(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記同期検出要求メッセージは、第1の同期タイプをさらに含み、前記第1の同期タイプは、周波数同期を表すために使用され、前記同期検出要求メッセージは、周波数同期パスを検出するように要求するために使用され、
前記第1のノードによって、クロック同期信号を伝送するために使用されるポートを使用することによって、前記第2のノードに前記同期検出要求メッセージを送信する、前記ステップは、
前記第1のノードによって、前記同期検出要求メッセージにおける前記第1の同期タイプとクロック同期信号を伝送するために使用される前記ポートとに従って、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートを判定するステップであって、周波数同期信号を伝送するために使用される前記ポートは、前記第1のノードにあり、かつ前記第2のノードに周波数同期信号を伝送し得るポートである、ステップと、
前記第1のノードによって、周波数同期信号を伝送するために使用される前記ポートを使用することによって、前記第2のノードに前記同期検出要求メッセージを送信するステップと、
を含む、請求項3に記載の方法。
前記同期検出要求メッセージは、第2の同期タイプをさらに含み、前記第2の同期タイプは、時間同期を表すために使用され、前記同期検出要求メッセージは、時間同期パスを検出するように要求するために使用され、
前記第1のノードによって、クロック同期信号を伝送するために使用されるポートを使用することによって、前記第2のノードに前記同期検出要求メッセージを送信する、前記ステップは、
前記第1のノードによって、前記同期検出要求メッセージにおける前記第2の同期タイプとクロック同期信号を伝送するために使用される前記ポートとに従って、時間同期信号を伝送するために使用されるポートを判定するステップであって、時間同期信号を伝送するために使用される前記ポートは、前記第1のノードにあり、かつ前記第2のノードに時間同期信号を伝送し得るポートである、ステップと、
前記第1のノードによって、時間同期信号を伝送するために使用される前記ポートを使用することによって、前記第2のノードに前記同期検出要求メッセージを送信するステップと、
を含む、請求項3に記載の方法。
前記第1の検出結果は、第1の同期パスを含み、前記第1の同期パスは、前記第1のノードと前記第2のノードとの間の前記クロック同期パスであり、前記第2のノードの前記クロックトポロジ情報は、前記第2のノードのIDを含み、
前記第1のノードによって、前記第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の検出結果を取得する、前記ステップは、
前記第1のノードによって、前記第1の同期検出応答メッセージに含まれる前記第2のノードの前記IDと前記第1のノードの前記IDとに従って、前記第1の同期パスを取得するステップ
を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
前記第2のノードの前記クロックトポロジ情報は、前記第2のノードのIDを含み、前記第1の同期検出応答メッセージは、第1の警報情報をさらに含み、前記第1の警報情報は、前記第1の同期検出応答メッセージを送信する前記ノードに物理層障害が存在することを示すために使用され、前記第1の検出結果は、第1の警報メッセージを含み、前記第1の警報メッセージは、物理層障害が前記ノードに存在することをアドバタイズするために使用され、
前記第1のノードによって、前記第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の検出結果を取得する、前記ステップは、
前記第1のノードによって、前記第1の同期検出応答メッセージに含まれる前記第1の警報情報に従って、物理層障害が前記第2のノードに存在することを判定するステップと、
前記第1のノードによって、前記第1の同期検出応答メッセージに含まれる前記第2のノードの前記IDに従って、前記第1の警報メッセージを生成するステップであって、前記第1の警報メッセージは、前記第2のノードの前記IDを含む、ステップと、
を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
前記第2のノードの前記クロックトポロジ情報は、前記第2のノードの前記IDを含み、前記第1の同期検出応答メッセージは、第2の警報情報をさらに含み、前記第2の警報情報は、前記第1の同期検出応答メッセージを送信する前記ノードが、前記ノードのクロック供給源が異常であることを検出したことを示すために使用され、前記第1の検出結果は、第2の警報メッセージを含み、前記第2の警報メッセージは、前記ノードのクロック供給源が異常であることをアドバタイズするために使用され、
前記第1のノードによって、前記第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の検出結果を取得する、前記ステップは、
前記第1のノードによって、前記第1の同期検出応答メッセージに含まれる前記第2の警報情報に従って、前記第2のノードの前記クロック供給源が異常であると判定するステップと、
前記第1のノードによって、前記第1の同期検出応答メッセージに含まれる前記第2のノードの前記IDに従って、前記第2の警報メッセージを生成するステップであって、前記第2の警報メッセージは、前記第2のノードの前記IDを含む、ステップと、
を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法または請求項8に記載の方法。
前記第2のノードの前記クロックトポロジ情報は、前記第2のノードのIDを含み、前記第1の同期検出応答メッセージは、性能監視情報をさらに含み、前記性能監視情報は、前記第1の同期検出応答メッセージを送信する前記ノードの周波数オフセット性能を示すために使用され、前記第1の検出結果は、性能例外メッセージを含み、前記性能例外メッセージは、前記ノードの周波数オフセット性能が低下したことをアドバタイズするために使用され、
前記第1のノードによって、前記第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の検出結果を取得する、前記ステップは、
前記第1のノードによって、前記第1の同期検出応答メッセージに含まれる前記性能監視情報に従って、前記第2のノードの前記周波数オフセット性能が低下したと判定するステップと、
前記第1のノードによって、前記第1の同期検出応答メッセージに含まれる前記第2のノードの前記IDに従って、前記性能例外メッセージを生成するステップであって、前記性能例外メッセージは、前記第2のノードの前記IDを含む、ステップと、
をさらに含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
前記第1のノードは、前記第2のノードのクロック追跡ノードであり、前記第2のノードの前記クロック追跡ノードは、前記第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである、または前記第2のノードは、前記第1のノードの前記クロック追跡ノードであり、前記第1のノードの前記クロック追跡ノードは、前記第1のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成された前記ノードである、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
前記第1のノードは、前記第2のノードのクロック追跡ノードであり、前記第2のノードの前記クロック追跡ノードは、前記第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードであり、前記第2のノードの前記クロックトポロジ情報は、前記第2のノードの前記IDと、前記第2のノードのポートリストと、を含み、前記第2のノードの前記ポートリストは、前記第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートと、前記第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を送信するために使用されるN個のポートと、を含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
前記第3のノードは、前記第2のノードのクロック追跡ノードであり、前記第2のノードの前記クロック追跡ノードは、前記第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードであり、前記第2のノードによって、前記第3のノードに前記第2の同期検出要求メッセージを送信する、前記ステップは、
前記第2のノードによって、クロック同期信号を受信するために使用されるポートを使用することによって、前記第3のノードに前記第2の同期検出要求メッセージを送信するステップであって、クロック同期信号を受信するために使用される前記ポートは、前記第2のノードにあり、かつ前記第3のノードが供給するクロック同期信号を受信するポートである、ステップ
を含む、請求項14に記載の方法。
前記第1のノードは、クロック同期検出を開始するノードであり、前記第1のノードの前記クロックトポロジ情報は、前記第1のノードの識別子IDであり、前記第2のノードによって、前記同期検出応答メッセージを送信する、前記ステップは、
前記第2のノードによって、前記第1の同期検出要求メッセージに含まれる前記第1のノードの前記IDに従って、前記第1のノードに前記同期検出応答メッセージを送信するステップ
を含む、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
前記第1の同期検出要求メッセージは、第4のノードのクロックトポロジ情報をさらに含み、前記第4のノードの前記クロックトポロジ情報は、前記第4のノードのIDであり、前記同期検出応答メッセージは、前記第4のノードの前記IDをさらに含み、前記第4のノードは、クロック同期検出を開始するノードであり、前記第2のノードによって、前記同期検出応答メッセージを送信する、前記ステップは、
前記第2のノードによって、前記第1の同期検出要求メッセージに含まれる前記第4のノードの前記IDに従って、前記第4のノードに前記同期検出応答メッセージを送信するステップ
を含む、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
前記第1のノードは、前記第2のノードのクロック追跡ノードであり、前記第2のノードの前記クロック追跡ノードは、前記第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードであり、前記第2のノードによって、前記第1の同期検出要求メッセージに従って、同期検出応答メッセージを生成する、前記ステップは、
前記第2のノードによって、前記第1の同期検出要求メッセージを受信するポートがクロック同期信号を伝送するために使用されるポートであるか否かを判定するステップと、
前記第2のノードによって、前記第1の同期検出要求メッセージを受信する前記ポートがクロック同期信号を伝送するために使用される前記ポートであると判定した後に、前記同期検出応答メッセージを生成するステップと、
を含む、請求項13または14に記載の方法。
前記第2のノードによって、物理層障害が前記第2のノードに存在すると検出した後に、前記同期検出応答メッセージに第1の警報情報を追加するステップであって、前記第1の警報情報は、前記同期検出応答メッセージを送信する前記ノードに物理層障害が存在することを示すために使用される、ステップ
をさらに含む、請求項13から20のいずれか一項に記載の方法。
前記第2のノードによって、前記第2のノードのクロック供給源が異常であると検出した後に、前記同期検出応答メッセージに第2の警報情報を追加するステップであって、前記第2の警報情報は、前記ノードの前記クロック供給源が異常であることを、前記同期検出応答メッセージを送信する前記ノードが検出したことを示すために使用される、ステップ をさらに含む、請求項13から21のいずれか一項に記載の方法。
前記第2のノードによって、前記第2のノードの周波数オフセット性能が低下したと検出した後に、前記同期検出応答メッセージに性能監視情報を追加するステップであって、前記性能監視情報は、前記同期検出応答メッセージを送信する前記ノードの前記周波数オフセット性能を判定するために使用される、ステップ
をさらに含む、請求項13から20のいずれか一項に記載の方法。
前記第1のノードは、前記第2のノードのクロック追跡ノードであり、前記第2のノードの前記クロック追跡ノードは、前記第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである、または前記第2のノードは、前記第1のノードのクロック追跡ノードであり、前記第1のノードの前記クロック追跡ノードは、前記第1のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである、請求項13または14に記載の方法。
前記第1のノードは、前記第2のノードのクロック追跡ノードであり、前記第2のノードの前記クロック追跡ノードは、前記第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードであり、前記第2のノードの前記クロックトポロジ情報は、前記第2のノードのIDと、前記第2のノードのポートリストと、を含み、前記第2のノードの前記ポートリストは、前記第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートと、前記第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を送信するために使用されるN個のポートと、を含む、請求項13または14に記載の方法。
前記メッセージ受信ユニットは、第3のノードが送信した第2の同期検出応答メッセージを受信するようにさらに構成され、前記第2の同期検出応答メッセージは、前記第3のノードのクロックトポロジ情報と、前記第2のノードの前記クロックトポロジ情報と、前記第1のノードの前記IDと、を含み、
前記結果取得ユニットは、前記第2の同期検出応答メッセージに従って、第2の検出結果を取得するようにさらに構成され、前記第2の検出結果は、前記第1のノードと前記第3のノードとの間のクロック同期パスの状態を示すために使用され、前記第1のノードと前記第3のノードとの間の前記クロック同期パスは、前記第2のノードを通過する、請求項26に記載の第1のノード。
前記同期検出要求メッセージは、第1の同期タイプをさらに含み、前記第1の同期タイプは、周波数同期を表すために使用され、前記同期検出要求メッセージは、周波数同期パスを検出するように要求するために使用され、
前記メッセージ送信ユニットは、
前記同期検出要求メッセージにおける前記第1の同期タイプとクロック同期信号を伝送するために使用される前記ポートとに従って、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートを判定するように構成された第1のポート判定ユニットであって、周波数同期信号を伝送するために使用される前記ポートは、前記第1のノードにあり、かつ前記第2のノードに周波数同期信号を伝送し得るポートである、第1のポート判定ユニットと、
周波数同期信号を伝送するために使用され、前記第1のポート判定ユニットが判定した前記ポートを使用することによって、前記第2のノードに前記同期検出要求メッセージを送信するように構成された第1のメッセージ送信ユニットと、
を備える、請求項28に記載の第1のノード。
前記同期検出要求メッセージは、第2の同期タイプをさらに含み、前記第2の同期タイプは、時間同期を表すために使用され、前記同期検出要求メッセージは、時間同期パスを検出するように要求するために使用され、
前記メッセージ送信ユニットは、
前記同期検出要求メッセージにおける前記第2の同期タイプとクロック同期信号を伝送するために使用される前記ポートとに従って、時間同期信号を伝送するために使用されるポートを判定するように構成された第2のポート判定ユニットであって、時間同期信号を伝送するために使用される前記ポートは、前記第1のノードにあり、かつ前記第2のノードに時間同期信号を伝送し得るポートである、第2のポート判定ユニットと、
時間同期信号を伝送するために使用され、前記第2のポート判定ユニットが判定した前記ポートを使用することによって、前記第2のノードに前記同期検出要求メッセージを送信するように構成された第2のメッセージ送信ユニットと、
を備える、請求項28に記載の第1のノード。
前記第1の検出結果は、第1の同期パスを含み、前記第1の同期パスは、前記第1のノードと前記第2のノードとの間の前記クロック同期パスであり、前記第2のノードの前記クロックトポロジ情報は、前記第2のノードのIDを含み、
前記結果取得ユニットは、前記第1の同期検出応答メッセージに含まれる前記第2のノードの前記IDと前記第1のノードの前記IDとに従って、前記第1の同期パスを取得するように特に構成される、請求項26から31のいずれか一項に記載の第1のノード。
前記第2のノードの前記クロックトポロジ情報は、前記第2のノードのIDを含み、前記第1の同期検出応答メッセージは、第1の警報情報をさらに含み、前記第1の警報情報は、前記第1の同期検出応答メッセージを送信する前記ノードに物理層障害が存在することを示すために使用され、前記第1の検出結果は、第1の警報メッセージを含み、前記第1の警報メッセージは、物理層障害が前記ノードに存在することをアドバタイズするために使用され、
前記結果取得ユニットは、
前記第1の同期検出応答メッセージに含まれる前記第1の警報情報に従って、物理層障害が前記第2のノードに存在することを判定し、
前記第1の同期検出応答メッセージに含まれる前記第2のノードの前記IDに従って、前記第1の警報メッセージを生成し、前記第1の警報メッセージは、前記第2のノードの前記IDを含む
ように特に構成される、請求項26から31のいずれか一項に記載の第1のノード。
前記第2のノードの前記クロックトポロジ情報は、前記第2のノードの前記IDを含み、前記第1の同期検出応答メッセージは、第2の警報情報をさらに含み、前記第2の警報情報は、前記第1の同期検出応答メッセージを送信する前記ノードが、前記ノードのクロック供給源が異常であることを検出したことを示すために使用され、前記第1の検出結果は、第2の警報メッセージを含み、前記第2の警報メッセージは、前記ノードのクロック供給源が異常であることをアドバタイズするために使用され、
前記結果取得ユニットは、
前記第1の同期検出応答メッセージに含まれる前記第2の警報情報に従って、前記第2のノードの前記クロック供給源が異常であると判定し、
前記第1の同期検出応答メッセージに含まれる前記第2のノードの前記IDに従って、前記第2の警報メッセージを生成し、前記第2の警報メッセージは、前記第2のノードの前記IDを含む
ように特に構成される、請求項26から31のいずれか一項に記載の第1のノードまたは請求項33に記載の第1のノード。
前記第2のノードの前記クロックトポロジ情報は、前記第2のノードのIDを含み、前記第1の同期検出応答メッセージは、性能監視情報をさらに含み、前記性能監視情報は、前記第1の同期検出応答メッセージを送信する前記ノードの周波数オフセット性能を示すために使用され、前記第1の検出結果は、性能例外メッセージを含み、前記性能例外メッセージは、前記ノードの周波数オフセット性能が低下したことをアドバタイズするために使用され、
前記結果取得ユニットは、
前記第1の同期検出応答メッセージに含まれる前記性能監視情報に従って、前記第2のノードの前記周波数オフセット性能が低下したと判定し、
前記第1の同期検出応答メッセージに含まれる前記第2のノードの前記IDに従って、前記性能例外メッセージを生成し、前記性能例外メッセージは、前記第2のノードの前記IDを含む
ように特に構成される、請求項26から31のいずれか一項に記載の第1のノード。
前記第1のノードは、前記第2のノードのクロック追跡ノードであり、前記第2のノードの前記クロック追跡ノードは、前記第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである、または前記第2のノードは、前記第1のノードの前記クロック追跡ノードであり、前記第1のノードの前記クロック追跡ノードは、前記第1のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成された前記ノードである、請求項26から35のいずれか一項に記載の第1のノード。
前記第1のノードは、前記第2のノードのクロック追跡ノードであり、前記第2のノードの前記クロック追跡ノードは、前記第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードであり、前記第2のノードの前記クロックトポロジ情報は、前記第2のノードの前記IDと、前記第2のノードのポートリストと、を含み、前記第2のノードの前記ポートリストは、前記第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートと、前記第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を送信するために使用されるN個のポートと、を含む、請求項26から35のいずれか一項に記載の第1のノード。
前記第3のノードは、前記第2のノードのクロック追跡ノードであり、前記第2のノードの前記クロック追跡ノードは、前記第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードであり、
前記要求メッセージ送信ユニットは、クロック同期信号を受信するために使用されるポートを使用することによって、前記第3のノードに前記第2の同期検出要求メッセージを送信するように特に構成され、クロック同期信号を受信するために使用される前記ポートは、前記第2のノードにあり、かつ前記第3のノードが供給するクロック同期信号を受信するポートである、請求項39に記載の第2のノード。
前記第1のノードは、クロック同期検出を開始するノードであり、前記第1のノードの前記クロックトポロジ情報は、前記第1のノードの識別子IDであり、前記応答メッセージ送信ユニットは、
前記第1の同期検出要求メッセージに含まれる前記第1のノードの前記IDに従って、前記第1のノードに前記同期検出応答メッセージを送信するように特に構成される、請求項38から40のいずれか一項に記載の第2のノード。
前記第1の同期検出要求メッセージは、第4のノードのクロックトポロジ情報をさらに含み、前記同期検出応答メッセージは、前記第4のノードの前記クロックトポロジ情報をさらに含み、前記第4のノードの前記クロックトポロジ情報は、前記第4のノードのIDであり、前記第4のノードは、クロック同期検出を開始するノードであり、前記応答メッセージ送信ユニットは、
前記第1の同期検出要求メッセージに含まれる前記第4のノードの前記IDに従って、前記第4のノードに前記同期検出応答メッセージを送信するように特に構成される、請求項38から40のいずれか一項に記載の第2のノード。
前記第1のノードは、前記第2のノードのクロック追跡ノードであり、前記第2のノードの前記クロック追跡ノードは、前記第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードであり、前記応答メッセージ生成ユニットは、
前記第1の同期検出要求メッセージを受信するために前記要求メッセージ受信ユニットによって使用されるポートが、クロック同期信号を伝送するために使用されるポートであるか否かを判定するように構成されたポート判定ユニットと、
前記第1の同期検出要求メッセージを受信する前記ポートがクロック同期信号を伝送するために使用される前記ポートであると判定された後に、前記同期検出応答メッセージを生成するように構成されたメッセージ生成ユニットと、
を備える、請求項38または39に記載の第2のノード。
物理層障害が前記第2のノードに存在すると検出された後に、前記同期検出応答メッセージに第1の警報情報を追加するように構成された第1の追加ユニットであって、前記第1の警報情報は、前記同期検出応答メッセージを送信する前記ノードに物理層障害が存在することを示すために使用される、第1の追加ユニット
をさらに備える、請求項38から45のいずれか一項に記載の第2のノード。
前記第2のノードのクロック供給源が異常であると検出された後に、前記同期検出応答メッセージに第2の警報情報を追加するように構成された第2の追加ユニットであって、前記第2の警報情報は、前記ノードの前記クロック供給源が異常であることを、前記同期検出応答メッセージを送信する前記ノードが検出したことを示すために使用される、第2の追加ユニット
をさらに備える、請求項38から46のいずれか一項に記載の第2のノード。
前記第2のノードの周波数オフセット性能が低下したと検出された後に、前記同期検出応答メッセージに性能監視情報を追加するように構成された性能情報追加ユニットであって、前記性能監視情報は、前記同期検出応答メッセージを送信する前記ノードの前記周波数オフセット性能が低下したことを示すために使用される、性能情報追加ユニット
をさらに備える、請求項38から45のいずれか一項に記載の第2のノード。
前記第1のノードは、前記第2のノードのクロック追跡ノードであり、前記第2のノードの前記クロック追跡ノードは、前記第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである、または前記第2のノードは、前記第1のノードのクロック追跡ノードであり、前記第1のノードの前記クロック追跡ノードは、前記第1のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである、請求項38または39に記載の第2のノード。
前記第1のノードは、前記第2のノードのクロック追跡ノードであり、前記第2のノードの前記クロック追跡ノードは、前記第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードであり、前記第2のノードの前記クロックトポロジ情報は、前記第2のノードのIDと、前記第2のノードのポートリストと、を含み、前記第2のノードの前記ポートリストは、前記第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートと、前記第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を送信するために使用されるN個のポートと、を含む、請求項38または39に記載の第2のノード。
クロック同期パスを検出するためのシステムであって、前記システムは、請求項26から37のいずれか一項に記載の前記第1のノードのうちの少なくとも1つと、請求項38から50のいずれか1項に記載の前記第2のノードのうちの少なくとも1つと、を含む、クロック同期パスを検出するためのシステム。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態は、クロック同期パスの状態を取得する作業効率を改善するのを助けるために、クロック同期パスを検出するための方法、ノードおよびシステムを提供する。
【0006】
本発明の実施形態の第1の実施態様は、クロック同期パスを検出するための方法を提供し、本方法は、モバイルベアラネットワークに適用することができる。モバイルベアラネットワークは、ベーストランシーバ基地局(base transceiver station、BTS)と、ビル内統合タイミング供給源(building integrated timing supply、BITS)と、複数のノードと、を含む。本方法の第1のノードは、クロック同期検出を開始するノードである。本方法は、
第1のノードによって、
同期検出要求メッセージを生成するステップであって、同期検出要求メッセージは、第1のノードの識別子(identifier、ID)を含む、ステップと、
第1のノードによって、第2のノードに同期検出要求メッセージを送信するステップと、
第1のノードによって、第2のノードが送信した第1の同期検出応答メッセージを受信するステップであって、第1の同期検出応答メッセージは、第2のノードのクロックトポロジ情報と、第1のノードのIDと、を含む、ステップと、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の検出結果を取得するステップであって、第1の検出結果は、第1のノードと第2のノードとの間のクロック同期パスの状態を示すために使用される、ステップと、
を含む。
【0007】
可能な実装では、第1のノードは、第2のノードとクロック同期信号伝送を行う第3のノードが送信した第2の同期検出応答メッセージを受信し、第2の同期検出応答メッセージは、第3のノードのクロックトポロジ情報と、第2のノードのクロックトポロジ情報と、第1のノードのIDと、を含み、
第1のノードは、第2の同期検出応答メッセージに従って、第2の検出結果を取得し、第2の検出結果は、第1のノードと第3のノードとの間のクロック同期パスの状態を示すために使用され、第1のノードと第3のノードとの間のクロック同期パスは、第2のノードを通過する。
【0008】
類推すると、第1のノードは、少なくとも2つの同期検出応答メッセージを受信でき、少なくとも2つの検出結果を取得できる。各検出結果は、第1の
ノードと同期検出応答メッセージを送信するノードとの間のクロック同期パスの状態を示すために使用される。第1のノードは、少なくとも2つの検出結果に従って、解析により第1のノードのクロック同期パスを取得して、クロック同期パスに従って、クロック非同期のノードを判定するのを助ける、つまり、第1のノードが配置されているクロック同期パスに属さないノードが、クロック非同期のノードである。
【0009】
可能な実装では、第1のノードは、クロック同期信号を伝送するために使用されるポートを使用することによって、第2のノードに同期検出要求メッセージを送信し、クロック同期信号を伝送するために使用されるポートは、第1のノードにあり、かつ第2のノードに周波数同期信号を伝送し得るポートである。
【0010】
可能な実装では、同期検出要求メッセージは、第1の同期タイプをさらに含み、第1の同期タイプは、周波数同期を表すために使用され、同期検出要求メッセージは、周波数同期パスを検出するように要求するために使用され、第1のノードが、クロック同期信号を伝送するために使用されるポートを使用することによって、第2のノードに同期検出要求メッセージを送信することは、
第1のノードによって、同期検出要求メッセージにおける第1の同期タイプとクロック同期信号を伝送するために使用されるポートとに従って、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートを判定するステップであって、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートは、第1のノードにあり、かつ第2のノードに周波数同期信号を伝送し得るポートである、ステップと、
第1のノードによって、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートを使用することによって、第2のノードに同期検出要求メッセージを送信するステップと、
を含む。
【0011】
可能な実装では、同期検出要求メッセージは、第2の同期タイプをさらに含み、第2の同期タイプは、時間同期を表すために使用され、同期検出要求メッセージは、時間同期パスを検出するように要求するために使用され、第1のノードが、クロック同期信号を伝送するために使用されるポートを使用することによって、第2のノードに同期検出要求メッセージを送信することは、
第1のノードによって、同期検出要求メッセージにおける第2の同期タイプとクロック同期信号を伝送するために使用されるポートとに従って、時間同期信号を伝送するために使用されるポートを判定するステップであって、時間同期信号を伝送するために使用されるポートは、第1のノードにあり、かつ第2のノードに時間同期信号を伝送し得るポートである、ステップと、
第1のノードによって、時間同期信号を伝送するために使用されるポートを使用することによって、第2のノードに同期検出要求メッセージを送信するステップと、
を含む。
【0012】
可能な実装では、第1のノードによって、同期検出要求メッセージを生成するステップの前に、本方法は、
第1のノードによって、第1のノードのクロック追跡ノードが追跡されたか否かを判定するステップであって、第1のノードのクロック追跡ノードは、第1のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである、ステップと、
第1のノードによって、第1のノードのクロック追跡ノードが追跡された
と判定するステップと、
をさらに含む。
【0013】
可能な実装では、同期検出要求メッセージを生成するステップの前に、第1のノードは、第1のノードがクロック同期検出を開始したか否かを判定し、第1のノードは、第1のノードが第1のノードのクロック供給源を失ったか否か、またはBTSの信号が異常であるか否かを検出することによって、第1のノードがクロック同期検出を開始したか否かを判定してもよい。第1のノードのクロック供給源が失われたと判定すると、またはBTSの信号が異常であると検出すると、第1のノードは、第1のノードがクロック同期検出を開始したと判定する、つまり、第1のノードは、同期検出要求メッセージを生成する。
【0014】
可能な実装では、第1の検出結果は、第1の同期パスを含み、第1の同期パスは、第1のノードと第2のノードとの間のクロック同期パスであり、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDを含み、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の検出結果を取得するステップは、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDと第1のノードのIDとに従って、第1の同期パスを取得するステップ
を含む。
【0015】
可能な実装では、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDを含み、第1の同期検出応答メッセージは、第1の警報情報をさらに含み、第1の警報情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードに物理層障害が存在することを示すために使用され、第1の検出結果は、第1の警報メッセージをさらに含み、第1の警報メッセージは、物理層障害がノードに存在することをアドバタイズするために使用され、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の検出結果を取得するステップは、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第1の警報情報に従って、物理層障害が第2のノードに存在することを判定するステップと、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDに従って、第1の警報メッセージを生成するステップであって、第1の警報メッセージは、第2のノードのIDを含む、ステップと、
をさらに含む。
【0016】
可能な実装では、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDを含み、第1の同期検出応答メッセージは、第2の警報情報をさらに含み、第2の警報情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードが、ノードのクロック供給源が異常であることを検出したことを示すために使用され、第1の検出結果は、第2の警報メッセージをさらに含み、第2の警報メッセージは、ノードのクロック供給源が異常であることをアドバタイズするために使用され、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の検出結果を取得するステップは、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2の警報情報に従って、第2のノードのクロック供給源が異常であると判定するステップと、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDに従って、第2の警報メッセージを生成するステップであって、第2の警報メッセージは、第2のノードのIDを含む、ステップと、
をさらに含む。
【0017】
可能な実装では、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDを含み、第1の同期検出応答メッセージは、性能監視情報をさらに含み、性能監視情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードの周波数オフセット性能を判定するために使用され、第1の検出結果は、性能例外メッセージをさらに含み、性能例外メッセージは、ノードの周波数オフセット性能が低下したことをアドバタイズするために使用され、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の検出結果を取得するステップは、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに含まれる性能監視情報に従って、第2のノードの周波数オフセット性能が低下したと判定するステップと、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDに従って、性能例外メッセージを生成するステップであって、性能例外メッセージは、第2のノードのIDを含む、ステップと、
をさらに含む。
【0018】
可能な実装では、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDを含み、第1の同期検出応答メッセージは、第1の警報情報をさらに含み、第1の警報情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードに物理層障害が存在することを示すために使用され、第1の検出結果は、第1の警報メッセージを含み、第1の警報メッセージは、物理層障害がノードに存在することをアドバタイズするために使用され、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の検出結果を取得するステップは、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第1の警報情報に従って、物理層障害が第2のノードに存在することを判定するステップと、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDに従って、第1の警報メッセージを生成するステップであって、第1の警報メッセージは、第2のノードのIDを含む、ステップと、
を含む。
【0019】
可能な実装では、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDを含み、第1の同期検出応答メッセージは、第2の警報情報をさらに含み、第2の警報情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードが、ノードのクロック供給源が異常であることを検出したことを示すために使用され、第1の検出結果は、第2の警報メッセージを含み、第2の警報メッセージは、ノードのクロック供給源が異常であることをアドバタイズするために使用され、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の検出結果を取得するステップは、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2の警報情報に従って、第2のノードのクロック供給源が異常であると判定するステップと、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDに従って、第2の警報メッセージを生成するステップであって、第2の警報メッセージは、第2のノードのIDを含む、ステップと、
を含む。
【0020】
可能な実装では、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDを含み、第1の同期検出応答メッセージは、性能監視情報をさらに含み、性能監視情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードの周波数オフセット性能を示すために使用され、第1の検出結果は、性能例外メッセージを含み、性能例外メッセージは、ノードの周波数オフセット性能が低下したことをアドバタイズするために使用され、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の検出結果を取得するステップは、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに含まれる性能監視情報に従って、第2のノードの周波数オフセット性能が低下したと判定するステップと、
第1のノードによって、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDに従って、性能例外メッセージを生成するステップであって、性能例外メッセージは、第2のノードのIDを含む、ステップと、
をさらに含む。
【0021】
本発明の実施形態の第2の実施態様は、クロック同期パスを検出するための別の方法を提供し、本方法は、モバイルベアラネットワークに適用され、モバイルベアラネットワークは、BTSと、BITSと、複数のノードと、を含む。本方法は、
第2のノードによって、第1のノードが送信した第1の同期検出要求メッセージを受信するステップであって、第1の同期検出要求メッセージは、第1のノードのクロックトポロジ情報を含む、ステップと、
第2のノードによって、第1の同期検出要求メッセージに従って、同期検出応答メッセージを生成するステップであって、同期検出応答メッセージは、第2のノードのクロックトポロジ情報と、第1のノードのクロックトポロジ情報と、を含む、ステップと、
第2のノードによって、同期検出応答メッセージを送信するステップと、
を含む。
【0022】
可能な実装では、第2のノードによって、第1のノードが送信した第1の同期検出要求メッセージを受信するステップの後に、本方法は、
第2のノードによって、第3のノードが存在すると判定し、第2の同期検出要求メッセージを生成する、ステップであって、第3のノードは、第2のノードに周波数同期信号を伝送し得るノードであり、第2の同期検出要求メッセージは、第1のノードのクロックトポロジ情報と、第2のノードのクロックトポロジ情報と、を含む、ステップと、
第2のノードによって、第3のノードに第2の同期検出要求メッセージを送信するステップと、
をさらに含む。
【0023】
可能な実装では、第3のノードは、第2のノードのクロック
追跡ノードであり、第2のノードによって、第3のノードに第2の同期検出要求メッセージを送信するステップは、
第2のノードによって、クロック同期信号を受信するために使用されるポートを使用することによって、第3のノードに第2の同期検出要求メッセージを送信するステップであって、クロック同期信号を受信するために使用されるポートは、第2のノードにあり、かつ第3のノードが供給するクロック同期信号を受信するポートである、ステップ
を含む。
【0024】
可能な実装では、第1のノードは、クロック同期検出を開始するノードであり、第1のノードのクロックトポロジ情報は、第1のノードの識別子IDであり、第2のノードによって、同期検出応答メッセージを送信するステップは、
第2のノードによって、第1の同期検出要求メッセージに含まれる第1のノードのIDに従って、第1のノードに同期検出応答メッセージを送信するステップ
を含む。
【0025】
可能な実装では、第1の同期検出要求メッセージは、第4のノードのクロックトポロジ情報をさらに含み、第4のノードのクロックトポロジ情報は、第4のノードのIDであり、同期検出応答メッセージは、第4のノードのIDをさらに含み、第4のノードは、クロック同期検出を開始するノードであり、第2のノードによって、同期検出応答メッセージを送信するステップは、
第2のノードによって、第1の同期検出要求メッセージに含まれる第4のノードのIDに従って、第4のノードに同期検出応答メッセージを送信するステップ
を含む。
【0026】
可能な実装では、第1のノードは、第2のノードのクロック
追跡ノードであり、第2のノードによって、第1の同期検出要求メッセージに従って、同期検出応答メッセージを生成するステップは、
第2のノードによって、第1の同期検出要求メッセージを受信するポートがクロック同期信号を伝送するために使用されるポートであるか否かを判定するステップと、
第2のノードによって、第1の同期検出要求メッセージを受信するポートがクロック同期信号を伝送するために使用されるポートであると判定した後に、同期検出応答メッセージを生成するステップと、
を含む。
【0027】
可能な実装では、第2のノードによって、第1の同期検出要求メッセージに従って、同期検出応答メッセージを生成するステップは、
第2のノードによって、第1の同期検出要求メッセージを受信するポートが周波数同期信号を伝送するために使用されるポートであると判定するステップと、
第2のノードによって、同期検出応答メッセージに第1の同期タイプを追加するステップであって、第1の同期タイプは、周波数同期を表すために使用され、第1の同期検出要求メッセージは、周波数同期パスを検出するように要求するために使用される、ステップと、
を含む。
【0028】
可能な実装では、第2のノードによって、第1の同期検出要求メッセージに従って、同期検出応答メッセージを生成するステップは、
第2のノードによって、第1の同期検出要求メッセージを受信するポートが時間同期信号を伝送するために使用されるポートであると判定するステップと、
第2のノードによって、同期検出応答メッセージに第2の同期タイプを追加するステップであって、第2の同期タイプは、時間同期を表すために使用され、第1の同期検出要求メッセージは、時間同期パスを検出するように要求するために使用される、ステップと、
を含む。
【0029】
可能な実装では、本方法は、
第2のノードによって、物理層障害が第2のノードに存在すると検出した後に、同期検出応答メッセージに第1の警報情報を追加するステップであって、第1の警報情報は、同期検出応答メッセージを送信するノードに物理層障害が存在することを示すために使用される、ステップ
をさらに含む。
【0030】
可能な実装では、本方法は、
第2のノードによって、第2のノードのクロック供給源が異常であると検出した後に、同期検出応答メッセージに第2の警報情報を追加するステップであって、第2の警報情報は、ノードのクロック供給源が異常であることを同期検出応答メッセージを送信するノードが検出したことを示すために使用される、ステップ
をさらに含む。
【0031】
可能な実装では、本方法は、
第2のノードによって、第2のノードの周波数オフセット性能が低下したと検出した後に、同期検出応答メッセージに性能監視情報を追加するステップであって、性能監視情報は
、同期検出応答メッセージを送信するノードの周波数オフセット性能を判定するために使用される、ステップ
をさらに含む。
【0032】
第1の実施態様または第2の実施態様の可能な実装では、第1のノードは、第2のノードのクロック追跡ノードであり、第2のノードのクロック追跡ノードは、第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである、または第2のノードは、第1のノードのクロック追跡ノードであり、第1のノードのクロック追跡ノードは、第1のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである。
【0033】
第1の実施態様または第2の実施態様の可能な実装では、第1のノードは、第2のノードのクロック追跡ノードであり、第2のノードのクロック追跡ノードは、第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードであり、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDと、第2のノードのポートリストと、を含み、第2のノードのポートリストは、第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートと、第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を送信するために使用されるN個のポートと、を含む。
【0034】
本発明の実施形態の第3の実施態様は、第1のノードであって、
同期検出要求メッセージを生成するように構成されたメッセージ生成ユニットであって、同期検出要求メッセージは、第1のノードのIDを含む、メッセージ生成ユニットと、
第2のノードに同期検出要求メッセージを送信するように構成されたメッセージ送信ユニットと、
第2のノードが送信した第1の同期検出応答メッセージを受信するように構成されたメッセージ受信ユニットであって、第1の同期検出応答メッセージは、第2のノードのクロックトポロジ情報と、第1のノードのIDと、を含む、メッセージ受信ユニットと、
第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の検出結果を取得するように構成された結果取得ユニットであって、第1の検出結果は、第1のノードと第2のノードとの間のクロック同期パスの状態を示すために使用される、結果取得ユニットと、
を備える、第1のノードを提供する。
【0035】
可能な実装では、メッセージ受信ユニットは、第3のノードが送信した第2の同期検出応答メッセージを受信するようにさらに構成され、第2の同期検出応答メッセージは、第3のノードのクロックトポロジ情報と、第2のノードのクロックトポロジ情報と、第1のノードのIDと、を含み、
結果取得ユニットは、第2の同期検出応答メッセージに従って、第2の検出結果を取得するようにさらに構成され、第2の検出結果は、第1のノードと第3のノードとの間のクロック同期パスの状態を示すために使用され、第1のノードと第3のノードとの間のクロック同期パスは、第2のノードを通過する。
【0036】
可能な実装では、メッセージ送信ユニットは、クロック同期信号を伝送するために使用されるポートを使用することによって、第2のノードに同期検出要求メッセージを送信するように特に構成され、クロック同期信号を伝送するために使用されるポートは、第1のノードにあり、かつ第2のノードに周波数同期信号を伝送し得るポートである。
【0037】
可能な実装では、同期検出要求メッセージは、第1の同期タイプをさらに含み、第1の同期タイプは、周波数同期を表すために使用され、同期検出要求メッセージは、周波数同期パスを検出するように要求するために使用され、
メッセージ送信ユニットは、
同期検出要求メッセージにおける第1の同期タイプとクロック同期信号を伝送するために使用されるポートとに従って、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートを判定するように構成された第1のポート判定ユニットであって、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートは、第1のノードにあり、かつ第2のノードに周波数同期信号を伝送し得るポートである、第1のポート判定ユニットと、
周波数同期信号を伝送するために使用され、第1のポート判定ユニットが判定したポートを使用することによって、第2のノードに同期検出要求メッセージを送信するように構成された第1のメッセージ送信ユニットと、
を備える。
【0038】
可能な実装では、同期検出要求メッセージは、第2の同期タイプをさらに含み、第2の同期タイプは、時間同期を表すために使用され、同期検出要求メッセージは、時間同期パスを検出するように要求するために使用され、
メッセージ送信ユニットは、
同期検出要求メッセージにおける第2の同期タイプとクロック同期信号を伝送するために使用されるポートとに従って、時間同期信号を伝送するために使用されるポートを判定するように構成された第2のポート判定ユニットであって、時間同期信号を伝送するために使用されるポートは、第1のノードにあり、かつ第2のノードに時間同期信号を伝送し得るポートである、第2のポート判定ユニットと、
時間同期信号を伝送するために使用され、第2のポート判定ユニットが判定したポートを使用することによって、第2のノードに同期検出要求メッセージを送信するように構成された第2のメッセージ送信ユニットと、
を備える。
【0039】
可能な実装では、第1のノードは、判定ユニットをさらに備え、
判定ユニットは、第1のノードのクロック追跡ノードが追跡されたか否かを判定するように構成され、第1のノードのクロック追跡ノードは、第1のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードであり、
メッセージ生成ユニットは、判定ユニットが、第1のノードのクロック追跡ノードが追跡されたと判定した後に、同期検出要求メッセージを生成するようにさらに構成される。
【0040】
可能な実装では、第1の検出結果は、第1の同期パスを含み、第1の同期パスは、第1のノードと第2のノードとの間のクロック同期パスであり、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDを含み、
結果取得ユニットは、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDと第1のノードのIDとに従って、第1の同期パスを取得するように特に構成される。
【0041】
可能な実装では、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDを含み、第1の同期検出応答メッセージは、第1の警報情報をさらに含み、第1の警報情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードに物理層障害が存在することを示すために使用され、第1の検出結果は、第1の警報メッセージをさらに含み、第1の警報メッセージは、物理層障害がノードに存在することをアドバタイズするために使用され、
結果取得ユニットは、
第1の同期検出応答メッセージに含まれる第1の警報情報に従って、物理層障害が第2のノードに存在することを判定し、
第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDに従って、第1の警報メッセージを生成し、第1の警報メッセージは、第2のノードのIDを含む
ように特に構成される。
【0042】
可能な実装では、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDを含み、第1の同期検出応答メッセージは、第2の警報情報をさらに含み、第2の警報情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードが、ノードのクロック供給源が異常であることを検出したことを示すために使用され、第1の検出結果は、第2の警報メッセージをさらに含み、第2の警報メッセージは、ノードのクロック供給源が異常であることをアドバタイズするために使用され、
結果取得ユニットは、
第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2の警報情報に従って、第2のノードのクロック供給源が異常であると判定し、
第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDに従って、第2の警報メッセージを生成し、第2の警報メッセージは、第2のノードのIDを含む
ように特に構成される。
【0043】
可能な実装では、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDを含み、第1の同期検出応答メッセージは、性能監視情報をさらに含み、性能監視情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードの周波数オフセット性能を判定するために使用され、第1の検出結果は、性能例外メッセージをさらに含み、性能例外メッセージは、ノードの周波数オフセット性能が低下したことをアドバタイズするために使用され、
結果取得ユニットは、
第1の同期検出応答メッセージに含まれる性能監視情報に従って、第2のノードの周波数オフセット性能が低下したと判定し、
第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDに従って、性能例外メッセージを生成し、性能例外メッセージは、第2のノードのIDを含む
ように特に構成される。
【0044】
第1のノードの具体的な実装については、第1の実施態様で説明したクロック同期パスを検出するための方法を参照されたい。
【0045】
本発明の実施形態の第4の実施態様は、第2のノードであって、
第1のノードが送信した第1の同期検出要求メッセージを受信するように構成された要求メッセージ受信ユニットであって、第1の同期検出要求メッセージは、第1のノードのクロックトポロジ情報を含む、要求メッセージ受信ユニットと、
第1の同期検出要求メッセージに従って、同期検出応答メッセージを生成するように構成された応答メッセージ生成ユニットであって、同期検出応答メッセージは、第2のノードのクロックトポロジ情報と、第1のノードのクロックトポロジ情報と、を含む、応答メッセージ生成ユニットと、
同期検出応答メッセージを送信するように構成された応答メッセージ送信ユニットと、
を備える、第2のノードを提供する。
【0046】
可能な実装では、第2のノードは、
第3のノードが存在することを判定するように構成されたノード判定ユニットと、
第1の同期検出要求メッセージに従って、第2の同期検出要求メッセージを生成するように構成された要求メッセージ生成ユニットであって、第3のノードは、第2のノードに周波数同期信号を伝送し得るノードであり、第2の同期検出要求メッセージは、第1のノードのクロックトポロジ情報と、第2のノードのクロックトポロジ情報と、を含む、要求メッセージ生成ユニットと、
第3のノードに第2の同期検出要求メッセージを送信するように構成された要求メッセージ送信ユニットと、
をさらに備える。
【0047】
可能な実装では、第3のノードは、第2のノードのクロック追跡ノードであり、第2のノードのクロック追跡ノードは、第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードであり、
要求メッセージ送信ユニットは、クロック同期信号を受信するために使用されるポートを使用することによって、第3のノードに第2の同期検出要求メッセージを送信するように特に構成され、クロック同期信号を受信するために使用されるポートは、第2のノードにあり、かつ第3のノードが供給するクロック同期信号を受信するポートである。
【0048】
可能な実装では、第1のノードは、クロック同期検出を開始するノードであり、第1のノードのクロックトポロジ情報は、第1のノードの識別子IDであり、応答メッセージ送信ユニットは、
第1の同期検出要求メッセージに含まれる第1のノードのIDに従って、第1のノードに同期検出応答メッセージを送信するように特に構成される。
【0049】
可能な実装では、第1の同期検出要求メッセージは、第4のノードのクロックトポロジ情報をさらに含み、同期検出応答メッセージは、第4のノードのクロックトポロジ情報をさらに含み、第4のノードのクロックトポロジ情報は、第4のノードのIDであり、第4のノードは、クロック同期検出を開始するノードであり、応答メッセージ送信ユニットは、
第1の同期検出要求メッセージに含まれる第4のノードのIDに従って、第4のノードに同期検出応答メッセージを送信するように特に構成される。
【0050】
可能な実装では、第1のノードは、第2のノードのクロック追跡ノードであり、第2のノードのクロック追跡ノードは、第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードであり、応答メッセージ生成ユニットは、
第1の同期検出要求メッセージを受信するために要求メッセージ受信ユニットによって使用されるポートが、クロック同期信号を伝送するために使用されるポートであるか否かを判定するように構成されたポート判定ユニットと、
第1の同期検出要求メッセージを受信するポートがクロック同期信号を伝送するために使用されるポートであると判定された後に、同期検出応答メッセージを生成するように構成されたメッセージ生成ユニットと、
を備える。
【0051】
可能な実装では、応答メッセージ生成ユニットは、
第1の同期検出要求メッセージを受信するポートが周波数同期信号を伝送するために使用されるポートであると判定するように構成されたポート判定ユニットと、
同期検出応答メッセージに第1の同期タイプを追加するように構成されたメッセージ生成ユニットであって、第1の同期タイプは、周波数同期を表すために使用され、第1の同期検出要求メッセージは、周波数同期パスを検出するように要求するために使用される、メッセージ生成ユニットと、
を備える。
【0052】
可能な実装では、応答メッセージ生成ユニットは、
第1の同期検出要求メッセージを受信するポートが時間同期信号を伝送するために使用されるポートであると判定するように構成されたポート判定ユニットと、
同期検出応答メッセージに第2の同期タイプを追加するように構成されたメッセージ生成ユニットであって、第2の同期タイプは、時間同期を表すために使用され、第1の同期検出要求メッセージは、時間同期パスを検出するように要求するために使用される、メッセージ生成ユニットと、
を備える。
【0053】
可能な実装では、第2のノードは、
物理層障害が第2のノードに存在すると検出された後に、同期検出応答メッセージに第1の警報情報を追加するように構成された第1の追加ユニットであって、第1の警報情報は、同期検出応答メッセージを送信するノードに物理層障害が存在することを示すために使用される、第1の追加ユニット
をさらに備える。
【0054】
可能な実装では、第2のノードは、
第2のノードのクロック供給源が異常であると検出された後に、同期検出応答メッセージに第2の警報情報を追加するように構成された第2の追加ユニットであって、第2の警報情報は、ノードのクロック供給源が異常であることを同期検出応答メッセージを送信するノードが検出したことを示すために使用される、第2の追加ユニット
をさらに備える。
【0055】
可能な実装では、第2のノードは、
第2のノードの周波数オフセット性能が低下したと検出された後に、同期検出応答メッセージに性能監視情報を追加するように構成された性能情報追加ユニットであって、性能監視情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードの周波数オフセット性能が低下したことを示すために使用される、性能情報追加ユニット
をさらに備える。
【0056】
第2のノードの具体的な実装については、第2の実施態様で説明したクロック同期パスを検出するための方法を参照されたい。
【0057】
本発明の実施形態の第5の実施態様は、クロック同期パスを検出するためのシステムを提供し、本システムは、第3の実施態様による第1のノードと、第4の実施態様による第2のノードと、を含む。
【0058】
本発明の実施形態では、第1のノードはクロック同期検出を開始できる、つまり、第1のノードは同期検出要求メッセージを生成し、同期検出要求メッセージは、第1のノードのIDを含む。第1のノードは、クロック同期信号を伝送するために使用されるパスを使用することによって、クロック同期信号を伝送するために使用されるパス上のノードに同期検出要求メッセージを送信できる。同期検出要求メッセージを受信するノード、例えば第2のノードは、同期検出応答メッセージにノードのクロックトポロジ情報と、第1のノードのIDと、を追加し、クロック同期検出を開始するノード、例えば第1のノードに同期検出応答メッセージを送信する。このようにして、クロック同期信号を伝送するために使用されるパスに含まれるノードはすべて、クロック同期検出を開始するノードに、ノードのクロックトポロジ情報を運ぶ同期検出応答メッセージを送信する。クロック同期検出を開始するノードは、1つ異常の受信した同期検出応答メッセージに従って、クロック同期パスの検出結果を取得できる。クロック同期検出を開始するノードは、検出結果に従って、クロック非同期のノードおよび/または障害が存在するノードを判定して、クロック同期パスの状態を取得する作業効率を改善するのを助けることができる。
【発明を実施するための形態】
【0060】
本発明の実施形態は、クロック同期パスを検出するための方法、ノード、およびシステムを提供する。クロック同期パスを検出するための方法、ノード、およびシステムは、モバイルベアラネットワーク、例えば、パケットトランスポートネットワーク(Packet Transport Network、PTN)やIP無線アクセスネットワーク(Internet Protocol Radio Access Network、IP RAN)などのベアラネットワークに適用できる、またはノード間でクロックの非同期が存在するか否かを判定するシナリオにさらに適用できる。
【0061】
図1に示すように、R1からR9は、モバイルベアラネットワーク内のネットワークノードである。ネットワークノードとしては、伝送装置、無線ネットワーク制御装置、基地局制御装置、および無線コアネットワーク装置などの装置が挙げられるが、これらに限定されない。伝送装置は、スイッチ、ルータ、またはパケット転送ネットワーク(PTN)装置などの装置であってもよい。
図1において、BTSは、R5からの時間同期信号と周波数同期信号とを、2つの方式で、すなわち、毎秒1パルス(Pulse Per Second、1PPS)+時刻(Time Of Day、TOD)インターフェース、すなわち、1PPS+TODインターフェースを使用することと、イーサネットインターフェースを使用することと、によって、別々に取得する。BITSは、
図1の同期ネットワークの外部クロック供給源であり、R1もまた、BITSからの時間同期信号と周波数同期信号とを、2つの方式で、すなわち、1PPS+TODインターフェースを使用することと、イーサネットインターフェースを使用することと、によって、別々に取得する。一般に、BITSは、デジタル同期ネットワークのレベル2またはレベル3ノードに配置され、クロック同期を必要とする様々な装置にタイミング信号を供給する。伝送ベアラ装置間のインターフェースは、
SyncEパケットと1588v2パケットとを伝送するインターフェースである。インターフェースは、ベアラネットワークやトランスポートネットワークによって異なる。パケットベースのネットワークの場合、インターフェースは、イーサネットインターフェースであってもよい。実際のネットワークシナリオでは、複数のBITSを含めることができる。
図1は、1つのBITSと1つのBTSが含まれるネットワークシナリオのみを示している。
図1において矢印で示す方向は、
図1に示すネットワークシナリオにおける、クロック供給源として機能するBITSにより生成される、クロック同期信号の分配方向である。
図1に示すネットワークシナリオは、限定されるものではないが、3つのクロック同期パス、例えば、R1からR5へのクロック同期パスであって、クロック同期パスはR1→R2→R3→R4→R5と簡単に表すことができる、クロック同期パスと、R1からR9へのクロック同期パスであって、クロック同期パスは、R1→R2→R7→R9と簡単に表すことができる、クロック同期パスと、R1からR8へのクロック同期パスであって、クロック同期パスは、R1→R6→R
8と簡単に表すことができる、クロック同期パスと、を含む。モバイルベアラネットワーク内のR10(
図1には示さず)のクロック供給源が別のBITSからのものである場合、別のBITSによって供給されるクロック同期信号は、
図1のBITSによって供給されるクロック同期信号とは異なり、R10がR4と相互接続されている場合に、クロック非同期が存在する。クロック非同期問題を特定する一般的な方法では、ネットワーク内の装置が手動でログインまたは1つずつアクセスされて、どの装置が、ログインまたはアクセスされている装置のクロック供給源であるかを判定し、次いで、装置が属するクロック同期パスを判定する。
【0062】
クロック同期パスの状態を取得する際の一般的な低効率問題を解決するために、本発明の一実施形態は、クロック同期パスの状態を取得する作業効率を改善するのを助けるために、クロック同期パスを検出するための方法を提供する。
【0063】
本発明の一実施形態に係るクロック同期パスを検出するための方法は、
図1に示すネットワークシナリオに適用することができる。本発明の実施形態1で提供される方法は、リーフノードが検出を開始し、リーフノードからルートノードまでホップバイホップ検出を行う、パス検出方法である。本発明の実施形態2で提供される方法は、ルートノードが検出を開始し、ルートノードからリーフノードまでホップバイホップ検出を行う、パス検出方法である。本発明の実施形態3で提供される方法は、コントローラが検出を開始し、リーフノードからルートノードまでホップバイホップ検出を行う、パス検出方法である。本発明の実施形態4で提供される方法は、コントローラが検出を開始し、ルートノードからリーフノードまでホップバイホップ検出を行う、パス検出方法である。ルートノードは、BITSと通信するノードであってもよい。リーフノードは、ルートノード以外のクロック同期パス上のノードであってもよい。BTSと通信できるノードはリーフノードである。
図1に示すネットワークシナリオでは、R1がルートノードである場合、R2からR9がリーフノードであり、ルートノードおよびリーフノードの意味は、クロック同期分配の方向に基づく。
【0064】
以下、
図2から
図5を参照して、本発明の実施形態に係るクロック同期パスを検出するための方法を詳述する。
【0065】
図2は、本発明の実施形態1に係るクロック同期パスを検出するための方法の概略的な流れ図である。
図2に示すように、本発明の実施形態1で提供される方法は、以下のステップ101からステップ110の内容を含むことができる。
【0066】
101.第1のノードは、第1の同期検出要求メッセージを生成し、第1の同期検出要求メッセージは、第1のノードのIDを含む。
【0067】
具体的には、第1のノードのID、第1のノードのIDは、第1のノードを一意に識別可能な情報、例えば、シーケンス番号、インデックス、または文字列であってもよい。第1のノードのIDの具体的な表現形式について、ここでは別途これ以上説明しない。本発明の実施形態1では、第2のノードを第1のノードのクロック追跡ノード(clock traced node)として使用することができる。第1のノードのクロック追跡ノードは、第1のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである。本発明の本実施形態におけるクロック供給源は、同期信号タイミング供給源(timing source)である。同期信号タイミング供給源は、外部クロック供給源であっても内部クロック供給源であってもよい。例えば、ネットワークノードのクロック供給源が故障し、クロック供給源から同期信号を取得するネットワークノードがフリーランモードになり、ネットワークノードが新しいクロック供給源になる。
【0068】
例えば、第1のノードが、第1のノードの位置するクロック同期パスの検出を開始する場合、第1のノードは、第1のノードとクロック同期関係にある隣接ノードを判定する必要がある。第1のノードは、第1のノードのポートリストに従って、第1のノードとクロック同期関係にある隣接ノードを判定することができる。第1のノードのポートリストは、第1のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートと、第1のノードのものであり、かつクロック同期信号を送信するために使用されるN個のポートと、を含む。Nは、1以上の整数である。第1のノードのポートリスト内のポートは、ポート識別子の形式で記録されてもよい。ポート識別子は、ポートを一意に識別できる情報、例えば、ポート名またはポート番号であってもよい。各例を、説明のために本明細書中で1つずつ示すことはしない。クロック同期信号は、第1のノードのクロック追跡ノードまたはクロック供給源からのものである。第1のノードのクロック追跡ノードは、第1のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードであり、ポートは、物理ポートまたは論理ポート、例えば、高精度時間プロトコル(Precision Time Protocol、PTP)ポート、または155.520Mbpsのレートの同期転送モジュール(Synchronous Transfer Module、STM)STM−1チャネルポートとすることができる。PTPポートには、同期クロックを送信するために使用されるマスターポート(Master Port)と、同期クロックを受信するために使用されるスレーブポート(Slave Port)と、クロックを送信も受信もしないパッシブポート(Passive Port)と、が挙げられる。STM−1チャネルポートは、同期デジタルハイアラーキ(Synchronous Digital Hierarchy、SDH)信号を伝送するために使用される。
【0069】
例えば、第1のノードは、第1のノードのIDに従って、第1の同期検出要求メッセージを生成してもよい。第1の同期検出要求メッセージは、第1のノードのIDを含む。
【0070】
図6を参照すると、本発明の一実施形態は、同期検出メッセージフォーマットを提供する。本発明は、可能な、よく理解されたフォーマットを提供するだけであり、同期検出メッセージの具体的なフォーマットになんら限定を設けるものではないことに留意されたい。
図6に示す同期検出メッセージフォーマットは、TLV(Type−Length−Value)フォーマットであり、TLVフォーマットは、プロトコルタイプおよび変数カプセル化フォーマットである。
図6に示すように、Req./Replyフィールドは、フィールドを含むメッセージが同期検出要求メッセージまたは同期検出応答メッセージであることを表すために使用される。Sync Typeフィールドは、クロック同期タイプ、すなわち、周波数同期または時間同期を示すために使用される。一般に、同期イーサネット技術が使用される場合、Sync Typeフィールドは周波数同期を示し得る。IEEE 1588v2が使用される場合、Sync Typeフィールドは時間同期を示す。当然のことながら、Sync Typeフィールドで運ばれる内容は、クロック同期タイプを判定するために使用される。一実装では、同期イーサネット技術とIEEE 1588v2との両方を使用して、時間同期と周波数同期とを実装することができる。Sync Topologyフィールドは、クロックトポロジ情報を運ぶために使用される。Sync Topologyフィールドで運ばれる内容は、Sync Typeフィールドの内容に従って判定されてもよい。Sync Typeフィールドの内容が周波数同期を示す場合、Sync Topologyフィールドで運ばれるクロックトポロジ情報は、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートリストを含む。場合により、Sync Topologyフィールドで運ばれるクロックトポロジ情報は、ノードのIDをさらに含むことができる。周波数同期信号を伝送するために使用されるポートリスト内のポートの識別子は、ポート名、ポート番号、ポートのMACアドレス、またはポートのIPアドレスのうちの1つ以上であってもよい。Sync Typeフィールドの内容が時間同期を示す場合、Sync Topologyフィールドで運ばれるクロックトポロジ情報は、時間同期信号を伝送するために使用されるポートリストを含む。場合により、Sync Topologyフィールドで運ばれるクロックトポロジ情報は、ノードのIDをさらに含むことができる。時間同期信号を伝送するために使用されるポートリストは、すべての有効なPTPポートのリストであってもよい。PTPポートリストのポートは、ポート名、ポート番号、ポートの状態(Slave、Masterなど)、ポートのMACアドレス、ポートのIPアドレスなどを含むことができる。Sync Statesフィールドは、クロック状態を示すために使用される。Sync Statesフィールドの内容は、Sync Typeフィールドの内容によって異なる。Sync Typeフィールドが周波数同期を示す場合、Sync Statesフィールドの内容は、装置ロック状態、クロック供給源情報、クロック供給源状態、クロック警報情報、またはクロック性能検出情報のうちの1つ以上を示すために使用される。クロック供給源情報は、クロック供給源優先度、クロック供給源識別子、またはクロック供給源同期状態メッセージ(Synchronization Status Message、SSM)レベルのうちの1つ以上を含むことができる。クロック供給源SSMレベルは、PRC、SSU−A、SSU−B、SECなどを含む。クロック供給源状態は、正常、ポート物理状態Down、周波数オフセット例外、BITSクロック供給源例外などを含む。クロック警報情報は、第1の警報情報または第2の警報情報のうちの1つ以上を含む。
【0071】
例えば、同期検出メッセージは、LSP Ping
パケットにカプセル化され、新しい転送等価クラスFEC(Forwarding Equivalence Class、FEC)として使用され得る、または伝送制御プロトコル(Transmission Control Protocol、TCP)
パケットにカプセル化される、もしくはユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol、UDP)パケットにおいて使用され、特殊なアプリケーションプロトコルとして使用され得る、または普通のイーサネット(Ethernet)パケットまたはインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)パケットにカプセル化されて、スイッチ、ルータ、もしくはマルチプロトコルラベルスイッチング(Multi−Protocol Label Switching、MPLS)装置を含む様々なネットワーク同期シナリオに適用可能とし得る。具体的なプロトコルでカプセル化された同期検出メッセージのフォーマットは、ここではこれ以上説明しない。第1の同期検出要求メッセージは、
図6に示す同期検出メッセージフォーマットのReq./ReplyフィールドがReq.フィールドである場合、記載した同期検出要求メッセージのうちの1つである。
【0072】
図3に示すネットワークシナリオの概略図を参照すると、本発明の本実施形態では、リーフノードR5がルートノードR1へのクロック同期パス検出を開始する。従って、本発明の本実施形態における第1のノードは、
図3のR5である。場合により、第1のノードが第1の同期検出要求メッセージを生成する前に、第1のノードは、クロック同期パス検出を開始するか否かを判定してもよい。例えば、第1のノードが、第1の同期検出要求メッセージを生成する前に、本方法は、以下をさらに含む:第1のノードが、第1のノードのクロック追跡ノードが追跡されたか否かを判定し、第1のノードのクロック追跡ノードは、第1のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードであり、第1のノードのクロック追跡ノードが追跡されたと第1のノードが判定した後に、第1のノードが、第1の同期検出要求メッセージを生成する。具体的には、第1のノードは、装置ロック状態がlocked(ロックされた)モードであることをチェックすることによって、第1のノードのクロック追跡ノードが追跡されたことを判定することができる。
図3に示すシナリオでは、R5のクロック追跡ノードはR4である。
【0073】
場合により、第1のノードが、第1の同期検出要求メッセージを生成する前に、本方法は、以下をさらに含む:第1のノードが、第1のノードのクロック追跡ノードが失われたか否かを判定し、第1のノードのクロック追跡ノードが失われたと第1のノードが判定した後に、第1のノードが、第1の同期検出要求メッセージを生成する。具体的には、第1のノードは、装置ロック状態がunlocked(ロックされていない)モードであることをチェックすることによって、第1のノードのクロック追跡ノードが失われたことを判定することができる。
【0074】
102.第1のノードは、第2のノードに第1の同期検出要求メッセージを送信する。
【0075】
具体的には、第1のノードは、第1のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するポートを使用して、第1の同期検出要求メッセージを送信する。第1のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するポートが第2のノードと通信できる場合、すなわち、第2のノードが第1のノードのクロック追跡ノードであり、第
1のノードのクロック追跡ノードが、第
1のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである場合、第1のノードは、第1のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するポートを使用して、第2のノードに第1
の同期検出要求メッセージを送信する。つまり、R5は、R5のものであり、かつクロック同期信号を受信するポートを使用して、
図3のR4に第1の同期検出要求メッセージを送信できる。場合により、第1のノードは、第1のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するポートを使用して、第1のノードの物理接続のピアノードのIPアドレスもしくはMACアドレスをさらに取得できる、または第1のノードのローカルにキャッシュされたデータテーブルを使用して、クロック追跡ノードとして使用されるノードのIPアドレスもしくはMACアドレスを取得できる、またはリンク層発見プロトコル(Link Layer Discovery Protocol、LLDP)によって維持されるデータテーブルを使用して、クロック追跡ノードとして使用されるノードのIPアドレスもしくはMACアドレスを取得できる。本実施形態では、第2のノードは、第1のノードのクロック追跡ノードであり、第1のノードのクロック追跡ノードは、第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードであり、第1のノードのものであり、かつクロック同期信号を伝送するために使用されるポートは、第1のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートである。
【0076】
第1の同期検出要求メッセージ内の同期タイプが第1の同期タイプであり、第1の同期タイプが周波数同期を表すために使用され、第1の同期検出要求メッセージが周波数同期パスを検出するように要求するために使用される場合、第1のノードは、第1の同期検出要求メッセージの第1の同期タイプおよびクロック同期信号を伝送するために使用されるポートに従って、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートを判定する。次いで、第1のノードは、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートを使用して、第2のノードに第1の同期検出要求メッセージを送信する。本実施形態では、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートは、周波数同期信号を受信するために使用されるポートである。
【0077】
第1の同期検出要求メッセージ内の同期タイプが第2の同期タイプであり、第2の同期タイプが時間同期を表すために使用され、第1の同期検出要求メッセージが時間同期パスを検出するように要求するために使用される場合、第1のノードは、第1の同期検出要求メッセージの第2の同期タイプおよびクロック同期信号を伝送するために使用されるポートに従って、時間同期信号を伝送するために使用されるポートを判定する。次いで、第1のノードは、時間同期信号を伝送するために使用されるポートを使用して、第2のノードに第1の同期検出要求メッセージを送信する。本実施形態では、時間同期信号を伝送するために使用されるポートは、時間同期信号を受信するために使用されるポートである。
【0078】
103.第2のノードは、第1のノードが送信した第1の同期検出要求メッセージを受信し、第1の同期検出要求メッセージに従って、第1の同期検出応答メッセージを生成し、第1の同期検出応答メッセージは、第2のノードのクロックトポロジ情報と第1のノードのIDとを含む。
【0079】
場合により、第2のノードは、第1のノードが送信した第1の同期検出要求メッセージを受信し、第1の同期検出要求メッセージを受信したポートがクロック同期信号を伝送するために使用されるポートであるか否かを判定する。第2のノードが、第1の同期検出要求メッセージを受信するポートがクロック同期信号を伝送するために使用されるポートであると判定した後、第2のノードは、第1の同期検出応答メッセージを生成することができる。本実施形態では、第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を伝送するために使用されるポートは、第2のノードのものであり、クロック同期信号を送信するために使用されるポートである。
【0080】
例えば、第1の同期検出要求メッセージを受信した後、第2のノードは、第1の同期検出要求メッセージから第1のノードのIDを取得する。第2のノードは、第2のノードのクロックトポロジ情報と第1のノードのIDとに従って、第1の同期検出応答メッセージを生成する。場合により、第1の同期検出応答メッセージでは、第2のノードのクロックトポロジ情報が第1のノードのIDの位置の後に追加され得る。
【0081】
例えば、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDと第2のノードのポートリストとを含む。第2のノードのポートリストは、第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートと、第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を送信するために使用されるM個のポートと、を含む。Mは、1以上の整数である。
【0082】
例えば、第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を伝送するために使用されるポートが、第2のノードのものであり、かつ周波数同期信号を伝送するために使用されるポートである場合、第2のノードは、第1の同期検出応答メッセージに第1の同期タイプを追加する。第2のノードのものであり、かつ周波数同期信号を伝送するために使用されるポートは、第2のノードのものであり、周波数同期信号を送信するために使用されるポートである。第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を伝送するために使用されるポートが、第2のノードのものであり、かつ時間同期信号を伝送するために使用されるポートである場合、第2のノードは、第1の同期検出応答メッセージに第2の同期タイプを追加する。第2のノードのものであり、かつ時間同期信号を伝送するために使用されるポートは、第2のノードのものであり、時間同期信号を送信するために使用されるポートである。
【0083】
104.第2のノードは、第1のノードに第1の同期検出応答メッセージを送信する。
【0084】
例えば、クロック同期検出を開始するノードは、第2のノードに送信された同期検出要求メッセージに、クロック同期検出を開始するノードのIDを追加する。第2のノードは、クロック同期検出を開始するノードに第1の同期検出応答メッセージを送信する。
【0085】
一実装では、第1のノードは、クロック同期検出を開始するノードであり、第1の同期検出要求メッセージは、第1のノードのIDを含む。第2のノードが、クロック同期検出を開始するノードに第1の同期検出応答メッセージを送信することは、以下を含む:第2のノードは、第1のノードのIDに従って、第1のノードに第1の同期検出応答メッセージを送信することができる。
【0086】
別の実装では、第1のノードがクロック同期検出を開始するノードではなく、第4のノードがクロック同期検出を開始するノードである場合、第1の同期検出要求メッセージは、第4のノードのIDを含み、第1の同期検出応答メッセージは、第4のノードのIDを含む。第2のノードが、クロック同期検出を開始するノードに第1の同期検出応答メッセージを送信することは、以下を含む:第2のノードは、第1の同期検出要求メッセージに含まれている第4のノードのIDに従って、第4のノードに第1の同期検出応答メッセージを送信する。
【0087】
105.第1のノードは、第2のノードが送信した第1の同期検出応答メッセージを受信し、第1の同期検出応答メッセージに含まれている第2のノードのクロックトポロジ情報および第1のノードのIDに従って、第1の同期パスを取得し、第1の同期パスは、第1のノードと第2のノードとの間のクロック同期パスである。
【0088】
図3に示すように、R5は、第1の同期検出応答メッセージからR5のIDとR4のクロックトポロジ情報とを取得することができる。R4のクロックトポロジ情報は、R4のIDとR4のクロックポートリストとを含む。R4のクロックポートリストは、R4のものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートと、R4のものであり、クロック同期信号を送信するために使用されるポートと、を含む。R5は、R4のIDおよびR5のIDに従って、第1の同期パスがR4→R5であることを判定できる。第2のノードは、第1のノードのクロック追跡ノードであり、第1のノードのクロック追跡ノードは、第1のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである、つまり、R4は、R5のクロック追跡ノードである。
【0089】
本実施形態では、第2のノードは、クロック同期パス上の最後のノードではない、つまり、第2のノードは、クロック同期信号を受信するポートを有し、第2のノードは、BITSに直接接続されたノードではない。従って、本実施形態に係るクロック同期パスを検出するための方法は、ステップ106からステップ110の内容をさらに含む。
【0090】
106.第2のノードは、第3のノードが存在することを判定し、第2の同期検出要求メッセージを生成し、第3のノードは、第2のノードに周波数同期信号を伝送し得るノードであり、第2の同期検出要求メッセージは、第1のノードのクロックトポロジ情報と、第2のノードのクロックトポロジ情報と、を含む。
【0091】
例えば、第2のノードが、第3のノードが存在することを判定することは、以下を含む:第2のノードは、第2のノードのポートリストに従って、第2のノードが、クロック同期信号を受信するポートを有し、第2のノードは、BITSに直接接続されたノードではないことを判定する。換言すると、第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するポートは、第3のノードと通信できる。第2のノードによって第3のノードを判定するための方法は、ステップ102において第1のノードによって第2のノードを判定するための方法と同じである。ここでは細部を繰り返し説明しない。第3のノードは、
図3のR3に対応する。
【0092】
例えば、第2のノードは、第1の同期検出要求メッセージと第2のノードのクロックトポロジ情報とに従って、第2の同期検出要求メッセージを生成する。一実装では、第2のノードは、第1の同期検出要求メッセージに第2のノードのIDを追加して、第2の同期検出要求メッセージを生成することができる。別の実装では、第2のノードは、第1の同期検出要求メッセージに第2のノードのIDおよび第2のノードのクロックポートリストを追加して、第2の同期検出要求メッセージを生成することができる。本実施形態では、第3のノードは、第2のノードのクロック追跡ノードである。第2のノードのクロック追跡ノードは、第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである。
【0093】
107.第2のノードは、第3のノードに第2の同期検出要求メッセージを送信する。
【0094】
例えば、第2のノードは、クロック同期信号を伝送するために使用されるポートを使用して、第3のノードに第2の同期検出要求メッセージを送信する。クロック同期信号を伝送するために使用されるポートは、第2のノードにあり、かつ第3のノードに周波数同期信号を伝送できるポートである、つまり、第2のノードにあり、かつクロック同期信号を受信するポートである。
【0095】
第2の同期検出要求メッセージ内の同期タイプが第1の同期タイプである場合、第2のノードは、第2の同期検出要求メッセージの第1の同期タイプおよびクロック同期信号を伝送するために使用されるポートに従って、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートを判定する。次いで、第2のノードは、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートを使用して、第3のノードに第2の同期検出要求メッセージを送信する。第2のノードのものであり、かつ周波数同期信号を伝送するために使用されるポートは、第2のノードのものであり、周波数同期信号を受信するために使用されるポートである。
【0096】
第2の同期検出要求メッセージ内の同期タイプが第2の同期タイプである場合、第2のノードは、第2の同期検出要求メッセージの第2の同期タイプおよびクロック同期信号を伝送するために使用されるポートに従って、時間同期信号を伝送するために使用されるポートを判定する。次いで、第2のノードは、時間同期信号を伝送するために使用されるポートを使用して、第3のノードに第2の同期検出要求メッセージを送信する。第2のノードのものであり、かつ時間同期信号を伝送するために使用されるポートは、第2のノードのものであり、時間同期信号を受信するために使用されるポートである。
【0097】
108.第3のノードは、第2のノードが送信した第2の同期検出要求メッセージを受信し、第2の同期検出要求メッセージに従って、第2の同期検出応答メッセージを生成し、第2の同期検出応答メッセージは、第3のノードのクロックトポロジ情報と、第2のノードのクロックトポロジ情報と、第1のノードのIDと、を含む。
【0098】
場合により、第3のノードは、第2のノードが送信した第2の同期検出要求メッセージを受信し、第2の同期検出要求メッセージを受信したポートがクロック同期信号を伝送するために使用されるポートであるか否かを判定する。第3のノードが、第2の同期検出要求メッセージを受信するポートがクロック同期信号を伝送するために使用されるポートであると判定した後、第3のノードは、第2の同期検出応答メッセージを生成することができる。本実施形態では、第3のノードのものであり、かつクロック同期信号を伝送するために使用されるポートは、第3のノードのものであり、クロック同期信号を送信するために使用されるポートである。
【0099】
例えば、第2の同期検出要求メッセージを受信した後、第3のノードは、第2の同期検出要求メッセージから第2のノードのクロックトポロジ情報と第1のノードのIDとを取得する。第3のノードは、第3のノードのクロックトポロジ情報と、第2のノードのクロックトポロジ情報と、第1のノードのIDと、に従って、第2の同期検出応答メッセージを生成する。場合により、第2の同期検出応答メッセージでは、第3のノードのクロックトポロジ情報が第2のノードのクロックトポロジ情報の位置の後に追加され得る。つまり、第2の同期検出応答メッセージでは、第3のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのクロックトポロジ情報の位置の後に位置し、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第1のノードのIDの後に位置する。
【0100】
例えば、第3のノードのクロックトポロジ情報は、第3のノードのIDと第3のノードのポートリストとを含む。第3のノードのポートリストは、第3のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートと、第3のノードのものであり、かつクロック同期信号を送信するために使用されるL個のポートと、を含む。Lは、1以上の整数である。
【0101】
例えば、第3のノードのものであり、かつクロック同期信号を伝送するために使用されるポートが、第3のノードのものであり、かつ周波数同期信号を伝送するために使用されるポートである場合、第3のノードは、第2の同期検出応答メッセージに第1の同期タイプを追加する。第3のノードのものであり、かつ周波数同期信号を伝送するために使用されるポートは、第3のノードのものであり、周波数同期信号を送信するために使用されるポートである。第3のノードのものであり、かつクロック同期信号を伝送するために使用されるポートが、第3のノードのものであり、かつ時間同期信号を伝送するために使用されるポートである場合、第3のノードは、第2の同期検出応答メッセージに第2の同期タイプを追加する。第3のノードのものであり、かつ時間同期信号を伝送するために使用されるポートは、第3のノードのものであり、時間同期信号を送信するために使用されるポートである。
【0102】
109.第3のノードは、第1のノードに第2の同期検出応答メッセージを送信する。
【0103】
例えば、クロック同期検出を開始するノードは、第3のノードに送信された同期検出要求メッセージに、クロック同期検出を開始するノードのIDを追加する。第3のノードは、クロック同期検出を開始するノードに第2の同期検出応答メッセージを送信する。
【0104】
一実装では、第1のノードは、クロック同期検出を開始するノードであり、第2の同期検出要求メッセージは、第1のノードのIDを含む。第3のノードが、クロック同期検出を開始するノードに第2の同期検出応答メッセージを送信することは、以下を含む:第3のノードは、第1のノードのIDに従って、第1のノードに第2の同期検出応答メッセージを送信することができる。
【0105】
別の実装では、第1のノードがクロック同期検出を開始するノードではなく、第4のノードがクロック同期検出を開始するノードである場合、第2の同期検出要求メッセージは、第4のノードのIDを含み、第2の同期検出応答メッセージは、第4のノードのIDを含む。第
3のノードが、クロック同期検出を開始するノードに第2の同期検出応答メッセージを送信することは、以下を含む:第
3のノードは、第2の同期検出要求メッセージに含まれている第4のノードのIDに従って、第4のノードに第2の同期検出応答メッセージを送信する。
【0106】
110.第1のノードは、第3のノードが送信した第2の同期検出応答メッセージを受信し、第2の同期検出応答メッセージに含まれている第3のノードのクロックトポロジ情報と、第2のノードのクロックトポロジ情報と、第1のノードのIDと、に従って、第2の同期パスを取得し、第2の同期パスは、第1のノードと第3のノードとの間のクロック同期パスであり、第2の同期パスは、第2のノードを通過する。
【0107】
図3に示すように、R5は、第2の同期検出応答メッセージからR5のIDと、R4のクロックトポロジ情報と、R3のクロックトポロジ情報と、を取得することができる。R4のクロックトポロジ情報は、R4のIDとR4のクロックポートリストとを含む。R4のクロックポートリストは、R4のものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートと、R4のものであり、クロック同期信号を送信するために使用されるポートと、を含む。R3のクロックトポロジ情報は、R3のIDとR3のクロックポートリストとを含む。R3のクロックポートリストは、R3のものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートと、R3のものであり、クロック同期信号を送信するために使用されるポートと、を含む。R5は、R4のIDおよびR3のIDに従って、第2の同期パスがR3→R4→R5であることを判定できる。第3のノードは、第2のノードのクロック追跡ノードであり、第2のノードのクロック追跡ノードは、第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである。つまり、R3はR4のクロック追跡ノードである。第2のノードは、第1のノードのクロック追跡ノードであり、第1のノードのクロック追跡ノードは、第1のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである。つまり、R4は、R5のクロック追跡ノードである。
【0108】
図3に示すネットワークシナリオの概略図を参照すると、実線矢印は、同期検出要求メッセージを送信する方向であり、破線矢印は同期検出応答メッセージを送信する方向である。
図3から、R1→R2→R3→R4→R5のクロック同期パス上では、R5がクロック同期パス検出を開始し、R1、R2、R3、およびR4によって生成された同期検出応答メッセージは、R5に送信されることがわかる。R4からR5への破線矢印は
図2の第1の同期検出応答メッセージであり、R3からR5への破線矢印は
図2の第2の同期検出応答メッセージであり、R5からR4への実線矢印は
図2の第1の同期検出要求メッセージであり、R4からR3への実線矢印は
図2の第2の同期検出要求メッセージである。R5がR4、R3、R2、およびR1によって送信された同期検出応答メッセージを受信できる場合、R5は、これらの同期検出応答メッセージに従って、完全なクロック同期パスを取得することができ、完全なクロック同期パスはR1→R2→R3→R4→R5と表すことができる。
【0109】
R1→R2→R3→R4→R5のクロック同期パスにリンク障害または物理ポート同期障害が存在する場合、R5はクロック同期パスの一部を取得できる。例えば、R5が、R4およびR3によって送信された同期検出応答メッセージだけしか受信できない場合、R3とR2との間にリンク障害または物理ポート同期障害が存在すると推定することができる。さらに、R5で取得されたクロック同期パスに従って、障害が発生した物理リンクまたはポートを検出するように管理者に促すことができる。
【0110】
本発明の本実施形態で提供される方法では、第1のノードは、第1の同期パスを第1の検出結果として使用し、第1の検出結果は、第1のノードと第2のノードとの間のクロック同期パスの状態を示すために使用される。つまり、第1のノードが第1の同期パスを取得するプロセスは、第1のノードが第1の検出結果を取得するプロセスである。
【0111】
本発明の本実施形態では、第1のノードは、第1の同期検出要求メッセージを生成し、第2のノードに第1の同期検出要求メッセージを送信する。第2のノードは、第1の同期検出要求メッセージに従って、第1のノードに第1の同期検出応答メッセージをフィードバックする。第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の同期パスを取得する。類推すると、第1のノードは、クロック同期パスを効率的に取得でき、このことは、クロック同期パスに従ってクロック非同期のノードを判定するのに役立つ。
【0112】
本発明の実施形態1で提供される方法に基づいて、本発明の別の実施形態は、クロック同期パス上の障害を特定するための方法を提供する。
図2および
図3を参照して、本発明の別の実施形態に係るクロック同期パス上の障害を特定するための方法を説明する。以下の説明において、実施形態1で提供された内容と同じ内容は、繰り返し説明せず、実施形態1で提供された方法とは異なる内容のみを説明する。
【0113】
場合により、ステップ103の前に、本方法は、以下をさらに含む:第2のノードは、第2のノードに物理層障害が存在することを検出した後に、第1の警報情報を取得する。第1の警報情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードに物理層障害が存在することを示すために使用される。ステップ103では、第2のノードが、第1の同期検出要求メッセージに従って、第1の同期検出応答メッセージを生成することは、以下をさらに含む:第2のノードは、第1の同期検出応答メッセージに第1の警報情報を追加する。第1の同期検出応答メッセージが第1の同期タイプを含む場合、第1の警報情報は、同期処理ハードウェア障害および周波数出力モジュール障害などの具体的な警報タイプの指示値をさらに含む。周波数出力モジュール障害は、TR_LOC、HEAD_ERR、HEAD_BAD、BUS_ERRなどを含む。第1の同期検出応答メッセージが第2の同期タイプを含む場合、第1の警報情報は、同期処理ハードウェア障害およびPTP物理リンク警報などの具体的な警報タイプの指示値をさらに含む。PTP物理リンク警報は、ETH_LOS、ETH_LINK_DOWNなどを含む。
【0114】
場合により、ステップ105の前または後、またはステップ105と同時に、本方法は、以下をさらに含む:第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の警報メッセージを取得し、第1の警報メッセージは、ノードに物理層障害が存在することをアドバタイズするために使用される。第1の警報
メッセージは、第2のノードのIDを含む。第2のノードのIDは、第2のノードのクロックトポロジ情報からのものであってもよい。本実施形態では、第1のノードによって取得された第1の検出結果は、第1の同期パスおよび第1の警報メッセージを含む。第1のノードで取得された第1の同期パスは、実施形態1における第1の同期パスと同じである。ここでは細部を繰り返し説明しない。
【0115】
例えば、第1のノードが、第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の警報メッセージを取得することは、以下を含む:第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第1の警報情報に従って、第2のノードに物理層障害が存在することを判定し、第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDに従って、第1の警報メッセージを生成し、第1の警報メッセージは、第2のノードのIDを含む。
【0116】
図3に示すネットワークシナリオでは、R5は、ローカルノードに物理層障害が存在するか否かをまず検出できる。ローカルノードに物理層障害が存在する場合、R5は、R5に物理層障害が存在することをアドバタイズするために使用される第1の警報メッセージを出力する。R5が受信した同期検出応答メッセージが、第1の警報情報を運ぶ複数の同期検出応答メッセージを含む場合、R5は、クロック同期パス上のノードの系列に従って、第1の警報メッセージを出力できる。例えば、R4およびR3の両方に物理層障害が存在する場合、R5は、R3に物理層障害が存在することをアドバタイズするために使用される第1の警報メッセージをまず出力できる。次いで、R5は、R3の物理層障害が修正された後に、R4に物理層障害が存在することをアドバタイズするために使用される第1の警報メッセージを出力できる。
【0117】
実施形態1で提供される方法または別の実施形態で提供される方法に基づいて、本発明のさらに別の実施形態は、障害を特定するために使用され得る別の方法を提供する。以下の説明において、上述の実施形態で提供された内容と同じ内容は、繰り返し説明せず、上述の実施形態で提供された方法とは異なる内容のみを説明する。
【0118】
場合により、ステップ103の前に、本方法は、以下をさらに含む:第2のノードは、第2のノードのクロック供給源が異常であることを検出した後に、第2の警報
情報を取得する。第2の警報情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信しているノードがノードのクロック供給源が異常であることを検出したことを示すために使用される。ステップ103では、第2のノードが、第1の同期検出要求メッセージに従って、第1の同期検出応答メッセージを生成することは、以下をさらに含む:第2のノードは、第1の同期検出応答メッセージに第2の警報情報を追加する。第1の同期検出応答メッセージが第1の同期タイプを含む場合、第2の警報情報は、具体的な例外タイプの指示値を含み、例えば、SYNC_C_LOS、EXT_SYNC_LOS、およびLTIなどの周波数入力基準供給源の喪失、CLK_LOCK_FAILなどのクロックのロックの喪失、SSM_PKT_LOSなどのESMCパケット損失、SYN_BADなどの現在の基準供給源FREQしきい値交差、ならびにS1_SYN_CHANGEなどの周波数入力基準供給源SSMレベル低下を含む。第1の同期検出応答メッセージが第2の同期タイプを含む場合、第2の警報情報は、具体的な例外タイプの指示値を含み、例えば、EXT_TIME_LOCなどの1PPS+TOD入力損失、TIME_LOCK_FAILなどの時間のロックの喪失、PTPSRC_CLKCLS_DECなどのPTP入力の低下、PTP_PKT_LOSなどのAnnounceパケット損失、およびSyncまたはDelay_Respパケット損失を含む。
【0119】
場合により、ステップ105の前または後、またはステップ105と同時に、本方法は、以下をさらに含む:第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに従って、第2の警報メッセージを取得し、第2の警報メッセージは、第2のノードのクロック供給源が異常であることをアドバタイズするために使用され、第2の警報メッセージは、第2のノードのIDを含む。第2のノードのIDは、第2のノードのクロックトポロジ情報からのものであってもよい。本実施形態では、第1のノードによって取得された第1の検出結果は、第1の同期パスおよび第2の警報メッセージを含む。第1のノードで取得された第1の同期パスは、実施形態1における第1の同期パスと同じである。ここでは細部を繰り返し説明しない。場合により、第1のノードが取得した第1の検出結果は、上述の実施形態における第1の警報メッセージをさらに含むことができる。
【0120】
例えば、第1のノードが、第1の同期検出応答メッセージに従って、第2の警報メッセージを取得することは、以下を含む:第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2の警報情報に従って、第2のノードのクロック供給源が異常であることを判定し、第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDに従って、第2の警報メッセージを生成し、第2の警報メッセージは、第2のノードのIDを含む。
【0121】
図3に示すネットワークシナリオでは、R4、R3、およびR2が送信した同期検出応答メッセージなどのR5が受信した複数の同期検出応答メッセージが、第1の警報メッセージを含まないが第2の警報メッセージを含み、R1は、第1の警報メッセージも第2の警報メッセージも送信しない場合、R5は、R2のクロック供給源が異常であることをアドバタイズするために使用される第2の警報メッセージをまず出力できる。次いで、R5は、R2のクロック供給源例外が修正された後、R3およびR4の障害が修正されたか否かを検出できる。R3またはR4の障害が修正されていない場合、R5は、クロック供給源が異常であることをアドバタイズするために使用される第2の警報メッセージを出力する。各例を、説明のために本明細書中で1つずつ示すことはしない。
【0122】
本発明の本実施形態では、第1のノード以外の別のノードによってフィードバックされた同期検出応答メッセージが、第1の警報メッセージを含むか第2の警報メッセージを含むかを検出することによって、障害が存在するノードまたは第1のノードのクロック同期パス上の警報によって示されるノードが、解析によって取得され、その結果、障害検出が実装され、管理者は、警報や障害を適時に簡便に処理することができる。
【0123】
上述の実施形態で提供される方法に基づいて、本発明のさらに別の実施形態は、性能低下を判定するために使用され得る別の方法を提供する。以下の説明において、上述の実施形態で提供された内容と同じ内容は、繰り返し説明せず、上述の実施形態で提供された方法とは異なる内容のみを説明する。
【0124】
場合により、ステップ103の前に、本方法は、以下をさらに含む:第2のノードは、第2のノードの周波数オフセット性能が低下したことを検出した後に、性能監視情報を取得する。性能監視情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードの周波数オフセット性能を示すために使用される。ステップ103において、第2のノードが、第1の同期検出要求メッセージに従って、第1の同期検出応答メッセージを生成することは、以下をさらに含む:第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに含まれる性能監視情報に従って、第2のノードの周波数オフセット性能が低下したことを判定し、第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDに従って、性能例外メッセージを生成し、性能例外メッセージは、第2のノードのIDを含む。
【0125】
場合により、ステップ105の前または後、またはステップ105と同時に、本方法は、以下をさらに含む:第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに従って、性能例外メッセージを取得し、性能例外メッセージは、ノードの周波数オフセット性能が低下したことをアドバタイズするために使用され、性能例外メッセージは、第2のノードのIDを含む。第2のノードのIDは、第2のノードのクロックトポロジ情報からのものであってもよい。本実施形態では、第1のノードによって取得された第1の検出結果は、第1の同期パスおよび性能例外メッセージを含む。第1のノードで取得された第1の同期パスは、実施形態1における第1の同期パスと同じである。ここでは細部を繰り返し説明しない。
【0126】
例えば、第1のノードが、第1の同期検出応答メッセージに従って、性能例外メッセージを取得することは、以下をさらに含む:第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに含まれる性能監視情報に従って、第2のノードの周波数オフセット性能が低下したことを判定し、第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDに従って、性能例外メッセージを生成し、性能例外メッセージは、第2のノードのIDを含む。
【0127】
図3に示すネットワークシナリオでは、R5の周波数オフセット性能が低下するが、警報が生成されていない場合、R5は受信した同期検出応答メッセージを1つずつ解析する。R4およびR3からの同期検出応答メッセージが周波数オフセット性能低下を示す性能監視情報を含み、R2およびR1からの同期検出応答メッセージが周波数オフセット性能低下を示す性能監視情報を含まない場合、R5は、R3の周波数オフセット性能が低下したことをアドバタイズするために使用される性能例外メッセージを出力する。R3の周波数オフセット性能が正常に回復した後、R5は再び監視を行い、R4とR5との周波数オフセット性能が正常であるか否かを判定する。R4とR5との周波数オフセット性能が正常であれば、周波数オフセット性能の低下の問題は解決される。さもなければ、R5は、R3の周波数オフセット性能低下を修正する方法に関連してホップバイホップで周波数オフセット性能の問題を解決する。
【0128】
本発明の本実施形態では、第1のノード以外の別のノードによってフィードバックされた同期検出応答メッセージにおいて、周波数オフセット性能低下例外が存在するか否かを検出することによって、第1のノードのクロック同期パス上の性能が異常なノードが、解析によって取得され、その結果、クロック同期パス上のノードの性能検出が実装され、管理者は、性能例外を適時に簡便に処理することができる。
【0129】
障害を特定するための複数の実施形態および上記の性能低下を判定するための実施形態は、独立した実施形態として使用することができる。障害を特定するための複数の実施形態および上記の性能低下を判定するための実施形態が独立した実施形態として使用される場合、複数の実施形態は、実施形態1のステップ105およびステップ110などの第1の同期パスを取得するためのステップを含まない。対応して、障害を特定するための複数の実施形態および性能低下を判定するための実施形態に追加された内容は、複数の実施形態に追加される必要がある。
【0130】
図4Aおよび
図4Bは、本発明の実施形態2に係るクロック同期パスを検出するための方法の概略的な流れ図である。
図4Aおよび
図4Bに示すように、本発明の実施形態2で提供される方法は、次のステップ201からステップ211の内容を含むことができる。
【0131】
201.第1のノードは、第1のノードのクロック追跡ノードが追跡されたか否かを判定する。
【0132】
図5に示すネットワークシナリオに関連して、本発明の本実施形態では、ルートノードR1がリーフノードへのクロック同期パス検出を開始する。従って、本発明の本実施形態における第1のノードは、
図5のR1である。第1のノードが第1の同期検出要求メッセージを生成する前に、第1のノードは、クロック同期パス検出を開始するか否かを判定する必要がある。
【0133】
例えば、第1のノードは、第1のノードのクロック追跡ノードが追跡されたか否かを判定することによって、クロック同期パス検出を開始するか否かを判定する。第1のノードのクロック追跡ノードは、第1のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである。具体的には、第1のノードは、装置ロック状態がlocked(ロックされた)モードであることをチェックすることによって、第1のノードのクロック追跡ノードが追跡されたことを判定することができる。場合により、第1のノードは、第1のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートに従って、第1のノードのクロック追跡ノードが追跡されたか否かを判定する。第1のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートがBITSに接続されている場合、第1のノードがBITSを追跡すると判定される。
【0134】
第1のノードのクロック追跡ノードが追跡されたと判定した後、第1のノードはステップ202を行って、第1の同期検出要求を生成する。
図5では、R1のクロック供給源はBITSであり、第1のノードは、第2のノードのクロック追跡ノードとして使用され、第2のノードにクロック同期信号を供給する。第2のノードのクロック追跡ノードは、第2のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである。
【0135】
202.第1のノードのクロック追跡ノードが追跡されたと判断した後、第1のノードは、第1の同期検出要求メッセージを生成し、第1の同期検出要求メッセージは、第1のノードのIDを含む。
【0136】
具体的には、第1のノードのIDの具体的な説明については、本発明の実施形態1における第1のノードのIDの説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。場合により、第1の同期検出要求メッセージは、第1のノードのポートリストをさらに含む。第1のノードのポートリストは、第1のノードのものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートと、第1のノードのものであり、かつクロック同期信号を送信するために使用されるN個のポートと、を含む。Nは、1以上の整数である。第1のノードのポートリスト内のポートは、ポート識別子の形式で記録されてもよい。ポート識別子は、ポートを一意に識別できる情報、例えば、ポート名またはポート番号であってもよい。各例を、説明のために本明細書中で1つずつ示すことはしない。ポートは、物理ポートであっても論理ポートであってもよい。実施形態1とは異なり、クロック同期信号は
図5のBITSからのものである。
【0137】
第1の同期検出要求メッセージのフォーマットについては、実施形態1において
図6に関連する具体的な説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
【0138】
203.第1のノードは、第2のノードに第1の同期検出要求メッセージを送信する。
【0139】
具体的には、第1のノードは、第1のノードのものであり、かつクロック同期信号を送信するポートを使用して、第1の同期検出要求メッセージを送信する。第1のノードのものであり、かつクロック同期信号を送信するポートが第2のノードと通信できる場合、すなわち、第1のノードが第2のノードのクロック追跡ノードである場合、第1のノードは、第1のノードのものであり、かつクロック同期信号を送信するポートを使用して、第2のノードに第1の同期検出要求メッセージを送信できる。つまり、R1は、クロック同期信号を送信するポートを使用して、
図5のR2に第1の同期検出要求メッセージを送信できる。本実施形態では、第1のノードが第2のノードのクロック追跡ノードであることから、第1のノードのものであり、かつクロック同期信号を伝送するために使用されるポートは、第1のノードのものであり、クロック同期信号を送信するために使用されるポートである。
【0140】
第1の同期検出要求メッセージ内の同期タイプが第1の同期タイプであり、第1の同期タイプが周波数同期を表すために使用され、第1の同期検出要求メッセージが周波数同期パスを検出するように要求するために使用される場合、第1のノードは、第1の同期検出要求メッセージの第1の同期タイプおよびクロック同期信号を伝送するために使用されるポートに従って、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートを判定する。次いで、第1のノードは、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートを使用して、第2のノードに第1の同期検出要求メッセージを送信する。本実施形態では、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートは、周波数同期信号を送信するために使用されるポートである。
【0141】
第1の同期検出要求メッセージ内の同期タイプが第2の同期タイプであり、第2の同期タイプが時間同期を表すために使用され、第1の同期検出要求メッセージが時間同期パスを検出するように要求するために使用される場合、第1のノードは、第1の同期検出要求メッセージの第2の同期タイプおよびクロック同期信号を伝送するために使用されるポートに従って、時間同期信号を伝送するために使用されるポートを判定する。次いで、第1のノードは、時間同期信号を伝送するために使用されるポートを使用して、第2のノードに第1の同期検出要求メッセージを送信する。本実施形態では、時間同期信号を伝送するために使用されるポートは、時間同期信号を送信するために使用されるポートである。
【0142】
204.第2のノードは、第1のノードが送信した第1の同期検出要求メッセージを受信し、第1の同期検出要求メッセージに従って、第1の同期検出応答メッセージを生成し、第1の同期検出応答メッセージは、第2のノードのクロックトポロジ情報と第1のノードのIDとを含む。
【0143】
205.第2のノードは、第1のノードに第1の同期検出応答メッセージを送信する。
【0144】
本発明の実施形態2におけるステップ204およびステップ205の具体的な実装プロセスについては、実施形態1のステップ103およびステップ104の具体的な説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
【0145】
206.第1のノードは、第2のノードが送信した第1の同期検出応答メッセージを受信し、第1の同期検出応答メッセージに含まれている第2のノードのクロックトポロジ情報および第1のノードのIDに従って、第1の同期パスを取得し、第1の同期パスは、第1のノードと第2のノードとの間のクロック同期パスである。
【0146】
図5に示すように、R1は、第1の同期検出応答メッセージからR1のIDとR2のクロックトポロジ情報とを取得することができる。R2のクロックトポロジ情報は、R2のIDとR2のクロックポートリストとを含む。R2のクロックポートリストは、R2のものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートと、R2のものであり、クロック同期信号を送信するために使用されるポートと、を含む。R1は、R1のIDおよびR2のIDに従って、第1の同期パスがR1→R2であることを判定できる。第1のノードは、第2のノードのクロック追跡ノードであり、つまり、R1は、R2のクロック追跡ノードである。
【0147】
本実施形態では、第2のノードは、クロック同期パス上の最後のノードではない、つまり、第2のノードは、クロック同期信号を送信するポートを有し、第2のノードは、BTSに接続されたノードではない。従って、本実施形態に係るクロック同期パスを検出するための方法は、ステップ206からステップ210の内容をさらに含む。
【0148】
207.第2のノードは、第3のノードが存在することを判定し、第2の同期検出要求メッセージを生成し、第3のノードは、第2のノードに周波数同期信号を伝送し得るノードであり、第2の同期検出要求メッセージは、第1のノードのIDと、第2のノードのクロックトポロジ情報と、を含む。
【0149】
例えば、第2のノードが、第3のノードが存在することを判定することは、以下を含む:第2のノードは、第2のノードのポートリストに従って、第2のノードが、クロック同期信号を送信するポートを有し、第2のノードは、BTSに直接接続されたノードではないことを判定する。換言すると、第2のノードのものであり、かつクロック同期信号を送信するポートは、第3のノードと通信できる。第2のノードによって第3のノードを判定するための方法は、ステップ202において第1のノードによって第2のノードを判定するための方法と同じである。ここでは細部を繰り返し説明しない。第3のノードは、
図5のR3に対応する。
【0150】
例えば、第2のノードは、第1の同期検出要求メッセージと第2のノードのクロックトポロジ情報とに従って、第2の同期検出要求メッセージを生成する。具体的には、第2のノードは、第1の同期検出要求メッセージに第2のノードのIDおよび第2のノードのクロックポートリストを追加して、第2の同期検出要求メッセージを生成することができる。本実施形態では、第2のノードは、第3のノードのクロック追跡ノードである。第3のノードのクロック追跡ノードは、第3のノードにクロック同期信号を直接供給するように構成されたノードである。
【0151】
208.第2のノードは、第3のノードに第2の同期検出要求メッセージを送信する。
【0152】
本発明の実施形態2のステップ208と、実施形態1のステップ107との違いは、次の点にある:クロック同期信号を伝送するために使用されるポートは、第2のノードにあり、かつ第3のノードに周波数同期信号を伝送できるポートである、つまり、第2のノードにあり、かつクロック同期信号を送信するポートであり、第2のノードのものであり、かつ周波数同期信号を伝送するために使用されるポートは、第2のノードのものであり、周波数同期信号を送信するために使用されるポートであり、第2のノードのものであり、かつ時間同期信号を伝送するために使用されるポートは、第2のノードのものであり、時間同期信号を送信するために使用されるポートである。第2のノードによって第2の同期検出要求メッセージを第3のノードに送信する他の内容については、実施形態1のステップ107の具体的な説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
【0153】
209.第3のノードは、第2のノードが送信した第2の同期検出要求メッセージを受信し、第2の同期検出要求メッセージに従って、第2の同期検出応答メッセージを生成し、第2の同期検出応答メッセージは、第3のノードのクロックトポロジ情報と、第2のノードのクロックトポロジ情報と、第1のノードのIDと、を含む。
【0154】
210.第3のノードは、第1のノードに第2の同期検出応答メッセージを送信する。
【0155】
本発明の実施形態2におけるステップ209およびステップ210の具体的な実装については、実施形態1のステップ108およびステップ109の具体的な説明を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
【0156】
211.第1のノードは、第3のノードが送信した第2の同期検出応答メッセージを受信し、第2の同期検出応答メッセージに含まれている第3のノードのクロックトポロジ情報と、第2のノードのクロックトポロジ情報と、第1のノードのIDと、に従って、第2の同期パスを取得し、第2の同期パスは、第1のノードと第3のノードとの間のクロック同期パスであり、第2の同期パスは、第2のノードを通過する。
【0157】
図5に示すように、R1は、第2の同期検出応答メッセージからR1のIDと、R2のクロックトポロジ情報と、R3のクロックトポロジ情報と、を取得することができる。R2のクロックトポロジ情報は、R2のIDとR2のクロックポートリストとを含む。R2のクロックポートリストは、R2のものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートと、R2のものであり、クロック同期信号を送信するために使用されるポートと、を含む。R3のクロックトポロジ情報は、R3のIDとR3のクロックポートリストとを含む。R3のクロックポートリストは、R3のものであり、かつクロック同期信号を受信するために使用されるポートと、R3のものであり、クロック同期信号を送信するために使用されるポートと、を含む。R1は、R2のIDおよびR3のIDに従って、第2の同期パスがR1→R2→R3であることを判定できる。第2のノードは、第3のノードのクロック追跡ノードであり、つまり、R2は、R3のクロック追跡ノードである。第1のノードは、第2のノードのクロック追跡ノードであり、つまり、R1は、R2のクロック追跡ノードである。
【0158】
図5に示すネットワークシナリオに関連して、実線矢印は、同期検出要求メッセージを送信する方向であり、破線矢印は同期検出応答メッセージを送信する方向である。
図5から、R1→R2→R3→R4→R5のクロック同期パス上では、R1がクロック同期パス検出を開始し、R2、R3、R4、およびR5によって生成された同期検出応答メッセージは、R1に送信されることがわかる。R2からR1への破線矢印は
図4Aおよび
図4Bの第1の同期検出応答メッセージであり、R3からR1への破線矢印は
図4Aおよび
図4Bの第2の同期検出応答メッセージであり、R1からR2への実線矢印は
図4Aおよび
図4Bの第1の同期検出要求メッセージであり、R2からR3への実線矢印は
図4Aおよび
図4Bの第2の同期検出要求メッセージである。R1がR2、R3、R4、およびR5によって送信された同期検出応答メッセージを受信できる場合、R1は、これらの同期検出応答メッセージに従って、完全なクロック同期パスを取得することができ、完全なクロック同期パスはR1→R2→R3→R4→R5と表すことができる。
【0159】
R1→R2→R3→R4→R5のクロック同期パスにリンク障害が存在する場合、R1はクロック同期パスの一部を取得できる。例えば、R1が、R2およびR3によって送信された同期検出応答メッセージだけしか受信できない場合、R3とR4との間にリンク障害が存在すると推定することができる。さらに、R1で取得されたクロック同期パスに従って、障害が発生した物理リンクを検出するように管理者に促すことができる。
【0160】
本発明の本実施形態では、第1のノードは、第1の同期パスを第1の検出結果として使用し、第1の検出結果は、第1のノードと第2のノードとの間のクロック同期パスの状態を示すために使用される。つまり、第1のノードが第1の同期パスを取得するプロセスは、第1のノードが第1の検出結果を取得するプロセスである。
【0161】
本発明の本実施形態では、第1のノードは、第1の同期検出要求メッセージを生成し、第2のノードに第1の同期検出要求メッセージを送信する。第2のノードは、第1の同期検出要求メッセージに従って、第1のノードに第1の同期検出応答メッセージをフィードバックする。第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の同期パスを取得する。類推すると、第1のノードは、クロック同期パスを効率的に取得でき、このことは、クロック同期パスに従ってクロック非同期のノードを判定するのに役立つ。
【0162】
本発明の実施形態2で提供される方法に基づいて、本発明の別の実施形態は、クロック同期パス上の障害を特定するための方法を提供する。
図4Aおよび
図4Bおよび
図5を参照して、本発明の別の実施形態に係るクロック同期パス上の障害を特定するための方法を説明する。以下の説明において、実施形態1および実施形態2で提供された内容と同じ内容は、繰り返し説明せず、実施形態1および実施形態2で提供された方法とは異なる内容のみを説明する。
【0163】
場合により、ステップ204の前に、本方法は、以下をさらに含む:第2のノードは、第2のノードに物理層障害が存在することを検出した後に、第1の警報情報を取得する。第1の警報情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードに物理層障害が存在することを示すために使用される。ステップ204では、第2のノードが、第1の同期検出要求メッセージに従って、第1の同期検出応答メッセージを生成することは、以下をさらに含む:第2のノードは、第1の同期検出応答メッセージに第1の警報情報を追加する。
【0164】
場合により、ステップ206の前または後、またはステップ206と同時に、本方法は、以下をさらに含む:第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の警報メッセージを取得し、第1の警報メッセージは、ノードに物理層障害が存在することをアドバタイズするために使用される。
【0165】
図5に示すネットワークシナリオでは、R1は、ローカルノードに物理層障害が存在するか否かをまず検出できる。ローカルノードに物理層障害が存在する場合、R1は、R1に物理層障害が存在することをアドバタイズするために使用される第1の警報メッセージを出力する。R1が受信した同期検出応答メッセージが、第1の警報情報を運ぶ複数の同期検出応答メッセージを含む場合、R1は、クロック同期パス上のノードの系列に従って、第1の警報メッセージを出力できる。例えば、R2およびR3に物理層障害が存在する場合、R1は、R2に物理層障害が存在することをアドバタイズするために使用される第1の警報メッセージをまず出力できる。次いで、R1は、R2の物理層障害が修正された後に、R3に物理層障害が存在することをアドバタイズするために使用される第1の警報メッセージを出力できる。
【0166】
実施形態2で提供される方法または別の実施形態で提供される方法に基づいて、本発明のさらに別の実施形態は、障害を特定するために使用され得る別の方法を提供する。以下の説明において、実施形態1および実施形態2で提供された内容と同じ内容は、繰り返し説明せず、実施形態1および実施形態2で提供された方法とは異なる内容のみを説明する。
【0167】
場合により、ステップ204の前に、本方法は、以下をさらに含む:第2のノードは、第2のノードのクロック供給源が異常であることを検出した後に、第2の警報
情報を取得する。第2の警報情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信しているノードがノードのクロック供給源が異常であることを検出したことを示すために使用される。
【0168】
場合により、ステップ206の前または後、またはステップ206と同時に、本方法は、以下をさらに含む:第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに従って、第2の警報メッセージを取得し、第2の警報メッセージは、第2のノードのクロック供給源が異常であることをアドバタイズするために使用され、第2の警報メッセージは、第2のノードのIDを含む。
【0169】
図5に示すネットワークシナリオでは、R2、R3、およびR4が送信した同期検出応答メッセージなどのR1が受信した複数の同期検出応答メッセージが、第1の警報メッセージを含まないが第2の警報メッセージを含む場合、R1は、R2のクロック供給源が異常であることをアドバタイズするために使用される第2の警報メッセージをまず出力できる。次いで、R1は、R2のクロック供給源例外が修正された後、R3およびR4の障害が修正されたか否かを検出できる。R3またはR4の障害が修正されていない場合、R1は、クロック供給源が異常であることをアドバタイズするために使用される第2の警報メッセージを出力する。各例を、説明のために本明細書中で1つずつ示すことはしない。
【0170】
本発明の本実施形態では、第1のノード以外の別のノードによってフィードバックされた同期検出応答メッセージが、第1の警報メッセージを含むか第2の警報メッセージを含むかを検出することによって、障害が存在するノードまたは第1のノードのクロック同期パス上の警報によって示されるノードが、解析によって取得され、その結果、障害検出が実装され、管理者は、警報や障害を適時に簡便に処理することができる。
【0171】
上述の実施形態で提供される方法に基づいて、本発明のさらに別の実施形態は、性能低下を判定するために使用され得る別の方法を提供する。以下の説明において、上述の実施形態で提供された内容と同じ内容は、繰り返し説明せず、上述の実施形態で提供された方法とは異なる内容のみを説明する。
【0172】
場合により、ステップ204の前に、本方法は、以下をさらに含む:第2のノードは、第2のノードの周波数オフセット性能が低下したことを検出した後に、性能監視情報を取得する。
【0173】
場合により、ステップ206の前または後、またはステップ206と同時に、本方法は、以下をさらに含む:第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに従って、性能例外メッセージを取得し、性能例外メッセージは、ノードの周波数オフセット性能が低下したことをアドバタイズするために使用され、性能例外メッセージは、第2のノードのIDを含む。
【0174】
図5に示すネットワークシナリオでは、R1の周波数オフセット性能が正常範囲内にあり、周波数オフセット性能の低下が検出されなければ、R1は、受信した同期検出応答メッセージを1つずつ解析する。R2およびR3からの同期検出応答メッセージが周波数オフセット性能低下を示す性能監視情報を含み、R2およびR1からの同期検出応答メッセージが周波数オフセット性能低下を示す性能監視情報を含まない場合、R1は、R2の周波数オフセット性能が低下したことをアドバタイズするために使用される性能例外メッセージを出力する。R2の周波数オフセット性能が正常に回復した後、R1は再び監視を行い、R3の周波数オフセット性能が正常であるか否かを判定する。R3の周波数オフセット性能が正常であれば、周波数オフセット性能の低下の問題は解決される。さもなければ、R1は、R2の周波数オフセット性能低下を修正する方法に関連してホップバイホップで周波数オフセット性能の問題を解決する。
【0175】
本発明の本実施形態では、第1のノード以外の別のノードによってフィードバックされた同期検出応答メッセージにおいて、周波数オフセット性能低下例外が存在するか否かを検出することによって、第1のノードのクロック同期パス上の性能が異常なノードが、解析によって取得され、その結果、クロック同期パス上のノードの性能検出が実装され、管理者は、性能例外を適時に簡便に処理することができる。
【0176】
障害を特定するための複数の実施形態および上記の性能低下を判定するための実施形態は、独立した実施形態として使用することができる。障害を特定するための複数の実施形態および上記の性能低下を判定するための実施形態が独立した実施形態として使用される場合、複数の実施形態は、実施形態
2のステップ206およびステップ211などの第1の同期パスを取得するためのステップを含まない。対応して、障害を特定するための複数の実施形態および性能低下を判定するための実施形態に追加された内容は、複数の実施形態に追加される必要がある。
【0177】
本発明の実施形態3は、コントローラによってクロック同期パス検出を始動するための方法を提供する。実施形態3で提供される方法では、第1のノードがコントローラであり、第2のノードが
図3のR5であり、第3のノードが
図3のR3である。本発明の実施形態3で提供される方法は、ここでは繰り返し説明しない。詳細については、実施形態1で提供される方法を参照されたい。
【0178】
本発明の実施形態4は、コントローラによってクロック同期パス検出を始動するための方法を提供する。実施形態4で提供される方法では、第1のノードがコントローラであり、第2のノードが
図5のR1であり、第3のノードが
図5のR2である。対応して、実施形態2で提供される方法に基づいて、実施形態4で提供される方法では、ステップ201およびステップ202を省略することができる。ステップ203の前に、本方法は、以下の内容をさらに含む:コントローラは、第1の同期検出要求を生成する。コントローラによって第1の同期検出要求を生成するための方法は、実施形態2におけるR1によって第1の同期検出要求を生成するための方法と同じである。ここでは細部を繰り返し説明しない。実施形態4で提供される方法にある内容であって、実施形態2における内容と同じ内容である内容については、ここでは繰り返し説明しない。詳細については、実施形態2で提供される方法を参照されたい。
【0179】
図7を参照すると、
図7は、本発明の一実施形態に係る第1のノードの概略的な構成図である。
図7に対応する実施形態で提供される第1のノードは、実施形態1から実施形態4のいずれか1つにおいてクロック同期パス検出を開始するように構成されたノード、例えば、
図2または
図4Aおよび
図4Bの第1のノードであってもよい。第1のノードは、メッセージ生成ユニット11と、メッセージ送信ユニット12と、メッセージ受信ユニット13と、結果取得ユニット14と、を備える。メッセージ送信ユニット12は、第1のポート判定ユニット121と、第1のメッセージ送信ユニット122と、を備える、またはメッセージ送信ユニット12は、第
2のポート判定ユニット123と、第
2のメッセージ送信ユニット124と、を備える。
【0180】
メッセージ生成ユニット11は、同期検出要求メッセージを生成するように構成され、同期検出要求メッセージは、第1のノードのIDを含む。
【0181】
具体的な実装では、メッセージ生成ユニット11は、第1のノードがクロック同期検出を開始するノードであると判定された場合に、第1のノードのクロックトポロジ情報を取得するように構成される。第1のノードのクロックトポロジ情報は、第1のノードの識別子IDと第1のノードのクロックポートリストとを含む。次いで、第1のノードは、第1のノードのクロックトポロジ情報に従って、同期検出要求メッセージを生成する。このようにして、同期検出要求メッセージは、第1のノードのIDを含む。メッセージ生成ユニット11の具体的な実行プロセスについては、実施形態1のステップ101または実施形態2のステップ202を参照されたい。
【0182】
メッセージ送信ユニット12は、第2のノードに同期検出要求メッセージを送信するように構成される。
【0183】
具体的な実装では、メッセージ送信ユニット12は、クロック同期信号を伝送するために使用されるポートを使用して、第2のノードに同期検出要求メッセージを送信する。クロック同期信号を伝送するために使用されるポートは、第1のノードにあり、かつ第2のノードに周波数同期信号を伝送できるポートである。同期検出要求メッセージは、第1の同期タイプまたは第2の同期タイプを含むことができるため、メッセージ送信ユニットは2つの構成を有する。第1の同期タイプは、周波数同期を表すために使用され、同期検出要求メッセージは、周波数同期パスを検出するように要求するために使用される。第2の同期タイプは、時間同期を表すために使用され、同期検出要求メッセージは、時間同期パスを検出するように要求するために使用される。
【0184】
一実装では、メッセージ送信ユニット12は、
同期検出要求メッセージにおける第1の同期タイプとクロック同期信号を伝送するために使用されるポートとに従って、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートを判定するように構成された第1のポート判定ユニット121であって、周波数同期信号を伝送するために使用されるポートは、第1のノードにあり、かつ第2のノードに周波数同期信号を伝送し得るポートである、第1のポート判定ユニット121と、
周波数同期信号を伝送するために使用され、第1のポート判定ユニットが判定したポートを使用することによって、第2のノードに同期検出要求メッセージを送信するように構成された第1のメッセージ送信ユニット122と、
を備える。
【0185】
別の実装では、メッセージ送信ユニット12は、
同期検出要求メッセージにおける第2の同期タイプとクロック同期信号を伝送するために使用されるポートとに従って、時間同期信号を伝送するために使用されるポートを判定するように構成された第2のポート判定ユニット123であって、時間同期信号を伝送するために使用されるポートは、第1のノードにあり、かつ第2のノードに時間同期信号を伝送し得るポートである、第2のポート判定ユニット123と、
時間同期信号を伝送するために使用され、第2のポート判定ユニットが判定したポートを使用することによって、第2のノードに同期検出要求メッセージを送信するように構成された第2のメッセージ送信ユニット124と、
を備える。
【0186】
メッセージ受信ユニット13は、第2のノードが送信した第1の同期検出応答メッセージを受信するように構成され、第1の同期検出応答メッセージは、第2のノードのクロックトポロジ情報と、第1のノードのIDと、を含む。
【0187】
結果取得ユニット14は、第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の検出結果を取得するように構成され、第1の検出結果は、第1のノードと第2のノードとの間のクロック同期パスの状態を示すために使用される。
【0188】
具体的な実装では、
結果取得ユニット14は、第2のノードから送信され、かつメッセージ受信ユニット13によって受信された第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのクロックトポロジ情報と第1ノードのIDとを抽出し、次いで、第2のノードのクロックトポロジ情報と第1ノードのクロックトポロジ情報とに基づいて、第1の同期パスを取得する。
図3に対応して、第1の同期パスはR4→R5であり、第2のノードは、第1のノードのクロック追跡ノードであり、つまり、R4は、R5のクロック追跡ノードである。
図5に対応して、第1の同期パスはR1→R2であり、第
1のノードは、第
2のノードのクロック追跡ノードであり、つまり、R1は、R2のクロック追跡ノードである。第1のノードは、第1の同期パスを第1の検出結果として使用することができる。
【0189】
場合により、一実装では、メッセージ受信ユニット13は、第3のノードが送信した第2の同期検出応答メッセージを受信するようにさらに構成され、第2の同期検出応答メッセージは、第3のノードのクロックトポロジ情報と、第2のノードのクロックトポロジ情報と、第1のノードのIDと、を含み、結果取得ユニット14は、第2の同期検出応答メッセージに従って、第2の検出結果を取得するようにさらに構成され、第2の検出結果は、第1のノードと第3のノードとの間のクロック同期パスの状態を示すために使用され、第1のノードと第3のノードとの間のクロック同期パスは、第2のノードを通過する。
【0190】
場合により、第1のノードは、判定ユニット10をさらに備える。判定ユニット10は、第1のノードのクロック追跡ノードが追跡されたか否かを判定するように構成される。メッセージ生成ユニット11は、判定ユニットが第1のノードのクロック追跡ノードが追跡されたと判定した後に、同期検出要求メッセージを生成するようにさらに構成される。
【0191】
例えば、第1の検出結果は、第1の同期パスを含み、第1の同期パスは、第1のノードと第2のノードとの間のクロック同期パスであり、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDを含む。結果取得ユニットは、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDと第1のノードのIDとに従って、第1の同期パスを取得するように特に構成される。
【0192】
本発明の本実施形態では、第1のノードは
、同期検出要求メッセージを生成し、第2のノード
に同期検出要求メッセージを送信する。第2のノードは
、同期検出要求メッセージに従って、第1のノードに第1の同期検出応答メッセージをフィードバックする。第1のノードは、第1の同期検出応答メッセージに従って、第1の同期パスを取得する。類推すると、第1のノードは、クロック同期パスを効率的に取得でき、このことは、クロック同期パスに従ってクロック非同期のノードを判定するのに役立つ。
【0193】
場合により、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDを含み、第1の同期検出応答メッセージは、第1の警報情報をさらに含み、第1の警報情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードに物理層障害が存在することを示すために使用され、第1の検出結果は、第1の警報メッセージをさらに含み、第1の警報メッセージは、物理層障害がノードに存在することをアドバタイズするために使用される。
【0194】
結果取得ユニット14は、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第1の警報情報に従って、物理層障害が第2のノードに存在することを判定し、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDに従って、第1の警報メッセージを生成するように特に構成され、第1の警報メッセージは、第2のノードのIDを含む。
【0195】
場合により、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDを含み、第1の同期検出応答メッセージは、第2の警報情報をさらに含み、第2の警報情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードが、ノードのクロック供給源が異常であることを検出したことを示すために使用され、第1の検出結果は、第2の警報メッセージを含む、またはさらに含み、第2の警報メッセージは、ノードのクロック供給源が異常であることをアドバタイズするために使用される。
【0196】
結果取得ユニット14は、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2の警報情報に従って、第2のノードのクロック供給源が異常であることを判定し、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDに従って、第2の警報メッセージを生成するように特に構成され、第2の警報メッセージは、第2のノードのIDを含む。
【0197】
本発明の本実施形態では、第1のノード以外の別のノードによってフィードバックされた同期検出応答メッセージが、第1の警報メッセージを含むか第2の警報メッセージを含むかを検出することによって、障害が存在するノードまたは第1のノードのクロック同期パス上の警報によって示されるノードが、解析によって取得され、その結果、障害検出が実装され、管理者は、警報や障害を適時に簡便に処理することができる。
【0198】
場合により、第2のノードのクロックトポロジ情報は、第2のノードのIDを含み、第1の同期検出応答メッセージは、性能監視情報をさらに含み、性能監視情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードの周波数オフセット性能を判定するために使用され、第1の検出結果は、性能例外メッセージを含む、またはさらに含み、性能例外メッセージは、ノードの周波数オフセット性能が低下したことをアドバタイズするために使用される。
【0199】
結果取得ユニット14は、第1の同期検出応答メッセージに含まれる性能監視情報に従って、第2のノードの周波数オフセット性能が低下したことを判定し、第1の同期検出応答メッセージに含まれる第2のノードのIDに従って、性能例外メッセージを生成するように特に構成され、性能例外メッセージは、第2のノードのIDを含む。
【0200】
本発明の本実施形態では、第1のノード以外の別のノードによってフィードバックされた同期検出応答メッセージにおいて、周波数オフセット性能低下例外が存在するか否かを検出することによって、第1のノードのクロック同期パス上の性能が異常なノードが、解析によって取得され、その結果、クロック同期パス上のノードの性能検出が実装され、管理者は、性能例外を適時に簡便に処理することができる。
【0201】
図8を参照すると、
図8は、本発明の一実施形態に係る第2のノードの概略的な構成図である。第2のノードは、要求メッセージ受信ユニット21と、応答メッセージ生成ユニット22と、応答メッセージ送信ユニット23と、を備える。応答メッセージ生成ユニット22は、ポート判定ユニット221と、メッセージ生成ユニット222と、を備え、ポート判定ユニット221およびメッセージ生成ユニット222は、
図8に示していない。
【0202】
要求メッセージ受信ユニット21は、第1のノードが送信した第1の同期検出要求メッセージを受信するように構成され、第1の同期検出要求メッセージは、第1のノードのクロックトポロジ情報を含む。具体的な実装では、要求メッセージ受信ユニット21は、第1のノードのメッセージ送信ユニット12が送信した第1の同期検出要求メッセージを受信する。第1のノードがクロック同期検出を開始するノードである場合、第1のノードのクロックトポロジ情報は、第1のノードのIDのみを含む。第1のノードがクロック同期検出を開始するノードではない場合、第1のノードのクロックトポロジ情報は、第1のノードのIDと第1のノードのポートリストとを含む。
【0203】
応答メッセージ生成ユニット22は、第1の同期検出要求メッセージに従って、同期検出応答メッセージを生成するように構成され、同期検出応答メッセージは、第2のノードのクロックトポロジ情報と、第1のノードのクロックトポロジ情報と、を含む。
【0204】
応答メッセージ生成ユニットは、ポート判定ユニット221とメッセージ生成ユニット222とを備える。
【0205】
一実装では、ポート判定ユニット221は、第1の同期検出要求メッセージを受信するために要求メッセージ受信ユニットによって使用されるポートが、クロック同期信号を伝送するために使用されるポートであるか否かを判定するように構成される。メッセージ生成ユニット222は、第1の同期検出要求メッセージを受信するポートがクロック同期信号を伝送するために使用されるポートであると判定された後に、同期検出応答メッセージを生成するように構成される。
【0206】
別の実装では、ポート判定ユニット221は、第1の同期検出要求メッセージを受信するポートが周波数同期信号を伝送するために使用されるポートであると判定するように構成される。メッセージ生成ユニット222は、同期検出応答メッセージに第1の同期タイプを追加するように構成され、第1の同期タイプは、周波数同期を表すために使用され、第1の同期検出要求メッセージは、周波数同期パスを検出するように要求するために使用される。
【0207】
別の実装では、ポート判定ユニット221は、第1の同期検出要求メッセージを受信するポートが時間同期信号を伝送するために使用されるポートであると判定するように構成される。メッセージ生成ユニット222は、同期検出応答メッセージに第2の同期タイプを追加するように構成され、第2の同期タイプは、時間同期を表すために使用され、第1の同期検出要求メッセージは、時間同期パスを検出するように要求するために使用される。
【0208】
応答メッセージ送信ユニット23は、同期検出応答メッセージを送信するように構成される。
【0209】
具体的な実装では、応答メッセージ送信ユニット23は、クロック同期検出を開始するノードに同期検出応答メッセージを送信する。
【0210】
例えば、第1のノードは、クロック同期検出を開始するノードであり、第1のノードのクロックトポロジ情報は、第1のノードの識別子IDであり、応答メッセージ送信ユニット23は、第1の同期検出要求メッセージに含まれる第1のノードのIDに従って、第1のノードのメッセージ受信ユニット13に同期検出応答メッセージを送信する。
【0211】
例えば、第1の同期検出要求メッセージは、第4のノードのクロックトポロジ情報をさらに含み、同期検出応答メッセージは、第4のノードのクロックトポロジ情報をさらに含み、第4のノードのクロックトポロジ情報は、第4のノードのIDであり、第4のノードは、クロック同期検出を開始するノードであり、応答メッセージ送信ユニット23は、第1の同期検出要求メッセージに含まれる第4のノードのIDに従って、第4のノードに同期検出応答メッセージを送信する。
【0212】
場合により、第2のノードは、ノード判定ユニット24と、要求メッセージ生成ユニット25と、要求メッセージ送信ユニット26と、をさらに備える。
【0213】
ノード判定ユニット24は、第3のノードが存在することを判定するように構成される。つまり、ノード判定ユニット24は、第2のノードが検出対象のクロック同期パス上の最後のノードではない、すなわち、第3のノードが存在することを判定する。要求メッセージ生成ユニット25は、第1の同期検出要求メッセージに従って、第2の同期検出要求メッセージを生成するように構成され、第3のノードは、第2のノードに周波数同期信号を伝送し得るノードであり、第2の同期検出要求メッセージは、第1のノードのクロックトポロジ情報と、第2のノードのクロックトポロジ情報と、を含む。要求メッセージ送信ユニット26は、第3のノードに第2の同期検出要求メッセージを送信するように構成される。
【0214】
例えば、第3のノードが第2のノードのクロック追跡ノードである場合、要求メッセージ送信ユニット26は、クロック同期信号を受信するために使用されるポートを使用することによって、第3のノードに第2の同期検出要求メッセージを送信し、クロック同期信号を受信するために使用されるポートは、第2のノードにあり、かつ第3のノードが供給するクロック同期信号を受信するポートである。第2のノードが第3のノードのクロック追跡ノードである場合、要求メッセージ送信ユニット26は、クロック同期信号を送信するために使用されるポートを使用して、第3のノードに第2の同期検出要求メッセージを送信する。
【0215】
本発明の本実施形態では、第2のノードは、第1のノードが送信した第1の同期検出要求メッセージを受信し、第1の同期検出要求メッセージに従って、同期検出応答メッセージを生成し、第1のノードまたはクロック同期検出を開始するノードに、同期検出応答メッセージを送信し、その結果、第1のノードまたはクロック同期検出を開始するノードは、効率的にクロック同期パスを取得でき、このことは、第1のノードまたはクロック同期検出を開始するノードが、クロック同期パスに従って、クロック非同期のノードを判定するのに役立つ。
【0216】
場合により、第2のノードは、
物理層障害が第2のノードに存在すると検出された後に、同期検出応答メッセージに第1の警報情報を追加するように構成された第1の追加ユニット27であって、第1の警報情報は、同期検出応答メッセージを送信するノードに物理層障害が存在することを示すために使用される、第1の追加ユニット27
をさらに備える。
【0217】
場合により、第2のノードは、
第2のノードのクロック供給源が異常であると検出された後に、同期検出応答メッセージに第2の警報情報を追加するように構成された第2の追加ユニット28であって、第2の警報情報は、ノードのクロック供給源が異常であることを同期検出応答メッセージを送信するノードが検出したことを示すために使用される、第2の追加ユニット28
をさらに備える。
【0218】
場合により、第2のノードは、
第2のノードの周波数オフセット性能が低下したと検出された後に、同期検出応答メッセージに性能監視情報を追加するように構成された性能情報追加ユニット29であって、性能監視情報は、第1の同期検出応答メッセージを送信するノードの周波数オフセット性能が低下したことを示すために使用される、性能情報追加ユニット29
をさらに備える。
【0219】
本発明の本実施形態では、第2のノードに障害もしくは例外が存在すること、または第2のノードの性能が低下したことを検出すると、第1のノードに障害情報もしくは例外情報または性能低下情報がフィードバックされ、その結果、第1のノードは、適時処理できるように管理者に通知する。
【0220】
図7に示す第1のノードおよび
図8に示す第2のノードは、本発明の実施形態1から実施形態4で説明した内容を実装するように構成されている。
図7および
図8に開示されていない部分については、実施形態1から実施形態4の具体的な説明を参照されたい。
【0221】
図9を参照すると、
図9は、本発明の一実施形態に係る別の第1のノードの概略的な構成図である。
図9に示すように、第1のノードは、CPUなどの少なくとも1つのプロセッサ901と、少なくとも1つの通信バス902と、通信インターフェース903と、入力装置904と、出力装置905と、およびメモリ906と、を備える。通信バス902は、これらのコンポーネント間の接続および通信を実装するように構成される。通信インターフェース903は、1PPS+TODインターフェースおよびイーサネットインターフェースであり、第1のノードとベーストランシーバ基地局BTSとの間の通信接続を確立するように構成される、または第1のノードとビル内統合タイミング供給源BITSとの間の接続を確立するように構成される。メモリ906は、高速RAMメモリであってもよいし、不揮発性メモリ(non−volatile memory)、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリであってもよい。
【0222】
プロセッサ901は、判定ユニットと、メッセージ生成ユニットと、結果取得ユニットと、を備え得る。判定ユニットは、
図7の判定ユニット10に対応し、実施形態2のステップ201を行うように構成されている、または実施形態1のステップ101の第1のノードのクロック追跡ノードがトレースされたか否かを判定するステップを行うように構成されている。メッセージ生成ユニットは、
図7のメッセージ生成ユニット11に対応し、実施形態1のステップ101を行うように構成されている、または実施形態2のステップ
202の第1の同期検出要求メッセージを生成するステップを行うように構成されている。結果取得ユニットは、
図7の結果取得ユニット14に対応し、実施形態1のステップ105または実施形態2のステップ206を行うように構成されている。
【0223】
入力装置904は、
図7のメッセージ受信ユニット13に対応するメッセージ受信ユニットを備える。メッセージ受信ユニットの具体的な実装については、
図7に示す第1のノードのメッセージ受信ユニット13の具体的な説明を参照されたい。入力装置904は、通信インターフェースに受信機能を有する通信インターフェースであってもよい。
【0224】
出力装置905は、
図7のメッセージ送信ユニット12に対応するメッセージ送信ユニットを備える。メッセージ送信ユニットの具体的な実装については、
図7に示す第1のノードのメッセージ送信ユニット12の具体的な説明を参照されたい。出力装置905は、通信インターフェースに送信機能を有する通信インターフェースであってもよい。
【0225】
図10を参照すると、
図10は、本発明の一実施形態に係る別の第2のノードの概略的な構成図である。
図10に示すように、第
2のノードは、CPUなどの少なくとも1つのプロセッサ1001と、少なくとも1つの通信バス1002と、通信インターフェース1003と、入力装置1004と、出力装置1005と、およびメモリ1006と、を備える。第2のノードは、モバイルベアラネットワーク内の装置であり、第2のノードは、BTSにもBITSにも接続されていない。通信バス1002は、これらのコンポーネント間の接続および通信を実装するように構成される。通信インターフェース1003は、1588v2のパケットを伝送するインターフェースである。異なるベアラネットワークまたはトランスポートネットワークでは、通信インターフェース1003のインターフェースは異なっていてもよく、1PPS+TODインターフェースまたは別のインターフェースであってもよい。これは、具体的な状況に応じて判定することができる。メモリ1006は、高速RAMメモリであってもよいし、不揮発性メモリ(non−volatile memory)、例えば、少なくとも1つの磁気ディスクメモリであってもよい。
【0226】
プロセッサ1001は、応答メッセージ生成ユニットと、ノード判定ユニットと、要求メッセージ生成ユニットと、第1の追加ユニットと、第2の追加ユニットと、性能情報追加ユニットと、を備えることができる。応答メッセージ生成ユニットは、
図8の応答メッセージ生成ユニット22に対応し、実施形態1のステップ103または実施形態2のステップ204を行うように構成される。ノード判定ユニット24は、
図8のノード判定ユニット24に対応する。要求メッセージ生成ユニットは、
図8の要求メッセージ生成ユニット25に対応する。ノード判定ユニットおよび要求メッセージ生成ユニットは、実施形態1のステップ106または実施形態2のステップ207を行うように構成される。第1の追加ユニット、第2の追加ユニット、および性能情報追加ユニットは、
図8の第1の追加ユニット27、第2の追加ユニット28、および性能情報追加ユニット29にそれぞれ対応する。第1の追加ユニット、第2の追加ユニット、および性能情報追加ユニットは、応答メッセージ生成ユニットが同期検出応答メッセージを生成した場合、または応答メッセージ生成ユニットが同期検出応答メッセージを生成した後に、ステップを行う。
【0227】
入力装置1004は、要求メッセージ受信ユニットを備える。要求メッセージ受信ユニットは、
図8の要求メッセージ受信ユニット21に対応する。要求メッセージ受信ユニットの具体的な実装については、
図8に示す第2のノードの要求メッセージ受信ユニット21の具体的な説明を参照されたい。入力装置1004は、通信インターフェースに受信機能を有する通信インターフェースであってもよい。
【0228】
出力装置1005は、応答メッセージ送信ユニットと、要求メッセージ送信ユニットと、を備える。応答メッセージ送信ユニットは、
図8の応答メッセージ送信ユニット23に対応し、実施形態1のステップ104または実施形態2のステップ205を実装するように構成される。要求メッセージ生成ユニットは、
図8の要求メッセージ送信ユニット26に対応し、実施形態1のステップ107または実施形態2のステップ208を実行するように構成されている。出力装置1005は、通信インターフェースに送信機能を有する通信インターフェースであってもよい。
【0229】
図9に示す第1のノードおよび
図10に示す第2のノードは、本発明の実施形態1から実施形態4で説明した内容を実装するように構成されることに留意されたい。
【0230】
本発明の一実施形態は、クロック同期パスを検出するためのシステムをさらに提供する。本システムは、
図7または
図9に示す第1のノードと、
図8または
図10に示す第2のノードと、を含む。
【0231】
本発明の上述の実施形態では、ネットワークノードは、別のネットワークノードのクロック追跡ノードである。これは、ネットワークノードが別のネットワークノードにクロック同期信号を直接供給するノードであることを示す。周波数同期がネットワークノードと別のネットワークノードとの間で実装される場合、ネットワークノードは別のネットワークノードのクロック追跡ノードである。これは、ネットワークノードが別のネットワークによってロックされたノードであり、ネットワークノードが別のネットワークノードに周波数同期信号を直接供給することを示す。換言すれば、別のネットワークノードは、別のネットワークノードの識別子であり、かつ識別子がslaveであるポートを使用して、識別子がmasterであるポートを使用してネットワークノードが送信した周波数同期信号を受信することができる。
【0232】
上述の汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、プロセッサは、任意の従来のプロセッサであってもよい。本発明の各実施形態に関連して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されるのであってもよいし、プロセッサのハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用して実行されてもよい。ソフトウェアを使用して実装する場合、上述の機能を実装するコードをコンピュータ可読媒体に格納することができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータにアクセス可能な任意の利用可能な媒体であり得る。以下、限定するものではないが、例として使用される:コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(英語正式名:random access memory、略称RAM)、読み出し専用メモリ(英語正式名:read−only memory、略称ROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(英語正式名:electrically erasable programmable read−only memory、略称EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(英語正式名:compact disc read−only memory、略称CD−ROM)もしくは他の光ディスク記憶装置、ディスク記憶媒体もしくは別のディスク記憶装置、またはプログラムコードをコマンドまたはデータ構造の形態で運ぶ、もしくは記憶するために使用でき、かつコンピュータによってアクセスできる任意の他の媒体とすることができる。コンピュータ可読媒体は、コンパクトディスク(英語正式名:compact disc、略称CD)、レーザディスク、デジタルビデオディスク(英語正式名:digital video disc、略称DVD)、フロッピーディスク、またはブルーレイディスクとすることができる。
【0233】
最後に、上記実施形態は、本発明を限定するため以外の、単に本発明の技術的解決策を説明するためのものにすぎないことに留意されたい。本発明および本発明の利益は上記実施形態に関連して詳細に説明されているが、当業者は、本発明の特許請求の範囲の範囲を逸脱することなく、さらに、上述の実施形態に記述されている技術的解決策に改変を加え、あるいは、上述の実施形態の一部の技術的特徴に対する均等な置換を行うことができることを理解するはずである。