特許第6594128号(P6594128)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6594128
(24)【登録日】2019年10月4日
(45)【発行日】2019年10月23日
(54)【発明の名称】ワイヤハーネス
(51)【国際特許分類】
   H02G 3/04 20060101AFI20191010BHJP
   H01B 7/00 20060101ALI20191010BHJP
   B60R 16/02 20060101ALI20191010BHJP
   H01B 7/18 20060101ALN20191010BHJP
【FI】
   H02G3/04 062
   H01B7/00 301
   B60R16/02 623U
   !H01B7/18 G
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-177228(P2015-177228)
(22)【出願日】2015年9月9日
(65)【公開番号】特開2017-55539(P2017-55539A)
(43)【公開日】2017年3月16日
【審査請求日】2018年8月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100075959
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 保
(74)【代理人】
【識別番号】100175536
【弁理士】
【氏名又は名称】高井 智之
(72)【発明者】
【氏名】柳澤 健太
(72)【発明者】
【氏名】足立 英臣
(72)【発明者】
【氏名】吉田 博之
(72)【発明者】
【氏名】楠山 一博
(72)【発明者】
【氏名】石原 義之
【審査官】 木村 励
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−176716(JP,A)
【文献】 特開2015−6049(JP,A)
【文献】 国際公開第2014/203979(WO,A1)
【文献】 特開2012−45962(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 3/04
H01B 7/00
H01B 7/18
B60R 16/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
管体形状の外装部材と、該外装部材に挿通・保護される一又は複数本の導電路とを備えるワイヤハーネスにおいて、
前記外装部材は、該外装部材の内部所定位置での前記導電路の遊び率を減らして振れを抑制する一又は複数の振動抑制部を有し、
該振動抑制部は、前記管体形状となる前記外装部材の一部を管外面側から見て、該管外面を外側方向に突出させるような凸の形状に形成されるとともに、前記一部を管内面側から見て、該管内面を前記外側方向に凹ますような凹の形状に形成され、且つ、前記管外面側から内側方向に押し込まれるような押圧にて前記管外面の前記凸の形状が前記内側方向に凹になるとともに前記管内面の前記凹の形状前記内側方向に凸になるような反転可能な形状に形成される
ことを特徴とするワイヤハーネス。
【請求項2】
請求項1に記載のワイヤハーネスにおいて、
前記振動抑制部は、少なくとも当該ワイヤハーネスをストレートに配索する部分を対象にして形成される
ことを特徴とするワイヤハーネス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管体形状の外装部材と、この外装部材に挿通・保護される一又は複数本の導電路とを備えるワイヤハーネスに関する。
【背景技術】
【0002】
自動車に搭載される機器間を電気的に接続するためにワイヤハーネスが用いられる。ワイヤハーネスは、管体形状の外装部材と、この外装部材に収容される一又は複数本の導電路とを備えて構成される。例えば下記特許文献1のワイヤハーネスにあっては、自動車の車両床下を通るように配索される。ワイヤハーネスは、車両床下に対応する部分がストレートに配索される。このようなワイヤハーネスは、長尺に形成される。尚、下記特許文献1では、特にストレートに配索される部分に関し次のようなことが分かる。すなわち、外装部材内の導電路が走行中の振動等により振れてしまうということが分かる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−254614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術にあっては、外装部材内の導電路が走行中の振動により大きく振れてしまうと、導電路の被覆が(シールド機能を有する場合、導電路外側の編組や金属箔が)外装部材の管内面に強く当たって損傷してしまうという問題点を有する。
【0005】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、外装部材内での導電路の振れを抑制することが可能なワイヤハーネスを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明のワイヤハーネスは、管体形状の外装部材と、該外装部材に挿通・保護される一又は複数本の導電路とを備えるワイヤハーネスにおいて、前記外装部材は、該外装部材の内部所定位置での前記導電路の遊び率を減らして振れを抑制する一又は複数の振動抑制部を有し、該振動抑制部は、前記管体形状となる前記外装部材の一部を管外面側から見て、該管外面を外側方向に突出させるような凸の形状に形成されるとともに、前記一部を管内面側から見て、該管内面を前記外側方向に凹ますような凹の形状に形成され、且つ、前記管外面側から内側方向に押し込まれるような押圧にて前記管外面の前記凸の形状が前記内側方向に凹になるとともに前記管内面の前記凹の形状前記内側方向に凸になるような反転可能な形状に形成される
ことを特徴とする。
【0007】
このような特徴を有する本発明によれば、凹凸反転可能な振動抑制部の形成により外装部材の内部所定位置での導電路の遊び率を減らすことができる。そして、その位置での振れ幅を小さくしたり押さえ付けたりすることができる。従って、振れ易い箇所であっても、導電路と外装部材との相対的な振れを抑制することができる。
【0008】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のワイヤハーネスにおいて、前記振動抑制部は、少なくとも当該ワイヤハーネスをストレートに配索する部分を対象にして形成されることを特徴とする。
【0009】
このような特徴を有する本発明によれば、ワイヤハーネスをストレートに配索する部分が導電路の振れ易い箇所になり、このストレートに配索する部分を対象に振動抑制部が外装部材に形成される。従って、振れ易い箇所であっても、導電路と外装部材との相対的な振れを抑制することができる。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載された本発明によれば、外装部材に凹凸反転可能な振動抑制部を形成することから、例えば走行中であっても外装部材内での導電路の振れを抑制することができるという効果を奏する。これにより、導電路の被覆(シールド機能を有する場合、導電路外側の編組や金属箔)が損傷してしまうのを防止することができるという効果を奏する。
【0011】
請求項2に記載された本発明によれば、ワイヤハーネスをストレートに配索する部分、すなわち振れ易い部分であっても、外装部材内での導電路の振れを抑制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明のワイヤハーネスを示す図であり、(a)は高電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図、(b)は(a)とは別の低電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図である。
図2】本発明のワイヤハーネスの構成を示す斜視図である。
図3図2の外装部材に導電路を挿通する際の状態を示す斜視図(振動抑制部の反転前)である。
図4】外装部材の振動抑制部を反転させる直前の状態を示す斜視図である。
図5】(a)は振動抑制部を反転させる直前の状態を示す断面図、(b)は振動抑制部を反転させた後の状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
ワイヤハーネスは、管体形状の外装部材と、この外装部材に挿通・保護される一又は複数本の導電路とを備えて構成される。外装部材は、一又は複数の振動抑制部を有する。この振動抑制部は、外装部材の内部所定位置での導電路の遊び率を減らして振れを抑制する部分として形成される。具体的には、管外面側から見て凸の形状に形成されるとともに管内面側から見て凹の形状に形成され、且つ、管外面側からの押圧にて管内面側が凸になるような反転可能な形状に形成される。このような振動抑制部の形成により、導電路は外装部材との相対的な振れが抑制される。
【実施例】
【0014】
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明のワイヤハーネスを示す図であり、(a)は高電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図、(b)は(a)とは別の低電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図である。また、図2は本発明のワイヤハーネスの構成を示す斜視図、図3図2の外装部材に導電路を挿通する際の状態を示す斜視図(振動抑制部の反転前)、図4は外装部材の振動抑制部を反転させる直前の状態を示す斜視図、図5(a)は振動抑制部を反転させる直前の状態を示す断面図、(b)は振動抑制部を反転させた後の状態を示す断面図である。
【0015】
本実施例においては、ハイブリッド自動車(電気自動車やエンジンで走行する一般的な自動車等であってもよいものとする)に配索されるワイヤハーネスに対し本発明を採用する。
【0016】
<ハイブリッド自動車1の構成について>
図1(a)において、引用符号1はハイブリッド自動車を示す。ハイブリッド自動車1は、エンジン2及びモータユニット3の二つの動力をミックスして駆動する車両であって、モータユニット3にはインバータユニット4を介してバッテリー5(電池パック)からの電力が供給される。エンジン2、モータユニット3、及びインバータユニット4は、本実施例において前輪等がある位置のエンジンルーム6に搭載される。また、バッテリー5は、後輪等がある自動車後部7に搭載される(エンジンルーム6の後方に存在する自動車室内に搭載してもよいものとする)。
【0017】
モータユニット3とインバータユニット4は、高圧のワイヤハーネス8(高電圧用のモーターケーブル)により接続される。また、バッテリー5とインバータユニット4も高圧のワイヤハーネス9により接続される。ワイヤハーネス9は、この中間部10が車両における(車体における)車両床下11に配索される。また、中間部10は、車両床下11に沿って略平行に配索される。車両床下11は、公知のボディ(車体)であるとともに所謂パネル部材であって、所定位置には貫通孔が形成される。この貫通孔には、ワイヤハーネス9が水密に挿通される。
【0018】
ワイヤハーネス9とバッテリー5は、このバッテリー5に設けられるジャンクションブロック12を介して接続される。ジャンクションブロック12には、ワイヤハーネス9の後端側のハーネス端末13に配設されたシールドコネクタ14等の外部接続手段が電気的に接続される。また、ワイヤハーネス9とインバータユニット4は、前端側のハーネス端末13に配設されたシールドコネクタ14等の外部接続手段を介して電気的に接続される。
【0019】
モータユニット3は、モータ及びジェネレータを含んで構成される。また、インバータユニット4は、インバータ及びコンバータを構成に含んで構成される。モータユニット3は、シールドケースを含むモータアッセンブリとして形成される。また、インバータユニット4もシールドケースを含むインバータアッセンブリとして形成される。バッテリー5は、Ni−MH系やLi−ion系のものであって、モジュール化することによりなる。尚、例えばキャパシタのような蓄電装置を使用することも可能である。バッテリー5は、ハイブリッド自動車1や電気自動車に使用可能であれば特に限定されないのは勿論である。
【0020】
図1(b)において、引用符号15はワイヤハーネスを示す。ワイヤハーネス15は、低圧の(低電圧用の)ものであって、ハイブリッド自動車1における自動車後部7の低圧バッテリー16と、自動車前部17に搭載される補器18(機器)とを電気的に接続するために備えられる。ワイヤハーネス15は、図1(a)のワイヤハーネス9と同様に、車両床下11を通って配索される(一例であり、車室側を通って配索されてもよいものとする)。
【0021】
図1(a)及び(b)に示す如く、ハイブリッド自動車1には、高圧のワイヤハーネス8、9及び低圧のワイヤハーネス15が配索される。本発明は、いずれのワイヤハーネスであっても適用可能であるが、代表例として低圧のワイヤハーネス15を挙げて以下に説明をする。
【0022】
<ワイヤハーネス15の構成について>
図1(b)において、車両床下11を通って配索される(車両床下11ではストレートに配索される)長尺なワイヤハーネス15は、ハーネス本体19と、このハーネス本体19の両端末にそれぞれ配設されるコネクタ20とを備えて構成される。また、ワイヤハーネス15は、これ自身を所定位置に配索するための固定部材(例えばクランプ等)と、図示しない止水部材(例えばグロメット等)とを備えて構成される。
【0023】
<ハーネス本体19の構成について>
図2において、ハーネス本体19は、一本の導電路21と、この導電路21を収容・保護する外装部材22とを備えて構成される。尚、導電路21の本数に関し、本実施例においては一本であるが、これは一例であるものとする(二本や三本でもよいものとする。複数本の場合、高圧のワイヤハーネス9を一緒にしてもよいものとする)。
【0024】
先ず、ハーネス本体19における導電路21及び外装部材22について説明をし、次に、ワイヤハーネス15の製造方法及び外装部材22における振動抑制部24の作用について説明をする。
【0025】
<導電路21について>
図2において、導電路21は、導電性を有する導体と、この導体の外側に設けられる絶縁性の絶縁体(被覆)とを備えて構成される。導体は、銅や銅合金、或いはアルミニウムやアルミニウム合金により断面円形に形成される。導体に関しては、素線を撚り合わせてなる導体構造のものや、断面矩形又は円形(丸形)になる棒状の導体構造(例えば平角単心や丸単心となる導体構造であり、この場合、電線自体も棒状となる)のもののいずれであってもよいものとする。以上のような導体は、この外面に絶縁性の樹脂材料からなる絶縁体が押出成形される。
【0026】
絶縁体は、熱可塑性樹脂材料を用いて導体の外周面に押出成形される。絶縁体は、断面円形状の被覆として形成される。絶縁体は、所定の厚みを有して形成される。上記熱可塑性樹脂としては、公知の様々な種類のものが使用可能であり、例えばポリ塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの高分子材料から適宜選択される。
【0027】
<外装部材22について>
図2及び図3において、外装部材22は、樹脂成形にて一本の真っ直ぐな管体形状のものに形成される(使用前は真っ直ぐである。導電路21の挿通後は、図示しない可撓管部を配索先の形状に合わせて曲げればよい)。また、外装部材22は、腹割きなしの形状に形成される。別な言い方をすれば、スリットのない形状に形成される(割チューブでない形状に形成される)。
【0028】
外装部材22は、ワイヤハーネス15をストレートに配索する部分、すなわち車両床下11(図1参照)のような振れ易い部分の形状が断面円形状になるように形成される(本実施例のような真円形状に限らず、例えば断面長円形状や楕円形状、矩形状等であってもよいものとする)。
【0029】
上記ストレートに配索する部分に対応する外装部材22の構造部分をストレート管部23と呼ぶことにすると、このストレート管部23には、本発明の特徴部分である振動抑制部24が複数形成される。
【0030】
<振動抑制部24について>
図2ないし図5において、振動抑制部24は、外装部材22の軸方向に所定の間隔で配置形成される(一例であるものとする)。振動抑制部24は、ストレート管部23の内部所定位置での導電路21の遊び率(導電路21の振れが生じてしまうような空間の割合)を減らすような部分に形成される。振動抑制部24は、導電路21の振れを抑制するために必要な位置に配置形成される。尚、振動抑制部24は、複数でなく一つのみでもよいものとする。
【0031】
振動抑制部24は、凹凸反転可能な形状部分に形成される。具体的には、管外面25の側から見て凸の形状に形成されるとともに、管内面26の側から見て凹の形状に形成され、且つ、管外面25の側からの押圧(変形治具27を用いて矢印方向に押圧する)にて管内面26の側が凸になるような反転可能な形状の部分に形成される。
【0032】
<ワイヤハーネス15の製造方法、振動抑制部24の作用について>
図1において、ワイヤハーネス15は、先ずハーネス本体19の部分が製造される。そして、次に端末の加工が施される。図2において、ハーネス本体19の部分は、図3に示すように外装部材22の一端開口部から他端開口部に向けて導電路21を挿通することにより製造される。具体的には、導電路21と外装部材22とを準備し、この後に外装部材22に導電路21を挿通する。
【0033】
導電路21の挿通が終わったら、図4及び図5(a)に示すように、変形治具27を用いて矢印方向に振動抑制部24を押圧する。これにより振動抑制部24は内側に押し込まれて反転状態になる。すなわち、図2及び図5(b)に示すような状態に振動抑制部24が反転する。振動抑制部24が反転すると、これに伴って所定位置での導電路21の遊び率が減少する。
【0034】
<本発明のまとめ及び効果について>
以上、図1ないし図5を参照しながら説明してきたように、本発明のワイヤハーネス15は、管体形状の外装部材22と、この外装部材22に挿通・保護される一本の導電路21とを備えて構成される。外装部材22は、複数の振動抑制部24を有する。この振動抑制部24は、外装部材22の内部所定位置での導電路21の遊び率を減らして振れを抑制する部分として形成される。具体的には、管外面25の側から見て凸の形状に形成されるとともに管内面26の側から見て凹の形状に形成され、且つ、管外面25の側からの押圧にて管内面26の側が凸になるような反転可能な形状に形成される。このような振動抑制部24の形成により、導電路21は外装部材22との相対的な振れが抑制される。
【0035】
従って、本発明のワイヤハーネス15によれば、外装部材22内での導電路21の振れを抑制することができる。これにより、導電路21の絶縁体が外装部材22の管内面に強く当たって損傷してしまうのを防止することができる(シールド機能を有する導電路の場合、編組や金属箔へのダメージを防止することができる)。
【0036】
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【符号の説明】
【0037】
1…ハイブリッド自動車、 2…エンジン、 3…モータユニット、 4…インバータユニット、 5…バッテリー、 6…エンジンルーム、 7…自動車後部、 8、9…ワイヤハーネス、 10…中間部、 11…車両床下、 12…ハーネス端末、 14…シールドコネクタ、 15…ワイヤハーネス、 16…低圧バッテリー、 17…自動車前部、 18…補器、 19…ハーネス本体、 20…コネクタ、 21…導電路、 22…外装部材、 23…ストレート管部、 24…振動抑制部、 25…管外面、 26…管内面、 27…変形治具
図1
図2
図3
図4
図5