(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6598372
(24)【登録日】2019年10月11日
(45)【発行日】2019年10月30日
(54)【発明の名称】廃棄物の処理装置及び処理方法
(51)【国際特許分類】
B09B 3/00 20060101AFI20191021BHJP
C08J 11/16 20060101ALI20191021BHJP
C04B 7/44 20060101ALI20191021BHJP
C04B 7/38 20060101ALI20191021BHJP
F23G 5/027 20060101ALI20191021BHJP
【FI】
B09B3/00 302A
B09B3/00 302B
B09B3/00 302C
B09B3/00 302Z
C08J11/16ZAB
C04B7/44
C04B7/38
F23G5/027 B
F23G5/027 Z
【請求項の数】10
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2016-36863(P2016-36863)
(22)【出願日】2016年2月29日
(65)【公開番号】特開2017-154037(P2017-154037A)
(43)【公開日】2017年9月7日
【審査請求日】2018年9月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000240
【氏名又は名称】太平洋セメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106563
【弁理士】
【氏名又は名称】中井 潤
(72)【発明者】
【氏名】佐野 雄哉
(72)【発明者】
【氏名】寺崎 淳一
【審査官】
柴田 啓二
(56)【参考文献】
【文献】
特開平09−295840(JP,A)
【文献】
特開2008−050224(JP,A)
【文献】
特開2002−128548(JP,A)
【文献】
特開2002−031316(JP,A)
【文献】
特開2003−253277(JP,A)
【文献】
特開2001−302293(JP,A)
【文献】
特開平11−278887(JP,A)
【文献】
特開2003−042421(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2004/0055517(US,A1)
【文献】
特開2013−199542(JP,A)
【文献】
特開昭52−154834(JP,A)
【文献】
特開2004−059754(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B09B 3/00
B09B 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
廃棄物と、アルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属を含む物質とが投入され、前記廃棄物を熱分解する熱分解炉と、
該熱分解炉の排ガスをセメント焼成装置に燃料として供給する第1燃料供給路と、
前記熱分解炉から排出される残渣を直接前記セメント焼成装置に燃料として供給する第2燃料供給路とを備えることを特徴とする廃棄物の処理装置。
【請求項2】
前記熱分解炉は流動床式であって、
前記熱分解炉に前記セメント焼成装置の排ガスを流動化ガスとして供給する流動化ガス供給路を備えることを特徴とする請求項1に記載の廃棄物の処理装置。
【請求項3】
前記熱分解炉は、ストーカ式又は火格子が可動式のものであることを特徴とする請求項1に記載の廃棄物の処理装置。
【請求項4】
前記第1燃料供給路及び前記第2燃料供給路は、前記セメント焼成装置の仮焼炉、セメントキルンの窯前及び窯尻の少なくとも1つに接続されることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の廃棄物の処理装置。
【請求項5】
廃棄物に含まれるアルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属の濃度に応じてアルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属を含む物質を前記廃棄物に添加し、あるいはアルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属の濃度が所定値以上の廃棄物を選択し、
前記アルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属を含む物質が添加された廃棄物、あるいは前記選択された廃棄物を熱分解し、
該熱分解により生じた残渣を直接セメント焼成装置の燃料として使用することを特徴とする廃棄物の処理方法。
【請求項6】
前記セメント焼成装置の排ガスを、前記熱分解の際の流動化ガスとして使用することを特徴とする請求項5に記載の廃棄物の処理方法。
【請求項7】
前記熱分解により生じたガス及び残渣を、前記セメント焼成装置の仮焼炉、セメントキルンの窯前及び窯尻の少なくとも1つに供給することを特徴とする請求項5又は6に記載の廃棄物の処理方法。
【請求項8】
前記廃棄物に前記アルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属を含む物質を添加する場合、前記廃棄物に対して、金属元素換算で重量比0.1%以上、15%以下の前記アルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属を含む物質を添加することを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の廃棄物の処理方法。
【請求項9】
前記廃棄物は、廃プラスチック、BOF、ASR、RPF、RDF、木屑、廃タイヤ、ゴム屑、吸水性ポリマーの廃棄物、都市ゴミ、熱硬化性・熱可塑性樹脂の廃棄物、廃FRP、カーボンファイバーの廃棄物、光ファイバーの廃棄物及び太陽電池の廃棄物からなる
群から選択される一以上であることを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載の廃棄物の処理方法。
【請求項10】
前記廃棄物に前記アルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属を含む物質を添加する場合、該物質として、バイオマス燃料、セメント原料、工業薬品、廃プラスチック、BOF、ASR、RPF、RDF、木屑、廃タイヤ、ゴム屑、吸水性ポリマーの廃棄物、都市ゴミ、熱硬化性・熱可塑性樹脂の廃棄物、廃FRP、カーボンファイバーの廃棄物、光ファイバーの廃棄物及び太陽電池の廃棄物からなる群から選択される一以上を添加することを特徴とする請求項5乃至9のいずれかに記載の廃棄物の処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、廃棄物の処理装置及び処理方法に関し、特に、難燃焼性で粉砕困難な廃棄物を処理する装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、セメント製造設備では、燃料として軟質廃プラや肉骨粉等の粉砕が容易で燃焼性のよい廃棄物を積極的に受け入れて処理している。一方、近年、廃棄されたCFRP(炭素繊維強化プラスチック)等のFRP(繊維強化プラスチック)、ASR(自動車粉砕残渣)及び建築系廃材等の難燃焼性で粉砕困難な廃棄物の受入需要が高まりつつあり、処理方法の確立が求められている。
【0003】
例えば、特許文献1には、プラスチック廃棄物や自動車廃棄物等を熱分解するガス化炉と、ガス化炉にて熱分解して得られた生成物から、ガス、チャー及び灰分とを分離する分離器と、セメント原料を予熱するプレヒータと、分離器で分離されたガスを燃料の一部とし、分離器で分離された残渣をセメント原料の一部として利用するセメント焼成炉とを備えるセメント製造装置が開示される。
【0004】
また、特許文献2及び3には、上記特許文献1に記載の技術を改良した技術として、廃プラスチックを熱分解して得られたガス、残渣を分離器を介して分離することなくセメント焼成装置のプレヒータや仮焼炉に供給し、ガスを燃料の一部として、残渣をセメント原料の一部として利用することが記載されている。
【0005】
一方、特許文献4には、CF(炭素繊維)又はCFRPにアルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移元素等を混合して燃焼させることでCF又はCFRPを効率よく焼却処理することが開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第3838591号公報
【特許文献2】特許第5753585号公報
【特許文献3】特許第5789669号公報
【特許文献4】特許第2722965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1−3に記載の技術では、廃棄物をガス化して得られたガスを燃料として残渣をセメント原料として再利用しているが、残渣中にはチャー等の可燃性物質が含まれており、原料として通常のセメント原料と共にセメント製造設備に投入した場合、酸素不足による不完全燃焼によって、有用な熱量を十分に利用できないという問題があった。
【0008】
また、特許文献4に記載の技術では、難燃焼性で粉砕困難な廃棄物を効率よく焼却処理することができるものの、焼却処理によって生じる排ガスや残渣については一切考慮されていない。
【0009】
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点及び近年の廃棄物受け入れ需要に鑑みてなされたものであって、特に難燃焼性で粉砕困難な廃棄物を効率よく有効利用することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明は、廃棄物の処理装置であって、廃棄物と、アルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属を含む物質とが投入され、前記廃棄物を熱分解する熱分解炉と、該熱分解炉の排ガスをセメント焼成装置に燃料として供給する第1燃料供給路と、前記熱分解炉から排出される残渣を
直接前記セメント焼成装置に燃料として供給する第2燃料供給路とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る廃棄物の処理装置によれば、廃棄物を熱分解して生じた残渣をセメント原料ではなく燃料として再利用することができるため、セメント焼成における燃料コストを低減できると共に、化石燃料使用量の低減による環境負荷の低減にも貢献することができる。また、上記残渣は、熱処理によって分裂化及び脆化が進行しており、有姿と比べて燃焼性が向上するため、難燃焼性で粉砕困難な廃棄物でも効率よく有効利用することが可能となる。さらに、アルカリ金属や、アルカリ土類金属を投入した後廃棄物を熱分解することによって、廃棄物を効率よく燃焼させることができるだけでなく、残渣を燃料として再利用する際の燃焼性も向上する。
【0012】
上記廃棄物の処理装置において、前記熱分解炉を流動床式とし、前記熱分解炉に前記セメント焼成装置の排ガスを流動化ガスとして供給する流動化ガス供給路を設けることができる。また、前記熱分解炉をストーカ式又は火格子が可動式のものとしてもよい。
【0013】
また、前記第1燃料供給路及び前記第2燃料供給路を、前記セメント焼成装置の仮焼炉、セメントキルンの窯前及び窯尻の少なくとも1つに接続することができる。
【0015】
さらに、本発明は、廃棄物の処理方法であって、廃棄物に含まれるアルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属の濃度に応じてアルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属を含む物質を前記廃棄物に添加し、あるいはアルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属の濃度が所定値以上の廃棄物を選択し、前記アルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属を含む物質が添加された廃棄物、あるいは前記選択された廃棄物を熱分解し、該熱分解により生じ
た残渣を
直接セメント焼成装置の燃料として使用することを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、セメント焼成における燃料コストを低減できると共に、化石燃料使用量の低減による環境負荷の低減にも貢献することができる。また、処理困難な廃棄物の燃料化が可能となる。
【0017】
上記廃棄物の処理方法において、前記セメント焼成装置の排ガスを、前記熱分解の際の流動化ガスとして使用することができる。また、前記熱分解により生じたガス及び残渣を、前記セメント焼成装置の仮焼炉、セメントキルンの窯前及び窯尻の少なくとも1つに供給することができる
。
【0018】
前記廃棄物に前記
アルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属を含む物質を添加する場合、前記廃棄物に対して、金属元素換算で重量比0.1%以上、15%以下の前記
アルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属を含む物質を添加することができる。
【0019】
前記廃棄物は、廃プラスチック、BOF、ASR、RPF、RDF、木屑、廃タイヤ、ゴム屑、吸水性ポリマーの廃棄物、都市ゴミ、熱硬化性・熱可塑性樹脂の廃棄物、廃FRP、カーボンファイバーの廃棄物、光ファイバーの廃棄物及び太陽電池の廃棄物からなる群から選択される一以上とすることができる。
【0020】
前記廃棄物に前記
アルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属を含む物質を添加する場合、該
アルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属を含む物質として、バイオマス燃料、セメント原料、工業薬品、廃プラスチック、BOF、ASR、RPF、RDF、木屑、廃タイヤ、ゴム屑、吸水性ポリマーの廃棄物、都市ゴミ、熱硬化性・熱可塑性樹脂の廃棄物、廃FRP、カーボンファイバーの廃棄物、光ファイバーの廃棄物及び太陽電池の廃棄物からなる群から選択される一以上を添加することができる。
【発明の効果】
【0021】
以上のように、本発明によれば、廃棄物、特に難燃焼性で粉砕困難な廃棄物を効率よく有効利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明にかかる廃棄物の処理装置の一実施の形態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
次に、本発明に係る廃棄物の処理装置について、
図1を参照しながら説明する。尚、同図において、実線の矢線は固体の流れを、破線の矢線は気体の流れを示す。
【0024】
また、本発明によって、廃プラスチック、BOF、ASR、RPF、RDF、木屑、廃タイヤ、ゴム屑、廃吸水性ポリマー、都市ゴミ、熱硬化性・熱可塑性樹脂の廃棄物、廃FRP、カーボンファイバーの廃棄物、光ファイバーの廃棄物及び太陽電池の廃棄物からなる群から選択される一以上の廃棄物を処理することが可能であるが、本発明は、廃棄されたCFRP等のFRP、ASR及び建築系廃材等の難燃焼性で粉砕困難な廃棄物の処理に特に有効である。
【0025】
図1に示すように、この廃棄物の処理装置1は、廃棄物W及びアルカリ金属等を含む物質(以下、「アルカリ源」という)Aに含まれるアルカリ金属又は/及びアルカリ土類金属(以下、「アルカリ金属等」という)の濃度を測定する測定装置3と、この廃棄物Wと、添加装置6によってアルカリ源Aとが投入され、廃棄物Wを熱分解する熱分解炉4と、熱分解炉4の排ガスG1をセメント焼成装置11に燃料として供給するガス供給路5と、熱分解炉4から排出され、残渣供給路7を介して供給される残渣Rを粉砕する粉砕機8と、粉砕物Pをセメント焼成装置11に燃料として供給する粉砕物供給路9とで構成される。
【0026】
熱分解炉4は、流動床式であって、流動床部の温度は300〜700℃程度である。この熱分解炉4では、流動化ガス供給路2から供給される、セメント焼成装置11の排ガス、例えばクリンカクーラの排ガスやセメントキルン排ガスG2等を流動化ガスとして用いることで、運転コストを低減することができる。尚、流動床式の熱分解炉の他にも、ストーカ式又は火格子が可動式のものを用いてもよい。
【0027】
添加装置6は、測定装置3の測定結果に基づき、必要に応じて廃棄物Wや熱分解炉4にアルカリ源Aを添加するために設けられる。尚、添加するアルカリ源Aとしては、例えば、バイオマス燃料、セメント原料、工業薬品、廃プラスチック、BOF、ASR、RPF、RDF、木屑、廃タイヤ、ゴム屑、吸水性ポリマーの廃棄物、都市ゴミ、熱硬化性・熱可塑性樹脂の廃棄物、廃FRP、カーボンファイバーの廃棄物、光ファイバーの廃棄物及び太陽電池の廃棄物が挙げられる。
【0028】
粉砕機8は、一軸又は二軸高速剪断式等の粉砕機であって、熱分解炉4からの残渣Rを1〜50mm以下程度に粉砕するために設けられる。
【0029】
次に、上記構成を有する廃棄物の処理装置1の動作、すなわち本発明に係る廃棄物の処理方法について、
図1を参照しながら詳細に説明する。
【0030】
受け入れた廃棄物W及びアルカリ源Aのアルカリ金属等の濃度を測定装置3にて測定し、測定後の廃棄物Wを熱分解炉4に投入する。ここで、廃棄物Wのアルカリ金属等の濃度が所定値より低い場合には、廃棄物Wに対して重量比0.1〜15%のアルカリ源Aを添加装置6を介して熱分解炉4に投入することでアルカリの不足分を補う。廃棄物Wのアルカリ金属等の濃度が所定値より高い場合にはアルカリ源Aを添加する必要はなく、アルカリ金属等の濃度が所定値以上となるように廃棄物Wを選択してもよく、熱分解炉4に投入する前の廃棄物Wにアルカリ源Aを直接添加してもよい。
【0031】
熱分解炉4に流動化ガスとしてのセメント焼成装置11の排ガスG2と、燃料を供給した後、燃料の燃焼熱によって廃棄物W及びアルカリ金属等を熱処理して廃棄物Wを熱分解する。
【0032】
上記熱分解によりガス(灰分を含む)及び残渣が生じる。このうち、熱分解炉4から排出されるガスG1は、ガス供給路5を介して燃料としてセメント焼成装置11の仮焼炉、セメントキルンの窯前及び窯尻の少なくとも1つに供給される。
【0033】
一方、熱分解炉4に残留し、その後排出された残渣Rを残渣供給路7を介して粉砕機8に供給し、セメントキルンの窯前に供給する場合には、残渣Rを1〜20mm程度に粉砕し、粉砕物Pを粉砕物供給路9を介して燃料としてセメント焼成装置11のセメントキルンの窯前に供給する。粉砕物Pを燃料として仮焼炉やセメントキルンの窯尻に供給する場合には、残渣Rを5〜50mm程度に粉砕して各々の場所に供給する。
【0034】
以上のように、本実施の形態によれば、粉砕物Pをセメント原料ではなく燃料として再利用でき、特に難燃焼性で粉砕困難な廃棄物等を効率よく有効利用することができる。さらに、廃棄物Wに含まれるアルカリ金属等や、添加装置6によって添加したアルカリ源Aによって、残渣Rの粉砕物Pを燃料として再利用する際の粉砕物Pの燃焼性を向上させることができる。
【0035】
尚、上記実施の形態においては、残渣Rを粉砕機8で粉砕したが、残渣Rの粒径及び燃料としての投入場所によっては、残渣Rを粉砕せずにセメント焼成装置11に供給してもよい。また、熱分解炉4で用いる流動化ガスもセメント焼成装置11の排ガスG2に限定されず、他の装置から供給してもよい。
【0036】
また、廃棄物W及びアルカリ源A中のアルカリ金属等の濃度を測定するために測定装置3を配置したが、廃棄物W及びアルカリ源A中のアルカリ金属等の濃度が予め分かっている場合や、予測できる場合には測定装置3を設ける必要はない。
【符号の説明】
【0037】
1 廃棄物の処理装置
2 流動化ガス供給路
3 測定装置
4 熱分解炉
5 ガス供給路
6 添加装置
7 残渣供給路
8 粉砕機
9 粉砕物供給路
11 セメント焼成装置
G1、G2 排ガス
A アルカリ源
P 粉砕物
R 残渣
W 廃棄物