(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6593143
(24)【登録日】2019年10月4日
(45)【発行日】2019年10月23日
(54)【発明の名称】車両用電池冷却装置
(51)【国際特許分類】
H01M 10/6556 20140101AFI20191010BHJP
H01M 10/625 20140101ALI20191010BHJP
H01M 10/613 20140101ALI20191010BHJP
H01M 10/6554 20140101ALI20191010BHJP
H01M 10/6568 20140101ALI20191010BHJP
H01M 10/658 20140101ALI20191010BHJP
H01M 10/6551 20140101ALI20191010BHJP
H01M 2/10 20060101ALI20191010BHJP
H01M 10/647 20140101ALI20191010BHJP
H01M 10/6563 20140101ALI20191010BHJP
【FI】
H01M10/6556
H01M10/625
H01M10/613
H01M10/6554
H01M10/6568
H01M10/658
H01M10/6551
H01M2/10 S
H01M10/647
H01M10/6563
【請求項の数】7
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-243943(P2015-243943)
(22)【出願日】2015年12月15日
(65)【公開番号】特開2017-111900(P2017-111900A)
(43)【公開日】2017年6月22日
【審査請求日】2018年11月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006286
【氏名又は名称】三菱自動車工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ルー ウェン レオン
【審査官】
辻丸 詔
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2012/133707(WO,A1)
【文献】
特開2013−120827(JP,A)
【文献】
特表2014−509441(JP,A)
【文献】
特開2013−045578(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 10/52−10/667
H01M 2/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の駆動用電池を載せ、冷却液を内部に通して前記車両の駆動用電池を冷却する、複数の連続したヒートシンクから形成された冷却基板と、
前記冷却基板に冷却液を送る送液ポンプと、を備え、
前記ヒートシンクは、
内部に前記冷却液を通過させる内部空間を備えた本体部と、
前記本体部の対向する側面に雌雄一対の、前記内部空間に連通させて設けられた接続口と、を備え、
前記ヒートシンクに隣接する前記ヒートシンクの前記一対の対となる前記接続口を、前記ヒートシンクの接続口に接続させて前記ヒートシンクを複数連続させた車両用電池冷却装置。
【請求項2】
前記雌雄一対の接続口は、前記本体部の中心に対して前記本体部の対角線方向に沿って対称の位置に設けられている請求項1に記載の車両用電池冷却装置。
【請求項3】
前記接続口は、断熱性を有し、所定温度で溶融する封止部材を、隣接した前記ヒートシンクの前記接続口との間に設けて接続されている請求項1または2に記載の車両用電池冷却装置。
【請求項4】
前記ヒートシンクは、断熱性を有し、所定温度で溶融する連結部材を介して隣接する前記ヒートシンクと連結されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用電池冷却装置。
【請求項5】
前記冷却基板は、前記ヒートシンクに隣接する前記ヒートシンクを、平面視で順次前記隣接するヒートシンクの表裏を変えて接続して形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用電池冷却装置。
【請求項6】
前記冷却基板を通った前記冷却液を冷却する熱交換器を更に備えている請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用電池冷却装置。
【請求項7】
前記車両の駆動用電池は複数の電池セル若しくは電池モジュールを筐体の内部に収納した電池パックであり、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用電池冷却装置の前記冷却基板が、前記電池パック内に設けられた電動車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の駆動用電池を冷却する車両用電池冷却装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電動車両には、車両を走行させるための駆動用電池が搭載されている。一般に駆動用電池は、複数の電池セルを組み合わせた電池パックを、必要数備えて形成されている。電池セルは、所定の上限温度を超えると効率の低下を引き起こすことが知られている。そのため、冷却装置等により、電池セルを所定温度以下に保持することが重要となっている。
【0003】
駆動用電池を冷却する電池冷却装置として、例えば内部に冷却液を通すヒートシンクを備え、電池パックをヒートシンクの上面に載せて、電池セルを冷却する水冷式の冷却装置が知られている。
【0004】
又、駆動用電池は、万一電気的短絡等不具合が発生すると高温になり、熱暴走を起こすことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2013−246990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ヒートシンクは、熱伝導率の高い材質から形成されている。したがって、仮に1つの電池セルが熱暴走して高温になると、熱暴走した電池セルと同じヒートシンクに載っている他の電池セルに熱が伝わり、他の電池セルに熱暴走の影響がおよぶおそれが考えられる。
【0007】
本発明は、電池セルに生じた熱暴走の影響が他の電池セルにおよぼすことを防止できる車両用電池冷却装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するために、車両用電池冷却装置を次のように構成した。車両用電池冷却装置は、車両の駆動用電池を載せ、冷却液を内部に通して駆動用電池を冷却する、複数の連続したヒートシンクから形成された冷却基板と、冷却基板に冷却液を送る送液ポンプとを備えている。
【0009】
ヒートシンクは、内部に冷却液を通過させる内部空間を備えた本体部と、本体部の対向する側面に雌雄一対の、内部空間に連通させて設けられた接続口とを備えている。ヒートシンクに隣接するヒートシンクの一対の対となる接続口を、ヒートシンクの接続口に接続させてヒートシンクを複数連続させた。
【発明の効果】
【0010】
本発明の車両用電池冷却装置によれば、仮に、電池セル又は電池モジュールに熱暴走が生じても、熱暴走の影響が他の電池セル又は電池モジュールにおよぶことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明にかかる一実施形態の車両用電池冷却装置を搭載した車両を示す斜視図。
【
図5】ヒートシンクと電池セル又は電池モジュールを示す斜視図。
【
図8】冷却基板と電池セル又は電池モジュールを示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明にかかる一実施形態の車両用電池冷却装置について説明する。
図1に、車両用電池冷却装置14を備えた車両10を示す。車両10は、前輪20と、後輪22と、駆動用電動機と、発電機と、電池パック12とを備えている。車両10は、電池パック12に蓄えられた電力を利用して駆動用電動機を駆動させて走行する車両である。尚、車両10は、内燃機関を備え、駆動用電動機は、内燃機関を補助するものでもよい。又、車両10の駆動用電動機と発電機は、同一であってもよい。
【0013】
電池パック12は、例えば車両10の下部に取り付けられている。電池パック12は、外方に筐体を有し、筐体の内部に、複数の電池セル又は電池モジュール26(
図2参照)が収納されている。なお、以下電池セル26として説明する。
【0014】
電池パック12の筐体は、合成樹脂あるいは金属製部材からなり、偏平なほぼ直方体を有している。電池パック12の筐体は、所定の強度を有し、車両10にボルト等により固定されている。電池パック12は、パワーコントロールユニット等を介して駆動用電動機に接続されている。
【0015】
電池セル26は、複数の電池セルを組み合わせて構成され、所定の電圧を有している。電池セル26の上面には、正負それぞれの電極27が設けられている。電池パック12には、所定の電力量が蓄えられるよう、所定数の電池セル26が筐体の内部に収納されている。電池パック12には、電池セル26を冷却する車両用電池冷却装置14が設けられている。
【0016】
次に、車両用電池冷却装置(以下「電池冷却装置」とする)14について説明する。電池冷却装置14は、
図1に示すように、熱交換器30と、送液ポンプとしてのウォータポンプ32と、冷却基板16(
図3参照)とを備えている。
【0017】
熱交換器30は、冷却液を通過させる放熱管と放熱管に設けられたフィンとを備え、冷却液の熱を外部に放散させる。熱交換器30は、車両10の前方に設けられ、送液管を介して送液ポンプであるウォータポンプ32に接続している。
【0018】
ウォータポンプ32は、電動機等に接続されたポンプであり、電動機での駆動により冷却液を圧送する。ウォータポンプ32の送出口は、送液管を介して冷却基板16の流入口34(
図2参照)に連結している。尚、ウォータポンプ32の駆動源は、電動機でなく、車両10に搭載されている内燃機関でもよい。
【0019】
冷却基板16を
図3、
図7に示す。冷却基板16は、複数のヒートシンク38で構成されている。
図3及び
図7には、6台のヒートシンク38で構成されている冷却基板16を示す。尚、ヒートシンク38の数は特に問わない。冷却基板16は、
図2に示すように、上面に電池セル26を載せた状態で、電池パック12の筐体の内部に設けられている。
【0020】
図4に、ヒートシンク38を示す。ヒートシンク38は、
図4に示すように、本体部40と、第1接続口42と、第2接続口44とを備えている。本体部40は、表裏が対称の、偏平な直方体形状を有している。本体部40は、熱伝導性の良好な金属の薄板で形成され、内部に内部空間46を備えている。本体部40は、
図5に示すように、平面視で矩形形状で、平行に並べた2台の電池セル26が上面に載せられる形状を有している。本体部40の長手側の側面には、第1接続口42と第2接続口44がそれぞれ設けられている。
【0021】
第1接続口42は、一方の側面の角部の近傍に設けられている。第1接続口42は、所定の外径を有する円筒状の雄型の接続口であり、本体部40の内部空間46に連通している。第1接続口42の外周には、溝部52が形成されている。溝部52には、封止部材であるOリング50(
図6参照)が取り付けられる。
【0022】
本体部40の他方の側面には、第2接続口44が設けられている。第2接続口44は、ヒートシンク38の平面視で、本体部40の中心点Pを中心にした本体部40の対角線方向に、第1接続口42に対して対称の位置に設けられている。
【0023】
第2接続口44は、第1接続口42に対応した、雌型の接続口であり、第1接続口42と同様、本体部40の内部空間46に連通している。第2接続口44は、隣接するヒートシンク38の第1接続口42を挿し入れると、Oリング50を介して第1接続口42と液密に連結される内径を有している。Oリング50は、例えば合成樹脂製で、適宜断熱性を有している。
【0024】
冷却基板16は、3台のヒートシンク38が直線状に連結された一連のヒートシンク群41を、平行に2つ備えている。一連のヒートシンク群41の各ヒートシンク38は、それぞれの第1接続口42に他のヒートシンク38の第2接続口44が接続されている。
【0025】
具体的には、第1のヒートシンク38に隣接される第2のヒートシンク38が、第1のヒートシンク38に対して表裏を逆にして連結されている。各ヒートシンク38は、第2のヒートシンク38を、第1のヒートシンク38に対して表裏を逆にすることにより、第1のヒートシンク38の雄型の第1接続口42の位置に第2のヒートシンク38の雌型の第2接続口44が位置するので、第1のヒートシンク38の第1接続口42に第2のヒートシンク38の第2接続口44を連結すると直線的に連結し、連続した一連のヒートシンク群41が形成される。
【0026】
図6、及び
図7に示すように、2つのヒートシンク群41の先方に接続部材60が取り付けられている。
図6、
図7では、接続部材60側を冷却基板16の先方とし、その逆側を手前側とする。
【0027】
接続部材60はU字状で、一方に第1接続口42に対応した接続口62を有し、他方に第2接続口44に対応した接続口64を有している。接続部材60の接続口62は、一連のヒートシンク群41の先方のヒートシンク38の第2接続口44に連結され、接続部材60の他方の接続口64は、並列して設けられた一連のヒートシンク群41の先方のヒートシンク38の第1接続口42に連結されている。これにより、6台のヒートシンク38の各内部空間46がU字状に連続されている。
【0028】
更に、隣接した各ヒートシンク38同士の間には、連結部材58が設けられている。連結部材58は、例えば合成樹脂製で、本体部40の熱伝達率より低い熱伝達率を有し、ヒートシンク38同士を互いに連結している。
【0029】
冷却基板16は、手前側(接続部材60の反対側)において、一連の一方のヒートシンク群41の第1接続口42(流入口34)に、ウォータポンプ32からの送液管が連結し、他方のヒートシンク群41の第2接続口44(流出口36)には、熱交換器30への送液管が連結されている。
【0030】
次に、電池冷却装置14の作用、効果について説明する。車両10には、
図1に示すように電池パック12が搭載されている。電池パック12の底部に、電池冷却装置14の冷却基板16が設けられている。冷却基板16の上面には、電池セル26が載置されている。
【0031】
冷却基板16は、ヒートシンク38の第1接続口42と、ヒートシンク38に隣接して設けられた他のヒートシンク38の第2接続口44とを接続させて互いに連結されている。3台のヒートシンク38により、連続した一連のヒートシンク群41が形成されている。
【0032】
電池セル26は、
図2、
図8に示すように2台ずつそれぞれ各ヒートシンク38に載っている。冷却基板16の流入口34にはウォータポンプ32に接続され、流出口36には熱交換器30に連結している。電池セル26の下面はヒートシンク38の上面に接触し、電池セル26の熱がヒートシンク38に良好に伝達される状態になっている。
【0033】
例えば、電池パック12に設けられた温度センサからの検出値に基づいて、電池セル26の温度が閾値を超えたと判断されると、電池冷却装置14の制御装置は、ウォータポンプ32に作動信号を送出する。ウォータポンプ32が制御装置からの指示により作動すると、冷却液が熱交換器30から流入口34を通して冷却基板16内に流入する。
【0034】
冷却基板16に流入する冷却液は、熱交換器30で熱交換がなされており、冷却されている。流入口34から冷却基板16の内部に流入した冷却液は、一連のヒートシンク群41の手前側のヒートシンク38の第1接続口42からヒートシンク38の内部空間46内に流入する。
【0035】
第1接続口42からヒートシンク38の内部空間46内に流入した冷却液は、本体部40の内部を通って、第2接続口44から流出する。第2接続口44は、第1接続口42に対して本体部40の中心点Pを挟んだ対角線側に設けられているので、第1接続口42から流入した冷却液は、ヒートシンク38の内部全体を通る。そして、第2接続口44から流出した冷却液は、隣接するヒートシンク38の第1接続口42からヒートシンク38の内部空間46内に流入する。このようにして順次ヒートシンク38の第2接続口44から流出して、次のヒートシンク38の内部空間46内に流入する。
【0036】
ヒートシンク38の上には電池セル26が載せてあるので、温度が低下した冷却液がヒートシンク38の内部を流通することにより電池セル26が有する熱が冷却液に吸収され、電池セル26の温度が所望の値に保持される。
【0037】
そして、冷却液が直接に繋がれた一連のヒートシンク群41の先方のヒートシンク38に至ると、そのヒートシンク38から接続部材60を通って、並列に設けられた他方の直接に繋がれた一連のヒートシンク群41の先方のヒートシンク38の内部空間46内に流入する。他方の群のヒートシンク38の内部に流入した冷却液は、一方のヒートシンク群41と同様にして、一連のヒートシンク群41の内部空間46を冷却液が流通する。このして冷却液は、全ての電池セル26の熱を吸収し、電池パック12内の電池セル26の温度を所望温度に保持する。
【0038】
冷却基板16の手前側のヒートシンク38の流出口36から流出した冷却液は、熱交換器30に流入する。熱交換器30は、冷却液が有する熱をフィン等から外気に放散させて冷却液を冷却する。熱交換器30で放熱され温度が低下した冷却液は、再びウォータポンプ32により冷却基板16に送られる。
【0039】
電池冷却装置14は、温度が低下した冷却液が冷却基板16の内部を循環することにより、冷却基板16の上に載せられた電池セル26が有する熱を冷却液が吸収し、電池パック12内の電池セル26が所望の温度に保持される。
【0040】
そして更に、電池パック12内のいずれか1つの電池セル26が不具合等により熱暴走して、高温になったとする。電池冷却装置14は、電池セル26を、個々に区分されたヒートシンク38に載置しているので、電池セル26の1つが、熱暴走により温度が非常に高くなったとしても、他のヒートシンク38に載っている電池セル26に熱暴走による熱が伝えられない。
【0041】
したがって、電池パック12は、電池セル26が熱暴走により高温になった場合でも、高温になった電池セル26から、他のヒートシンク38に載っている電池セル26に熱が伝達されることがなく、電池セル26の熱暴走による破損が他の電池セル26に拡大しない。
【0042】
そして、電池セル26の熱暴走によりヒートシンク38内の冷却液が沸騰して、冷却基板16から冷却液が抜けてしまったとする。すると、各ヒートシンク38の本体部40を連結している第1接続口42と第2接続口44のOリング50が熱で溶融する。Oリング50が熱で溶融すると、第1接続口42と第2接続口44との接触がなくなり、接続口を介したヒートシンク38間での熱の伝達が著しく低下する。
【0043】
又、ヒートシンク38の温度が上昇して、合成樹脂製の連結部材58が溶解したりすると、ヒートシンク38間での直接的な接触がなくなり、本体部40の外表面を通した熱の伝達が著しく低下する。
【0044】
これらによっても、熱暴走により高温になった電池セル26から他のヒートシンク38に載っている電池セル26に熱が伝達されることがなく、電池セル26の熱暴走による破損が拡大しない。
【0045】
各ヒートシンク38は、同一の形状で、かつ、表裏が対称に形成されているので、容易に冷却基板16を組み立てることができる。又、熱暴走が生じたとき、損傷したヒートシンク38を新規のヒートシンク38に交換することが容易にでき、冷却基板16を容易に修復できる。
【0046】
各ヒートシンク38が連結部材58により連結されているので、各ヒートシンク38間の断熱が確実で、かつヒートシンク38の位置決めが正確になされる。冷却基板16の上面に電池セル26が載せられるので、電池セル26を上方に抜き取ることにより電池セル26を容易に交換できる。
【0047】
尚、本発明は上記実施形態に限るものではなく、適宜変更して実施できるものである。例えば、ヒートシンク38の数は上記例にかぎるものではない。又、ヒートシンク38に載せる電池セル26の数も2つに限るものではない。又、上記実施形態では電池セル26として説明したが、電池モジュールであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明は、車両に搭載された駆動用電池の冷却に利用できる。
【符号の説明】
【0049】
10…車両、12…電池パック、14…車両用電池冷却装置、16…冷却基板、20…前輪、22…後輪、26…電池セル(電池モジュール)、27…電極、30…熱交換器、32…ウォータポンプ、34…流入口、38…ヒートシンク、40…本体部、41…ヒートシンク群、42…第1接続口、44…第2接続口、46…内部空間、50…Oリング、52…溝部、58…連結部材、60…接続部材、62…第1接続口、64…第2接続口、P…中心点。