【文献】
3GPP TR36.843 V12.0.1,3GPP Technical Report,2014年 3月27日,インターネット:<URL:http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/36_series/36.843/36843-c01.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記非P2P可能アプリケーションは、インターネットブラウザアプリケーション、マッピングアプリケーション、画像ギャラリーアプリケーション、ビデオプレーヤアプリケーション、またはユーザインターフェース通知アプリケーションを含む、請求項4に記載の方法。
前記P2Pミドルウェアレイヤには、前記ユーザデバイス上にインストールされたアプリケーションの識別子、および前記インストールされたアプリケーションに関連したメタデータがプロビジョニングされる、請求項1に記載の方法。
前記LTE-D発見メッセージはLTE-Dエクスプレッションを含み、前記LTE-Dエクスプレッションは、前記第1のアプリケーションの前記識別子および前記第1のアプリケーションによってレンダリングされるべき前記コンテンツを含む前記メタデータを含む、請求項11に記載の方法。
前記非P2P可能アプリケーションは、インターネットブラウザアプリケーション、マッピングアプリケーション、画像ギャラリーアプリケーション、ビデオプレーヤアプリケーション、またはユーザインターフェース通知アプリケーションを含む、請求項16に記載の装置。
前記P2Pミドルウェアレイヤには、前記ユーザデバイス上にインストールされたアプリケーションの識別子、および前記インストールされたアプリケーションに関連したメタデータがプロビジョニングされる、請求項13に記載の装置。
前記LTE-D発見メッセージはLTE-Dエクスプレッションを含み、前記LTE-Dエクスプレッションは、前記第1のアプリケーションの前記識別子および前記第1のアプリケーションによってレンダリングされるべき前記コンテンツを含む前記メタデータを含む、請求項23に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本開示は、ピアツーピア(P2P)発見メッセージをアプリケーションレイヤコンテキスト通信のために活用することに関する。ユーザデバイスのP2Pミドルウェアレイヤは、P2P発見メッセージを受信し、P2P発見メッセージは、第1のアプリケーションの識別子および第1のアプリケーションによってレンダリングされるべきコンテンツを含むメタデータを含み、コンテンツをレンダリングすることができる、ユーザデバイス上にインストールされたアプリケーションがあるかどうか判断し、コンテンツをレンダリングすることができる、ユーザデバイス上にインストールされたアプリケーションがあることに基づいて、第1のアプリケーションによってレンダリングされるべきコンテンツを、インストールされたアプリケーションに送る。
【0017】
本開示のさらなる態様は、本開示の特定の実施形態を対象とした以下の説明および関連する図面において開示される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替的な実施形態が考案され得る。さらに、本開示に関連する詳細を曖昧にしないよう、本開示のよく知られている要素は、詳細には説明されていないか、または省略されている。
【0018】
「例示的」および/または「例」という言葉は、本明細書では「例、事例、または例示として働くこと」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明するいかなる実施形態も、必ずしも他の実施形態よりも好ましいか、または有利であると解釈されるべきではない。同様に、「本開示の実施形態」という用語は、本開示のすべての実施形態が、説明される特徴、利点、または動作モードを含むことを必要としない。
【0019】
さらに、多くの実施形態は、たとえばコンピューティングデバイスの要素によって実施されるアクションのシーケンスの観点から説明される。本明細書において説明される様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つもしくは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、または両方の組合せによって実施できることが認識されよう。さらに、本明細書で説明されるこれらのアクションのシーケンスは、実行時に本明細書で説明される機能を関連するプロセッサに実施させる、対応するコンピュータ命令のセットがその中に記憶された任意の形態のコンピュータ可読記憶媒体内で完全に実施されると見なすことができる。したがって、本開示の様々な態様はいくつかの異なる形態において実施されてもよく、そのすべてが、特許請求する主題の範囲内に入ると考えられる。加えて、本明細書で説明する実施形態ごとに、任意のそのような実施形態の対応する形式は、本明細書では、たとえば、説明するアクションを実施する「ように構成された論理」として説明され得る。
【0020】
本明細書ではユーザ機器(UE)と呼ばれるクライアントデバイスは、モバイルであってもまたは固定されていてもよく、かつ無線アクセスネットワーク(RAN)と通信してよい。本明細書において使用されるとき、「UE」という用語は、「アクセス端末」または「AT」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」またはUT、「モバイル端末」、「移動局」、およびそれらの変化形と交換可能に呼ばれる場合がある。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通してUEはインターネットなどの外部ネットワークに接続されてもよい。当然、UEには、ワイヤードアクセスネットワーク、(たとえば、IEEE 802.11などに基づく)WiFiネットワークなどを介してなど、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他の機構も考えられる。UEは、限定はしないが、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)デバイス、外付けまたは内蔵のモデム、ワイヤレスフォンまたは有線フォンなどを含むいくつかのタイプのデバイスのいずれかによって具現化され得る。UEが信号をRANに送ることができる通信リンクは、アップリンクチャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。RANが信号をUEに送ることができる通信リンクは、ダウンリンクチャネルまたは順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用するトラフィックチャネル(TCH)という用語は、アップリンク/逆方向トラフィックチャネル、またはダウンリンク/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことができる。
【0021】
図1は、本開示の実施形態によるワイヤレス通信システム100のハイレベルシステムアーキテクチャを示す図である。ワイヤレス通信システム100はUE1...Nを含む。UE1...Nは、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、ページャ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータなどを含んでよい。たとえば、
図1において、UE1...2は発呼側セルラーフォンとして示され、UE3...5はタッチスクリーンセルラーフォンまたはスマートフォンとして示され、UE NはデスクトップコンピュータまたはPCとして示されている。
【0022】
図1を参照すると、UE1...Nは、
図1にエアインターフェース104、106、108および/または直接ワイヤード接続として示されている物理通信インターフェースまたはレイヤを介してアクセスネットワーク(たとえば、RAN120、アクセスポイント125など)と通信するように構成される。エアインターフェース104および106は所与のセルラー通信プロトコル(たとえば、CDMA、EVDO、eHRPD、GSM(登録商標)、EDGE、W-CDMA、LTEなど)に準拠することができ、一方、エアインターフェース108はワイヤレスIPプロトコル(たとえば、IEEE802.11)に準拠することができる。RAN120は、エアインターフェース104および106などのエアインターフェースを介してUEにサービスする複数のアクセスポイントを含む。RAN120内のアクセスポイントは、アクセスノードまたはAN、アクセスポイントまたはAP、基地局またはBS、ノードB、eノードBなどと呼ばれることがある。これらのアクセスポイントは、地上アクセスポイント(もしくは地上局)、または衛星アクセスポイントであり得る。RAN120は、RAN120によってサービスされるUEとRAN120または異なるRANによってサービスされる他のUEとの間の回線交換(CS)呼を完全にブリッジングすることを含む様々な機能を実施することができ、かつインターネット175などの外部ネットワークとのパケット交換(PS)データの交換を仲介することもできるコアネットワーク140に接続するように構成される。インターネット175は、いくつかのルーティングエージェントおよび処理エージェント(便宜上、
図1には示されていない)を含む。
図1で、UE Nはインターネット175に直接接続する(すなわち、WiFiまたは802.11ベースネットワークのイーサネット(登録商標)接続を介するなど、コアネットワーク140から分離される)ように示されている。それによって、インターネット175は、コアネットワーク140を介してUE NとUE1...Nとの間のパケット交換データ通信をブリッジングするように機能し得る。
図1には、RAN120から分離されたアクセスポイント125も示されている。アクセスポイント125は、コアネットワーク140とは無関係に(たとえば、FiOS、ケーブルモデムなどの光通信システムを介して)インターネット175に接続されてよい。エアインターフェース108は、一例では、IEEE802.11などのローカルワイヤレス接続を介してUE4またはUE5にサービスしてもよい。UE Nは、一例では(たとえば、ワイヤード接続性とワイヤレス接続性の両方を有するWiFiルータ用の)アクセスポイント125自体に対応し得るモデムまたはルータとの直接接続など、インターネット175とのワイヤード接続を有するデスクトップコンピュータとして示されている。
【0023】
図1を参照すると、アプリケーションサーバ170は、インターネット175、コアネットワーク140、またはその両方に接続されるものとして示されている。アプリケーションサーバ170は、構造的に分離された複数のサーバとして実装され得るか、または代替的に単一のサーバに対応し得る。以下でさらに詳しく説明するように、アプリケーションサーバ170は、コアネットワーク140および/またはインターネット175を介してアプリケーションサーバ170に接続することのできるUEに対して1つまたは複数の通信サービス(たとえば、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)セッション、プッシュツートーク(PTT)セッション、グループ通信セッション、ソーシャルネットワーキングサービスなど)をサポートするように、および/またはUEにコンテンツ(たとえば、ウェブページダウンロード)を提供するように構成される。
【0024】
図2は、本開示の実施形態によるUE(すなわち、クライアントデバイス)の例を示す。
図2を参照すると、UE200Aは発呼側電話として示され、UE200Bはタッチスクリーンデバイス(たとえば、スマートフォン、タブレットコンピュータなど)として示されている。
図2に示すように、UE200Aの外部ケーシングは、当技術分野で知られているように、特に、アンテナ205A、ディスプレイ210A、少なくとも1つのボタン215A(たとえば、PTTボタン、電源ボタン、音量調節ボタンなど)、キーパッド220Aなどの構成要素で構成される。また、UE200Bの外部ケーシングは、当技術分野で知られているように、特に、タッチスクリーンディスプレイ205B、周辺ボタン210B、215B、220B、および225B(たとえば、電力制御ボタン、音量または振動制御ボタン、飛行機モードトグルボタンなど)、少なくとも1つのフロントパネルボタン230B(たとえば、Homeボタンなど)などの構成要素で構成される。UE200Bの一部として明示的に示されてはいないが、UE200Bは、限定はしないが、WiFiアンテナ、携帯アンテナ、衛星位置システム(SPS)アンテナ(たとえば全地球測位システム(GPS)アンテナ)などを含む1つもしくは複数の外部アンテナおよび/またはUE200Bの外部ケーシングに内蔵された1つもしくは複数の集積アンテナを含み得る。
【0025】
UE200AおよびUE200BなどのUEの内部構成要素は、それぞれに異なるハードウェア構成によって具体化され得るが、内部ハードウェア構成要素のための基本的なハイレベルUE構成は
図2にプラットフォーム202として示されている。プラットフォーム202は、最終的にコアネットワーク140、インターネット175、および/または他のリモートサーバおよびネットワーク(たとえば、アプリケーションサーバ170、ウェブURLなど)から得ることのできるRAN120から送信されたソフトウェアアプリケーション、データ、および/またはコマンドを受信し実行することができる。プラットフォーム202は、また、ローカルに記憶されたアプリケーションをRAN対話なしで独立して実行してもよい。プラットフォーム202は、特定用途向け集積回路(「ASIC」)208または他のプロセッサ、マイクロプロセッサ、論理回路、もしくは他のデータ処理デバイスに動作可能に結合されたトランシーバ206を含み得る。ASIC208または他のプロセッサは、ワイヤレスデバイスのメモリ212内の任意の常駐プログラムとインターフェースするアプリケーションプログラミングインターフェース(API)210レイヤを実行する。メモリ212は、読取り専用メモリもしくはランダムアクセスメモリ(RAMおよびROM)、EEPROM、フラッシュカード、またはコンピュータプラットフォームに共通する任意のメモリから構成することができる。プラットフォーム202は、また、メモリ212内でアクティブに使用されないアプリケーション、ならびに他のデータを記憶することができるローカルデータベース214も含むことができる。ローカルデータベース214は、通常、フラッシュメモリセルであるが、磁気媒体、EEPROM、光学媒体、テープ、ソフトディスクまたはハードディスクなどの当技術分野で知られている任意の二次記憶デバイスであってもよい。プラットフォーム202は、本明細書においてさらに記載するように、ASIC208とともに動作を実施することができるP2Pミドルウェアレイヤ216も含む。
【0026】
したがって、本開示の実施形態は、本明細書で説明する機能を実施する能力を含むUE(たとえば、UE200A、200Bなど)を含み得る。当業者が諒解するように、様々な論理要素は、本明細書で開示する機能性を達成するために、個別の要素、プロセッサ上で実行されるソフトウェアモジュール、またはソフトウェアとハードウェアの任意の組合せで具体化され得る。たとえば、ASIC208、メモリ212、API210およびローカルデータベース214をすべて協働的に使用して、本明細書で開示する様々な機能をロード、記憶および実行し得、したがって、これらの機能を実施するための論理を様々な要素に分散し得る。代替として、機能性は1つの個別構成要素に組み込まれ得る。したがって、
図2のUE200Aおよび200Bの特徴は例示的なものにすぎないと見なすべきであり、本開示は図示の特徴または構成に制限されない。
【0027】
たとえば、UE200A/200Bが、本明細書において記載するように、アプリケーションレイヤコンテキスト通信のためにP2P発見メッセージを活用するように構成される場合、P2Pミドルウェアレイヤ216は、ASIC208とともに、アプリケーションレイヤコンテキスト通信のためにP2P発見メッセージを活用するための動作を実施するように構成され得る。動作は、第1のアプリケーションの識別子および第1のアプリケーションによってレンダリングされるべきコンテンツを含むメタデータを含むP2P発見メッセージを受信すること、コンテンツをレンダリングすることができる、UE200A/200B上にインストールされたアプリケーションがあるかどうか判断すること、およびコンテンツをレンダリングすることができる、UE200A/200B上にインストールされたアプリケーションがあることに基づいて、第1のアプリケーションによってレンダリングされるべきコンテンツを、インストールされたアプリケーションに送ることを含み得る。
【0028】
UE200Aおよび/または200BとRAN120との間のワイヤレス通信は、CDMA、W-CDMA、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多重(OFDM)、GSM(登録商標)、またはワイヤレス通信ネットワークもしくはデータ通信ネットワークで使用され得る他のプロトコルなどの異なる技術に基づき得る。上記で説明し、当技術分野で知られているように、音声送信および/またはデータは、様々なネットワークおよび構成を使用してRANからUEに送信することが可能である。したがって、本明細書で提供する例示は、本開示の実施形態を限定するものではなく、単に本開示の実施形態の態様の説明を助けるためのものにすぎない。
【0029】
図3に、機能性を実施するように構成された論理を含む通信デバイス300を示す。通信デバイス300は、限定はしないが、UE200Aもしくは200B、RAN120の任意の構成要素、コアネットワーク140の任意の構成要素、コアネットワーク140に結合される任意の構成要素、および/またはインターネット175(たとえば、アプリケーションサーバ170)などを含む、上述の通信デバイスのうちのいずれかに対応し得る。したがって、通信デバイス300は、
図1のワイヤレス通信システム100を介して1つまたは複数の他のエンティティと通信する(または通信を容易にする)ように構成された任意の電子デバイスに対応することができる。
【0030】
図3を参照すると、通信デバイス300は、情報を受信および/または送信するように構成された論理305を含む。一例では、通信デバイス300がワイヤレス通信デバイス(たとえば、RAN120内のUE200Aまたは200B、AP125、BS、ノードBまたはeノードBなど)に対応する場合、情報を受信および/または送信するように構成された論理305は、ワイヤレストランシーバおよび関連のハードウェア(たとえば、RFアンテナ、モデム、変調器および/または復調器など)などのワイヤレス通信インターフェース(たとえば、Bluetooth(登録商標)、WiFi、2G、CDMA、W-CDMA、3G、4G、LTEなど)を含み得る。別の例では、情報を受信および/または送信するように構成された論理305は、ワイヤード通信インターフェース(たとえば、インターネット175にアクセスする手段となり得るシリアル接続、USBまたはファイヤワイヤ接続、イーサネット(登録商標)接続など)に対応することができる。したがって、通信デバイス300が、何らかのタイプのネットワークベースのサーバ(たとえば、アプリケーションサーバ170など)に対応する場合、情報を受信および/または送信するように構成された論理305は、ある例では、イーサネット(登録商標)プロトコルによってネットワークベースのサーバを他の通信エンティティに接続するイーサネット(登録商標)カードに対応することができる。さらなる例では、情報を受信および/または送信するように構成された論理305は、通信デバイス300が、そのローカル環境を監視する手段となり得る感知または測定ハードウェア(たとえば、加速度計、温度センサー、光センサー、ローカルRF信号を監視するためのアンテナなど)を含むことができる。情報を受信および/または送信するように構成された論理305はまた、実行されると、情報を受信および/または送信するように構成された論理305の関連ハードウェアがその受信機能および/または送信機能を実施することを可能にするソフトウェアを含むことができる。しかしながら、情報を受信および/または送信するように構成された論理305は、ソフトウェアだけに対応するのではなく、情報を受信および/または送信するように構成された論理305は、その機能性を達成するためのハードウェアに少なくとも部分的に依拠する。
【0031】
図3を参照すると、通信デバイス300は、情報を処理するように構成された論理310をさらに含む。ある例では、情報を処理するように構成された論理310は、少なくともプロセッサを含み得る。情報を処理するように構成された論理310によって実施され得る処理のタイプの例示的な実装形態は、これに限定されないが、判断の実施、接続の確立、異なる情報オプション間の選択を行うこと、データに関連した評価の実施、測定動作を実施するために通信デバイス300に結合されたセンサーとの相互作用、あるフォーマットから別のフォーマットへの情報の変換(たとえば、.wmvから.aviへなどの異なるプロトコル間)、などを含む。情報を処理するように構成された論理310に含まれるプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せに対応することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装され得る。情報を処理するように構成された論理310はまた、実行されると、情報を処理するように構成された論理310の関連ハードウェアがその処理機能を実施することを可能にするソフトウェアを含むことができる。しかしながら、情報を処理するように構成された論理310は、ソフトウェアだけに対応するのではなく、情報を処理するように構成された論理310は、その機能性を達成するためのハードウェアに少なくとも部分的に依拠する。
【0032】
たとえば、通信デバイス300が、本明細書において記載するように、アプリケーションレイヤコンテキスト通信のためにP2P発見メッセージを活用するように構成される場合、情報を処理するように構成された論理310は、アプリケーションレイヤコンテキスト通信のためにP2P発見メッセージを活用するための動作を実施するように構成され得る。その場合、情報を処理するように構成された論理310は、上述したプロセッサに加え、本明細書において記載するP2Pミドルウェアレイヤを含み得る。そのようなケースでは、情報を処理するように構成された論理310は、P2Pミドルウェアレイヤにおいて、P2P発見メッセージを受信するように、P2P発見メッセージは、第1のアプリケーションの識別子および第1のアプリケーションによってレンダリングされるべきコンテンツを含むメタデータを含み、P2Pミドルウェアレイヤによって、コンテンツをレンダリングすることができる、通信デバイス300上にインストールされたアプリケーションがあるかどうか判断するように、ならびに、コンテンツをレンダリングすることができる、通信デバイス300上にインストールされたアプリケーションがあることに基づいて、P2Pミドルウェアレイヤによって、第1のアプリケーションによってレンダリングされるべきコンテンツを、インストールされたアプリケーションに送るように構成され得る。
【0033】
図3を参照すると、通信デバイス300は、情報を記憶するように構成された論理315をさらに含む。ある例では、情報を記憶するように構成された論理315は、少なくとも1つの非一時的メモリおよび関連ハードウェア(たとえば、メモリコントローラなど)を含み得る。たとえば、情報を記憶するように構成された論理315に含まれる非一時的メモリは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体に対応することができる。情報を記憶するように構成された論理315はまた、実行されると、情報を記憶するように構成された論理315の関連ハードウェアがその記憶機能を実施することを可能にするソフトウェアを含むことができる。しかしながら、情報を記憶するように構成された論理315は、ソフトウェアだけに対応するのではなく、情報を記憶するように構成された論理315は、その機能性を遂行するためにハードウェアに少なくとも部分的に依拠する。
【0034】
図3を参照すると、通信デバイス300はさらに、情報を提示するように構成された論理320を任意選択で含む。ある例では、情報を提示するように構成された論理320は、少なくとも出力デバイスおよび関連ハードウェアを含むことができる。たとえば、出力デバイスは、ビデオ出力デバイス(たとえば、ディスプレイスクリーン、USB、HDMI(登録商標)のようなビデオ情報を搬送することができるポートなど)、オーディオ出力デバイス(たとえば、スピーカー、マイクロフォンジャック、USB、HDMI(登録商標)のようなオーディオ情報を搬送することができるポートなど)、振動デバイス、および/または、情報がそれによって出力のためにフォーマットされ得る、もしくは通信デバイス300のユーザもしくはオペレータによって実際に出力され得る任意の他のデバイスを含むことができる。たとえば、通信デバイス300が、
図2に示すようにUE200AまたはUE200Bに相当する場合、情報を提示するように構成された論理320は、UE200Aのディスプレイ210AまたはUE200Bのタッチスクリーンディスプレイ205Bを含み得る。さらなる例では、情報を提示するように構成された論理320は、ローカルユーザをもたないネットワーク通信デバイス(たとえば、ネットワークスイッチまたはルータ、アプリケーションサーバ170などのリモートサーバなど)などのいくつかの通信デバイスでは省かれ得る。情報を提示するように構成された論理320はまた、実行されると、情報を提示するように構成された論理320の関連ハードウェアがその提示機能を実施することを認めるソフトウェアを含むことができる。しかしながら、情報を提示するように構成された論理320は、ソフトウェアだけに対応するのではなく、情報を提示するように構成された論理320は、その機能性を達成するためにハードウェアに少なくとも部分的に依拠する。
【0035】
図3を参照すると、通信デバイス300はさらに、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理325を任意選択で含む。ある例では、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理325は、少なくともユーザ入力デバイスおよび関連ハードウェアを含み得る。たとえば、ユーザ入力デバイスは、ボタン、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、カメラ、オーディオ入力デバイス(たとえば、マイクロフォン、もしくはマイクロフォンジャックなど、オーディオ情報を搬送することができるポートなど)、および/またはそれによって通信デバイス300のユーザもしくはオペレータから情報を受信することができる任意の他のデバイスを含むことができる。たとえば、通信デバイス300が、
図2に示すようにUE200AまたはUE200Bに相当する場合、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理325は、キーパッド220A、ボタン215Aまたは210B〜225Bのうちのいずれか、タッチスクリーンディスプレイ205Bなどを含み得る。さらなる例では、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理325はローカルユーザをもたないネットワーク通信デバイス(たとえば、ネットワークスイッチまたはルータ、アプリケーションサーバ170などのリモートサーバなど)など、いくつかの通信デバイスでは省かれ得る。また、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理325は、実行されると、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理325の関連ハードウェアがその入力受信機能を実施することを認めるソフトウェアを含むことができる。しかしながら、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理325は、ソフトウェアだけに対応するのではなく、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理325は、その機能性を達成するためにハードウェアに少なくとも部分的に依拠する。
【0036】
図3を参照すると、305〜325の構成された論理は、
図3では別個または相異なるブロックとして示されているが、それぞれの構成された論理がその機能性を実施するためのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、部分的に重複し得ることが諒解されよう。たとえば、305〜325の構成された論理の機能性を容易にするのに使われるどのソフトウェアも、情報を記憶するように構成された論理315に関連付けられた非一時的メモリに記憶することができ、そうすることによって、305〜325の構成された論理は各々、その機能性(すなわち、この場合、ソフトウェア実行)を、情報を記憶するように構成された論理315によって記憶されたソフトウェアの動作に部分的に基づいて実施する。同様に、構成された論理のうちの1つに直接関連付けられたハードウェアは、時々、他の構成された論理によって借用または使用され得る。たとえば、情報を処理するように構成された論理310のプロセッサは、情報を受信および/または送信するように構成された論理305が、情報を処理するように構成された論理310に関連付けられたハードウェア(すなわち、プロセッサ)の動作に部分的に基づいて、その機能性(すなわち、この場合はデータの送信)を実施するように、データを、情報を受信および/または送信するように構成された論理305によって送信される前に、適切な形式にフォーマットすることができる。
【0037】
概して、別段に明示的に記載されていない限り、本開示全体にわたって使用される「ように構成された論理」という句は、ハードウェアによって少なくとも部分的に実装される実施形態を引き合いに出すものとし、ハードウェアから独立したソフトウェアだけの実装形態に位置づけるものではない。様々なブロックにおける構成された論理または「ように構成された論理」は、特定の論理ゲートまたは論理要素に限定されるのではなく、概して、本明細書に記載した機能性を、(ハードウェアまたはハードウェアとソフトウェアの組合せのいずれかを介して)実施するための能力を指すことが諒解されよう。したがって、様々なブロックに示す構成された論理または「ように構成された論理」は、「論理」という言葉を共有するにもかかわらず、必ずしも論理ゲートまたは論理要素として実装されるわけではない。様々なブロックの論理間の他の対話または協働が、以下でより詳細に説明する実施形態の検討から、当業者には明らかになるであろう。
【0038】
様々な実施形態は、
図4に示すサーバ400など、様々な市販のサーバデバイスのいずれかにおいて実装され得る。ある例では、サーバ400は、上述のアプリケーションサーバ170の1つの例示的な構成に対応し得る。
図4において、サーバ400は、揮発性メモリ402と、ディスクドライブ403のような大容量の不揮発性メモリとに結合された、プロセッサ401を含む。サーバ400はまた、プロセッサ401に結合された、フロッピーディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)またはDVDディスクドライブ406を含んでよい。サーバ400はまた、他のブロードキャストシステムコンピュータおよびサーバに、またはインターネットに結合されたローカルエリアネットワークなどのネットワーク407とのデータ接続を確立するための、プロセッサ401に結合されたネットワークアクセスポート404を含んでもよい。
図3の文脈において、
図4のサーバ400は、通信デバイス300の1つの例示的な実装形態を示すが、情報を送信および/または受信するように構成された論理305は、ネットワーク407と通信するためにサーバ400によって使用されるネットワークアクセスポート404に相当し、情報を処理するように構成された論理310は、プロセッサ401に相当し、情報を記憶するように構成された論理315は、揮発性メモリ402、ディスク(disk)ドライブ403、および/またはディスク(disc)ドライブ406のうちの任意の組合せに相当することが諒解されよう。情報を提示するように構成された任意選択の論理320およびローカルユーザ入力を受信するように構成された任意選択の論理325は、
図4には明示的に示されず、その中に含まれる場合もあれば、含まれない場合もある。したがって、
図4は、通信デバイス300が、
図2に示すような205Aまたは205BなどのUEの実装形態に加えてサーバとして実装され得ることを説明するのを助ける。
【0039】
図5は、UEが、LTEネットワークなどのワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)にも接続しながら、D2D P2P技術(たとえば、LTE-D、WiFiダイレクト、Bluetooth(登録商標)など)を使って他のUEに直接接続することができるワイヤレス通信システム500を示す。
図5を参照すると、アプリケーションサーバ170は、第1の基地局506を有する第1のセル502と、第2の基地局520を有する第2のセル504とに接続される。アプリケーションサーバ170は、ネットワークリンク520を介して、第1の基地局506および第2の基地局520に結合される。所与の基地局のカバレージエリアは、所与の基地局が位置するセルによって表される。
図5の例では、第1のセル502は、第1の基地局506に対応するカバレージエリアを含み、第2のセル504は、第2の基地局520に対応するカバレージエリアを含む。
【0040】
ワイヤレス通信システム500内のセル502、504の各々は、それぞれの基地局506、520と通信し、それぞれの基地局506、520を介してアプリケーションサーバ170と通信する様々なUEを含む。たとえば、
図5では、第1のセル502はUE508、UE510、およびUE516を含むが、第2のセル504はUE512、UE514、およびUE518を含む。これらのUEの各々は、
図2に示すUE200Aまたは200BなどのUEに対応し得る。
図5には示されていないが、いくつかの実施形態では、基地局506、520は、バックホールリンクを介して互いに接続され得る。
【0041】
UE508、UE510、UE516、UE512、UE514、およびUE518のうちの1つまたは複数は、LTE-D通信などのダイレクト(またはD2D)P2P通信をサポートすることができる。そのようなUEは、別のデバイスまたは第1の基地局506もしくは第2の基地局520などのネットワークインフラストラクチャ要素を通して通信することなしに、互いと直接通信することをサポートすることができ、第1の基地局506および/または第2の基地局520などのネットワークインフラストラクチャ要素を通した通信をサポートすることもできる。ネットワークインフラストラクチャを伴う通信では、信号は一般に、第1のセル502内のリンク522および第2のセル504内のリンク524など、UEと基地局506、520との間のアップリンク接続およびダウンリンク接続を通して送信および受信され得る。基地局506、520の各々は一般に、対応するセル502、504内のUEのためのアタッチメントポイントとして働き、その中でサービスされるUE間の通信を容易にする。UE508およびUE510などの2つ以上のUEが、互いと通信することを望み、互いに十分近接して位置しているとき、UE508、510にサービスする基地局506からのトラフィックをオフロードし得るダイレクトP2Pリンク(たとえば、LTE-Dリンク)がそれらの間で確立され、UE508、510がより効率的に通信することを可能にし、当業者には明らかである他の利点を与えることができる。
【0042】
図5に示すように、UE512は、リンク524を介して仲介基地局520を通してUE514と通信することができ、UE512、514は、P2Pリンク536を介してさらに通信することができる。さらに、参加UEが異なる近くのセルにあるセル間通信の場合、ダイレクトP2P通信リンクは依然として可能であり、これは、UE516およびUE518が破線のリンク534によって示されるダイレクトP2P通信を使用して通信し得る
図5に示されている。
【0043】
図5に示すリンク532、534、および/または536は、たとえば、LTE-Dリンクであってよい。LTE-Dは、近接発見のための、提案された3GPP(リリース12)D2Dソリューションである。LTE-Dは、広い範囲(見通し線で約500m)内の他のLTE-Dデバイス上のサービスに関して直接監視をすることによって、ロケーション追跡およびネットワーク呼を不要にする。LTE-Dは、バッテリ効率的な同期システムにおいて絶えずこれを行い、近接している数千のサービスを同時に検出することができる。
【0044】
LTE-Dは、モバイルアプリケーションに対するサービスとして、ライセンス済みスペクトル上で動作する。LTE-Dは、サービスレイヤ発見を可能にするD2Dソリューションである。LTE-Dデバイス上のモバイルアプリケーションは、他のデバイス上のモバイルアプリケーションサービスについて追跡するとともに、物理レイヤにおいて(他のLTE-Dデバイス上のサービスによる検出のために)それら自体のサービスを告知するよう、LTE-Dに命令し得る。こうすることにより、アプリケーションは、LTE-Dが作業を絶えず行う間は閉じられ、監視されたセットとの一致を検出すると、クライアントアプリケーションに通知する。
【0045】
LTE-Dはしたがって、開発者の既存クラウドサービスの拡張として近接発見ソリューションを展開することを求めるモバイル開発者にとって魅力的な代替法である。LTE-Dは、モバイルアプリケーションが、関連性一致を識別する際に集中データベース処理なしですますための、(今日存在する集中発見に対して)分散発見ソリューションであり、代わりに、関連する属性を送信し、監視することによって、デバイスレベルでの関連を自律的に判断する。LTE-Dは、LTE-Dが近接を判断するのに永続ロケーション追跡を使用しないという点で、プライバシーならびに電力消費においていくつかの利益をもたらす。クラウド中ではなくデバイス上での発見を続けることによって、ユーザは、どのような情報が外部デバイスと共有されるかを、より制御することができる。
【0046】
LTE-Dは、LTE-D対応デバイスによって送信され、LTE-D対応デバイスによって受信され、復号される定期的P2P発見メッセージを提案する。LTE-D対応デバイスは、範囲内のすべてのデバイスを発見するように、定期的に、および同期して起動する。LTE-Dにおける発見は、LTEネットワーク自体によって構成されるパラメータに基づいて、同期して動作する。たとえば、周波数分割複信(FDD)および/または時分割複信(TDD)は、セッション情報ブロック(SIB)を介してサービングeノードBによって割り当てられ得る。サービングeノードBは、サービス発見(またはP2P発見)メッセージの送信によりLTE-Dデバイスがそれら自体を告知する間隔(たとえば、20秒ごと、など)を構成することもできる。たとえば、10MHz FDDシステムの場合、eノードBは、直接発見リソース(DRID)の数が44×64=2816となるように、20秒ごとに起こるとともに64個のサブフレームを含む発見期間に従って、発見に使われるべき44個の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)無線ベアラ(RB)を割り振ればよい。
【0047】
いくつかのケースでは、
図5のUE516および518など、2つ以上のLTE-Dデバイスが、互いを発見し、通信用のLTE-Dセッションを確立することを望んだ後、LTEネットワークは、本明細書においてネットワーク支援接続セットアップと呼ばれる、LTE-Dセッションの確立を認可するよう求められ得ることに留意されたい。LTEネットワークがLTE-Dセッションを認可した場合、実際のメディアがLTE-Dデバイスの間でD2Dにより交換される。
【0048】
LTE-D対応デバイスの間で送信される定期的発見メッセージは、LTE-D「エクスプレッション(Expression)」を含む。LTE-Dは、近接ピアの発見と、近接ピアの間の通信を容易にすることの両方のために、エクスプレッションに依拠する。アプリケーションまたはサービスレイヤにおけるエクスプレッションは、「エクスプレッション名」(たとえば、ShirtSale@Gap.com、Jane@Facebook.comなど)と呼ばれる。アプリケーションレイヤにおけるエクスプレッション名は、「エクスプレッションコード」と呼ばれる、物理レイヤにおけるビットストリングにマップされる。ある例では、各エクスプレッションコードは、128ビットの長さ(たとえば、「11001111...1011」など)を有し得る。諒解されるように、特定のエクスプレッションに対するいかなる参照も、コンテキストに応じて、エクスプレッションの関連エクスプレッション名、エクスプレッションコードまたは両方を指すのに使われ得る。エクスプレッションは、プライベートまたはパブリックのいずれかであり得る。パブリックエクスプレッションは、公表され、プライベートエクスプレッションが特定の観衆をターゲットとするための、どのアプリケーションによっても識別することができる。
【0049】
図6は、本開示のある態様による、LTE-Dのための個々のP2P発見メッセージ600を示す。
図6を参照すると、発見メッセージ600は、6ビットのエクスプレッションタイプフィールド605および128ビットのエクスプレッションコードフィールド610を含む。128ビットのエクスプレッションコードフィールド610は、特定のLTE-Dアウェアなアプリケーションについてのアプリケーション識別子フィールド615と、アプリケーションサービス情報フィールド620とを含む。LTE-Dアウェアなアプリケーション/ミドルウェアは、メッセージのタイプおよび内容に基づいてLTE-Dエクスプレッションを解読する。具体的には、アプリケーションサービス情報620は、アプリケーション識別子フィールド615中で識別されるアプリケーションによって復号可能であり、そのアプリケーション向けの特定のアクションをトリガする。
【0050】
発見メッセージ600などのLTE-D発見メッセージは、近くのUEに広告をプッシュするのに使うことができる。
図7は、プッシュ型広告ソリューションの例を示す。ステップ1において、LTE-D対応UE702、具体的にはLTE-D対応モデム712が、リテーラ固有エクスプレッション識別子を含むLTE-Dエクスプレッションを含むLTE-D発見メッセージを、リテーラ704から受信する。ステップ2において、LTE-D対応モデム712は、LTE-Dエクスプレッションに関して、LTE-Dミドルウェア714に通知する。ステップ3において、LTE-Dエクスプレッション中のアプリケーション識別子に基づいて、LTE-Dミドルウェア714は、対応するLTE-Dアウェアなアプリケーション、ここでは、LTE-Dアウェアなアプリケーション716Cに通知する。
図7の例において、UE702は、3つのLTE-Dアウェアなアプリケーション716A〜Cを含む。ただし、明らかなように、UE702は、より多いか、またはより少ないそのようなアプリケーションを有する場合もある。ステップ4において、LTE-Dミドルウェア714は、LTE-Dアウェアなアプリケーション716Cに、受信されたLTE-Dエクスプレッション中のサービス固有情報を提供する。ステップ5において、LTE-Dアウェアなアプリケーション716Cは、サービス固有情報を解釈し、いくつかのケースでは、アプリケーションサーバ170に接触する。
【0051】
図7は、プッシュ型広告の例を示すが、同じプロセスが、プル型広告のケースに当てはまり、プル型広告では、UE702は、LTE-Dアウェアなアプリケーションを有することを広告し、対応する広告および/またはコンテンツを受信することができる。その場合、ステップ1〜5は、UE702が、広告メッセージにより要求したので、ステップ1においてLTE-D発見メッセージを受信することを除いて同じである。
【0052】
ほとんどの場合、プッシュ型広告は通常、リテーラ固有のLTE-Dアウェアなアプリケーションにより、エンドユーザにウェブページを表示する結果になる。したがって、
図7の例において、LTE-Dアウェアなアプリケーション716Cは、リテーラ固有のLTE-Dアウェアなアプリケーションであり、UE702は、受信されたLTE-Dエクスプレッション中のコンテンツをレンダリングするために、LTE-Dアウェアなアプリケーション716Cがインストールされなければならない。
【0053】
ただし、本開示のある態様によると、LTE-Dエクスプレッションは、たとえば、ユニフォームリソースロケータ(URL)、LTE-D近接なユーザの間でのリアルタイムのマイクロブログアプリケーション供給更新、ロケーション固有アプリケーションの呼び出しを必要としないリアルタイムのロケーション更新などの追加メタデータを示すように拡張され得る。LTE-Dミドルウェアは、LTE-Dエクスプレッションを検査すればよく、LTE-D発見メッセージ中で識別される特定のLTE-Dアウェアなアプリケーションを呼び出すのではなく、異なるアプリケーションを使って、LTE-Dエクスプレッション中の情報をユーザに提示すればよい。
【0054】
こうすることにより、専用LTE-Dアプリケーションの必要がなくなり、というのは、LTE-Dミドルウェアは、LTE-Dエクスプレッション情報を扱い、LTE-D発見メッセージ中で識別されるLTE-Dアウェアなアプリケーションをダウンロードすることをユーザに求めるのではなく、情報を提示するために、たとえばウェブブラウザ、マップアプリケーション、画像ビューアなどの標準ハイレベルオペレーティングシステム(HLOS)アプリケーションを呼び出すことができるからである。
【0055】
LTE-Dミドルウェア論理は依然として、識別されたLTE-DアウェアなアプリケーションがUE上で利用可能かどうか判断すればよい。利用可能な場合、LTE-Dミドルウェアはそのアプリケーションに情報を渡してよく、利用可能でない場合、異なるHLOSアプリケーションにより、情報をローカルに処理してよい。LTE-D固有アプリケーションサーバを展開する必要もない。
【0056】
図8Aおよび
図8Bは、LTE-DエクスプレッションがURLを含む例示的な使用ケースを示す。
図8Aは、本開示のある態様による、例示的なLTE-D発見メッセージ800を示す。
図8Aを参照すると、
図6の発見メッセージ600と同様、発見メッセージ800は、6ビットのエクスプレッションタイプフィールド805および128ビットのエクスプレッションコードフィールド810を含む。128ビットのエクスプレッションコードフィールド810は、特定のLTE-Dアウェアなアプリケーションについてのアプリケーション識別子フィールド815と、アプリケーションメタデータフィールド820とを含む。アプリケーションメタデータフィールド820は、タイプおよび値フィールド822および824を含む。
図8Aの例において、タイプフィールド822は「URL」に設定されている。値フィールド824は、URLホスト名フィールド826およびオブジェクト識別子フィールド828を含む。
【0057】
図8Bは、本開示のある態様による、LTE-D発見メッセージ800中の情報を提示する例を示す。ステップ1において、LTE-D対応UE802、具体的にはLTE-D対応モデム812が、リテーラ固有エクスプレッション識別子を含む、LTE-D発見メッセージ800などのLTE-D発見メッセージをリテーラ804から受信する。ステップ2において、LTE-D対応モデム812は、LTE-D発見メッセージ中のLTE-Dエクスプレッションに関して、LTE-Dミドルウェア814に通知する。ステップ3において、LTE-Dミドルウェア814は、LTE-Dエクスプレッションを検査し、追加メタデータは、LTE-D発見メッセージ中で識別されるLTE-Dアウェアなアプリケーションを呼び出すことなくユーザに通知するのに使うことができると決定する。
【0058】
LTE-Dエクスプレッション中の情報のタイプに依存して、LTE-Dミドルウェア814は、プリインストールされたHLOSアプリケーションを呼び出すか、またはUE802のユーザインターフェース(UI)上で情報を直接表示すればよい。
図8Bの例において、追加メタデータはURLおよびショートメッセージを含み、LTE-Dミドルウェア814は、この情報を、LTE-D発見メッセージ中で識別されるLTE-Dアプリケーションまたは、プリインストールされたウェブブラウザなど、コンテンツをレンダリングすることが可能なHLOSアプリケーションをユーザが立ち上げる(または、あらかじめインストールされていない場合はダウンロードする)ことができるようにするリンクをもつ通知の形で、UI818上でレンダリングすることができる。
【0059】
図8Bの例において、UE802は、3つのLTE-Dアウェアなアプリケーション816A〜Cを含む。ただし、明らかなように、UE802は、そのようなアプリケーションのうちのより多いか、または少ないものがインストールされている場合もある。UE802は、上述したように、これらのLTE-Dアウェアなアプリケーションがインストールされているが、LTE-Dミドルウェア814は、LTE-Dエクスプレッション中で受信されたコンテンツをレンダリングするために、これらのアプリケーションのうちの1つを呼び出す必要はない。
【0060】
図8A〜
図8Bを参照して上述した機能性を遂行するために、LTE-Dミドルウェア814は、アプリケーション識別子および他のアプリケーション関連メタデータをプロビジョニングされる必要がある。
図9は、LTE-Dミドルウェア814にこのアプリケーション固有情報をプロビジョニングする例を示す図である。
図9に示すように、エクスプレッションネームサーバ970が、LTE-Dミドルウェア814にアプリケーション固有情報910をプロビジョニングする。エクスプレッションネームサーバ970は、標準オープンモバイルアライアンスデバイス管理(OMA DM)プロトコルを使って、プロビジョニングを実施し得る。エクスプレッションネームサーバ970は、たとえば、ユーザがアプリケーションをダウンロードしたとき、またはユーザ要求時に、プロビジョニングを実施することができる。代替として、アプリケーション固有情報910は、UE802が消費者に、たとえば、相手先商標製造会社(OEM)によって提供される前に、UE802上でプロビジョニングされ得る。たとえば、アプリケーション固有情報910は、OEMがUE802上でHLOSアプリケーションをインストールするとき、UE802上でプロビジョニングされ得る。
図9の例において、アプリケーション固有情報910は、LTE-Dアウェアなアプリケーション816A〜Cについてのアプリケーション識別子およびメタデータを含む。メタデータは、タイプと値のペアとして表される。
【0061】
図9は、LTE-Dアウェアなアプリケーション816A〜Cのみについての情報を含むアプリケーション固有情報910を示すが、アプリケーション固有情報910は、UE802上でインストールされた各LTE-Dアウェアなアプリケーションについての情報も含み得る。情報910は、UE802上でインストールされた各非LTE-Dアウェアなアプリケーションについての情報も含み得る。同様に、
図9は、2つの、タイプと値のペアを含む各LTE-Dアウェアなアプリケーション916A〜Cについてのメタデータのみを示すが、メタデータは、任意の数の、タイプと値のペアを含んでよい。
【0062】
受信されたLTE-Dエクスプレッションが向けられている特定のLTE-Dアプリケーションを迂回することができる、LTE-Dミドルウェア814の他のアプリケーションも存在する。たとえば、特定のLTE-Dアウェアなロケーションアプリケーションに向けられたLTE-Dエクスプレッションは、絶え間ないユーザ追跡を行うのに活用することができる。具体的には、ユーザ/UEは、それらのロケーションを、ロケーション固有のLTE-Dアウェアなアプリケーションを呼び出すことなく、ウェブURLにより共有することができる。ユーザ/UEは、それらのロケーションを、定期的LTE-D発見メッセージにより、互いを更新することができる。LTE-Dミドルウェア814は、LTE-D発見メッセージが向けられているLTE-Dアウェアなアプリケーションを呼び出すのではなく、ローカルHLOSマップアプリケーションを呼び出し、そのアプリケーションにロケーション情報を絶え間なく供給すればよい。
【0063】
図10Aは、本開示のある態様による、例示的なLTE-D発見メッセージ1000を示す。
図10Aを参照すると、
図8Aの発見メッセージ800と同様、発見メッセージ1000は、6ビットのエクスプレッションタイプフィールド1005および128ビットのエクスプレッションコードフィールド1010を含む。128ビットのエクスプレッションコードフィールド1010は、特定のLTE-Dアウェアなアプリケーションについてのアプリケーション識別子フィールド1015と、参加者ID1018と、アプリケーションメタデータフィールド1020とを含む。アプリケーションメタデータフィールド1020は、タイプおよび値フィールド1022および1024を含む。
図10Aの例において、タイプフィールド1022は「ロケーション」に設定され、値フィールド1024は、参加者ID1018に対応するユーザのジオグラフィック座標を含む。
【0064】
図10Bは、本開示のある態様による、LTE-D発見メッセージ1000中の情報を提示する例を示す。ステップ1において、
図8BのLTE-D対応UE802、具体的にはLTE-D対応モデム812が、対応する複数のユーザのロケーション情報を含む、LTE-D発見メッセージ1000など、複数のLTE-D発見メッセージを受信する。ユーザは、たとえば、通信グループのメンバーであってよい。ステップ2において、LTE-D対応モデム812は、LTE-D発見メッセージ1000中のLTE-Dエクスプレッション1010に関して、LTE-Dミドルウェア814に通知する。ステップ3において、LTE-Dミドルウェア814は、LTE-Dエクスプレッション1010を検査し、追加メタデータは、LTE-Dエクスプレッション1010中で識別されるLTE-Dアウェアなアプリケーションではなく、HLOSアプリケーションによりユーザに通知するのに使うことができると決定する。
図10Bの例において、追加メタデータは、
図10Aに示す参加者ロケーション情報を含み、LTE-Dミドルウェア814は、この情報を、LTE-D発見メッセージ1000中で識別される特定のLTE-Dアウェアなアプリケーションではなく、HLOSマップアプリケーション1018に直接送ればよい。このようにして、LTE-Dミドルウェア814は、グループメンバーから受信された定期的LTE-Dエクスプレッションに基づいて、HLOSマップアプリケーション1018を絶え間なく更新することができる。
【0065】
LTE-Dエクスプレッションが向けられている特定のLTE-Dアウェアなアプリケーションを迂回することができるLTE-Dミドルウェア814の他のアプリケーションは、リアルタイムおよび非リアルタイムのケースの両方を含む。たとえば、ユーザは、ニュースまたはマイクロブログ供給を、LTE-Dミドルウェア814によってHLOSウェブブラウザに供給される「短い」URLを介して互いとリアルタイムに共有することができる。別の例として、ユーザは、リアルタイムのメッセージ、ビデオ、ファイルなどを共有することができる。ユーザは、リアルタイムまたは非リアルタイムのメディアをウェブURLに投稿し、ウェブURLを、LTE-D発見メッセージを介して他のユーザと共有することができる。
【0066】
図11は、本開示のある態様による、アプリケーションレイヤコンテキスト通信のためにP2P発見メッセージを活用するための例示的なフローを示す。
図11に示すフローは、
図8BのLTE-Dミドルウェア814など、ユーザデバイスのP2Pミドルウェアレイヤによって実施することができる。
図9を参照して上述したように、P2Pミドルウェアレイヤには、ユーザデバイス上にインストールされたアプリケーションの識別子、およびインストールされたアプリケーションに関連したメタデータがプロビジョニングされ得る。
【0067】
1110において、P2Pミドルウェアレイヤは、第1のアプリケーションの識別子および第1のアプリケーションによってレンダリングされるべきコンテンツを含むメタデータを含むP2P発見メッセージを受信する。P2P発見メッセージは、
図8AのLTE-D発見メッセージ800または
図10Aの1000などのLTE-D発見メッセージであってよい。それらの図を参照して論じたように、LTE-D発見メッセージはLTE-Dエクスプレッションを含むことができ、LTE-Dエクスプレッションは、第1のアプリケーションの識別子および第1のアプリケーションによってレンダリングされるべきコンテンツを含むメタデータを含むことができる。
【0068】
1120において、P2Pミドルウェアレイヤは、コンテンツをレンダリングすることができる、ユーザデバイス上にインストールされたアプリケーションがあるかどうか判断する。1120における判断することが、第1のアプリケーションがユーザデバイス上にインストールされていると判断することを含む場合、インストールされたアプリケーションは第1のアプリケーションであり得る。1120における判断することが、第1のアプリケーションがユーザデバイス上にインストールされていないと判断することを含む場合、インストールされたアプリケーションは、第1のアプリケーションとは異なるアプリケーションであり得る。
【0069】
ある態様では、第1のアプリケーションはP2P可能アプリケーションであってよく、インストールされたアプリケーションは非P2P可能アプリケーションであってよい。非P2P可能アプリケーションは、インターネットブラウザアプリケーション、マッピングアプリケーション、画像ギャラリーアプリケーション、ビデオプレーヤアプリケーション、ユーザインターフェース通知アプリケーションなどであり得る。ある態様では、1120における判断は、レンダリングされるべき、P2P発見メッセージ中のコンテンツのタイプに基づき得る。たとえば、P2P発見メッセージは、別のユーザデバイスからのロケーション更新を含むことができ、インストールされたアプリケーションは非P2P可能マッピングアプリケーションであってよい。別の例として、P2P発見メッセージは、別のユーザデバイスからのメディアメッセージを含んでよく、インストールされたアプリケーションは非P2P可能インターネットブラウザアプリケーションであってよい。メディアメッセージは、メディアコンテンツへのリンクを含むことができ、インターネットブラウザアプリケーションはリンクを表示することができる。
【0070】
1130において、コンテンツをレンダリングすることができる、ユーザデバイス上にインストールされたアプリケーションがあることに基づいて、P2Pミドルウェアレイヤは、第1のアプリケーションによってレンダリングされるべきコンテンツを、インストールされたアプリケーションに送る。
図11には示していないが、P2Pミドルウェアレイヤは、インストールされたアプリケーションにコンテンツを送る前に、インストールされたアプリケーションを呼び出すことができる。
【0071】
そうではなく、1140において、コンテンツをレンダリングすることができる、ユーザデバイス上にインストールされたアプリケーションがないことに基づいて、P2Pミドルウェアレイヤは、コンテンツをレンダリングすることができる、ユーザデバイス上にインストールされたアプリケーションがないことをユーザに通知し、アプリケーションをダウンロードする選択肢をユーザに与えるか、またはユーザ対話なしで、必要なアプリケーションを単に自動的にダウンロードすればよい。
【0072】
図12は、一連の相互に関係する機能モジュールとして表される、例示的なユーザデバイス装置1200を示す。受信するためのモジュール1202は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で論じられるようなP2Pミドルウェアレイヤと連携する処理システムに対応し得る。判断するためのモジュール1204は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で論じられるようなP2Pミドルウェアレイヤと連携する処理システムに対応し得る。送るためのモジュール1206は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、本明細書で論じられるようなP2Pミドルウェアレイヤと連携する処理システムに対応し得る。
【0073】
図12のモジュールの機能は、本明細書の教示に一致する様々な方法で実装され得る。いくつかの設計では、これらのモジュールの機能は、1つまたは複数の電気構成要素として実装され得る。いくつかの設計では、これらのブロックの機能は、1つまたは複数のプロセッサ構成要素を含む処理システムとして実装されてもよい。いくつかの設計では、これらのモジュールの機能は、たとえば、1つまたは複数の集積回路(たとえば、ASIC)の少なくとも一部分を使用して実装されてもよい。本明細書で論じたように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他の関連の構成要素、またはそれらの何らかの組合せを含んでよい。したがって、異なるモジュールの機能性は、たとえば、集積回路の異なるサブセットとして実装されてもよく、ソフトウェアモジュールのセットの異なるサブセットとして実装されてもよく、またはその組合せとして実装されてもよい。また、(たとえば、集積回路の、および/またはソフトウェアモジュールのセットの)所与のサブセットが、2つ以上のモジュールに関する機能性の少なくとも一部分を実現する場合があることを諒解されよう。
【0074】
加えて、
図12によって表された構成要素および機能、ならびに本明細書で説明する他の構成要素および機能は、任意の適切な手段を使用して実装され得る。そのような手段はまた、少なくとも部分的に、本明細書で教示する対応する構造を使用して実装され得る。たとえば、
図12の構成要素の「ためのモジュール」と併せて上記で説明した構成要素は、同様に指定された機能性の「ための手段」に対応し得る。したがって、いくつかの態様では、そのような手段のうちの1つまたは複数は、プロセッサ構成要素、集積回路、または本明細書で教示するような他の適切な構造のうちの1つまたは複数を用いて実現することができる。
【0075】
様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して、情報および信号を表すことができることを当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって参照される場合があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表される場合がある。
【0076】
さらに、本明細書で開示された実施形態に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、上記では概してそれらの機能性に関して説明した。そのような機能性をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明した機能性を特定のアプリケーションごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装決定は本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。
【0077】
本明細書で開示される実施形態に関して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または、本明細書で説明される機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せによって、実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替では、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。また、プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装することもできる。
【0078】
本明細書で開示する実施形態に関して説明した方法、シーケンス、および/またはアルゴリズムは、ハードウェア内で直接、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュール中で、または2つの組合せで具現化することができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野において知られている任意の他の形の記憶媒体内に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。代替として、記憶媒体は、プロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に存在し得る。ASICはユーザ端末(たとえば、UE)内に存在し得る。代替形態では、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内に個別構成要素として存在し得る。
【0079】
1つまたは複数の例示的実施形態では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せの中に実装され得る。ソフトウェアにおいて実現される場合、それらの機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信される場合がある。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、コンピュータプログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスすることができる任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または命令もしくはデータ構造の形式の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用可能であり、コンピュータによってアクセス可能な任意の他の媒体を備えてもよい。また、任意の接続をコンピュータ可読媒体と呼ぶことも妥当である。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用する場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲の中に含まれるべきである。
【0080】
上記開示は、本開示の例示的な実施形態を示したものであるが、添付の特許請求の範囲で定義されている本開示の範囲を逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正を加えることができることに留意されたい。本明細書において説明されている本開示の実施形態による方法請求項の機能、ステップ、および/またはアクションは、任意の特定の順序で実施される必要はない。さらに、本開示の要素は、単数形において記載または特許請求されている場合があるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形も考えられる。