(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記暗号化部は、前記対象オブジェクト内の少なくとも1つの領域に対するタッチジェスチャー、スライドジェスチャー、又は2つのタッチジェスチャーを用いて前記対象オブジェクト内の少なくとも1つの領域の範囲を設定するドラッグジェスチャーの内の少なくとも1つを前記暗号化ジェスチャーとして認識することを特徴とする請求項2に記載のセキュリティ装置。
前記暗号化部は、ディスプレイ上の所定の領域に対するタッチジェスチャーと同時に入力される前記タッチジェスチャー、前記スライドジェスチャー、又は前記ドラッグジェスチャーを前記暗号化ジェスチャーとして認識することを特徴とする請求項4に記載のセキュリティ装置。
前記暗号化部は、前記対象オブジェクトにノイズオブジェクトを混合して前記対象オブジェクトを視覚的に暗号化することを特徴とする請求項1に記載のセキュリティ装置。
前記暗号化部は、前記対象オブジェクトに対する暗号化ジェスチャーの速度に基づいて前記対象オブジェクトと前記ノイズオブジェクトを混合する比率を調整することを特徴とする請求項6に記載のセキュリティ装置。
前記暗号化部は、前記暗号化された対象オブジェクトで前記対象オブジェクトの存在が認識されるように前記対象オブジェクトと前記ノイズオブジェクトを混合することを特徴とする請求項6に記載のセキュリティ装置。
前記暗号化部は、前記対象オブジェクト内の前記暗号化を行う領域、前記対象オブジェクトに混合されるノイズオブジェクトの比率、又は前記対象オブジェクトと前記ノイズオブジェクトの混合比率の内の少なくとも1つが入力されることを特徴とする請求項1に記載のセキュリティ装置。
前記暗号化部は、前記対象オブジェクトを視覚的に暗号化するために、前記対象オブジェクトにノイズオブジェクトを重ね合わせる(overlay)ことを特徴とする請求項1に記載のセキュリティ装置。
前記暗号化部は、前記対象オブジェクトを複数のグループに分割し、前記対象オブジェクトを視覚的に暗号化するために前記複数のグループを代わる代わる表示することを特徴とする請求項1に記載のセキュリティ装置。
前記暗号化部は、前記所定の時間が経過したことに応答し、前記復号化ジェスチャーに対応する領域を再び視覚的に暗号化することを特徴とする請求項1に記載のセキュリティ装置。
前記復号化部は、前記復号化ジェスチャーに対応する領域の範囲又は前記所定の時間の内の少なくとも1つが入力されることを特徴とする請求項1に記載のセキュリティ装置。
前記復号化部は、前記復号化ジェスチャーに対応する領域を前記暗号化された対象オブジェクトの全体領域に設定することを特徴とする請求項1に記載のセキュリティ装置。
前記復号化部は、前記暗号化された対象オブジェクト内の少なくとも1つの領域に対するタッチジェスチャー、スライドジェスチャー、2つのタッチジェスチャーを用いて前記暗号化された対象オブジェクト内の少なくとも1つの領域の範囲を設定するドラッグジェスチャー、又は前記暗号化された対象オブジェクト内の少なくとも1つの領域を凝視する凝視ジェスチャーの内の少なくとも1つを前記復号化ジェスチャーとして認識することを特徴とする請求項1に記載のセキュリティ装置。
前記復号化部は、ディスプレイ上の所定の領域に対するタッチジェスチャーと同時に入力される前記タッチジェスチャー、前記スライドジェスチャー、前記ドラッグジェスチャー、又は前記凝視ジェスチャーを前記復号化ジェスチャーとして認識することを特徴とする請求項15に記載のセキュリティ装置。
前記対象オブジェクトは、ディスプレイに表示されるイメージ(画像)、テキスト、動画像の内の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のセキュリティ装置。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に、本発明に係るセキュリティ装置及びそれを含む端末装置を実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
以下で説明する実施形態は様々な変更が加えられてもよい。
以下で説明する実施形態は実施形態に対して限定しようとするものではなく、これに対する全ての変更、均等物ないし代替物を含むものとして理解しなければならない。
【0013】
実施形態で用いる用語は、単に特定の実施形態を説明するために用いられたものとして、実施形態を限定しようとする意図は有しない。
単数の表現は文脈の上、明白に相違して意味しない限り複数の表現を含む。
本明細書で、「含む」又は「有する」などの用語は明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれを組み合わせたものなどの存在又は付加の可能性を予め排除しないものとして理解しなければならない。
【0014】
相違して定義されない限り、技術的であるか科学的な用語を含み、ここで用いられる全ての用語は、実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。
一般的に用いられる予め定義されているような用語は、関連技術の文脈の上に有する意味と一致する意味を有するものと解釈するべきであって、本出願で明白に定義しない限り、理想的であるか過度に形式的な意味として解釈されることはない。
【0015】
また、添付図面を参照して説明することにおいて、図面の符号に関係なく同一の構成要素は同一の符号を付与し、それに対する重複説明は省略することにする。
実施形態の説明において関連の公知技術に対する具体的な説明が実施形態の要旨を不要に曖昧にすると判断される場合、その詳細な説明を省略する。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態に係るセキュリティ装置を示すブロック図である。
図1を参照すると、セキュリティ装置100は、暗号化部110及び復号化部120を含む。
暗号化部110は、対象オブジェクトの全体又は一部を視覚的に暗号化する。
【0017】
本発明の一実施形態では、対象オブジェクトとノイズオブジェクトを混合して対象オブジェクトの全体又は一部を視覚的に暗号化することが好ましい。
ここで、オブジェクトは、セキュリティ装置100を含む端末装置のディスプレイに表示される全てのデータを示すもので、例えば、オブジェクトは、イメージ(静止画像等)、テキスト又は動画像のうち少なくとも1つを示す。
対象オブジェクトは、暗号化部110が暗号化する対象のオブジェクトを意味し、ノイズオブジェクトは、対象オブジェクトの暗号化のために対象オブジェクトと混合されるオブジェクトを示す。
ノイズオブジェクトは、対象オブジェクトと同一のオブジェクトであってもよく、対象オブジェクトと異なるオブジェクトであってもよい。ノイズオブジェクトはユーザが選択されてもよく、予め設定されていてもよい。
【0018】
暗号化部110は、対象オブジェクトの少なくとも一部に対してユーザから入力された暗号化ジェスチャーに基づいて、対象オブジェクトの全体又は一部を視覚的に暗号化する。
ここで、暗号化ジェスチャーは、対象オブジェクト内の少なくとも1つの領域に対するタッチジェスチャー、対象オブジェクトの少なくとも1つの領域をスライドするスライドジェスチャー、2つのタッチジェスチャーを用いて対象オブジェクト内の少なくとも1つの領域の範囲を設定するドラッグジェスチャーを含み得る。
例えば、暗号化部110は、ユーザが指で対象オブジェクトの特定領域をタッチするジェスチャーをタッチジェスチャーとして認識し、ユーザが指で対象オブジェクトの特定領域をタッチしたまま移動するジェスチャーをスライドジェスチャーとして認識し、ユーザが2つの指で対象オブジェクト上の特定領域をタッチした状態で2つの指を移動させるジェスチャーをドラッグジェスチャーとして認識する。
【0019】
また、暗号化ジェスチャーは、ディスプレイ上の所定の領域に対するタッチジェスチャーと同時に入力されるタッチジェスチャー、スライドジェスチャー、又はドラッグジェスチャーを含んでもよい。
例えば、暗号化部110は、ユーザが指でディスプレイ上の特定領域をタッチした状態で他の指を用いて対象オブジェクト上の少なくとも1つの領域に行うタッチジェスチャー、スライドジェスチャー、ドラッグジェスチャーを暗号化ジェスチャーとして認識してもよい。
【0020】
本発明の一実施形態に係る暗号化部110は、暗号化ジェスチャーに対応する領域に基づいて対象オブジェクト内の暗号化を行う領域を決定する。
例えば、暗号化部110は、ディスプレイ上で対象オブジェクト内のユーザの指が接する部分のみを暗号化する領域として決定してもよく、ユーザの指が接する部分から所定の範囲までを暗号化する領域として決定してもよい。
また、暗号化部110は、暗号化ジェスチャーが入力される対象オブジェクトの全体領域を暗号化してもよい。
【0021】
本発明の一実施形態に係る暗号化部110は、暗号化ジェスチャーの速度に基づいて対象オブジェクトとノイズオブジェクトを混合する比率を調整する。
例えば、暗号化部110が速い速度のスライドジェスチャーを認識した場合、暗号化部110は、スライドジェスチャーに対応する対象オブジェクトの領域に対するノイズオブジェクトの混合比率を高く設定してもよい。
また、暗号化部110が遅い速度のスライドジェスチャーを認識した場合、暗号化部110は、スライドジェスチャーに対応する対象オブジェクトの領域に対するノイズオブジェクトの混合比率を低く設定してもよい。
【0022】
また、本発明の一実施形態に係る暗号化部110は、対象オブジェクト内の暗号化を行う領域、ノイズオブジェクト又は対象オブジェクトとノイズオブジェクトを混合する比率を所定のインタフェースを介してユーザから入力されてもよい。
例えば、暗号化部110は、インタフェースを介してユーザから命令が入力され、セキュリティ装置100の動作モードを暗号化モードに設定される。
【0023】
一例として、暗号化モードで、暗号化部110は、対象オブジェクトの全体領域を暗号化する領域に設定するか、又は暗号化ジェスチャーに対応する領域のみを暗号化する領域に設定するかを、インタフェースを介してユーザから入力されてもよい。
また、暗号化部110は、暗号化ジェスチャーに対応する領域を対象オブジェクト内のユーザの指が接する部分のみを設定するか、又はユーザの指が接する部分から所定の範囲まで設定するかをインタフェースを介してユーザから入力されてもよい。
【0024】
また、本発明の一実施形態に係る暗号化部110は、インタフェースを介してユーザから命令が入力され、セキュリティ装置100のモードを一般モードに設定される。
一般モードにおいて、ユーザからタッチジェスチャー、スライドジェスチャー、ドラッグジェスチャーなどが入力されても、暗号化部110はこれを暗号化ジェスチャーとして認識しない。
【0025】
本発明の一実施形態に係る暗号化部110は、対象オブジェクトの全体又は一部にノイズオブジェクトを重ね合わせ(overlay)て、対象オブジェクトの全体又は一部を視覚的に暗号化してもよい。
また、暗号化部110は、対象オブジェクトの全体又は一部を複数のグループに分割し、複数のグループに含まれたオブジェクトを代わる代わる表示して対象オブジェクトを暗号化してもよい。
また、暗号化部110は、暗号化された対象オブジェクトで対象オブジェクトの存在が認識されるよう、対象オブジェクトとノイズオブジェクトを混合してもよい。
【0026】
復号化部120は、暗号化された対象オブジェクト内のユーザから入力された復号化ジェスチャーに対応する領域を所定の時間の間、復号化する。
そのため、暗号化部は所定の時間が経過した後、復号化ジェスチャーに対応する領域を再び視覚的に暗号化してもよい。
ここで、所定の時間は、所定のインタフェースを介してユーザから入力されてもよく、予め設定されてもよい。
【0027】
例えば、所定の時間が30秒に設定される場合、暗号化された対象オブジェクトにユーザが復号化ジェスチャーを入力すると、復号化部120は暗号化された対象オブジェクト内の復号化ジェスチャーに対応する領域を復号化ジェスチャーがユーザから入力された時点から30秒の間、復号化する。
ジェスチャーがユーザから入力された時点から30秒経過した後、暗号化部110は、再び復号化ジェスチャーに対応する領域を視覚的に暗号化する。
そのため、復号化部120は、復号化によりユーザがすでに認知した部分については再び暗号化することで、セキュリティ性を高めることができる。
【0028】
復号化部120は、暗号化された対象オブジェクト内の少なくとも1つの領域に対するタッチジェスチャー、暗号化された対象オブジェクトの少なくとも1つの領域をスライドするスライドジェスチャー、2つのタッチジェスチャーを用いて暗号化された対象オブジェクトのうち少なくとも1つの領域の範囲を設定するドラッグジェスチャー、又は暗号化された対象オブジェクト内の少なくとも1つの領域を凝視する凝視ジェスチャーの内の少なくとも1つを含んでもよい。
【0029】
例えば、ユーザが暗号化された対象オブジェクトの特定領域を凝視する場合、復号化部120は、端末装置のカメラを用いて対象オブジェクトのうちユーザが凝視する領域を認識してもよい。
復号化部120は、ユーザの凝視を復号化ジェスチャーとして認識し、ユーザが凝視する領域を復号化ジェスチャーに対応する領域として認識してもよい。
そのため、復号化部120は、暗号化された対象オブジェクトのうちユーザの所望する部分のみを復号化してセキュリティ性を高めることができる。
【0030】
また、復号化部120は、ディスプレイ上の所定の領域に対するタッチジェスチャーと同時に入力されるタッチジェスチャー、スライドジェスチャー、ドラッグジェスチャー、又は凝視ジェスチャーを復号化ジェスチャーとして認識してもよい。
例えば、復号化部120は、ユーザが指でディスプレイ上の特定領域をタッチした状態で、他の指で暗号化された対象オブジェクト上の少なくとも1つの領域に行うタッチジェスチャー、スライドジェスチャー、ドラッグジェスチャー、又は、凝視ジェスチャーを復号化ジェスチャーとして認識してもよい。
【0031】
また、復号化部120は、復号化ジェスチャーに対応する領域の範囲又は復号化する時間を所定のインタフェースを介してユーザから入力されてもよい。
例えば、復号化部120は、復号化ジェスチャーに対応する領域の範囲を設定できるインタフェースをユーザに提供し、インタフェースに入力されたものに応じて復号化ジェスチャーに対応する領域の範囲を設定してもよい。
【0032】
本発明の一実施形態に係る復号化部120は、復号化ジェスチャーに基づいて復号化ジェスチャーに対応する領域の範囲又は復号化を行う時間を設定し得る。
例えば、復号化部120が速い速度のスライドジェスチャーを認識した場合、遅い速度のスライドジェスチャーを認識した場合よりも、復号化部120は復号化ジェスチャーに対応する領域の範囲を2倍広く設定し、復号化する時間を2倍に設定してもよい。
【0033】
本発明の一実施形態に係る復号化部120は、復号化ジェスチャーに対応する領域に基づいて対象オブジェクトのうち暗号化を行う領域を決定する。
例えば、復号化部120は、ディスプレイ上で対象オブジェクト内のユーザの指が接する部分のみを復号化する領域として決定してもよく、ユーザの指が接する部分から所定の範囲までを復号化する領域として決定してもよい。
例えば、ディスプレイに複数の列として表示されるオブジェクトが暗号化されて表示される場合、ディスプレイの左側の終わり部分又は右側の終わり部分にユーザの指が接するとき、復号化部120は、ユーザの指が接した部分に対応する列全体を復号化してもよい。
【0034】
一例として、ユーザが指をディスプレイの左側の終わり部分又は右側の終わり部分にタッチした後、下方におろす場合、復号化部120はユーザが指を下方に下ろした部分に対応する列全体を復号化し、暗号化部110は、ユーザの指が落下した部分に対応する列全体を再び暗号化してもよい。
ここで、復号化部120は、ユーザの指が下ろされる部分に対応する列だけ、ディスプレイに表示されるオブジェクトを上方に上げることができる。
また、ユーザが指をディスプレイの左側の終わり部分又は右側の終わり部分にタッチした後、上方に上げる場合、復号化部120は、ユーザが指を上方に上げた部分に対応する列全体を復号化し、暗号化部110は、ユーザの指が落下した部分に対応する列全体を再び暗号化してもよい。
ここで、復号化部120は、ユーザの指が上げた部分に対応する列だけ、ディスプレイに表示されるオブジェクトを下方に下ろすことができる。
【0035】
また、復号化部120は、復号化ジェスチャーに対応する領域を暗号化された対象オブジェクトの全体領域に設定し、暗号化された対象オブジェクトの全体領域を復号化してもよい。
例えば、対象オブジェクトを3回タッチするジェスチャーが対象オブジェクトの全体領域を復号化するジェスチャーと予め設定された場合、復号化部120は、対象オブジェクトを3回タッチするジェスチャーをユーザから取得すると、対象オブジェクトの全体領域を復号化することができる。
【0036】
また、暗号化部110は、通信インタフェースを用いて暗号化された対象オブジェクトを外部に送信してもよい。
また、復号化部120は、通信インタフェースを用いて暗号化された対象オブジェクトを外部から受信してもよい。
図1〜
図19に対する説明において、通信インタフェースは、WLAN(Wireless LAN)、WiFi(Wireless Fidelity)Direct、DLNA(登録商標)(Digital Living Network Alliance)、Wibro(Wireless broadband)、Wimax(World Interoperability for Microwave Access)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)などの無線インターネットインタフェースとBluetooth(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association;IrDA)、UWB(Ultra Wideband)、ZigBee(登録商標)、NFC(Near Field Communication)などの近距離通信インタフェースを含んでもよい。それだけではなく、通信インタフェースは、外部と通信できる全てのインタフェース(例えば、有線インタフェース)を示す。
【0037】
図2〜4は、本発明の一実施形態に係る暗号化の実施形態を説明するための図である。
図2を参照すると、セキュリティ装置は、オーバーレイ方式を用いて対象オブジェクト211を暗号化する。
本発明の一実施形態では、ユーザから暗号化ジェスチャーの入力を受けて暗号化ジェスチャーに対応する領域に基づいて暗号化を行う。
例えば、セキュリティ装置は、ユーザから対象オブジェクト211の開始領域及び終了領域に対するタッチジェスチャーを認識して対象オブジェクト211を暗号化する。
【0038】
セキュリティ装置は、ノイズオブジェクトを対象オブジェクト211と同じオブジェクトに予め設定してもよく、インタフェースを介してユーザからノイズオブジェクトを対象オブジェクト211と同じオブジェクトとして入力されてもよい。
また、セキュリティ装置は、暗号化方式のうちオーバーレイ方式で対象オブジェクト211を暗号化するか否かを予め設定してもよく、インタフェースを介してユーザから複数の暗号化方式のうちオーバーレイ方式が選択されてもよい。
【0039】
セキュリティ装置は、対象オブジェクト211にノイズオブジェクトをオーバーレイして(重ね合わせて)暗号化された対象オブジェクト221を生成する。
ここで、セキュリティ装置は、暗号化された対象オブジェクト221が、対象オブジェクト211の存在が認識されるように対象オブジェクト211にノイズオブジェクトをオーバーレイしてもよい。
【0040】
図3を参照すると、セキュリティ装置は、分割方式を用いて対象オブジェクト311を暗号化する。
図3に示す例として、対象オブジェクト311はテキストであり、ノイズオブジェクト312は灰色のイメージである。
ここで、セキュリティ装置は、ノイズオブジェクト312を灰色のイメージに予め設定してもよく、インタフェースを介してユーザからノイズオブジェクトを灰色のイメージとして入力されてもよい。
また、セキュリティ装置は、暗号化方式のうち分割方式で対象オブジェクト311を暗号化するか否かを予め設定してもよく、インタフェースを介してユーザから分割方式が選択されてもよい。
【0041】
セキュリティ装置は、対象オブジェクト311とノイズオブジェクト312を混合し、対象オブジェクト311とノイズオブジェクト312が混合されたオブジェクトを2つのグループに分割する。
例えば、セキュリティ装置は、対象オブジェクト311のテキストに基づいて奇数番目のテキストは第1グループ、偶数番目のテキストは第2グループに分割してもよい。
セキュリティ装置は、2つのグループに含まれたオブジェクト321、331を代わる代わるディスプレイに表示する。
ここで、2つのグループに含まれたオブジェクト321、331をディスプレイに表示する時間は予め設定されてもよく、ユーザから設定されてもよい。
【0042】
図4を参照すると、符号410の実施形態で、セキュリティ装置は、オーバーレイ方式を用いて対象オブジェクト411をオーバーレイする。
セキュリティ装置は、暗いイメージをノイズオブジェクトとして設定し、対象オブジェクト411にノイズオブジェクトを重ね合わせて暗号化された対象オブジェクト412を生成する。
【0043】
符号420の実施形態で、対象オブジェクト421はテキストとイメージを全て含んでおり、セキュリティ装置は、対象オブジェクト421のうちテキストを暗号化する。
符号420の実施形態のように、セキュリティ装置は、対象オブジェクト421のテキスト「Dog」から「og」を削除し、暗号化された対象オブジェクト422を生成する。
また、セキュリティ装置は、対象オブジェクト421のテキスト「Dog」のテキスト属性(例えば、字体、大きさ、太さなど)も修正してもよい。
【0044】
符号430の実施形態で、セキュリティ装置は、複数の方式を用いて対象オブジェクトを暗号化する。
ここで、複数の方式は予め設定されてもよく、インタフェースを介してユーザから入力されてもよい。
符号430の実施形態で、セキュリティ装置は、オーバーレイ方式を用いて第1暗号化を行った後、第1暗号化が実行された対象オブジェクトに削除方式を用いて第2暗号化を行ってもよい。
【0045】
第1暗号化で、セキュリティ装置は、対象オブジェクト431のうちテキスト「Dog」のテキスト属性を変更し、対象オブジェクト431にノイズオブジェクト「D g」を重ね合わせて暗号化された対象オブジェクト432を生成する。
また、第2暗号化で、セキュリティ装置は、暗号化された対象オブジェクト432からテキスト「Dog」の「og」を削除し、重ね合わされたノイズオブジェクト「D g」を削除して暗号化された対象オブジェクト433を生成する。
本発明の一実施形態に係るセキュリティ装置は、暗号化された対象オブジェクト432及び暗号化された対象オブジェクト433を代わる代わるディスプレイに表示してもよい。
【0046】
図5は、本発明の一実施形態に係る暗号化設定を説明するための図である。
図5を参照すると、セキュリティ装置の動作モードは暗号化モードと設定されているとする。
ここで、暗号化モードは、セキュリティ装置が対象オブジェクトの暗号化する動作モードを示し、一般モードは暗号化ジェスチャーが入力されても、対象オブジェクトの暗号化を行わない動作モードを示す。
【0047】
本発明の一実施形態に係るセキュリティ装置は、ユーザから入力された暗号化ジェスチャーに基づいて、動作モードを暗号化モードに設定してもよい。
例えば、ユーザは、オブジェクト510の各領域(511〜515)を順にタッチ(又は、スライド)すると、セキュリティ装置は、ユーザから入力されたタッチジェスチャー(又は、スライドジェスチャー)を、動作モードを暗号化モードに設定する暗号化ジェスチャーとして認識する。
セキュリティ装置は、認識された暗号化ジェスチャーに応答して動作モードを暗号化モードに設定する。
【0048】
本発明の他の実施形態に係るセキュリティ装置は、インタフェース520を介してユーザから命令が入力され、セキュリティ装置の動作モードを暗号化モードに設定する。
例えば、セキュリティ装置は、インタフェース520をユーザに提供し、インタフェース520は、動作モードを暗号化モードに設定するインタフェース521を含み得る。
ユーザがインタフェース521を選択する場合、セキュリティ装置は、動作モードを暗号化モードに設定する。また、ユーザがインタフェース521の選択を解除する場合、セキュリティ装置は動作モードを一般モードに設定する。
【0049】
図6は、本発明の一実施形態に係る暗号化領域の設定を説明するための図である。
図6を参照すると、セキュリティ装置は、対象オブジェクトのうち暗号化する領域の暗号化領域を設定する。
【0050】
本発明の一実施形態に係るセキュリティ装置は、暗号化ジェスチャーに対応する領域に基づいて暗号化領域を決定する。
ここで、暗号化ジェスチャーは、対象オブジェクト内の少なくとも1つの領域に対するタッチジェスチャー、対象オブジェクトの少なくとも1つの領域をスライドするスライドジェスチャー、2つのタッチジェスチャーを用いて対象オブジェクトのうち少なくとも1つの領域の範囲を設定するドラッグジェスチャーを含んでもよい。
また、暗号化ジェスチャーは、ディスプレイ上の所定の領域に対するタッチジェスチャーと同時に入力されるタッチジェスチャー、スライドジェスチャー、又はドラッグジェスチャーを含んでもよい。
セキュリティ装置は、タッチジェスチャー、スライドジェスチャー、又はドラッグジェスチャーに対応する領域を暗号化領域に設定する。
【0051】
例えば、セキュリティ装置は、ユーザから対象オブジェクト内の符号612の領域の範囲を設定するドラッグジェスチャー611が入力されてもよい。
この場合、セキュリティ装置は、ドラッグジェスチャー611によって設定された符号612の領域を暗号化領域として決定する。
【0052】
異なる例として、セキュリティ装置は、ディスプレイ上の符号622の特定領域に対するタッチジェスチャー621とスライドジェスチャー623が同時に入力されてもよい。
この場合、セキュリティ装置は、スライドジェスチャー623によって設定された符号624の領域を暗号化領域として決定する。
【0053】
図7及び
図8は、本発明の一実施形態に係る暗号化レベルの設定を説明するための図である。
図7を参照すると、対象オブジェクト710は、イメージ711、及びテキスト712を含む。
セキュリティ装置は、対象オブジェクト710に対する暗号化ジェスチャーの速度を用いて、対象オブジェクト710とノイズオブジェクトの混合比率を調整する。
【0054】
本発明の一実施形態に係るセキュリティ装置は、対象オブジェクト710のうち、イメージ711に対してユーザからスライドジェスチャー713が入力される。
入力されたスライドジェスチャーに対応して、セキュリティ装置はイメージ711をノイズイメージと混合する。
ここで、セキュリティ装置は、スライドジェスチャー713の速度に基づいてイメージ711とノイズイメージを混合する比率を調整する。
例えば、スライドジェスチャー713の速度が10cm/sである場合、セキュリティ装置は暗号化された対象オブジェクト721のように、ノイズイメージの混合比率を比較的に低く設定し得る。
また、スライドジェスチャー713の速度が20cm/sである場合、セキュリティ装置は、暗号化された対象オブジェクト731のように、ノイズイメージの混合比率を比較的高く設定し得る。
また、セキュリティ装置は、スライドジェスチャー713の速度が低い場合のノイズイメージの混合比率を、スライドジェスチャー713の速度が高い場合のノイズイメージの混合比率よりも高く設定してもよい。
【0055】
図8を参照すると、対象オブジェクト810は、イメージ811及びテキスト812を含む。
セキュリティ装置は、インタフェース821を介してユーザから対象オブジェクト810とノイズオブジェクトを混合する比率が入力される。
【0056】
本発明の一実施形態に係るセキュリティ装置は、対象オブジェクト810内のテキスト812に対してユーザからスライドジェスチャー813が入力される。
入力されたスライドジェスチャーに対応して、セキュリティ装置はテキスト812にノイズテキストを混合する。
ここで、セキュリティ装置は、ユーザにインタフェース821を提供し得る。
セキュリティ装置は、インタフェース821を介してユーザからテキスト812とノイズテキストの混合比率が入力され、ユーザからの入力された混合比率に応じて、テキスト812とノイズテキストを混合する。
例えば、インタフェース821を介してユーザから高いレベルの混合比率が入力される場合、セキュリティ装置は、テキスト812にノイズテキストを高いレベルに混合して暗号化された対象オブジェクト831を生成する。
【0057】
図9〜11は、本発明の一実施形態に係る復号化の実施形態を説明するための図である。
図9を参照すると、セキュリティ装置は、暗号化された対象オブジェクト内の、ユーザから入力された復号化ジェスチャーに対応する領域を所定の時間の間、復号化する。
これによって、暗号化部は所定の時間が経過した後、復号化ジェスチャーに対応する領域を再び視覚的に暗号化することができる。
【0058】
例えば、セキュリティ装置は、暗号化された対象テキスト911の符号913の領域から符号923の領域までスライドするスライドジェスチャー912、922をユーザから入力される。
そのため、セキュリティ装置は、符号913の領域に対応する対象テキスト911の「layer is」から符号923の領域に対応する対象テキスト921の「encryp」までを復号化する。
ここで、セキュリティ装置は、ユーザが符号913の領域にタッチした瞬間に対象テキスト911の「layer is」を復号化してもよく、ユーザのタッチが符号913の領域から離れた時、対象テキスト911の「layer is」を再び暗号化してもよい。
本発明の一実施形態では、復号化を保持する時間は予め設定されてもよく、ユーザから入力されてもよい。
【0059】
図10を参照すると、セキュリティ装置は、復号化ジェスチャーに応答して暗号化された対象オブジェクト1010の全体領域を復号化する。
例えば、暗号化された対象オブジェクト1010は、対象オブジェクト1011とノイズオブジェクト1012が混合したものである。
セキュリティ装置は、ユーザから符号1021〜1024の領域に対するタッチジェスチャーが順次入力される。
入力されたタッチジェスチャーに応答して、セキュリティ装置は符号1030の図のように、暗号化された対象オブジェクト1010に含まれたノイズオブジェクト1012を除去する。
ここで、符号1021〜1024の領域に対するタッチジェスチャーは、予め暗号化された対象オブジェクト1010の全体領域を復号化するように設定されてもよく、ユーザにより暗号化された対象オブジェクト1010の全体領域を復号化するものとして設定されてもよい。
【0060】
図11を参照すると、セキュリティ装置は、ユーザの視線を認識して対象オブジェクトを復号化する。
例えば、セキュリティ装置は、端末装置のカメラを用いて暗号化された対象テキスト1110のうち、ユーザが凝視する符号1111の領域を認識するとする。
セキュリティ装置は、暗号化された対象テキスト1110のうち、ユーザが凝視する符号1111の領域のみを復号化する。
ここで、ユーザが視線方向を変更する場合、セキュリティ装置はユーザが新しく凝視する領域に対して復号化し、符号1111の領域に対して再び暗号化してもよい。
【0061】
図12は、本発明の一実施形態に係る復号化領域の設定を説明するための図である。
図12を参照すると、セキュリティ装置は、暗号化された対象オブジェクト内の復号化を行う領域である復号化領域を設定する。
【0062】
本発明の一実施形態に係るセキュリティ装置は、復号化ジェスチャーに対応する領域に基づいて復号化領域を決定する。
ここで、復号化ジェスチャーは、暗号化された対象オブジェクト内の少なくとも1つの領域に対するタッチジェスチャー、暗号化された対象オブジェクト内の少なくとも1つの領域をスライドするスライドジェスチャー、2つのタッチジェスチャーを用いて暗号化された対象オブジェクト内の少なくとも1つの領域の範囲を設定するドラッグジェスチャー、又は暗号化された対象オブジェクト内の少なくとも1つの領域を凝視する凝視ジェスチャーを含み得る。
また、復号化ジェスチャーは、所定の領域に対するタッチジェスチャーと同時に入力されるタッチジェスチャー、スライドジェスチャー、ドラッグジェスチャー、又は凝視ジェスチャーを含んでもよい。
【0063】
例えば、セキュリティ装置は、ディスプレイ上の符号1212の特定領域に対するタッチジェスチャー1211とスライドジェスチャー1213が同時に入力されたとする。
この場合、セキュリティ装置は、スライドジェスチャー1213によって設定された符号1214の領域を復号化領域として決定する。
ここで、ユーザは、スライドジェスチャー1221によって符号1222の領域のように位置を調整し、そのため、セキュリティ装置は調整された符号1222の領域を復号化領域として決定する。
【0064】
異なる例として、セキュリティ装置は、ユーザから符号1232の領域の範囲を設定するドラッグジェスチャー1231が入力されてもよい。
この場合、セキュリティ装置は、ドラッグジェスチャー1231によって設定された符号1232の領域を復号化領域として決定する。
またさらに、ユーザは、ドラッグジェスチャー1241によって符号1242の領域のように範囲を調整し、そのため、セキュリティ装置は、新しく設定された符号1242の領域を復号化領域として決定してもよい。
【0065】
図13及び
図14は、本発明の一実施形態に係る暗号化された対象オブジェクトの送受信を説明するための図である。
図13を参照すると、対象オブジェクト1310は、イメージ1311、テキスト1312及びバーコード1313を含む。
端末装置は、ディスプレイに対象オブジェクト1310を表示する。
【0066】
ここで、端末装置は、ユーザからバーコード1311に対するスライドジェスチャーが入力される。
そのため、端末装置は、バーコード1311にノイズオブジェクトを混合してバーコード1311を暗号化(符号1321)することによる対象オブジェクトの暗号化を行う。
端末装置は、暗号化された対象オブジェクトを外部端末に送信するためのインタフェース1331をユーザに提供する。
そして、端末装置は、インタフェース1331を介して暗号化された対象オブジェクトを送信する外部端末に関する情報がユーザから入力される。
端末装置は、通信インタフェースを用いて暗号化された対象オブジェクトをユーザから入力された外部端末に送信する。
【0067】
図14を参照すると、端末装置は、通信インタフェースを用いて外部端末から暗号化された対象オブジェクト1410を受信する。
暗号化された対象オブジェクト1410は、イメージ1411、テキスト1412、及び暗号化されたバーコード1413を含む。
端末装置は、ユーザから暗号化されたバーコード1413に対するスライドジェスチャーが入力される。
それにより、端末装置は、所定の時間の間、暗号化されたバーコード1413をバーコード1421のように復号化する。
所定の時間が経過した後、端末装置はバーコード1431のように復号化されたバーコード1421を再び暗号化する。
本発明の一実施形態に係る端末装置が暗号化されたバーコード1421を復号化する時間は、端末装置によって予め設定されてもよく、ユーザによって設定されてもよく、暗号化された対象オブジェクト1410を送信した外部端末によって予め設定されてもよい。
【0068】
図15は、本発明の一実施形態に係る端末装置を示すブロック図である。
図15を参照すると、端末装置1500は、暗号化部1510及び送信部1520を含む。
【0069】
暗号化部1510は、対象オブジェクトの全体又は一部を視覚的に暗号化する。
ここで、暗号化された対象オブジェクトは、ユーザから入力された復号化ジェスチャーに対応して所定の時間の間、復号化する。
【0070】
また、暗号化部1510は、対象オブジェクトの全体又は一部にノイズオブジェクトを混合して対象オブジェクトの全体又は一部を視覚的に暗号化してもよい。
また、暗号化部1510は、対象オブジェクトの少なくとも一部に対してユーザから入力された暗号化ジェスチャーに基づいて対象オブジェクトの全体又は一部を視覚的に暗号化してもよい。
また、送信部1520は、通信インタフェースを用いて暗号化された対象オブジェクトを外部に送信する。
図15に示す本発明の一実施形態に係る端末装置は、
図1〜
図14を参照して説明した内容がそのまま適用されているため、より詳細な説明は省略する。
【0071】
図16は、本発明の他の一実施形態に係る端末装置を示すブロック図である。
図16を参照すると、端末装置1600は、受信部1610及び復号化部1620を含む。
【0072】
受信部1610は、暗号化された対象オブジェクトを通信インタフェースを用いて外部から受信する。
また、復号化部1620は、暗号化された対象オブジェクトのうちユーザから入力された復号化ジェスチャーに対応する領域を所定の時間の間、復号化する。
図16に示す本発明の他の実施形態に係る端末装置は、
図1〜
図14を参照して説明した内容がそのまま適用されているため、より詳細な説明は省略する。
【0073】
図17は、本発明の一実施形態に係るセキュリティ方法を説明するためのフローチャートである。
図17を参照すると、セキュリティ装置は、対象オブジェクトの全体又は一部を視覚的に暗号化する(ステップS1710)。
次に、セキュリティ装置は、暗号化された対象オブジェクト内のユーザから入力された復号化ジェスチャーに対応する領域を所定の時間の間、復号化する(ステップS1720)。
図17に示す本発明の一実施形態に係るセキュリティ方法は、
図1〜
図14を参照して説明した内容がそのまま適用されているため、より詳細な説明は省略する。
【0074】
図18は、本発明の一実施形態に係る端末装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。
図18を参照すると、端末装置は、対象オブジェクトの全体又は一部を視覚的に暗号化する(ステップS1810)。
ここで、暗号化された対象オブジェクトは、ユーザから入力された復号化ジェスチャーに対応して所定の時間の間、復号化されてもよい。
次に、端末装置は、通信インタフェースを用いて暗号化された対象オブジェクトを外部に送信する(ステップS1820)。
図18に示す本発明の一実施形態に係る端末装置の制御方法は、
図1〜
図14を参照して説明した内容がそのまま適用されているため、より詳細な説明は省略する。
【0075】
図19は、本発明の他の実施形態に係る端末装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。
図19を参照すると、端末装置は、暗号化された対象オブジェクトを通信インタフェースを用いて外部から受信する(ステップS1910)。
次に、端末装置は、暗号化された対象オブジェクト内のユーザから入力された復号化ジェスチャーに対応する領域を所定の時間の間、復号化する(ステップS1920)。
図19に示す本発明の他の実施形態に係る端末装置の制御方法は、
図1〜
図14を参照して説明した内容がそのまま適用されているため、より詳細な説明は省略する。
【0076】
以上で説明された装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、及び/又はハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の組み合わせで実現し得る。
例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサー、または、命令(instruction)を実行して応答できる異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータ又は特殊目的のコンピュータを用いて実現されてもよい。
【0077】
処理装置は、オペレーティングシステム(OS)及びオペレーティングシステム上で行われる1つ以上のソフトウェアアプリケーションを行ってもよい。
また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答してデータをアクセス、格納、操作、処理及び生成してもよい。
理解の便宜のために、処理装置は1つ使用されるものと説明される場合もあるが、当該の技術分野で通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)及び/又は複数類型の処理要素を含んでいることが分かる。
例えば、処理装置は、複数のプロセッサ、又は1つのプロセッサ及び1つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成も可能である。
【0078】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はこのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、所望通りに動作するよう処理装置を構成したり独立的又は結合的に処理装置を命令してもよい。
ソフトウェア及び/又はデータは、処理装置によって解釈されたり、処理装置に命令又はデータを提供するためどのような類型の機械、構成要素、物理的装置、仮想装置、コンピュータ記憶媒体又は装置、送信される信号波に永久的又は一時的に具体化できる。
ソフトウェアは、ネットワークに接続されたコンピュータシステム上に分散し、分散された方法で格納されたり実行されてもよい。
ソフトウェア及びデータは1つ以上のコンピュータで読み出し可能な記録媒体に格納されてもよい。
【0079】
本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段を介して様々な処理を実行することができるプログラム命令の形態で実現され、コンピュータで読取可能な記録媒体に記録されてもよい。
コンピュータ読取可能な記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などのうち1つ又はその組み合わせを含み得る。記録媒体に記録されるプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり、使用可能なものであってもよい。
コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、光ディスクのような光磁気媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれてもよい。
プログラム命令の例には、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなく、インタープリタなどを用いてコンピュータによって実行できる高級言語コードが含まれる。前記したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成されてもよく、その逆も同様である。
【0080】
尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。