特許第6596307号(P6596307)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6596307
(24)【登録日】2019年10月4日
(45)【発行日】2019年10月23日
(54)【発明の名称】排水ポンプ
(51)【国際特許分類】
   F04D 29/42 20060101AFI20191010BHJP
   F04D 29/62 20060101ALI20191010BHJP
   F04D 1/14 20060101ALI20191010BHJP
【FI】
   F04D29/42 E
   F04D29/62 A
   F04D1/14
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-219503(P2015-219503)
(22)【出願日】2015年11月9日
(65)【公開番号】特開2017-89474(P2017-89474A)
(43)【公開日】2017年5月25日
【審査請求日】2018年8月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】391002166
【氏名又は名称】株式会社不二工機
(74)【代理人】
【識別番号】110000062
【氏名又は名称】特許業務法人第一国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 克司
(72)【発明者】
【氏名】加藤 友也
(72)【発明者】
【氏名】久米 義之
【審査官】 田谷 宗隆
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−080477(JP,A)
【文献】 実開昭59−000279(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04D 29/42
F04D 1/14
F04D 29/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転羽根と、該回転羽根を収容し下端部にドレン水の吸込口が設けられると共に側部にドレン水の吐出口が設けられたポンプハウジングと、該ポンプハウジングの上面の開口部を覆う蓋部として機能する下カバーと、前記回転羽根を回転駆動するモータと、を具備し、
前記下カバーには係合段部が設けられ、
前記ポンプハウジングには係合爪を備えたスナップフィットアームが設けられ、
前記係合段部と前記係合爪とが係合することで、前記下カバーに前記ポンプハウジングが取り付けられる排水ポンプにおいて、
前記スナップフィットアームは、
その一端に前記係合爪を有すると共にその他端に操作部を有する係脱部と、
前記ポンプハウジングにその一端が連結され、前記係脱部の、前記係合爪及び前記操作部との中間位置においてその他端が連結されたU字形可撓部とを備え、
前記U字形可撓部は、第1腕部、湾曲部及び第2腕部より成り、
前記湾曲部は、前記ポンプハウジングの前記吸入口側に設けられた、ことを特徴とする排水ポンプ。
【請求項2】
前記U字形可撓部は、前記係脱部の両側に一対に設けられたことを特徴とする請求項1記載の排水ポンプ。
【請求項3】
前記第1腕部及び前記第2腕部の少なくとも一方は、前記回転羽根の回転中心軸と平行な方向に延びるように形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の排水ポンプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機の室内熱交換器で凝縮した水を受け入れるドレンパン内のドレン水を室外に排水する排水ポンプ(ドレンポンプ)において、メンテナンス等における作業性を向上させたポンプハウジングの係止構造を備えた排水ポンプに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、室内の天井に埋込む形式の空気調和機等においては、空気調和機の室内熱交換器で凝縮したドレン水を受けるドレンパンが装備されている。このドレンパン内のドレン水を室外へ排水するために、排水ポンプが用いられている。
【0003】
以下、本願出願人が既に出願し公開されている空気調和機に用いられる排水ポンプに関連する特許文献1を、従来技術として説明する。特許文献1は組立性に優れ、同軸性の高い排水ポンプを開示している。その内部にポンプ室が形成されたポンプハウジングの上部には下カバーが取り付けられ、該下カバーの上部には回転羽根を回転駆動するモータ及び該モータを覆う上カバーが順に取り付けられる。
【0004】
図7及び8は、上述した従来の排水ポンプ100の構造を示すものである。排水ポンプ100は、樹脂製のポンプハウジング110を有し、ポンプハウジング110のポンプ室内には回転羽根(いずれも図示せず)が装備されている。ポンプハウジング110の上部にはOリング(図示なし)を介して円筒状の樹脂製のハウジングカバー(以後、下カバーという)20が取り付けられている。下カバー20は、ポンプハウジング110に設けられたスナップフィットアーム22を弾性力を利用したスナップフィット機能によりポンプハウジング110に着脱自在に取り付けられる。
このスナップフィットアーム22は、その一端がポンプハウジング110の上側の側面部に形成され、その他端には係合爪22aが形成されている。ポンプハウジング110を安定して下カバー20に係合させる必要があるため、この係合爪22a及びスナップフィットアーム22は比較的幅広に形成されている。
【0005】
下カバー20の上部にはその内壁に段状部(図示せず)が形成された大径段付き筒状部20aが設けられており、さらにこの筒状部20aには側面開口部20bが設けられている。
【0006】
モータ30は、ステータ及びロータが収容されたほぼ円柱状の本体部(図示せず)と、本体部の側面に設けられた、リード線31を引き出すためのリード引出部30aとを備え、上記本体部が上記した図示されない段状部に載置される。その際、リード引出部30aが側面開口部20bから外側に露出される。
この状態でモータ30の本体部が合成樹脂製のモータカバー(以後、上カバーという)40により覆われる。上カバー40の上部には相手部材(図示せず)への取付部52が設けられる。
上カバー40の側面部40aは、スナップフィットアーム23を有し、下カバー20に対して樹脂の弾性を利用したスナップフィット機能により取り付けられる。
【0007】
このように、ポンプハウジング110には、係合爪22aを具備するスナップフィットアーム22が形成されている。これに対し、下カバー20には係合段部21が形成されている。ポンプハウジング110を下カバー20に対して下から押し込むことで係合爪22aが弾性変形して外側へ広がり、所定の位置まで押し込まれた時点で係合爪22aが弾性復元して下カバー20の係合段部21に係合する。このような構成によりポンプハウジング110と下カバー20とを取付治具を用いることなく固定することができ、組み立て作業における作業性の向上を図ることが可能となる。上カバー40と下カバー20の係合も、同様なスナップフィット機能を有したスナップフィットアーム23により取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2013−167234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記排水ポンプに用いられるポンプハウジング110をスナップフィット機能を用いて下カバー20に取り付ける構造は、取り付け時の作業性は向上する。また、メンテナンス等で、一度取り付けたポンプハウジング110を取り外す際には、ポンプハウジング110のスナップフィットアーム22の係合爪22aを下カバー20の係合段部21から引きはがすために、係合爪22aを直接外側に弾性変形させ、その後に下方へ移動させる必要がある。しかし、上述のように従来のスナップフィットアーム22は比較的幅広かつ短く形成されていたので、係合爪22aを外側に開くために比較的大きな力を要し、その作業が面倒である。また、その為に特殊な治具を必要とすることもあった。
【0010】
またポンプハウジング110に設けた複数の係合爪22aを開いた状態で下方に移動させることも当該排水ポンプが設置された天井裏等においてはあまり容易ではなく、従来の排水ポンプにおいてはそのメンテナンスが煩雑となりやすい懸念があった。
【0011】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、下カバーからのポンプハウジングの取り外し作業性を向上させた排水ポンプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の課題を解決するため、本発明による排水ポンプは、回転羽根と、該回転羽根を収容し下端部にドレン水の吸込口が設けられると共に側部にドレン水の吐出口が設けられたポンプハウジングと、該ポンプハウジングの上面の開口部を覆う蓋部として機能する下カバーと、前記回転羽根を回転駆動するモータとを具備し、前記下カバーには係合段部が設けられ、前記ポンプハウジングには係合爪を備えたスナップフィットアームが設けられ、前記係合段部と前記係合爪とが係合することで、前記下カバーに前記ポンプハウジングが取り付けられる排水ポンプにおいて、前記スナップフィットアームは、その一端に前記係合爪を有すると共にその他端に操作部を有する係脱部と、前記ポンプハウジングにその一端が連結され、前記係脱部の、前記係合爪及び前記操作部との中間位置においてその他端が連結されたU字形可撓部とを備え、前記U字形可撓部は、第1腕部、湾曲部及び第2腕部より成り、前記湾曲部は、前記ポンプハウジングの前記吸入口側に設けられたことを特徴とする。
また、本発明の排水ポンプは、上記の構成に加えて、前記U字形可撓部は、前記係脱部の両側に一対に設けられたことを特徴とする。
【0013】
さらにまた、前記第1腕部及び前記第2腕部の少なくとも一方は、前記回転羽根の回転中心軸と平行な方向に延びるように形成されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
上記の構成を備えたことにより、前記操作部を内側に押圧すれば前記係合爪が外側に開くので、前記係合段部と前記係合爪との係合を解除するのが容易である。また、係脱部とポンプハウジングとの連結部をU字形可撓部としたので該連結部を長くすることが可能となり、この結果、係合爪を外側に開くための操作部の操作力を小さくすることができる。
【0015】
また、U字形可撓部を前記係脱部の両側に一対に設けるようにすれば、該係脱部を安定的にポンプハウジングに支持することができ、また係合段部と係合爪とが係合している状態においても、該係合を確実にかつ安定的に保持することができる。
さらに、U字形可撓部を第1腕部、湾曲部及び第2腕部より構成し、前記湾曲部を前記ポンプハウジングの前記吸入口側に設けることにより、操作部が下側に係合爪が上側に配置されることになり、当該排水ポンプが天井裏に設置されても、該ポンプハウジングの取り外しを更に容易に行うことができる。
【0016】
さらにまた、前記第1腕部及び前記第2腕部の少なくとも一方を、前記回転羽根の回転中心軸と平行な方向に延びるように形成することにより、U字形可撓部をポンプハウジング側にコンパクトに構成することができ、ひいては当該排水ポンプの小型化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の一実施例の排水ポンプの全体構造を示す斜視図である。
図2】本発明の一実施例の排水ポンプの全体構造を示す、(a)側面図、(b)正面図である。
図3】本発明の一実施例の排水ポンプに用いるポンプハウジングを示す、(a)平面図、(b)側面図、(c)底面図である。
図4】本発明の一実施例の排水ポンプに用いるポンプハウジングを示す、(a)正面図、(b)背面図であり、同図(c)は(b)におけるA−A線で切断した断面図である。
図5】本発明の一実施例における排水ポンプに用いるポンプハウジングを示す、(a)図3(a)のB−B線における断面図、(b)上方から見た斜視図、(c)下方から見た斜視図である。
図6】本発明の一実施例の排水ポンプを示す正面図であり、ポンプハウジング部を断面とした図である。
図7】従来の排水ポンプを示す斜視図である。
図8】従来の排水ポンプを示す(a)側面図、(b)正面図である。
【0018】
以下、添付した図面に基づいて、本発明の実施例としての排水ポンプの構成を説明する。図1乃至図6は本発明の一実施例を示している。図1乃至図6において、従来の構成(図7及び図8)と同一又は同等部分には同一の符号を付してある。
【0019】
図1乃至図6において、排水ポンプ1は、内部にポンプ室(図5の回転羽根収容部14)が形成された樹脂製のポンプハウジング10を有し、ポンプハウジング10のポンプ室内部に回転羽根50(図6に図示)が収容される。ポンプハウジング10の上側開口部15(図5図6)にはOリング90(図6)を介して樹脂製のポンプハウジングカバー(下カバー20)が取り付けられる。ポンプハウジング10は、当該ポンプハウジング10に設けられるスナップフィットアーム11の弾性力を利用したスナップフィット機能により下カバー20の係合段部21と係合し、着脱自在に取り付けられる。
【0020】
図7及び8に関して説明したのと同様に、下カバー20の上部には大径段付き筒状部20aが設けられており、この大径段付き筒状部20aの内部に設けられた段状部(図示せず)にモータ30が載置され、収容されている。このモータ30の出力軸には回転羽根50の回転軸が連結されている。下カバー20の上部にはモータ30を覆うように上カバー40が設けられ、上カバー40の側面部40aに設けたスナップフィットアーム23は係合段部41(図1、2)に弾性的に係合する。このスナップフィットアーム23と係合段部41の係合構造は、従来の排水ポンプのスナップフィットアーム23の構成と実質的に同一の構成を有している。
【0021】
図3乃至図5は、本発明の一実施例のポンプハウジング10を示す図である。ポンプハウジング10にはドレン水を吸い込む吸込口12と、吸い込んだドレン水を回転羽根50の回転によって吐出する吐出口13が設けられる。また、回転羽根50を収容する回転羽根収容部14を設け、その上部には平面視円形の開口部15が形成されている。
【0022】
ポンプハウジング10の上部側面には、その中心軸を中心として対向する2箇所(図示は2箇所であるが3箇所以上でも良い)にスナップフィットアーム11が一体成型されている。
【0023】
それぞれのスナップフィットアーム11は、図4(a)及び(b)(正面及び背面)から見てU字状に湾曲する2つの(一対の)U字形可撓部(U字形腕部)11a,11aと、係脱部11c(図4(c))とより成る。
【0024】
各U字形可撓部11a,11aは、それぞれポンプハウジング10の側面に接続固定された側から順に、回転羽根の回転中心軸と平行な方向に下側に延びる第1腕部11a1と、この第1腕部11a1に連なる湾曲部11a2と、この湾曲部11a2に連なり、回転羽根の回転中心軸と平行な方向に上側に延びる第2腕部11a3とを備えている。そして、係脱部11cのほぼ中央部が、2つの第2腕部11a3の上端の側面部(上端側面部)に挟まれるように該上端側面部に連結されている。
係脱部11cの上端部(モータ10側の端部)の内側には係合爪11dが形成されており、その下端側(吸込口12側の端部)は操作部11eとされている。
【0025】
このように、係脱部11cの両端にはそれぞれ係合爪11d及び操作部11eが設けられ、その係脱部11cのほぼ中央部分(係合爪11dと操作部11eとの中間部分)がU字状に折り畳まれた腕(U字形可撓部11a、11a)によりポンプハウジング10に接続された結果、スナップフィットアーム11の係合解除時においては、操作部11eを内側に押圧するだけでU字形可撓部11a、11aが必要量の弾性変形をして係合爪11dを外側に開くことができ、該係合爪11dと下カバー20に形成された係合段部21との係合を解除することができる。すなわち、係合爪を直接外側に開く従来の構造に比較して、スナップフィットアームの解除が容易である。
また、ポンプハウジング10の中心軸を中心として対向する2箇所(あるいは3箇所以上)にスナップフィットアーム11が設けられていれば、片手で各スナップフィットアーム11の係脱部11cを押圧操作して係合を外し、そのままポンプハウジング10を下にずらしてこれを下カバー20から取り外すことができる。
さらに、係脱部11cのほぼ中央部分が従来構造に比較して長い腕(第1腕部11a1、湾曲部11a2、第2腕部11a3)で支持されることになるので、操作部11eを軽く内側に押圧するだけで、即ち従来構造に比較して弱い操作力にて、係合の解除を行うことができる。
さらにまた、このように係合爪11dを軽い力で開くことができるので、スナップフィットアーム11の係合時においても、操作部11eを押圧操作することなく係合爪11dと係合段部21を位置合わせした後、ポンプハウジング10を下カバー20側に軽く押し上げるだけで、U字形可撓部11a、11aが所定量変形し、係合爪11dを係合段部21に係合させることができる。もちろん、操作部11eを押圧して係合爪11dを開いた状態でポンプハウジング10の開口部15を下カバー20の所定の位置に当接させ、操作部11eから手を放すようにしても、U字形可撓部11aに復元力が働き、係合爪11dが内側へ閉じ、下カバー20の係合段部21(図6)と係合する。
【0026】
図6は下カバー20にポンプハウジング10を取り付けた状態における、ポンプハウジング10を断面とした正面図である。図6に示す通り、下カバー20の係合段部21にポンプハウジング10に設けたスナップフィットアーム11の係合爪11dを係合させることで、ポンプハウジング10の下カバー20への取り付け固定を行っている。このポンプハウジング10を、メンテナンス等で取り外す際、従来の排水ポンプ(図7,8)では、何らかの手段を用いて、非常に細い部材であるスナップフィットアームを直接撓ませて係合段部21から係合爪を引きはがす必要があったが、本発明の実施例におけるスナップフィットアーム11は、係脱部11cの下端(操作部11e)を内側に押しこむだけで係合段部21から係合爪11dを離脱させることができ、ポンプハウジング10を下カバー20から取り外しが容易となり、メンテナンス等の作業性を著しく向上させることができる。
【0027】
以上、本発明の実施例に基づいて本発明を詳述したが、本発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、種々の形状の変形が可能である。例えば、U字形可撓部11aの第1腕部11a1及び第2腕部11a3は、それぞれ回転羽根の回転中心軸と平行な方向に延びるものとした。この構成により当該排水ポンプの小型化を図ることができるが、本発明はこれのみに限定されることはなく、それぞれ回転羽根の回転中心軸に対して傾斜するようにして設けられても良い。すなわち、第1腕部11a1及び第2腕部11a3は、湾曲部11a2の両端に設けられていれば、その形状はいかなるものであっても良い。
【0028】
また、第2腕部11a3の上端側面部は、係脱部11cのほぼ中央部に連結されるものと説明したが、本発明は特にこれのみに限定されることはなく、第2腕部11a3の上端側面部は、係脱部11cの、係合爪11dが形成された側と操作部11eが形成された側との間に設けられれば良く、係合爪11d側又は操作部11e側のいずれの側に偏倚して設けられても良い。さらに、U字形可撓部11aはポンプハウジング10と一体成型されるものとして説明したが、本発明は特にこれのみに限定されることはなく、U字形可撓部を弾性を有する材料で構成し、これをポンプハウジングに対して適宜の手法により固着するようにして良い。
【符号の説明】
【0029】
10 ポンプハウジング
11 スナップフィットアーム
11a U字形可撓部
11a1 第1腕部
11a2 湾曲部
11a3 第2腕部
11c 係脱部
11d 係合爪
11e 操作部
12 吸込口
13 吐出口
14 回転羽根収容部(ポンプ室)
15 開口部
20 下カバー
21 係合段部
23 スナップフィットアーム
30 モータ
40 上カバー
41 係合段部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8