(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記表示制御部は、前記検出部の検出出力から、前記機器が左右に動かされたことが検出されると、前記機器の左右の動きに応じて、前記文字情報を前詰め又は後詰めで表示する
請求項1に記載の電子機器。
前記表示制御部は、前記検出部の検出出力から、前記機器が右下または左下の回転方向に回転されたことが検出されると、前記機器の右下または左下の回転方向の動きに応じて、前記文字情報を前詰め又は後詰めで表示する
請求項1または請求項2に記載の電子機器。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る注文管理システム1の概略構成図である。
図1に示すように、注文管理システム1は、注文端末装置10−1〜10−n(nは1以上の整数)、無線中継装置20−1〜20−m(mは1以上の整数)、注文管理装置40、及び伝票出力装置50−o(oは1以上の整数)を備えている。無線中継装置20と注文管理装置40とは、ネットワーク30を介して接続されている。ここで、ネットワーク30は、LAN(Local Area Network)等の有線ネットワークである。なお、ネットワーク30は、無線ネットワークであってもよい。
【0017】
以下の説明において、注文端末装置10−1〜10−nを特定しない場合、注文端末装置10という。無線中継装置20−1〜20−mを特定しない場合、無線中継装置20という。伝票出力装置50−oを特定しない場合、伝票出力装置50という。
【0018】
注文端末装置10は、無線中継装置20、ネットワーク30を介して注文管理装置40と通信を行う。注文端末装置10は、スタッフが各種の入力キーにより入力又は選択された情報を検出し、検出した情報を無線中継装置20、ネットワーク30を介して注文管理装置40へ送信する。注文端末装置10が送信する情報は、客の人数や卓の情報、および、注文された商品番号、商品名、その数量用の情報である。無線中継装置20は、注文端末装置10が送信した情報を受信し、受信した情報を、ネットワーク30を介して注文管理装置40に送信する。また、無線中継装置20は、ネットワーク30を介して注文管理装置40が送信した調理指示伝票情報や、会計伝票情報を受信し、受信した伝票情報を伝票出力装置50に送信する。
【0019】
注文管理装置40は、無線中継装置20及びネットワーク30を介して、注文端末装置10からの情報を受信する。注文管理装置40は、受信した情報を自装置内に記憶させる。
【0020】
伝票出力装置50は、注文管理装置40から受信した情報に応じて、調理指示伝票や、客が支払いを行うための伝票を発行する。伝票出力装置50は、例えばプリンタやディスプレイ装置である。
【0021】
図2は、本実施形態に係る注文端末装置10の概略のブロック図である。
図2に示すように、注文端末装置10は、CPU(中央演算処理装置)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、不揮発性メモリ104、表示部105、タッチパネル入力部106、通信制御部107、及び加速度センサ108を備えている。
【0022】
CPU101は、ROM102が記憶する制御プログラムと、RAM103及び不揮発性メモリ104が記憶する各種情報を読み出し、読み出した制御プログラムと各種情報とに基づいて各部の制御を行う。また、CPU101は、必要な情報をRAM103及び不揮発性メモリ104に記憶させる。CPU101は、バスを介して注文端末装置10が備える各部と互いにデータの入出力が可能な状態で接続している。
【0023】
ROM102は、CPU101が用いる制御プログラムを記憶する記憶領域である。RAM103は、CPU101が用いる情報を記憶する一時記憶領域である。不揮発性メモリ104は、CPU101が用いる情報を記憶する記憶領域である。不揮発性メモリ104としては、フラッシュメモリ等が用いられる。
【0024】
表示部105は、CPU101の制御に応じて各種情報を表示する。表示部105は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイである。タッチパネル入力部106は、表示部105上に積層配置されている。タッチパネル入力部106は、使用者が押下した座標位置や動きを検出して、各種の入力を行う。表示部105及びタッチパネル入力部106により、タッチパネル表示部110が構成される。
【0025】
通信制御部107は、CPU101から出力された入力情報を無線中継装置20に送信する。また、通信制御部107は、無線中継装置20から受信した信号をCPU101に出力する。
【0026】
加速度センサ108は、例えば、三軸加速度センサからなり、注文端末装置10の三方向の動きを検出し、この検出情報をCPU101に出力する。また、加速度センサ108は、重力方向の加速度を検出することで、重力方向に対する機器の方向を検知できる。
【0027】
図3は、注文端末装置(電子機器)10の外観構成を示す。
図3に示すように、注文端末装置10は、使用者が持ちやすいように、矩形で小型の形状をしている。注文端末装置10の前面の略全面に渡って、タッチパネル表示部110が設けられる。タッチパネル表示部110は、表示部105にタッチパネル入力部106を積層配置して構成されている。タッチパネル表示部110には、各種の文字やアイコン、ボタン等が表示され、使用者がタッチパネル表示部110をタッチすることで、各種の入力が行える。
【0028】
レストランや居酒屋のスタッフは、注文端末装置10を携帯して客のテーブルに行き、客からの注文を聞き、注文端末装置10に注文を入力する。手順としては、スタッフは、まず、テーブル番号、人数等のヘッダー情報を入力する。そして、お客からの注文を聞き、メニューを入力する。メニュー入力を行ったら、スタッフは、注文の確認を行い、注文管理装置40に、データを転送する。これらの操作は、上述のように、タッチパネル表示部110に各種の文字やアイコン、ボタン等を表示し、タッチパネル表示部110を指で操作することで行うことができる。
【0029】
図4は、本実施形態でのメニュー入力画面での表示を示すものである。なお、タッチパネル表示部110の形状は、注文端末装置10の前面の形状に対応しており、その縦方向の長さと、横方向の長さが異なっている。以下の説明では、
図4に示すように、注文端末装置10を縦長で使用したときの上側をA側、下側をB側、左側をC側、右側をD側としている。A側に沿って延びる方向及びB側に沿って延びる方向に平行な方向が短手方向、C側に沿って延びる方向及びD側に沿って延びる方向に平行な方向が長手方向となる。
【0030】
図4に示すように、注文端末装置10は、通常、縦長方向で使用される。このときの状態は、A側からB側の向きが重力方向となり、長手方向が重力方向となる。以下、このように、A側からB側の向きが重力方向となる方向(縦長方向)をA−B方向と称する。
【0031】
また、
図4に示すように、メニュー入力画面では、タッチパネル表示部110には、戻るボタン121、メニューボタン122、編集ボタン123、分類ボタン124、メニュー名ボタン125、確認ボタン126が表示される。戻るボタン121は、前の画面に戻るボタンである。メニューボタン122は、メニュー入力画面を表示するボタンである。編集ボタン123は、編集を行うときのボタンである。分類ボタン124は、メニューの分類を選択するボタンである。メニュー名ボタン125は、注文を行う各メニューに対応するボタンである。確認ボタン126は、注文確認画面を表示するボタンである。
【0032】
レストランや居酒屋のスタッフは、注文端末装置10を持って客のテーブルに行き、テーブル番号や人数等のヘッダー情報を入力する。そして、メニューボタン122を押して、分類の一覧を表示し、分類ボタン124により特定の分類を選択して、
図4に示すような、メニュー入力画面を表示させる。なお、この例は、分類として、飲み物を選択したときの表示例である。
【0033】
図5は、本実施形態でのメニュー入力画面での表示を示すものである。
図5(A)に示すように、注文端末装置10には、複数のメニュー名ボタン125が縦に一列に並べて配置され、各メニュー名ボタン125は、「オレンジジュース」、「グレープフルーツジュース」、「アップルジュース」等、注文するメニューに対応する文字が表示される。スタッフは、お客の注文に応じてメニュー名ボタン125をタッチすることで、メニュー入力が行える。
【0034】
ここで、メニュー名ボタン125上に表示されているメニュー名のフォントは、通常フォントになっている。本実施形態では、注文端末装置10を一定速度以上で、重力方向に振るようにすることで、メニュー名ボタン125に表示されるメニュー名のフォントを拡大フォントに変更できる。すなわち、
図6は、機器の動きの説明図である。
図6(A)に示すように、注文端末装置10のタッチパネル表示部110の表示面を地面に対して平行に置いて重力方向に動かしたときに、地面に近づく方向をP方向とし、地面から離れる方向をQ方向とすると、注文端末装置10を一定速度以上で、P方向又はQ方向に振ることで、メニュー名のフォントが拡大フォントに変更される。これは、使用者が一般的に注文端末装置10を使用しているときを想定すると、使用者がタッチパネル表示部110に目を近づける方向がQ方向、タッチパネル表示部110から目を遠ざける方向がP方向と想定される。したがって、老眼や遠視の使用者が注文端末装置10のタッチパネル表示部110から目を遠ざけたり、近視の使用者が注文端末装置10のタッチパネル表示部110から目を近づけたりするような直感的な操作で、メニュー名のフォントが拡大フォントに変更されることになる。
【0035】
また、本実施形態では、
図6(B)に示すように注文端末装置10を右方向(R方向)に振る、または、
図6(D)に示すように注文端末装置10を右下の回転方向に回転させるようにすることで、メニュー名ボタン125に表示されるメニュー名を、末尾の文字を基準にした後詰め表示にすることができる。また、
図6(C)に示すように、注文端末装置10を左方向(L方向)に振る、または、
図6(E)に示すように注文端末装置10を左下の回転方向に回転させるようにすると、メニュー名ボタン125に表示されるメニュー名は、先頭の文字を基準にした前詰め表示になる。
【0036】
つまり、
図5(A)に示したように、注文端末装置10を縦長方向で使用するときには、メニュー名ボタン125には、「オレンジジュース」から「紅茶」までのメニュー名が通常フォントかつ横書きで表示される。また、このときには、メニュー名は、先頭の文字を基準にした前詰めで表示される。
【0037】
ここで、注文端末装置10を重力方向に振るようにすると、
図5(B)に示すように、メニュー名ボタン125には、「オレンジジュース」から「紅茶」までのメニュー名が拡大フォントで表示される。このとき、文字を拡大フォントに変更したことで、末尾の文字が表示されないことがある。すなわち、メニュー名ボタン125の表示領域に収めることができる文字数を通常フォントで12文字とし、拡大フォントで8文字とした場合、「グレープフルーツジュース」は12文字なので、拡大フォントに変更すると、メニュー名ボタン125の表示領域に収まらなくなる。この場合、メニュー名の先頭の文字を基準にして表示を行うと、先頭から8文字の「グレープフルーツ」だけが表示される。したがって、
図5(B)では、「グレープフルーツジュース」となるべきメニュー名が「グレープフルーツ」の表示となっている。
【0038】
本実施形態では、注文端末装置10を右方向に振る、または、注文端末装置10を右下の回転方向に回転させるようにすることで、
図5(D)に示すように、メニュー名ボタン125に表示されるメニュー名のフォントを末尾の文字を基準として後詰めに表示させることができる。メニュー名の末尾の文字を基準にして表示を行うと、「グレープフルーツジュース」のメニュー名では、末尾から8文字の「フルーツジュース」だけが表示されるようになる。したがって、
図5(D)では、「グレープフルーツジュース」となるべきメニュー名が「フルーツジュース」の表示となる。これにより、小さい文字を見づらい使用者であっても、注文端末装置10を重力方向に振ってから、注文端末装置10を右方向に振るようにすることで、メニュー名を認識し易くすることができる。すなわち、例えば、「グレープフルーツジュース」のメニュー名が読みにくい場合には、注文端末装置10を重力方向に振るようにしてから、注文端末装置10を右方向に振るようにすれば、「グレープフルーツ」の表示に続けて、「フルーツジュース」の表示を読むことができ、「グレープフルーツジュース」であることを認識することができる。
【0039】
なお、本実施形態では、
図5(A)に示したようなメニュー名を通常フォントで表示している状態から、注文端末装置10を右方向に振る、または、注文端末装置10を右下の回転方向に回転させるようにすることで、
図5(C)に示すように、メニュー名ボタン125に表示されるメニュー名のフォントを、末尾を基準にした後詰めに表示させることができる。このため、通常フォントでも、メニュー名ボタン125の領域に入りきらないような長いメニュー名の場合でも、メニュー名が認識しやすくなる。また、どの状態からも、注文端末装置10を左方向に振る、または、
図6(E)に示すように注文端末装置10を左下の回転方向に回転させる、または、左右にシャッフルすれば、
図5(A)に示すように、メニュー名ボタン125に表示されるメニュー名のフォントを、先頭を基準にした前詰め表示に戻すことができる。
【0040】
なお、メニュー名を前詰めから後詰めにする場合には、すぐに後詰めで表示してもよく、文字が一定速度で左側に流れることで後詰め表示に移行するようにしてもよい。また、メニュー名を後詰めから前詰めにする場合には、すぐに前詰めで表示してもよく、文字が一定速度で右側に流れることで前詰め表示に移行するようにしてもよい。
【0041】
図7は、本実施形態での表示制御を示すフローチャートである。
(ステップS201)初期状態では、CPU101は、通常フォントかつ前詰めで、メニュー名ボタン125にメニュー名を表示させ、ステップS202の処理に進む。
(ステップS202)CPU101は、加速度センサ108の値を取得し、その後、ステップS203の処理に進む。
(ステップS203)CPU101は、加速度センサ108の検出値を基に、注文端末装置10の動きの方向と速度を検出し、ステップS204の処理に進む。
【0042】
(ステップS204)CPU101は、注文端末装置10に所定速度以上のP又はQ方向の動きがあるか否かを判定する。注文端末装置10に所定速度以上のP又はQ方向(重力方向)の動きがある場合には(ステップS204:Yes)、CPU101は、ステップS205の処理に進む。注文端末装置10に所定速度以上のP又はQ方向の動きがない場合には(ステップS204:No)、CPU101は、ステップS206の処理に進む。
【0043】
(ステップS205)CPU101は、拡大フォントに変更して、メニュー名ボタン125にメニュー名を表示させる。その後、CPU101は、ステップS202の処理に戻る。
【0044】
(ステップS206)CPU101は、注文端末装置10に所定速度以上のR方向(右方向)の動きがあるか否かを判定する。注文端末装置10に所定速度以上のR方向の動きがある場合には(ステップS206:Yes)、CPU101は、ステップS207の処理に進む。注文端末装置10に所定速度以上のR方向の動きがない場合には(ステップS206:No)、CPU101は、ステップS208の処理に進む。
(ステップS207)CPU101は、メニュー名の末尾を基準にした後詰め表示に変更し、その後、ステップS202の処理に戻る。
【0045】
(ステップS208)CPU101は、注文端末装置10に所定速度以上のL方向(左方向)の動きがあるか否かを判定する。注文端末装置10に所定速度以上のL方向の動きがある場合には(ステップS208:Yes)、CPU101は、ステップS209の処理に進む。注文端末装置10に所定速度以上のL方向の動きがない場合には(ステップS208:No)、CPU101は、ステップS210の処理に進む。
【0046】
(ステップS209)CPU101は、メニュー名の先頭を基準にした前詰め表示に変更し、その後、ステップS202の処理に戻る。
【0047】
(ステップS210)CPU101は、注文端末装置10に所定速度以上の右下の回転方向の動きがあるか否かを判定する。注文端末装置10に所定速度以上の右下の回転方向の動きがある場合には(ステップS210:Yes)、CPU101は、ステップS211の処理に進む。注文端末装置10に所定速度以上の右下の回転方向の動きがない場合には(ステップS210:No)、CPU101は、ステップS212の処理に進む。
(ステップS211)CPU101は、メニュー名の末尾を基準にした後詰め表示に変更し、その後、ステップS202の処理に戻る。
【0048】
(ステップS212)CPU101は、注文端末装置10に所定速度以上の左下の回転方向の動きがあるか否かを判定する。注文端末装置10に所定速度以上の左下の回転方向の動きがある場合には(ステップS212:Yes)、CPU101は、ステップS213の処理に進む。注文端末装置10に所定速度以上の左下の回転方向の動きがない場合には(ステップS212:No)、CPU101は、ステップS140の処理に進む。
【0049】
(ステップS213)CPU101は、メニュー名の先頭を基準にした前詰め表示に変更し、その後、ステップS202の処理に戻る。
(ステップS214)CPU101は、注文端末装置10に所定速度以上のランダムな振動の動き(シャッフルに相当する)があるか否かを判定する。注文端末装置10に所定速度以上のランダムな振動の動きがある場合には(ステップS214:Yes)、CPU101は、ステップS201の処理に戻る。注文端末装置10に所定速度以上のランダムな振動の動きがない場合には(ステップS214:No)、CPU101は、ステップS202の処理に戻る。
【0050】
次に、注文確認画面について説明する。前述したように、メニュー入力を行った後、スタッフが確認ボタン126をクリックすると、
図8に示すような注文確認画面となる。注文確認画面でも、メニュー入力画面の場合と同様に、注文端末装置10を重力方向に振ることで、メニュー名が拡大フォントに変更される。また、注文端末装置10を右方向に振ることで、メニュー名の末尾を基準にした後詰め表示に変更される。
【0051】
図8は、本実施形態での注文確認画面での表示を示すものである。
図8(A)に示すように、注文端末装置10を縦長方向で使用するときには、複数のメニュー名ボタン135は、縦に一列に並べて配置される。各メニュー名ボタン135には、「和風ハンバーグ」、「グレープフルーツジュース」、「サーロインステーキ」等、注文したメニューに対応する文字が表示される。また、メニュー名ボタン135には、注文数(メニュー名ボタン135が操作・選択された数量)が表示される。
【0052】
ここで、注文端末装置10を重力方向に振るようにすると、
図8(B)に示すように、メニュー名ボタン135には、「和風ハンバーグ」、「グレープフルーツジュース」、「サーロインステーキ」等のメニュー名が通常より拡大フォントで表示される。この場合、メニュー名の先頭の文字を基準にして表示を行うため、「グレープフルーツジュース」となるべきメニュー名が「グレープフルー」の表示となり、また、「サーロインステーキ」となるべきメニュー名が「サーロインステ」の表示となる。
【0053】
注文端末装置10を右方向に振る、または、注文端末装置10を右下の回転方向に回転させるようにすることで、
図8(D)に示すように、メニュー名ボタン135に表示されるメニュー名のフォントを末尾の文字を基準に後詰めで表示させることができる。メニュー名の末尾の文字を基準にして後詰めで表示を行うと、「グレープフルーツジュース」のメニュー名では、「グレープフルーツジュース」となるべきメニュー名が「ルーツジュース」の表示となり、また、「サーロインステーキ」となるべきメニュー名が「ロインステーキ」の表示となる。これにより、小さい文字を見づらい使用者であっても、メニュー名を認識し易くすることができる。すなわち、例えば、「グレープフルーツジュース」のメニュー名が読みにくい場合には、注文端末装置10を重力方向に振るようにしてから、注文端末装置10を右方向に振るようにすれば、「グレープフルーツ」の表示に続けて、「フルーツジュース」の表示を読むことができ、「グレープフルーツジュース」であることを認識することができる。
【0054】
なお、メニュー名を前詰めから後詰めにする場合には、すぐに後詰めで表示してもよく、文字が一定速度で左側に流れることで後詰め表示に移行するようにしてもよい。また、メニュー名を後詰めから前詰めにする場合には、すぐに前詰めで表示してもよく、文字が一定速度で右側に流れることで前詰め表示に移行するようにしてもよい。
【0055】
なお、注文管理システム1の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
【0056】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0057】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。