(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6596571
(24)【登録日】2019年10月4日
(45)【発行日】2019年10月23日
(54)【発明の名称】ユーザ機器、送信方法、および、集積回路
(51)【国際特許分類】
H04W 74/02 20090101AFI20191010BHJP
H04W 16/14 20090101ALI20191010BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20191010BHJP
H04W 72/12 20090101ALI20191010BHJP
【FI】
H04W74/02
H04W16/14
H04W72/04 111
H04W72/04 131
H04W72/12 150
【請求項の数】27
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2018-505618(P2018-505618)
(86)(22)【出願日】2015年9月25日
(65)【公表番号】特表2018-533239(P2018-533239A)
(43)【公表日】2018年11月8日
(86)【国際出願番号】CN2015090637
(87)【国際公開番号】WO2017049560
(87)【国際公開日】20170330
【審査請求日】2018年6月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】514136668
【氏名又は名称】パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ
【氏名又は名称原語表記】Panasonic Intellectual Property Corporation of America
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】特許業務法人鷲田国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100105050
【弁理士】
【氏名又は名称】鷲田 公一
(72)【発明者】
【氏名】ワン リ
(72)【発明者】
【氏名】ワン リレイ
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 秀俊
(72)【発明者】
【氏名】星野 正幸
【審査官】
久松 和之
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2014/189912(WO,A1)
【文献】
Cisco Systems,Uplink Channel Access for LAA,3GPP TSG RAN WG1 #82 R1-153844,2015年 8月14日
【文献】
Intel Corporation,Uplink transmission with LBT,3GPP TSG-RAN WG2 #89bis R2-151102,2015年 4月11日
【文献】
Panasonic,Discussion on UL scheduling and transmission,3GPP TSG RAN WG1 #82bis R1-155350,2015年 9月25日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 − 7/26
H04W 4/00 − 99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
Listen-Before-Talk(LBT)を実施する回路と、
前記LBTによるチャネルアクセスが成功した場合に、複数のシンボルで構成される時間リソースにおける複数の位置候補の中の1つの位置から、Physical Uplink Shared CHannel(PUSCH)送信を開始する送信部と、を備え、
前記複数のシンボルは14シンボルであり、前記複数の位置候補は前記時間リソースにおける1番目のシンボルと8番目のシンボルの先頭であり、
前記複数の位置候補のいずれにおいても、前記PUSCH送信のデータは同じトランスポートブロックサイズによって生成される、
ユーザ機器。
【請求項2】
前記PUSCH送信は、少なくとも前記時間リソースにおける境界において終了する、
請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項3】
前記時間リソースは、前記LBTの結果が得られる前に基地局から通知される、
請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項4】
チャネルがビジーである場合は、前記LBTによるチャネルアクセスを失敗する、
請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項5】
前記LBTによるチャネルアクセスが失敗した場合に、前記時間リソースにおいてLBTを再び実施する、
請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項6】
前記LBTによるチャネルアクセスの結果に基づいて、前記位置候補から前記1つの位置を決定する、
請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項7】
前記時間リソースは、サブフレームである、
請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項8】
前記時間リソースを指示するULグラントを受信する受信部、
を具備する、請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項9】
ライセンスドアシストアクセス(LAA:Licensed-Assisted Access)を用いて前記PUSCH送信を実施する、
請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項10】
Listen-Before-Talk(LBT)を実施するステップと、
前記LBTによるチャネルアクセスが成功した場合に、複数のシンボルで構成される時間リソースにおいて、複数の位置候補の中の1つの位置から Physical Uplink Shared CHannel(PUSCH)送信を開始するステップと、を備え、
前記複数のシンボルは14シンボルであり、前記複数の位置候補は前記時間リソースにおける1番目のシンボルと8番目のシンボルの先頭であり、
前記複数の位置候補のいずれにおいても、前記PUSCH送信のデータは同じトランスポートブロックサイズによって生成される、
送信方法。
【請求項11】
前記PUSCH送信は、少なくとも前記時間リソースの境界において終了する、
請求項10に記載の送信方法。
【請求項12】
前記時間リソースは、前記LBTの結果が得られる前に基地局から通知される、
請求項10に記載の送信方法。
【請求項13】
前記LBTによるチャネルアクセスが失敗した場合は、チャネルがビジーであると判断する、
請求項10に記載の送信方法。
【請求項14】
前記LBTによるチャネルアクセスが失敗した場合に、前記時間リソースにおいてLBTを再び実施する、
請求項10に記載の送信方法。
【請求項15】
前記LBTによるチャネルアクセスの結果に基づいて、前記位置候補から前記1つの位置を決定する、
請求項10に記載の送信方法。
【請求項16】
前記時間リソースは、サブフレームである、
請求項10に記載の送信方法。
【請求項17】
前記時間リソースを指示するULグラントを受信するステップ、
を具備する、請求項10に記載の送信方法。
【請求項18】
ライセンスドアシストアクセス(LAA:Licensed-Assisted Access)を用いて前記PUSCH送信を実施する、
請求項10に記載の送信方法。
【請求項19】
Listen-Before-Talk(LBT)を実施する回路と、
前記LBTによるチャネルアクセスが成功した場合に、複数のシンボルで構成される時間リソースにおける複数の位置候補の中の1つの位置から、Physical Uplink Shared CHannel(PUSCH)送信を開始する送信回路と、を備え、
前記複数のシンボルは14シンボルであり、前記複数の位置候補は前記時間リソースにおける1番目のシンボルと8番目のシンボルの先頭であり、
前記複数の位置候補のいずれにおいても、前記PUSCH送信のデータは同じトランスポートブロックサイズによって生成される、
集積回路。
【請求項20】
前記PUSCH送信は、少なくとも前記時間リソースにおける境界において終了する、
請求項19に記載の集積回路。
【請求項21】
前記時間リソースは、前記LBTの結果が得られる前に基地局から通知される、
請求項19に記載の集積回路。
【請求項22】
チャネルがビジーである場合は、前記LBTによるチャネルアクセスを失敗する、
請求項19に記載の集積回路。
【請求項23】
前記LBTによるチャネルアクセスが失敗した場合に、前記時間リソースにおいてLBTを再び実施する、
請求項19に記載の集積回路。
【請求項24】
前記LBTによるチャネルアクセスの結果に基づいて、前記位置候補から前記1つの位置を決定する、
請求項19に記載の集積回路。
【請求項25】
前記時間リソースは、サブフレームである、
請求項19に記載の集積回路。
【請求項26】
前記時間リソースを指示するULグラントを受信する受信回路、
を具備する、請求項19に記載の集積回路。
【請求項27】
ライセンスドアシストアクセス(LAA:Licensed-Assisted Access)を用いて前記PUSCH送信を実施する、
請求項19に記載の集積回路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信の分野に関し、特にライセンスドアシストアクセス(LAA:Licensed-Assisted Access)のためのユーザ機器(UE:User Equipment)および無線通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
モバイルデータの急増によって、通信事業者は、ますます高い効率で有限の周波数スペクトルを利用しなければならなくなっている。一方で、多くのアンライセンスド周波数スペクトルがWi−FiやBluetooth(登録商標)等のみによって低効率で利用されている。LTE−U(LTE-Unlicensed)およびライセンスドアシストアクセス(LAA:Licensed-Assisted Access)によって、LTEネットワーク容量を直接的かつ劇的に増大しうるアンライセンスドバンドにLTEスペクトルを拡張することができた。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】3GPP TS36.213(3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA);Physical layer procedures)
【発明の概要】
【0004】
本発明を制限することのない例示的な一実施形態では、スケジューリングされたサブフレームにおいて、リッスンビフォアトーク(LBT:Listen Before Talk)後にPUSCHを送ることができる可能性を高めるアプローチが提供される。
【0005】
本発明の第1の一般的な態様では、アップリンク(UL:Uplink)送信のためのサブフレームをスケジューリングするULグラントを受信するように動作する受信部と、リッスンビフォアトーク(LBT:Listen-Before-Talk)を行うように動作する第1の回路と、前記LBTが成功した場合に、前記スケジューリングされたサブフレーム内の複数の開始位置候補の利用可能な1つの開始位置から始まる第1の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared CHannel)を、前記スケジューリングされたサブフレームにおいて送信するように動作する送信部と、を備える、ライセンスドアシストアクセス(LAA:Licensed-Assisted Access)のためのユーザ機器が提供される。
【0006】
本発明の第2の一般的な態様では、アップリンク(UL:Uplink)送信のためのサブフレームをスケジューリングするULグラントを受信するステップと、リッスンビフォアトーク(LBT:Listen-Before-Talk)を行うステップと、前記LBTが成功した場合に、前記スケジューリングされたサブフレーム内の複数の開始位置候補の利用可能な1つの開始位置から始まる第1の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared CHannel)を、前記スケジューリングされたサブフレームにおいて送信するステップと、を含む、ユーザ機器によって行われるライセンスドアシストアクセス(LAA:Licensed-Assisted Access)のための無線通信方法が提供される。
【0007】
なお、一般的な実施形態または具体的な実施形態は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、記憶媒体、またはこれらの任意の選択的な組合せとして実施されうることに留意されたい。
【0008】
開示されている実施形態のさらなる恩恵および利点は、本明細書および図面から明らかになるであろう。これらの恩恵および/または利点は、本明細書および図面のさまざまな実施形態および特徴によって、個別に得ることができ、このような恩恵および/または利点の1つまたは複数を得る目的で、実施形態および特徴すべてを設ける必要はない。
【0009】
本発明の上記の特徴および上記以外の特徴は、添付の図面と共に解釈される、以下の説明と、添付の特許請求の範囲とからさらに明らかになるであろう。なお、これらの図面は、本発明に係るいくつかの実施形態を示しているにすぎず、したがってこれらの図面は、本開示の範囲を制限するものとはみなされないことを理解されたい。本発明について、添付の図面を使用することによってさらに具体的かつ詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】パーシャルサブフレーム(partial subframe)が採用される状況を示す概略図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る無線通信方法のフローチャートである。
【
図3】本発明の実施形態に係るUEの概略ブロック図である。
【
図4】サブフレーム内にPUSCHのための2つの開始位置候補がある、本発明の実施形態の概略図である。
【
図5】本発明の実施形態に係るREマッピングの概略図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る、サブフレーム内周波数ホッピングを使用することによる1スロット長のPUSCHの形成を概略的に示す図である。
【
図7】本発明の実施形態に係る、2スロットPUSCH用のマッピングを使用することによる1スロット長のPUSCHの形成を概略的に示す図である。
【
図8】本発明の実施形態に係る例示的なULサブフレーム構造の概略図である。
【
図9】バースト全体を占有するためにバーストの最後にパーシャルサブフレームがあるバーストを概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下の詳細な説明においては、添付の図面を参照し、この図面は説明の一部を形成している。図面においては、特に明記しない限り、基本的に、類似する記号は類似する要素を表している。なお、本発明の各態様を、さまざまな異なる構成で配置・置換・組合せ・設計することができ、そのような態様すべてが明示的に意図されたものであり本開示の一部を形成することが容易に理解されるであろう。
【0012】
WiFi等の自律分散制御方式(distributed coordination systems)とは異なり、LTEは、ダウンリンクデータ送信およびアップリンクデータ送信の両方がeNBによってスケジューリングされるeNB中心型制御方式(eNB-centric system)である。物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared CHannel)のためのULグラントは、許可されたサブフレームの前に(例えば許可されたサブフレームの4ms前に)送信されるべきである。一方、ヨーロッパ等のいくつかの地域的な要件によれば、送信側(eNBまたはUEのいずれでもあり得る)にリッスンビフォアトーク(LBT:Listen Before Talk)が要求される。許可されたサブフレームにおけるLBT結果がULグラントの送信時に知られていないため、ULグラントは送信されたが、UEがLBTの失敗によってチャネルを取得することができない場合に、スケジューリングオーバーヘッドおよび遅延が増大する。
【0013】
スケジューリングされたサブフレームにおいて、LBT後にPUSCHを送信することができる可能性を高めるために、LBTの対象のスケジューリングされたサブフレーム内の位置で柔軟に開始されることができるPUSCHが導入される。以下、通常のサブフレームより短いサブフレームをパーシャルサブフレームといい、パーシャルサブフレームで搬送されるPUSCHをパーシャルPUSCH(partial PUSCH)という。
図1は、パーシャルサブフレームが採用される状況を示す概略図である。
図1に示されるように、ULグラントは、スケジューリングされたサブフレームの前にeNBからUEに送られている。UEは、スケジューリングされたサブフレームの直前にLBTを行っているが、LBTは失敗している(すなわち、チャネルがビジーである)。この場合、UEは、スケジューリングされたサブフレームの先頭の境界からPUSCHを送信することができない。この場合、UEは、スケジューリングされたサブフレーム内でLBTを再び行ってもよい。例えば、
図1に示されるように、スケジューリングされたサブフレーム内でのLBTが成功した場合、本発明によれば、スケジューリングされたサブフレーム内の或る位置から(例えば、スケジューリングされたサブフレームの第2のスロットの先頭から)PUSCHを送信することができる。PUSCHは、スケジューリングされたサブフレームの終端の境界において終了することができる。スケジューリングされたサブフレーム内の或る位置から始まり、スケジューリングされたサブフレームの終端の境界において終了するPUSCHは、1つのサブフレームより短く、これをパーシャルPUSCHということができる。
【0014】
本発明の実施形態によれば、LAAのための無線通信方法が提供される。
図2は、無線通信方法200のフローチャートである。UEによって無線通信方法200を行うことができ、無線通信方法200はステップ201〜203を含むことができる。ステップ201では、UEは、UL送信のためのサブフレームをスケジューリングするULグラントを受信する。ULグラントは、eNBが送信することができる。ステップ202では、UEは、リッスンビフォアトーク(LBT:Listen Before Talk)を行う。ステップ203では、UEは、LBTが成功した場合に、スケジューリングされたサブフレーム内の複数の開始位置候補の利用可能な1つの開始位置から始まるPUSCHを、スケジューリングされたサブフレームにおいて送信する。特に、この場合のPUSCHは、バースト中に最初に送信されたPUSCHであり、この最初に送信されたPUSCHは、スケジューリングされたサブフレームの終端の境界において終了することができる。この実施形態によれば、UEは、LBTが成功した後、利用可能な候補位置からPUSCH開始位置を選択する。例えば、UEは、LBTが成功した直後にPUSCHを送信することができる。なお、必要であればPUSCHの前に他の信号(例えば、プリアンブルや予約信号等)を送信することもできる。LBT後に利用可能な候補位置がないか、またはスケジューリングされたサブフレーム内でLBTが成功しない場合、UEは、該スケジューリングされたサブフレームにおいてPUSCHを送信しない。
【0015】
また、本発明の実施形態は、上記通信方法を行うためのLAAのためのUEを提供する。
図3は、本発明の実施形態に係るUE300の概略ブロック図である。UE300は、UL送信のためのサブフレームをスケジューリングするULグラントを受信するように動作する受信部301と、LBTを行うように動作する第1の回路302と、LBTが成功した場合に、スケジューリングされたサブフレーム内の複数の開始位置候補の利用可能な1つの開始位置から始まる第1のPUSCHを、スケジューリングされたサブフレームにおいて送信するように動作する送信部303と、を備えることができる。
【0016】
本発明に係るUE300は、関連するプログラムを実行して各種データを処理しかつUE300内の各ユニットの動作を制御するための中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)310、CPU310が様々なプロセスおよび制御を行うために必要な様々なプログラムを格納するためのリードオンリーメモリ(ROM:Read Only Memory)313、CPU310によるプロセスおよび制御の進行中に生成される中間データを一時的に格納するためのランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)315、および/または、様々なプログラムおよびデータ等を格納するための記憶装置317を任意で有しうる。上記の受信部301、第1の回路302、送信部303、CPU310、ROM313、RAM315、および/または記憶装置317等は、データバスおよび/またはコマンドバス320を介して相互に接続され得、互いに信号を転送し得る。
【0017】
上述の各構成要素は、本発明の範囲を制限しない。本発明の一実施形態によれば、上記の受信部301、第1の回路302、および送信部303の機能をハードウェアによって実現してもよく、ROM313、RAM315、および/または記憶装置317を不要としてもよい。あるいは、上記の受信部301、第1の回路302、および送信部303の機能を、上記のCPU310、ROM313、RAM315、および/または記憶装置317等と組み合わせた機能的ソフトウェアによって実現してもよい。
【0018】
上述のように、eNBによって送られたULグラントに従った1つのスケジューリングされたサブフレームにおいて、PUSCHは、複数の事前に定義された位置において始まることができる。UEにおいて、スケジューリングされたサブフレームにおいてLBTが成功した後、UEは、利用可能な事前に定義された位置の1つにおいてPUSCHの送信を開始する。したがって、スケジューリングされたサブフレームにおいてPUSCHをLBT後に送信することができる可能性が高まる。
【0019】
一実施形態では、スケジューリングされたサブフレームに2つの開始位置候補が存在することができ、これらの開始位置候補は、それぞれ、スケジューリングされたサブフレームの2つのスロットの始点にある。したがって、2つの開始位置候補に対応する2つのPUSCH候補があり、2つのPUSCH候補の第1のPUSCH候補(パーシャルPUSCH)は1スロット長であり、2つのPUSCH候補の第2のPUSCH候補(通常のPUSCH)は2スロット長である。
【0020】
図4は、サブフレーム内にPUSCHのための2つの開始位置候補がある、一実施形態の概略図である。
図4に示されるように、eNBからの1つのULグラントは、長さが2種類あり得る(すなわち、1スロット長または2スロット長の)1つのPUSCHを、スケジューリングされたサブフレームにスケジューリングすることができ、このPUSCHは必ず、スケジューリングされたサブフレームの終端の境界で終了することができる。UEは、LBTが成功した後、利用可能な候補位置からPUSCH開始位置を選択する。なお、必要であればPUSCHの前に他の信号(例えば、プリアンブルや予約信号等)を送信することもできる。LBT後に利用可能な候補位置がないか、またはスケジューリングされたサブフレーム内でLBTが成功しない場合、UEは、該スケジューリングされたサブフレームにおいてPUSCHを送信しない。
【0021】
PUSCHの長さが、ULグラントが送られるときには予測可能でないため、長さが2種類あり得る(1スロット長または2スロット長の)複数のPUSCHを準備することが必要になりうる。現在のULグラント(LTERelease 13)によれば、RB割当て、MCS、およびトランスポートブロック数がUEに通知される。想定されるPUSCHの長さ応じて、PUSCH送信のためのREの数を個別に得ることができる。
【0022】
トランスポートブロックのサイズに関して、2つのアプローチがあり得る。第1のオプションは、各PUSCHの長さに応じた2つのトランスポートブロックを用意するものである(通常のPUSCHにはN個のRBが割り当てられるものとし、パーシャルPUSCHには
【数1】
個のRBが割り当てられるものとする(「N」は、ULグラントにおいて通知された割り当てられるRB数である))。換言すれば、一実施形態では、UEは、2つのPUSCH候補それぞれのための2つのトランスポートブロックを準備するように動作する第2の回路を備えることができ、この場合、第2のPUSCH候補(通常のPUSCH)にはN個のRBが割り当てられるものとし、第1のPUSCH候補(パーシャルPUSCH)には
【数2】
個のRBが割り当てられるものとする(「N」は、ULグラントにおいて通知された割り当てられるRB数である)。あるいは、第2のオプションでは、パーシャルPUSCHのためにULグラントの中のMCSを解釈し直して(例えば、変調次数および/または符号化率を大きくして)、トランスポートブロックを1つ準備する。換言すれば、一実施形態では、UEは、2つのPUSCH候補のための1つのトランスポートブロックを準備するように動作する第2の回路を備えることができ、この場合、ULグラントにおいて通知された変調・符号化方式(MCS:Modulation and Coding Scheme)は、第1のPUSCH候補のために解釈し直される。
【0023】
REマッピングに関して、スロット毎におよびTBSを決定する度に現在のREマッピング(
図5に示されるように、時間的に最初のPUSCHデータマッピング、PUSCHのRS、CQI/PMI、ACK/NACK、RIを含む)を1スロット長のパーシャルPUSCHのために再利用することができる。
【0024】
PUSCHのための現在のサブフレーム内周波数ホッピングによって、異なる周波数バンドの2つのスロットが提供される。
図6は、本発明の実施形態に係る、サブフレーム内周波数ホッピングを使用することによる1スロット長のPUSCHの形成を概略的に示す図である。
図6の左側に示されるように、割り当てられた全RBの第1のスロット(スロット0)が1つのサブバンドにおいてマッピングされ、割り当てられた全RBの第2のスロット(スロット1)が上記サブバンドからRB数個分離れた他のサブバンド(上記サブバンドと同じ帯域幅内のサブバンド)にマッピングされている。次いで、
図6の右側に示されるように、スロット0に割り当てられたRBと、スロット1に割り当てられたRBとを1つのスロット(スロット1)に組み合わせることによって、1スロット長のPUSCHを得ることができる。すなわち、時間領域において、上記の割り当てられた複数のRBは1つのスロットに入れられ、周波数領域において、これらのRBを元の順序で連続的に配置可能である。換言すれば、一実施形態では、UEは、2スロット長のPUSCHのスロット0に割り当てられたRBとスロット1に割り当てられたRBとを、サブフレーム内周波数ホッピングを用いて1つのスロットにおいて組み合わせることによって第1のPUSCH候補を形成するように動作する第3の回路を備えることができる。
【0025】
あるいは、1つのスロットにRBがN個ある、1つのsPUSCH(shortened PUSCH)のために、2つのスロットにRBが
【数3】
個ずつあるPUSCH用のマッピングを使用することができる(「N」は、ULグラントにおいて通知された割り当てられるRB数である)。
図7は、本発明の実施形態に係る、2スロットPUSCH用のマッピングを使用することによる1スロット長のPUSCHの形成を概略的に示す図である。Nが偶数であることが想定される
図7に示されるように、第1のステップにおいて、各スロットにRBがN/2個ずつある2スロットPUSCHのREマッピングが行われ、第2のステップにおいて、2つのスロットの各RBが1つのスロットの2つの隣接したRBにマッピングされる。Nが偶数である場合、割り当てられたRBのすべてを1スロット長のPUSCHによって使用可能である。Nが奇数である場合、割り当てられたRBの1つが1スロット長のPUSCHによって使用されない場合がある。この実施形態によれば、UEは、2つのスロットにRBが
【数4】
個ずつある2スロット長のPUSCH用のマッピングを使用することによって1つのスロットにRBがN個ある第1のPUSCH候補を形成するように動作する第3の回路を備えることができ、この場合、2つのスロットの各RBは、1つのスロットの2つの隣接したRBにマッピングされる。
【0026】
上述のように、REマッピング、TBSの決定、およびサブフレーム内ホッピングを再利用することができるため、スロットレベルでの開始位置候補(すなわち、2つの開始位置候補)を使用することによってUEトランシーバーへの修正/UEトランシーバーが複雑になること、および仕様による影響を最小化することができる。なお、第2の回路および第3の回路は、第1の回路302に類似のハードウェアまたは機能的ソフトウェアによって実現されうる。
【0027】
他の実施形態では、開始位置候補はシンボルレベルであり得る。eNBからの1つのULグラントは、長さが最大で14種類(すなわち、1個〜14個のシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA:Single-Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル)あり得る1つのPUSCHを、スケジューリングされたサブフレーム内に(例えば、通常のサイクリックプレフィックスの場合、シンボル0、4、7、または11の4つの開始位置において)スケジューリングすることができる。サウンディング基準信号(SRS:Sounding Reference Signal)シンボル(アップリンクサブフレーム内の最後のSC−FDMAシンボル)が、SRSサブフレームにおいて排除されうる。LBTが成功した後、UEは、利用可能なPUSCH開始位置を1つ選択する。この実施形態については、PUSCHは、複数のあり得る長さで準備されるべきであり、13シンボル長および14シンボル長を除くPUSCHの長さに基づく新たなTBSの決定(例えば、スケールファクタ)が必要である。非特許文献1に定義された現在のトランスポートブロックサイズテーブルでは、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)の長さに応じて14シンボルまたは12シンボルの通常のPUSCHが想定されている。そのため、SC−FDMAシンボル数がより少ないPUSCHは、PUSCHデータのRE数に相応じて現在のTBSに適用されるスケールファクタを有しうる。例えば、14で割ったPUSCHのSC−FDMAシンボル数によってスケールファクタを求めることができる。また、14シンボル長を除いて、PUSCHの第1のSC−FDMAシンボルから始まる新たなREマッピングが必要である。PUSCHのRSが常に事前に定義されたシンボル位置にある、
図8に示されるようなライセンスドキャリアにおけるULサブフレーム構造(すなわち、通常のCPの場合はシンボル3または10、拡張CP(extended CP)の場合はシンボル2または8)に位置合わせされた現在のULサブフレーム構造を再利用することがアプローチの1つである。このアプローチでは、現在のULサブフレーム構造におけるPUSCHのSC−FDMAシンボルは、先頭から切り捨てられている。ロングブロック(LB:Long Block)は、SC−FDMAシンボルと等しい。ULサブフレーム構造をシフトすること、すなわち、すべてのSC−FDMAシンボルを
図8の左から右にシフトすることが他のアプローチである。このアプローチでは、ULサブフレーム構造は、末尾から切り捨てられている。第2のSC−FDMAシンボルから始まる13SC−FDMA長のPUSCHについては、SRS(現在のアップリンクサブフレームの最後のSC−FDMAシンボル内)を有する現在のサブフレームから1SC−FDMAシンボル分右にシフトするDMRSが必要とされる。
【0028】
他の実施形態では、UEの送信部はさらに、バーストの終りで終了する第2のPUSCHを送信するように動作することができる。なお、本発明において「第1のPUSCH」および「第2のPUSCH」の「第1の」および「第2の」は、PUSCHの順序を制限せず、単に一方のPUSCHを他方から区別するものである。地域的規定に基づいて、バーストの最大長さが制限されうる(例えば、日本では4msに制限され、ヨーロッパでは10msに制限されている)。一度のULバースト(少なくとも1つのUEのアップリンク伝送信号からなる)の始めにパーシャルサブフレームがある場合、終りにおけるパーシャルサブフレームが、最大許容占有時間(通常1ms粒度)に達するために有益でありうる。バーストの終りにパーシャルサブフレームをスケジューリングする方法には、複数のアプローチがあり得る。例えば、他のサブフレームのように個別のULグラントによってバーストの最後にパーシャルサブフレームを独立してスケジューリングすることがアプローチの1つであり、また、他のアプローチとしては、
図9に示されるように、同じUEのための、バーストの始めのパーシャルサブフレーム用のULグラントによってバーストの終りにパーシャルサブフレームを非明示的にスケジューリングするものがある。
図9は、バースト全体を占有するためにバーストの終りにパーシャルサブフレームがあるバーストを概略的に示す図である。
図9に示されるように、バーストの終りのパーシャルサブフレームは、個別のULグラントによって明示的にスケジューリングされておらず、バーストの始めのパーシャルサブフレーム用のULグラントによって非明示的にスケジューリングされている。換言すれば、バーストの最初にスケジューリングされたサブフレームがパーシャルサブフレームである場合、バーストの終りのパーシャルサブフレームは非明示的にスケジューリングされている。
【0029】
他の実施形態では、UEが2つ以上のサブフレームに連続的にスケジューリングされる場合、アップリンクパーシャルサブフレームを、該アップリンクパーシャルサブフレームに隣接する通常のサブフレームと共にスケジューリングおよび/または符号化することができる。アップリンクパーシャルサブフレームがバーストの始めにある場合、該アップリンクパーシャルサブフレームに隣接する通常のサブフレームは、次のサブフレームである。アップリンクパーシャルサブフレームがバーストの終りにある場合、該アップリンクパーシャルサブフレームに隣接する通常のサブフレームは、先行する通常のサブフレームである。例えば、上記の第1のPUSCHがスケジューリングされたサブフレームの先頭の境界から始まらない場合、スケジューリングされたサブフレームは、該スケジューリングされたサブフレームの次のサブフレームと共に符号化可能である。上記の第2のPUSCHがバーストの最終サブフレームの終端の境界で終了しない場合、最終サブフレームは、該最終サブフレームの前のサブフレームと共に符号化可能である。
【0030】
本発明は、ソフトウェア、ハードウェア、またはハードウェアと協働するソフトウェアによって実現可能である。上述の各実施形態の説明において使用される各機能ブロックは、集積回路であるLSIによって実現可能であり、また、各実施形態において説明された各プロセスは、LSIによって制御されうる。それらのLSIを個々にチップとして形成してもよいし、1つのチップを、機能的ブロックの一部または全部を含むように形成してもよい。LSIは、LSIに結合されたデータ入力部およびデータ出力部を有しうる。本明細書においてLSIを、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIということもできる。集積回路化の手法はLSIに限定されず、専用回路または汎用プロセッサで実現されうる。また、LSI製造後にプログラムすることが可能なフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブルプロセッサを利用してもよい。
【0031】
なお、本発明は、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、明細書に提示された説明および既知の技術に基づいて当業者によって様々に変更または修正されることが意図され、そのような変更および適用は、保護される特許請求の範囲内に入る。さらに、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態の構成要素を任意に組み合わせることができる。
【0032】
本発明の実施形態は、少なくとも以下の主題を提供することができる。
1. アップリンク(UL:Uplink)送信のためのサブフレームをスケジューリングするULグラントを受信するように動作する受信部と、
リッスンビフォアトーク(LBT:Listen-Before-Talk)を行うように動作する第1の回路と、
前記LBTが成功した場合に、前記スケジューリングされたサブフレーム内の複数の開始位置候補の利用可能な1つの開始位置から始まる第1の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared CHannel)を、前記スケジューリングされたサブフレームにおいて送信するように動作する送信部と、を備える、
ライセンスドアシストアクセス(LAA:Licensed-Assisted Access)のためのユーザ機器。
【0033】
2. 前記第1のPUSCHは、前記スケジューリングされたサブフレームの終端の境界において終了する、
1に記載のユーザ機器。
【0034】
3. 前記スケジューリングされたサブフレーム内に、前記スケジューリングされたサブフレームの2つのスロットのそれぞれの始点における2つの開始位置候補があり、前記2つの開始位置候補に対応する2つのPUSCH候補が存在し、前記2つのPUSCH候補の第1のPUSCH候補は、1スロット長であり、前記2つのPUSCH候補の第2のPUSCH候補は、2スロット長である、
2に記載のユーザ機器。
【0035】
4. 前記2つのPUSCH候補のそれぞれのための2つのトランスポートブロックを準備するように動作する第2の回路をさらに備え、
前記第2のPUSCH候補にはN個のリソースブロック(RB:Resource Block)が割り当てられるものとし、前記第1のPUSCH候補には
【数5】
個のRBが割り当てられるものとし、Nは、前記ULグラントにおいて通知された割り当てられるRB数である、
3に記載のユーザ機器。
【0036】
5. 前記2つのPUSCH候補のための1つのトランスポートブロックを準備するように動作する第2の回路をさらに備え、
前記ULグラントにおいて通知された変調・符号化方式(MCS:Modulation and Coding Scheme)が、前記第1のPUSCH候補のために解釈し直される、
3に記載のユーザ機器。
【0037】
6. 2スロット長のPUSCHのスロット0に割り当てられたRBとスロット1に割り当てられたRBとを、サブフレーム内周波数ホッピングを用いて1つのスロットにおいて組み合わせることによって前記第1のPUSCH候補を形成するように動作する第3の回路をさらに備える、
3に記載のユーザ機器。
【0038】
7. 2つのスロットにRBが
【数6】
個ずつある2スロット長のPUSCH用のマッピングを使用することによって1つのスロットにRBがN個ある前記第1のPUSCH候補を形成するように動作する第3の回路をさらに備え、2つのスロットの各RBは、1つのスロットの2つの隣接したRBにマッピングされる、
3に記載のユーザ機器。
【0039】
8. 前記開始位置候補は、シンボルレベルの位置である、
1に記載のユーザ機器。
【0040】
9. 前記第1のPUSCHが前記スケジューリングされたサブフレームの先頭の境界から始まらない場合、前記スケジューリングされたサブフレームは、前記スケジューリングされたサブフレームの次のサブフレームと共に符号化される、
1に記載のユーザ機器。
【0041】
10. 前記送信部は、バーストの終りで終了する第2のPUSCHを送信するようにさらに動作する、
1に記載のユーザ機器。
【0042】
11. 前記第2のPUSCHが前記バーストの最終サブフレームの終端の境界で終了しない場合、前記最終サブフレームは、前記最終サブフレームの前のサブフレームと共に符号化される、
10に記載のユーザ機器。
【0043】
12. アップリンク(UL:Uplink)送信のためのサブフレームをスケジューリングするULグラントを受信するステップと、
リッスンビフォアトーク(LBT:Listen-Before-Talk)を行うステップと、
前記LBTが成功した場合に、前記スケジューリングされたサブフレーム内の複数の開始位置候補の利用可能な1つの開始位置から始まる第1の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared CHannel)を、前記スケジューリングされたサブフレームにおいて送信するステップと、を含む、ユーザ機器によって行われるライセンスドアシストアクセス(LAA:Licensed-Assisted Access)のための無線通信方法。
【0044】
13. 前記第1のPUSCHは、前記スケジューリングされたサブフレームの終端の境界において終了する、
12に記載の無線通信方法。
【0045】
14. 前記スケジューリングされたサブフレームには、前記スケジューリングされたサブフレームの2つのスロットのそれぞれの始点における2つの開始位置候補があり、前記2つの開始位置候補に対応する2つのPUSCH候補が存在し、前記2つのPUSCH候補の第1のPUSCH候補は、1スロット長であり、前記2つのPUSCH候補の第2のPUSCH候補は、2スロット長である、
13に記載の無線通信方法。
【0046】
15. 前記2つのPUSCH候補のそれぞれのための2つのトランスポートブロックを準備するステップをさらに含み、
前記第2のPUSCH候補にはN個のリソースブロック(RB:Resource Block)が割り当てられるものとし、前記第1のPUSCH候補には
【数7】
個のRBが割り当てられるものとし、Nは、前記ULグラントにおいて通知された割り当てられるRB数である、
14に記載の無線通信方法。
【0047】
16. 前記2つのPUSCH候補のための1つのトランスポートブロックを準備するステップをさらに含み、
前記ULグラントにおいて通知された変調・符号化方式(MCS:Modulation and Coding Scheme)が、前記第1のPUSCH候補のために解釈し直される、
14に記載の無線通信方法。
【0048】
17. 2スロット長のPUSCHのスロット0に割り当てられたRBとスロット1に割り当てられたRBとを、サブフレーム内周波数ホッピングを用いて1つのスロットにおいて組み合わせることによって前記第1のPUSCH候補を形成するステップをさらに含む、14に記載の無線通信方法。
【0049】
18. 2つのスロットにRBが
【数8】
個ずつある2スロット長のPUSCH用のマッピングを使用することによって1つのスロットにRBがN個ある前記第1のPUSCH候補を形成するステップをさらに含み、2つのスロットの各RBは、1つのスロットの2つの隣接したRBにマッピングされる、
14に記載の無線通信方法。
【0050】
19. 前記開始位置候補は、シンボルレベルの位置である、
12に記載の無線通信方法。
【0051】
20. 前記第1のPUSCHが前記スケジューリングされたサブフレームの先頭の境界から始まらない場合、前記スケジューリングされたサブフレームは、前記スケジューリングされたサブフレームの次のサブフレームと共に符号化される、
12に記載の無線通信方法。
【0052】
21. バーストの終りで終了する第2のPUSCHを送信するステップをさらに含む、
12に記載の無線通信方法。
22. 前記第2のPUSCHが前記バーストの最終サブフレームの終端の境界で終了しない場合、前記最終サブフレームは、前記最終サブフレームの前のサブフレームと共に符号化される、
21に記載の無線通信方法。
【0053】
また、本開示の実施形態は、上記のそれぞれの通信方法におけるステップを実行するためのモジュールを備える集積回路を提供することができる。さらに、本開示の実施形態は、プログラムコードを含むコンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体であって、プログラムコードがコンピューティングデバイスにおいて実行されたとき、プログラムコードが上記のそれぞれの通信方法のステップを実行する、コンピュータ可読記憶媒体、を提供することができる。