特許第6588134号(P6588134)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6588134
(24)【登録日】2019年9月20日
(45)【発行日】2019年10月9日
(54)【発明の名称】照明ダミーカードモジュール
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20191001BHJP
   F21V 23/06 20060101ALI20191001BHJP
   F21V 19/00 20060101ALI20191001BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20191001BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20191001BHJP
   F21Y 115/15 20160101ALN20191001BHJP
   F21Y 115/20 20160101ALN20191001BHJP
【FI】
   F21S2/00 100
   F21V23/06
   F21V19/00 450
   F21V19/00 510
   F21V19/00 150
   F21V23/00 150
   F21V23/00 140
   F21Y115:10
   F21Y115:15
   F21Y115:20
【請求項の数】10
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-114515(P2018-114515)
(22)【出願日】2018年6月15日
【審査請求日】2018年6月18日
(31)【優先権主張番号】107114339
(32)【優先日】2018年4月26日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】502361706
【氏名又は名称】技嘉科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Giga−Byte Technology Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100082418
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 朔生
(74)【代理人】
【識別番号】100167601
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 信之
(74)【代理人】
【識別番号】100201329
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 真二郎
(72)【発明者】
【氏名】▲ジン▼宏政
(72)【発明者】
【氏名】廖哲賢
(72)【発明者】
【氏名】徐辰▲徳▼
【審査官】 安食 泰秀
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3123421(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21V 19/00
F21V 23/00
F21V 23/06
F21Y 115/10
F21Y 115/15
F21Y 115/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基本入出力システムモジュールと少なくとも1個のインターフェースカードスロットと、を含むマザーボードに適用される照明ダミーカードモジュールにおいて、
前記インターフェースカードスロットは、少なくとも1本の電源線とクロック信号線とデータ信号線とを備え、
前記クロック信号線及び前記データ信号線が前記基本入出力システムモジュールに接続され、
前記照明ダミーカードモジュールは、
回路基板の一側縁部に延伸し、前記インターフェースカードスロットに挿設するために用いられる差込部を備えた回路基板と、
前記差込部に設けられ、各々前記電源線、前記クロック信号線及び前記データ信号線に電気的に接続するために用いられる電源ピン、クロックピン及びデータピンと、
前記回路基板上に設けられる少なくとも1個の光源と、
前記回路基板に設けられると共に前記電源ピン及び前記電源線を通じて、前記インターフェースカードスロットから入力電力を受け取って出力電力に変換する電源変換回路と、
前記回路基板に設けられ、前記電源変換回路から前記出力電力を受け取り、前記クロックピン及び前記データピンを通じて、各々前記インターフェースカードスロットからクロック信号及び制御コマンドを受信することで、前記クロック信号及び前記制御コマンドに基づき前記光源をオン又はオフにするために用いられる駆動回路と、を含むことを特徴とする、
照明ダミーカードモジュール。
【請求項2】
前記差込部及び前記回路基板は、一体化成形されることを特徴とする、請求項1に記載の照明ダミーカードモジュール。
【請求項3】
前記差込部は、エッジコネクタであることを特徴とする、請求項1に記載の照明ダミーカードモジュール。
【請求項4】
前記電源ピンと前記クロックピンと前記データピンとの間の相対位置は、前記電源線と前記クロック信号線と前記データ信号線との間の相対位置に対応することを特徴とする、請求項1に記載の照明ダミーカードモジュール。
【請求項5】
前記回路基板に着脱可能に設けられたサブカードを更に含み、前記光源が前記サブカード上に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の照明ダミーカードモジュール。
【請求項6】
前記クロック信号及び前記制御コマンドは、前記基本入出力システムから出され、また各々前記クロック信号線及び前記データ信号線を通じて出力することを特徴とする、請求項1に記載の照明ダミーカードモジュール。
【請求項7】
前記駆動回路は、コントローラと少なくとも1個のトランジスタスイッチとを含み、前記トランジスタスイッチの一端が前記光源に接続され、他端が前記電源変換回路に接続されることで、前記出力電力を受け取り、前記コントローラは、前記クロック信号及び前記制御コマンドに基づいて前記トランジスタスイッチを導通又は遮断に切り替えるために用いられることを特徴とする、請求項1に記載の照明ダミーカードモジュール。
【請求項8】
前記クロック信号は、前記コントローラが切り替え時間を計算する基準として使用され、前記制御コマンドは前記コントローラが前記トランジスタスイッチのオン及びオンの時間を決定するためのものであることを特徴とする、請求項7に記載の照明ダミーカードモジュール。
【請求項9】
前記コントローラに複数の制御モードをビルトインし、前記コントローラは各前記制御モードの設定に基づいて異なる時間に対応の前記光源をオン又はオフにし、かつ前記制御コマンドが前記制御モードのいずれかを選択するために用いられることを特徴とする、請求項7に記載の照明ダミーカードモジュール。
【請求項10】
前記制御コマンドは、少なくとも1つの制御モードの設定を含み、前記設定が各前記光源のオンとオフの時間を含み、前記クロック信号は前記コントローラが切り替え時間を計算する基準として使用されることを特徴とする、請求項7に記載の照明ダミーカードモジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダミーカード(dummy module)に関し、特に、照明ダミーカードモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
ダミーカード/ダミーコネクタは、外観や幾何学的寸法において正常なインターフェースカード/電気コネクタと同じで、対応するスロットに差し込むことができ、又はダミーカード/ダミーコネクタはプラグカバーの形として製造して、直接スロットの開口部を覆うことができる。
ダミーカード/ダミーコネクタ自体には回路が配置されていないため、電気的な接続機能を提供できない。ダミーカード/ダミーコネクタは、主に占用・アイドル或いは使用制限のスロットに使用され、またスロットを覆って保護することで、スロットが異物や塵埃によって汚損されることを避け、使用制限のスロットが誤用されることを避けることもできる。
【0003】
ダミーカード/ダミーコネクタは、通常絶縁材料で製造され、かつ大半が一体成形され、スロットの狭い開口部を塞ぐか又はスロット全体を覆うだけでよい。コンピュータのマザーボードについて言うと、スロットを配置する時、マザーボードのハードウェア資源は、装備するスロットの運用を十分支援し、アイドル或いは使用制限のスロットが往々にしてハードウェア資源の無駄となる。よって、アイドル或いは使用制限のスロットについて運用できる場合、ハードウェア資源をより一層十分に利用させることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記問題点に鑑み、従来のダミーカードの保護機能を持っている以外に、更にマザーボードから供給される電力を利用して照明を当てることで、装飾照明の効果を奏することができる照明ダミーカードモジュールを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、マザーボードに適用される照明ダミーカードモジュールを提供し、マザーボードは基本入出力システムモジュールと少なくとも1個のインターフェースカードスロットとを含み、インターフェースカードスロットは、少なくとも1本の電源線とクロック信号線とデータ信号線とを備え、かつクロック信号線及びデータ信号線が基本入出力システムモジュールに接続される。照明ダミーカードモジュールは、回路基板と電源ピンとクロックピンとデータピンと少なくとも1個の光源と電源変換回路と駆動回路と、を含む。
【0006】
回路基板は、回路基板の一側縁部に延伸する差込部を備え、差込部がインターフェースカードスロットに挿設するために用いられる。電源ピン、クロックピン及びデータピンは差込部に設けられ、各々電源線、クロック信号線及びデータ信号線に電気的に接続するために用いられる。光源は、回路基板上に設けられる。電源変換回路は、回路基板に設けられると共に電源ピン及び電源線を通じて、インターフェースカードスロットから入力電力を受け取って出力電力に変換する。駆動回路は、回路基板に設けられ、電源変換回路から出力電力を受け取り、クロックピン及びデータピンを通じて、各々インターフェースカードスロットからクロック信号及び制御コマンドを受信することで、クロック信号及び制御コマンドに基づき光源をオン又はオフにするために用いられる。
【0007】
少なくとも1つの実施例において、差込部及び回路基板は、一体化成形される。
【0008】
少なくとも1つの実施例において、差込部は、エッジコネクタである。
【0009】
少なくとも1つの実施例において、電源ピンとクロックピンとデータピンとの間の相対位置は、電源線とクロック信号線とデータ信号線との間の相対位置に対応する。
【0010】
少なくとも1つの実施例において、照明ダミーカードモジュールは、回路基板に着脱可能に設けられたサブカードを更に含み、光源がサブカード上に設けられる。
【0011】
少なくとも1つの実施例において、クロック信号及び制御コマンドは、基本入出力システムから出され、また各々クロック信号線及びデータ信号線を通じて出力する。
【0012】
少なくとも1つの実施例において、駆動回路は、コントローラと少なくとも1個のトランジスタスイッチとを含み、トランジスタスイッチの一端が光源に接続され、他端が電源変換回路に接続されることで、出力電力を受け取り、コントローラは、クロック信号及び制御コマンドに基づいてトランジスタスイッチを導通又は遮断に切り替えるために用いられる。
【0013】
少なくとも1つの実施例において、クロック信号は、コントローラが切り替え時間を計算する基準として使用され、制御コマンドはコントローラがトランジスタスイッチのオン及びオンの時間を決定するためのものである。
【0014】
少なくとも1つの実施例において、コントローラに複数の制御モードをビルトインし、コントローラは各制御モードの設定に基づいて異なる時間に対応の光源をオン又はオフにし、かつ制御コマンドが制御モードのいずれかを選択するために用いられる。
【0015】
少なくとも1つの実施例において、制御コマンドは、少なくとも1つの制御モードの設定を含み、設定が各光源のオンとオフの時間を含み、クロック信号はコントローラが切り替え時間を計算する基準として使用される。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る照明ダミーカードモジュールは、アイドル中のインターフェースカードスロットを通じて電力を受け取ることで装飾照明を当て、マザーボードのアイドル資源を効果的に利用できる。
また、本発明に係る照明ダミーカードモジュールは、その他の母線機能に必要なピンを備えておらず、マザーボードのデータチャネルを占用せず又は演算資源を消費することなく従来のダミーカードの保護機能を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施例1を示す立体図である。
図2】本発明の実施例1に係る回路ブロック図である。
図3】本発明の実施例1に係る駆動回路の回路図である。
図4】本発明の実施例2に係る一部構成要素の回路ブロック図である。
図5】本発明の実施例3に係る一部構成要素の回路ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[実施例1]
図1及び図2は、本発明の実施例1で提供するマザーボード200に適用される照明ダミーカードモジュール100であり、マザーボード200は、基本入出力システムモジュール210(BIOS210)と少なくとも1個のインターフェースカードスロット220とを含む。
前記マザーボード200は、中央処理装置230(CPU230)とマザーボード200を構成するために必要な電子回路素子(図示せず)とを更に含む。前述CPU230及び必要な電子回路素子は、マザーボード200技術分野における通常の知識であり、通常の知識を有する者が先行技術に基づいて実施できるので、ここでそれら技術の詳細を省略する。
【0019】
図2に示すように、インターフェースカードスロット220は、少なくとも電源線222とクロック信号線224とデータ信号線226とアース線228とを備え、かつクロック信号線224及びデータ信号線226がBIOS210に接続される。
インターフェースカードスロット220のアイドル時、照明ダミーカードモジュール100は、インターフェースカードスロット220に挿設されることで、インターフェースカードスロット220を保護し、インターフェースカードスロット220に異物侵入や汚損をさせないようにする。インターフェースカードスロット220は、その他の信号線を更に含み、一般インターフェースカードと電気的に接続して通信リンクを確立するために用いられ、それら信号線は照明ダミーカードモジュール100の使用時には作用せず、かつ照明ダミーカードモジュール100で覆われて保護される。
マザーボード200は、電源線222を通じて入力電力V1を出力し、クロック信号線224を通じてクロック信号SCLを出力し、またデータ信号線226を通じて制御コマンドSDAを出力する。
【0020】
図1及び図2に示すように、照明ダミーカードモジュール100は、回路基板110と電源ピン122とクロックピン124とデータピン126と接地ピン128と1個又は複数の光源130と電源変換回路140と駆動回路150と、を含む。
【0021】
図1及び図2に示すように、回路基板110の形態は、ほとんど一般インターフェースカードの基板と同じであるが、その上の銅箔ラインが大幅に簡略化されている。
回路基板110は、回路基板110の一側縁部に延伸する差込部112を備え、かつ差込部112がインターフェースカードスロット220に挿設するために用いられる。前記差込部112は、回路基板110に延伸して回路基板110と一体化成形される。一具体的実施例において、差込部112は、エッジコネクタ(Edge Connector)であり、ゴールドフィンガー(Gold Finger)も呼ばれる。ただし、本発明において、照明ダミーカードモジュール100は、主にインターフェースカードスロット220を保護するダミーカード(Dummy Card)として使用され、一般インターフェースカードの複雑な機能を持っていない。よって、差込部112上の電気メッキ方式で製造されたピン数量は大幅に減少され、装飾照明機能を駆動するために必要な電源ピン122、クロックピン124、データピン126及び接地ピン128を有するだけで、差込部112上ではその他のピンを含まない。
【0022】
図1及び図2に示すように、電源ピン122、クロックピン124、データピン126及び接地ピン128は、各々差込部112に設けられ、かつそれらの間の相対位置が電源線222、クロック信号線224とデータ信号線226とアース線228との間の相対位置に対応する。
差込部112がインターフェースカードスロット220に挿設された時、電源ピン122、クロックピン124、データピン126及び接地ピン128は、各々電源線222、クロック信号線224、データ信号線226及びアース線228に接触すると共に電気的に接続される。
【0023】
図1及び図2に示すように、光源130は、回路基板110上に設けられる。複数の光源130が設けられている時、光源130は特定の装飾ニーズに応じて配列され、かつ各々異なる色を発光できる。
光源130の具体的実施は、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLED)、小型電球、エレクトロルミネッセンス素子(Electroluminescence Device)とすることができるがこれに限定されない。複数の光源130も別のサブカード132上に設けられることができ、サブカード132は回路基板110に着脱可能に設けられて迅速に複数の光源130を交換できる。
【0024】
図1及び図2に示すように、電源変換回路140は、回路基板110に設けられると共に電源ピン122に電気的に接続され、電源ピン122及び電源線222を通じて入力電力V1を受け取り、また出力電力V2に変換する。電源変換回路140は、通常DC−DCコンバータ(DC to DC converter)であるが、ACアダプタ(AC adaptor)を排除しない。
電源変換回路140は、電源線222及び電源ピン122を通じてインターフェースカードスロット220からの入力電力V1を受け取る。インターフェースカードスロット220がPCI Expressスロット(PCIe Slot)の場合、前記入力電力V1の電圧は、3.3V又は12Vであり、インターフェースカードスロット220がDDR SDRAMスロットの場合、前記入力電力V1の電圧は、僅か2.5Vであり、前記電圧は、光源130のニーズを満たすことができない可能性があるため、直流を直流に変換して入力電力V1を電圧が光源130ニーズを満たす出力電力V2に変換する必要がある。
【0025】
図1及び図2に示すように、駆動回路150は、回路基板110に設けられると共に電源変換回路140及び光源130に電気的に接続される。駆動回路150は、電源変換回路140から出力電力V2を受け取ると共にクロック信号SCL及び制御コマンドSDAに基づいて光源130を駆動する。
駆動回路150は、クロックピン124及びデータピン126に電気的に接続されることで、インターフェースカードスロット220からのクロック信号SCL及び制御コマンドSDAを受信し、かつクロック信号SCL及び制御コマンドSDAがBIOS210から出されると共に各々クロック信号線224及びデータ信号線226を通じて出力する。
【0026】
図3に示すように、一具体的実施例において、駆動回路150は、コントローラ152と複数のトランジスタスイッチ154とを含む。
各トランジスタスイッチ154の一端は、光源130のうちのいずれかに接続され、他端が電源変換回路140に接続されることで、出力電力V2を受け取る。コントローラ152は、クロック信号SCL及び制御コマンドSDAに基づいて、各トランジスタスイッチ154を導通又は遮断に切り替えることで、対応の光源130をオン或いはオフする。前記クロック信号SCLは、コントローラ152が切り替え時間を計算する基準として使用され、前記制御コマンドSDAはコントローラ152がトランジスタスイッチ154のオン及びオフの時間を決定するためのものである。
一具体実施例において、コントローラ152は、すでにファームウェア或いはメモリープラグインの方式で複数の制御モードをビルトインすることで、コントローラ152が各制御モードの設定に基づいて、異なる時間に対応の光源130をオン或いはオフにするためのものであり、制御コマンドSDAは複数の制御モードのうちのいずれかを選択するためのものである。
【0027】
[実施例2]
図4に示すように、本発明の実施例2において、制御コマンドSDAは、制御モード212a、212b、212cの設定を含み、前記設定が各光源130のオン及びオフの時間を含み、前記クロック信号SCLはコントローラ152が切り替え時間を計算する基準として使用される。
コントローラ152は、直接制御コマンドSDAから提供される設定に基づいて、異なる時間に対応の光源130をオン又はオフにする。前記制御モード212a、212b、212cの設定は、プログラムコードの形でBIOS210のファームウェア内に記録され、BIOS210がトリガー条件のトリガー、切替スイッチ214の選定或いはCPU230の制御に基づいていずれかを選択して設定をデータ信号線226によって制御コマンドSDAで駆動回路150のコントローラ152に伝送する。
【0028】
[実施例3]
図5に示すように、本発明の実施例3において、制御モード212a、212b、212cの設定は、OSで生成されてBIOS210に伝送し、BIOS210が設定をデータ信号線226によって制御コマンドSDAで駆動回路150のコントローラ152に伝送する。
【0029】
本発明に係る照明ダミーカードモジュール100は、アイドル中のインターフェースカードスロット220を通じて電力を受け取ることで装飾照明を当て、マザーボード200のアイドル資源を効果的に利用できる。
かつ本発明に係る照明ダミーカードモジュール100は、その他の母線機能に必要なピンを備えておらず、マザーボード200のデータチャネルを占用せず又は演算資源を消費することなく従来のダミーカードの保護機能を提供できる。
【符号の説明】
【0030】
100 照明ダミーカードモジュール
110 回路基板
112 差込部
122 電源ピン
124 クロックピン
126 データピン
128 接地ピン
130 光源
132 サブカード
140 電源変換回路
150 駆動回路
152 コントローラ
154 トランジスタスイッチ
200 マザーボード
210 基本入出力システムモジュール(BIOS)
212a,212b,212c 制御モード
214 切替スイッチ
220 インターフェースカードスロット
222 電源線
224 クロック信号線
226 データ信号線
228 アース線
230 中央処理装置(CPU)
V1 入力電力
V2 出力電力
SCL クロック信号
SDA 制御コマンド
【要約】      (修正有)
【課題】照明ダミーカードモジュールを提供する。
【解決手段】照明ダミーカードモジュール100は、回路基板110と電源ピン122とクロックピン124とデータピン126と少なくとも1個の光源130と電源変換回路140と駆動回路150と、を含む。回路基板は、インターフェースカードスロット220に挿設するための差込部112を備える。電源ピン、クロックピン及びデータピンは差込部に設けられ、かつ、光源が回路基板上に設けられる。電源変換回路は、回路基板に設けられると共に電源ピンを通じて、インターフェースカードスロットから入力電力を受け取って出力電力に変換する。駆動回路は、回路基板に設けられ、電源変換回路から出力電力を受け取り、クロックピン及びデータピンを通じて、各々インターフェースカードスロットからクロック信号及び制御コマンドを受信することで、クロック信号及び制御コマンドに基づき光源をオンオフにする。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4
図5