特許第6596560号(P6596560)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6596560サジェストキーワード提供システム、方法、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6596560
(24)【登録日】2019年10月4日
(45)【発行日】2019年10月23日
(54)【発明の名称】サジェストキーワード提供システム、方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/9035 20190101AFI20191010BHJP
【FI】
   G06F16/9035
【請求項の数】9
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2018-208182(P2018-208182)
(22)【出願日】2018年11月5日
【審査請求日】2018年11月5日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500105665
【氏名又は名称】株式会社TKC
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(72)【発明者】
【氏名】飯塚 真玄
(72)【発明者】
【氏名】笠原 拓也
(72)【発明者】
【氏名】中村 浩士
(72)【発明者】
【氏名】野上 哲也
【審査官】 吉田 誠
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−174122(JP,A)
【文献】 特開2012−108959(JP,A)
【文献】 特開2007−148948(JP,A)
【文献】 特開2013−250677(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00−16/958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索のために入力されたキーワードに基づいてコンピュータがサジェストキーワードを提供する方法であって、
前記コンピュータが、予め定められたグループに属するユーザによって過去に入力されたキーワードと、このキーワードが入力された時間情報とを含むログ情報を、前記グループ別に記憶装置に蓄積する蓄積工程と、
ユーザによって検索のために新たなキーワードが入力された場合、前記コンピュータが、前記記憶装置に蓄積されたログ情報のうち、前記ユーザが属するグループに関連し、かつ、前記新たなキーワードが入力された年季に蓄積されたログ情報に基づいて、過去の検索において前記新たなキーワードと同時に使用されたキーワードを抽出する抽出工程と、
前記コンピュータが、前記抽出された前記キーワードを、前記過去の検索において前記新たなキーワードと同時に使用された頻度の高い順に、前記サジェストキーワードとして提供する提供工程と、
を含む提供方法。
【請求項2】
前記新たなキーワードは、1つまたは複数である、請求項1に記載の提供方法。
【請求項3】
前記コンピュータが、前記新たなキーワードを、前記提供されたサジェストキーワードとともにディスプレイから表示させる表示工程をさらに含む、請求項1または2に記載の提供方法。
【請求項4】
前記新たなキーワードと、前記提供されたサジェストキーワードとが、検索システムにおける検索のために使用される、請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の提供方法。
【請求項5】
入力されたキーワードに基づいてサジェストキーワードを提供するシステムであって、
予め定められたグループに属するユーザによって過去に入力されたキーワードと、このキーワードが入力された時間情報とを含むログ情報を、前記グループ別に蓄積するための記憶装置と、
ユーザによって検索のために新たなキーワードが入力されると、前記記憶装置に蓄積されたログ情報のうち、前記ユーザが属するグループに関連し、かつ、前記新たなキーワードが入力された年季に蓄積されたログ情報に基づいて、過去の検索において前記新たなキーワードと同時に使用されたキーワードを抽出する抽出手段と、
前記抽出された前記キーワードを、前記過去の検索において前記新たなキーワードと同時に使用された頻度の高い順に、前記サジェストキーワードとして提供する提供手段と、
を備えた提供システム。
【請求項6】
前記新たなキーワードは、1つまたは複数である、請求項5に記載の提供システム。
【請求項7】
前記新たなキーワードを、前記提供されたサジェストキーワードとともにディスプレイから表示させる表示手段をさらに備えた、請求項5または6に記載の提供システム。
【請求項8】
前記新たなキーワードと、前記提供されたサジェストキーワードとを、検索システムへ入力する入力手段をさらに備えた、請求項5乃至7のうちいずれか1項に記載の提供システム。
【請求項9】
検索のために入力されたキーワードに基づいてサジェストキーワードを提供するプログラムであって、
予め定められたグループに属するユーザによって過去に入力されたキーワードと、このキーワードが入力された時間情報とを含むログ情報を、前記グループ別に記憶装置に蓄積する機能、
ユーザによって検索のために新たなキーワードが入力されると、前記記憶装置に蓄積されたログ情報のうち、前記ユーザが属するグループに関連し、かつ、前記新たなキーワードが入力された年季に蓄積されたログ情報に基づいて、過去の検索において前記新たなキーワードと同時に使用されたキーワードを抽出する機能、
前記抽出された前記キーワードを、前記過去の検索において前記新たなキーワードと同時に使用された頻度の高い順に、前記サジェストキーワードとして提供する機能、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば検索システムにおいて、検索キーワードとして使用されるサジェストキーワードを提供するシステム、方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットの発展により、例えばGoogle検索(非特許文献1)のように、インターネット環境において展開される検索サービスが広く利用されている。
【0003】
この種の検索サービスによれば、ユーザがキーワードを入力することにより、関連する情報が世界中から検索されるのみならず、入力されたキーワードと関連性の高い用語であるサジェストキーワードも提供される。
【0004】
さらに、この種の検索サービスを用いて、ユーザは、自分が入力したキーワードと、サジェストキーワードとのAND条件で検索することもできる。これによって、ユーザは、所望する情報を、より少ない操作で効率的に取得することが可能となる。
【0005】
このようなサジェストキーワードを出力するサジェスト機能は、前述したような検索サービスだけではなく、現在では、ネットショップや、動画サイトでも導入されている。
【0006】
サジェスト機能によれば、サジェストキーワードは、そのキーワードがユーザによって検索された回数である検索ボリュームや、ユーザの居住地や、使用言語や、直前に検索されたキーワードに基づいて選定されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】https://www.google.com/ <平成30年8月3日検索>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このように、インターネット環境において展開される検索サービスは、サジェスト機能を備えていることによって、検索効率を高めることが可能となる。しかし、その一方で、インターネット環境において展開される検索サービスでは、サジェスト機能が、サジェスト汚染される恐れもあるという問題がある。
【0009】
サジェスト汚染とは、サジェスト機能が、大量のネガティブなキーワードを出力することを称する。例えば、ある企業名を検索キーワードとして入力した場合に、「ブラック」、「著作権侵害」、「詐欺」などというネガティブなサジェストキーワードが頻繁に表示されてしまう状態を指す。
【0010】
このような状態は、例えば、あるキーワードが、ネガティブなキーワードとのAND条件で検索サービスに大量に入力された場合に生じる。
【0011】
これは、悪意のあるユーザによって、意図的になされることが可能である。また、悪意はなくても、インターネット上での炎上や、悪い噂が流布された場合も発生し得る。例えば、インターネット上での炎上や、悪い噂が流布された場合、その真相を確かめるために、不特定多数の多くのユーザが、炎上あるいは噂の対象とされている特定の人や団体等を、ネガティブなキーワードと同時に検索システムに入力するからである。
【0012】
検索サービスは、このようなサジェスト汚染に侵されると、サジェスト機能によって、ユーザが求めるものとは関連性の低いサジェストキーワードを表示するようになり、信頼性が低下するという問題がある。
【0013】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、サジェスト汚染されることなくサジェストキーワードを提供することが可能なサジェストキーワード提供システム、方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0015】
すなわち、請求項1の発明は、検索のために入力されたキーワードに基づいてコンピュータがサジェストキーワードを提供する方法であって、前記コンピュータが、予め定められたグループに属するユーザによって過去に入力されたキーワードと、このキーワードが入力された時間情報とを含むログ情報を、前記グループ別に記憶装置に蓄積する蓄積工程と、ユーザによって検索のために新たなキーワードが入力された場合、前記コンピュータが、前記記憶装置に蓄積されたログ情報のうち、前記ユーザが属するグループに関連し、かつ、前記新たなキーワードが入力された年季に蓄積されたログ情報に基づいて、過去の検索において前記新たなキーワードと同時に使用されたキーワードを抽出する抽出工程と、前記コンピュータが、前記抽出された前記キーワードを、前記過去の検索において前記新たなキーワードと同時に使用された頻度の高い順に、前記サジェストキーワードとして提供する提供工程とを含む。
【0017】
請求項の発明は、前記新たなキーワードは、1つまたは複数である、請求項1の発明の提供方法である。
【0018】
請求項の発明は、前記コンピュータが、前記新たなキーワードを、前記提供されたサジェストキーワードとともにディスプレイから表示させる表示工程をさらに含む、請求項1または2の発明の提供方法である。
【0019】
請求項の発明は、前記新たなキーワードと、前記提供されたサジェストキーワードとが、検索システムにおける検索のために使用される、請求項1乃至のうちいずれか1項の発明の提供方法である。
【0021】
請求項の発明は、入力されたキーワードに基づいてサジェストキーワードを提供するシステムであって、予め定められたグループに属するユーザによって過去に入力されたキーワードと、このキーワードが入力された時間情報とを含むログ情報を、前記グループ別に蓄積するための記憶装置と、ユーザによって検索のために新たなキーワードが入力されると、前記記憶装置に蓄積されたログ情報のうち、前記ユーザが属するグループに関連し、かつ、前記新たなキーワードが入力された年季に蓄積されたログ情報に基づいて、過去の検索において前記新たなキーワードと同時に使用されたキーワードを抽出する抽出手段と、前記抽出された前記キーワードを、前記過去の検索において前記新たなキーワードと同時に使用された頻度の高い順に、前記サジェストキーワードとして提供する提供手段とを備えた提供システムである。
【0023】
請求項の発明は、前記新たなキーワードは、1つまたは複数である、請求項5の発明の提供システムである。
【0024】
請求項の発明は、前記新たなキーワードを、前記提供されたサジェストキーワードとともにディスプレイから表示させる表示手段をさらに備えた、請求項5または6のうち何れか1項の発明の提供システムである。
【0025】
請求項の発明は、前記新たなキーワードと、前記提供されたサジェストキーワードとを、検索システムへ入力する入力手段をさらに備えた、請求項5乃至7のうちいずれか1項の発明の提供システムである。
【0027】
請求項の発明は、検索のために入力されたキーワードに基づいてサジェストキーワードを提供するプログラムであって、予め定められたグループに属するユーザによって過去に入力されたキーワードと、このキーワードが入力された時間情報とを含むログ情報を、前記グループ別に記憶装置に蓄積する機能、ユーザによって検索のために新たなキーワードが入力されると、前記記憶装置に蓄積されたログ情報のうち、前記ユーザが属するグループに関連し、かつ、前記新たなキーワードが入力された年季に蓄積されたログ情報に基づいて、過去の検索において前記新たなキーワードと同時に使用されたキーワードを抽出する機能、前記抽出された前記キーワードを、前記過去の検索において前記新たなキーワードと同時に使用された頻度の高い順に、前記サジェストキーワードとして提供する機能、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0028】
本発明によれば、サジェスト汚染されることなくサジェストキーワードを提供することが可能なサジェストキーワード提供システム、方法、およびプログラムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1図1は、第1の実施形態に係るサジェストキーワード提供方法が適用されたサジェストキーワード提供システムの構成例を示すブロック図である。
図2図2は、ユーザ情報テーブルの一例を示すデータ構造図である。
図3図3は、ログ情報が蓄積されたログ情報テーブルの一例を示すデータ構造図である。
図4図4は、ディスプレイから表示されるサジェストキーワード一覧の表示例を示す模式図である。
図5図5は、ディスプレイから表示されるサジェストキーワード一覧の別の表示例を示す模式図である。
図6図6は、検索システムによってなされた検索結果を示す模式図である。
図7図7は、検索システムによってなされた検索結果を示す別の模式図である。
図8A図8Aは、第1の実施形態に係るサジェストキーワード提供システムの動作例を例示するフローチャートである(1/2)。
図8B図8Bは、第1の実施形態に係るサジェストキーワード提供システムの動作例を例示するフローチャートである(2/2)。
図9図9は、第3の実施形態に係る提供システムおいて適用されるログ情報テーブルの一例を示すデータ構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下に、本発明の各実施形態を、図面を参照して説明する。
【0031】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るサジェストキーワード提供方法が適用されたサジェストキーワード提供システムの構成例を示すブロック図である。
【0032】
サジェストキーワード提供システム(以下、「提供システム」と略称する)10は、バス11によって互いに接続されたCPU12、記録媒体読取部14、ディスプレイ15、キー入力部16、通信部17、記憶装置18、およびメモリ20を備える。
【0033】
キー入力部16は、例えばキーボード、マウス等のように、ユーザからのキーワードの入力を受け付ける部位である。
【0034】
CPU12は、コンピュータであって、メモリ20に記憶されているユーザ認証プログラム21、ログ情報蓄積プログラム22、サジェストキーワード抽出プログラム(以下、「抽出プログラム」と略称する)23、およびサジェストキーワード提供プログラム(以下、「提供プログラム」と略称する)24に従い、サジェストキーワード提供システム10内部の動作を制御する。
【0035】
ユーザ認証プログラム21、ログ情報蓄積プログラム22、抽出プログラム23、および提供プログラム24は、メモリ20に予め記憶されていてもよいし、あるいはメモリカード等の外部記録媒体13から記録媒体読取部14を介してメモリ20に読み込まれて記憶されたものであってもよい。
【0036】
ユーザ認証プログラム21、ログ情報蓄積プログラム22、抽出プログラム23、および提供プログラム24は、ユーザによるキー入力部16からの入力によって書き換えできないようになっている。
【0037】
メモリ20には、このようなユーザ書き換え不可能な情報の他に、ユーザが書き換え可能なデータを記憶するエリアとして、キー入力部16によりなされた入力に対応する情報が順次入力されるエリアである書込可能データエリア25が確保されている。
【0038】
通信部17は、例えばインターネットのような通信ネットワーク30に接続されており、この通信ネットワーク30を介して、検索サービスを提供する検索システム40と通信する。なお、提供システム10は、検索システム40と一体化されていてもよい。
【0039】
記憶装置18は、例えばSSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive)等からなり、後述するように、ユーザ情報や、ログ情報を記憶する。
【0040】
このように構成された提供システム10は、CPU12が、ユーザ認証プログラム21、ログ情報蓄積プログラム22、抽出プログラム23、および提供プログラム24に記述された命令に従い各部の動作を制御し、ソフトウェアとハードウェアとが協働して、以下に説明するように動作することによって、ユーザによってキー入力部16から入力されたキーワードに基づいて、サジェストキーワードを提供する。
【0041】
次に、提供システム10の詳細な構成について説明する。
【0042】
提供システム10は、サジェスト機能がサジェスト汚染されることを阻止するために、ユーザを限定する。すなわち、提供システム10は、オープンな環境でのサービス展開はせず、例えば、同一団体(例えば、同一の企業、役所等)内、同一事業所(例えば、同一のコールセンタ等)内、同一グループ(同一の組織等)、個人など、閉じられた環境でサービス展開を行う。
【0043】
このため、ユーザ認証プログラム21は、ユーザIDや、パスワード等によるユーザ認証を行い、ユーザが、許可されたユーザであることを確認する。
【0044】
ユーザ認証プログラム21によってなされるユーザ認証の一例について、図2を用いて説明する。
【0045】
図2は、ユーザ情報テーブル50の一例を示すデータ構造図である。
【0046】
ユーザ情報テーブル50は、一例として、ユーザの名前であるユーザ名50a、ユーザのID番号であるユーザID50b、ユーザのパスワード50c、ユーザが属するグループ50dといった項目を備えている。これら項目は一例であり、ユーザ情報テーブル50は、必要に応じて、これよりも多くの項目を備えていても、または、これよりも少ない項目しか備えていなくてもよい。
【0047】
記憶装置18は、図2に例示するようなユーザ情報テーブル50を記憶している。
【0048】
ユーザは、提供システム10を使用する場合、提供システム10にログインする必要がある。ログインは、キー入力部16から、ユーザ名50aまたはユーザID50b、およびパスワード50cを入力することによって行う。ユーザがキー入力部16から、これら情報を入力すると、ユーザ認証プログラム21は、入力された情報を、ユーザ情報テーブル50と照合する。
【0049】
入力された情報(例えば、ユーザIDおよびパスワード)が、ユーザ情報テーブル50に記憶されている内容(ユーザID50bおよびパスワード50c)と一致する場合、ユーザ認証プログラム21は、該ユーザを認証し、提供システム10の使用を許可するとともに、該ユーザが属するグループを、ユーザ情報テーブル50のグループ50dから認識する。一方、一致しない場合、ユーザ認証プログラム21は、該ユーザによる提供システム10の使用を許可しない。
【0050】
使用を許可されたユーザは、キー入力部16から、キーワード(例えば、「賞与」)を入力することができる。一度に入力できるキーワードは、1つに限らず、複数とすることもできる。複数のキーワードを一度に入力する際には、キーワードとキーワードとの間にスペースを入力する(例えば、「賞与」と「給与」との2つのキーワードを一度に入力する場合には、「賞与 給与」と入力する)。
【0051】
このようにキーワードが入力されると、ログ情報蓄積プログラム22が、入力されたキーワードに関するログ情報を、ユーザが属するグループ50d別にログ情報テーブル60に蓄積し、記憶装置18に記憶させる。
【0052】
図3は、ログ情報が蓄積されたログ情報テーブル60の一例を示すデータ構造図である。
【0053】
ログ情報テーブル60は、一例として、ログ番号60a、時間情報60b、およびキーワード60cといった項目を備えている。ログ情報テーブル60は、必要に応じて、これよりも多くの項目を備えていてもよい。
【0054】
キーワード60cは、キー入力部16から入力されたキーワードであり、時間情報60bは、該キーワードが入力された時間を示す情報であり、ログ番号60aは、ログ情報毎に付される番号である。ログ番号60aは、新たなキーワードが入力されると、そのログ情報に対して「#1」が付され、これによって、既に蓄積されていたログ情報の番号が1つずつ増加されるように、新たなキーワードの入力がなされる毎に更新される。
【0055】
図3は、一例として、グループ50dが「C労務事務所」である場合のログ情報テーブル60を示している。グループ50dが「C労務事務所」であることから、図3に示す例では、「賞与」、「給与」など、労務関連のキーワードが過去に多く検索されていることが示されている。なお、ログ情報テーブル60において、同じログ番号60aのキーワード60c欄に複数のキーワードが記載されていることは、同時に複数のキーワードが入力されたことを示す。例えば、ログ番号60a「#1」は、「2018年7月24日11時27分」に、「賞与」、「給与」、「条件」という3つのキーワードが同時に入力されたことを示す。
【0056】
図2に示す例には、グループ50dとして、「C労務事務所」の他に、「Aコールセンタ」、「B研究所」も示されている。したがって、このような場合には、記憶装置18は、図3に例示するような「C労務事務所」のログ情報テーブル60の他に、(図示しないが)ともに図3と同様なデータ構造を有する「Aコールセンタ」のログ情報テーブル、および「B研究所」のログ情報テーブルも記憶している。
【0057】
認証されたユーザによって、キー入力部16から、検索のために新たなキーワード(例えば、「賞与」)が入力されると、抽出プログラム23は、記憶装置18に蓄積された、該ユーザが属するグループ50d(C労務事務所)のログ情報テーブル60に基づいて、過去の検索において該キーワード(「賞与」)と同時に使用されたキーワードを抽出し、抽出結果を、提供プログラム24へ出力する。
【0058】
なお、認証されたユーザは、キー入力部16から、検索のために複数の新たなキーワード(例えば、「賞与 給与」)を同時に入力することもできる。このような場合もまた、抽出プログラム23は、記憶装置18に蓄積されたログ情報テーブル60のうち、該ユーザが属するグループ50d(C労務事務所)のログ情報テーブル60に基づいて、過去の検索においてこれら複数のキーワード(「賞与 給与」)と同時に使用されたキーワードを抽出し、抽出結果を、提供プログラム24へ出力する。
【0059】
提供プログラム24は、抽出プログラム23による抽出結果およびログ情報テーブル60に基づいて、過去の検索において該キーワードと同時に使用されたキーワードを、使用頻度の高い順に、ディスプレイ15から表示することによって、ユーザに、サジェストキーワードとして提供する。
【0060】
図4は、1つのキーワード(例えば、「賞与」)が入力されたことに応じて、ディスプレイ15から表示されるサジェストキーワード一覧70の表示例を示す模式図である。
【0061】
図5は、2つのキーワード(例えば、「賞与 給与」)が同時に入力されたことに応じて、ディスプレイ15から表示されるサジェストキーワード一覧71の表示例を示す模式図である。
【0062】
図4に例示するように、サジェストキーワード一覧70では、入力された1つのキーワード(「賞与」)と同時に過去に検索されたキーワードが、順位70aに従って示されている。例えば、図4に示すサジェストキーワード一覧70の例では、「賞与」と同時に過去に最も多く検索されたキーワード70bが「給与」であり、検索された回数70cが37回であることを示している。
【0063】
図5に例示するように、サジェストキーワード一覧71では、入力された2つのキーワード(「賞与 給与」)と同時に過去に検索されたキーワードが、順位71aに従って示されている。例えば、図5に示すサジェストキーワード一覧71の例では、「賞与 給与」と同時に最も多く検索されたキーワード70bが「同日」であり、検索された回数71cが8回であることを示している。
【0064】
ユーザは、このようなサジェストキーワード一覧70、71を参照して、入力したキーワードとAND条件で検索システム40へ入力するためのキーワードを選択することができる。この選択処理は、限定される訳ではないが、ディスプレイ15に表示されているサジェストキーワード一覧70、71のキーワード70b、71bのうちのいずれかをマウス等でクリックすることによってなされる。
【0065】
通信部17は、例えばインターネットのような通信ネットワーク30に接続されており、この通信ネットワーク30を介して、外部の検索システム40と通信する。この通信によって、キー入力部16によって入力されたキーワードと、選択されたサジェストキーワードとを、検索システム40へ入力することができる。また、この入力に応じて、検索システム40によってなされた検索結果を受信することができる。
【0066】
例えば、入力されたキーワードが「賞与」であり、それに応じて選択されたサジェストキーワードが「給与」であれば、「賞与」と「給与」とが、通信部17から、通信ネットワーク30を介して検索システム40へ出力され、検索システム40において、「賞与」AND「給与」をキーワードとした検索がなされ、検索結果が、通信部17へ返され、図6に例示するように、ディスプレイ15から表示される。
【0067】
また、入力されたキーワードが「賞与 給与」であり、それに応じて選択されたサジェストキーワードが「同日」であれば、「賞与」と「給与」と「同日」とが、通信部17から、通信ネットワーク30を介して検索システム40へ出力され、検索システム40において、「賞与」AND「給与」AND「同日」をキーワードとした検索がなされ、検索結果が、通信部17へ返され、図7に例示するように、ディスプレイ15から表示される。
【0068】
ユーザは、図6図7のように表示された検索結果から、URLをクリックすることによって、所望する情報を検索することができる。
【0069】
次に、以上のように構成した第1の実施形態に係るサジェストキーワード提供方法が適用されたサジェストキーワード提供システムの動作例を、図8Aおよび図8Bに例示するフローチャートを用いて説明する。
【0070】
提供システム10では、サジェスト機能がサジェスト汚染されることを阻止するために、ユーザが限定される。このため、ユーザ認証プログラム21では、ユーザIDや、パスワード等によるユーザ認証が行われ、ユーザが、許可されたユーザであることが確認される。具体的には、ユーザは、提供システム10を使用する場合、提供システム10にログインするために、キー入力部16から、ユーザ名50aまたはユーザID50b、およびパスワード50cを入力する(S1)。
【0071】
ユーザによってキー入力部16から入力されたこれら情報は、ユーザ認証プログラム21によって、ユーザ情報テーブル50と照合される(S2)。
【0072】
入力された情報(例えば、ユーザIDおよびパスワード)が、ユーザ情報テーブル50に記憶されている内容(ユーザID50bおよびパスワード50c)と一致する場合(S2:Yes)、該ユーザは、ユーザ認証プログラム21によって認証され、提供システム10の使用を許可される(S4)。さらに、ユーザ認証プログラム21によって、該ユーザが属するグループが、ユーザ情報テーブル50のグループ50dから認識される(S5)。
【0073】
一方、入力された情報(例えば、ユーザIDおよびパスワード)が、ユーザ情報テーブル50に記憶されている内容(ユーザID50bおよびパスワード50c)と一致しない場合(S2:No)、該ユーザは、ユーザ認証プログラム21によって、提供システム10の使用を拒否される(S3)。
【0074】
ステップS4において使用を許可されたユーザは、キー入力部16から、キーワードを入力(例えば、「賞与」)することが可能となる。一度に入力できるキーワードは、1つに限らず、複数とすることもできる。
【0075】
ステップS5の後、ユーザによって、キー入力部16からキーワードが入力される(S6)と、入力されたキーワードに関するログ情報が、ログ情報蓄積プログラム22によって、ユーザが属するグループ50d別に、ログ情報テーブル60に、最新のログ番号60aを付されて蓄積され、既に蓄積されていたログ情報のログ番号60aが1つずつ増加されるようにログ情報テーブル60の内容が更新され、記憶装置18に記憶される(S7)。
【0076】
次に、抽出プログラム23によって、当該ユーザが属するグループ50d(例えば、「C労務事務所」)のログ情報テーブル60に基づいて、ステップS6において入力されたキーワード(「賞与」)と、過去の検索において同時に使用されたキーワードが抽出され、抽出結果が、提供プログラム24へ出力される(S8)。
【0077】
なお、ステップS6において同時に複数のキーワード(例えば、「賞与 給与」)が入力された場合には、抽出プログラム23によって、同様に、ログ情報テーブル60に基づいて、これらキーワード(例えば、「賞与 給与」)と、過去の検索において同時に使用されたキーワードが抽出され、抽出結果が、提供プログラム24へ出力される。
【0078】
次に、提供プログラム24によって、抽出プログラム23による抽出結果およびログ情報テーブル60に基づいて、例えば図4および図5に示すように、過去の検索において該キーワードと同時に使用されたキーワードが、使用頻度の高い順に、ディスプレイ15から表示される。これによって、ユーザに、サジェストキーワードが提供される(S9)。
【0079】
図4には、1つのキーワード(例えば、「賞与」)が入力されたことに応じて、ディスプレイ15から表示されるサジェストキーワード一覧70の表示例が示されており、図5には、2つのキーワード(例えば、「賞与 給与」)が同時に入力されたことに応じて、ディスプレイ15から表示されるサジェストキーワード一覧71の表示例が示されている。
【0080】
ユーザは、このようなサジェストキーワード一覧70、71を参照して、入力したキーワードとAND条件で検索システム40へ入力するためのキーワードを選択することができる(S10)。この選択処理は、限定される訳ではないが、ディスプレイ15に表示されているサジェストキーワード一覧70、71のキーワード70b、71bのうちのいずれかをマウス等でクリックすることによってなされる。
【0081】
ステップS6で入力されたキーワードと、ステップS10において選択されたサジェストキーワードとは、通信部17によって、例えばインターネットのような通信ネットワーク30を介して、外部の検索システム40へ入力される(S11)。
【0082】
この入力に応じて、検索システム40によって検索がなされ、その結果が、検索システム40から、通信ネットワーク30を介して、通信部17へ返され、図6および図7に例示するように、ディスプレイ15から表示される(S12)。
【0083】
ユーザは、図6図7のように表示された検索結果から、URLをクリックすることによって、所望する情報にアクセスすることができる(S13)。
【0084】
図6には、ステップS2において入力された1つのキーワード(「賞与」)と、ステップS6において選択されたサジェストキーワード(「給与」)との2つのキーワードのAND条件での検索結果が例示されている。
【0085】
また、図7には、ステップS2において入力された2つのキーワード(「賞与 給与」)と、ステップS6において選択されたサジェストキーワード(「同日」)との3つのキーワードのAND条件での検索結果が例示されている。
【0086】
上述したように、第1の実施形態に係る提供システム10は、認証によってユーザを限定することができるので、不特定多数のユーザによる使用を排除することができる。さらに、同一グループに属するユーザによってなされた検索のログ情報を蓄積することによって、グループ50d毎にログ情報テーブル60を作成することができる。そして、ユーザが属するグループ50dのログ情報テーブル60に基づいて、サジェストキーワードを提供することができる。
【0087】
したがって、ログ情報テーブル60が、不特定多数のユーザによる、例えば悪意のあるような不適切なキーワードを含むログ情報によって汚染されることを回避できるのみならず、関連性の高いキーワードを含むログ情報が含まれる可能性を高めることができる。
【0088】
そして、このようなログ情報テーブル60に基づいて、サジェストキーワードが提供されることから、ユーザが求めているサジェストキーワードを高い確率で提供することが可能となる。
【0089】
さらには、提供されるべきサジェストキーワードが複数ある場合、これら複数のサジェストキーワードを、過去に検索された頻度の高い順に表示することができるので、ユーザの利便性を高めることができる。
【0090】
これによってユーザは、検索システム40に対して、関連性の高い複数のキーワードを容易に選定することができ、より少ない検索操作で、所望の情報へアクセスすることが可能となる。
【0091】
このように、本実施形態に係るサジェストキーワード提供方法が適用されたサジェストキーワード提供システムによれば、サジェスト汚染されることなく、関連性の高いサジェストキーワードを高い確率で提供することが可能となる。
【0092】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について説明する。
【0093】
本実施形態の形態に係るサジェストキーワード提供方法が適用されたサジェストキーワード提供システムは、第1の実施形態に係るサジェストキーワード提供方法が適用されたサジェストキーワード提供システムの変形例である。したがって、以下では、異なる部分のみについて説明し、同一の部分については同一符号を付して示すことにする。
【0094】
第1の実施形態で説明したように、ログ情報は、ログ情報蓄積プログラム22によって、ログ情報テーブル60へ蓄積される。このように、ログ情報が蓄積されて行くと、ログ情報テーブル60のデータ量も大きくなり、抽出プログラム23による抽出処理や、提供プログラム24による提供処理に要する時間も増えてしまう。また、古いログ情報の中には、あまり有用性のないキーワードが含まれている場合もあり得る。
【0095】
そのような事情を考慮し、本実施形態では、抽出プログラム23および提供プログラム24は、ログ情報テーブル60に含まれるすべてのログ情報を対象とするのではなく、ログ番号60aを参照して、例えば、直近の1000個のログ情報(すなわち、ログ番号aが、「#1」から「#1000」までのログ情報)のみを対象とするように、特定数のログ情報のみを対象として、抽出処理および提供処理を行う。
【0096】
あるいは、抽出プログラム23および提供プログラム24は、時間情報60bを参照して、例えば過去10年間のログ情報を対象とするように、限定された期間において蓄積されたログ情報のみを対象として、抽出処理および提供処理を行うようにしても良い。
【0097】
さらには、この変形例として、抽出プログラム23および提供プログラム24は、時間情報60bを参照して、例えば、年末年始、年度末、期末等の特定の期間のように、特定の年季において蓄積されたログ情報のみを対象として、抽出処理および提供処理を行うようにしても良い。
【0098】
この一例として、本実施形態に係る提供システムが、「C労務事務所」というグループ50dに属するユーザのために、「年度末」において蓄積されたログ情報を対象として、サジェストキーワードを提供する例について説明する。
【0099】
例えば、C労務事務所に勤務するユーザによれば、毎年2月初日から3月末日までの「年度末」になると、検索システム40に、「退職」、「入社」、「異動」といった「年度末」ならではのキーワードが入力される頻度が、他の期間よりも顕著に高くなるものとする。
【0100】
このような場合、「C労務事務所」というグループ50dに属するユーザは、抽出プログラム23および提供プログラム24に対して、過去の2月1日から3月31日までのログ情報を対象として、抽出処理および提供処理を行うように指定する。
【0101】
あるいは、毎年2月1日になると、3月31日まで、抽出プログラム23および提供プログラム24に対して、過去の2月1日から3月31日までのログ情報を対象として、抽出処理および提供処理を行うようにプログラムしておいても良い。
【0102】
これに応じて、抽出プログラム23および提供プログラム24は、「年度末」にキーワードが入力された場合、過去の「年度末」のログ情報を対象として、抽出処理および提供処理を行う。
【0103】
これによって、本実施形態に係る提供システムは、抽出プログラム23および提供プログラム24によってなされる抽出処理および提供処理のために考慮されるログ情報を特定の年季に限定することによって、より関連性の高い用語を、より高い確率で、サジェストキーワードとしてユーザへ提供することが可能となる。
【0104】
また、これを応用して、ログ情報を年季に限定することだけではなく、用途に応じて限定するようにしても良い。
【0105】
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について説明する。
【0106】
本実施形態の形態に係るサジェストキーワード提供方法が適用されたサジェストキーワード提供システムは、第1の実施形態に係るサジェストキーワード提供方法が適用されたサジェストキーワード提供システムの変形例である。したがって、以下では、異なる部分のみについて説明し、同一の部分については同一符号を付して示すことにする。
【0107】
図9は、第3の実施形態に係る提供システムおいて適用されるログ情報テーブル61の一例を示すデータ構造図である。
【0108】
図9に示すログ情報テーブル61は、ログ番号60a、時間情報60b、キーワード60c、およびユーザID60dといった項目を備えている。すなわち、図9に示すログ情報テーブル61は、図3に示すログ情報テーブル60に、ユーザID60dを備えたデータ構造となっている。
【0109】
本実施形態の形態に係る提供システムでは、第1の実施形態で説明したように、認証プログラム21において、ユーザを認証し、該ユーザが属するグループ50dを認識する。
【0110】
そして、抽出プログラム23および提供プログラム24において、ログ情報テーブル61に含まれるすべてのログ情報を対象とするのではなく、ユーザID60dを参照して、認証されたユーザのログ情報のみを対象として、抽出処理および提供処理を行う。
【0111】
本実施形態に係る提供システムでは、図9に示すようなログ情報テーブル61を使用することによって、抽出プログラム23および提供プログラム24によって、特定のユーザによるログ情報に基づいて、キーワードの抽出処理および提供処理を行うことが可能となる。
【0112】
これによって、ユーザは、自分用に特化されたログ情報を考慮して、サジェストキーワードを抽出することが可能となる。
【0113】
以上、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0114】
例えば、ログ情報テーブルに新たな項目を追加することによって、キーワードの抽出および提供の際に考慮するログ情報を、任意にカスタマイズすることができる。
【符号の説明】
【0115】
10・・サジェストキーワード提供システム、
11・・バス、
12・・CPU、
13・・外部記録媒体、
14・・記録媒体読取部、
15・・ディスプレイ、
16・・キー入力部、
17・・通信部、
18・・記憶装置、
20・・メモリ、
21・・ユーザ認証プログラム、
22・・ログ情報蓄積プログラム、
23・・サジェストキーワード抽出プログラム、
24・・サジェストキーワード提供プログラム、
25・・書込可能データエリア、
30・・通信ネットワーク、
40・・検索システム、
50・・ユーザ情報テーブル、
50a・・ユーザ名、
50b・・ユーザID、
50c・・パスワード、
50d・・グループ、
60・・ログ情報テーブル、
60a・・ログ番号、
60b・・時間情報、
60c・・キーワード、
60d・・ユーザID、
61・・ログ情報テーブル、
70・・サジェストキーワード一覧、
70a・・順位、
70b・・キーワード、
70c・・回数、
71・・サジェストキーワード一覧、
71a・・順位、
71b・・キーワード、
71c・・回数。
【要約】
【課題】 サジェスト汚染されることなくサジェストキーワードを提供することが可能なサジェストキーワード提供システム、方法、およびプログラムを提供すること。
【解決手段】 入力されたキーワードに基づいてサジェストキーワードを提供するシステムであって、予め定められたグループに属するユーザによって過去に入力されたキーワードに関するログ情報を、前記グループ別に蓄積するための記憶装置と、ユーザによって検索のために新たなキーワードが入力されると、前記記憶装置に蓄積されたログ情報のうち、前記ユーザが属するグループに関連するログ情報に基づいて、過去の検索において前記新たなキーワードと同時に使用されたキーワードを抽出する抽出手段と、前記抽出された前記キーワードを、前記過去の検索において前記新たなキーワードと同時に使用された頻度の高い順に、前記サジェストキーワードとして提供する提供手段とを備える。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9