【実施例1】
【0019】
図1〜
図10は本発明の実施例1を示す。
図3などに示すように、車両用物品の取付構造1は、車両用物品であるホーン2と、このホーン2に連結される外側ブラケット3と、閉空間4を有する構造体5に収容される内側ブラケット6とを備える。また、前記外側ブラケット3及び内側ブラケット6は金属や合成樹脂などの硬質材料からなる。
【0020】
前記構造体5は、車両の中空部材であり、車体の横方向のフレームなどが例示される。この例では前記構造体5は、金属製や硬質合成樹脂製のものであって、筒状をなし、左右方向に長く縦方向の外壁部11を有する。
【0021】
前記外壁部11には円形の開口孔12が形成され、この開口孔12は、前記内側ブラケット6の内側ブラケット本体7が挿通可能なものである。一方、前記開口孔12は、一般成人男性が内側ブラケット6を持った状態で、成人男性などの取付作業者の手が通らない大きさであって、例えば、直径75mm以下程度である。
【0022】
前記内側ブラケット6の内側ブラケット本体7の外面には、螺子棒たるスタッドボルト8が溶接などにより一体に設けられ、前記開口孔12に対して、前記外壁部11の
図1中で左側には、前記スタッドボルト8を挿通する挿通孔13が設けられ、この挿通孔13は円形の透孔である。そして、前記挿通孔13の直径は前記スタッドボルト8の直径より大きく、該スタッドボルト8が前記挿通孔13に遊挿される。また、L字の前記内側ブラケット6に対応して、前記挿通孔13の中心は、前記開口孔12の中心の左右方向一側で、該開口孔12の中心の下側に位置する。即ち、このように開口孔12と挿通孔13を配置することにより、一側部21にスタッドボルト8を有すると共に、他側部24の上端に後述する折り曲げ部26を有するL字の内側ブラケット6を取り付けることができる。尚、
図1における左右方向が一側方向であり、前記左右方向と交差方向である上下方向が他側方向である。
【0023】
前記内側ブラケット本体7は略L字状をなす平板部材からなり、この内側ブラケット本体7は、左右方向に長い一側部21と、この一側部21の基端側に設けられ該一側部21
と交差方向である他側部24とを一体に有する。尚、前記内側ブラケット本体7において、前記一側部21は前記他側部24より長く、前記一側部21がL字形の長片部であり、前記他側部24がL字形の短片部である。
【0024】
前記一側部21の幅方向両側(前記他側方向の両側)の縁部22A,22B同士は平行であり、その一側部21の幅は前記開口孔12の直径より小さい。尚、他側部24は上下方向において上側に設けられている。
【0025】
また、前記他側部24の幅方向両側(前記一側方向の両側)の縁部25A,25B同士は平行であり、その他側部24の幅は前記開口孔12の直径より小さい。尚、前記一側部21の縁部22A,22B同士及び他側部24の縁部25A,25B同士は必ずしも平行でなくてもよく、縁部22A,22B間及び
縁部25A,25B間の最大幅を前記開口孔12の直径より小さくして前記開口孔12に挿通可能であればよい。そして、前記一側部21が、前記構造体5の外壁部11の内面に面接触状態で当接する内側当接部である。
【0026】
前記他側部24の端縁には、該端縁側を外側に折り曲げた折り曲げ部26が設けられ、この折り曲げ部26の平坦な先端側26Sと前記他側部24とは交差方向をなし、それら折り曲げ部26と他側部24の間に、該折り曲げ部26の一部を構成する湾曲部26Wが折り曲げ形成により設けられている。尚、他側部24と折り曲げ部26とは同一幅を有する。そして、前記折り曲げ部26が外側に延びる外側部である。
【0027】
前記一側部21と前記他側部24の幅は略同一である。また、この例では前記開口孔12の直径は、他側部24の折り曲げ部26の幅の1.01〜1.3倍程度である。
【0028】
前記一側部21と前記他側部24とは略90度屈曲した形状をなし、その屈曲方向における一側部21の内側縁部22Aと他側部24の内側縁部25Aとは略直交する。また、前記屈曲方向における一側部21の外側縁部22Bと他側部24の外側縁部25Bとは略直交し、それら外側縁部22B,25Bの間の角部を円弧状に形成して外側の円弧状角部27が設けられている。
【0029】
また、前記屈曲方向における一側部21の内側縁部22Aと他側部24の内側縁部25Aとは略直交し、それら内側縁部22A,25Aの間の角部を円弧状に形成して内側の円弧状角部28が設けられ、この屈曲方向内側の円弧状角部28の曲率半径に比べて前記外側の円弧状角部27の曲率半径が大きい。尚、円弧状角部27,28は角部を円弧状に切り欠いた切り欠き角部であるが、角部を斜めに切り欠いてもよい。
【0030】
前記一側部21の外面には、該一側部21の先端縁部23側に前記スタッドボルト8が突設されている。このスタッドボルト8の中心は、前記一側部21の幅方向の中央に位置する。そして、
図8に示すように、一側部21の前記幅方向両側の縁部22A,22Bと、スタッドボルト8の先端の両角部とを結んだ仮想線により形成される多角形101は、この例では等脚台形であり、その多角形101の外接円102は、前記開口孔12より小さく形成されている。
【0031】
従って、前記折り曲げ部26の先端側26Sを持って、開口孔12に対して一側部21を交差方向に向け、先端縁部23側から開口孔12に一側部21を挿入することにより、
図9(A)に示すように、他側部24の内側縁部25Aが開口孔12の内縁12Fに当たるまで、一側部21を閉空間4内に挿入することができ、この際、折り曲げ部26があるため、内側ブラケット6が持ち易い。
【0032】
また、スタッドボルト8は一側部21の先端縁部23に近接して設けられているから、
図10に示すように、スタッドボルト8の先端側を開口孔12に挿入するように、内側ブラケット本体7を斜めにして挿入することにより、前記外接円102より直径が大きい開口孔12に内側ブラケット6を挿通することもできる。
【0033】
前記屈曲方向内側の円弧状角部28と外側の円弧状角部27の中央間の長さLは、円弧状角部27を設けることにより前記開口孔12の直径より小さく形成されている。従って、
図9(A)に示したように、内側縁部25Aが開口孔12の周囲に当たるまで、一側部21を開口孔12に挿入し、
図9(B)に示すように内側の円弧状角部28を開口孔12の内縁12Fに沿わせた状態で、該円弧状角部28を中心に内側ブラケット6を90度回して向きを変えることにより、内側ブラケット6を開口孔12に容易に通すことができる。この際、外壁部11の内側の閉空間4に奥行が無い場合は、開口孔12に対して、スタッドボルト8を外壁部11の内面側に近付けるように内側ブラケット6を斜めにして挿通する。
【0034】
次に、前記内側ブラケット6の形状に基き、前記開口孔12と前記挿通孔13の配置関係について説明する。前記挿通孔13の中心に前記スタッドボルト8の中心を合わせて挿通すると共に、構造体5の外壁部11に内側ブラケット6の外面を重ね合わせた状態で、前記折り曲げ部26の両側縁部26F,26Fが、前記開口孔12の上側の内縁12Fに当接し、
図7に示すように、折り曲げ部26の先端側26S及び一側部21は、正面視で横方向(一側方向)を向き、他側部24が縦方向(他側方向)を向く。
【0035】
そして、
図1などに示すように、外壁部11に内側ブラケット6の外面を重ね合わせた状態では、前記折り曲げ部26の両側縁部26F,26Fが前記開口孔12の内縁12Fに当接するため、挿通孔13を中心として内側ブラケット6を
図1中で反時計回り方向(一方向)に回すことはできず、回り止め状態が得られる。このように前記両側縁部26F,26Fが前記内側ブラケット6の一方向の回転を規制する規制部である。尚、両側縁部26F,26Fの一方のみが規制部であってもよく、即ちいずれか一方の縁部26Fのみが内縁12Fに当接することにより前記内側ブラケット6の一方向の回転を規制することができる。
【0036】
前記内側ブラケット本体7には、取付状態で前記開口孔12に連通する位置決め用貫通孔29が穿設され、この位置決め用貫通孔29は前記折り曲げ部26の下方で前記開口孔12の下部側に位置する。そして、取付状態において、前記貫通孔29は前記開口孔12に連通する位置に設けられている。
【0037】
図1などに示すように、前記外側ブラケット3は、金属製板材を屈曲形成してなり、この金属製板材は前記内側ブラケット本体7より厚い。前記外側ブラケット3は、前記構造体5の外壁部11の外面に当接する外側当接部31と、前記ホーン2を取り付ける取付部32とを一体に有する。前記外側当接部31は、前記一側方向に長い略長方形形状をなし、前記一側方向の長さは前記内側ブラケット本体7と略等しい。一方、前記外側当接部31の幅は、前記内側ブラケット6の一側部21の幅より広く、前記一側部21の内側縁部22Aに対応する前記外側当接部31の上縁部31Aは、前記内側縁部22Aより上方に位置し、取付状態で前記折り曲げ部26に対向して近接する。尚、上縁部31Aは前記他側方向の一方の縁部である。
【0038】
前記取付部32は、横部33の前記一側方向の基端側に縦部34を垂設し、それら横部33と縦部34の間に屈曲部35を有する。また、前記横部33の縁部と前記外側当接部31との間に屈曲部36を設け、この屈曲部36は下縁部31Bの一側寄りに設けられている。即ち、外側当接部31の下側において、前記屈曲部36により前記横部33を外向きで略水平に配置し、その横部33の前記開口孔12側の縁に、前記屈曲部35により前記縦部34を下向きで略垂直方向に配置している。
【0039】
前記縦部34にはホーン取付用の取付孔37が穿設されている。また、前記縦部34の内外方向外側には、取付板たるホーンステー41に係止する係止部38を設け、この係止部38と縦部34との間には屈曲部38Aが設けられている。尚、係止部38は板片状をなし、
図1中で右向きに突設されている。また、前記外側当接部31には、内側の前記位置決め用貫通孔29に対応して、外側の位置決め用貫通孔39が穿設されている。さらに、前記外側当接部31には、前記挿通孔13に対応して、前記スタッドボルト8を挿通する挿通孔40が穿設され、この挿通孔40の直径は前記挿通孔13の直径と略同一である。また、
図5に示すように、円形の貫通孔39,29の下側と開口孔12の下側とは略同一高さ位置にある。
【0040】
前記ホーン2は所謂電気式の渦巻き型ホーンであって、振動発生部42と、この振動発生部42により発生した振動音を共鳴させて警音として発音する共鳴部43とが重ね合わさった状態で一体化されている。また、前記振動発生部42は、段付有底筒状のケース44を有している。
【0041】
前記共鳴部43はカバーフレーム45を有し、このカバーフレーム45の外周面に発音口46が形成されている。すなわち、振動発生部42によって生じた警音は、前記カバーフレーム45内の音道(図示せず)を介して発音口46からホーン2の外部に伝搬される。
【0042】
そして、ホーンステー41の一端に透孔41Aを設け、この透孔41Aと前記縦部34の取付孔37にボルト47を挿通し、この取付孔37に挿通したボルト47の先端に、ナット(図示せず)を螺合することにより、外側ブラケット3にホーンステー41を連結固定している。一方、ホーンステー41の他端に透孔(図示せず)を設け、この透孔に挿通したボルト48により、ホーン2のケース44の底部にホーンステー41の他端を連結固定している。尚、
図3で49は電源供給用のコネクタであり、このコネクタ49は、前上側に向いて前記ケース44に斜めに設けられており、また、前記発音口46は下向きに配置されている。
【0043】
前記ホーン2を取り付ける前記ボルト47は、六角形の頭部47Aの上面に工具係合部たる六角凹部47Bを有し、また、前記頭部47Aの下面には、径大な座金部47Cが一体に設けられている。さらに、
図4などに示すように、前記スタッドボルト8に螺合するナット51にも座金部51Aが一体に設けられている。
【0044】
次に、前記ホーン2の取付方法について説明する。まず、作業者は、後付けでホーン2を取り付ける箇所に対応して、構造体5の外壁部11に開口孔12と挿通孔13を穿設する。この場合、開口孔12と挿通孔13に対応する孔を有する型紙(図示せず)を用いて外壁部11に印を付け、印の箇所を穿設する。そして、折り曲げ部26の先端側26Sを指で摘まむようにして持ち、先端縁部23側から開口孔12に一側部21を挿通し、スタッドボルト8を開口孔12に挿通する。
【0045】
この後、折り曲げ部26を持って、上述したように内側縁部25Aが開口孔12の周囲に当たるまで、一側部21を開口孔12に挿入し、内側の円弧状角部28を開口孔12の内縁12Fに沿わせた状態で、該円弧状角部28を中心に内側ブラケット6を90度回して向きを変えることにより、内側ブラケット6を開口孔12に通す。そして、スタッドボルト8を外壁部11の内面側に近付けるように内側ブラケット6を傾け、内側からスタッドボルト8の先端を挿通孔13に通し、スタッドボルト8の先端側を外側に引っ張って内側ブラケット本体7を外壁部11の内面に沿わせる。
【0046】
また、折り曲げ部26の先端側26Sを開口孔12から外側に突設した状態とし、挿通孔13から外側に突出したスタッドボルト8を、挿通孔40に挿通するようにして、外側当接部31を外壁部11の外面に沿わせ、挿通孔40から外側に突出したスタッドボルト8に、ナット51を螺合し、該ナット51により両ブラケット3,6を仮止めする。この仮止め状態では、両ブラケット3,6を本固定するまでナット51を締め付けることができ、即ちナット51には締め代が残されている。
【0047】
ナット51による仮止めと並行して、ホーン2の取付けに用いるボルト47を、内側と外側の位置決め用貫通孔39,29及び開口孔12に挿通する。こうすると、スタッドボルト8を中心に内側ブラケット6を反時計回り方向に回す力が加わっても、折り曲げ部26の縁部26Fが開口孔12の上側の内縁12Fに係止し、回り止め状態となる。一方、スタッドボルト8を中心に外側及び内側ブラケット3,6を時計回り方向に回す力が加わっても、ボルト47が開口孔12の下側の内縁12Fに係止し、回り止め状態となる。尚、前記位置決め用貫通孔39,29は螺子の無い透孔であり、それら位置決め用貫通孔39,29にボルト47を挿入するだけで済むため、作業が容易となる。
【0048】
このため仮止めしたナット51を更に回して締め付けても、内側及び外側ブラケット6,3が回ることがなく、外壁部11を内外から挟んで内側及び外側ブラケット6,3を本固定することができる。そして、位置決め用貫通孔39,29及び開口孔12にボルト47を挿通した後、ナット51による本固定を行う。このようにして本固定すると、外壁部11を、外側ブラケット3と内側ブラケット6により内外から挟持した状態となり、外壁部11に外側ブラケット3と内側ブラケット6が固定される。
【0049】
本固定の後、貫通孔39,29からボルト47を引き抜き、引き抜いたボルト47を利用して縦部34にホーンステー41を連結固定することできる。この際、ボルト47を透孔41Aと取付孔37に挿通し、ボルト47にナット(図示せず)を螺合し、ホーンステー41の縁を係止部38に当接することにより、外側ブラケット3に対してホーンステー41を所定の向きに固定することができる。
【0050】
このように本実施例では、請求項1に対応して、内側に閉空間4を有する構造体5にブラケットにより物品たるホーン2を取付ける車両用物品の取付構造1であって、ホーン2に連結され閉空間4の外側に配置される外側ブラケット3と、閉空間4に収容される内側ブラケット6と、内側ブラケット6の外面に突出した螺子棒たるスタッドボルト8と
、外側ブラケット3に形成されスタッドボルト8を挿通する挿通孔40と、外側ブラケット3と内側ブラケット6とが構造体5の外壁部11を挟んで配置されており、構造体5の外壁部11には、内側ブラケット6を挿通可能な開口孔12と、スタッドボルト8を挿通する挿通孔13とが形成されており、内側ブラケット6には開口孔12を通過して閉空間4の外側に延びる外側部たる折り曲げ部26が設けられて
おり、閉空間4の内側から外壁部11の挿通孔13と外側ブラケット3の挿通孔40に挿通したスタッドボルト8に、ナット51を螺合したから、閉空間4を有する部材への取付を可能としつつ、折り曲げ部26が取付けの際の持ち手となっている。
【0051】
このように本実施例では、請求項2に対応して、外側部たる折り曲げ部26は外側ブラケット3の縁部たる上縁部31Aに対向して設けられているから、外側ブラケット3の回り止めとなっている。
【0052】
このように本実施例では、請求項3に対応して、外側部たる折り曲げ部26は、開口孔12の縁部たる内縁12Fに当接して螺子棒たるスタッドボルト8を中心とした内側ブラケット6の一方向(反時計回り方向)への回転を規制する規制部たる縁部26Fを有し、外側ブラケット3及び内側ブラケット6には、開口孔12に連通する位置決め用貫通孔39,29が縁部26Fと対向する位置に形成されているから、外側及び内側ブラケット3,6の両方向への回り止めとすることができる。
【0053】
以下、実施例上の効果として、一側部21の外側縁部22Bと他側部24の外側縁部25Bとの間の角部を切り欠くようにして円弧状角部27を設け、円弧状角部28と外側の円弧状角部27の中心間の長さLを開口孔12の直径より小さくしたから、内側ブラケット6の中央側をスムーズに開口孔12に通すことができる。また、外側部たる折り曲げ部26は他側部24の先端側を屈曲形成したものであるから、製造が容易である。
【0054】
また、内側ブラケット6の内側ブラケット本体7は、交差方向に設けられた一側部21と他側部24とを一体に有し、一側部21は他側部24より長く、一側部21の先端縁部23側に、スタッドボルト8を設けているから、長い一側部21の先端縁部23側から開口孔12に挿入することにより、閉空間4にスムーズに内側ブラケット6を挿入配置することができる。
【0055】
また、内側に閉空間4を有する構造体5にブラケットにより物品たるホーン2を取付ける車両用物品の取付方法であって、ホーン2に連結される外側ブラケット3と、閉空間4に収容される内側ブラケット6とを用い、内側ブラケット6の外面には該内側ブラケット6の先端側に螺子棒たるスタッドボルト8が突設され、好ましくは内側ブラケット6の基端側には開口孔12を通過するように外側に延びる外側部たる折り曲げ部26が設けられており、既設の構造体5の外壁部11に、内側ブラケット6を挿通可能な開口孔12とスタッドボルト8を挿通する挿通孔13を穿設した後、内側ブラケット6をその先端側から開口孔12に挿通し、内側からスタッドボルト8を挿通孔13に挿通し、そのスタッドボルト8を外側ブラケット3に挿通し、スタッドボルト8にナット51を螺合することにより外壁部11を内側及び外側ブラケット6,3で内外から挟んで固定する方法であるから、閉空間4を有する部材への取付を可能とし、折り曲げ部26を設けた場合は、折り曲げ部26が取り付けの際の持ち手となって取付作業性に優れたものとなる。