特許第6594764号(P6594764)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6594764
(24)【登録日】2019年10月4日
(45)【発行日】2019年10月23日
(54)【発明の名称】可変慣性質量型制振装置
(51)【国際特許分類】
   F16F 15/02 20060101AFI20191010BHJP
   F16F 15/03 20060101ALI20191010BHJP
   F16F 7/10 20060101ALI20191010BHJP
   F16F 9/12 20060101ALI20191010BHJP
   F16F 9/53 20060101ALI20191010BHJP
   F16F 9/46 20060101ALI20191010BHJP
【FI】
   F16F15/02 C
   F16F15/03 H
   F16F7/10
   F16F9/12
   F16F9/53
   F16F9/46
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-246520(P2015-246520)
(22)【出願日】2015年12月17日
(65)【公開番号】特開2017-110758(P2017-110758A)
(43)【公開日】2017年6月22日
【審査請求日】2018年11月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001890
【氏名又は名称】三和テッキ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 友祐
【審査官】 熊谷 健治
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−184816(JP,A)
【文献】 特開2011−247377(JP,A)
【文献】 特開2016−98864(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16F 9/00− 9/58
F16F 7/00− 7/14
F16F 15/00−15/36
F16D 37/02
E04H 9/00− 9/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制振対象である一方の部材と制振対象である他方の部材との間に固定され、振動に伴う両者間の直線的相対移動を回転運動に変換する運動変換機構と、この運動変換機構に連結して共回りするようにケーシング内に回転自在に支持される回転軸部材と、この回転軸部材に係合し、その慣性モーメントにより回転抵抗を付与する慣性体とを具備し、慣性体の慣性モーメントを運動変換機構により慣性質量に変換して振動を抑制する慣性質量型制振装置において、
前記ケーシングは、前記回転軸部材及び前記慣性体を磁気回路の一部として磁場を形成する電磁石を備え、
前記慣性体は、前記ケーシング内に回転軸部材と同軸上に相対回転自在に支持され、前記回転軸部材との間に密閉領域を形成し、
前記密閉領域には、磁場の印加により粘性が変化する磁気粘性流体を封入し、
前記電磁石により密閉領域を横切る磁場を印加し、前記回転軸部材の前記慣性体に対する相対回転に粘性抵抗を付与して、慣性体を回転軸部材と一体的に回転させることを特徴とする可変慣性質量型制振装置。
【請求項2】
前記密閉領域は、前記回転軸部材周りに環状に形成され、回転軸部材と前記慣性体との間に軸線直交方向の磁場が形成されることを特徴とする請求項1に記載の可変慣性質量型制振装置。
【請求項3】
前記回転軸部材が鍔状に拡径して、前記密閉領域内に突出し、回転軸部材と前記慣性体との間に軸線方向の磁場が形成されることを特徴とする請求項1に記載の可変慣性質量型制振装置。
【請求項4】
前記ケーシング及び前記回転軸部材を共通にして請求項2に記載の可変慣性質量型制振装置が軸方向に複数の連設され、前記電磁石をそれぞれ順次通電することにより段階的に慣性質量を増加させることを特徴とする可変慣性質量型制振装置。
【請求項5】
前記ケーシングを共通にして、請求項3に記載の可変慣性質量型制振装置が軸方向に複数連設され、互いに隣接する可変慣性質量型制振装置の前記慣性体と前記回転軸部材とが結合し、前記電磁石をそれぞれ順次通電することにより段階的に慣性質量を増加させることを特徴とする可変慣性質量型制振装置。
【請求項6】
前記運動変換機構は、制振対象である一方の部材に固定されるケーシングと、
前記ケーシング内に軸周り回転自在、軸方向移動不可能に支持され、前記回転軸部材に同軸的に結合されるボールねじと、
制振対象である他方の部材に固定され前記ケーシングに軸方向に進退動可能、軸周り回転不可能に挿入され、前記ボールねじに螺合するボールナットを備えたスリーブとを具備することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の可変慣性質量型制振装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば二部材間に生じる接近離反方向の相対振動を低減するための慣性質量を利用した制振装置に関する。
【背景技術】
【0002】
回転慣性質量型の制振装置は、特許文献1に記載のように、二部材間の直線的振動をボールねじ及びこれに螺合するボールナットで回転運動に変換し、ボールねじに一体的に結合された慣性体を回転させて、慣性体の慣性モーメントにより制振対象である二部材間の振動を抑制する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7-259909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、二部材間の振動の緩急に応じて慣性体の慣性モーメントを変更して効果的に制振することができる制振装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明においては、制振対象である一方の部材と制振対象である他方の部材との間に固定され、振動に伴う両者間の直線的相対移動を回転運動に変換する運動変換機構と、この運動変換機構に連結して共回りするようにケーシング2内に回転自在に支持される回転軸部材6と、この回転軸部材6と係合し、その慣性モーメントにより回転抵抗を付与する慣性体7とを具備させ、慣性体の慣性モーメントを運動変換機構により慣性質量に変換して振動を抑制する慣性質量型制振装置1を構成する。ケーシング2は、回転軸部材6及び慣性体7を磁気回路の一部として磁場Mを形成する電磁石8を備える。慣性体7は、ケーシング2内に回転軸部材6と同軸上に相対回転自在に支持され、回転軸部材6との間に密閉領域11を形成し、密閉領域11に、磁場Mの印加により粘性が変化する磁気粘性流体12を封入した。電磁石8により密閉領域11を横切る磁場Mを印加し、回転軸部材6と慣性体7との間の磁気粘性流体12に対する相対回転に粘性硬度を高めて、慣性体7を回転軸部材6と一体的に回転させる。
【発明の効果】
【0006】
本発明の制振装置は、電磁石への通電により、密閉領域を横切る磁界を形成し、密閉領域内の磁気粘性流体の粘性硬度を高め、慣性体を回転軸部材と一体的に回転させて、大きな慣性モーメントを付加することができ、運動変換機構により変換された大きな慣性質量が振動を抑制することができる。この制振装置を複数連設すれば、振動の緩急に応じた慣性質量に調整することができ、振動を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の第1実施形態に係る制振装置の断面図である。
図2図1の制振装置の一部を拡大した断面図である。
図3】本発明の第2実施形態に係る制振装置の断面図である。
図4図3の制振装置の一部を拡大した断面図である。
図5】本発明の第3実施形態に係る制振装置の断面図である。
図6】本発明の第4実施形態に係る制振装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1において、本発明における可変慣性質量型の制振装置1は、制振対象である一方の部材に接続部2aを介して固定されるケーシング2と、制振対象である他方の部材に接続部3aを介して固定されるスリーブ3とを具備する。
【0009】
ケーシング2は、同軸的に結合された大径シリンダ2bと、小径シリンダ2cとを具備する。大径シリンダ2bは、一端側において端壁2dで閉塞し、他端側において小径シリンダ2cに連通する。接続部2aは端壁2dの外側に固着されている。
【0010】
ケーシング2の小径シリンダ2c内には、それの軸心を貫通するように、ボールねじ4が設けられる。ボールねじ4は、ケーシング2に、軸周り回転自在、軸方向移動不可能に支持される。
【0011】
スリーブ3は、円筒状で、一端側が小径シリンダ2cに軸方向に進退動可能、軸周り回転不可能に挿入される。
【0012】
小径シリンダ2cに挿入されるスリーブ3の一端部に、ボールねじ4に螺合するボールナット5が固着される。ボールねじ4は、ボールナット5を貫通してスリーブ3の軸心に沿って延びる。ボールナット5は、制振対象である二部材間の振動に伴うケーシング2とスリーブ3との間の軸方向の相対移動をボールねじ4の回転運動に変換する。
【0013】
ボールねじ4には、軸心に沿って延び大型シリンダ2bの両端部に回転自在に支持される回転軸部材6が同軸的に結合される。
【0014】
回転軸部材6周りには、回転軸部材6と隙間を置いて慣性体7が大径シリンダ2bの両端部に回転自在に支持される。慣性体7は、図2に示すように、非磁性材からなるホイール部7aと軟磁性材からなるヨーク部7bとが軸方向に交互に配置固定される。
【0015】
大径シリンダ2bの内側壁には、概略円筒状の電磁石8が固定される。電磁石8は、概略円筒状の軟磁性材からなる磁石ケーシング8a内に、コイル8bとヨーク8cとが軸方向に交互に複数固定される。ヨーク8cは、慣性体7のヨーク部7bと対向して配置される。磁石ケーシング8aは、大径シリンダ2bの内壁に嵌合固定される。大径シリンダ2bと回転軸部材6との間には、それぞれ回転用のシール材9,10が介設される。これによって、回転軸部材6と慣性体7との間に密閉領域11が形成される。密閉領域11には、磁気粘性流体12が充填封入される。
【0016】
電磁石8は、図2に示すように、コイル8bの通電により、大径シリンダ2b,慣性体7及び回転軸部材6を磁気回路として、密閉領域11を軸線直交方向に横切る磁場Mを形成する。密閉領域11内の磁気粘性流体12は、電磁石8により印加される磁場Mにより、その粘性硬度が増す。この磁気粘性流体12を介する回転軸部材6と慣性体7との相対回転に対して通常より大きな摩擦力のような抵抗が発生し、実質的に慣性体7に回転が伝達されて、回転軸部材6の慣性モーメントに慣性体7のそれが加わった大きな慣性モーメントが得られる。逆に、コイル8bに電流を流した慣性モーメントの大きな状態から、通電を断つことにより磁場Mを消すと、磁気粘性流体12の粘性が復帰し、回転軸部材6は慣性体7に対して空回り状態となり、小さい慣性モーメントとなる。
【0017】
この可変慣性質量型制振装置1においては、制振対象である二部材間の振動に伴うケーシング2とスリーブ3との間の軸方向の相対移動をボールナット5及びボールねじ4により回転軸部材6の回転運動に変換する。回転軸部材6の慣性モーメントは、ボールナット5とボールねじ4により軸線方向の慣性質量に変換される。回転軸部材6と共に慣性体7が回転するときには、回転軸部材6のみが回転するときより大きな慣性モーメントになるため、大きな慣性質量に変換される。
【0018】
制振対象に緩慢な振動が加わると、回転軸部材6のみの小さな慣性モーメントによる小さな慣性質量が作用して振動を許容する。
一方、急激な振動が加わると、電磁石8のコイル8bが通電して、図2に示すように、大径シリンダ2b,慣性体7及び回転軸部材6を磁気回路とする密閉領域11を軸線直交方向に横切る磁場Mを形成し、密閉領域11内の磁気粘性流体12の粘性硬度を増す。この磁気粘性流体12を介して回転軸部材6と慣性体7の間で通常より大きな摩擦力のような抵抗が発生し、この抵抗力により回転軸部材6の回転が慣性体7に伝達される。従って、回転軸部材6と慣性体7が一体となって回転するため、大きな慣性モーメントになり、大きな慣性質量に変換されて、振動を抑制する。
【0019】
なお、地震等による振動の緩急は、例えば加速度計などのセンサーで検知し、所定値において直流電源に接続される回路が閉じることにより電磁石8に通電するものとする。
【0020】
第2の実施形態を図3に示す。なお、以下において先の実施形態と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。この可変慣性質量型制振装置13における回転軸部材6は、一端がボールねじ4に結合され、他端が慣性体14に相対回転自在に支持されている。回転軸部材6上には、大径シリンダ2b内において軸線直交方向に延出する拡径部6aが一体的に形成されている。拡径部6aは、大径シリンダ2bの内側壁の電磁石8の対応する位置に配置される。慣性体14は、回転軸部材6周りに大径シリンダ2bの内壁から隙間を置いて配置され、一端が回転軸部材6上に、他端が大径シリンダ2bの端壁に回転自在に支持される。慣性体14は、図4に示すように、回転軸部材6が貫通する略円柱状の軟磁性材からなる。慣性体14には、回転軸部材6の拡径部6aが内壁面から隙間を置いて配置される密閉領域14aが形成され、ここに磁気粘性流体12が充填封入される。
【0021】
この可変慣性質量型制振装置13においても、制振対象である二部材間の振動に伴うケーシング2とスリーブ3との間の軸方向の相対移動をボールナット5及びボールねじ4により回転軸部材6の回転運動に変換する。緩慢な振動が加わると、回転軸部材6のみが回転して小さな慣性モーメントが軸線方向の小さな慣性質量に変換されて、振動を許容する。
一方、急激な振動が加わると、電磁石8のコイル8bへの通電により、図4に示すように、大径シリンダ2b、慣性体14及び回転軸部材6の拡径部6aを磁気回路とする密閉領域14aを軸方向に横切る磁場Mを形成し、密閉領域14aに満たされた磁気粘性流体12の粘性硬度が増す。従って、回転軸部材6と共に慣性体14が一体的に回転して、回転軸部材6のみが回転するときより大きな慣性モーメントが軸線方向の大きな慣性質量に変換され、振動を抑制する。
【0022】
第3の実施形態を図5に示す。この可変慣性質量型制振装置15は、第1の実施形態における可変慣性質量型制振装置1と略同一構造の第1及び第2の制振装置15a,15bを軸方向に二つ連設した概略構造である。即ち、ボールねじ4側の第1の可変慣性質量型制振装置15aの回転軸部材6及び大径シリンダ2bは、第2の可変慣性質量型制振装置15bの回転軸部材6及び大径シリンダ2bにそれぞれ軸方向に一体的に結合され、各慣性体7はそれぞれ独立している。密閉領域11内には、磁気粘性流体12が充填封入されている。第1,第2の制振装置15a,15bの電磁石8は、地震等による振動の緩急に応じた慣性質量に対応する慣性モーメントに設定するように一方又は両方が通電される。
【0023】
この可変慣性質量型制振装置15の第1及び第2の制振装置15a,15bにおいては、制振対象に緩慢な振動が加わると、これらの回転軸部材6のみの小さな慣性モーメントによる小さな慣性質量が作用して振動を許容する。急激な振動が加わると、第1及び第2の制振装置15a,15bの電磁石8のコイル8bへの通電により、回転軸部材6と共に慣性体7が一体的に回転して、二つの両制振装置15a,15bの大きな慣性モーメントが軸線方向の大きな慣性質量に変換され、振動を抑制する。この際、急激な振動の程度に応じて、第1,第2の可変慣性質量型制振装置15a,15bの一方又は両方の電磁石8を選択的に通電することにより、回転軸部材6に係合する慣性体7の数を変更できるので、振動に応じた慣性質量に調整できる。また、可変慣性質量型制振装置15a,15bの連結数をさらに増やすことにより、振動を抑制する慣性質量を大きくすることができるし、多段階に調整できる。
【0024】
第4の実施形態を図6に示す。この可変慣性質量型制振装置16は、第2の実施形態における可変慣性質量型制振装置13と略同一構造の第1及び第2の制振装置16a,16bを軸方向に連設した概略構造である。即ち、第1,第2の可変慣性質量型制振装置16a,16bの大径シリンダ2bはそれぞれ軸方向に一体的に結合されている。第1の可変慣性質量型制振装置16aの回転軸部材6は、第2の可変慣性質量型制振装置16bの回転軸部材6から独立している。第1の可変慣性質量型制振装置16aの慣性体14は、第2の可変慣性質量型制振装置16bの回転軸部材6に一体に結合している。従って、第2の可変慣性質量型制振装置16bの回転軸部材6は第1の可変慣性質量型制振装置16aの慣性体14と共回りする。そして、第2の可変慣性質量型制振装置16bの慣性体14は、第1及び第2の可変慣性質量型制振装置16a,16bの両電磁石8が通電することにより回転する。
【0025】
この可変慣性質量型制振装置16の第1及び第2の制振装置16a,16bにおいては、緩慢な振動が加わると、第1の制振装置16aの回転軸部材6のみが回転し小さな慣性モーメントが軸線方向の小さな慣性質量に変換されて、振動を許容する。急激な振動が加わると、第1及び第2の制振装置15a,15bの電磁石8のコイル8bへの通電により、回転軸部材6と共に慣性体7が一体的に回転して、二つの両制振装置15a,15bの大きな慣性モーメントが軸線方向の大きな慣性質量に変換され、振動を抑制する。この際、急激な振動の程度に応じて、第1の可変慣性質量型制振装置15aの電磁石8又は両方の電磁石8を選択的に通電することにより、回転軸部材6に係合する慣性体7の数を変更できるので、振動に応じた慣性質量に調整できる。また、可変慣性質量型制振装置15a,15bの連結数をさらに増やすことにより、振動を抑制する慣性質量を大きくすることができるし、多段階に調整できる。また、可変慣性質量型制振装置16a,16bの連結数をさらに増やすことにより、振動に対して大きな減衰力を発生させることができるし、多段階に調整できる。
【符号の説明】
【0026】
1 質量可変型慣性制振装置
2 ケーシング
2a 接続部
2b 大径シリンダ
2c 小径シリンダ
2d 端壁
3 スリーブ
3a 接続部
4 ボールねじ
5 ボールナット
6 回転軸部材
7 慣性体
7a ホイール部
7b ヨーク部
8 電磁石
8a 磁石ケーシング
8b コイル
8c ヨーク
9 シール材
10 シール材
11 密閉領域
12 磁気粘性流体
13 密閉領域
14 慣性体
14a ホイール部
14b ヨーク部
15 可変慣性質量型制振装置
15a 第1の可変慣性質量型制振装置
15b 第2の可変慣性質量型制振装置
16 可変慣性質量型制振装置
16a 第1の可変慣性質量型制振装置
16b 第2の可変慣性質量型制振装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6