(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記コンピュータデバイスは、画像取得機構を含み、光源の一つ以上は、前記画像取得機構の撮影領域の方向に光を出射するように構成されている請求項1に記載の照明装置。
周辺光センサを更に備え、前記周辺光センサは、前記周辺光センサによって受光した周辺光の量に基づいて光源の一つ以上の強度を自動的に調整する請求項1に記載の照明装置。
前記ケースは、前記ケースの前記受け入れエリアに前記コンピュータデバイスを保持する少なくとも部分的に分離可能な少なくとも二つのセクションを含む請求項1に記載の照明装置。
前記少なくとも二つのセクションは、取り外し可能な結合、回転自在な結合及びスライド可能な結合の少なくとも一つとなるように構成されている請求項10に記載の照明装置。
前記ケースの前記背部に配置された複数の光源を更に備え、前記ケースの前記背部に配置された複数の光源は、前記ケースの長さの大部分に沿って長手方向にそれぞれ配置された第1の群の光源及び第2の群の光源を備え、前記第1の群の光源及び前記第2の群の光源は、互いに離間し、光源を前記ケースの前記前部及び/又は前記ケースの前記背部のボタン領域に含めない請求項12に記載の照明装置。
光源の一つ以上は、前記コンピュータデバイスの動作状態に基づいて発光応答を生成し、前記発光応答は、点滅、ストロボ、色変化、少なくとも一つのパターンの作成又はその組合せを含む請求項12に記載の照明装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
種々の装置が従来知られている。しかしながら、その構造及び動作の手段は、本開示と著しくことなる。他の発明は、本開示によって教示された全ての問題を解決しない。本発明の少なくとも一つの実施の形態を、以下で説明する図面に示すとともにここで詳細に説明する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、コンピュータデバイス、特に、ハンドヘルドコンピュータデバイスと共に用いられる照明装置を開示する。照明装置は、光源と、電源コネクタと、光源をコンピュータデバイスに取り付ける取付部品と、を備える。本発明によって開示された照明装置は、ビデオ通話、ビデオ会議、撮影及び他のカメラに関連した又は関連しない活動の経験を著しく向上させる。
【0009】
一実施の形態において、コンピュータデバイスに取り外し可能に結合することができる照明装置を開示する。照明装置は、前面及び前面に対向する背面を有するケースを含む。ケースは、前面の受け入れエリアにコンピュータデバイスを受け入れるようなサイズとなっている。照明装置は、ケースの前面と背面の少なくとも一方に配置される少なくとも一つの光源も含む。少なくとも一つの光源は、少なくとも一つのライトカバーによってカバーされ、少なくとも一つのライトカバーは、少なくとも一つの光源によって生じた光の外観(appearance)を変える。照明装置は、少なくとも一つの光源の点灯状態と強度の少なくとも一方を変えるように構成された光制御機構と、少なくとも一つの光源に操作的に結合されている電源と、を更に有する。
【0010】
一実施の形態において、コンピュータデバイスに取り外し可能に結合することができる照明装置を開示する。照明装置は、受け入れエリアにコンピュータデバイスを受け入れるようなサイズとなっているケースと、ケースに配置される少なくとも一つの光源と、を含む。少なくとも一つの光源は、少なくとも一つのライトカバーによってカバーされ、少なくとも一つのライトカバーは、少なくとも一つの光源によって生じた光の出現を変える。照明装置は、少なくとも一つの光源の点灯状態と強度の少なくとも一方を変えるように構成された光制御機構と、少なくとも一つの光源に操作的に結合されている電源と、コンピュータデバイスを受け入れエリアに結合するとともにコンピュータデバイスを電源に電気的に結合する固定機構と、電源及びコンピュータデバイスの内部電源の充電を制御するように構成されている充電制御機構と、を更に含む。
【0011】
一実施の形態において、本発明は、コンピュータデバイスに取り外し可能に結合することができる照明装置であって、コンピュータデバイスを受け入れるようなサイズとなっている凹所を有する取付部品であって、取付部品は、コンピュータデバイスの上面、底面及び/又は側面に沿った少なくとも一つのタッチ検知面に対するアクセスを提供する取付部品と、コンピュータデバイスを凹所に保持する少なくとも一つの固定機構と、取付部品の内部に保持されている少なくとも一つの光源であって、少なくとも一つの光源がライトカバーによってカバーされている少なくとも一つの光源と、取付部品の表面に配置されているタッチ検知ボタンであって、タッチ検知ボタンが少なくとも一つの光源の強度を変化させるタッチ検知ボタンと、少なくとも一つの光源に操作的に結合されている電源と、を有する照明装置を記載及び教示する。
【0012】
本発明の他の実施の形態において、コンピュータデバイスのための照明装置は、コンピュータデバイスに取り外し可能に結合することができる取付部品であって、取付部品は、前面、背面、上面、底面及び少なくとも二つの側面を有し、少なくとも二つの側面は、前面を超えて延在するように配置されたライトレールを有する取付部品と、取付部品の底面に配置されている充電ポートと、背面又は少なくとも二つの側面の一つに配置された少なくとも一つのタッチ検知ボタンと、組立部品の底面に配置された充電ポートと、少なくとも二つの側面の中に配置された複数の光源と、取付部品の内部に含まれるとともに複数の光源に操作的に結合される電源と、を有する。
【0013】
本発明の更に別の実施の形態において、コンピュータデバイスのための照明装置は、コンピュータデバイスに取り外し可能に結合することができる取付部品であって、取付部品は、前面、背面、上面、底面及び少なくとも二つの側面を有し、少なくとも二つの側面の各々は、ライトカバーを備える少なくとも一つのライトレール及び複数の光源を有し、少なくとも一つのライトレールは、前面を超えて延在し、取付部品は、コンピュータデバイスを受け入れるようなサイズとなっている凹所を有する取付部品と、取付部品の背面に配置されている少なくとも一つのタッチ検知ボタンであって、少なくとも一つのタッチ検知ボタンは、複数の光源の点灯状態を変えるタッチ検知ボタンと、取付部品の内部に含まれるとともに複数の光源に操作的に結合されている充電式バッテリと、取付部品の底面に配置されている充電ポートと、取付部品にコンピュータデバイスを保持することができる少なくとも二つの固定構造であって、少なくとも二つの固定構造は、個別のライトレールから延在する横方向エクステンション(lateral extension)であり、コンピュータデバイスは、取付部品の屈曲により少なくとも二つの固定構造から解放される少なくとも二つの固定構造と、を有する。
【0014】
上述したいように、「コンピュータデバイス」は、広い概念であり、コンピュータデバイスとして、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ及びハンドヘルドコンピュータデバイスを引き合いに出すが、それに限定されず、ハンドヘルドコンピュータデバイスは、例えば、iPhone(登録商標)又はAndroid(登録商標)のようなスマートフォン、iPad(登録商標)のような演算タブレット、携帯情報端末(PDA)、及び、比較的小型かつ軽量であるとともに基本的な演算能力及びインターネット接続能力を備えている他の装置であるが、それに限定されない。本発明の使用を、ハンドヘルドコンピュータデバイスにおいて更に詳しく示すので、議論は、そのような装置に集中する。しかしながら、ここで開示する照明装置は、デスクトップコンピュータ及びラップトップコンピュータで実現されてもよく、顕著な利点を有する。
【0015】
前面カメラ及び背面カメラの実現によって、ハンドヘルドコンピュータデバイスを、以前には思い付くことができなかった方法で用いることができる。上述したように、用途の一つは、ユーザが互いに同時に見て話すことができるビデオ通話又はビデオ会議である。大抵の場合、ユーザは、表示スクリーンを有する側として規定されるとともにユーザに対向するハンドヘルドコンピュータデバイスの前面でハンドヘルドコンピュータデバイスを保持する。したがって、表示スクリーンと同一の側にあるカメラである前面カメラは、ユーザの画像、特に、ユーザの顔の画像を取得することができる。ネットワーク構築機能によって、ハンドヘルドコンピュータデバイスは、取得した画像及び記録した音声信号を、ビデオ通話又はビデオ会議に参加する他の当事者に転送する。
【0016】
しかしながら、そうような通信経験(communication experience)は、弱い又は不適切な照明によって損なわれることがある。非常に暗いとき、前面カメラがユーザの使用可能な画像を取得するのは非常に困難となり、ビデオ通話が魅力的でなくなる。さらに、ハンドヘルドコンピュータデバイスによって行われる多くの他のカメラに関連する処理及びアプリケーションは、最適な照明条件のために同様な要求を有することがある。一つの簡単な例は、ハンドヘルドコンピュータデバイスを用いたユーザ自体、他の人又は他のシーン若しくは対象の撮影又は録画である。周辺光が非常に弱いとき、写真又はビデオの結果を損なうことがある。他の例は、ユーザがディスプレイでユーザ自体の画像を見ることができるハンドヘルドコンピュータデバイスの「ミラー」アプリケーション("mirror" application)である。悪い周辺光条件は、そのようなアプリケーションの使用も損なう。
【0017】
現在のデバイスは、光源、好適には、複数の発光ダイオード(LED)をハンドヘルドコンピュータデバイスに取り付けることによって上述した問題に対処し、これによって、光源は、ユーザ、特に、ユーザの顔を照明することができ、前面カメラ又は背面カメラは、ユーザ又は他の任意の対象の最適な画像を取得することができるとともに、ビデオ通話、写真若しくはビデオ取得、「ミラーアプリケーション」又は他の任意のカメラに関連した経験を容易にする。
【0018】
さらに、基本設計を用いることによって、アプリケーション及びユーザに対する異なる要求を満足するために照明装置の異なる種類の例を提供する種々の変形がある。アプリケーションの一部は、カメラに関連する必要がある。その理由は、ここで開示した照明装置が照明を行う機能の他に信号伝達能力も有することがあるからである。
【0019】
示唆したように、光源は、好適にはLEDライトである。しかしながら、光源は、電球型蛍光灯(CFL)又はエレクトロルミネッセントライトのような他のライトであってもよい。特に、RILI技術に基づくライトのようなアルガエベース(algae-based)ワイヤ及びパネルを用いたエレクトロルミネッセントライトを、現在の装置の光源として組み込んでもよい。さらに、時々、光度、視野角及び拡散に関して調整可能なライトを作成するのが望ましい。ライトは、カラーライトを用いることによって又はカラーカバーを追加することによって色を有することができる。一般的には、更なる調整機能を実現することによって、照明装置は、種々の目的で一人以上の人に照明を行うことができる。照明装置は、異なるパターンを示すために点滅することができ、これによって、異なる要求を満足させる。
【0020】
ハンドヘルドコンピュータデバイスの電源から分離した電源が存在することがある。電源は、照明に必要なエネルギーを供給するために電源コネクタを通じてライトに接続されてもよい。電源を、標準的なAAA亜鉛炭素若しくはアルカリ電池又はエネルギーの要求若しくは物理的な収容に関する要求に適合することができる他のタイプ又はサイズの一つ以上のバッテリとしてもよい。バッテリは、使い捨て又は充電可能であり、これによって、コストパフォーマンス及び利便性に関する柔軟性を許容する。バッテリを、照明装置とハンドヘルドコンピュータデバイスの両方に接続してもよく、これによって、エネルギーを両方の装置に供給し、ハンドヘルドコンピュータデバイスに対するバックアップ又は追加電源としての役割を果たす。それに対し、単に光源をハンドヘルドコンピュータデバイスに接続するとともに光源がハンドヘルドコンピュータデバイスの電力を用いるようにすることもでき、これによって、照明装置のサイズ及び重量を減少させ、持ち運びやすくなる。
【0021】
照明装置は、光源をハンドヘルドコンピュータデバイスに取り付ける取付部品を含む。取付は、ライトをユーザの要求に応じて追加又は取り除くことができるように非永久的であるのが好ましい。取付部品は、多くの形態をとってもよい。例えば、取付部品を、取付のためにハンドヘルドコンピュータデバイスのための凹所又はドッキング場所を有するとともに電源及び電源コネクタを入れるくぼみを有する平坦なケースであってもよい。本発明は、ライトとハンドヘルドコンピュータデバイスとの間の簡便な接続を可能にする全ての種類の取付部品を含む。さらに、取付部品は、ハンドヘルドコンピュータデバイスの見やすい位置での支持のような他の目的に適ってもよく、これによって、ハンドヘルドコンピュータデバイスのユーザは、デバイスをハンドフリーモードでデバイスを見ることができる。さらに、更に複雑な取付部品は、共同制御及びデータ共有の観点から照明装置をハンドヘルドコンピュータデバイスに更に統合することができる構造を有してもよい。
【0022】
照明装置は、ユーザがライトをオン及びオフに切り替えることができる外部スイッチを更に備えてもよい。しかしながら、特に、照明装置がハンドヘルドコンピュータデバイスに十分に統合されるときには、ライトを制御するためのハンドヘルドコンピュータデバイスのボタン、スイッチ及びメニューを用いることができる。
【0023】
上述したように、照明装置を、ビデオ通話若しくはビデオ会議を容易にするために又はハンドヘルドコンピュータデバイスの他のカメラに関連する機能を強化するために用いてもよい。そのような場合、本発明によって教示される照明装置は、追加の良好に制御された照明を行うことによってそのような経験を強化することができる。
【0024】
さらに、ライトとハンドヘルドコンピュータデバイスとの間の更なる接続を用いることによって、照明装置のライトは、ハンドヘルドコンピュータデバイスの状態のインディケータとして又はハンドヘルドコンピュータデバイスで用いられるアプリケーションのシグナルとしての役割を果たしてもよい。例えば、ライトは、着呼があるときに点滅又は点灯してもよい。また、ライトは、ユーザがハンドヘルドコンピュータデバイスで話すとき又は所定の音楽を再生する若しくはゲームをプレイするときに点灯パターン、光度又は色を変えてもよい。
【0025】
また、本発明の範囲は、照明装置を制御するのに用いてもよい一連のコンピュータプログラム又はアプリケーションである。例えば、そのようなプログラムの基本バージョンは、照明装置の光度、視野角、照明パターン及び/又は色を調整することができる。更に向上したプログラムによって、照明装置は、着呼のようなハンドヘルドコンピュータデバイスの状態と協同することができる。更に別の向上したプログラムは、ライトがアプリケーションによって部分的に制御されるように照明装置に他のアプリケーションを統合してもよい。
【0026】
一般的には、照明装置は、小型であり、携帯型であり、多用途であり、エネルギー効率がよく、耐久性があり、かつ、ハンドヘルドコンピュータデバイス、更に一般的には、照明装置と共に用いられるコンピュータデバイスに十分適合するように設計される。
【0027】
要約すると、本発明の目的は、コンピュータデバイス、特に、ハンドヘルドコンピュータデバイスに取り付けることができる照明装置を提供することである。
【0028】
本発明の更に別の目的は、電源によって給電することができる照明装置を提供することである。
【0029】
本発明の更に別の目的は、照明装置が取り付けられるハンドヘルドコンピュータデバイスに統合された電源によって給電することができる照明装置を提供することである。
【0030】
本発明の更に別の目的は、外部スイッチによって制御することができる照明装置を提供することである。
【0031】
本発明の更に別の目的は、照明装置が取り付けられるハンドヘルドコンピュータデバイスに統合されたボタン、スイッチ又はメニューによって制御することができる照明装置を提供することである。
【0032】
本発明の更に別の目的は、強度、角度及び拡散が調整可能なライトを有する照明装置を提供することである。
【0033】
本発明の更に別の目的は、一人又は複数の人に対するライトを提供する照明装置を提供することである。
【0034】
本発明の更に別の目的は、ビデオ通話又はビデオ会議中にハンドヘルドコンピュータデバイスのユーザに照明を行う照明装置を提供することである。
【0035】
本発明の更に別の目的は、ユーザ自体、他の人又は他の対象の撮影又は録画を行うハンドヘルドコンピュータデバイスのユーザに対するライトを提供する照明装置を提供することである。
【0036】
本発明の更に別の目的は、ユーザがハンドヘルドコンピュータデバイスにおいて再生画像を見るときにハンドヘルドコンピュータデバイスのユーザを照明する照明装置を提供することである。
【0037】
本発明の更に別の目的は、照明装置が接続されているハンドヘルドコンピュータデバイスに着呼があるときに点灯又は点滅する照明装置を提供することである。
【0038】
本発明の更に別の目的は、携帯することができるとともに使用が容易な照明装置を提供することである。
【0039】
本発明の更に別の目的は、照明パターン、光度、視野角又は色を変えることができる照明装置を提供することである。
【0040】
本発明の更に別の目的は、ハンドヘルドコンピュータデバイスの状態又はハンドヘルドコンピュータデバイスのアプリケーションに対するインディケータ又はシグナルとしての役割を果たすことができる照明装置を提供することである。
【0041】
本発明の更に別の目的は、照明装置が接続されているハンドヘルドコンピュータデバイスにおいてユーザが話している、音楽を再生している又はゲームをプレイしているときに光度、視野角、照明パターン又は色を変化させることができる照明装置を提供することである。
【0042】
本発明の更に別の目的は、光を拡散する照明装置を提供することである。
【発明を実施するための形態】
【0044】
本発明の好適な実施の形態を、図面を参照しながら説明する。種々の図面の同一の構成要素には同一の参照番号を付す。
【0045】
本発明の実施の形態について詳細に説明する。そのような実施の形態を、本発明の説明によって提供するが、本発明はそれに限定されない。実際には、当業者は、本願の明細書を読むとともに本願の図面を見た時に種々の変更及び変更を行うことができることを理解する。
【0046】
図1は、照明装置がハンドヘルドコンピュータデバイスに接続されているときの本発明の第1の実施の形態の等尺前面図である。コンピュータデバイスに取り付けられている照明装置1を
図1に示し、照明装置1は、ここではケース55として示す取付部品と、電源30と、ハンドヘルドコンピュータデバイスに対するドック60と、照明装置スイッチ70と、複数のLEDを備える光源と、を備える。明瞭のために、
図1において全てのLEDに符号を付けない。ハンドヘルドコンピュータデバイス100も
図1に示し、ハンドヘルドコンピュータデバイス100は、前面100を規定する表示スクリーン130と、ONボタン170と、OFFボタン180と、MENUスイッチ190と、前面カメラ120と、を有する。表示スクリーン130に表示される画像140も
図1に示す。
【0047】
上述したように、ハンドヘルドコンピュータデバイスは広く定義される。
図1において、ハンドヘルドコンピュータデバイス100を、表示スクリーン130、ONボタン170、OFFボタン180及びMENUボタン190を有するスマートフォンとして示す。しかしながら、電源30、ケース50及びドック60に対して所定の調整を行うことによってあらゆるコンピュータデバイスを収容するために本発明を用いることができることは明らかである。さらに、ハンドヘルドコンピュータデバイス100の形式及び形態は、デバイスのブランド及びバージョンによって大幅に変わってもよい。ハンドヘルドコンピュータデバイス100が
図1に示すボタンとスイッチの何れかを有しない可能性が高い。それにもかかわらず、本発明があらゆる種類のコンピュータデバイス、特に、ハンドヘルドコンピュータデバイスを収容することができる照明装置1を提供することは明らかである。
【0048】
図1に示す画像140は、ここでは、ハンドヘルドコンピュータデバイスが使用中であるときのスクリーンのあり得る表示を表していることを示す。画像140を、ハンドヘルドコンピュータデバイスのユーザとのビデオ通話又はビデオ会議に参加している当事者の画像としてもよい。画像140を、写真又はビデオが前面カメラによって取得されたときのハンドヘルドコンピュータデバイスのユーザの画像としてもよい。画像140がハンドヘルドコンピュータデバイスのユーザの画像であるとき、ユーザは、最適な結果を達成するために画像を観察して光源10の光度、視野角、色及び照明パターンを調整してもよい。ユーザは、ハンドヘルドコンピュータデバイス100からの距離を調整してもよい。装置によるユーザの照明は、カメラからユーザまでの適切な距離が達成されるときに最もよくなる。画像140を、前方カメラ以外のカメラによって取得した任意の人又は対象の画像としてもよい。さらに、画像140は、スクリーン130に表示される任意の写真又は画像を示す役割を果たしてもよい。
【0049】
LEDは、
図1に示すように、好適なタイプの光源10である。上述したように、CFL又はエレクトロルミネセントライトのような他の種類のライトを光源10として用いてもよい。LEDの基本形態は、ユーザの特定の要求及び照明装置1の特定の使用に従って変わってもよい。例えば、LEDの光度、視野角及び色は、モデルごとに異なってもよい。白色光又はカラー光を出射するLEDを用いることができる。白色LEDが色を示すことができるようにするためにカラーカバー又はフィルムを用いてもよい。好適には、
図1に示すように、複数のLEDが光源10として用いられる。しかしながら、一つのライトのみを用いることができる。LEDを、LEDのオン若しくはオフの切替に関して又はLEDの光度、視野角及び色に関して個別の又は全体的に制御してもよい。代替的に、LEDを、個別のサブセクションとして制御できるサブセクションに配置してもよい。例えば、
図1に示すように、LEDを、三つのサブセクション:左の4個のLED、右の4個のLED及び上の二つのLEDに配置してもよい。ハンドヘルドコンピュータデバイス100のユーザが所望する場合、ユーザは、周辺光状態、ユーザの姿勢及び/又は含まれるアプリケーション又は処理に従って任意のサブセクションをオン及びオフに切り替える又は任意のサブセクションの形態を変化させるように選択してもよい。
【0050】
LEDは、種々の技術仕様及び寸法を有してもよい。一般的には、LEDは、小型であり、かつ、ハンドヘルドコンピュータデバイス100及び意図した使用に整合すべきである。標準的なT1 LED、T1−3/4 LED、各種表面実装LED、小型LED,中型LED、高電力LED、LEDパネル、LEDモジュール及び他の種類のLEDは全て特定の使用の選択に対して可能である。一部の特定のタイプのLEDを、特殊効果に用いてもよい。
【0051】
例えば、単一波長のLEDを光線療法に用いてもよい。一般的には、LEDは、0.1μAから1Aまでの範囲の電流及び0.1mVから250Vまでの範囲の電圧を有する0.1mWから50Wまでの範囲の電力を用いてもよい。LEDは、特定の波長を有する白色光又はカラー光を出射してもよい。好適な実施の形態において、LEDは、暖色温度すなわち2400Kの光を出射する。
【0052】
図1の電源30は、照明装置1の必須の構成要素ではない。一部の状況において、
図1に示すような電源30を有するのが好ましい。しかしながら、他の状況において、電源を有することは、異なる利点を示す。例えば、照明装置1にハンドヘルドコンピュータデバイス100の外部電源のコネクタが備えられている場合、照明装置1は、ハンドヘルドコンピュータデバイス100と電源を共有することができ、これによって、照明装置1の構造が複雑でなくなり、制御が容易になる。しかしながら、長いバッテリ寿命を有するのが望ましい又は種々のハンドヘルドコンピュータデバイス100に適合することができる変更可能な照明装置1を有するのが望ましい場合、
図1に示す電源30と同様な電源を有するのが有利となることがある。その理由は、電源コネクタが全ての異なるハンドヘルドコンピュータデバイスに適合しないことがあるからである。
【0053】
図1において、電源30をバッテリとしてもよい。しかしながら、光源10にエネルギーが供給さえすれば電源30を他の種類の電源にしてもよい。バッテリを用いる場合、電源30を、コスト及び利便性のような種々の関心事に対処する使い捨て電池又は充電式電池としてもよい。化学組成に関して、多種のバッテリを用いることができる。電源30として用いられるバッテリのタイプは、亜鉛炭素電池、アルカリ電池、アルミニウム電池、乾電池、鉛酸蓄電池、リチウム電池、ニッケル電池、カリウム電池及びナトリウムイオン電池を含むが、それに限定されない。
【0054】
電源30は、電力をLEDに供給するように設計される。電源30から供給される電圧及び電流がLEDを給電するのに不十分であるとき、電源からの出力を増大してLEDに十分に供給するのを保証するためにバックブーストコンバータのような調整回路を含んでもよい。そのような調整回路は、従来周知である。さらに、照明装置1は、バッテリ寿命を測定するとともに必要なときには電池の交換をユーザに知らせるバッテリメータを更に備えてもよい。そのようなバッテリメータの技術も従来周知である。
【0055】
LEDへの電力の供給に加えて、電源30は、ハンドヘルドコンピュータデバイス100に対するバックアップ電源としての役割を果たしてもよい。ハンドヘルドコンピュータデバイス100と照明装置1との間の適切な接続を用いることによって、制御回路と電気的な接続の両方に関して、電源30を、ハンドヘルドコンピュータデバイス100に直接エネルギーを供給するのに用いることができ、これによって、全体的なバッテリ寿命が長くなり、更に大きい柔軟性を提供する。電源30が充電可能であるとき、ハンドヘルドコンピュータデバイス100を再充電してもよく、これによって、照明装置1とハンドヘルドコンピュータデバイス100の両方に電力を供給する手頃な解決を提供する。
【0056】
図1がケース55及び電源30の位置及び配置に対する実例となっていることに留意されたい。電源30を他の位置に配置してもよい。例えば、電源30を、ケース55の背面に取り付けられたチャンバにおいてシールドされてもよい。
【0057】
図1において、照明装置スイッチ70も示す。電源30のそのような外部スイッチは、照明装置1の必須部分ではない。照明装置1がハンドヘルドコンピュータデバイス100に十分に統合される場合、ハンドヘルドコンピュータデバイス100のボタン、メニュー及びスイッチを介してLEDのあらゆる側面を制御することができる。そのような設計は、個別、サブセクション又はグループ全体のLEDの光度、視野角、色及び照明パターンについての全範囲のオプションを提供してもよい。しかしながら、所定の状況において、外部スイッチを有するのが望ましい。その理由は、外部スイッチがライトの迅速かつ容易な利用しやすい制御を行うことができるからである。
【0058】
種々の要求に適合するためにスイッチ70が種々の設計を有してもよいことに留意されたい。スイッチ70を、機械的、電気的又は論理的にすることができる。スイッチ70の最も単純な形態において、スイッチ70は、他の任意の調整能力を有することなく全てのLEDをオン及びオフに切り替えてもよい。しかしながら、スイッチ70を、所定の範囲のLEDの輝度又は光度を決定する調光器として設計してもよい。一つのあり得る設計では、スイッチ70は、LEDをカバーする接合レンズ(articulating lens)又はレンズのような調整の機械的な手段を制御してもよく、これによって、照度を変えることができる。スイッチ70がそのような機能を実行できるようにするために、ポテンショメータのような周知の回路を照明装置に含めてもよい。さらに、スイッチ70は、個別、サブセクション又はグループ全体のLEDの光度、視野角、色及び照明パターンを制御するために更に複雑な設計を有してもよい。
【0059】
本発明は、光源10をコンピュータデバイスに取り付ける取付部品を開示する。
図1に示す実施の形態において、コンピュータデバイスがハンドヘルドコンピュータデバイス100であるのに対して、取付部品は、ハンドヘルドコンピュータデバイス100を部分的に包む凹所を有するケース55であり、表示スクリーン130を明確に見ることができるようにするとともに前面カメラ120がブロックされないように前面110は大幅に露出された状態となる。ハンドヘルドコンピュータデバイス100は、ケース55の凹所にスナップインする。LEDは、LEDからの光をハンドヘルドコンピュータデバイス100の前面110に略垂直な方向に向けるためにケース55の縁に取り付けられる。
【0060】
ケース55は、ワンピース構造であってもよい又は更なる柔軟性及び利便性のためにマルチピース設計を有してもよい。光源10のハンドヘルドコンピュータデバイス100への取付に加えて、ケース55は、ハンドヘルドコンピュータデバイス100に対する物理的及び衛生的な保護を設けてもよく、これによって、物理的な衝撃による損傷を防止する。ケース55を、ゴム、革、木、大理石、人造石(例えば、サイルストーン(登録商標))、グラファイト(例えば、炭素繊維)、金属シート若しくは金属ホイル、又は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、高密度ポリエチレン、ポリ塩化ビニル(PVDC)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)及びポリカーボネートを含むがそれに限定されないプラスチック、又は、その一部の組合せを含むがそれに限定されない材料から構成されてもよい。ケース55を1種類の材料から構成してもよく、ケース55の異なるパーツを異なる材料から構成してもよく、これによって、最適な保護及び感触を保証する。
【0061】
「スナップイン」設計がハンドヘルドコンピュータデバイス100をケース55に接続するための取付の唯一の形態でないことに留意されたい。例えば、ケース55は、二つのカバーを備えてもよく、その一方又は両方をスライド自在にハンドヘルドコンピュータデバイス100に接続してもよい。ハンドヘルドコンピュータデバイス100を、予め配置されたねじ(pre-positions screw)、面ファスナー、リベット打ち又は安全な取付を行うことができる他の任意の種類の機構のような他の手段によってケースに固定することもできる。好適には、ケース55は、ハンドヘルドコンピュータデバイス100に取り外し可能にして取り付けられ、これによって、更に高いレベルの柔軟性で容易な取外しを行うことができる。しかしながら、ケース55のハンドヘルドコンピュータデバイス100への永久的な固定も許容することができ、これによって、ハンドヘルドコンピュータデバイス100と照明装置1との間の高レベルの統合が可能になる。
【0062】
LEDを、安全な取付を許容する任意の手段によってケース55に取り付けてもよい。LEDを、溶接、ねじ留め、リベット付け、接着、共通成形(co-molded)又は他の任意の方法によってケース55にリンク又は挿入してもよい。予め位置決めされた磁石、面ファスナー又はスナップのような必要な構造を、LEDをケース55に固定するために用いてもよい。一般的には、LEDを、永久的に又は取り外し可能にケース55に接続してもよい。さらに、LEDをケースに接続する手法は、用いられるLEDのタイプ又はケースのタイプに応じて変えてもよい。
【0063】
取付後、LEDの相対位置及び投影角は調整可能であってもよく、これによって、照明のエリア、範囲及び深さに対する更なる柔軟性を可能にする。さらに、LEDの取付方法を、LEDがハンドヘルドコンピュータデバイスの前面に略垂直でない方向に照明を行うことができるように設計してもよい。例えば、各LEDを、LEDを全ての方向に傾けることができるユニバーサルホイール(universal wheel)によってケースに取り付けてもよい。したがって、LEDをハンドヘルドコンピュータデバイスの背面カメラとともに用いるのが望ましいとき、そのような設計によって、LEDは、背面カメラの方向に照明を行うことができる。
【0064】
上述したように、取付部品は、ケース55とは別の形態をとってもよい。その鍵は、取付部品によって光源をハンドヘルドコンピュータデバイス100に取り付けることができるようにすることである。最も簡単な形態において、光源10をハンドヘルドコンピュータデバイスに直接取り付けてもよく、これによって、光源をハンドヘルドコンピュータデバイスに統合することができる。その場合、取付部品は、単に、磁石、接着剤、ねじ、リベット又は光源10をハンドヘルドコンピュータデバイスに接続する溶接材料のような最小の材料又は構造を有してもよい。更に複雑な形態において、取付部品は、単に、一つ以上の取付ストリップを備えてもよく、取付ストリップは、ストリップの上に取り付けられたLEDを有し、これらのストリップを、あり得る任意の手段を介してハンドヘルドコンピュータデバイスに取り付けてもよい。ストリップを、ねじ又はヒンジによってハンドヘルドコンピュータデバイスに接続してもよく、これによって、ストリップを、取付を維持しながらハンドヘルドコンピュータデバイスから離れるように傾けることができ、LEDは、更に広いエリアを照明することができる。必要な場合には、LEDをハンドヘルドコンピュータデバイスから取り除いてもよく、取付部品は、LEDを給電及び制御することができるとともにLEDが照明を拡張したエリアに対して行うことができる延長コードを備えてもよい。そのような設計は、照明装置の照明範囲を最大にするのに有用となり得る。
【0065】
照明装置1は、周辺光の状態を検出及び測定するセンサを更に備えてもよい。そのようなセンサの一般的な構造及び回路は、従来周知である。周辺光センサ(
図7参照)は、ハンドヘルドコンピュータデバイスの光度、視野角、色及び照明パターンの調整プロセスを容易にし、これによって、適切なコンピュータプログラムがインストールされたときに自動的な制御が可能となる。
【0066】
図2は、照明装置がハンドヘルドコンピュータデバイスに接続されているときの本発明の第1の実施の形態の等尺側面図である。種々の素子を見えるようにするために、ケース55によって視界から遮られた構造を示す破線を用いる。ケース55、電源30、ドック60、ライトカバー20によってカバーされた複数のLED、及び、LEDを電源30に接続する電源コネクタを有する照明装置1を
図2に示す。ケース55に包み込まれたハンドヘルドコンピュータデバイス100も
図2に示す。明瞭のために、
図2において、全てのLED又はライトカバーに符号を付さない。
【0067】
電源コネクタ40は、
図2に示す電源30のような電源にLEDを接続する手段を表す。上述したように、電源30を、バッテリ又はコンパクトかつ安全な他の種類の電源としてもよい。電源コネクタ40を、光源10を電源に接続するのに用いることができる従来周知の標準的な電気配線又は他の任意の種類の回路としてもよい。
【0068】
ドック60を、ケースと共に取付部品の一部と考えることができる。電源コネクタ40と同様に、ドック60は、照明装置の必須構造ではない。しかしながら、ドック60は、存在する場合にはある重要な役割を果たすことができる。ドック60は、ハンドヘルドコンピュータデバイス100をケース55の中で固定する「スナップイン」構造の一部としての役割を果たすことができる。更に重要なことには、ドック60は、ハンドヘルドコンピュータデバイス100に差し込むことができるコネクタを含んでもよく、データの共有、共同制御(synergistic control)及び電源の共有に関して照明装置1とハンドヘルドコンピュータデバイスを統合する役割を果たしてもよい。ドック60がハンドヘルドコンピュータデバイス100のコネクタとしての役割を果たすことができるようにする技術は、従来周知である。
【0069】
ライトカバー20を、LEDからの光を拡散する、LEDからの光を集束する、及び/又は、LED光が白色であるときに所定の色を加えるのに用いられるレンズとしてもよい。ライトカバー20は、LEDからの光を拡散して弱めるとともに光を遮ることなく最適な照明を行うのを助ける。
【0070】
ライトカバー20を、ポリカーボネートLEDディフーザ、アクリルLEDディフーザ、クリア(clear)LEDディフーザ、オパールLEDディフーザ、サテンLEDディフーザ、LEDディフーザフィルム、又は、LED光拡散性能を有する任意の製品若しくは材料を含むがこれに限定されない任意の種類のディフーザとしてもよい。ライトカバー20を、調整可能な又は調整可能でない任意の種類のレンズとしてもよい。ライトカバー20を着色してLEDから出射した白色光をカラー光に変えてもよい。
【0071】
ライトカバー20をLED又はケースに取り付けてもよい。取付方法は、用いられる材料及び種々の構造の特定の形態によって変えてもよい。ライトカバー20を、取付又は取外しを容易に行うことができるスライド自在又は回転カバーとしてもよい。ライトカバー20を、LED又は取付部品に接着、ねじ付け、溶接又はリベット付けしてもよい。
【0072】
ライトカバー20の形態は、
図2に示すものと異なってもよい。例えば、ライトカバー20は、二つ以上のLEDライトをカバーすることができる「ライトストリップ(light strip)」又は「ライトパイプ」の形態をとってもよい。特に、一つの「ライトパイプ」は、左の四つのLEDをカバーすることができ、別の一つの「ライトパイプ」は、右の四つのLEDをカバーすることができ、別の一つの「ライトパイプ」は、上の二つのLEDをカバーすることができ、これによって、良好な拡散及び良好な照明を行うことができるようになる。代替的に、連続的な「ライトストリップ」又は「ライトバルブ」は、全てのLEDライトをカバーしてもよい。
【0073】
図3は、照明装置がハンドヘルドコンピュータデバイスに接続されているときの本発明の第1の実施の形態の等尺背面図である。ケース55及びハンドヘルドコンピュータデバイス100を
図3に示し、ハンドヘルドコンピュータデバイス100は、背面115と、背面115の背面カメラ125と、を有する。
【0074】
上述したように、取付部品は多数の形態をとることができる。ここで、ケース55は、光源10の取付及びハンドヘルドコンピュータデバイスの一般的な保護の両方を行うことができる一例である。光源10をケースに取り付ける所定の方法によって、光源10、好適には、LEDを、位置調整できるとともに背面カメラ125とともに用いることができる。そのような状況において、LEDは、写真若しくはビデオ取得プロセス又は背面カメラによって実行される他のアプリケーションを支援する。
【0075】
取付部品は、ケース55と結合することができる他の構造を備えてもよい。一つのあり得る追加は、フレームスタンド及び/又はハンガーを含むがそれに限定されないハンドフリー構造である。フレームスタンド又はハンガーは、好適には、折り畳み可能であり、ケース55の背面に取り付けることができ、折り畳みにより占有するスペースが小さくなる。フレームスタンド又はハンガーが折り畳まれない場合、フレームスタンド又はハンガーは、ハンドヘルドコンピュータデバイスを直立位置で支持し又は吊るし、ユーザの手を占有することなくユーザによってディスプレイを楽に見ることができる。更に詳しくは、ケースの(両)側面及び底面の縁を、ケースがスタンドの一部としての役割を果たすことができるように角度を付けた表面によって形成することができる。例えば、外部バッテリが取り付けられる場所に隣接するケースの厚い底面は、所定の角度でIPhone(登録商標)を支持するのに十分な表面を提供することができる。要約すると、フレームスタンド又はハンガーによって、ハンドヘルドコンピュータデバイスをハンドフリーで見ることができ、デバイスによって行うことができることに関して十分な柔軟性を提供することができる。
【0076】
図4は、照明装置がハンドヘルドコンピュータデバイスに接続されているときの本発明の第2の実施の形態の等尺前面図である。ハンドヘルドコンピュータデバイス100に取り付けられた照明装置1を
図4に示し、照明装置1は、ケース55及びドック60を備える取付部品と、複数のLEDと、を備える。明瞭のために、
図4において、全てのLEDに符号を付さない。前面110を規定する表示スクリーン130、ONボタン170、OFFボタン180、MENUスイッチ190及び前面カメラ120を有するハンドヘルドコンピュータデバイス100も
図4に示す。表示スクリーン130に表示される画像140も
図4に示す。
【0077】
図5は、照明装置がハンドヘルドコンピュータデバイスに接続されているときの本発明の第2の実施の形態の等尺側面図である。種々の素子を見えるようにするために、ケース55によって覆われた構造を示す破線を用いる。ケース55、ドック60、ライトカバー20によってカバーされた複数のLED及び電源コネクタ40を有する照明装置1を
図5に示す。ケース55に入れられたハンドヘルドコンピュータデバイス100も
図5に示す。明瞭のために、
図5において、LED又はライトカバーの全てに符号を付さない。
【0078】
図4及び
図5は、本発明の第2の実施の形態を示す。本実施の形態において、
図1及び
図2に示す電源及びスイッチはもはや存在しない。光源10、ここでは複数のLEDは、電源コネクタ40によってハンドヘルドコンピュータデバイス100の内部電源に接続されている。さらに、照明装置1及びハンドヘルドコンピュータデバイス100の更なる統合によって、光源10の光度、視野角、色及び照明パターンを、ハンドヘルドコンピュータデバイスのスイッチ、ボタン及びメニューによって調整してもよく、これによって、外部制御スイッチが必要でなくなる。そのような設計は、照明装置1の基本構造を簡単化し、それにもかかわらず、照明装置1とハンドヘルドコンピュータデバイスとの間の高いレベルの接続及び協働を必要とする。
【0079】
第2の実施の形態及び第3の実施の形態を十分に説明する必要がないことに留意されたい。その理由は、そのような説明が第1の実施の形態で行われたからである。特に、実施の形態のいずれかの説明は、説明の間に矛盾がない限り他の実施の形態に含まれると考えるべきである。
【0080】
図6は、照明装置がハンドヘルドコンピュータデバイスに接続されているときの本発明の第3の実施の形態の等尺前面図である。ハンドヘルドコンピュータデバイス100に取り付けられた照明装置1を
図6に示し、照明装置1は、表示スクリーン130を取り囲む円形ライトパネル200を備える光源10を備える。前面110を規定する表示スクリーン130、MENUスイッチ190及び前面カメラ120を有するハンドヘルドコンピュータデバイス100も
図6に示す。表示スクリーン130に表示される画像140も
図6に示す。
【0081】
第3の実施の形態において、取付部品、電源30、ドック60及び照明装置スイッチ70のような一部の他の形態を示さない。しかしながら、これらの構造は存在するが直接見えなくなっていることに留意されたい。上述したように、(ライティング社(Lighting, Inc.)のRevolutionによって製造された)RiLi技術に基づくライトのようなアルガエベース(algae-based)ワイヤ及びパネルを用いたエレクトロルミネッセントライトを、光源10として用いてもよい。円形ライトパネル200の設計は、そのような照明技術を用いるのに特に適切であり、一般的には、エネルギー効率が良く、寿命が長く、明るく、かつ、広い視野角を有する。円形ライトパネル200は、好適には、薄く、工業的な接着剤のような任意の種類の接続機構を備える取付部品を用いてハンドヘルドコンピュータデバイス200に取り付けてもよい。ライトパネル200の設計、寸法及び形状を機能及び/又は美観の要求に応じて変えてもよい。電源、制御系、及び、光源10による照明のあり得る表示の変化は、上記及び下記で十分に説明している。
【0082】
図7及び
図8を参照すると、前面及び背面からそれぞれ示す本発明の他の実施の形態がある。照明装置1は、ケース55の形態をとり、取り付けられるコンピュータデバイス100(
図15参照)なしで示されている。一般的に、実施の形態は、前面110、背面115、上面105、底面95及び少なくとも二つの側面90を有する。これらの面の各々は、一般的には、
図7に示すような凹所65を規定する役割を果たす。
【0083】
側面90の各々は、一般的には、前面110から前面110を超えて延在する水平エクステンション又はライトレールを有する。ライトレールは、一般的には、ライトカバー20及び複数の光源又はLEDを備える。複数の光源10は、好適には、白色光を出射するLEDである。白色光を、カラー光の混合、蛍光変換(phosphor conversion)又は他の適切な技術によって生成することができる。一部の例において、異なる色を生成する及び/又は光の色調を異ならせることができるLEDを有するのが望ましく、そのようなLEDは適切に組み込まれる。光源10は、上述したような任意のタイプのLEDであってもよく、好適には、表面実装LEDであり、白熱電球、蛍光灯又は高輝度放電(HID)ランプを含むがそれに限定されない他の適切なタイプの光源としてもよい。
【0084】
ライトカバー20は、ここでは、LEDのカバーである。ライトカバー20は、接触なく各光源10を個別にカバーする、又は、複数の光源10を同時にカバーする。他の実施の形態において、ライトカバー20は、任意の一つ以上の光源10をカバーするとともに接触してもよい。ライトカバー20は、好適には、半透明であり、一部の場合においては、透明なプラスチックカバーであり、それは、光がプラスチックカバーを通過するときに光を散乱させる役割を果たす。ライトカバー20は、取り外し自在であり、特定の角度の散乱、薄い色、シェード若しくは他の色歪み又はその任意の組合せを光源10に提供するために異なる材料及び色を備えてもよい。他の実施の形態において、ライトカバー20は、永久的に取り付けられる。
【0085】
さらに、ライトカバー20の各々は、少なくとも180°の円弧に沿って照明装置1から外側に光を出射できるように設計される。この理由は、光源10がデバイスにおいて終端となる光源10の上及び光源10の各側面の上のエリアをカバーするようにライトカバー20が一般的に形成されるからである。一部の例において、ライトカバー20は、光源10の終点を過ぎるように配置されてもよく、ここで説明する光源に対向する前面と同一の原理を用いて光源10に対向する背面を可能にする。
【0086】
ライトカバー20は、好適には、(両)側面90の長さに沿って配置されるが、ケース55を十分に取り囲んでもよい。ライトカバー20は、複数の個別のライトカバーの間でギャップ又はスペースによって断続的にしてもよい。好適な形態において、一つのライトレールは、他のライトレールより長い(
図10参照)。これは、典型的には装置の左側に配置されるスマートフォンのようなコンピュータデバイスの形態へのアクセスを提供する役割を果たす。
【0087】
ライトカバー20が照明装置1の上側エリア及び下側エリアと交差する場所において、ライトカバー20から延在する固定機構75が形成される。この固定機構75を、少なくとも一つで最大で四つのコーナエリアに配置してもよい。好適な実施の形態において、少なくとも二つの固定機構75が存在する。固定機構75は、ライトカバー20の上側から略垂直に延在するツメ又はエクステンションとして現れる。好適には、固定機構75は、照明装置1の対向する端部及び対向する側に配置される。これによって、例えば、一方の固定機構を右上側に配置するとともに他方の固定機構を左下側に配置することができる。この差異は、二つの形態の固定機構の最も安定した配置を提供する。三つ以上の固定機構を用いることによって、追加の接触点が特定の配置の必要性より優位になるので、配置は重大でない。
【0088】
コンピュータデバイスを凹所に押し込むと、固定機構75はコンピュータデバイスの表面をスライドし、これによって、コンピュータデバイスの位置を固定するとともに保持する。コンピュータデバイスを取り出すために、ケース55は、(コンピュータデバイスから離れるように)僅かに下側に曲げられ、これによって、固定機構75は、コンピュータデバイスをカバーから引き抜き又は遠ざけ、その後、コンピュータデバイスが取り出される。
【0089】
照明装置1の他の形態は、コンピュータデバイスの背面カメラに対する制限されない又は抑制されないアクセスを提供する孔135を有する。孔135の位置を、寸法、形状及び位置の幾つかに適合するように変えることができる。周辺光センサ145を、周辺光に応じて光源10の強度を自動的に調整するために配置してもよい。充電ポート85によって、充電式電源である電源30(
図1参照)の充電を可能にし、充電ポート85を、照明装置それ自体の中に配置してもよい。
【0090】
さらに、照明装置1は、少なくとも一つの押圧式又はタッチセンサー式のボタン80を備えてもよい。好適な実施の形態において、このボタンは、照明装置1の背面115に配置される。タッチセンサー式のボタン80は、光源10の点灯状態を制御する。これは、光源10のオン又はオフの切替及び必要に応じた光源10の光を弱める又は強める作用を含む。
【0091】
光源10の光を弱める又は強めるために、ボタンエリアに圧力を加え続ける又は指を置いたままにする。この動作によって、光源10は、ボタンが関与しなくなるまで光を弱める又は強める。ボタン80の別の関与の結果、光源10の電流設定に基づいて光を更に弱まる又は更に強める。
【0092】
図9〜12において、
図7及び
図8に示す実施の形態を、右側、左側、上面及び底面からそれぞれ示す。ここで、前面110、背面115、上面105、底面95及び側面90の相関関係から照明装置1の全体、形状及び構造が更に明らかになる。光源10を一つの配置構造から示す。
【0093】
ライトレールのエリアの間に切り欠き又は空所150が存在してもよく、そのような切り欠き又はスペース150は、コンピュータデバイスが一旦固定されるとコンピュータデバイスとの相互作用を可能にするために計画的に(strategically)配置される。図示したように、そのような切り欠き150を、ケースの上面、底面及び左側面の中間から上に沿って示す。これらの位置は、コンピュータデバイスすなわちスマートフォンのボタン及び他の相互作用形態の典型的な位置である。しかしながら、そのような切り欠き150の追加の配置、寸法及び形状を必要に応じて変えることができる。
【0094】
図12に示すように、充電ポート85は、典型的には、照明装置1のボタンに配置されている。充電ポート85を、充電ダウンストリームポート及び専用充電ポートの両方及び他の適切な充電技術を備えるユニバーサルシリアルポート(USB)のような従来既知のものを含む任意のタイプの適切なポートとしてもよい。ポートは、必要に応じて充電のために含まれる電源に操作的に結合されている。
【0095】
図13を参照すると、ライトカバー20は、下から光源10を露出するために部分的に除去されている。このような光源10の配置及び個数は、無数のそのような配置の一つであり、一つのそのような配置の単なる表現を意図するものである。どのようにしてライトレールの一つ(本実施の形態の左ライトレール)が更に多くの光源10を含むとともに他方のライトレール(本実施の形態の右ライトレール)よりも長くなるかを見ることもできる。他の実施の形態において、更に多くの光源10を含む更に長いライトレール及び更に少ない光源を含む更に短いライトレールの形態を逆にしてもよい。理解できるように、各レールの光源の個数及び各レールの長さを、各レールの光源10の任意の個数及び/又は配置を含むために所望に応じて変えてもよく、各レールの長さを、所望に応じて長くなる又は短くなるように変えてもよい。
【0096】
図14は、
図12の断面図で示すような本開示の繰り返し(iteration)を示す。図示したように、一般的には、コンピュータデバイスを受け入れる凹所65を形成する役割を果たす前面110、背面115及び側面90が存在する。側面110から出てくる又は上昇するのはライトカバー20である。ライトカバー20は、図示したように、一般的には逆“U”形状であるが、用いられる光源10及び光源10の拡散の選択に応じて、更に丸みを帯びた“C”形状又は他の形状となってもよい。
【0097】
ライトカバー20は、一般的には、前面10のいずれかの側面、上面又は底面に沿って延在する単一のチャネルである。ライトカバー20を、個別に配置してもよく、又は、境界の長さに沿って延在する連続的なカバーを形成するように互いに接続されてもよい。一部の実施の形態において、ライトカバー20を、背面115に沿って位置決めするために位置付けしてもよい。ライトカバー20は、上述したように、光を散乱させるように構成される。そのような散乱は、ライトカバー20の所定の材料、構造、パターン等又はその任意の組合せを用いることによって生じうる。例えば、高密度材料は、典型的には、光の散乱に有効であり、そのような材料は、更に多くの光源とともに必要となり得る。
【0098】
内部において、プリント回路基板(PCB)160を、それに結合されている充電式電源30と共に示す。配線のような電源コネクタ40は、光源10を電源に結合する。押圧ボタン80は、光源のオン/オフの切替及び光源10の光出力を変えることを含む光源10の点灯状態を変えるように機能することができる。
【0099】
図15において、取り外し自在に結合されているコンピュータデバイス100を有する照明装置1を斜視図で示す。コンピュータデバイス100は、表示スクリーン130と、前面カメラ120と、コンピュータデバイス制御装置155と、明示的に名前を付けない他の形態と、を有する。光源10及びライトカバー20からの散乱光によってコンピュータデバイスを部分的に包囲することによって、本発明は、対象への均一かつ調和した(consistent)照明を可能にし、これによって、ここで更に説明するような静止画像及び時間変化する画像の望ましい取得を行う。
【0100】
さらに、
図15に示すように、光源10は、互いに等距離に配置される。これらの光源10の間の間隔又はギャップは、変化してもよいが、好適には、約0.1インチから約0.2インチであり、更に好適には、約0.25インチである。ギャップ又は間隔は、一方の光源の配置を終了するとともに他方の光源の配置を開始するエリアとして規定される。光源10は、各ライトを互いに操作的に結合するストリップに存在してもよく、そうでない場合には、上述したようなプリント回路基板の上に直接存在してもよい。他の機能的な実現が用いられてもよく、本発明の範囲においてカバーされる。
【0101】
一部の場合において、
図7〜14で説明した一般的な概念は、背面カメラと共に用いることができる。そのような実施の形態において、光源及びライトカバーを含むライトレールの位置付けは、前面の代わりに背面である。凹所、固定機構、孔等は、前面の実現と同一の位置付けのままである。一部の実施の形態において、ここで説明するような光源及びライトカバーを含む前面ライトレール及び背面ライトレールが存在する。そのような実施の形態において、光源(前面及び後面)を、独立して制御できるようにしてもよく、したがって、背面光源を、必要に応じてオン/オフに切り替えることができ、同一の機能が前面光源によって生じることができる。
【0102】
上述したように、一連のコンピュータアプリケーション又はプログラムがここで開示した照明装置に伴って生じることは、図面に記載しているように、本発明の範囲内である。これらのアプリケーションは、照明装置の使用を簡単にすることができ、他の一部のアプリケーションの使用を支援することが安全であり、良好に制御され、かつ、最適化されることを保証する。しかしながら、これは必須ではなく、実際には、独立した実施の形態として本発明を実施するのがより実用的であることに留意されたい。これは、照明装置1の十分な制御をユーザに与える。ユーザは、必要に応じて照明装置1をコンピュータデバイスに結合することができる。
【0103】
一旦コンピュータデバイス100に結合されると、ユーザは、照明装置1それ自体に組み込まれた制御装置、スイッチ等を用いることによって光源の強度又は他の任意の特性を変えることができる。さらに、この独立した使用は、ケース55の中に含まれる充電式電源によって向上する。したがって、電源を、コンピュータデバイス100に再充電する必要もコンピュータデバイスの電源からの充電を行う必要もなく必要に応じて再充電することができる。
【0104】
次に、
図16A〜
図24Fを参照し、照明装置1の他の実施の形態を説明する。これらの実施の形態を十分に説明する必要がないことに留意されたい。その理由は、そのような説明が上述した実施の形態で行われたからである。特に、実施の形態のいずれかの説明は、説明の間に矛盾がない限り他の実施の形態に含まれると考えるべきである。
【0105】
上述したように、
図7〜14で説明した一般的な概念を、背面カメラを用いることによって用いることができる。また、一部の実施の形態において、光源及びライトカバーを含む前面ライトレール及び背面ライトレールが存在する。
図16A〜16Dは、光源10,210及びライトカバー20,220をそれぞれ含む前面ライトレール及び背面ライトレールの両方を有するケース55の一例を示し、それを、前面カメラ及び背面カメラの両方を用いることによって用いることができる。光源10,210のタイプ、配置、形態、位置及び個数は、無数のそのような配置の一つであり、一つのそのような配置の単なる表現を意図するものである。理解できるように、各レールの光源10,210の個数及び各レールの長さは、各レールの光源10,210のあらゆるタイプ、形態、位置、個数及び/又は配置を含むために所望に応じて変わってもよく、各レールの長さは、所望に応じて更に長く又は更に短くなるように変わってもよい。
【0106】
図16A〜16Fを参照すると、前面ライトレール及び背面ライトレールを有するケース55の実施の形態を示す。特に、
図16A〜16Cは、(光源10及びライトカバー20を含む)前面ライトレール及び(光源210及びライトカバー220を含む)背面ライトレールを有するケース55の背面図、前面図及び斜視図を示す。
図16D及び
図16Eは、前面ライトレール及び背面ライトレールの種々の配置例による
図16Aのライン16D−16Dに沿ったケース55の断面図を示す。
図16Fは、
図16Bのライン16F−16Fに沿ったケース55の断面図であり、ケース55の構成要素の電気的な接続を示す。
【0107】
照明装置1は、ケース55の形態をとり、取り付けられているハンドヘルドコンピュータデバイス100なしで示されている。一般的には、実施の形態は、前面110、背面115、上面105、底面95及び少なくとも二つの側面90を有する。ケース55は、コンピュータデバイス100の背面カメラに対する制限されない又は抑制されないアクセスを提供する孔135を有する。各背面ライトレールは、ライトカバー220を有する光源210を含み、ライトカバー220は、各光源210に個別に配置されている。各前面ライトレールは、ライトカバー20を有する光源10を含み、ライトカバー20は、各光源10に個別に配置されている。
【0108】
光源210は、光源210がケース55の背面115に配置されている点を除いて光源10と同一であってもよい。ライトカバー220は、ライトカバー20と同様に、光を散乱するように構成されている。ライトカバー220は、ライトカバー220が背面光源210の上に配置されている点を除いてライトカバー20と同一であってもよい。一部の例において、光源10及び210は、同一の光特性(例えば、同一色の生成)を有してもよい。一部の例において、光源10及び210は、異なる光特性(例えば、異なる色及び/又は異なる光の色調の生成)を有してもよい。一部の例において、ライトカバー20及び220は、同一の特性(例えば、同一の材料、同一の色、同一の色合い)を有してもよい。一部の例において、ライトカバー20及び220は、異なる特性(例えば、異なる材料、異なる色、異なる色合い)を有してもよい。一部の例において、背面ライトレール(光源210及びライトカバー220)を、例えば、前面カメラによって撮影された「自撮りの写真」よりも背面カメラによって取得した人々のグループの画像の方がよくなるように、前面レール(光源10及びライトカバー20)より多くの光及び/又は散乱を提供するように構成してもよい。
【0109】
一部の例において、前面光源10及び背面光源210を、例えば、タッチセンサー式のボタン80によって独立して制御してもよい。したがって、背面光源210を必要に応じてオン/オフに切り替えてもよく、ケース55によって、前面光源10に対してここで説明したのと同一の機能が背面光源210に対して生じることができる。
【0110】
図16A〜16Eにおいて、光源10,210(及び各ライトカバー20,220)を、(両方の)側面90の長さに沿って配置されているものとして示す。一部の例において、光源10,210(及び各ライトカバー20,220)は、ケース55を十分に取り囲んでいる。一部の例において、光源10,210(及び各ライトカバー20,220)を、(
図1に示すように)上部105の長さに沿って配置してもよい又はケース55の底部95の長さに沿って配置してもよい。
【0111】
一部の例において、ケース55は、上述したように充電ポート85を含んでもよい。一部の例において、ケース55は、外部メモリスロット222を含んでもよい。メモリスロット222は、ハンドヘルドコンピュータデバイス100のメモリカードインタフェースに対する抑制されないアクセスを提供してもよい。メモリスロット222は、セキュアデジタル(SD)メモリカードを含むがそれに限定されない従来既知の任意の適切な外部メモリカードを受け入れるのに適切であってもよい。
【0112】
図16D及び
図16Eを参照すると、前面光源10及び背面光源210の二つの例示的な配置を示す。
図16D及び
図16Eは、光源210に対する前面ライトカバー210の配置も示す。便宜上、ライトカバー20を
図16D及び
図16Eに示さない。
図16Dにおいて、前面光源10及び背面光源210を、光源10,210が(PCB260を超えて)互いに整列するようにPCB260に配置される。
図16Eにおいて、前面光源10及び背面光源210を、光源10,210が(PCB260を超えて)ずらした配置になるように(すなわち、整列しないように)PCB260に配置される。
図16D及び
図16Eが前面光源配置及び背面光源配置の例を表すとともに他の配置が可能であることを理解すべきである。
【0113】
図16Fは、
図16Bに示すケース55(及び
図17Bに示すケース)の構成要素の一部の電気接続配置の例を表す。図示したように、コンピュータデバイス100を受け入れる凹所を形成する役割を果たす前面110、背面115及び側面90が存在する。前面110からの出てくる又は上昇するのはライトカバー20である。背面115から出てくるのは背面ライトカバー220である。
【0114】
内部において、PCB260を、それに結合されている充電式電源30と共に示す。配線のような電源コネクタ40は、前面光源10及び背面光源210を電源30に結合する。押圧ボタン80は、(前面光源10及び背面光源210の独立した制御を含む)光源10,210のオン/オフの切替及び光源10,210の光出力を変えることを含むがそれに限定されない光源10,210の点灯状態を変えるように機能することができる。
【0115】
図17A〜17Dを参照すると、前面ライトレール及び背面ライトレールを有するケース55の他の実施の形態を示す。特に、
図17A及び
図17Bは、(光源10及びライトカバー20を含む)前面ライトレール及び(光源210及びライトカバー220を含む)背面ライトレールを有するケース55の背面図及び前面図を示す。
図17C及び
図17Dは、前面ライトレール及び背面ライトレールの種々の配置例による
図17Aのライン17C−17Cに沿ったケース55の断面図を示す。便宜上、ライトカバー20を
図17C及び
図17Dに示さない。
【0116】
図17A〜17Dに示すケース55は、ライトカバー220の形態が
図16A〜16Eに示すライトカバー220と異なる点を除いて
図16A〜16Eに示すケース55と同一である。
図17A〜17Dにおいて、背面ライトカバー220は、二つ以上の光源をカバーしてもよい。例えば、ライトカバー220は、各背面ライトレールの全ての光源220を同時にカバーすることができる(ライトカバー20について上述したような)連続的な「ライトストリップ」又は「ライトパイプ」の形態をとってもよい。
【0117】
上述したように、光源10(210)を、安全な取付を許容する任意の手段によってケース55に取り付けてもよく、光源20(210)がハンドヘルドコンピュータデバイス100の前面110に略垂直でない方向を照明できるように設計してもよい。
図18A〜19Dは、ケース55における光源10の種々の取付位置を示す。
図18A〜
図19Bは、側面光源10の例を示す。
図19C及び
図19Dは、前面光源10の例を示す。
図18A〜19Dが前面ライトレールの例を示すが、例示の設計は背面ライトレール及び前面ライトレールと背面ライトレールの組合せにも適用できることを理解すべきである。
【0118】
特に、
図18Aは、下に存在する光源が露出するように取り除いた(光源20を含む)部分を有する前面110からのケース55の断面図である。
図18Bは、
図18Aに示すケース55のライン18B−18Bに沿った断面図である。
図18Cは、
図18Bに示す部分18Cの断面図である。
図19Aは、(ライトカバー20を含む)部分を有する
図18Aに示すケース55のライン18B−18Bに沿った断面図である。
図19Bは、
図19Aに示す部分19Bの断面図である。
図19Cは、(
図13に示すような)他のケース55の底面からの断面図である。
図19Dは、
図19Cに示す部分19Dの断面図である。
【0119】
図18A〜18Cに示すように、ケース55は、PCB161に取り付けられた光源10を含んでもよい。各PCB161を、PCB161が前面110に垂直に延在するように(背面115への取付を介して)側面90に平行にケース55に取り付ける。光源10を、光源10が(出射方向において)側面90に対向するように各PCB161に取り付けてもよく、これによって、側面に対向する光源10を形成する。
図19A及び
図19Bに示すように、光源10からの光224を、ケース55の前面110に略垂直でない方向に(一つ以上の)ライトカバー20を介して出射してもよい。
【0120】
それに対し、
図19C及び
図19Dにおいて、光源10をPCB163に取り付けてもよい。各PCB163を、PCB163が前面110に平行に延在するように(側面90への取付を介して)側面90に平行にケース55に取り付けてもよい。光源10を、光源10が(出射方向において)側面110に対向するように各PCB161に取り付けてもよく、これによって、側面に対向する光源10を形成する。
図19C及び
図19Dに示すように、光源10からの光226を、ケース55の前面110に略垂直な方向に(一つ以上の)ライトカバー20を介して出射してもよい。
【0121】
図19Bに示すように光源により(前面110に対して)垂直から離れる方向に光224を生成することができるようにすることに加えて、(
図19A及び
図19Bに示す)側面に対向する光源によって、ケース55を、
図19Cに示すケース55より更にコンパクトな(側面90の間の)幅形状で形成することができる。その理由は、PCB161が前面110に対して垂直な配置となるからである。
【0122】
上述したように、ケース55は、ハンドヘルドコンピュータデバイス100の内部電源とは分離している電源30を含んでもよい。次に、
図20A及び
図20Bを参照しながら電源30を有するケース55の例を説明する。特に、
図20A及び
図20Bは、種々の実施の形態による背面115からのケース55の斜視図である。
図20A及び
図20Bにおいて、照明装置1への給電の態様の説明の便宜上、ケース55に結合されたハンドヘルドコンピュータデバイス100のないケース55を示す。
図20A及び
図20Bはケース55及び電源30の位置及び配置についての例示的な実施の形態を表すことを理解されたい。電源30を他の位置に配置してもよい。
【0123】
図20Aを参照すると、ケース55は、ケース55の(図示しない)チャンバに配置されるとともにケース55の背面115に取り付けられたカバー242によって固定された(バッテリ30とも称する)電源30を含んでもよい。ケース55は、押圧式又はタッチセンサー式の点灯ボタン242と、押圧式又はタッチセンサー式の充電ボタン244と、充電ポート248と、放電ポート250と、を含んでもよい。一部の例において、ケースは、充電インディケータ246を含んでもよい。一部の例において、ケース55は、外部メモリスロット222を含んでもよい。一部の例において、ケースは、充電センサ252を含んでもよい。
【0124】
一部の例において、バッテリ30は、ケース55に永久的に固定されてもよい。一部の例において、バッテリ30は、ケース55に取り外し自在に配置されてもよい。上述したように、一部の例において、バッテリ30を、使い捨て電池、充電式電池又はソーラーのような他の任意の電源としてもよい。
【0125】
バッテリ30は、光源10に電力を供給してもよい。バッテリ30は、ハンドヘルドコンピュータデバイス100に対するバックアップ電源としての役割を果たしてもよい。例えば、(
図1に示すドック60等を介して)制御回路及び電気的な接続を用いることによって、バッテリ30を、ハンドヘルドコンピュータデバイス100にエネルギーを直接供給するのに用いてもよく、これによって、全体的なバッテリ寿命が長くなる。バッテリ30が再充電可能であるとき、ハンドヘルドコンピュータデバイス100も再充電可能であり、これによって、照明装置1及びハンドヘルドコンピュータデバイス100の両方に対する給電の簡便な解決が可能になる。
【0126】
一部の例において、ケース55は、光源10の点灯状態(例えば、電源10のオン又はオフの切替、光源10の光出力、視野角、色、照明パターンを変えること)を制御する押圧式又はタッチセンサー式ボタン242を含んでもよい。ボタン242の機能は、上述したタッチセンサー式ボタン80及び/又は照明装置スイッチ70と同様であってもよい。
【0127】
一部の例において、ケース55は、電源30によるハンドヘルドコンピュータデバイス100の内部電源の充電を制御する押圧式又はタッチセンサー式ボタン244を含んでもよい。一部の例において、ボタン244は、放電ポート250を介した電源による外部装置の充電を制御してもよい。例えば、押圧式又はタッチセンサー式ボタン244は、充電ポート248を介したバッテリ30の充電、充電ポート248を介したハンドヘルドコンピュータデバイス100の内部電源の充電、バッテリ30を介したハンドヘルドコンピュータデバイス100の内部電源の充電、放電ポート250を介した外部ポートへの給電のためのバッテリ30の放電及びバッテリ30の放電/充電の停止のような予め設定された動作状態を繰り返してもよい。一部の例において、ボタン244の機能をボタン242の機能に組み込んで単一の押圧式又はタッチセンサー式ボタンとしてもよい。
【0128】
一部の例において、ケース55は、充電バーのような充電インディケータ246を含んでもよい。充電インディケータ246は、電源30のバッテリ寿命を測定するバッテリメータを含んでもよく、残りのバッテリ寿命を表してもよい。充電インディケータ246は、必要なときに電池を交換する又はバッテリ30を再充電するようユーザに表示してもよい。
【0129】
一部の例において、ケース55は、電源30及びハンドヘルドコンピュータデバイス100の内部電源に操作的に結合することができる専用の充電ポート248を含んでもよい。充電ポート248は、電源30及びハンドヘルドコンピュータデバイス100の内部電源に対して備えたUSBポートのような従来既知のものを含む任意のタイプの適切なポートであってもよい。一部の例において、ケース55を、(誘導充電とも称される)ワイヤレス充電が行われるように構成してもよい。例えば、ケース55の充電ポート248は、ワイヤレス充電パッド(それに限定されない)を含む(それ自体の誘導コイルを有する)充電所に誘導的に結合されるように構成されている(誘導コイルを有する)誘導充電器を含んでもよい。誘導充電器及び充電所の誘導コイルを、交流電磁場を生じさせるために誘導的に結合してもよい。交流電磁界をケース55の誘導充電器によって電流に変換して電源30を充電してもよい。一部の例において、誘導充電器は、共振誘導結合を用いてもよい。一部の例において、充電ポート248は、USB充電ポートに加えて誘導充電器を含んでもよい。
【0130】
一部の例において、ケース55は、電源30に操作的に結合してもよい(充電ポート248から分離した)専用の放電ポート250を含んでもよい。放電ポート250は、電源30を介してダウンストリームポート(例えば、外部装置)に充電を行うUSBポートのような従来既知のものを含む任意のタイプの適切なポートであってもよい。
【0131】
一部の例において、ケース55は、電源30及びハンドヘルドコンピュータデバイス100の内部電源の充電を制御する充電センサ252を含んでもよい。例えば、充電センサ252は、電源30及びハンドヘルドコンピュータデバイス100の内部電源の各々の残りのバッテリ寿命を測定するための任意の回路及び電気的な接続を含んでもよい。測定された残りのバッテリ寿命に応じて、充電センサ252は、(電源30の充電より上であるコンピュータデバイスの充電の優先度のような)一つ以上の予め決定された条件に基づいて電源30又は内部電源の一つ以上の間の充電ポート248を介して受信したエネルギーの分配を行ってもよい。例えば、充電センサ252によって、電源30は、内部バッテリの残りの寿命が80%より上であるときにエネルギーを受け取ることができる。それに対し、充電センサ252は、内部バッテリの残りの寿命が20%のような内部バッテリの残りの寿命が所定のパーセンテージ未満であるときに内部バッテリにエネルギーを分配してもよい。電源30及び内部電源の充電の一つ以上の予め決定された条件を、照明装置1によって予め設定してもよい及び/又はユーザによって選択してもよい。
【0132】
図20Bを参照すると、ケース55は、ケース55の(図示しない)チャンバに配置されるとともにケース55の背面115に取り付けられたカバー242によって固定された(バッテリ30とも称する)電源30を含んでもよい。ケース55は、押圧式又はタッチセンサー式点灯ボタン242と、押圧式又はタッチセンサー式充電ボタン244と、充電/放電ポート254を含んでもよい。一部の例において、ケースは、充電インディケータ246を含んでもよい。一部の例において、ケース55は、外部メモリスロット222を含んでもよい。一部の例において、ケースは、充電センサ252を含んでもよい。
【0133】
図20Bに示すケース55は、
図20Bに示すケース55が個別の専用の充電ポート248及び放電ポート250の代わりに充電/放電ポート254を含む点を除いて
図20Aに示すケース55と同一である。充電/放電ポート254は、電源30及びハンドヘルドコンピュータデバイス100の内部電源の両方を充電するとともに電源30を介してダウンストリームポートを充電してもよい。充電/放電ポート254は、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート及び/又は(ワイヤレス充電のための)誘導充電器のような従来既知のものを含む任意のタイプの適切なポートであってもよい。一部の例において、ケース55は、USBタイプの充電/放電ポートに加えて誘導充電器を含んでもよい。
【0134】
ケース55を、外部メモリスロット222を含むものとして
図20A及び
図20Bに示すが、これらは実施の形態の例示を表す。一部の例において、ケース55は、外部メモリスロット222を含まなくてもよい。
図20A及び
図20Bに示すケース55が(一つ以上の)光源210及び(一つ以上の)ライトカバー220を含まないとしても、これらは実施の形態の例示を示す。一部の例において、ケースは、例えば、
図16A〜17Dに示すような(一つ以上の)光源210及び(一つ以上の)ライトカバー220を含んでもよい。
【0135】
上述したように、ケース55は、ワンピース構造であってもよい又ハンドヘルドコンピュータデバイス100をケース55にしっかり取り付けるマルチピース設計を有してもよい。次に、
図21A〜24Fを参照しながらツーピース構造として構成されたケース55の実施の形態を説明する。
図21A〜24Fにおいて、ツーピースケース設計の操作の説明の便宜上、ケース55に結合されたハンドヘルドコンピュータデバイス100のないケース55を示す。
【0136】
ケース55のツーピース構造の例を、上述したように同一の材料から構成してもよい。ツーピースケースのセクションを、最適な保護及び感触を保証するために同一の材料又は異なる材料から形成してもよい。ツーピースケースの各セクションを、同一の材料又は二つ以上の材料の組合せから形成してもよい。
図21A〜24Fはツーピースケース設計の例を記載しており、本発明はこれらの例に限定されないことを理解すべきである。ハンドヘルドコンピュータデバイス100を、予め位置決めされたねじ、面ファスナー、リベット付け又は安定した取付を可能にする他の任意の種類の機構のような他の手段によってケース55に固定することができる。一部の例において、ケース55は、ハンドヘルドコンピュータデバイス100に取り外し自在に取り付けられ、これによって、高いレベルの柔軟性で簡単な取外しが可能となる。一部の例において、ケース55を、例えば、ハンドヘルドコンピュータデバイス100と照明装置1との間の高レベルの統合を行うためにハンドヘルドコンピュータデバイス100に永久的に固定してもよい。ツーピースケースの設計を示すが、ケース55が三つ以上の構造を有するケースを含む任意の適切なマルチピース設計を含んでもよい。
【0137】
(一つ以上の)光源210及び(一つ以上の)ライトカバー220を含まないケース55を
図21A〜21Fに示すが、これらは、例示的な実施の形態を表す。一部の例において、ケースは、例えば、
図16A〜17Dに示すような(一つ以上の)光源210及び(一つ以上の)ライトカバー210も含んでもよい。
【0138】
図21A〜21Fは、予め位置決めされた凹所266に適合する予め位置決めされた突起262を有するツーピースケース55の例を示す。特に、
図21Aは、背面115に関するケース55の背面図である。
図21Bは、側面90に関するケース55の右側面図である。
図21Cは、背面115に関するケース55の分解背面図である。
図21Dは、側面90に関するケース55の分解右側面図である。
図21Eは、ケース55の前面110に関する斜視図である。
図21Fは、前面110に関するケース55の分解斜視図である。
【0139】
ケース55は、第1のセクション260と、第2のセクション264と、を含んでもよい。第1のセクション260は、底面にある一つ以上の予め位置決めされた突起262を含んでもよい。第2のセクション264は、(一つ以上の)突起262のそれぞれに整列するように構成された上面にある一つ以上の予め位置決めされた凹所266を含んでもよい。第1のセクション260を、(
図21C及び
図21Fに示すように)突起262を凹所266に整列して機械的に結合することによって第2のセクション264に取り付けてもよい。第1のセクション260を、突起262を凹所266から切り離すことによって第2のセクション264から取り外してもよい。操作中、例えば、ハンドヘルドコンピュータデバイス100を、第2のセクション264の前面110に結合してもよい。次に、第1のセクション260を第2のセクション264に整列して結合してもよく、これによって、ハンドヘルドコンピュータデバイス100をケース55に固定する。
【0140】
図22A〜22Fは、予め位置決めされた凹所276に適合する予め位置決めされた突起272を有するツーピースケース55の例を示す。特に、
図22Aは、前面110に関するケース55の前面図である。
図22Bは、側面90に関するケース55の右側面図である。
図22Cは、前面110に関するケース55の分解前面図である。
図22Dは、側面110に関するケース55の斜視図である。
図22Eは、前面110に関するケース55の分解斜視図である。
【0141】
ケース55は、第1のセクション270と、第2のセクション274と、を含んでもよい。第1のセクション270は、(背面115に対応する)背面から延在する一つ以上の予め位置決めされた突起272を含んでもよい。第2のセクション274は、第1のセクション270が第2のセクション2774の一部275に重なり合うよう(一つ以上の)突起272のそれぞれに整列するように構成された前面110にある一つ以上の予め位置決めされた凹所276を含んでもよい。第1のセクション270は、第2のセクション274にある孔135に整列するように構成された孔135’を含んでもよい。第1のセクション270を、(
図22Eに示すように)突起272を凹所276に整列して機械的に結合することによって第2のセクション274に取り付けてもよい。第1のセクション270を、突起272を凹所276から切り離すことによって第2のセクション274から取り外してもよい。操作中、例えば、第1のセクション270を第2のセクション274に整列して結合してもよい。次に、ハンドヘルドコンピュータデバイス100をケース55の前面110に結合してもよく、これによって、ハンドヘルドコンピュータデバイス100をケース55に固定する。
【0142】
図23A〜23Fは、予め位置決めされたくぼみ286にスライド可能に適合する予め位置決めされたツメ282を有するツーピースケース66の例を示す。特に、
図23Aは、前面110に関するケース55の前面図である。
図23Bは、側面90に関するケース55の右側面図である。
図23Cは、側面90に関するケース55の左側面図である。
図23Dは、前面110に関するケース55の分解前面図である。
図23Eは、側面90に関するケース55の分解右側面図である。
図23Fは、ケース55の前面110からの分解斜視図である。
【0143】
ケース55は、第1のセクション280と、第2のセクション284と、を含んでもよい。第1のセクション280は、底面から延在する予め位置決めされたツメ282を含んでもよい。第2のセクション284は、ツメ282に整列するように構成された上面にある予め位置決めされたくぼみ286を含んでもよい。
図23A〜23Cに示すように、くぼみ286は、第1の側面90(例えば、右側面)から第2のセクション284の部分を通じて第2の側面90(例えば、左側面)に向かうように延在するとともに第2の側面を延在しないようにしてもよい(
図23C参照)。第1のセクション280を、(
図23D及び
図28Fに示すように)ツメ282をスライドしてくぼみ286に適合させることによって第2のセクション284に取り付けてもよい。第2のセクション280を、ツメ282をスライドしてくぼみ286から取り外すことによって第2のセクション284からスライドして取り外してもよい。くぼみ286が十分に第1の側面90から第2の側面90に延在していないので、ツメ282の端部283がくぼみ端部287に到達すると、第1のセクション280をくぼみ286において十分に位置決めすることができる。操作中、例えば、第1のセクション280を第2のセクション284に整列するとともにスライドして適合させてもよい。次に、ハンドヘルドコンピュータデバイス100をケース55の前面110に結合してもよく、これによって、ハンドヘルドコンピュータデバイス100をケース55に固定する。
【0144】
図24A〜24Fは、第2のセクション294に回転自在に結合されている第1のセクションを有するツーピースケース66の例を示す。特に、
図24Aは、閉じた状態の前面110に関するケース55の前面図である。
図24Bは、閉じた状態の側面90に関するケース55の右側面図である。
図24Cは、開いた状態の前面110に関するケース55の前面図である。
図24Dは、開いた状態のケース55の左側に関する前面110からのケース55の分解図である。
図24Eは、前面110からのケース55の斜視図である。
図24Fは、開いた状態のケース55の右側に関する前面110からのケース55の他の斜視図である。
【0145】
ケース55は、第1のセクション290と、第2のセクション294と、を含んでもよい。第1のセクション290は、第2のセクション294に向かって延在する一つ以上の予め位置決めされた突起292を含んでもよい。第1のセクション290を、ピン293により第2のセクション294に回転自在に結合してもよい。第2のセクション294は、(一つ以上の)突起292の各々に整列されるように構成された第1のセクション290に向けて配置されている一つ以上の予め位置決めされた凹所296を含んでもよい。第1のセクション290を、(
図24C〜24Fに示すように)ピン293を中心にして第2のセクション294に向かうように第1のセクション290を回転して突起292を凹所296に機械的に結合することによって第2のセクション294に取り付けてもよい。第1のセクション290を、突起292を凹所296から分離することによって第2のセクション294から回転して取り外してもよい。操作中、例えば、ハンドヘルドコンピュータデバイス100を、第2のセクション264の前面110に結合してもよく、第1のセクション290は、第2のセクション294の凹所296から回転して取り外される。次に、第1のセクション290を回転して第2のセクション294に結合してもよく、これによって、ハンドヘルドコンピュータデバイス100をケース55に固定する。
【0146】
一部の実施の形態において、照明装置は、コンピュータデバイスを落下、振動等から保護するように設計される衝撃吸収形態を実現してもよい。他の実施の形態において、ガラス又はアクリルのようなカバーを、コンピュータデバイスのディスプレイに対する同様な悪影響を防止するためにコンピュータデバイスのディスプレイに重ねる。更に別の実施の形態において、光源は、緊急事態が生じていることを知らせる又は他人の注目を集めるためのフラッシュ、ストロボ等を用いてもよい。他の実施の形態において、使用に柔軟性を持たせるために「自撮り棒」を照明装置に結合してもよい。一部の実施の形態において、照明装置は、現金、クレジットカード、デビットカード等のためのスロットを有してもよい。さらに、他の実施の形態において、必要に応じてバッテリ寿命を延長するとともに信号品質を向上させることができる一体型バッテリ及び/又は信号ブースタが存在してもよい。
【0147】
上述したように、一連のコンピュータアプリケーション又はプログラムがここで開示した照明装置に伴って生じることは本発明の範囲内である。これらのアプリケーションは、照明装置の使用を簡単にすることができ、他の一部のアプリケーションの使用を支援することが安全であり、良好に制御され、かつ、最適化されることを保証する。
【0148】
例えば、照明装置がコンピュータデバイスと十分に接続及び協働されているとき、プログラムを、光源の光度、視野角、色及び照明パターンを調整するために照明装置の光源を特別に制御するために用いてもよい。ハンドヘルドコンピュータデバイスのユーザは、単に一般的な照明を行うために照明装置をオンに切り替えてもよい。ハンドヘルドコンピュータデバイスを、そのような状況において、暗所の懐中電灯として用いてもよい。照明装置に周辺光センサを取り付けると、上述したように、周辺光の状態に基づいて光源の光度を自動的に調整するプログラムを有することができる。
【0149】
他の例は、照明装置の使用を特別に統合するビデオ通話プログラムである。ユーザが自身の画像を送信する前に、ユーザは、最適な結果を得るために表示スクリーン上の画像を見てもよい。プログラムは、カメラと照明装置の両方を制御してもよく、これによって、カメラを制御する他のプログラムに切り替えることなく簡単に調整を行うことができる。プログラムは、画像を最適にするためにユーザを助ける所定の基準を設定することによってこのプロセスを容易にする。例えば、プログラムは、一般的な人間の顔の破線輪郭をスクリーンに表示してもよく、その間、ハンドヘルドコンピュータデバイスのユーザは、ユーザの顔の画像を破線輪郭に適合させるためにデバイスに対するユーザの距離及び/又はズームを調整するとともに前方カメラの焦点を合わせてもよく、これによって最適な結果が達成される。この設計の僅かな変更は、一般的な目の輪郭を表示することであり、これによって、ユーザは、ユーザの画像が輪郭に整合するように調整することができる。また、プログラムは、照明装置をオンに切り替えること、照明装置を更に明るく若しくは暗くすること又は最適な画像のためのカメラのズーム及び/又は焦点の調整をユーザに促す示唆又は推奨を表示スクリーンに直接示してもよい。本質的には、照度をカメラの最適な焦点距離に従って調整してもよい。そのような基本的な設計は、他のプログラムにも適合すべきである。同様に、同一の機能を有する写真又はビデオ取得プログラムを、照明装置の使用を支援するためにインストールしてもよい。写真又はビデオ取得プログラムは、画質についての最適な結果を得るための照明装置の調整の際にユーザを支援する。
【0150】
他の例は、照明装置を前面カメラに統合する「化粧鏡」アプリケーションである。一部の場合において、ハンドヘルドコンピュータデバイスのユーザは、前面カメラによって取得されると同時に表示スクリーンに表示されるユーザ自身の画像を見ることを所望する。この場合、ユーザは、ユーザの外観を評価するとともに必要な調整を行うことができる。最適な結果を達成するために、「化粧鏡」アプリケーションによってユーザは照明装置の光源の光度、視野角、色及び照明パターンを制御することができ、又は、そのような形態を、周辺光センサが含まれ及び用いられるときにアプリケーションによって自動的に調整してもよい。取付部品の一部であってもよいフレームスタンド又はハンガー構造を組み合わせることによって、ユーザは、デバイスを実際に保持することなくハンドヘルドコンピュータデバイスを直立状態にセットすることができ、最適な操作のためにユーザの両手が自由になり、同時に、全プロセスが理想的な照明の下で実行される。
【0151】
上述したように、照明装置は、ハンドヘルドコンピュータデバイスの状態のインディケータ又は信号源としての役割を果たしてもよい。例えば、小型電話のハンドヘルドコンピュータデバイスに対する着呼があると、照明装置の光源は、点灯してもよい、又は、光の光度、視野角、色及び/又は照明パターンを変えてもよい。ライトはフラッシュを生成してもよい、又は、ライトのサブセクションを順にオンに切り替えてもよい。更に複雑な設定によって、スマートフォンのユーザは、照明装置に対する特定のプロファイル−光度、視野角、色及び/又は照明パターンの特定の組合せを確立及び管理することができる。ユーザは、種々の発呼側に整合するために異なるプロファイルを選択してもよい。そのようなアプリケーションは、着信音がスマートフォンに対して管理されるのと幾分同様な方法で照明装置を制御し、ユーザエクスペリエンスを更に充実させる。
【0152】
さらに、照明装置を照明装置が接続されるコンピュータデバイスに対するシグナルとして用いてもよいので、コンピュータデバイスによって用いられる他のプログラム又はアプリケーションを照明装置に統合することができる。例えば、所定のゲームをプレイするときに照明装置をセットアップすることができ、照明装置がオンに切り替えられ、光の光度、視野角、色及び/又は照明パターンがゲームの進行とともに変わる。同様な実現は音楽に対しても可能である。所定の光プロファイルをコンピュータデバイスの音楽プログラムに統合してもよく、これによって、例えば、音楽を再生するときにライトがリズミカルに点滅する。
【0153】
本発明をある程度特定して説明したが、本開示が例示によってのみ行われており、パーツの構造及び配置の詳細の幾多の変形を発明の精神及び範囲から逸脱することなく行ってもよいことを理解すべきである。