(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記放熱制御部は、前記発電機出力特定部が特定した前記出力を前記制御パラメータとして、前記発電機の出力を制御する請求項1に記載の航空機搭載発電機の排熱システム。
前記放熱制御部は、前記発電機出力特定部が特定した前記出力を前記制御パラメータとして、前記発電機の出力を制御する請求項2に記載の航空機搭載発電機の排熱システム。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本開示の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1に示す本実施形態の排熱システムは、航空機のガスタービンエンジン1に直結して搭載された発電機3で発生した熱を排熱するためのもので、燃料ポンプ5と、2つの熱交換器7,9と、制御装置11とを有している。
【0014】
燃料ポンプ5は、燃料タンク13の燃料をガスタービンエンジン1のエンジン燃焼器15に供給する流量可変式の電動計量ポンプである。燃料ポンプ5は、エンジン燃焼器15に燃焼に必要な流量を超える余剰の燃料が供給されないように、燃料タンク13からエンジン燃焼器15に供給する燃料の流量を可変に制御できる。
【0015】
燃料ポンプ5は、従来計量ポンプとして使用されていたギアポンプと異なり、発電機3で発電される電力により駆動される。即ち、従来のギアポンプの動力源であった、アクセサリギアボックス(AGB)を介してガスタービンエンジンから伝達される動力は、燃料ポンプ5の駆動には使用されない。
【0016】
2つの熱交換器7,9は、発電機3で発生し、ガスタービンエンジン1の潤滑用のエンジンオイルが発電機3から受け取った熱を、熱交換により低温側の受熱媒体に放熱するものである。
【0017】
熱交換器7は、燃料タンク13からエンジン燃焼器15への燃料供給路19上に設けられており、熱交換器7には、バルブ29の開度に応じた流量のエンジンオイルが循環経路17から流入して通過する。熱交換器7は、エンジン燃焼器15で燃焼される燃料を受熱媒体として、当該燃料とバルブ29を経て流入した循環経路17のエンジンオイルとの間で熱交換を行う。
【0018】
なお、燃料供給路19のうち燃料タンク13から熱交換器7までの点線で示す部分は、発電機3で発生した熱が循環経路17のエンジンオイルから排熱される前の低温の燃料が通過する部分である。また、燃料供給路19のうち熱交換器7からエンジン燃焼器15までの実線で示す部分は、発電機3で発生した熱が循環経路17のエンジンオイルから排熱された後の高温の燃料が通過する部分である。
【0019】
一方、熱交換器9は、ガスタービンエンジン1の入口のファン21がエンジンケース23内に取り込んだ空気の少なくとも一部が流れる流路25上に設けられている。熱交換器9には、バルブ27の開度に応じた流量のエンジンオイルが循環経路17から流入して通過する。
【0020】
熱交換器9は、エンジンオイルの循環方向における熱交換器7よりも上流側の循環経路17上において、流路25の空気を受熱媒体として、当該空気とバルブ27を経て流入した循環経路17のエンジンオイルとの間で熱交換を行う。
【0021】
なお、エンジンオイルの循環方向における循環経路17の発電機3から熱交換器7までの実線で示す部分は、発電機3で発生した熱を排熱する前の高温のエンジンオイルが通過する部分である。また、エンジンオイルの循環方向における循環経路17の熱交換器7から発電機3までの点線で示す部分は、発電機3で発生した熱を排熱した後の低温のエンジンオイルが通過する部分である。
【0022】
制御装置11は、出力指令値により発電機3の出力を制御すると共に、流量指令値により燃料ポンプ5がエンジン燃焼器15に供給する燃料タンク13の燃料の流量を制御する。制御装置11は、発電機3の制御を併せて行うエンジン制御用の航空機用デジタルエンジン制御装置(FADEC:Full Authority Digital Engine Control)で構成してもよい。あるいは、制御装置11は、FADECと発電機3用の制御装置との組み合わせで構成してもよい。以下の説明では、発電機3の制御を併せて行うFADECの構成を制御装置11に採用したものとする。
【0023】
制御装置11は、発電機3に出力する出力指令値より、発電機3の出力を検出または特定すると共に、燃料ポンプ5に出力する流量指令値より、燃料タンク13からエンジン燃焼器15に供給される燃料の流量を検出または特定する。よって制御装置11は、燃料流量特定部11a及び発電機出力特定部11bとして機能する。
【0024】
なお、例えば、制御装置11が燃料ポンプ5に流量指令値でなくポンプ回転数の指令値を出力する場合には、エンジン燃焼器15に供給される燃料流量の検出または特定を、ポンプ回転数の指令値からの推定や、燃料ポンプ5で計測された実際のポンプ回転数からの推定によって行ってもよい。また、上述した流量指令値やポンプ回転数の指令値からの推定の他、燃料供給路19を流れる燃料をセンサ等で測定して、燃料タンク13からエンジン燃焼器15に供給される燃料の流量を検出または特定してもよい。発電機3の出力は、上述した出力指令値の他、例えば、電流センサ等の測定値から検出または特定してもよい。
【0025】
制御装置11は、特定した発電機3の出力とエンジン燃焼器15に供給される燃料流量とのうち少なくとも一方を制御パラメータとして、発電機3で発生した熱の熱交換器7,9における放熱を制御する放熱制御部11cとしても機能する。制御装置11による排熱の制御パターンは、3通りある。
【0026】
1つ目は、発電機3の出力とエンジン燃焼器15に供給される燃料流量とのうち一方または両方を制御パラメータとして、エンジン燃焼器15に供給される燃料に放熱する熱量と、ファン21によりエンジンケース23に取り込まれて流路25を流れる空気に放熱する熱量との配分を制御装置11がコントロールするパターンである。このパターンでは、循環経路17のエンジンオイルから流路25を流れる空気に上記配分に応じた熱量を放熱できるように、制御装置11がバルブ27の開度を調整して、循環経路17から熱交換器9に流入するエンジンオイルの流量を上記配分に見合った流量にコントロールする。
【0027】
なお、上記配分に応じた熱量が循環経路17のエンジンオイルから燃料供給路19を流れる燃料に放熱されるように、制御装置11がバルブ29の開度を調整して、循環経路17から熱交換器7に流入するエンジンオイルの流量を上記配分に見合った流量にコントロールしてもよい。また、制御装置11が両バルブ29,27の開度をそれぞれ制御することで、両熱交換器7,9に流入するエンジンオイルの流量を上記配分に見合った流量にコントロールすることも可能である。
【0028】
2つ目は、発電機3の出力を制御パラメータとして、発電機3に出力する出力指令値を制御装置11がコントロールするパターンである。このパターンでは、流量指令値により制御装置11が検出または特定した流量で燃料ポンプ5がエンジン燃焼器15に供給する燃料に、発電機3で発生する熱の全てを排熱できるように、燃料の熱容量に見合った発熱量となる出力に発電機3の出力をコントロールする。
【0029】
3つ目は、エンジン燃焼器15に供給される燃料流量を制御パラメータとして、燃料ポンプ5に出力する流量指令値を制御装置11がコントロールするパターンである。このパターンでは、出力指令値により制御装置11が検出または特定した出力において発電機3で発生する熱を、エンジン燃焼器15に供給される燃料に全て排熱できるように、燃料ポンプ5がエンジン燃焼器15に供給する燃料の流量を、発電機3の発熱量に見合った熱容量となる流量にコントロールする。
【0030】
なお、3つ目の制御パターンにおいて、バルブ27の開度を制御対象に加えて、熱交換器9において流路25の空気に熱交換により排熱するエンジンオイルの流量もコントロールするようにしてもよい。このような制御は、エンジン燃焼器15に供給される燃料に発電機3で発生する熱の全てを排熱できない可能性がある場合に、必要に応じて行うと効果的である。
【0031】
ここで、比較のために、ギアポンプでエンジン燃焼器に燃料を供給する航空機に搭載された発電機の排熱システムを、
図2の説明図を参照して説明する。
図2に示す排熱システムでは、燃料タンク13からエンジン燃焼器15への燃料供給が、定容積型のギアポンプである燃料ポンプ33で行われる。
【0032】
燃料ポンプ33は、発電機4と共に、エンジンケース23の近傍に配置されたアクセサリギアボックス(AGB)2により駆動される。従って、燃料ポンプ33が吐出する燃料の流量は、ガスタービンエンジン1の出力に依存したAGB2の回転数の変化に伴って変動する。
【0033】
この排熱システムでは、燃料ポンプ33が吐出する燃料に、エンジン燃焼器15での燃焼に必要な流量を超える余剰の燃料が発生する場合がある。余剰の燃料が発生した場合は、燃料制御部35においてエンジン燃焼器15に供給する燃料から分離して、還流通路37により燃料ポンプ33の入口に戻すことになる。また、還流通路37の一部の燃料を燃料タンク13に戻すこともある。
【0034】
そこで、
図2の排熱システムでは、熱交換器7,9の他に、余剰の燃料を燃料タンク13に戻す還流通路37上に設けた熱交換器39においても、発電機4で発生した熱がエンジンオイルから還流通路37の燃料に排熱される。
【0035】
但し、
図2の排熱システムでは、余剰燃料が燃料タンク13や燃料ポンプ33の入口に還流されることで、ギアポンプである燃料ポンプ33を何度も通過して高温に加熱された燃料がエンジン燃焼器15に供給される。このため、熱交換器7に流入する燃料の熱容量が下がり、熱交換器7における放熱量が減少する。これを補うためには、熱交換器9における流路25の空気に対する排熱量や、熱交換器39における還流通路37の余剰燃料に対する排熱量を増やす必要がある。
【0036】
しかしながら、流路25の空気に対する排熱量の増加は、ファン21の出口における空気圧力の低下もしくはファン21の出口における空気流量の低下を招く可能性があるので、熱交換器9における放熱量の増加には限度がある。また、還流通路37の余剰燃料に対する排熱は、燃料タンク13に高温の燃料が流入することになるので、燃料タンク13の燃料残量が少ないとき等に安全上の理由から禁止される場合がある。
【0037】
このような事情から、ギアポンプである燃料ポンプ33によってエンジン燃焼器15に燃料を供給する航空機に搭載される
図2の排熱システムでは、発電機4で発生した熱の全てを排熱しきれないことも発生し得る。
【0038】
ところが、仮にそのような状態が発生したとしても、発電機4の制御系統は制御装置11やそれを構成するFADECとは完全に独立しているため、発電機4の稼働状況から発電機4の発熱量を制御装置11で把握することができない。よって、燃料制御部35に流量指令値を出力する制御装置11とは別の排熱制御装置41が、熱交換器7で熱交換するエンジン燃焼器15への供給燃料と循環経路17のエンジンオイルとの各温度を検出し、それに基づいてバルブ27の開弁や弁開度を制御することになる。
【0039】
従って、
図2の排熱システムでは、発電機4の発熱量や各熱交換器7,9における放熱量を統合的にきめ細かく制御することが難しい。
【0040】
これに対し、
図1に示す本実施形態の排熱システムによれば、エンジン燃焼器15で燃焼される燃料やファン21の出口の空気を受熱媒体とし、エンジン燃焼器15への供給燃料流量を制御可能な燃料ポンプ5の採用により、エンジン燃焼器15に供給される燃料の温度上昇が緩和されるので、排熱の受熱媒体としての燃料に、より大きな熱容量を持たせることができる。また、排熱された燃料は、燃料タンク13などに還流されることなくエンジン燃焼器15で燃焼されるため、排熱によって燃料が温度上昇しても支障は生じない。
【0041】
このため、
図2の排熱システムのように、還流通路37により燃料制御部35から燃料ポンプ33の入口や燃料タンク13に戻す余剰燃料を排熱の受熱媒体とせずに、
図1に示す本実施形態の排熱システムでは、発電機3で発生した熱を適切に排熱することができる。
【0042】
しかも、ファン21がエンジンケース23に取り込んだ空気に、発電機3で発生した熱を全て排熱する必要がないので、取り込んだ空気が通過する流路25上に設ける熱交換器9を大型化する必要がない。このため、大型の熱交換器9をエンジンケース23に配置することによるガスタービンエンジン1の出力効率の低下を避けることができる。
【0043】
また、本実施形態の排熱システムによれば、発電機3における発熱量に対応する発電機3の出力指令値と、エンジン燃焼器15に供給される燃料の熱容量に対応する燃料ポンプ5に対する流量指令値とのうち、少なくとも一方に基づいて、エンジン燃焼器15に供給される燃料に排熱する熱量と、ファン21によりエンジンケース23に取り込まれて流路25を流れる空気に排熱する熱量との配分が決定される。
【0044】
そして、決定された配分に応じて、ファン21によってエンジンケース23内に取り込んだ空気の流路25上の熱交換器9に流入させるエンジンオイルの量を調整するバルブ27の弁開や開度の制御内容が定まる。
【0045】
あるいは、エンジン燃焼器15に供給される燃料の熱容量に対応する燃料ポンプ5の流量指令値に応じて、発電機3の発熱量に対応する発電機3の出力指令値が決定され、また、熱交換器9における放熱量に対応するバルブ27の弁開や開度の制御内容が定まる。
【0046】
このため、出力指令値の出力による発電機3の制御や、熱交換器9のバルブ27の弁開や開度の制御を、流量指令値の出力により燃料ポンプ5を制御する制御装置11によって一緒に行うことができ、制御系の構成を簡略化して、他の制御装置との連携による負荷の増加を回避することができる。
【0047】
なお、上述した制御装置11による排熱の制御パターンのうち、エンジン燃焼器15に供給される燃料流量を制御パラメータとして、燃料ポンプ5に出力する流量指令値を制御装置11がコントロールする3つ目の制御パターンにおいて、循環経路17から流入して熱交換器7を通過するエンジンオイルの流量を、バルブ29の開度に応じて制御装置11により制御してもよい。
【0048】
この場合、各熱交換器7,9のバルブ29,27の開度を制御装置11によりそれぞれ制御してもよい。各バルブ29,27の開度を調整することにより、熱交換器7において循環経路17のエンジンオイルからエンジン燃焼器15に供給される燃料に排熱する発電機3の熱と、熱交換器9において循環経路17のエンジンオイルから空気に排熱する発電機3の熱との配分を、調整することができる。
【0049】
また、制御装置11による排熱の制御パターンのうち、発電機3の出力を制御パラメータとして、発電機3に出力する出力指令値を制御装置11がコントロールする2つ目の制御パターンにおいて、発電機3の出力を直接計測した計測値を制御装置11にフィードバックして、発電機3に出力する出力指令値を制御装置11にコントロールさせる構成としてもよい。
【0050】
以上説明したように、本開示の一態様にかかる航空機搭載発電機の排熱システムは、航空機に搭載した発電機で発電された電力により駆動され、前記航空機のエンジンに燃料を計量して供給する燃料ポンプと、前記発電機で発生した熱を、前記エンジンに供給される燃料に放熱する第1熱交換器と、前記燃料ポンプが前記エンジンに供給する燃料流量を特定する燃料流量特定部と、前記発電機の出力を特定する発電機出力特定部と、前記燃料流量特定部が特定した前記燃料流量と前記発電機出力特定部が特定した前記出力とのうち少なくとも一方を制御パラメータとして、前記第1熱交換器における放熱を制御する放熱制御部と、を備える。
【0051】
上記排熱システムによれば、前記燃料ポンプが前記エンジンに燃料を計量して供給することから、従来のギアボックス駆動のギアポンプのように、エンジン燃焼器が必要とする燃料を上回る燃料をギアポンプが吐出することはなくなる。そのため、余剰燃料をギアポンプ入口や燃料タンクに戻す必要もなくなる。
【0052】
従って、余剰燃料のギアポンプ入口や燃料タンクへの循環により、エンジンに供給される燃料がギアポンプを繰り返し通過して高温に加熱されることが、起こりにくくなる。このため、燃料ポンプから第1熱交換器に流入してエンジンに供給される燃料に、受熱媒体として十分な熱容量を持たせることができる。
【0053】
また、上記排熱システムでは、前記放熱制御部が、前記燃料流量特定部が特定した燃料のエンジンへの供給流量と、前記発電機出力特定部が特定した発電機の出力とのうち少なくとも一方を制御パラメータとして、前記第1熱交換器における放熱を制御する。これにより、発電機の出力に応じた発熱とエンジンに供給される燃料の流量に応じた熱容量とを均衡させて、燃料タンクに戻す余剰燃料への排熱を期待することなく、発電機で発生した熱を適切に排熱することが可能になる。
【0054】
上記排熱システムでは、前記燃料流量特定部と、前記発電機出力特定部と、前記放熱制御部とを、一つの制御装置から構成してもよい。これにより、発電機の発電量や各熱交換器における放熱量を、統合的にきめ細かく制御することができるようになる。
【0055】
また、前記放熱制御部は、前記発電機出力特定部が特定した前記出力を前記制御パラメータとして、前記発電機の出力を制御することもできる。
【0056】
これにより、第1熱交換器において排熱される発電機の熱が、エンジンに供給される燃料の熱容量に見合った量となるように、発電機の出力を放熱制御部により制御し、発電機で発生した熱を適切に排熱することができる。
【0057】
なお、前記放熱制御部は、前記燃料流量特定部が特定した前記燃料流量を前記制御パラメータとして、前記電動燃料計量ポンプが前記エンジンに供給する燃料流量を制御してもよい。
【0058】
この場合は、エンジンに供給される燃料の熱容量が、第1熱交換器において排熱される発電機の熱に見合った量となるように、燃料ポンプがエンジンに供給する燃料流量を放熱制御部により制御し、発電機で発生した熱を適切に排熱することができる。
【0059】
また、上記排熱システムが、前記発電機で発生した熱を、前記エンジンのケースにファンにより取り入れた空気に放熱する第2熱交換器をさらに備え、前記放熱制御部は、前記第2熱交換器における放熱を制御してもよい。
【0060】
これにより、発電機の熱がファンによりエンジンのケースに取り入れた空気にも排熱されるようにし、発電機で発生した熱を適切に排熱することができる。
【0061】
また、上記排熱システムが、前記発電機で発生した熱の前記第1または第2熱交換器への導入量を調整するバルブをさらに備え、前記放熱制御部は、前記バルブの開度を制御してもよい。
【0062】
エンジンに供給される燃料やエンジンのケースに取り入れた空気に対する排熱量を、各熱交換器において排熱される発電機の熱に見合った量とすることによって、発電機で発生した熱を適切に排熱することができる。
【0063】
以上、本開示の一実施形態について説明したが、この実施形態は、発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎない。本開示の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含むものである。
【0064】
本出願は、2016年9月1日に出願された日本国特許願第2016−170772号に基づく優先権を主張しており、この出願の全内容が参照により本明細書に組み込まれる。