(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記タブのうちの、前記貫通部の前記一端と前記他端との間に位置する部分には、当該一端と当該他端とを結ぶ直線に沿う曲げ加工部又は溝が設けられている請求項1乃至3の何れかに記載の缶蓋。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される飲料缶100の上面図である。
この飲料缶100には、上部に開口(不図示)を有するとともに下部に底部(不図示)を有し且つ筒状に形成された容器本体(缶胴)200が設けられている。また、容器本体200の開口に取り付けられこの開口を塞ぐ缶蓋300が設けられている。
飲料缶100の内部には、清涼飲料、炭酸飲料、アルコール飲料などの飲料が収容されている。
【0011】
缶蓋300は、容器本体200に取り付けられる円盤状のパネル(基板)400を有する。パネル400の表面(第1の面)には、操作者により操作されるタブ500が取り付けられている。
タブ500は、操作者によって一方の端部(図中、左端部)が操作されることで(持ち上げられることで)、パネル400のうちの予め定められた箇所に対して他方の端部(先端部)を押し付け、パネル400を押圧する。
なお、本明細書では、タブ500の図中左端部を被操作部505と称し、タブ500の図中右端部を先端部510と称する。
【0012】
タブ500は、パネル400の中央部からずれた位置に設けられたリベット900によってパネル400に固定されている。言い換えると、タブ500は、パネル400に対して偏心した状態で設けられたリベット900によってパネル400に固定されている。
さらに、タブ500は、被操作部505と先端部510との間に位置する部位がリベット900によってパネル400に固定されている。言い換えると、本実施形態では、接続部の一例としてのリベット900によって、タブ500とパネル400とが接続されている。
【0013】
なお、タブ500は、パネル400の中央部に設けられたリベット900によってパネル400に固定してもよい。
また、本実施形態では、先端部510が円弧状に形成されたタブ500を例示するが、タブ500は、矩形状に形成することもでき、この場合は、タブ500の先端部510が直線状となる。
【0014】
図2(A)、(B)は、タブ500を説明する図である。なお、
図2(A)は、タブ500の正面図であり、
図2(B)は、
図2(A)の矢印IIB方向からタブ500を眺めた場合の図である。
図2(A)に示すように、タブ500には、板状に形成され且つ略矩形状に形成されたタブ本体部520が設けられている。また、タブ500は、
図2(B)に示すように、パネル400(
図1参照)に対向するパネル対向面500B、および、パネル対向面500Bとは反対側に位置する反対面500Aを有する。
【0015】
本実施形態では、タブ本体部520の外周縁に対し、曲げ加工(カール加工)が施され、タブ本体部520の外周縁が、外周縁の内側方向に丸められている(カールしている)。
付言すると、タブ500の外周縁には、カール部500Cが設けられている。これにより、本実施形態では、タブ500の曲げ剛性が高められている。
【0016】
さらに、タブ500には、
図2(A)に示すように、被操作部505側に、操作者の指が引っ掛けられる貫通孔(フィンガーホール)530が形成されている。
また、タブ500には、パネル400に設けられた突出部420(後述)が通されるリベット用孔540が設けられている。
また、タブ500には、タブ本体部520を貫通するU字状の貫通部(タンピアス)560が設けられている。貫通部560は、タブ500の厚み方向に貫通している。また、貫通部560は、リベット用孔540の周囲に形成されている。
【0017】
さらに、貫通部560は、一端560Aおよび他端560Bを有し、また、タブ500の被操作部505側に向かって膨らむように形成されている。
また、貫通部560は、一端560Aと他端560Bとの間に、頂部560Cを有する。この頂部560Cは、一端560Aおよび他端560Bよりも被操作部505側に位置する。
また、本実施形態では、リベット用孔540の一方の脇に、貫通部560の一端560Aが位置し、リベット用孔540の他方の脇に、貫通部560の他端560Bが位置する。さらに、頂部560Cは、リベット用孔540と被操作部505との間に位置する。
【0018】
ここで、貫通部560の一端560Aと他端560Bとを結ぶ直線SL1を想定する。
また、直線SL1に対する垂線であって頂部560Cを通る垂線SL2を想定する。
本実施形態では、垂線SL2のうちの、頂部560Cと直線SL1との間に位置する部分(符号2Aで示す部分)の長さL2の方が、直線SL1の長さL1よりも小さい。
さらに、本実施形態では、
図1に示すように、貫通部560の一端560Aと他端560Bとを結ぶ上記直線SL1が、リベット900の頭部910を通るように、貫通部560およびリベット900が設けられている。
【0019】
また、本実施形態では、
図2(A)に示すように、貫通部560は、カール部500Cまで達するように形成され、貫通部560の一端560Aおよび他端560Bは、カール部500Cに位置する。言い換えると、貫通部560の一端560Aおよび他端560Bは、タブ500の外周縁に位置する。
この結果、本実施形態では、タブ500のうちの、貫通部560とタブ500の先端部510との間に位置する部位(斜線で示す部位、パネル400に固定される部位)が略楕円状となる。以下、本明細書では、この部位を固定部位50Eと称する。
【0020】
本実施形態では、タブ500の外周縁にカール部500Cが設けられているが、このカール部500Cは、
図2(A)に示すように、第1カール部C1〜第4カール部C4の4つのカール部により構成されている。
第1カール部C1は、タブ500の一方の側辺に沿うように設けられている。第2カール部C2は、タブ500の他方の側辺に沿うように設けられている。第3カール部C3は、タブ500の被操作部505の部分に設けられている。第4カール部C4は、タブ500の先端部510に設けられている。
【0021】
さらに、本実施形態では、第1カール部C1にスリット50L1(以下「第1スリット50L1」と称する)が設けられ、第2カール部C2にスリット50L2(以下、「第2スリット50L2」と称する)が設けられている。
第1スリット50L1、第2スリット50L2の各々は、タブ500の幅方向(タブ500の長手方向と直交する方向)に沿うように形成され、また、同一の直線(不図示)上に載るように形成されている。
さらに、タブ本体部520のうち、第1スリット50L1と第2スリット50L2との間に位置する部分には、溝50Mが設けられている。溝50Mは、第1スリット50L1と第2スリット50L2とを結ぶ直線(不図示)上に形成されている。
【0022】
さらに、本実施形態では、第1スリット50L1、第2スリット50L2、溝50Mによって、タブ500が、先端側部位50Aと後端側部位50Bとに区画されている。
第1の部位の一例としての先端側部位50Aは、第1スリット50L1、第2スリット50L2、溝50Mよりも、タブ500の先端部510側に位置する。
第2の部位の一例としての後端側部位50Bは、第1スリット50L1、第2スリット50L2、溝50Mよりも、タブ500の被操作部505側に位置する。
本実施形態では、後端側部位50Bが先端側部位50Aに対して回転できるようになっている(詳細は後述)。
【0023】
図3(A)、(B)は、タブ500が取り付けられる前の缶蓋300を説明する図である。なお、同図(A)は、正面図であり、同図(B)は、同図(A)のIIIB−IIIB線における断面図の一部である。
【0024】
図3(A)に示すように、缶蓋300には、円盤状に形成されたパネル400が設けられている。パネル400は、曲げ加工が施された外周縁410を有する。
本実施形態では、この外周縁410の部分が、容器本体200(
図1参照)の上縁部に固定される。
【0025】
さらに、缶蓋300には、タブ500がパネル400に固定される際に押しつぶされ、上述したリベット900(
図1参照)となる突出部(ニップル)420が形成されている。
本実施形態では、この突出部420が、タブ500のリベット用孔540(
図2(A)参照)に挿入されたうえで、突出部(ニップル)420が押し潰される。
これにより、本実施形態では、
図1に示すように、リベット用孔540の径よりも径が大きい頭部910(リベット900の頭部910)(円形の部位)が形成され、この頭部910とパネル400との間にタブ500が位置し、パネル400に対するタブ500の固定が行われる。
【0026】
また、
図3(A)に示すように、パネル400の表面には、第1スコア線430が形成されている。
第1スコア線430は、パネル400の表面に形成された溝により構成され、パネル400の破断(後述)を誘導する役割を果たす。
第1スコア線430には、U字状に形成されたU字状部430Aと、このU字状部430Aに接続された直線部430Bとが設けられている。
【0027】
U字状部430Aは、パネル400の中心部CP側からパネル400の外周縁410側に向かって膨らむように形成され、パネル400を正面から眺めた場合の形状がU字状となっている。さらに、U字状部430Aは、パネル400の中心部CP側に一端部431および他端部432を有し、パネル400の外周縁410側に頂部433Aを有する。
【0028】
直線部430Bは、U字状部430Aの一端部431に接続され、さらに、一端部431との接続部を始点として、U字状部430Aの他端部432に向かって延びる。
さらに、直線部430Bは、図中下側に位置し一端部431に接続された下端部491と、図中上側に位置し他端部432の近くに配置された上端部492とを有する。
【0029】
U字状部430Aの一端部431は、タブ500の中心線CL(タブ500の長手方向に沿った中心線)(
図2(A)も参照)を挟んで相対する二つの領域のうちの一方の領域(図中、下側の領域)側に配置されている。
他端部432は、中心線CLを挟んで相対する二つの領域のうちの他方の領域(図中、上側の領域)側に配置されている。
【0030】
さらに、本実施形態では、直線部430Bの上端部492と、U字状部430Aの他端部432とが、互いに離れた状態で設けられており、これにより、上端部492と他端部432との間に、第1スコア線430が形成されていない不連続部480が設けられている。
【0031】
また、本実施形態では、上記中心線CLと直交する仮想線であって突出部420(リベット900)を通る仮想線(以下、この仮想線を「リベットラインRL」と称する)を想定した場合に、上記一端部431および他端部432は、このリベットラインRLよりもパネル400の中心部CP側に位置する。
また、本実施形態では、
図3(A)に示すように、中心線CLと直交する仮想線KLであってパネル400の中心部CPを通る仮想線KLを挟んで相対する2つの領域のうちの一方の領域内に頂部433Aが位置し、他方の領域内に一端部431および他端部432が位置する。
【0032】
さらに、リベット900となる突出部420は、パネル400のうちの第1スコア線430により囲まれている部位に設けられている。
また、U字状部430Aには、
図3(A)に示すように湾曲部433が設けられている。この湾曲部433は、パネル400の外周縁410側に膨らみ、また、突出部420よりもパネル400の外周縁410側を通る。
【0033】
本実施形態では、操作者によりタブ500が操作されることで、第1スコア線430により囲まれた領域がタブ500により押圧され、第1スコア線430が形成されている箇所にてパネル400が破断する(詳細は後述)。
これにより、第1スコア線430が形成されている領域が舌片状となり、且つ、この領域が飲料缶100の内部に向かって折れ曲がる。これにより、飲料缶100に、飲み口としての役割を果たす開口が形成される。
なお、本明細書では、以下、第1スコア線430にて生じる破断により形成される上記舌片状の部位をパネル舌片部440と称する。
【0034】
図3(A)に示すように、パネル400の表面には、第2スコア線450が形成されている。この第2スコア線450も、パネル400の表面に形成された溝により構成されており、パネル400の破断を誘導する役割を果たす。
第2スコア線450は、リベットラインRLを挟み相対する2つの領域のうちの、頂部433Aが設けられている領域内に設けられている。
【0035】
第2スコア線450は、一端部451および他端部452を有する。
第2スコア線450の他端部452は、第1スコア線430に設けられた湾曲部433に接続されている。このため、本実施形態では、第1スコア線430と第2スコア線450とが接続する箇所にて、スコア線が分岐する。
【0036】
第2スコア線450の他端部452は、第1スコア線430の湾曲部433のうちの中心線CLとリベットラインRLとの間に位置する部位に対して接続されている。
付言すると、第2スコア線450の他端部452は、第1スコア線430のうちの頂部433Aと他端部432との間に位置する部位に接続されている。
【0037】
また、第2スコア線450は、第1スコア線430との接続部から、第1スコア線430により囲まれている領域内に向かうように設けられている。
また、本実施形態では、中心線CLと直交する関係で配置されたリベットラインRLよりも頂部433Aが設けられている側に、第1スコア線430と第2スコア線450との接続部が位置する。
【0038】
また、本実施形態では、リベットラインRLよりも領域RAが位置する側に、第1スコア線430と第2スコア線450との接続部が設けられている。
付言すると、本実施形態では、領域RAの部分が、タブ500の先端部510(
図1参照)によって押圧されるが、本実施形態では、押圧されるこの領域RAとリベットラインRLとの間に、第2スコア線450が設けられている。
【0039】
さらに、第2スコア線450の一端部451は、突出部420の近傍に設けられている。
また、第2スコア線450の一端部451は、中心線CLを挟んで相対する2つの領域のうちの一方の領域側に配置され、第2スコア線450の他端部452は、この2つの領域のうちの他方の領域側に配置されている。
【0040】
さらに、第2スコア線450は、他端部452から突出部420に向かう直線部453を有する。また、第2スコア線450は、湾曲部454を有する。
湾曲部454は、直線部453に接続されるとともに、円柱状に形成された突出部420との間に距離を有して配置されている。また、湾曲部454は、突出部420の外周縁に沿うように形成されている。また、湾曲部454は、頂部433Aと突出部420との間に形成されている。さらに、湾曲部454は、パネル400のうちのタブ500により押圧される領域RAと突出部420との間を通過するように設けられている。
【0041】
本実施形態では、タブ500がユーザにより操作され、領域RAの部分がタブ500の先端部510によって押圧されると、第2スコア線450のうちの、領域RAとリベット900(突出部420)との間に位置する部分にて、パネル400の破断が生じる。
【0042】
その後、第2スコア線450に沿ってのパネル400の破断が生じ、第1スコア線430と第2スコア線450との接続部まで、パネル400の破断が生じる。
その後、この接続部から、第1スコア線430の他端部432に向かうパネル400の破断と、第1スコア線430の上端部492に向かうパネル400の破断が生じる。
【0043】
図4(A)〜(E)は、タブ500が操作された際の飲料缶100の状態を示した図である。なお、
図4では、図中上段に、飲料缶100を上方から眺めた場合の図を示し、図中下段に、缶蓋300の中央部における断面図を示している。
【0044】
図4(A)は、タブ500を引き起こす前の飲料缶100の状態を示している。
図4(B)は、タブ500の引き起こしを開始した直後の、飲料缶100の状態を示している。この状態では、第2スコア線450にてパネル400の破断が生じ、さらに、第1スコア線430の一部にて、パネル400の破断が生じている。
【0045】
図5は、
図4(B)にて示した状態の缶蓋300の斜視図である。なお、この
図5では、パネル舌片部440の図示を省略している。
タブ500が引き起こされると、
図5に示すように、先端側部位50A(先端部510)がパネル400に押し当てられ、また、後端側部位50B(被操作部505)が上方へ移動する(パネル400から離れる方向へ移動する)。
これにより、本実施形態では、楕円状の固定部位50Eの両脇の部分(符号5Aで示す部分)が上方へ持ち上げられる。
【0046】
これにより、固定部位50Eは湾曲する。
具体的には、固定部位50Eは、パネル400側に向かって凸となるように湾曲する。さらに説明すると、固定部位50Eが湾曲することにより固定部位50Eに谷が形成されるが、この谷が、タブ500の長手方向に沿うように固定部位50Eが湾曲する。
そして、本実施形態では、固定部位50Eが湾曲すると、固定部位50Eの曲げ剛性が高まる。
【0047】
図4を再度参照する。
図4(C)は、タブ500の引き起こしが更に行われた後の状態を示している。
この状態では、第1スコア線430にてパネル400の破断がさらに生じる。さらに、この状態では、不連続部480(
図3(A)参照)において、パネル400の曲げが開始されている。言い換えると、パネル舌片部440の根元におけるパネル舌片部440の曲げが開始されている。
【0048】
図4(D)は、タブ500の引き起こしが更に行われた状態を示している。
この状態では、パネル舌片部440の曲げが更に行われており、飲料缶100の内部側に、パネル舌片部440が押し込まれている。
また、この状態では、パネル400に形成された開口に、タブ500の先端側部位50Aが入り込んでいる。
【0049】
ところで、本実施形態の構成では、上記のとおり固定部位50Eが湾曲するが、これに対し、固定部位50Eが湾曲しない構成の場合には、缶蓋300に形成される開口が小さくなるおそれがある。
【0050】
本実施形態の構成では、上記のとおり、タブ500が引き起こされると、固定部位50Eの曲げ剛性が高まる。
これにより、固定部位50Eが曲がりにくくなり、パネル舌片部440に対し、
図4(C)の矢印4Cで示す回転モーメントが作用しやすくなる。これにより、パネル舌片部440が、飲料缶100(
図1参照)の内部へ入りやすくなり、形成される開口がより大きなものとなる。
【0051】
これに対し、固定部位50Eが湾曲せず固定部位50Eの曲げ剛性が高まらない構成では、固定部位50Eの途中で、タブ500が曲がりやすくなり、この場合、リベット900を中心としたタブ500の回転が起こりやすくなる。
より具体的には、例えば、
図5の符号5Cで示す直線の部分で、固定部位50Eが曲がりやすくなり、タブ500は、符号5Cで示すこの直線を回転中心として回転しやすくなる。この場合、パネル舌片部440に対し回転モーメントが作用しにくくなり、形成される開口が小さくなりやすい。
【0052】
図4(D)で示す状態の後、本実施形態では、ユーザによって、タブ500が戻される方向(
図4(D)の矢印4Dに示す方向)へ、タブ500の後端側部位50Bが押圧される。これにより、後端側部位50Bが回転し(後端側部位50Bが先端側部位50Aに対して回転し)、
図4(E)に示すように、後端側部位50Bがパネル400に沿うようになる。
【0053】
図6は、
図5の矢印VI方向からタブ500を眺めた場合の図である。
図6に示すように、また、上記のとおり、固定部位50Eは、パネル400(
図6では不図示)側に向かって凸となるように湾曲する。
より具体的には、固定部位50Eが湾曲することにより形成される谷が、タブ500の長手方向に沿うように固定部位50Eが湾曲する。
【0054】
言い換えると、固定部位50Eのうちのリベット用孔540が設けられている部分と、固定部位50Eの幅方向における一端50E1との間に位置する部分は、リベット用孔540からこの一端50E1に向かうに従いパネル400から離れるように湾曲する。
同様に、リベット用孔540が設けられている部分と固定部位50Eの他端50E2との間に位置する部分は、リベット用孔540からこの他端50E2に向かうに従いパネル400から離れるように湾曲する。
【0055】
図7は、
図5のVII−VII線におけるタブ500の断面図である。
本実施形態では、貫通部560がカール部500Cまで達し、
図7に示すように、カール部500Cに、貫通部560の一端560Aおよび他端560Bが位置する。
これにより、貫通部560の一端560Aと他端560Bとの離間距離が大きくなり、固定部位50Eの幅寸法が大きくなる。このように固定部位50Eの幅寸法が大きいと、幅寸法が小さい場合に比べ、固定部位50Eが湾曲しやすく、固定部位50Eの曲げ剛性が高まりやすい。
【0056】
さらに、本実施形態のタブ500を他の観点から説明すると、
図23(タブ500の正面図)に示すように、本実施形態のタブ500では、貫通部560の内側に、舌片状部位580(図中、斜線で示している部位)が設けられている。
【0057】
そして、本実施形態では、舌片状部位580の根元580Aの幅Wの方が、舌片状部位580の長さ(舌片状部位580の根元580Aから先端580Bまでの距離L)よりも大きくなっている。このように、舌片状部位580の根元580Aの幅Wの方が舌片状部位580の長さよりも大きいと、舌片状部位580の根元580Aの幅Wの方が舌片状部位580の長さよりも小さい場合に比べ、固定部位50Eが上記のように湾曲しやすく、固定部位50Eの曲げ剛性が高まりやすい。
【0058】
本実施形態では、タブ500を引き起こすことにより、まず、リベット900を支点としてタブ500が回転し、先端側部位50Aが、パネル400に向かって移動する。これにより、予め定められた領域RA(
図3(A)参照)が押圧され、第2スコア線450、第1スコア線430にてパネル400の破断が生じる。
パネル400の破断が生じると、パネル舌片部440が生じ、さらに、このパネル舌片部440が、タブ500により、飲料缶100の内部へ押し込まれる。これにより、缶蓋300に開口が形成される。
【0059】
パネル舌片部440が飲料缶100の内部へ押し込まれる際、本実施形態では、固定部位50E(
図7参照)のうちのリベット900に接触している部分が、下方向に(パネル400側に)引っ張られる。
その一方で、固定部位50Eの幅方向における両端部(一端50E1、他端50E2)が、
図7の矢印7Aで示すように、上方へ引っ張られる。
【0060】
これにより、
図7に示すように、固定部位50Eがパネル400側に向かって凸となるように湾曲し、固定部位50Eの曲げ剛性が高まる。
そして、この場合、上記のように、パネル舌片部440に対して回転モーメントが作用しやすくなり、パネル舌片部440の全体が飲料缶100の内部へ移動する。
【0061】
図8は、
図5のVIII−VIII線における缶蓋300の断面図である。なお、この
図8では、パネル舌片部440の図示を省略している。
タブ500が操作され、固定部位50Eに湾曲が生じると、固定部位50Eの幅方向における両端部(一端50E1、他端50E2)が、
図8の矢印8Aに示すように、上方へ引っ張られる。これにより、固定部位50Eが湾曲する。
そして、この場合、矢印8Bで示す方向に作用する曲げ応力に対する、固定部位50Eの剛性が増す。そして、この場合、パネル舌片部440に対して曲げモーメントが作用しやすくなる。
【0062】
本実施形態では、タブ500の引き起こし量が大きくなるに従い、固定部位50Eの湾曲量が大きくなる。この場合、固定部位50Eの曲げ剛性も次第に大きくなる。
ここで、固定部位50Eの曲げ剛性が次第に大きくなる場合、固定部位50Eの曲げ剛性が当初から大きい場合に比べて、タブ500の操作を行いやすくなる。
具体的には、タブ500の引き起こしの際にタブ500とパネル400との間に指を入れやすくなり、タブ500を最初に操作する際のタブ500の操作性が向上する。
【0063】
図9は、缶蓋300の比較例を示した図である。
図9に示す比較例では、貫通部560は、リベット900の近傍に位置し、カール部500Cまで達していない。
ここで、この比較例でも、貫通部560の一端560Aと他端560Bとを結ぶ直線SL1を想定する。また、この直線SL1に対する垂線であって頂部560Cを通る垂線SL2を想定する。この比較例では、垂線SL2のうちの、頂部560Cと直線SL1との間に位置する部分の長さL2の方が、直線SL1の長さL1よりも大きい。
さらに説明すると、この比較例では、舌片状部位580の根元の幅の方が、舌片状部位580の長さよりも小さくなっている。
この場合、本実施形態の構成に比べ、固定部位50Eの湾曲が生じにくく、固定部位50Eの曲げ剛性が高まりにくい。
【0064】
さらに、この比較例では、貫通部560の一端560Aと他端560Bとを結ぶ直線SL1が、リベット900の頭部910を通らず、リベット900の頭部910を外れた箇所を通る。言い換えると、この比較例では、リベット900の頭部910よりもタブ500の先端部510側を、直線SL1が通る。この場合、固定部位50Eに湾曲がさらに生じにくくなる。
【0065】
本実施形態の構成では、
図5に示すように、貫通部560の一端560Aと他端560Bとを結ぶ直線SL1が、リベット900の頭部910を通る。付言すると、本実施形態では、リベット900の頭部910を挟み、貫通部560の一端560Aとは反側側に、貫通部560の他端560Bが位置する。
この場合、直線SL1がリベット900の頭部910を通らない場合に比べ、固定部位50Eが湾曲しやすくなり、固定部位50Eの曲げ剛性が高まる。
【0066】
なお、固定部位50Eの曲げ剛性をさらに高めるため、
図10(タブ500の他の構成例を示した図)の(A)、(B)に示すように、固定部位50Eの外周縁50E3に曲げ加工を施し、折り曲げ部50E4を形成するようにしてもよい。なお、
図10(A)は、タブ500の正面図であり、
図10(B)は、
図10(A)のXB−XB線におけるタブ500の断面図である。
【0067】
図10に示す構成例では、
図10(A)、(B)に示すように、固定部位50Eの外周縁50E3の一部(固定部位50Eのうちの貫通部560に臨む部分の一部)に対して折り曲げ加工を施し、固定部位50Eの外周縁50E3に、折り曲げ部50E4を形成している。
【0068】
ここで、本実施形態では、固定部位50Eの外周縁50E3が上側に変位するように折り曲げ加工が行われている。付言すると、図中破線10Aで示す線の部分が谷となるように、折り曲げ加工が行われている。さらに、本実施形態では、固定部位50Eの外周縁50E3のうち、タブ500の中心線CL上に位置する部位を除いた部位に対して、折り曲げ加工を行っている。
【0069】
さらに説明すると、本実施形態では、貫通部560に臨む部位のうち、少なくとも、固定部位50Eの幅方向における両端部(一端50E1、他端50E2)に位置する部位に対して、折り曲げ加工を行っている。
このように折り曲げ加工を行うと、固定部位50Eの曲げ剛性がさらに高まる。
なお、この例では、折り曲げ加工を行う場合を一例に説明したが、カール加工を行って、固定部位50Eの曲げ剛性を高めてもよい。
【0070】
図11は、タブ500の他の構成例を示した図である。
この構成例では、タブ500のうちの、貫通部560の一端560Aと他端560Bとの間に位置する部分に、溝500Mが形成されている。この溝500Mは、一端560Aと他端560Bとを結ぶ直線(不図示)に沿うように形成されている。
本実施形態では、貫通部560の一端560Aと他端560Bとの離間距離が大きくなり、離間距離が小さい場合に比べ、タブ500(の固定部位50E)が曲がりにくくなる。
この場合、タブ500とパネル400との間にユーザが指を入れる際の操作性が低下しやすい。
【0071】
通常、タブ500とパネル400との間にユーザの指が入れられる際、固定部位50Eのうちの一端560Aと他端560Bとの間に位置する部分にて、固定部位50Eが屈曲する。より具体的には、一端560Aと他端560Bとの間に位置する部分(溝500Mが形成されている部分)が山の稜線となるように、固定部位50Eが山型に屈曲する。
【0072】
この場合に、貫通部560の一端560Aと他端560Bとの離間距離が大きいと、この屈曲が生じにくくなり、タブ500とパネル400との間に指を入れにくくなる。
これに対し、本実施形態のように、溝500Mが形成されていると、屈曲が生じやすくなり、タブ500とパネル400との間に指を入れやすくなる。
【0073】
なお、
図11にて示した構成例では、溝500Mを形成したが、タブ500のうちの、貫通部560の一端560Aと他端560Bとの間に位置する部分の肉厚を、タブ500の他の部分の肉厚よりも小さくして、屈曲を生じやすくしてもよい。
また、上記では、連続した1本の溝500Mを形成した場合を説明したが、必ずしも連続していなくてもよく、破線状に溝を形成してもよい。
【0074】
図12(A)、(B)は、タブ500の他の構成例を示した図である。なお、
図12(A)は、下方からタブ500を眺めた場合の斜視図であり、
図12(B)は、タブ500の長手方向に沿った面におけるタブ500の断面図である。
【0075】
この構成例では、
図12(A)に示すように、タブ500のうちの、貫通部560の一端560Aと他端560Bとの間に位置する部分に、曲げ加工部500Kが設けられている。曲げ加工部500Kは、一端560Aと他端560Bとを結ぶ直線(不図示)に沿うように形成されている。また、曲げ加工部500Kは、
図12(B)に示すように、断面形状がZ形状となっている。
【0076】
この構成例では、曲げ加工部500Kが設けられる結果、固定部位50Eに段部が形成され、固定部位50Eの一部がパネル400側に近づく。
これにより、
図12(B)に示すように、タブ500の先端部510とパネル400(
図12(B)では不図示)との間には隙間αが形成される。
この場合、ユーザが、タブ500の後端側部位50Bとパネル400との間に指を入れる際、後端側部位50Bがパネル400から離れる方向へ移動しやすく、後端側部位50Bとパネル400との間に指を入れやすくなる。
【0077】
図13は、先端側部位50Aがパネル400に接触した時点でのタブ500の状態を示している。
タブ500が引き起こされると、曲げ加工部500Kの部分でタブ500が屈曲し、先端側部位50Aがパネル400(
図13では不図示)に接触する。
その後、本実施形態では、タブ500の引き起こしが更に行われる。タブ500の引き起こしが更に行われると、第2スコア線450(
図3参照)、および、第1スコア線430の一部にてパネル400の破断が生じて、パネル400に開口が形成される。
【0078】
その後、タブ500の引き起こしが更に行われ、
図5と同様に、固定部位50Eが湾曲し、固定部位50Eが湾曲した状態のタブ500によって、パネル舌片部440が押圧される。これにより、パネル舌片部440が飲料缶100の内部へ移動し、缶蓋300に開口が形成される。
【0079】
次に、先端側部位50Aに対する後端側部位50Bの回転について説明する。
本実施形態では、タブ500が完全に引き起こされ、開口が形成されると、タブ500は、
図14(引き起こした後のタブ500の斜視図)に示すように、起立した状態となる。
具体的には、先端側部位50Aが、飲料缶100(
図14では不図示)の内部に入り、後端側部位50Bが、飲料缶100の外部に且つ先端側部位50Aよりも上方に位置する状態となる。
【0080】
その後、本実施形態では、
図15(タブ500の戻し操作が行われた際のタブ500の動きを示した図)の(A)に示すように、ユーザによって後端側部位50Bが押圧される。これにより、
図15(B)、
図4(E)に示すように、後端側部位50Bがパネル400に沿うようになる。
【0081】
図14のように、タブ500が起立すると、タブ500の一部がパネル400(
図14では不図示)から突出した状態となり、飲料缶100の内部の飲料を飲みにくくなる。
これに対し、本実施形態では、後端側部位50Bがパネル400に沿うようになり、飲料缶100の内部の飲料を飲みやすくなる。
【0082】
図16は、
図15(B)の符号15Aで示す部分の拡大図である。
図16に示すように、本実施形態では、先端側部位50Aの角部50F、後端側部位50Bの角部50Gに面取りを行い、これらの角部50F,50Gに、面取り部50Hを設けている。
【0083】
図17は、タブ500が引き起こされる前の、先端側部位50A、後端側部位50Bを示した図である。
本実施形態では、
図17に示すように、先端側部位50Aのうちの、パネル対向面500B側且つ後端側部位50B側に位置する角部50F、および、後端側部位50Bのうちの、パネル対向面500B側且つ先端側部位50A側に位置する角部50Gの双方に対して面取りを行い、これらの角部50F,50Gに、面取り部50Hを設けている。
これにより、本実施形態では、先端側部位50Aに対して後端側部位50Bを回転させる際の両者の引っ掛かりが減り、後端側部位50Bを回転させやすくなる。
【0084】
本実施形態では、
図17にて示す回転支点17Aを中心に後端側部位50Bが回転する。より具体的には、後端側部位50Bと先端側部位50Aとが接続している箇所を中心に後端側部位50Bが回転する。
本実施形態では、パネル対向面500B側に回転支点17Aが設けられ、この回転支点17Aを中心に後端側部位50Bが回転する。この場合に、上記のように、面取り部50Hが設けられていると、面取り部50Hが設けられてない構成に比べ、先端側部位50Aと後端側部位50Bとの干渉が起こりにくくなり、先端側部位50Aに対して後端側部位50Bが回転しやすくなる。
【0085】
先端側部位50Aには、
図17に示すように、タブ500の外周縁に沿うように配置され、後端側部位50B側に端面T1を有するカール部50ACが設けられている。
また、後端側部位50Bにも、カール部50BCが設けられている。このカール部50BCは、タブ500の外周縁に沿うように配置され、先端側部位50Aのカール部50ACの端面T1に対向する端面T2を備える。
【0086】
本実施形態では、先端側部位50Aのカール部50ACの端面T1と、カール部50ACの外周面G1とが交わる箇所のうちの、パネル対向面500B側に位置する箇所に、面取り部50Hを設けている。
また、後端側部位50Bのカール部50BCの端面T2と、カール部50BCの外周面G2とが交わる箇所のうちの、パネル対向面500B側に位置する箇所に、面取り部50Hを設けている。
【0087】
なお、本実施形態では、先端側部位50Aおよび後端側部位50Bの両方に面取り部50Hを設けたが、一方にのみ面取り部50Hを設けてもよい。
また、面取り部50Hの形成にあたっては、カール部50AC、カール部50BCの縁に対して切削加工を行って面取り部50Hを形成してもよいし、カール部50AC、カール部50BCの縁を押し潰したりカールさせたりするなどして面取り部50Hを形成してもよい。
【0088】
さらに、本実施形態では、
図17に示すように、先端側部位50Aが有する角部のうちの、反対面500A側且つ後端側部位50B側に位置する角部50Kに、面取り部50Hを設けている。
また、後端側部位50Bが有する角部のうちの、反対面500A側且つ先端側部位50A側に位置する角部50Pに、面取り部50Hを設けている。
【0089】
より具体的には、先端側部位50Aのカール部50ACの端面T1とカール部50ACの外周面G1とが交わる箇所のうちの反対面500A側に位置する箇所に、面取り部50Hを設けている。
また、後端側部位50Bのカール部50BCの端面T2とカール部50BCの外周面G2とが交わる箇所のうちの反対面500A側に位置する箇所に、面取り部50Hを設けている。
なお、上記と同様、反対面500A側の面取り部50Hは、先端側部位50Aおよび後端側部位50Bの両方ではなく、一方にのみ設けてもよい。
【0090】
本実施形態では、
図4(A)に示す状態にて、タブ500の後端側部位50Bとパネル400との間に指が入れられ、タブ500の引き起こしが開始される。
この際に、先端側部位50Aの反対面500A側、後端側部位50Bの反対面500A側に、上記のように面取り部50Hが設けられていると、後端側部位50Bがパネル400から離れる方向へ移動しやすくなる。そして、この場合、タブ500の後端側部位50Bとパネル400との間に指を入れやすくなる。
【0091】
なお、
図16、
図17にて示した構成例では、カール部50AC、カール部50BCの縁(円筒状の縁)の全周に亘って、面取り部50Hを設けたが、全周に限らず、
図18(タブ500の他の構成例を示した図)に示すように、パネル対向面500B側、反対面500A側にのみ、面取り部50Hを設けてもよい。
【0092】
図19〜22は、タブ500の製造工程を示した図である。
まず、
図19を参照し、タブ500の製造工程の基本形を説明する。
タブ500の製造にあたっては、
図19(A)に示すように、まず、不図示の板材に対する打ち抜き加工を行い、基材600を形成する。この際、貫通部560、リベット用孔540、第1スリット50L1、第2スリット50L2も合わせて形成する。
【0093】
次いで、
図19(B)に示すように、基材600の外周部610に対してカール加工を施す。その後、
図19(B)、(C)に示すように、基材600の外周部610を板厚方向に折り曲げる。次いで、
図19(D)に示すように、折り曲げた外周部610に対して、さらにカール加工を施す。
【0094】
図20は、本実施形態のタブ500の製造工程を示した図である。
この工程では、
図20(B)で示す工程で、上記と同様、基材600の外周部610に対しカール加工を行う。また、
図20(B)で示す工程では、基材600のうちの第1スリット50L1、第2スリット50L2に面する箇所にも、カール加工を施す。
その後、
図20(C)に示すように、基材600の外周部610を板厚方向に折り曲げ、
図20(D)に示すように、折り曲げた外周部610に対して、さらにカール加工を施す。
【0095】
図21で示す他の製造工程では、
図21(B)で示す工程にて、基材600のうちの、第1スリット50L1、第2スリット50L2に面する直線状の部位に対し、圧力を加え、あるいは、切削加工を行って、面取りを行う。
また、
図21(B)で示す製造工程では、第1スリット50L1、第2スリット50L2に面する直線状の上記部位と、基材600の外周部610とが交わる箇所に位置する角部に対しても、面取りを行う。
その後、上記と同様、
図21(C)に示すように、基材600の外周部610を板厚方向に折り曲げ、
図21(D)に示すように、折り曲げた外周部610に対してカール加工を施す。
【0096】
図22に示す他の製造工程では、
図22(E)で示す工程にて、面取り加工を行っている。
具体的には、
図22に示す製造工程では、上記と同様、基材600の形成(
図22(A)参照)、外周部610へのカール加工(
図22(B)参照)、板厚方向への折り曲げ加工(
図22(C)参照)、カール加工(
図22(D)参照)を行う。
次いで、この製造工程では、タブ500のうちの第1スリット50L1、第2スリット50L2が形成されている部分に対して、先端が凸型の金型を押し当てる。これにより、面取りが行われる(
図22(E)参照)。
【0097】
なお、
図21(B)にて、第1スリット50L1、第2スリット50L2に面する直線状の部位と、基材600の外周部610とが交わる箇所に対して面取りを行う処理を説明したが、この交わる箇所に対する面取りは、
図19、
図20、
図22にて示した処理においても行うことができる。
また、
図21にて示した処理と
図22にて示した処理とを組み合わせてもよく、
図21(B)に示す段階で、第1スリット50L1、第2スリット50L2に面する直線状の部位に対する面取りを行い、
図22(E)に示す段階でも、この直線状の部位に対する面取りを行ってもよい。
【0098】
(その他)
上記では、リベット900がパネル舌片部440に設けられ、パネル舌片部440に付随してタブ500が移動する構成例を説明したが、上記にて説明した各構成は、リベット900がパネル舌片部440の外にある態様(リベット900が、第1スコア線430の外側に位置する態様)にも適用できる。
リベット900がパネル舌片部440の外にある態様においても、本実施形態の構成を採用すれば、タブ500からパネル400に対して荷重がより伝わりやすくなり、パネル400に開口を形成する際のタブ500の操作荷重をより小さくできる。