特許第6596799号(P6596799)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ アスクル株式会社の特許一覧

特許6596799配達管理システム、配達管理装置、配達管理方法および配達管理プログラム
<>
  • 特許6596799-配達管理システム、配達管理装置、配達管理方法および配達管理プログラム 図000002
  • 特許6596799-配達管理システム、配達管理装置、配達管理方法および配達管理プログラム 図000003
  • 特許6596799-配達管理システム、配達管理装置、配達管理方法および配達管理プログラム 図000004
  • 特許6596799-配達管理システム、配達管理装置、配達管理方法および配達管理プログラム 図000005
  • 特許6596799-配達管理システム、配達管理装置、配達管理方法および配達管理プログラム 図000006
  • 特許6596799-配達管理システム、配達管理装置、配達管理方法および配達管理プログラム 図000007
  • 特許6596799-配達管理システム、配達管理装置、配達管理方法および配達管理プログラム 図000008
  • 特許6596799-配達管理システム、配達管理装置、配達管理方法および配達管理プログラム 図000009
  • 特許6596799-配達管理システム、配達管理装置、配達管理方法および配達管理プログラム 図000010
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6596799
(24)【登録日】2019年10月11日
(45)【発行日】2019年10月30日
(54)【発明の名称】配達管理システム、配達管理装置、配達管理方法および配達管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/08 20120101AFI20191021BHJP
   B65G 61/00 20060101ALI20191021BHJP
【FI】
   G06Q10/08 312
   B65G61/00 540
   B65G61/00 546
   B65G61/00 550
【請求項の数】9
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-133022(P2017-133022)
(22)【出願日】2017年7月6日
(65)【公開番号】特開2019-16157(P2019-16157A)
(43)【公開日】2019年1月31日
【審査請求日】2018年5月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】599163458
【氏名又は名称】アスクル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100123319
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 武彦
(74)【代理人】
【識別番号】100125357
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100138357
【弁理士】
【氏名又は名称】矢澤 広伸
(72)【発明者】
【氏名】吉村 芳記
(72)【発明者】
【氏名】岡田 祐磨
【審査官】 山崎 誠也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−137813(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0186842(US,A1)
【文献】 国際公開第2015/092860(WO,A1)
【文献】 特開2010−092398(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0104112(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
B65G 61/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
注文された荷物の配達者が携帯する端末と、
前記荷物の受取人が使用する端末から前記荷物の注文時に指定された受け取り方法の変更を示す変更情報を受信する変更情報受信部と、前記荷物の配達状況を示す配達状況情報を記憶する記憶部から前記配達状況情報を取得する取得部と、前記受信された前記変更情報と前記取得された前記配達状況情報とに基づいて前記荷物が配達中であるか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記荷物が配達中であると判定された場合に前記配達者が携帯する端末に前記受け取り方法が変更されたことを示す情報を送信する送信部と、前記変更された受け取り方法による配達が置き配である場合に、前記配達者が携帯する端末から前記荷物を示す画像を受信する画像受信部と、前記配達者が携帯する端末から受信した画像が置き配の完了を示す画像として適切であるか否かを判定する画像判定部と、前記配達者が携帯する端末から受信した画像が置き配の完了を示す画像として適切でないと判定された場合に、前記荷物を示す画像を送信する要求を前記配達者が携帯する端末に通知する通知部と、前記配達者が携帯する端末から受信した画像が置き配の完了を示す画像として適切であると判定された場合に、前記荷物の配達が完了したことを示すよう前記記憶部に記憶されている前記荷物の配達状況情報を更新する更新部とを有する配達管理装置とを有ることを特徴とする配達管理システム。
【請求項2】
前記配達管理装置はさらに、
前記荷物とともに配達中である他の荷物を特定する特定部と、
前記受け取り方法が変更された荷物と前記他の荷物の配達順序を決定する決定部と、
前記配達者が携帯する端末に配達順序が決定されたことを示す情報を送信する配達順序情報送信部と
を有することを特徴とする請求項1に記載の配達管理システム。
【請求項3】
前記画像判定部は、前記配達者が携帯する端末から受信した画像に前記荷物が含まれているか否かに基づいて、前記画像が置き配の完了を示す画像として適切であるか否かを判定する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の配達管理システム。
【請求項4】
前記画像判定部は、前記荷物の梱包資材の特徴に基づいて、前記配達者が携帯する端末
から受信した画像に前記荷物が含まれているか否かを判定する、ことを特徴とする請求項3に記載の配達管理システム。
【請求項5】
前記画像判定部は、前記配達者が携帯する端末から受信した画像における前記荷物の梱包資材の大きさが所定の大きさ以上であるか否かに基づいて、前記画像が置き配の完了を示す画像として適切であるか否かを判定する、ことを特徴とする請求項3または4に記載の配達管理システム。
【請求項6】
前記画像判定部は、前記配達者が携帯する端末から受信した画像に車のナンバープレートの番号または表札の文字が含まれている場合に、前記画像が置き配の完了を示す画像として適切でないと判定する、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の配達管理システム。
【請求項7】
注文された荷物の受取人が使用する端末から、前記荷物の注文時に指定された受け取り方法の変更を示す変更情報を受信する変更情報受信部と、
前記荷物の配達状況を示す配達状況情報を記憶する記憶部から前記配達状況情報を取得する取得部と、
前記受信された前記変更情報と前記取得された前記配達状況情報とに基づいて前記荷物が配達中であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記荷物が配達中であると判定された場合に、前記荷物の配達者が携帯する端末に前記受け取り方法が変更されたことを示す情報を送信する送信部と
前記変更された受け取り方法による配達が置き配である場合に、前記配達者が携帯する端末から前記荷物を示す画像を受信する画像受信部と、
前記配達者が携帯する端末から受信した画像が置き配の完了を示す画像として適切であるか否かを判定する画像判定部と、
前記配達者が携帯する端末から受信した画像が置き配の完了を示す画像でないと判定された場合に、前記荷物を示す画像を送信する要求を前記配達者が携帯する端末に通知する通知部と、
前記配達者が携帯する端末から受信した画像が置き配の完了を示す画像であると判定された場合に、前記荷物の配達が完了したことを示すよう前記記憶部に記憶されている前記荷物の配達状況情報を更新する更新部と
を有することを特徴とする配達管理装置。
【請求項8】
コンピュータが
注文された荷物の受取人が使用する端末から、前記荷物の注文時に指定された受け取り方法の変更を示す変更情報を受信するステップと、
前記荷物の配達状況を示す配達状況情報を記憶する記憶部から前記配達状況情報を取得するステップと、
前記受信された前記変更情報と前記取得された前記配達状況情報とに基づいて前記荷物が配達中であるか否かを判定するステップと、
前記荷物が配達中であると判定された場合に、前記荷物の配達者が携帯する端末に前記受け取り方法が変更されたことを示す情報を送信するステップと、
前記変更された受け取り方法による配達が置き配である場合に、前記配達者が携帯する端末から前記荷物を示す画像を受信するステップと、
前記配達者が携帯する端末から受信した画像が置き配の完了を示す画像として適切であるか否かを判定するステップと、
前記配達者が携帯する端末から受信した画像が置き配の完了を示す画像として適切でないと判定された場合に、前記荷物を示す画像を送信する要求を前記配達者が携帯する端末に通知するステップと、
前記配達者が携帯する端末から受信した画像が置き配の完了を示す画像として適切であ
ると判定された場合に、前記荷物の配達が完了したことを示すよう前記記憶部に記憶されている前記荷物の配達状況情報を更新するステップと
を実行する配達管理方法。
【請求項9】
コンピュータを、
注文された荷物の受取人が使用する端末から、前記荷物の注文時に指定された受け取り方法の変更を示す変更情報を受信する変更情報受信手段と、
前記荷物の配達状況を示す配達状況情報を記憶する記憶手段から前記配達状況情報を取得する取得手段と、
前記受信された前記変更情報と前記取得された前記配達状況情報とに基づいて前記荷物が配達中であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記荷物が配達中であると判定された場合に、前記荷物の配達者が携帯する端末に前記受け取り方法が変更されたことを示す情報を送信する送信手段
前記変更された受け取り方法による配達が置き配である場合に、前記配達者が携帯する端末から前記荷物を示す画像を受信する画像受信手段と、
前記配達者が携帯する端末から受信した画像が置き配の完了を示す画像として適切であるか否かを判定する判定手段と、
前記配達者が携帯する端末から受信した画像が置き配の完了を示す画像として適切でないと判定された場合に、前記荷物を示す画像を送信する要求を前記配達者が携帯する端末に通知する通知手段と、
前記配達者が携帯する端末から受信した画像が置き配の完了を示す画像として適切であると判定された場合に、前記荷物の配達が完了したことを示すよう前記記憶手段に記憶されている前記荷物の配達状況情報を更新する更新手段と
として機能させるための配達管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷物の管理システム、配達管理装置、配達管理方法および配達管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、荷物を受取人に配達する際の再配達を削減するなど配達効率を高めることが求められている。そこで、配達時における受取人の不在確率を低下させるための技術が提案されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−126665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
荷物の配達日時や受取人による受け取り方法などは、荷物を配達する配達者が配達拠点を出発して受取人が指定した配達先に向かう前にあらかじめ受取人によって指定されている。配達者は、指定された配達日時や受け取り方法などに従って荷物を配達先に届ける。
【0005】
ただし、配達者が荷物を配達しているときに受取人が希望する荷物の受け取り方法が変わる可能性がある。例えば、受取人が荷物を配達者から直接受け取る予定であって配達時間をあらかじめ指定していても、別の用事などで受取人が短時間(10分程度など)不在にする場合や在宅しているが玄関に出られない場合などがある。このような場合、受取人は受け取り場所をいわゆる宅配ボックスなどに変更したり、配達方法を玄関前などの指定した場所に荷物を置くいわゆる置き配に変更したりするなど、荷物の受け取り方法の変更を希望することが想定される。
【0006】
しかしながら、上記の技術では、配達者は、配達中に受取人の要望に応じて荷物の注文時に指定された受け取り方法を切り替えられない場合がある。このため、配達者が荷物の配達を完了できずに再配達を行わなければならなかったりする。
【0007】
本件開示の技術の一側面は、上記の事情に鑑み、注文された荷物の受取人が荷物の受け取り方法を変更した場合に配達者による配達をより確実に完了させるよう支援する配達管理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本件開示の技術の一側面に係る配達管理システムは、注文された荷物の配達者が携帯する端末と、荷物の受取人が使用する端末から荷物の注文時に指定された荷物の受け取り方法の変更を示す変更情報を受信する変更情報受信部と、荷物の配達情報を記憶する記憶部から配達情報を取得する取得部と、受信された変更情報と取得された配達情報とに基づいて荷物が配達中であるか否かを判定する判定部と、判定部により荷物が配達中であると判定された場合に配達者が携帯する端末に受け取り方法が変更されたことを示す情報を送信する送信部とを有する配達管理装置とを有する。
【0009】
さらに、上記の配達管理システムは、配達管理装置がさらに、変更された受け取り方法による配達が荷物を受取人が指定した場所に置く配達である場合に、配達者が携帯する端
末から荷物が指定した場所に置かれていることを示す画像を受信する画像受信部を有してもよい。さらに、配達管理装置は、配達者が携帯する端末から受信した画像が荷物が指定した場所に置かれていることを示す画像であるか否かを判定する画像判定部と、配達者が携帯する端末から受信した画像が荷物が指定した場所に置かれていることを示す画像でないと判定された場合に、荷物が指定した場所に置かれていることを示す画像を送信する要求を配達者が携帯する端末に通知する通知部と、配達者が携帯する端末から受信した画像が荷物が指定した場所に置かれていることを示す画像であると判定された場合に、荷物の配達が完了したことを示すよう記憶部に記憶されている荷物の配達情報を更新する更新部とを有してもよい。
【0010】
さらに、上記の配達管理システムは、配達管理装置がさらに、荷物とともに配達中である他の荷物を特定する特定部と、受け取り方法が変更された荷物と他の荷物の配達順序を変更する変更部と、配達者が携帯する端末に配達順序が変更されたことを示す情報を送信する配達順序情報送信部とを有してもよい。
【0011】
また、本件開示の技術の一側面に係る配達管理装置は、注文された荷物の受取人が使用する端末から、荷物の注文時に指定された荷物の受け取り方法の変更を示す変更情報を受信する変更情報受信部と、荷物の配達情報を記憶する記憶部から配達情報を取得する取得部と、受信された変更情報と取得された配達情報とに基づいて荷物が配達中であるか否かを判定する判定部と、判定部により荷物が配達中であると判定された場合に、荷物の配達者が携帯する端末に受け取り方法が変更されたことを示す情報を送信する送信部とを有する。
【0012】
また、本件開示の技術の一側面に係る配達管理方法は、コンピュータが、注文された荷物の受取人が使用する端末から、荷物の注文時に指定された荷物の受け取り方法の変更を示す変更情報を受信するステップと、荷物の配達情報を記憶する記憶部から配達情報を取得するステップと、受信された変更情報と取得された配達情報とに基づいて荷物が配達中であるか否かを判定するステップと、荷物が配達中であると判定された場合に、荷物の配達者が携帯する端末に受け取り方法が変更されたことを示す情報を送信するステップとを実行する。
【0013】
また、本件開示の技術の一側面に係る配達管理プログラムは、コンピュータを、注文された荷物の受取人が使用する端末から、荷物の注文時に指定された荷物の受け取り方法の変更を示す変更情報を受信する変更情報受信手段と、荷物の配達情報を記憶する記憶手段から配達情報を取得する取得手段と、受信された変更情報と取得された配達情報とに基づいて荷物が配達中であるか否かを判定する判定手段と、判定手段により荷物が配達中であると判定された場合に、荷物の配達者が携帯する端末に受け取り方法が変更されたことを示す情報を送信する送信手段として機能させる。
【発明の効果】
【0014】
本件開示の技術の一側面によれば、注文された荷物の受取人が荷物の受け取り方法を変更した場合に配達者による配達をより確実に完了させるよう支援する配達管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、一実施形態に係る配達管理システムの概略構成図である。
図2図2は、一実施形態に係る配達管理システムのサーバの概略構成図である。
図3図3は、一実施形態に係る配達管理システムの受取人端末の概略構成図である。
図4図4は、一実施形態に係る配達管理システムのサーバにより実行される配達情報の変更処理のフローチャートである。
図5図5は、一実施形態に係る配達管理システムのサーバにより実行される配達完了処理のフローチャートである。
図6図6は、一実施形態に係る配達管理システムの受取人端末における表示例を示す。
図7図7(a)、(b)は、一実施形態に係る配達管理システムの配達者端末における変更後の配達情報の表示例を示す。
図8図8(a)、(b)は、一実施形態に係る配達管理システムの配達者端末における荷物の画像の取得時の表示例を示す。
図9図9は、一実施形態に係る配達管理システムのサーバにより実行される配達順序の変更処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、実施形態の詳細について、図面を参照しながら説明する。ただし、以下に説明する実施形態は一例にすぎず、本開示に係る配達管理システム、配達管理装置、配達管理方法および配達管理プログラムを以下に説明する具体的構成に限定するものではない。また、実施にあたっては、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用され、種々の改良や変形が行われてよい。
【0017】
(第1実施形態)
図1に、第1実施形態における配達管理システム1の概略構成図を示す。図1に示すように、配達管理システム1は、サーバ100、データベース101、受取人端末102、104、配達者端末103、105を有する。ここで、受取人端末は、荷物の受取人が所持する端末であり、配達者端末は、荷物を受取人に届ける配達者が所持する端末である。なお、図1では、配達管理システム1において使用される多数の受取人端末および配達者端末を、それぞれ受取人端末102、104および配達者端末103、105に代表させて示している。サーバ100は、ネットワークNを経由して受取人端末102、104、配達者端末103、105と接続されている。本実施形態では、ネットワークNは、インターネットを想定しているが、代わりにイントラネット等の種々のネットワークが採用されてよい。
【0018】
また、サーバ100は、データベース101と接続されている。データベース101には、本実施形態におけるサーバ100と受取人端末102、104、配達者端末103、105との間で行われる荷物の配達に関連する種々の情報が格納されている。一例として、データベース101には、荷物の内容に関する情報、受取人が指定する荷物の受け取り方法、配達先の住所、配達時間などを含む配達情報が格納されている。なお、データベース101が記憶部の一例に相当する。
【0019】
本実施形態において、サーバ100は、受取人端末102、104から荷物に含まれる商品の購入に伴う注文も処理する。受取人端末102、104のユーザは、受取人端末102、104を操作して商品の注文を行う。また、受取人端末102、104のユーザは、商品の注文時に、商品が梱包された荷物の受け取り方法や配達日時などを指定する。指定された荷物の受け取り方法や配達日時などは配達情報に含められ、データベース101に格納される。また、注文された商品を梱包した荷物が配達拠点に到着すると、荷物が配達拠点に到着したことがサーバ100に通知される。そして、サーバ100は、配達拠点に到着した荷物を対象に、荷物の配達順序を決定する。配達順序には、例えば配達者が運転する配達車が走行するルートなどが含まれてもよい。サーバ100は、荷物の配達順序を決定すると、当該荷物の配達を担当する配達者が所持する配達者端末に、決定した配達順序を示す情報を送信する。配達者は、配達者端末を操作して配達順序を確認し、配達順序に従って荷物を配達する。
【0020】
図2は、サーバ100のハードウェア構成を示す概略構成図である。図2に示すように、サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)100a、RAM(Random Access Memory)100b、HDD(Hard Disk Drive)100c、NIC(Network Interface Card)100dを備える。また、図3は、本実施形態における受取人端末102のハードウェア構成を示す概略構成図である。図3に示すように、受取人端末102は、CPU102a、RAM102b、フラッシュメモリ102c、NIC102d、ディスプレイ102e、カメラ102fを有する。
【0021】
なお、受取人端末104、配達者端末103、105は受取人端末102と同様の構成を有するため、ここでは受取人端末104、配達者端末103、105の構成に関する説明は省略する。また、本実施形態では、受取人端末102、104、配達者端末103、105は、いわゆるスマートフォンを想定しているが、代わりにタブレットなどの種々の端末装置が採用されてよい。また、受取人端末102、104は、いわゆるPersonal Computer(PC)でもよい。以下の説明では、サーバ100およびデータベース101はそ
れぞれ1つずつ使用する場合を想定しているが、サーバ100およびデータベース101は1つに限られない。例えば、荷物に含まれる商品の注文を処理するサーバおよびデータベースと、商品を梱包した荷物の配送を処理するサーバおよびデータベースとをそれぞれ別に設け、各サーバが連携して配達管理システム1内で処理されるデータを共有してもよい。また、例えばサーバ100と受取人端末102との間の通信は、NIC100d、102dを用いる構成に限定されない。
【0022】
本実施形態におけるサーバ100は、CPU100aがRAM100bに実行可能に展開されたコンピュータプログラムに従って、サーバ100の変更情報受信部、取得部、判定部、送信部、画像受信部、画像判定部、通知部、更新部などの各部としての処理を実行する。なお、各部の処理の詳細については後述する。CPU100aは、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、単一のソケットで接続される単一のCPUがマルチコア構成であってもよい。上記各部の少なくとも一部の処理がDSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、数値演算プロセッサ、ベクトルプロセッサ、画像処理プロセッサ等の専用プロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などによって提供されてもよい
。また、上記各部の少なくとも一部が、FPGA(Field-Programmable Gate Array)な
どの専用LSI(Large Scale Integration)、その他のデジタル回路であってもよい。
また、上記各部の少なくとも一部にアナログ回路が含まれてもよい。
【0023】
図4、5に、本実施形態のサーバ100によって実行される処理のフローチャートを示す。本実施形態では、一例として、サーバ100の電源が投入されると、サーバ100のCPU100aが図4、5に示すフローチャートの処理を開始する。なお、本実施形態では、サーバ100が、図4、5に示すフローチャートの処理を開始する前に、受取人端末102のユーザが受取人となる荷物の配達情報を受取人端末102に送信する。これにより、受取人端末102のユーザは、受取人端末102によって荷物の受け取り方法や配達時間などを確認することができる。なお、サーバ100による受取人端末102への配達情報の送信は、周知の技術によって実行されるため、ここでは詳細な説明は省略する。
【0024】
また、当該荷物の内容や配達に関する情報があらかじめデータベース101に格納されている。荷物の内容や配達に関する情報は、例えば荷物の注文後など、荷物の配達情報が確定されたときにデータベース101に格納される。また、荷物の配達状況に関する情報も荷物と対応付けられてデータベース101に格納される。ここで、配達状況とは、例えば配達者が配達拠点を出発して荷物を受取人の指定する配達先に配達中であるか否かを示す情報である。
【0025】
OP101では、受取人端末102のユーザが、受取人端末102を操作してサーバ100から送信された配達情報を確認する。そして、受取人端末102のユーザは、受取人端末102を操作して荷物の受け取り方法や配達時間を含む荷物の配達情報を変更する。受取人端末102のCPU102aは、受取人端末102のユーザによって変更された配達情報を、配達情報の変更依頼としてサーバ100に送信する。配達情報の変更依頼の一例として、荷物の受け取り方法の変更に関する依頼や配達時間の変更に関する依頼などが挙げられる。
【0026】
図6に、受取人端末102のユーザが配達情報を変更する操作を行った際に受取人端末102のディスプレイ102eに表示される表示例を示す。図6に示す例では、受取人端末102のユーザが、荷物の受け取り方法を置き配に変更する場合を想定する。受取人端末102のユーザは、ディスプレイ102eに対するタップ操作などによって荷物の受け取り方法のオプションとして置き配を選択する(図中「受け取り方法」欄の「置き配」オプション)。受け取り方法のオプションとして置き配が選択された場合は、ディスプレイ102eには、荷物の置き場所を選択する欄(図中「荷物を置く場所を選択する」欄)が表示される。そして、受取人端末102のユーザは、荷物の置き場所を選択する(図中「玄関先」)。なお、受け取り方法のオプションとして、置き配の他に、宅配ボックスやコンビニエンスストア、荷物の配達拠点、受取人が居住する建物の管理室での受け取りなど他の受け取り方法のオプションが選択可能であってもよい。選択された受け取り方法のオプションごとにディスプレイ102eに表示される情報やユーザが選択可能な項目を適宜変更することができる。
【0027】
また、本実施形態では、配達者が、荷物を受取人が指定する配達先に届ける直前に、受取人に電話による連絡を行うことができる。例えば、受取人が配達者に自宅の呼び鈴を鳴らして欲しくないような場合に、呼び鈴を鳴らす代わりに配達者に受取人に電話を掛けてもらうことで荷物の到着を知ることができる。
【0028】
受取人端末102のユーザは、配達者からの電話による連絡を希望する場合は、受取人端末102を操作して、当該オプションを有効にする。図6に示す例では、「お届け直前の電話を希望する」のチェックボックスがオンになっているため、当該オプションが有効にされている。そして、受取人端末102のユーザは、「変更を依頼する」ボタンをタップすることで、配達情報の変更を確定する。確定された配達情報の変更は、配達情報の変更依頼としてサーバ100に送信される。
【0029】
OP101において、サーバ100のCPU100aは、変更情報受信部として機能し、受取人端末102から荷物の受け取り方法などを変更する配達変更依頼を受信する。なお、当該配達変更依頼が荷物の注文時に指定された受け取り方法の変更を示す変更情報の一例である。次いで、CPU100aは、処理をOP102に進める。
【0030】
OP102において、CPU100aは、取得部として機能し、受取人端末102から受信した配達変更依頼に係る荷物の配達状況を示す配達状況情報をデータベース101から取得する。次いで、CPU100aは、処理をOP103に進める。
【0031】
OP103において、CPU100aは、OP102において取得した配達状況情報に基づいて受取人端末102から受信した配達変更依頼に係る荷物の配達が完了したか否かを判定する。CPU100aは、当該荷物の配達が完了したと判定した場合は(OP103:Y)、処理をOP107に進め、受取人端末102に当該荷物の配達が完了しているため配達変更ができない旨の通知を送信し、本フローチャートの処理を終了する。一方、CPU100aは、当該荷物の配達が完了していないと判定した場合は(OP103:N
)、処理をOP104に進める。
【0032】
OP104において、CPU100aは、OP101において受信した配達変更依頼に基づいて、データベース101に格納されている当該荷物の受け取り方法を示す情報を変更後の受け取り方法を示す情報によって更新する。次いで、CPU100aは、処理をOP105に進める。
【0033】
OP105において、CPU100aは、判定部として機能し、OP101において受信した配達変更依頼とOP102において取得した荷物に関する配達状況情報とに基づいて、当該荷物が、配達者が配達拠点を出発して受取人の指定する配達先に配達中であるか否かを判定する。CPU100aは、荷物が配達者によって配達中であると判定した場合は(OP105:Y)、CPU100aは、処理をOP106に進める。一方、CPU100aは、荷物が配達中でないと判定した場合は(OP105:N)、CPU100aは、本フローチャートの処理を終了する。なお、OP103において荷物の配達が完了していないと判定されているため、OP105において荷物が配達中でないと判定されることは、荷物が配達者による配達前、すなわち配達者が荷物とともに配達拠点を出発する前であると判定されることに相当する。この場合、配達前に、当該荷物の受け取り方法の変更が反映された上で、当該荷物と当該荷物とともに配達される他の荷物とを対象として配達順序が決定される。
【0034】
OP106において、CPU100aは、送信部として機能し、配達者が保持する配達者端末(ここでは配達者端末103を想定する)に、受取人端末102のユーザにより荷物の受け取り方法が変更されたことを示す通知を送信する。配達者は、当該通知によって荷物の受け取り方法が変更されたことを知り、配達者端末103を操作してサーバ100から変更後の荷物の受け取り方法に関する情報を取得し、取得した情報をディスプレイ103eに表示して確認する。あるいは、CPU100aは、上記の通知とともに変更後の荷物の受け取り方法を示す情報を送信してもよい。配達者端末103のCPUは、受信した変更後の受け取り方法を示す情報をフラッシュメモリに記憶する。なお、荷物の受け取り方法が変更されたことを示す通知や変更後の受け取り方法を示す情報が、受け取り方法が変更されたことを示す情報の一例である。
【0035】
図7(a)、(b)に、OP104の処理が実行された後に、配達者が配達者端末103を操作して配達情報を確認する際にディスプレイ103eに表示される変更された配達情報の一例を示す。
【0036】
一例として、配達者が、配達車によって荷物を運び、荷物を受取人端末102のユーザが指定する配達先に届ける際に、配達者端末103を操作して配達情報を確認する場合を想定する。配達者は、配達車を停め、配達車に積み込んだ荷物の中から受取人端末102のユーザが受取人である荷物を取り出す。次いで、配達者は、配達者端末103を操作し、当該荷物の配達情報を確認する。
【0037】
図7(a)に、配達者端末103のディスプレイ103eに表示される配達情報の一例を示す。図7(a)に示すように、ディスプレイ103eには、配達状況ごとに配達者が確認する情報がタブに分かれて表示される。図7(a)の例では、「到着・荷確」、「配完」、「持戻」のタブが表示される。ここで、「到着・荷確」とは、配達者が、荷物の配達先付近(配達車の停車予定位置など)に到着し、荷物の配達情報を確認することを意味する。また、「配完」とは、配達者が、荷物の配達先への配達を完了したことを意味する。「持戻」とは、配達者が、荷物の配達先への配達を完了できず、荷物を持ち帰ることを意味する。荷物の配達を完了できない場合とは、受取人が不在であったり荷物の配達先住所が誤っていたりしたために荷物を届けることができない場合などが挙げられる。配達者
は、配達状況に応じて各タブをタップして荷物に関する情報を確認する。
【0038】
「到着・荷確」タブでは、荷物に関する情報や配達日時などが表示される。また、「到着・荷確」タブでは、上記の処理によって受取人が変更した配達情報を知らせるリンク103g(図中「明日来 太郎からの依頼」リンク)も表示される。配達者は、「到着・荷確」タブで表示される「明日来 太郎からの依頼」リンクをタップすると、受取人が変更した配達情報の詳細を確認することができる。図7(b)に、図7(a)に示すディスプレイ103eにおいて「明日来 太郎からの依頼」リンクがタップされたときに表示される画面の一例を示す。ディスプレイ102eには、受取人によって変更された配達情報の詳細が表示される。
【0039】
図7(b)の例では、受取人によって変更された受け取り方法(図中「置き配」)や配達先に関する情報(図中「玄関先にお願い致します。」)などが配達情報の詳細として表示される。なお、変更後の配達情報に、配達直前に受取人に電話するよう配達者に要求する依頼が含まれる場合は、配達情報の詳細として、配達直前に受取人に電話する必要がある旨のメッセージや連絡先の電話番号などがディスプレイ103eに表示されてもよい。このように、配達者は、荷物の配達中に受取人が荷物の受け取り方法などの配達情報を変更した場合に、配達者端末103によって変更後の配達情報を確認してから、受取人が希望する受け取り方法に従って荷物の配達を行うことができる。なお、CPU100aは、OP106の処理を完了すると図4のフローチャートの処理を終了する。
【0040】
次に、図5のフローチャートを参照しながら、配達者端末103を所持する配達者が置き配による配達を行った場合にサーバ100のCPU100aが実行する処理の一例について説明する。OP201において、配達者は配達者端末103を操作して、荷物の配達を完了したことサーバ100に通知する処理を実行する。荷物の配達を完了したことサーバ100に通知する際に、配達者は配達者端末103を操作して荷物が受取人によって指定された場所に置かれていることを示す画像の取得処理も行う。
【0041】
図8(a)、(b)にOP201において配達者端末103を所持する配達者が、荷物の置き配の完了を示す画像を撮影する際にディスプレイ103eに表示される画面の一例を示す。図8(a)は、配達者が配達者端末103を操作して、置き配が完了した荷物の写真を撮影する際にディスプレイ103eに表示される画面の一例を示す。本実施形態では、上記で説明した「到着・荷確」タブ内に、置き配が完了した荷物の写真を撮影して保存する欄が設けられている。配達者は、ディスプレイ103eに表示される「報告画像を撮影」ボタンをタップし、荷物の写真を撮影する。撮影された写真は、配達完了報告用の画像として配達者端末103内のフラッシュメモリなどに記憶される。また、当該画像は、「到着・荷確」タブ内に設けられた画像表示領域103hに表示される。
【0042】
図8(b)に、配達者端末103を所持する配達者によって撮影された荷物の写真が画像表示領域103hに表示された画面の一例を示す。本実施形態では、配達者は、配達管理システム1によって配達サービスをユーザに提供する会社の社内用の画像(図中「社内用」)と、受取人端末102のユーザの確認用の画像(図中「顧客用」)とをそれぞれ取得するための撮影を行う。配達者は、荷物の画像を取得するための撮影を行い、ディスプレイ103eに別途表示される選択ボックスなどで、撮影した写真の画像がいずれの用途に用いられる画像であるかを選択し、各用途の画像を保存する操作を行う。図8(b)に示すように、保存された画像は、選択された用途ごとに画像表示領域103hに表示される。
【0043】
社内用の画像は、例えば、画像内における荷物の梱包資材の大きさの比率などの条件はなく、社員が目視で荷物が置かれていることを確認するために用いられる画像である。一
方、受取人の確認用の画像は、例えば、画像内における荷物の梱包資材の大きさは画像の表示サイズの1/4以上を占めるなどの条件が設けられ、受取人が目視により画像内の荷物の梱包資材および梱包資材の配置場所の詳細を確認して荷物の置き配が完了したことを確認するために用いられる画像である。なお、社内用の画像と受取人の確認用の画像に対する条件は適宜決めることができる。また、配達者が、配達サービスにおいて他の用途に用いる画像を追加で撮影するようにしてもよい。配達者は、画像表示領域103hに表示される画像によって撮影した各画像が適切な画像であることを確認し、配達完了の通知とともに画像をサーバ100に送信する操作を行う。サーバ100のCPU100aは、配達者端末103から荷物の配達を完了したことの通知と上記の画像を受信する。なお、当該通知には、荷物を特定する情報および荷物の受け取り方法を示す情報が含まれる。次いで、処理はOP202に進められる。
【0044】
OP202において、CPU100aは、OP201で受信した通知に含まれる荷物の受け取り方法を示す情報に基づいて、当該荷物の配達が置き配による配達であるか否かを判定する。荷物の配達が置き配による配達である場合は(OP202:Y)、CPU100aは処理をOP203に進める。一方、荷物の配達が置き配による配達でない場合は(OP202:N)、CPU100aは処理をOP206に進める。
【0045】
OP203において、CPU100aは、画像判定部として機能し、OP201において受信した画像が置き配の完了を示す画像として適切であるか否かを判定する。なお、置き配の完了を示す画像として適切であるか否かを判定する基準は、種々の基準が採用されてよい。例えば、周知の画像認識技術を用いて、画像に車のナンバープレートの番号や受取人の自宅の表札の文字などが写り込んでいる場合は、置き配の完了を示す画像として不適切であると判定するように基準を定めることができる。また、荷物の梱包資材の形状、印字やラベルなどの特徴に基づいて荷物が画像に含まれているか否かを判定し、荷物が含まれていない画像は不適切な画像であると判定するように基準を定めることもできる。また、社内用の画像に荷物が含まれているかや、受取人の確認用の画像において表示サイズの1/4以上を示す物体(前景)が存在するか否かなどの条件を基準に含めてもよい。
【0046】
CPU100aは、OP201において受信した画像が置き配の完了を示す画像として適切であると判定した場合は(OP203:Y)、処理をOP206に進める。一方、CPU100aは、OP201において受信した画像が置き配の完了を示す画像として不適切であると判定した場合は(OP203:N)、処理をOP204に進める。
【0047】
OP204において、CPU100aは、OP202において置き配による配達が行われたと判定される通知を送信した配達者端末103に、荷物の置き配が完了した状態にあることを示す適切な画像をサーバ100に送信するよう要求する。次いで、CPU100aは、処理をOP205に進める。OP205において、CPU100aは、画像受信部として機能し、OP204において画像の送信を要求した配達者端末103から画像を受信する。次いで、CPU100aは、処理をOP203に戻す。
【0048】
OP206において、CPU100aは、OP201において受信した配達完了の通知やOP201またはOP204、OP205の処理によって受信した画像を用いて、当該通知に含まれる荷物の配達完了処理を行う。具体的には、一例として、CPU100aは、更新部として機能し、通知に含まれる荷物の配達情報を用いて、データベース101に格納されている当該荷物の配達情報を更新する。これにより、当該荷物の配達が完了したことを示す情報がデータベース101に格納される。
【0049】
また、CPU100aは、荷物の配達が置き配である場合にOP201またはOP204、OP205の処理によって受信した画像を当該荷物と対応付けてデータベース101
に格納する。このように、本実施形態では、受取人が荷物の受け取り方法に置き配を指定した場合に、配達者は配達完了するために荷物の撮影を要求されるため、配達サービスを提供する会社は置き配による配達の確実性を高めることができるとともに、受取人の置き配による配達に対する信用を高めることができるなどの効果が期待できる。また、上記の配達管理システム1を用いることで、荷物の配達時における受取人と配達者との間の配達に関するより柔軟なコミュニケーションを提供することができる。
【0050】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の構成や処理については同一の番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0051】
図9に、本実施形態においてサーバ100のCPU100aが実行する処理のフローチャートを示す。CPU100aは、上記の実施形態におけるOP106の処理を実行して、荷物の受け取り方法の変更を示す情報を配達者端末(一例として配達者端末103)に送信した後に、図9に示すフローチャートの処理を実行する。
【0052】
OP301において、CPU100aは、特定部として機能し、データベース101を検索し、OP104において変更した配達情報に係る荷物とともに配達中である他の荷物を特定する。次いで、CPU100aは、処理をOP302に進める。OP302において、CPU100aは、決定部として機能し、OP104において配達情報を更新した荷物の情報とOP301において特定した荷物の情報とに基づいて、配達中の荷物を対象とした配達順序を決定する。配達順序の決定に使用する各荷物の情報は、CPU100aがデータベース101から取得する。CPU100aは、配達中の荷物を対象に配達順序を決定すると、決定後の配達順序をデータベース101に格納し、処理をOP303に進める。
【0053】
さらに、CPU100aは、データベース101からOP104による決定前の配達順序を示す情報とOP104による決定後の配達順序を示す情報とから、OP104において決定した配達順序が決定前の配達順序から変更されているか否かを判定する。OP104による決定処理の前後で配達順序が変更されている場合は(OP303:Y)、CPU100aは、処理をOP304に進める。一方、OP104による決定処理の前後で配達順序が変わらない場合は(OP303:N)、CPU100aは、本フローチャートの処理を終了する。
【0054】
OP304において、CPU100aは、配達順序情報送信部として機能し、配達中の荷物の配達順序が決定されたことを示す通知を配達者端末103に送信する。配達者は、配達者端末103によって当該通知を確認した後、配達者端末103を操作してサーバ100から変更後、すなわちOP104の処理によって決定された配達順序に関する情報を取得し、配達順序を確認する。なお、CPU100aは、配達中の荷物の配達順序が変更されたことを示す通知とともに変更後の配達順序を示す情報を配達者端末103に送信してもよい。変更後の配達順序を示す情報は、配達者端末103のフラッシュメモリに記憶され、配達者が配達者端末103を操作してフラッシュメモリに記憶された変更後の配達者順序をディスプレイ103eに表示して確認する。ここで、配達中の荷物の配達順序が変更されたことを示す通知や変更後の配達順序を示す情報が、配達中の荷物の配達順序が変更されたことを示す情報の一例である。なお、上記の説明において、OP104による決定処理の前後で配達順序が変わらない場合は、配達者に配達順序に変更はないことを知らせる通知を行ってもよい。
【0055】
このように、本実施形態によれば、受取人による荷物の受け取り方法が変更された場合
に、当該荷物の配達先も変更される可能性を踏まえて、当該荷物とともに配達中の他の荷物を対象として配達順序が組み直される。例えば、置き配による配達が、配達者が営業時間内に配達を完了すればよい配達とされている場合、受取人が荷物の受け取り方法を、指定した配達時間帯における自宅での受け取りから置き配に変更した場合、配達時間帯の指定が解除される。この他にも、受取人による荷物の受け取り方法の変更に応じて配達時間帯が指定されていなかった荷物に対して配達時間帯が指定される場合や、受け取り方法の変更の前後で配達時間帯は指定されないが配達先が変更される場合などが想定される。もちろん、置き配による配達を配達時間帯が指定可能な配達としてもよい。
【0056】
そして、配達時間帯の指定あるいは指定の解除、配達先の変更などが生じたことで、配達中の他の荷物の配達を優先した方が配達者の配達の効率が上がる可能性がある。本実施形態では、このような可能性も踏まえて配達順序が組み直される。これにより配達者は、荷物の受け取り方法が変更されても、組み直された配達順序に従ってより効率よく荷物の配達を行うことができる。
【0057】
以上が本実施形態に関する説明であるが、上記の配達管理システムの構成や処理は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想と同一性を失わない範囲内において種々の変更が可能である。また、上記の各実施形態で説明した処理などを適宜組み合わせて実施してもよい。
【0058】
例えば、上記の説明では、受取人によって受け取り方法が置き配に変更される場合について説明したが、受取人が受け取り方法を指定した宅配ボックスやコンビニエンスストアへの配達に変更する場合であってもよい。このような場合でも、変更後の受け取り方法に関する配達情報が配達者に通知され、配達者は変更後の受け取り方法に従って荷物を指定された宅配ボックスやコンビニエンスストアに配達することができる。また、上記の説明では、受取人は変更後の配達情報として配達直前の電話連絡の依頼を含めることができるが、過去に配達された荷物の梱包資材を配達者に回収してもらう依頼を変更後の配達情報に含めることもできる。
【0059】
また、上記の説明では、受取人による配達情報の変更は、荷物の受け取り方法に関するものであるが、受取人は受取人端末102を操作して受け取り方法の代わりに配達日時を変更し、変更後の配達日時が配達情報としてサーバ100に送信されてもよい。なお、受取人が受取人端末102を操作して配達日時の変更を行う場合は、サーバ100が変更可能な配達日時を決定する処理を行い、決定された配達日時に関する情報を受取人端末102に送信する。そして、変更可能な配達日時が受取人端末102に表示され、受取人は希望する配達日時を選択し、選択した配達日時がサーバ100に送信されて配達情報の変更が行われるようにしてもよい。
【0060】
また、OP201において、サーバ100が配達者端末103から受信する通知には荷物の受け取り方法を示す情報が含まれているが、サーバ100が受け取り方法を示す情報の代わりに荷物を特定する情報を受信してもよい。この場合、OP202において、CPU100aは、受信した荷物を特定する情報を用いてデータベース101に格納されている当該荷物の受け取り方法を示す情報を取得し、取得した受け取り方法を示す情報に基づいて、当該荷物の配達が置き配であるかを判定することができる。さらに、OP206において、サーバ100のCPU100aは、荷物の配達が完了したことの通知とOP201またはOP204、OP205の処理によって受信した画像とを受取人の受取人端末102に送信してもよい。
【0061】
また、上記の説明では、OP301〜OP304の処理はOP106の処理の後に実行されることを想定しているが、OP103において配達が完了していないと判定された後
からOP106の処理の前に実行されてもよい。これにより、配達が完了していない荷物に対して配達順序を決定することができる。また、この場合、OP304における配達順序の決定の通知とOP106における受け取り方法の変更を示す通知を1つの通知にまとめて配達者端末に送信されるようにしてもよい。さらに、配達前の荷物に対して配達順序の決定処理が行われた場合には配達者端末に通知を送信しなくてもよい。
【0062】
<コンピュータが読み取り可能な記録媒体>
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記サーバの設定を行うための管理ツール、OSその他を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
【0063】
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリ等のメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
【符号の説明】
【0064】
1 配達管理システム
100 サーバ
100a、102a CPU
101 データベース
102、104 受取人端末
103、105 配達者端末
102e、103e ディスプレイ
N ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9