(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
外部環境の変化を検知して警報する警報器と、人を検知する人検知部と、を備え、前記人検知部が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに、前記警報器が警報する、警報システムであって、
前記警報器は、前記人検知部が検知した人の位置と前記警報器の位置との距離に応じて、前記外部環境の変化を警報する態様を変更可能に構成され、
前記警報器は、前記人検知部が検知した人の位置と前記警報器の位置との距離に応じて、前記外部環境の変化として検知される値を変更すること、または、前記外部環境の変化を所定時間以内に複数回検知したときに前記外部環境の変化を警報する設定において前記外部環境の変化を所定時間以内に検知する回数を変更することによって、前記外部環境の変化を警報するタイミングを変更可能に構成される、
警報システム。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、
図1から
図6に記載の警報システムについて説明する。
【0014】
図1に示すように、警報システム1は、制御部2と、警報器3と、人検知部4と、を備える。警報システム1の制御部2と警報器3と人検知部4とは、それぞれ同一屋内に配置される。
【0015】
警報システム1の制御部2は、警報器3(人検知部4および警報器3)の各種の動作を制御する。制御部2は、記憶装置(不図示)と、時計機能(例えばリアルタイムクロック)を備える。
制御部2は、警報器3と一体的に構成される。
なお、制御部2は、警報器3と別体で構成することもでき、また、警報器3と人検知部4とは別の場所(例えば、同一屋内以外の場所)に配置することもできる。
【0016】
警報システム1の人検知部4は、人(使用者)を検知する。人検知部4は、例えば、赤外線、超音波センサ、または、可視光センサ等からなる人感センサで構成され、屋内にいる人(人が動作している状態)を検知する。
なお、人検知部4は、GPS(Global−Positioning−System)機能によって、人を検知する構成とすることもできる。
【0017】
警報システム1の警報器3は、センサ部5と、警報部6と、を備える。
【0018】
警報システム1の警報器3のセンサ部5は、外部環境の変化を検知する。警報器3のセンサ部5は、LPガス、都市ガス、若しくは、一酸化炭素等の被検知ガスを検出してガス漏れ等を検知するガスセンサ、または、温度若しくは煙を検出して火災を検知する火災センサ等で構成される。
【0019】
警報システム1の警報器3の警報部6は、例えば、警報音または警報メッセージ等の音声を発することによって警報する。
警報器3の警報部6は、センサ部5が外部環境の変化を検知したときに警報する。警報器3の警報部6は、センサ部5が検出した値が予め定められた所定の値(所定の閾値)以上と制御部2が判断したときに警報する。
また、警報器3の警報部6は、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに、例えば、人が倒れた状態のまま動かないことと仮定して、警報する。警報器3の警報部6は、人検知部4が人を検知してから予め定められた所定時間以内にさらに人を検知しなかったと制御部2が判断したときに警報する。
また、警報器3の警報部6は、上記に加えて、人検知部4が所定時間人を検知し続ける場合も、例えば、人が倒れた状態であると仮定して、警報する構成としてもよい。また、警報部6は、人検知部4の設置場所に応じて、人検知部4が所定時間人を検知し続ける場合も警報するか否か、または、人検知部4が人を検知し続けたときに警報する際の所定時間等を設定可能に構成することもできる。
【0020】
次に、警報システム1における警報器3が警報する一連の動作について、
図2を用いて説明する。
【0021】
図2に示すように、警報システムでは、まず、人検知部4が人を検知したか否かについて、制御部2が判断する(ステップS1)。
人検知部4が人を検知した、と制御部2が判断した場合、ステップS2に移行する。
人検知部4が人を検知していない、と制御部2が判断した場合、ステップS4に移行する。
【0022】
次に、警報システム1では、制御部2が、人検知部4が人を検知したことに関する情報(人を検知した場所および検知した時間等に関する情報)を記憶装置に記憶する(ステップS2)。
ここで、人検知部4が人を検知したことに関する情報が既に記憶装置に記憶されている場合には、制御部2は、人検知部4が人を検知したことに関する情報を最新のものに更新して記憶装置に記憶する。
制御部2が、人検知部4が人を検知したことに関する情報を記憶装置に記憶した後、ステップS3に移行する。
【0023】
次に、警報システム1では、制御部2が、ステップS2において記憶装置に記憶した人検知部4が人を検知したことに関する情報に基づいて、警報システム1の設定を変更する(ステップS3)。制御部2は、前記変更された警報システム1の設定に関する情報を記憶装置に記憶する。
警報システム1の設定を変更した後、ステップS4に移行する。
【0024】
次に、警報システム1では、制御部2が、ステップS2において記憶装置に記憶した人検知部4が人を検知したことに関する情報に基づいて、人検知部4が直近で人を検知してから所定時間経過したか否か(人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知したか否か)について判断する(ステップS4)。
人検知部4が直近で人を検知してから所定時間経過した、と制御部2が判断した場合、ステップS6に移行する。
人検知部4が直近で人を検知してから所定時間経過していない、と制御部2が判断した場合、ステップS5に移行する。なお、制御部2は、人検知部4が人を一度も検知していないことから記憶装置に記憶した人検知部4が人を検知したことに関する情報に基づいて前記判断を行えないような場合には、人検知部4が人を検知したことに関する情報を記憶している場合と同様に、人検知部4が直近で人を検知してから所定時間経過していない、と判断する。
【0025】
次に、警報システム1では、警報器3(警報器3のセンサ部5)によって外部環境の変化が検知されたか否かについて、制御部2が判断する(ステップS5)。
警報器3によって外部環境の変化が検知された、と制御部2が判断した場合には、ステップS6に移行する。
警報器3によって外部環境の変化が検知されない、と制御部2が判断した場合には、ステップS1に移行する。
【0026】
次に、警報システム1では、警報器3(警報器3の警報部6)が警報する動作を行う(ステップS6)。
警報器3が警報する動作を行った後、ステップS7に移行する。
【0027】
次に、警報システム1では、警報器3が警報する動作を停止する停止条件を満たしたか否かについて、制御部2が判断する(ステップS7)。
ここで、警報器3が警報する動作を停止する停止条件として、警報システム1が警報停止操作部(不図示)を備え、警報器3が警報する動作を行っているときに警報停止操作部が人に操作されること、とされる。警報停止操作部は、人(使用者)に操作されることによって警報器3が警報する動作を停止するスイッチ等で構成される。なお、警報停止操作部は、警報器3の警報する動作に気付いた人が警報する動作を停止し易いことを考慮すると、警報器3と一体に構成されること、または、警報器3の近傍に配置されることが好ましい。
停止条件を満たした、と制御部2が判断した場合、ステップS8に移行する。
停止条件を満たしていない、と制御部2が判断した場合、ステップS6に移行して、警報器3が警報する動作を継続する。
【0028】
次に、警報システム1では、警報器3が警報する動作を停止する(ステップS8)。
警報器3が警報する動作を停止した後、ステップS1に移行する。
このようにして、警報システム1では、警報器3が警報する一連の動作を行う。
【0029】
警報システム1の警報器3(警報器3の警報部6)は、人検知部4が検知した人の位置に応じて、外部環境の変化を警報する態様を変更可能に構成される。人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいような態様に、警報器3の外部環境の変化を警報する態様が変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3が外部環境の変化を警報する態様を変更(例えば、警報器3が発する警報音の音量、警報音の音圧、警報音の周波数、警報音のパターン、または、警報音の種類(パターンまたはメッセージ)等を変更)する設定を制御部2が行う。
例えば、制御部2は、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から比較的遠い位置である場合(人検知部4が検知した人が警報器3から近くにいないと判断できる場合)には、人が警報器3の警報に気付きやすいように、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から近い場合と比較して、警報器3が警報する警報音の音量を比較的大きく変更する設定、または、警報器3が発する警報音を人が比較的聞取り易い音声に変更する設定等を行う。
また例えば、警報器3が間歇的に警報音を発するように構成されるとき、制御部2は、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から比較的遠い位置である場合には、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から近い場合と比較して、警報器3が警報する警報音の間隔を比較的短い間隔に変更する設定を行う。
【0030】
以上のように、警報器3が、人検知部4が検知した人の位置に応じて、外部環境の変化を警報する態様を変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、警報器3から比較的遠い位置にいる人が警報器3の警報に気付きやすいように、人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3の外部環境の変化を警報する態様を変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、外部環境の変化をより確実に知らせることができる。
【0031】
警報システム1の警報器3は、人検知部4が検知した人の位置に応じて、外部環境の変化を警報するタイミングを変更可能に構成することもできる。人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいようなタイミングに、警報器3の外部環境の変化を警報するタイミングが変更される。
このとき、警報システム1では、ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3が外部環境の変化を警報するタイミングを変更する設定を制御部2が行う。制御部2は、外部環境の変化として検知される所定の値(所定の閾値)を変更すること、または、外部環境の変化が検知される回数を変更することによって、警報器3が外部環境の変化を警報するタイミングを変更する。
例えば、制御部2は、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から比較的遠い位置である場合には、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から近い場合と比較して、警報器3が警報するタイミング(警報する動作を開始するタイミング)を比較的早くするように変更する設定を行う。通常時(人検知部4が人を検知していないとき等)において、警報器3が検出した被検知ガス等の値が所定の値を所定の時間以内に所定の回数(例えば1分間に6回)超えるものである場合に外部環境の変化を検知する設定のとき、制御部2は、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から比較的遠い位置である場合には、警報器3のセンサ部5が検出した被検知ガス等の値が通常時よりも少ない回数(例えば1分間に3回)超えるものである場合に外部環境の変化を検知する設定を行う。
【0032】
以上のように、警報器3が、人検知部4が検知した人の位置に応じて、外部環境の変化を警報するタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、警報器3から比較的遠い位置にいる人が警報器3の警報に気付きやすいように、人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3の外部環境の変化を警報するタイミングを変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、外部環境の変化をより確実に知らせることができる。
【0033】
警報システム1の警報器3は、人検知部4が検知した人の位置に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報する態様を変更可能に構成することもできる。人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいような態様に、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときの警報器3の警報する態様が変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、人検知部4が検知した人の位置に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報器3が警報する態様を変更する設定を制御部2が行う。
【0034】
以上のように、警報器3が、人検知部4が検知した人の位置に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報する態様を変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、警報器3から比較的遠い位置にいる人が警報器3の警報に気付きやすいように、人検知部4が検知した人の位置に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報する態様を変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことをより確実に知らせることができる。
【0035】
警報システム1の警報器3は、人検知部4が検知した人の位置に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報するタイミングを変更可能に構成することもできる。人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいようなタイミングに、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときの警報器3の警報するタイミングが変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、人検知部4が検知した人の位置に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報器3が警報するタイミングを変更する設定を制御部2が行う。
【0036】
以上のように、警報器3が、人検知部4が検知した人の位置に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報するタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、警報器3から比較的遠い位置にいる人が警報器3の警報に気付きやすいように、人検知部4が検知した人の位置に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報するタイミングを変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことをより確実に知らせることができる。
【0037】
警報システム1の警報器3が外部環境の変化を複数段階(例えば、四段階等)で検知するように構成される場合には、当該警報器3が検知した外部環境の変化の各段階と人検知部4が検知した人の位置とに応じて、外部環境の変化を警報する態様またはタイミングを変更可能に構成することもできる。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、当該警報器3が検知した外部環境の変化の各段階と人検知部4が検知した人の位置とに応じて、外部環境の変化を警報する態様またはタイミングを変更する設定を制御部2が行う。
例えば、制御部2は、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から比較的近い位置である場合には、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から遠い場合と比較して、警報器3が比較的危険度の高い状態の外部環境の変化を検知したときのみ警報する設定、警報器3が警報する警報音の音量を比較的大きく変更する設定、または、警報器3が警報するタイミングを比較的早くするように変更する設定等を行う。
また例えば、制御部2は、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から比較的遠い位置である場合には、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から近い場合と比較して、警報器3が比較的危険度の低い状態の外部環境の変化を検知したときでも警報する設定、警報器3が警報する警報音の音量を比較的小さく変更する設定、または、警報器3が警報するタイミングを比較的遅くするように変更する設定等を行う。
より具体的には、警報器3が、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から遠い位置である場合には、外部環境の変化を四段階で検知して(例えば、検出した被検知ガスの濃度が、低いとき、やや低いとき、中程度のとき、および、高いときに)警報し、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から比較的遠い位置である場合には、外部環境の変化を三段階で検知して(例えば、検出した被検知ガスの濃度が、やや低いとき、中程度のとき、または、高いときに)警報し、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から比較的近い位置である場合には、外部環境の変化を二段階で検知して(例えば、検出した被検知ガスの濃度が、中程度のとき、または、高いときに)警報するように、警報システム1の設定を制御部2が変更する。このとき、制御部2が、例えば、警報器3によって検出される被検知ガスの濃度が高いほど、警報器3が警報する警報音の音量を大きく変更する設定、または、警報器3が警報するタイミングを早くするように変更する設定等を行う構成とすることもできる。
【0038】
以上のように、警報器3が、検知された外部環境の変化の各段階と人検知部4が検知した人の位置とに応じて、外部環境の変化を警報する態様またはタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、検知された外部環境の変化の各段階と人検知部4が検知した人の位置とに応じて、外部環境の変化を警報する態様またはタイミングを変更する。
したがって、警報システム1によれば、検知された外部環境の変化の各段階と人検知部4が検知した人の位置とに応じて外部環境の変化を警報する態様またはタイミングを変更することができ、外部環境の変化をより確実に知らせることができる。
【0039】
警報システム1では、ステップS7において警報器3が警報する動作を停止する停止条件として、警報器3が警報する動作を行っているときに人検知部4が人を検知すること、とすることもできる。
以上のように、警報器3が警報する動作を停止する停止条件が、警報器3が警報する動作を行っているときに人検知部4が人を検知することとされる、警報システム1では、スイッチ等の操作具を備えずに、警報器3の警報する動作を停止する構成とすることができる。
したがって、警報システム1によれば、スイッチ等の操作具を備えるものに比べて簡易な構成とすることができる。
【0040】
また、警報システム1では、ステップS7において警報器3が警報する動作を停止する停止条件として、警報器3が警報する動作を行っているときに警報停止操作部が人に操作されること、または、警報器3が警報する動作を行っているときに人検知部4が人を検知すること、とすることもできる。
このとき、警報停止操作部が人に操作されたときと、人検知部4が人を検知したときとでは、警報器3が警報する動作を停止する時間(一時停止する時間)がそれぞれ異なるようにすることもできる。例えば、警報停止操作部が人に操作されたときには、警報器3が警報する動作の停止時間を人検知部4が人を検知したときよりも長く(例えば、警報器3が警報する動作を少なくとも5分間は)停止する。また、人検知部4が人を検知したときには、警報器3が警報する動作の停止時間を警報停止操作部が人に操作されたときよりも短く(例えば、警報器3が警報する動作を少なくとも3分間は)停止する。
またこのとき、警報停止操作部が人に操作されたときと、人検知部4が人を検知したときとでは、警報器3が警報する動作を停止する態様がそれぞれ異なるようにすることもできる。例えば、警報停止操作部が人に操作されたときには、警報器3が警報する動作を完全に停止し、人検知部4が人を検知したときとには、警報器3が警報する動作を一時的に停止する。さらに、人検知部4が人を検知したときとには、警報器3が警報する動作を一時的に停止するか、完全に停止するかを選択可能に構成することもできる。
【0041】
以上のように、警報停止操作部が人に操作されたときと、人検知部4が人を検知したときとでは、警報器3が警報する動作を停止する時間または態様がそれぞれ異なるように構成される、警報システム1では、警報停止操作部が人に操作されたときには、警報器3から人が近い場所にいることから、警報器3が警報する動作を比較的長い時間停止または完全に停止等し、また、警報器3が警報する動作人検知部4が人を検知したときには、警報器3が警報する動作が短いまたは一時停止等にする。
このため、警報システム1では、人が警報器3から離れた場所にいる場合には、警報器3の警報が停止した状態であっても、警報器3が配置される場所に移動して警報停止操作部を操作する行動を人にとらせることができる。
したがって、警報システム1によれば、警報器3から離れた場所に人がいるときには、警報器3の警報器3を一時停止等して、警報器3による警報が誤報か否かについて現場に行って確認等させることができ、利便性を高めつつ人の安全性を担保することができる。
【0042】
また、警報システム1が複数個の人検知部4を備えるときには、ステップS7において警報器3が警報する動作を停止する停止条件については、警報器3が警報する動作を行っているときに複数個の人検知部4のうち少なくとも一個の人検知部4が人を検知すること、とすることもできる。
このとき、複数個の人検知部4のそれぞれの位置に応じて、警報器3が警報する動作を停止する時間がそれぞれ異なるようにすることもできる。
例えば、警報器3から近い位置に配置される人検知部4が人を検知したときには、警報器3から遠い位置に配置される人検知部4が人を検知したときに比べて、警報器3が警報する動作の停止時間を長くする。
このようにして、警報システム1では、人が警報器3から比較的離れた場所にいる場合には、警報器3の警報が停止した状態(一時停止した状態)を長くして、警報器3が配置される場所に移動して警報停止操作部を操作するまでの時間を確保することができる。
なお、警報器3が警報する動作を行っているときに複数個の人検知部4のうち少なくとも一個の人検知部4が人を検知したときに警報器3が警報する動作を停止する際、人検知部4の位置によらず、警報器3が警報する動作を停止する時間が同一となるようにすることもできる。
【0043】
警報システム1は、警報器3が外部環境の変化を検知したとき、または、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったとき、その旨に関する情報を、電気通信回線を介して警報システム1が設置される場所から離れた場所(例えば、警備会社、消防署、または、携帯情報端末等)に通信可能に構成することもできる。
警報システム1は、警報器3が外部環境の変化を検知したことに関する情報、または、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことに関する情報を、ステップS6において警報器3が警報するタイミングと同タイミング、警報器3が警報するタイミングよりも所定の早いタイミング、または、警報器3が警報するタイミングよりも所定の遅いタイミングで、通信する。
【0044】
警報システム1は、人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3が外部環境の変化を検知したことに関する情報、または、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことに関する情報を警報システム1が通信するタイミングを変更可能に構成することもできる。
このとき、警報システム1では、ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、警報器3が外部環境の変化を検知したことに関する情報、または、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことに関する情報を警報システム1が通信するタイミングを変更する設定を制御部2が行う。
例えば、制御部2は、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から比較的遠い位置である場合には、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から近い場合と比較して、警報器3が外部環境の変化を検知したことに関する情報、または、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことに関する情報を警報システム1が通信するタイミングを比較的遅く(長く)するように変更する設定を行う。
また例えば、制御部2は、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から比較的近い位置である場合には、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から遠い場合と比較して、警報器3が外部環境の変化を検知したことに関する情報、または、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことに関する情報を警報システム1が通信するタイミングを比較的早くするように変更する設定を行う。
【0045】
以上のように、人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3が外部環境の変化を検知したことに関する情報、または、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことに関する情報を通信するタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3が外部環境の変化を検知したことに関する情報、または、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことに関する情報を通信するタイミングを変更することができる。
このため、警報システム1では、例えば、警報器3から比較的遠い位置に人を人検知部4が検知したときに、警報器3が外部環境の変化を検知したことに関する情報、または、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことに関する情報を遅めに通信する(警報器3が警報してから通信するまでの時間を遅めにする)ことによって、警報器3から遠い位置にいる人が誤報などによる警報に気付いてから警報を停止するための時間を確保でき、外部へ誤報に基づく通信が行われることを防ぐことができる。なお、警報器3から比較的近い位置に人がいる場合は、警報器3から遠い位置にいる場合と比べて、当該人が誤報などによる警報に気付いてから警報を停止するまでの時間を必要としないことから、警報器3から遠い位置にいる場合と比べて外部へ通信するまでの時間を早めに設定してもよい。
【0046】
警報システム1の警報器3が外部環境の変化を複数段階で検知するように構成される場合には、警報システム1は、警報器3が外部環境の変化を検知したことに関する情報を通信する態様を、警報器3が検知した外部環境の変化の各段階に応じて変更可能に構成することもできる。
例えば、警報システム1は、警報器3が比較的危険度の高い状態の外部環境の変化を検知したときのみ、警報器3が外部環境の変化を検知したことに関する情報を通信する。
【0047】
以上のように、警報器3が外部環境の変化を複数段階で検知するように構成され、警報器3が外部環境の変化を検知したことに関する情報を通信する態様を、警報器3が検知した外部環境の変化の各段階に応じて変更可能に構成される、警報システム1では、警報器3が検知した外部環境の変化の危険度に応じて、警報器3が外部環境の変化を検知したことに関する情報を通信することができる。
したがって、警報システム1によれば、例えば、警報器3が比較的危険度の高い状態の外部環境の変化を検知したときのみ、警報器3が外部環境の変化を検知したことに関する情報を通信するようにして、警報器3が外部環境の変化を検知したことに関する情報が頻繁に通信されることを防止し、頻繁に誤報として通信されることを防止することができる。
【0048】
警報システム1は、単数個の人検知部4と、単数個の警報器3と、を備える。
人検知部4と警報器3とは、別体で構成され、それぞれ離れた位置に配置される。人検知部4と警報器3とは、有線または無線等で互いに接続される。
このとき、人検知部4は、人が頻繁に出入する場所や人が集まりにくい場所等に配置されることが望ましい。人検知部4は、例えば、風呂場の入口、寝室、トイレ、廊下、階段、または、居間等に配置される。
警報器3は、人が集まり易い場所や人が居続ける時間が比較的長い場所等に配置されることが望ましい。警報器3は、例えば、台所、または、居間等に配置される。
【0049】
図3に示すように、警報システム1は、複数個の人検知部4と、単数個の警報器3と、を備える構成とすることもできる。
このように、複数個の人検知部4を備える警報システム1では、広い範囲に人検知部4を配置して、広い範囲において人検知部4が人を検知したか否かの判断を行うことができる。
このとき、警報器3は、複数個の人検知部4のうち一個の人検知部4と一体的に構成することもできる。
【0050】
図4に示すように、警報システム1は、単数個の人検知部4と、複数個の警報器3と、を備える構成とすることもできる。
このように、複数個の警報器3を備える警報システム1では、広い範囲に警報器3を配置して、広い範囲において警報器3による警報を行うことができる。
このとき、人検知部4は、複数個の警報器3のうち一個の警報器3と一体的に構成することもできる。またこのとき、制御部2は、人検知部4と一体的に構成することもできる。
【0051】
図5に示すように、警報システム1は、複数個の人検知部4と、複数個の警報器3と、を備える構成とすることもできる。
このように、複数個の人検知部4と複数個の警報器3とを備える警報システム1では、広い範囲に人検知部4を配置して、広い範囲において人検知部4が人を検知したか否かの判断を行うことができ、また、広い範囲に警報器3を配置して、広い範囲において警報器3による警報を行うことができる。
このとき、警報システム1は単数個の制御部2を備え、制御部2は、人検知部4および警報器3と別体として構成されるが、人検知部4または警報器3と一体的に構成することもできる。
またこのとき、複数個の人検知部4と複数個の警報器3とをそれぞれ一体的に構成することもできる(
図6参照)。
このように、複数個の人検知部4と複数個の警報器3とが一体的に構成される、警報システム1では、複数個の人検知部4と複数個の警報器3とを備えるものであっても、警報システム1をコンパクトに構成することができる。
【0052】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、複数個の警報器3のうち少なくとも一個の警報器3が外部環境の変化を検知したとき、または、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに全ての警報器3が警報する。
【0053】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、複数個の警報器3のうち少なくとも一個の警報器3が外部環境の変化を検知したとき、当該外部環境の変化を検知した警報器3のみが警報し、他の警報器3は警報しない構成とすることもできる。
【0054】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、複数個の警報器3のうち少なくとも一個の警報器3が外部環境の変化を検知したとき、当該外部環境の変化を検知した警報器3と、他の警報器3とで、異なる態様で警報する構成とすることもできる。例えば、外部環境の変化を検知した警報器3は通常通り警報し、他の警報器3は、当該外部環境の変化を検知した警報器3の場所や外部環境の変化を検知した警報器3がある旨等の音声を発する。
【0055】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、警報器3のセンサ部5が検出した値が外部環境の変化を検知したと制御部2に判断される所定の値(所定の閾値)を、警報器3毎に異なる値に設定することもできる。例えば、台所や茶室等のように、警報器3のセンサ部5が検出した値が外部環境の変化を検知したと制御部2に判断され易い場所では、所定の値(所定の閾値)を高めに設定する。このように、警報器3のセンサ部5が検出した値が外部環境の変化を検知したと制御部2に判断される所定の値を、複数個の警報器3毎に設定することにより、誤報として警報器3が外部環境の変化を警報することを防止することができる。
【0056】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、人検知部4が検知した人の位置に応じて、外部環境の変化を警報する態様を変更可能に構成することもできる。人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいような態様に、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について外部環境の変化を警報する態様が変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、人検知部4が検知した人の位置に応じて、複数個の警報器3のうち少なくとも一部の警報器3について外部環境の変化を警報する態様を変更する設定を制御部2が行う。
例えば、制御部2は、人検知部4が検知した人の位置から比較的遠い位置の警報器3については、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から近い場合と比較して、警報音の音量を比較的大きく変更する設定、または、警報音を人が比較的聞取り易い音声に変更する設定等を行う。
また例えば、警報器3が間歇的に警報音を発するように構成されるとき、制御部2は、人検知部4が検知した人の位置から比較的遠い位置の警報器3については、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から近い場合と比較して、警報器3が警報する警報音の間隔を比較的短い間隔に変更する設定を行う。
また例えば、制御部2は、人検知部4が検知した位置から最も近い警報器3のみが警報するように、人検知部4が検知した人の位置に応じて警報器3が警報しない設定を行う。
なお、単数個の人検知部4または複数個の人検知部4が複数の人を検知した場合においても同様に、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、人検知部4が検知した人毎の位置に応じて、警報する態様を変更可能に構成される。
【0057】
以上のように、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、人検知部4が検知した人の位置に応じて外部環境の変化を警報する態様を変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、警報器3から比較的遠い位置にいる人が警報器3の警報に気付きやすいように、人検知部4が検知した人の位置に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について外部環境の変化を警報する態様を変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、外部環境の変化をより確実に知らせることができる。
【0058】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、人検知部4が検知した人の位置に応じて、外部環境の変化を警報するタイミングを変更可能に構成することもできる。人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいような態様に、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について外部環境の変化を警報するタイミングが変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、人検知部4が検知した人の位置に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について外部環境の変化を警報するタイミングを変更する設定を制御部2が行う。
例えば、制御部2は、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から比較的遠い位置の警報器3については、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から近い場合と比較して、警報するタイミングを比較的早く変更する設定を行う。
また例えば、制御部2は、人検知部4が検知した人の位置から比較的近い位置から遠い位置の順に、警報器3が警報する設定等を行う。
なお、検知器(複数個の検知器)が複数の人を検知した場合においても同様に、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、人検知部4が検知した人毎の位置に応じて、警報するタイミングを変更可能に構成される。
【0059】
以上のように、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、人検知部4が検知した人の位置に応じて、外部環境の変化を警報するタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、警報器3から比較的遠い位置にいる人が警報器3の警報に気付きやすいように、人検知部4が検知した人の位置に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について外部環境の変化を警報するタイミングを変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、人の位置に対応するようにして、外部環境の変化を確実に知らせることができる。
【0060】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、人検知部4が検知した人の位置に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報する態様を変更可能に構成することもできる。人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいような態様に、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報する態様が変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、人検知部4が検知した人の位置に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報器3が警報する態様を変更する設定を制御部2が行う。
【0061】
以上のように、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、人検知部4が検知した人の位置に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報する態様を変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、警報器3から比較的遠い位置にいる人が警報器3の警報に気付きやすいように、人検知部4が検知した人の位置に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報する態様を変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことをより確実に知らせることができる。
【0062】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、人検知部4が検知した人の位置に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報するタイミングを変更可能に構成することもできる。人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいような態様に、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報するタイミングが変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、人検知部4が検知した人の位置に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報器3が警報するタイミングを変更する設定を制御部2が行う。
【0063】
以上のように、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、人検知部4が検知した人の位置に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報するタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、警報器3から比較的遠い位置にいる人が警報器3の警報に気付きやすいように、人検知部4が検知した人の位置に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報するタイミングを変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことをより確実に知らせることができる。
【0064】
次に、
図7から
図13に記載の警報システム1について説明する。
なお、
図1から
図6に記載の警報システム1についての説明は、
図1から
図6に記載の警報システム1と同様の構成の部分については適宜省略し、
図1から
図6に記載の警報システム1の構成と異なる部分を中心に説明する。
【0065】
図7に示すように、警報システム1は、制御部2と、警報器3と、人検知部4と、熱中症計測部7と、を備える。警報システム1の制御部2と警報器3と人検知部4と熱中症計測部7と、はそれぞれ同一屋内に配置される。
【0066】
警報システム1の制御部2は、警報器3(人検知部4、警報器3、および、熱中症計測部7)の各種の動作を制御する。
制御部2は、警報器3と一体的に構成される。
なお、制御部2は、警報器3と別体で構成することもでき、また、警報器3と人検知部4と熱中症計測部7とは別の場所(例えば、同一屋内以外の場所)に制御部2を配置することもできる。
【0067】
警報システム1の熱中症計測部7は、温度、湿度、および/または、暑さ指数(WBGT(Wet Bulb Globe Temperature))等の熱中症に関する値を計測する。
【0068】
警報システム1の警報器3の警報部6は、例えば、警報音または警報メッセージ等の音声を発することによって警報する。
警報器3の警報部6は、センサ部5が外部環境の変化を検知したときに警報する。警報器3の警報部6は、センサ部5が検出した値が予め定められた所定の値(所定の閾値)以上と制御部2が判断したときに警報する。
また、警報器3の警報部6は、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに、例えば、人が倒れた状態のまま動かないことと仮定して、警報する。警報器3の警報部6は、人検知部4が人を検知してから予め定められた所定時間以内にさらに人を検知しなかったと制御部2が判断したときに警報する。
また、警報器3の警報部6は、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに、熱中症計測部7が配置される近傍の人に熱中症のおそれがあるものとして、警報する。警報器3の警報部6は、熱中症計測部7が計測した計測値が予め定められた所定の値(所定の閾値)以上と制御部2が判断したときに警報する。
また、警報器3の警報部6は、上記に加えて、人検知部4が所定時間人を検知し続ける場合も、例えば、人が倒れた状態であると仮定して、警報する構成としてもよい。また、警報部6は、人検知部4の設置場所に応じて、人検知部4が所定時間人を検知し続ける場合も警報するか否か、または、人検知部4が人を検知し続けたときに警報する際の所定時間等を設定可能に構成することもできる。
【0069】
次に、警報システム1における警報器3が警報する一連の動作について、
図8を用いて説明する。
【0070】
図8に示すように、警報システム1では、まず、人検知部4が人を検知したか否かについて、制御部2が判断する(ステップS1)。
人検知部4が人を検知した、と制御部2が判断した場合、ステップS2に移行する。
人検知部4が人を検知していない、と制御部2が判断した場合、ステップS4に移行する。
【0071】
次に、警報システム1では、制御部2が、人検知部4が人を検知したことに関する情報を記憶装置に記憶する(ステップS2)。
制御部2が、人検知部4が人を検知したことに関する情報を記憶装置に記憶した後、ステップS9に移行する。
【0072】
次に、警報システム1では、熱中症計測部7が熱中症に関する値を計測して、当該熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値についての情報を制御部2が記憶装置に記憶する(ステップS9)。
熱中症計測部7が熱中症に関する値を計測して、当該熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値についての情報を制御部2が記憶装置に記憶した後、ステップS3に移行する。
【0073】
次に、警報システム1では、制御部2が、ステップS2において記憶装置に記憶した人検知部4が人を検知したことに関する情報に基づいて、または、ステップS9において記憶装置に記憶した熱中症に関する計測値についての情報に基づいて、警報システム1の設定を変更する(ステップS3)。制御部2は、前記変更された警報システム1の設定に関する情報を記憶装置に記憶される。
警報システム1の設定を変更した後、ステップS4に移行する。
【0074】
次に、警報システム1では、制御部2が、ステップS2において記憶装置に記憶した人検知部4が人を検知したことに関する情報に基づいて、人検知部4が直近で人を検知してから所定時間経過したか否かについて判断する(ステップS4)。
人検知部4が直近で人を検知してから所定時間経過した、と制御部2が判断した場合、ステップS6に移行する。
人検知部4が直近で人を検知してから所定時間経過していない、と制御部2が判断した場合、ステップS5に移行する。
【0075】
次に、警報システム1では、制御部2が、警報器3によって外部環境の変化が検知されたか否かについて判断する(ステップS5)。
警報器3によって外部環境の変化が検知された、と制御部2が判断した場合には、ステップS6に移行する。
警報器3によって外部環境の変化が検知されない、と制御部2が判断した場合には、ステップS10に移行する。
【0076】
次に、警報システム1では、制御部2が、ステップS9において記憶装置に記憶した熱中症に関する計測値についての情報に基づいて、熱中症計測部7が計測した計測値が所の定値以上か否かについて判断する(ステップS10)。
熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上である、と制御部2が判断した場合、ステップS6に移行する。
熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上でない、と制御部2が判断した場合、ステップS1に移行する。
【0077】
次に、警報システム1では、警報器3が警報する動作を行う(ステップS6)。
警報器3が警報する動作を行った後、ステップS7に移行する。
【0078】
次に、警報システム1では、警報器3が警報する動作を停止する停止条件を満たしたか否かについて、制御部2が判断する(ステップS7)。
停止条件を満たした、と制御部2が判断した場合、ステップS8に移行する。
停止条件を満たしていない、と制御部2が判断した場合、ステップS6に移行して、警報器3が警報する動作を継続する。
【0079】
次に、警報システム1では、警報器3が警報する動作を停止する(ステップS8)。
警報器3が警報する動作を停止した後、ステップS1に移行する。
このようにして、警報システム1では、警報器3が警報する一連の動作を行う。
【0080】
警報システム1の警報器3は、人検知部4が検知した人の位置に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様を変更可能に構成される。人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいような態様に、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様が変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、人検知部4が検知した人の位置に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様を変更する設定を制御部2が行う。
【0081】
以上のように、警報器3が、人検知部4が検知した人の位置に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様を変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、警報器3から比較的遠い位置にいる人が警報器3の警報に気付きやすいように、人検知部4が検知した人の位置に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様を変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることをより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0082】
警報システム1の警報器3は、人検知部4が検知した人の位置に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングを変更可能に構成することもできる。人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいようなタイミングに、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングが変更される。
このとき、警報システム1では、ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、人検知部4が検知した人の位置に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングを変更する設定を制御部2が行う。
【0083】
以上のように、警報器3が、人検知部4が検知した人の位置に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、警報器3から比較的遠い位置にいる人が警報器3の警報に気付きやすいように、人検知部4が検知した人の位置に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングを変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることをより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0084】
警報システム1の警報器3は、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、外部環境の変化を警報する態様を変更可能に構成される。熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいように、警報器3の外部環境の変化を警報する態様が変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報器3が外部環境の変化を警報する態様を変更する設定を制御部2が行う。
例えば、制御部2は、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合には、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的低いものである場合と比較して、人が警報器3の警報に気付きやすいように、警報器3が警報する警報音の音量を比較的大きく変更する設定、または、警報器3が発する警報音を人が比較的聞取り易い音声に変更する設定等を行う。
また例えば、警報器3が間歇的に警報音を発するように構成されるとき、制御部2は、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合には、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的低いものである場合と比較して、警報器3が警報する警報音の間隔を比較的短い間隔に変更する設定を行う。
【0085】
以上のように、警報器3が、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、外部環境の変化を警報する態様を変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合に、人が警報器3の警報に気付きやすいように、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的低いものである場合と比較して、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報器3の外部環境の変化を警報する態様を変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、外部環境の変化をより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0086】
警報システム1の警報器3は、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、外部環境の変化を警報するタイミングを変更可能に構成することもできる。熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいように、警報器3の外部環境の変化を警報するタイミングが変更される。
このとき、警報システム1では、ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報器3が外部環境の変化を警報するタイミングを変更する設定を制御部2が行う。
例えば、制御部2は、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合には、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的低いものである場合と比較して、警報器3が警報するタイミング(警報する動作を開始するタイミング)を比較的早くするように変更する設定を行う。
【0087】
以上のように、警報器3は、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、外部環境の変化を警報するタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合に、人が警報器3の警報に気付きやすいように、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的低いものである場合と比較して、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報器3の外部環境の変化を警報するタイミングを変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、外部環境の変化をより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0088】
警報システム1の警報器3は、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報する態様を変更可能に構成することもできる。熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいように、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときの警報器3の警報する態様が変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報器3が警報する態様を変更する設定を制御部2が行う。
【0089】
以上のように、警報器3が、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報する態様を変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合には、人が警報器3の警報に気付きやすいように、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的低いものである場合と比較して、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報する態様を変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことをより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0090】
警報システム1の警報器3は、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報するタイミングを変更可能に構成することもできる。熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいように、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときの警報器3の警報するタイミングが変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報器3が警報するタイミングを変更する設定を制御部2が行う。
例えば、制御部2は、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合には、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的低いものである場合と比較して、人検知部4が人を検知してから警報するまでの所定時間を通常時よりも短い時間とする設定を行う。
【0091】
以上のように、警報器3が、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報するタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合には、人が警報器3の警報に気付きやすいように、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報するタイミングを変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことをより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0092】
警報システム1の警報器3は、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様を変更可能に構成される。熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいような態様に、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様が変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様を変更する設定を制御部2が行う。
【0093】
以上のように、警報器3が、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様を変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合には、人が警報器3の警報に気付きやすいように、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的低いものである場合と比較して、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様を変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が所定値以上であることをより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0094】
警報システム1の警報器3は、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングを変更可能に構成することもできる。熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいようなタイミングに、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングが変更される。
このとき、警報システム1では、ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングを変更する設定を制御部2が行う。
【0095】
以上のように、警報器3が、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合には、人が警報器3の警報に気付きやすいように、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的低いものである場合と比較して、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングを変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が所定値以上であることをより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0096】
警報システム1の警報器3が外部環境の変化を複数段階で検知するように構成される場合には、当該警報器3が検知した外部環境の変化の各段階と熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、外部環境の変化を警報する態様またはタイミングを変更可能に構成することもできる。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、当該警報器3が検知した外部環境の変化の各段階と熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、外部環境の変化を警報する態様またはタイミングを変更する設定を制御部2が行う。
例えば、制御部2は、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的低いものである場合には、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合と比較して、警報器3が比較的危険度の高い状態の外部環境の変化を検知したときのみ警報する設定、警報器3が警報する警報音の音量を比較的大きく変更する設定、または、警報器3が警報するタイミングを比較的早くするように変更する設定等を行う。
また例えば、制御部2は、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合には、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的低いものである場合と比較して、警報器3が比較的危険度の低い状態の外部環境の変化を検知したときでも警報する設定、警報器3が警報する警報音の音量を比較的小さく変更する設定、または、警報器3が警報するタイミングを比較的遅くするように変更する設定等を行う。
より具体的には、警報器3が、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が高いものである場合には、外部環境の変化を四段階で検知して(例えば、検出した被検知ガスの濃度が、低いとき、やや低いとき、中程度のとき、および、高いときに)警報し、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合には、外部環境の変化を三段階で検知して(例えば、検出した被検知ガスの濃度が、やや低いとき、中程度のとき、または、高いときに)警報し、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的低いものである場合には、外部環境の変化を二段階で検知して(例えば、検出した被検知ガスの濃度が、中程度のとき、または、高いときに)警報するように、警報システム1の設定を制御部2が変更する。このとき、制御部2が、例えば、警報器3によって検出される被検知ガスの濃度が高いほど、警報器3が警報する警報音の音量を大きく変更する設定、または、警報器3が警報するタイミングを早くするように変更する設定等を行う構成とすることもできる。
【0097】
以上のように、警報器3が、検知された外部環境の変化の各段階と熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、外部環境の変化を警報する態様またはタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、検知された外部環境の変化の各段階と熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、外部環境の変化を警報する態様またはタイミングを変更する。
したがって、警報システム1によれば、検知された外部環境の変化の各段階と熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて外部環境の変化を警報する態様またはタイミングを変更することができ、外部環境の変化をより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0098】
警報システム1は、警報器3が外部環境の変化を検知したとき、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったとき、または、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のとき、その旨に関する情報を、電気通信回線を介して警報システム1が設置される場所から離れた場所に通信可能に構成することもできる。
警報システム1は、警報器3が外部環境の変化を検知したことに関する情報、または、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことに関する情報、または、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を、ステップS6において警報器3が警報するタイミングと同タイミング、警報器3が警報するタイミングよりも所定の早いタイミング、または、警報器3が警報するタイミングよりも所定の遅いタイミングで、通信する。
【0099】
警報システム1は、人検知部4が検知した人の位置に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を警報システム1が通信するタイミングを変更可能に構成することもできる。
このとき、警報システム1では、ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、人検知部4が検知した人の位置に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を警報システム1が通信するタイミングを変更する設定を制御部2が行う。
例えば、制御部2は、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から比較的遠い位置である場合には、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から近い場合と比較して、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を警報システム1が通信するタイミングを比較的遅く(長く)するように変更する設定を行う。
また例えば、制御部2は、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から比較的近い位置である場合には、人検知部4が検知した人の位置が警報器3から遠い場合と比較して、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を警報システム1が通信するタイミングを比較的早くするように変更する設定を行う。
【0100】
以上のように、人検知部4が検知した人の位置に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を通信するタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、人検知部4が検知した人の位置に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を通信するタイミングを変更することができる。
このため、警報システム1では、例えば、警報器3から比較的遠い位置に人を人検知部4が検知したときに、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を遅めに通信する(警報器3が警報してから通信するまでの時間を遅めにする)ことによって、警報器3から遠い位置にいる人が誤報などによる警報に気付いてから警報を停止するための時間を確保でき、外部へ誤報に基づく通信が行われることを防ぐことができる。なお、警報器3から比較的近い位置に人がいる場合は、警報器3から遠い位置にいる場合と比べて、当該人が誤報などによる警報に気付いてから警報を停止するまでの時間を必要としないことから、警報器3から遠い位置にいる場合と比べて外部へ通信するまでの時間を早めに設定してもよい。
【0101】
警報システム1は、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、報器が外部環境の変化を検知したことに関する情報、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことに関する情報、または、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を警報システム1が通信するタイミングを変更可能に構成することもできる。
このとき、警報システム1では、ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、報器が外部環境の変化を検知したことに関する情報、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことに関する情報、または、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を警報システム1が通信するタイミングを変更する設定を制御部2が行う。
例えば、制御部2は、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合には、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的低いものである場合と比較して、報器が外部環境の変化を検知したことに関する情報、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことに関する情報、または、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を警報システム1が通信するタイミングを比較的早くするように変更する設定を行う。
【0102】
以上のように、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、報器が外部環境の変化を検知したことに関する情報、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことに関する情報、または、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を通信するタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、報器が外部環境の変化を検知したことに関する情報、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことに関する情報、または、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を通信するタイミングを変更することができる。
このため、警報システム1では、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、報器が外部環境の変化を検知したことに関する情報、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことに関する情報、または、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を早めに通信して、熱中症に関する計測値が比較的高い状態において、外部環境の変化が生じていること、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったこと、または、熱中症計測部7の計測した計測値が所定の値以上であること等を、早めに外部に知らせることができる。
したがって、警報システム1によれば、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に対応するようにして、外部環境の変化が生じていること、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったこと、または、熱中症計測部7の計測した計測値が所定の値以上であること等を外部により確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0103】
警報システム1の熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が複数段階(例えば、四段階等)で所定値以上であると判断される場合には、警報システム1は、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を通信する態様を、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値の各段階に応じて変更可能に構成することもできる。
例えば、警報システム1は、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的危険度の高い状態であるときのみ、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を通信する。
【0104】
以上のように、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が複数段階で所定値以上であると判断され、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を通信する態様を、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値の各段階に応じて変更可能に構成される、警報システム1では、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値の危険度に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることに関する情報を通信することができる。
したがって、警報システム1によれば、例えば、熱中症計測部7が比較的危険度の高い熱中症に関する値を計測したときのみ、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が所定の値以上であることに関する情報を通信することによって、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が所定の値以上であることに関する情報が頻繁に通信されることを防止し、頻繁に誤報として通信されることを防止することができる。
【0105】
警報システム1は、単数個または複数個の人検知部4と、単数個または複数個の警報器3と、単数個の熱中症計測部7と、を備える。
人検知部4と警報器3と熱中症計測部7とは、別体で構成され、それぞれ離れた位置に配置される。人検知部4と警報器3と熱中症計測部7とは、有線または無線等で互いに接続される。
このとき、熱中症計測部7は、人が頻繁に出入する場所や人が集まり易い場所や人が居続ける時間が比較的長い場所等に配置されることが望ましい。警報器3は、例えば、風呂場の入口、寝室、トイレ、廊下、階段、台所、または、居間等に配置される。
【0106】
図9に示すように、警報システム1は、単数個の人検知部4と、単数個の警報器3と、複数個の熱中症計測部7と、を備える構成とすることもできる。
このように、複数個の熱中症計測部7を備える警報システム1では、広い範囲に熱中症計測部7を配置して、広い範囲において熱中症計測部7による熱中症に関する値の計測を行うことができる。
このとき、人検知部4または警報器3は、複数個の熱中症計測部7のうち一個の熱中症計測部7と一体的に構成することもできる。
【0107】
図10に示すように、警報システム1は、複数個の人検知部4と、単数個の警報器3と、複数個の熱中症計測部7と、を備える構成とすることもできる。
このように、複数個の人検知部4と複数個の熱中症計測部7とを備える警報システム1では、広い範囲に人検知部4を配置して、広い範囲において人検知部4が人を検知したか否かの判断を行うことができ、また、広い範囲に熱中症計測部7を配置して、広い範囲において熱中症計測部7による熱中症に関する値の計測を行うことができる。
このとき、警報器3は、複数個の人検知部4のうち一個の人検知部4または複数個の熱中症計測部7のうち一個の熱中症計測部7と一体的に構成することもできる。
【0108】
図11に示すように、警報システム1は、単数個の人検知部4と、複数個の警報器3と、複数個の熱中症計測部7と、を備える構成とすることもできる。
このように、複数個の警報器3と複数個の熱中症計測部7とを備える警報システム1では、広い範囲に警報器3を配置して、広い範囲において警報器3による警報を行うことができ、また、広い範囲に熱中症計測部7を配置して、広い範囲において熱中症計測部7による熱中症に関する値の計測を行うことができる。
このとき、人検知部4は、複数個の警報器3のうち一個の警報器3とまたは複数個の熱中症計測部7のうち一個の熱中症計測部7と一体的に構成することもできる。またこのとき、制御部2は、人検知部4と一体的に構成することもできる。
【0109】
図12に示すように、警報システム1は、複数個の人検知部4と、複数個の警報器3と、複数個の熱中症計測部7と、を備える構成とすることもできる。
このように、複数個の人検知部4と複数個の警報器3と複数個の熱中症計測部7とを備える警報システム1では、広い範囲に人検知部4を配置して、広い範囲において人検知部4が人を検知したか否かの判断を行うことができ、広い範囲に警報器3を配置して、広い範囲において警報器3による警報を行うことができ、また、広い範囲に熱中症計測部7を配置して、広い範囲において熱中症計測部7による熱中症に関する値の計測を行うことができる。
このとき、警報システム1は単数個の制御部2を備え、制御部2は、人検知部4、警報器3、および、熱中症計測部7と別体として構成されるが、人検知部4または警報器3と一体的に構成することもできる。
またこのとき、複数個の人検知部4と複数個の警報器3と複数個の熱中症計測部7とをそれぞれ一体的に構成することもできる(
図13参照)。
このように、複数個の人検知部4と複数個の警報器3と複数個の熱中症計測部7とが一体的に構成される、警報システム1では、複数個の人検知部4と複数個の警報器3と複数個の熱中症計測部7とを備えるものであっても、警報システム1をコンパクトに構成することができる。
またこのとき、制御部2は、人検知部4および警報器3と別体に構成することもできる。
【0110】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、複数個の警報器3のうち少なくとも単数個の警報器3が外部環境の変化を検知したとき、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったとき、または、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であるに全ての警報器3が警報する。
【0111】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、人検知部4が検知した人の位置に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様を変更可能に構成することもできる。人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいような態様に、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様が変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、人検知部4が検知した人の位置に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報器3が警報する態様を変更する設定を制御部2が行う。
【0112】
以上のように、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、人検知部4が検知した人の位置に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様を変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、警報器3から比較的遠い位置にいる人が警報器3の警報に気付きやすいように、人検知部4が検知した人の位置に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様を変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることをより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0113】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、人検知部4が検知した人の位置に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングを変更可能に構成することもできる。人検知部4が検知した人の位置に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいような態様に、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングが変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、人検知部4が検知した人の位置に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報器3が警報するタイミングを変更する設定を制御部2が行う。
【0114】
以上のように、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、人検知部4が検知した人の位置に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、警報器3から比較的遠い位置にいる人が警報器3の警報に気付きやすいように、人検知部4が検知した人の位置に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングを変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることをより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0115】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、外部環境の変化を警報する態様を変更可能に構成することもできる。熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいような態様に、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について外部環境の変化を警報する態様が変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、複数個の警報器3のうち少なくとも一部の警報器3について外部環境の変化を警報する態様を変更する設定を制御部2が行う。
例えば、制御部2は、比較的高い熱中症に関する値を計測した熱中症計測部7の位置から比較的遠い位置の警報器3については、熱中症計測部7の位置から比較的遠い位置の警報器3については、熱中症計測部7の位置から近い場合と比較して、警報音の音量を比較的大きく変更する設定、または、警報音を人が比較的聞取り易い音声に変更する設定等を行う。
また例えば、警報器3が間歇的に警報音を発するように構成されるとき、制御部2は、比較的高い熱中症に関する値を計測した熱中症計測部7の位置から比較的遠い位置の警報器3については、熱中症計測部7の位置から近い場合と比較して、警報器3が警報する警報音の間隔を比較的短い間隔に変更する設定を行う。
また例えば、制御部2は、所定の値を超えた熱中症に関する値を計測した熱中症計測部7の位置から比較的遠い位置から最も近い警報器3のみが警報するように、所定の値を超えた熱中症に関する値を計測した熱中症計測部7の位置に応じて警報器3が警報しない設定を行う。
なお、複数個の熱中症計測部7を備える場合においても同様に、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、各熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報する態様を変更可能に構成される。
【0116】
以上のように、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて外部環境の変化を警報する態様を変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合に、人が警報器3の警報に気付きやすいように、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について外部環境の変化を警報する態様を変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、外部環境の変化をより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0117】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、外部環境の変化を警報するタイミングを変更可能に構成することもできる。熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいような態様に、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について外部環境の変化を警報するタイミングが変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について外部環境の変化を警報するタイミングを変更する設定を制御部2が行う。
例えば、制御部2は、比較的高い熱中症に関する値を計測した熱中症計測部7の位置から比較的遠い位置の警報器3については、熱中症計測部7の位置から比較的近い位置と比較して、警報するタイミングを比較的早く変更する設定を行う。
また例えば、制御部2は、所定の値を超えた熱中症に関する値を計測した熱中症計測部7に比較的近い位置から遠い位置の順に、警報器3が警報する設定等を行う。
なお、複数個の熱中症計測部7を備える場合においても同様に、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、各熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報するタイミングを変更可能に構成される。
【0118】
以上のように、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、外部環境の変化を警報するタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合に、人が警報器3の警報に気付きやすいように、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について外部環境の変化を警報するタイミングを変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、外部環境の変化をより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0119】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報する態様を変更可能に構成することもできる。熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいような態様に、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報する態様が変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報器3が警報する態様を変更する設定を制御部2が行う。
【0120】
以上のように、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報する態様を変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合に、人が警報器3の警報に気付きやすいように、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報する態様を変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことをより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0121】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報するタイミングを変更可能に構成することもできる。熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいような態様に、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報するタイミングが変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報器3が警報するタイミングを変更する設定を制御部2が行う。
【0122】
以上のように、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報するタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合に、人が警報器3の警報に気付きやすいように、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときに警報するタイミングを変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったことをより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0123】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様を変更可能に構成することもできる。熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいような態様に、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様が変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報器3が警報する態様を変更する設定を制御部2が行う。
【0124】
以上のように、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様を変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合に、人が警報器3の警報に気付きやすいように、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報する態様を変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることをより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0125】
複数個の警報器3を備える警報システム1では、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングを変更可能に構成することもできる。熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、警報器3の警報に人が気付きやすいような態様に、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングが変更される。
ステップS3において制御部2が変更する警報システム1の設定として、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報器3が警報するタイミングを変更する設定を制御部2が行う。
【0126】
以上のように、複数個の警報器3は、少なくともそのうち一部の警報器3について、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングを変更可能に構成される、警報システム1では、例えば、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値が比較的高いものである場合に、人が警報器3の警報に気付きやすいように、熱中症計測部7が計測した熱中症に関する計測値に応じて、複数個の警報器3のうち一部の警報器3について熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときに警報するタイミングを変更することができる。
したがって、警報システム1によれば、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上であることをより確実に知らせることができ、熱中症のおそれがある人の安全を確保することができる。
【0127】
なお、警報システム1の警報器3は、人検知部4が人を検知してから所定時間以内にさらに人を検知しなかったときでも警報しない構成、または、熱中症計測部7が計測した計測値が所定の値以上のときでも警報しない構成、とすることもできる。