(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ユーザーの第1回のクレジット点数と前記ユーザーの第1回の関係クレジット点数をトレーニング完了の前記クレジット点数モデルに入力して、前記ユーザーのターゲットクレジット点数を算出することは、
前記ユーザーの第1回のクレジット点数と前記ユーザーの第1回の関係クレジット点数をトレーニング完了の前記クレジット点数モデルに入力して、前記ユーザーの第x回のクレジット点数を算出することと、
前記ユーザーの第x回のクレジット点数が予め設定された条件を満たした場合、前記ユーザーの第x回のクレジット点数を前記ユーザーのターゲットクレジット点数として決定することと、を含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
前記ユーザーの第x回のクレジット点数が予め設定された条件を満たした場合、前記ユーザーの第x回のクレジット点数を前記ユーザーのターゲットクレジット点数として決定することは、
前記サーバーが、前記ユーザーの第x回のクレジット点数と前記ユーザーの第x−1回のクレジット点数との間の差を計算することと、
前記サーバーが、前記差が第2の閾値より小さいかどうかを検出することと、
前記サーバーが、前記差が前記第2の閾値より小さいと、前記ユーザーの第x回のクレジット点数を前記ユーザーのターゲットクレジット点数として決定することと、を含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
各前記サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数が前記トレーニング終了条件を満たさない場合、i=i+1とし、各前記サンプルユーザーの第i回のクレジット点数と各前記サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数を取得するステップを再び実行するモジュールをさらに含むことを特徴とする請求項13乃至15の中のいずれかに記載の装置。
前記ユーザーの第x回のクレジット点数が前記予め設定された条件を満たさない場合、前記ユーザーの第x回のクレジット点数と前記ユーザーの第x回の関係クレジット点数を前記クレジット点数モデルに再び入力して、前記ユーザーの第x+1回のクレジット点数を算出するための循環入力モジュールであって、
x=x+1とし、前記ユーザーの第x回のクレジット点数と前記ユーザーの第x−1回のクレジット点数との間の差を計算するステップを再び実行する循環入力モジュールをさらに含むことを特徴とする請求項22に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の目的、技術案及びメリットをより明確にするため、図面を結合して本発明の実施形態に対してさらに詳細に説明する。
【0018】
クレジット点数は、数学的モデルを用いて個人のクレジット情報に対してモデル化して取得した点数である。この点数は、金融分野でクレジット貸付類の業務に対して危険評価を行うことに用いられることができる。個人クレジット情報は、ユーザー個人に対するクレジットに関連する情報項目を含む。
【0019】
本発明の実施例で公開するクレジット点数モデルは、主にユーザーのクレジット点数とユーザーの社交関係に基づいて計算した関係クレジット点数に基づいて、ユーザーのターゲットクレジット点数を総合的に算出することによって、ユーザー個人の情報が欠けていたり、間違いが存在したりする時、ユーザーの社交関係に基づいて算出した関係クレジット点数によっても、当該ユーザーのターゲットクレジット点数を依然として算出することのできる効果を実現した。本発明の実施例は、クレジット点数モデルトのレーニング方法の実施例と、クレジット点数モデルに基づいてユーザーのクレジット点数を計算する実施例を含む。ここで、クレジット点数モデルのトレーニング方法については、
図1と
図2Aに示す実施例を参照し、クレジット点数の計算方法については、
図3と
図4Aに示す実施例を参照する。
【0020】
図1は、本発明の一つの例示的な実施例に係るクレジット点数モデルトレーニング方法を示すフローチャートである。その方法は、ステップ101〜ステップ103を含む。
【0021】
ステップ101において、複数のサンプルユーザーの第i回のクレジット点数、各サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数及び各サンプルユーザーの違約注記情報を取得し、iは初期値の1の正の整数である。
【0022】
クレジット点数モデルをトレーニングする前に、まずクレジット点数モデルをトレーニングすることに用いられるサンプルセット取得する。
【0023】
ここで、サンプルセットは、複数のサンプルユーザーの第1回のクレジット点数、各サンプルユーザーに対応する第1回の関係クレジット点数及び各サンプルユーザーの違約注記情報を含む。
【0024】
サンプルユーザーの関係クレジット点数は、サンプルユーザーと社交関係を有する他の各ユーザーのクレジット点数に基づいて算出される。さらに、サンプルユーザーと社交関係を有する他の各ユーザーは、サンプルセット内のユーザー又はサンプルセット以外のユーザーであることもできる。
【0025】
サンプルユーザーの違約注記情報は、サンプルユーザーの違約状況を示すことに用いられる。
【0026】
ステップ102において、各サンプルユーザーに対して、サンプルユーザーの第i回のクレジット点数、サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数及びサンプルユーザーの違約注記情報に基づいて、クレジット点数モデルをトレーニングし、サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を取得する。
【0027】
オプションとして、サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を計算するステップは、i≧2の時、各サンプルユーザーに対してサンプルユーザーの第i回のクレジット点数とサンプルユーザーの第i回の関係
クレジット点数を予め設定されたクレジット点数モデルに入力し、サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を算出することを含んでもよい。
【0028】
ステップ103において、各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数がトレーニング終了条件を満たすと、トレーニング完了のクレジット点数モデルを得る。
【0029】
要約すると、本実施例で提供するクレジット点数モデルトレーニング方法によると、複数のサンプルユーザーの第i回のクレジット点数、各サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数及び各サンプルユーザーの違約注記情報を取得することと、サンプルユーザーの第i回のクレジット点数、サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数及びサンプルユーザーの違約注記情報に基づいて、クレジット点数モデルをトレーニングし、サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を算出することと、各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数がトレーニング終了条件を満たすと、トレーニング完了のクレジット点数モデルを得ることと、を通じて、ユーザー個人の情報が欠けていたり又は間違いが存在するときにユーザーのクレジット点数を正確に計算しにくい問題を解決し、ユーザー個人のクレジット点数と、ユーザーと社交関係を有する他のユーザーのクレジット点数とを同時に統計して、当該ユーザーのターゲットクレジット点数を総合的に算出でき、クレジット点数モデルのカバー範囲を拡大し、ユーザーのクレジット点数の計算正確度を高める効果を達成した。
【0030】
図2Aは、本発明の他の例示的な実施例に係るクレジット点数モデルトレーニング方法を示すフローチャートである。その方法は、ステップ201〜ステップ208を含む。
【0031】
ステップ201、サンプルセットを取得する。
【0032】
ここで、サンプルセットは、複数のサンプルユーザーの識別子と各サンプルユーザーの違約注記情報を含む。
【0033】
サンプルユーザーの識別子は、サンプルユーザーを区別するに用いられる。例えば、サンプルセットが100人のサンプルユーザーを含む場合、各サンプルユーザーの識別子は、user1、user2、user3、…、user100である。
【0034】
サンプルユーザーの違約注記情報は、サンプルユーザーの違約状況を示すことに用いられる。例えば、サンプルセットに含まれるサンプルユーザーの違約注記情報は、user1(1)、user2(0)、user3(0)、…、user100(1)であり、ここで、括弧中の1はサンプルユーザーに違約状況が存在し、違約クラスに属することを表し、括弧中の0はサンプルユーザーに違約状況が存在しなく、未違約クラスに属することを表す。即ち、user1(1)はサンプルユーザーuser1が違約クラスに属することを表し、user2(0)はサンプルユーザーuser2が未違約クラスに属することを表し、user3(0)はサンプルユーザーuser3が未違約クラスに属することを表し、user100(1)はサンプルユーザーuser100が違約クラスに属することを表す。
【0035】
オプションとして、サンプルユーザーの違約注記情報は、サンプルユーザーのクレジット点数に基づいてサンプルユーザーの違約状況に対して注記したものであってもよいし、サンプルユーザーの実際の違約状況に応じて注記したものであってもよく、本実施例ではこれを限定しない。
【0036】
例示的に、サンプルユーザーのクレジット点数に基づいてサンプルユーザーの違約状況に対して注記する例を説明する。例えば、従来技術中のFICOクレジット点数モデルを利用して各サンプルユーザーのクレジット点数を計算し、算出されたサンプルユーザーのクレジット点数に基づいてサンプルユーザーの違約状況を注記する。FICOクレジット点数モデルによる点数範囲が300〜800点の間であり、クレジット点数が550点を超えるサンプルユーザーに対して未違約と注記し、クレジット点数が550点未満であるサンプルユーザーに対して違約と注記すると仮定する。例えば、サンプルユーザー1のクレジット点数が580で、サンプルユーザー2のクレジット点数が450で、サンプルユーザー3のクレジット点数が480で、サンプルユーザー4のクレジット点数が600で、サンプルユーザー5のクレジット点数が700であると、サンプルユーザー1は未違約と、サンプルユーザー2は違約と、サンプルユーザー3は違約と、サンプルユーザー4とサンプルユーザー5は未違約と注記することができる。したがって、サンプルユーザー1、サンプルユーザー4、サンプルユーザー5を一つのクラス、即ち未違約クラスにし、サンプルユーザー2とサンプルユーザー3を他のクラス、即ち違約クラスにすることができる。
【0037】
ステップ202において、複数のサンプルユーザーの第i回のクレジット点数を取得し、ただし、iが初期値の1の正の整数である。
【0038】
i=1の時、このステップは、各サンプルユーザーの個人情報に基づいて各サンプルユーザーの第1回のクレジット点数を算出することを含むことができる。例えば、FICOクレジット点数モデルの計算過程のように、サンプルユーザーのクレジット、品性及び支払い能力に基づいてサンプルユーザーの第1回のクレジット点数を算出する。さらに、個人のクレジット情報に基づいて第1回のクレジット点数を計算することのできないサンプルユーザーが存在する場合、サンプルユーザーの第1回の関係クレジット点数をサンプルユーザーの第1回のクレジット点数として決定する。ここで、第1回の関係クレジット点数は、サンプルユーザーと社交関係を有する他の各ユーザーの第1回のクレジット点数に基づいて算出されたものである。
【0039】
i≧2の時、ステップ208で算出した各サンプルユーザーの第1回のクレジット点数を取得する。
【0040】
ステップ203において、各サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数を取得する。
【0041】
サンプルユーザーの第1回の関係クレジット点数は、サンプルユーザーと社交関係を有する他の各ユーザーの第1回のクレジット点数に基づいて算出されたものである。
【0042】
オプションとして、サンプルユーザーと社交関係を有する他の各ユーザーは、サンプルセット内のユーザー又はサンプルセット以外のユーザーであってもよい。
【0043】
オプションとして、各サンプルユーザーに対して各サンプルユーザーと社交関係を有する他のユーザーの数は、同じであっても異なっていてもよい。例えば、サンプルユーザーAと社交関係を有する他のユーザーが50人で、50人のユーザーが全部サンプルセット内のサンプルユーザーであり、サンプルユーザーBと社交関係を有する他のユーザーが60人で、その中で20人のユーザーがサンプルセット内のサンプルユーザーで、40人がサンプルセット以外のユーザーであり、サンプルユーザーCと社交関係を有する他のユーザーも60人であるが、40人がサンプルセット内のサンプルユーザーで、20人がサンプルセット以外のユーザーである。本実施例において、各サンプルユーザーと社交関係を有する他のユーザーの数を具体的に限定しない。
【0044】
オプションとして、
図2Bに示すように、ステップ203で各サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数を取得することをステップ203a〜ステップ203cを通じて取得してもよい。
【0045】
ステップ203aにおいて、各サンプルユーザーの社交関係チェーンを取得する。
【0046】
社交関係チェーンは、サンプルユーザーと他のユーザーとの間に存在する社交関係である。ここで、社交関係は、親族関係、同僚関係及び同級生関係など、現実世界中の社交関係を含み、WeChat友人関係、QQ友人関係、Weibo友人関係、同一のグループ内の友人関係及びWeibo関心関係など、社交道具内の友人関係又は関心関係であることもできる。
【0047】
サンプルセット内のサンプルユーザーの識別子に基づいて各サンプルユーザーに対応する社交関係チェーンを取得する。即ち、各サンプルユーザと他のユーザとの間に存在する社交関係を取得する。
【0048】
ステップ203bにおいて、社交関係チェーンに応じて、各サンプルユーザーに対応する他の各ユーザーの第i回のクレジット点数を取得する。
【0049】
各サンプルユーザーに対して、サンプルユーザーの社交関係チェーンに基づいてサンプルユーザーに対応する他の各ユーザーの第i回のクレジット点数を取得する。
【0050】
ステップ203cにおいて、取得した他の各ユーザーの第i回のクレジット点数に基づいて、各サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数を計算する。
【0051】
一般に、各サンプルユーザーの関係クレジット点数を計算することは、以下の二つの実現方式を含むことができる。
【0052】
可能な実現方式として、このステップは、各サンプルユーザーに対して、取得した他の各ユーザーの第i回のクレジット点数に基づいてサンプルユーザーに対応する他の各ユーザーの第i回のクレジット点数の平均値を計算し、算出された平均値をサンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数として確定する。
【0053】
例えば、サンプルユーザー1の第1回のクレジット点数が350で、サンプルユーザー1と社交関係を有する他の各ユーザーが、対応する第1回のクレジット点数が400である他のユーザー1と、対応する第1回のクレジット点数が400である他のユーザー2、対応する第1回のクレジット点数が500である他のユーザー3、対応する第1回のクレジット点数が600である他のユーザー4を含むと、サンプルユーザー1の第1回の関係クレジット点数は475で、具体的な計算式は(400+400+500+600)/4=1900/4=475である。類似に、サンプルユーザー1の第i回の関係クレジット点数を、サンプルユーザー1と社交関係を有する他の各ユーザーの第i回のクレジット点数に基づいて算出する。同様に、各サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数を算出することができる。
【0054】
他の可能な実現方式として、サンプルユーザーに対応する他の各ユーザーの第i回のクレジット点数と、他の各ユーザーに対応する重みに基づいて、各サンプルユーザーの関係クレジット点数を算出することができ、具体的に第一サブステップ〜第二サブステップを含む。
【0055】
第一サブステップにおいて、各サンプルユーザーに対して、社交関係チェーンに応じて他の各ユーザーに対応する重みを取得する。ここで、他の各ユーザーに対応する重みは、サンプルユーザーの関係クレジット点数を計算するとき他の各ユーザーの第1回のクレジット点数が占める割合である。他の各ユーザーに対応する重みは、社交関係の類型に基づいて確定することができ、例えば、サンプルユーザーと親族関係を有する他のユーザーに対応する重みは同級生関係を有する他のユーザーに対応する重みより大きく、そして、親密さに基づいて確定することもでき、例えば、サンプルユーザーとの通信頻度の高い他のユーザーに対応する重みは通信頻度の低い他のユーザーに対応する重みより大きく、また、社交関係の存在時間の長さに基づいて確定することもでき、例えば、サンプルユーザーとの社交関係の存在時間が比較的長い他のユーザーに対応する重みは社交関係の存在時間が比較的短い他のユーザーに対応する重みより大きい。本実施例において、サンプルユーザーと社交関係を有する他のユーザーに対応する重みの確定方式を、具体的に限定しない。
【0056】
第二サブステップにおいて、他のユーザーの第i回のクレジット点数と、他のユーザーに対応する重みに基づいてサンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数を計算する。具体的な計算式は、次のようである。
【0058】
ここで、score_fri_avgはサンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数を指し、friend_score_jはサンプルユーザーと社交関係を有する第jの他のユーザーの第i回のクレジット点数を指し、op_jはサンプルユーザーと社交関係を有する第jの他のユーザーに対応する重みを指す。
【0059】
例えば、サンプルユーザー1の第1回のクレジット点数が350で、サンプルユーザー1と社交関係を有する他の各ユーザーが、対応する第1回のクレジット点数が400で、対応する重みが0.2である他のユーザー1と、対応する第1回のクレジット点数が400で、対応する重みが0.4である他のユーザー2と、対応する第1回のクレジット点数が500で、対応する重みが0.3である他のユーザー3と、対応する第1回のクレジット点数が600で、対応する重みが0.3である他のユーザー4とを含むと、サンプルユーザー1の第1回の関係クレジット点数は475で、具体的な計算式は(400*0.2+400*0.4+500*0.3+600*0.3)/(0.2+0.4+0.3+0.3)=570/1.2=475である。類似に、サンプルユーザー1の第i回の関係クレジット点数を、サンプルユーザー1と社交関係を有する他の各ユーザーの第i回のクレジット点数と他の各ユーザーに対応する重みに基づいて算出する。同様に、各サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数を算出することができる。
【0060】
ステップ204において、各サンプルユーザーに対して、サンプルユーザーの第i回のクレジット点数、サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数及びサンプルユーザーの違約注記情報に基づいて、クレジット点数モデルをトレーニングし、サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を算出する。
【0061】
i=1のとき、各サンプルユーザーに対して、サンプルユーザーの第1回のクレジット点数、サンプルユーザーの第1回の関係クレジット点数及びサンプルユーザーの違約注記情報に基づいて、クレジット点数モデルをトレーニングし、サンプルユーザーの第2回のクレジット点数を算出する。
【0062】
第1回の反復を行うとき、ステップ202で取得した各サンプルユーザーの第1回の関係クレジット点数とステップ203で取得した各サンプルユーザーの第1回の関係クレジット点数を特徴変数とし、各サンプルユーザーの違約注記情報をターゲット変数として、クレジット点数モデルをトレーニングする。ここで、クレジット点数モデルをトレーニングするステップは、ロジスティック回帰、ニューラルネットワーク又は決定木などの方法によってトレーニングを行うことができ、本実施例では限定しない。トレーニングしてクレジット点数モデルを得た後、クレジット点数モデルによって、各サンプルユーザーの第2回のクレジット点数を計算することができる。
【0063】
i≧2のとき、各サンプルユーザーに対して、サンプルユーザーの第i回のクレジット点数とサンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数に基づいて、クレジット点数モデルをトレーニングし、サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を算出する。
【0064】
オプションとして、第i回の反復を行うとき、取得した各サンプルユーザーの第i回のクレジット点数と各サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数を特徴変数して、クレジット点数モデルをトレーニングし、クレジット点数モデル中のアルゴリズムに従って各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を算出すればよく、各サンプルユーザーの違約注記情報を再び入力する必要はない。
【0065】
オプションとして、サンプルユーザーの第i回のクレジット点数とサンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数に基づいて、このサンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を算出する式は次のようである。
【0067】
ここで、new_scoreはサンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を指し、scoreはサンプルユーザーの第i回のクレジット点数を指し、score_fri_avgはサンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数を指す。f関数が、トレーニングされたクレジット点数モデルである。
【0068】
オプションとして、算出された各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数に基づいて、サンプルユーザーに対して分類を行うことができる。各サンプルユーザーの違約注記情報と算出された各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数に基づいて、クレジット点数モデルを使用するときにユーザーに対して正確な分類を行うように、各サンプルユーザーのクレジット点数と違約注記情報とを関連つける。
【0069】
ステップ205において、各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数と各サンプルユーザーの第i回のクレジット点数との間の相関係数を計算する。
【0070】
ステップ204で各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を算出した後、各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数と各サンプルユーザーの第i回のクレジット点数との間の相関係数を計算する。
【0071】
オプションとして、サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数とサンプルユーザーの第i回のクレジット点数との間の相関係数の計算式は次のようである。
【0073】
ここで、corは各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数と各サンプルユーザーの第i回のクレジット点数との間の相関係数を指し、scoreは各サンプルユーザーの第i回のクレジット点数を指し、new_scoreは各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を指す。
【0074】
例えば、クレジット点数モデルのトレーニングに参加しているサンプルユーザーが100人であり、すべてのサンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数のセットがX、すべてのサンプルユーザーの第i回のクレジット点数のセットがYであると、各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数と各サンプルユーザーの第i回のクレジット点数との間の相関係数は、相関係数計算式によってセットXとセットYとの間で計算される相関係数を指す。
【0075】
ステップ206において、相関係数が第1の閾値より大きいかどうかを検出する。
【0076】
各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数と各サンプルユーザーの第i回のクレジット点数との間の相関係数を算出した後、この相関係数と第1の閾値とを比較して各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数と各サンプルユーザーの第i回のクレジット点数との間の相関性を検出する。
【0077】
ステップ207において、相関係数が第1の閾値より大きいと、トレーニング完了のクレジット点数モデルを得る。
【0078】
各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数と各サンプルユーザーの第i回のクレジット点数との間の相関係数が第1の閾値より大きい場合、各サンプルユーザーの第i回のクレジット点数と各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数が同じになる傾向にあることを意味し、モデルのトレーニング過程を終了させ、現在のクレジット点数モデルがトレーニング完了のクレジット点数モデルであり、各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数がクレジット点数モデルで算出されたターゲットクレジット点数である。
【0079】
ステップ208において、相関係数が第1の閾値より小さいと、i=i+1とし、ステップ202を再び実行する。
【0080】
オプションとして、相関係数が第1の閾値より小さいとき、各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を入力とし、再び社交関係チェーンによって各サンプルユーザーに対応するその他の各ユーザーの第i+1回のクレジット点数を取得する。しかし、循環実行過程では、ステップ204において、各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数と各サンプルユーザーの第i+1回の関係クレジット点数のみを入力すればよく、各サンプルユーザーの違約注記情報は入力しない。
【0081】
読者の理解を容易にするため、
図2の実施例中のステップ201乃至ステップ208で示すクレジット点数モデルトレーニングの構成を
図2Cに示す。
【0082】
要約すると、本実施例で提供するクレジット点数モデルトレーニング方法は、複数のサンプルユーザーの第i回のクレジット点数、各サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数及び各サンプルユーザーの違約注記情報を取得することと、サンプルユーザーの第i回のクレジット点数、サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数及びサンプルユーザーの違約注記情報に基づいて、クレジット点数モデルをトレーニングし、サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を算出することと、各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数がトレーニング終了条件を満たすと、トレーニング完了のクレジット点数モデルを得ることと、を含むことで、ユーザー個人の情報が欠けていたり、間違いが存在したりするときにユーザーのクレジット点数を正確に計算しにくい問題を解決し、ユーザー個人のクレジット点数と、ユーザーと社交関係を有する他のユーザーのクレジット点数を同時に統計して、当該ユーザーのターゲットクレジット点数を総合的に算出でき、クレジット点数モデルのカバー範囲を拡大し、ユーザーのクレジット点数の計算正確度を高める効果を達成した。
【0083】
また、個人クレジット情報に基づいて第1回のクレジット点数を計算することのできないサンプルユーザーが存在する場合、サンプルユーザーの第1回の関係クレジット点数をサンプルユーザーの第1回のクレジット点数として確定して、ユーザーの個人クレジット点数を失った場合にもユーザーの関係クレジット点数に基づいてユーザーのクレジット点数を計算することのできる効果を達成した。
【0084】
尚、ステップ203bにおいて、社交関係チェーンに基づいて各サンプルユーザーに対応する他の各ユーザーの第i回のクレジット点数を取得することを、次のように理解することができる。
【0085】
i=1のとき、社交関係チェーンに基づいて各サンプルユーザー
に対応する他の各ユーザーの第1回のクレジット点数を取得する。
【0086】
オプションとして、他の各ユーザーの第1回のクレジット点数は、本実施例に係わるクレジット点数モデルをトレーニングする前に、個人情報に基づくクレジット点数モデルで算出した他の各ユーザーのクレジット点数である。もちろん、他の既存のクレジット点数モデルで算出したクレジット点数がある場合、他のユーザーの第1回のクレジット点数とすることもでき、本実施例では限定しない。
【0087】
i≧2の時、社交関係チェーンに基づいて各サンプルユーザーに対応する他の各ユーザーの第i回のクレジット点数を取得する。
【0088】
クレジット点数モデルをトレーニングする過程で、サンプルユーザーと社交関係を有する他のユーザーがサンプルセット内の他のサンプルユーザーである可能性もあるので、第i回の反復過程で他のユーザーの第i回のクレジット点数が変化される可能性があるので、第i回の反復を行うとき社交関係チェーンに基づいて各サンプルユーザーに対応する他の各ユーザーの第i回のクレジット点数を取得する必要がある。サンプルユーザーと社交関係を有する他のユーザーがサンプルセット内の他のサンプルユーザーではないときには、第i回の反復過程で他のユーザーの第i回のクレジット点数が変化しないので、第i回の反復を行うとき社交関係チェーンに基づいて各サンプルユーザーに対応する他の各ユーザーの第i回のクレジット点数を取得する必要がなく、社交関係チェーンに基づいて取得した他の各ユーザーの第1回のクレジット点数を直接使用する。
【0089】
例えば、クレジット点数モデルをトレーニングする過程で、サンプルユーザーAと社交関係を有する他のユーザー1と他のユーザー2が、いずれもサンプルセット内の他のサンプルユーザーであり、他のユーザー1の第1回のクレジット点数が350で、他のユーザー2の第1回のクレジット点数が400であると、第1回の反復を経た後他のユーザー1の第2回のクレジット点数は380で、他のユーザー2の第2回のクレジット点数は390でああって、つまり、他のユーザー1と他のユーザー2がすべてサンプルセット内の他のサンプルユーザーであるので、第1回の反復過程で他のユーザー1と他のユーザー2の第2回のクレジット点数は変化された。第2回の反復を行うとき、社交関係チェーンに基づいてサンプルユーザーAに対応する他の各ユーザーの第2回のクレジット点数を得なければならない。類似に、第i回の反復を行うとき、社交関係チェーンに基づいてサンプルユーザーAに対応する他の各ユーザーの第i回のクレジット点数を取得しなければならない。
【0090】
具体的な例で、100人の借り手をサンプルユーザーと仮定する。
【0091】
まず各借り手の識別子、各借り手の識別子に対応する第1回のクレジット点数及び各借り手の違約注記情報を取得する。例えば、借り手1は対応するクレジット点数が350で、違約と注記され、借り手2は対応するクレジット点数が400で、違約と注記され、借り手3は対応するクレジット点数が600で、未違約と注記され、借り手4は対応するクレジット点数が650で、未違約と注記され、…、借り手100は対応するクレジット点数が440で、違約と注記される。
【0092】
そして各借り手の識別子に対応する各友人のクレジット点数を取得する。例えば、借り手1に対応する各友人は、対応するクレジット点数が600で
、重みが0.4である友人1と、対応するクレジット点数が400で
、重みが0.4である友人2、対応するクレジット点数が500で
、重みが0.2である友人3、対応するクレジット点数が700で
、重みが0.5である友人4を含み、ここで、友人1はサンプルユーザー中の借り手3で、友人2はサンプルユーザー中の借り手2である。同様に、各借り手に対応する各友人のクレジット点数と各友人に対応する重みを取得することができる。
【0093】
各借り手に対応する各友人のクレジット点数に基づいて、各借り手に対応する第1回の関係クレジット点数を算出する。例えは、借り手1に対応する第1回の関係クレジット点数は、借り手に対応する各友人のクレジット点数と各友人に対応する重みによって算出され、具体的な計算式は、(600*0.4+400*0.4+500*0.2+700*0.5)/(0.4+0.4+0.2+0.5)=567である。したがって、借り手1に対応する第1回の関係クレジット点数は567である。同様に、各借り手に対応する第1回の関係クレジット点数を算出することができる。
【0094】
100人の借り手の第1回のクレジット点数、100人の借り手に対応する第1回の関係クレジット点数及び100人の借り手に対応する違約注記情報を予め設定されたクレジット点数モデルに入力して、クレジット点数モデルが内部のアルゴリズムに従って各借り手に対応する第2回のクレジット点数を算出する。例えば、借り手1の第1回のクレジット点数、第1回の関係クレジット点数及び違約注記情報、借り手2の第1回のクレジット点数、第1回の関係クレジット点数及び違約注記情報、…、借り手100の第1回のクレジット点数、第1回の関係クレジット点数及び違約注記情報を同時に予め設定されたクレジット点数モデルに入力して、クレジット点数モデルによって借り手1乃至借り手100それぞれに対応する第2回のクレジット点数を算出する。
【0095】
100人の借り手に対応する第2回のクレジット点数と100人の借り手に対応する第1回のクレジット点数との間の相関係数を計算する。例えば、ステップ206に示される式によって借り手1乃至借り手100それぞれに対応する第2回のクレジット点数とそれぞれに対応する第1回のクレジット点数との間の相関係数を算出する。
【0096】
相関係数が第1の閾値より大きいとき、トレーニング完了のクレジット点数モデルを得る。相関係数が第1の閾値より小さいとき、算出された借り手1乃至借り手100それぞれに対応する第2回のクレジット点数と新たに算出されたそれぞれに対応する第2回の関係クレジット点数とを予め設定されたクレジット点数モデルにひきつづいて入力し、借り手1乃至借り手100それぞれに対応する第3回のクレジット点数をひきつづいて計算する。各借り手に対応する第i+1回のクレジット点数と第i回のクレジット点数との間の相関係数が第1の閾値より大きいとき、トレーニング完了のクレジット点数モデルを得る。
【0097】
図2Aに示す実施例に基づいて、トレーニング完了のクレジット点数モデルを得た後、クレジット点数モデルにユーザーのクレジット点数とユーザーの関係クレジット点数を入力することによってユーザーのターゲットクレジット点数を計算することができる。具体的なステップは
図3の実施例を参照する。
【0098】
図3は本発明の一つの例示的な実施例に係るクレジット点数計算方法のフローチャートである。この方法はステップ301〜ステップ302を含む。
【0099】
ステップ301において、各ユーザーの第1回のクレジット点数と各ユーザーの第1回の関係クレジット点数を取得する。
【0100】
ユーザーの第1回の関係クレジット点数は、ユーザーと社交関係を有する他の各ユーザーの第1回のクレジット点数に基づいて算出される。ユーザーの第1回の関係クレジット点数の詳細な計算過程は、
図2Aの実施例中のステップ203を参照することができる。
【0101】
クレジット点数モデルを利用してユーザーのターゲットクレジット点数を計算することが必要であるとき、まずターゲットクレジット点数を計算する必要のある各ユーザーの第1回のクレジット点数及び各ユーザーの第1回の関係クレジット点数を取得する。
【0102】
ステップ302において、各ユーザーに対して、当該ユーザーの第1回のクレジット点数と当該ユーザーの第1回の関係クレジット点数をトレーニング完了のクレジット点数モデルに入力して、当該ユーザーのターゲットクレジット点数を算出する。
【0103】
要約すると、本実施例で提供されるクレジット点数計算方法は、各ユーザーの第1回のクレジット点数と各ユーザーの第1回の関係クレジット点数を取得することと、各ユーザーの第1回のクレジット点数と第1回の関係クレジット点数をクレジット点数モデルに入力して当該ユーザーのターゲットクレジット点数を算出することと、を含むことで、ユーザー個人の情報が欠けていたり又は間違いが存在するときにユーザーのクレジット点数を正確に計算しにくい問題を解決し、ユーザー個人のクレジット点数と、ユーザーと社交関係を有する他のユーザーのクレジット点数とを同時に統計して、ユーザーのターゲットクレジット点数を算出でき、クレジット点数モデルのカバー範囲を拡大し、ユーザーのクレジット点数の計算正確度を高める効果を達成した。
【0104】
図4Aは本発明の他の例示的な実施例に係るクレジット点数計算方法のフローチャートである。この方法はステップ401〜ステップ404を含む。
【0105】
ステップ401において、各ユーザーの第1回のクレジット点数と各ユーザーの第1回の関係クレジット点数を取得する。
【0106】
ユーザーの第1回の関係クレジット点数は、ユーザーと社交関係を有する他の各ユーザーの第1回のクレジット点数に基づいて算出されたものである。ユーザーの第1回の関係クレジット点数の詳細な計算過程に対しては、
図2Aの実施例中のステップ203を参照することができる。
【0107】
クレジット点数モデルを利用してユーザーのターゲットクレジット点数を計算する必要があるとき、まずターゲットクレジット点数を計算する必要のある各ユーザーの第1回のクレジット点数及び各ユーザーの第1回の関係クレジット点数を取得する。
【0108】
本実施例において、ユーザーの数を具体的に限定しない。
【0109】
ステップ402において、各ユーザーに対して、当該ユーザーの第1回のクレジット点数と当該ユーザーの第1回の関係クレジット点数をトレーニング完了のクレジット点数モデルに入力して、当該ユーザーの第x回のクレジット点数を算出する。
【0110】
各ユーザーに対して、当該ユーザーの第1回のクレジット点数と当該ユーザーの第1回の関係クレジット点数をトレーニング完了のクレジット点数モデルに入力して、クレジット点数モデル中のアルゴリズムに従って当該ユーザーの第1回のクレジット点数と当該ユーザーの第1回の関係クレジット点数に対して分析と計算を行って、当該ユーザーの第x回のクレジット点数を計算し、xは正の整数である。
【0111】
オプションとして、各ユーザーの第1回のクレジット点数と各ユーザーの第1回の関係クレジット点数をトレーニング完了のクレジット点数モデルに入力して、算出した各ユーザーの第x回のクレジット点数はクレジット点数モデルと同じ回数の反復を経た後に算出したクレジット点数である。
【0112】
例えば、
図2Aに示すクレジット点数モデルトレーニング方法では、100回の反復を経てトレーニング完了のクレジット点数モデルを得ていて、各ユーザーの第1回のクレジット点数と各ユーザーの第1回の関係クレジット点数をトレーニング完了のクレジット点数モデルに入力した後、算出される各ユーザーの第x回のクレジット点数は100回の反復演算を経た後に得られた各ユーザーのクレジット点数である。
【0113】
ステップ403において、各ユーザーに対して、当該ユーザーの第x回のクレジット点数が予め設定された条件を満たすとき、当該ユーザーの第x回のクレジット点数を当該ユーザーのターゲットクレジット点数として確定する。
【0114】
各ユーザーに対して、算出された当該ユーザーの第x回のクレジット点数が予め設定された条件を満たすとき、直接算出されたユーザーの第x回のクレジット点数をユーザーのターゲットクレジット点数として確定する。
【0115】
オプションとして、
図4Bに示すように、あるユーザーの第x回のクレジット点数が予め設定された条件を満たすかどうかを確定するステップは、ステップ403a〜ステップ403cを含んでもよい。
【0116】
ステップ403aにおいて、当該ユーザーの第x回のクレジット点数と当該ユーザーの第x−1回のクレジット点数との間の差を計算する。
【0117】
クレジット点数モデルによってユーザーの第x回のクレジット点数を算出した後、ユーザーの第x回のクレジット点数と第x−1回のクレジット点数との間の差を計算する。
【0118】
オプションとして、ユーザーの第x回のクレジット点数と第x−1回のクレジット点数との間の差を計算してユーザーの第x回のクレジット点数と第x−1回のクレジット点数との間の相関性を検出する。さらに、ユーザーの数が比較的少ないとき、各ユーザーの第x回のクレジット点数と各ユーザーの第x−1回のクレジット点数との間の相関係数を計算して両者の相関性を確定することができる。
【0119】
本実施例において、ただユーザーの第x回のクレジット点数と第x−1回のクレジット点数との間の差を計算することに対して例を挙げて説明するが、さらに、ユーザーの第x回のクレジット点数と第x−1回のクレジット点数との間の相関係数を計算して確定することもできる。
【0120】
ステップ403bにおいて、差が第2の閾値より小さいかどうかを検出する。
【0121】
各ユーザーの第x回のクレジット点数と各ユーザーの第x−1回のクレジット点数との間の差を算出した後、各差を第2の閾値と比較して、各ユーザーの第x回のクレジット点数と各ユーザーの第x−1回のクレジット点数との間の相関性を検出する。
【0122】
ステップ403cにおいて、差が第2の閾値より小さい場合、当該ユーザーの第x回のクレジット点数を当該ユーザーのターゲットクレジット点数として確定する。
【0123】
当該ユーザーの第x回のクレジット点数と第x−1回のクレジット点数との差が第2の閾値より小さいと、第x回のクレジット点数が予め設定された条件を満たすと確定し、このとき直接当該ユーザーの第x回のクレジット点数をユーザーのターゲットレジット点数と確定する。
【0124】
そして、当該ユーザーの第x回のクレジット点数と第x−1回のクレジット点数との差が第2の閾値より小さくないと、第x回のクレジット点数が予め設定された条件を満たさないと確定する。x=x+1として、ステップ402をひきつづいて実行する。
【0125】
すなわち、差が第2の閾値より大きいと、各ユーザーの第x回のクレジット点数と各ユーザーの第x回の関係クレジット点数を再びクレジット点数モデルに入力して、各ユーザーの第x+1回のクレジット点数をひきつづいて計算する。
【0126】
ステップ404において、各ユーザーに対して、当該ユーザーの第x回のクレジット点数が予め設定された条件を満たさないとき、当該ユーザーの第x回のクレジット点数と第x回の関係クレジット点数をクレジット点数モデルに再び入力して、当該ユーザーの第x+1回のクレジット点数を算出する。
【0127】
ユーザーの第x回のクレジット点数が予め設定された条件を満たさないとき、ユーザーの第x回の関係クレジット点数を新たに取得し、ユーザーの第x回のクレジット点数とユーザーの第x回の関係クレジット点数をクレジット点数モデルに再び入力して、ユーザーの第x+1回のクレジット点数をひきつづいて計算する。すなわち、x=x+1として、各ユーザーの第x回のクレジット点数と各ユーザーの第x−1回のクレジット点数との間の差を計算するステップを再び実行する。
【0128】
要約すると、本実施例で提供されるクレジット点数計算方法は、各ユーザーの第1回のクレジット点数と各ユーザーの第1回の関係クレジット点数を取得することと、各ユーザーの第1回のクレジット点数と第1回の関係クレジット点数をクレジット点数モデルに入力して当該ユーザーのターゲットクレジット点数を算出することと、を含むことで、ユーザー個人の情報が欠けていたり又は間違いが存在するときにユーザーのクレジット点数を正確に計算しにくい問題を解決し、ユーザー個人のクレジット点数と、ユーザーと社交関係を有する他のユーザーのクレジット点数とを同時に統計して、ユーザーのターゲットクレジット点数を算出でき、クレジット点数モデルのカバー範囲を拡大し、ユーザーのクレジット点数の計算正確度を高める効果を達成した。
【0129】
図5は本発明の一つの実施例に係るクレジット点数モデルトレーニング装置の構成を示すブロック図である。そのクレジット点数モデルトレーニング装置は、ソフトウェア、ハードウェア又は両者の結合によって実現されることができる。そのクレジット点数モデルトレーニング装置は、
複数のサンプルユーザーの違約注記情報を取得し、各サンプルユーザーの第i回のクレジット点数と各サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数を取得するための情報取得モジュール520と、
各サンプルユーザーに対して、サンプルユーザーの第i回のクレジット点数、サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数及びサンプルユーザーの違約注記情報に基づいて、クレジット点数モデルをトレーニングし、サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を算出するための情報入力モジュール540と、
各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数がトレーニング終了条件を満たすと、トレーニング完了のクレジット点数モデルを得るためのモデルトレーニングモジュール560と、を含む。
【0130】
ここで、サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数は、サンプルユーザーと社交関係を有する他の各ユーザーの第i回のクレジット点数に基づいて算出されたもので、サンプルユーザーの違約注記情報は、サンプルユーザーの分類に用いられる。
【0131】
要約すると、本実施例で提供されるクレジット点数モデルトレーニング装置は、複数のサンプルユーザーの第i回のクレジット点数、各サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数、および各サンプルユーザーの違約注記情報を取得することと、サンプルユーザーの第i回のクレジット点数、サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数、およびサンプルユーザーの違約注記情報に基づいてクレジット点数モデルをトレーニングし、サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を算出することと、各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数がトレーニング終了条件を満たすと、トレーニング完了のクレジット点数モデルを得ることによって、ユーザー個人の情報が欠けていたり又は間違いが存在するときにユーザーのクレジット点数を正確に計算しにくい問題を解決し、ユーザー個人のクレジット点数と、ユーザーと社交関係を有する他のユーザーのクレジット点数とを同時に統計して、ユーザーのターゲットクレジット点数を算出でき、クレジット点数モデルのカバー範囲を拡大し、ユーザーのクレジット点数の計算正確度を高める効果を達成した。
【0132】
図6は本発明の他の実施例に係るクレジット点数モデルトレーニング装置の構成を示すブロック図である。そのクレジット点数モデルトレーニング装置は、ソフトウェア、ハードウェア又は両者の結合によって実現されることができる。そのクレジット点数モデルトレーニング装置は、情報取得モジュール610と、情報入力モジュール620と、モデルトレーニングモジュール630と、を含む。
【0133】
情報取得モジュール610は、複数のサンプルユーザーの違約注記情報を取得し、各サンプルユーザーの第i回のクレジット点数と各サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数を取得する。
【0134】
オプションとして、i=1の時、情報取得モジュール610は、第1の計算ユニット611と第2の計算ユニット612を含んでもよい。
【0135】
第1の計算ユニット611は、各サンプルユーザーに対して、そのサンプルユーザーの個人クレジット情報に基づいてサンプルユーザーの第1回のクレジット点数を算出する。
【0136】
第2の計算ユニット612は、個人クレジット情報に基づいて第1回のクレジット点数を算出できないサンプルユーザーが存在する場合、サンプルユーザーの第1回の関係クレジット点数を第1回のクレジット点数として決定し、第1回の関係クレジット点数はサンプルユーザーと社交関係を有する他の各ユーザーの第1回のクレジット点数に基づいて算出されたものである。
【0137】
オプションとして、情報取得モジュール610は、社交取得ユニット613と、クラス取得ユニット614と、関係計算ユニット615と、を含んでもよい。
【0138】
社交取得ユニット613は、各サンプルユーザーの社交関係チェーンを取得することに用いられ、社交関係チェーンはサンプルユーザーと他のユーザーとの間に存在する社交関係である。
【0139】
点数取得ユニット614は、社交関係チェーンに基づいて各サンプルユーザーに対応する他の各ユーザーの第i回のクレジット点数を取得する。
【0140】
関係計算ユニット615は、取得した他の各ユーザーの第i回のクレジット点数に基づいて各サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数を算出する。
【0141】
オプションとして、関係計算ユニット615は、第3の計算ユニット615aと点数確定ユニット615bとを含んでもよい。
【0142】
第3の計算ユニット615aは、各サンプルユーザーに対して、サンプルユーザーに対応する他の各ユーザーの第i回のクレジット点数の平均値を計算する。
【0143】
点数確定ユニット615bは、平均値をサンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数として確定する。
【0144】
オプションとして、関係計算ユニット615は、重み取得ユニット615cと第4の計算ユニット615dを含んでもよい。
【0145】
重み取得ユニット615cは、各サンプルユーザーに対して、社交関係チェーンに基づいて他の各ユーザーに対応する重みを取得する。
【0146】
第4の計算ユニット615dは、他の各ユーザーの第i回のクレジット点数と他の各ユーザーに対応する重みに基づいてサンプルユーザーの関係クレジット点数を計算し、具体的な式は、次のようである。
【0148】
ここで、score_fri_avgはサンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数を指し、friend_score_jはサンプルユーザーと社交関係を有する第jの他のユーザーの第i回のクレジット点数を指し、op_jはサンプルユーザーと社交関係を有する第jの他のユーザーに対応する重みを指す。
【0149】
情報入力モジュール620は、各サンプルユーザーに対して、サンプルユーザーの第i回のクレジット点数、サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数及びサンプルユーザーの違約注記情報を予め設定されたクレジット点数モデルに入力してサンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を算出する。
【0150】
モデルトレーニングモジュール630は、各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数がトレーニング終了条件を満たすと、トレーニング完了のクレジット点数モデルを得る。
【0151】
ここで、サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数は、サンプルユーザーと社交関係を有する他の各ユーザーの第i回のクレジット点数に基づいて算出されたもので、サンプルユーザーの違約注記情報は、サンプルユーザーの分類に用いられる。
【0152】
オプションとして、モデルトレーニングモジュール630は、係数計算ユニット631と、係数検出ユニット632と、トレーニング完了ユニット633を含んでもよい。
【0153】
係数計算ユニット631は、各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数と各サンプルユーザーの第i回のクレジット点数との間の相関係数を計算する。
【0154】
係数検出ユニット632は、相関係数が第1の閾値より大きいかどうかを検出する。
【0155】
トレーニング完了ユニット633は、相関係数が第1の閾値より大きいと、トレーニング完了のクレジット点数モデルを得る。
【0156】
オプションとして、クレジット点数モデルは、ロジスティック回帰分類モデル又は決定木分類モデルを含む。
【0157】
要約すると、本実施例で提供されるクレジット点数モデルトレーニング装置は、複数のサンプルユーザーの第i回のクレジット点数、各サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数、および各サンプルユーザーの違約注記情報を取得することと、サンプルユーザーの第i回のクレジット点数、サンプルユーザーの第i回の関係クレジット点数、およびサンプルユーザーの違約注記情報に基づいてクレジット点数モデルをトレーニングし、サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数を算出することと、各サンプルユーザーの第i+1回のクレジット点数がトレーニング終了条件を満たすと、トレーニング完了のクレジット点数モデルを得ることによって、ユーザー個人の情報が欠けていたり、間違いが存在したりするときにユーザーのクレジット点数を正確に計算しにくい問題を解決し、ユーザー個人のクレジット点数と、ユーザーと社交関係を有する他のユーザーのクレジット点数とを同時に統計して、ユーザーのターゲットクレジット点数を算出でき、クレジット点数モデルのカバー範囲を拡大し、ユーザーのクレジット点数の計算正確度を高める効果を達成した。
【0158】
また、個人クレジット情報に基づいて第1回のクレジット点数を算出できないサンプルユーザーが存在する場合、サンプルユーザーの第1回の関係クレジット点数をサンプルユーザーの第1回のクレジット点数として確定して、ユーザーの個人クレジット点数を失った場合にもユーザーの関係クレジット点数に基づいてユーザーのクレジット点数を算出することのできる効果を達成した。
【0159】
図7は本発明の一つの実施例に係るクレジット点数計算装置の構成を示すブロック図である。そのクレジット点数計算装置は、ソフトウェア、ハードウェア又は両者の結合によって実現されることができる。そのクレジット点数計算装置は、
各ユーザーの第1回のクレジット点数と、ユーザーと社交関係を有する他の各ユーザーの第1回のクレジット点数に基づいて算出された各ユーザーの第1回の関係クレジット点数とを取得するためのクレジット取得モジュール720と、
各ユーザーに対して、ユーザーの第1回のクレジット点数とユーザーの第1回の関係クレジット点数をトレーニング完了のクレジット点数モデルに入力して、ユーザーのターゲットクレジット点数を算出するためのターゲット計算モジュール740と、を含む。
【0160】
要約すると、本実施例で提供されるクレジット点数計算装置は、各ユーザーの第1回のクレジット点数と各ユーザーの第1回の関係クレジット点数を取得することと、各ユーザーの第1回のクレジット点数と第1回の関係クレジット点数をクレジット点数モデルに入力して、当該ユーザーのターゲットクレジット点数を算出することによって、ユーザー個人の情報が欠けていたり、間違いが存在したりするときにユーザーのクレジット点数を正確に計算しにくい問題を解決し、ユーザー個人のクレジット点数と、ユーザーと社交関係を有する他のユーザーのクレジット点数を同時に統計して、ユーザーのターゲットクレジット点数を算出でき、クレジット点数モデルのカバー範囲を拡大し、ユーザーのクレジット点数の計算正確度を高める効果を達成した。
【0161】
図8は本発明の他の実施例に係るクレジット点数計算装置の構成を示すブロック図である。そのクレジット点数計算装置は、ソフトウェア、ハードウェア又は両者の結合によって実現されることができる。そのクレジット点数計算装置は、クレジット取得モジュール820とターゲット計算モジュール840を含む。
【0162】
クレジット取得モジュール820は、各ユーザーの第1回のクレジット点数と各ユーザーの第1回の関係クレジット点数を取得し、ユーザーの第1回の関係クレジット点数はユーザーと社交関係を有する他の各ユーザーの第1回のクレジット点数に基づいて算出されたものである。
【0163】
ターゲット計算モジュール840は、各ユーザーに対して、ユーザーの第1回のクレジット点数とユーザーの第1回の関係クレジット点数をトレーニング完了のクレジット点数モデルに入力して、ユーザーのターゲットクレジット点数を算出する。
【0164】
オプションとして、ターゲット計算モジュール840は、未決計算ユニット841とターゲット確定ユニット842を含んでもよい。
【0165】
未決計算ユニット841は、ユーザーの第1回のクレジット点数とユーザーの第1回の関係クレジット点数をトレーニング完了のクレジット点数モデルに入力して、ユーザーの第x回のクレジット点数を算出する。
【0166】
ターゲット確定ユニット842は、ユーザーの第x回のクレジット点数が予め設定された条件を満たすと、ユーザーの第x回のクレジット点数をユーザーのターゲットクレジット点数として確定する。
【0167】
オプションとして、ターゲット確定ユニット842は、差計算ユニット843と、差検出ユニット844と、クレジット確定ユニット845とを含んでもよい。
【0168】
差計算ユニット843は、ユーザーの第x回のクレジット点数とユーザーの第x−1回のクレジット点数との間の差を計算する。
【0169】
差検出ユニット844は、差が第2の閾値より小さいかどうかを検出する。
【0170】
クレジット確定ユニット845は、差が第2の閾値より小さいとき、ユーザーの第x回のクレジット点数をユーザーのターゲットクレジット点数として確定する。
【0171】
オプションとして、その装置は、循環入力モジュール860も含んでもよい。
【0172】
循環入力モジュール860は、ユーザーの第x回のクレジット点数が予め設定された条件を満たさないとき、ユーザーの第x回のクレジット点数と第x回の関係クレジット点数をクレジット点数モデルに再び入力して、ユーザーの第x+1回のクレジット点数を算出する。
【0173】
x=x+1として、各ユーザーの第x回のクレジット点数と各ユーザーの第x−1回のクレジット点数との間の差を計算するステップを再び実行する。
【0174】
要約すると、本実施例で提供されるクレジット点数計算装置は、各ユーザーの第1回のクレジット点数と各ユーザーの第1回の関係クレジット点数を取得することと、各ユーザーの第1回のクレジット点数と第1回の関係クレジット点数をクレジット点数モデルに入力して、当該ユーザーのターゲットクレジット点数を算出することによって、ユーザー個人の情報が欠けていたり又は間違いが存在するときにユーザーのクレジット点数を正確に計算しにくい問題を解決し、ユーザー個人のクレジット点数と、ユーザーと社交関係を有する他のユーザーのクレジット点数を同時に統計して、ユーザーのターゲットクレジット点数を算出でき、クレジット点数モデルのカバー範囲を拡大し、ユーザーのクレジット点数の計算正確度を高める効果を達成した。
【0175】
図9は本発明の一つの例示的な実施例に係るサーバーの構成を示すブロック図である。上記サーバー900は、中央処理装置(CPU)901と、ランダムアクセスメモリ(RAM)902とリードオンリメモリ(ROM)903を含むシステムメモリ904と、システムメモリ904と中央処理装置901を接続するシステムバス905と、を含む。上記サーバー900は、コンピュータ内の各デバイス間の情報伝送に寄与するベーシック入出力システム(I/Oシステム)906と、オペレーティングシステム913、アプリケーション914、他のプログラムモジュール915を記憶するための大容量記憶装置907と、をさらに含む。
【0176】
上記ベーシック入出力システム906は、情報を表示するためのディスプレイ908と、マウス、キーボードなどのユーザーが情報を入力するための入力装置909と、を含む。ここで、上記ディスプレイ908と入力装置909は、システムバス905に接続される入出力コントローラー910を介して中央処理装置901に接続される。上記ベーシック入出力システム906は、キーボードとマウス、電子スタイラスなどの多くの他の装置からの入力を受け取って処理するための入出力コントローラー910をさらに含むことができる。同様に、入出力コントローラー910は、ディスプレイスクリーン、プリンタ又は他の類型の出力装置への出力をさらに提供する。
【0177】
上記大容量記憶装置907は、システムバス905に接続される大容量記憶コントローラ(未図示)を介して中央処理装置901に接続される。上記大容量記憶装置907及びそれに関連するコンピュータ読取可能な媒体は、サーバー900に不揮発性記憶装置を提供する。すなわち、上記大容量記憶装置907は、ハードディスク又はCD−ROMドライブなどのコンピュータ読取可能な媒体(未図示)を含むことができる。
【0178】
一般性を失うことなく、上記コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体を含むことができる。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読取可能な命令、データ構成、プログラムモジュール又は他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法または技術で実現される揮発性及び不揮発性、リムーバブル及び非リムーバブル媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他の固体記憶及び技術、CD−ROM、DVD又は他の光学記憶装置、磁気テープカセット、磁気テープ、磁気ディスクメモリ又は他の磁気記憶装置を含む。もちろん、当業者であれば、上記コンピュータ記憶媒体が上述したものに限定されないことを理解することができる。上記システムメモリ904及び大容量記憶装置907は、メモリーと総称することができる。
【0179】
本発明の様々な実施例において、サーバー900は、インターネットなどのネットワークを介してネットワーク上のリモートコンピュータに接続されて実行されることもできる。すなわち、サーバー900は、上記システムバス905に接続されたネットワークインタフェースユニット911を介してネットワーク912に接続されることもでき、又はネットワークインタフェースユニット911を利用して他の種類のネットワーク又はリモートコンピュータシステム(未図示)に接続されることもできる。
【0180】
上記メモリーは、一つ又は複数のプログラムをさらに含み、上記一つ又は複数のプログラムはメモリーに記憶され、上記一つ又は複数のプログラムは上記実施例で提供されるクレジット点数モデルトレーニング方法又はクレジット点数計算方法を実行する。
【0181】
例示的な実施例では、移動端末のプロセッサによって実行されることで上記レジットトモデルレーニング方法又はクレジット点数計算方法を完成する命令を含むメモリー等の非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体をさらに提供した。例えば、上記非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置などであることができる。
【0182】
尚、上記実施例で提供するクレジット点数モデルトレーニング装置がクレジット点数モデルをトレーニングするとき、ただ上記の各機能モジュールに分割することを例に説明したが、実際の応用では、必要に応じて上記機能を異なる機能モジュールによって完成することができ、すなわち、装置の内部構成を異なる機能モジュールに分割して、上記機能の全部又は一部を完成することができる。さらに、上記実施例で提供されるクレジット点数モデルトレーニング装置は、クレジット点数モデルトレーニング方法の実施例と同一な構想に属し、具体的な実現過程は方法の実施例を参照することができるので、ここでは繰り返さない。
【0183】
また上記実施例で提供するクレジット点数計算装置がクレジット点数を計算するとき、ただ上記の各機能モジュールに分割することを例に説明したが、実際の応用では、必要に応じて上記機能を異なる機能モジュールによって完成することができ、すなわち、装置の内部構成を異なる機能モジュールに分割して、上記機能の全部又は一部を完成することができる。さらに、上記実施例で提供されるクレジット点数計算装置は、クレジット点数計算方法の実施例と同一な構想に属し、具体的な実現過程は方法の実施例を参照することができるので、ここでは繰り返さない。
【0184】
上記本発明の実施例の番号は、説明用に過ぎず、実施例の優劣を代表しない。
【0185】
当業者であれば、上記実施例のステップの全部又は一部をハードウェアで完成でき、又はプログラムによって関連するハードウェアに命令を与えて完成できることを理解することができ、上記プログラムはコンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶されることができ、上記記憶媒体はリードオンリメモリ、磁気ディスク又はCD−ROMなどであることができる。
【0186】
以上は、本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明を限定するものではなく、発明の精神や原則内での任意の修正、置換、改良などは本発明の保護範囲内に含まれる。