【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するため、本発明は、OLEDパネルと、ゲート電極充放電駆動回路と、論理処理ユニットと、ソース電極駆動回路と、からなるOLEDゲート電極駆動回路の構造を提供する。
【0009】
前記ゲート電極充放電駆動回路は、OLEDパネルの片側に設けられ、前記ゲート電極充放電駆動回路には、複数の出力端が設けられ、各出力端は、一つの信号線によって、前記論理処理ユニットに電気的に接続される。
【0010】
前記論理処理ユニットは前記OLEDパネル内に設けられ、前記論理処理ユニットは、信号線によって、ゲート電極充放電駆動回路が伝える走査信号を受信するとともに、前記走査信号を放電走査信号和及び充電走査信号に変換し、OLED表示パネルに提供する。
【0011】
前記ソース電極駆動回路は、前記OLEDパネルと互いに接続されているとともに、前記OLEDパネルにデータ信号を提供する。
【0012】
前記OLED表示パネルは、複数のアレイ式で配列された画素駆動回路からなり、各画素駆動回路はすべて、一つのキャパシタと、三つの薄膜トランジスタと、からなる。
【0013】
前記論理処理ユニットは、第一入力バッファと、グローバルバッファと、第二入力バッファと、第一ルックアップテーブルと、第三入力バッファと、第一Dフリップフロップと、第二ルックアップテーブルと、第二Dフリップフロップと、第三ルックアップテーブルと、第一出力バッファと、第四ルックアップテーブルと、第二出力バッファと、からなる。
【0014】
前記第一入力バッファについては、前記第一入力バッファの入力端には、クロック信号が入力され、出力端は、グローバルバッファの入力端に電気的に接続される。
【0015】
前記グローバルバッファについては、前記グローバルバッファの出力端は、第一DフリップフロップのC端及び第二DフリップフロップのC端に電気的に接続される。
【0016】
前記第二入力バッファについては、前記第二入力バッファの入力端には、リセット信号が入力され、出力端は、第一ルックアップテーブルの入力端に電気的に接続される。
【0017】
前記第一ルックアップテーブルについては、前記第一ルックアップテーブルの出力端は、第一DフリップフロップのCLR端及び第二DフリップフロップのCLR端に電気的に接続される。
【0018】
前記第三入力バッファについては、前記第三入力バッファの入力端には、走査信号が入力され、出力端は、第一DフリップフロップのD端と、第二ルックアップテーブルの第一入力端と、第三ルックアップテーブルの第一入力端と、第四ルックアップテーブルの第二入力端と、に電気的に接続される。
【0019】
前記第一Dフリップフロップについては、前記第一DフリップフロップのCE端は、一つの定圧高電位に電気的に接続され、Q端は、第二ルックアップテーブルの第二入力端に電気的に接続される。
【0020】
前記第二ルックアップテーブルについては、前記第二ルックアップテーブルの第三入力端は、第三ルックアップテーブルの第二入力端及び第四ルックアップテーブルの第一入力端に電気的に接続され、出力端は、第二DフリップフロップのD端に電気的に接続される。
【0021】
前記第二Dフリップフロップについては、前記第二DフリップフロップのCE端は、一つの定圧高電位に電気的に接続され、Q端は、第二ルックアップテーブルの第三入力端と、第三ルックアップテーブルの第二入力端と、第四ルックアップテーブルの第一入力端と、に電気的に接続される。
【0022】
前記第三ルックアップテーブルについては、前記第三ルックアップテーブルの出力端は、第一出力バッファの入力端に電気的に接続される。
【0023】
前記第一出力バッファについては、前記第一出力バッファの出力端は、第一出力信号を出力させる。
【0024】
前記第四ルックアップテーブルについては、前記第四ルックアップテーブルの出力端は、第二出力バッファの入力端に電気的に接続される。
【0025】
前記第二出力バッファについては、前記第二出力バッファの出力端は、第二出力信号を出力させる。
【0026】
前記第一出力信号及び第二出力信号の周期は、走査信号周期の二倍であり、デューティ比は1/4であり、且つパルスの位置は、対応する走査信号のパルスと同期する。
【0027】
前記第二出力信号及び第一出力信号のパルスの位置は、互いに重ならない。
【0028】
前記第一出力信号及び第二出力信号の内、一つを充電走査信号とし、もう一つを放電走査信号とする。
【0029】
前記第一入力バッファと、第二入力バッファと、第三入力バッファと、グローバルバッファと、第一出力バッファと、第二出力バッファは、すべて、第一トライオードから第六トライオードと、第一ダイオードから第三ダイオードと、第一電気抵抗から第五電気抵抗と、からなる。
【0030】
前記第一トライオードのベース電極は、第一電気抵抗の一端に電気的に接続され、エミッタ電極は、第一ダイオードのカソードに電気的に接続され、コレクタ電極は、第二トライオードのベース電極に電気的に接続される。前記第二トライオードのエミッタ電極は、第三電気抵抗の一端及び第三トライオードのベース電極に電気的に接続され、コレクタ電極は、第二電気抵抗の一端及び第二ダイオードのアノードに電気的に接続される。前記第三トライオードのエミッタ電極は、第三電気抵抗の他端及び第五電気抵抗の一端に電気的に接続され、コレクタ電極は、第二ダイオードのカソード及び第四トライオードのベース電極に電気的に接続される。前記第四トライオードのエミッタ電極は、第五電気抵抗の他端及び第六トライオードのベース電極に電気的に接続され、コレクタ電極は、第四電気抵抗の一端及び第五トライオードのベース電極に電気的に接続される。前記第五トライオードのエミッタ電極は、第三ダイオードのアノードに電気的に接続され、コレクタ電極は、第四電気抵抗の他端に電気的に接続される。前記第六トライオードのエミッタ電極は、第五電気抵抗の一端に電気的に接続され、コレクタ電極は、第三ダイオードのカソードに電気的に接続される。前記第一電気抵抗と、第二電気抵抗と、第四電気抵抗の他端は、電源電圧に電気的に接続される。前記第一ダイオードのアノードは、前記第三電気抵抗の他端に電気的に接続される。
【0031】
前記第一ダイオードのカソード及び前記第一トライオードのエミッタ電極は、入力端であり、前記第三ダイオードのカソード及び第六トライオードのコレクタ電極は、出力端である。
【0032】
前記入力端の入力信号の電位と、前記出力端の出力信号の電位は、同じである。
【0033】
前記第一Dフリップフロップ及び第二Dフリップフロップは、いずれも、第一NANDゲートから第六NANDゲートからなる。
【0034】
前記第一NANDゲートの第一入力端を、DフリップフロップのCLR端とし、第二入力端は、第三NANDゲートの第一入力端に電気的に接続され、出力端は、第二NANDゲートの第一入力端に電気的に接続される。前記第二NANDゲートの第二入力端及び第三NANDゲートの第二入力端は、電気的に接続され、共にDフリップフロップのC端とし、第三入力端は、第四NANDゲートの第一入力端に電気的に接続され、出力端は、第五NANDゲートの第一入力端に電気的に接続される。前記第三NANDゲートの第三入力端は、第四NANDゲートの出力端に電気的に接続され、出力端は、第六NANDゲートの第二入力端に電気的に接続される。前記第四NANDゲートの第二入力端を、DフリップフロップのD端とする。前記第五NANDゲートの第二入力端は、第六NANDゲートの出力端に電気的に接続される。前記第六NANDゲートの第一入力端は、第五NANDゲートの出力端に電気的に接続されるとともに、DフリップフロップのQ端とする。
【0035】
前記第二ルックアップテーブルは、第一インバータ及び第二インバータと、第一ANDゲート及び第二ANDゲートと、からなる。
【0036】
前記第一インバータの入力端を、第二ルックアップテーブルの第一入力端とし、出力端は、第一ANDゲートの第一入力端に電気的に接続される。前記第二インバータの入力端を、第二ルックアップテーブルの第三入力端とし、出力端は、第二ANDゲートの第二入力端に電気的に接続される。前記第一ANDゲートの第二入力端を、第二ルックアップテーブルの第二入力端とし、出力端は、第二ANDゲートの第一入力端に電気的に接続される。前記第二ANDゲート出力端を、第二ルックアップテーブルの出力端とする。
【0037】
前記第三ルックアップテーブルは、第三インバータと、第三ANDゲートと、からなる。
【0038】
前記第三インバータの入力端を、前記第三ルックアップテーブルの第二入力端とし、出力端は、第三ANDゲートの第二入力端に電気的に接続される。前記第三ANDゲートの第一入力端を、前記第三ルックアップテーブルの第一入力端とし、出力端を、前記第三ルックアップテーブルの出力端とする。
【0039】
前記第四ルックアップテーブルは、第四ANDゲートからなる。
【0040】
前記第四ANDゲートの第一入力端を、前記第四ルックアップテーブルの第一入力端とし、第二入力端を、前記第四ルックアップテーブルの第二入力端とし、出力端を、前記第四ルックアップテーブルの出力端とする。
【0041】
本発明は、さらに、OLEDパネルと、ゲート電極充放電駆動回路と、論理処理ユニットと、ソース電極駆動回路と、からなるOLEDゲート電極駆動回路の構造を提供する。
【0042】
前記ゲート電極充放電駆動回路は、OLEDパネルの片側に設けられ、前記ゲート電極充放電駆動回路には、複数の出力端が設けられ、各出力端は、一つの信号線によって、前記論理処理ユニットに電気的に接続される。
【0043】
前記論理処理ユニットは、前記OLEDパネル内に設けられ、前記論理処理ユニットは、信号線によって、ゲート電極充放電駆動回路が送信する走査信号を受信するとともに、前記走査信号を放電走査信及び充電走査信号に変換し、OLED表示パネルに提供する。
【0044】
前記ソース電極駆動回路は、前記OLEDパネルと互いに接続されるとともに、前記OLEDパネルにデータ信号を提供する。
【0045】
その内、前記OLED表示パネルは、アレイ式で配列された複数の画素駆動回路からなり、各画素駆動回路はすべて、一つのキャパシタと、三つの薄膜トランジスタと、からなる。
【0046】
その内、前記論理処理ユニットは、第一入力バッファと、グローバルバッファと、第二入力バッファと、第一ルックアップテーブルと、第三入力バッファと、第一Dフリップフロップと、第二ルックアップテーブルと、第二Dフリップフロップと、第三ルックアップテーブルと、第一出力バッファと、第四ルックアップテーブルと、第二出力バッファと、からなる。
【0047】
前記第一入力バッファについては、前記第一入力バッファの入力端には、クロック信号が入力され、出力端は、グローバルバッファの入力端に電気的に接続される。
【0048】
前記グローバルバッファについては、前記グローバルバッファの出力端は、第一DフリップフロップのC端及び第二DフリップフロップのC端に電気的に接続される。
【0049】
前記第二入力バッファについては、前記第二入力バッファの入力端には、リセット信号が入力され、出力端は、第一ルックアップテーブルの入力端に電気的に接続される。
【0050】
前記第一ルックアップテーブルについては、前記第一ルックアップテーブルの出力端は、第一DフリップフロップのCLR端及び第二DフリップフロップのCLR端に電気的に接続される。
【0051】
前記第三入力バッファについては、前記第三入力バッファの入力端には、走査信号が入力され、出力端は、第一DフリップフロップのD端と、第二ルックアップテーブルの第一入力端と、第三ルックアップテーブルの第一入力端と、第四ルックアップテーブルの第二入力端と、に電気的に接続される。
【0052】
前記第一Dフリップフロップについては、前記第一DフリップフロップのCE端は、一つの定圧高電位に電気的に接続され、Q端は、第二ルックアップテーブルの第二入力端に電気的に接続される。
【0053】
前記第二ルックアップテーブルについては、前記第二ルックアップテーブルの第三入力端は、第三ルックアップテーブルの第二入力端及び第四ルックアップテーブルの第一入力端に電気的に接続され、出力端は、第二DフリップフロップのD端に電気的に接続される。
【0054】
前記第二Dフリップフロップについては、前記第二DフリップフロップのCE端は、一つの定圧高電位に電気的に接続され、Q端は、第二ルックアップテーブルの第三入力端と、第三ルックアップテーブルの第二入力端と、第四ルックアップテーブルの第一入力端と、に電気的に接続される。
【0055】
前記第三ルックアップテーブルについては、前記第三ルックアップテーブルの出力端は、第一出力バッファの入力端に電気的に接続される。
【0056】
前記第一出力バッファについては、前記第一出力バッファの出力端は、第一出力信号を出力させる。
【0057】
前記第四ルックアップテーブルについては、前記第四ルックアップテーブルの出力端は、第二出力バッファの入力端に電気的に接続される。
【0058】
前記第二出力バッファについては、前記第二出力バッファの出力端は、第二出力信号を出力させる。
【0059】
前記第一出力信号及び第二出力信号の周期は、走査信号周期の二倍であり、デューティ比は1/4であり、且つパルスの位置は、対応する走査信号のパルスと同期する。
【0060】
前記第二出力信号及び第一出力信号のパルスの位置は、互いに重ならない。
【0061】
前記第一出力信号及び第二出力信号の内、一つを充電走査信号とし、もう一つを放電走査信号とする。