特許第6596070号(P6596070)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6596070セル再選択方法、装置、プログラム、及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6596070
(24)【登録日】2019年10月4日
(45)【発行日】2019年10月23日
(54)【発明の名称】セル再選択方法、装置、プログラム、及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/00 20090101AFI20191010BHJP
   H04W 36/24 20090101ALI20191010BHJP
   H04W 36/36 20090101ALI20191010BHJP
   H04W 36/08 20090101ALI20191010BHJP
【FI】
   H04W48/00 110
   H04W36/24
   H04W36/36
   H04W36/08
【請求項の数】17
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2017-508974(P2017-508974)
(86)(22)【出願日】2016年12月20日
(65)【公表番号】特表2018-537869(P2018-537869A)
(43)【公表日】2018年12月20日
(86)【国際出願番号】CN2016110998
(87)【国際公開番号】WO2018090424
(87)【国際公開日】20180524
【審査請求日】2017年2月16日
(31)【優先権主張番号】201611027839.X
(32)【優先日】2016年11月21日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 国全
(72)【発明者】
【氏名】黄 ▲錢▼▲紅▼
【審査官】 石田 信行
(56)【参考文献】
【文献】 特表平08−508630(JP,A)
【文献】 特表2011−511488(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/004405(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0007260(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 − 99/00
H04B 7/24 − 7/26
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在のサービングセルに存在している場合に、隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断するステップと、
前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足する場合に、前記隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するステップと、
前記セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断し、前記セル再選択情報は現在のセル再選択時間を少なくとも含み、前記履歴ピンポン再選択記録は各ピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間を含む、ステップと、
前記セル再選択情報が前記履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とマッチする場合に、前記現在のセル再選択時間と前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間との時間差が、予め設定された時間差よりも大きいかを判断するステップと、
前記時間差が前記予め設定された時間差よりも大きい場合に、前記隣接セルに存在するように、前記隣接セルを前記現在のサービングセルとして再選択するステップと、
前記隣接セルを前記現在のサービングセルとして再選択した後、前記予め設定された時間差を延長するステップと、
前記履歴ピンポン再選択記録を更新するように、前記セル再選択情報を前記履歴ピンポン再選択記録に記録するステップと、を含ことを特徴とする、セル再選択方法。
【請求項2】
前記現在のサービングセルに存在している場合に、隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断するステップは、
セル再選択パラメータを取得するステップと、
前記セル再選択パラメータによって、前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足するかを判断するステップと、を含むことを特徴とする、請求項1に記載のセル再選択方法。
【請求項3】
前記セル再選択パラメータを取得するステップは、
前記現在のサービングセルの基地局により発行されたシステムメッセージを受信し、前記システムメッセージは、前記現在のサービングセルの再選択優先度、前記現在のサービングセルの最小アクセスレベル、前記隣接セルの再選択優先度、前記隣接セルの最小アクセスレベルの少なくとも1つを含む、ステップ、
及び/又は、
前記現在のサービングセル及び前記隣接セルの信号品質を測定し、前記信号品質は、現在の信号レベル、参照信号受信電力、参照信号受信品質の少なくとも1つを含む、ステップを含むことを特徴とする、請求項2に記載のセル再選択方法。
【請求項4】
前記セル再選択パラメータによって、前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足するかを判断するステップは、
前記セル再選択パラメータが予め設定された条件を満足する場合に、前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足することを判定し、前記予め設定された条件は、
前記隣接セルの現在の信号レベルが前記隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも高いこと、又は
前記隣接セルの参照信号受信電力の対応する信号レベルが、前記隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも高いこと、又は
前記現在のサービングセルの現在の信号レベルが、前記現在のサービングセルの最小アクセスレベルよりも小さく、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも低いことを含む、ステップを含むことを特徴とする、請求項3に記載のセル再選択方法。
【請求項5】
前記セル再選択条件を満足する隣接セルが少なくとも2つ存在している場合に、前記隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するステップは、
前記少なくとも2つの隣接セルのうちの各隣接セルの再選択優先度及び/又は前記各隣接セルの信号品質によって、前記少なくとも2つの隣接セルからターゲット隣接セルを確定するステップと、
前記ターゲット隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するステップと、を含むことを特徴とする、請求項3に記載のセル再選択方法。
【請求項6】
前記セル再選択情報は、さらに、
前記現在のサービングセルの識別子、前記隣接セルの識別子、セル再選択理由の少なくとも1つを含み、
前記履歴ピンポン再選択記録は、さらに、
前記各ピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子、前記各ピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子、前記各ピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由の少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載のセル再選択方法。
【請求項7】
前記セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断するステップは、
前記セル再選択情報と前記履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とが以下のマッチ条件を満足する場合に、前記セル再選択情報が前記何れか1つのピンポン再選択記録とマッチすることを確定し、前記マッチ条件は、
前記現在のサービングセルの識別子が、前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子とマッチすることと、
前記隣接セルの識別子が、前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子とマッチすることと、
前記セル再選択理由が前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由とマッチすることと、を含むステップを含むことを特徴とする、請求項6に記載のセル再選択方法。
【請求項8】
現在のサービングセルに存在している場合に、隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断するように構成される、第1の判断モジュールと、
前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足する場合に、前記隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するように構成される、取得モジュールと、
前記セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断するように構成され、前記セル再選択情報は、現在のセル再選択時間を少なくとも含み、前記履歴ピンポン再選択記録は、各ピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間を少なくとも含む、第2の判断モジュールと、
前記セル再選択情報が前記履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とマッチする場合に、前記現在のセル再選択時間と前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間との時間差が、予め設定された時間差よりも大きいかを判断するように構成される、第3の判断モジュールと、
前記時間差が前記予め設定された時間差よりも大きい場合に、前記隣接セルに存在するように、前記隣接セルを前記現在のサービングセルとして再選択するように構成される、選択モジュールと、
前記隣接セルを前記現在のサービングセルとして再選択した後、前記予め設定された時間差を延長するように構成される、処理モジュールと、
前記履歴ピンポン再選択記録を更新するように、前記セル再選択情報を前記履歴ピンポン再選択記録に記録するように構成される、記録モジュールとを備えことを特徴とする、セル再選択装置。
【請求項9】
前記第1の判断モジュールは、
セル再選択パラメータを取得するように構成される、第1の取得サブモジュールと、
前記セル再選択パラメータによって、前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足するかを判断するように構成される、判断サブモジュールと、を備えることを特徴とする、請求項8に記載のセル再選択装置。
【請求項10】
前記第1の取得サブモジュールは、
前記現在のサービングセルの基地局により発行されたシステムメッセージを受信するように構成され、前記システムメッセージは、前記現在のサービングセルの再選択優先度、前記現在のサービングセルの最小アクセスレベル、前記隣接セルの再選択優先度、前記隣接セルの最小アクセスレベルの少なくとも1つを含む、受信ユニット、
及び/又は、
前記現在のサービングセル及び前記隣接セルの信号品質を測定するように構成され、前記信号品質は、現在の信号レベル、参照信号受信電力、参照信号受信品質の少なくとも1つを含む、測定ユニットを備えることを特徴とする、請求項9に記載のセル再選択装置。
【請求項11】
前記判断サブモジュールは、
前記セル再選択パラメータが予め設定された条件を満足する場合に、前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足することを判定するように構成され、前記予め設定された条件は、
前記隣接セルの現在の信号レベルが前記隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも高いこと、又は、
前記隣接セルの参照信号受信電力の対応する信号レベルが、前記隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも高いこと、又は
前記現在のサービングセルの現在の信号レベルが、前記現在のサービングセルの最小アクセスレベルよりも小さく、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも低いことを含む、判定ユニットを備えることを特徴とする、請求項10に記載のセル再選択装置。
【請求項12】
前記取得モジュールは、
前記セル再選択条件を満足する隣接セルが少なくとも2つ存在している場合に、前記少なくとも2つの隣接セルのうちの各隣接セルの再選択優先度及び/又は前記各隣接セルの信号品質によって、前記少なくとも2つの隣接セルからターゲット隣接セルを確定するように構成される、第1の確定サブモジュールと、
前記ターゲット隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するように構成される、第2の取得サブモジュールと、を備えることを特徴とする、請求項10に記載のセル再選択装置。
【請求項13】
前記セル再選択情報は、さらに、
前記現在のサービングセルの識別子、前記隣接セルの識別子、セル再選択理由の少なくとも1つを含み、
前記履歴ピンポン再選択記録は、さらに、
前記各ピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子、前記各ピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子、前記各ピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由の少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項8〜12の何れか1項に記載のセル再選択装置。
【請求項14】
前記第2の判断モジュールは、
前記セル再選択情報と前記履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とが、以下のマッチ条件を満足する場合に、前記セル再選択情報が前記何れか1つのピンポン再選択記録とマッチすることを確定するように構成され、前記マッチ条件は、
前記現在のサービングセルの識別子が、前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子とマッチすることと、
前記隣接セルの識別子が、前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子とマッチすることと、
前記セル再選択理由が、前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由とマッチすることと、を含む、第2の確定サブモジュールを備えることを特徴とする、請求項13に記載のセル再選択装置。
【請求項15】
プロセッサーと
プロセッサーにより実行可能な命令を記憶するためのメモリとを備える、セル再選択装置であって、
前記プロセッサーは、
現在のサービングセルに存在している場合に、隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断し、
前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足する場合に、前記隣接セルの対応するセル再選択情報を取得し、
前記セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断し、前記セル再選択情報は、現在のセル再選択時間を少なくとも含み、前記履歴ピンポン再選択記録は、各ピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間を含み、
前記セル再選択情報が前記履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とマッチする場合に、前記現在のセル再選択時間と前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間との時間差が、予め設定された時間差よりも大きいかを判断し、
前記時間差が前記予め設定された時間差よりも大きい場合に、前記隣接セルに存在するように、前記隣接セルを前記現在のサービングセルとして再選択し、
前記隣接セルを前記現在のサービングセルとして再選択した後、前記予め設定された時間差を延長し、
前記履歴ピンポン再選択記録を更新するように、前記セル再選択情報を前記履歴ピンポン再選択記録に記録するように構成されことを特徴とする、セル再選択装置。
【請求項16】
プロセッサーに実行されることにより、請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の、セル再選択方法を実現する、プログラム。
【請求項17】
請求項16に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、出願番号が201611027839.Xであり、出願日が2016年11月21日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願の全ての内容を本願に援用する。
【0002】
本発明は、通信技術分野に関し、特にセル再選択方法装置、プログラム、及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、セル再選択過程で、ネットワーク再選択パラメータの配置不正によるピンポン再選択という問題がよく発生し、例えば、端末がAセルに存在している場合に、現在のセル再選択パラメータによって、Bセルを選択することが可能となり、端末がBセルに存在している場合に、セル再選択パラメータによって、Aセルを再度選択することが可能となり、このような、2つのセルの間で頻繁に往復して切り替える現象は、ピンポン再選択という。しかしながら、ピンポン再選択は、端末での待機電流が継続的に高すぎることを引き起こし、さらに端末の待機時間とユーザ体験に影響する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施例は、セル再選択方法装置、プログラム、及び記録媒体を提供する。前記技術案は以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例の第1の態様によれば、セル再選択方法が提供され、前記方法は、
現在のサービングセルに存在している場合に、隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断するステップと、
隣接セルがセル再選択条件を満足する場合に、前記隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するステップと、
前記セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断し、前記セル再選択情報は、現在のセル再選択時間を少なくとも含み、前記履歴ピンポン再選択記録は、各ピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間を少なくとも含むステップと、
前記セル再選択情報が前記履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とマッチする場合に、前記現在のセル再選択時間と前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間との時間差が、予め設定された時間差よりも大きいかを判断するステップと、
前記時間差が前記予め設定された時間差よりも大きい場合に、前記隣接セルに存在するように、前記隣接セルを前記現在のサービングセルとして再選択するステップと、を含む。
【0006】
1つの実施例において、前記方法は、さらに、
前記隣接セルを前記現在のサービングセルとして再選択した後、前記予め設定された時間差を延長するステップと、
前記履歴ピンポン再選択記録を更新するように、前記セル再選択情報を前記履歴ピンポン再選択記録に記録するステップと、を含む。
【0007】
1つの実施例において、前記現在のサービングセルに存在している場合に、隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断するステップは、
セル再選択パラメータを取得するステップと、
前記セル再選択パラメータによって、前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足するかを判断するステップと、を含む。
【0008】
1つの実施例において、前記セル再選択パラメータを取得するステップは、
前記現在のサービングセルの基地局により発行されたシステムメッセージを受信し、前記システムメッセージは、前記現在のサービングセルの再選択優先度、前記現在のサービングセルの最小アクセスレベル、前記隣接セルの再選択優先度、前記隣接セルの最小アクセスレベルの少なくとも1つを含むステップと、
及び/又は、
前記現在のサービングセル及び前記隣接セルの信号品質を測定し、前記信号品質は、現在の信号レベル、参照信号受信電力、参照信号受信品質の少なくとも1つを含むステップと、を含む。
【0009】
1つの実施例において、前記セル再選択パラメータによって、前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足するかを判断するステップは、
前記セル再選択パラメータが予め設定された条件を満足する場合に、前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足することを判定し、前記予め設定された条件は、
前記隣接セルの現在の信号レベルが前記隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも高いこと、又は、
前記隣接セルの参照信号受信電力の対応する信号レベルが、前記隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも高いこと、又は、
前記現在のサービングセルの現在の信号レベルが、前記現在のサービングセルの最小アクセスレベルよりも小さく、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも低いこと、を含む、ステップを含む。
【0010】
1つの実施例において、前記セル再選択条件を満足する隣接セルが少なくとも2つ存在している場合に、前記隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するステップは、
前記少なくとも2つの隣接セルのうちの各隣接セルの再選択優先度及び/又は前記各隣接セルの信号品質によって、前記少なくとも2つの隣接セルからターゲット隣接セルを確定するステップと、
前記ターゲット隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するステップと、を含む。
【0011】
1つの実施例において、前記セル再選択情報は、さらに、
前記現在のサービングセルの識別子、前記隣接セルの識別子、セル再選択理由の少なくとも1つを含む。
【0012】
前記履歴ピンポン再選択記録は、さらに、
前記各ピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子、前記各ピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子、前記各ピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由の少なくとも1つを含む。
【0013】
1つの実施例において、前記セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断するステップは、
前記セル再選択情報と前記履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とが以下のマッチ条件を満足する場合に、前記セル再選択情報が前記何れか1つのピンポン再選択記録とマッチすることを確定し、前記マッチ条件は、
前記現在のサービングセルの識別子が前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子とマッチすることと、
前記隣接セルの識別子が前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子とマッチすることと、
前記セル再選択理由が前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由とマッチすることと、を含む、ステップを含む。
【0014】
本発明の実施例の第2の態様によれば、セル再選択装置が提供され、前記装置は、
現在のサービングセルに存在している場合に、隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断するように構成される第1の判断モジュールと、
隣接セルがセル再選択条件を満足する場合に、前記隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するように構成される取得モジュールと、
前記セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断するように構成され、前記セル再選択情報は、現在のセル再選択時間を少なくとも含み、前記履歴ピンポン再選択記録は、各ピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間を少なくとも含む、第2の判断モジュールと、
前記セル再選択情報が前記履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とマッチする場合に、前記現在のセル再選択時間と前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間との時間差が、予め設定された時間差よりも大きいかを判断するように構成される第3の判断モジュールと、
前記時間差が前記予め設定された時間差よりも大きい場合に、前記隣接セルに存在するように、前記隣接セルを前記現在のサービングセルとして再選択するように構成される選択モジュールと、を備える。
【0015】
1つの実施例において、前記装置は、さらに、
前記隣接セルを前記現在のサービングセルとして再選択した後、前記予め設定された時間差を延長するように構成される処理モジュールと、
前記履歴ピンポン再選択記録を更新するように、前記セル再選択情報を前記履歴ピンポン再選択記録に記録するように構成される記録モジュールと、を備える。
【0016】
1つの実施例において、前記第1の判断モジュールは、
セル再選択パラメータを取得するように構成される第1の取得サブモジュールと、
前記セル再選択パラメータによって、前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足するかを判断するように構成される判断サブモジュールと、を備える。
【0017】
1つの実施例において、前記第1の取得サブモジュールは、
前記現在のサービングセルの基地局により発行されたシステムメッセージを受信するように構成され、前記システムメッセージは、前記現在のサービングセルの再選択優先度、前記現在のサービングセルの最小アクセスレベル、前記隣接セルの再選択優先度、前記隣接セルの最小アクセスレベルの少なくとも1つを含む、受信ユニットと、
及び/又は、
前記現在のサービングセル及び前記隣接セルの信号品質を測定するように構成され、前記信号品質は、現在の信号レベル、参照信号受信電力、参照信号受信品質の少なくとも1つを含む、測定ユニットと、を備える。
【0018】
1つの実施例において、前記判断サブモジュールは、
前記セル再選択パラメータが予め設定された条件を満足する場合に、前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足することを判定するように構成され、前記予め設定された条件は、
前記隣接セルの現在の信号レベルが前記隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも高いこと、又は、
前記隣接セルの参照信号受信電力の対応する信号レベルが、前記隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも高いこと、又は
前記現在のサービングセルの現在の信号レベルが、前記現在のサービングセルの最小アクセスレベルよりも小さく、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも低いこと、を含む、判定ユニットを備える。
【0019】
1つの実施例において、前記取得モジュールは、
前記セル再選択条件を満足する隣接セルが少なくとも2つ存在している場合に、前記少なくとも2つの隣接セルのうちの各隣接セルの再選択優先度及び/又は前記各隣接セルの信号品質によって、前記少なくとも2つの隣接セルからターゲット隣接セルを確定するように構成される第1の確定サブモジュールと、
前記ターゲット隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するように構成される第2の取得サブモジュールと、を備える。
【0020】
1つの実施例において、前記セル再選択情報は、さらに、
前記現在のサービングセルの識別子、前記隣接セルの識別子、セル再選択理由の少なくとも1つを含む。
【0021】
前記履歴ピンポン再選択記録は、さらに、
前記各ピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子、前記各ピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子、前記各ピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由の少なくとも1つを含む。
【0022】
1つの実施例において、前記第2の判断モジュールは、
前記セル再選択情報と前記履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とが、以下のマッチ条件を満足する場合に、前記セル再選択情報が前記何れか1つのピンポン再選択記録とマッチすることを確定するように構成され、前記マッチ条件は、
前記現在のサービングセルの識別子が前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子とマッチすることと、
前記隣接セルの識別子が前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子とマッチすることと、
前記セル再選択理由が前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由とマッチすることと、を含む、第2の確定サブモジュールを備える。
【0023】
本発明の実施例の第3の態様によれば、セル再選択装置が提供され、前記装置は、
プロセッサーと
プロセッサーにより実行可能な命令を記憶するための、メモリとを備え、
前記プロセッサーは、
現在のサービングセルに存在している場合に、隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断し、
前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足する場合に、前記隣接セルの対応するセル再選択情報を取得し、
前記セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断し、前記セル再選択情報は、現在のセル再選択時間を少なくとも含み、前記履歴ピンポン再選択記録は、各ピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間を含み、
前記セル再選択情報が前記履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とマッチする場合に、前記現在のセル再選択時間と前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間との時間差が、予め設定された時間差よりも大きいかを判断し、
前記時間差が前記予め設定された時間差よりも大きい場合に、前記隣接セルに存在するように、前記隣接セルを前記現在のサービングセルとして再選択するように構成される。
本発明の実施例の第4の態様によれば、プロセッサーに実行されることにより、上記方法を実現する、プログラムを提供する。
本発明の実施例の第5の態様によれば、上記プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0024】
本発明の実施例に提供される技術案は、下記の有益な効果を奏することができる。
【0025】
本発明の実施例により提供される技術案は、隣接セルがセル再選択条件を満足する場合に、隣接セルの対応するセル再選択情報を取得することにより、隣接セルの対応するセル再選択情報が予め記録された履歴ピンポン再選択記録と、マッチするかを判断し、該セル再選択情報が、何れか1つのピンポン再選択記録と、マッチする場合に、該隣接セルを再選択すれば、ピンポン再選択を引き起こすおそれがあることを意味し、このため、さらに現在のセル再選択時間と該何れか1つのピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間との時間差が予め設定された時間差よりも大きいかを判断する必要があり、予め設定された時間差よりも大きい場合に、今回はピンポン再選択であっても、前のピンポン再選択時間からも長く離れ、頻繁にピンポン再選択することではなく、電力が過度に消費されることがないことを意味し、従って、該隣接セルを、隣接セルに存在してユーザにサービスを提供するように、現在のサービングセルとして再選択することを許容することができ、このような、セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断し、及びセル再選択時間差を比較することで、セルピンポン再選択の頻度を効果的に減少し、ピンポン再選択による端末の電力消費を低減することができ、ある程度で待機時間を延長させ、端末でユーザの使用体験を向上させることができる。
【0026】
なお、前記一般的な記載及び後述の詳細な記載は、単なる例示的で解釈的な記載であり、本発明を限定しない。
【図面の簡単な説明】
【0027】
ここの図面は、明細書に組み入れて本明細書の一部分を構成し、本発明に該当する実施例を例示するとともに、明細書とともに本発明の原理を解釈することに用いられる。
【0028】
図1】例示的な一実施例に係るセル再選択方法のフローチャートである。
図2】例示的な一実施例に係る他のセル再選択方法のフローチャートである。
図3】例示的な一実施例に係る他のセル再選択方法のフローチャートである。
図4】例示的な一実施例に係るセル再選択装置のブロック図である。
図5】例示的な一実施例に係る他のセル再選択装置のブロック図である。
図6】例示的な一実施例に係る他のセル再選択装置のブロック図である。
図7】例示的な一実施例に係る他のセル再選択装置のブロック図である。
図8】例示的な一実施例に係る他のセル再選択装置のブロック図である。
図9】例示的な一実施例に係るセル再選択装置に好適なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、例示的な実施例を詳しく説明し、その例示を図面に示す。以下の記載が図面に関わる場合、特に別の説明がない限り、異なる図面における同一符号は、同じ又は類似する要素を示す。以下の例示的な実施形態に記載の実施例は、本発明とマッチする全ての実施例を代表するものではない。それらは、特許請求の範囲に記載の本発明のある側面にマッチする装置及び方法の例に過ぎない。
【0030】
目前、セル再選択過程で、ネットワーク再選択パラメータの配置不正によるピンポン再選択という問題がよく発生し、例えば、端末がAセルに存在している場合に、現在のセル再選択パラメータによって、Bセルを選択することが可能となり、端末がBセルに存在している場合に、セル再選択パラメータによって、Aセルを再度選択することが可能となり、このような、2つのセルの間で頻繁に往復して切り替える現象は、ピンポン再選択という。しかしながら、ピンポン再選択は、端末での待機電流が継続的に高すぎることを引き起こし、さらに端末の待機時間とユーザ体験に影響する。
【0031】
上述の技術的問題を解決するために、本発明の実施例は、セル再選択方法を提供し、当該方法は、セル再選択プログラム、システム又は装置に適用することができ、且つ当該方法の対応する実行主体は、携帯電話等の端末であることができる。
【0032】
図1は、例示的な一実施例に係るセル再選択方法のフローチャートである。
【0033】
図1に示すように、当該方法は、ステップS101〜ステップS105を含む。
【0034】
ステップS101において、現在のサービングセルに存在している場合に、隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断する。
【0035】
隣接セルは、1つまたは複数であることができ(例えば、セルラー・ネットワークの場合は6つであることが可能となる)、セル再選択条件を満足する隣接セルは、1つまたは複数であることができる。
【0036】
ステップS102において、隣接セルがセル再選択条件を満足する場合に、隣接セルの対応するセル再選択情報を取得する。
【0037】
ステップS103において、セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断し、セル再選択情報は、現在のセル再選択時間を少なくとも含み、履歴ピンポン再選択記録は、各ピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間を少なくとも含む。
【0038】
履歴ピンポン再選択記録のうちのピンポン再選択記録の数は、1つまたは複数であることができ、履歴ピンポン再選択記録は、各ピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間だけでなく、各ピンポン再選択記録の対応する再選択前の元セルの識別子及び再選択後のターゲットセルの識別子や再選択理由等も含むことができ、セル再選択情報も、当然これらの情報を含むことができる。
【0039】
ステップS104において、セル再選択情報が、履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とマッチする場合に、現在のセル再選択時間と何れか1つのピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間との時間差が、予め設定された時間差よりも大きいかを判断する。
【0040】
当該セル再選択情報が、何れか1つのピンポン再選択記録とマッチする場合に、隣接セルを再選択すれば、ピンポン再選択を引き起こすおそれがあることを意味し、即ち、隣接セルを再選択すれば、何れか1つのピンポン再選択記録のうちの2回目のセル再選択と、ピンポン再選択を構成することが可能となり、または、隣接セルを再選択すれば、当該何れか1つのピンポン再選択記録によって、隣接セルを再選択した後、この前の現在のサービングセルを再選択することが可能となり、これによりピンポン再選択を引き起こし、例えば、当該何れか1つのピンポン再選択記録が、AセルからBセルを再選択し(当該何れか1つのピンポン再選択記録のうちの1回目のセル再選択)、さらにBセルからAセルを再選択(当該何れか1つのピンポン再選択記録のうちの2回目のセル再選択)するものであり、現在のサービングセルもAセルであり、隣接セルBがセル再選択条件を満足し、且つ隣接セルBの対応するセル再選択情報が当該ピンポン再選択記録とマッチする場合に、Bセルを再選択した後、BセルからAセルを再選択というセル再選択と、ピンポン再選択を構成することが可能となり、又は、当該何れか1つのピンポン再選択記録によって、端末は、Bセルを再選択した後、Aセルを再度再選択することが可能となり、これによりピンポン再選択を引き起こす。
【0041】
当然、ピンポン再選択の判断結果がより正確になるように、履歴ピンポン再選択記録として最近数回の再選択記録を選択すべきであり、例えば、最近1回の再選択記録を比較対象として選択することができ、このようにして、上述のピンポン再選択記録がAセルからBセルを再選択しさらにBセルからAセルを再選択するものであると共に、端末のAセルに新たに存在する時間と、ステップS101を実行するときに端末の現在のサービングセルに存在する時間とが、連続的であり、且つ両者がマッチする場合に、AセルからBセルを再選択した後、当該ピンポン再選択記録のうちの2回目のセル再選択(即ち、BセルからAセルを再選択する)と既にピンポン再選択を構成している。
【0042】
更に、履歴ピンポン再選択記録は、複数種の異なるピンポン再選択記録を含むことができるが、履歴ピンポン再選択記録に含まれるピンポン再選択記録の種類の数にも関わらず、上述の履歴ピンポン再選択記録は、AセルからBセルを再選択し、更にBセルからAセルを再選択するようなピンポン再選択記録を含むことができ、CセルからDセルを再選択し、更にDセルからCセルを再選択するようなピンポン再選択記録等を含むことができる。
【0043】
最後に、当該予め設定された時間差は、セルピンポン再選択過程での最短のピンポン再選択時間間隔であることができ、例えば、ピンポン再選択過程がAセル-Bセル-Aセルである場合に、当該予め設定された時間差は、Aセルに存在してから、AセルからBセルに切替し、更にBセルからAセルに切替する、ようなピンポン再選択過程での最短の時間等であることができ、又は、
当該予め設定された時間差は、パーソナライズに設定されてもよい。
【0044】
当然、当該予め設定された時間差は、増大し続けることができる。
【0045】
ステップS105において、時間差が予め設定された時間差よりも大きい場合に、隣接セルに存在するように、隣接セルを現在のサービングセルとして再選択する。
【0046】
隣接セルがセル再選択条件を満足する場合に、隣接セルの対応するセル再選択情報を取得することにより、隣接セルの対応するセル再選択情報が、予め記録された履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断することができる。当該セル再選択情報が何れか1つのピンポン再選択記録とマッチする場合に、当該隣接セルを再選択すれば、ピンポン再選択を引き起こすおそれがあることを意味し、このため、さらに現在のセル再選択時間と当該何れか1つのピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間との時間差が、予め設定された時間差よりも大きいかを判断する必要がある。予め設定された時間差よりも大きい場合に、今回はピンポン再選択であっても、前のピンポン再選択からも長い時間が経ったから、頻繁にピンポン再選択することではなく、電力が過度に消費されることはないことを意味し、従って、当該隣接セルを、隣接セルに存在してユーザにサービスを提供するように、現在のサービングセルとして再選択することを許可できる。このように、セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断し、及びセル再選択時間差を比較することで、セルピンポン再選択の頻度を効果的に減少し、ピンポン再選択による端末の電力消費を低減することができ、ある程度に待機時間を延長させ、端末でユーザの使用体験を向上させることができる。
【0047】
さらに、当該時間差が予め設定された時間差以下である場合に、以上分析したように、隣接セルを現在のサービングセルとして再選択すれば、さらに今回の再選択セルと、当該何れか1つのピンポン再選択記録における2回目のセル再選択とが、短時間内のピンポン再選択を構成する可能性が高く、又は、当該何れか1つのピンポン再選択記録によって、隣接セルを再選択した後、端末がこの前の現在のサービングセルを再選択することにより、短時間内にピンポン再選択が繰り返されることが起こる可能性が高く、さらに、電力が過度に消費され、このため、端末が現在のサービングセルに存在し続くように、しばらく隣接セルを再選択しないこともできる。
【0048】
最後に、本実施例は、絶えず実行してもよく、一定の時間周期で実行してもよい。
【0049】
図2は、例示的な一実施例に係る他のセル再選択方法を示すフローチャートである。
【0050】
図2に示すように、1つの実施例において、上述の図1に示す方法は、ステップS201及びステップS202をさらに含むことができる。
【0051】
ステップS201において、隣接セルを現在のサービングセルとして再選択した後、予め設定された時間差を延長する。
【0052】
ステップS202において、履歴ピンポン再選択記録を更新するように、セル再選択情報を履歴ピンポン再選択記録に記録する。
【0053】
隣接セルを現在のサービングセルとして再選択した後、当該予め設定された時間差を延長することにより、短時間内にセルピンポン再選択を繰り返すことをさらに回避することができ、例えば、毎回ステップS101〜ステップS104を実行した後、当該時間差が予め設定された時間差よりも大きいと判定する場合に、当該予め設定された時間差を元の2倍又は3倍等の大きさに増大することができる。
【0054】
セル再選択情報を履歴ピンポン再選択記録に記録した後、履歴ピンポン再選択記録がさらに豊富で全面的なものになるように、履歴ピンポン再選択記録を更新することができ、これにより、その後、更なる豊富で全面的な履歴ピンポン再選択記録によってセル再選択情報の対応するセル再選択がピンポン再選択であるかを判断することを容易にする。
【0055】
図3は、例示的な一実施例に係る他のセル再選択方法を示すフローチャートである。
【0056】
図3に示すように、1つの実施例において、上述の図1におけるステップS101は、ステップA1及びステップA2を含むことができる。
【0057】
ステップA1において、セル再選択パラメータを取得する。
【0058】
ステップA2において、セル再選択パラメータによって、隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断する。
【0059】
隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断する場合に、セル再選択パラメータを自動的に取得することができ、さらに、セル再選択パラメータにおよって、当該隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断する。
【0060】
1つの実施例において、上述の図3に示すステップA1は、以下のように実行されてもよい。
【0061】
現在のサービングセルの基地局により発行されたシステムメッセージを受信し、システムメッセージは、現在のサービングセルの再選択優先度、現在のサービングセルの最小アクセスレベル、隣接セルの再選択優先度、隣接セルの最小アクセスレベルの少なくとも1つを含み、異なるセルの最小アクセスレベルが異なる可能性がある。
【0062】
現在のサービングセルの再選択優先度及び現在のサービングセルの最小アクセスレベルは、現在のサービングセルの基地局により発行されたシステムメッセージにおけるメッセージ3に含まれてもよく、隣接セルの再選択優先度及び隣接セルの最小アクセスレベルは、現在のサービングセルの基地局により発行されたシステムメッセージにおけるメッセージ5に含まれてもよい。
【0063】
最小アクセスレベルの役割としては、以下のことがあげられる。受信信号レベルが非常に低い場合に移動局がシステムに接続され(接続後の通信品質は、通常に正常の通信過程を保証することができない)、ユーザが満足する通信品質を提供できなく、且つネットワークの無線リソースを無駄にすることを回避するために、GSMシステムにおいて、移動局のネットワークへの接続が必要な場合に、その受信レベルは、あるスレッシュレベル、即ち、移動局の接続を許可する最小受信レベルよりも大きい必要があると規定される。
【0064】
及び/又は、
現在のサービングセル及び隣接セルの信号品質を測定し、信号品質は、現在の信号レベル、参照信号受信電力(RSRP、Reference Signal Receiving Power)、参照信号受信品質(RSRQ、Reference Signal Receiving Quality)の少なくとも1つを含む。
【0065】
現在のサービングセルの信号品質を測定する場合に、現在のサービングセルの基地局により発行されたページングメッセージ又はネットワーク信号等によって測定することができ、同様に、隣接セルの信号品質を測定する場合に、このような方式により測定することができる。
【0066】
1つの実施例において、上述の図3に示すステップA2は、以下のように実行されてもよい。
【0067】
セル再選択パラメータが予め設定された条件を満足する場合に、隣接セルがセル再選択条件を満足することを判定し、予め設定された条件は、
隣接セルの現在の信号レベルが、隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、且つ隣接セルの再選択優先度が、現在のサービングセルの再選択優先度よりも高いこと、又は、
隣接セルの参照信号受信電力の対応する信号レベルが、隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、且つ隣接セルの再選択優先度が現在のサービングセルの再選択優先度よりも高いこと、を含み、
測定された隣接セルの現在の信号レベルが、隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、又は隣接セルの参照信号受信電力の対応する信号レベルが、隣接セルの最小アクセスレベル以上である場合に、端末が隣接セルに存在すれば、通信品質が良好であることを意味し、従って、隣接セルが初歩的な再選択資格を既に備えるので、隣接セルの再選択優先度が現在のサービングセルの再選択優先度よりも高い場合に、さらに、端末は、現在のサービングセルよりも隣接セルに好適に存在し、従って、隣接セルがセル再選択条件を満足することを確定することができる。
【0068】
又は、
現在のサービングセルの現在の信号レベルが、現在のサービングセルの最小アクセスレベルよりも小さく、且つ隣接セルの再選択優先度が現在のサービングセルの再選択優先度よりも低い。
【0069】
現在のサービングセルの現在の信号レベルが、現在のサービングセルの最小アクセスレベルよりも小さい場合に、端末が現在のサービングセルに存在し続ければ、その通信品質の不良を引き起こしてユーザの通信要求を満足することができなく、従って、隣接セルの再選択優先度が、現在のサービングセルの再選択優先度よりも低くても、端末が隣接セルに存在することは、それが現在のサービングセルに存在することよりも好適であり、従って、隣接セルがセル再選択条件を満足することを判定することができ、当然、この場合に、隣接セルの現在の信号レベルも、隣接セルの最小アクセスレベル以上とすべきである。
【0070】
なお、予め設定された条件は、上述の条件を含んでもよいが、それらに限らなく、例えば、隣接セルの再選択優先度が予め設定された再選択優先度よりも高いこと、隣接セルの現在の信号レベルが予め設定された信号レベルよりも大きいこと、隣接セルの信号品質が予め設定された信号品質よりも大きいこと等を含んでもよい。
【0071】
1つの実施例において、セル再選択条件を満足する隣接セルが少なくとも2つ存在する場合に、上述の図1に示すステップS102における「隣接セルの対応するセル再選択情報を取得する」ステップは、
少なくとも2つの隣接セルのうちの各隣接セルの再選択優先度及び/又は各隣接セルの信号品質によって、少なくとも2つの隣接セルからターゲット隣接セルを確定するステップと、
ターゲット隣接セルを確定する場合に、少なくとも2つの隣接セルから、再選択優先度が比較的に高く、及び/又は信号品質が比較的に良い隣接セルをターゲット隣接セルとして選択するステップと、
ターゲット隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するステップと、を含むことができる。
【0072】
セル再選択条件を満足する隣接セルが少なくとも2つ存在する場合に、少なくとも2つの隣接セルのうちの各隣接セルの再選択優先度及び/又は各隣接セルの信号品質によって、少なくとも2つの隣接セルからターゲット隣接セルを自動的に確定し、さらにターゲット隣接セルの対応するセル再選択情報を取得し、その後、更なる判断を行うことにより、短期間内にピンポン再選択を繰り返すことを回避することができる。
【0073】
1つの実施例において、セル再選択情報は、さらに、
現在のサービングセルの識別子、隣接セルの識別子、セル再選択理由の少なくとも1つを含むことができ、
現在のサービングセルの識別子は、現在のサービングセルのID(即ち、セル識別符号)及びお周波数ビンであることができ、隣接セルの識別子は、隣接セルのID(即ち、セル識別符号)及び周波数ビンであることができ、セル再選択理由は、セル再選択優先度が比較的に低いことや、セル最小アクセスレベルが比較的に高いことや、セル信号の品質不良等であってもよい。
【0074】
履歴ピンポン再選択記録は、さらに、
各ピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子、各ピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子、各ピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由の少なくとも1つを含み、各ピンポン再選択記録における上述の情報は、表形式で記録されてもよい。
【0075】
各ピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子は、各ピンポン再選択記録に記録された1回目のセル再選択前の端末が存在したセルの識別子であり、各ピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子は、各ピンポン再選択記録に記録された1回目のセル再選択後の端末が存在したセルの識別子である。
【0076】
例えば、あるピンポン再選択記録が、AセルからBセルを再選択し、さらにBセルからAセルを再選択することである場合に、当該ピンポン再選択記録において、1回目のセル再選択前に、端末がAセルに存在し、従って、当該ピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子はAセルの識別子であり、1回目のセル再選択後、端末がBセルに存在し、従って、当該ピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子は、Bセルの識別子であり、当該ピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由は、AセルからBセルを再選択する理由(当然、ピンポン再選択時、2回のセルの再選択理由は、基本的に同一であるため、当該ピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由は、BセルからAセルを再選択する理由であってもよい)であり、当該ピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間は、AセルからBセルまで切り換える時間である。
【0077】
1つの実施例において、上述の図1に示すステップS103は、以下のように実行されてもよい。
【0078】
セル再選択情報と履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とが、以下のマッチ条件を満足する場合に、セル再選択情報が何れか1つのピンポン再選択記録とマッチすることを確定し、マッチ条件は、以下のことを含む。
【0079】
現在のサービングセルの識別子が何れか1つのピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子とマッチし、
現在のサービングセルの識別子が何れか1つのピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子とマッチすることは、現在のサービングセルの識別子が何れか1つのピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子と同一であり、即ち、現在のサービングセルのID(即ち、セル識別符号)及び周波数ビンは、それぞれ、当該何れか1つのピンポン再選択記録の対応する元セルのID及び周波数ビンと同一であること、を含むことができる。
【0080】
隣接セルの識別子が何れか1つのピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子とマッチし、
隣接セルの識別子が、何れか1つのピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子とマッチすることは、隣接セルの識別子が何れか1つのピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子と同じであり、即ち、隣接セルのID(即ち、セル識別符号)及び周波数ビンは、それぞれ、当該何れか1つのピンポン再選択記録の対応するターゲットセルのID及び周波数ビンと同一であること、を含むことができる。
【0081】
セル再選択理由が何れか1つのピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由とマッチし、セル再選択理由が何れか1つのピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由とマッチすることは、セル再選択理由が何れか1つのピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由と同一であることができる。
【0082】
例えば、あるピンポン再選択記録がCセルからDセルを再選択し、さらにDセルからCセルを再選択することであり、Cセルの対応する識別子のID号がMであり、周波数ビンがNであり、Dセルの対応する識別子のID号がPであり、周波数ビンがQであり、且つ当該ピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由が現在のセル再選択優先度が比較的に低いことである場合に、先ず、当該ピンポン再選択記録の対応する元セルがCセルであり、ターゲットセルがDセルであることを意味し、従って、現在のサービングセルが、ID号がMであり、周波数ビンがNであるCセルであり、隣接セルが、ID号がPであり、周波数ビンがQであるDセルであり、且つセル再選択理由が、Cセルの再選択優先度が比較的に低いことである場合に、端末が現在存在しているCセルの対応するセル再選択情報が、当該ピンポン再選択記録とマッチすることを意味する。
【0083】
本発明の実施例により提供される上述のセル再選択方法に対して、本発明の実施例は、さらにセル再選択装置を提供する。
【0084】
図4は、例示的な一実施例に係るセル再選択装置を示すブロック図である。
【0085】
図4に示すように、当該装置は、第1の判断モジュール401と、取得モジュール402と、第2の判断モジュール403と、第3の判断モジュール404と、選択モジュール405とを備える。
【0086】
第1の判断モジュール401は、現在のサービングセルに存在している場合に、隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断するように構成される。
【0087】
取得モジュール402は、隣接セルがセル再選択条件を満足する場合に、隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するように構成される。
【0088】
第2の判断モジュール403は、セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断するように構成され、セル再選択情報は、現在のセル再選択時間を少なくとも含み、履歴ピンポン再選択記録は、各ピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間を少なくとも含む。
【0089】
第3の判断モジュール404は、セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録の何れか1つのピンポン再選択記録とマッチする場合に、現在のセル再選択時間と何れか1つのピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間との時間差が、予め設定された時間差よりも大きいかを判断するように構成される。
【0090】
選択モジュール405は、時間差が予め設定された時間差よりも大きい場合に、隣接セルに存在するように、隣接セルを現在のサービングセルとして再選択するように構成される。
【0091】
図5は、例示的な一実施例に係る他のセル再選択装置を示すブロック図である。
【0092】
図5に示すように、1つの実施例において、上述の図4に示す装置は、さらに処理モジュール501及び記録モジュール502を含むことができる。
【0093】
処理モジュール501は、隣接セルを現在のサービングセルとして再選択した後、予め設定された時間差を延長するように構成される。
【0094】
記録モジュール502は、履歴ピンポン再選択記録を更新するように、セル再選択情報を履歴ピンポン再選択記録に記録するように構成される。
【0095】
図6は、例示的な一実施例に係る他のセル再選択装置を示すブロック図である。
【0096】
図6に示すように、1つの実施例において、上述の図4に示す第1の判断モジュール401は、第1の取得サブモジュール4011及び判断サブモジュール4012を含むことができる。
【0097】
第1の取得サブモジュール4011は、セル再選択パラメータを取得するように構成される。
【0098】
判断サブモジュール4012は、セル再選択パラメータによって、隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断するように構成される。
【0099】
1つの実施例において、第1の取得サブモジュール4011は、受信ユニット及び/又は測定ユニットを備えることができる。
【0100】
受信ユニットは、現在のサービングセルの基地局により発行されたシステムメッセージを受信するように構成され、システムメッセージは、現在のサービングセルの再選択優先度、現在のサービングセルの最小アクセスレベル、隣接セルの再選択優先度、隣接セルの最小アクセスレベルの少なくとも1つを含む。
【0101】
及び/又は、
測定ユニットは、現在のサービングセル及び隣接セルの信号品質を測定するように構成され、信号品質は、現在の信号レベル、参照信号受信電力、参照信号受信品質の少なくとも1つを含む。
【0102】
1つの実施例において、判断サブモジュール4012は、判定ユニットを備えることができる。
【0103】
判定ユニットは、セル再選択パラメータが予め設定された条件を満足する場合に、隣接セルがセル再選択条件を満足することを判定するように構成され、予め設定された条件は、
隣接セルの現在の信号レベルが隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、且つ隣接セルの再選択優先度が現在のサービングセルの再選択優先度よりも高いこと、又は
隣接セルの参照信号受信電力の対応する信号レベルが隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、且つ隣接セルの再選択優先度が現在のサービングセルの再選択優先度よりも高いこと、又は、
現在のサービングセルの現在の信号レベルが現在のサービングセルの最小アクセスレベルよりも小さく、且つ隣接セルの再選択優先度が現在のサービングセルの再選択優先度よりも低いこと、を含む。
【0104】
図7は、例示的な一実施例に係る他のセル再選択装置を示すブロック図である。
【0105】
図7に示すように、1つの実施例において、上述の図6に示す取得モジュール402は、第1の確定サブモジュール4021及び第2の取得サブモジュール4022を備えることができる。
【0106】
第1の確定サブモジュール4021は、セル再選択条件を満足する隣接セルが少なくとも2つ存在する場合に、少なくとも2つの隣接セルのうちの各隣接セルの再選択優先度及び/又は各隣接セルの信号品質によって、少なくとも2つの隣接セルからターゲット隣接セルを確定するように構成される。
【0107】
第2の取得サブモジュール4022は、ターゲット隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するように構成される。
【0108】
1つの実施例において、セル再選択情報は、さらに、
現在のサービングセルの識別子、隣接セルの識別子、セル再選択理由の少なくとも1つを含む。
【0109】
履歴ピンポン再選択記録は、さらに、
各ピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子、各ピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子、各ピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由の少なくとも1つを含む。
【0110】
図8は、例示的な一実施例に係る他のセル再選択装置を示すブロック図である。
【0111】
図8に示すように、1つの実施例において、上述の図4に示す第2の判断モジュール403は、第2の確定サブモジュール4031を備えることができる。
【0112】
第2の確定サブモジュール4031は、セル再選択情報と履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とが、以下のマッチ条件を満足する場合に、セル再選択情報が何れか1つのピンポン再選択記録とマッチすることを確定するように構成され、マッチ条件は、
現在のサービングセルの識別子が何れか1つのピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子とマッチすることと、
隣接セルの識別子が何れか1つのピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子とマッチすることと、
セル再選択理由が何れか1つのピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由とマッチすることと、を含む。
【0113】
本発明の実施例の第3の態様によれば、セル再選択装置が提供され、前記装置は、
プロセッサーと、
プロセッサーにより実行可能な命令を記憶するための、メモリとを備え、
プロセッサーは、
現在のサービングセルに存在する場合に、隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断し、
前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足する場合に、前記隣接セルの対応するセル再選択情報を取得し、
前記セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断し、前記セル再選択情報は、現在のセル再選択時間を少なくとも含み、前記履歴ピンポン再選択記録は、各ピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間を含み、
前記セル再選択情報が前記履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とマッチする場合に、前記現在のセル再選択時間と前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間との時間差が、予め設定された時間差よりも大きいかを判断し、
前記時間差が前記予め設定された時間差よりも大きい場合に、前記隣接セルに存在するように、前記隣接セルを前記現在のサービングセルとして再選択するように構成される。
【0114】
上述のプロセッサーは、さらに以下のように構成されてもよい。
【0115】
前記方法は、
前記隣接セルを前記現在のサービングセルとして再選択した後、前記予め設定された時間差を延長するステップと、
前記履歴ピンポン再選択記録を更新するように、前記セル再選択情報を前記履歴ピンポン再選択記録に記録するステップと、を含む。
【0116】
1つの実施例において、前記現在のサービングセルに存在する場合に、隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断するステップは、
セル再選択パラメータを取得するステップと、
前記セル再選択パラメータによって、前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足するかを判断するステップと、を含む。
【0117】
上述のプロセッサーは、さらに以下のように構成されてもよい。
【0118】
前記セル再選択パラメータを取得するステップは、
前記現在のサービングセルの基地局により発行されたシステムメッセージを受信し、前記システムメッセージは、前記現在のサービングセルの再選択優先度、前記現在のサービングセルの最小アクセスレベル、前記隣接セルの再選択優先度、前記隣接セルの最小アクセスレベルの少なくとも1つを含む、ステップ、
及び/又は、
前記現在のサービングセル及び前記隣接セルの信号品質を測定し、前記信号品質は、現在の信号レベル、参照信号受信電力、参照信号受信品質の少なくとも1つを含むステップを含む。
【0119】
上述のプロセッサーは、さらに以下のように構成されてもよい。
【0120】
前記セル再選択パラメータによって、前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足するかを判断するステップは、
前記セル再選択パラメータが予め設定された条件を満足する場合に、前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足することを判定し、前記予め設定された条件は、
前記隣接セルの現在の信号レベルが前記隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも高いこと、又は
前記隣接セルの参照信号受信電力の対応する信号レベルが、前記隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも高いこと、又は、
前記現在のサービングセルの現在の信号レベルが、前記現在のサービングセルの最小アクセスレベルよりも小さく、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも低いこと、を含む、ステップを含む。
【0121】
1つの実施例において、前記セル再選択条件を満足する隣接セルが少なくとも2つ存在する場合に、前記隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するステップは、
前記少なくとも2つの隣接セルのうちの各隣接セルの再選択優先度及び/又は前記各隣接セルの信号品質によって、前記少なくとも2つの隣接セルからターゲット隣接セルを確定するステップと、
前記ターゲット隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するステップと、を含む。
【0122】
上述のプロセッサーは、さらに以下のように構成されてもよい。
【0123】
前記セル再選択情報は、さらに、
前記現在のサービングセルの識別子、前記隣接セルの識別子、セル再選択理由の少なくとも1つを含む。
【0124】
前記履歴ピンポン再選択記録は、さらに、
前記各ピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子、前記各ピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子、前記各ピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由の少なくとも1つを含む。
【0125】
上述のプロセッサーは、さらに以下のように構成されてもよい。
【0126】
前記前記セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断するステップは、
前記セル再選択情報と前記履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とが、以下のマッチ条件を満足する場合に、前記セル再選択情報が前記何れか1つのピンポン再選択記録とマッチすることを確定し、前記マッチ条件は、
前記現在のサービングセルの識別子が前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子とマッチすることと、
前記隣接セルの識別子が前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子とマッチすることと、
前記セル再選択理由が前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由とマッチすることと、を含むステップを含む。
【0127】
図9は例示的な一実施例に係るセル再選択装置に好適なブロック図である。当該装置は、端末機器に好適である。例えば、装置900は、携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージ送受信機、ゲーム機、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、PDA等のものであってもよい。
【0128】
図9を参照すると、装置900は、処理ユニット902、メモリ904、電源ユニット906、マルチメディアユニット908、オーディオユニット910、入力/出力(I/O)インターフェース912、センサーユニット914、及び通信ユニット916からなる群から選ばれる少なくとも1つを有してもよい。
【0129】
処理ユニット902は、一般的には、装置900の全体の操作、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作を制御する。処理ユニット902は、上述した方法におけるステップの一部又は全部を実現できるように、命令を実行する少なくとも1つのプロセッサー920を有していてもよい。また、処理ユニット902は、他のユニットとのインタラクションの便宜を図るように、少なくとも1つのモジュールを有していてもよい。例えば、処理ユニット902は、マルチメディアユニット908とのインタラクションの便宜を図るように、マルチメディアモジュールを有していてもよい。
【0130】
メモリ904は、装置900での操作をサポートするように、各種のデータを記憶するように配置される。これらのデータは、例えば、装置900で何れのアプリケーション又は方法を操作するための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ904は、何れの種類の揮発性又は不揮発性メモリ、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Memory)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクにより、或いはそれらの組み合わせにより実現することができる。
【0131】
電源ユニット906は、装置900の各種ユニットに電力を供給するためのものであり、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び装置900のために電力を生成、管理及び分配することに関連する他のユニットを有していてもよい。
【0132】
マルチメディアユニット908は、装置900とユーザとの間に出力インターフェースを提供するスクリーンを有していてもよい。スクリーンは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)を有していてもよい。スクリーンは、タッチパネルを有する場合、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンになることができる。また、タッチパネルは、タッチや、スライドや、タッチパネル上の手振りを感知するように、少なくとも1つのタッチセンサーを有する。タッチセンサーは、タッチやスライド動作の境界を感知できるだけではなく、タッチやスライド操作と関連する持続時間や圧力も感知できる。幾つかの実施例では、マルチメディアユニット908は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを有してもよい。装置900が、例えば、撮影モードやビデオモードのような操作モードにある時、フロントカメラ及び/又はバックカメラが外部のマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラ及びバックカメラのそれぞれは、固定の光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0133】
オーディオユニット910は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように配置される。例えば、オーディオユニット910は、マイクロフォン(MiC)を有していてもよい。装置900が、例えば、呼び出しモード、記録モード、又は音声認識モードのような操作モードにあるとき、マイクロフォンは、外部のオーディオ信号を受信するように配置される。受信したオーディオ信号は、メモリ904にさらに記憶されてもよいし、通信ユニット916を介して送信されてもよい。幾つかの実施例では、オーディオユニット910は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに有していてもよい。
【0134】
I/Oインターフェース912は、処理ユニット902と外部のインターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供するためのものである。上記外部のインターフェースモジュールは、キーボードや、クリックホイールや、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタンや、音量ボタンや、スタートボタンや、ロックボタンであってもよいが、それらに限らない。
【0135】
センサーユニット914は、装置900のために各方面の状態を評価する少なくとも1つのセンサーを有していてもよい。例えば、センサーユニット914は、装置900のオン/オフ状態や、ユニットの相対的な位置を検出することができる。例えば、前記ユニットは、装置900のディスプレイ及びキーパッドである。センサーユニット914は、装置900又は装置900の1つのユニットの位置の変化、ユーザによる装置900への接触の有無、装置900の方向又は加速/減速、装置900の温度変化などを検出することができる。センサーユニット914は、何れの物理的な接触もない場合に付近の物体を検出するように配置される近接センサーを有していてもよい。センサーユニット914は、イメージングアプリケーションに用いるための光センサー、例えば、CMOS又はCCD画像センサーを有していてもよい。幾つかの実施例では、当該センサーユニット914は、加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、磁気センサー、圧力センサー又は温度センサーをさらに有してもよい。
【0136】
通信ユニット916は、装置900と他の設備の間との無線又は有線通信の便宜を図るように配置される。装置900は、例えば、WiFi、2G又は3G、又はそれらの組み合わせの通信標準に基づく無線ネットワークにアクセスできる。1つの例示的な実施例では、通信ユニット916は、ブロードキャストチャンネルを介して外部のブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャストに関する情報を受信する。1つの例示的な実施例では、前記通信ユニット916は、近距離通信を促進するために近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに有してもよい。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID:Radio Frequency IDentification)技術、赤外線データ協会(IrDA:Infrared Data Association)技術、超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT:Bluetooth(登録商標))技術及び他の技術によって実現されてもよい。
【0137】
例示的な実施例では、装置900は、上述した方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサー(DSP:Digital Signal Processor)、デジタル信号処理デバイス(DSPD:Digital Signal Processing Device)、プログラマブルロジックデバイス(PLD:Programmable Logic Device)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA:Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサー、又は他の電子機器によって実現されてもよい。
【0138】
例示的な実施例では、命令を有する非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、命令を有するメモリ904をさらに提供する。この命令は、装置900のプロセッサー920により実行されて上述した方法を実現する。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク及び光データメモリ等であってもよい。
【0139】
非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記記録媒体における命令が上述の装置900のプロセッサーにより実行されると、上述の装置900がセル再選択方法を実行するようにする。前記方法は、
現在のサービングセルに存在する場合に、隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断するステップと、
前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足する場合に、前記隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するステップと、
前記セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断し、前記セル再選択情報は、現在のセル再選択時間を少なくとも含み、前記履歴ピンポン再選択記録は、各ピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間を含むステップと、
前記セル再選択情報が前記履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とマッチする場合に、前記現在のセル再選択時間と前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応する履歴セル再選択時間との時間差が、予め設定された時間差よりも大きいかを判断するステップと、
前記時間差が前記予め設定された時間差よりも大きい場合に、前記隣接セルに存在するように、前記隣接セルを前記現在のサービングセルとして再選択するステップと、含む。
【0140】
1つの実施例において、前記方法は、さらに
前記隣接セルを前記現在のサービングセルとして再選択した後、前記予め設定された時間差を延長するステップと、
前記履歴ピンポン再選択記録を更新するように、前記セル再選択情報を前記履歴ピンポン再選択記録に記録するステップと、を含む。
【0141】
1つの実施例において、前記現在のサービングセルに存在している場合に、隣接セルがセル再選択条件を満足するかを判断するステップは、
セル再選択パラメータを取得するステップと、
前記セル再選択パラメータによって、前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足するかを判断するステップと、を含む。
【0142】
1つの実施例において、前記セル再選択パラメータを取得するステップは、
前記現在のサービングセルの基地局により発行されたシステムメッセージを受信し、前記システムメッセージは、前記現在のサービングセルの再選択優先度、前記現在のサービングセルの最小アクセスレベル、前記隣接セルの再選択優先度、前記隣接セルの最小アクセスレベルの少なくとも1つを含む、ステップ、
及び/又は、
前記現在のサービングセル及び前記隣接セルの信号品質を測定し、前記信号品質は、現在の信号レベル、参照信号受信電力、参照信号受信品質の少なくとも1つを含むステップを含む。
【0143】
1つの実施例において、前記セル再選択パラメータによって、前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足するかを判断するステップは、
前記セル再選択パラメータが予め設定された条件を満足する場合に、前記隣接セルが前記セル再選択条件を満足することを判定し、前記予め設定された条件は、
前記隣接セルの現在の信号レベルが前記隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも高いこと、又は
前記隣接セルの参照信号受信電力の対応する信号レベルが、前記隣接セルの最小アクセスレベル以上であり、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも高いこと、又は
前記現在のサービングセルの現在の信号レベルが、前記現在のサービングセルの最小アクセスレベルよりも小さく、且つ前記隣接セルの再選択優先度が、前記現在のサービングセルの再選択優先度よりも低いこと、を含む、ステップを含む。
【0144】
1つの実施例において、前記セル再選択条件を満足する隣接セルが少なくとも2つ存在する場合に、前記隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するステップは、
前記少なくとも2つの隣接セルのうちの各隣接セルの再選択優先度及び/又は前記各隣接セルの信号品質によって、前記少なくとも2つの隣接セルからターゲット隣接セルを確定するステップと、
前記ターゲット隣接セルの対応するセル再選択情報を取得するステップと、を含む。
【0145】
1つの実施例において、前記セル再選択情報は、さらに
前記現在のサービングセルの識別子、前記隣接セルの識別子、セル再選択理由の少なくとも1つを含む。
【0146】
前記履歴ピンポン再選択記録は、さらに、
前記各ピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子、前記各ピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子、前記各ピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由の少なくとも1つを含む。
【0147】
1つの実施例において、前記セル再選択情報が履歴ピンポン再選択記録とマッチするかを判断ステップは、
前記セル再選択情報と前記履歴ピンポン再選択記録のうちの何れか1つのピンポン再選択記録とが、以下のマッチ条件を満足する場合に、前記セル再選択情報が前記何れか1つのピンポン再選択記録とマッチすることを確定し、前記マッチ条件は、
前記現在のサービングセルの識別子が前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応する元セルの識別子とマッチすることと、
前記隣接セルの識別子が前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応するターゲットセルの識別子とマッチすることと、
前記セル再選択理由が前記何れか1つのピンポン再選択記録の対応するセル再選択理由とマッチすることと、を含むステップを含む。
【0148】
当業者は、明細書に対する理解、及び明細書に記載された発明に対する実施を介して、本発明の他の実施形態を容易に取得することができる。本発明は、本発明に対する任意の変形、用途、又は適応的な変化を含み、このような変形、用途、又は適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明では開示していない本技術分野の公知知識、又は通常の技術手段を含む。明細書及び実施例は、例示的なものにすぎず、本発明の真の範囲と主旨は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0149】
本発明は、上記で記述され、図面で図示した特定の構成に限定されず、その範囲を逸脱しない範囲で、様々な修正や変更を行うことができる。本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9