【文献】
Ericsson,DCI format design for MTC[online], 3GPP TSG-RAN WG1#80 R1-150018,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_80/Docs/R1-150018.zip>,2015年 2月13日
【文献】
Alcatel-Lucent, Alcatel-Lucent Shanghai Bell,Coverage enhancement for (E)PDCCH[online], 3GPP TSG-RAN WG1♯76 R1-140154,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_76/Docs/R1-140154.zip>,2014年 2月14日
【文献】
NSN, Nokia,PDCCH Coverage Enhancement[online], 3GPP TSG-RAN WG1♯76 R1-140550,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_76/Docs/R1-140550.zip>,2014年 2月14日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下の詳細な説明においては、添付の図面を参照し、これらの図面は説明の一部を形成している。図面においては、前後関係から不適切でない限り、基本的に、類似する記号は類似する要素を表している。なお、本開示の態様は、さまざまな異なる構造・構成に配置する、置き換える、組み合わせる、設計することができ、そのような態様すべては明示的に意図されたものであり本開示の一部を形成することが、容易に理解されるであろう。
【0014】
本開示において、MTC(マシンタイプ通信)は、本開示の原理を説明するための例として理解することができる。しかしながら、本開示に開示されている無線通信方法は、MTCに適用することができるのみならず、LTEの仕様に準拠する別の通信などMTC以外の無線通信にも、それらの無線通信がカバレッジ拡張(CE:coverage enhancement)を必要としうるならば、適用することができることに留意されたい。したがって、UEはMTC UEに限定されず、本開示に記載されている通信方法を実行することのできる任意の別のUEとすることができる。
【0015】
カバレッジ拡張(MTCにおいて例えば15dB)を使用する無線通信の場合、送信されるチャネル(例:PDSCH(Physical Downlink Shared Channel:物理ダウンリンク共有チャネル)またはPUSCH(Physical Uplink Shared Channel:物理アップリンク共有チャネル))のレピティションは、カバレッジを拡張するための基本的な解決策とすることができる。カバレッジ拡張を使用するチャネルのためのDCI(ダウンリンク制御情報)は、時間領域および周波数領域の両方におけるリソース割当てを示す必要があり得る。例えばカバレッジ拡張を使用するチャネルのリソースを割り当てるための、比較的サイズが小さいDCIを設計する方法は、カバレッジ拡張を使用する無線通信の重要な課題になる。
【0016】
例えば、MTC UEの場合、DCIのサイズは極めて重要である。なぜなら、DCIのサイズはUEのアクティブ時間(active time)に大きく影響するためである。アクティブ時間とは、物理信号を送信または受信する目的でUEのRF/ベースバンドが動作状態を維持する期間を意味する。アクティブ時間はUEの電力消費量を反映し、主として時間領域におけるレピティションに関連する。より小さいDCIのサイズは、UEがそのDCIを受信するのに使用する時間がより少ないことを意味しうる。例えば、小さいDCIの各レピティションが1個のECCE(Enhanced Control Channel Element:拡張制御チャネルエレメント)(ECCEあたり36個のRE(Resource Element:リソースエレメント))によって送信され、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、符号化率1/3、および狭帯域がフル(6個のPRB)に占有され、合計のレピティション回数が96であると想定すると、UEはそのようなDCIを受信するのに4つのサブフレームを必要とするのみである。
【0017】
しかしながら、より大きいサイズのDCIの各レピティションが1個のPRBペアによって送信され、狭帯域がフルに占有され、合計のレピティション回数が96であると想定すると、UEはそのようなDCIを受信するのに16個のサブフレームを必要とする。したがって、より小さいサイズのDCIを設計することは重要である。さらにそのようなDCIは、1個のPRBペアではなく1個のECCEなど、より少ないリソースによって送信されることができる。
【0018】
さらには、1個のECCEは24ビットのみを伝えることができる。すなわちCRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査)が16ビットを使用すると想定すると、8ビットのペイロードサイズをサポートできるのみである。したがって、DCIを送信するのに1個のECCEなどの少ないリソースを想定すると、DCIのペイロードサイズの要件は極めてタイトである。1ビットまたは2ビット増えると、DCIを送信するのにさらなるECCEが必要となる。
【0019】
上記に鑑み、カバレッジ拡張を使用するそのようなチャネルのための、比較的小さいサイズのDCIを設計する方法は、カバレッジ拡張を使用する無線通信において重要な課題である。
【0020】
本開示の一実施形態は、
図1に示すように、eNBによって実行される無線通信方法100を提供する。
図1は、本開示の一実施形態による無線通信方法100のフロー図を概略的に示している。無線通信方法100は、DCIをUEに送信するステップ101、を含む。この場合、DCIは、UEのカバレッジ拡張レベルに基づいて設計されている。
【0021】
CE(カバレッジ拡張)を使用するUEの状況は、環境、eNBまでの距離、建物侵入損失などによって異なりうる。したがって、無線通信の設計では、複数の異なるカバレッジ拡張レベル(5dB、10dB、15dBなど)を考慮する必要がありうる。したがって、UEのカバレッジ拡張レベルに基づいてDCIを設計することができる。なお、DCIのいずれかのフィールド(例えばリソース割当てフィールド)がカバレッジ拡張レベルに基づいて設計されていれば、そのDCIはカバレッジ拡張レベルに基づいて設計されているとみなされることに留意されたい。例えば、後から詳しく説明するように、DCIにおけるリソース割当てフィールドは、カバレッジ拡張レベルに関連付けられるインデックスを含む。したがって、そのようなDCIはカバレッジ拡張レベルに基づいて設計されているとみなされる。
【0022】
例示的な一実施形態においては、カバレッジ拡張レベルの異なるセットに対して、DCIは異なるサイズを使用することができる。例えば、カバレッジ拡張レベルを所定のレベルと比較することによって、カバレッジ拡張レベルを2つのセットに分けることができる。あるカバレッジ拡張レベルが所定のレベルより大きい場合、そのカバレッジ拡張レベルは大きいカバレッジ拡張レベルとみなされ、大きいCEレベルセットに割り当てられる。あるカバレッジ拡張レベルが所定のレベルより小さい場合、そのカバレッジ拡張レベルは小さいカバレッジ拡張レベルとみなされ、小さいCEレベルセットに割り当てられる。UEのカバレッジ拡張レベルは、RRC層によって設定することができ、所定のレベルは標準規格に規定する、またはRRC層によって設定することができる。
【0023】
例えば、小さいカバレッジ拡張レベルに対しては、DCIの26ビットのペイロードサイズを使用することができる。大きいカバレッジ拡張レベルに対しては、DCIの11ビットのペイロードサイズを使用することができる。
【0024】
表1は、小さいカバレッジ拡張レベルおよび大きいカバレッジ拡張レベルそれぞれに対する2つの異なるDCI(DCI 1および DCI 2)が設計されていることを示している。
【表1】
【0025】
表1の例では、大きいCEレベル用のDCI 2は、SRS要求など多くの特性が必要ないためサイズがはるかに小さい。
【0026】
表2は、小さいカバレッジ拡張レベルおよび大きいカバレッジ拡張レベルの双方に共通のDCI(ただし異なるCEレベルの間でフィールドの解釈が異なる)が設計されていることを示している。
【表2】
【0027】
表1および表2に例示的に示したように、カバレッジ拡張レベルの異なるセットに対して、DCIが異なるサイズを使用するとき、大きいカバレッジ拡張レベル用のDCIは、はるかに少ないビットを使用することができる。なお、この場合、小さいカバレッジ拡張レベルには、カバレッジ拡張なしの場合も含まれることに留意されたい。
【0028】
これに加えて、またはこれに代えて、本開示の一実施形態においては、カバレッジ拡張レベルに基づいてDCIによってスケジューリングされるチャネル(例:PDSCHまたはPUSCH)のカバレッジ拡張は、少なくとも、そのチャネルのレピティション総数を表すレピティション数を有する、時間領域におけるレピティションおよび/または周波数領域におけるレピティションによって実現することができる。また、DCIにおけるリソース割当てフィールドは、レピティション数に関連付けられる1つのインデックスを使用して、時間領域および周波数領域の双方におけるリソース割当てをまとめて通知する。この実施形態は、UEのカバレッジ拡張レベルに基づいてDCIを設計する別の例示的な方法である。
【0029】
レピティションは、チャネルのカバレッジを拡張するための効果的な方法である。レピティションは時間領域において行うことができる。例えば、複数のサブフレームを使用してトランスポートブロックをレピティション送信することができる。レピティションは周波数領域において行うこともできる。例えば、周波数領域における複数のPRBを使用してトランスポートブロックを送信する。周波数領域におけるアグリゲーションは、周波数領域におけるレピティションの1つの方法である。当然ながら、時間領域および周波数領域の双方においてレピティションを行うこともできる。カバレッジ拡張を必要とするチャネル(例:PUSCHまたはPDCCH)をスケジューリングするDCIは、時間領域および周波数領域の双方におけるリソース割当てを示す必要がありうる。リソース割当ては、リソース割当てフィールドにおいて示すことができる。リソース割当てフィールドは、例えば、レピティションのために使用されるサブフレーム数および周波数領域におけるPRB数を示す必要がありうる。オプションとして、リソース割当てフィールドは、周波数領域におけるリソース位置を示す必要もありうる。レピティションの総数(レピティション数)は、時間領域におけるサブフレーム数と周波数領域におけるPRB数の積(単位:PRBペア)とすることができる。例えば、100回のレピティション(PRBペア)を、2PRB×50サブフレーム(すなわちレピティション数が100)によって反映することができる。これに代えて、レピティション数をPRB単位とすることもできる。例えば、200回のレピティション(PRB)を、2PRB×100スロット(50サブフレーム)によって反映することができる。本開示では、PRBペアの単位を使用してレピティション数を示す。
【0030】
リソース割当てフィールドの設計の1つの例は、時間領域と周波数領域を個別に指示(indicate)ことである。例えば、時間領域におけるサブフレーム数を示すために1つのフィールドを使用し、周波数領域における、例えば狭帯域(6個のPRB)の中のPRB数および/または位置を示すために、別のフィールドを使用する。表3は、このように個別に指示する方法の一例を示している。
【表3】
【0031】
表3の例では、時間領域におけるレピティションを示すために2ビットが使用され、周波数領域におけるレピティションを示すために3ビットが使用される。したがって、リソース割当てフィールド用に合計で5ビットが必要である。なお、この例では、周波数領域におけるPRB数のみを示し、周波数領域における(1つまたは複数の)リソース位置を示さないことに留意されたい。(1つまたは複数の)リソース位置は、例えばRRC層によって設定する、またはUEの識別情報(ID)に基づいて設定することができる。
【0032】
表4は、個別に指示する方法の別の例を示しており、この例では周波数領域における(1つまたは複数の)リソース位置が示される。
【表4】
【0033】
表4の例では、時間領域におけるレピティションを示すために2ビットが使用され、周波数領域におけるレピティションを示すために5ビットが使用される。したがって、リソース割当てフィールド用に合計で7ビットが必要である。
【0034】
表3および表4に例示的に示した個別に指示する方法の利点は、リソース割当てにおける柔軟性である。しかしながら、この方法の問題点として、リソース割当てのためのフィールドのサイズが比較的大きく、したがってDCIのサイズも大きくなることがあり、例えばPDSCHを受信するためのUEのアクティブ時間が最適化されない。
【0035】
本開示の一実施形態においては、リソース割当てをまとめて通知する方法を提案する。すなわち、DCIにおけるリソース割当てフィールドは、レピティション数に関連付けられる1つのインデックスを使用して、時間領域および周波数領域の双方におけるリソース割当てをまとめて通知する。なお、1つのレピティション数が、その1つのレピティション数に対する1つまたは複数の具体的なリソース割当て方法を表す1つまたは複数のインデックスに対応することがあることに留意されたい。まとめて通知する方法は、リソース割当てのためのフィールドサイズを低減することができる。表3の例において、時間領域において2つのさらなる可能なレピティション数(例:6回および8回のレピティション)が追加される場合、5つの可能なレピティション数(1回、2回、4回、6回、8回)を示すのに3ビットが必要である。したがって、個別に指示する方法が使用される場合、合計で6ビット(時間領域用の3ビットと周波数領域用の3ビット)が必要である。しかしながら、まとめて通知する方法が使用される場合、30個の可能なレピティション数(時間領域における5×周波数領域における6)を示すのに5ビットのみが必要である。1個のビットが節約される。これらの5ビットは、レピティション数に関連付けられるインデックスを構成する。この実施形態では、オプションとして、リソース割当てフィールドの中の、レピティション数に関連付けられるインデックスによって、トランスポートブロックサイズも求めることができる。例えば、より小さいレピティション数は、より小さいトランスポートブロックサイズを示すことができ、より大きいレピティション数は、より大きいトランスポートブロックサイズを示すことができる。
【0036】
さらなる実施形態においては、レピティション数の同一の値に対して、時間領域において同一のレピティション数を使用する。言い換えれば、1つのレピティション数に対して、時間領域におけるレピティション数と周波数領域におけるレピティション数(PRBの数)のただ1つの組合せを使用する。例えば、レピティション数が8であると想定すると、リソース割当ては、周波数領域における2個のPRB×時間領域における4つのサブフレーム(簡略的には2PRB×4サブフレーム)、または4PRB×2サブフレームとすることができる。しかしながら、この実施形態によると、レピティション数8の場合、時間領域におけるただ1つの可能なレピティション数を使用することができ、UEはそれを事前に認識している。例えば、時間領域におけるレピティション数を4つのサブフレームまたは2つのサブフレームのいずれかとすることができ、これに対応して、周波数領域におけるレピティション数を2個のPRBまたは4個のPRBのいずれかとすることができる。各レピティション数に対する時間領域におけるレピティション数または周波数領域におけるレピティション数の選択は、例えばRRC層によって設定する、または標準規格に規定することができる。したがってUEは、レピティション数に対応するインデックスを受信したとき、時間領域におけるレピティション数と周波数領域におけるレピティション数を決定することができる。このようにすることで、リソース割当てフィールドのサイズを小さくすることができる。なぜなら、1つのレピティション数に対して、時間領域におけるレピティション数と周波数領域におけるレピティション数のただ1つの組合せを示せばよいためである。表5は、表3の条件において、各レピティション数が、時間領域におけるレピティション数と周波数領域におけるレピティション数の1つの組合せを有するのみである実施形態の具体的な例を示している。
【表5】
【0037】
表5では、各レピティション数は、時間領域におけるレピティション数と周波数領域におけるレピティション数の1つの組合せを有するのみである。したがって、リソース割当てフィールドには3ビットのみが必要であり、表3に示した方法と比較して2ビットが節約される。
【0038】
表6は、表4の条件において、各レピティション数が、時間領域におけるレピティション数と周波数領域におけるレピティション数の1つの組合せを有するのみである実施形態の別の具体的な例を示している。
【表6】
【0039】
表6では、各レピティション数は、時間領域におけるレピティション数と周波数領域におけるレピティション数の1つの組合せを有するのみである。したがって、リソース割当てフィールドには5ビットのみが必要であり、表4に示した方法と比較して2ビットが節約される。
【0040】
時間領域におけるレピティション数と周波数領域におけるレピティション数の異なる組合せの間にパフォーマンスの差がほとんどないという理由に基づいたとき、各レピティション数が、時間領域におけるレピティション数と周波数領域におけるレピティション数のただ1つの組合せを有することは合理的である。例えばリソース割当てにおいて、2PRB×4サブフレームと、4PRB×2サブフレームとの間には、パフォーマンスの差がほとんどない。第一に、現在の3GPP合意に基づき、シンボルレベルの合成を実施するため「マルチサブフレーム」(“multiple subframes”)の中では周波数ホッピングが無効である(非特許文献1を参照)。言い換えれば、「マルチサブフレーム」の中では、リソースは周波数領域における位置を同じに維持するべきである。「マルチサブフレーム」の値は、例えば4とすることができる。第二に、レピティション総数は同じであり、例えば2PRB×4サブフレームによって8回のレピティションを実現することができ、4PRB×2サブフレームも8回のレピティションを実現することができる。したがって、各レピティション数が、時間領域におけるレピティション数と周波数領域におけるレピティション数のただ1つの組合せを有する実施形態では、パフォーマンスがほとんど変化しないままで、リソース割当てのためのフィールドのサイズを小さくすることができる。
【0041】
さらなる実施形態においては、レピティション数の同一の値に対して、時間領域における最も少ない可能なレピティションを割り当てることができる。言い換えれば、UEのアクティブ時間を短縮し、UEの電力消費量を減らすために、時間領域におけるレピティションをできる限り少ない回数を使用するべきである。UEのアクティブ時間は、時間領域におけるレピティション数に関連する。時間領域におけるレピティション数が小さいほど、UEのアクティブ時間も少ない。例えば、レピティション総数が8の場合、周波数領域における合計6個のPRBの狭帯域を想定したとき、この実施形態によると「4PRB×2サブフレーム」のリソース割当てを使用するべきである。なぜなら、時間領域における2つのサブフレームのレピティションが、最も少ない可能なレピティションであり、この場合にUEのアクティブ時間が最小であるためである。例えば、「2PRB×4サブフレーム」は、時間領域におけるレピティションは多いが周波数領域におけるレピティションが少なく、「4PRB×2サブフレーム」は、周波数領域におけるレピティションは多いが時間領域におけるレピティションが少ない。したがって、レピティションによって発生するUEのアクティブ時間は、「4PRB×2サブフレーム」の場合よりも「2PRB×4サブフレーム」の場合に大きい。「2PRB×4サブフレーム」の場合、UEは4つのサブフレームにわたりアクティブ状態を維持するが、「4PRB×2サブフレーム」の場合には2つのサブフレームにわたりアクティブ状態を維持するのみでよい。具体的な例として、この実施形態は表5および表6に適用することができる。
【0042】
さらなる実施形態においては、レピティション数の少なくとも1つの値に対するリソース割当ての周波数位置の候補として、周波数領域におけるすべての可能なリソース位置のうち適切な部分集合のみが考慮される。言い換えれば、周波数領域においては(すべての可能なリソース位置ではなく)限られたリソース候補のみが維持される。なぜなら、狭帯域の中では大きなスケジューリング利得が得られないためである。このようにすることで、リソース割当てフィールドのサイズをさらに小さくすることができる。表7は、表6の条件における、周波数領域における限られたリソース候補の例である。
【表7】
【0043】
表7では、レピティション数1の場合、(狭帯域を想定したとき)6つの候補のうち3つの候補(X1,Y1,Z1)のみが考慮され、レピティション数2の場合には、5つの候補のうち3つの候補(X2,Y2,Z2)のみが考慮され、以下同様である。この例では、4ビットのみが必要である。したがって、表6と比較して1ビットがさらに節約される。リソース候補のセット(すなわちすべての可能なリソース位置のうちの適切な部分集合)は、RRC層によって設定する、またはUEのIDに基づいて決定することができる。
【0044】
ここまでの実施形態は、任意の拡張レベルまたは任意のレピティション数に対して、任意のアップリンクチャネル(例:PUSCH)またはダウンリンクチャネル(例:PDSCH)に使用することができる。一例においては、ここまでの実施形態は、小さい拡張レベルまたはレピティション数の場合のダウンリンクチャネルに使用される。カバレッジ拡張レベルが大きいか小さいかは、カバレッジ拡張レベルを所定のレベルと比較することによって決定することができる。所定のレベルは、RRC層によって設定する、または標準規格に規定することができる。いくつかの実施形態においては、カバレッジ拡張レベルもRRC層によって設定することができる。なお、上記のカバレッジ拡張レベルには、拡張なしの場合も含まれ、レピティション数には、レピティションなしの場合も含まれることに留意されたい。例えば、表3〜表7における最初の行は、レピティションなしを表している。
【0045】
さらなる実施形態においては、カバレッジ拡張レベルが所定のレベルより大きく、かつDCIによってスケジューリングされるチャネルがダウンリンクチャネルである場合、リソース割当てにおいて、周波数領域におけるすべての可能なリソースが割り当てられる。言い換えれば、カバレッジ拡張レベルが大きい場合、UEのアクティブ時間を短縮する目的で、ダウンリンクチャネルにおいて、周波数領域におけるリソース(例えば狭帯域の6個のPRB)をフルに占有することができる。表8は、周波数リソースをフルに占有する例を示している。
【表8】
【0046】
表8では、周波数領域において狭帯域の6個のPRBすべてが占有されており、リソース割当てを示すのに3ビットのみが必要であり、個別に指示する方法と比較して3ビット節約される。さらに、この実施形態によると、UEのアクティブ時間を短縮することができる。
【0047】
さらなる実施形態においては、カバレッジ拡張レベルが所定のレベルより大きく、かつDCIによってスケジューリングされるチャネルがアップリンクチャネルである場合、リソース割当てにおいて、周波数領域における1つのみのリソースが割り当てられる。周波数領域における1個のPRBを送信することによって、アップリンクにおいて最大の電力スペクトル密度(PSD:Power Spectral Density)を実現することができる。オプションとして、周波数領域におけるこの1つのリソースは、RRC層によって設定する、またはUEのIDに基づいて設定することができる。これに代えて、この1つのリソースのリソース割当て用に、周波数領域における限られたリソース候補を設定することができる。表9は、周波数領域におけるリソース候補の限定と組み合わせての、1個のPRBを送信する例を示している。
【表9】
【0048】
表9では、アップリンクの大きいレピティション数それぞれに対して、周波数領域において、1PRB送信及び3つのリソース候補が使用される。言い換えれば、時間領域におけるレピティションのみが複数のオプション(例えば8回、20回、40回、100回など)を有する。リソース割当てのためのフィールドのサイズが、6ビットから5ビットに減る。なお、リソース候補のセット{X,Y,Z}は、RRC層によって設定する、またはUEのIDに基づいて決定することができることに留意されたい。
【0049】
一実施形態においては、カバレッジ拡張レベルが大きいかまたは小さいかに基づいて、リソース割当てフィールドを解釈することができる。言い換えれば、カバレッジ拡張レベルの異なるセットでは、リソース割当てフィールドの異なる設計を使用することができる。例えば、小さいカバレッジレベルの場合、リソース割当てフィールドの解釈において、表5〜表7のいずれかを使用することができ、大きいカバレッジレベルの場合、リソース割当てフィールドの解釈には、ダウンリンクでは表8、アップリンクでは表9を使用することができる。この例においては、UEは、どの表を使用するべきかを決定する目的でカバレッジ拡張レベルを事前に認識しているものと想定する。例えばUEは、RRC設定によってこの情報を認識することができる。
【0050】
別の実施形態においては、例えばシステム情報ブロック(SIB:System Information Block)の取得時、またはランダムアクセス期間中に、UEがカバレッジ拡張レベルを認識しない場合、すべての可能なレピティション数を1つの表においてカバーするべきである。なぜなら、カバレッジ拡張レベルは、すべてのUEに対して使用するべき共通の情報であるためである。例えば、表10は、すべての可能なレピティション数(時間領域における1回のレピティションから、時間領域における1000回のレピティションまで)を含む例示的な表を示している。したがって、UEは、たとえカバレッジ拡張レベルを認識していない場合でも、リソース割当てフィールドを解釈することができる。
【表10】
【0051】
表10に示したように、リソース割当てのためのフィールドのサイズは、個別に指示する方法と比較して6ビットから5ビットに減る。なお、表10は、すべての可能なレピティション数をカバーする解決策の一例にすぎないことに留意されたい。すべての可能なレピティション数をカバーするこの解決策には、前後関係から不適切でない限り、別の実施形態において説明されている技術的な特徴も適用することができる。
【0052】
本開示の実施形態によると、DCIのサイズを減らすことができる。いくつかの実施形態においては、UEのアクティブ時間を短縮する、および/または、PSD(電力スペクトル密度)を高めることができる。なお、上記の実施形態は、前後関係から不適切でない限り、組み合わせることができることに留意されたい。例えば、カバレッジ拡張レベルの異なるセットに対してDCIのサイズが異なる実施形態を、任意の別の実施形態と組み合わせることができる。
【0053】
さらにUE側において、本開示の一実施形態は、
図2に示したように、UEによって実行される無線通信方法200を提供する。
図2は、本開示の一実施形態による無線通信方法200のフロー図を概略的に示している。この無線通信方法は、eNBから送信されるダウンリンク制御情報(DCI)を受信するステップ201を含む。この場合、DCIはUEのカバレッジ拡張レベルに基づいて設計されている。なお、無線通信100に関する前の説明を無線通信方法200にも適用することができることに留意されたい(ここでは説明を繰り返さない)。
【0054】
さらに、本開示の実施形態は、上述した通信方法を実行するeNBおよびUEを提供する。
図3は、本開示の一実施形態による、無線通信のためのeNB 300のブロック図を概略的に示している。eNB 300は、ダウンリンク制御情報(DCI)をUEに送信する送信部301を備えていることができる。この場合、DCIは、UEのカバレッジ拡張レベルに基づいて設計されている。
【0055】
本開示によるeNB 300は、オプションとして、eNB 300の中でさまざまなデータを処理しそれぞれのユニットの動作を制御するための関連するプログラムを実行するCPU(中央処理装置)310、CPU 310によってさまざまなプロセスおよび制御を実行するために必要なさまざまなプログラムを格納するROM(読み出し専用メモリ)313、CPU 310によるプロセスおよび制御の手順において一時的に生成される中間データを格納するRAM(ランダムアクセスメモリ)315、および/または、さまざまなプログラムまたはデータなどを格納する記憶装置317、を含むことができる。上記の送信部301、CPU 310、ROM 313、RAM 315、および/または記憶装置317などは、データおよび/または命令バス320を介して相互に接続し、互いの間で信号を伝送することができる。
【0056】
上述したそれぞれのユニットは、本開示の範囲を限定するものではない。本開示の一実装形態によると、上記の送信部301の機能をハードウェアによって実施することができ、上記のCPU 310、ROM 313、RAM 315、および/または記憶装置317は、必要ないことがある。これに代えて、上記の送信部301の機能を、上記のCPU 310、ROM 313、RAM 315、および/または記憶装置317などと組み合わせて、機能ソフトウェアによって実施することもできる。
【0057】
図4は、本開示の一実施形態による、無線通信のためのUE 400のブロック図を概略的に示している。UE 400は、eNBから送信されるダウンリンク制御情報(DCI)を受信する受信部を備えている。この場合、DCIはUEのカバレッジ拡張レベルに基づいて設計されている。
【0058】
本開示によるUE 400は、オプションとして、UE 400の中でさまざまなデータを処理しそれぞれのユニットの動作を制御するための関連するプログラムを実行するCPU(中央処理装置)410、CPU 410によってさまざまなプロセスおよび制御を実行するために必要なさまざまなプログラムを格納するROM(読み出し専用メモリ)413、CPU 410によるプロセスおよび制御の手順において一時的に生成される中間データを格納するRAM(ランダムアクセスメモリ)415、および/または、さまざまなプログラムやデータなどを格納する記憶装置417、を含むことができる。上記の受信部401、CPU 410、ROM 413、RAM 415、および/または記憶装置417などは、データおよび/または命令バス420を介して相互に接続し、互いの間で信号を伝送することができる。
【0059】
上述したそれぞれのユニットは、本開示の範囲を限定するものではない。本開示の一実装形態によると、上記の受信部401の機能を、ハードウェアによって実施することができ、上記のCPU 410、ROM 413、RAM 415、および/または記憶装置417は、必要ないことがある。これに代えて、上記の受信部401の機能を、上記のCPU 410、ROM 413、RAM 415、および/または記憶装置417などと組み合わせて、機能ソフトウェアによって実施することもできる。
【0060】
なお、本通信方法に関する上の説明を、UEまたはeNBにも適用することもできる(ここでは説明を繰り返さない)。
【0061】
本開示は、ソフトウェアによって、ハードウェアによって、またはハードウェアと協働するソフトウェアによって、実施することができる。上に説明した各実施形態の説明において使用される各機能ブロックは、集積回路としてLSIによって実施することができ、各実施形態において説明した各プロセスは、LSIによって制御することができる。これらの機能ブロックは、チップとして個別に形成する、または、機能ブロックの一部またはすべてが含まれるように1個のチップを形成することができる。これらのチップは、自身に結合されたデータ入出力部を含むことができる。LSIは、集積度の違いに応じて、IC、システムLSI、スーパーLSI、またはウルトラLSIとも称される。しかしながら、集積回路を実施する技術は、LSIに限定されず、専用回路または汎用プロセッサを使用することによって実施することができる。さらには、LSIの製造後にプログラムすることのできるFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)または、LSI内部に配置されている回路セルの接続および設定を再設定できるリコンフィギャラブルプロセッサを使用することもできる。
【0062】
なお、本開示は、本明細書に提示した説明および公知の技術に基づき、本開示の内容および範囲から逸脱することなく、当業者によってさまざまに変更または修正されるように意図されており、そのような変更および修正は、保護されるように「特許請求の範囲」に記載された範囲内であることに留意されたい。さらには、本開示の内容から逸脱しない範囲内で、上に説明した実施形態の構成要素を任意に組み合わせることができる。
【0063】
本開示の実施形態は、少なくとも以下の主題を提供することができる。
1. eNodeB(eNB)によって実行される無線通信方法であって、
ダウンリンク制御情報(DCI)をユーザ機器(UE)に送信するステップ、を含み、
DCIがUEのカバレッジ拡張レベルに基づいて設計されている、
無線通信方法。
2. カバレッジ拡張レベルに基づいてDCIによってスケジューリングされるチャネルのカバレッジ拡張が、少なくとも、チャネルのレピティションの総数を表すレピティション数を有する、時間領域におけるレピティションおよび/または周波数領域におけるレピティションによって実現され、
DCIにおけるリソース割当てフィールドが、レピティション数に関連付けられる1つのインデックスを使用して、時間領域および周波数領域の双方におけるリソース割当てをまとめて通知する、
1に記載の無線通信方法。
3. レピティション数の同一の値に対して、時間領域において同一のレピティション数が使用される、
2に記載の無線通信方法。
4. レピティション数の同一の値に対して、時間領域における最も少ない可能なレピティションが割り当てられる、
2に記載の無線通信方法。
5. レピティション数の少なくとも1つの値に対するリソース割当ての周波数位置の候補として、周波数領域におけるすべての可能なリソース位置のうち適切な部分集合のみが考慮される、
2に記載の無線通信方法。
6. カバレッジ拡張レベルが所定のレベルより大きく、かつ、DCIによってスケジューリングされるチャネルがダウンリンクチャネルである場合、リソース割当てにおいて、周波数領域におけるすべての可能なリソースが割り当てられる、
2に記載の無線通信方法。
7. カバレッジ拡張レベルが所定のレベルより大きく、かつ、DCIによってスケジューリングされるチャネルがアップリンクチャネルである場合、リソース割当てにおいて、周波数領域における1つのみのリソースが割り当てられる、
2に記載の無線通信方法。
8. 周波数領域における1つのリソースが、RRC層によって設定される、またはUEのIDに基づいて設定される、
7に記載の無線通信方法。
9. カバレッジ拡張レベルが所定のレベルより小さい場合、レピティション数の同一の値に対して、時間領域における最も少ない可能なレピティションが割り当てられる、
7に記載の無線通信方法。
10. トランスポートブロックサイズが、リソース割当てフィールドにおけるレピティション数に関連付けられるインデックスによって決定される、
2に記載の無線通信方法。
11. カバレッジ拡張レベルの異なるセットに対して、DCIが異なるサイズを使用する、
1に記載の無線通信方法。
12. ユーザ機器(UE)によって実行される無線通信方法であって、
eNodeB(eNB)から送信されるダウンリンク制御情報(DCI)を受信するステップ、を含み、
DCIがUEのカバレッジ拡張レベルに基づいて設計されている、
無線通信方法。
13. カバレッジ拡張レベルに基づいてDCIによってスケジューリングされるチャネルのカバレッジ拡張が、少なくとも、チャネルのレピティションの総数を表すレピティション数を有する、時間領域におけるレピティションおよび/または周波数領域におけるレピティションによって実現され、
DCIにおけるリソース割当てフィールドが、レピティション数に関連付けられる1つのインデックスを使用して、時間領域および周波数領域の双方におけるリソース割当てをまとめて通知する、
12に記載の無線通信方法。
14. レピティション数の同一の値に対して、時間領域において同一のレピティション数が使用される、
13に記載の無線通信方法。
15. レピティション数の同一の値に対して、時間領域における最も少ない可能なレピティションが割り当てられる、
13に記載の無線通信方法。
16. レピティション数の少なくとも1つの値に対するリソース割当ての周波数位置の候補として、周波数領域におけるすべての可能なリソース位置のうち適切な部分集合のみが考慮される、
13に記載の無線通信方法。
17. カバレッジ拡張レベルが所定のレベルより大きく、かつ、DCIによってスケジューリングされるチャネルがダウンリンクチャネルである場合、リソース割当てにおいて、周波数領域におけるすべての可能なリソースが割り当てられる、
13に記載の無線通信方法。
18. カバレッジ拡張レベルが所定のレベルより大きく、かつ、DCIによってスケジューリングされるチャネルがアップリンクチャネルである場合、リソース割当てにおいて、周波数領域における1つのみのリソースが割り当てられる、
13に記載の無線通信方法。
19. 周波数領域における1つのリソースが、RRC層によって設定される、またはUEのIDに基づいて設定される、
18に記載の無線通信方法。
20. カバレッジ拡張レベルが所定のレベルより小さい場合、レピティション数の同一の値に対して、時間領域における最も少ない可能なレピティションが割り当てられる、
18に記載の無線通信方法。
21. トランスポートブロックサイズが、リソース割当てフィールドにおけるレピティション数に関連付けられるインデックスによって決定される、
13に記載の無線通信方法。
22. カバレッジ拡張レベルの異なるセットに対して、DCIが異なるサイズを使用する、
12に記載の無線通信方法。
23. 無線通信のためのeNodeB(eNB)であって、
ダウンリンク制御情報(DCI)をユーザ機器(UE)に送信する送信部、を備えており、
DCIがUEのカバレッジ拡張レベルに基づいて設計されている、
eNodeB(eNB)。
24. カバレッジ拡張レベルに基づいてDCIによってスケジューリングされるチャネルのカバレッジ拡張が、少なくとも、チャネルのレピティション総数を表すレピティション数を有する、時間領域におけるレピティションおよび/または周波数領域におけるレピティションによって実現され、
DCIにおけるリソース割当てフィールドが、レピティション数に関連付けられる1つのインデックスを使用して、時間領域および周波数領域の双方におけるリソース割当てをまとめて通知する、
23に記載のeNB。
25. レピティション数の同一の値に対して、時間領域におけるレピティションの同じ数が使用される、
24に記載のeNB。
26. レピティション数の同一の値に対して、時間領域における最も少ない可能なレピティションが割り当てられる、
24に記載のeNB。
27. レピティション数の少なくとも1つの値に対するリソース割当ての周波数位置の候補として、周波数領域におけるすべての可能なリソース位置のうち適切な部分集合のみが考慮される、
24に記載のeNB。
28. カバレッジ拡張レベルが所定のレベルより大きく、かつ、DCIによってスケジューリングされるチャネルがダウンリンクチャネルである場合、リソース割当てにおいて、周波数領域におけるすべての可能なリソースが割り当てられる、
24に記載のeNB。
29. カバレッジ拡張レベルが所定のレベルより大きく、かつ、DCIによってスケジューリングされるチャネルがアップリンクチャネルである場合、リソース割当てにおいて、周波数領域における1つのみのリソースが割り当てられる、
24に記載のeNB。
30. 周波数領域における1つのリソースが、RRC層によって設定される、またはUEのIDに基づいて設定される、
29に記載のeNB。
31. カバレッジ拡張レベルが所定のレベルより小さい場合、レピティション数の同一の値に対して、時間領域における最も少ない可能なレピティションが割り当てられる、
29に記載のeNB。
32. トランスポートブロックサイズが、リソース割当てフィールドにおけるレピティション数に関連付けられるインデックスによって決定される、
24に記載のeNB。
33. カバレッジ拡張レベルの異なるセットに対して、DCIが異なるサイズを使用する、
23に記載のeNB。
34. 無線通信のためのユーザ機器(UE)であって、
eNodeB(eNB)から送信されるダウンリンク制御情報(DCI)を受信する受信部、を備えており、
DCIがUEのカバレッジ拡張レベルに基づいて設計されている、
ユーザ機器(UE)。
35. カバレッジ拡張レベルに基づいてDCIによってスケジューリングされるチャネルのカバレッジ拡張が、少なくとも、チャネルのレピティション総数を表すレピティション数を有する、時間領域におけるレピティションおよび/または周波数領域におけるレピティションによって実現され、
DCIにおけるリソース割当てフィールドが、レピティション数に関連付けられる1つのインデックスを使用して、時間領域および周波数領域の双方におけるリソース割当てをまとめて通知する、
34に記載のUE。
36. レピティション数の同一の値に対して、時間領域におけるレピティションの同じ数が使用される、
35に記載のUE。
37. レピティション数の同一の値に対して、時間領域における最も少ない可能なレピティションが割り当てられる、
35に記載のUE。
38. レピティション数の少なくとも1つの値に対するリソース割当ての周波数位置の候補として、周波数領域におけるすべての可能なリソース位置のうち適切な部分集合のみが考慮される、
35に記載のUE。
39. カバレッジ拡張レベルが所定のレベルより大きく、かつ、DCIによってスケジューリングされるチャネルがダウンリンクチャネルである場合、リソース割当てにおいて、周波数領域におけるすべての可能なリソースが割り当てられる、
35に記載のUE。
40. カバレッジ拡張レベルが所定のレベルより大きく、かつ、DCIによってスケジューリングされるチャネルがアップリンクチャネルである場合、リソース割当てにおいて、周波数領域における1つのみのリソースが割り当てられる、
35に記載のUE。
41. 周波数領域における1つのリソースが、RRC層によって設定される、またはUEのIDに基づいて設定される、
40に記載のUE。
42. カバレッジ拡張レベルが所定のレベルより小さい場合、レピティション数の同一の値に対して、時間領域における最も少ない可能なレピティションが割り当てられる、
40に記載のUE。
43. トランスポートブロックサイズが、リソース割当てフィールドにおけるレピティション数に関連付けられるインデックスによって決定される、
35に記載のUE。
44. カバレッジ拡張レベルの異なるセットに対して、DCIが異なるサイズを使用する、
34に記載のUE。
【0064】
これに加えて、本開示の実施形態は、上記のそれぞれの通信方法における(1つまたは複数の)ステップを実行する(1つまたは複数の)モジュール、を備えている集積回路、をさらに提供することができる。さらには、本開示の実施形態は、プログラムコードを含むコンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体であって、プログラムコードがコンピューティングデバイスにおいて実行されたとき、プログラムコードが上記のそれぞれの通信方法の(1つまたは複数の)ステップを実行する、コンピュータ可読記憶媒体、を提供することができる。