特許6594999IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

音響再生システムの計算ユニット、対応する方法、および計算ユニットおよびアレイを含むシステムに関する。 幾つかの音響再生システムは、いわゆる差音再生の手法に基づいている。差音再生に起因して、指向性パターンが再生(再現)されることがある。指向性パターンは、指向性マイクロフォンから分かる。指向性マイクロフォンは、通常、例えば「Mikrophone:Arbeitsweise und Ausfuhrungsbeispiele」と題するG.BoreおよびS.Peusによる文献、および「Gradient microphones」と題するH.Olsonによる文献に記述されているように、音圧勾配またはその近似値を測定することによって実現される。例えば、一次勾配は、8字形の指向性パターンを有する。1つのチャネルを遅らせることにより、音圧差を測定する場合に、カーディオイドまたはテールドカーディオイド等の指向性パターンを達成することができる。一次差動または勾配マイクロフォンは、指向性マイクロフォンにおける標準である。 使用頻度は劣るものの、「Gradient loudspeakers」と題するH.Olsonによる文献から分かるように、同じ概念をスピーカにも当てはめることができる。しかしながら、寸法は、ほぼ1桁大きくなり、異なる特性/限界を生じさせる。 差動スピーカアレイのこのような概念は、従来の遅延和ビームフォーマに比較すると、通常多くのスピーカを特徴とする遅延和アレイとは対照的に、少数のスピーカしか必要としないという優位点を有する。さらに、遅延和ビームフォーマより小さいアパーチャにより、低周波数で同じ指向性を実現することができる。 国際公開第2011/161567号パンフレットは、3つ以上のトランスデューサを備えるスピーカ配置のダイポール関連処理を開示している。記載されている3つのドライバ設定のうち、最も外側の2つのドライバは、ダイポール構成で駆動される(非操作式)。これらの2つの間のドライバは、好ましくは聴取位置に向けて操作可能なノッチを生成するために使用される。これは、第2のドライバ信号の(周波数選択性の)相対オフセットによって達成される。この場合、好ましくは、等間隔のドライバ(即ち、第1のドライバから第2のドライバまでの距離は、第2のドライバから第3のドライバまでの距離に等しい)が使用される。真ん中のドライバのために生成される信号は、ダイポール構成に対して位相差および(周波数選択性の)利得を有し得る。 米国特許第5,870,484号明細書は、傾斜スピーカを用いる音響再生システムを開示している。この公報は、ダイポールシステムが、例えば、ダイポール効果を得るために、2つまたは3つのスピーカ、または1つのスピーカ、および受動開口部を用いてどのように作成され得るかを詳細に記述している。この場合、一次勾配指向特性の使用が好ましい。この公報によれば、これには、一次勾配システムに比較すると、高次の傾斜スピーカは効率が低い傾向があり、多数のトランスデューサ、より多くの信号処理および追加の増幅チャネルを必要とする、という背景がある。 差動スピーカアレイは、周波数が減少するにつれて指向性が減少しないことが分かっているが、遅延和ビームフォーマはそうでなく、そのレベルは、周波数がゼロになるとゼロに減少する。さらに、一次差動アレイの指向性は、例えば約6dBに制限される。したがって、改善された手法が必要である。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の目的は、より広い動作帯域幅における音響再生の指向特性を向上させることにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

この目的は、独立請求項の主題によって解決される。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】第1の実施形態による計算ユニットを示す概略ブロック図である。

【図2a】二次音響差動を生成する3つのスピーカと、好ましい聴取位置とを略示している。

【図2b】距離を隔ててアレイ周囲の円上を歩いている聴取者に関して考察される指向性パターンの決定を略示している。

【図2c】視線方向における二次音響差動の周波数応答を示す概略図である。

【図2d】二次音響差動の指向性パターンを示す概略図である。

【図3】3帯域までの二次音響差動のスピーカアレイを示す概略図である。

【図4a】3つのダイポールの周波数応答を示す概略図である。

【図4b】追加のサブバンド処理を伴うダイポールの周波数応答を示す概略図である。

【図5a】スピーカアレイのスピーカの例示的なセットアップを示す。

【図5b】スピーカアレイのスピーカの例示的なセットアップを示す。

【図5c】スピーカアレイのスピーカの例示的なセットアップを示す。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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