(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記アーカイブ情報のうち特定のアーカイブ情報に対するユーザによる選択に基づいて当該特定のアーカイブ情報に対応する所定の取引対象のショッピングに関するコンテンツを表示させる第2表示手順と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の情報処理プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理プログラム、情報処理装置及び情報処理方法が限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
〔1.情報処理の一例〕
まず、
図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図1では、実施形態に係る情報処理がリアルタイムで配信されているライブ中のライブ動画を示すライブ情報と、ライブ済みのライブ動画を示すアーカイブ情報と、ライブの配信が予定されるライブ動画の告知を示す告知情報とを端末装置に表示させることができる例を示す。なお、ライブ情報やアーカイブ情報や告知情報を示す表示態様は、サムネイルに限らずどのようなものであってもよい。また、ライブ情報やアーカイブ情報や告知情報を示す表示態様は、動的なものであっても静的なものであってもよいものとする。なお、
図1では、取引対象がファッションである例を示すが、電子商取引において取引される取引対象であればファッションに限らずどのようなものであってもよい。そして、
図1では、端末装置に表示されるライブ情報をユーザが選択(クリックやタップ)することにより、ライブ中のライブ動画を配信するライブ配信ページを表示させることができる例を示す。また、
図1では、端末装置に表示されるアーカイブ情報をユーザが選択することにより、対応する商品のショッピングページを表示させることができる例を示す。また、
図1では、端末装置に表示される告知情報をユーザが選択することにより、ライブの配信が予定される商品のライブ告知ページを表示させることができる例を示す。これにより、電子商取引上で配信されるライブ動画に関する付加価値を提供することができる。このように、ライブコマースに関心があるユーザにとってユーザビリティを向上させることができる。
【0011】
〔情報処理システムの構成〕
図1の説明に先立って、
図2を用いて情報処理システム1の構成について説明する。
図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図2に示すように、情報処理システム1は、端末装置10と、店舗端末20と、コンテンツ提供サーバ100とが含まれる。端末装置10と、店舗端末20と、コンテンツ提供サーバ100とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、
図2に示した情報処理システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の店舗端末20や、複数台のコンテンツ提供サーバ100が含まれてもよい。
【0012】
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。端末装置10は、電子商取引に関する所定のコンテンツを表示させる。また、端末装置10は、ユーザによる選択に基づいて、対応する所定のページを表示させる。
図1では、端末装置10は、ユーザによる選択に基づいて、ライブ配信ページや、ショッピングページや、ライブ告知ページを表示させる。
【0013】
例えば、端末装置10は、
図1に示されないコンテンツ提供サーバ100から配信されるウェブページ等のコンテンツやアプリケーション用のコンテンツ(電子商取引に関する所定のコンテンツに対応)を取得し、取得したコンテンツを表示する。このコンテンツには所定の領域が設けられ、コンテンツ提供サーバ100から取得されたライブ情報と、アーカイブ情報と、告知情報とを表示させる。
【0014】
店舗端末20は、ストアによって利用される情報処理装置である。店舗端末20は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等により実現される。店舗端末20は、ストアの操作に従って、ライブ配信ページの所定の領域にライブ中のライブ動画を配信する情報処理装置である。
【0015】
コンテンツ提供サーバ100は、電子商取引に関する所定のコンテンツを提供する情報処理装置である。コンテンツ提供サーバ100は、電子商取引に関する所定のコンテンツに含まれる所定の領域にライブ動画のアーカイブ情報と告知情報とを提供する。
図1では、コンテンツ提供サーバ100は、アーカイブ情報と告知情報と共に、ライブ情報を提供する。また、コンテンツ提供サーバ100は、ユーザによる選択に応じて、対応する所定のページに含まれるコンテンツを提供する。例えば、コンテンツ提供サーバ100は、ライブ配信ページに含まれるライブ中のライブ動画や商品の紹介が予定される紹介予定情報を提供する。例えば、コンテンツ提供サーバ100は、ショッピングページに含まれるライブ済みのライブ動画や商品に関する商品情報を提供する。例えば、コンテンツ提供サーバ100は、ライブ告知ページに含まれる告知情報に関する情報やライブ動画の配信が予定される配信予定情報を提供する。
【0016】
図1の説明に戻る。
図1の例では、ライブ配信提供サイトに含まれる所定の領域にライブ情報と、アーカイブ情報と、告知情報とが表示される場合を示す。
図1の例では、サムネイルを用いて、ライブ情報やアーカイブ情報や告知情報が表示される場合を示す。
【0017】
図1の例では、「ライブ#」は、ライブ情報を示す情報である。また、「ライブ#」は、例えば、同時刻に配信されるライブ中のライブ動画が複数ある場合には、「ライブ#1」、「ライブ#2」、・・・により所定のライブ情報を示す情報である。
【0018】
図1の例では、「アーカイブ#」は、アーカイブ情報を示す情報である。また、「アーカイブ#」は、表示されるアーカイブ情報が複数ある場合には、「アーカイブ#1」、「アーカイブ#2」、・・・により所定のアーカイブ情報を示す情報である。例えば、特定のストアから配信されたライブ済みのライブ動画が複数ある場合には、最も過去に配信されたライブ済みのライブ動画に対応するアーカイブ情報を「アーカイブ#1」として表示させる。
【0019】
図1の例では、「告知#」は、告知情報を示す情報である。また、「告知#」は、表示される告知情報が複数ある場合には、「告知#1」、「告知#2」、・・・により所定の告知情報を示す情報である。例えば、特定のストアから配信される予定であるライブ動画が複数ある場合には、最も直ぐに配信される予定であるライブ動画の告知を示す告知情報を「告知#1」として表示する。
図1では、「告知#1」は、12時00分から配信される予定であるライブ動画に関する告知情報を示す。また、
図1では、「告知#2」は、13時45分から配信される予定であるライブ動画に関する告知情報を示す。
【0020】
図1の例では、「C10」は、ライブ配信ページに含まれるコンテンツを示す。また、「LM1」は、ライブ配信ページに含まれる所定の領域を示す。「LM1」には、ライブ中のライブ動画が表示される。また、「C10」は、「LM1」により示されるコンテンツと共に、紹介予定情報を含んでいてもよい。例えば、
図1の例では、告知A「12:00から洋服Aのライブを紹介予定」や、告知B「13:45から洋服Bのライブを紹介予定」が表示される。
【0021】
図1の例では、「C20」は、ショッピングページに含まれるコンテンツを示す。また、「AM1」は、ショッピングページに含まれる所定の領域を示す。「AM1」には、ライブ済みのライブ動画が表示される。また、「BC1」は、ショッピングページに含まれる所定の領域を示す。「BC1」には、商品情報が表示される。例えば、「BC1」には、「洋服Cは、Mサイズ」といった商品情報が表示される。また、「BC2」には、ライブ中に受け付けられた質問に関する情報が表示される。具体的な例を挙げると、「XYZ2」には、「ライブ配信者の身長は何センチですか?」といった質問と、「158cmです」といった質問に対する応答とが含まれていてもよいものとする。
【0022】
図1の例では、「C30」は、ライブ告知ページに含まれるコンテンツを示す。「P1」は、ライブ告知ページに含まれる所定の領域を示す。「P1」には、告知情報が表示される。
図1の例では、「P1」には、告知情報のサムネイルが表示される。また、「C30」は、「P1」により示されるコンテンツと共に、配信予定情報を含んでいてもよい。例えば、
図1の例では、「13時45分より配信予定」が表示される。
【0023】
以下、
図1を用いて、情報処理の一例を説明する。端末装置10は、コンテンツ提供サーバ100から提供される電子商取引に関する所定のコンテンツを取得する。また、端末装置10は、電子商取引において取引される取引対象に関するライブ動画の告知情報と、アーカイブ情報とをコンテンツ提供サーバ100から取得する。そして、端末装置10は、電子商取引に関する所定のコンテンツに含まれる所定の領域に告知情報とアーカイブ情報とを表示させる。また、端末装置10は、リアルタイムで配信されているライブ中のライブ動画がある場合には、所定の領域にライブ情報を表示させてもよい。
【0024】
端末装置10は、ユーザによりライブ情報が選択された場合には、コンテンツ提供サーバ100からライブ配信ページを取得する(ステップS101)。
図1に示す例では、端末装置10は、「ライブ#1」の選択に基づいて、対応するライブ配信ページを取得する。そして、端末装置10は、取得されたライブ配信ページを表示させる(ステップS102)。また、端末装置10は、ユーザによりアーカイブ情報が選択された場合には、コンテンツ提供サーバ100からショッピングページを取得する(ステップS201)。
図1に示す例では、端末装置10は、「アーカイブ#2」の選択に基づいて、対応するショッピングページを取得する。そして、端末装置10は、取得されたショッピングページを表示させる(ステップS202)。また、端末装置10は、ユーザにより告知情報が選択された場合には、コンテンツ提供サーバ100からライブ告知ページを取得する(ステップS301)。
図1に示す例では、端末装置10は、「告知#2」の選択に基づいて、対応するライブ告知ページを取得する。そして、端末装置10は、取得されたライブ告知ページを表示させる(ステップS302)。
【0025】
〔2.端末装置の構成〕
次に、
図3を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。
図3は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。
図3に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、制御部14とを有する。
【0026】
(通信部11)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、コンテンツ提供サーバ100との間で情報の送受信を行う。
【0027】
(入力部12)
入力部12は、ユーザからの各種操作を受け付ける。例えば、入力部12は、タッチパネル機能により表示面を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部12は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0028】
(出力部13)
出力部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。また、出力部13により実行される出力手順によって、電子商取引に関する所定のコンテンツを出力する。また、出力手順は、電子商取引に関する所定のコンテンツの所定の領域に告知情報とアーカイブ情報とを出力する。また、出力手順は、ユーザの選択に従って所定のページを出力してもよい。
【0029】
(制御部14)
制御部14は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、端末装置10にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、告知情報やアーカイブ情報の取得や電子商取引に関する所定のコンテンツの表示を行うアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部14は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0030】
図3に示すように、制御部14は、取得部141と、通信受信部142と、第2取得部143と、表示部144と、受付部145と、第2表示部146と、第3表示部147と、質問受付部148とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。
【0031】
上述のように、制御部14に係る各処理部は、各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。すなわち、取得部141が実行する処理は、例えば情報処理プログラムに係る取得手順により実現される。同様に、通信受信部142が実行する処理は、情報処理プログラムに係る通信受信手順により実現され、第2取得部143が実行する処理は、情報処理プログラムに係る第2取得手順により実現され、表示部144が実行する処理は、情報処理プログラムに係る表示手順により実現され、受付部145が実行する処理は、情報処理プログラムに係る受付手順により実現され、第2表示部146が実行する処理は、情報処理プログラムに係る第2表示手順により実現され、第3表示部147が実行する処理は、情報処理プログラムに係る第3表示手順により実現され、質問受付部148が実行する処理は、情報処理プログラムに係る質問受付手順により実現される。
【0032】
(取得部141)
取得部141は、コンテンツ提供サーバ100から提供される情報を取得する。具体的には、取得部141は、電子商取引において取引される取引対象に関するライブ動画の告知情報とアーカイブ情報とを取得する。また、取得部141は、電子商取引に関する所定のコンテンツを取得する。例えば、取得部141は、EC(Electronic Commerce)サイトのトップページを取得する。また、取得部141は、リアルタイムで配信されているライブ動画がある場合にはライブ情報を取得する。
【0033】
(通信受信部142)
通信受信部142は、端末装置10によりアクセス可能な通信種別を受信する。通信受信部142は、ユーザが利用する通信種別を受信する。
【0034】
(第2取得部143)
第2取得部143は、電子商取引に関する所定のコンテンツを利用するためにユーザが登録した登録情報を取得する。第2取得部143は、ユーザ情報記憶部121に記憶された登録情報を取得する。例えば、第2取得部143は、ユーザが登録したユーザの属性情報を取得する。例えば、第2取得部143は、ユーザが登録したユーザの年齢や性別や体型(身長やサイズなど)に関する情報を取得する。例えば、第2取得部143は、特定のストアに対してユーザがフォローしたフォロー情報を取得する。例えば、第2取得部143は、電子商取引に関する所定のコンテンツに対してユーザが行った検索情報を取得する。また、第2取得部143は、端末装置10に記憶された登録情報を取得してもよい。また、第2取得部143は、外部サーバに記憶された登録情報を取得してもよい。
【0035】
(表示部144)
表示部144は、取得部141により取得された情報を表示させる。例えば、表示部144は、取得部141により取得された電子商取引に関する所定のコンテンツを表示させる。例えば、表示部144は、電子商取引に関する所定のコンテンツに含まれる所定の領域に、ライブ動画の告知情報とアーカイブ情報とを表示させる。具体的な例を挙げると、表示部144は、ECサイトのトップページに含まれる所定の領域に告知情報とアーカイブ情報とを表示させる。また、表示部144は、ライブ動画の告知情報とアーカイブ情報とを所定の態様で表示させる。具体的には、表示部144は、告知情報とアーカイブ情報とを並列して表示させる。また、表示部144は、告知情報とアーカイブ情報とをサムネイルで表示させてもよい。また、表示部144は、取得部141により取得されたライブ動画のライブ情報を表示させてもよい。この場合には、表示部144は、ライブ情報を告知情報及びアーカイブ情報よりも優先的な態様で表示させてもよい。例えば、表示部144は、ライブ情報を先頭に表示させてもよい。また、表示部144は、ライブ情報が表示される場合には、リアルタイムで配信されているライブ動画で紹介されている取引対象に関して質問を受け付けている旨を表示させてもよい。具体的な例を挙げると、表示部144は、「洋服Aのライブ動画が配信されています。洋服Aについて質問を受け付けています。」を表示させてもよい。
【0036】
表示部144は、ユーザが利用する通信種別に応じた態様でライブ情報又はアーカイブ情報を表示させてもよい。具体的な例を挙げると、表示部144は、ユーザが利用する通信種別に応じて、特定のライブ情報又は特定のアーカイブ情報を動的な態様で表示させてもよい。例えば、表示部144は、ユーザが利用する通信種別に応じて、配信されたライブ動画に対する複数の視聴者から受け付けられた操作に基づいて選択された特定のアーカイブ情報を、動的な態様で表示させてもよい。例えば、表示部144は、複数の視聴者から受け付けられた再生回数やいいね数やインプレ数等に基づいて選択された特定のアーカイブ情報を、動的な態様で表示させてもよい。また、表示部144は、配信されたライブ動画に対する複数の視聴者から受け付けられた操作に基づいて決定されるランキングに基づいて特定のアーカイブ情報を優先的に表示させてもよい。例えば、表示部144は、複数の視聴者から受け付けられた再生回数やいいね数やインプレ数等に基づいてランキングが高いアーカイブ情報を優先的に表示させてもよい。
【0037】
表示部144は、第2取得部143により取得されたユーザの登録情報に基づいて、登録情報に合致した告知情報やアーカイブ情報を優先的に表示させてもよい。例えば、表示部144は、ユーザの年齢や性別や体型に応じて、対応する告知情報やアーカイブ情報を優先的に表示させてもよい。例えば、表示部144は、ユーザのフォロー情報に基づいて、ユーザがフォローしたストアから発信された告知情報やアーカイブ情報を優先的に表示させてもよい。例えば、表示部144は、ユーザの検索情報に基づいて、検索された取引対象と関係性を有する告知情報やアーカイブ情報を優先的に表示させてもよい。
【0038】
(受付部145)
受付部145は、表示部144により表示された情報に対する選択をユーザから受け付ける。具体的には、受付部145は、表示部144により電子商取引に関する所定のコンテンツに含まれる所定の領域に表示された情報に対する選択をユーザから受け付ける。より具体的には、受付部145は、アーカイブ情報、告知情報、又はライブ情報の選択をユーザから受け付ける。また、受付部145は、ユーザによる選択を受け付けたか否かを判定してもよい。
【0039】
(第2表示部146)
第2表示部146は、表示部144により表示されたアーカイブ情報に対するユーザの選択に応じて、対応する所定の取引対象のショッピングに関するコンテンツを表示させる。また、第2表示部146は、所定の取引対象のショッピングに関するコンテンツに含まれる所定の領域に、対応するアーカイブ情報を表示させる。
図1に示す例では、第2表示部146は、「アーカイブ#2」に対するユーザの選択に応じて、ショッピングページに含まれる「AM1」の領域に、「アーカイブ#2」に対応するライブ動画を表示させる。また、第2表示部146は、取引対象とライブ動画とのタグ付に基づいて修正されたライブ動画を表示させてもよい。例えば、第2表示部146は、取引対象とライブ動画とのタグ付に基づいて所定の尺にトリミングされたライブ動画を表示させてもよい。また、第2表示部146は、特定のライブ動画と異なる時期に配信されたライブ動画であって特定のライブ動画と所定の共通性を有するライブ動画を特定のライブ動画と共に表示させてもよい。例えば、第2表示部146は、洋服Aを紹介するライブ動画と共に、1ヶ月前に配信された同じ洋服Aを紹介するライブ動画を表示させてもよい。また、第2表示部146は、ライブ中に視聴者から受け付けられた質問に関する情報を対応する所定の領域に表示させる。
図1に示す例では、第2表示部146は、ショッピングページに含まれる「BC2」に「XYZ2」を表示させる。
【0040】
(第3表示部147)
第3表示部147は、表示部144により表示されたライブ情報に対するユーザの選択に応じて、リアルタイムで配信されているライブ動画に関するコンテンツを表示させる。また、第3表示部147は、リアルタイムで配信されているライブ動画に関するコンテンツに含まれる所定の領域にライブ中のライブ動画を表示させる。
図1に示す例では、第3表示部147は、「ライブ#1」に対するユーザの選択に応じて、ライブ配信ページに含まれる「LM1」の領域に、「ライブ#1」に対応するライブ動画を表示させる。また、
図1に示されていないが、第3表示部147は、ライブ中に視聴者から受け付けられた質問に関する情報を対応する所定の領域に表示させてもよい。また、第3表示部147は、取引対象の紹介が予定されている紹介予定情報を表示させてもよい。例えば、第3表示部147は、店舗端末20を利用するストアによって入稿された紹介予定情報を表示させてもよい。
【0041】
(質問受付部148)
質問受付部148は、第3表示部147により表示されたライブ動画で紹介されている取引対象に関する質問を視聴者から受け付ける。例えば、質問受付部148は、ライブ配信ページにおいてリアルタイムで配信されているライブ中のライブ動画で紹介されている取引対象に関する質問を視聴者から受け付ける。
【0042】
〔3.コンテンツ提供サーバの構成〕
次に、
図4を用いて、実施形態に係るコンテンツ提供サーバ100の構成について説明する。
図4は、実施形態に係るコンテンツ提供サーバ100の構成例を示す図である。
図4に示すように、コンテンツ提供サーバ100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、コンテンツ提供サーバ100は、コンテンツ提供サーバ100の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0043】
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、端末装置10と、店舗端末20との間で情報の送受信を行う。
【0044】
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
図4に示すように、記憶部120は、ユーザ情報記憶部121と、アーカイブ情報記憶部122とを有する。
【0045】
ユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する包括的な情報を記憶する。具体的には、ユーザ情報記憶部121は、電子商取引に関する所定のコンテンツを利用するためにユーザが登録した登録情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザが登録したユーザの属性情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザが登録したユーザの年齢や性別や体型に関する情報を記憶する。具体的な例を挙げると、ユーザ情報記憶部121は、ユーザが普段どのサイズの洋服(例えば、150−155cmのSサイズなど)を着ているかといった情報を記憶してもよい。また、ユーザ情報記憶部121は、特定のストアに対してユーザがフォローしたフォロー情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザがフォローしたストアの属性情報やストア名やストアの人気度といったストアに関する包括的な情報を記憶してもよい。また、ユーザ情報記憶部121は、電子商取引に関する所定のコンテンツに対してユーザが行った検索情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザがどんなコンテンツをよく検索しているかといった情報を記憶してもよい。
【0046】
アーカイブ情報記憶部122は、ライブ済みのライブ動画に関する包括的な情報を記憶する。例えば、アーカイブ情報記憶部122は、端末装置10に表示させるためのアーカイブ情報を記憶する。ここで、
図5に、実施形態に係るアーカイブ情報記憶部122の一例を示す。
図5に示すように、アーカイブ情報記憶部122は、「アーカイブID」、「配信コンテンツ」、「取引対象」、「URL」、「配信時期」、「質問」、「再生回数」といった項目を有する。
【0047】
「アーカイブID」は、アーカイブ情報を識別するための識別情報を示す。「配信コンテンツ」は、ライブ済みのライブ動画にかかるコンテンツを示す。例えば、「配信コンテンツ」には、
図1に示されるライブ配信ページで配信されたライブ動画が記憶される。なお、
図5では「配信コンテンツ」に「A1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、ライブ動画のコンテンツデータ(静止画像や動画像等)が格納される。もしくは、
図5で示される「配信コンテンツ」には、ライブ済みのライブ動画が所在するURL(Uniform Resource Locator)、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納されてもよい。「取引対象」は、ライブ動画で紹介された対象を示す。例えば、「取引対象」には、ライブ動画で紹介された商品の商品名が記憶される。
【0048】
「URL」は、取引対象のショッピングに関するコンテンツが所在するURL、または、これらの格納場所を示すファイルパス名を示す。
図1に示す例では、「URL」には、「アーカイブ#2」に対応するショッピングページが所在するURL又はファイルパス名が記憶される。「配信時期」は、ライブ動画が配信された配信時期を示す。例えば、「配信時期」には、
図1に示されるライブ配信ページで配信されたライブ動画の配信時期が記憶される。「質問」は、ライブ中に視聴者から受け付けられた質問に関する情報を示す。例えば、「質問」には、ライブ配信ページで紹介されている商品に関して受け付けられた質問に関する情報が記憶される。また、「質問」には、質問に対する応答に関する情報が記憶されてもよい。例えば、「質問」には、ライブ中に視聴者から受け付けられた質問に対して、ライブ中にライブ配信者又はストアが応答した情報が記憶されてもよい。なお、
図5では「質問」に「Y1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、質問のコンテンツデータが格納される。「再生回数」は、視聴者から受け付けられた操作に基づくライブ動画の再生回数を示す。例えば、「再生回数」には、リアルタイムで配信されているライブ中のライブ動画に対する再生回数、または、ライブ済みのライブ動画に対する再生回数が記憶される。
【0049】
(制御部130)
図4の説明に戻って、制御部130は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、コンテンツ提供サーバ100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0050】
図4に示すように、制御部130は、提供部131と、受信部132と、第2提供部133と、動画修正部134と、第3提供部135と、質問受信部136と、ライブ配信部137とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、
図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0051】
(提供部131)
提供部131は、端末装置10に表示させるための情報を提供する。具体的には、提供部131は、電子商取引において取引される取引対象に関するライブ動画の告知情報とアーカイブ情報とを提供する。例えば、提供部131は、店舗端末20を利用するストアによって入稿された告知情報を提供する。例えば、提供部131は、アーカイブ情報記憶部122に記憶されたアーカイブ情報を提供する。また、提供部131は、電子商取引に関する所定のコンテンツを提供する。例えば、提供部131は、端末装置10による要求に応じてECサイトのトップページを提供する。
図1に示す例では、提供部131は、ライブ配信提供サイトを提供する。また、提供部131は、リアルタイムで配信されているライブ動画がある場合にはライブ情報を提供する。例えば、提供部131は、店舗端末20を利用するストアによって入稿されたライブ情報を提供する。
【0052】
(受信部132)
受信部132は、端末装置10により受け付けられたユーザの選択を受信する。受信部132は、電子商取引に関する所定のコンテンツに含まれる所定の領域に表示されるライブ情報、告知情報、又は、アーカイブ情報に対するユーザの選択を受信する。
【0053】
(第2提供部133)
第2提供部133は、受信部132により受信された情報に基づいて、ショッピングに関するコンテンツを提供する。例えば、第2提供部133は、ユーザにより選択されたアーカイブ情報に対応する所定の取引対象のショッピングに関するコンテンツを提供する。また、第2提供部133は、ショッピングに関するコンテンツに含まれる所定の領域に表示されるアーカイブ情報を提供する。具体的には、第2提供部133は、アーカイブ情報記憶部122に記憶されたアーカイブ情報を提供する。
図1に示す例では、第2提供部133は、ショッピングページに含まれる「AM1」の領域に表示される「アーカイブ#2」に対応するライブ済みのライブ動画を提供する。また、第2提供部133は、ライブ中に受け付けられた質問に関する情報を提供してもよい。
図1に示す例では、第2提供部133は、ショッピングページに含まれる「BC2」の領域に、ライブ中に視聴者から受け付けられた質問に関する情報を提供してもよい。また、第2提供部133は、動画修正部134により修正されたライブ済みのライブ動画を提供してもよい。
【0054】
(動画修正部134)
動画修正部134は、取引対象とライブ動画とのタグ付に基づいてライブ済みのライブ動画を修正する。例えば、動画修正部134は、タグ付に基づいてライブ動画を所定の尺にトリミングする。具体的な例を挙げると、動画修正部134は、洋服AAと、洋服BBと、洋服CCとを紹介するライブ動画から洋服AAを紹介するライブ動画の部分をトリミングして、トリミングされた洋服AAを紹介するライブ動画の部分をライブ済みのライブ動画として修正してもよい。また、動画修正部134は、トリミングされたライブ動画をアーカイブ情報記憶部122に記憶してもよい。
【0055】
(第3提供部135)
第3提供部135は、受信部132により受信された情報に基づいて、リアルタイムで配信されているライブ中のライブ動画に関するコンテンツを提供する。例えば、第3提供部135は、ライブ配信ページに含まれる所定の領域に表示されるライブ動画を提供する。例えば、第3提供部135は、ライブ配信部137によりライブ配信されるライブ動画を提供する。
図1に示す例では、第3提供部135は、ライブ配信ページに含まれる「LM1」の領域に表示される「ライブ#1」に対応するライブ中のライブ動画を提供する。また、第3提供部135は、取引対象の紹介が予定されている紹介予定情報を提供してもよい。例えば、第3提供部135は、店舗端末20を利用するストアによって入稿された紹介予定情報を提供してもよい。
【0056】
(質問受信部136)
質問受信部136は、第3提供部135により提供されているコンテンツに対して視聴者から受け付けられた質問を受信する。例えば、質問受信部136は、第3提供部135により提供されているライブ動画で紹介されている商品に関して視聴者から受け付けられた質問を受信する。
【0057】
(ライブ配信部137)
ライブ配信部137は、店舗端末20により受け付けられたライブ動画をライブ配信する。例えば、ライブ配信部137は、店舗端末20によりリアルタイムで撮像されているライブ動画をライブ配信する。例えば、ライブ配信部137は、第3提供部135により提供されるライブ配信ページに含まれる所定の領域にライブ動画をライブ配信する。
【0058】
〔4.端末装置の処理のフロー〕
次に、
図6を用いて、実施形態に係る端末装置10の処理手順について説明する。
図6は、実施形態に係る端末装置10の処理手順を示すフローチャートである。
【0059】
図6に示すように、端末装置10は、電子商取引において取引されるライブ動画のアーカイブ情報と告知情報とを取得する(ステップS401)。例えば、端末装置10は、アーカイブ情報記憶部122に記憶されたアーカイブ情報を取得する。また、例えば、端末装置10は、店舗端末20を利用するストアにより入稿された告知情報を取得する。端末装置10は、取得したアーカイブ情報と告知情報とを表示させる(ステップS402)。具体的には、端末装置10は、電子商取引に関する所定のコンテンツに含まれる所定の領域に、取得したアーカイブ情報と告知情報とを表示させる。なお、端末装置10は、リアルタイムで配信されているライブ中のライブ動画がある場合にはライブ情報を表示させてもよい。
【0060】
続いて、端末装置10は、表示されたアーカイブ情報、告知情報、又はライブ情報に対するユーザによる選択を受け付けたか否かを判定する(ステップS403)。端末装置10は、ユーザによる選択を受け付けていない場合(ステップS403;No)、ユーザによる選択を受け付けるまで待機する。
【0061】
続いて、端末装置10は、ユーザによるライブ情報に対する選択を受け付けた場合(ステップS403;Yes1)、ライブ中のライブ動画に関するコンテンツを表示させる(ステップS404−1)。
図1に示す例では、端末装置10は、ライブ配信ページを表示させる。
【0062】
続いて、端末装置10は、ユーザによるアーカイブ情報に対する選択を受け付けた場合(ステップS403;Yes2)、所定の取引対象のショッピングに関するコンテンツを表示させる(ステップS404−2)。
図1に示す例では、端末装置10は、ショッピングページを表示させる。
【0063】
続いて、端末装置10は、ユーザによる告知情報に対する選択を受け付けた場合(ステップS403;Yes3)、ライブ動画の告知に関するコンテンツを表示させる(ステップS404−3)。
図1に示す例では、端末装置10は、ライブ告知ページを表示させる。
【0064】
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理プログラムは、取得手順と、表示手順とを有する。取得手順は、電子商取引において取引される取引対象に関するライブ動画の告知情報と、配信されたライブ動画を示すアーカイブ情報とを取得する。表示手順は、取得手順によって取得された告知情報とアーカイブ情報とを電子商取引に関する所定のコンテンツに含まれる所定の領域に表示させる。
【0065】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、ライブ動画の告知情報と共に、ライブ動画のアーカイブ情報を提供することができる。このように、実施形態に係る情報処理プログラムは、電子商取引上で配信されるライブ動画に関する付加価値を提供することができる。それゆえ、実施形態に係る情報処理プログラムは、ライブコマースに関心があるユーザにとってユーザビリティを向上させることができる。
【0066】
また、表示手順は、告知情報とアーカイブ情報とを所定の態様で表示させる。
【0067】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、ユーザビリティを向上させることができる。
【0068】
また、表示手順は、所定のコンテンツとしてECサイトのトップページに含まれる所定の領域に告知情報とアーカイブ情報とを表示させる。
【0069】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、ECサイトのトップページを利用するユーザのユーザビリティを向上させることができる。
【0070】
また、表示手順は、ライブ動画であってリアルタイムで配信されているライブ中のライブ動画がある場合には、ライブ動画を示すライブ情報を所定の領域に表示させる。
【0071】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、更なる電子商取引上で配信されるライブ動画に関する付加価値を提供することができる。
【0072】
また、表示手順は、ライブ動画であってリアルタイムで配信されているライブ中のライブ動画がある場合には、ライブ情報を告知情報及びアーカイブ情報よりも優先的な態様で表示させる。
【0073】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、リアルタイムで配信されているライブ中のライブ動画があることを、ユーザにより明確に提供することができる。
【0074】
また、表示手順は、ライブ動画であってリアルタイムで配信されているライブ中のライブ動画がある場合には、ライブ中のライブ動画により示される取引対象に関して質問を受け付けている旨を表示させる。
【0075】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、リアルタイムで配信されているライブ中のライブ動画への関心をユーザに対してより強く与えることができる。
【0076】
また、表示手順は、ユーザが利用する通信種別に応じた態様でライブ情報又はアーカイブ情報を表示させる。
【0077】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、通信種別に応じてユーザビリティを向上させることができる。
【0078】
また、表示手順は、配信されたライブ動画に対する複数の視聴者から受け付けられた操作に基づいて選択された特定のライブ情報を通信種別に応じた態様で表示させる。
【0079】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、複数の視聴者からの操作に基づいて特定のライブ情報を優先的に表示させることができる。
【0080】
また、表示手順は、配信されたライブ動画に対する複数の視聴者から受け付けられた操作に基づいて決定されるランキングに基づいて特定のアーカイブ情報を優先的に表示させる。
【0081】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、複数の視聴者からの操作に基づいて特定のアーカイブ情報を優先的に表示させることができる。これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、例えば、人気が高い特定のアーカイブ情報を優先的に表示させることができるため、ユーザビリティを向上させることができる。
【0082】
また、実施形態に係る情報処理プログラムは、所定のコンテンツを利用するためにユーザが登録した登録情報を取得する第2取得手順を有する。また、表示手順は、第2取得手順によって取得された登録情報に基づいて、登録情報に合致した告知情報又はアーカイブ情報を優先的に表示させる。
【0083】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、ユーザに適した情報をユーザに提供することができる。これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、例えば、ユーザの属性に適した情報を提供することができる。
【0084】
また、第2取得手順は、取引対象を提供するストアのうち特定のストアに対してユーザがフォローした情報を示すフォロー情報を取得する。また、表示手順は、フォロー情報に基づいて、特定のストアから発信された告知情報又はアーカイブ情報を優先的に表示させる。
【0085】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、ユーザがフォローした特定のストアからの情報を、より効果的に提供することができる。
【0086】
また、第2取得手順は、所定のコンテンツに対してユーザが行った検索情報を取得する。また、表示手順は、検索情報に基づいて、検索された取引対象と所定の関連性を有する告知情報又はアーカイブ情報を優先的に表示させる。
【0087】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、ユーザが検索した対象に関連がある情報を、より効果的に提供することができる。
【0088】
また、実施形態に係る情報処理プログラムは、アーカイブ情報のうち特定のアーカイブ情報に対するユーザによる選択に基づいて特定のアーカイブ情報に対応する所定の取引対象のショッピングに関するコンテンツを表示させる第2表示手順を有する。
【0089】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、所定の取引対象に興味があるユーザに対してショッピングに関する情報を、より効果的に提供することができる。
【0090】
また、第2表示手順は、所定の取引対象のショッピングに関するコンテンツに含まれる所定の領域に特定のアーカイブ情報を表示させる。
【0091】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、ショッピングに関する情報をより効果的に提供することができる。
【0092】
また、第2表示手順は、特定のアーカイブ情報であって所定の取引対象とライブ動画とのタグ付に基づいて修正されたアーカイブ情報を表示させる。
【0093】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、ショッピングに関する情報をより効果的に提供することができる。
【0094】
また、第2表示手順は、特定のアーカイブ情報とは異なる時期に配信されたアーカイブ情報であって特定のアーカイブ情報により示される取引対象と所定の共通性を有するアーカイブ情報を特定のアーカイブ情報と共に表示させる。
【0095】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、過去に配信されたアーカイブ情報を表示させることで、より詳細な情報を提供することができる。
【0096】
また、第2表示手順は、ライブ中に視聴者により受け付けられた質問に関する情報を所定の取引対象のショッピングに関するコンテンツに含まれる所定の領域に表示させる。
【0097】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、視聴者により受け付けられた情報を表示させることで、より詳細な情報を提供することができる。
【0098】
また、実施形態に係る情報処理プログラムは、特定のライブ情報に対するユーザによる選択に基づいて特定のライブ情報に対応するライブ中のライブ動画に関するコンテンツを表示させる第3表示手順を有する。
【0099】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、ライブコマースに興味があるユーザに対してユーザビリティを向上させることができる。
【0100】
また、第3表示手順は、ライブ中のライブ動画に関するコンテンツに含まれる所定の領域に告知情報を表示させる。
【0101】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、ライブコマースで紹介されるライブ動画に関する情報をより効果的に提供することができる。
【0102】
また、第3表示手順は、ライブ中に取引対象に関する質問を受け付ける。
【0103】
これにより、実施形態に係る情報処理プログラムは、ライブコマースにおけるユーザビリティを更に向上させることができる。
【0104】
〔6.プログラム〕
上述してきた端末装置10による処理は、本願に係る情報処理プログラムにより実現される。本願に係る情報処理プログラムは、端末装置により実行される情報処理プログラムであって、電子商取引において取引される取引対象に関するライブ動画の告知情報と、配信されたライブ動画を示すアーカイブ情報とを取得する取得手順と、取得手順によって取得された告知情報とアーカイブ情報とを電子商取引に関する所定のコンテンツに含まれる所定の領域に表示させる表示手順とを端末装置に実行させる。
【0105】
また、本願に係る情報処理プログラムは、所定のコンテンツを利用するためにユーザが登録した登録情報を取得する第2取得手順をさらに備え、第2取得手順によって取得された登録情報に基づいて、登録情報に合致した告知情報又はアーカイブ情報を優先的に表示させる表示手順を端末装置に実行させる。例えば、端末装置により実行される情報処理プログラムは、ユーザの体型に関する情報が登録された場合には、ユーザにより登録されたユーザの体型に関する情報を取得する第2取得手順を端末装置に実行させる。そして、かかる情報処理プログラムは、第2取得手順によって取得された登録情報として、例えば、「150−155cmのSサイズ」に基づいて、合致した告知情報又はアーカイブ情報を優先的に表示させる表示手順を端末装置に実行させる。
【0106】
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る端末装置10、店舗端末20およびコンテンツ提供サーバ100は、例えば、
図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図7は、端末装置10、店舗端末20およびコンテンツ提供サーバ100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0107】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0108】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
【0109】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0110】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0111】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置10、店舗端末20およびコンテンツ提供サーバ100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部14、124および130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0112】
〔8.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0113】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0114】
また、上記実施形態では、端末装置10において情報処理の機能・作用を実現・実行しているが、コンテンツ提供サーバ100に端末装置10が有する情報処理の機能・作用を持たせ、コンテンツ提供サーバ100において情報処理の機能・作用を実現・実行してもよい。
【0115】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0116】
例えば、上述した端末装置10は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットホーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0117】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0118】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、登録部は、登録手段や登録回路に読み替えることができる。
【解決手段】本願に係る情報処理プログラムは、コンピュータにより実行される情報処理プログラムであって、電子商取引において取引される取引対象に関するライブ動画の告知情報と、配信されたライブ動画を示すアーカイブ情報とを取得する取得手順と、取得手順によって取得された告知情報とアーカイブ情報とを電子商取引に関する所定のコンテンツに含まれる所定の領域に表示させる表示手順とをコンピュータに実行させる。表示手順は、告知情報とアーカイブ情報とを所定の態様で表示させる。