(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6587503
(24)【登録日】2019年9月20日
(45)【発行日】2019年10月9日
(54)【発明の名称】小型滑走艇
(51)【国際特許分類】
B63B 35/73 20060101AFI20191001BHJP
B63J 2/06 20060101ALI20191001BHJP
F02M 35/16 20060101ALI20191001BHJP
B60K 15/067 20060101ALN20191001BHJP
B60K 13/02 20060101ALN20191001BHJP
【FI】
B63B35/73 H
B63J2/06
F02M35/16 Z
!B60K15/067
!B60K13/02 Z
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-216294(P2015-216294)
(22)【出願日】2015年11月4日
(65)【公開番号】特開2017-87780(P2017-87780A)
(43)【公開日】2017年5月25日
【審査請求日】2018年6月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000974
【氏名又は名称】川崎重工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000556
【氏名又は名称】特許業務法人 有古特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】新城 外志夫
(72)【発明者】
【氏名】加藤 広徳
【審査官】
杉田 隼一
(56)【参考文献】
【文献】
特開2005−119513(JP,A)
【文献】
特開2003−232266(JP,A)
【文献】
特開2003−137188(JP,A)
【文献】
特開2000−038195(JP,A)
【文献】
特開平11−157483(JP,A)
【文献】
特開2000−159191(JP,A)
【文献】
特開2004−052681(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B63B 35/73
B63J 2/06
F02M 35/16
B60K 13/02
B60K 15/067
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
デッキ及びハルを有し、内部にエンジンルームが形成された船体と、
前記エンジンルームに配置されたエンジンと、
前記エンジンの上方にて前記デッキに形成され、前記エンジンルームに連通するメンテナンス開口と、
前記メンテナンス開口とは異なる位置で前記デッキに形成され、前記エンジンルームに連通する少なくとも1つのダクト取付孔と、
前記少なくとも1つのダクト取付孔に嵌合され、前記エンジンルームに外気を導く少なくとも1つの換気ダクトと、
前記メンテナンス開口と前記換気ダクトの流入口とを覆うエンジンフードと、
前記メンテナンス開口の前方にて前記デッキに設けられたヒンジ部材と、
前記ヒンジ部材に上下に揺動可能に取り付けられたハンドルポールと、を備え、
前記少なくとも1つのダクト取付孔は、一対のダクト取付孔であり、
前記一対のダクト取付孔は、前記ヒンジ部材の左右両側に配置される、小型滑走艇。
【請求項2】
前記換気ダクトの前記流入口は、前記デッキにおける前記ダクト取付孔の周囲の上面よりも上方に配置される、請求項1に記載の小型滑走艇。
【請求項3】
前記換気ダクトは、前記デッキに取り付けられるフランジ部材と、前記フランジ部材に接続された状態で前記エンジンルーム内に配置されるチューブ部材と、を有し、
前記フランジ部材は、前記ダクト取付孔に嵌合する筒部と、前記筒部の外周面から突出したフランジ部とを含み、
前記筒部は、前記フランジ部よりも下方に突出して且つ前記チューブ部材が接続された下部と、前記フランジ部よりも上方に突出して且つ前記流入口を有する上部とを含む、請求項1又は2に記載の小型滑走艇。
【請求項4】
前記エンジンルーム内のエアを前記エンジンに導く吸気流路を更に備え、
前記吸気流路の吸入口は、前記エンジンルーム内で前記エンジンよりも後方に配置され、
前記換気ダクトは、その流出口が前記エンジンルーム内で前記エンジンよりも前方で且つ前記流入口よりも前方に位置するように湾曲している、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の小型滑走艇。
【請求項5】
前記エンジンルーム内で前記エンジンの前方に配置された燃料タンクを更に備え、
前記換気ダクトの前記流出口は、前記燃料タンクの上側に配置される、請求項4に記載の小型滑走艇。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、換気ダクトを有する小型滑走艇に関する。
【背景技術】
【0002】
ジェット推進型の小型滑走艇では、ハル及びデッキにより囲まれたエンジンルームにエンジンが配置され、エンジンにより駆動されるウォータージェットポンプでハルの吸水口から吸い込んだ水を加圧し、ポンプノズルから後方へ噴射して船体を推進させる(特許文献1参照)。デッキにはエンジンの上方にてメンテナンス開口が形成され、エンジンフードにより閉鎖される。エンジンフードは、インナーパネルとアウターパネルとを有し、アウターパネルには外気を取り入れる換気孔が形成され、インナーパネルにはエンジンルームに向けて延びるゴム製の換気ダクトが取り付けられる。換気孔から取り入れられた外気は、換気ダクトを通じてエンジンルームに導入され、エンジンへの吸気として用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第6779474号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、メンテナンス時にエンジンフードをデッキから取り外して再びデッキに取り付ける際には、エンジンフードから下方に延びる換気ダクトが、エンジン又はエンジン近傍の部品に干渉して曲がることで流路を閉塞しないように、注意深く取り付け作業を行う必要があった。
【0005】
そこで本発明は、換気ダクトを有する小型滑走艇において、エンジンフードを着脱してメンテナンスする際の作業性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る小型滑走艇は、デッキ及びハルを有し、内部にエンジンルームが形成された船体と、前記エンジンルームに配置されたエンジンと、前記エンジンの上方にて前記デッキに形成され、前記エンジンルームに連通するメンテナンス開口と、前記メンテナンス開口とは異なる位置で前記デッキに形成され、前記エンジンルームに連通する少なくとも1つのダクト取付孔と、前記少なくとも1つのダクト取付孔に嵌合され、前記エンジンルームに外気を導く少なくとも1つの換気ダクトと、前記メンテナンス開口と前記換気ダクトの流入口とを覆うエンジンフードと、を備える。
【0007】
前記構成によれば、ダクト取付孔が、メンテナンス開口とは異なる位置でデッキに形成されるので、換気ダクトがデッキに取り付けられた状態のままエンジンフードを着脱でき、メンテナンス作業性が向上する。また、換気ダクトの流入口は、メンテナンス開口を覆うエンジンフードで覆われるので、船外から換気ダクトに水が入ることも抑止できる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、換気ダクトを有する小型滑走艇において、エンジンフードを着脱してメンテナンスする際の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図2】
図1に示す小型滑走艇のハンドルポール及びエンジンフードを外した状態での平面図である。
【
図3】
図2に示す小型滑走艇の前部の右斜め後ろ上方から見た斜視図である。
【
図4】
図4は、
図3に示す小型滑走艇の換気ダクト及びその近傍の右側から見た断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して実施形態を説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、小型滑走艇1に搭乗したライダーから見た方向を基準とする。
【0011】
図1及び2に示すように、小型滑走艇1は、ライダーが立った状態で運転する立ち乗り式の小型滑走艇である。小型滑走艇1は、内部にエンジンルームRが形成された船体2を備える。船体2は、ハル3と、ハル3を上方から覆うデッキ4とを有する。ハル3とデッキ4との接続ラインはガンネルライン5と呼ばれる。エンジンルームRには、エンジン6が配置される。エンジン6の出力軸には船体2内を後方に延びるプロペラシャフト7が接続される。プロペラシャフト7で駆動されたウォータージェットポンプ(図示せず)によりハル3の吸水口から吸入した水を加圧及び加速し、船体2の後端部に取り付けられたジェットノズル8から水を噴射することで、推進力が発生する。
【0012】
エンジンルームRには、エンジン6の他にも、エアクリーナ9、バッテリ10、燃料タンク11等が配置される。エアクリーナ9は、吸気管12を介してエンジン6の吸気ポートに接続される。エアクリーナ9は、エンジン6よりも後方に配置される。即ち、エアクリーナ9は、エンジンルームRの後部に位置する。エアクリーナ9には、エンジンルームR内のエアを吸い込む吸入口9aが設けられる。即ち、エアクリーナ9から吸気管12を介してエンジン6に至るエアの流通経路が、エンジンルームR内のエアをエンジン6に導く吸気流路Pであり、エアクリーナ9の吸入口9aが吸気流路Pの吸入口である。吸入口9aは、エンジンルームR内でエンジン6よりも後方に配置される。なお、吸入口9aは、ガンネルライン5よりも高く配置される。
【0013】
バッテリ10は、エンジン6の始動用スタータモータ(図示せず)及びエンジン6を制御するコントローラ(図示せず)等の電装品に供給される電力を蓄える。バッテリ10は、エンジン6よりも前方に配置される。燃料タンク11は、エンジン6の燃焼室に供給される燃料を貯留する。燃料タンク11は、エンジン6及びバッテリ10よりも前方に配置されている。即ち、燃料タンク11はエンジンルームRの前部に位置する。
【0014】
デッキ4の後部には、エンジンルームRよりも後方において、運転者が立つための平坦な床面を有するスタンディングデッキ4aが形成される。スタンディングデッキ4aはエンジンルームRの上端より低い位置に配置される。スタンディングデッキ4aの左右両側には上方に突出する側壁部であるデッキフィン4bが形成されている。デッキ4には、エンジンEの上方に配置されてエンジンルームRに連通するメンテナンス開口S(ハッチ)が形成される。メンテナンス開口Sの開口面積は、エンジン6の上方から見た面積よりも大きい。
【0015】
デッキ4には、メンテナンス開口Sを上方から覆うエンジンフード13が着脱可能に取り付けられる。エンジンフード13には、メンテナンス開口Sの周縁部に密着してメンテナンス開口Sへの外部からの浸水を防止するシール部材14が設けられる。デッキ4の上面には、メンテナンス開口Sの前方にてヒンジ部材15が固定される。ヒンジ部材15は、底壁部15a、底壁部15aの左右両端から上方に突出する一対の側壁部15bと、底壁部15a及び側壁部15bの前端に接続された前壁部15cとを有する。ヒンジ部材15の側壁部15bには、ハンドルポール16の前端部が回動自在に取り付けられ、ハンドルポール16は、その前端部を支点として上下に揺動可能である。
【0016】
ハンドルポール16の後端部には、バー式の操舵ハンドル17が設けられる。エンジンフード13の上面の左右方向中央には、前後方向に延びる溝部(図示せず)が形成され、ハンドルポール16は、運転者が操舵ハンドル17を握っていない状態では当該溝部に設置される。そして、運転者は、スタンディングデッキ4aに立ち、操舵ハンドル17を握ってハンドルポール16上方に持ち上げて艇1を操縦する。
【0017】
図2乃至4に示すように、デッキ4には、メンテナンス開口Sとは異なる位置にエンジンルームRに連通する一対のダクト取付孔HR,HLが形成される。具体的には、ダクト取付孔HR,HLは、メンテナンス開口Sよりも前方で且つヒンジ部材15の左右両側にそれぞれ配置される。ダクト取付孔HR,HLは、シール部材14に囲まれた領域の外側に配置される。即ち、シール部材14は、平面視においてメンテナンス開口Sとダクト取付孔HR,HLとの間の領域を通っている。
【0018】
ダクト取付孔HR,HLには、それぞれ換気ダクト18R,18Lが嵌合される。換気ダクト18R,18Lの流入口18Ra,18Laは、船体2の上方に配置され、換気ダクト18R,18Lの流出口18Rb,18Lbは、船体2のエンジンルームRに配置される。即ち、換気ダクト18R,18Lは、船体2の外部のエアをエンジンルームRに導く。エンジンフード13は、ヒンジ部材15を覆わずに換気ダクト18R,18Lの流入口18Ra,18Laを上方から覆う。換気ダクト18R,18Lの流入口18Ra,18Laとエンジンフード13との間には空間が形成される。
【0019】
換気ダクト18R,18Lは、デッキ4に取り付けられるフランジ部材19と、フランジ部材19に接続されたチューブ部材20とを備える。一例として、フランジ部材19は樹脂製であり、チューブ部材20はゴム製である。フランジ部材19は、ダクト取付孔HR,HLに嵌合する筒部19aと、筒部19aの外周面から突出したフランジ部19bとを有する。筒部19aは、フランジ部19bよりも上方に突出して且つ上端に流入口18Ra,18Laが形成された上部19aaと、フランジ部19bよりも下方に突出して且つチューブ部材20が嵌合された下部19abとを有する。フランジ部材19は、側面視においてヒンジ部材15の側壁部15bと重なる。筒部19aの上端は、ヒンジ部材15の側壁部15bの上端よりも低い位置にある。
【0020】
換気ダクト18R,18Lの流入口18Ra,18Laは、側面視(
図1)において、エンジンフード13とデッキ4との境界線より上方に位置する。換気ダクト18R,18Lの流入口18Ra,18Laは、デッキ4におけるダクト取付孔HR,HLの周囲の上面よりも上方に配置される。デッキ4には、ヒンジ部材15の左右両側において上方に突出した隆起部4cが形成され、隆起部4cの上壁部4caにダクト取付孔HR,HLが形成される。フランジ部材19のフランジ部19bは、隆起部4cの上壁部4caに上方から置かれた状態で、締結具(例えば、リベット)によりデッキ4に固定される。隆起部4cの上壁部4caは、その上面が後方かつ下方に延びるように傾斜している。そのため、筒部19aの上端が後方に向くように、筒部19aの軸線Xが鉛直線Vに対して所定角度θだけ傾斜している。
【0021】
チューブ部材20は、その上端部20aがフランジ部材19の下部19abに接続された状態でエンジンルームRに配置される。チューブ部材20の下端部20bには、流出口18Rb,18Lbが形成される。チューブ部材20は、流出口18Rb,18LbがエンジンルームR内でエンジン6及びバッテリ10よりも前方で且つ流入口18Ra,18Laよりも前方に位置するように湾曲している。換気ダクト18R,18Lは、前方に向けて湾曲しているので、換気ダクト18R,18Lの前後方向寸法が、換気ダクト18R,18Lの鉛直方向寸法よりも大きい。
【0022】
一対の換気ダクト18R,18Lは、上方から見て船体2の中心線Cを基準に左右対称であり、チューブ部材20は、上方から見てL字状に形成される。左の換気ダクト18Lのチューブ部材20は、燃料タンク11の上面に載せられる。右の換気ダクト18Rのチューブ部材20は、左の換気ダクト18Lのチューブ部材20の上に載せられる。
流出口18Rb,18Lbは、燃料タンク11の前部の上側に位置する。なお、右の換気ダクト18Rと左の換気ダクト18Lとの間の上下関係は、逆にしてもよい。
【0023】
右の換気ダクト18Rでは、流入口18Raが船体2の中心よりも右側に位置するが、流出口18Rbが船体2の中心線Cよりも左側に位置する。左の換気ダクト18Lでは、流入口18Laが船体2の中心線Cよりも左側に位置するが、流出口18Lbが船体2の中心よりも右側に位置する。中心線Cよりも左側に位置する流出口18Rbは、左方に向けて開口し,中心線Cよりも右側に位置する流出口18Lbは、右方に向いて開口している。
【0024】
以上に説明した構成によれば、ダクト取付孔HR,HLが、メンテナンス開口Sとは異なる位置でデッキ4に形成されるので、換気ダクト18R,18Lがデッキ4に取り付けられた状態のままエンジンフード13を着脱でき、メンテナンス作業性が向上する。また、換気ダクト18R,18Lの流入口18Ra,18Laは、メンテナンス開口Sを覆うエンジンフード13で覆われるので、船外から換気ダクト18R,18Lに水が入ることも抑止できる。
【0025】
また、換気ダクト18R,18Lの流入口18Ra,18Laは、デッキ4におけるダクト取付孔HR,HLの周囲の上面よりも上方に配置されるので、換気ダクト18R,18Lへの浸水を効果的に抑止できる。また、ダクト取付孔HR,HLは、ヒンジ部材15の左右両側に配置されるので、換気ダクト18R,18Lの流入口18Ra,18La同士をヒンジ部材15の側壁部15bで仕切ることができ、一対の換気ダクト18R,18Lへの同時浸水を効果的に防止できる。
【0026】
また、吸気流路Pの吸入口9aは、エンジン6よりも後方に配置される一方で、換気ダクト18R,18Lの流出口18Rb,18Lbは、エンジン6よりも前方で且つ換気ダクト18R,18Lの流入口18Ra,18Lbよりも前方に位置する。即ち、吸気流路Pの吸入口9aがエンジンルームRの後部に位置する一方で、換気ダクト18R,18Lの流出口18Rb,18LbがエンジンルームRの前部に位置し、吸気流路Pの吸入口9aが換気ダクト18R,18Lの流出口18Rb,18Lbから遠く離れている。よって、換気ダクト18R,18Lを通じてエンジンルームRに入ったエアが水分を多く含んでいても、当該エアが吸入口9aに導入されるまでにエンジンルームR内を長距離にわたって流れる過程で水分が分離され、水分の少ないエアをエンジン6に供給することができる。
【0027】
また、換気ダクト18R,18Lのチューブ部材20が燃料タンク11の上面に載せられるので、換気ダクト18R,18Lの湾曲形状を安定して維持することができる。また、換気ダクト18R,18Lの流入口18Ra,18Laが、鉛直線Vに対して後方に傾斜した向きに開口しているので、前方からの浸水を防ぐことに寄与することができる。また、換気ダクト18R,18Lの筒部19aの上端が後方に向くように、筒部19aの軸線Xが鉛直線Vに対して所定角度θだけ傾斜しているので、前方に湾曲したチューブ部材20に向けて筒部19aからのエアを円滑に導くことができる。
【符号の説明】
【0028】
1 小型滑走艇
2 船体
3 ハル
4 デッキ
6 エンジン
9a 吸入口
11 燃料タンク
13 エンジンフード
15 ヒンジ部材
16 ハンドルポール
18R,18L 換気ダクト
18Ra,18La 流入口
18Rb,18Lb 流出口
19 フランジ部材
19a 筒部
19aa 上部
19ab 下部
19b フランジ部
20 チューブ部材
HR,HL ダクト取付孔
P 吸気通路
R エンジンルーム
S メンテナンス開口