(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6592743
(24)【登録日】2019年10月4日
(45)【発行日】2019年10月23日
(54)【発明の名称】使用しやすい計時ロック装置
(51)【国際特許分類】
E05B 43/00 20060101AFI20191010BHJP
E05B 17/22 20060101ALI20191010BHJP
E05B 47/00 20060101ALI20191010BHJP
E05B 63/14 20060101ALI20191010BHJP
【FI】
E05B43/00
E05B17/22 B
E05B47/00 J
E05B63/14 B
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-88661(P2019-88661)
(22)【出願日】2019年5月8日
【審査請求日】2019年5月18日
(31)【優先権主張番号】201910325484.X
(32)【優先日】2019年4月23日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519311101
【氏名又は名称】天津真▲みょう▼鎖具銷售有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718005386
【氏名又は名称】黄 暁磊
(72)【発明者】
【氏名】岑森参
【審査官】
砂川 充
(56)【参考文献】
【文献】
特開平5−179846(JP,A)
【文献】
特開2002−295075(JP,A)
【文献】
特開2001−254551(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B 1/00−85/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
主体を含み、前記主体の右側にはアンロック体が設けられ、前記主体の中には計時装置が設けられ、前記主体の中には初歩施錠装置が設けられ、前記アンロック体の中にはアンロック装置が設けられ、前記計時装置は前記主体の中に設けられるタイマーを含み、前記タイマーの左側には前記主体の中に固定的に設けられるモータが電気的に接続され、前記主体の右端面の中にはロックブロックスライドチャンバが上下対称的に設けられ、前記ロックブロックスライドチャンバの中にはロックブロックがスライドできるように設けられ、前記アンロック体の左端面の中にはロック溝が設けられ、前記初歩施錠装置が前記タイマーの右側に設けられるロックチャンバを含み、前記ロックチャンバにはロックブロックチャンバが上下対称的に互いに連通して設けられ、前記ロックブロックチャンバの中には施錠スライダがスライドできるように設けられ、前記ロックブロックチャンバのうち対称中心から離れている内壁には施錠検知ブロックが設けられ、前記施錠検知ブロックが前記タイマーと電気的に接続され、前記アンロック体の中には前記ロックチャンバに相対してロックロッドスライドチャンバが設けられ、前記ロックロッドスライドチャンバの中にはロックロッドがスライドできるように設けられ、前記ロックロッドの右端と前記ロックロッドスライドチャンバの右壁との間には押圧ばねが固定的に連結され、前記ロックロッドの左端が前記ロックチャンバの中まで伸びている時、前記計時装置を始動し、前記アンロック装置は前記アンロック体の前端面の右端に設けられるキーロックを含み、前記アンロック体の左側端面にはアンロックチャンバが上下対称的に設けられ、前記アンロックチャンバの中にはアンロックブロックがスライドできるように設けられ、前記主体の右側端面にはアンロック感知ブロックが前記アンロックブロックに対応して設けられ、前記アンロック感知ブロックが前記モータに電気的に接続されることを特徴とする使用しやすい計時ロック装置。
【請求項2】
前記計時装置は前記主体の中に上下対称的に設けられる空きチャンバを含み、前記モータには上下対称の第一駆動ベベルギヤが動力が伝達できるように連結され、前記第一駆動ベベルギヤの後側には第一従動ベベルギヤが噛み合って設置され、前記第一従動ベベルギヤの後側には揺りロッドが回転できるように設けられ、前記揺りロッドが前記空きチャンバの前後両壁の間に回転できるように連結され、前記揺りロッドの中には直線スライド溝が前後に貫通して設けられ、前記第一従動ベベルギヤの後端面の左側には前記直線スライド溝の中に伸びている直線スライドロッドが固定的に設けられ、前記揺りロッドの上端にはヒンジロッドがヒンジにより連結され、前記ロックブロックスライドチャンバのうち中心に近接する側にはガイドスライド溝が連通して設けられ、前記ガイドスライド溝の中にはガイドスライドブロックがスライドできるように設けられ、前記ヒンジロッドの右端が前記ロックブロックスライドチャンバの中に伸びており、且つ前記ヒンジロッドの右端が前記ガイドスライドブロックのうち対称中心から離れている一端にヒンジにより連結され、前記ロックブロックが前記ロックブロックスライドチャンバの中にスライドできるように設けられ、前記ガイドスライドブロックと前記ロックブロックの左端面との間には折れ線コンロッドが固定的に連結され、前記アンロック体の左端面の中には左に開口した前記ロック溝が前記ロックブロックスライドチャンバに対応して設置されることを特徴とする請求項1に記載の使用しやすい計時ロック装置。
【請求項3】
前記初歩施錠装置は前記主体の中に設けられる右に開口した前記ロックチャンバを含み、前記ロックブロックチャンバが前記ロックチャンバの中に上下対称的に、且つ連通して設けられ、前記ロックブロックチャンバの左右内壁の中にはリミット溝が対称的に、且つ連通して設けられ、前記施錠スライダには前記リミット溝の中に伸びているストッパーが左右対称的に、且つ固定的に設けられ、前記ストッパーの上端と前記リミット溝の上壁との間にはリミットばねが連結されることを特徴とする請求項1に記載の使用しやすい計時ロック装置。
【請求項4】
前記アンロック装置は前記主体の前の右端に固定的に設けられる前記キーロックを含み、前記キーロックの後側において前記アンロック体の中には第一リールチャンバが設けられ、前記キーロックの後端には前記第一リールチャンバの中に伸びている回転軸を通じて第一リールが固定的に連結され、前記第一リールには牽引線が巻きつくように設けられ、前記牽引線が前記ロックロッドの右端面に固定的に連結され、前記第一リールチャンバの後側にはベルトチャンバが設けられ、前記第一リールの後端には前記ベルトチャンバの中に伸びている第一駆動ベルト軸が固定的に連結され、前記第一駆動ベルト軸の上下両側には第一従動ベルト軸が回転できるように設けられ、前記第一駆動ベルト軸と前記第一従動ベルト軸との間には伝動ベルトが巻きつくように設けられ、前記ベルトチャンバの前側において前記第一リールチャンバの中にはギヤチャンバが上下対称的に設けられ、前記第一従動ベルト軸の前端が前記ギヤチャンバの中に伸びており、且つ前記第一従動ベルト軸の前端には第二駆動ベベルギヤが設けられ、前記第二駆動ベベルギヤのうち対称中心から離れている一端には第二従動ベベルギヤが噛み合って設けられ、前記ギヤチャンバのうち対称中心から離れている側にはベルト伝動チャンバが設けられ、前記第二従動ベベルギヤのうち中心から離れている一端には前記ベルト伝動チャンバの中に伸びている第二駆動ベルト軸が固定的に連結され、前記第二駆動ベルト軸の左側には第二従動ベルト軸が回転できるように設けられ、前記第二駆動ベルト軸と前記第二従動ベルト軸との間には動力ベルトが巻きつくように設けられ、前記ベルト伝動チャンバのうち対称中心から離れている側には第二リールチャンバが設けられ、前記第二従動ベルト軸のうち対称中心から離れている一端が前記第二リールチャンバの中に伸びており、且つ前記第二従動ベルト軸のうち対称中心から離れている一端には第二リールが固定的に連結され、前記第二リールには引き線が巻きつくように設けられ、前記引き線が前記アンロックブロックの右側端面に固定的に連結され、前記アンロックチャンバの中には復帰溝が上下対称的に連通して設けられ、前記アンロックブロックの上下両端には前記復帰溝の中に伸びている復帰ブロックが対称的に、且つ固定的に連結され、前記復帰ブロックの右端と前記復帰溝の右壁との間には復帰ばねが連結されることを特徴とする請求項1に記載の使用しやすい計時ロック装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はホームオートメーション技術分野を取り上げて、具体的には使用しやすい計時ロック装置である。
【背景技術】
【0002】
人が家にいない時、または夜の時、悪い人の侵入を防止するために、ドアをロックする必要があり、しかし、多くの人が家を出る時、または寝る前に、いつもドアをロックすることを忘れ、危険の発生を防ぐために、多くのドアが直接ロックを採用し、ロック状態を除去し、そうなると外からドアを開ける時、必ず鍵で開けなければならなく、時々不便であり、そのため、使用しやすい計時ロック装置が必要となり、使用者がロックすることを忘れる時、本装置によりドアをロックすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105220959号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は使用しやすい計時ロック装置を提供し、従来技術における上記欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の使用しやすい計時ロック装置は、主体を含み、前記主体の右側にはアンロック体が設けられ、前記主体の中には計時装置が設けられ、前記主体の中には初歩施錠装置が設けられ、前記アンロック体の中にはアンロック装置が設けられ、前記計時装置は前記主体の中に設けられるタイマーを含み、前記タイマーの左側には前記主体の中に固定的に設けられるモータが電気的に接続され、前記主体の右端面の中にはロックブロックスライドチャンバが上下対称的に設けられ、前記ロックブロックスライドチャンバの中にはロックブロックがスライドできるように設けられ、前記アンロック体の左端面の中にはロック溝が設けられ、前記初歩施錠装置が前記タイマーの右側に設けられるロックチャンバを含み、前記ロックチャンバにはロックブロックチャンバが上下対称的に互いに連通して設けられ、前記ロックブロックチャンバの中には施錠スライダがスライドできるように設けられ、前記ロックブロックチャンバのうち対称中心から離れている内壁には施錠検知ブロックが設けられ、前記施錠検知ブロックが前記タイマーと電気的に接続され、前記アンロック体の中には前記ロックチャンバに相対してロックロッドスライドチャンバが設けられ、前記ロックロッドスライドチャンバの中にはロックロッドがスライドできるように設けられ、前記ロックロッドの右端と前記ロックロッドスライドチャンバの右壁との間には押圧ばねが固定的に連結され、前記ロックロッドの左端が前記ロックチャンバの中まで伸びている時、前記計時装置を始動し、前記アンロック装置は前記アンロック体の前端面の右端に設けられるキーロックを含み、前記アンロック体の左側端面にはアンロックチャンバが上下対称的に設けられ、前記アンロックチャンバの中にはアンロックブロックがスライドできるように設けられ、前記主体の右側端面にはアンロック感知ブロックが前記アンロックブロックに対応して設けられ、前記アンロック感知ブロックが前記モータに電気的に接続される。
【0006】
更の技術プランとして、前記計時装置は前記主体の中に上下対称的に設けられる空きチャンバを含み、前記モータには上下対称の第一駆動ベベルギヤが動力が伝達できるように連結され、前記第一駆動ベベルギヤの後側には第一従動ベベルギヤが噛み合って設置され、前記第一従動ベベルギヤの後側には揺りロッドが回転できるように設けられ、前記揺りロッドが前記空きチャンバの前後両壁の間に回転できるように連結され、前記揺りロッドの中には直線スライド溝が前後に貫通して設けられ、前記第一従動ベベルギヤの後端面の左側には前記直線スライド溝の中に伸びている直線スライドロッドが固定的に設けられ、前記揺りロッドの上端にはヒンジロッドがヒンジにより連結され、前記ロックブロックスライドチャンバのうち中心に近接する側にはガイドスライド溝が連通して設けられ、前記ガイドスライド溝の中にはガイドスライドブロックがスライドできるように設けられ、前記ヒンジロッドの右端が前記ロックブロックスライドチャンバの中に伸びており、且つ前記ヒンジロッドの右端が前記ガイドスライドブロックのうち対称中心から離れている一端にヒンジにより連結され、前記ロックブロックが前記ロックブロックスライドチャンバの中にスライドできるように設けられ、前記ガイドスライドブロックと前記ロックブロックの左端面との間には折れ線コンロッドが固定的に連結され、前記アンロック体の左端面の中には左に開口した前記ロック溝が前記ロックブロックスライドチャンバに対応して設置される。
【0007】
更の技術プランとして、前記初歩施錠装置は前記主体の中に設けられる右に開口した前記ロックチャンバを含み、前記ロックブロックチャンバが前記ロックチャンバの中に上下対称的に、且つ連通して設けられ、前記ロックブロックチャンバの左右内壁の中にはリミット溝が対称的に、且つ連通して設けられ、前記施錠スライダには前記リミット溝の中に伸びているストッパーが左右対称的に、且つ固定的に設けられ、前記ストッパーの上端と前記リミット溝の上壁との間にはリミットばねが連結される。
【0008】
更の技術プランとして、前記アンロック装置は前記主体の前の右端に固定的に設けられる前記キーロックを含み、前記キーロックの後側において前記アンロック体の中には第一リールチャンバが設けられ、前記キーロックの後端には前記第一リールチャンバの中に伸びている回転軸を通じて第一リールが固定的に連結され、前記第一リールには牽引線が巻きつくように設けられ、前記牽引線が前記ロックロッドの右端面に固定的に連結され、前記第一リールチャンバの後側にはベルトチャンバが設けられ、前記第一リールの後端には前記ベルトチャンバの中に伸びている第一駆動ベルト軸が固定的に連結され、前記第一駆動ベルト軸の上下両側には第一従動ベルト軸が回転できるように設けられ、前記第一駆動ベルト軸と前記第一従動ベルト軸との間には伝動ベルトが巻きつくように設けられ、前記ベルトチャンバの前側において前記第一リールチャンバの中にはギヤチャンバが上下対称的に設けられ、前記第一従動ベルト軸の前端が前記ギヤチャンバの中に伸びており、且つ前記第一従動ベルト軸の前端には第二駆動ベベルギヤが設けられ、前記第二駆動ベベルギヤのうち対称中心から離れている一端には第二従動ベベルギヤが噛み合って設けられ、
前記ギヤチャンバのうち対称中心から離れている側にはベルト伝動チャンバが設けられ、前記第二従動ベベルギヤのうち中心から離れている一端には前記ベルト伝動チャンバの中に伸びている第二駆動ベルト軸が固定的に連結され、前記第二駆動ベルト軸の左側には第二従動ベルト軸が回転できるように設けられ、前記第二駆動ベルト軸と前記第二従動ベルト軸との間には動力ベルトが巻きつくように設けられ、前記ベルト伝動チャンバのうち対称中心から離れている側には第二リールチャンバが設けられ、前記第二従動ベルト軸のうち対称中心から離れている一端が前記第二リールチャンバの中に伸びており、且つ前記第二従動ベルト軸のうち対称中心から離れている一端には第二リールが固定的に連結され、前記第二リールには引き線が巻きつくように設けられ、前記引き線が前記アンロックブロックの右側端面に固定的に連結され、前記アンロックチャンバの中には復帰溝が上下対称的に連通して設けられ、前記アンロックブロックの上下両端には前記復帰溝の中に伸びている復帰ブロックが対称的に、且つ固定的に連結され、前記復帰ブロックの右端と前記復帰溝の右壁との間には復帰ばねが連結される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の有益効果は:本装置を通じて施錠を行う時、初歩施錠によりドアをロックすることができ、一定の時間内にドアを開けようとする時は簡単な解錠によりドアを開けることができ、しかし、一定の時間内にドアを開けないと、一時ドアを開ける必要がないと見なされ、安全性を確保するために、本装置は自動的に二次施錠を行い、徹底的にドアをロックし、アンロックをした後、ダブルロックを開けることができ、安全性がもっと高く、同時に使用しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は本発明の使用しやすい計時ロック装置の内部全体構成模式図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に
図1〜4を交えて本発明について詳しく説明する。便利に叙述するために、現在は後文に出る方位を下記の通りに規定する:後文に出る上下左右前後方向は
図1本体の投影関係の上下左右前後方向と一致する。
【0012】
図1〜4を参照し、本発明の使用しやすい計時ロック装置は、主体11を含み、前記主体11の右側にはアンロック体12が設けられ、前記主体11の中には計時装置が設けられ、前記主体11の中には初歩施錠装置が設けられ、前記アンロック体12の中にはアンロック装置が設けられ、前記計時装置は前記主体11の中に設けられるタイマー13を含み、前記タイマー13の左側には前記主体11の中に固定的に設けられるモータ14が電気的に接続され、前記主体11の右端面の中にはロックブロックスライドチャンバ15が上下対称的に設けられ、前記ロックブロックスライドチャンバ15の中にはロックブロック16がスライドできるように設けられ、前記アンロック体12の左端面の中にはロック溝17が設けられ、前記初歩施錠装置が前記タイマー13の右側に設けられるロックチャンバ18を含み、前記ロックチャンバ18にはロックブロックチャンバ19が上下対称的に互いに連通して設けられ、前記ロックブロックチャンバ19の中には施錠スライダ20がスライドできるように設けられ、前記ロックブロックチャンバ19のうち対称中心から離れている内壁には施錠検知ブロック21が設けられ、前記施錠検知ブロック21が前記タイマー13と電気的に接続され、前記アンロック体12の中には前記ロックチャンバ18に相対してロックロッドスライドチャンバ22が設けられ、前記ロックロッドスライドチャンバ22の中にはロックロッド23がスライドできるように設けられ、前記ロックロッド23の右端と前記ロックロッドスライドチャンバ22の右壁との間には押圧ばね41が固定的に連結され、前記ロックロッド23の左端が前記ロックチャンバ18の中まで伸びている時、前記計時装置を始動し、前記アンロック装置は前記アンロック体12の前端面の右端に設けられるキーロック24を含み、前記アンロック体12の左側端面にはアンロックチャンバ25が上下対称的に設けられ、前記アンロックチャンバ25の中にはアンロックブロック26がスライドできるように設けられ、前記主体11の右側端面にはアンロック感知ブロック27が前記アンロックブロック26に対応して設けられ、前記アンロック感知ブロック27が前記モータ14に電気的に接続される。
【0013】
有益的には、前記計時装置は前記主体11の中に上下対称的に設けられる空きチャンバ28を含み、前記モータ14には上下対称の第一駆動ベベルギヤ29が動力が伝達できるように連結され、前記第一駆動ベベルギヤ29の後側には第一従動ベベルギヤ30が噛み合って設置され、前記第一従動ベベルギヤ30の後側には揺りロッド31が回転できるように設けられ、前記揺りロッド31が前記空きチャンバ28の前後両壁の間に回転できるように連結され、前記揺りロッド31の中には直線スライド溝32が前後に貫通して設けられ、前記第一従動ベベルギヤ30の後端面の左側には前記直線スライド溝32の中に伸びている直線スライドロッド33が固定的に設けられ、前記揺りロッド31の上端にはヒンジロッド34がヒンジにより連結され、前記ロックブロックスライドチャンバ15のうち中心に近接する側にはガイドスライド溝35が連通して設けられ、前記ガイドスライド溝35の中にはガイドスライドブロック36がスライドできるように設けられ、前記ヒンジロッド34の右端が前記ロックブロックスライドチャンバ15の中に伸びており、且つ前記ヒンジロッド34の右端が前記ガイドスライドブロック36のうち対称中心から離れている一端にヒンジにより連結され、前記ロックブロック16が前記ロックブロックスライドチャンバ15の中にスライドできるように設けられ、前記ガイドスライドブロック36と前記ロックブロック16の左端面との間には折れ線コンロッド37が固定的に連結され、前記アンロック体12の左端面の中には左に開口した前記ロック溝17が前記ロックブロックスライドチャンバ15に対応して設置される。
【0014】
有益的には、前記初歩施錠装置は前記主体11の中に設けられる右に開口した前記ロックチャンバ18を含み、前記ロックブロックチャンバ19が前記ロックチャンバ18の中に上下対称的に、且つ連通して設けられ、前記ロックブロックチャンバ19の左右内壁の中にはリミット溝38が対称的に、且つ連通して設けられ、前記施錠スライダ20には前記リミット溝38の中に伸びているストッパー39が左右対称的に、且つ固定的に設けられ、前記ストッパー39の上端と前記リミット溝38の上壁との間にはリミットばね40が連結される。
【0015】
有益的には、前記アンロック装置は前記主体11の前の右端に固定的に設けられる前記キーロック24を含み、前記キーロック24の後側において前記アンロック体12の中には第一リールチャンバ42が設けられ、前記キーロック24の後端には前記第一リールチャンバ42の中に伸びている回転軸を通じて第一リール43が固定的に連結され、前記第一リール43には牽引線44が巻きつくように設けられ、前記牽引線44が前記ロックロッド23の右端面に固定的に連結され、前記第一リールチャンバ42の後側にはベルトチャンバ45が設けられ、前記第一リール43の後端には前記ベルトチャンバ45の中に伸びている第一駆動ベルト軸46が固定的に連結され、前記第一駆動ベルト軸46の上下両側には第一従動ベルト軸47が回転できるように設けられ、前記第一駆動ベルト軸46と前記第一従動ベルト軸47との間には伝動ベルト48が巻きつくように設けられ、前記ベルトチャンバ45の前側において前記第一リールチャンバ42の中にはギヤチャンバ49が上下対称的に設けられ、前記第一従動ベルト軸47の前端が前記ギヤチャンバ49の中に伸びており、且つ前記第一従動ベルト軸47の前端には第二駆動ベベルギヤ50が設けられ、前記第二駆動ベベルギヤ50のうち対称中心から離れている一端には第二従動ベベルギヤ51が噛み合って設けられ、
前記ギヤチャンバ49のうち対称中心から離れている側にはベルト伝動チャンバ52が設けられ、前記第二従動ベベルギヤ51のうち中心から離れている一端には前記ベルト伝動チャンバ52の中に伸びている第二駆動ベルト軸53が固定的に連結され、前記第二駆動ベルト軸53の左側には第二従動ベルト軸54が回転できるように設けられ、前記第二駆動ベルト軸53と前記第二従動ベルト軸54との間には動力ベルト55が巻きつくように設けられ、前記ベルト伝動チャンバ52のうち対称中心から離れている側には第二リールチャンバ56が設けられ、前記第二従動ベルト軸54のうち対称中心から離れている一端が前記第二リールチャンバ56の中に伸びており、且つ前記第二従動ベルト軸54のうち対称中心から離れている一端には第二リール57が固定的に連結され、前記第二リール57には引き線58が巻きつくように設けられ、前記引き線58が前記アンロックブロック26の右側端面に固定的に連結され、前記アンロックチャンバ25の中には復帰溝59が上下対称的に連通して設けられ、前記アンロックブロック26の上下両端には前記復帰溝59の中に伸びている復帰ブロック60が対称的に、且つ固定的に連結され、前記復帰ブロック60の右端と前記復帰溝59の右壁との間には復帰ばね61が連結される。
【0016】
ドアをロックする時、ドアを閉めた後、この時ロックロッド23の左端がロックチャンバ18の中に移動し、初歩施錠を行い、更に施錠スライダ20を押し動かして対称中心から離れている方向へ移動させ、この時、施錠スライダ20が施錠検知ブロック21と当接し、施錠検知ブロック21がドアを閉める動作を検知した時、タイマー13がカウントダウンを行い、計時が終わった後、且つ二次施錠またはアンロック動作を行っていない時、モータ14が起動し、更に第一駆動ベベルギヤ29を連動させて回転させ、更に第一従動ベベルギヤ30を連動させて百八十度回転させ、更に直線スライドロッド33により揺りロッド31を連動させて回転させ、更にヒンジロッド34によりガイドスライドブロック36を連動させて右へ移動させ、更に折れ線コンロッド37によりロックブロック16を連動させて右へ移動させ、この時、ロックブロック16の右端がロック溝17の中に伸びており、ダブル施錠を行い、アンロックする時、マッチングしたキーでキーロック24の中で解錠し、同時にキーロック24を回転させ、更に第一リール43を連動させて回転させ、更に牽引線44を引き締め、更にロックロッド23を引き動かして右へ移動させ、且つ完全にロックロッドスライドチャンバ22の中に引っ込み、それと同時に、第一リール43が第一駆動ベルト軸46を連動させて回転させ、更に伝動ベルト48により第一従動ベルト軸47を連動させて回転させ、更に第二駆動ベベルギヤ50を連動させて回転させ、更に第二従動ベベルギヤ51を連動させて回転させ、更に第二駆動ベルト軸53を連動させて回転させ、更に動力ベルト55により第二従動ベルト軸54を連動させて回転させ、更に第二リール57を連動させて回転させ、更に引き線58を引き締め、更にアンロックブロック26を引き動かして右へ移動させ、この時、アンロックブロック26がアンロック感知ブロック27との接触から離脱し、この時、アンロック感知ブロック27がアンロック操作を検知し、モータ14が逆方向に回転し、更にロックブロック16を連動させて左へ移動させ、更にアンロックを行い、この時ドアを開けることができる。
【0017】
本分野の技術者が明確できるのは、本発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本発明の保護範囲にある。本発明の保護方案は本発明の権利要求書を標準とすべきである。
【要約】
【課題】本発明は使用しやすい計時ロック装置を開示した。
【解決手段】
本発明は使用しやすい計時ロック装置を開示し、主体を含み、前記主体の右側にはアンロック体が設けられ、前記主体の中には計時装置が設けられ、前記主体の中には初歩施錠装置が設けられ、前記アンロック体の中にはアンロック装置が設けられ、前記計時装置は前記主体の中に設けられるタイマーを含み、前記タイマーの左側には前記主体の中に固定的に設けられるモータが電気的に接続され、本装置を通じて施錠を行う時、初歩施錠によりドアをロックすることができ、一定の時間内にドアを開けようとする時は簡単な解錠によりドアを開けることができ、しかし、一定の時間内にドアを開けないと、一時ドアを開ける必要がないと見なされ、安全性を確保するために、本装置は自動的に二次施錠を行い、徹底的にドアをロックする。
【選択図】
図1