【文献】
TraceUp.com,“TRACE | Auto-edit GoPro footage and track your surfing, snowboarding, and skiing”,YouTube [online] [video],2015年 7月 8日,0:28-0:44,URL,https://www.youtube.com/watch?v=xrhVJ6ruXpQ
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
【0010】
[ハードウェア構成]
図1は、本発明の携帯端末の一実施形態としてのリスト端末1の構成を示す図であり、
図1(A)は外観構成図、
図1(B)は、ハードウェア構成を示すブロック図である。
リスト端末1は、腕時計型に構成され、スマートフォンに類する機能を備えた装置である。
図1に示すように、リスト端末1は、制御部11と、センサユニット12と、入力部13と、LCD(Liquid Crystal Display)14と、時計回路15と、ROM(Read Only Memory)16と、RAM(Random Access Memory)17と、GPS(Global Positioning System)アンテナ18と、GPSモジュール19と、無線通信用アンテナ20と、無線通信モジュール21と、ドライブ22とを備えている。なお、リスト端末1には、撮像部等の他のハードウェアを適宜備えることが可能である。
【0011】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置によって構成され、リスト端末1全体の動作を制御する。例えば、制御部11は、運動解析処理(後述)のためのプログラム等、ROM16に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。
センサユニット12は、加速度センサ、ジャイロセンサ、気圧センサ、地磁気センサあるいは高度センサ等の各種センサを備えている。
加速度センサは、リスト端末1における3軸方向の加速度を検出し、検出した加速度を示す情報を制御部11に出力する。
ジャイロセンサは、リスト端末1における3軸方向の角速度を検出し、検出した角速度を示す情報を制御部11に出力する。
気圧センサは、リスト端末1がある環境下の気圧を検出し、検出した気圧を示す情報を制御部11に出力する。リスト端末1では、気圧センサから出力される情報に基づいて、リスト端末1の高度を検出する。
【0012】
入力部13は、各種釦やLCD14の表示領域に積層される静電容量式または抵抗膜式の位置入力センサ等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
LCD14は、制御部11の指示に従って画像を出力する。例えば、LCD14は、各種画像やユーザインターフェースの画面を表示する。本実施形態においては、LCD14に入力部13の位置入力センサが重畳して配置され、タッチパネルが構成されている。
時計回路15は、システムクロックあるいは発振器により生成される信号から時刻信号を生成し、現在時刻を出力する。
【0013】
ROM16は、制御部11で実行される制御プログラム等の情報を格納する。
RAM17は、制御部11が各種処理を実行する際のワークエリアを提供する。
GPSアンテナ18は、GPSにおける衛星から発信される電波を受信して電気信号に変換し、変換した電気信号(以下、「GPS信号」と称する。)をGPSモジュール19に出力する。
GPSモジュール19は、GPSアンテナ18から入力されたGPS信号に基づいて、リスト端末1の位置(緯度、経度、高度)及びGPSによって示される現在時刻を検出する。また、GPSモジュール19は、検出した位置及び現在時刻を示す情報を制御部11に出力する。
【0014】
無線通信用アンテナ20は、無線通信モジュール21によって利用される無線通信に対応した周波数の電波を受信可能なアンテナであり、例えばループアンテナやロッドアンテナによって構成される。無線通信用アンテナ20は、無線通信モジュール21から入力された無線通信の電気信号を電磁波として送信したり、受信した電磁波を電気信号に変換して無線通信モジュール21に出力したりする。
無線通信モジュール21は、制御部11の指示に従って、無線通信用アンテナ20を介して他の装置に信号を送信する。また、無線通信モジュール21は、他の装置から送信された信号を受信し、受信した信号が示す情報を制御部11に出力する。
ドライブ22には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア31が適宜装着される。リムーバブルメディア31は、位置及び高度のデータ等の各種データを記憶することができる。
【0015】
図2は、
図1のリスト端末1の機能的構成のうち、運動解析処理(移動解析処理)を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
運動解析処理とは、運動の計測を自動的に行う自動計測モードに設定された場合に、リスト端末1を装着したユーザの運動に関して取得された各種計測情報に基づいて、ユーザの運動を解析する一連の処理をいう。なお、本実施形態では、リスト端末1を装着したユーザがサーフィンを行った際の各種計測情報を取得して、ユーザの運動を解析する場合を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、サーファーが波に乗ってサーフボードに立ち上がることを「テイクオフ」、その後、波のブレイク等によりサーフボードから降りることを「ワイプアウト」、テイクオフからワイプアウトまでの波に乗っている状態を「ライディング」と称する。
【0016】
運動解析処理が実行される場合には、
図2に示すように、制御部11において、計測情報取得部51と、第1タイミング検出部52と、第2タイミング検出部53と、記録制御部54と、表示制御部55とが機能する。
また、ROM16の一領域には、履歴データ記憶部71が設定される。
履歴データ記憶部71には、サーフィンの1ライド毎にライディング履歴のデータが記憶される。本実施形態においては、ライディング履歴のデータとして、ライディングの軌跡(位置及び高さ)、トップスピード、1ライディングの距離、1ライディングの時間、テイクオフ時刻等が記憶される。なお、1ライディングを「1本」と数えるものとする。
【0017】
計測情報取得部51は、GPSモジュール19の測位結果及びセンサユニット12に備えられた各種センサの検出結果(以下、これらをまとめて、適宜「計測情報」と称する。)を所定間隔(例えば0.1秒間隔)で取得する。なお、本実施形態において、計測情報には、センサの出力データに所定の演算(微分等)を適宜加えたデータも含まれるものとする。
【0018】
第1タイミング検出部52は、計測情報取得部51によって取得された計測情報に基づいて、リスト端末1を装着したユーザがサーフィンのスタンバイ状態であるか否かの判定を行う。サーフィンのスタンバイ状態であるか否かは、例えば、ユーザの位置が海岸線より海側であるか否かによって判定することができる。また、第1タイミング検出部52は、サーフィンのスタンバイ状態を検出した後、ユーザがサーフィンを終了したか否かの判定を行う。ユーザがサーフィンを終了したか否かは、ユーザの位置が海岸線より陸側であるか否かによって判定することができる。
なお、ここではスタンバイ状態を自動的に検出することとしたが、ユーザがボタンを操作することにより、第1タイミング検出部52が手動によるスタンバイ状態の設定を受け付けることとしてもよい。
【0019】
第2タイミング検出部53は、計測情報取得部51によって取得された計測情報に基づいて、リスト端末1を装着したユーザがテイクオフしたか否かの判定を行う。本実施形態において、リスト端末1を装着したユーザがテイクオフしたか否かは、移動速度が速度の閾値(ここでは、15[km/s]とする。)以上となったか否かによって判定するものとする。また、第2タイミング検出部53は、計測情報取得部51によって取得された計測情報に基づいて、リスト端末1を装着したユーザがワイプアウトしたか否かの判定を行う。本実施形態において、リスト端末1を装着したユーザがワイプアウトしたか否かは、移動速度が上記速度の閾値未満となったか否かによって判定するものとする。
【0020】
記録制御部54は、第1タイミング検出部52によってサーフィンのスタンバイ状態が検出された場合に、計測情報取得部51によって取得された計測情報のRAM17への一時記憶を開始する。例えば、記録制御部54は、サーフィンのスタンバイ状態が検出された場合に、RAM17に形成されたFIFO(First In First Out)型の記憶領域に、所定時間(例えば60秒)分の計測情報を逐次記憶する。
また、記録制御部54は、第2タイミング検出部53によってテイクオフが検出された後、ワイプアウトが検出された場合に、RAM17に一時記憶している計測情報のうち、テイクオフからワイプアウトまでの計測情報をROM16またはドライブ22に装着されたリムーバブルメディア31に記録(保存)する。このとき、テイクオフの所定時間前(例えば、3秒前)からワイプアウトの所定時間後(例えば、3秒後)までの計測情報を記録制御部54が記録することとしてもよい。
【0021】
表示制御部55は、第1タイミング検出部52によって計測情報の一時記憶が開始されると、計測中のデータとして所定の計測情報をLCD14に表示する。
また、表示制御部55は、ユーザにより履歴のマップ画面を表示させる指示が行われた場合に、記録制御部54によってROM16またはリムーバブルメディア31に記録された計測情報に基づいて、1ライディング毎の履歴をマップ上に表したマップ画面をLCD14に表示する。
【0022】
図3は、計測中のデータとして計測情報が表示された計測中画面の一例を示す模式図である。
図3に示すように、計測中画面においては、現在位置付近の海岸の地図を背景として、最大速度を表す「TOP Speed」、ライディング距離を表す「Distance」、ライディング時間を表す「Time」の各計測情報が表示されている。
なお、計測中画面において、現在位置付近の海岸の地図を背景に表示することなく、計測情報のみをより大きい文字サイズで表示することとしてもよい。
【0023】
また、
図4は、1ライディングの履歴がマップ上に表されたマップ画面の一例を示す模式図である。
図4に示すように、マップ画面においては、現在位置付近の海岸の地図を背景として、1ライディングの開始位置(テイクオフ位置)から終了位置(ワイプアウト位置)までの軌跡を表すラインと、「TOP Speed」、「Distance」及び「Time」の各計測情報が表示されている。マップ画面に表示されるラインでは、そのライディングにおける最大速度の位置がマークによって識別して表示されると共に、各位置での速度の状態がラインの色の相違によって識別して表示される。例えば、最大速度に対して20%未満の速度の位置は青色、最大速度に対して20%以上40未満の速度の位置は水色、最大速度に対して40%以上60%未満の速度の位置は緑色、最大速度に対して60%以上80%未満の速度の位置は黄色、最大速度に対して80%以上の速度の位置は赤色で表すことができる。なお、
図4においては、各位置での速度の状態を線種の相違によって模式的に示している。
【0024】
ここで、本実施形態において、現在位置付近の海岸の地図を表示する場合、海側がLCD14の上側(
図1(A)における上側)、陸側がLCD14の下側(
図1(A)における下側)となるように表示される。
これにより、サーフィンのような海と陸との境界領域で行われるスポーツの履歴を直感的にわかり易く表示することができる。
【0025】
[動作]
次に、リスト端末1の動作を説明する。
図5は、
図2の機能的構成を有する
図1のリスト端末1が実行する運動解析処理の流れを説明するフローチャートである。
運動解析処理は、ユーザによって自動解析モードに設定する操作が行われることにより開始される。
【0026】
ステップS1において、計測情報取得部51は、GPSモジュール19の測位結果及びセンサユニット12に備えられた各種センサの検出結果(計測情報)を取得する。
ステップS2において、第1タイミング検出部52は、計測情報取得部51によって取得された計測情報に基づいて、リスト端末1を装着したユーザがサーフィンのスタンバイ状態であるか否かの判定を行う。
リスト端末1を装着したユーザがサーフィンのスタンバイ状態でない場合、ステップS2においてNOと判定されて、処理はステップS1に移行する。
一方、リスト端末1を装着したユーザがサーフィンのスタンバイ状態である場合、ステップS2においてYESと判定されて、処理はステップS3に移行する。
【0027】
ステップS3において、記録制御部54は、計測情報取得部51によって取得された計測情報のRAM17への一時記憶を開始する。
ステップS4において、表示制御部55は、計測中のデータとして所定の計測情報をLCD14に表示(計測中画面を表示)する。
ステップS5において、第2タイミング検出部53は、計測情報取得部51によって取得された計測情報に基づいて、リスト端末1を装着したユーザがテイクオフしたか否かの判定を行う。
リスト端末1を装着したユーザがテイクオフしていない場合、ステップS5においてNOと判定されて、処理はステップS6に移行する。
一方、リスト端末1を装着したユーザがテイクオフした場合、ステップS5においてYESと判定されて、処理はステップS7に移行する。
【0028】
ステップS6において、第2タイミング検出部53は、テイクオフの検出におけるタイムアウトとなっているか否かの判定を行う。
テイクオフの検出におけるタイムアウトとなっていない場合、ステップS6においてNOと判定されて、処理はステップS5に移行する。
一方、テイクオフの検出におけるタイムアウトとなっている場合、ステップS6においてYESと判定されて、処理はステップS11に移行する。
ステップS7において、第2タイミング検出部53は、計測情報取得部51によって取得された計測情報に基づいて、リスト端末1を装着したユーザがワイプアウトしたか否かの判定を行う。
リスト端末1を装着したユーザがワイプアウトしていない場合、ステップS7においてNOと判定されて、ステップS7の処理が繰り返される。
一方、リスト端末1を装着したユーザがワイプアウトしている場合、ステップS7においてYESと判定されて、処理はステップS8に移行する。
【0029】
ステップS8において、記録制御部54は、RAM17に一時記憶している計測情報のうち、テイクオフからワイプアウトまでの計測情報をROM16またはドライブ22に装着されたリムーバブルメディア31に記録する。なお、記録制御部54は、テイクオフの所定時間前からワイプアウトの所定時間後までの計測情報を記録することとしてもよい。
ステップS9において、表示制御部55は、ユーザにより履歴のマップ画面を表示させる指示が行われたか否かの判定を行う。
ユーザにより履歴のマップ画面を表示させる指示が行われていない場合、ステップS9においてNOと判定されて、処理はステップS11に移行する。
一方、ユーザにより履歴のマップ画面を表示させる指示が行われた場合、ステップS9においてYESと判定されて、処理はステップS10に移行する。
【0030】
ステップS10において、表示制御部55は、記録制御部54によってROM16またはリムーバブルメディア31に記録された計測情報に基づいて、1ライディング毎の履歴をマップ上に表したマップ画面をLCD14に表示する。
ステップS11において、第1タイミング検出部52は、ユーザがサーフィンを終了したか否かの判定を行う。
ユーザがサーフィンを終了していない場合、ステップS11においてNOと判定されて、処理はステップS1に移行する。
一方、ユーザがサーフィンを終了した場合、ステップS11においてYESと判定されて、運動解析処理は終了となる。
【0031】
このよう処理により、運動解析装置1においては、サーフィンのスタンバイ状態となった場合に、計測情報が一時記憶され、1本のライディング(テイクオフからワイプアウトまで)が完了した後に、一時記憶されている計測情報のうち、1本のライディングに対応する計測情報が記録される。
そのため、計測情報を取得するタイミングが遅れる状況の発生を抑制することができる。
したがって、スポーツ等における位置情報をより正確に取得することが可能となる。
【0032】
[変形例1]
上述の実施形態において、自動計測モードに設定された場合に、第1タイミング検出部52が、計測情報取得部51によって取得された計測情報に基づいて、リスト端末1を装着したユーザが、サーフィン、ボディボード、スノーボードまたはスキーのいずれのスタンバイ状態であるか否かを判定することができる。
この場合、GPSモジュール19の測位結果及びセンサユニット12に備えられた各種センサの検出結果(計測情報)にそれぞれのスタンバイ状態を識別する条件を設定しておき、現在の状態が、これらの条件に合致するか否かを判定することで、いずれのスポーツのスタンバイ状態であるかを判定することができる。
【0033】
例えば、サーフィン及びボディボードと、スノーボード及びスキーとは、計測情報に基づいて、現在位置が海である場合にはサーフィンまたはボディボード、現在位置が山である場合にはスノーボードまたはスキーとして区別することができる。
また、例えば、サーフィンとボディボードとは、計測情報に基づいて、ユーザが立ち上がる動作を行ったか否かによって区別することができる。
さらに、スノーボードとスキーとは、計測情報に基づいて、進行方向に対するユーザの身体の向きによって区別することができる。
なお、ユーザが手動でスポーツを選択することにより、第1タイミング検出部52がいずれのスポーツのスタンバイ状態であるかの設定を受け付けることとしてもよい。
【0034】
また、本変形例において、記録制御部54は、スタンバイ状態が検出された後、テイクオフからワイプアウトまでのライディング等、1本分の運動の計測情報をROM16またはドライブ22に装着されたリムーバブルメディア31に記録(保存)する場合、サーフィン及びボディボードの場合には1本の開始から第1の時間前の計測情報から記録し、スノーボード及びスキーの場合には1本の開始から第2の時間前の計測情報から記録する。
そして、第1の時間は、第2の時間よりも長く設定されている。
【0035】
これにより、1本の運動の開始前において、より長時間の状態にユーザが興味を抱くと考えられるサーフィン及びボディボードの計測情報を、スノーボード及びスキーよりも長く記録することができる。
また、同様に、1本の運動の終了後についても、サーフィン及びボディボードの計測情報を、スノーボード及びスキーよりも長く記録することとしてもよい。
【0036】
[変形例2]
上述の実施形態において、記録制御部54は、運動解析処理のステップS11でユーザがサーフィンを終了したと判定された後、再びサーフィンのスタンバイ状態が検出された場合には計測情報の一時記憶を開始し、その後、テイクオフが検出された際に、計測情報をROM16またはドライブ22に装着されたリムーバブルメディア31に記録することとしてもよい。
【0037】
[変形例3]
上述の実施形態において、マップ画面に現在位置付近の海岸の地図を表示する場合、スタンバイ状態が検出されるまでは、海側がLCD14の上側、陸側がLCD14の下側となるように表示し、スタンバイ状態が検出された後、ワイプアウトが検出されるまでは、海側がLCD14の下側、陸側がLCD14の上側となるように表示することとしてもよい。
これにより、ユーザの運動に合わせた地図の表示方向とすることができる。
【0038】
[変形例4]
上述の実施形態において、マップ画面の表示形態は、スポーツの種類に応じて、変更することが可能である。
図6は、スノーボードまたはスキーの履歴を表すマップ画面の一例を示す模式図である。
図6に示すように、スノーボードまたはスキーの履歴を表示するために現在位置付近の地図を表示する場合、山頂側がLCD14の上側(
図1(A)における上側)、麓側がLCD14の下側(
図1(A)における下側)となるように表示することができる。
これにより、スノーボードまたはスキーのコースを把握し易い状態でマップ画面を表示することができる。
また、この場合にも、変形例3と同様に、スタンバイ状態が検出されるまでは、山頂側がLCD14の上側、麓側がLCD14の下側となるように表示し、スタンバイ状態が検出された後、滑走の終了が検出されるまでは、山頂側がLCD14の下側、麓側がLCD14の上側となるように表示することとしてもよい。
これにより、スノーボードまたはスキーの場合にも、ユーザの運動に合わせた地図の表示方向とすることができる。
【0039】
以上のように構成されるリスト端末1は、計測情報取得部51と、第1タイミング検出部52と、第2タイミング検出部53と、記録制御部54と、表示制御部55とを備える。
計測情報取得部51は、位置情報を取得する。
第1タイミング検出部52は、スポーツにおけるスタンバイ状態を検出する。
第2タイミング検出部53は、スポーツにおける所定の開始タイミングを検出する。
記録制御部54は、第1タイミング検出部52がスタンバイ状態を検出すると計測情報取得部51に位置情報の取得を開始させ、所定間隔で位置情報を逐次取得し続けると共に、第2タイミング検出部53が所定の開始タイミングを検出すると、既に計測情報取得部51により取得を開始していた位置情報から、所定の開始タイミングの位置情報をROM16またはリムーバブルメディア31に記憶させる。
これにより、スポーツのスタンバイ状態となった場合に、位置情報が一時記憶され、所定の開始タイミングが検出されると、一時記憶されている位置情報のうち、所定の開始タイミングに対応する位置情報が記録される。
そのため、位置情報を取得するタイミングが遅れる状況の発生を抑制することができる。
したがって、スポーツ等における位置情報をより正確に取得することが可能となる。
【0040】
表示制御部55は、計測情報取得部51により取得された位置情報に基づいて移動軌跡を作成する。
これにより、スポーツにおける正確なスタートのタイミングからの移動軌跡を作成することが可能となる。
【0041】
表示制御部55は、作成した移動軌跡を表示部に表示させる。
これにより、スポーツにおける正確なスタートのタイミングからの移動軌跡をユーザに提示することができる。
【0042】
第2タイミング検出部53は、スポーツの所定の開始タイミングと終了タイミングを検出する。
記録制御部54は、開始タイミングから前記終了タイミングまでの時間を、1回分としてROM16またはリムーバブルメディア31に記憶させる。
これにより、履歴として適切なタイミングを記憶させることができる。
【0043】
記録制御部54は、開始タイミングから終了タイミングまでの位置情報を、1回分としてROM16またはリムーバブルメディア31に記憶させる。
これにより、適切なタイミングの位置情報を記憶させることができる。
【0044】
第2タイミング検出部53は、所定の時速以上に達したタイミングを開始タイミングとして検出する。
これにより、明確な基準によって開始タイミングを検出することができる。
【0045】
第2タイミング検出部53は、開始タイミングの検出後に、所定の時速以下に低下したタイミングを終了タイミングとして検出する。
これにより、明確な基準によって終了タイミングを検出することができる。
【0046】
即ち、サーフィン等においては、何度も波に乗りかけてうまく乗れず、何回かトライしてはじめてライディングしたと言えるので、第2タイミング検出部53が上述した基準でタイミングを検出し、1回分(1本のライディング)の各種データをROM16またはリムーバブルメディア31に記憶させることにより、中途半端な移動軌跡や計測値が多数記録されることを防止する効果がある。
【0047】
上記スポーツは、サーフィン、ボディボード、スノーボードまたはスキーの少なくともいずれかである。
記録制御部54は、所定の時速以上を計測した1本の計測データを保存する。
これにより、サーフィン、ボディボード、スノーボードまたはスキーにおける適切な計測データを選択して保存することができる。
【0048】
記録制御部54は、所定の時速以上を複数回計測した1本の計測データを保存する。
これにより、サーフィン、ボディボード、スノーボードまたはスキーにおける、より適切な計測データを選択して保存することができる。
【0049】
第1タイミング検出部52は、サーフィン、ボディボード、スノーボードまたはスキーの少なくともいずれかのスタンバイ状態であるかを識別する。
これにより、サーフィン、ボディボード、スノーボードまたはスキーにおける開始タイミングを適切に検出することができる。
【0050】
第1タイミング検出部52は、位置情報に基づいて、現在位置が海であるか山であるかを判定し、現在位置が海であると判定した場合、サーフィンまたはボディボードのスタンバイ状態であると識別し、現在位置が山であると判定した場合、スノーボードまたはスキーのスタンバイ状態であると識別する。
これにより、サーフィンまたはボディボードのスタンバイ状態と、スノーボードまたはスキーのスタンバイ状態とを簡単に識別することができる。
【0051】
第1タイミング検出部52は、ユーザの操作に応じて、サーフィン、ボディボード、スノーボードまたはスキーの少なくともいずれかのスタンバイ状態に設定する。
これにより、ユーザの意図を反映させて、スタンバイ状態の設定を行うことができる。
【0052】
記録制御部54は、開始タイミングよりも所定時間前から計測データを保存し、サーフィン及びボディボードと、スノーボード及びスキーとで、当該所定時間を異ならせる。
これにより、開始タイミングよりも前のユーザが興味を抱くと考えられる時間を適切に反映して、サーフィン及びボディボードと、スノーボード及びスキーの計測データを保存することができる。
【0053】
上記スポーツは、海岸で行われるスポーツである。
表示制御部55は、移動軌跡を表示する際に、海側を表示部の上側、陸側を表示部の下側に表示する。
これにより、ユーザの運動に合わせた表示方向とすることができる。
【0054】
また、リスト端末1は、第1タイミング検出部52と、第2タイミング検出部53と、記録制御部54とを備える。
第1タイミング検出部52は、移動のスタンバイ状態を検出する。
第2タイミング検出部53は、所定の開始タイミングを検出する。
記録制御部54は、第1タイミング検出部52でスタンバイ状態を検出すると、位置情報の取得を開始させる。
また、記録制御部54は、第2タイミング検出部53で所定の開始タイミングを検出すると、既に取得を開始していた位置情報から、所定の開始タイミングで検出した位置情報を記憶する。
これにより、移動する対象物の位置情報をより正確に取得することが可能となる。
【0055】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0056】
例えば、上述の実施形態において、第1タイミング検出部52が、計測情報に基づいて、ユーザが波に浮いている状態であるか否かを判定することによって、サーフィンのスタンバイ状態であるか否かを判定することとしてもよい。また、第1タイミング検出部52が、計測情報に基づいて、陸地を移動(歩行あるいは自動車での走行等)しているか否かを判定することによって、サーフィンが終了したか否かを判定することとしてもよい。
【0057】
また、上述の実施形態において、第2タイミング検出部53が、計測情報に基づいて、ユーザが波に浮いている状態からサーフボードに立ち上がったことを検出してテイクオフを判定することとしてもよい。この場合、立ち上がることによる上方向への加速度を検出したり、加速度及び角速度の波形が浮いている場合とは異なる状態となることを検出したりすることが可能である。
【0058】
また、上述の実施形態において、第2タイミング検出部53が、計測情報に基づいて、立っている状態から海に降りたことを検出してワイプアウトを判定することとしてもよい。この場合、海に降りることによる下方向への加速度を検出したり、加速度及び角速度の波形がサーフボードに立っている場合とは異なる状態となることを検出したりすることが可能である。
【0059】
また、上述の実施形態において、ワイプアウトの条件は、所定速度未満の状態が所定時間以上継続した場合とすることとしてもよい。
これにより、比較的遅い波でターンを行った場合等にワイプアウトと判定されることを抑制できる。
【0060】
また、上述の実施形態において、リスト端末1が、計測情報に基づいて、ターンが行われたことを検出し、ターンの回数を記録することとしてもよい。さらに、リスト端末1は、種々の計測情報を記録することが可能であり、例えば、ライディングの本数、平均ライディング間隔、総ライディング距離等を記録してもよい。
また、上述の実施形態において、GPSによる測位位置が不正な値を示す場合(例えば、速度が60[km]以上になると判定される場合等)、その間の計測情報は記録の対象から除外することとしてもよい。
【0061】
また、上述の実施形態において、マップ画面を表示する場合、地図の縮尺を軌跡の長さに合わせて設定することとしてもよい。さらに、マップ画面を表示する場合、軌跡がLCD14の表示画面における所定領域(中央部分等)に表示されるように地図の範囲を設定することとしてもよい。
また、上述の実施形態において、マップ画面には、複数の軌跡を併せて表示することとしてもよい。
【0062】
また、上述の実施形態では、位置情報を取得するためにGPSを用いているが、特にこれに限定されない。例えば、Wi−Fiアクセスポイントを使って高速で正確な位置情報を取得するSiRFusion(登録商標)や、水中でも位置を測定できる量子コンパス等を利用してもよい。
【0063】
また、上述の実施形態では、本発明が適用される電子機器として、リスト端末を例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、運動を計測する機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、タブレット型端末、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
【0064】
また、上述の実施形態では、リスト端末1内部の制御部11が
図2若しくは
図5のフローチャートに示す動作を制御しているが、無線通信モジュール21を介してスマートフォン等にデータを送り、演算処理はスマートフォンで行ってその結果をリスト端末1に返して、LCD14に表示させるようにすることも可能である。
また、上述の実施形態では、リスト端末1内部のRAM17またはリムーバブルメディア31に各種データを記録するようにしているが、無線通信モジュール21を介してスマートフォン等にデータを送り、スマートフォン等に記録するようにしてもよい。
【0065】
さらに、本発明をスポーツ以外の分野に応用することも可能である。例えば、ドローンや、投擲型のカメラ、センサを搭載したフリスビー、移動型ロボット等に応用し、位置情報を取得して移動軌跡や移動時間を記録するようにしてもよい。
【0066】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、
図2の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能がリスト端末1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に
図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
本実施形態における機能的構成は、演算処理を実行するプロセッサによって実現され、本実施形態に用いることが可能なプロセッサには、シングルプロセッサ、マルチプロセッサ及びマルチコアプロセッサ等の各種処理装置単体によって構成されるものの他、これら各種処理装置と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field‐Programmable Gate Array)等の処理回路とが組み合わせられたものを含む。
【0067】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
【0068】
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される
図1のリムーバブルメディア31により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア31は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、または光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc),Blu−ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disc)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている
図1のROM16等で構成される。
【0069】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0070】
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態をとることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0071】
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
身体に保持してスポーツに使用する携帯端末であって、
位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記スポーツにおけるスタンバイ状態を検出する第1の検出手段と、
前記スポーツにおける所定の開始タイミングを検出する第2の検出手段と、
前記第1の検出手段がスタンバイ状態を検出すると前記位置情報取得手段に位置情報の取得を開始させ、所定間隔で位置情報を逐次取得し続けると共に、前記第2の検出手段が所定の開始タイミングを検出すると、既に前記位置情報取得手段により取得を開始していた位置情報から、前記所定の開始タイミングの位置情報を記憶手段に記憶させる制御部と、
を備えることを特徴とする携帯端末。
[付記2]
前記制御部は、前記位置情報取得手段により取得された位置情報に基づいて移動軌跡を作成することを特徴とする付記1に記載の携帯端末。
[付記3]
前記制御部は、作成した前記移動軌跡を表示部に表示させることを特徴とする付記2に記載の携帯端末。
[付記4]
前記第2の検出手段は、前記スポーツの所定の開始タイミングと終了タイミングを検出し、
前記制御部は、前記開始タイミングから前記終了タイミングまでの時間を、1回分として前記記憶手段に記憶させることを特徴とする付記1から3のいずれか1つに記載の携帯端末。
[付記5]
前記制御部は、前記開始タイミングから前記終了タイミングまでの位置情報を、1回分として前記記憶手段に記憶させることを特徴とする付記4に記載の携帯端末。
[付記6]
前記第2の検出手段は、所定の時速以上に達したタイミングを前記開始タイミングとして検出することを特徴とする付記1から5のいずれか1つに記載の携帯端末。
[付記7]
前記第2の検出手段は、前記開始タイミングの検出後に、所定の時速以下に低下したタイミングを終了タイミングとして検出することを特徴とする付記1から6のいずれか1つに記載の携帯端末。
[付記8]
前記スポーツは、サーフィン、ボディボード、スノーボードまたはスキーの少なくともいずれかであり、
前記制御部は、所定の時速以上を計測した1本の計測データを保存することを特徴とする付記1から7のいずれか1つに記載の携帯端末。
[付記9]
前記制御部は、所定の時速以上を複数回計測した1本の計測データを保存することを特徴とする付記8に記載の携帯端末。
[付記10]
前記第1の検出手段は、サーフィン、ボディボード、スノーボードまたはスキーの少なくともいずれかのスタンバイ状態であるかを識別することを特徴とする付記8または9に記載の携帯端末。
[付記11]
前記第1の検出手段は、前記位置情報に基づいて、現在位置が海であるか山であるかを判定し、現在位置が海であると判定した場合、サーフィンまたはボディボードのスタンバイ状態であると識別し、現在位置が山であると判定した場合、スノーボードまたはスキーのスタンバイ状態であると識別することを特徴とする付記10に記載の携帯端末。
[付記12]
前記第1の検出手段は、ユーザの操作に応じて、サーフィン、ボディボード、スノーボードまたはスキーの少なくともいずれかのスタンバイ状態に設定することを特徴とする付記8から11のいずれか1つに記載の携帯端末。
[付記13]
前記制御部は、前記開始タイミングよりも所定時間前から前記計測データを保存し、サーフィン及びボディボードと、スノーボード及びスキーとで、当該所定時間を異ならせることを特徴とする付記8から12のいずれか1つに記載の携帯端末。
[付記14]
前記スポーツは、海岸で行われるスポーツであり、
前記制御部は、前記移動軌跡を表示する際に、海側を表示部の上側、陸側を表示部の下側に表示することを特徴とする付記2に記載の携帯端末。
[付記15]
移動のスタンバイ状態を検出する第1の検出手段と、
所定の開始タイミングを検出する第2の検出手段と、
前記第1の検出手段でスタンバイ状態を検出すると、位置情報の取得を開始させる位置情報取得制御手段と、
前記第2の検出手段で所定の開始タイミングを検出すると、既に前記位置情報取得制御手段により取得を開始していた位置情報から、前記所定の開始タイミングで検出した位置情報を記憶する記憶制御手段と、
を備えることを特徴とする携帯端末。
[付記16]
携帯端末の移動状態を解析する移動解析方法であって、
位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
スポーツにおけるスタンバイ状態を検出する第1の検出ステップと、
前記スポーツにおける所定の開始タイミングを検出する第2の検出ステップと、
前記第1の検出ステップにおいてスタンバイ状態が検出されると前記位置情報取得ステップにおける位置情報の取得を開始させ、所定間隔で位置情報を逐次取得し続けると共に、前記第2の検出ステップにおいて所定の開始タイミングが検出されると、既に前記位置情報取得ステップにおいて取得を開始していた位置情報から、前記所定の開始タイミングの位置情報を記憶手段に記憶させる制御ステップと、
を含むことを特徴とする移動解析方法。
[付記17]
コンピュータが、
移動のスタンバイ状態を検出する第1の検出ステップと、
所定の開始タイミングを検出する第2の検出ステップと、
前記第1の検出ステップでスタンバイ状態を検出すると、位置情報の取得を開始する位置情報取得ステップと、
前記第2の検出ステップで所定の開始タイミングを検出すると、既に前記位置情報取得ステップにより取得を開始していた位置情報から、前記所定の開始タイミングで検出した位置情報を記憶する記憶制御ステップと、
を実行することを特徴とする移動解析方法。
[付記18]
身体に保持してスポーツに使用する携帯端末を構成するコンピュータに、
位置情報を取得する位置情報取得機能と、
前記スポーツにおけるスタンバイ状態を検出する第1の検出機能と、
前記スポーツにおける所定の開始タイミングを検出する第2の検出機能と、
前記第1の検出機能がスタンバイ状態を検出すると前記位置情報取得機能に位置情報の取得を開始させ、所定間隔で位置情報を逐次取得し続けると共に、前記第2の検出機能が所定の開始タイミングを検出すると、既に前記位置情報取得機能により取得を開始していた位置情報から、前記所定の開始タイミングの位置情報を記憶手段に記憶させる制御機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
[付記19]
コンピュータに、
移動のスタンバイ状態を検出する第1の検出機能と、
所定の開始タイミングを検出する第2の検出機能と、
前記第1の検出機能でスタンバイ状態を検出すると、位置情報の取得を開始させる位置情報取得制御機能と、
前記第2の検出機能で所定の開始タイミングを検出すると、既に前記位置情報取得制御機能により取得を開始していた位置情報から、前記所定の開始タイミングで検出した位置情報を記憶する記憶制御機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。