【実施例】
【0086】
実験:
例1a
【0087】
【化32】
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【0088】
DCE(230mL)中の2-ブロモ-3-フルオロイソニコチンアルデヒド水和物(11,4g,46,1mmol)の溶液にAcOH(5,6g;92,103mmol)及び2-アミノエタノール(5,7g;92,103mmol)を加えて混合物を10分間撹拌する。それからナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(29,5g;138,155mmol)を加えて混合物を室温で一晩撹拌する。1,2-ジクロロエタン(230mL)、TEA(14,1g;139mmol)及び二炭酸ジ-tert-ブチル(30,5g;139mmol)を加えて混合物を室温で2時間撹拌する。混合物をDCMで希釈し、水及びブラインで洗浄する。有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤10%EtOAc/シクロヘキサン)で精製して表題化合物(18g,80%含有量,89%)を得る。
HPLC-MS (方法12b): R
t = 0.87分
MS (ESI+): m/z = 349 (M+H)
+
【0089】
例1b
【0090】
【化33】
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【0091】
THF(200mL)中の4-ブロモ-3-フルオロピリジン(4,5g;25,3mmol)の溶液にリチウムジイソプロピルアミド(25mL;50,6mmol)を-70℃で加え、この温度で2時間撹拌する。次にDMF(1,9g;25,3mmol)を加えて2時間撹拌する。この混合物に飽和NH
4Clを低温で加えて酢酸エチルで抽出する。混ぜ合わせた有機抽出物をNa
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して得られる残渣をDCE(100mL)に再び溶かす。この混合物にAcOH(1.5g,24,510mmol)及び2-アミノエタノール(1.5g,24,510mmol)を加えて混合物を10分間撹拌する。それからナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(7.9g,36,765mmol)を加えて混合物を室温で一晩撹拌する。1,2-ジクロロエタン(100mL)、TEA(0.65g,6,347mmol)及び二炭酸ジ-tert-ブチル(2.3g,6,347mmol)を加えて混合物を室温で2時間撹拌する。混合物をDCMで希釈し、水及びブラインで洗浄する。有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤9%EtOAc/シクロヘキサン)で精製して表題化合物(2.5g,85%含有量,24%)を得る。
TLC Rf = 0.4 (溶出剤17%EtOAc/シクロヘキサン)
【0092】
例2a
【0093】
【化34】
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【0094】
THF(200mL)とDMF(50mL)中の例1a(2.0g,85%含有量,4,868mmol)の溶液を水素化ナトリウム(234mg,60%含有量,5,842mmol)で0℃にて処理して混合物を室温で一晩撹拌する。混合物を減圧下で濃縮し、水及びブラインで洗浄する。有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤0.5〜1%のMeOH/DCM)で精製して表題化合物(1.5g,90%含有量,84%)を得る。
HPLC-MS (方法12b): R
t = 0.99分
MS (ESI+): m/z = 329 (M+H)
+
例2aの製法に類似して下記例を合成する。
【0095】
【化35】
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【0096】
例2c
【0097】
【化36】
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【0098】
DCE(200mL)中の5-ブロモ-4-クロロニコチンアルデヒド(11.0g,70%含有量,34,928mmol)の溶液にAcOH(4.2g,69.857mmol)及び2-アミノエタノール(4.3g,69.857mmol)を加えて混合物を10分間撹拌する。それからナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(22.3g,104.785mmol)を加えて混合物を室温で一晩撹拌する。混合物を水で洗浄し、濃縮して得られる残渣を分取HPLC(固定相:Luna C18 250
*50mm 内径10μm。移動相:H
2O+0.09%TFA/ACN)で精製する。表題化合物を含有するフラクションを混ぜ合わせ、凍結乾燥させて2-[(5-ブロモ-4-クロロ-ピリジン-3-イルメチル)-アミノ]-エタノール(7g)を得、これをDMF(300mL)に再び溶かして水素化ナトリウム(4,0g;100,175mmol)で処理し、混合物を室温で一晩撹拌する。混合物をEtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄する。有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して得られる残渣をDMF(300mL)に再び溶かして二炭酸ジ-tert-ブチル(8.8g;39.812mmol)で処理し、混合物を室温で2時間撹拌する。混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄する。有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤17〜25%のEtOAc/シクロヘキサン)で精製して表題化合物(4.8g,90%含有量,38%)を得る。
HPLC-MS (方法12b): R
t = 0.75分
MS (ESI+): m/z = 329 (M+H)
+
【0099】
例3a
【0100】
【化37】
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【0101】
TEA(2,231g;21,872mmol及び)及び[1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(0,794g;1,094mmol)を例2a(4.0g,90%含有量,10,936mmol)のMeOH(60mL)中の溶液に加え、反応混合物を105℃で40時間28バールのCO下で撹拌する。不溶解物質を濾過して除き、揮発性物質を減圧下で濃縮して得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤0〜2%のMeOH/DCM)で精製して表題化合物(2.5g,88%含有量,65%)を得る。
HPLC-MS (方法12b): R
t = 0.76分
MS (ESI+): m/z = 309 (M+H)
+
例3aの製法に類似して下記例を合成する。
【0102】
【化38】
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【0103】
例3aの製法に類似して下記例を合成する。
【0104】
【化39】
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【0105】
例4a
【0106】
【化40】
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【0107】
水(20mL)中の水酸化リチウム一水和物(1,189g;28,022mmol)をTHF(40mL)中の例3aに加える。4時間後、pH=5〜6になるまでHClを加える。揮発性物質を減圧下で蒸発させて得られる残渣を分取HPLC(固定相:Gemini C18 250
*50mm 内径10μm。移動相:H
2O+0.09%TFA/ACN)で精製する。表題化合物を含有するフラクションを混ぜ合わせ、凍結乾燥させて表題化合物(2.0g,98%含有量,71%)を得る。
HPLC-MS (方法12d): R
t = 1.83分
MS (ESI+): m/z = 295 (M+H)
+
例4aの製法に類似して下記例を合成する。
【0108】
【化41】
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【0109】
例5a
【0110】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0111】
2-アミノ-2-メチル-プロパン-1-オール(19mL,194mmol)をジオキサン(50mL)に溶かし、水素化ナトリウム(鉱油中60%の懸濁液,8.1g,204mmol)を0℃で少しずつ加え、15分後に3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)-ピリジン(8g,48.46mmol)を加える。結果として生じる混合物を100℃で1時間加熱する。反応をDCMで希釈し、水で洗浄する。有機層を分離し、乾燥させ、減圧下で蒸発させて得られる残渣をMeOHに溶かしてn-ヘプタンで洗浄する。揮発性物質を減圧下で除去して表題化合物(9.5g,84%)を得る。
HPLC-MS (方法11): R
t = 1.97分
MS (ESI+): m/z = 235 (M+H)
+
【0112】
例5b
【0113】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0114】
2-アミノ-2-メチル-プロパン-1-オール(11mL,118.8mmol)をジオキサン(20mL)に溶かし、水素化ナトリウム(鉱油中60%の懸濁液,5.0g,124.7mmol)を0℃で少しずつ加え、15分後に2-フルオロ-3-メチル-ピリジン(3mL,29.7mmol)を加える。結果として生じる混合物を100℃で1時間加熱する。反応をDCMで希釈し、水で洗浄する。有機層を分離し、乾燥させ、減圧下で蒸発させて表題化合物(5.1g,95%)を得、そのまま使用する。
HPLC-MS (方法8): R
t = 1.78分
MS (APCI+): m/z = 181 (M+H)
+
【0115】
例6a
【0116】
【化44】
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【0117】
乾燥THF(15mL)中の1-メチルインダゾール-3-カルボン酸(1g,5.67mmol)の溶液にCDI(1g,6.24mmol)を加える。混合物を室温で1.5時間撹拌してから水酸化アンモニウム(水中30%の溶液,13mL)を加えて混合物をさらに15分間撹拌する。溶媒を蒸発させ、粗製物をEtOAcに溶かし、0.1N塩酸、飽和NaHCO
3及びブラインで洗浄する。有機層を分離し、乾燥させ、減圧下で蒸発させて表題化合物(840mg,83%)を得、さらに精製せずに次工程で使用する。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ 4.12 (s, 3H), 7.26 (ddd, J = 1.0, 6.7, 7.6 Hz, 1H), 7.33 (br, s, 1H), 7.46 (ddd, J = 1.0, 6.8, 8.0 Hz, 1H), 7.65 (br, s, 1H), 7.71 (dd, J = 8.2 Hz, 1H), 8.16 (dd, J = 8.2 Hz, 1H)
例6aの製法に類似して下記例を合成する。
【0118】
【化45】
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【0119】
例6f
【0120】
【化46】
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【0121】
炭酸セシウム(1.37g,4,19mmol)を6e(800mg,3,49mmol)のDMF(10mL)中の溶液に加える。15分後、ヨードメタン(215μl,3.49mmol)を反応混合物に滴加する。5分後に反応をEtOAcで希釈し、飽和塩化アンモニウム及び水で洗浄する。有機層を分離し、相分離器カートリッジで乾燥させ、真空下で蒸発させて表題化合物(800mg,85%含有量,80%)を得、そのまま使用する。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0,93
MS (ESI+): m/z = 244 (M+H)
+
【0122】
例7a
【0123】
【化47】
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【0124】
バージェス試薬(1.7g,7.19mmol)を6a(840mg,4.79mmol)のDCM(15mL)中の溶液に加えて混合物を3時間35℃で加熱する。反応をDCMで希釈し、0.2N塩酸及びブラインで洗浄する。有機層を分離し、相分離器カートリッジで乾燥させ、真空下で蒸発させて得られる粗製物をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤0〜20%のEtOAc/シクロヘキサン)で精製して表題化合物(680mg,90%)を得る。
GC-MS (方法13): R
t = 9.74分
MS (ESI+): m/z = 157 [M]
+
【0125】
例7b
【0126】
【化48】
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【0127】
無水トリフルオロ酢酸(1.16mL,8,37mmol)を6b(600mg,3,35mmol)のピリジン(6mL)とDCM(15mL)中の溶液に加える。30分後に反応をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3、飽和NH
4Cl、水及びブラインで洗浄する。有機層を分離し、相分離器カートリッジで乾燥させ、真空下で蒸発させて表題化合物(500mg,93%)を得、そのまま使用する。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0,91
MS (ESI+): m/z = 162 (M+H)
+
例7bの製法に類似して下記例を合成する。
【0128】
【化49】
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【0129】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0130】
例7f
【0131】
【化51】
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【0132】
炭酸セシウム(1.31g,4,03mmol)を7b(500mg,3,10mmol)のDMF(10mL)中の溶液に加える。15分後、ヨードメタン(192μl,3,10mmol)を反応混合物に滴加する。一晩の撹拌後に反応をEtOAcで希釈し、飽和塩化アンモニウム及び水で洗浄する。有機層を分離し、相分離器カートリッジで乾燥させ、真空下で蒸発させて得られる粗製物をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤0〜20%のEtOAc/シクロヘキサン)で精製して表題化合物(340mg,63%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0,99
MS (ESI+): m/z = 176 (M+H)
+
例7fの製法に類似して下記例を合成する。
【0133】
【化52】
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【0134】
例7h
【0135】
【化53】
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【0136】
1-クロロ-4-メチルフタラジン(5.00g,28.00mmol)、シアン化亜鉛(3.62g,30,79mmol)、1,1′-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(1.40g,2,52mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(1.03g,1,12mmol)をDMF(50mL)中で100℃にて3時間加熱した。反応をEtOAc/水で希釈する。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させて得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤0〜60%のEtOAc/シクロヘキサン)で精製して表題化合物(4.17g,88%)を得る。
GC-MS (方法13): R
t = 10.85分
MS (EI+): m/z = 169 [M]
+
例7hの製法に類似して下記例を合成する。
【0137】
【化54】
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【0138】
例8a
【0139】
【化55】
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【0140】
窒素雰囲気下、乾燥THF(22mL)を無水塩化セシウム(III)(3.2g,13mmol)に0℃で加える。反応を室温になるまで放置し、2時間撹拌する。-78℃で、ヨウ化リチウムとの錯体としてメチルリチウム(エチルエーテル中1.6M,8,1mL,13.1mmol)を加え、-78℃で30分間撹拌を続ける。7a(680mg,4.32mmol)の乾燥THF(3mL)中の溶液を混合物に加えて撹拌を-78℃で30分間、次に室温で一晩続ける。沈殿が生じるまで飽和NH
4Cl及びNaOH(水中50%)を混合物に加える。不溶解物質をセライトパッドで濾過により除く。濾液を水で洗浄し、分離し、相分離器カートリッジで乾燥させる。溶媒を減圧下で蒸発させて粗製物(350mg,30%)を得、さらに精製せずに次工程で使用する。
GC-MS (方法13): R
t = 9,85分
MS (ESI+): m/z = 189 [M]
+
例8aの製法に類似して下記例を合成する。
【0141】
【化56】
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【0142】
例8j
【0143】
【化57】
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【0144】
出発物質として3-メチルイソキノリン-1-カルボニトリル(350mg,2.08mmol)を用いて、例8aについて述べたように例8jを調製する。仕上げ後、結果として生じる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤100%のDCM→95:5:0.5のDCM/MeOH/NH
4OH)で精製して表題化合物(162mg,39%)を得る。
GC-MS (方法13): R
t = 10.28
MS (EI+): m/z = 200 [M]
+
【0145】
例9a
【0146】
【化58】
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【0147】
HATU(133mg,0,350mmol)を乾燥DMF(2mL)中の2,3-ジヒドロ-5H-ベンゾ[f][1,4]オキサゼピン-4,9-ジカルボン酸4-tert-ブチルエステル(製法についてはWO2008108445参照)(79mg,0,269mmol)、例8a(170mg,30%含有量,0,269mmol)及びDIPEA(141μl,0,808mmol)に加えて一晩撹拌を続ける。揮発性物質を減圧下で蒸発させて得られる残渣を酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO
3及びブラインで洗浄する。有機層を分離し、相分離器カートリッジ上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて得られる残渣を分取HPLC(固定相:XTerra C18 OBD 5μm 30×100mm。移動相:ACN/H
2O+NH
4COOH 5mM)で精製する。表題化合物を含有するフラクションを混ぜ合わせ、ACNを減圧下で蒸発させる。水層をDCMで抽出し、分離し、有機層を相分離器カートリッジで乾燥させ、減圧下で蒸発させて表題化合物(113mg,98%含有量,89%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.30
MS (ESI+): m/z = 465 (M+H)
+
例9aの製法に類似して下記例を合成する。
【0148】
【化59】
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【0149】
例10a
【0150】
【化60】
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【0151】
ヒドロキシルアミン塩酸塩(4.4g,62,582mmol)を4-ヒドロキシ-8-メチル-2H-1-ベンゾピラン-2-オン(3.15g,17,88mmol)のMeOH(30mL)中の溶液に室温で加える。酢酸ナトリウム(5.1g,62,582mmol)を1.5時間で少しずつ加える、反応を室温で1.5時間撹拌してから一晩加熱して還流させる。ヒドロキシルアミン塩酸塩(1.9g,26,821mmol)及び酢酸ナトリウム(2.2g,26,821mmol)を加える。反応を3時間撹拌して還流させる。揮発性物質を蒸発させ、水を加えて混合物を氷水浴で冷却する。水層を4N HClで酸性にしてpH=3とする。沈殿物を濾過して取り出し、水で数回洗浄する。沈殿物を減圧下で50℃にて乾燥させて(7-メチル-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イル)-酢酸(1.4g,42%)を得る。
HPLC-MS (方法11): R
t = 3.49分
MS (ESI+): m/z = 146 (M-CO
2H)
+
トリメチルシリルジアゾメタン(3.8mL,7,517mmol)を10:1のDCM/MeOH(8.5mL/0.85mL)中の(7-メチル-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イル)-酢酸(1.42g,6,833mmol)に0℃で滴加して0℃で1時間撹拌を続ける。揮発性物質を蒸発させて表題化合物(1.39g,95%含有量,94%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.02分
MS (ESI+): m/z = 206 (M+H)
+
【0152】
例11a
【0153】
【化61】
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【0154】
水素化ナトリウム(鉱油中60%の懸濁液,973mg,24,32mmol)をDMF(12mL)中の例10a(1.42g,95%含有量,6,57mmol)に0℃で少しずつ加える。反応を室温になるまで放置し、30分間撹拌する。0℃で冷却した反応混合物にヨードメタン(2.1mL,33.20mmol)を滴加し、反応を室温で一晩撹拌する。水を加えて反応をEtOAcで抽出する。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させて得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤0〜40%のEtOAc/シクロヘキサン)で精製して表題化合物(1.47g,96%)を得る。
GC-MS (方法13): R
t = 10.32分
MS (EI+): m/z = 233 [M]
+
【0155】
例12a
【0156】
【化62】
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【0157】
水酸化リチウム一水和物(793mg,18,91mmol)を1:1の水/THF(28mL)中の例11a(1.47g,6,30mmol)に加えて反応を室温で一晩撹拌する。THFを蒸発させ、混合物を氷水浴で冷却する。水層を1N HClで酸性にしてpH=4〜5とし、DCMで抽出する。有機層を相分離器カートリッジ上で乾燥させ、蒸発させて表題化合物(1.28g,93%)を得る。
HPLC-MS (方法7a): R
t = 2.22分
MS (APCI+): m/z = 220 (M+H)
+
【0158】
例13a
【0159】
【化63】
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【0160】
ジフェニルホスホリルアジド(0.596mL,2,773mmol)をトルエン(5.4mL)中の例12a(640mg,2,919mmol)及びTEA(0.386mL,2,773mmol)に加えて混合物を室温で1時間及び80℃で2時間撹拌する。4-メトキシベンジルアルコール(0.364mL,2,919mmol)及びTEA(0.386mL,2,773mmol)を加え、80℃で一晩撹拌を続ける。混合物をEtOAcで希釈し、10%クエン酸で洗浄し、ブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させて得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤0〜20%のEtOAc/シクロヘキサン)で精製して[1-メチル-1-(7-メチル-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イル)-エチル]-カルバミン酸4-メトキシ-ベンジルエステル(794mg,77%)を得る。
HPLC-MS (方法12): R
t = 3.73分
MS (ESI+): m/z = 377 (M+Na)
+
TFA(4.3mL)をDCM(4.4mL)中の[1-メチル-1-(7-メチル-ベンゾ[d]イソオキサゾール-3-イル)-エチル]-カルバミン酸4-メトキシ-ベンジルエステル(350mg,0,988mmol)に0℃で加える。室温での30分の撹拌後、揮発性物質を減圧下で蒸発させて表題化合物(300mg,98%含有量,98%)を得、そのまま使用する。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.66分
MS (ESI+): m/z = 191 (M+H)
+
【0161】
例14a
【0162】
【化64】
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【0163】
HATU(133mg,0,350mmol)を乾燥DMF(2mL)中で2,3-ジヒドロ-5H-ベンゾ[f][1,4]オキサゼピン-4,9-ジカルボン酸4-tert-ブチルエステル(製法についてはWO2008108445参照)(79mg,0,269mmol)、例13a(82mg,90%含有量,0,243mmol)及びDIPEA(140μl, 0,804mmol)に加え、一晩撹拌を続ける。反応混合物をDCM及び水で希釈する。有機層を分離し、相分離器カートリッジ上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤10〜40%のEtOAc/シクロヘキサン)で精製して表題化合物(131mg,85%含有量,99%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.40分
MS (ESI+): m/z = 466 (M+H)
+
【0164】
例15a
【0165】
【化65】
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【0166】
例8aに類似して7-メチル-1H-インダゾール-3-カルボン酸(13,1mmol)から例15aを調製して表題化合物(730mg,77%含有量,25%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.69分
MS (ESI+): m/z = 176 (M+H)
+
【0167】
例16a
【0168】
【化66】
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例7bに類似して例15a(650mg,77%含有量,2,86mmol)から例16aを調製して表題化合物(109mg,91%含有量,22%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.96分
MS (ESI+): m/z = 158 (M+H)
+
【0169】
例17a
【0170】
【化67】
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【0171】
水素化ナトリウム(鉱油中60%の懸濁液,31mg,0,76mmol)をDMF(1mL)中の16a(109mg,91%含有量,0,63mmol)の溶液に0℃で加える。20分後、2-(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド(157μl,0,88mmol)を反応混合物に滴加する。室温での1時間の撹拌後、EtOAcで反応を希釈し、NaHCO
3飽和溶液及びブラインで洗浄する。有機層を分離し、相分離器カートリッジで乾燥させ、真空下で蒸発させて得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤0〜10%のEtOAc/シクロヘキサン)で精製して表題化合物(182mg)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.61
MS (ESI+): m/z = 288 (M+H)
+
【0172】
例8aの製法に類似して下記例を合成する。
【0173】
【化68】
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【0174】
例9aの製法に類似して下記例を合成する。
【0175】
【化69】
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【0176】
例19b
【0177】
【化70】
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【0178】
例19a(100mg,80%含有量,0,134mmol)、テトラブチルアンモニウムフルオリド(THF中1.0M,2.0mL,2.0mmol)及びエチレンジアミン(55μl,0,823mmol)を65℃で一晩撹拌する。テトラブチルアンモニウムフルオリド(THF中1.0M,0.5mL,0.5mmol)を加えて反応混合物を65℃で一晩加熱する。揮発性物質を減圧下で蒸発させ、結果として生じる残渣をDCMと水に分配する。有機層を分離し、相分離器カートリッジ上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤100%のDCM→95:5:0.5のDCM/MeOH/NH
4OH)で精製して表題化合物(77mg,80%含有量,98%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.28分
MS (ESI+): m/z = 465 (M+H)
+
【0179】
例20a(ラセミ混合物)
【0180】
【化71】
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【0181】
n-ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M,150mL,374mmol)をTHF(301mL)中の1,2-ジフルオロベンゼン(32mL,321mmol)に-78℃で加える。撹拌を2時間続ける。THF(50mL)中の2-ホルミルプロパン-2-イルカルバミン酸tert-ブチル(20.0g,107mmol)を反応混合物に-78℃で加え、その温度で1時間撹拌を続ける。飽和NH
4Clを反応混合物に-78℃で加える。反応混合物を室温まで温める。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、相分離器カートリッジで乾燥させ、真空下で蒸発させて得られる残渣を数回ペンタンで洗浄して表題化合物(16.2g,50%)を得る。
HPLC-MS (方法11): R
t = 2.92分
MS (ESI+): m/z = 302 (M+H)
+
例20aの製法に類似して下記例を合成する。
【0182】
【化72】
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【0183】
例21a
【0184】
【化73】
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【0185】
0℃に冷却したDCM(159mL)中の例20a(16.2g,53,8mmol)にデス・マーチン・ペルヨージナン(25.0g,59,1mmol)を加えて室温で一晩撹拌を続ける。10%のチオ硫酸ナトリウム溶液を加えて撹拌を30分間続ける。有機層を分離し、NaHCO
3飽和溶液で洗浄し、相分離器カートリッジ上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて表題化合物(16.0g,99%)を得、そのまま使用する。
HPLC-MS (方法7a): R
t = 4.82分
MS (APCI+): m/z = 200 (M+H-Boc)
+
例21aの製法に類似して下記例を合成する。
【0186】
【化74】
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【0187】
例22a
【0188】
【化75】
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【0189】
ヒドロキシルアミン塩酸塩(4.64g,66,8mmol)をピリジン(35mL)中の例21a(8.00g,26,7mmol)に加え、50℃で一晩撹拌を続ける。揮発性物質を減圧下で蒸発させ、DCM及び水を加える。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、相分離器カートリッジ上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて表題化合物(8.20g,98%)を得、そのまま使用する。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 1.27 ppm (s, br, 3H), 1.37 ppm (s, 9H), 1.53 ppm (s, br, 3H), 6.87 (s, br, 1H), 6.91 (m, 1H), 7.21 (m, 1H), 7.39 (m, 1H), 10.95 (s, 1H)。
例22aの製法に類似して下記例を合成する。
【0190】
【化76】
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【0191】
例23a
【0192】
【化77】
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【0193】
カリウムtert-ブトキシド(3.51g,31,3mmol)をTHF(80mL)中の例22a(8.20g,26,1mmol)に加えて反応混合物を室温で3時間撹拌する。反応をEtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄する。有機層を分離し、相分離器カートリッジで乾燥させ、真空下で蒸発させて表題化合物(340mg,60%)を得、そのまま使用する。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.23分
MS (ESI+): m/z = 295 (M+H)
+
例23aの製法に類似して下記例を合成する。
【0194】
【化78】
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【0195】
例23a
【0196】
【化79】
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【0197】
例23a(1.00g,3,40mmol)をMeOH(3mL)に溶かしてからジオキサン中4Mの塩化水素(6.0mL,24mmol)を滴加する。室温で一晩撹拌を続ける。反応混合物をメタノールアンモニアで塩基性にして水及びDCMを加える。有機層を分離し、乾燥させ、減圧下で蒸発させて表題化合物(0.58g,88%)を得、そのまま使用する。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.67分
MS (ESI+): m/z = 195 (M+H)
+
【0198】
例23b
【0199】
【化80】
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【0200】
例23b(500mg,1,609mmol)をジオキサンに溶かしてからジオキサン中4Mの塩化水素(4.0mL,16mmol)を滴加する。室温で一晩撹拌を続ける。揮発性物質を減圧下で蒸発させて得られる残渣をエチルエーテルで数回洗浄して表題化合物(374mg,94%)を得、そのまま用いる。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.70分
MS (ESI+): m/z = 211 (M+H)
+
例9aの製法に類似して下記例を合成する。
【0201】
【化81】
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【0202】
例25a
【0203】
【化82】
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【0204】
EtOH(14mL)中で例21a(3.50g,11,7mmol)及びメチルヒドラジン(7.4mL,140mmol)を80℃にて6時間及び室温で週末にかけて加熱する。揮発性物質を減圧下で蒸発させて得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤5%EtOAc/シクロヘキサン)で精製して表題化合物(2.60g,72%)を得る。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 0.86 (s, br, 2H), 1.25 (s, br, 7H), 1.59 (s, 6H), 4.09 (d, J = 1.0 Hz ,3H), 7.00 (ddd, J = 4.3, 7.9, 12.3 Hz ,1H), 7.13 (dd, J = 7.6, 12.4 Hz, 1H), 7.44 (s, br, 1H), 7.13 (d, J = 8.1 Hz, 1H)
例25aの製法に類似して下記例を合成する。
【0205】
【化83】
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【0206】
例25c
【0207】
【化84】
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【0208】
トリメチルボロキシン(1.2mL,8,5mmol)をDMF(14mL)中の例25b(1.00g,92%含有量,2,841mmol)、炭酸カリウム(1.96g,14,206mmol)及び1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(232mg,0,284mmol)に加えて反応混合物を100℃で一晩加熱する。室温に冷ました反応混合物にトリメチルボロキシン(542μl,3.87mmol)、炭酸カリウム(892mg,6.46mmol)及び1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(105mg,0.129mmol)を加えて反応混合物を100℃で一晩加熱する。揮発性物質を減圧下で蒸発させ、残渣をEtOAc/水に溶かす。有機層を分離し、乾燥させ、減圧下で蒸発させて得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤0〜20%のEtOAc/シクロヘキサン)で精製して表題化合物(700mg,81%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.23分
MS (ESI+): m/z = 304 (M+H)
+
【0209】
例25d
【0210】
【化85】
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【0211】
EtOH(20mL)中の例21a(1.86g,6,18mmol)及びヒドラジン水和物(65%含有量,1.6mL,21,633mmol)を2つの同等バッチに分割し、マイクロ波照射下(140℃)で35分間加熱する。EtOAc及び水を反応混合物に加える。有機層を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥させ、減圧下で蒸発させて得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤0〜10%のEtOAc/DCM)で精製して表題化合物(1.72g,95%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.06分
MS (ESI+): m/z = 294 (M+H)
+
例25dの製法に類似して下記例を合成する。
【0212】
【化86】
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【0213】
例23bの製法に類似して下記例を合成する。
【0214】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0215】
例26b
【0216】
【化88】
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【0217】
例25c(150mg,0,494mmol)を1:1のMeOH/水(1mL/1mL)に懸濁させ、マイクロ波照射下(150℃)で35分間加熱する。反応混合物をSCXカートリッジで精製し、MeOH及びDCMで洗浄してからMeOH中のNH
3で溶出して表題化合物(50mg,48%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.70分
MS (ESI+): m/z = 187 (M-NH
2)
+
例26bの製法に類似して下記例を合成する。
【0218】
【化89】
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【0219】
例9aの製法に類似して下記例を合成する。
【0220】
【化90】
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【0221】
例28a
【0222】
【化91】
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【0223】
4-クロロ-8-メチルキナゾリン(5.10g,25,13mmol)をトルエン(50mL)に溶かし、この溶液にトリブチル(1-エトキシビニル)スズ(9.98g,27,64mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.45g,1,26mmol)を加え、反応を3時間還流させる。揮発性物質を減圧下で蒸発させ、結果として生じる混合物をブライン及び酢酸エチルで希釈する。相を分け、有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ、揮発性物質を減圧下で蒸発させる。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0〜30%のEtOAc)で精製して4-(1-エトキシ-ビニル)-8-メチル-キナゾリン(4.80g,89%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.15分
MS (ESI+): m/z = 215 (M+H)
+
4-(1-エトキシ-ビニル)-8-メチル-キナゾリン(4.80g,22,40mmol)を1M HCl水溶液(100mL)に懸濁させ、撹拌を3時間続ける。反応混合物をNa
2CO
3飽和溶液で塩基性にし、酢酸エチルで抽出する。有機層を乾燥させ、蒸発させて表題化合物(4.02g,96%)を得、そのまま使用する。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.07分
MS (ESI+): m/z = 187 (M+H)
+
【0224】
例29a
【0225】
【化92】
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【0226】
メチルマグネシウムブロミド(THF中1.4M,23mL,32mmol)をTHF(80mL)中の例28a(4.02g,21,59mmol)に0℃で加える。混合物を0℃で30分及び室温で一晩撹拌する。メチルマグネシウムブロミド(THF中1.4M,11mL,15mmol)を反応混合物に加える。4時間後、0℃に冷却した反応混合物に飽和NH
4Clを添加した後にEtOAcを加える。有機層を乾燥させ、濾過し、蒸発させて得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0〜50%のEtOAc)で精製して表題化合物(1.6g,80%含有量,29%)を得る。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6): δ 1.66 (s, 6H), δ 2.67 (s, 3H), 5.80 (s, 1H), 7.55 (dd, J = 6.9, 8.7 Hz, 1H), 7.78 (ddd, J = 1.1, 2.2, 7.1 Hz, 1H), 8.93 (dd, J = 1.1, 8.7 Hz, 1H), 9.19 (s, 1H)
【0227】
例30a
【0228】
【化93】
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【0229】
メタンスルホニルクロリド(0.61mL,7,91mmol)をTHF(20mL)中の29a(500mg,80%含有量,1,98mmol)及びトリエチルアミン(1.4mL,7.9mmol)に-78℃で加える。撹拌を室温で1.5時間続ける。反応混合物を水及び酢酸エチルで希釈する。相を分け、有機相を乾燥させ、揮発性物質を蒸発させてメタンスルホン酸1-メチル-1-(8-メチル-キナゾリン-4-イル)-エチルエステル(680mg,78%含有量,96%)を得、そのまま使用する。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.08分
MS (ESI+): m/z = 281 (M+H)
+
アジ化ナトリウム(492mg,7.57mmol)をDMF(1.5mL,19.56mmol)中のメタンスルホン酸1-メチル-1-(8-メチル-キナゾリン-4-イル)-エチルエステル(680mg,78%含有量,1.89mmol)に加えて撹拌を4日間続ける。反応混合物を飽和Na
2CO
3及びEtOAcで希釈する。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濾過して4-(1-アジド-1-メチル-エチル)-8-メチル-キナゾリンを得る(EtOAc中の溶液として)。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.39分
MS (ESI+): m/z = 228 (M+H)
+
4-(1-アジド-1-メチル-エチル)-8-メチル-キナゾリン(酢酸エチル中の溶液)をパラジウム(炭素上10%,14mg,0.013mmol)の存在下で2時間水素化(1.5バール)する。セライトパッドを通して濾過により固体を除去し、結果として生じる溶液を蒸発させて表題化合物(250mg,80%含有量)を得、そのまま使用する。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.87分
MS (ESI+): m/z = 202 (M+H)
+
例9aの製法に類似して下記例を合成する。
【0230】
【化94】
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【0231】
例32a
【0232】
【化95】
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【0233】
3-メチル-2-(アミノメチル)ピリジン(13.5g,110mmol)を乾燥THFに懸濁させ、2-tert-ブトキシカルボニルアミノ-2-メチルプロピオン酸(22.4g,110mmol)を添加した後にTEA(46.1mL,331mmol)及びTBTU(35.4g,110mmol)を加える。混合物を室温で一晩撹拌してから溶媒を蒸発させ、残渣をジクロロメタンで希釈し、1N NaOH溶液及びブラインで洗浄する。有機層を乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させて得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤50〜100%のEtOAc/シクロヘキサン)で精製して表題化合物(28.5g,84%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.98分
MS (ESI+): m/z = 308 (M+H)
+
例32aの製法に類似して(明記してある場合はカップリング剤としてHATUを用いて)下記例を合成する。必要に応じて生成物をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤:シクロヘキサン中のEtOAcの勾配)で精製する。
【0234】
【化96】
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【0235】
例33a
【0236】
【化97】
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【0237】
例32a(28.5g,92.8mmol)をDCM(360mL)に溶かして0℃に冷却してからバージェス試薬(20.1g,84.5mmol)を加える。混合物を室温になるまで放置し、3日間撹拌する。反応混合物を水及びブラインで洗浄する。有機層を乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させて得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤EtOAc/シクロヘキサン30:70)で精製して表題化合物(13.8g,51%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.01分
MS (ESI+): m/z = 290 (M+H)
+
例33aの製法に類似して下記例を合成する。必要に応じて生成物をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤:シクロヘキサン中のEtOAcの勾配)で精製する。
【0238】
【化98】
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【0239】
例33q
【0240】
【化99】
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【0241】
例33l(1.3g,4.43mmol)をDCM(12mL)に懸濁させて0℃に冷却する。N-ブロモスクシンイミド(bromosucciminide)(0.83g,4.65mmol)を加えて混合物を0℃で60分間撹拌する。チオ硫酸ナトリウム飽和水溶液を加え、混合物を30分間撹拌し、相を分ける。有機層を減圧下で蒸発させて得られる残渣フラッシュクロマトグラフィー(溶出剤 シクロヘキサン中0〜50%の酢酸エチル)で精製して表題化合物(600mg,36%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.22分
MS (ESI+): m/z = 372/374 (M+H)
+
【0242】
例33r
【0243】
【化100】
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【0244】
例33q(600mg,1.61mmol)、カリウムシクロプロピルトリフルオロボラート(477mg,3.22mmol)、三リン酸カリウム(1.20gmg,5.64mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(90mg,0.32mmol)及び酢酸パラジウム(II)(36mg,0.16mmol)をマイクロ波バイアル内でトルエン(17mL)と水(0.2mL)の混合物に懸濁させ、5分間窒素ガスを流して脱気する。混合物をマイクロ波照射下で120℃にて2×5時間加熱してから冷まして酢酸エチル及び水で希釈する。相を分け、ダイカライト(decalite)を通して有機相を濾過し、真空下で溶媒を除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン中0〜20%の酢酸エチル)で精製して表題化合物(170mg,30%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.34分
MS (ESI+): m/z = 334 (M+H)
+
【0245】
例33s
【0246】
【化101】
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【0247】
出発物質として例33a(5.0g,17.3mmol)を用い、例33qについて記載した方法に類似して調製した。
UPLC-MS (方法7a): R
t = 4.73分
MS (ESI+): m/z = 368/370 (M+H)
+
【0248】
例33t
【0249】
【化102】
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【0250】
出発物質として例33s(250mg,0.68mmol)を用い、例33rについて記載した方法に類似して調製した。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.47分
MS (ESI+): m/z = 330 (M+H)
+
【0251】
例33u
【0252】
【化103】
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【0253】
例33l(200mg,0.68mmol)をDCM(4mL)に懸濁させて0℃に冷却する。N-ヨードスクシンイミド(iodosucciminide)(153mg,0.68mmol)を加えて混合物を0℃で30分間撹拌する。10%のチロ硫酸ナトリウム水溶液を加え、混合物を振盪させて相を分ける。有機層を減圧下で蒸発させて得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤 シクロヘキサン中0〜50%の酢酸エチル)で精製して表題化合物(200mg,70%)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.17分
MS (ESI+): m/z = 420 (M+H)
+
【0254】
例33v
【0255】
【化104】
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【0256】
例33u(200mg,0.48mmol)、2,2-ジフルオロ-2-(フルオロスルホニル)酢酸メチル(182μL,1.43mmol)及びヨウ化銅(I)(136mg,0.72mmol)をN-メチルピロリジノン(4mL)に懸濁させて110℃で50分間加熱する。混合物を氷中で冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出する。有機層を減圧下で蒸発させて得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤 シクロヘキサン中0〜50%の酢酸エチル)で精製して表題化合物(150mg,78%)を得る。
UPLC-MS (方法12): R
t = 3.68分
MS (ESI+): m/z = 462 (M+H)
+
【0257】
例34a
【0258】
【化105】
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【0259】
例33a(13.8g,47.7mmol)を乾燥メタノール(71mL)に懸濁させて0℃に冷却する。ジエチルエーテル中2Mの塩化水素(236mL,472mmol)を加えて混合物を一晩撹拌する。溶媒を蒸発させ、残渣を精製せずに使用する(10.7g,99%)。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.81分
MS (ESI+): m/z = 174 (M-NH2)
+
例34aの製法に類似して下記例を合成する。
【0260】
【化106】
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【0261】
例35a
【0262】
【化107】
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【0263】
2-ブロモアセトアニリド(1.68g,90%含有量,7.06mmol)を乾燥THF(15mL)に溶かし、アルゴン雰囲気下で-78℃に冷却する。n-ブチルリチウム(ヘキサン中2.5Mの溶液,5.93mL,14.8mmol)を滴加して混合物を-78℃で30分間撹拌する。乾燥THF(10mL)中の2-ホルミルプロパン-2-イルカルバミン酸tert-ブチル(1.39g,7.42mmol)を滴加して混合物を-78℃で30分間撹拌してから1時間かけて-50℃まで温める。塩化アンモニウム飽和水溶液(20mL)を加え、混合物を室温まで温めて相を分ける。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ、溶媒を除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤 DCM中0〜2%のMeOH)で精製して表題生成物(370mg,16%)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 1.02分
MS (ESI+): m/z = 323 (M+H)
+
例35aの製法に類似して下記例を合成する。
【0264】
【化108】
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【0265】
例36a
【0266】
【化109】
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【0267】
例35a(210mg,0.65mmol)をDCMに懸濁させてデス・マーチン・ペルヨージナン(304mg,0.72mmol)を加える。混合物を10分間撹拌してから10%のチオ硫酸ナトリウム水溶液と共に振盪させ、相を分ける。有機相を炭酸水素ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、乾燥させ、溶媒を除去して表題生成物(208mg,100%)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 1.13分
MS (ESI+): m/z = 321 (M+H)
+
例36aの製法に類似して下記例を合成する。
【0268】
【化110】
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【0269】
例37a
【0270】
【化111】
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【0271】
例36a(205mg,0.64mmol)及び塩化アンモニウム(300mg,5.58mmol)をメタノール中7Mのアンモニア(4mL)に懸濁させてマイクロ波照射下で140℃にて16時間加熱する。溶媒を除去し、残渣をメタノールに懸濁させ、濾過して過剰の塩化アンモニウムを除去してから予洗SCXカートリッジに装填し、水及びメタノールで洗浄し、メタノール中7Mのアンモニアで溶出する。溶媒を真空下で除去して粗製表題生成物(106mg)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.58分
MS (ESI+): m/z = 202 (M+H)
+
例37aの製法に類似して下記例を合成する。
【0272】
【化112】
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【0273】
例38a
【0274】
【化113】
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【0275】
工程1:
Boc-AIB-OH(0.50g,2.44mmol)、2-ヒドラジノ-3-メチルピリジン(1.0g,8.24mmol)、HATU(3.70g,9.73mmol)及びトリエチルアミン(2.48mL,17.8mmol)をDCMに懸濁させて混合物を一晩撹拌する。混合物を濾過し、溶媒を除去い、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤 シクロヘキサン中0〜100%の酢酸エチル)で精製して不純ヒドラジド中間体(800mg)を得、次の工程でそのまま使用する。
工程2:
工程1からの物質を乾燥DCM(20ML)に懸濁させ、ポリマー担持トリフェニルホスフィン(3mmol/g,1.3g.3.9mmol)、トリメチルシリルアジド(520μL,3.9mmol)及びジエチルアゾジカルボキシラート(2.03mL,4.7mmol)を加える。混合物を一晩撹拌し、濾過し、溶媒を除去する。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤 シクロヘキサン中0〜100%の酢酸エチル)で精製して表題生成物(収量180mg)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.76分
MS (ESI+): m/z = 291 (M+H)
+
【0276】
例39a
【0277】
【化114】
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【0278】
例38a(180mg,0.62mmol)をジオキサン中4MのHCl(4ML)に懸濁させ、3時間撹拌する。溶媒を真空下で除去して表題生成物(150mg,90%含有量)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.49分
MS (ESI+): m/z = 191 (M+H)
+
【0279】
例40a
【0280】
【化115】
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【0281】
2-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸エチル(3.30g,16.1mmol)を乾燥THFに懸濁させ、窒素雰囲気下で-20℃に冷却する。メチルマグネシウムブロミド(THF/トルエン中1.4M,35mL,48.5mmol)を滴加し、混合物を室温まで温めて一晩撹拌する。塩化アンモニウム飽和水溶液を加えて混合物を酢酸エチルで抽出する。有機抽出物を乾燥させ、溶媒を除去する。フラッシュクロマトグラフィー(溶出剤 シクロヘキサン中0〜100%のEtOAc)で残渣を精製して表題生成物(収量1.20g,39%)を得る。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 1.64 (s, 6H), 2.44 (s, 3H), 5.40 (s, 1H), 6.82 (dd, 1H), 7.16 (dd, 1H), 7.43 (d, 1H), 8.84 (dd, 1H)。
【0282】
例41a
【0283】
【化116】
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【0284】
例40a(1.2g,6.31mmol)をクロロアセトニトリル(15mL)とTFA(15mL)に懸濁させて混合物を一晩撹拌し、溶媒を蒸発させ、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤 DCM中0〜10%のMeOH)で精製して表題生成物(収量0.5g,30%)を得る。
UPLC-MS (方法1): R
t = 0.60分
MS (ESI+): m/z = 266 (M+H)
+
【0285】
例42a
【0286】
【化117】
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【0287】
例41a(100mg,0.38mmol)を6MのHCl水溶液(2mL)に懸濁させ、80℃で一晩加熱する。混合物を予洗SCXカートリッジに装填し、水及びメタノールで洗浄し、メタノール中7MのNH3で溶出する。溶媒を除去して表題生成物(収量70g,98%)を得る。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6): δ 1.57 (s, 6H), 2.44 (s, 3H), 6.74 (dd, 1H), 7.08 (dd, 1H), 7.34 (d, 1H), 9.15 (dd, 1H)。NH2は観測されず。
【0288】
例43a
【0289】
【化118】
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【0290】
例40aから例42aまでの合成について記載した手順に類似して、8-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-3-カルボン酸エチル(1.0g、Bioorg. Med. Chem. Lett, 2012, 1870-1873に記載の手順に類似して調製)から表題生成物を合成する。生成物を精製せずに塩酸塩として単離した(収量110mg)。
UPLC-MS (方法2): R
t = 0.78分
MS (ESI+): m/z = 190 (M+H)
+
【0291】
例44a
【0292】
【化119】
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【0293】
3-ピコリン(5.0g,53.7mmol)をアセトニトリルに懸濁させてクロロアセトニトリル(acetinitrile)(6.76mL,107.4mmol)を加える。混合物を室温で4時間撹拌し、沈殿物を濾過で収集し、真空下で乾燥させて表題化合物(7.0g)を得る。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d
6) : δ 2.53 (s, 3H), δ 6.04 (s, 2H), 8.16 (dd, J = 6.0, 8.0 Hz, 1H), 8.58 (d, J = 8.0, 1H), 9.09 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 9.17 (s, 1H)。
【0294】
例45a
【0295】
【化120】
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【0296】
例44a(3.22g,19.1mmol)、1-ニトロ-2,2-ビス-メチル-メルカプト-エチレン(3.16g,19.1mmol)及びトリエチルアミン(3.30mL,38.2)をエタノール(40mL)に懸濁させ、一晩還流させる。溶媒を蒸発させ、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤 シクロヘキサン中0〜10%の酢酸エチル)で精製して表題化合物(0.8g)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.25分
MS (ESI+): m/z = 203 (M+H)
+
【0297】
例46a
【0298】
【化121】
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【0299】
例45a(4.8g,混ぜ合わせたバッチ,23.7mmol)及び過剰のラネーニッケル(約20g)をエタノールに懸濁させ、6時間撹拌する。溶媒を蒸発させ、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤 シクロヘキサン中0〜10%の酢酸エチル)で精製して表題化合物(900mg)を得る。
LC-MS (方法7a): R
t = 4.42分
MS (ESI+): m/z = 157 (M+H)
+
【0300】
例47a
【0301】
【化122】
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【0302】
塩化セリウム(III)(7.89g,32mmol)を真空下で140℃にて3時間加熱してから窒素雰囲気下で室温に冷まして乾燥THF(90mL)を加える。混合物を室温で一晩撹拌してから-78℃に冷却する。メチルリチウムLiCl錯体(ジエチルエーテル中2M,20mL,32mmol)を加えて混合物を-78℃で2時間撹拌する。乾燥THF(5mL)中の例46a(500mg,3.2mmol)を滴加し、混合物を-78℃で2時間撹拌してから塩化アンモニウム飽和溶液を添加後に32%のアンモニア水を加える。混合物を室温まで温め、大量のDCMで洗い流しながらセライトを通して濾過する。有機相を水で洗浄し、乾燥させ、溶媒を除去して粗製表題化合物(600mg)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.12分
MS (ESI+): m/z = 172 (M-NH2)
+
【0303】
例48a
【0304】
【化123】
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【0305】
例34a(200mg,0.897mmol)、2,3-ジヒドロ-5H-ベンゾ[f][1,4]オキサゼピン-4,9-ジカルボン酸4-tert-ブチルエステル(263mg,0.90mmol,WO2008108445)、HATU(337mg,0.89mmol)及びトリエチルアミン(742uL,5.34mmol)をジクロロメタン(16mL)に懸濁させ、UPLC-MSが反応の完了を示すまで室温で撹拌する。混合物を水及び希水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ、溶媒を蒸発させる。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン中50%のEtOAc)で精製して表題化合物(332mg)を得る。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.22分
MS (ESI+): m/z = 465 (M+H)
+
例48aの製法に類似して下記例を合成する。
【0306】
【化124】
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【0307】
例48aの製法に類似して、2,3-ジヒドロ-5H-ベンゾ[f][1,4]オキサゼピン-4,9-ジカルボン酸4-tert-ブチルエステルの代わりに例4aを用いて下記例を合成する。
【0308】
【化125】
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【0309】
例50a
【0310】
【化126】
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【0311】
例48aに類似して、2,3-ジヒドロ-5H-ベンゾ[f][1,4]オキサゼピン-4,9-ジカルボン酸4-tert-ブチルエステルの代わりに例4b(59mg,0.20mmol)を用いて表題化合物を調製した。粗生成物を精製せずに次工程で用いた(32mg)。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.04分
MS (ESI+): m/z = 466 (M+H)
+
【0312】
例51a
【0313】
【化127】
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【0314】
例48aに類似して、2,3-ジヒドロ-5H-ベンゾ[f][1,4]オキサゼピン-4,9-ジカルボン酸4-tert-ブチルエステルの代わりに例4c(65mg,0.22mmol)を用いて表題化合物を調製した。生成物をフラッシュクロマトグラフィー(DCM中5%のMeOH)で精製した(69mg)。
UPLC-MS (方法2): R
t = 1.00分
MS (ESI+): m/z = 466 (M+H)
+
【0315】
典型的実施形態
例1
【0316】
【化128】
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【0317】
2,3-ジヒドロ-5H-ベンゾ[f][1,4]オキサゼピン-4,9-ジカルボン酸4-tert-ブチルエステル(製法についてはWO2008108445参照)(3.2mg,0.011mmol)をHATU(8mg,0.022mmol)とDIPEA(6μl,0.035mmol)のDMF(0.200mL)中の溶液に加え;次にDMF(0.200mL)中の例8g(2mg,0.010mmol)に加えて撹拌を室温で18時間続ける。反応を塩基性酸化アルミニウムパッドで濾過し、9:1のDMF/MeOH(600μl)で洗浄してから乾燥させる。残渣をジオキサン(0.500ml)及びジオキサン中4NのHCl溶液(0.200mL)で希釈し、撹拌を一晩続ける。溶媒を蒸発させて表題化合物(1.1mg,27%)を得る。
UPLC-MS (方法4a): R
t = 1.57
MS (ESI+): m/z = 377 (M+H)
+
例1の製法に類似して下記例を合成する。
【0318】
【化129】
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【0319】
例3
【0320】
【化130】
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【0321】
TEA(6mL,44.985mmol)、次にTBTU(5.3g,16.511mmol)をTHF(50mL)中の4-クロロ-o-フェニレンジアミン(2.1g,15.001mmol)及びα-(Boc-アミノ)イソ酪酸(3.3g,16.247mmol)に加える。室温での3日間の撹拌後、揮発性物質を減圧下で蒸発させ、残渣をEtOAcに取り、5%クエン酸、2M NaOHで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させて得られる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤 50%EtOAc/シクロヘキサン)で精製して付加体混合物を得る(4.2g,85%)。該混合物を酢酸(35mL)中で60℃にて一晩加熱する。揮発性物質を減圧下で蒸発させて得られる残渣をEtOAcに取り、2M NaOHで洗浄し、MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させて残渣を得る。該残渣をDCM(25mL)に懸濁させてTFA(10mL)で処理する。2時間撹拌を続ける。揮発性物質を減圧下で蒸発させ、結果として生じる残渣をメチルtert-ブチルエーテルに取り、0.5M HClで洗浄し、減圧下で蒸発させる。結果として生じる混合物をEtOHに取って、EtOHと共に2回蒸発させて残渣(3.4g)を得る。該残渣の2.5mg(0.010mmol)及びDMF(0.200mL)中のDIPEA(3μl,0.018mmol)をDMF(0.200mL)中のHATU(8mg,0.022mmol)、2,3-ジヒドロ-5H-ベンゾ[f][1,4]オキサゼピン-4,9-ジカルボン酸4-tert-ブチルエステル(製法についてはWO2008108445参照)(3.2mg,0.011mmol)及びDIPEA(3μl,0.018mmol)に加えて室温で一晩撹拌を続ける。反応を塩基性酸化アルミニウムパッドで濾過し、9:1のDMF/MeOH(600μl)で洗浄してから乾燥させる。残渣をジオキサン(0.500ml)及びジオキサン中4NのHCl溶液(0.200mL)で希釈し、一晩撹拌を続ける。溶媒を蒸発させて表題化合物(4.2mg,100%)を得る。
UPLC-MS (方法4a): R
t = 1.25
MS (ESI+): m/z = 385 (M+H)
+
例3の製法に類似して下記例を合成する。
【0322】
【化131】
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【0323】
例6
【0324】
【化132】
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【0325】
HATU(187mg,0.490mmol)をDMF(1mL)中の2,3-ジヒドロ-5H-ベンゾ[f][1,4]オキサゼピン-4,9-ジカルボン酸4-tert-ブチルエステル(製法についてはWO2008108445参照)(120mg,0.410mmol)、例8i(84mg,0.450mmol)及びDIPEA(250μl,1.430mmol)に加えて室温で一晩撹拌を続ける。反応を分取HPLC(固定相:Xbridge C18 5μm 19×100mm。移動相:ACN/H
2O+NH
4HCO
3 5mM)で精製する。表題化合物を含有するフラクションを混ぜ合わせて凍結乾燥させる。MeOH(3mL)に溶かした残渣をエチルエーテル中のHCl(2M,4mL,8mmol)で処理する。一晩の撹拌後、揮発性物質を減圧下で蒸発させ、結果として生じる残渣を再びMeOHに溶かしてからWaters CX 2gカートリッジで精製し、MeOHで洗浄し、MeOH中3.5NのNH
4OH溶液で溶出する。溶媒を蒸発させ、結果として生じる残渣を再び1:1のACN/H
2Oに溶かし、凍結乾燥させて表題化合物(85mg,58%)を得る。
HPLC-MS (方法11): R
t = 1.98
MS (ESI+): m/z = 362 (M+H)
+
例6の製法に類似して下記例を合成する。
【0326】
【化133】
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【0327】
例8
【0328】
【化134】
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【0329】
HATU(45.6mg,0.120mmol)をDMF(1mL)中の2,3-ジヒドロ-5H-ベンゾ[f][1,4]オキサゼピン-4,9-ジカルボン酸4-tert-ブチルエステル(製法についてはWO2008108445参照)(29.3mg,0.100mmol)、2-(3,4-ジクロロフェニル)プロパン-2-アミン(22.5mg,0.110mmol)及びDIPEA(61μl,0.350mmol)に加えて室温で一晩撹拌を続ける。反応を分取HPLC(固定相:Xbridge C18 5μm 19×100mm。移動相:ACN/H
2O+NH
4HCO
3 5mM)で精製する。表題化合物を含有するフラクションを混ぜ合わせて凍結乾燥させる。ジオキサン(2mL)に溶かした残渣をジオキサン中のHCl(4M,1mL,4mmol)で処理する。一晩の撹拌後、揮発性物質を減圧下で蒸発させ、結果として生じる残渣を再び1:1のACN/H
2O(3mL)に溶かし、凍結乾燥させて表題化合物(30mg,79%)を得る。
HPLC-MS (方法4a): R
t = 1.68
MS (ESI+): m/z = 379 (M+H)
+
例8の製法に類似して下記例を合成する。
【0330】
【化135】
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【0331】
例18
【0332】
【化136】
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【0333】
例9a(113mg,98%含有量,0,238mmol)を2:1のMeOH/水(2mL/1mL)に懸濁させ、マイクロ波照射下(150℃)で2回、それぞれ40分間加熱する。反応混合物を分取HPLC(固定相 XTerra C18 OBD 5μm 30×100mm。移動相:ACN/H
2O+NH
4COOH 5mM)で精製する。表題化合物を含有するフラクションを混ぜ合わせ、ACNを減圧下で蒸発させる。水層をDCMで抽出し、分離し、DCMを蒸発させて表題化合物(78mg,90%)を得る。
HPLC-MS (方法10): R
t = 3.31分
MS (ESI+): m/z = 365 (M+H)
+
【0334】
例19
【0335】
【化137】
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【0336】
ジオキサン中4Mの塩化水素(2mL,8.0mmol)を例9b(220mg,0,473mmol)に加えて撹拌を2時間続ける。反応混合物を冷却し、メタノールアンモニアを加えて塩基性にする。結果として生じる固体を濾過し、揮発性物質を減圧下で蒸発させて表題化合物(110mg,64%)を得る。
HPLC-MS (方法7a): R
t = 3.24分
MS (APCI+): m/z = 366 (M+H)
+
例19の製法に類似して下記例を合成する。
【0337】
【化138】
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【0338】
例24
【0339】
【化139】
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【0340】
tert-ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(126μL,0,547mmol)をDCM(4.3mL)中の例9g(166mg,0,357mmol)及び2,6-ルチジン(83μL,0,715mmol)に加える。1時間後にtert-ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホナート(83μL,0,357mmol)及び2,6-ルチジン(54μL,0,465mmol)を反応混合物に加える。反応混合物を飽和塩化アンモニウム及びブラインで洗浄する。有機層を分離し、相分離器カートリッジで乾燥させ、真空下で蒸発させて得られる残渣をTHF(4.4mL)に-30℃で溶かしてテトラブチルアンモニウムフルオリド(THF中1.0M,379μL,0.379mmol)で処理する。-30℃での30分の撹拌後、揮発性物質を減圧下で蒸発させ、結果として生じる残渣をフラッシュクロマトグラフィー(溶出剤 0〜10%のMeOH+1%NH
4OH/DCM)で精製する。表題化合物を含有するフラクションを混ぜ合わせ、揮発性物質を除去し、結果として生じる残渣を分取HPLC(固定相 Xbridge C18 5μm 19×100mm。移動相:ACN/H
2O+NH
4HCO
3 5mM)で精製する。表題化合物を含有するフラクションを混ぜ合わせ、ACNを減圧下で蒸発させる。水層をDCMで抽出し、分離し、DCMを蒸発させて表題化合物(4mg,3%)を得る。
HPLC-MS (方法7a): R
t = 3.47分
MS (APCI+): m/z = 365 (M+H)
+
例19の製法に類似して下記例を合成する。
【0341】
【化140】
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【0342】
例18の製法に類似して下記例を合成する。
【0343】
【化141】
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【0344】
例19の製法に類似して下記例を合成する。
【0345】
【化142】
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【0346】
例18の製法に類似して下記例を合成する。
【0347】
【化143】
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【0348】
例19の製法に類似して下記例を合成する。
【0349】
【化144】
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【0350】
例18の製法に類似して下記例を合成する。
【0351】
【化145】
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【0352】
例19の製法に類似して下記例を合成する。
【0353】
【化146】
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【0354】
例18の製法に類似して下記例を合成する。
【0355】
【化147】
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【0356】
例19の製法に類似して下記例を合成する。
【0357】
【化148】
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【0358】
例18の製法に類似して下記例を合成する。
【0359】
【化149】
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【0360】
例47
【0361】
【化150】
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【0362】
例48a(332mg,0.68mmol)をジエチルエーテルに懸濁させてからエチルエーテル中2Mの塩化水素(3.55mL,7.1mmol)を加える。Boc基が完全に除去されるまで混合物を撹拌してから溶媒を蒸発させる。混合物を再びメタノールに溶かして予洗SCXカートリッジに装填し、メタノールで洗浄し、メタノール中のアンモニア溶液で溶出する。溶媒を蒸発させ、残渣を真空下で乾燥させる。残渣を分取RP-HPLCで精製して表題化合物(145mg)を得る。
HPLC-MS (方法7a): R
t = 3.04分
MS (APCI+): m/z = 365 (M+H)
+
例95の製法に類似して、下記酸及び溶媒(使用する場合)を用いて下記例を合成する。明記されていなければ、RP-HPLC精製は必要ない。
【0363】
【化151】
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【0364】
cAMPアッセイ
ヒトソマトスタチン4受容体を用いるcAMPアッセイ方法の説明
SSTR4受容体(Gi共役型)の活性化は、フォルスコリンによる刺激後の細胞内cAMPの阻害を引き起こし、これは適切なアッセイキット及び妥当なプレートリーダーを利用して定量可能である。この技術を用いて、hSSTR4発現H4細胞を利用してSSTR4受容体作動薬の薬理学的効果を特徴づける。
説明:
化合物をDMSOに溶かして希釈する。最終試験溶液は1%DMSOを含む。1%DMSOを含むアッセイ緩衝液(HBSSと0.1%BSA、5mM HEPES、0.5M IBMX、pH7.4)中でcAMP標準物質(Lance cAMP 384キット; PerkinElmer, Cat# AD0264)を調製し、1つのプレートには少なくともcAMP検量線を含める。細胞を遠心分離機にかけ、アッセイ緩衝液(1:100希釈したAlexa抗体を含む)に懸濁させる。
アッセイのため、検量線用に確保する1つの列又はカラム(プレートのレイアウトによって決まる)を除く384ウェルMTPマイクロタイタープレートに5μlの細胞懸濁液(約5000細胞/ウェル)(Alexa抗体(1:100希釈)を含む)を添加する。次に2μlの化合物サンプルを濃度反応曲線(例えば1e-5M〜6e-10M)として通常は三通り加える。各アッセイは、非阻害cAMP産生用のコントロール(100% CTL;'高値(high values)')として化合物の代わりにビヒクルコントロールを用いるインキュベーション及び完全阻害とバックグラウンド用のコントロール(0% CTL;'低値(low values)')として1μMのソマトスタチンを用いるインキュベーションを含む。約10〜15分のインキュベーション時間後に3μlのフォルスコリン(DMSOに溶解、最終濃度15μM)を加える。次にプレートを短時間振盪させ、室温で60分間インキュベートする。60分後に10μlの検出ミックスを全てのウェルに加えた後、さらに1時間インキュベートする。適切なプレートリーダーでプレートを解読する。
データの解析は、ドナーとアクセプターのフルオロフォアの時間分解蛍光測定(Ex:320nm;Em1:665nm;Em2:615nm;比665/615)の「比」に基づく。この比から、cAMP濃度を検量線から計算し、最小二乗曲線適合プログラムでEC50を推定する。
【0365】
放射性リガンド結合アッセイ
組換えヒトSSTR1又はヒトSSTR2又はヒトSSTR3又はヒトSSTR4又はヒトSSTR5を発現するCHO細胞膜を利用するヒトソマトスタチン受容体を用いる結合アッセイ法の説明
受容体結合アッセイは、標識受容体リガンドを用いて受容体への結合を検出する技術を指す。競合実験において、標識されていない試験化合物が標識リガンドの結合側と競合する。試験化合物による標識リガンドの置換がシグナル減少につながる。
手順:
結合実験では下記タンパク質量の1つから200μLの膜ホモジネートを使用する:hSSTR1(40μg/ウェル);hSSTR2(25μg/ウェル);hSSTR3(1,5μg/ウェル);hSSTR4(0,5μg/ウェル);hSSTR5(25μg/ウェル)。ヘペス緩衝液(10mM、EDTA 1mM、MgCl
2 5mM、pH7.6、BSA 0.5%、バシトラシン 0.003%、DMSO 1%)を用いて総体積250μL中増加性濃度の試験化合物又はビヒクル(100%結合)に加えて0.05nMの放射性リガンド([3-125I-Tyr]-ソマトスタチン-(1-14))と共にホモジネートを180分間室温でインキュベートする。セルハーベスターを用いて、氷冷NaCl(0.9%)でポリエチレンイミン処理(0.3%)GF/Bガラス繊維フィルターを通して濾過することによってインキュベーションを終わらせる。タンパク質に結合した放射活性を適切なリーダーで測定する。非特異的結合は、インキュベーション時間中に1μMのソマトスタチン-14の存在下で結合した放射活性と定義される。
1つの受容体結合部位のモデルを用いて、コンピューター支援非線形最小二乗曲線当てはめ法によって濃度-結合曲線の解析を行なう。
【0366】
代謝安定性
本発明の化合物の代謝安定性を以下のように調べることができる。
プールしたヒト肝臓ミクロソームを用いて37℃で試験化合物の代謝分解をアッセイする。時点毎の100μlの最終インキュベーション体積は、室温でTRIS緩衝液pH7.6(0.1M)、塩化マグネシウム(5mM)、ミクロソームタンパク質(1mg/mL)及び最終濃度1μMの試験化合物を含む。37℃での短いプレインキュベーション時間後、β-ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(還元型)(NADPH,1mM)を添加して反応を惹起し、種々の時点後に溶媒に一定分量を移すことによって反応を終わらせる。遠心分離(10000g,5分)後、一定分量の上清をLC-MS/MSで親化合物の量についてアッセイする。濃度-時間プロファイルの片対数プロットの傾きによって半減期を決定する。
【0367】
生物活性
上記例のアゴニスト活性は、下表2のデータによって実証される。上記cAMPアッセイの助けを借りてEC50値を得た。
【0368】
表2:本発明の化合物のアゴニスト活性
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【0369】
選択性
上記放射性リガンド結合アッセイの助けを借りて選択性データを得た。
【0370】
表3:他のSSTRを上回るSSTR4に対する本発明の化合物の選択性
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【0371】
安定性
上記実験手順を用いて安定性データを得た。
【0372】
表4:ヒト肝臓ミクロソームにおける本発明の化合物の安定性
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