される前面壁36Zと、前面壁36Zの外縁部から後側に延びて遊技盤11に突き当てられる外周壁36Hと、からなり、外周壁36Hのうち左側を向く部分には、ケース部36の内外を連通させる連通口36Aが形成されている。そして、第1カバー部材35が遊技盤11の前面に固定されたときに、ケース部36の連通口36Aによって第1大入賞口31が形成される。張出固定片37には、ケース部36の外周部における上部と左側部とから張り出した第1固定片37Aと、ケース部36の外周部における下部から張り出した第2固定片37Bと、が備えられ、第1固定片37Aは、連通口36Aの後端開口縁を構成している。このように、本実施形態では、張出固定片37(詳細には、第1固定片37A)によって第1カバー部材35の連通口36Aの後端開口縁が形成されるので、連通口36の開口縁の強度アップが図られている。なお、張出固定片37は、遊技盤11の前面に重ねられるので、張出固定片37に装飾を施すことで、遊技領域R1を装飾することが可能となる。
【0020】
第1カバー部材35は、ケース部36の下方に、左側に開放した1対のポケット構造部38,38を上下に並べて備えている。ケース部36と上側のポケット構造部38との間は、張出固定片37(詳細には、第2固定片37B)と、ガイドレール12に沿って延びる連絡壁39と、によって連絡されている。そして、第1カバー部材35が遊技盤11の前面に固定されたときに、各ポケット構造部38によって一般入賞口20が形成される。なお、下側のポケット構造部38の下端部からは、遊技盤11の前面に宛がわれる延長固定片38Tと、ガイドレール12に沿って配置される延長壁38Hと、が下方に向かって突出している。
【0021】
図6(B)に示すように、第2カバー部材45は、横長矩形状のカバー開口46Aが形成されたカバープレート46を有し、このカバープレート46が遊技盤11の前面に重ねられた状態で固定される。ここで、
図5に示すように、遊技盤11に形成された第2開口部52は、横長矩形状をなす大開口部52Aの上辺部中央に小開口部52Bが繋がった凸形状をなしていて、カバー開口46Aは、大開口部52Aに前側から重ねられる。なお、カバー開口46Aは、大開口部52Aよりも若干幅狭に形成されている。
【0022】
図6(B)に示すように、カバープレート46のうちカバー開口46Aより上側の部分からは、後側に開放した門形突部47が突出している。詳細には、カバープレート46の上縁部には、矩形状の切欠部(図示せず)が形成されていて、門形突部47は、切欠部を左右に跨ぐように配置されている。そして、球検出センサ49が切欠部に後側から挿通されて門形突部47に装着されることで、上述した第2の始動ゲート18B(
図2参照)が形成される。門形突部47に装着された球検出センサ49は、第2開口部52の小開口部52B(
図5参照)に受容される。
【0023】
カバープレート46のうちカバー開口46Aより下側の部分からは、左下がりに傾斜した誘導壁48が起立している。誘導壁48は、上方から流下してきた遊技球を受け止めて、遊技領域R1の下端部中央にあるアウト口16(
図2参照)へと誘導する。
【0024】
図7、
図8及び
図14に示すように、大入賞ユニット60は、固定ベース61に、第1大入賞部30及び第2大入賞部40に関する複数の部材を組み付けてなる。詳細には、固定ベース61には、
図14に示されるように、第1開閉部材32及び第2開閉部材42のほか、第1大入賞口31に入賞した遊技球を検出する第1大入賞センサ31S、第1開閉部材32を駆動するための第1駆動源32K、第2大入賞口41に入賞した遊技球を検出する第2大入賞センサ41S、第2開閉部材42を駆動する第2駆動源42K、一般入賞口20,20に入賞した遊技球を検出する一般入賞センサ20S,20S、それらセンサ20S,31S,41S及び駆動源32K,42Kから延びた複数のケーブル91(
図15参照)が接続される第1メイン中継基板81等が組み付けられている。また、固定ベース61には、第1大入賞部30及び第2大入賞部40を光により装飾するための複数の発光素子群を実装してなる発光基板88が複数組み付けられると共に、それら複数の発光基板88から延びた複数のケーブル93(
図15参照)が接続される第1サブ中継基板86が組み付けられている。
【0025】
図7及び
図8に示すように、固定ベース61は、前後方向に扁平なプレート部62と、プレート部62の下端部から後側に突出した後方突部63と、を有している。後方突部63には、第1メイン中継基板81及び第1サブ中継基板86が組み付けられている。
【0026】
プレート部62は、後側から見て略L字状をなし、そのL字の縦辺部62Aには、第1開閉部材32、第1駆動源32K等の第1大入賞部30に関する部材が組み付けられている。具体的には、第1駆動源32Kは、縦辺部62Aにおける上端部の後面に組み付けられている(
図8参照)。また、縦辺部62Aの上端部の前面には、左側に開放し且つ遊技球を受容可能な第1入球部屋64が形成されている(
図7参照)。第1入球部屋64は、遊技盤11と略平行に配置されるベース壁64Bと、ベース壁64Bの上部、右側部及び下部から起立して左側に開放した囲壁64Hと、を有している。ベース壁64Bの右下隅部には、第1入球部屋64に受容された遊技球を排出する排出孔(図示せず)が設けられている。第1開閉部材32は、ベース壁64Bの左下隅部に回動可能に支持され、第1駆動源32Kからの動力を受けて囲壁64Hの開放部分を開閉する。なお、詳細には、縦辺部62Aには、前側に突出した下駄部65が設けられていて、第1入球部屋64は、下駄部65の前面から突出して形成されている。
【0027】
図9(A)及び
図9(B)には、第1駆動源32Kによる第1開閉部材32の駆動機構が模式的に示されている。本実施形態では、第1駆動源32Kは、ソレノイド70で構成されていて、横方向に移動可能なプランジャ72がコイル収容部71に挿通されている。そして、プランジャ72のうちコイル収容部71と反対側の端部から張り出したフランジ部72Fに装着されたジャケット73が、第1開閉部材32と一体に回動する回動部材74に連結している。これにより、プランジャ72の移動に伴って、第1開閉部材32が回動する。なお、
図9(A)に示すように、ジャケット73とコイル収容部71との間には、圧縮コイルバネ75が設けられていて、電源オフ時等のようにコイル収容部71のコイルに電流が流れていない場合には、プランジャ72がコイル収容部71から離れる方向に付勢されて、第1開閉部材32は閉位置に配置される。
【0028】
図7及び
図8に示すように、プレート部62の横辺部62Bには、第2開閉部材42、第2駆動源42K等の第2大入賞部40に関する部材が組み付けられている。具体的には、第2駆動源42Kは、横辺部62Bの後面に組み付けられている。また、横辺部62Bには、前方に開口し且つ遊技球を受容可能な第2入球部屋67が形成されている。第2入球部屋67の開口は、第2カバー部材45のカバー開口46Aと略同じ大きさの横長矩形状をなしている。また、第2入球部屋67の底壁には、第2入球部屋67に受容された遊技球を排出する排出孔(図示せず)が設けられている。第2開閉部材42は、第2入球部屋67の開口縁における左右両側の下端部に支持され、第2駆動源42Kからの動力を受けて第2入球部屋67の下端開口縁を中心に回動する。そして、第2開閉部材42が遊技盤11の前面と略平行に配置されると、第2入球部屋67が閉塞され、第2開閉部材42が前倒しになると、第2入球部屋67が開放される。なお、詳細には、横辺部62Bの前面には、矩形状突部68が形成されていて、第2入球部屋67は、矩形状突部68の前面で開口している。
【0029】
さて、
図10及び
図11に示すように、遊技盤11に大入賞ユニット60と第1カバー部材35が組み付けられると、大入賞ユニット60の下駄部65が遊技盤11の第1開口部51内に突入する。この状態で、下駄部65の前面は遊技盤11の前面と略面一に配置される(
図11参照)。従って、下駄部65から前方に突出する第1入球部屋64は、遊技盤11の前面よりも前側に配置される。ここで、第1ケース部材35のケース部36は第1開口部51に前側から重ねられ、第1入球部屋64はケース部36内に収容される(
図11及び
図12(A)参照)。そして、第1入球部屋64における囲壁64Hの開放部分がケース部36の連通口36Aの側方に重ねられ、連通口36Aにより形成される第1大入賞口31が第1開閉部材32により開閉される(
図12(A)及び
図13(A)参照)。これにより、第1入賞部30が形成される。
【0030】
なお、
図5に示すように、遊技盤11のうち第1開口部51の下方には、ポケット構造部38,38によって形成される一般入賞口20,20へ入賞した遊技球を遊技盤11の後側へ取り込むための貫通孔53が形成されている。また、
図7に示すように、入賞ユニット60の縦辺部62Aには、遊技盤11に形成された貫通孔53(
図5参照)に連通する1対の球排出路66,66が開口している。球排出路66の途中には、一般入賞センサ20S(
図14参照)が設けられている。
【0031】
図12(A)及び
図12(B)には、第1大入賞部30が閉状態のときの大入賞ユニット60と第1カバー部材35が示されている。
図12(A)に示すように、ケース部36内に収容された第1入球部屋64のベース壁64Bは、第1ケース部材35の張出固定片37(詳細には、第1固定片37A)と略面一に配置されている。また、
図12(B)に示すように、第1開閉部材32は、第1ケース部材35の第1固定片37Aよりも右側(即ち、ケース部36側)で第1固定片37Aの右側縁部に沿って延在し、ケース部36内に収まるように配置されている。
【0032】
図13(A)及び
図13(B)には、第1大入賞部30が開状態のときの大入賞ユニット60と第1カバー部材35が示されている。両図に示されるように、閉状態において、第1開閉部材32は、第1入球部屋64の左下隅部から左上方へ向かって突出する。この状態で、第1開閉部材32は第1固定片37Aの右側縁部(詳細には、連通口36Aの後端開口縁となる部分)を横切るように配置され、第1開閉部材32の下側部分がケース部36内に収まる一方、第1開閉部材32の上側部分が第1固定片37Aに前側から重ねられる。
【0033】
このように、本実施形態の遊技機10では、第1大入賞部30が閉状態のときに、第1開閉部材32が連通口36Aの後端開口縁に沿って延在してケース部36内に収まるので、第1カバー部材35を着脱するときに第1固定片37Aが第1開閉部材32と干渉することを抑制可能となる。また、第1大入賞部30が開状態のときには、第1開閉部材32の後側に第1固定片37Aが重なるので、第1開閉部材32の回動スペースを確保することが可能となる。また、本実施形態では、電源オフ時には、圧縮コイルバネ75(
図9参照)の付勢力によって第1開閉部材32が閉位置に配置されるので、大入賞ユニット60又は第1カバー部材35を遊技盤11に着脱する際に、第1開閉部材32をわざわざ閉位置に配置する必要がなくなり、大入賞ユニット60又は第1カバー部材35の着脱を容易に行うことが可能となる。
【0034】
図4及び
図5に示されるように、遊技盤11に大入賞ユニット60と第2カバー部材45が組み付けられると、矩形状突部68が第2開口部52内に突入する。この状態で、矩形状突部68の前面は遊技盤11の前面と略面一に配置され、第2入球部屋67の開口端は遊技盤11の前面と略同じ前後位置に配置される。そして、第2カバー部材45のカバー開口46Aによって第2大入賞口41が形成され、その第2大入賞口41が第2開閉部材42により開閉されることとなる。これにより、第2大入賞部40が形成される。
【0035】
なお、ここで、第2開閉部材42は、第2入球部屋67の下端開口縁を中心に回動し、何れの回動位置においても、前方から見て第2カバー部材45のカバー開口46A内に収まる。従って、第2開閉部材42が任意の回動位置に配置されていても、大入賞ユニット60又は第2カバー部材45を遊技盤11に着脱する際に、第2開閉部材42が第2カバー部材45又は遊技盤11と干渉することが抑制される。
【0036】
ところで、
図14に示すように、大入賞ユニット60に組み付けられた第1メイン中継基板81は、大入賞ユニット60に組み付けられた複数の部材(具体的には、第1大入賞センサ31S、第1駆動源32K、第2大入賞センサ41S等)と第2メイン中継基板82とを電気的に接続する。また、第2メイン中継基板82は、主制御基板80に接続される。即ち、大入賞ユニット60に組み付けられた複数の部材は、第1メイン中継基板81及び第2メイン中継基板82を介して、主制御基板80に接続される。
【0037】
主制御基板80は、大当り遊技に関する制御を行う。具体的には、主制御基板80は、第1大入賞部30について以下の制御を行う。即ち、主制御基板80は、第1開閉部材32を駆動して第1大入賞口31を開閉すると共に、第1大入賞センサ31Sからの検出信号を受けたことに起因して図示しない払出制御基板に制御信号を出力し、遊技者に賞球を付与する。主制御基板80は、第2大入賞部40についても、第1大入賞部30と同様の制御を行う。そして、主制御基板80が大当り遊技に関する制御を行う際に、第1メイン中継基板81及び第2メイン中継基板82は、主制御基板80と大入賞ユニット60に組み付けられた複数の部材との間で信号を中継する。
【0038】
図15に示すように、第1メイン中継基板81には、大入賞ユニット60に組み付けられた複数の部材から延びる複数のケーブル91が接続される複数の接続端子81Aと、複数のケーブルを一纏めにしてなる複合ケーブル92が接続される複合接続端子81Bと、が備えられていて、第1メイン中継基板81から延びる複合ケーブル92が、第2メイン中継基板82に備えられた複合接続端子82Bに接続される。このように、第1メイン中継基板81と第2メイン中継基板82との間は、1本の複合ケーブル92によって接続されている。
【0039】
図17に示すように、主制御基板80及び第2メイン中継基板82は、裏ユニット17の下辺部17Bの後面に組み付けられている。具体的には、主制御基板80は、前方から見て下辺部17の右側部分(即ち、裏ユニット17を後側から見た
図17においては左側部分)に配置され、第2メイン中継基板82は、主制御基板80の後側に重ねて配置されている。
【0040】
ここで、
図16に示すように、大入賞ユニット60は、前方から見て遊技盤11の右下部分に組み付けられ、裏ユニット17の右下隅部17C(
図17参照)に前側から重ねられる。詳細には、大入賞ユニット60は、プレート部62のL字(
図7及び
図8参照)が裏ユニット17の右辺部17Rと下辺部17Bで構成されるL字に重なるように配置される。そして、第1メイン中継基板81を備えた後方突部63(
図8参照)が、裏ユニット17の右下隅部17Cに突き合わされる。このように、本実施形態では、第1メイン中継基板81は、大入賞ユニット60のうち第2メイン中継基板82に近い側の部分に配置されているので、第1メイン中継基板81と第2メイン中継基板82との間の距離を短くすることが可能となり、複合ケーブル92(
図15参照)の取り回しが容易となる。
【0041】
図14に示すように、大入賞ユニット60に組み付けられた第1サブ中継基板86は、大入賞ユニット60に組み付けられた複数の発光基板88と第2サブ中継基板87とを電気的に接続する。また、第2サブ中継基板87は、サブ制御基板85に接続される。即ち、大入賞ユニット60に組み付けられた複数の部材は、第1サブ中継基板86及び第2サブ中継基板87を介して、サブ制御基板85に接続される。
【0042】
サブ制御基板85は、演出に関する制御を行う。具体的には、サブ制御基板85は、第1大入賞部30及び第2大入賞部40を光により演出する際に、大入賞ユニット60の複数の発光基板88に実装された発光素子を点灯制御する。そして、サブ制御基板85が発光基板88の発光素子を制御する際に、第1メイン中継基板81及び第2メイン中継基板82は、サブ制御基板85と複数の発光基板88との間で信号を中継する。なお、本実施形態の遊技機10では、大当り遊技の進行に関する部材の制御と、演出に関する部材の制御を別々の制御基板(主制御基板80とサブ制御基板85)で行われるので、各制御基板の処理速度の向上が図られている。
【0043】
図15に示すように、第1サブ中継基板86には、複数の発光基板88から延びる複数のケーブル93が接続される複数の接続端子86Aと、複数のケーブルを一纏めにしてなる複合ケーブル94が接続される複合接続端子86Bと、が備えられていて、第1サブ中継基板86から延びる複合ケーブル94が、第2サブ中継基板87に備えられた複合接続端子87Bに接続される。このように、第1サブ中継基板86と第2サブ中継基板87との間は、1本の複合ケーブル94によって接続されている。
【0044】
図17に示すように、サブ制御基板85及び第2サブ中継基板87は、主制御基板80及び第2中継基板82と同様に、裏ユニット17の下辺部17Bの後面に組み付けられている。具体的には、サブ制御基板85は、前方から見て下辺部17Bの左側部分(裏ユニット17を後側から見た
図17においては右側部分)に配置され、第2サブ中継基板87は、サブ制御基板85の後側に重ねて配置されている。
【0045】
ここで、上述したように、大入賞ユニット60の後方突部63(
図8参照)は、裏ユニット17の右下隅部17Cに突き合わされていて、この後方突部63に第2サブ中継基板86が組み付けられている。従って、第1サブ中継基板86は、大入賞ユニット60のうち第2サブ中継基板87に近い側の部分に配置されることになり、第1サブ中継基板86と第2サブ中継基板87との間の距離を短くすることが可能となる。これにより、複合ケーブル94(
図15参照)の取り回しが容易となる。
【0046】
なお、
図8及び
図17に示されるように、第1メイン中継基板81と第1サブ中継基板86とは、後方突部63の右側部分と左側部分とに配置される(後方突部61を後側から見た
図8においては、第1メイン中継基板81が左側に、第1サブ中継基板86が右側に配置されている。)。また、上述したように、第2メイン中継基板82と第2サブ中継基板87とは、裏ユニット17の下辺部17Bの右側部分と左側部分とに配置される(裏ユニット17を後側から見た
図17においては、第2メイン中継基板82が左側に、第2サブ中継基板87が右側に配置されている。)。言い換えれば、第1メイン中継基板81と第2メイン中継基板82とは、前方から見て右側に配置され、第1サブ中継基板86と第2サブ中継基板87とは、前方から見て左側に配置されている。このように、第1メイン中継基板81と第1サブ中継基板86とは、第2メイン中継基板82と第2サブ中継基板87の左右の並びに対応して配置されているので、第1メイン中継基板81と第2メイン中継基板82との間の距離、及び、第1サブ中継基板86と第2サブ中継基板87との間の距離を短くして、複合ケーブル92,94の取り回しが一層容易となる。
【0047】
本実施形態の遊技機10の構成に関する説明は以上である。なお、本実施形態の遊技機10では、第1大入賞口31又は第2大入賞口41に遊技球が入賞することが本発明の「特定の条件」に相当し、第1大入賞口31又は第2大入賞口41への入賞に対する賞球が本発明の「特典」に相当する。そして、主制御基板80が本発明の「制御基板」に、第1メイン中継基板81が本発明の「第1中継基板」に、それぞれ相当する。また、本実施形態では、大入賞ユニット60が本発明の「遊技部材ユニット」に相当し、第1大入賞センサ31S、第1開閉部材32、第1駆動源32K、第2大入賞センサ41S、第2開閉部材42、第2駆動源42Kが本発明の「遊技部材」に相当する。そして、複合ケーブル92が本発明の「複合ケーブル」に相当する。
【0048】
次に、遊技機10の作用効果について説明する。本実施形態の遊技機10では、大当り遊技の進行に関する複数の部材と主制御基板80との間で信号を中継する中継基板として、第1大入賞部30及び第2大入賞部40に関する部材(第1大入賞センサ31S、第1駆動源32K、第2大入賞センサ41S等)を一体に備える大入賞ユニット60に備えられた第1メイン中継基板81と、主制御基板80と共に裏ユニット17に備えられた第2メイン中継基板82と、が備えられ、第1メイン中継基板81から延びる複合ケーブル92(
図15参照)を第2メイン中継基板82に接続することで、大入賞ユニット60に備えられた複数の部材が、第1メイン中継基板81と第2メイン中継基板82を介して、主制御基板80に接続される(
図14参照)。このように、遊技機10によれば、第1メイン中継基板81から延びた1本の複合ケーブル92を第2メイン中継基板82に接続するだけで、大入賞ユニット60に備えられた複数の部材と主制御基板80とを接続することが可能となるので、従来の遊技機のように、当該複数の部材から延びるケーブルを1本ずつ裏ユニットに備えた中継基板に接続する場合と比較して、遊技盤11に備えられた複数の部材と裏ユニット17に固定された主制御基板80との接続を容易に行うことが可能となる。
【0049】
また、本実施形態では、大入賞ユニット60に備えられた第1サブ中継基板86から延びる複合ケーブル94を、裏ユニット17に備えた第2サブ中継基板87に接続するだけで、大入賞ユニット60に備えられた複数の発光基板88とサブ制御基板85が接続されるので、サブ制御基板85と複数の発光基板88との接続を容易に行うことが可能となる。
【0050】
さらに、本実施形態によれば、大入賞ユニット60のうち第2メイン中継基板82に近い側に配置された後方突部63に第1メイン中継基板81が備えられているので、第1メイン中継基板81と第2メイン中継基板82との間の距離を短くして、複合ケーブル92の取り回しを容易に行うことが可能となる。しかも、後方突部63には、第1サブ中継基板86が備えられると共に、後方突部63は、第2サブ中継基板87にも近接して配置されるので、第1サブ中継基板86と第2サブ中継基板87との間の距離を短くして、複合ケーブル94の取り回しも容易に行うことが可能となる。
【0051】
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0052】
(1)上記実施形態では、本発明をパチンコ遊技機に適用した例を示したが、例えば、アレンジボールやスロットマシンに適用してもよい。
【0053】
(2)上記実施形態では、本発明の「遊技部材ユニット」を、第1大入賞部30及び第2大入賞部40に関する部材を一体に備えた大入賞ユニット60に適用した例を示したが、始動入賞部14に関する部材を一体に備えてなる始動入賞ユニットに適用してもよい。即ち、始動入賞ユニットに、本発明の「第1中継基板」を備えた構成としてもよい。その際、始動入賞ユニットに、複数の発光基板88を備えると共に、第1サブ中継基板86や第2サブ中継基板87を備えた構成としてもよい。なお、本構成では、始動入賞口への入球が本発明の「特定の条件」に相当し、特別図柄当否判定が当りになることが本発明の「特典」に相当する。
【0054】
(3)上記実施形態では、大入賞ユニット60に、2つの大入賞部30,40に関する部材が備えられていたが、何れか一方の大入賞部に関する部材のみが備えられた構成であってもよい。
【0055】
(4)上記実施形態において、大入賞ユニット60が発光基板88を備えない構成であってもよい。
【0056】
(5)上記実施形態において、発光基板88の代わりに、演出用役物装置に備えられる位置検出センサ、駆動源等の部材を備えてもよい。
【0057】
(6)上記実施形態では、本発明の「遊技部材」の例として、第1大入賞センサ31S、第1開閉部材32、第1駆動源32K等の部材を示したが、例えば、スロットマシンにおいて、スタートレバーの操作を検出するセンサ、リールストップボタンの操作を検出するセンサ、リールを回転させる駆動源等の部材であってもよい。
【0058】
(7)上記実施形態では、第1メイン中継基板81から延びた複合ケーブル92が第2メイン中継基板82に接続されることで、間接的に主制御基板80に接続される構成であったが、第1メイン中継基板81から延びた複合ケーブル92が主制御基板80に直接的に接続される構成であってもよい。
【0059】
(8)上記実施形態では、第1サブ中継基板86から延びた複合ケーブル94が第2サブ中継基板87に接続されることで、間接的にサブ制御基板85に接続される構成であったが、第1サブ中継基板86から延びた複合ケーブル94がサブ制御基板85に直接的に接続される構成であってもよい。
【0060】
[上記実施形態及び他の実施形態から抽出される発明群]
以下、上述した各実施の形態から抽出される発明群の特徴[1]〜[8]について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお、以下では、理解の容易のため、上記実施形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
【0061】
[1]
遊技の進行に応じて発生する特定条件が成立したときに遊技者にとって有利な特典を付与可能な遊技機(遊技機10)であって、
遊技の進行に関する信号を出力するか又は遊技の進行に関する信号が入力される複数の遊技部材(第1開閉部材32、第1駆動源32K等)と、
前記遊技部材からの信号が入力されるか又は前記遊技部材へ信号を出力することで、遊技の進行に関する制御を行う制御基板(主制御基板80)と、
前記制御基板と前記複数の遊技部材との間で信号の入出力を中継する中継基板(第1メイン中継基板81、第2メイン中継基板82)と、を有して、
前記複数の遊技部材を固定して備える遊技盤(遊技盤11)の後側に、前記制御基板を固定して備える裏ユニット(裏ユニット17)が重ねて配置された遊技機において、
前記複数の遊技部材のうち少なくとも一部複数の遊技部材を一体に備えて、前記遊技盤に取り付けられた遊技部材ユニット(大入賞ユニット60)を有し、
前記中継基板には、前記遊技部材ユニットに備えられた第1中継基板(第1メイン中継基板81)が設けられ、
前記遊技部材ユニットに備えられた前記一部複数の遊技部材から延びたケーブル群と、複数のケーブルを一纏めにした複合ケーブル(複合ケーブル92)のケーブル群と、が前記第1中継基板を介して接続されると共に、前記複合ケーブルを介して前記第1中継基板が前記制御基板に接続されている遊技機。
【0062】
[1]の構成では、複数の遊技部材と制御基板との間で信号を中継する中継基板として、一部複数の遊技部材を一体に備える遊技部材ユニットに備えられた第1中継基板が備えられ、その第1中継基板が、複数のケーブルを一纏めにして第1中継基板から延びる複合ケーブルを介して制御基板に接続される。このように、本構成によれば、第1中継基板から延びた1本の複合ケーブルを接続するだけで、遊技部材ユニットに備えられた一部複数の遊技部材と制御基板とを接続することが可能となるので、従来の遊技機のように、遊技部材から延びるケーブルを1本ずつ裏ユニットに備えた中継基板に接続する場合と比較して、遊技盤に備えられた複数の遊技部材と裏ユニットに固定された制御基板との接続を容易に行うことが可能となる。
【0063】
[2]
前記遊技盤には、遊技球が流下可能な遊技領域(遊技領域R1)が形成されると共に、
前記遊技領域を流下してきた遊技球が入球可能な入賞口(第1大入賞口31)と、
前記入賞口を開閉する開閉部材(第1開閉部材32)と、
前記開閉部材を駆動する駆動源(第1駆動源32K)と、
前記入賞口への遊技球の入球を検出する検出センサ(第1大入賞センサ31S)と、を有し、
前記遊技部材ユニットは、前記一部複数の遊技部材として、前記駆動源と、前記検出センサと、を備える入賞ユニットであって、
前記制御基板は、前記検出センサからの検出信号を受けたことに起因して前記特典を付与可能に構成されている[1]に記載の遊技機。
【0064】
[2]の構成によれば、入賞ユニットに備えられた駆動源及び検出センサの各種遊技部材と制御基板との接続を容易に行うことが可能となる。また、近接して配置される開閉部材、駆動源及び検出センサが1つのユニットに備えられるので、遊技部材ユニットのコンパクト化が図られる。
【0065】
[3]
前記中継基板には、前記制御基板と共に前記裏ユニットに備えられた第2中継基板(第2メイン中継基板82)が設けられ、
前記第1中継基板から延びた前記複合ケーブルが前記第2中継基板に接続されることで、前記第1中継基板と前記制御基板とが前記第2中継基板を介して接続されている[1]又は[2]に記載の遊技機。
【0066】
[3]の構成では、第1中継基板から延びた複合ケーブルを、裏ユニットに備えられた第2中継基板に接続するだけで、遊技部材ユニットに備えた一部複数の遊技部材と制御基板とを接続することが可能となる。
【0067】
[4]
前記第1中継基板は、前記遊技部材ユニットのうち前記第2中継基板に近い側の部分に配置されている[3]に記載の遊技機。
【0068】
[4]の構成によれば、第1中継基板と第2中継基板との間の距離を短くして、複合ケーブルの取り回しを容易に行うことが可能となる。
【0069】
[5]
前記遊技盤に備えられて、演出に関する信号を出力するか又は演出に関する信号が入力される複数の演出部材(発光基板88)と、
前記裏ユニットに備えられて、前記演出部材からの信号が入力されるか又は前記演出部材へ信号を出力することで演出に関する制御を行う演出用制御基板(サブ制御基板85)と、
前記演出用制御基板と前記複数の演出部材との間で信号の入出力を中継する演出用中継基板(第1サブ中継基板86、第2サブ中継基板87)と、をさらに備え、
前記遊技部材ユニットには、前記複数の演出部材のうち一部複数の演出部材が備えられ、
前記演出用中継基板には、前記遊技部材ユニットに備えられた第1演出用中継基板(第1サブ中継基板86)が設けられ、
前記一部複数の演出部材から延びた演出用ケーブル群と、複数の演出用ケーブルを一纏めにした演出用複合ケーブル(複合ケーブル94)の演出用ケーブル群と、が前記第1演出用中継基板を介して接続されると共に、前記演出用複合ケーブルを介して前記第1演出用中継基板と前記演出用制御基板とが接続されている[1]〜[4]のうち何れか1に記載の遊技機。
【0070】
[5]の構成によれば、遊技の進行に関する遊技部材の制御と、演出に関する演出部材の制御を別々の制御基板で行うので、各制御基板の処理速度の向上が図られる。また、本構成では、遊技部材ユニットに備えられた第1演出用中継基板から延びる演出用複合ケーブルを介して、第1演出用中継基板と演出用制御基板とが接続されるので、遊技部材ユニットに備えられた一部複数の演出部材と演出用制御基板との接続を容易に行うことが可能となる。
【0071】
[6]
前記一部複数の演出部材の各演出部材は、複数の発光素子が実装された発光基板(発光基板88)である[5]に記載の遊技機。
【0072】
[6]の構成では、遊技部材ユニットに備えられた複数の発光基板の発光によって、遊技部材ユニットに備えられた一部複数の遊技部材を演出することが可能となる。
【0073】
[7]
前記演出用中継基板には、前記制御基板と共に前記裏ユニットに備えられた第2演出用中継基板(第2サブ中継基板87)が設けられ、
前記第1演出用中継基板から延びた前記演出用複合ケーブルが前記第2演出用中継基板に接続されることで、前記第1演出用中継基板と前記演出用制御基板とが前記第2演出用中継基板を介して接続されている[5]又は[6]に記載の遊技機。
【0074】
[7]の構成では、第1演出用中継基板から延びた複合ケーブルを、裏ユニットに備えられた第2演出用中継基板に接続するだけで、遊技部材ユニットに備えた一部複数の演出部材と演出用制御基板とを接続することが可能となる。
【0075】
[8]
前記第1演出用中継基板は、前記遊技部材ユニットのうち前記第2演出用演出基板に近い側の部分に配置されている[7]に記載の遊技機。
【0076】
[8]の構成によれば、第1演出用中継基板と第2演出用中継基板との間の距離を短くして、演出用複合ケーブルの取り回しを容易に行うことが可能となる。