特許第6599324号(P6599324)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6599324MBMSリレーデバイスを使用するマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスの管理
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6599324
(24)【登録日】2019年10月11日
(45)【発行日】2019年10月30日
(54)【発明の名称】MBMSリレーデバイスを使用するマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスの管理
(51)【国際特許分類】
   H04W 88/04 20090101AFI20191021BHJP
   H04W 4/06 20090101ALI20191021BHJP
   H04W 8/00 20090101ALI20191021BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20191021BHJP
【FI】
   H04W88/04
   H04W4/06 150
   H04W8/00 110
   H04W92/18
【請求項の数】14
【全頁数】36
(21)【出願番号】特願2016-531752(P2016-531752)
(86)(22)【出願日】2014年7月22日
(65)【公表番号】特表2016-528825(P2016-528825A)
(43)【公表日】2016年9月15日
(86)【国際出願番号】US2014047599
(87)【国際公開番号】WO2015017188
(87)【国際公開日】20150205
【審査請求日】2017年6月28日
(31)【優先権主張番号】13/954,739
(32)【優先日】2013年7月30日
(33)【優先権主張国】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(72)【発明者】
【氏名】ウ、ジビン
(72)【発明者】
【氏名】パーク、ビンセント・ディー.
(72)【発明者】
【氏名】リ、ジュンイ
【審査官】 横田 有光
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−188926(JP,A)
【文献】 特開2003−229954(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0160101(US,A1)
【文献】 特表2013−516109(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を管理するための方法であって、
少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報を、モバイルデバイスにおいて、受信することと、
前記モバイルデバイスの利用可能な電力または利用可能な帯域幅に少なくとも部分的に基づいて、前記モバイルデバイスがMBMSリレーデバイスとして機能することが可能であると決定することと、
ピア発見信号において、前記サービス告知情報の少なくともサブセットをブロードキャストすることと、
基地局のカバレージエリアの外側で動作する少なくとも1つのモバイルデバイスへ、前記少なくとも1つのMBMSのコンテンツをリレーすることと
を備え、
前記ピア発見信号においてブロードキャストするために、前記サービス告知情報の前記少なくともサブセットを選択すること
をさらに備える、方法。
【請求項2】
マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を管理するための方法であって、
少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報を、モバイルデバイスにおいて、受信することと、
前記モバイルデバイスの利用可能な電力または利用可能な帯域幅に少なくとも部分的に基づいて、前記モバイルデバイスがMBMSリレーデバイスとして機能することが可能であると決定することと、
ピア発見信号において、前記サービス告知情報の少なくともサブセットをブロードキャストすることと、
基地局のカバレージエリアの外側で動作する少なくとも1つのモバイルデバイスへ、前記少なくとも1つのMBMSのコンテンツをリレーすることと
を備え、
前記少なくとも1つのMBMSの1つまたは複数のパラメータを識別することと、
前記少なくとも1つのMBMSの前記識別された1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記少なくとも1つのMBMSのためのリレーサービスを提供するべきか否かを決定することと
をさらに備える、方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツが前記基地局によって送達されることになるという第1の通知を受信すること
をさらに備える、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の通知を受信すると、前記少なくとも1つのモバイルデバイスへ第2の通知を送信すること
をさらに備える、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つのMBMSの少なくとも1つのマルチキャストストリームを受信することと、
前記基地局の前記カバレージエリアの外側で動作する前記少なくとも1つのモバイルデバイスへ、前記少なくとも1つのマルチキャストストリームを再送信することと
をさらに備える、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の方法。
【請求項6】
複数のMBMSから、前記少なくとも1つのMBMSを選択すること
をさらに備える、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記ピア発見信号において、前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツをリレーするための能力を示すMBMSリレーステータスをブロードキャストすること、
をさらに備え、または、
前記ピア発見信号において、識別情報をブロードキャストすること
をさらに備える、
請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の方法。
【請求項8】
ポイントツーポイントリンクを確立することと、
前記ポイントツーポイントリンクを介して、前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツをリレーすることと
をさらに備え、または、
ポイントツーマルチポイントリンクを確立することと、
前記ポイントツーマルチポイントリンクを介して、前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツをリレーすることと
をさらに備える、
請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の方法。
【請求項9】
マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を管理するための装置であって、
請求項1乃至請求項のいずれか1項のステップを実行するように構成された手段を備える装置。
【請求項10】
マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を管理するための方法であって、
第1のピア発見信号において、カバレージ外ステータスインジケータまたはMBMSクエリをブロードキャストすることと、
複数のMBMSリレーデバイスの各々から、それぞれ少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報の少なくともサブセットを備える第2のピア発見信号を受信すること、前記複数のMBMSリレーデバイスはモバイルデバイスである、と、
各MBMSリレーデバイスからの前記第2のピア発見信号の信号強度に少なくとも部分的に基づいて、特定のMBMSのコンテンツを送達するために前記複数のMBMSリレーデバイスからMBMSリレーデバイスを選択することと、
を備え、
前記選択されたMBMSリレーデバイスに関連付けるための手順を開始すること
をさらに備える、方法。
【請求項11】
前記選択されたMBMSリレーデバイスに関連付けるための前記手順が、
前記選択されたMBMSリレーデバイスへ、前記特定のMBMSに加入するための要求を送信することを備え、
前記要求が、前記選択されたMBMSリレーデバイスからコアネットワークへリレーされる、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を管理するための方法であって、
第1のピア発見信号において、カバレージ外ステータスインジケータまたはMBMSクエリをブロードキャストすることと、
複数のMBMSリレーデバイスの各々から、それぞれ少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報の少なくともサブセットを備える第2のピア発見信号を受信すること、前記複数のMBMSリレーデバイスはモバイルデバイスである、と、
各MBMSリレーデバイスからの前記第2のピア発見信号の信号強度に少なくとも部分的に基づいて、特定のMBMSのコンテンツを送達するために前記複数のMBMSリレーデバイスからMBMSリレーデバイスを選択することと、
を備え、
前記MBMSの1つまたは複数の加入者にアドレス指定されたコンテンツをブロードキャストすることをさらに備え、
前記コンテンツが、前記MBMSの前記1つまたは複数の加入者への配信のために、少なくとも前記選択されたMBMSリレーデバイスによって、ネットワークサーバへリレーされる、方法。
【請求項13】
マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を管理するための装置であって、
請求項10乃至請求項12のいずれか1項のステップを実行するように構成された手段を備える装置。
【請求項14】
マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を管理するためのコンピュータプログラムであって、
請求項1乃至請求項および請求項10乃至請求項12のうちいずれか1項のステップを行うようにプロセッサによって実行可能な命令を備える、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
[0001]本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、2013年7月30日に出願された「Managing a Multimedia Broadcast Multicast Service Using an MBMS Relay Device」と題する、Wuらによる米国特許出願第13/954,739号の優先権を主張する。
【背景技術】
【0002】
[0002]ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのモバイルデバイスまたはユーザ機器(UE)のための通信をサポートすることができる、いくつかの基地局、ノードB、またはeノードB(eNB)を含み得る。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクを介して基地局と通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)は基地局からUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)はUEから基地局への通信リンクを指す。
【0003】
[0003]3GPP(登録商標)セルラーネットワークでは、ブロードキャストサービスおよびマルチキャストサービスは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)と呼ばれるトランスポートサービスを介してトランスポートされ得る。ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM−SC)サーバは、加入者のグループにメディアコンテンツを広める役目を果たす。UEがネットワークカバレージから出て移動するとき、そのBM−SCサーバへのアップリンク接続およびダウンリンク接続がもはや利用可能ではないので、UEは、MBMSを使用することができない場合がある。
【発明の概要】
【0004】
[0004]説明される特徴は、概して、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を管理するための1つまたは複数の改善された方法、システム、および/または装置に関する。
【0005】
[0005]MBMSを管理するための方法について説明する。1つの構成では、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報が受信され得る。サービス告知情報の少なくともサブセットが、ピア発見信号においてブロードキャストされ得る。少なくとも1つのMBMSのコンテンツが、次いで、基地局のカバレージエリアの外側で動作する少なくとも1つのモバイルデバイスへリレーされ得る。
【0006】
[0006]方法のいくつかの実施形態では、ピア発見信号においてブロードキャストするために、サービス告知情報の少なくともサブセットが選択され得る。
【0007】
[0007]方法のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのMBMSの1つまたは複数のパラメータが識別され得、少なくとも1つのMBMSの識別された1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つのMBMSのためのリレーサービスを提供するべきか否かが決定され得る。
【0008】
[0008]方法のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのMBMSのコンテンツが基地局によって送達されることになるという第1の通知が受信され得る。いくつかの場合には、第1の通知を受信すると、第2の通知が、少なくとも1つのモバイルデバイスへ送信され得る。
【0009】
[0009]方法のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのMBMSの少なくとも1つのマルチキャストストリームが受信され得、少なくとも1つのマルチキャストストリームが、基地局のカバレージエリアの外側で動作する少なくとも1つのモバイルデバイスへ再送信され得る。
【0010】
[0010]方法のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのMBMSが、複数のMBMSから選択され得る。
【0011】
[0011]方法のいくつかの実施形態では、MBMSリレーステータスが、ピア発見信号においてブロードキャストされ得る。MBMSリレーステータスは、少なくとも1つのMBMSのコンテンツをリレーするための能力を示し得る。
【0012】
[0012]方法のいくつかの実施形態では、識別情報が、ピア発見信号においてブロードキャストされ得る。
【0013】
[0013]方法のいくつかの実施形態では、ポイントツーポイントリンクが確立され得、少なくとも1つのMBMSのコンテンツが、ポイントツーポイントリンクを介してリレーされ得る。
【0014】
[0014]方法のいくつかの実施形態では、ポイントツーマルチポイントリンクが確立され得、少なくとも1つのMBMSのコンテンツが、ポイントツーマルチポイントリンクを介してリレーされ得る。
【0015】
[0015]MBMSを管理するための装置についても説明する。1つの構成では、装置は、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報を受信するための手段と、ピア発見信号において、サービス告知情報の少なくともサブセットをブロードキャストするための手段と、基地局のカバレージエリアの外側で動作する少なくとも1つのモバイルデバイスへ、少なくとも1つのMBMSのコンテンツをリレーするための手段とを含み得る。
【0016】
[0016]MBMSを管理するための装置についても説明する。1つの構成では、装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報を受信することと、ピア発見信号において、サービス告知情報の少なくともサブセットをブロードキャストすることと、基地局のカバレージエリアの外側で動作する少なくとも1つのモバイルデバイスへ、少なくとも1つのMBMSのコンテンツをリレーすることとを行うように、プロセッサによって実行可能であり得る。
【0017】
[0017]MBMSを管理するためのコンピュータプログラム製品についても説明する。コンピュータプログラム製品は、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報を受信することと、ピア発見信号において、サービス告知情報の少なくともサブセットをブロードキャストすることと、基地局のカバレージエリアの外側で動作する少なくとも1つのモバイルデバイスへ、少なくとも1つのMBMSのコンテンツをリレーすることとを行うように、プロセッサによって実行可能な命令を記憶する、非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0018】
[0018]MBMSを管理するための別の方法についても説明する。1つの構成では、カバレージ外ステータスインジケータまたはMBMSクエリが、第1のピア発見信号においてブロードキャストされ得、第2のピア発見信号が、少なくとも1つのMBMSリレーデバイスから受信され得る。第2のピア発見信号は、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報の少なくともサブセットを含み得る。
【0019】
[0019]方法のいくつかの実施形態では、特定のMBMSのコンテンツを送達するためのMBMSリレーデバイスが識別され得、識別されたMBMSリレーデバイスに関連付けるための手順が開始され得る。いくつかの場合には、識別されたMBMSリレーデバイスに関連付けるための手順は、MBMSリレーデバイスへ、特定のMBMSに加入するための要求を送信することを含み得る。この要求は、MBMSリレーデバイスからコアネットワークへリレーされ得る。
【0020】
[0020]いくつかの実施形態では、1つまたは複数の加入者にアドレス指定されたコンテンツが、MBMSへブロードキャストされ得る。コンテンツは、MBMSの1つまたは複数の加入者への配信のために、少なくとも1つのMBMSリレーデバイスのうちの1つによって、ネットワークサーバへリレーされ得る。
【0021】
[0021]MBMSを管理するための装置についても説明する。1つの構成では、装置は、第1のピア発見信号において、カバレージ外ステータスインジケータまたはMBMSクエリをブロードキャストするための手段と、少なくとも1つのMBMSリレーデバイスから、第2のピア発見信号を受信するための手段とを含み得る。第2のピア発見信号は、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報の少なくともサブセットを含み得る。
【0022】
[0022]MBMSを管理するための別の装置についても説明する。1つの構成では、装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、第1のピア発見信号において、カバレージ外ステータスインジケータまたはMBMSクエリをブロードキャストすることと、少なくとも1つのMBMSリレーデバイスから、第2のピア発見信号を受信することとを行うように、プロセッサによって実行可能であり得る。第2のピア発見信号は、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報の少なくともサブセットを含み得る。
【0023】
[0023]MBMSを管理するためのコンピュータプログラム製品についても説明する。コンピュータプログラム製品は、第1のピア発見信号において、カバレージ外ステータスインジケータまたはMBMSクエリをブロードキャストすることと、少なくとも1つのMBMSリレーデバイスから、第2のピア発見信号を受信することとを行うように、プロセッサによって実行可能な命令を記憶する、非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。第2のピア発見信号は、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報の少なくともサブセットを含み得る。
【0024】
[0024]説明される方法および装置の適用可能性のさらなる範囲は、以下の発明を実施するための形態、特許請求の範囲、および図面から明らかになろう。当業者には発明を実施するための形態の趣旨および範囲内の様々な変更および改変が明らかになるので、発明を実施するための形態および特定の例は、例示として与えられるものにすぎない。
【0025】
[0025]本発明の性質および利点のさらなる理解は、以下の図面を参照して実現され得る。添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有する場合がある。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素同士を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれか1つに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】[0026]ワイヤレス通信システムの一例のブロック図。
図2】[0027]様々な実施形態による、ワイヤレス通信が管理され得る環境の一例のブロック図。
図3A】[0028]様々な実施形態による、基地局のカバレージエリア内で動作するモバイルデバイスと、基地局のカバレージエリア外で動作するモバイルデバイスとの間の通信の実施形態を示すメッセージフロー図。
図3B】様々な実施形態による、基地局のカバレージエリア内で動作するモバイルデバイスと、基地局のカバレージエリア外で動作するモバイルデバイスとの間の通信の実施形態を示すメッセージフロー図。
図4】[0029]様々な実施形態によるモバイルデバイスの一例のブロック図。
図5】[0030]様々な実施形態による、ピア発見モジュールの一例のブロック図。
図6】様々な実施形態による、ピア発見モジュールの一例のブロック図。
図7】様々な実施形態による、ピア発見モジュールの一例のブロック図。
図8】[0031]様々な実施形態による、MBMSを管理するための様々な方法のフローチャート。
図9】様々な実施形態による、MBMSを管理するための様々な方法のフローチャート。
図10】様々な実施形態による、MBMSを管理するための様々な方法のフローチャート。
図11】様々な実施形態による、MBMSを管理するための様々な方法のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0027】
[0032]ワイヤレス通信システムの基地局は、カバレージエリアに関連付けられる。モバイルデバイスが基地局のカバレージエリアの外側に移動するとき、モバイルデバイスは、基地局が関連付けられるワイヤレス通信システムを介するサービスを損失することがある。損失されるサービスは、いくつかの場合には、MBMSを含み得る。MBMS損失の可能性を低減するために、モバイルデバイスは、ピア発見メッセージにおいて、カバレージ外ステータスインジケータまたはMBMSクエリをブロードキャストし得る。カバレージ外ステータスインジケータまたはMBMSクエリを受信する、カバレージ内デバイス(および、場合によってはモバイルデバイス)は、次いで、カバレージ外モバイルデバイスによって所望されるMBMSのためのリレーサービスを提供する(すなわち、MBMSリレーデバイスとして機能する)ことが可能であるか否かを決定し得る。代替的に、カバレージ内モバイルデバイスは、MBMSリレーステータスに事前に移行し、そのためにリレーサービスを提供することが可能である少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報をブロードキャストし得る。サービス告知情報は、サービス告知情報に加えて、ブロードキャスティングデバイスについての識別およびMBMSリレーステータス情報を含み得る、ピア発見信号においてブロードキャストされ得る。カバレージ内モバイルデバイスのピア発見信号を受信するカバレージ外モバイルデバイスは、次いで、所望のMBMSに加入するための要求を送信し得る。いくつかの場合には、ピア発見信号は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))ダイレクトピア発見信号であり得る。
【0028】
[0033]以下の説明は例を提供するものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用性、または構成を限定するものではない。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能および配置において変更が行われ得る。様々な実施形態は、適宜に様々な手順または構成要素を省略、置換、または追加し得る。たとえば、説明される方法は、説明される順序と異なる順序で実施されてよく、様々なステップが追加され、省略され、または組み合わせられてよい。また、いくつかの実施形態に関して説明される特徴は、他の実施形態において組み合わせられ得る。
【0029】
[0034]最初に図1を参照すると、図は、ワイヤレス通信システム100の一例を示している。ワイヤレス通信システム100は、基地局(またはセル)105と、通信デバイス115と、コアネットワーク130とを含む。基地局105は、様々な実施形態ではコアネットワーク130または基地局105の一部であり得る、基地局コントローラ(図示せず)の制御下で通信デバイス115と通信し得る。基地局105は、バックホールリンク132を介して制御情報および/またはユーザデータをコアネットワーク130と通信し得る。実施形態では、基地局105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134を介して、直接的または間接的のいずれかで、互いに通信し得る。システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上での動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に被変調信号を送信し得る。たとえば、各通信リンク125は、上記で説明された様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であり得る。各被変調信号は、異なるキャリア上で送られ得、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送し得る。
【0030】
[0035]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してデバイス115とワイヤレス通信し得る。基地局105のサイトの各々は、それぞれのカバレージエリア110に通信カバレージを提供することができる。いくつかの実施形態では、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局のためのカバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタ(図示せず)に分割され得る。システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局、マイクロ基地局、および/またはピコ基地局)を含み得る。異なる技術に対して重複するカバレージエリアが存在し得る。
【0031】
[0036]実施形態では、システム100はLTE/LTE−Aネットワークである。LTE/LTE−Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)およびユーザ機器(UE)という用語は、概して、それぞれ基地局105およびデバイス115について説明するために使用され得る。システム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを提供する、異種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。たとえば、各eNB105は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、概して、比較的小さい地理的エリアをカバーすることになり、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。また、フェムトセルは、概して、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることになり、無制限アクセスに加えて、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスをも可能にし得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。ピコセルのためのeNBは、ピコeNBと呼ばれることがある。また、フェムトセルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セルをサポートし得る。
【0032】
[0037]コアネットワーク130は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を介してeNB105と通信し得る。eNB105はまた、たとえば、バックホールリンク134(たとえば、X2など)を介しておよび/またはバックホールリンク132を介して(たとえば、コアネットワーク130を介して)、直接的または間接的に、互いに通信し得る。ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、eNBは同様のフレームタイミングを有し得、異なるeNBからの送信は時間的にほぼ整合され得る。非同期動作の場合、eNBは異なるフレームタイミングを有し得、異なるeNBからの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかに対して使用され得る。
【0033】
[0038]UE115はワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され、各UEは固定またはモバイルであり得る。UE115は、当業者によって、モバイルデバイス、モバイル局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、リレー、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。UE115は、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UEは、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーなどと通信することが可能であり得る。一実施形態では、基地局105のカバレージエリア内のUE115は、基地局105のカバレージエリアの外側にあるUE115−aのためのリレーとして働き得る。カバレージ内UE115は、基地局105からカバレージ外UE115−aへ、通信をリレー(または再送信)し得る。同様に、カバレージ内UE115は、カバレージエリアの外側にあるUE115−aから受信される通信を、基地局105へリレーし得る。たとえば、カバレージ内UE115は、カバレージ外UE115−aへMBMSコンテンツをリレーし得る。
【0034】
[0039]ワイヤレス通信システム100中に示された通信リンク125は、モバイルデバイス115から基地局105へのアップリンク(UL)送信、および/または基地局105からモバイルデバイス115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、一方、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
【0035】
[0040]図2は、本システムおよび方法が実装され得る環境200の一例のブロック図である。1つの構成では、基地局105−aは、基地局105−aのカバレージエリア110−a内に入る1つまたは複数のデバイスと通信し得る。一例では、カバレージ内モバイルデバイス115−b−1は、基地局105−aから通信を受信/基地局105−aへ通信を送信し得る。1つまたは複数のモバイルデバイス115−b−2、115−b−3、115−b−4、115−b−5は、基地局105−aのカバレージエリア110−aの外側であり得る。基地局105−aおよびモバイルデバイス115−bは、図1を参照しながら説明された基地局105およびモバイルデバイス115の例であり得る。
【0036】
[0041]一実施形態では、カバレージ内モバイルデバイス115−b−1は、ピア発見信号205をブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャストし得る。信号205は、1つまたは複数のカバレージ外UEへ送られ得る。ピア発見信号205は、ロングタームエボリューション(LTE)ダイレクトピア発見信号であり得る。1つの構成では、信号205は、カバレージ内モバイルデバイス115−b−1の識別子を含み得る。たとえば、識別子は、カバレージ内モバイルデバイス115−b−1の媒体アクセス制御(MAC)アドレスであり得る。加えて、ピア発見信号205は、モバイルデバイス115−b−1のMBMSリレーステータスを含み得る。MBMSリレーステータスは、カバレージ内モバイルデバイス115−b−1が1つまたは複数のカバレージ外モバイルデバイス115のためのリレーサービスを提供することが可能であるか否かを示し得る。ピア発見信号205は、MBMSについてのサービス告知情報の一部分をさらに含み得る。モバイルデバイス115−b−1は、1つまたは複数のMBMSについてのサービス告知情報を受信し得る。デバイス115−b−1は、ピア発見信号205中に含めるために、サービス告知情報のサブセットを選択し得る。
【0037】
[0042]一例では、カバレージ外モバイルデバイスは、2つ以上のカバレージ内モバイルデバイスからピア発見信号を受信し得る。カバレージ外モバイルデバイスは、次いで、リレーサービスを提供するための、カバレージ内モバイルデバイスのうちの1つを選択し得る。どのカバレージ内モバイルデバイスを選択するべきかについての決定は、カバレージ内モバイルデバイスから受信されたピア発見信号205の信号強度と、カバレージ内モバイルデバイスのアイデンティティと、カバレージ内モバイルデバイスのMBMSリレーステータスなどとに基づき得る。
【0038】
[0043]1つの構成では、カバレージ外モバイルデバイスは、1つまたは複数のカバレージ内モバイルデバイス115−b−1へピア発見信号205を送信し得る。このピア発見信号は、カバレージ外モバイルデバイスがカバレージ外であるか、またはリレーサービスを要求中であることを示し得る。この信号は、カバレージ外モバイルデバイスの識別子を含み得る。1つの構成では、モバイルデバイスは、それが基地局105−aのカバレージエリア110−aから出ようとしていることを検知するとき、ピア発見信号205をブロードキャストし得る。別の実施形態では、モバイルデバイスは、それがカバレージエリア110−aからすでに出た後、信号205をブロードキャストし得る。
【0039】
[0044]一例では、カバレージ外モバイルデバイス115−b−2、115−b−3は、互いに通信し得る。たとえば、モバイルデバイス115−b−2、115−b−3は、直接ピアツーピア接続を確立し得る。カバレージ内モバイルデバイス115−b−1はまた、1つまたは複数のカバレージ外モバイルデバイスにリレーサービスを提供し得る。1つの構成では、第1のカバレージ外モバイルデバイス115−b−4は、第2のカバレージ外モバイルデバイス115−b−5のためのMBMSリレーデバイスとして働き得る。第1のカバレージ外モバイルデバイス115−b−4は、それ(115−b−4)がリレーサービスを提供することが可能であることを、第2のカバレージ外モバイルデバイス115−b−5に知らせるために、ピア発見信号205を送信し得る。別の例として、第2のカバレージ外モバイルデバイス115−b−5は、第1のカバレージ外モバイルデバイス115−b−4からリレーサービスを要求する信号205を送信し得る。結果として、カバレージ内モバイルデバイス115−b−1は、第1のカバレージ外UE115−b−4から基地局105−aへ/基地局105−aから第1のカバレージ外UE115−b−4へ、通信をリレーし得る。第1のカバレージ外モバイルデバイス115−b−4は、第2のカバレージ外モバイルデバイス115−b−5から/への通信の少なくとも一部分をリレーし得る。
【0040】
[0045]図3Aは、カバレージ内モバイルデバイス115−c−1とカバレージ外モバイルデバイス115−c−2との間の通信の一実施形態を示すメッセージフロー図300である。モバイルデバイス115−cは、図1および/または図2に記載されたモバイルデバイスの例であり得る。
【0041】
[0046]1つの構成では、カバレージ内モバイルデバイス115−c−1は、カバレージ外モバイルデバイス115−c−2へ、MBMSリレーステータスおよび識別子情報305を送信し得る。MBMSリレーステータスは、カバレージ内モバイルデバイス115−c−1がMBMSトラフィックリレーサービスを提供することが可能であるか否かを示し得る。一実施形態では、リレーステータスは、カバレージ内モバイルデバイス115−c−1が、リレーサービスを提供するために、LTEダイレクト、Wi−Fi(登録商標)ダイレクト、Wi−Fiアドホック、ブルートゥース(登録商標)、および/または他の能力を有するか否かを示し得る。識別子は、カバレージ内モバイルデバイス115−c−1を識別するように働く情報であり得る。カバレージ内モバイルデバイス115−c−1はまた、1つまたは複数のMBMSについてのサービス告知情報のサブセットを送信し得る。
【0042】
[0047]一例では、MBMSリレーステータスおよび識別子は、MBMSリレーサービスを要求するカバレージ外モバイルデバイス115−c−2からピア発見信号を受信することに応答して、送信され得る。MBMSリレーステータスおよび識別子は、LTEダイレクトピア発見チャネルなど、ピア発見チャネルを介して送信され得る。
【0043】
[0048]カバレージ外モバイルデバイス115−c−2は、310で、カバレージ内モバイルデバイスを識別するために、識別子を分析し得る。カバレージ外モバイルデバイス115−c−2が、異なるカバレージ内モバイルデバイスから、それらがリレーサービスを提供するために利用可能であることを示す、2つ以上の識別子を受信する場合、カバレージ外モバイルデバイス115−c−2は、たとえば、各カバレージ内モバイルデバイスから受信されたピア発見信号中に含まれる部分または完全サービス告知情報に基づいて、カバレージ内モバイルデバイスのうちの1つを選択し得る。カバレージ外モバイルデバイス115−c−2は、カバレージ内モバイルデバイス115−c−1へリレー要求315を送信し得る。この要求は、そのためにMBMSリレーサービスを要求中であるMBMSの明示的な情報を含み得る。要求を受信すると、ブロック310で、カバレージ内モバイルデバイス115−c−1は、この特定のカバレージ外モバイルデバイス115−c−2へリレーサービスを提供するべきか否かを決定し得る。この決定は、カバレージ内モバイルデバイス115−c−1の利用可能なバッテリー電力と、リレー要求の信号の強度と、カバレージ内モバイルデバイス115−c−1が別のカバレージ外モバイルデバイスにリレーサービスをすでに提供中であるか否かと、カバレージ外モバイルデバイス115−c−2によって要求されたリレーサービスのタイプなどとに基づき得る。カバレージ内モバイルデバイス115−c−1が、リレーサービスを提供するように決定する場合、直接ピアツーピア通信325が、カバレージ内モバイルデバイス115−c−1とカバレージ外モバイルデバイス115−c−2との間で確立され得る。直接ピアツーピア通信325は、ポイントツーポイント方法、またはポイントツーマルチポイント方法のいずれかで発生し得る。言い換えれば、直接ピアツーピア通信325は、ユニキャスト通信、マルチキャスト通信、またはブロードキャスト通信であり得る。
【0044】
[0049]カバレージ内モバイルデバイス115−c−1は、カバレージ外モバイルデバイス115−c−2から直接受信される通信を、基地局へ再送信し得る。カバレージ内モバイルデバイス115−c−1はまた、基地局から受信される通信を、カバレージ外モバイルデバイス115−c−2へリレーし得る。1つの構成では、カバレージ内モバイルデバイス115−c−1は、カバレージ外モバイルデバイス115−c−2から直接受信される通信を、他のカバレージ外モバイルデバイスへ転送し得る。これらの他のカバレージ外モバイルデバイスは、依然として、通信を受信するためにカバレージ内モバイルデバイス115−c−1の範囲内にあり得る。カバレージ内モバイルデバイス115−c−1はまた、カバレージ外モバイルデバイス115−c−2から受信された通信を、他のカバレージ内モバイルデバイスへ再送信し得る。
【0045】
[0050]図3Bは、カバレージ内モバイルデバイス115−c−3とカバレージ外モバイルデバイス115−c−4との間の通信の別の実施形態を示すメッセージフロー図350である。モバイルデバイス115−cは、図1および/または図2に記載されたモバイルデバイスの例であり得る。
【0046】
[0051]1つの構成では、カバレージ外モバイルデバイス115−c−3は、カバレージ内モバイルデバイス115−c−3へ、カバレージ外ステータスインジケータ355またはMBMSクエリをブロードキャストし得る。カバレージ外ステータスインジケータ355は、カバレージ外モバイルデバイス115−c−4の、MBMSトラフィックリレーサービスのための必要性を示してよく、いくつかの場合には、カバレージ外モバイルデバイス115−c−4によって必要とされたMBMSのタイプまたはMBMSリレーサービスのタイプを示してよい。カバレージ外ステータスインジケータ355またはMBMSクエリは、LTEダイレクトピア発見チャネルなど、ピア発見チャネルを介して送信され得る。
【0047】
[0052]カバレージ外ステータスインジケータ355を受信すると、ブロック360で、カバレージ内モバイルデバイス115−c−3は、MBMSリレーデバイスとして機能するためのその能力を決定し得る。この決定は、カバレージ内モバイルデバイス115−c−3の利用可能なバッテリー電力と、カバレージ外ステータスインジケータ355またはMBMSクエリの信号の強度と、カバレージ内モバイルデバイス115−c−3が別のカバレージ外モバイルデバイスにMBMSリレーサービスをすでに提供中であるか否かと、カバレージ外モバイルデバイス115−c−4によって要求されたMBMSリレーサービスのタイプなどとに基づき得る。カバレージ内モバイルデバイス115−c−3が、MBMSリレーデバイスとして機能することが可能であるとき、カバレージ内モバイルデバイス115−c−3は、カバレージ外モバイルデバイス115−c−4へ、MBMSリレーサービスを提供するためのその能力を示す信号365を送信し得る。MBMSリレー能力信号365もまた、ピア発見チャネルを介して送信され得る。
【0048】
[0053]ブロック370で、カバレージ外モバイルデバイス115−c−4は、カバレージ内モバイルデバイス115−c−3をMBMSリレーデバイスとして使用するべきか否かを決定し得る。カバレージ外モバイルデバイス115−c−4が、2つ以上のカバレージ内モバイルデバイスがMBMSリレーサービスを提供することが可能であることを示す信号を受信する場合、カバレージ外モバイルデバイス115−c−4は、MBMSリレーサービスを提供するためのカバレージ内モバイルデバイスのうちの1つを選択し得る。いくつかの場合には、この選択は、カバレージ内モバイルデバイスの識別子、各カバレージ内モバイルデバイスのバッテリー残寿命、各カバレージ内モバイルデバイスによってサポートされるMBMSのタイプ、および/または、各カバレージ内モバイルデバイスがそのためのMBMSリレーサービスを進んで提供する無線技術などのファクタに基づき得る。これらのファクタの一部または全部が、信号365などのピア発見信号から示され、または導出され得る。ファクタの一部はまた、または代替的に、そこからカバレージ外モバイルデバイス115−c−4がMBMSリレー能力信号を受信したカバレージ内モバイルデバイスにクエリすることによって、得られ得る。
【0049】
[0054]カバレージ外モバイルデバイス115−c−4が、カバレージ内モバイルデバイス115−c−3からMBMSリレーサービスを得るように決定する場合、直接ピアツーピア通信375が、カバレージ内モバイルデバイス115−c−3とカバレージ外モバイルデバイス115−c−4との間で確立され得る。
【0050】
[0055]カバレージ内モバイルデバイス115−c−3は、カバレージ外モバイルデバイス115−c−4から直接受信される通信を、基地局へ再送信し得る。カバレージ内モバイルデバイス115−c−3はまた、基地局から受信される通信を、カバレージ外モバイルデバイス115−c−4へリレーし得る。
【0051】
[0056]図4は、モバイルデバイス115−dのブロック図400の一例である。これは、図1図2、および/または図3のモバイルデバイス115であり得る。モバイルデバイス115−dは、パーソナルコンピュータ(たとえば、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど)、携帯電話、PDA、デジタルビデオレコーダ(DVR)、インターネット家電機器、ゲームコンソール、電子リーダーなど、様々な構成のいずれかを有し得る。モバイルデバイス115−dは、モバイル動作を可能にするために、小型バッテリーなどの内部電源(図示せず)を有し得る。
【0052】
[0057]モバイルデバイス115−dは、アンテナ405と、トランシーバモジュール410と、メモリ415と、プロセッサモジュール425とを含んでよく、その各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに直接的または間接的に通信していてよい。トランシーバモジュール410は、上記で説明されたように、アンテナ405ならびに/または1つもしくは複数のワイヤードもしくはワイヤレスリンクを介して、1つまたは複数のネットワークと双方向に通信するように構成され得る。たとえば、トランシーバモジュール410は、図1図2、および/または図3の基地局105のうちの1つまたは複数と双方向に通信するように構成され得る。トランシーバモジュール410はまた、1つもしくは複数の他のモバイルデバイス115のためのリレーとして、または、1つもしくは複数の他のモバイルデバイス115からサービスをリレーすることを必要とするデバイスとしてのいずれかで、1つまたは複数の他のモバイルデバイス115と通信するようにも構成され得る。トランシーバモジュール410は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ405に与え、アンテナ405から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。モバイルデバイス115−dは単一のアンテナを含み得るが、モバイルデバイス115−dは通常、複数のリンクのための複数のアンテナ405を含む。
【0053】
[0058]メモリ415は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ415は、実行されるとプロセッサモジュール425に様々な機能(たとえば、呼処理、データベース管理、メッセージルーティングなど)を実施させるように構成される命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード420を記憶し得る。代替的に、ソフトウェアコード420は、プロセッサモジュール425によって直接的に実行可能でない場合があるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)モバイルデバイス115−dに本明細書で説明される機能のうちのいくつかを実施させるように構成され得る。
【0054】
[0059]プロセッサモジュール425は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などを含み得る。プロセッサモジュール425は、マイクロフォンを介してオーディオを受信し、そのオーディオを、受信されたオーディオを表す(たとえば、長さ30msの)パケットに変換し、そのオーディオパケットをトランシーバモジュール410に与え、ユーザが話しているか否かの指示を与えるように構成された音声エンコーダ(図示せず)を含み得る。代替的に、エンコーダはパケットのみをトランシーバモジュール410に与えてよく、パケット自体の供給または抑制/抑圧が、ユーザが話しているか否かの指示を与える。
【0055】
[0060]図4のアーキテクチャによれば、モバイルデバイス115−dは、通信管理モジュール430と、状態モジュール435と、ピア発見モジュール440とをさらに含み得る。通信管理モジュール430は、他のモバイルデバイス115との通信を管理し得る。例として、通信管理モジュール430は、バスを介してモバイルデバイス115−dの他の構成要素の一部または全部と通信している、モバイルデバイス115−dの構成要素であり得る。代替的に、通信管理モジュール430の機能は、トランシーバモジュール410の構成要素として、コンピュータプログラム製品として、および/または、プロセッサモジュール425の1つもしくは複数のコントローラ要素として実装され得る。状態モジュール435は、現在のデバイス状態(たとえば、コンテキスト、認証、基地局関連付け、他の接続性問題)を反映および制御し得る。
【0056】
[0061]ピア発見モジュール440は、他のモバイルデバイス115に対してモバイルデバイス115−dを識別し得る。ピア発見モジュール440はまた、1)基地局105のカバレージエリア外であるモバイルデバイス115であり、それらのモバイルデバイス115は、モバイルデバイス115をMBMSリレーデバイスとして使用し得る、および/または2)モバイルデバイス115−dが基地局105のカバレージエリア外であるとき、モバイルデバイス115−dにサービスをリレーすることを提供することが可能であり得る、カバレージ内モバイルデバイス115など、他のモバイルデバイス115を識別し得る。
【0057】
[0062]ピア発見モジュール440は、ステータスモジュール445、MBMS管理モジュール450、および/または検知モジュール455を含み得る。ステータスモジュール445は、モバイルデバイス115−dがMBMSリレーデバイスとして機能することと、リレーサービスを提供することとが可能であるか否かを決定し得る。ステータスモジュール445はまた、いつモバイルデバイス115−dがMBMSリレーステータスに(または、MBMSリレーステータスから)移行するかを決定し得る。たとえば、ステータスモジュール445は、モバイルデバイス115−dの利用可能な電力または帯域幅、モバイルデバイス115−dがLTEダイレクト、Wi−Fiダイレクト、Wi−Fiアドホック、ブルートゥース、および/または他の能力などを所有するか否か、を分析し得る。モバイルデバイス115−dがリレーサービスを提供することが可能であると決定すると、ステータスモジュール445は、モバイルデバイス115−dのステータスをMBMSリレーステータスに移行させ得る。モバイルデバイス115−dは、次いで、MBMSリレーデバイスとして機能するためのモバイルデバイス115−dの能力を示す、ピア発見信号205をブロードキャストし得る。カバレージ外モバイルデバイス115は、ブロードキャスト信号を受信し、モバイルデバイス115−dをMBMSリレーデバイスとして使用するべきか否かを決定し得る。
【0058】
[0063]1つの構成では、MBMS管理モジュール450は、少なくとも1つのMBMSについての、セルラーネットワークから受信されたサービス告知情報を分析し得る。モジュール450は、サービス告知情報の少なくともサブセットを識別し得る。MBMSサービス告知情報の識別されたサブセットは、ピア発見信号を使用して、1つまたは複数のカバレージ外モバイルデバイスへブロードキャストされ得る。モバイルデバイス115−dは、1つまたは複数のカバレージ外モバイルデバイスへ、MBMSのコンテンツをリレーし得る。
【0059】
[0064]検知モジュール455は、モバイルデバイス115−dが基地局105の範囲外になろうとしているときを検知し得る。検知モジュール455はまた、モバイルデバイス115−dがすでに基地局105の範囲外であるときを決定し得る。モバイルデバイス115−dが基地局105のカバレージエリア外に移行しようとしている(または、すでにカバレージエリア外に移行している)ことを検知すると、モバイルデバイス115−dは、リレーサービスを要求するために、ピア発見信号205をブロードキャストし得る。依然として基地局105のカバレージエリア内にある1つまたは複数のモバイルデバイスは、ブロードキャストを受信し、リレーサービスを提供するべきか否かを決定し得る。
【0060】
[0065]リレーサービス取得モジュール465は、モバイルデバイス115−dにMBMSリレーサービスを提供することが可能な少なくとも1つのMBMSリレーデバイスの各々から、ピア発見信号を受信し得る。リレーサービス取得モジュール465は、次いで、少なくとも1つのMBMSリレーデバイスのうちのどれが、モバイルデバイス115−dのためにMBMSリレーサービスを提供するために使用されるべきであるかを、直接リンク管理モジュール460に示し得る。いくつかの場合には、モジュール465は、そのためのピア発見信号が受信される第1のMBMSリレーデバイスを、MBMSリレーサービスを提供するためのMBMSリレーデバイスとして識別し得る。他の場合には、モジュール465は、MBMSリレーデバイスがMBMSリレーサービスを提供するために受け入れ可能であるか否かを決定するために、1つまたは複数のファクタを分析し得る。たとえば、モジュール465は、候補MBMSリレーデバイスとの通信の信号強度がしきい値を超えるか否かを決定し得る。さらに他の場合には、モジュール465は、候補MBMSリレーデバイスのうちのどれがMBMSリレーサービスを最良に提供することができるかを決定するために、候補MBMSリレーデバイスにおいて比較分析を実施し得る。たとえば、モジュール465は、最良の信号強度を識別するために、候補MBMSリレーデバイスの各々との通信の信号強度を比較し得る。
【0061】
[0066]モバイルデバイス115−dの構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実施するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)とともに、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。言及されたモジュールの各々は、モバイルデバイス115−dの動作に関係する1つまたは複数の機能を実施するための手段であり得る。
【0062】
[0067]図5は、ピア発見モジュール440−aおよび通信管理モジュール430−aの一例のブロック図500である。いくつかの実施形態では、ピア発見モジュール440−aおよび通信管理モジュール430−aは、図4を参照しながら説明されたピア発見モジュール440および通信管理モジュール430の1つまたは複数の態様の例であり得る。
【0063】
[0068]ピア発見モジュール440−aは、MBMS管理モジュール450−a、ステータスモジュール445−a、および/またはピア発見信号生成モジュール515を含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信中であり得る。いくつかの実施形態では、MBMS管理モジュール450−aおよび/またはステータスモジュール445−aは、図4を参照しながら説明されたそれぞれのMBMS管理モジュール450および/またはステータスモジュール445の1つまたは複数の態様の例であり得る。
【0064】
[0069]ピア発見モジュール440−aおよび通信管理モジュール430−aの構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実施するように適応された1つまたは複数のASICとともに、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。
【0065】
[0070]MBMS管理モジュール450−aは、サービス告知分析モジュール505および/またはサービス告知選択モジュール510を含み得る。サービス告知分析モジュール505−aは、たとえば、少なくとも1つのMBMSの様々なパラメータを決定するために、少なくとも1つのMBMSについて受信されたMBMSサービス告知情報を分析し得る。MBMSのためのパラメータは、たとえば、MBMSのアイデンティティと、どのようにMBMSのメンバーになるべきかの情報とを示す、パラメータを含み得る。例示的なパラメータはまた、または代替的に、IPマルチキャストアドレス、ソースIPアドレス、サービスタイプ、サービススケジュール(たとえば、開始および/もしくは停止時間)、ビットレート、ならびに/またはレイテンシ要件を含み得る。
【0066】
[0071]サービス告知選択モジュール510は、カバレージ外モバイルデバイス115へのブロードキャストのために、少なくとも1つのMBMSの受信されたパラメータのうちの1つまたは複数を識別または選択し得る。選択されたパラメータは、受信されたサービス告知情報のサブセット(たとえば、部分的または選択されたサービス告知情報)を定義し得、そのサブセットは、限定された量の情報を搬送することが可能なピア発見信号を介したブロードキャストに適している。
【0067】
[0072]ステータスモジュール445−aは、モバイルデバイス115がMBMSリレーデバイスとして機能することと、少なくとも1つのMBMSのためのリレーサービスを提供することとが可能であるか否かを決定し得る。ステータスモジュール445−aはまた、いつモバイルデバイス115がMBMSリレーステータスに(または、MBMSリレーステータスから)移行するかを決定し得る。いくつかの場合には、ステータスモジュール445−aは、モバイルデバイス115の利用可能な動作電力がしきい値を超えるか否かを決定し得る。いくつかの場合には、ステータスモジュール445−aは、モバイルデバイス115の利用可能な動作電力が動作電力しきい値を超えると決定すると、モバイルデバイス115をMBMSリレーステータスに移行させ得る。さもなければ、モバイルデバイス115は、非リレーステータスにおいて維持され得る。このようにして、ステータスモジュール445−aは、たとえば、モバイルデバイス115がそれ自体の機能ならびにリレーサービスを提供するために十分な動作電力を有するか否かを決定し得る。
【0068】
[0073]ステータスモジュール445−aはまた、モバイルデバイス115の利用可能な送信帯域幅がしきい値を超えるか否かを決定し得る。いくつかの場合には、ステータスモジュール445−aは、モバイルデバイス115の利用可能な帯域幅が利用可能帯域幅しきい値を超えると決定すると、モバイルデバイス115をMBMSリレーステータスに移行させ得る。さもなければ、モバイルデバイス115は、非リレーステータスにおいて維持され得る。このようにして、ステータスモジュール445−aは、たとえば、モバイルデバイス115がそれ自体の機能ならびにリレーサービスをサービスするために十分な帯域幅を有することを保証し得る。
【0069】
[0074]ステータスモジュール445−aは、基地局105のカバレージエリアの外側で動作する少なくとも1つのモバイルデバイス115から(すなわち、少なくとも1つのカバレージ外モバイルデバイス115から)情報を受信し得る。いくつかの場合には、この情報は、少なくとも1つのカバレージ外モバイルデバイス115によってブロードキャストされた1つまたは複数のピア発見信号において受信され得る。この情報は、たとえば、各カバレージ外モバイルデバイス115のアイデンティティ、および/またはリンク品質推定値(たとえば、少なくとも1つのカバレージ外モバイルデバイス115と通信するために必要とされる1つまたは複数のリンクの品質の推定値)を含み得る。
【0070】
[0075]いくつかの場合には、MBMSリレーステータスに移行するべきか否かに関する決定はまた、または代替的に、MBMSリレーステータスへの移行を検討するデバイスに近接しているカバレージ外モバイルデバイス115の数、受信または決定されたリンク品質推定値、ならびに/あるいは、少なくとも1つのMBMSの存在および/または特定のMBMSもしくは特定のタイプのMBMSの存在など、1つまたは複数のパラメータまたは状態に基づき得る。典型的に、ステータスモジュール445−aは、リレーサービスのためのリソースを割り振る前に、そのデバイスのコア機能またはミッション機能のためのリソースを割り振るようにプログラムされ得る。ただし、いくつかの場合には、デバイスのコア機能またはミッション機能は、リレーサービスを含んでよく、その場合、より高い優先度が、リレーサービスのためのリソースを割り振ることに与えられ得る。
【0071】
[0076]いくつかの場合には、リンク品質推定値が、ステータスモジュール445−aによって、期待される送信の期待されるピアツーピア(すなわち、デバイス間)ブロードキャストまたはユニキャストデータレートを導出するために使用され得る。期待されるデータレートは、MBMSリレーステータスに移行するべきか否かを決定するとき、ステータスモジュール445−aによって考慮に入れられ得る。
【0072】
[0077]ステータスモジュール445−aは、少なくとも1つのMBMSの1つまたは複数の識別されたパラメータに基づいて、MBMSリレーステータスに移行するか、または少なくとも1つのMBMSのためのリレーサービスを提供するべきか否かをさらに決定し得る。たとえば、ステータスモジュール445−aは、MBMSのサービス品質(QoS)要件(たとえば、レイテンシ要件)を識別し、それがQoS要件を満たすために十分な利用可能な帯域幅を有するか否かを決定し得る。さらなる例として、ステータスモジュール445−aはまた、(または代替的に)MBMSのためのサービススケジュールを識別し、それがMBMSのサービススケジュールを満足することができるか否かを決定し得る。いくつかの場合には、ステータスモジュール445−aは、そのデバイスがMBMSの要件を遂行することができないので、1つまたは複数のMBMSのためのリレーサービスを提供することができないと決定し得る(たとえば、高品質MP4ビデオストリーミングMBMSのデータレートが、リンクの最大ピアツーピアブロードキャストまたはユニキャストデータレートを超える場合、ステータスモジュール445−aは、1)MBMSリレーステータスに移行しないこと、または2)特定のMBMSのためのリレーサービスを提供しないことを決定し得る)。
【0073】
[0078]ステータスモジュール445−aは、いくつかの場合には、リレーサービスを提供するための能力を決定するとき、追加または代替的なファクタを分析し得る。たとえば、ステータスモジュール445−aは、モバイルデバイス115がLTEダイレクト能力を所有するか否かを決定し得る。
【0074】
[0079]いくつかの実施形態では、ステータスモジュール445−aは、周期的に、またはトリガリングイベント時に、モバイルデバイス115をMBMSリレーステータスに移行させるべきか否かを決定し得る。いくつかの場合には、トリガリングイベントは、モバイルデバイス115による、MBMSサービス告知情報、またはカバレージ外モバイルデバイス115によってブロードキャストされたカバレージ外ステータスインジケータもしくはMBMSクエリの受信であり得る。そのような情報または信号を受信すると、ステータスモジュール445−aは、そのデバイスがMBMSリレーステータスに移行し、MBMSリレーサービスを提供することができるか否かを決定し得る。
【0075】
[0080]ステータスモジュール445−aがデバイスをMBMSリレーステータスに移行させる場合には、ピア発見信号生成モジュール515は、ブロードキャストデバイスのアイデンティティを示し、ブロードキャスティングデバイスのMBMSリレーステータス(すなわち、MBMSリレーデバイスとして機能するためのモバイルデバイス115の能力)を示し、受信されたMBMSサービス告知情報の少なくともサブセットを含む、ピア発見信号をブロードキャストし得る。カバレージ外モバイルデバイス115は、ピア発見信号を受信し、ブロードキャスティングデバイスをMBMSリレーデバイスとして使用するべきか否かを決定し得る。
【0076】
[0081]通信管理モジュール430−aの直接リンク管理モジュール460−aは、MBMSリレーサービスを必要とするモバイルデバイス115(すなわち、少なくとも1つの他のモバイルデバイス115)との直接リンク(たとえば、ピアツーピアリンク)の確立を容易にし得る。その後、それにおいてピア発見モジュール440−aおよび通信管理モジュール430−aが実装されるモバイルデバイス115は、基地局105から、MBMSリレーサービスを必要とするモバイルデバイス115へ、少なくとも1つのMBMS送信(たとえば、少なくとも1つのマルチキャストストリーム)を受信および再送信し得る。
【0077】
[0082]図6は、ピア発見モジュール440−bの一例のブロック図600である。いくつかの実施形態では、ピア発見モジュール440−bは、図4および/または図5を参照しながら説明されたピア発見モジュール440の1つまたは複数の態様の一例であり得る。ピア発見モジュール440−bは、MBMS管理モジュール450−b、ステータスモジュール445−b、および/またはピア発見信号生成モジュール515−aを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信中であり得る。いくつかの実施形態では、モジュール450−b、445−b、515−aの各々は、図4および/または図5を参照しながら説明され同様に名前が付けられたモジュールの1つまたは複数の態様の一例であり得る。
【0078】
[0083]ピア発見モジュール440−bの構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実施するように適応された1つまたは複数のASICとともに、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。
【0079】
[0084]図6は、ピア発見モジュール440−bが、複数のMBMSのためのコンテンツ(たとえば、MBMSストリームA〜N)を受信するが、それらのストリームのうちの選択された1つまたは複数(たとえば、MBMSストリームB)のみをリレーし得ることを示す。ストリームは、選択された1つまたは複数のMBMSに関連付けられたコンテンツを受信することを所望する、少なくとも1つのカバレージ外モバイルデバイス115の受信された1つまたは複数の要求に基づいて、リレーするために選択され得る。
【0080】
[0085]図7は、ピア発見モジュール440−cおよび通信管理モジュール430−bの一例のブロック図700である。いくつかの実施形態では、ピア発見モジュール440−cおよび通信管理モジュール430−bは、図4を参照しながら説明されたピア発見モジュール440および通信管理モジュール430の1つまたは複数の態様の例であり得る。ピア発見モジュール440−cは、MBMS管理モジュール450−c、検知モジュール455−c、ピア発見信号生成モジュール515−b、および/またはリレーサービス取得モジュール465−aを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信中であり得る。いくつかの実施形態では、モジュール450−c、445−c、515−b、465−aの各々は、図4図5、および/または図6を参照しながら説明され同様に名前が付けられたモジュールの1つまたは複数の態様の一例であり得る。
【0081】
[0086]ピア発見モジュール440−cおよび通信管理モジュール430−bの構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部または全部を実施するように適応された1つまたは複数のASICとともに、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。
【0082】
[0087]図7は、ピア発見モジュール440−cが、カバレージ外モバイルデバイス115中に存在するとき、いくつかのカバレージ内モバイルデバイスによって送られたいくつかのピア発見信号から、複数のMBMS(たとえば、MBMSストリームA〜N)についてのMBMSサービス告知情報のサブセットを受信し得ることを示す。サービス告知情報のサブセットは、MBMS管理モジュール450−cによって受信され、サービス告知分析モジュール505−aによって分析され得る。たとえば、サービス告知情報は、特定のMBMSが、サービス告知情報を送信したデバイスから利用可能であるか否かを決定するために、分析され得る。それにおいてサービス告知情報のサブセットが受信されるピア発見信号もまた、分析され得る。たとえば、ピア発見信号の強度は、(たとえば、ピア発見信号の信号強度がしきい値を超えること、および/または、ピア発見信号が、特定のMBMSに関連付けられた受信されたピア発見信号のうちの最強のものであることに基づいて)いくつかの候補MBMSリレーデバイスのうちのどれがMBMSを最良に提供することができるかを決定するために、分析され得る。サービス告知選択モジュール510−aは、次いで、各カバレージ内モバイルデバイスから受信されたピア発見信号中に含まれる部分または完全サービス告知情報に基づいて、MBMSを選択し、そのMBMSを最良に提供することができるMBMSリレーデバイスを選択し得る。ピア発見信号生成モジュール515−bは、選択されたMBMSに加入するための要求を送信し得る。いくつかの場合には、この要求は、ピア発見信号において送信されてよく、そのためにカバレージ外モバイルデバイス115がMBMSリレーサービスを要求中であるMBMSの明示的な情報を含み得る。
【0083】
[0088]リレーサービス取得モジュール465−aは、それにおいてモジュール440−c、430−bが位置するモバイルデバイスに、MBMSリレーサービスを提供することが可能な、少なくとも1つのMBMSリレーデバイスの各々から、ピア発見信号を受信し得る。リレーサービス取得モジュール465−aは、次いで、少なくとも1つのMBMSリレーデバイスのうちのどれが、それにおいてモジュール440−c、430−bが位置するモバイルデバイスのために、MBMSリレーサービスを提供するために使用されるべきであるかを、直接リンク管理モジュール460−bに示し得る。いくつかの場合には、モジュール465−aは、そのためのピア発見信号が受信される第1のMBMSリレーデバイスを、MBMSリレーサービスを提供するためのMBMSリレーデバイスとして識別し得る。他の場合には、モジュール465−aは、MBMSリレーデバイスがMBMSリレーサービスを提供するために受け入れ可能であるか否かを決定するために、1つまたは複数のファクタを分析し得る。たとえば、モジュール465−aは、候補MBMSリレーデバイスとの通信の信号強度がしきい値を超えるか否かを決定し得る。さらに他の場合には、モジュール465−aは、候補MBMSリレーデバイスのうちのどれがMBMSリレーサービスを最良に提供することができるかを決定するために、候補MBMSリレーデバイスにおいて比較分析を実施し得る。たとえば、モジュール465−aは、最良の信号強度を識別するために、候補MBMSリレーデバイスの各々との通信の信号強度を比較し得る。
【0084】
[0089]図8は、MBMSを管理するための方法800の一実施形態を示すフローチャートである。明快のために、方法800について、図1図2図3、および/もしくは図4を参照しながら説明されたモバイルデバイス115のうちの1つもしくは複数、ならびに/または、図4図5図6、および/もしくは図7を参照しながら説明されたピア発見モジュール440の態様を参照しながら、以下で説明される。いくつかの実装形態では、ピア発見モジュール440は、以下で説明される機能を実施するようにモバイルデバイス115の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
【0085】
[0090]ブロック805で、サービス告知情報が、少なくとも1つのMBMSについて受信され得る。サービス告知情報は、いくつかの場合にはモバイルデバイス115であり得る、デバイスまたはUEにおいて受信され得る。いくつかの実施形態では、サービス告知情報は、図4図5図6、および/または図7を参照しながら説明されたピア発見モジュール440および/またはMBMS管理モジュール450を使用して、受信され得る。
【0086】
[0091]ブロック810で、サービス告知情報の少なくともサブセットが、ピア発見信号において(たとえば、ブロック805でそれが受信されるところのデバイスまたはUEから)ブロードキャストされ得る。いくつかの実施形態では、ピア発見信号は、図4図5図6、および/もしくは図7を参照しながら説明されたピア発見モジュール440、ならびに/または、図5図6、および/もしくは図7を参照しながら説明されたピア発見信号生成モジュール515を使用して、ブロードキャストされ得る。
【0087】
[0092]ブロック815で、少なくとも1つのMBMSのコンテンツが、(たとえば、デバイスまたはUEから)基地局のカバレージエリアの外側で動作する少なくとも1つのモバイルデバイス115へリレーされ得る。いくつかの実施形態では、コンテンツは、図4図5図6、および/または図7を参照しながら説明された通信管理モジュール430および/または直接リンク管理モジュール460を使用して、リレーされ得る。
【0088】
[0093]したがって、方法800は、MBMSを管理するために使用され得る。方法800は一実装形態にすぎず、方法800の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成またはさもなければ修正されてよいことに留意されたい。
【0089】
[0094]図9は、MBMSを管理するための方法900の別の実施形態を示すフローチャートである。明快のために、方法900について、図1図2図3、および/もしくは図4を参照しながら説明されたモバイルデバイス115のうちの1つもしくは複数、ならびに/または、図4図5図6、および/もしくは図7を参照しながら説明されたピア発見モジュール440の態様を参照しながら、以下で説明される。いくつかの実装形態では、ピア発見モジュール440は、以下で説明される機能を実施するようにモバイルデバイス115の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
【0090】
[0095]ブロック905で、情報が、基地局105のカバレージエリアの外側で動作する少なくとも1つのモバイルデバイス115から(すなわち、少なくとも1つのカバレージ外モバイルデバイス115から)受信され得る。この情報は、いくつかの場合にはモバイルデバイス115であり得る、デバイスまたはUEにおいて受信され得る。いくつかの場合には、この情報は、少なくとも1つのカバレージ外モバイルデバイス115によってブロードキャストされた1つまたは複数のピア発見信号において受信され得る。ピア発見信号は、周期的に、または1つもしくは複数のイベントの発生時に(たとえば、モバイルデバイス115が基地局105のカバレージエリアを離れるとき、または、モバイルデバイス115がカバレージを失おうとしている可能性があると決定するとき)、ブロードキャストされ得る。この情報は、たとえば、各カバレージ外モバイルデバイス115のアイデンティティ、および/またはリンク品質推定値(たとえば、少なくとも1つのカバレージ外モバイルデバイス115と通信するために必要とされる1つまたは複数のリンクの品質の推定値)を含み得る。
【0091】
[0096]少なくとも1つのカバレージ外モバイルデバイス115から情報を受信するデバイスは、基地局105のカバレージエリア内で動作してよく、または、1つまたは複数のMBMSリレーデバイスと通信中であってよく、そのうちの少なくとも1つは、基地局105のカバレージエリア内で動作する。いくつかの実施形態では、基地局105のカバレージエリアの外側で動作する少なくとも1つのモバイルデバイス115から受信される情報は、図4図5図6、および/もしくは図7を参照しながら説明されたピア発見モジュール440および/またはステータスモジュール445を使用して、受信され得る。
【0092】
[0097]ブロック910で、サービス告知情報が、少なくとも1つのMBMSについて受信され得る。サービス告知情報は、基地局105から受信されてよく、いくつかの場合には、1つまたは複数のMBMSリレーデバイスを介して受信され得る。いくつかの実施形態では、サービス告知情報は、図4図5図6、および/または図7を参照しながら説明されたピア発見モジュール440および/またはMBMS管理モジュール450を使用して、受信され得る。
【0093】
[0098]受信されたサービス告知情報は、少なくとも1つのMBMSの1つまたは複数のパラメータを含み得る。MBMSのためのパラメータは、たとえば、MBMSのアイデンティティと、どのようにMBMSのメンバーになるべきかの情報とを示す、パラメータを含み得る。例示的なパラメータはまた、または代替的に、IPマルチキャストアドレス、ソースIPアドレス、サービスタイプ、サービススケジュール(たとえば、開始および/もしくは停止時間)、ビットレート、ならびに/またはレイテンシ要件を含み得る。
【0094】
[0099]ブロック915で、MBMSリレーステータスに移行するべきか否かに関する決定が行われ得る。MBMSリレーステータスは、MBMSリレーデバイスとして機能し、少なくとも1つのMBMSのコンテンツをリレーするための、デバイスの能力を示し得る。
【0095】
[0100]いくつかの場合には、MBMSリレーステータスに移行するべきか否かに関する決定は、MBMSリレーステータスへの移行を検討するデバイスに近接しているカバレージ外モバイルデバイス115の数、受信または決定されたリンク品質推定値、少なくとも1つのMBMSの存在および/または特定のMBMSもしくは特定のタイプのMBMSの存在、ならびに/あるいは、それについてのサービス告知情報が受信されるMBMSの一部または全部のためのデータをリレーするための、デバイスの能力など、1つまたは複数のパラメータまたは状態に基づき得る。MBMSの一部または全部をリレーするためのデバイスの能力は、たとえば、デバイスの利用可能な動作電力、デバイスの利用可能な帯域幅、および/または他のファクタに基づき得る。典型的に、デバイスは、リレーサービスのためのリソースを割り振る前に、そのコア機能またはミッション機能のためのリソースを割り振るようにプログラムされ得る。ただし、いくつかの場合には、デバイスのコア機能またはミッション機能は、リレーサービスを含んでよく、その場合、より高い優先度が、リレーサービスのためのリソースを割り振ることに与えられ得る。
【0096】
[0101]いくつかの場合には、リンク品質推定値が、候補MBMSリレーデバイスまたは少なくとも1つのカバレージ外モバイルデバイスによって行われることが期待される送信の、期待されるピアツーピア(すなわち、デバイス間)ブロードキャストまたはユニキャストデータレートを導出するために使用され得る。期待されるデータレートは、MBMSリレーステータスに移行するべきか否かを決定するとき、考慮に入れられ得る。
【0097】
[0102]デバイスは、少なくとも1つのMBMSの1つまたは複数の識別されたパラメータに基づいて、MBMSリレーステータスに移行するか、または少なくとも1つのMBMSのためのリレーサービスを提供するべきか否かをさらに決定し得る。たとえば、デバイスは、MBMSのサービス品質(QoS)要件(たとえば、レイテンシ要件)を識別し、それがQoS要件を満たすために十分な利用可能な帯域幅を有するか否かを決定し得る。さらなる例として、デバイスはまた、(または代替的に)MBMSのためのサービススケジュールを識別し、それがMBMSのサービススケジュールを満足することができるか否かを決定し得る。いくつかの場合には、デバイスは、それがMBMSの要件を遂行することができないので、1つまたは複数のMBMSのためのリレーサービスを提供することができないと決定し得る(たとえば、高品質MP4ビデオストリーミングMBMSのデータレートが、リンクの最大ピアツーピアブロードキャストまたはユニキャストデータレートを超える場合、デバイスは、1)MBMSリレーステータスに移行しないこと、または2)特定のMBMSのためのリレーサービスを提供しないことを決定し得る)。
【0098】
[0103]いくつかの実施形態では、MBMSリレーステータスに移行するための決定は、図4図5図6、および/または図7を参照しながら説明されたピア発見モジュール440および/またはステータスモジュール445を使用して行われ得る。
【0099】
[0104]ブロック920で、サービス告知情報の少なくともサブセットが、ピア発見信号においてブロードキャストされ得る。いくつかの場合には、サービス告知情報の少なくともサブセットは、特定のMBMSのためのデータをリレーするためのデバイスの能力に基づいて選択され得る。デバイスの識別情報(たとえば、MBMSのためのMBMSリレーデバイスとして機能することが可能なデバイスを識別する情報)、および/またはMBMSリレーステータスもまた、ピア発見信号においてブロードキャストされ得る。いくつかの場合には、すべての受信されたサービス告知情報をブロードキャストすることが実現可能であり得るが、ピア発見信号においてブロードキャストされ得る情報の量は、限定され得る。これらの場合には、受信されたサービス告知情報の一部(すなわち、部分的なまたは選択されたサービス告知情報)のみがブロードキャストされ得る。たとえば、受信されたサービス告知情報のいくつかのパラメータのみがブロードキャストされ得る。カバレージ外モバイルデバイス115は、次いで、必要とされるとき、残りのサービス告知情報を要求し得る。
【0100】
[0105]いくつかの場合には、MBMSサービス告知情報が受信されたという告知のみが、ピア発見信号においてブロードキャストされ得る。カバレージ外モバイルデバイス115は、次いで、関与する場合、MBMSサービス告知情報を要求し得る。カバレージ外モバイルデバイス115は、特定のMBMSリレーデバイスへ要求を送信することによって、または、サービス告知情報を有し得るすべてのMBMSリレーデバイスへ要求をブロードキャストすることによって、MBMSサービス告知情報を要求し得る。
【0101】
[0106]いくつかの実施形態では、ピア発見信号は、図4図5図6、および/もしくは図7を参照しながら説明されたピア発見モジュール440、ならびに/または、図5図6、および/もしくは図7を参照しながら説明されたピア発見信号生成モジュール515を使用して、ブロードキャストされ得る。
【0102】
[0107]ブロック925で、サービスをリレーするための要求が、別のモバイルデバイス115から(たとえば、基地局105のカバレージエリアの外側で動作する少なくとも1つのモバイルデバイス115のうちの1つから)受信され得る。いくつかの実施形態では、この要求は、図4図5図6、および/または図7を参照しながら説明されたピア発見モジュール440を使用して、受信され得る。
【0103】
[0108]ブロック930で、直接リンク(たとえば、ピアツーピアリンク)が、少なくとも1つのカバレージ外モバイルデバイス115のうちの1つまたは複数と、確立され得る。いくつかの場合には、直接リンクは、ポイントツーポイントリンクであり得る。他の場合には、直接リンクは、ポイントツーマルチポイントリンクの一部であり得る。いくつかの実施形態では、直接リンクは、図4図5図6、および/または図7を参照しながら説明された通信管理モジュール430および/または直接リンク管理モジュール460を使用して、確立され得る。
【0104】
[0109]ブロック935で、少なくとも1つのMBMSのコンテンツが基地局105によって送達されることになるという通知が、(たとえば、方法900を実施するデバイスにおいて)受信され得る。
【0105】
[0110]ブロック940で、および、少なくとも1つのMBMSのコンテンツが送達されることになるという通知を受信すると、通知が、その少なくとも1つのMBMSを要求した少なくともカバレージ外モバイルデバイス115へ送信され得る。
【0106】
[0111]ブロック945で、少なくとも1つのMBMSのコンテンツが、(たとえば、方法900を実施するデバイスにおいて)受信され得る。このコンテンツは、少なくとも1つのMBMSの少なくとも1つのマルチキャストストリームを含み得る。
【0107】
[0112]ブロック950で、少なくとも1つのMBMSの受信されたコンテンツが、その少なくとも1つのMBMSを要求したカバレージ外モバイルデバイスへリレーされ得る。リレーすることは、たとえば、カバレージ外モバイルデバイスへ、少なくとも1つのMBMSの少なくとも1つのマルチキャストストリームを再送信することを含み得る。いくつかの場合には、コンテンツは、ブロック930で確立された直接リンクを介して(たとえば、1つまたは複数のポイントツーポイントリンクおよび/またはポイントツーマルチポイントリンクを介して)、リレーされ得る。いくつかの実施形態では、コンテンツは、図4を参照しながら説明されたピア発見モジュール440および/または直接リンク管理モジュール460を使用して、リレーされ得る。
【0108】
[0113]したがって、方法900は、MBMSを管理するために使用され得る。方法900は一実装形態にすぎず、方法900の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成またはさもなければ修正されてよいことに留意されたい。
【0109】
[0114]図10は、MBMSを管理するための方法1000の一実施形態を示すフローチャートである。明快のために、方法1000について、図1図2図3、および/もしくは図4を参照しながら説明されたモバイルデバイス115のうちの1つもしくは複数、ならびに/または、図4図5図6、および/もしくは図7を参照しながら説明されたピア発見モジュール440の態様を参照しながら、以下で説明される。いくつかの実装形態では、ピア発見モジュール440は、以下で説明される機能を実施するようにモバイルデバイス115の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
【0110】
[0115]ブロック1005で、カバレージ外ステータスインジケータまたはMBMSクエリ(たとえば、MBMSコンテンツをリレーするための要求)が、第1のピア発見信号においてブロードキャストされ得る。カバレージ外ステータスインジケータまたはMBMSクエリは、いくつかの場合には、モバイルデバイス115によってブロードキャストされてよく、モバイルデバイス115の、基地局105へ/からのリレーサービスのための必要性、および/または、モバイルデバイス115の、少なくとも1つのMBMSを受信(もしくは維持)するための希望を示し得る。いくつかの実施形態では、この信号は、図4図5図6、および/もしくは図7を参照しながら説明されたピア発見モジュール440、ならびに/または、図5図6、および/もしくは図7を参照しながら説明されたピア発見信号生成モジュール515を使用して、ブロードキャストされ得る。
【0111】
[0116]ブロック1010で、第2のピア発見信号が、少なくとも1つのMBMSリレーデバイスから受信され得る。第2のピア発見信号は、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報の少なくともサブセットを含み得る。第2のピア発見信号はまた、MBMSリレーデバイスとして機能するための、少なくとも1つの他のモバイルデバイス115の能力を示し得る(たとえば、ピア発見信号が、少なくとも1つの他のモバイルデバイス115の各々から受信されてよく、各ピア発見信号は、少なくとも1つの他のモバイルデバイス115のうちのそれぞれ1つがMBMSリレーデバイスとして機能することが可能であるか否かを示し得る)。
【0112】
[0117]いくつかの場合には、モバイルデバイス115は、基地局105のカバレージエリアの外側で動作してよく、少なくとも1つの他のモバイルデバイス115は、基地局105のカバレージエリア内で動作してよい。代替的に、他のモバイルデバイス115のうちの1つまたは複数は、それらのそれぞれの基地局105のためのMBMSリレーデバイスとして働き得る。
【0113】
[0118]いくつかの実施形態では、ブロック1010における動作は、図4図5図6、および/もしくは図7を参照しながら説明されたピア発見モジュール440、ならびに/または、図4を参照しながら説明されたリレーサービス取得モジュール465を使用して、実施され得る。
【0114】
[0119]したがって、方法1000は、MBMSを管理するために使用され得る。方法1000は一実装形態にすぎず、方法1000の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成またはさもなければ修正されてよいことに留意されたい。
【0115】
[0120]図11は、MBMSを管理するための方法1100の一実施形態を示すフローチャートである。明快のために、方法1100について、図1図2図3、および/もしくは図4を参照しながら説明されたモバイルデバイス115のうちの1つもしくは複数、ならびに/または、図4図5図6、および/もしくは図7を参照しながら説明されたピア発見モジュール440の態様を参照しながら、以下で説明される。いくつかの実装形態では、ピア発見モジュール440は、以下で説明される機能を実施するようにモバイルデバイス115の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
【0116】
[0121]ブロック1105で、モバイルデバイス115は、カバレージ外ステータスを検知し得る。いくつかの場合には、カバレージ外ステータスは、基地局105のカバレージエリアの外側で動作するとき(または、それに続いて)検知され得る。他の場合には、カバレージ外ステータスは、基地局105のカバレージエリアの外側で動作するより前に検知され得る(たとえば、モバイルデバイス115は、弱まっていく信号強度および/または他のファクタに基づいて、それが基地局105のカバレージエリアを出つつあると決定し得る)。いくつかの実施形態では、カバレージ外ステータスは、図4を参照しながら説明されたような、ピア発見モジュール440および/または検知モジュール455を使用して、検知され得る。
【0117】
[0122]ブロック1110で、カバレージ外ステータスインジケータまたはMBMSクエリ(たとえば、MBMSコンテンツをリレーするための要求)が、第1のピア発見信号においてブロードキャストされ得る。カバレージ外ステータスインジケータまたはMBMSクエリは、いくつかの場合には、モバイルデバイス115によってブロードキャストされてよく、モバイルデバイス115の、基地局105へ/からのリレーサービスのための必要性、および/または、モバイルデバイス115の、少なくとも1つのMBMSを受信(もしくは維持)するための希望を示し得る。いくつかの実施形態では、この信号は、図4図5図6、および/もしくは図7を参照しながら説明されたピア発見モジュール440、ならびに/または、図5図6、および/もしくは図7を参照しながら説明されたピア発見信号生成モジュール515を使用して、ブロードキャストされ得る。
【0118】
[0123]ブロック1115で、第2のピア発見信号が、少なくとも1つのMBMSリレーデバイスから受信され得る。第2のピア発見信号は、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報の少なくともサブセットを含み得る。第2のピア発見信号はまた、MBMSリレーデバイスとして機能するための、少なくとも1つの他のモバイルデバイス115の能力を示し得る(たとえば、ピア発見信号が、少なくとも1つの他のモバイルデバイス115の各々から受信されてよく、各ピア発見信号は、少なくとも1つの他のモバイルデバイス115のうちのそれぞれ1つがMBMSリレーデバイスとして機能することが可能であるか否かを示し得る)。
【0119】
[0124]いくつかの場合には、モバイルデバイス115は、基地局105のカバレージエリアの外側で動作してよく、少なくとも1つの他のモバイルデバイス115は、基地局105のカバレージエリア内で動作してよい。代替的に、他のモバイルデバイス115のうちの1つまたは複数は、それらのそれぞれの基地局105のためのMBMSリレーデバイスとして働き得る。
【0120】
[0125]いくつかの実施形態では、ブロック1115における動作は、図4図5図6、および/もしくは図7を参照しながら説明されたピア発見モジュール440、ならびに/または、図4を参照しながら説明されたリレーサービス取得モジュール465を使用して、実施され得る。
【0121】
[0126]ブロック1120で、MBMSのコンテンツを送達するためのMBMSリレーデバイスが識別され得る。MBMSリレーデバイスは、たとえば、特定のMBMSが、ピア発見信号を送信したデバイスから利用可能であるか否かを決定するために、少なくとも1つの第2のピア発見信号の各々を分析することと、(たとえば、ピア発見信号の信号強度がしきい値を超えること、および/または、ピア発見信号が、受信されたピア発見信号のうちの最強のものであることに基づいて)いくつかの候補MBMSリレーデバイスのうちのどれがMBMSを最良に提供することができるかを決定するために、受信されたピア発見信号の信号強度などのファクタを分析することとによって、識別され得る。
【0122】
[0127]ブロック1125で、識別されたMBMSリレーデバイスに関連付けるための手順が開始され得る。この手順は、識別されたMBMSリレーデバイスとの直接リンク(たとえば、ピアツーピアリンク)の確立を生じ得る。いくつかの場合には、直接リンクは、ポイントツーポイントリンクであり得る。他の場合には、直接リンクは、それにおいてモバイルデバイス115が、共通のMBMSリレーデバイスによってサービスされた複数のポイントのうちの1つである、ポイントツーマルチポイントリンクの一部であり得る。いくつかの実施形態では、直接リンクは、図4を参照しながら説明された通信管理モジュール430および/または直接リンク管理モジュール460を使用して、確立され得る。
【0123】
[0128]ブロック1130で、特定のMBMSに加入するための要求が、識別されたMBMSリレーデバイスへ送信され得る。この要求は、そのターゲットにされたMBMSのIPアドレスへのIGMP/MLD加入メッセージを含み得る。この要求は、MBMSリレーデバイスからコアネットワークへリレーされ得る。コアネットワークのデバイスおよび/またはアプリケーションは、次いで、モバイルデバイス115が特定のMBMSの許可された加入者であるか、または特定のMBMSに加入する資格があるか否かを決定し得る。
【0124】
[0129]モバイルデバイス115が特定のMBMSの加入者であるか、または特定のMBMSに加入する資格があると仮定すると、ブロック1135で、特定のMBMSのコンテンツ(または、複数のMBMSのコンテンツ)が、識別されたMBMSリレーデバイスを介して受信され得る。
【0125】
[0130]いくつかの場合には、MBMSに加入しているカバレージ外モバイルデバイス115は、MBMSの1つまたは複数の加入者にアドレス指定されたコンテンツをブロードキャストし得る。そのような場合、コンテンツは、1つまたは複数の加入者への配信のために、(たとえば、モバイルデバイス115からMBMSリレーデバイスへのアップリンクを介して)識別されたMBMSリレーデバイスによって、ネットワークサーバへリレーされ得る。
【0126】
[0131]したがって、方法1100は、MBMSを管理するために使用され得る。方法1100は一実装形態にすぎず、方法1100の動作は、他の実装形態が可能であるように再構成またはさもなければ修正されてよいことに留意されたい。
【0127】
[0132]添付の図面に関して上記に記載された発明を実施するための形態は、例示的な実施形態について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る実施形態のみを表すものではない。この説明全体にわたって使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の実施形態よりも有利な」を意味しない。発明を実施するための形態は、説明された技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。場合によっては、説明された実施形態の概念を不明瞭にしないために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形態で示される。
【0128】
[0133]本明細書で説明される技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のシステムなどの様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000規格と、IS−95規格と、IS−856規格とをカバーする。IS−2000リリース0およびAは、通常、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、通常、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))とCDMAの他の変形形態とを含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPPのロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と呼ばれる組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と呼ばれる組織からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上記のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。ただし、以下の説明では、例としてLTEシステムについて説明し、以下の説明の大部分においてLTE用語が使用されるが、本技法はLTE適用例以外に適用可能である。
【0129】
[0134]様々な開示される実施形態のいくつかに適応し得る通信ネットワークは、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。たとえば、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤでの通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを介して通信するために、パケットセグメンテーションとリアセンブリとを実施し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実施し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するためにMACレイヤにおいて再送信を行うためにハイブリッドARQ(HARQ)を使用し得る。物理レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
【0130】
[0135]情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0131】
[0136]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装され得る。プロセッサは、場合によっては、メモリと電子通信していてもよく、メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を記憶する。
【0132】
[0137]本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲および趣旨内にある。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の一部が異なる物理的な場所で実装されるように分散されることを含む、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」で終わる項目の列挙中で使用される「または」は選言的列挙を示しており、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙は、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味する。
【0133】
[0138]コンピュータプログラム製品またはコンピュータ可読媒体はいずれも、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ可読記憶媒体と通信媒体とを含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態の所望のコンピュータ可読プログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備え得る。また、任意の接続がコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモート光源から送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイ(登録商標)ディスクを含み、この場合、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生し、一方ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0134】
[0139]本開示についての以上の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように提供される。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。本開示全体にわたって、「例」または「例示的」という用語は、一例または一事例を示すものであり、言及された例についての選好を暗示せず、または必要としない。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示される原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明が付記される。
[1]マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を管理するための方法であって、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報を受信することと、ピア発見信号において、前記サービス告知情報の少なくともサブセットをブロードキャストすることと、基地局のカバレージエリアの外側で動作する少なくとも1つのモバイルデバイスへ、前記少なくとも1つのMBMSのコンテンツをリレーすることとを備える方法。
[2]前記ピア発見信号においてブロードキャストするために、前記サービス告知情報の前記少なくともサブセットを選択することをさらに備える、[1]に記載の方法。
[3]前記少なくとも1つのMBMSの1つまたは複数のパラメータを識別することと、前記少なくとも1つのMBMSの前記識別された1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記少なくとも1つのMBMSのためのリレーサービスを提供するべきか否かを決定することとをさらに備える、[1]に記載の方法。
[4]前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツが前記基地局によって送達されることになるという第1の通知を受信することをさらに備える、[1]に記載の方法。
[5]前記第1の通知を受信すると、前記少なくとも1つのモバイルデバイスへ第2の通知を送信することをさらに備える、[4]に記載の方法。
[6]前記少なくとも1つのMBMSの少なくとも1つのマルチキャストストリームを受信することと、前記基地局の前記カバレージエリアの外側で動作する前記少なくとも1つのモバイルデバイスへ、前記少なくとも1つのマルチキャストストリームを再送信することとをさらに備える、[1]に記載の方法。
[7]複数のMBMSから、前記少なくとも1つのMBMSを選択することをさらに備える、[1]に記載の方法。
[8]前記ピア発見信号において、前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツをリレーするための能力を示すMBMSリレーステータスをブロードキャストすること、をさらに備える、[1]に記載の方法。
[9]前記ピア発見信号において、識別情報をブロードキャストすることをさらに備える、[1]に記載の方法。
[10]ポイントツーポイントリンクを確立することと、前記ポイントツーポイントリンクを介して、前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツをリレーすることとをさらに備える、[1]に記載の方法。
[11]ポイントツーマルチポイントリンクを確立することと、前記ポイントツーマルチポイントリンクを介して、前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツをリレーすることとをさらに備える、[1]に記載の方法。
[12]マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を管理するための装置であって、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報を受信するための手段と、ピア発見信号において、前記サービス告知情報の少なくともサブセットをブロードキャストするための手段と、基地局のカバレージエリアの外側で動作する少なくとも1つのモバイルデバイスへ、前記少なくとも1つのMBMSのコンテンツをリレーするための手段とを備える装置。
[13]前記ピア発見信号においてブロードキャストするために、前記サービス告知情報の前記少なくともサブセットを選択するための手段をさらに備える、[12]に記載の装置。
[14]前記少なくとも1つのMBMSの1つまたは複数のパラメータを識別するための手段と、前記少なくとも1つのMBMSの前記識別された1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記少なくとも1つのMBMSのためのリレーサービスを提供するべきか否かを決定するための手段とをさらに備える、[12]に記載の装置。
[15]前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツが前記基地局によって送達されることになるという第1の通知を受信するための手段をさらに備える、[12]に記載の装置。
[16]前記第1の通知を受信すると、前記少なくとも1つのモバイルデバイスへ第2の通知を送信するための手段をさらに備える、[15]に記載の装置。
[17]前記少なくとも1つのMBMSの少なくとも1つのマルチキャストストリームを受信するための手段と、前記基地局の前記カバレージエリアの外側で動作する前記少なくとも1つのモバイルデバイスへ、前記少なくとも1つのマルチキャストストリームを再送信するための手段とをさらに備える、[12]に記載の装置。
[18]複数のMBMSから、前記少なくとも1つのMBMSを選択するための手段をさらに備える、[12]に記載の装置。
[19]前記ピア発見信号において、前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツをリレーするための能力を示すMBMSリレーステータスをブロードキャストするための手段、をさらに備える、[12]に記載の装置。
[20]前記ピア発見信号において、識別情報をブロードキャストするための手段をさらに備える、[12]に記載の装置。
[21]ポイントツーポイントリンクを確立するための手段と、前記ポイントツーポイントリンクを介して、前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツをリレーするための手段とをさらに備える、[12]に記載の装置。
[22]ポイントツーマルチポイントリンクを確立するための手段と、前記ポイントツーマルチポイントリンクを介して、前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツをリレーするための手段とをさらに備える、[12]に記載の装置。
[23]マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を管理するための装置であって、プロセッサと、前記プロセッサと電子通信しているメモリと、前記メモリに記憶された命令と、を備え、前記命令が、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報を受信することと、ピア発見信号において、前記サービス告知情報の少なくともサブセットをブロードキャストすることと、基地局のカバレージエリアの外側で動作する少なくとも1つのモバイルデバイスへ、前記少なくとも1つのMBMSのコンテンツをリレーすることとを行うように前記プロセッサによって実行可能である、装置。
[24]前記命令が、前記ピア発見信号においてブロードキャストするために、前記サービス告知情報の前記少なくともサブセットを選択することを行うように前記プロセッサによって実行可能である、[23]に記載の装置。
[25]前記命令が、前記少なくとも1つのMBMSの1つまたは複数のパラメータを識別することと、前記少なくとも1つのMBMSの前記識別された1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記少なくとも1つのMBMSのためのリレーサービスを提供するべきか否かを決定することとを行うように前記プロセッサによって実行可能である、[23]に記載の装置。
[26]前記命令が、前記ピア発見信号において、前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツをリレーするための能力を示すMBMSリレーステータスをブロードキャストすること、を行うように前記プロセッサによって実行可能である、[23]に記載の装置。
[27]前記命令が、前記ピア発見信号において、識別情報をブロードキャストすることを行うように前記プロセッサによって実行可能である、[23]に記載の装置。
[28]前記命令が、ポイントツーポイントリンクを確立することと、前記ポイントツーポイントリンクを介して、前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツをリレーすることとを行うように前記プロセッサによって実行可能である、[23]に記載の装置。
[29]前記命令が、ポイントツーマルチポイントリンクを確立することと、前記ポイントツーマルチポイントリンクを介して、前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツをリレーすることとを行うように前記プロセッサによって実行可能である、[23]に記載の装置。
[30]マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を管理するためのコンピュータプログラム製品であって、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報を受信することと、ピア発見信号において、前記サービス告知情報の少なくともサブセットをブロードキャストすることと、基地局のカバレージエリアの外側で動作する少なくとも1つのモバイルデバイスへ、前記少なくとも1つのMBMSのコンテンツをリレーすることとを行うようにプロセッサによって実行可能な命令を記憶する、非一時的コンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム製品。
[31]前記命令が、前記ピア発見信号において、前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツをリレーするための能力を示すMBMSリレーステータスをブロードキャストすること、を行うように前記プロセッサによって実行可能である、[30]に記載のコンピュータプログラム製品。
[32]前記命令が、ポイントツーポイントリンクを確立することと、前記ポイントツーポイントリンクを介して、前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツをリレーすることとを行うように前記プロセッサによって実行可能である、[30]に記載のコンピュータプログラム製品。
[33]前記命令が、ポイントツーマルチポイントリンクを確立することと、前記ポイントツーマルチポイントリンクを介して、前記少なくとも1つのMBMSの前記コンテンツをリレーすることとを行うように前記プロセッサによって実行可能である、[30]に記載のコンピュータプログラム製品。
[34]マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を管理するための方法であって、第1のピア発見信号において、カバレージ外ステータスインジケータまたはMBMSクエリをブロードキャストすることと、少なくとも1つのMBMSリレーデバイスから、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報の少なくともサブセットを備える第2のピア発見信号を受信することと、を備える方法。
[35]特定のMBMSのコンテンツを送達するためのMBMSリレーデバイスを識別することと、前記識別されたMBMSリレーデバイスに関連付けるための手順を開始することとをさらに備える、[34]に記載の方法。
[36]前記識別されたMBMSリレーデバイスに関連付けるための前記手順が、前記MBMSリレーデバイスへ、前記特定のMBMSに加入するための要求を送信することを備え、前記要求が、前記MBMSリレーデバイスからコアネットワークへリレーされる、[35]に記載の方法。
[37]MBMSの1つまたは複数の加入者にアドレス指定されたコンテンツをブロードキャストすることをさらに備え、前記コンテンツが、前記MBMSの前記1つまたは複数の加入者への配信のために、前記少なくとも1つのMBMSリレーデバイスのうちの1つによって、ネットワークサーバへリレーされる、[34]に記載の方法。
[38]マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を管理するための装置であって、第1のピア発見信号において、カバレージ外ステータスインジケータまたはMBMSクエリをブロードキャストするための手段と、少なくとも1つのMBMSリレーデバイスから、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報の少なくともサブセットを備える第2のピア発見信号を受信するための手段と、を備える装置。
[39]特定のMBMSのコンテンツを送達するためのMBMSリレーデバイスを識別するための手段と、前記識別されたMBMSリレーデバイスに関連付けるための手順を開始するための手段とをさらに備える、[38]に記載の装置。
[40]前記識別されたMBMSリレーデバイスに関連付けるための前記手順を開始するための前記手段が、前記MBMSリレーデバイスへ、前記特定のMBMSに加入するための要求を送信するための手段を備え、前記要求が、前記MBMSリレーデバイスからコアネットワークへリレーされる、[39]に記載の装置。
[41]MBMSの1つまたは複数の加入者にアドレス指定されたコンテンツをブロードキャストするための手段をさらに備え、前記コンテンツが、前記MBMSの前記1つまたは複数の加入者への配信のために、前記少なくとも1つのMBMSリレーデバイスのうちの1つによって、ネットワークサーバへリレーされる、[38]に記載の装置。
[42]マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を管理するための装置であって、プロセッサと、前記プロセッサと電子通信しているメモリと、前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令が、第1のピア発見信号において、カバレージ外ステータスインジケータまたはMBMSクエリをブロードキャストすることと、少なくとも1つのMBMSリレーデバイスから、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報の少なくともサブセットを備える第2のピア発見信号を受信することと、を行うように前記プロセッサによって実行可能である、装置。
[43]前記命令が、特定のMBMSのコンテンツを送達するためのMBMSリレーデバイスを識別することと、前記識別されたMBMSリレーデバイスに関連付けるための手順を開始することとを行うように前記プロセッサによって実行可能である、[42]に記載の装置。
[44]前記識別されたMBMSリレーデバイスに関連付けるための前記手順を開始するための前記命令が、前記MBMSリレーデバイスへ、前記特定のMBMSに加入するための要求を送信するための命令を備え、前記要求が、前記MBMSリレーデバイスからコアネットワークへリレーされる、[43]に記載の装置。
[45]前記命令が、前記MBMSの1つまたは複数の加入者にアドレス指定されたコンテンツをブロードキャストすること、を行うように前記プロセッサによって実行可能であり、前記コンテンツが、前記MBMSの前記1つまたは複数の加入者への配信のために、前記少なくとも1つのMBMSリレーデバイスのうちの1つによって、ネットワークサーバへリレーされる、[42]に記載の装置。
[46]マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を管理するためのコンピュータプログラム製品であって、第1のピア発見信号において、カバレージ外ステータスインジケータまたはMBMSクエリをブロードキャストすることと、少なくとも1つのMBMSリレーデバイスから、少なくとも1つのMBMSについてのサービス告知情報の少なくともサブセットを備える第2のピア発見信号を受信することと、を行うようにプロセッサによって実行可能な命令を記憶する、非一時的コンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム製品。
[47]前記命令が、特定のMBMSのコンテンツを送達するためのMBMSリレーデバイスを識別することと、前記識別されたMBMSリレーデバイスに関連付けるための手順を開始することとを行うように前記プロセッサによって実行可能である、[46]に記載のコンピュータプログラム製品。
[48]前記識別されたMBMSリレーデバイスに関連付けるための前記手順を開始するための前記命令が、前記MBMSリレーデバイスへ、前記特定のMBMSに加入するための要求を送信するための命令を備え、前記要求が、前記MBMSリレーデバイスからコアネットワークへリレーされる、[47]に記載のコンピュータプログラム製品。
[49]前記命令が、前記少なくとも1つのMBMSの1つまたは複数の加入者にアドレス指定されたコンテンツをブロードキャストすること、を行うように前記プロセッサによって実行可能であり、前記コンテンツが、前記MBMSの前記1つまたは複数の加入者への配信のために、前記少なくとも1つのMBMSリレーデバイスのうちの1つによって、ネットワークサーバへリレーされる、[46]に記載のコンピュータプログラム製品。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11