特許第6589295号(P6589295)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6589295
(24)【登録日】2019年9月27日
(45)【発行日】2019年10月16日
(54)【発明の名称】電力変換装置
(51)【国際特許分類】
   H02M 7/48 20070101AFI20191007BHJP
   H05K 7/20 20060101ALI20191007BHJP
   H02J 9/00 20060101ALI20191007BHJP
【FI】
   H02M7/48 Z
   H05K7/20 H
   H02J9/00
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-38367(P2015-38367)
(22)【出願日】2015年2月27日
(65)【公開番号】特開2016-163392(P2016-163392A)
(43)【公開日】2016年9月5日
【審査請求日】2018年1月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005234
【氏名又は名称】富士電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100075166
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 巖
(74)【代理人】
【識別番号】100133167
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 浩
(72)【発明者】
【氏名】呉 平
(72)【発明者】
【氏名】福田 幸夫
【審査官】 高野 誠治
(56)【参考文献】
【文献】 特開平07−131953(JP,A)
【文献】 特開2006−087269(JP,A)
【文献】 特開2012−010560(JP,A)
【文献】 実開平04−032592(JP,U)
【文献】 特開2012−164939(JP,A)
【文献】 実開昭57−115582(JP,U)
【文献】 特開2015−065747(JP,A)
【文献】 特開平09−213532(JP,A)
【文献】 特開2014−045529(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02M 7/42 − 7/98
H02J 9/00
H05K 7/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
盤本体内を垂直の隔壁により前室と後室とに区画して、前記前室内に電力変換器、ブレーカ、コンタクタおよび制御装置を収容し、前記後室内にトランスおよびリアクトルを収容するとともに、
前記前室内に、前記電力変換器の少なくとも半導体素子を冷却する冷却フィンが収容された通風路へ冷却空気を導く風洞と、冷却空気の貫流されない領域とを設け、
前記冷却空気の貫流されない領域に、前記ブレーカ、コンタクタおよび制御装置を設け、
前記盤本体の前面扉の下部に外部から前記前室へ通じる吸気口を設け、前記隔壁の下部に前記前室から前記後室へ通じる通気口を設け、前記盤本体の天井壁に前記後室および前記風洞から外部へ通じる排気口を設け、
かつ前記風洞に吸引された冷却空気を前記排気口から排出する電力変換器用冷却ファンと、前記後室に吸引された冷却空気を前記排気口から排出するトランス用冷却ファンとを前記盤本体の天井部に並設したことを特徴とする電力変換装置。
【請求項2】
前記通気口が、前記風洞の下端より下方に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記風洞の下端を、前記ブレーカ、コンタクタおよび制御装置の設置位置より下方の位置まで延長したことを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記前面扉の吸気口は、前記風洞の下端より下方の位置に設けることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記隔壁の通気口部分に前記後室から前室への冷却空気の逆流を抑制する逆流抑制手段を設けたことを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の電力変換装置。
【請求項6】
前記隔壁の通気口は、前記トランスおよびリアクトルの支持位置より下方の位置に設けることを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の電力変換装置。
【請求項7】
前記冷却空気の貫流されない領域は、上部が閉塞されていることを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の電力変換装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、無停電電源装置のように半導体素子で構成された電力変換器、電源の開閉および保護を行うブレーカ、電路の選択開閉を行うコンタクタ、電圧の変換を行うトランスなどの各種電気機器を1つのキュービクル内に収めて構成した電力変換装置に関し、特に電力変換装置内の電気機器を空気により強制冷却するようにした空気冷却構造に関する。
【背景技術】
【0002】
無停電電源装置を構成する一般的な電力変換装置は、図5に示すような回路構成を有する。
【0003】
すなわち、電力変換装置1は、半導体スイッチ素子21a,21bで構成された電力変換器2を備え、その入力端を、電源スイッチとなるブレーカ6およびリアクトル3を介して交流入力端子R,S,Tに接続し、出力端を、トランス4および出力スイッチとなるコンタクタ7aを介して交流出力端子U,V,Wに接続する。そして電力変換器2の直流中間端子を接続スイッチとなるコンタクタ7bを介して、バッテリ8の接続された直流端子P,Nに接続している。これらの各種電気機器を、すべてキュービクル状の盤本体10に収容して電力変換装置1を構成する。
【0004】
このような電力変換装置1は、従来から特許文献1および2に示されるように、電力変換器2およびトランス4やその他の電気機器を空気により強制冷却するための空気冷却構造を備える。
【0005】
特許文献1に示された従来の電力変換装置は、図6に示すように、電力変換器2とトランス4を冷却するため、これらの電気機器を、前面を開閉扉17により閉じられたキュービクルで構成した盤本体10内を隔壁11により区画形成した前室12と後室13に各別に収容する。前、後室12、13の上部に各別に冷却ファン14a,14bを設けている。前室12には、電力変換器2の他に、発熱の低い、ブレーカ6、コンタクタ7、プリント板で構成される制御装置5等が収容される。また、後室13には、トランス4の他に、発熱の高いリアクトル3が収容される。冷却ファン14a,14bは、それぞれ、外部の空気を、盤本体10の前面扉17の下方の吸気口15から各区画室内に冷却空気として吸い込み、これを、矢印で示すように、上方へ貫流させて盤本体10の天井壁に設けた排気口16a、16bから排出する。これにより、前室12に収容した電力変換器2および後室13内に収容した高発熱体であるトランス4およびリアクトル3が各別に冷却される。
【0006】
この結果、電力変換器2を、高発熱体であるトランス4およびリアクトル3の発生する熱の影響を受けることなしに、効果的に冷却することができる。
【0007】
また、特許文献2に示された従来の電力変換装置は、図7に示すように構成されている。すなわち、この従来例においては、2つの冷却ファン14a,14bが盤本体10の中間部に設けられており、これらの冷却ファンにより、盤本体10のトランス4およびリアクトル3の収められた区画室13に、盤本体の前面扉17の下方の吸気口15から外部の空気を冷却空気として吸引して、トランス4、リアクトル3を冷却する。そして、冷却ファン14aから排出される冷却空気を電力変換器2の半導体スイッチ素子21の取付けられた冷却フィン23を収容した風洞18に貫流させて盤本体10の天井壁に設けた排気口16から排出することにより、冷却フィン23を介して電力変換器2を冷却する。そして、冷却ファン14bから排出される冷却空気のほとんどは盤本体1の天井壁に設けた排気口16から排気されるが、一部が、風洞18内に分流されて、電力変換器2の冷却を助ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平09−213532号公報
【特許文献2】特開2006‐087269号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1の従来装置は、電力変換器への冷却空気は、盤本体の前室に外部から直接吸引するので、前室に収容された電力変換器以外の制御装置やブレーカ、コンタクタなどにも直接冷却空気が当たり、冷却空気に含まれる塵埃が制御装置やブレーカおよびコンタクタに付着堆積し、制御装置の制御プリント板の絶縁低下やブレーカおよびコンタクタの接点の動作不良が生じる不都合がある。
【0010】
また特許文献2の従来装置は、トランスおよびリアクトルの冷却空気の排気の一部が電力変換器の冷却風洞に送られるため、発熱量の大きいトランスの場合は、トランスの冷却空気の排気温度の上昇により電力変換器の冷却不足が生じる不都合がある。
【0011】
この発明は、このような従来装置における不都合を解消するため、電力変換器とリアクトルおよびトランスとの冷却が各別に行われ、かつ制御装置やブレーカおよびコンタクタに冷却空気に含まれる塵埃の付着することのない電力変換装置の空気冷却構造を得ることを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記の課題を解決するため、この発明は、 前記盤本体内を垂直の隔壁により前室と後室とに区画して、前記前室内に電力変換器、ブレーカ、コンタクタおよび制御装置を収容し、前記後室内にトランスおよびリアクトルを収容するとともに、前記前室内に、前記電力変換器の少なくとも半導体素子を冷却する冷却フィンを包む風洞を設け、前記盤本体の前面扉の下部に外部から前記前室へ通じる吸気口を設け、前記隔壁の下部に前記前室から後室へ通じる通気口を設け、前記盤本体の天井壁に前記後室および前記風洞から外部へ通じる排気口を設け、かつ前記風洞に吸引された冷却空気を前記排気口から排出する電力変換器用冷却ファンと、前記後室に吸引された冷却空気を前記排出口から排出するトランス用冷却ファンとを前記盤本体の天井部に並設したことを特徴とするものである。
【0013】
この発明においては、前記風洞の下端を前記ブレーカ、コンタクタおよび制御装置の設置位置より下方の位置まで延長するのがよく、また、前記前面扉の吸気口は、前記風洞の下端より下に設けるのがよい。
【0014】
さらに、前記隔壁の通気口部分に前記後室から前室への冷却空気の逆流を抑制する逆流抑制手段を設けることができる。
【0015】
前記隔壁の通気口は、前記トランスおよびリアクトルの支持位置より下方に設けるのがよい。
【発明の効果】
【0016】
この発明によれば、前室に収容された電力変換器と、後室に収容された高発熱体であるトランスおよびリアクトルとを各別に冷却空気を通して冷却するので、電力変換器をトランスおよびリアクトルの冷却に影響されることなく良好に冷却することができる。
【0017】
また、前室内に吸引された冷却空気は、電力変換器へ冷却空気を導く風洞を通して流れ、この前室内に収容されたブレーカ、コンタクタおよび制御装置には流れないので、ブレーカ、コンタクタおよび制御装置に冷却空気に含まれる塵埃が付着することがなく、制御装置の絶縁性能の低下およびブレーカおよびコンタクタの接点の接触不良の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】この発明の実施例の電力変換装置の外観を示す斜視構成図であり、(a)は、前面扉を閉じた状態の構成図、(b)は、前面扉を開いた状態の構成図である。
図2】この発明の実施例の電力変換装置の外周壁を外して内部構成を示す斜視図であり、(a)は、正面側から見た斜視図、(b)は、背面側から見た斜視図である。
図3】この発明の実施例の電力変換装置の内部構成を示す縦断面図である。
図4】この発明に使用する電力変換器の構成を示すもので、(a)は、左側面側から見た斜視図、(b)は、正面側から見た縦断面図である。
図5】無停電電源装置を構成する電力変換装置の一般的な回路構成を示すブロック構成図である。
図6】電力変換装置の従来例を示す縦断面図である。
図7】電力変換装置の他の従来例を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
この発明の実施の形態を図に示す実施例について説明する。
【実施例】
【0020】
図1ないし図4にこの発明の実施例を示す。
【0021】
この発明による電力変換装置1の外観は、図1(a)および(b)に示すように構成されている。
【0022】
電力変換装置1は、前面を開閉扉17により閉じたキュービクル状の盤本体10を備える。この盤本体10の前面扉17の下部に、外部から盤内に通じる吸気口15が設けられ、盤本体10の天井壁に盤内から外部へ通じる排気口16aおよび16bが設けられている。
このような盤本体10内には、図2(a)および(b)並びに図3に明示するように垂直な隔壁11が設けられ、これにより、この中が前後に2つに区画され、前室12と後室13が形成される。
【0023】
前室12は、前面扉17に設けた吸気口15により外部と通じている。この前室12内には、半導体素子で構成された電力変換器2と、この電力変換器2と電源との開閉を行う保護機能付きのブレーカ6と、電力変換器2の電路の選択接続を行うコンタクタ7、および電力変換器2等を制御する制御装置5が収容される。
【0024】
隔壁11の下端部には通気口11aが設けられており、これにより後室13は前室12と連通される。このように前室12と連通した後室13内には、高発熱体となるリアクトル3およびトランス4が収容される。
【0025】
隔壁11の通気口11aは、前面扉17の吸気口15の設けられた位置より下方の位置に設けるのがよく、さらに後室13に収容されたトランス4およびリアクトル3の支持位置より下方の位置に設けるのがよい。
【0026】
後室13の上方には、前面扉17の吸気口15、前室12および隔壁11の通気口11aを通して外部空気を冷却空気として吸込み、後室13内を上方へ貫流させて、天井壁の排気口16bから排気することにより、リアクトル3およびトランス4を空気流により強制冷却するトランス用冷却ファン14bが設けられている。
【0027】
そして、前室12には、電力変換器2の半導体素子21を冷却するための冷却体22に付設された冷却フィン23を収容する通風路24(図5参照)へ冷却空気を導く風洞18を設けている。電力変換器2の通風路24の上端と盤本体10の天井壁の排気口16aとの間に電力変換器用冷却ファン14aを設ける。この冷却ファン14aは、吸気口15から前室12に吸い込んだ冷却空気を、さらに風洞18を介して電力変換器2の通風路24へ貫流させて、排気口16aから排出する過程で、冷却フィン23を介して電力変換器2を構成する半導体素子21を空気流により強制冷却する。
【0028】
前室12内には、前面扉17の吸気口15より外部から冷却空気が吸い込まれるが、この中に電力変換器2の冷却フィン23へ冷却空気を導く風洞を設けることにより、前室12内に冷却空気の貫流されない領域が形成される。ブレーカ6は、この前室12内の冷却空気の貫流されない領域に置かれた風洞18の前壁上に取付けられ、同様に冷却空気の貫流されない領域にある隔壁11の前面には、コンタクタ7および制御装置5が取付けられている。コンタクタ7は、ブレーカ6と同じ高さの位置に取付けられる。
【0029】
前室12の上方はこの中に収容した電力変換器2や上壁19によって閉塞されているが、後室13の上方は冷却ファン14bを介して天井壁の排気口16bから外部へ通じている。
【0030】
電力変換器2は、図4(a)、(b)に示すように、ユニットケース20内に収められる半導体素子21、冷却体22、冷却フィン23により構成されている。ユニットケース20には上下に貫通した通風路24が設けられている。この通風路24内には、半導体素子21を支持した冷却体22に間隔をおいて突出形成された複数の冷却フィン23が収容される。
【0031】
このように構成した電力変換装置1において、運転に伴い冷却ファン14aおよび14bを駆動すると、図3に示すように、盤本体10の前面扉17の吸気口15から外部空気が冷却空気として矢印Aで示されるように盤内に吸引される。
【0032】
この盤内に吸引された冷却空気は、盤本体10の前室12においては、矢印B,C、Dで示すように風洞18の下端の入口から風洞18内に吸い込まれ、この風洞18内を上昇して電力変換器2の通風路24に導かれる。そして、冷却空気が通風路24を冷却フィン23と接触しながら貫流し、冷却ファン14aを通して、排気口16aから外部へ排気される。前室12内の冷却空気は風洞18内を貫流して電力変換器2の冷却フィンと接触して流れることにより冷却体22に介して半導体素子21を冷却することができる。
【0033】
また、盤本体10の後室13内には、冷却ファン14bの作動により、隔壁11の下部の通風口11aを通して前室12から冷却空気が吸い込まれ、矢印Eで示すようにリアクトル3およびトランス4の下からこれらに沿って上方へ貫流し、冷却ファン14bを通して排気口16bから外部へ排気されるようになる。このように後室13内をリアクトル3およびトランス4と接触しながら強制貫流される冷却空気により、リアクトル3およびトランス4を良好に冷却することができる。
【0034】
これにより、電力変換器2と、リアクトル3およびトランス4とに各別に冷却空気を強制貫流させて冷却することができるので、高発熱体であるリアクトル3およびトランス4の熱の影響を受けないで電力変換器2を良好に冷却することができる。
【0035】
前室12の上部が閉塞されているので、このように冷却空気を強制貫流させて電力変換器2、リアクトル3およびトランス4を冷却する際、前室12内に吸い込まれた冷却空気は、風洞18を通してだけ流れる。一方、ブレーカ6、コンタクタ7および制御装置5は、前室12内の冷却空気の貫流されない領域に置かれた風洞18の前面壁部分および隔壁11の前面部分に取付けられているので、これらの機器の表面への冷却空気に含まれる塵埃の付着堆積を抑制することができる。
【0036】
このため、長期間運転しても、接点を備えるブレーカやコンタクタの接触不良の発生や、制御装置の絶縁不良の発生を低減することができる。
【0037】
前室12において、風洞18の冷却空気の入口となる下端を前室12内に収めたブレーカ6およびコンタクタ7の設置位置より下方の位置まで延長することにより、ブレーカ6やコンタクタ7の設置領域が、冷却空気の貫流されない領域に置くことができるので、これらの機器への粉塵の付着堆積をより抑制することができる。この効果は、前面扉17に設けた吸気口15を風洞18の下端の位置より下方の位置に設けることにより、さらに高めることができる。
【0038】
また、隔壁11の通気口11aに、図3に示すように、冷却空気の後室13から前室12への逆流を抑制する逆流抑止片11bを設けることにより、後室13内のリアクトル3およびトランス4で加熱された冷却空気の逆流を抑制することができるので、前室12に収容した電力変換器2の冷却効果を高く維持することができる。
【0039】
さらに、隔壁11に設けた通気口11aを、後室13に収めたリアクトル3およびトランス4の支持位置よりも下方の位置に設けることにより、この通気口11aか後室13に吸い込まれた冷却空気を、リアクトル3およびトランス4の下端から上方へ接触して貫流させることができるので、リアクトル3およびトランス4の冷却効果をより高めることができる。
【符号の説明】
【0040】
1:電力変換装置
10:盤本体
11:隔壁
12:前室
13:後室
14a,14b:冷却ファン
15:吸気口
16a、16b:排気口
17:前面扉
18:風洞
19:上壁
2:電力変換器
20:ユニットケース
21:半導体素子
22:冷却体
23:冷却フィン
24:通風路
3:リアクトル
4:トランス
5:制御装置
6:ブレーカ
7:コンタクタ
8:バッテリ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7