【実施例】
【0039】
〔ポリグリセリン脂肪酸エステルの合成例〕
1.デカ2−エチルヘキサン酸ポリグリセリル−10(実施例等で使用)
水酸基価から算出される平均重合度が10のポリグリセリン100gと2−エチルヘキサン酸335gを反応容器に入れ、0.2gの水酸化ナトリウムを加えた後、窒素気流下において250℃、4時間の条件下でエステル化反応を行なわせることによって、分枝脂肪酸エステル化物393gを得た。この分枝脂肪酸エステル化物のエステル化率は75%であった。
【0040】
2.デカイソステアリン酸ポリグリセリル−10(充填性等の検討で使用)
前掲特許文献の実施例1にしたがって合成した。すなわち、水酸基価から算出される平均重合度が10のポリグリセリン100gと16−メチルヘプタデカン酸337gを反応容器に入れ、0.2gの水酸化ナトリウムを加えた後、窒素気流下において250℃、4時間の条件下でエステル化反応を行なわせることによって、分枝脂肪酸エステル化物395gを得た。この分枝脂肪酸エステル化物のエステル化率は、75.0%であった。
【0041】
〔折れ強度の評価〕
キャンデリラワックス15%と油剤85%とを配合し、カプセルに充填して得られた固形物(1〜9)について、折れ強度を評価した。
【0042】
[製造方法]
A.成分(1)〜(6)を混合し、100℃にて加熱溶解して均一に混合する。
B.Aを脱泡後、カプセル(ポリスチレン製)型に流し込み充填し、冷却して成型する。
【0043】
[折れ強度評価方法]
各サンプル5本を35℃の恒温槽にセットし1時間後、不動工業社製のレオメーターHRM−2002D−Dにより棒状組成物の中皿を保持して、中皿端面から17mmの位置に棒状組成物と直角方向の負荷を6cm/min.の速度で加えて、棒状組成物の折れる時のピークの荷重(g)を折れ強度とした。各サンプル5本の平均値を求め下記判定基準により判定した。
【0044】
(判定基準)
平均値 :判定
300以上 :◎(非常に良好)
250以上300未満:○(良好)
200以上250未満:△(やや不良)
200未満 :×(不良)
【0045】
【表1】
*1〜*3については、表2の下の記載参照
【0046】
表1の結果より、本発明の成分(a)と(b)の組み合わせである固形物1、4は、他の固形物に比べ、ワックスゲルとして十分な硬度を有していることがわかる。
【0047】
〔実施例1〜5および比較例1〜4〕
表2の処方により、スティック状の口紅を製造し、評価した。
【0048】
【表2】
*1 精製キャンデリラワックス SR−3(日本ナチュラルプロダクツ社製)
*2 高融点キャンデリラワックスFR100(日本ナチュラルプロダクツ社製)
*3 MULTIWAX W445(SONNEBORN.LLC社製)
*4 CIREBELLE 108(CIERBELLE社製)
*5 エルデュウ(登録商標)PS−304(味の素社製)
*6 エルデュウ(登録商標)PS−203(味の素社製)
*7 PLANDOOL−S(日本精化社製)
*8 ANTARON V−216(ISP Japan社製)
*9 ANTARON V−220(ISP Japan社製)
*10 TOSPEARL 150KA(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)
*11 AEROSIL R972(日本アエロジル社製)
【0049】
[製造方法]
A.成分(1)〜(15)を110℃〜120℃にて加熱溶解後、成分(16)〜(21)を加えて均一に混合する。
B.Aに成分(22)・(23)を加えて均一に混合する。
C.Bを脱泡後、直接充填容器に流し込み充填し、冷却して成型する。
【0050】
[評価方法]
1.成形性(形状保持性)
各試料について、(イ)成形性を評価した。使用前の状態と専門パネル20名による50回の使用テスト後の状態を目視にて確認し、パネル各人が下記絶対評価基準にて4段階に評価し、各試料のパネル全員の評点の平均値から4段階判定基準により判定した。下記評価基準に従って、パネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記階判定基準により判定した。
【0051】
(絶対評価基準)
4;良好
3;使用前化粧料表面に若干のキズがあるが、使用に問題なし。
2;使用前か使用後に若干の曲がり、欠け、少しキャップへの付着がある。
1;成形できないか、使用後折れ、崩れがある。
【0052】
(判定基準)
(評点平均値) :(判定)
3.5点を超える :非常に優れる:◎
3点以上3.5未満:優れる :○
2点以上3点未満 :劣る :△
2点未満 :非常に劣る :×
【0053】
2.官能評価
(ロ)なめらかな伸び広がり、(ハ)フィット感について、専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対評価にて7段階に評価し評点を付け、試料毎にパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。具体的には、20名の官能検査パネルにより、各試料を口唇に塗布し、(ロ)、(ハ)について、パネル各人が絶対評価にて7段階に評価し、各試料のパネル全員の評点の平均値から4段階判定基準により判定した。
ここで、評価項目(ハ)については、試料を唇に塗布し、塗布直後の密着性と、パネルに通常の生活をしてもらい、3時間後の塗布膜の状態を観察し、塗布膜の均一性について評価した。
【0054】
(絶対評価基準)
(評点):(評価)
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
【0055】
(判定基準)
(評点平均値) : (判定)
5点を超える :非常に優れる:◎
3点を超えて5点以下:優れる :○
1点を超えて3点以下:劣る :△
1点以下 :非常に劣る :×
【0056】
〔実施例6:口紅(弾性モールド充填スティック状)〕
[配合(質量%)]
1.フィッシャートロプシュワックス(融点91〜96℃) 1.5
2.ポリエチレンワックス(融点83〜92℃) 2
3.キャンデリラワックス*1 6
4.パラフィンワックス(融点65〜70℃) 2
5.パルミチン酸セチル 1
6.デカ2−エチルヘキサン酸ポリグリセリル−10 15
7.トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 残量
8.トリメチルシロキシフェニルジメチコン*12 35
9.ジメチコン(100CS) 10
10.ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物*13 2
11.(ビニルピロリドン/ヘキサデセン)コポリマー*8 8
12.ラウリルポリグリセリル−3ポリジメチルシロキシ
エチルジメチコン*14 3
13.ジメチルシリル化無水ケイ酸*11 0.3
14.ナイロン末(18〜25μm) 3
15.赤色202号 0.2
16.黄色4号 0.9
17.酸化チタン 3.5
18.酸化防止剤(BHT) 適量
19.防腐剤(フェノキシエタノール) 適量
*12 BELSIL PDM 1000(旭化成ワッカーシリコーン社製)
*13 LUSPLAN DD−DHR(日本精化社製)
*14 KF−6038(信越化学工業社製)
なお、*1〜11のうち、該当するものについては、表2の下の記載参照(以下の実施例において同じ。)。
【0057】
[製造方法]
A.成分(1)〜(12)を110℃〜120℃にて加熱溶解後、成分(13)〜(17)を加えて均一に混合する。
B.Aに成分(18)・(19)を加えて均一に混合する。
C.Bを脱泡後、弾性モールド(シリコーン製)型に流し込み充填し、冷却して成型する。
【0058】
本発明のスティック状口紅は、成形性、なめらかな伸び広がり、フィット感のすべて点で満足のいくものであった。
【0059】
〔実施例7:油性アイカラー(皿状)〕
[配合(質量%)]
1.ポリエチレンワックス(融点95〜105℃) 1
2.キャンデリラワックス*1 3
3.フィッシャートロプシュワックス(融点79〜84℃) 2
4.デカ2−エチルヘキサン酸ポリグリセリル−10 15
5.トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 残量
6.炭酸ジアルキル(C14,15) 20
7.トリエチルヘキサノイン 20
8.ビスジグリセリルポリアシルソルベート*15 3
9.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル)*16 5
10.ジプロピレングリコール 0.3
11.ジメチルシリル化無水ケイ酸(7nm、比表面積240m
2/g) 4
12.(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン
/シルセスキオキサン)クロスポリマー*17 1.5
13.赤色201号 1
14.黄色4号 1
15.酸化鉄 0.5
16.酸化チタン 1
17.酸化防止剤(BHT) 適量
18.防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 適量
*15 SOFTISAN 649(SASOL GERMANY GMBH社製)
*16 PLANDOOL−S(日本精化社製)
*17 KSP300(信越化学工業社製)
【0060】
[製造方法]
A.成分(1)〜(9)・(18)を110℃〜120℃にて加熱溶解後、成分(10)〜(16)を加えて均一に混合する。
B.Aに成分(17)を加えて均一に混合する。
C.Bを脱泡後、皿に流し込み充填し、冷却して成型する。
【0061】
本発明の油性アイカラーは、成形性、なめらかな伸び広がり、フィット感のすべて点で満足のいくものであった。
【0062】
〔実施例8:油性チーク(カプセル充填スティック状)〕
[配合(質量%)]
1.(エチレン/プロピレン)コポリマー(融点90〜99℃) 4
2.パラフィンワックス(融点65〜90℃) 4
3.キャンデリラワックス*1 8
4.デカ2−エチルヘキサン酸ポリグリセリル−10 15
5.トリエチルヘキサノイン 残量
6.ポリブテン 8
7.ジメチコン(25℃:20mm
2/s) 12
8.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー溶液*18 7
9.無水ケイ酸(7nm、比表面積380m
2/g) 2
10.赤色226号 0.4
11.酸化鉄 0.4
12.酸化チタン 1.8
13.雲母チタン 3
14.ベンガラ被覆雲母チタン 10
15.酸化チタン被覆合成雲母 3.5
16.酸化防止剤(BHT) 適量
17.防腐剤(フェノキシエタノール) 適量
*18 KSG−16(信越化学工業社製)
【0063】
[製造方法]
A.成分(1)〜(6)を110℃〜120℃にて加熱溶解後、成分(7)〜(15)を加えて均一に混合する。
B.Aに成分(16)・(17)を加えて均一に混合する。
C.Bを脱泡後、カプセル(ポリスチレン製)型に流し込み充填し、冷却して成型する。
【0064】
本発明のスティック状チークは、成形性、なめらかな伸び広がり、フィット感のすべて点で満足のいくものであった。
【0065】
〔実施例9:油性固形アイライナー(ジャーポット)〕
[配合(質量%)]
1.キャンデリラワックス(融点60〜85℃) 9
2.ポリエチレンワックス(融点95〜105℃) 5
3.マイクロクリスタリンワックス*3 2.5
4.デカ2−エチルヘキサン酸ポリグリセリル−10 15
5.トリメチルシロキシケイ酸*19 10
6.ジメチコン(25℃:6mm
2/s) 5
7.ジメチコン(25℃:10万mm
2/s) 5
8.水添ポリイソブテン*20 1
9.ジステアリルジアンモニウムヘクトライト*21 1.5
10.プロピレンカーボネイト 0.3
11.イソノナン酸イソノニル 9
12.レシチン 0.3
13.PEG−9ポリジメチルシロキセチルジメチコン 1
14.水添ロジン酸ペンタエリスリチル 1
15.2−エチルヘキサン酸セチル 残量
16.メタクリル酸メチルクロスポリマー(3μm) 8
17.ポリメチルシルセスキオキサン 2
18.カーボンブラック 1
19.酸化チタン 20
20.マイカ 2
21.酸化防止剤(ビタミンE) 適量
22.防腐剤(1,2−ペンチレングリコール) 適量
*19 SR1000(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)
*20 パールリーム46(日油社製)
*21 BENTONE 38V BC(エレメンティス社製)
【0066】
[製造方法]
A.成分(9)を成分(10)・(11)にて膨潤する。
B.成分(5)を成分(6)・(7)にて溶解する。
C.成分(14)を成分(15)にて溶解する。
D.成分(1)〜(4)・(8)・A・B・Cを110℃〜120℃にて加熱溶解後、成分(12)・(13)・(16)〜(22)を加えて均一に混合する。
E.Dを脱泡後、ジャーポットに流し込み充填し、冷却して成型する。
【0067】
本発明の油性固形アイライナーは、成形性、なめらかな伸び広がり、フィット感のすべて点で満足のいくものであった。
〔実施例10:リップクリーム(直接充填スティック状)〕
[配合(質量%)]
1.キャンデリラワックス*1 7
2.(エチレン/プロピレン)コポリマー(融点90〜99℃) 3
3.ミツロウ 5
4.2−エチルヘキサン酸セチル 3
5.トリエチルヘキサノイン 11
6.デカ2−エチルヘキサン酸ポリグリセリル−10 20
7.ワセリン 30
8.パラフィンワックス(融点50〜60℃) 2
9.ポリブテン 8
10.トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 残量
11.オリーブ油 1
12.ホホバ油 1
13.セラミド2 0.01
14.ヒアルロン酸 0.01
15.コラーゲン 0.01
16.酸化亜鉛 2
17.香料 適量
18.酸化防止剤(BHT) 適量
19.防腐剤(フェノキシエタノール) 適量
【0068】
[製造方法]
A.成分(1)〜(12)を110℃〜120℃にて加熱溶解後、成分(13)〜(19)を加えて均一に混合する。
B.Aを脱泡後、直接充填容器に流し込み充填し、冷却して成型する。
本発明のスティック状リップクリームは、成形性、なめらかな伸び広がり、フィット感のすべて点で満足のいくものであった。
【0069】
〔実施例11:練香水(皿状)〕
[配合(質量%)]
1.キャンデリラワックス*1 8
2.フィッシャートロプシュワックス(融点91〜96℃) 2
3.マイクロクリスタリンワックス(融点60〜85℃) 2
4.トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 残量
5.デカ2−エチルヘキサン酸ポリグリセリル−10 20
6.2−エチルヘキサン酸セチル 5
7.デシルテトラデカノール 5
8.ワセリン 4
9.ジメチコン(25℃:20mm
2/s) 0.5
10.シア脂 1
11.ジメチルシリル化無水ケイ酸*11 2
12.ポリメチルシルセスキオキサン*22 6
13.シリコン3%処理雲母チタン 3
14.シリコン3%処理ケイ酸・チタン処理マイカ 3
15.シリコン3%処理ベンガラ被覆雲母チタン 3
16.無水ケイ酸*23 13
17.香料 12
18.酸化防止剤(BHT) 適量
19.防腐剤(フェノキシエタノール) 適量
*22 TOSPEARL 150KA(モメンティブ・パフォーマンス・マテリ
アルズ社製)
*23 ゴッドボールE−90C(鈴木油脂工業社製)
【0070】
[製造方法]
A.成分(1)〜(10)を110℃〜120℃にて加熱溶解後、成分(11)〜(15)を加えて均一に混合する。
B.Aに成分(16)〜(19)を加えて均一に混合する。
C.Bを脱泡後、皿に流し込み充填し、冷却して成型する。
【0071】
本発明の練香水は、成形性、なめらかな伸び広がり、フィット感のすべて点で満足のいくものであった。
【0072】
〔実施例12:油性固形コンシーラー(金型充填スティック状)〕
[配合(質量%)]
1.キャンデリラワックス*1 6
2.フィッシャートロプシュワックス(融点91〜96℃) 5
3.デカ2−エチルヘキサン酸ポリグリセリル−10 10
4.ステアリルジメチコン*24 3
5.イソノナン酸イソノニル 2
6.トリメリト酸トリトリデシル 残量
7.酢酸液状ラノリン 5
8.重質流動イソパラフィン(30℃:30,000mm
2/s) 10
9.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー
(シメチルポリシロキサン混合物)*25 2
10.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ
(オクチルドデシル/フィトステイル/ベヘニル)*26 5
11.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 5
12.ポリメチルシルセスキオキサン*27 5
13.酸化チタン 15
14.黄酸化鉄 2
15.ベンガラ 0.5
16.黒酸化鉄 0.2
17.マイカ 7
18.無水ケイ酸(7nm、比表面積300m
2/g) 1
19.フェノキシエタノール 0.1
*24:DC2503(東レ・ダウコーニング社製)
*25:KSG−16(信越化学工業社製)
*26:エルデュウPS−304(味の素社製)
*27:トスパール2000B*(モメンティヴ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)
【0073】
[製造方法]
A:成分(1)〜(11)を100℃にて混合溶解する。
B:Aに成分(12)〜(19)を90℃にて加え均一に混合する。
C:Bを脱泡し、85℃にて金型に溶解充填後、4℃にて冷却。スティック状コンシーラーを得た。
【0074】
本発明のスティック状コンシーラーは、成形性、なめらかな伸び広がり、フィット感のすべて点で満足のいくものであった。
【0075】
〔実施例13:油中水型固形ファンデーション(皿状)〕
[配合(質量%)]
1.キャンデリラワックス*1 2.5
2.ポリエチレンワックス(融点95〜105℃) 1
3.マイクロクリスタリンワックス*3 0.5
4.カルナウバワックス(融点90〜99℃) 0.5
5.イソステアリン酸デキストリン 1
6.ワセリン 1
7.デカ2−エチルヘキサン酸ポリグリセリル−10 20
8.ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 0.5
9.セスキイソステアリン酸ソルビタン 0.5
10.ポリヒドロキシステアリン酸 0.6
11.シリコーン処理微粒子酸化亜鉛*27 5
12.シリコーン処理酸化チタン(0.25μm)*28 6
13.シリコーン処理ベンガラ*28 0.2
14.シリコーン処理黄酸化鉄*28 1.5
15.シリコーン処理黒酸化鉄*28 0.1
16.シリコーン処理セリサイト*28 2
17.長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性
オルガノポリシロキサン*29 5
18.パラメトキシ安息香酸エチルヘキシル 3
19.ジメチコンクロスポリマー・シクロメチコン混合物*30 6
20.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
21.1,3−ブチレングリコール 10
22.塩化ナトリウム 0.1
23.精製水 残量
*28:11〜16のシリコーン処理 シリコーンKF−9901(信越化学社製)
*29:ABIL EM90(ゴールドシュミット社製)
*30:シリコーンKSG−15(信越化学社製)
【0076】
[製造方法]
A:成分(1)〜(10)を90℃にて混合溶解する。
B:Aに成分(11)〜(16)を添加して、35℃で混合分散し、(17)〜(19)を添加する。
C:成分(20)〜(23)を混合溶解する。
D:Bを撹拌しながら、Cを添加し、乳化する。
E:Dを110℃に加熱溶解して、90℃で皿に流し込み、冷却固化して油中水型固形ファンデーションを得た。
【0077】
本発明の油中水型固形ファンデーションは、成形性、なめらかな伸び広がり、フィット感のすべて点で満足のいくものであった。