特許第6597745号(P6597745)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6597745
(24)【登録日】2019年10月11日
(45)【発行日】2019年10月30日
(54)【発明の名称】支持装置
(51)【国際特許分類】
   G03B 17/56 20060101AFI20191021BHJP
   H04N 5/225 20060101ALI20191021BHJP
【FI】
   G03B17/56 A
   H04N5/225
【請求項の数】6
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2017-193355(P2017-193355)
(22)【出願日】2017年10月3日
(62)【分割の表示】特願2015-88980(P2015-88980)の分割
【原出願日】2015年4月24日
(65)【公開番号】特開2018-25815(P2018-25815A)
(43)【公開日】2018年2月15日
【審査請求日】2018年4月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】特許業務法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】岩本 健士
(72)【発明者】
【氏名】小野田 孝
(72)【発明者】
【氏名】武田 基宏
【審査官】 登丸 久寿
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2013/129421(WO,A1)
【文献】 特開2013−043626(JP,A)
【文献】 特開2011−221475(JP,A)
【文献】 特開2013−097116(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0003822(US,A1)
【文献】 特開平08−307754(JP,A)
【文献】 特開2004−088396(JP,A)
【文献】 特開2015−079179(JP,A)
【文献】 特開2006−125583(JP,A)
【文献】 atsuo@tokyo,GoProと連携し手元で操作,ジグソー レビューメディア,日本,2014年12月16日,URL,URL: https://zigsow.jp/item/300222/review/285254
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 17/56
H04N 5/225
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方端に撮像装置を備える棒状部材に結合可能な支持装置であって、
前記撮像装置を操作し、前記撮像装置により撮像された画像を表示する表示手段を備える操作部材を、当該支持装置に着脱可能に固定する第1の固定部材と、
前記棒状部材に対し当該支持装置を着脱可能に固定する第2の固定部材と、
前記操作部材を、前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とが重なった状態において、前記棒状部材と直交方向の第1の回転軸を中心とする前記棒状部材の軸方向に対して離間する方向に回転させる第1の回転部材と、
前記第1の回転部材の前記第1の回転軸を中心とする回転により所定の回転位置にある前記操作部材を、前記第1の回転軸及び前記棒状部材の軸方向からなる平面を前記所定の回転位置に回転させた位置において当該平面に直交する第2の回転軸を中心として回転させる第2の回転部材と、
を備えることを特徴とする支持装置。
【請求項2】
前記第1の固定部材は、前記操作部材に差し込み可能な差し込み部材を含み、
前記差し込み部材によって前記操作部材を当該支持装置に固定することを特徴とする請求項1に記載の支持装置。
【請求項3】
前記第1の回転部材は、前記第1の固定部材を前記棒状部材の軸方向に対して離間する方向に段階的にチルト回転させることを特徴とする請求項1または2に記載の支持装置。
【請求項4】
前記第2の回転部材は前記操作部材を、前記第2の回転軸を中心として段階的に回転させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の支持装置。
【請求項5】
前記撮像装置は前記棒状部材に対して着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の支持装置。
【請求項6】
前記操作部材は、前記撮像装置に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の支持装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザの手の届かない位置にある被操作部材の操作を補助する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザ所望の画角で撮像するために、棒状部材の一方端に撮像装置を取り付ける機構を備えて、棒状部材の他方端側に、撮像装置を操作する操作部材を備える構成の外部機器がある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3184252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された構成は、ユーザが被操作対象に対して所望の操作を行うには不十分な構成になっており、ユーザの利便性を損なう虞があった。
【0005】
本発明の課題は、一方端に被操作対象を備える棒状部材に設けられる操作部材において、ユーザの利便性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するため、本発明は、
一方端に撮像装置を備える棒状部材に結合可能な支持装置であって、
前記撮像装置を操作し、前記撮像装置により撮像された画像を表示する表示手段を備える操作部材を、当該支持装置に着脱可能に固定する第1の固定部材と、
前記棒状部材に対し当該支持装置を着脱可能に固定する第2の固定部材と、
前記操作部材を、前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とが重なった状態において、前記棒状部材と直交方向の第1の回転軸を中心とする前記棒状部材の軸方向に対して離間する方向に回転させる第1の回転部材と、
前記第1の回転部材の前記第1の回転軸を中心とする回転により所定の回転位置にある前記操作部材を、前記第1の回転軸及び前記棒状部材の軸方向からなる平面を前記所定の回転位置に回転させた位置において当該平面に直交する第2の回転軸を中心として回転させる第2の回転部材と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、一方端に被操作対象を備える棒状部材に設けられる操作部材において、ユーザの利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明を適用した棒状部材及び電子機器の一実施形態の構成を示す平面図で、棒状部材を縮めた状態の図(a)と、棒状部材を伸ばした状態の図(b)である。
図2図1の撮像装置と操作部材の関係を拡大して示すもので、その撮像装置と操作部材の接続を解除操作した時の平面図(a)と、撮像装置と操作部材を接続状態で回動させた時の側面図(b)である。
図3図1(a)の撮像装置を外した状態の拡大図(a)と、その側面図(b)である。
図4図3(b)の支持装置側を拡大して操作部材の固定の仕方を示した図である。
図5図1(b)の操作部材側の拡大斜視図である。
図6図5の操作部材部分の拡大側面図で、90度起こした状態を仮想線で示した図である。
図7図6の操作部材部分のチルト動作を示した図である。
図8図5及び図6の操作部材の45度起こした状態を示す図(a)と、その45度チルトで90度回転状態を示す図(b)と、90度起こした状態を示す図(c)と、その90度チルトで90度回転状態を示す図(d)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
(実施形態)
図1は本発明を適用した棒状部材1及び電子機器の一実施形態の構成を示すもので、2は撮像装置(被操作対象)、3は操作部材である。
【0010】
図示のように、棒状部材1は手元部11及び伸縮部12から構成され、電子機器は、被操作対象である撮像装置2と、その撮像装置2を操作する操作部材3とから構成されている。
そして、棒状部材1には、伸縮部12の先端に撮像装置2が着脱可能に固定されて、伸縮部12の手元部11側端に操作部材3が着脱可能に固定されている。
図1(a)は伸縮部12を縮めた状態で、図示のように、撮像装置2と操作部材3が接近して並んだ状態にある。
図1(b)は伸縮部12を伸ばした状態で、図示のように、撮像装置2と操作部材3が大きく離れた状態となっている。
【0011】
図2図1の撮像装置2と操作部材3の関係を示すもので、図示のように、レンズ部21を備える撮像装置2と表示部31を備える操作部材3とが着脱可能に接続されている。その接続状態において、ヒンジ結合部材4によって、撮像装置2と操作部材3が回動可能となっている。
【0012】
撮像装置2には、外周壁に沿って電源ボタン22、シャッターボタン23、動画撮影開始/終了ボタン24、接続解除ボタン25が設けられている。
なお、撮像装置2の筐体は、レンズ部21を備える側と周壁部が樹脂ケースで、その反対側が金属ケースであり、レンズ部21の周囲にアンテナ(図示せず)が内蔵されている。
【0013】
操作部材3には、その一方の短辺部に着脱用スリット(図示せず)が形成されて、一方の長辺部に電源ボタン32、シャッターボタン33、動画撮影開始/終了ボタン34が設けられて、他方の長辺部に接続解除ボタン35が設けられている。
以上の撮像装置2と操作部材3は無線通信で接続されており、この構成により本願支持装置は、例えば、ケーブルの長さによる制限といった物理的制約を受けづらいという特徴を備える。
【0014】
また、ヒンジ結合部材4は、樹脂製のリング状カバー41と金属プレートによる差し込み部材42を折り畳み可能に結合したもので、リング状カバー41が撮像装置2のレンズ部21側の周囲に着脱可能となっていて、差し込み部材42が操作部材3の着脱用スリット32に挿入可能となっている。
ヒンジ結合部材4は、リング状カバー41と差し込み部材42を回動させて180°まで開いた場合、両端でロックが掛かり、180°開いた状態(以下、ストレート状態と呼ぶ)を保持する。
【0015】
リング状カバー41は、図示しない複数本の爪とストッパーによってロック可能なバヨネット式結合で撮像装置2と接合され、リング状カバー41を回転することにより撮像装置2の脱着が行える。
また、撮像装置2とリング状カバー41が接合した後は、撮像装置2内に設けられた図示しないピンによってロックが掛かり、不用意な脱落防止とレンズ画角(縦横位置)の固定が行える。
そのロックは、撮像装置2の接続解除ボタン25を押すことで解除され、リング状カバー41から撮像装置2を切り離すことができる。
【0016】
差し込み部材42は、操作部材3の図示しない前記着脱用スリットに差し込む。これにより、差し込み部材42は、横長形状の固定用スリット43において、操作部材3内に設けられた図示しないロック機能により固定されて、操作部材3からの脱落が防止される。
そのロックは、操作部材3の接続解除ボタン35を押すことで、解除され、図2(a)に示すように、差し込み部材42から操作部材3を切り離すことができる。
【0017】
さらに、差し込み部材42には、撮像装置2を所定の設置場所(例えば三脚)に固定するための形状部として、図示しないが、縦長形状の三脚固定用穴が形成されている。
なお、このような三脚に固定するための形状部と、操作部材3に固定させるための形状部は、同一の穴またはスリットであっても、異なる穴やスリット等であってもよい。
【0018】
以上の撮像装置2と操作部材3のヒンジ結合部材4による接合状態において、撮像装置2と操作部材3の前記ストレート状態では、レンズ部21と表示部31が同一面となり、自分撮りに適した状態となる。
そして、例えば図2(b)に示すように、ヒンジ結合部材4により撮像装置2と操作部材3を任意の角度に回動させることができる。
【0019】
図3図1の撮像装置2を外した状態を拡大したもので、図示のように、棒状部材1の伸縮部12の先端に、撮像装置2を着脱可能に取り付ける取付部材5が備えられて、伸縮部12の手元部11側端に、操作部材3を着脱可能に固定する支持装置であるアタッチメント6が備えられている。
【0020】
取付部材5は、伸縮部12の先端に棒状部材1と直交方向の回転軸51を介して取り付けた取付台52にネジ53を備えている。
このネジ53を、前述した撮像装置2に一体のヒンジ結合部材4の差し込み部材42の図示しない三脚固定用穴に挿入して図示しないナットを締め付けることで、取付台52に撮像装置2が固定される。
【0021】
アタッチメント6は、伸縮部12の手元部11側端を、貫通孔に挿入してネジ止めにより着脱可能に固定した固定台61に、棒状部材1と直交方向の回転軸62を介して取り付けた第1の回転部材63と、その第1の回転部材63に、回転軸62と直交方向の回転軸64を介して取り付けた第2の回転部材65とを備えている。
なお、固定台61は、上下二分割体により構成されて、その上下二分割体で伸縮部12の手元部11側端を挟み込んでネジ止めにより着脱可能に固定する取付構造であってもよい。
【0022】
そして、第2の回転部材65には、前述した操作部材3と同様、その一方の短辺部に着脱用スリット66が形成されている。この着脱用スリット66には、前述した差し込み部材42と同様の差し込み部材が差し込まれ、前述した操作部材3と同様、差し込み部材は、横長形状の固定用スリットにおいて、第2の回転部材65内に設けられた図示しないロック機能により固定されて、第2の回転部材65からの脱落が防止される。
そのロックは、第2の回転部材65に設けられる図示しない接続解除ボタンを押すことで、解除され、差し込み部材から第2の回転部材65を切り離すことができる。
【0023】
図4図3(b)のアタッチメント6を拡大して操作部材3の固定の仕方を示したもので、図示のように、平行する一対の差し込み部材71・72を備える結合部材7を用いてアタッチメント6に操作部材3を固定する。この一対の差し込み部材71・72は、前述した差し込み部材42と同様の構成である。
すなわち、結合部材7の一方の差し込み部材71を第2の回転部材65の着脱用スリット66に差し込んで固定する一方、他方の差し込み部材72を操作部材3の着脱用スリットに差し込んで固定する。
【0024】
従って、第2の回転部材65は、操作部材3をアタッチメント6に固定する固定部材を兼ねている。
また、結合部材7も、操作部材3をアタッチメント6に固定する固定部材を兼ねている。
そして、固定台61は、棒状部材1に対しアタッチメント6を着脱可能に固定する第2の固定部材である。
【0025】
図5及び図6図1(b)の操作部材3側を拡大したもので、アタッチメント6の第2の回転部材65に結合部材7により固定された操作部材3は、固定台61に対し回転軸62と一体に第1の回転部材63が回転して、図7に示すように、固定台61に対しチルト動作し、図6に仮想線で示すように、90度起こした状態に至る。
このチルト動作は、回転軸62の周囲に設ける図示しないクリック機構によるクリック感を伴って段階的になされる。
【0026】
図8図5及び図6の操作部材3の各角度状態と回転状態を示すものである。
すなわち、例えば、図8(a)に示すように、操作部材3を45度起こした状態から、さらに、図8(b)に示すように、第1の回転部材63に対し回転軸64と一体に第2の回転部材65が回転して、操作部材3を90度回転状態とすることができる。
同様に、図8(c)に示すように、操作部材3を90度起こした状態から、さらに、図8(d)に示すように、第1の回転部材63に対し回転軸64と一体に第2の回転部材65が回転して、操作部材3を90度回転状態とすることができる。
この回転動作は、回転軸64の周囲に設ける図示しないクリック機構によるクリック感を伴って段階的になされる。
【0027】
このように、棒状部材1の手元部11側に取り付けたアタッチメント6に表示部31を備える操作部材3を固定して、棒状部材1の手元部11側において、その操作部材3を起こし90度の範囲で任意にチルトして表示部31の画面を見てどの角度からでも確認でき、さらに、操作部材3を縦横方向にも回転させることで、表示部31の画面を常に見やすい状態で確認することができる。
【0028】
なお、棒状部材1の伸縮部12先端の取付部材5に取り付けられた撮像装置2については、図1(b)に示すように、伸縮部12を伸ばした状態の先端において、回転軸51を介して取り付けた取付台52に差し込み部材42で固定した撮像装置2を、ヒンジ結合部材4により撮像装置2を任意の角度に回動させて、レンズ部21の向きを変えて撮影することができる。
また、例えば、撮像装置2を下にして棒状部材1を地面に対して垂直方向に立てた状態で、撮像装置2を水中に入れて水中撮影をしたり、レンズ部21を上向きにして撮影したりすることもできる。
【0029】
このように、棒状部材1の伸縮部12先端の取付部材5に撮像装置2を取り付けて、その撮像装置2のレンズ部21の向きを任意に変えて撮影することができる。
【0030】
以上により、撮像装置2と操作部材3が分かれるカメラの最大のメリットを利用して、セルフィー撮影といった撮影に最適な状態で使用することができる。
【0031】
以上、実施形態によれば、一方端に撮像装置2を備える棒状部材1に結合可能なアタッチメント6は、撮像装置2を無線通信により遠隔操作する操作部材3をアタッチメント6に固定する固定部材(第2の回転部材65及び結合部材7)と、その固定部材65・7を棒状部材1に対して垂直方向に回転させる第1の回転部材63とを備えている。
さらに、操作部材3をアタッチメント6に固定する固定部材は、操作部材3を第1の回転部材63の回転軸62に対して垂直方向に段階的に回転させる第2の回転部材65を含んでいる。
【0032】
従って、伸縮部12の先端に撮像装置2を備える棒状部材1の手元部11側に設けられる操作部材3において、第1の回転部材63及び第2の回転部材65により、操作部材3をそれぞれ任意の角度に回転させて、ユーザの利便性を向上することができる。
【0033】
(変形例)
以上の実施形態においては、被操作対象を撮像装置としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、撮像装置を備える携帯電話など他の電子機器であってもよい。
また、実施形態では、棒状部材に操作部材の支持装置を設けたが、棒状部材を含む支持装置であってもよい。
さらに、被操作対象、操作部材、固定部材、回転部材及び差し込み部材の形状等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0034】
なお、第1の回転部材63と第2の回転部材による回転動作はクリック機構によりクリック感を伴って段階的に回転するよう構成したが、クリック機構を備えずに滑らかに回転するよう構成してもよい。
【0035】
なお、アタッチメント6と操作部材3とを着脱用のスリットを用いて固定するように構成したが、それに限らず、アームを設けて挟み込むように固定する構成にしても良い。
【0036】
また、アタッチメント6を介さずに、棒状部材1と操作部材3とを直接固定するように構成しても良い。
【0037】
また、アタッチメント6は、棒状部材1と着脱可能に備え付ける構成としたが、棒状部材1とアタッチメント6とを一体型構造にするよう構成してもよい。
【0038】
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。
付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
一方端に被操作対象を備える棒状部材に結合可能な支持装置であって、
前記被操作対象を操作する操作部材を、当該支持装置に固定する第1の固定部材と、
前記第1の固定部材を、前記棒状部材の軸方向に対して離間する方向に回転させる第1の回転部材と、
を備えることを特徴とする支持装置。
<請求項2>
一方端に被操作対象を備える棒状部材に結合可能な支持装置であって、
前記被操作対象を操作する操作部材を、当該支持装置に着脱可能に固定する第1の固定部材を備えることを特徴とする支持装置。
<請求項3>
前記第1の固定部材は、前記操作部材に差し込み可能な差し込み部材を含み、
前記差し込み部材によって前記操作部材を当該支持装置に固定することを特徴とする請求項1または2に記載の支持装置。
<請求項4>
前記棒状部材に対し当該支持装置を着脱可能に固定する第2の固定部材を備えることを特徴とする請求項1から3いずれか一項に記載の支持装置。
<請求項5>
前記第1の回転部材は、前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とが重なった状態において、当該第1の固定部材を前記第2の固定部材から離間する方向に回転させることを特徴とする請求項1から3いずれか一項に記載の支持装置。
<請求項6>
前記第1の回転部材は、前記第1の固定部材を前記棒状部材の軸方向に対して離間する方向に段階的にチルト回転させることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の支持装置。
<請求項7>
前記第1の固定部材は、前記操作部材を前記第1の回転部材の回転軸に対して垂直方向に回転させる第2の回転部材を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の支持装置。
<請求項8>
前記第1の固定部材は、前記操作部材を前記第1の回転部材の回転軸に対して垂直方向に段階的に回転させる第2の回転部材を含むことを特徴とする請求項6に記載の支持装置。
<請求項9>
一方端に被操作対象を備える棒状部材と、
前記棒状部材に設けられ、前記被操作対象を操作する操作部材を前記棒状部材に固定する固定部材と、
前記固定部材を、前記棒状部材の軸方向に対して離間する方向に回転させる回転部材と、
を備えることを特徴とする支持装置。
<請求項10>
前記固定部材は、前記操作部材に差し込み可能な差し込み部材を含み、
前記差し込み部材によって前記操作部材を当該支持装置に固定することを特徴とする請求項7に記載の支持装置。
<請求項11>
前記回転部材は、前記固定部材を前記棒状部材の軸方向に対して離間する方向に段階的に回転させることを特徴とする請求項7または8に記載の支持装置。
<請求項12>
前記被操作対象は、撮像装置を含むことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の支持装置。
<請求項13>
前記操作部材は、前記撮像装置により撮像される画像を表示させる表示手段を含むことを特徴とする請求項10に記載の支持装置。
<請求項14>
前記被操作対象は前記棒状部材に対して着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の支持装置。
<請求項15>
前記操作部材は、前記被操作対象に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の支持装置。
【符号の説明】
【0039】
1 棒状部材
11 手元部
12 伸縮部
2 撮像装置(被操作対象)
21 レンズ部
22 電源ボタン
23 シャッターボタン
24 動画開始/終了ボタン
25 接続解除ボタン
3 操作部材
31 表示部
32 電源ボタン
33 シャッターボタン
34 動画開始/終了ボタン
35 接続解除ボタン
4 ヒンジ結合部材
41 リング状カバー
42 差し込み部材
43 固定用スリット
5 取付部材
51 回転軸
52 取付台
53 ネジ
6 支持装置
61 固定台(第2の固定部材)
62 回転軸
63 第1の回転部材
64 回転軸
65 第2の回転部材(第1の固定部材)
66 着脱用スリット
7 結合部材(第1の固定部材)
71 差し込み部材
72 差し込み部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8