(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
時間軸に沿って発光素子の色の変化を示す変化情報に対応する変化画像と、前記変化画像の時間軸上の指定の時点と関連付けられ、前記関連付けられた時点の前記発光素子の色を指定する色情報に対応する色画像と、を表示装置に表示させる表示部と、
前記表示装置に表示される前記色画像の色と、前記表示装置に表示される前記色画像の位置との指定に応じて、前記色情報で指定する色の選択と、前記時間軸上の時点と前記色画像との関連付けの設定とを、それぞれ受け付ける受付部と、
第1色の第1色画像が関連付けられた前記時間軸上の第1時点と、前記第1色画像と隣り合う、第2色の第2色画像が関連付けられた前記時間軸上の第2時点との間で、前記発光素子の色が前記第1色から前記第2色に変化するように前記表示装置に表示させる変化画像を変更する変更部と、
前記変更部により変更された変化画像に応じて前記変化情報を更新する更新部と、
を備えることを特徴とする設計支援装置。
時間軸に沿って発光素子の色の変化を示す変化情報に対応する変化画像と、前記変化画像の時間軸上の指定の時点と関連付けられ、前記関連付けられた時点の前記発光素子の色を指定する色情報に対応する色画像と、を表示装置に表示させ、
前記表示装置に表示される前記色画像の色と、前記表示装置に表示される前記色画像の位置との指定に応じて、前記色情報で指定する色の選択と、前記時間軸上の時点と前記色画像との関連付けの設定とを、それぞれ受け付け、
第1色の第1色画像が関連付けられた前記時間軸上の第1時点と、前記第1色画像と隣り合う、第2色の第2色画像が関連付けられた前記時間軸上の第2時点との間で、前記発光素子の色が前記第1色から前記第2色に変化するように前記表示装置に表示させる変化画像を変更し、
前記変更処理により変更された変化画像に応じて前記変化情報を更新する
処理をプロセッサに実行させることを特徴とする設計支援プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施形態]
実施形態の設計支援装置について説明する。
図1は、遊技機の一例を示す図である。
以下の説明では、
図1に示す遊技機100の設計を一例として説明するが、本発明の設計支援装置は、遊技機に限らず他の装置の設計に用いられてもよい。
【0010】
図1を参照して、設計支援装置の設計支援処理の特徴を説明する。
遊技機100は、筐体と、筐体に配置される演出用の部材と、図示しない打球の発射装置などを含んで構成される。筐体は、外枠110と、前面部材120とを含んで構成される。前面部材120は、発光素子から放射される光を透過する透明または半透明の部材である。発光素子とは、例えば、LED(Light Emitting Diode)、及び白熱電球などで構成される。
【0011】
遊技機100の筐体には、発光素子131及びその他の白マルで示される発光素子130が配置される。発光素子130は、例えば、三色のLEDまたは三色の白熱電球を含み、各LEDまたは各白熱電球の輝度を調整することにより、放射する光の色を変化させる。これにより、発光素子130は、色の調整を可能とする。以下の説明では、発光素子から放射する光の色のことを、発光素子の色ともいう。また、発光素子の色の変化のパターンのことを、発光素子の色の変化ともいう。
【0012】
さらに、遊技機100の筐体には、発光素子141から143で示される赤色の発光素子140と、発光素子151から155で示される青色の発光素子150と、発光素子161から168で示される緑色の発光素子160とが配置される。また、遊技機100の筐体には、各種演出を表示する表示装置170が配置される。
【0013】
設計支援装置は、発光素子から放射する光の色の変化のパターンを含む変化情報に対応する、変化画像を表示装置に表示させ、変化画像の変更を受け付ける。そして、設計支援装置は、変更された変化画像に応じて、発光素子の色の変化を制御するための変化情報を更新する。これにより、設計支援装置は、発光素子の色の変化のパターンの作成を簡略化する。
【0014】
設計支援装置の処理について、より具体的に説明する。
以下の説明では、設計支援装置の処理の一例として、発光素子130の発光を制御するための割当情報を出力する処理を説明する。
【0015】
図2は、設計支援装置の一実施例を示す機能ブロック図である。
設計支援装置1は、制御部10と、記憶部20とを備える。そして、設計支援装置1は、表示装置30と接続される。なお、設計支援装置1は、表示装置30を含んで構成されてもよい。
【0016】
制御部10は、配置部11と、表示部12と、受付部13と、変更部14と、更新部15と、割当部16と、出力部17とを含む。記憶部20は、形状情報21と、配置情報22と、変化情報23と、色情報24と、割当情報25とを記憶する。各情報は、記憶部20に複数格納されてもよい。
【0017】
形状情報21は、筐体の形状と、発光素子の形状とを示すデータを格納する。筐体の形状と、発光素子の形状とを示すデータとは、例えば、CAD(computer−aided design)などで作成された、筐体の形状を示す図面のデータと、発光素子の形状を示す図面のデータである。
【0018】
配置情報22は、筐体に配置される発光素子の位置を示すデータを格納する。発光素子の位置を示すデータとは、例えば、CADなどで作成された、筐体内に配置される発光素子の位置を示すデータである。
変化情報23は、時間軸に沿って、所定の時間の間に変化する発光素子の色の変化のパターンを指定する情報を含むデータを格納する。
【0019】
図3は、変化情報テーブルの一例を示す図である。
図3を参照して、変化情報23についてさらに説明する。
変化情報テーブル231は、記憶部20に記憶されている変化情報23に含まれる情報を示すものであり、例えば、グループ名と、識別子と、変化時間と、属性とを格納する。
【0020】
グループ名は、変化情報23のグループ分けを示す情報である。変化情報23のグループ分けは、例えば、変化情報23を特徴により分けるなどして、適宜設定されてもよい。また、グループ名は、例えば、グループに含まれる変化情報23の特徴により、適宜設定されてもよい。
【0021】
識別子は、変化情報23を識別する情報である。識別子は、例えば、変化情報23で設定されている色の変化のパターンの特徴に応じて、適宜設定されてもよい。以下の説明では、変化情報テーブル231に格納されている識別子a1、識別子a2、及び識別子b1に対応する各変化情報23を示すとき、それぞれ変化情報23a1、変化情報23a2、及び変化情報23b1という。
変化時間は、変化情報23の色の変化のパターンのクリップの時間の長さを示す情報である。変化時間は、例えば、作成する発光素子の色の変化のパターンに応じて、適宜設定されてもよい。
属性は、後述する割当情報25に変化情報23を割り当てた状態で、変化情報23のクリップの時間の長さを変更したとき、どのように色の変化のパターンを変化させるかを示す情報である。属性は、例えば、どのように発光素子に変化情報23を割り当てるかに応じて、ユーザにより適宜設定されてもよい。
【0022】
図2を参照して説明する。
色情報24は、指定の時点における発光素子の色を指定するための色画像を含む情報である。
割当情報25は、発光素子に対する変化情報23の割り当てを示す情報である。
【0023】
図4は、割当情報テーブルの一例を示す図である。
図4を参照して、割当情報25についてさらに説明する。
割当情報テーブル251は、記憶部20に記憶されている割当情報25に含まれる情報を示すものであり、例えば、識別子と、割当時間と、ループ回数とを格納する。
識別子は、割当情報25を識別する情報である。識別子は、例えば、割当情報25に割り当てられている発光素子の色の変化のパターンの特徴に応じて、ユーザにより適宜設定されてもよい。以下の説明では、割当情報テーブル251に格納されている識別子p1、識別子p2、及び識別子p3に対応する各割当情報25を示すとき、それぞれ割当情報25p1、割当情報25p2、及び割当情報25p3という。
【0024】
割当時間は、割当情報25に割り当てられた発光素子の色の変化のパターンの時間の長さを示す情報である。
ループ回数は、割当情報25に割り当てられた発光素子の色の変化のパターンを再生するとき、何回繰り返して再生するかを示す情報である。ループは、例えば、遊技機100の演出に応じて、ユーザにより適宜設定されてもよい。
【0025】
図2を参照して説明する。
配置部11は、受付部13により、設計支援処理の開始が受け付けられたとき、形状情報21と配置情報22とを取得し、
図1に示すように、筐体に発光素子を配置する。
表示部12は、筐体に発光素子が配置された状態を示す構成画像を表示装置30に表示させる。構成画像とは、例えば、
図1に示す、筐体に発光素子が配置された状態の遊技機100の画像である。
【0026】
表示部12は、割当情報25にしたがって、筐体に配置された発光素子の色の変化のパターンを示す動画を、表示装置30に表示させる。筐体に配置された発光素子の色の変化のパターンを示す動画とは、表示装置30に表示された発光素子の色、明るさ、及び点滅状態を経時的に変化させることにより、筐体に配置された発光素子の色、明るさ、及び点滅状態の時間的変化を示す動画のことである。
【0027】
図5は、表示画面の一例を示す図である。
図5を参照して、表示部12による表示処理について、さらに説明する。
表示部12は、設計支援処理が開始されると、筐体に発光素子が配置された遊技機100と、記憶部20に記憶されている変化情報23の一覧を示す変化情報テーブル231と、変化情報23の設定画面232とを表示装置30に表示させる。さらに、表示部12は、作成311と、割当312との受付画像を表示する。
さらに、表示部12は、変化情報23の割当処理が開始されると、記憶部20に記憶されている割当情報25の一覧を示す割当情報テーブル251と、割当情報25の設定画面252とを表示装置30に表示させる。
【0028】
図6から
図8は、変化情報の設定画面の一例を示す図である。また、
図9から
図12は、変化画像の一例を示す図である。
図5から
図12を参照して、表示部12と、受付部13と、変更部14と、更新部15とによる変化情報23の更新処理を説明する。
【0029】
受付部13は、
図5に示す、作成311の選択を受け付ける。表示部12は、受付部13により、作成311の選択が受け付けられると、
図6に示す設定画面232を表示装置30に表示させる。また、受付部13は、
図5に示す、変化情報テーブル231のレコードの選択を受け付けてもよい。表示部12は、例えば、変化情報テーブル231において、識別子a1に関連付けられているレコードの選択を受け付けると、
図7に示す変化情報23a1の設定画面232を表示装置30に表示させる。以下の説明では、作成311が選択されたものとして説明する。
【0030】
図6を参照して説明する。
図6に示すように、設定画面232は、変化画像51と、色画像52aと、設定フォーム53とを表示する。以下の説明では、
図6から
図12に示す色画像52aから色画像52cの一部、または全てを色画像52ともいう。色画像52aは、赤色であるものとする。色画像52bは、白色であるものとする。色画像52cは、青色であるものとする。上記の色の指定は一例であり、各色画像52の色は、ユーザにより適宜選択可能である。設計支援装置1による各色画像52の色の選択の受付処理の一例としては、例えば、色画像52の近傍にマウスのポインタを合わせて右クリックされることにより、色の選択を受け付けるGUIを表示装置30に表示させ、ユーザによる色の選択を受け付けてもよい。選択の受付処理は、例えば、受付部13により受付けられてもよい。GUIとは、Graphical User Interfaceの略である。
【0031】
変化画像51は、時間軸に沿って、発光素子の色の変化のパターンを示す画像である。変化画像51の横軸は、時間軸を示す。変化画像51の時間軸のスケールは、変化情報23のクリップの時間の長さに対応する。そして、
図6において、変化画像51には、発光素子の色の変化のパターンの開始時刻の時点Taに色画像52aが関連付けられている。
【0032】
色画像52は、変化画像51の時間軸と関連付けられ、関連付けられた時点Tでの発光素子の色の指定を示す画像である。色画像52は、例えば、引き出し線により変化画像51との関連付けを示してもよい。色画像52aの引き出し線laは、
図6において、変化画像51で示される色の変化のパターンの開始の時点Taに接続されている。したがって、色画像52aは、変化画像51の時間軸上で、時点Taに関連付けられている。
【0033】
色画像52の下にある、グリッドに合わせる、のチェックボックスcbは、色画像52を変化画像51の時間軸に沿って移動させるとき、変化画像51のグリッドに、色画像52の関連付けの位置を合わせるか否かの選択を受け付けるものである。受付部13は、例えば、色画像52のドラッグアンドドロップが入力されることにより、色画像52を変化画像51の時間軸に沿って移動させてもよい。
設定フォーム53は、識別子の入力欄と、グループ名の選択欄と、属性の選択ボタンと、クリップの長さの設定欄とを含む。
【0034】
識別子の入力欄は、変化情報23の識別子の入力を受け付ける。グループ名の選択欄は、グループ名の選択を受け付ける。属性の選択ボタンは、属性の選択を受け付ける。クリップの長さの設定欄は、クリップの時間の長さの設定を受け付ける。
【0035】
図9から
図12を参照して、変化画像51の変更について説明する。
表示部12は、作成311が選択されると、
図9(a)に示すように、時点Taに赤色の色画像52aを関連付けた状態を示す変化画像51aを表示する。作成311が選択されたときに表示される初期の変化画像51は、変化画像51aに限らず、例えば、
図9(c)に示す変化画像51cなどの他の変化画像51に設定されてもよい。その場合には、変化画像51の変更処理を、他の変化画像51に対して実行する。以下の説明では、初期の変化画像51は、変化画像51aであるものとして説明する。
【0036】
受付部13は、変化画像51の時間軸上で、発光素子の色の変化のパターンの終了の時点Tcと青色の色画像52cとの関連付けの指定を受け付ける。表示部12は、時間軸上の時点Tcと新たな色画像52cとの関連付けが指定されると、
図9(b)に示すように、時点Tcに青色の色画像52cを関連付けた状態を示す変化画像51bを表示する。受付部13は、時点Tと色画像52との選択及び関連付けを、例えば、設定画面232上でのマウスやタッチパネルの操作により受付けてもよい。設計支援装置1による時点Tと色画像52との関連付けの受付処理の一例としては、例えば、変化画像51の近傍にマウスのポインタを合わせて右クリックされることにより、色の選択を受け付けるGUIを表示装置30に表示させ、ユーザによる色の選択を受け付ける。そして、設計支援装置1は、マウスのポインタが右クリックされた位置に応じて、時点Tと選択された色の色画像52とを関連付けてもよい。関連付けの受付処理は、例えば、受付部13により受付けられてもよい。
【0037】
変更部14は、
図9(b)に示すように、赤色の色画像52aが関連付けられた軸上の時点Taと、色画像52aと隣り合う、青色の色画像52cが関連付けられた軸上の時点Tcとの間で、発光素子の色を赤色から青色に変化させるように変更する。これにより、変更部14は、表示装置30に表示させる変化画像51aを変化画像51bに変更する。このとき、変更部14は、
図9(b)に示すように、隣り合う時点Taと時点Tcとの間で、徐々に発光素子の色が赤から青に変化するように、表示装置30に表示させる変化画像51を変更し、変化画像51bを作成する。
【0038】
受付部13は、変化画像51上で、白色の色画像52bと時間軸上の時点Tbとの関連付けの指定を受け付ける。表示部12は、時間軸上の時点Tbと新たな色画像52bとの関連付けが指定されると、
図9(c)に示すように、時点Tbに白色の色画像52bを関連付けた状態を示す変化画像51cを表示する。
【0039】
変更部14は、
図9(c)に示すように、赤色の色画像52aが関連付けられた軸上の時点Taと、色画像52aと隣り合う、白色の色画像52bが関連付けられた軸上の時点Tbとの間で、発光素子の色を赤色から白色に変化させるように変化画像51を変更する。さらに、変更部14は、
図9(c)に示すように、白色の色画像52bが関連付けられた軸上の時点Tbと、色画像52bと隣り合う、青色の色画像52cが関連付けられた軸上の時点Tcとの間で、発光素子の色を白色から青色に変化させるように変化画像51を変更する。これにより、変更部14は、表示装置30に表示させる変化画像51を、変化画像51bから変化画像51cに変更する。
【0040】
受付部13は、色画像52の選択と、選択された色画像52の移動を受け付ける。変更部14は、例えば、
図9(c)の状態から
図9(d)の状態に色画像52bが移動されたとき、色画像52bの移動先の位置に応じて色画像52bと軸上の新たな時点Tbとを関連付ける。そして、変更部14は、新たな時点Tbと隣り合う時点Taとの間で、発光素子の色を赤色から白色に変化させるように、変化画像51を変更する。さらに、変更部14は、新たな時点Tbと隣り合う時点Tcとの間で、発光素子の色が白色から青色に変化させるように、変化画像51を変更する。これにより、変更部14は、表示装置30に表示させる変化画像51を、変化画像51cから変化画像51dに変更する。
【0041】
変更部14は、
図9(b)から
図9(d)に示すように、変化画像51を変更するとき、隣り合う時点の間で徐々に発光素子の色が変化するように、変化画像51を変更する。
【0042】
受付部13は、変化画像51上で、隣り合う時点の間の範囲に含まれる時点の選択を受け付ける。変更部14は、受付部13により隣り合う時点の間の範囲に含まれる時点の選択が受け付けられたとき、隣り合う時点の間の発光素子の色を隣り合う時点のいずれかの時点の色に固定するように、表示装置30に表示させる変化画像51を変更する。受付部13は、例えば、マウスやタッチパネルなどの操作により、隣り合う時点の間の範囲に含まれる時点の選択を受け付けてもよい。以下の説明では、変更部14は、受付部13により隣り合う時点の間の範囲に含まれる時点の選択が受け付けられたとき、隣り合う時点の間の発光素子の色を、選択された時点より前の時点の発光素子の色に固定するものとして説明する。
【0043】
変更部14は、
図9(c)の変化画像51cの時点Taと時点Tbとの間の時点の選択が受け付けられたとき、
図10(e)に示すように、時点Taと時点Tbとの間の発光素子の色を、時点Taに関連付けられている色画像52aの色である赤色に固定する。そして、変更部14は、表示装置30に表示させる変化画像51を、変化画像51cから変化画像51eに変更する。なお、変更部14は、
図11(i)に示すように、時点Taと時点Tbとの間の発光素子の色を、選択された時点より後の時点Tbにおける発光素子の色である白色に固定してもよい。
【0044】
また、変更部14は、
図9(c)の変化画像51cの時点Tbと時点Tcとの間の時点の選択が受け付けられたとき、
図10(f)に示すように、時点Tbと時点Tcとの間の発光素子の色を、時点Tbに関連付けられている色画像52bの色である白色に固定する。そして、変更部14は、表示装置30に表示させる変化画像51を、変化画像51cから変化画像51fに変更する。なお、変更部14は、
図11(j)に示すように、時点Tbと時点Tcとの間の発光素子の色を、選択された時点より後の時点Tcにおける発光素子の色である青色に固定してもよい。
【0045】
変更部14は、
図9(d)の変化画像51dの時点Taと時点Tbとの間の時点の選択が受け付けられたとき、
図10(g)に示すように、時点Taと時点Tbとの間の発光素子の色を、時点Taに関連付けられている色画像52aの色である赤色に固定する。そして、変更部14は、表示装置30に表示させる変化画像51を、変化画像51dから変化画像51gに変更する。なお、変更部14は、
図11(k)に示すように、時点Tbと時点Tcとの間の発光素子の色を、選択された時点より後の時点Tbにおける発光素子の色である白色に固定してもよい。
【0046】
また、変更部14は、
図9(d)の変化画像51dの時点Tbと時点Tcとの間の時点の選択が受け付けられたとき、
図10(h)に示すように、時点Tbと時点Tcとの間の発光素子の色を、時点Tbに関連付けられている色画像52bの色である白色に固定する。そして、変更部14は、表示装置30に表示させる変化画像51を、変化画像51dから変化画像51hに変更する。なお、変更部14は、
図11(l)に示すように、時点Tbと時点Tcとの間の発光素子の色を、選択された時点より後の時点Tcにおける発光素子の色である青色に固定してもよい。
【0047】
変更部14は、隣り合う色画像52がない時間の間の発光素子の色を、直前に関連付けられた色画像52の色に固定してもよい。変更部14は、例えば、
図12(m)から
図12(o)に示すように、色画像52cが関連付けられた時点Tc以降の発光素子の色を青色に固定する。また、変更部14は、例えば、
図12(p)に示すように、色画像52aが関連付けられた時点Ta以降の発光素子の色を赤色に固定する。また、変更部14は、隣り合う色画像52がない時間の間の発光素子の色を、設定された色に徐々に変化させてもよい。なお、変更部14は、隣り合う色画像52がない時間の間の発光素子の色を、直前に関連付けられた色画像52の色に限らず適宜設定された色にしてもよい。また、変更部14は、隣り合う色画像52がない時間の間の発光素子の色を、前の時点に関連付けられた色画像52の色から設定された色に徐々に変化させてもよい。
【0048】
また、変更部14は、隣り合う色画像52がない時間の間において、直前に関連付けられた色画像52がないとき、隣り合う色画像52がない時間の間の発光素子の色を、白色に固定してもよい。変更部14は、例えば、
図12(p)に示すように、色画像52aが関連付けられた時点Taより前の時間の間の発光素子の色を白色に固定する。なお、変更部14は、隣り合う色画像52がない時間の間の発光素子の色を、白色に限らず適宜設定された色にしてもよい。また、変更部14は、隣り合う色画像52がない時間の間の発光素子の色を、後の時点に関連付けられた色画像52の色から設定された色に徐々に変化させてもよい。
【0049】
図7を参照して説明する。
受付部13は、識別子の入力欄s1に入力する文字列の入力と、グループ名の選択欄s2におけるグループ名の選択と、属性の選択ボタンs3の選択と、クリップの長さの設定欄s4にけるクリップの長さの設定を受け付ける。受付部13は、グループ名の選択を受け付けるとき、例えば、
図8に示すように、プルダウンメニューの選択により、グループ名の選択をうけ受けてもよい。プルダウンメニューは、ユーザにより設定され、予め用意されてもよい。なお、受付部13は、グループ名の選択を受け付けるとき、プルダウンメニューに限らず、入力欄への直接入力によりグループ名の選択を受け付けてもよい。
【0050】
更新部15は、変更部14により変更された変化画像51と、設定画面232を用いて受付部51により受け付けられた情報とに応じて変化情報23を更新する。そして、更新部15は、更新した変化情報23を記憶部20に記憶する。
【0051】
上述の説明においては、作成311が選択されたものとして説明したが、例えば、変化情報テーブル231のレコードに関連付けられた変化情報23の選択を受け付けてもよい。この場合には、設計支援装置1は、選択された変化情報23の情報が入力済みの設定画面232を表示して、選択された変化情報23の変更と更新とを実行してよい。なお、更新部15は、変化情報テーブル231のレコードが選択され、選択されたレコードに関連付けられた変化情報23が変更されたとき、選択されたレコードに変更された変化情報23を上書きしてもよい。
【0052】
図2を参照して説明する。
受付部13は、筐体に配置された発光素子の選択と、変化情報23の指定とを受け付ける。そして、割当部16は、筐体に配置された発光素子が選択された状態で、変化情報23が指定されると、選択された発光素子に変化情報23を割り当てる。
出力部17は、発光素子に割り当てられた変化情報23を含む割当情報25を出力する。出力部17は、例えば、受付部13により割当情報25の出力の要求が受け付けられたとき、割当情報25を出力してもよい。
【0053】
図13は、割当情報の設定画面の一例を示す図である。
図3から
図5及び
図13を参照して、表示部12と、受付部13と、割当部16とによる変化情報23の割当処理を説明する。
図13(a)は、変化情報23が割り当てられる前の設定画面252である。
図13(b)は、
図3に示す変化情報テーブル231の変化情報23が割り当てられた設定画面252である。
図13(c)は、
図4に示す割当情報テーブル251の識別子p1に関連付けられた割当情報25p1が割り当てられた設定画面252である。
図13(a)から
図13(c)に示す設定画面252の横軸は、時間軸である。以下の説明では、
図13(a)から
図13(c)の時間軸に、3000[msec]の時間の長さが設定されているものとする。なお、
図13(a)から
図13(c)に示す設定画面252の横軸は、3000[msec]に限らず、適宜設定された時間の長さが割り当てられてもよい。
【0054】
受付部13は、
図5に示す、割当312の選択を受け付ける。表示部12は、受付部13により、割当312の選択が受け付けられると、設定画面252を表示装置30に表示させる。
設定画面252は、再生ボタン61と、停止ボタン62と、割当画像63Aから63Eとを含む。以下の説明では、割当画像63Aから割当画像63Eの一部、または全てを割当画像63ともいう。また、設定画面252は、発光素子の数に応じて、複数の割当画像を含んでもよい。
【0055】
再生ボタン61は、発光素子に割り当てた色の変化のパターンの再生を受け付けるボタンである。再生ボタン61が選択されると、表示部
12は、割当情報25に含まれる発光素子に割り当てた色の変化のパターンを表すように、遊技機100上の発光素子の色、明るさ、及び点滅状態が変化する動画を、表示装置
30に表示させる。
停止ボタン62は、発光素子に割り当てた色の変化のパターンの再生の停止を受け付けるボタンである。停止ボタン62が選択されると、表示部
12は、再生している遊技機100上の発光素子の色、明るさ、及び点滅状態が変化する動画を停止する。
割当画像63は、時間軸に沿って、発光素子に割り当てられた色の変化のパターンを示す画像である。割当画像63の横軸は、時間軸を示す。割当画像63Aから63Eは、それぞれ発光素子AからEの色の変化のパターンを示す画像である。以下の説明では、一例として、発光素子AからEが選択され、それぞれに対応する割当情報25を作成するものとして説明する。
【0056】
受付部13は、例えば、
図5の破線70に示す、遊技機100に配置されている発光素子Aから発光素子Eの選択と、割当312の選択とを受け付ける。すると、表示部12は、
図13(a)に示す割当情報25の設定画面252を表示装置30に表示させる。なお、受付部13は、例えば、筐体に発光素子を配置した遊技機100の画像の中から、発光素子を選択されることにより、発光素子の選択を受け付けてもよい。また、受付部13は、筐体に配置された発光素子の一覧のテーブルの中から、発光素子が選択されることにより、発光素子の選択を受け付けてもよい。
【0057】
受付部13は、例えば、
図13(a)に示す設定画面252の割当画像63Aと、
図3に示す変化情報テーブル231の識別子a1のレコードとが選択されると、変化情報23a1と割当情報25Aとの関連付けを受け付ける。表示部12は、変化情報23a1と割当情報25Aとの関連付けが受け付けられると、
図13(b)に示す、変化情報23a1に対応する変化画像51a1を含む、割当画像63Aを表示装置30に表示させる。そして、割当部16は、発光素子Aの割当情報25Aに変化情報23a1を割り当てる。なお、変化情報23a1の変化時間は、2000[msec]なので、
図13(b)に示す割当画像63Aのように、2000[msec]の時間の間に変化情報23a1に対応する変化画像51a1が割り当てられる。
【0058】
受付部13は、例えば、
図13(a)に示す設定画面252の割当画像63Bと、
図3に示す変化情報テーブル231の識別子a2のレコードとが選択されると、変化情報23a2と割当情報25Bとの関連付けを受け付ける。表示部12は、変化情報23a2と割当情報25Bとの関連付けが受け付けられると、
図13(b)に示す、変化画像23a2に対応する変化画像51a2を含む、割当画像63Bを表示装置30に表示させる。そして、割当部16は、発光素子Bの割当情報25Bに変化情報23a2を割り当てる。なお、変化情報23a2の変化時間は、1000[msec]なので、
図13(b)に示す割当画像63Bのように、1000[msec]の時間の間に変化情報23a2に対応する変化画像51a2が割り当てられる。
【0059】
受付部13は、例えば、
図13(a)に示す設定画面252の割当画像63Cと、
図3に示す変化情報テーブル231の識別子a1のレコードとが選択されると、変化情報23a1と割当情報25Cとの関連付けを受け付ける。表示部12は、変化情報23a1と割当情報25Cとの関連付けが受け付けられると、
図13(b)に示す、変化画像23a1に対応する変化画像51a1を含む、割当画像63Cを表示装置30に表示させる。そして、割当部16は、発光素子Cの割当情報25Cに変化情報23a1を割り当てる。なお、変化情報23a1の変化時間は、2000[msec]なので、
図13(b)に示す割当画像63Cのように、2000[msec]の時間の間に変化情報23a1に対応する変化画像51a1が割り当てられる。
【0060】
受付部13は、例えば、
図13(a)に示す設定画面252の割当画像63Dと、
図3に示す変化情報テーブル231の識別子b1のレコードとが選択されると、変化情報23b1と割当情報25Dとの関連付けを受け付ける。表示部12は、変化情報23b1と割当情報25Dとの関連付けが受け付けられると、
図13(b)に示す、変化
情報23b1に対応する変化画像51b1を含む、割当画像63Dを表示装置30に表示させる。そして、割当部16は、発光素子Dの割当情報25Dに変化情報23b1を割り当てる。なお、変化情報23b1の変化時間は、1000[msec]なので、
図13(b)に示す割当画像63Dのように、1000[msec]の時間の間に変化情報23b1に対応する変化画像51b1が割り当てられる。
【0061】
受付部13は、例えば、
図13(b)に示す割当画像63Bに含まれる変化画像51a2の引き延ばしの要求を受け付ける。表示部12は、変化画像51a2の引き延ばしの要求が受け付けられると、変換画像51a2に対応する変化情報23a2の属性を検索する。表示部12は、
図3に示す変化情報テーブル231において、変化画像51a2の識別子a2に関連付けられた属性がRGB繰り返しであるので、変化画像51a2を繰り返した
図13(c)に示す設定画面252の割当画像63Bを表示する。そして、割当部16は、
図13(c)に示す割当画像63Bの色変化のパターンを、発光素子Bの割当情報25Bに割り当てる。
【0062】
受付部13は、例えば、
図13(c)に示す割当画像63Bに含まれる、引き延ばされた変化画像51a2の縮小の要求を受け付けてもよい。表示部12は、変化画像51a2の縮小の要求が受け付けられると、変換画像51a2に対応する変化情報23a2の属性を検索する。表示部12は、
図3に示す変化情報テーブル231において、変化画像51a2の識別子a2に関連付けられた属性がRGB繰り返しであるので、変化画像51a2の繰り返しを少なくした
図13(b)に示す設定画面252の割当画像63Bを表示する。そして、割当部16は、
図13(b)に示す割当画像63Bの色変化のパターンを、発光素子Bの割当情報25Bに割り当てる。
【0063】
受付部13は、例えば、
図13(b)に示す割当画像63Cに含まれる変化画像51a1の引き延ばしの要求を受け付ける。表示部12は、変化画像51a1の引き延ばしの要求が受け付けられると、変換画像51a1に対応する変化情報23a1の属性を検索する。表示部12は、
図3に示す変化情報テーブル231において、変化画像51a1の識別子a1に関連付けられた属性がRGB伸縮であるので、変化画像51a1を伸長した
図13(c)に示す設定画面252の割当画像63Cを表示する。そして、割当部16は、
図13(c)に示す割当画像63Cの色変化のパターンを、発光素子Cの割当情報25Cに割り当てる。
【0064】
受付部13は、例えば、
図13(c)に示す割当画像63Cに含まれる、引き延ばされた変化画像51a1の縮小の要求を受け付けてもよい。表示部12は、変化画像51a1の縮小の要求が受け付けられると、変換画像51a1に対応する変化情報23a1の属性を検索する。表示部12は、
図3に示す変化情報テーブル231において、変化画像51a1の識別子a1に関連付けられた属性がRGB伸縮であるので、変化画像51a1を縮小した
図13(b)に示す設定画面252の割当画像63Cを表示する。そして、割当部16は、
図13(b)に示す割当画像63Cの色変化のパターンを、発光素子Cの割当情報25Cに割り当てる。
【0065】
受付部13は、例えば、
図13(b)に示す割当画像63Dに含まれる変化画像51b1の引き延ばしの要求を受け付ける。表示部12は、変化画像51b1の引き延ばしの要求が受け付けられると、変換画像51b1に対応する変化情報23b1の属性を検索する。表示部12は、
図3に示す変化情報テーブル231において、変化画像51b1の識別子b1に関連付けられた属性がRGB維持であるので、変化画像51b1の終了の時点の色を維持した
図13(c)に示す設定画面252の割当画像63Dを表示する。そして、割当部16は、
図13(c)に示す割当画像63Dの色変化のパターンを、発光素子Dの割当情報25Dに割り当てる。
【0066】
受付部13は、例えば、
図13(c)に示す割当画像63Dに含まれる、引き延ばされた変化画像51b1の縮小の要求を受け付けてもよい。表示部12は、変化画像51b1の縮小の要求が受け付けられると、変換画像51b1に対応する変化情報23b1の属性を検索する。表示部12は、
図3に示す変化情報テーブル231において、変化画像51b1の識別子b1に関連付けられた属性がRGB維持であるので、変化画像51b1の終了の時点の色を短くした
図13(b)に示す設定画面252の割当画像63Dを表示する。そして、割当部16は、
図13(b)に示す割当画像63Dの色変化のパターンを、発光素子Dの割当情報25Dに割り当てる。
【0067】
受付部13は、例えば、変化情報テーブル231のレコードのドラッグと、設定画面252の割当画像63上へのドロップが入力されることにより、変化情報23と割当情報25との関連付けを受け付けてもよい。
【0068】
受付部13は、例えば、
図4に示す、割当情報テーブル251のレコードの選択を受け付けてもよい。この場合には、表示部12は、選択されたレコードに関連付けられた割当情報25に対応する割当画像63を含む設定画面252を表示装置30に表示させる。
受付部13は、例えば、変化画像51の端が選択され、ドラッグアンドドロップされることにより、変化画像51及び割当画像63の引き伸ばしと縮小とを受け付けてもよい。
【0069】
図14、
図15は、変化情報の更新の一例を示すフローチャートである。
図14、
図15を参照して、設計支援装置による変化情報51の更新処理について説明する。
【0070】
図14を参照して説明する。
配置部11は、設計支援が開始されたか否かを判定する(S101)。配置部11は、設計支援が開始されていないとき(S101にてNo)、S101の処理を繰り返し実行する。設計支援が開始されるとは、例えば、設計支援装置1が起動されたとき、または受付部13が設計支援の命令の入力を受け付けたときなどのことをいう。
【0071】
配置部11は、設計支援が開始されたとき(S101にてYes)、形状情報21が記憶部20に記憶されているか否かを判定する(S102)。配置部11は、形状情報21が記憶部20に記憶されていないとき(S102にてNo)、S102の処理を繰り返し実行する。形状情報21が記憶部20に記憶されているときとは、記憶部20に予め形状情報21が記憶されている、または設計支援装置1の起動後に形状情報21が入力され、記憶部20に形状情報21が記憶されたときなどのことをいう。
【0072】
配置部11は、形状情報21が記憶部20に記憶されているとき(S102にてYes)、配置情報22が記憶部20に記憶されているか否かを判定する(S103)。配置部11は、配置情報22が記憶部20に記憶されていないとき(S103にてNo)、S103の処理を繰り返し実行する。配置情報22が記憶部20に記憶されているときとは、記憶部20に予め配置情報22が記憶されている、または設計支援装置1の起動後に配置情報22が入力され、記憶部20に配置情報22が記憶されたときなどのことをいう。なお、S102の処理と、S103の処理とは、どちらが先に実行されてもよい。
【0073】
配置部11は、配置情報22が記憶部20に記憶されているとき(S103にてYes)、形状情報21と、配置情報22とを取得し、筐体に発光素子を配置する。そして、表示部12は、筐体に発光素子が配置された状態を示す構成画像を表示装置30に表示させる(S104)。
【0074】
表示部12は、変化情報51の更新処理が開始されたか否かを判定する(S105)。表示部12は、更新処理が開始されていないとき(S105にてNo)、S105の処理を繰り返し実行する。更新処理が開始されるとは、例えば、受付部13により、
図5に示す作成311または変化情報テーブル231のレコードの選択が受け付けられたときなどのことをいう。
【0075】
表示部12は、変化情報51の更新処理が開始されたとき(S105にてYes)、軸に沿って発光素子の色の変化を示す変化情報23に対応する変化画像51と、色を指定する色情報24に対応する色画像52とを含む設定画面232を表示する(S106)。
【0076】
受付部13は、変化画像51の時間軸上の時点と色画像52との関連付けの指定を受け付ける(S107)。受付部13は、変化画像51の時間軸上の時点と色画像52との関連付けがされていないとき(S107にてNo)、変化画像51の変更処理を変更部14に依頼する。
【0077】
表示部12は、受付部13により、変化画像51の時間軸上の時点と色画像52との関連付けの指定が受け付けられたとき(S107にてYes)、変更部14に変化画像51の時間軸と色画像52とを関連付けて表示装置30に表示させる(S108)。そして、受付部13は、変化画像51の変更処理を変更部14に依頼する。
【0078】
図15を参照して説明する。
変更部14は、変化画像51の変更処理が依頼されると、変化画像51の時間軸上の時点と色画像52との関連付けが2点以上あるか否かを判定する(S109)。変更部14は、変化画像51の時間軸上の時点と色画像52との関連付けが2点以上のとき(S109にてYes)、設定に応じて隣り合う時点の間で変化画像51の色を変更する(S110)。
【0079】
S110において、変更部14は、例えば、隣り合う時点の間で色を変化させる設定がされているとき、発光素子の色が前の時点に関連付けられた色画像52の色から、後の時点に関連付けられた色画像52の色に、徐々に変化するように変化画像51を変更する。一例として、変更部14は、例えば、
図9(b)の変化画像51bから
図9(c)の変化画像51cに変更する。
S110において、変更部14は、例えば、隣り合う時点の間で色を固定する設定がされているとき、発光素子の色を前の時点に関連付けられた色画像52の色に固定するように変化画像51を変更する。一例として、変更部14は、
図9(b)の変化画像51bから
図10(e)の変化画像51eに変更する。なお、
図10(e)において、色情報52bが関連付けられた時点と色情報52cが関連付けられた時点との間の時間には、色を変化させる設定がされている。
【0080】
受付部13は、隣り合う時点の間に含まれる時点の選択を受け付けたか否かを判定する(S111)。受付部13は、隣り合う時点の間の時間に含まれる時点の選択を受け付けていないとき(S111にてNo)、S114の処理を実行する。
受付部13は、隣り合う時点の間に含まれる時点の選択を受け付けたとき(S111にてYes)、変更部15に変化画像51の変更を依頼する。
【0081】
変更部15は、隣り合う時点の間に含まれる時点の選択が受け付けられたとき、選択された時点が含まれる隣り合う時点の間の色を固定するか、変化させるかの設定を変更する。そして、変更部15は、設定に応じて、選択された時点が含まれる隣り合う時点の間の色を変更する(S112)。そして、変更部15は、受付部13にS114の処理の実行を依頼する。
【0082】
変更部15は、設定が固定に変更されたとき、隣り合う時点の間の発光素子の色を前の時点に関連付けられた色画像52の色、または後の時点に関連付けられた色画像52の色に固定するように、表示装置30に表示させる変化画像51を変更する。また、変更部15は、設定が変化に変更されたとき、隣り合う時点の間の発光素子の色を前の時点に関連付けられた色画像52の
色から後の時点に関連付けられた色画像52の色に変化するように、表示装置30に表示させる変化画像51を変更する。
【0083】
S109において、変更部14は、変化画像51の時間軸上の時点と色画像52との関連付けが1点のとき(S109にてYes)、色画像52に関連付けられた時点以降を色画像52の色に固定する。そして、変更部15は、受付部13にS114の処理の実行を依頼する。変更部14は、例えば、
図9(a)の変化画像51a及び
図12(p)の変化画像51pに示すように、色画像52aの関連付けられた時点Ta後の時間において、変化画像51を色画像52aの色に固定する。
【0084】
受付部13は、色画像52の移動を受け付けたか否かを判定する(S114)。変更部14は、受付部13により色画像52の移動が受け付けられ(S114にてYes)、色画像52が移動されたとき、色画像52の移動先の位置に応じて色画像52を変化画像51の時間軸上の新たな時点に関連付ける。そして、変更部14は、S110の処理を実行する。
更新部15は、受付部13により色画像52の移動が受け付けられていないとき(S114にてNo)、変更された変化画像51に対応するように変化情報23を更新する。
【0085】
受付部13は、変化情報51の更新処理が終了するか否かを受け付ける(S117)。受付部13は、変化情報51の更新処理の終了を受け付けると、変化情報51の更新処理を終了する。変化情報51の更新処理の終了を受け付けるとは、もう一度作成311が選択されたときなどである。表示部12は、受付部13により変化情報51の更新処理の終了が受け付けられたとき、
図5に示す作成311に代えて終了311を表示装置30に表示させてもよい。
上述のS107、S109、S111、S114、S117の判定処理は、判定の対象となる操作及び要求の入力があったとき、他の処理に割り込んで実行されもよい。
【0086】
図16、
図17は、変化情報の割当の一例を示すフローチャートである。
図16、
図17を参照して、設計支援装置1による変化情報51の割当処理について説明する。以下の説明では、S101からS104の処理が実行され、発光素子を配置した遊技機100が表示装置30に表示されているものとする。
【0087】
図16を参照して説明する。
表示部12は、割当処理が開始されたか否かを判定する(S201)。表示部12は、割当処理が開始されていないとき(S201にてNo)、S201の処理を繰り返し実行する。割当処理が開始されるとは、例えば、受付部13により、
図5に示す割当312、または割当情報テーブル251のレコードの選択が受け付けられたときなどのことをいう。
【0088】
表示部12は、割当情報25の更新処理が開始されたとき(S201にてYes)、例えば、
図13(a)に示す、再生ボタン61と、停止ボタン62と、割当画像63Aから63Eとを含む設定画面252を表示する(S202)。
【0089】
受付部13は、発光素子が選択されているか否かを判定する(S203)。受付部13は、発光素子が選択されていないとき(S203にてNo)、S206の処理を実行する。受付部13は、発光素子が選択されているとき(S203にてYes)、変化情報23が指定されているか否かを判定する(S204)。受付部13は、変化情報23が指定されていないとき(S204にてNo)、S206の処理を実行する。
【0090】
割当部16は、受付部13により変化情報23が指定されているとき(S204にてYes)、選択された発光素子に指定された変化情報23を割り当てる(S205)。
受付部13は、割当情報25を再生するか否かを判定する(S206)。受付部13は、割当情報25の再生を受け付けていないとき(S206にてNo)、S208の処理を実行する。
【0091】
図17を参照して説明する。
表示部12は、受付部13により割当情報25の再生要求が受け付けられたとき(S206にてYes)、発光素子に割り当てられた変化情報23にしたがって、筐体に配置された発光素子の色、明るさ、及び点滅状態の変化を表現する動画を表示装置30に表示させる(S207)。なお、発光素子の色、明るさ、及び点滅状態の変化を表現する動画とは、発光素子の色の変化のパターンを示す動画のことである。
【0092】
受付部13は、割当情報25を出力するか否かを受け付ける(S208)。受付部13は、割当情報25の出力を受け付けていないとき(S208にてNo)、S210の処理を実行する。出力部17は、受付部13により割当情報25の出力が受け付けられたとき(S208にてYes)、割当情報25を出力する(S209)。
【0093】
受付部13は、変化情報23の割当処理を終了するか否かを受け付ける(S210)。受付部13は、変化情報23の割当処理の終了を受け付けたとき(S210にてYes)、変化情報23の割当処理を終了する。受付部13は、変化情報23の割当処理の終了を受け付けていないとき(S210にてNo)、S203の処理を実行する。
上述のS203、S204、S206、S208、S210の判定処理は、判定の対象となる操作及び要求の入力があったとき、他の処理に割り込んで実行されもよい。
【0094】
図18は、コンピュータ装置の一実施例を示すブロック図である。
図18を参照して、コンピュータ装置300の構成について説明する。
図18において、コンピュータ装置300は、制御回路301と、記憶装置302と、読書装置303と、記録媒体304と、通信インターフェイス305と、入出力インターフェイス306と、入力装置307と、表示装置308とを含む。また、通信インターフェイス305は、ネットワーク309と接続される。そして、各構成要素は、バス310により接続される。設計支援装置1は、コンピュータ装置300に記載の構成要素の一部または全てを適宜選択して構成することができる。
【0095】
制御回路301は、コンピュータ装置300全体の制御をする。そして、制御回路301は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、FPGA(Field Programmable Gate Array)およびPLD(Programmable Logic Device)などのプロセッサである。そして、制御回路301は、例えば、
図2において、制御部10として機能する。
【0096】
記憶装置302は、各種データを記憶する。そして、記憶装置302は、例えば、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などのメモリや、HD(Hard Disk)などである。記憶装置302は、例えば、
図2において、記憶部20として機能する。
【0097】
また、ROMは、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAMは、制御回路301のワークエリアとして使用される。HDは、OS、アプリケーションプログラム、ファームウェアなどのプログラム、および各種データを記憶している。記憶装置302は、制御回路301を、制御部10として機能させる設計支援プログラムを記憶してもよい。
【0098】
設計支援装置1は、設計支援処理をするとき、記憶装置302に記憶されたプログラムをRAMに読み出す。RAMに読み出されたプログラムを制御回路301で実行することにより、設計支援装置1は、配置処理と、表示処理と、受付処理と、変更処理と、更新処理と、割当処理と、出力処理のいずれか1以上を含む設計支援処理を実行する。
【0099】
なお、上述の各プログラムは、制御回路301が通信インターフェイス305を介してアクセス可能であれば、ネットワーク309上のサーバが有する記憶装置に記憶されていても良い。
【0100】
読書装置303は、制御回路301に制御され、着脱可能な記録媒体304のデータのリード/ライトを行なう。そして、読書装置303は、例えば、FDD(Floppy Disk Drive)、CDD(Compact Disc Drive)、DVDD(Digital Versatile Disk Drive)、BDD(Blu−ray(登録商標) Disk Drive)およびUSB(Universal Serial Bus)などである。
【0101】
記録媒体304は、各種データを保存する。記録媒体304は、例えば、設計支援プログラムを記憶する。さらに、記録媒体304は、
図2に示す、形状情報21と、配置情報22と、変化情報23と、色情報24と、割当情報25とを記憶しても良い。そして、記録媒体304は、読書装置303を介してバス310に接続され、制御回路301が読書装置303を制御することにより、データのリード/ライトが行なわれる。
【0102】
また、記録媒体304は、例えば、SDメモリーカード(SD Memory Card)、FD(Floppy Disk)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、BD(Blu−ray Disk:登録商標)、およびフラッシュメモリなどの非一時的記録媒体である。
【0103】
通信インターフェイス305は、ネットワーク309を介してコンピュータ装置300と他の装置とを通信可能に接続する。また、通信インターフェイス305は、無線LANの機能を有するインターフェイス、および近距離無線通信機能を有するインターフェイスを含んでも良い。そして、無線LANインターフェイスは、例えば、無線LAN規格として、Wi−Fi(登録商標)をサポートしても良い。近距離無線インターフェイスは、例えば、近距離無線通信規格として、Bluetooth(登録商標)をサポートしても良い。LANは、Local Area Networkの略である。
【0104】
入出力インターフェイス306は、例えば、キーボード、マウス、およびタッチパネルなどの入力装置307と接続され、接続された入力装置307から各種情報を示す信号が入力されると、バス310を介して入力された信号を制御回路301に出力する。また、入出力インターフェイス306は、制御回路301から出力された各種情報を示す信号がバス310を介して入力されると、接続された各種装置にその信号を出力する。
【0105】
入力装置307は、例えば、形状情報21と、配置情報22と、受付部13により受付けられる情報、操作及び要求の入力を受け付けても良い。入力装置307は、例えば、
図2において、入力装置40として機能する。
【0106】
表示装置308は、各種情報を表示する。表示装置308は、タッチパネルでの入力を受け付けるための情報を表示しても良い。表示装置308は、例えば、
図2において、表示装置30として機能する。
【0107】
入出力インターフェイス206、入力装置207、及び表示装置208は、GUIとして機能してもよい。これにより、コンピュータ装置200は、例えば、
図5に示す表示画面を表示装置208に表示させ、タッチパネルやマウスなどの入力装置207を用いた直感的な操作により、入出力インターフェイス206を介して制御部10への各種要求及び情報の入力を受け付ける。
ネットワーク309は、例えば、LAN、無線通信、またはインターネットなどであり、コンピュータ装置300と他の装置を通信接続する。
【0108】
以上のように、設計支援装置1は、発光素子の色の変化のパターンを示す変化画像51を確認しながら、変化画像51の軸上の時点と色画像52とを関連付けることで、自動的に変更した変化画像51に対応する変化情報23を作成する。したがって、設計支援装置1は、発光素子の色の変化のパターンの作成を簡略化することができる。
【0109】
設計支援装置1は、変化画像51の軸上の時点に関連付けられている色画像52を移動させることにより、新たな時点と色画像52とを関連付け、自動的に変更した変化画像51に対応する変化情報23を作成する。したがって、設計支援装置1は、発光素子の色の変化のパターンの作成を簡略化することができる。
【0110】
設計支援装置1は、複数の色画像52を変化画像51の軸上の時点と関連付けると、隣り合う色画像52の間で徐々に色が変化するように、自動的に変更した変化画像51に対応する変化情報23を作成する。したがって、設計支援装置1は、発光素子の色の変化のパターンの作成を簡略化することができる。
【0111】
設計支援装置1は、複数の色画像52を変化画像51の軸上の時点と関連付けた状態で、隣り合う色画像の間の時点が選択されると、隣り合う色画像の間の色を固定するように変更し、自動的に変更した変化画像51に対応する変化情報23を作成する。したがって、設計支援装置1は、発光素子の色の変化のパターンの作成を簡略化することができる。
【0112】
設計支援装置1は、筐体の形状情報と、筐体に配置される発光素子の配置情報とを用いて、筐体に発光素子を配置した画像を表示装置30に表示し、発光素子の選択を受け付ける。さらに、設計支援装置1は、選択された発光素子に対応する割当情報25と変化情報23との関連付けを受け付け、発光素子の発光を制御する割当情報25を作成する。したがって、設計支援装置1は、発光素子の色の変化のパターンの作成を簡略化することができる。
【0113】
設計支援装置1は、作成した割当情報25に対応する発光素子の色を表現する動画を再生する。したがって、設計支援装置1は、ユーザに作成中の発光素子の発光のパターンを容易に確認させることができる。
【0114】
設計支援装置1は、要求に応じて、割当情報25を出力する。したがって、設計支援装置1は、発光素子の色の変化のパターンの作成結果を容易に取得することができる。
【0115】
なお、本実施形態は、以上に述べた実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。