特許第6599343号(P6599343)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6599343エアロゾル送達デバイスの充電アクセサリデバイス、ならびにエアロゾル送達デバイスに対話サービスを提供するための、関連するシステム、方法、装置、及びコンピュータプログラム製品
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6599343
(24)【登録日】2019年10月11日
(45)【発行日】2019年10月30日
(54)【発明の名称】エアロゾル送達デバイスの充電アクセサリデバイス、ならびにエアロゾル送達デバイスに対話サービスを提供するための、関連するシステム、方法、装置、及びコンピュータプログラム製品
(51)【国際特許分類】
   A24F 47/00 20060101AFI20191021BHJP
【FI】
   A24F47/00ZIT
【請求項の数】27
【全頁数】41
(21)【出願番号】特願2016-550543(P2016-550543)
(86)(22)【出願日】2015年2月5日
(65)【公表番号】特表2017-512459(P2017-512459A)
(43)【公表日】2017年5月25日
(86)【国際出願番号】US2015014574
(87)【国際公開番号】WO2015120124
(87)【国際公開日】20150813
【審査請求日】2018年1月31日
(31)【優先権主張番号】14/175,391
(32)【優先日】2014年2月7日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】516097871
【氏名又は名称】アール・エイ・アイ・ストラテジック・ホールディングス・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】特許業務法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヘンリー,レイモンド・チャールズ・ジュニア
(72)【発明者】
【氏名】ギャロウェイ,マイケル・ライアン
(72)【発明者】
【氏名】アンポリーニ,フレデリック・フィリップ
【審査官】 久島 弘太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特表2013−524835(JP,A)
【文献】 特表2012−527222(JP,A)
【文献】 特開2013−054733(JP,A)
【文献】 特開2013−219666(JP,A)
【文献】 特開2013−120418(JP,A)
【文献】 特開2012−078916(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24F 47/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル送達デバイスに対話サービスを提供するためのシステムであって、
カートリッジとともに組立可能であり、エアロゾル送達デバイスを形成する制御体であって、
前記エアロゾル送達デバイスの使用データを維持するように構成された制御構成要素と、
電池と、を備える、制御体と、
ネットワークにアクセスし、エアロゾル送達デバイスユーザのコミュニティを含むソーシャルネットワーキングサービスと通信するように構成されたコンピューティングデバイスと、
充電アクセサリデバイスであって、
前記制御体の外側シェルに摩擦係合し、それにより前記制御体を受容するように構成された摩擦嵌合ソケット、前記カートリッジを受容するように構成された第2のソケット及び別の完全に組み立てられたエアロゾル送達デバイスを受容するように構成された更なるソケットを含む区別可能なソケットを画定する筐体と、
前記電池に電力を供給して、前記電池を充電するように構成された電力貯蔵デバイスと、
前記制御体が前記摩擦嵌合ソケットにあるときの前記電池の充電レベル、及び前記電力貯蔵デバイスの充電レベルを示すように構成された充電レベルインジケータと、
前記第2のソケットにあるときに前記カートリッジ中に残存するエアロゾル前駆体組成物のレベルを示すように構成された組成物レベルインジケータと、
前記充電アクセサリデバイスと前記コンピューティングデバイスとの間の通信を可能にするように構成された通信インターフェースと、を備える、充電アクセサリデバイスと、を備え、
前記充電アクセサリデバイスが、
前記電力貯蔵デバイスから前記電池へと電力を供給して、前記電池を充電し、かつ
前記制御構成要素と通信して、前記使用データにアクセスするように構成され、
前記コンピューティングデバイスが、
前記充電アクセサリデバイスから前記使用データを受信し、
少なくとも一部には前記使用データに基づきソーシャルデータを生成し、かつ
前記ソーシャルデータを前記ソーシャルネットワーキングサービスに送信するように更に構成されている、システム。
【請求項2】
前記コンピューティングデバイスが、少なくとも一部には、前記ソーシャルデータを含むソーシャルメディアの更新を、前記エアロゾル送達デバイスのユーザに関連付けられたアカウントに公開させることによって、前記ソーシャルデータを前記ソーシャルネットワーキングサービスに送信するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記使用データが、前記エアロゾル送達デバイスにおいて使用される1種類のエアロゾル前駆体組成物を含み、
前記ソーシャルメディアの更新が、前記ユーザが、前記種類のエアロゾル前駆体組成物を喫煙したことを示す、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記使用データが、前記エアロゾル送達デバイスにおいてある期間にわたって使用されたカートリッジの数、前記ユーザが前記期間にわたって行った排煙の回数、前記期間にわたる合計累積排煙時間、前記期間にわたって前記エアロゾル送達デバイスが使用された喫煙セッションの数、または1つ以上の喫煙セッションの継続時間のうちの1つ以上を含み、
前記ソーシャルメディアの更新が、前記エアロゾル送達デバイスにおいて前記期間にわたって使用されたカートリッジの前記数、前記ユーザが前記期間にわたって行った排煙の前記回数、前記期間にわたる前記合計累積排煙時間、前記期間にわたって前記エアロゾル送達デバイスが使用された喫煙セッションの前記数、または1つ以上の喫煙セッションの前記継続時間のうちの前記1つ以上のうちの少なくとも1つを示す、請求項2に記載のシステム。
【請求項5】
前記コンピューティングデバイスが、
前記コンピューティングデバイスの位置を決定し、かつ
前記位置の表示を含むために前記ソーシャルデータを生成するように更に構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記コンピューティングデバイスが、少なくとも一部には、前記使用データまたは前記ソーシャルデータのうちの1つ以上に基づいて選択される電子クーポンを提示するように更に構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記コンピューティングデバイスが、
前記エアロゾル送達デバイスのユーザの位置を前記ソーシャルネットワーキングサービスに提供し、
前記ソーシャルネットワーキングサービスから、前記エアロゾル送達デバイスのユーザの前記位置の規定された距離内に位置する1人以上のエアロゾル送達デバイスユーザの表示を受信し、かつ
前記1人以上のエアロゾル送達デバイスユーザのうちの少なくとも1人の表示を、前記1人以上のエアロゾル送達デバイスユーザのうちの前記少なくとも1人のそれぞれに関連付けられた位置情報とともに表示するように更に構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記コンピューティングデバイスが、
前記ソーシャルネットワーキングサービスから、前記ソーシャルデータに相関するエアロゾル送達デバイス使用パターンを有するエアロゾル送達デバイスユーザの表示を受信し、かつ
前記ソーシャルデータに相関する前記エアロゾル送達デバイス使用パターンを有する前記エアロゾル送達デバイスユーザを、前記ソーシャルネットワーキングサービス上の提案されたコンタクトとして提示するように更に構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記コンピューティングデバイスが、前記エアロゾル送達デバイスのソフトウェア更新を前記充電アクセサリデバイスに送信するように更に構成され、
前記充電アクセサリデバイスが、前記ソフトウェア更新を使用して、前記エアロゾル送達デバイスのソフトウェア構成を更新するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記コンピューティングデバイスが、
前記エアロゾル送達デバイスの選択された構成設定更新の表示を受信し、かつ
前記選択された構成設定更新を含むために前記ソフトウェア更新を生成するように更に構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
記充電アクセサリデバイスが、前記カートリッジ中に残存するエアロゾル前駆体組成物のレベルを決定し、かつ前記カートリッジ中に残存する前記エアロゾル前駆体組成物のレベルの表示を前記コンピューティングデバイスに提供するように更に構成され、
前記コンピューティングデバイスが、前記カートリッジ中に残存する前記エアロゾル前駆体組成物のレベルを表示するように更に構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記コンピューティングデバイスが、モバイルコンピューティングデバイスである、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
カートリッジとともに組立可能な制御体を含むエアロゾル送達デバイスの充電アクセサリデバイスであって、前記制御体が、制御構成要素と、電池と、を備え、
前記制御体の外側シェルに摩擦係合し、それにより前記制御体を受容するように構成された摩擦嵌合ソケット、前記カートリッジを受容するように構成された第2のソケット及び別の完全に組み立てられたエアロゾル送達デバイスを受容するように構成された更なるソケットを含む区別可能なソケットを画定する筐体と、
電力貯蔵デバイスと、
前記電池との電気接続を確立し、かつ前記電力貯蔵デバイスから前記電池へと電力を供給して、前記電池を充電するように構成された充電インターフェースと、
前記制御体が前記摩擦嵌合ソケットにあるときの前記電池の充電レベル、及び前記電力貯蔵デバイスの充電レベルを示すように構成された充電レベルインジケータと、
前記第2のソケットにあるときに前記カートリッジ中に残存するエアロゾル前駆体組成物のレベルを示すように構成された組成物レベルインジケータと、
前記充電アクセサリデバイスと前記エアロゾル送達デバイスの前記制御構成要素との間の通信を可能にするように構成されたエアロゾル送達デバイスインターフェースと、
通信インターフェースと、
処理回路網と、を備え、前記処理回路網が、前記充電アクセサリデバイスを制御して、少なくとも
前記エアロゾル送達デバイスインターフェースを介して、前記エアロゾル送達デバイスの使用データにアクセスし、かつ
前記通信インターフェースを介して、少なくとも一部には前記使用データに基づき生成されたソーシャルデータを、エアロゾル送達デバイスユーザのコミュニティを含むソーシャルネットワーキングサービスに提供させるように構成されている、充電アクセサリデバイス。
【請求項14】
前記処理回路網が、前記充電アクセサリデバイスを制御して、少なくとも一部には、前記充電アクセサリデバイスに、前記ソーシャルネットワーキングサービスとインターフェース接続するように構成されたコンピューティングデバイスに前記使用データを提供させることによって、前記ソーシャルデータを前記ソーシャルネットワーキングサービスに提供させるように構成されている、請求項13に記載の充電アクセサリデバイス。
【請求項15】
前記処理回路網が、前記充電アクセサリデバイスを制御して、少なくとも一部には、前記充電アクセサリデバイスに、ネットワークを介して前記ソーシャルデータを前記ソーシャルネットワーキングサービスに送信させることによって、前記ソーシャルデータを前記ソーシャルネットワーキングサービスに提供させるように構成されている、請求項13に記載の充電アクセサリデバイス。
【請求項16】
前記使用データが、前記エアロゾル送達デバイスにおいて使用される1種類のエアロゾル前駆体組成物、前記エアロゾル送達デバイスにおいてある期間にわたって使用されたカートリッジの数、前記エアロゾル送達デバイスのユーザが前記期間にわたって行った排煙の回数、前記期間にわたる合計累積排煙時間、前記期間にわたって前記エアロゾル送達デバイスが使用された喫煙セッションの数、または1つ以上の喫煙セッションの継続時間のうちの1つ以上を含む、請求項13に記載の充電アクセサリデバイス。
【請求項17】
前記処理回路網が、前記充電アクセサリデバイスを制御して、前記エアロゾル送達デバイスのソフトウェア構成を更新するように更に構成されている、請求項13に記載の充電アクセサリデバイス。
【請求項18】
外部電源に連結されたときに、前記電力貯蔵デバイスを再充電するための電力を受信するように構成された外部電力インターフェースを更に備える、請求項13に記載の充電アクセサリデバイス。
【請求項19】
カートリッジとともに組立可能な制御体を含むエアロゾル送達デバイスに対話サービスを提供するための方法であって、前記制御体が、制御構成要素と、電池と、を備え、
前記エアロゾル送達デバイスの充電アクセサリデバイスとの通信を確立し、前記充電アクセサリデバイスが、
前記制御体の外側シェルに摩擦係合し、それにより前記制御体を受容するように構成された摩擦嵌合ソケット、前記カートリッジを受容するように構成された第2のソケット及び別の完全に組み立てられたエアロゾル送達デバイスを受容するように構成された更なるソケットを含む区別可能なソケットを画定する筐
前記電池に電力を供給して、前記電池を充電するように構成された電力貯蔵デバイスと、
前記制御体が前記摩擦嵌合ソケットにあるときの前記電池の充電レベル、及び前記電力貯蔵デバイスの充電レベルを示すように構成された充電レベルインジケータと、
前記第2のソケットにあるときに前記カートリッジ中に残存するエアロゾル前駆体組成物のレベルを示すように構成された組成物レベルインジケータとを含み、
前記制御構成要素から、前記充電アクセサリデバイスによって提供される前記エアロゾル送達デバイスの使用データを受信し、
少なくとも一部には前記使用データに基づきソーシャルデータを生成し、かつ
前記ソーシャルデータを、エアロゾル送達デバイスユーザのコミュニティを含むソーシャルネットワーキングサービスに送信する、コンピューティングデバイスを備える方法。
【請求項20】
前記ソーシャルデータを、前記ソーシャルネットワーキングサービスに送信することが、前記ソーシャルデータを含むソーシャルメディアの更新を、前記エアロゾル送達デバイスのユーザに関連付けられたアカウントに公開させることを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記使用データが、前記エアロゾル送達デバイスにおいて使用されるエアロゾル前駆体組成物の1種類を含み、
前記ソーシャルメディアの更新が、前記ユーザが、前記種類のエアロゾル前駆体組成物を喫煙したことを示す、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記使用データが、前記エアロゾル送達デバイスにおいてある期間にわたって使用されたカートリッジの数、前記ユーザが前記期間にわたって行った排煙の回数、前記期間にわたる合計累積排煙時間、前記期間にわたって前記エアロゾル送達デバイスが使用された喫煙セッションの数、または1つ以上の喫煙セッションの継続時間のうちの1つ以上を含み、
前記ソーシャルメディアの更新が、前記エアロゾル送達デバイスにおいて前記期間にわたって使用されたカートリッジの前記数、前記ユーザが前記期間にわたって行った排煙の前記回数、前記期間にわたる前記合計累積排煙時間、前記期間にわたって前記エアロゾル送達デバイスが使用された喫煙セッションの前記数、または1つ以上の喫煙セッションの前記継続時間のうちの前記1つ以上のうちの少なくとも1つを示す、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記コンピューティングデバイスの位置を決定し、かつ
前記位置の表示を含むために前記ソーシャルデータを生成する、前記コンピューティングデバイスを更に備える、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
前記ソーシャルネットワーキングサービスから、少なくとも一部には前記ソーシャルデータに基づいて選択される電子クーポンを受信し、
前記電子クーポンを、前記コンピューティングデバイスのユーザに提示する、前記コンピューティングデバイスを更に備える、請求項19に記載の方法。
【請求項25】
前記エアロゾル送達デバイスのユーザの位置を前記ソーシャルネットワーキングサービスに提供し、
前記ソーシャルネットワーキングサービスから、前記エアロゾル送達デバイスのユーザの前記位置の規定された距離内に位置する1人以上のエアロゾル送達デバイスユーザの表示を受信し、かつ
前記1人以上のエアロゾル送達デバイスユーザのうちの少なくとも1人の表示を、前記1人以上のエアロゾル送達デバイスユーザのうちの前記少なくとも1人のそれぞれに関連付けられた位置情報とともに表示する、前記コンピューティングデバイスを更に備える、請求項19に記載の方法。
【請求項26】
前記ソーシャルネットワーキングサービスから、前記ソーシャルデータに相関するエアロゾル送達デバイス使用パターンを有するエアロゾル送達デバイスユーザの表示を受信し、かつ
前記ソーシャルデータに相関する前記エアロゾル送達デバイス使用パターンを有する前記エアロゾル送達デバイスユーザを、前記ソーシャルネットワーキングサービス上の提案されたコンタクトとして提示する、前記コンピューティングデバイスを更に備える、請求項19に記載の方法。
【請求項27】
前記コンピューティングデバイスが、モバイルコンピューティングデバイスである、請求項19に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、喫煙物品などのエアロゾル送達デバイスに関し、より具体的には、エアロゾル送達デバイスの充電アクセサリデバイス、ならびにエアロゾル送達デバイスに対話サービスを提供するための、関連するシステム、方法、装置、及びコンピュータプログラム製品に関する。喫煙物品は、タバコから作製され得るか、またはそれに由来し得るか、あるいはタバコを組み込み得る材料を加熱して、ヒトによる消費のための吸入可能な物質を形成するように構成され得る。
【背景技術】
【0002】
多くの喫煙デバイスが、使用のためにタバコの燃焼を必要とする喫煙製品に対する改良案または代替案として、長年にわたり提案されている。これらのデバイスの多くは、紙巻きタバコ、葉巻、またはパイプ喫煙に関連する知覚を、タバコの燃焼に起因する相当量の不完全燃焼及び熱分解生成物を送達することなく、提供するように意図的に設計されている。このために、電気エネルギーを利用して、揮発性材料を蒸発させるかまたは加熱する、あるいはタバコをかなりの程度燃焼させることなく、紙巻きタバコ、葉巻、またはパイプ喫煙の知覚を提供することを試みる、多数の喫煙製品、風味生成器、及び機械的吸入器が提案されてきた。例えば、参照により本明細書に組み込まれる、Robinsonらの米国特許第7,726,320号、Griffith,Jr.らへの米国特許米国出願公開第2013/0255702号、米国特許出願第13/536,438号、Sebastianらへの米国特許出願公開第2014/0000638号、2012年9月4日出願の米国特許出願第13/602,871号、及び2012年10月8日出願の米国特許出願第13/647,000号に記載されている背景技術において示されている、種々の代替の喫煙物品、エアロゾル送達デバイス、及び熱生成源を参照されたい。
【0003】
エアロゾル送達デバイスの人気及び精巧性が増加し続ける一方で、エアロゾル送達デバイスに利用可能な対話サービスは依然として欠如している。したがって、エアロゾル送達デバイス及びそれらのユーザに、エアロゾル送達デバイスの使用の社会的側面を強化する対話サービスを提供することが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第7,726,320号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2013/0255702号明細書
【特許文献3】米国特許出願公開第2014/0000638号明細書
【発明の概要】
【0005】
本開示は、充電アクセサリデバイス、ならびにエアロゾル送達デバイスに対話サービスを提供するための、関連するシステム、方法、装置、及びコンピュータプログラム製品に関する。例えば、一態様では、充電アクセサリデバイスが提供される。充電アクセサリデバイスは、電池を備えるエアロゾル送達デバイスの少なくとも一部分を受容するように構成されたソケットを画定する筐体を含んでもよい。充電アクセサリデバイスは、電力貯蔵デバイスと、電池との電気接続を確立し、かつ電力貯蔵デバイスから電池へと電力を供給して、電池を充電するように構成された充電インターフェースとを更に含んでもよい。充電アクセサリデバイスはまた、充電アクセサリデバイスとエアロゾル送達デバイスの制御構成要素との間の通信を可能にするように構成され得るエアロゾル送達デバイスインターフェースを含んでもよい。充電アクセサリデバイスは、通信インターフェースを追加で含んでもよい。充電アクセサリデバイスは、充電アクセサリデバイスを制御して、少なくとも、エアロゾル送達デバイスインターフェースを介して、エアロゾル送達デバイスの使用データにアクセスし、かつ通信インターフェースを介して、少なくとも一部には使用データに基づき導出されるソーシャルデータを、エアロゾル送達デバイスユーザのコミュニティを含むソーシャルネットワーキングサービスに提供させるように構成された処理回路網を更に含んでもよい。
【0006】
別の態様では、エアロゾル送達デバイスに対話サービスを提供するためのシステムが提供される。このシステムは、エアロゾル送達デバイスの使用データを維持するように構成された制御構成要素と、電池とを含み得る、エアロゾル送達デバイスの少なくとも一部分を含んでもよい。このシステムは、ネットワークにアクセスして、エアロゾル送達デバイスユーザのコミュニティを含むソーシャルネットワーキングサービスと通信するように構成されたコンピューティングデバイスを追加で含んでもよい。このシステムは、エアロゾル送達デバイスの少なくとも一部分を受容するように構成されたソケットを画定する筐体を含む充電アクセサリデバイスと、電力貯蔵デバイスとを更に含んでもよい。充電アクセサリデバイスは、電力貯蔵デバイスから電力を供給して、エアロゾル送達デバイスの電池を充電し、かつ制御構成要素と通信して、使用データにアクセスするように構成されてもよい。充電アクセサリデバイスは、充電アクセサリデバイスとコンピューティングデバイスとの間の通信を可能にするように構成され得る通信インターフェースを更に含んでもよい。コンピューティングデバイスは、充電アクセサリデバイスから使用データを受信し、少なくとも一部には使用データに基づきソーシャルデータを生成し、かつソーシャルデータをソーシャルネットワーキングサービスに送信するように更に構成されてもよい。
【0007】
更なる態様では、エアロゾル送達デバイスに対話サービスを提供するための方法が提供される。この方法は、エアロゾル送達デバイスの充電アクセサリデバイスとの通信を確立するコンピューティングデバイスを含んでもよい。この方法は、充電アクセサリデバイスによって提供されるエアロゾル送達デバイスの使用データを受信するコンピューティングデバイスを更に含んでもよい。この方法は、少なくとも一部には使用データに基づきソーシャルデータを生成し、かつソーシャルデータを、エアロゾル送達デバイスユーザのコミュニティを含むソーシャルネットワーキングサービスに送信するコンピューティングデバイスを追加で含んでもよい。
【0008】
追加の態様では、処理回路網を備えるコンピューティングデバイスが提供される。処理回路網は、コンピューティングデバイスに、エアロゾル送達デバイスの充電アクセサリデバイスとの通信を確立させるように構成されてもよい。処理回路網は、コンピューティングデバイスに、充電アクセサリデバイスによって提供されるエアロゾル送達デバイスの使用データを受信させるように更に構成されてもよい。処理回路網は、コンピューティングデバイスに、少なくとも一部には使用データに基づきソーシャルデータを生成させ、かつソーシャルデータを、エアロゾル送達デバイスユーザのコミュニティを含むソーシャルネットワーキングサービスに送信させるように追加で構成されてもよい。
【0009】
更なる態様では、その上にプログラム命令が記憶された少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含み得るコンピュータプログラム製品が提供される。少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、記憶されたプログラム命令は、少なくとも1つのプロセッサに、エアロゾル送達デバイスの充電アクセサリデバイスとの通信を確立し、充電アクセサリデバイスによって提供されるエアロゾル送達デバイスの使用データを受信し、少なくとも一部には使用データに基づきソーシャルデータを生成し、かつソーシャルデータを、エアロゾル送達デバイスユーザのコミュニティを含むソーシャルネットワーキングサービスに送信することを含む方法を遂行させ得る。
【0010】
故に、本開示は、以下の例示的な実施形態を含むが、これらに限定されない。
【0011】
例示的な実施形態1:エアロゾル送達デバイスに対話サービスを提供するためのシステムであって、かかるシステムが、エアロゾル送達デバイスの少なくとも一部分であって、エアロゾル送達デバイスの使用データを維持するように構成された制御構成要素と、電池とを備えるエアロゾル送達デバイスの少なくとも一部分と、ネットワークにアクセスし、エアロゾル送達デバイスユーザのコミュニティを含むソーシャルネットワーキングサービスと通信するように構成されたコンピューティングデバイスと、充電アクセサリデバイスと、を備え、該充電アクセサリデバイスが、エアロゾル送達デバイスの少なくとも一部分を受容するように構成されたソケットを画定する筐体と、電力貯蔵デバイスと、充電アクセサリデバイスとコンピューティングデバイスとの間の通信を可能にするように構成された通信インターフェースと、を備え、該充電アクセサリデバイスが、電力貯蔵デバイスから電池へと電力を供給して、電池を充電し、かつ制御構成要素と通信して、使用データにアクセスするように構成され、該コンピューティングデバイスが、充電アクセサリデバイスから使用データを受信し、少なくとも一部には使用データに基づきソーシャルデータを生成し、かつソーシャルデータをソーシャルネットワーキングサービスに送信するように更に構成されている、該システム。
【0012】
例示的な実施形態2:コンピューティングデバイスが、少なくとも一部には、ソーシャルデータを含むソーシャルメディアの更新を、エアロゾル送達デバイスのユーザに関連付けられたアカウントに公開させることによって、ソーシャルデータをソーシャルネットワーキングサービスに送信するように構成されている、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該システム。
【0013】
例示的な実施形態3:使用データが、エアロゾル送達デバイスにおいて使用されるエアロゾル前駆体組成物の種類を含み、ソーシャルメディアの更新が、ユーザが、その種類のエアロゾル前駆体組成物を喫煙したことを示す、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該システム。
【0014】
例示的な実施形態4:使用データが、エアロゾル送達デバイスにおいてある期間にわたって使用されたカートリッジの数、ユーザが該期間にわたって行った排煙の回数、該期間にわたる合計累積排煙時間、該期間にわたってエアロゾル送達デバイスが使用された喫煙セッションの数、または1つ以上の喫煙セッションの継続時間のうちの1つ以上を含み、ソーシャルメディアの更新が、エアロゾル送達デバイスにおいて該期間にわたって使用されたカートリッジの数、ユーザが該期間にわたって行った排煙の回数、該期間にわたる合計累積排煙時間、該期間にわたってエアロゾル送達デバイスが使用された喫煙セッションの数、または1つ以上の喫煙セッションの継続時間のうちの1つ以上のうちの少なくとも1つを示す、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該システム。
【0015】
例示的な実施形態5:コンピューティングデバイスが、コンピューティングデバイスの位置を決定し、かつ該位置の表示を含むソーシャルデータを生成するように更に構成されている、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該システム。
【0016】
例示的な実施形態6:コンピューティングデバイスが、少なくとも一部には、使用データまたはソーシャルデータのうちの1つ以上に基づいて選択される電子クーポンを提示するように更に構成されている、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該システム。
【0017】
例示的な実施形態7:コンピューティングデバイスが、エアロゾル送達デバイスのユーザの位置をソーシャルネットワーキングサービスに提供し、ソーシャルネットワーキングサービスから、エアロゾル送達デバイスのユーザの位置から画定された距離内に位置する1人以上のエアロゾル送達デバイスユーザの表示を受信し、かつ1人以上のエアロゾル送達デバイスユーザのうちの少なくとも1人の表示を、1人以上のエアロゾル送達デバイスユーザのうちの少なくとも1人のそれぞれに関連付けられた位置情報とともに表示するように更に構成されている、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該システム。
【0018】
例示的な実施形態8:コンピューティングデバイスが、ソーシャルネットワーキングサービスから、ソーシャルデータに相関するエアロゾル送達デバイス使用パターンを有するエアロゾル送達デバイスユーザの表示を受信し、かつソーシャルデータに相関するエアロゾル送達デバイス使用パターンを有するエアロゾル送達デバイスユーザを、ソーシャルネットワーキングサービス上の提案されたコンタクトとして提示するように更に構成されている、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該システム。
【0019】
例示的な実施形態9:コンピューティングデバイスが、エアロゾル送達デバイスのソフトウェア更新を充電アクセサリデバイスに送信するように更に構成され、かつ充電アクセサリデバイスが、ソフトウェア更新を使用して、エアロゾル送達デバイスのソフトウェア構成を更新するように構成されている、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該システム。
【0020】
例示的な実施形態10:コンピューティングデバイスが、エアロゾル送達デバイスの選択された構成設定更新の表示を受信し、かつ選択された構成設定更新を含むソフトウェア更新を生成するように更に構成されている、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該システム。
【0021】
例示的な実施形態11:筐体が、カートリッジを受容するように構成された第2のソケットを更に画定し、充電アクセサリデバイスが、カートリッジ中に残存するエアロゾル前駆体組成物のレベルを決定し、かつカートリッジ中に残存するエアロゾル前駆体組成物のレベルの表示をコンピューティングデバイスに提供するように更に構成され、コンピューティングデバイスが、カートリッジ中に残存するエアロゾル前駆体組成物のレベルを表示するように更に構成されている、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該システム。
【0022】
例示的な実施形態12:コンピューティングデバイスが、モバイルコンピューティングデバイスである、いずれかの前述もしくは後述の例示的実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該システム。
【0023】
例示的な実施形態13:充電アクセサリデバイスであって、電池を備えるエアロゾル送達デバイスの少なくとも一部分を受容するように構成されたソケットを画定する筐体と、電力貯蔵デバイスと、電池との電気接続を確立し、かつ電力貯蔵デバイスから電池へと電力を供給して、電池を充電するように構成された充電インターフェースと、充電アクセサリデバイスとエアロゾル送達デバイスの制御構成要素との間の通信を可能にするように構成されたエアロゾル送達デバイスインターフェースと、通信インターフェースと、処理回路網と、を備え、処理回路網が、充電アクセサリデバイスを制御して、少なくとも、エアロゾル送達デバイスインターフェースを介して、エアロゾル送達デバイスの使用データにアクセスし、かつ通信インターフェースを介して、少なくとも一部には使用データに基づき生成されたソーシャルデータを、エアロゾル送達デバイスユーザのコミュニティを含むソーシャルネットワーキングサービスに提供させるように構成されている、該充電アクセサリデバイス。
【0024】
例示的な実施形態14:処理回路網が、充電アクセサリデバイスを制御して、少なくとも一部には、充電アクセサリデバイスに、ソーシャルネットワーキングサービスとインターフェース接続するように構成されたコンピューティングデバイスに使用データを提供させることによって、ソーシャルデータをソーシャルネットワーキングサービスに提供させるように構成されている、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該充電アクセサリデバイス。
【0025】
例示的な実施形態15:処理回路網が、充電アクセサリデバイスを制御して、少なくとも一部には、充電アクセサリデバイスに、ネットワークを介してソーシャルデータをソーシャルネットワーキングサービスに送信させることによって、ソーシャルデータをソーシャルネットワーキングサービスに提供させるように構成されている、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該充電アクセサリデバイス。
【0026】
例示的な実施形態16:使用データが、エアロゾル送達デバイスにおいて使用されるエアロゾル前駆体組成物の種類、エアロゾル送達デバイスにおいてある期間にわたって使用されたカートリッジの数、エアロゾル送達デバイスのユーザが該期間にわたって行った排煙の回数、該期間にわたる合計累積排煙時間、該期間にわたってエアロゾル送達デバイスが使用された喫煙セッションの数、または1つ以上の喫煙セッションの継続時間のうちの1つ以上を含む、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該充電アクセサリデバイス。
【0027】
例示的な実施形態17:処理回路網が、充電アクセサリデバイスを制御して、エアロゾル送達デバイスのソフトウェア構成を更新するように更に構成されている、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該充電アクセサリデバイス。
【0028】
例示的な実施形態18:外部電源に連結されたときに、電力貯蔵デバイスを再充電するための電力を受信するように構成された外部電力インターフェースを更に備える、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該充電アクセサリデバイス。
【0029】
例示的な実施形態19:エアロゾル送達デバイスに対話サービスを提供するための方法であって、エアロゾル送達デバイスの充電アクセサリデバイスとの通信を確立し、充電アクセサリデバイスによって提供されるエアロゾル送達デバイスの使用データを受信し、少なくとも一部には使用データに基づきソーシャルデータを生成し、かつソーシャルデータを、エアロゾル送達デバイスユーザのコミュニティを含むソーシャルネットワーキングサービスに送信する、コンピューティングデバイスを含む、該方法。
【0030】
例示的な実施形態20:ソーシャルデータを、ソーシャルネットワーキングサービスに送信することが、ソーシャルデータを含むソーシャルメディアの更新を、エアロゾル送達デバイスのユーザに関連付けられたアカウントに公開させることを含む、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該方法。
【0031】
例示的な実施形態21:使用データが、エアロゾル送達デバイスにおいて使用されるエアロゾル前駆体組成物の種類を含み、ソーシャルメディアの更新が、ユーザが、その種類のエアロゾル前駆体組成物を喫煙したことを示す、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該方法。
【0032】
例示的な実施形態22:使用データが、エアロゾル送達デバイスにおいてある期間にわたって使用されたカートリッジの数、ユーザが該期間にわたって行った排煙の回数、該期間にわたる合計累積排煙時間、該期間にわたってエアロゾル送達デバイスが使用された喫煙セッションの数、または1つ以上の喫煙セッションの継続時間のうちの1つ以上を含み、ソーシャルメディアの更新が、エアロゾル送達デバイスにおいて該期間にわたって使用されたカートリッジの数、ユーザが該期間にわたって行った排煙の回数、該期間にわたる合計累積排煙時間、該期間にわたってエアロゾル送達デバイスが使用された喫煙セッションの数、または1つ以上の喫煙セッションの継続時間のうちの1つ以上のうちの少なくとも1つを示す、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該方法。
【0033】
例示的な実施形態23:コンピューティングデバイスの位置を決定し、かつ該位置の表示を含むソーシャルデータを生成するコンピューティングデバイスを更に含む、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該方法。
【0034】
例示的な実施形態24:ソーシャルネットワーキングサービスから、少なくとも一部にはソーシャルデータに基づいて選択される電子クーポンを受信し、電子クーポンを、コンピューティングデバイスのユーザに提示するコンピューティングデバイスを更に含む、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該方法。
【0035】
例示的な実施形態25:エアロゾル送達デバイスのユーザの位置をソーシャルネットワーキングサービスに提供し、ソーシャルネットワーキングサービスから、エアロゾル送達デバイスのユーザの位置から画定された距離内に位置する1人以上のエアロゾル送達デバイスユーザの表示を受信し、かつ1人以上のエアロゾル送達デバイスユーザのうちの少なくとも1人の表示を、1人以上のエアロゾル送達デバイスユーザのうちの少なくとも1人のそれぞれに関連付けられた位置情報とともに表示するコンピューティングデバイスを更に含む、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該方法。
【0036】
例示的な実施形態26:ソーシャルネットワーキングサービスから、ソーシャルデータに相関するエアロゾル送達デバイス使用パターンを有するエアロゾル送達デバイスユーザの表示を受信し、かつソーシャルデータに相関するエアロゾル送達デバイス使用パターンを有するエアロゾル送達デバイスユーザを、ソーシャルネットワーキングサービス上の提案されたコンタクトとして提示するコンピューティングデバイスを更に含む、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該方法。
【0037】
例示的な実施形態27:コンピューティングデバイスが、モバイルコンピューティングデバイスである、いずれかの前述もしくは後述の例示的な実施形態、またはそれらの組み合わせに記載の該方法。
【0038】
本開示のこれら及び他の特徴、態様、及び利点は、以下で手短に説明する添付の図面と併せて以下の発明を実施するための形態を読むことから明らかとなるであろう。本開示は、本開示に示す2つ、3つ、4つ、またはそれ以上の特徴または要素の任意の組み合わせを含み、これは、かかる特徴または要素が、本明細書の特定の実施形態の説明において明示的に組み合わされるか、または別の方法で列挙される否かに関わらない。この開示は、本開示のいずれの分離可能な特徴または要素も、その態様及び実施形態のいずれにおいても、本開示の文脈上そうではないことが明確に示されない限り、つまり組み合わせ可能であることが意図されるものとして見られるべきであるように、総合的に読まれることが意図される。
【0039】
したがって、上の概要は単に、いくつかの例示的な実施形態をまとめて、本開示のいくつかの態様の基本的な理解を提供する目的のために提供されることが理解されるであろう。したがって、上記の例示的な実施形態は単に、いくつかの実施形態の実施例であり、いかなる方法においても本開示の範囲または趣旨を制限するものとして解釈されるべきではないことが理解されるであろう。本開示の範囲は、多くの潜在的な実施形態を包含することが理解され、本明細書にまとめるものに加えて、そのうちのいくつかを以下に更に説明する。更に、本明細書に開示される実施形態の他の態様及び利点は、例として、説明される実施形態の原理を図示する添付の図面と併せて、以下の発明を実施するための形態から明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0040】
本開示を上述の一般用語で説明しているが、必ずしも原寸に比例して描写されていない添付の図面をこれから参照する。
【0041】
図1】本開示の例示的な一実施形態に従う、制御体及びカートリッジを備える電子喫煙物品を通した断面図である。
図2】本開示の例示的な一実施形態に従う、カートリッジ及び制御体を備え、液溜め筐体を含む電子喫煙物品を通した断面図である。
図3】本開示のいくつかの例示的な実施形態に従う、エアロゾル送達デバイスに対話サービスを提供するための充電アクセサリデバイスを含むシステムを図示する。
図4】本開示のいくつかの例示的な実施形態に従う、充電アクセサリデバイスの例示的な筐体を図示する。
図5】本開示のいくつかの例示的な実施形態に従う、充電アクセサリデバイス上で実装され得る装置のブロック図を図示する。
図6】本開示のいくつかの例示的な実施形態に従う、エアロゾル送達デバイスに対話サービスを提供するように構成されたコンピューティングデバイス上で実装され得る装置のブロック図を図示する。
図7】本開示のいくつかの例示的な実施形態に従って、充電アクセサリデバイスによって遂行されて、エアロゾル送達デバイスの使用データを収集し、対話サービスの提供における使用のために、コンピューティングデバイスに該使用データへのアクセスを提供し得る、例示的な一方法に従うフローチャートを図示する。
図8】本開示のいくつかの例示的な実施形態に従って、少なくとも一部には、充電アクセサリデバイスによって提供されるエアロゾル送達デバイス使用データに基づき生成されたソーシャルデータを、ソーシャルネットワーキングサービスに提供するための、例示的な一方法に従うフローチャートを図示する。
図9】本開示のいくつかの例示的な実施形態に従って、エアロゾル送達デバイスのソフトウェア更新を、充電アクセサリデバイスに提供するための、例示的な一方法に従うフローチャートを図示する。
図10】本開示のいくつかの例示的な実施形態に従って、充電アクセサリデバイスによって遂行されて、エアロゾル送達デバイスのソフトウェア構成を更新し得る、例示的な一方法に従うフローチャートを図示する。
【発明を実施するための形態】
【0042】
本開示は、これからその例示的な実施形態を参照しながら以下でより完全に説明される。これらの例示的な実施形態は、本開示が徹底的及び完全であるように、また当業者に本開示の範囲を十分に伝えるように説明する。実際に、本開示は、多くの異なる形態で具現化され得、本明細書に記載される実施形態に限定されるものと解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、本開示が適用法的要件を満たすように提供される。本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用する場合、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、「その(the)」は、文脈がそうではないことを明確に示さない限り、複数の指示対象を含む。
【0043】
本開示のいくつかの例示的な実施形態は、エアロゾル送達デバイスの充電アクセサリデバイス、ならびにエアロゾル送達デバイスに対話サービスを提供するための、関連するシステム、方法、装置、及びコンピュータプログラム製品に関する。様々な例示的な実施形態とともに使用され得るエアロゾル送達デバイス(例えば、喫煙物品)は、非限定的な例として、いわゆる「電子タバコ」を含み得る。かかるエアロゾル送達デバイスに関連する機構、構成要素、特徴、及び方法は、多くの異なる形態で具現化され、様々な物品に関連し得ることが理解されるべきである。
【0044】
これに関連して、本開示は、材料を加熱して(好ましくは、材料をかなりの程度燃焼させることなく)、吸入可能な物質を形成するために、電気エネルギーを使用するエアロゾル送達デバイスの説明を提供し、かかる物品は、「手持ち式」デバイスとみなすのに十分に小型であることが最も好ましい。エアロゾル送達デバイスは、その物品またはデバイスのいかなる構成要素のいかなる相当程度の燃焼もなく紙巻きタバコ、葉巻、またはパイプを喫煙することの知覚(例えば、吸入及び発散習慣、味または風味の種類、感覚刺激性効果、身体的感覚、使用習慣、可視のエアロゾルによって提供されるものなどの視覚的刺激、ならびに同様のもの)の一部または全てを提供し得る。エアロゾル送達デバイスは、タバコの燃焼または熱分解の副生成物に起因するエアロゾルという意味の煙を生み出すのではなく、むしろ、物品またはデバイスは、物品またはデバイスのある特定の構成要素の揮発または気化に起因する蒸気(煙様として説明されるとみなされてもよい可視のエアロゾルとみなされ得るエアロゾル中の蒸気を含む)をもたらし得る。極めて好ましい実施形態では、エアロゾル送達デバイスは、タバコ及び/またはタバコ由来の構成要素を組み込み得る。
【0045】
本開示のエアロゾル送達デバイスはまた、蒸気産出物品、喫煙物品、または薬剤送達物品であることを特徴とし得る。故に、かかる物品またはデバイスは、1つ以上の物品(例えば、風味及び/または薬学的活性成分)を吸入可能な形態または状態で提供するように適合させることができる。例えば、吸入可能な物質は、実質的に蒸気の形態(すなわち、その臨界点より低い温度での気相中にある物質)であり得る。あるいは、吸入可能な物質は、エアロゾルの形態(すなわち、ガス中の固体微粒子または液滴の浮遊物)であり得る。簡潔性を目的として、用語「エアロゾル」は、本明細書で使用する場合、可視であるか否か、かつ煙様と見なされ得る形態であるか否かにかかわらず、ヒトの吸引に好適な形態または種類の蒸気、ガス、及びエアロゾルを含むことを意味する。
【0046】
使用中、本開示のエアロゾル送達デバイスは、伝統的な種類の喫煙物品(例えば、タバコに火をつけ吸入することによって用いられる紙巻きタバコ、葉巻、またはパイプ)の使用において個人が用いる物理的行為の多くに供され得る。例えば、本開示のエアロゾル送達デバイスのユーザは、伝統的な種類の喫煙物品に酷似したその物品を持つこと、その物品によって産出されるエアロゾルを吸引するためにその物品の一端を吸うこと、選択された間隔で排煙することなどができる。
【0047】
本開示のエアロゾル送達デバイスは、概して、外側本体またはシェル内に提供されるいくつかの構成要素を含む。外側本体またはシェルの全体的設計は様々であり得、エアロゾル送達デバイスの全体的なサイズ及び形状を画定し得る外側本体の形式または構成は様々であり得る。典型的には、紙巻きタバコまたは葉巻の形状に似た細長い本体は、単一の一体型シェルから形成され得るか、あるいは、細長い本体は、2つ以上の分離可能な部品で形成され得る。例えば、エアロゾル送達デバイスは、実質的に管形状であるために従来の紙巻きタバコまたは葉巻の形状に似ている場合がある、細長いシェルまたは本体を備えることができる。一実施形態では、エアロゾル送達デバイスの構成要素の全てが1つの外側本体またはシェル内に含まれ得る。あるいは、エアロゾル送達デバイスは、接合され分離可能である2つ以上のシェルで構成され得る。例えば、エアロゾル送達デバイスは、1つ以上の再利用可能な構成要素(例えば、充電式電池、及びその物品の動作を制御するための様々な電子デバイス)を含む外側本体またはシェルを備える制御体を一端に保有し、もう一端では、使い捨ての部分(例えば、使い捨ての風味含有カートリッジ)を含む外側本体またはシェルが、それに取り外し可能に取り付けられ得る。単一シェル型のユニット内または多部品の分離可能なシェル型のユニット内における、構成要素のより具体的な形式、構成、及び配列は、本明細書で提供する更なる開示を踏まえれば明確となる。加えて、様々なエアロゾル送達デバイスの設計及び構成要素の配列は、本開示の背景技術の節に列挙した代表的な製品などの市販されている電子エアロゾル送達デバイスを考慮した上で理解することができる。
【0048】
本開示のエアロゾル送達デバイスは、電源(すなわち、電力源)、少なくとも1つの制御構成要素(例えば、電源から物品の他の構成要素、例えば、マイクロ制御器への電流を制御することなどによる、熱生成のための電力を始動、制御、調節、及び停止するための手段)、発熱体または熱生成構成要素(例えば、「噴霧器」と一般に称される電気抵抗発熱要素または構成要素)、及びエアロゾル前駆体組成物(例えば、「スモークジュース(smoke juice)」、「Eリキッド(e−liquid)」、及び「Eジュース(e−juice)」と一般に称される成分などの、十分な熱が加えられるとエアロゾルを生む能力のある液体)、及びエアロゾル吸入のためにエアロゾル送達デバイスを吸うことを可能にする吸い口領域または先端(例えば、画定された気流が、吸う際に、生成されたエアロゾルがそこから引き出されるように物品を通過する)のある組み合わせを備えることが最も好ましい。本開示に従って使用し得るエアロゾル前駆体材料のための例示的な配合は、Zhengらの米国特許公開第2013/0008457号に記載され、その開示は全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0049】
エアロゾル送達デバイス内の構成要素の整列は様々であり得る。特定の実施形態では、エアロゾル前駆体組成物は、ユーザへのエアロゾルの送達を最大化するようにユーザの口元に対して近接であり得る物品の端部の近傍に(例えば、ある特定の状況では、交換可能及び使い捨てであり得るカートリッジ内に)位置することができる。しかしながら、他の構成例が排除されるわけではない。概して、発熱要素は、発熱要素からの熱がエアロゾル前駆体(ならびにユーザに送達するために同様に提供され得る1つ以上の風味剤、薬剤、または同様のもの)を揮発させて、ユーザに送達するためのエアロゾルを形成し得るように、エアロゾル前駆体組成物の十分に近傍に位置付け得る。発熱要素がエアロゾル前駆体組成物を加熱すると、消費者による吸入に好適な物理的形態でエアロゾルが形成、放出、または生成される。前述の用語は、放出する(release)、放出している(releasing)、放出する(releases)、または放出された(released)への言及が、形成する(form)または生成する(generate)、形成している(forming)または生成している(generating)、形成する(forms)または生成する(generates)及び形成された(formed)または生成された(generated)を含むように、置き換え可能であることを意味することに留意すべきである。具体的には、吸入可能な物質は、蒸気もしくはエアロゾルまたはこれらの混合物の形態で放出される。加えて、様々なエアロゾル送達デバイスの構成要素の選択は、本開示の背景技術の節に列挙した代表的な製品などの市販されている電子エアロゾル送達デバイスを考慮した上で理解することができる。
【0050】
エアロゾル送達デバイスは、抵抗加熱、制御システムへの電力供給、インジケータへの電力供給、及び同様のものなど、物品に様々な機能性を提供するのに十分な電流を提供するための電池または他の電力源を組み込む。電源は種々の実施形態を呈し得る。好ましくは、電源は、発熱部材を迅速に加熱してエアロゾル形成を提供し、所望の期間の使用を介して物品に電力供給するのに十分な電力を送達することができる。電源は、エアロゾル送達デバイスを容易に取り扱うことができるように、エアロゾル送達デバイス内に簡便に納まるようにサイズ決定されることが好ましく、加えて、好ましい電源は、望ましい喫煙体験を損なうことがないように、十分に軽量なものである。
【0051】
様々な実施形態とともに使用され得るエアロゾル送達デバイス100の例示的な一実施形態を、図1に提供する。図1に図示される断面に見られるように、エアロゾル送達デバイス100は、機能する関係で永久的または着脱可能に整列された制御体102及びカートリッジ104を備え得る。図1にはねじ式係合が図示されるものの、圧入係合、締まりばめ、磁気係合、または同様のものなどの更なる係合手段が用いられ得ることが理解される。
【0052】
特定の実施形態では、制御体102及びカートリッジ104の一方または両方は、使い捨てまたは再利用可能と称され得る。例えば、制御体は、交換可能な電池または再充電可能な電池を有してもよく、故に、典型的な電気コンセントへの接続、車の充電器(例えば、シガーソケットソケット)への接続、及びユニバーサルシリアルバス(USB)ケーブルなどを介したコンピュータへの接続を含む、任意の種類の再充電技術と組み合わせてもよい。例えば、USB接続器を一端に、制御体接続器を反対側の一端に含むアダプタが、2013年3月15日出願の米国特許出願第13/840,264号に開示され、その全体が、参照により本明細書に組み込まれる。更なる一例として、いくつかの実施形態では、電池は、本明細書で以下に更に考察する充電アクセサリデバイスの実施形態によって、エアロゾル送達デバイス100または電池を含むその部分(例えば、制御体102)のインターフェース接続を通して再充電されてもよい。充電式電池を含む実施形態は、非限定的な例として、リチウムイオン電池(例えば、充電式リチウム−二酸化マンガン電池)、リチウムイオンポリマー電池、ニッケル−亜鉛電池、ニッケル−金属水素化物電池、ニッケルカドミウム電池、充電式アルカリ電池、これらのいくつかの組み合わせ、及び/または他の種類の充電式電池などの任意の種類の充電式電池を含み得ることが理解されるであろう。更に、いくつかの実施形態では、2012年9月5日出願の米国特許出願第13/603,612号に開示されるように、カートリッジは単回使用カートリッジを備えてもよく、これは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0053】
例証される実施形態では、制御体102は、可変的に整列され得る、制御構成要素106(例えば、マイクロ制御器)と、フローセンサ108と、電池110とを含み、外側本体116の遠位の一端114に複数のインジケータ112を含み得る。インジケータ112は、種々の数で提供することができ、異なる形状を呈することができ、更には本体内の開口部であってもよい(かかるインジケータが存在する場合に音を放出するためなど)。例証される実施形態では、制御構成要素106とともに触覚フィードバック構成要素101が含まれる。したがって、触覚フィードバック構成要素は、使用もしくは状態についての振動または同様の触覚的表示をユーザに提供するための喫煙物品の1つ以上の構成要素と統合され得る。例えば、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2013年7月19日出願の米国特許出願第13/946,309号の開示を参照されたい。
【0054】
空気取入口118が、制御体102の外側本体116内に位置付けられてもよい。制御体102の近位取り付け端122には連結器120もまた含まれ、これは制御体突起124へと延びて、カートリッジ104が制御体に取り付けられたとき、噴霧器、または(以下に説明する)抵抗発熱要素などのその構成要素との容易な電気接続を可能にし得る。空気取入口118は、外側本体116内に提供されるものとして図示されるものの、別の実施形態では、空気取入口は、例えば、2013年3月15日出願の米国特許出願第13/841,233号に説明されるように、連結器内に提供されてもよい。
【0055】
カートリッジ104は、その口側端130に口側開口部128を有する外側本体126を含んで、同伴蒸気(すなわち、吸入可能な形態にあるエアロゾル前駆体組成物の構成成分)が、エアロゾル送達デバイス100の吸引中にカートリッジから消費者へと通過することを可能にする。エアロゾル送達デバイス100は、いくつかの実施形態では、実質的に棒状または実質的に管形状または実質的に円筒形状であってもよい。他の実施形態では、例えば、矩形もしくは三角形の断面、または同様のものなどの更なる形状及び寸法が包含される。
【0056】
カートリッジ104は、熱を産出するように構成された抵抗発熱要素134(例えば、ワイヤコイル)と、液体を輸送するように構成された液体輸送要素136(例えば、芯)とを備える噴霧器132を更に含む。電気がそれを通して印加されるときに熱を産出するように構成された材料の様々な実施形態を用いて、抵抗発熱要素134を形成することができる。ワイヤコイルを形成し得る例示的な材料としては、Kanthal(FeCrAl)、Nichrome、二珪化モリブデン(MoSi)、珪化モリブデン(MoSi)、アルミニウムでドープした二珪化モリブデン(Mo(Si,Al))、及びセラミック(例えば、正の温度係数を有するセラミック)が挙げられる。上記に加えて、代表的な発熱要素、及び内部で使用するための材料は、Countsらの米国特許第5,060,671号、Deeviらの米国特許第5,093,894号、Deeviらの米国特許第5,224,498号、Sprinkel Jr.らの米国特許第5,228,460号、Deeviらの米国特許第5,322,075号、Deeviらの米国特許第5,353,813号、Deeviらの米国特許第5,468,936号、Dasの米国特許第5,498,850号、Dasの米国特許第5,659,656号、Deeviらの米国特許第5,498,855号、Hajaligolの米国特許第5,530,225号、Hajaligolの米国特許第5,665,262号、Dasらの米国特許第5,573,692号、及びFleischhauerらの米国特許第5,591,368号に記載されており、これらの開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0057】
発熱要素134の反対側の端にある導電発熱器端子138(例えば、正極及び陰極端子)は、発熱要素を通して電流を方向付けるように構成され、かつ適切な配線または回路(図示せず)への取り付けは、カートリッジ104が制御体102に接続されるときに、発熱要素と電池110との電気接続を形成するように構成されている。具体的には、プラグ140は、カートリッジ104の遠位取り付け端142に位置付けられてもよい。カートリッジ104が制御体102に接続されると、プラグ140は、連結器120に係合して、電流が、電池110から、連結器及びプラグを通って、発熱要素134へと制御可能に流れるような電気接続を形成する。カートリッジ104の外側本体126は、カートリッジのこの端が、そこから突出するプラグ140で実質的に閉じられるように、遠位取り付け端142にわたって続くことができる。
【0058】
液体輸送要素は、液溜めと組み合わせられて、エアロゾル前駆体組成物をエアロゾル化ゾーンに輸送することができる。図1に示す実施形態では、カートリッジ104は、この実施形態では、カートリッジの外側本体126の内側を取り巻く管の形状に形成された不織繊維の複数の層を備える、液溜め層144を含む。エアロゾル前駆体組成物は、液溜め層144内に保持される。液体構成成分は、例えば、液溜め層144によって吸着的に保持され得る。液溜め層144は、液体輸送要素136と流体連通している。液体輸送要素136は、毛管作用を介して、液溜め層144内に貯蔵されたエアロゾル前駆体組成物をカートリッジ104のエアロゾル化ゾーン146に輸送する。図示するように、液体輸送要素136は、この実施形態では金属ワイヤコイルの形態にある発熱要素134と直接接触している
【0059】
本開示に従って製造され得るエアロゾル送達デバイスは、電子エアロゾル送達デバイスの形成において有用である様々な組み合わせの構成要素を包含し得ることが理解される。例えば、全体が参照により本明細書に組み込まれる、Sebastianらへの米国特許出願公開第2014/0000638号に開示されている、電子喫煙物品内の複数のエアロゾル化可能な材料の制御可能な送達のための液溜め及び発熱体システムを参照する。更に、2012年9月4日出願の米国特許出願第13/602,871号は、マイクロヒータを含む電子喫煙物品を開示しており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0060】
芯のまわりに巻き付けられ得る電気抵抗メッシュ材料のリボンを開示する、米国特許公開第2013/0213419号、及びコイルの巻き付けが、各巻き付けが間に実質的に均一な離間を有する、芯のまわりの発熱器コイルを開示する、米国特許公開第2013/0192619号への参照もまたなされる。本開示に従う特定の実施形態では、発熱器は、種々のピッチで液体輸送要素(芯など)のまわりに巻き付けられ得る金属ワイヤを備えてもよい。例示的な可変ピッチで発熱器、本開示に従って使用され得るよりは、2013年3月14日出願の米国特許出願第13/827,994号に説明され、その開示は全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0061】
米国特許公開第2013/0213418号に開示される、エラストマー材料から形成され、そこから液体材料をポンピングするために手動で圧縮されるように適合された液体供給液溜めへの参照もまたなされる。本開示に従う特定の実施形態では、液溜めは特に、液体材料を吸収または吸収し得る繊維性マットまたは管などの繊維性材料から形成されてもよい。
【0062】
別の実施形態では、カートリッジの実質的に全体が1つ以上の炭素材料から形成されてもよく、このことは、生分解性及びワイヤの欠如という観点で利点を提供し得る。これに関連して、発熱要素は泡状炭素を含んでもよく、液溜めは炭素化布帛を含んでもよく、また黒鉛を用いて電池及び制御器と電気接続を形成してもよい。かかる炭素カートリッジは、いくつかの実施形態では、カートリッジの照明を提供するために、本明細書に説明される1つ以上の要素と組み合わせられてもよい。炭素系カートリッジの例示的な実施形態は、全体が参照により本明細書に組み込まれるGriffith,Jr.らへの米国特許米国出願公開第2013/0255702号において提供されている。
【0063】
使用中、ユーザが物品100を吸うと、(例えば、フローセンサなどを介して)発熱要素134が起動し、エアロゾル化ゾーン146内でエアロゾル前駆体組成物の構成成分が蒸発する。物品100の口側端130を吸うと、周囲空気が空気取入口118に進入させられ、連結器120内の中央開口部及びプラグ140の中央開口部を通過させられる。カートリッジ104において、吸われた空気は、空気通路管150内の空気通路148を通過し、エアロゾル化ゾーン146内で形成された蒸気と組み合わせられて、エアロゾルを形成する。エアロゾルは、エアロゾル化ゾーン146から素早く移動させられ、空気通路管154内の空気通口152を通過し、物品100の口側端130にある口側開口部128から出る。
【0064】
本開示に従うエアロゾル送達デバイスの様々な構成要素は、当該技術分野で説明され、市販されている構成要素から選択することができる。本開示に従って使用され得る電池の例は、米国特許出願公開第2010/0028766号に記載され、その開示は全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0065】
吸入起動能力を提供することができる例示的な機構としては、MicroSwitch division of Honeywell,Inc.,Freeport,Ill製造のModel 163PC01D36のシリコンセンサが挙げられる。本開示に従う発熱回路に用いてもよいデマンド作動式電気スイッチの更なる例は、全体が参照により本明細書に組み込まれる、Gerthらの米国特許第4,735,217号に記載されている。本エアロゾル送達デバイスにおいて有用であり得るマイクロコントローラを含む電流調整回路及び他の制御構成要素の更なる説明は、全てBrooksらの米国特許第4,922,901号、同第4,947,874号、及び同第4,947,875号、McCaffertyらの米国特許第5,372,148号、Fleischhauerらの米国特許第6,040,560号、及びNguyenらの米国特許第7,040,314号で提供されており、これらの全てはその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0066】
発熱器の温度、発熱器を通過する空気の流れ、及び発熱器近傍のエアロゾル形成材料の存在などのデバイスの状態を監視するための手段として、電源から発熱器要素に供給される電力を制御するように構成された制御器を説明する、国際公開第WO2013/098396号、同第WO2013/098397号、及び同第WO2013/098398号への参照もまたなされる。特定の実施形態では、本開示は、制御体内のマイクロ制御器及びマイクロ制御器または他カートリッジ構成要素内の電子構成要素の通信を通すなどして、状態インジケータを監視するための様々な制御システムを提供する。
【0067】
エアロゾル前駆体組成物または蒸気前駆体組成物ともまた称され得る、エアロゾル前駆体は、1つ以上の異なる構成成分を含むことができる。例えば、エアロゾル前駆体は、多価アルコール(例えば、グリセリン、プロピレングリコール、またはこれらの混合物)を含むことができる。更なるエアロゾル前駆体組成物の代表的な種類は、Sensabaugh,Jr.らの米国特許第4,793,365号、Jakobらの米国特許第5,101,839号、BiggsらのPCT国際公開第98/57556号、及びChemical and Biological Studies on New Cigarette Prototypes that Heat Instead of Burn Tobacco,R.J.Reynolds Tobacco Company Monograph(1988)に記載されており、これらの開示は参照により本明細書に組み込まれる。
【0068】
また更なる構成要素を本開示のエアロゾル送達デバイス内で利用することができる。例えば、Sprinkelらの米国特許第5,154,192号は喫煙物品と一緒に使用することができるインジケータを開示し、Sprinkel,Jr.の米国特許第5,261,424号はデバイスの吸い口と関連付けられ、一吸いすることと関連付けられたユーザの唇の働きを検出し、次いで加熱を誘発し得る圧電センサを開示し、McCaffertyらの米国特許第5,372,148号は、吸い口を介した圧力降下に応答して加熱負荷アレイへのエネルギー流を制御するための排煙センサを開示し、Harrisらの米国特許第5,967,148号は、挿入された構成要素の赤外線透過率の非均一性を検出する識別装置、及び構成要素がソケットに挿入されると検出ルーチンを実行する制御器を含む喫煙デバイス内のソケットを開示し、Fleischhauerらの米国特許第6,040,560号は、複数の差動移相を持つ規定の実行可能な電力サイクルを説明し、Watkinsらの米国特許第5,934,289号は、フォトニックオプトロニック構成要素を開示し、Countsらの米国特許第5,954,979号は、喫煙デバイスを通る吸引抵抗を改変するための手段を開示し、Blakeらの米国特許第6,803,545号は、喫煙デバイス内で使用するための特定の電池構成を開示し、Griffenらの米国特許第7,293,565号は、喫煙デバイスと共に使用するための様々な充電システムを開示し、Fernandoらの米国特許第8,402,976号は、充電を促進し、デバイスのコンピュータ制御を可能にする喫煙デバイスのためのコンピュータインターフェーシング手段を開示し、Fernandoらの米国特許出願公開第2010/0163063号は、喫煙デバイスのための識別システムを開示し、Flickによる国際公開第2010/003480号は、エアロゾル生成システム内での吸入を示す流体流感知システムを開示し、以上の開示の全ては、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。電子エアロゾル送達物品に関連し、本物品に使用され得る材料または構成要素を開示する、構成要素の更なる例としては、include Gerthらの米国特許第4,735,217号、Morganらの米国特許第5,249,586号、Ingebrethsenへの米国特許第5,388,574号、Higginsらの米国特許第5,666,977号、Adamsらの米国特許第6,053,176号、Whiteの米国第6,164,287号、Vogesの米国特許第6,196,218号、Felterらの米国特許第6,810,883号、Nicholsの米国特許第6,854,461号、Honの米国特許第7,832,410号、Kobayashiの米国特許第7,513,253号、Hamanoの米国特許第7,896,006号、Shayanの米国特許第6,772,756号、Honの米国特許第8,156,944号、Honの米国特許第8,365,742号、Honの米国特許第8,375,957号、Honの米国特許第8,393,331号、Honの米国特許出願公開第2006/0196518号及び同第2009/0188490号、Thorensらの米国特許出願公開第2009/0272379号、Monseesらの米国特許出願公開第2009/0260641号及び同第2009/0260642号、Oglesbyらの米国特許出願公開第2008/0149118号及び同第2010/0024834号、 Wangの米国特許出願公開第2010/0307518号、Honの国際公開第2010/091593号、Fooの国際公開第2013/089551号、ならびに2013年3月15日出願の米国特許出願第13/841,233号が挙げられ、これらの各々は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。上述の文書により開示された様々な材料は、様々な実施形態での本デバイスに組み込まれ、上述の開示の全てはそれらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0069】
この物品の使用についての上述の説明は、本明細書に提供される更なる開示に照らすことで当業者に明らかであり得るわずかな改変を通して、本明細書に説明される様々な実施形態に適用することができる。しかしながら、使用についての上の説明はこの物品の使用を限定することが意図されず、本開示の全ての開示必要要件に応じて提供される。
【0070】
本開示に従う実施形態とともに使用され得る液溜め筐体244を含む喫煙物品200(例えば、エアロゾル送達デバイス)の更なる例示的な実施形態を、図2に示す。図2に図示するように、制御体202は、制御構成要素206、フローセンサ208、電池210、及びLED212を含み得る制御体シェル201から形成され得る。カートリッジ204は、液溜め筐体内に貯蔵されたエアロゾル前駆体組成物を、ウィックするか、あるいは他の方法で発熱器234へと輸送するように適合された液体輸送要素236と流体連通している液溜め筐体244を封入するカートリッジシェル203から形成され得る。形成されたエアロゾルのカートリッジ204からの放出を可能にするために、開口部228がカートリッジシェル203内に存在してもよい。かかる構成要素は、カートリッジ内に存在し得る構成要素の代表であり、本開示によって包含されるカートリッジ構成要素の範囲を限定することは意図されない。カートリッジ204は、制御体突起224とカートリッジソケット240との間の圧入係合を通して制御体202に係合するように適合されてもよい。かかる係合は、制御体202とカートリッジ204との間の安定した接続を促進し、電池210と制御体内の制御構成要素206とカートリッジ内の発熱器234との間の電気接続を確立することができる。カートリッジ204はまた、IC、メモリ構成要素、センサ、または同様のものを含み得る1つ以上の電子構成要素250を含んでもよい。電子構成要素250は、制御構成要素206と通信するように適合されてもよい。
【0071】
いくつかの実施形態では、電子喫煙物品は、デバイスの1つ以上の更なる要素を封入するように適合された中空シェルを備え得る。中空シェルは、電子喫煙物品の全ての要素を含む単一の一体型部品であってもよい。上記のような2つ部品の実施形態では、中空シェルは、カートリッジシェルまたは制御体シェルと関連付けられてもよい。
【0072】
これまで、様々な例示的な実施形態とともに使用され得るエアロゾル送達デバイスのいくつかの例示的な実施形態を説明しているが、エアロゾル送達デバイスの充電アクセサリデバイス、ならびに本開示に従う、エアロゾル送達デバイスに対話サービスを提供するための、関連するシステム、方法、装置、及びコンピュータプログラム製品のいくつかの実施形態をここで説明する。図3は、本開示のいくつかの例示的な実施形態に従う、エアロゾル送達デバイスに対話サービスを提供するための充電アクセサリデバイス304を含むシステム300を図示する。システム300は、エアロゾル送達デバイス302、充電アクセサリデバイス304、コンピューティングデバイス306、ネットワーク308、またはソーシャルネットワーキングサービス310のうちの1つ以上を含んでもよい。しかしながら、図3に図示し、それに関して以下に説明する構成要素、デバイス、または要素は必須ではなくてもよく、故に、特定の実施形態では、いくつかは省略されてもよいことが理解されるであろう。加えて、いくつかの実施形態は、図3に図示し、それに関して以下に説明するものを超えて、更なるまたは異なる構成要素、デバイス、または要素を含んでもよい。
【0073】
エアロゾル送達デバイス302は、任意のエアロゾル送達デバイスとして具現化されてもよい。非限定的な例として、いくつかの実施形態では、エアロゾル送達デバイス302は、エアロゾル送達デバイス100の少なくとも一部分または喫煙物品200の少なくとも一部分の一実施形態を備えてもよい。
【0074】
エアロゾル送達デバイス302は、任意の電池、またはエアロゾル形成及び/もしくはエアロゾル送達デバイス302の他の機能を提供するための電力を供給するように構成された他の電源として具現化され得る電池312を含んでもよい。非限定的な例として、いくつかの例示的な実施形態の電池312は、電池110及び/または電池210の一実施形態であり得る。いくつかの例示的な実施形態の電池312は充電式であり、任意の充電式電池または充電式電池の組み合わせとして具現化されてもよい。非限定的な例として、電池312は、リチウムイオン電池(例えば、充電式リチウム−二酸化マンガン電池)、リチウムイオンポリマー電池、ニッケル−亜鉛電池、ニッケル−金属水素化物電池、ニッケルカドミウム電池、充電式アルカリ電池、これらのいくつかの組み合わせ、及び/または他の種類の充電式電池を含み得る。
【0075】
エアロゾル送達デバイス302は、制御構成要素314を更に含んでもよい。制御構成要素314、例えば、少なくとも部分的に、プロセッサ;マイクロ制御器;集積回路;プロセッサによって実行可能な命令を記憶するメモリ、マイクロ制御器、及び/もしくは他の処理デバイス;これらのいくつかの組み合わせ;またはエアロゾル送達デバイス302の機能を監視及び/もしくは制御するように構成され得る同様のものとして具現化されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、制御構成要素314は、制御構成要素106、制御構成要素206、及び/または電子構成要素250の一実施形態を含んでもよい。
【0076】
充電アクセサリデバイス304は、1つ以上のエアロゾル送達デバイス302の少なくとも一部分を受容するように構成された1つ以上のソケットを画定し得る筐体を備えてもよい。これに関連して、エアロゾル送達デバイス302の少なくとも一部分は、充電アクセサリデバイス302内で解放可能に保持されてもよい。例えば、いくつかの例示的な実施形態の充電アクセサリデバイス304の筐体は、エアロゾル送達デバイス302の外側シェルまたはその部分(充電アクセサリデバイス304の制御体など)に摩擦係合するように構成され得る摩擦嵌合ソケットを画定してもよい。更なる一例として、いくつかの例示的な実施形態の充電アクセサリデバイス304の筐体は、保持部材(ラッチ、紐、ドア、及び/または同様のものなど)の使用によって、エアロゾル送達デバイス302を封入するか、あるいは他の方法で保持するように構成された空洞封入を画定してもよい。いくつかの例示的な実施形態では、充電アクセサリデバイス304の筐体は、エアロゾル送達デバイス302によって使用され得る、カートリッジ104及び/またはカートリッジ204などの1つ以上のカートリッジを受容するように構成された1つ以上のソケットを更に画定してもよい。
【0077】
充電アクセサリデバイス304の筐体は、様々な形態因子のいずれかを有し得ることが理解されるであろう。いくつかの例示的な実施形態では、充電アクセサリデバイス304の筐体は、充電アクセサリデバイス304がユーザのポケット内またはハンドバッグ内で運搬され得るような、携帯用形態因子を有してもよい。非限定的な例として、いくつかの実施形態では、筐体は、スマートフォンまたは紙巻きタバコのパックのサイズ及び形状に実質的に類似したサイズ及び形状を有してもよい。
【0078】
図4は、本開示のいくつかの例示的な実施形態に従う、充電アクセサリデバイスの例示的な筐体400を図示する。しかしながら、図4の図示は、いくつかの例示的な実施形態に従う、エアロゾル送達デバイスの少なくとも一部分及び1つ以上のカートリッジを受容するための空洞を画定する、例示的な筐体を図示するための非限定的な例として提供されることが理解されるであろう。図4に図示するように、筐体400は、エアロゾル送達デバイス404の少なくとも一部分を受容するように構成されたソケット402を画定してもよい。エアロゾル送達デバイス404の少なくとも一部分は、例えば、エアロゾル送達デバイス302の少なくとも一部分の一実施形態であってもよい。例えば、いくつかの実施形態では、ソケット402は、エアロゾル送達デバイスの制御体部分を受容するように構成されてもよい。別の例として、いくつかの実施形態では、ソケット402は、制御体部分及び使用準備のできたカートリッジを備える、完全に組み立てられたエアロゾル送達デバイスを受容するように構成されてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、筐体400は、エアロゾル送達デバイスの制御体部分を受容するように構成された1つ以上のソケットと、制御体部分及びカートリッジを備える、完全に組み立てられたエアロゾル送達デバイスを受容するように構成された1つ以上のソケットとを含んでもよい。筐体400は、エアロゾル送達デバイス404のカートリッジを受容するように構成された1つ以上のカートリッジソケット408を更に画定してもよい。
【0079】
いくつかの例示的な実施形態では、充電アクセサリデバイス302は、エアロゾル送達デバイス302(または電池312を含むその部分)が充電アクセサリデバイス302のソケット内にあるときに、電池312の充電レベルの表示を決定し、それを提供するように構成されてもよい。例えば、図4を参照すると、電池充電レベルインジケータ406は、ソケット402に挿入されるか、あるいは他の方法で取り付けられるときに、エアロゾル送達デバイス404の電池の充電レベルを示してもよい。
【0080】
充電アクセサリデバイス302の筐体が、カートリッジを受容するように構成されたソケットを画定する、いくつかの例示的な実施形態では、充電アクセサリデバイス302は、カートリッジ内に残存するエアロゾル前駆体組成物のレベルの表示を決定し、それを提供するように構成されてもよい。例えば、図4を参照すると、例示的な筐体400は、各カートリッジソケット408のためのエアロゾル前駆体組成物レベルインジケータ410を含んでもよく、対応するカートリッジソケット408に挿入されるか、あるいは他の方法で取り付けられたカートリッジ内に残存するエアロゾル前駆体組成物のレベルを示してもよい。
【0081】
図3に戻ると、充電アクセサリデバイス304は、電力貯蔵デバイス322を含んでもよい。電力貯蔵デバイス322は、電池、及び/またはエアロゾル送達デバイス302の電池312を充電するために使用され得る電力を貯蔵するように構成され得る他のデバイスを備えてもよい。これに関連して、充電アクセサリデバイス304は、エアロゾル送達デバイス302(またはその部分)が充電アクセサリデバイス304のソケットに挿入される、かつ/あるいは他の方法で充電アクセサリデバイス304に取り付けられたときに、電力貯蔵デバイス322と電池312との間の電気接続を確立するように構成され得る充電インターフェース324を更に備えてもよい。これに関連して、充電インターフェース324は、電力貯蔵デバイス324から電池312に電力を供給して、電池312を充電するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、充電インターフェース324は、電池312及び/またはエアロゾル送達デバイス302の他の構成要素に対する物理的接続を確立するように構成されてもよい。別の例として、いくつかの実施形態では、充電インターフェース324は、エアロゾル送達デバイス302が充電アクセサリデバイス304のソケットに挿入される、かつ/あるいは他の方法で充電アクセサリデバイス304の十分近位にあるときに、電池312の無線充電を可能にするように構成されてもよい。
【0082】
電力貯蔵デバイス322は、充電式であってもよい。これに関連して、電力貯蔵デバイス322は、1つ以上の充電式電池及び/または他の充電式電力貯蔵デバイスを備えてもよい。非限定的な例として、電力貯蔵デバイス322は、1つ以上の充電式リチウムイオン電池(例えば、充電式リチウム−二酸化マンガン電池)、1つ以上の充電式リチウムイオンポリマー電池、1つ以上の充電式ニッケル−亜鉛電池、1つ以上の充電式ニッケル−金属水素化物電池、1つ以上の充電式ニッケルカドミウム電池、1つ以上の充電式アルカリ電池、これらのいくつかの組み合わせ、及び/または他の種類の充電式電力貯蔵デバイスを含んでもよい。
【0083】
充電アクセサリデバイス304は、充電アクセサリデバイス304と、電力を供給して、電力貯蔵デバイス322を充電する外部電源328との接続を支持するように構成された外部電力インターフェース326を更に含んでもよい。外部電力インターフェース326は、電源とインターフェース接続し、電源から電力を受信するために使用され得る任意のインターフェースを備えてもよい。したがって、使用され得る電源328の種類は、充電アクセサリデバイス304上で実装される外部電力インターフェース326の種類(複数可)に応じて、様々であってもよい。例えば、いくつかの実施形態では、外部電力インターフェース326は、電力貯蔵デバイス322を充電するために使用され得る電力を、充電アクセサリデバイス304に供給するように構成され得る、コンピューティングデバイス(いくつかの例示的な実施形態のコンピューティングデバイス306など)に接続され得るユニバーサルシリアルバス(USB)ポートまたは接続器を含んでもよい。したがって、コンピューティングデバイス306及び/または他のコンピューティングデバイス306は、いくつかの例示的な実施形態に従う電源328を提供し得る。更なる一例として、いくつかの実施形態では、電源328は、AC電気コンセントからの電力を、電力貯蔵デバイス322を充電するために使用され得る直流(DC)に変換するように構成され得る、交流(AC)/直流(DC)アダプタ(例えば、壁充電器)として具現化されてもよい。AC/DCアダプタは、接続器(例えば、USB接続器及び/もしくは他の接続器)を含んでも、ならびに/または外部電力インターフェース326と連結され得る接続器(例えば、USB接続器及び/もしくは他の接続器)と連結するように構成されてもよい。
【0084】
エアロゾル送達デバイス302が充電アクセサリデバイス304に取り付けられない(例えば、充電アクセサリデバイス304の筐体のソケット内にない)一方で、電源328が外部電力インターフェース326と連結される場合、電源38は、電力貯蔵デバイス322を充電してもよい。いくつかの例示的な実施形態では、エアロゾル送達デバイス302が充電アクセサリデバイス304に取り付けられる(例えば、充電アクセサリデバイス304の筐体のソケット内にある)一方で、電源328が外部電力インターフェース326と連結される場合、電力貯蔵デバイス322が電池312を再充電する一方で、電源38は電力貯蔵デバイス322を再充電してもよい。
【0085】
いくつかの例示的な実施形態では、充電アクセサリデバイス304は、電池312及び/または電力貯蔵デバイス322の充電状態及び/または充電の進捗を示すために使用され得る、1つ以上のLEDインジケータ、グラフィックディスプレイ、及び/または他のユーザインターフェース要素(図5に関して本明細書で以下に図示し、更に説明するユーザインターフェース516によって提供され得るようなもの)などの1つ以上のインジケータを含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態では、充電アクセサリは、電池312が(例えば、電力貯蔵デバイス322からの電力によって)充電されているか否かを示すために使用され得る、状態インジケータ(複数可)を含んでもよい。更なる一例として、いくつかの実施形態では、充電アクセサリは、電力貯蔵デバイス322が(例えば、電源328からの電力によって)充電されているか否かを示すために使用され得る、状態インジケータ(複数可)を含んでもよい。別の例として、図4に図示されるもののようないくつかの実施形態では、充電アクセサリデバイス304は、電池312の充電レベルを示し得る電池充電レベルインジケータ、及び/または電力貯蔵デバイス322の充電レベルを示し得る充電レベルインジケータを含んでもよい。
【0086】
いくつかの例示的な実施形態の充電アクセサリデバイス304は、エアロゾル送達デバイス302(またはその部分)が充電アクセサリデバイス304のソケットに挿入される、かつ/あるいは他の方法で充電アクセサリデバイス304に取り付けられるときに、充電アクセサリデバイス304と制御構成要素314及び/またはエアロゾル送達デバイス302の他の要素(複数可)との間のデータ接続を確立するように構成され得るエアロゾル送達デバイスインターフェース334を備えてもよい。これに関連して、エアロゾル送達デバイス334は、充電アクセサリデバイス304と制御構成要素314及び/またはエアロゾル送達デバイス302の他の構成要素(複数可)との間の通信を可能にするように構成されてもよい。エアロゾル送達デバイスインターフェース334は、データ接続の確立及び2つのデバイス間の通信を可能にするために使用され得る任意の有線及び/または無線(例えば、Bluetooth、ZigBee、Wi−Fi direct、WLAN、及び/または2つ以上のデバイスをインターフェース接続するために使用され得る他の無線通信技術)インターフェースを介して実装され得ることが理解されるであろう。いくつかの例示的な実施形態では、充電インターフェース324及びエアロゾル送達デバイスインターフェース334は、電力及びデータの両方を運搬するように構成され得る、共通インターフェース(非限定的な例として、USBインターフェースなど)を介して実装されてもよい。
【0087】
いくつかの例示的な実施形態では、エアロゾル送達デバイスインターフェース334は、エアロゾル送達デバイス302による使用のためのカートリッジを受容するために使用され得るインターフェース及び/またはソケットを介して、エアロゾル送達デバイス302の制御体部分とインターフェース接続するように構成されてもよい。これに関連して、いくつかの例示的な実施形態のエアロゾル送達デバイスインターフェース334は、(例えば、エアロゾル送達デバイス302が、ソケット402などの充電アクセサリデバイス304のソケットに受容されるときに)カートリッジの代わりに、エアロゾル送達デバイス302の制御体部分のカートリッジソケットに挿入され得るデータインターフェースを提供してもよい。いくつかのかかる実施形態では、電流感知データを読み取るように構成され得るエアロゾル送達デバイス302の入力は、デジタル受信入力として使用されてもよく、電力を発熱器要素に切り替えるために使用され得る出力は、制御構成要素314によってデジタル出力として使用されて、エアロゾル送達デバイス302と充電アクセサリデバイス304との間の通信を可能にしてもよい。これに関連して、カートリッジがエアロゾル送達デバイス302に挿入されるときに使用され得る発熱器接続点は、別の目的のために再利用されて、エアロゾル送達デバイス302と充電アクセサリデバイス304との間のシリアルインターフェースを提供してもよい。
【0088】
エアロゾル送達デバイスインターフェース334は、エアロゾル送達デバイス302からデータを収集するために、充電アクセサリデバイス304によって使用されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、充電アクセサリデバイス304は、エアロゾル送達デバイス302から使用データを収集するように構成されてもよい。これに関連して、いくつかの例示的な実施形態の制御構成要素314は、エアロゾル送達デバイスインターフェース334を介して充電アクセサリデバイス304によって収集され得る、エアロゾル送達デバイス302の使用データを維持するように構成されてもよい。充電アクセサリデバイス304は、充電アクセサリデバイス304上に実装され得るメモリ(図5に図示し、それに関して以下に説明するメモリ514など)上に、収集された使用データを少なくとも一時的に記憶するように構成されてもよい。
【0089】
収集された使用データは、非限定的な例として、エアロゾル送達デバイスにおいてある期間にわたって使用されたカートリッジの数、ユーザがある期間にわたって行った排煙の回数、(例えば、秒及び/または他の時間単位での)合計累積排煙時間、個々の排煙間の平均休息時間、個々の排煙間の最短観測休息時間、個々の排煙間の最長観測休息時間、(例えば、秒及び/または他の時間単位での)個々の排煙間の合計休息時間、最長許容可能排煙継続時間(例えば、4秒)を超える排煙の強制カットオフの数、ある期間にわたってエアロゾル送達デバイスが使用された喫煙セッションの数、または1つ以上の喫煙セッションの継続時間、1つ以上の喫煙セッションの日付/時刻、電力消費データ、及び/または他の使用データなどの、エアロゾル送達デバイス302の使用データを詳述する任意のデータを含んでもよい。ユーザが行った排煙の回数が捕らえられる、いくつかの例示的な実施形態では、二重/三重/複数捕捉の排煙は、単一の排煙として計数されてもよい。更にまたはあるいは、いくつかの例示的な実施形態では、二重/三重/複数捕捉の排煙は、個々の排煙として別個に計数されてもよい。更なる例として、使用データは、ある期間にわたってエアロゾル送達デバイス302によって提供される低カートリッジ警告の合計数、ある期間にわたってエアロゾル送達デバイス302によって提供される空カートリッジエラーの合計数、ある期間にわたってエアロゾル送達デバイス302によって提供される低電池警告の合計数、ある期間にわたってエアロゾル送達デバイス302によって提供される空電池エラーの合計数、ある期間にわたる締め出しの発生の合計数、及び/または動作中にエアロゾル送達デバイス302によってその使用データに基づいて提供され得る他の状態表示/警告/エラーを含んでもよい。所与の期間にわたる使用データは、非限定的な例として、エアロゾル送達デバイス302の寿命、充電アクセサリデバイス304におけるエアロゾル送達デバイス302の前充電からの経過期間、またはエアロゾル送達デバイス302のユーザ、充電アクセサリデバイス304、及び/もしくはコンピューティングデバイス306によって特定される期間などの、任意の期間であってもよい。
【0090】
更なる一例として、使用データは、エアロゾル送達デバイス302において使用されるエアロゾル前駆体組成物の種類(複数可)を含んでもよい。これに関連して、エアロゾル前駆体組成物の種類は、少なくとも一部には、エアロゾル前駆体組成物の化学配合、エアロゾル前駆体組成物の風味剤、エアロゾル前駆体組成物のブランド、エアロゾル前駆体組成物のタバコ濃度、及び/または様々な種類のエアロゾル前駆体組成物を区別し得る他の特質によって定義されてもよい。
【0091】
いくつかの実施形態では、充電アクセサリデバイス304は、エアロゾル送達デバイス302から診断データを収集するように構成されてもよい。診断データは、例えば、任意の動作不良、故障した構成要素、及び/またはエアロゾル送達デバイス302に発生し得る他の問題を識別するために使用され得る、エアロゾル送達デバイス302の1つ以上の構成要素の機能を示すデータを含んでもよい。更なる一例として、診断データは、エアロゾル送達デバイス302上にインストールされ得るソフトウェアのソフトウェアバージョンを含んでもよい。別の例として、診断データは、動作時点での、エアロゾル送達デバイス302及び/またはその1つ以上の構成要素の(例えば、華氏及び/または摂氏での)測定温度を含んでもよい。例えば、いくつかの例示的な実施形態では、診断データは、排煙の開始時点での、平均測定温度、最低観測温度、及び/または最高測定温度を含んでもよい。収集された診断データは、エアロゾル送達デバイス302の構成要素が交換される必要があり得るとき、及び/またはエアロゾル送達デバイス302のソフトウェアが更新されるべきときを決定するために使用されてもよい。
【0092】
充電アクセサリデバイス304は、1つ以上の充電セッションに関する充電セッションデータを追跡するように更に構成されてもよい。例えば、充電アクセサリデバイス304は、1つ以上の充電セッションの充電クーロン数値、充電アクセサリデバイスとエアロゾル送達デバイス302との間の充電器接続の数、ある充電セッションの充電時間、ある期間にわたる合計充電時間、充電アクセサリデバイス304が、電池312を充電するために使用された充電アクセサリデバイスと連結された時間のパーセンテージ、及び/または他の充電セッションデータを追跡してもよい。
【0093】
いくつかの例示的な実施形態では、充電アクセサリデバイス304は、エアロゾル送達デバイスインターフェース334を使用して、ソフトウェア更新をエアロゾル送達デバイス302に送達して、エアロゾル送達デバイスのソフトウェア構成を更新するように構成されてもよい。例えば、ソフトウェア更新は、エアロゾル送達デバイス302上で実装され得るソフトウェアを動作させるための、ソフトウェアのアップグレード、修正パッチ、及び/または同様のものを含んでもよい。更なる一例として、ソフトウェア更新は、エアロゾル送達デバイス302のLEDインジケータ(複数可)の機能、エアロゾル送達デバイス302の発熱プロファイル、1つの排煙当たりで蒸発するエアロゾル前駆体組成物の量、及び/またはエアロゾル送達デバイス302の他の動作パラメータなどの、ユーザインターフェース機能の構成を含む様々な動作パラメータなどの、エアロゾル送達デバイス302の1つ以上の構成設定に対する更新(例えば、カスタマイズ)を含んでもよい。別の例として、ソフトウェア更新は、エアロゾル送達デバイス302にプログラムされ得る、エアロゾル送達デバイス302のユーザのユーザ名、住所、コンタクト情報、及び/または同様のものなどの個人情報を含んでもよい。
【0094】
充電アクセサリデバイス304は、充電アクセサリデバイス304と1つ以上の更なるデバイス及び/または1つ以上のネットワークとの通信を可能にするように構成され得る、通信インターフェース336を更に含んでもよい。例えば、通信インターフェース336は、充電アクセサリデバイス304が、コンピューティングデバイス306と通信する、かつ/あるいはネットワーク308にアクセスすることを可能にするように構成されてもよい。これに関連して、通信インターフェース336は、他のデバイス及び/またはネットワークとの通信を可能にするための1つ以上のインターフェース機構を含んでもよい。したがって、通信インターフェース336は、例えば、アンテナ(または複数のアンテナ)、ならびに無線通信技術(セルラー通信技術、Wi−Fi、及び/または他のInstitute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE)802.11技術、Bluetooth、ZigBee、無線USB、近距離無線通信(NFC)、無線周波数識別(RF−ID)、WiMAX、及び/もしくは他のIEEE802.16技術、ならびに/または他の無線通信技術など)による無線通信ネットワークならびに/または別のデバイスとの無線通信を可能にするための支援ハードウェア及び/もしくはソフトウェアを含んでもよい。通信インターフェース336は、ケーブル、デジタル加入者線(DSL)、USB、FireWire、Ethernet、1つ以上の光伝送技術、及び/または他のワイヤラインネットワーキング法を介した通信を支援するための、通信モデムまたは他のハードウェア/ソフトウェアを追加でまたは代替的に含んでもよい。いくつかの例示的な実施形態では、外部電力インターフェース326及び通信インターフェース336は、電力及びデータの両方を運搬するように構成され得る、共通インターフェース(非限定的な例として、USBインターフェースなど)を介して実装されてもよい。
【0095】
コンピューティングデバイス306は、充電アクセサリデバイス304と通信し、ネットワーク308にアクセスするように構成され得る任意のコンピューティングデバイスとして具現化されてもよい。非限定的な例として、いくつかの例示的な実施形態のコンピューティングデバイス306は、携帯電話(例えば、スマートフォンまたは他の携帯電話デバイス)、タブレットコンピューティングデバイス、デジタルメディアプレーヤ、これらのいくつかの組み合わせ、または他のモバイルコンピューティングデバイスなどのモバイルコンピューティングデバイスとして具現化されてもよい。更なる一例として、いくつかの例示的な実施形態のコンピューティングデバイス306は、デスクトップPC、ラップトップPC、他の種類のPCなどのパーソナルコンピュータ(PC)を備えてもよい。
【0096】
ネットワーク308は、2つ以上のコンピューティングデバイスが互いに通信することを可能にする、任意のネットワークまたはネットワークの組み合わせとして具現化されてもよい。これに関連して、ネットワーク308は、例えば、1つ以上のワイヤラインネットワーク、1つ以上の無線ネットワーク(例えば、セルラーネットワーク、WLAN、無線メトロポリタンエリアネットワーク、無線広域ネットワーク、これらのいくつかの組み合わせ、もしくは同様のもの)、またこれらの組み合わせを備えてもよく、いくつかの例示的な実施形態では、インターネットを備えてもよい。
【0097】
コンピューティングデバイス306及び充電アクセサリデバイス304は、コンピューティングデバイス306及び通信インターフェース336の両方によって支援され得る、任意の無線及び/またはワイヤライン通信技術を介して通信してもよい。例えば、コンピューティングデバイス306及び充電アクセサリデバイス304は、USB接続、FireWire接続、Bluetooth、ZigBee、Wi−Fi direct、及び/または2つのコンピューティングデバイスをインターフェース接続するために使用され得る他の技術を介して通信してもよい。更にまたはあるいは、いくつかの例示的な実施形態では、コンピューティングデバイス306及び充電アクセサリデバイス304は、ネットワーク308またはその部分(ネットワーク308にアクセスするために使用され得るローカルエリアネットワークなど)を介して互いに通信するように構成されてもよい。
【0098】
コンピューティングデバイス306は、ソーシャルネットワーキングサービス310にアクセスし、それと通信するように更に構成されてもよい。ソーシャルネットワーキングサービス310は、エアロゾル送達デバイスユーザのコミュニティを含むソーシャルネットワーキングサービスを提供するように構成され得る1つ以上のコンピューティングデバイスを介して実装されてもよい。非限定的な例として、ソーシャルネットワーキングサービス310は、1つ以上のサーバ、クラウドコンピューティングインフラストラクチャ、及び/またはコンピューティングデバイス(コンピューティングデバイス306など)によってネットワーク308を介してアクセスされ得るソーシャルネットワーキングサービスを提供するように構成され得る他のコンピューティングデバイス(複数可)によって実装されてもよい。
【0099】
いくつかの例示的な実施形態では、より大きなユーザのコミュニティを含み得、その部分集合がエアロゾル送達デバイスユーザであり得る、ソーシャルネットワーキングサービス310は、Facebook、Twitter、LinkedIn、及び/または同様のものなどの汎用ソーシャルネットワーキングサービスであってもよい。別の例として、いくつかの実施形態では、ソーシャルネットワーキングサービス310は、エアロゾル送達デバイス302または充電アクセサリデバイス304のうちの1つ以上の製造者または販売者、カートリッジ及び/もしくはエアロゾル送達デバイス302の他のアクセサリの製造者または販売者、ならびに/またはエアロゾル送達デバイス及び/もしくはエアロゾル送達デバイスアクセサリの製造及び/もしくは流通に関与し得る他の団体によって実装され、維持され得るものなどの、エアロゾル送達デバイスのための専用ソーシャルネットワーキングサービスであってもよい。
【0100】
コンピューティングデバイス306は、ユーザが、充電アクセサリデバイス304によって提供され得る、エアロゾル送達デバイス302についてのデータ(例えば、使用データ、診断データ、充電セッションデータ、及び/または他のデータ)、ならびにソーシャルネットワーキングサービス310によって提供され得るソーシャルネットワーキングサービスを閲覧し、それと対話することを可能にするための対話サービスを提供するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイス306は、ウェブブラウザなどのシンクライアント、専用シンクライアントアプリケーション、及び/またはユーザがソーシャルネットワーキングサービス310にアクセスし、それと対話することを可能にするように構成され得る同様のものを実装してもよい。別の例として、いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイス306は、その上で実装される、エアロゾル送達デバイス302、充電アクセサリデバイス304、及び/またはソーシャルネットワーキングサービス310との対話を可能にするように構成され得るモバイルアプリなどのアプリケーションを有してもよい。モバイルアプリ及び/または他のアプリケーションを実装する実施形態では、アプリケーションは、アプリストア;ソーシャルネットワーキングサービス310;エアロゾル送達デバイス302、充電アクセサリデバイス304、及び/またはエアロゾル送達デバイス302のアクセサリの製造者もしくは販売者からダウンロードすることができる。
【0101】
コンピューティングデバイス306は、充電アクセサリデバイス304からアクセス及び/または他の方法で受信され得る、エアロゾル送達デバイス302に関連付けられるデータを受信し、表示するように構成されてもよい。非限定的な例として、データは、使用データ(例えば、上記のように制御構成要素312によって捕らえられ、エアロゾル送達デバイスインターフェース334を介して充電アクセサリデバイス304によってアクセスされ得る使用データ)、上記のように充電アクセサリデバイス304によって収集され得る診断データ、電池312の電力レベル、充電セッションデータ(例えば、上記のように充電アクセサリデバイス304によって捕らえられ得る充電セッションデータ)、電池312の充電状態、電力貯蔵デバイス322の電力レベル、電力貯蔵デバイス322の充電状態、カートリッジ内に残存するエアロゾル前駆体組成物のレベル、及び/または様々な例示的な実施形態の充電アクセサリデバイス304によって捕らえられ、コンピューティングデバイス306に提供され得る他のデータを含んでもよい。
【0102】
いくつかの例示的な実施形態では、コンピューティングデバイス306は、充電アクセサリデバイス304によって受信され得るデータから更なるデータを導出するように構成されてもよい。例えば、いくつかの例示的な実施形態のコンピューティングデバイス306は、使用データからエアロゾル送達デバイス302のデバイス使用パターン(複数可)を導出するように構成されてもよい。デバイス使用パターンは、エアロゾル送達デバイス302のユーザによって使用される、エアロゾル前駆体組成物のお気に入りの種類、エアロゾル送達デバイス302が最も一般的に使用される期間、エアロゾル送達デバイス302の使用データの傾向、及び/または使用データから導出され得る他のパターンを含んでもよい。別の例として、導出されたデータは、診断データから導出され得る、エアロゾル送達デバイス302の1つ以上の構成要素の動作状態の診断を含んでもよい。
【0103】
いくつかの例示的な実施形態では、ソーシャルデータは、少なくとも一部には、充電アクセサリデバイス304によって収集され得る使用データに基づき生成されてもよい。ソーシャルデータは、ネットワーク308を介してソーシャルネットワーキングサービス310に送信されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、ソーシャルデータが、エアロゾル送達デバイス302、充電アクセサリデバイス304、またはコンピューティングデバイス306のうちの1つ以上のユーザに関連付けられ得るソーシャルメディアアカウントに公開され得る、ソーシャルメディアの更新(ステイタス更新、ツイート、投稿、及び/または同様のものなど)に含まれてもよい。
【0104】
いくつかの例示的な実施形態では、コンピューティングデバイス306は、ソーシャルデータを生成し、かつソーシャルデータをソーシャルネットワーキングサービスに送信するように構成されてもよい。更にまたはあるいは、いくつかの例示的な実施形態では、充電アクセサリデバイス304は、ソーシャルデータを生成し、かつソーシャルデータをソーシャルネットワーキングサービス310に送信するように構成されてもよい。これに関連して、様々な例示的な実施形態の充電アクセサリデバイス304は、ソーシャルデータをソーシャルネットワーキングサービス310に送信することによって、及び/またはソーシャルデータを生成し、それをソーシャルネットワーキングサービス310に送信するように構成され得るコンピューティングデバイス306などのデバイスに使用データを提供することによって、ソーシャルデータを、ソーシャルネットワーキングサービス310に提供させるように構成されてもよい。いくつかの例示的な実施形態に従う、ソーシャルデータの生成及びソーシャルデータのソーシャルネットワーキングサービス310への提供を、図7及び8に関して本明細書で以下に更に説明する。
【0105】
いくつかの例示的な実施形態のコンピューティングデバイス306は、ソーシャルネットワーキングサービス310によって提供され得るソーシャルネットワーキング情報及び対話サービスを受信し、表示するように更に構成されてもよい。これに関連して、コンピューティングデバイス306は、ユーザが、ソーシャルネットワーキングサービス310によって提供され得るソーシャルネットワーキングサービスと対話することを可能にするように構成されてもよい。かかるソーシャルネットワーキングサービスのいくつかの実施例を、本明細書で以下に更に説明する。
【0106】
いくつかの例示的な実施形態では、充電アクセサリデバイス304及び/またはコンピューティングデバイス306は、収集されたデータ(例えば、使用データ、診断データ、充電セッションデータ、これらから導出されるデータ、及び/または他のデータ)を、エアロゾル送達デバイス302もしくは充電アクセサリデバイス304のうちの1つ以上の製造者もしくは販売者、カートリッジ及び/もしくはエアロゾル送達デバイス302他のアクセサリの製造者もしくは販売者、ならびに/またはエアロゾル送達デバイス及び/もしくはエアロゾル送達デバイスアクセサリの製造及び/もしくは流通に関与し得る他の団体に関連付けられ得るコンピューティングデバイスに提供するように構成されてもよい。これに関連して、収集されたデータは、製造者、販売者、及び/または他の関係する団体によって、任意の欠陥を診断するため、現在及び/もしくは将来のエアロゾル送達デバイス構成を調整するため、ならびに/または他の目的のために使用されてもよい。
【0107】
これまでシステム300の要素及び機能を概して説明してきたが、いくつかの具体的な実施形態ならびにシステム300の要素によって提供され得る追加の機能及びサービスを、図5〜10に関して以下に説明する。
【0108】
図5は、本開示のいくつかの例示的な実施形態に従う、充電アクセサリデバイス304上で実装され得る装置500のブロック図を図示する。図5に図示し、それに関して以下に説明する構成要素、デバイス、または要素は必須ではなくてもよく、故に、特定の実施形態では、いくつかは省略されてもよいことが理解されるであろう。加えて、いくつかの実施形態は、図5に図示し、それに関して以下に説明するものを超えて、更なるまたは異なる構成要素、デバイス、または要素を含んでもよい。
【0109】
いくつかの例示的な実施形態では、装置500は、本明細書に開示される1つ以上の例示的な実施形態に従う充電アクセサリデバイス304の機能を遂行する、かつ/あるいはその遂行を制御するように構成された処理回路網510を含んでもよい。故に、処理回路網510は、データ処理、アプリケーション実行、及び/または1つ以上の例示的な実施形態に従う充電アクセサリデバイス304の機能を遂行するために実装され得る他の処理及び管理サービスを遂行するように構成されてもよい。
【0110】
いくつかの実施形態では、装置500または処理回路網510などのその部分(複数可)もしくはその構成要素(複数可)は、それぞれが1つ以上のチップ含み得る1つ以上のチップセットを含んでもよい。したがって、処理回路網510及び/または装置500の1つ以上の更なる構成要素は、いくつかの例では、チップセット上での一実施形態を実装するように構成されてもよい。
【0111】
いくつかの例示的な実施形態では、処理回路網510はプロセッサ512を含んでもよく、図5に図示するもののようないくつかの実施形態では、メモリ514を更に含んでもよい。処理回路網510は、ユーザインターフェース516及び/または通信インターフェース518と通信しているか、あるいは他の方法でそれを制御してもよい。
【0112】
プロセッサ512は、様々な形態で具現化されてもよい。例えば、プロセッサ512は、マイクロプロセッサ、コプロセッサ、例えば、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などの集積回路を含む、制御器または様々な他のコンピューティングデバイスもしくは処理デバイスなどの様々なハードウェア処理手段、これらのいくつかの組み合わせ、または同様のものとして具現化されてもよい。単一のプロセッサとして図示するものの、プロセッサ512は、複数のプロセッサを備えてもよいことが理解されるであろう。複数のプロセッサは、互いに動作通信していてもよく、充電アクセサリデバイス304の1つ以上の機能を遂行するように協働して構成されてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、プロセッサ512は、メモリ514内に記憶され得る、かつ/あるいは他の方法でプロセッサ512に対してアクセス可能であり得る命令を実行するように構成されてもよい。したがって、ハードウェアによって、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって構成されているかにかかわらず、プロセッサ512は、それに従って構成されながら、様々な実施形態に従う動作を遂行することが可能であり得る。
【0113】
いくつかの例示的な実施形態では、メモリ514は、1つ以上のメモリデバイスを含んでもよい。メモリ514は、固定及び/または取り外し可能メモリデバイスを含んでもよい。いくつかの実施形態では、メモリ514は、プロセッサ512によって実行され得るコンピュータプログラム命令を記憶し得る非一時的コンピュータ可読記憶媒体を提供してもよい。これに関連して、メモリ514は、装置500が1つ以上の例示的な実施形態に従う充電アクセサリデバイス304の様々な機能を実行することを可能にするための情報、データ、アプリケーション、命令、及び/または同様のものを記憶するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、メモリ514は、エアロゾル送達デバイス302から収集され得る使用データ、診断データ、及び/または他のデータを少なくとも一時的に記憶するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、メモリ514は、装置500の構成要素間に情報を通過させるためのバス(複数可)を介して、プロセッサ512、ユーザインターフェース516、または通信インターフェース518のうちの1つ以上と通信していてもよい。
【0114】
いくつかの例示的な実施形態では、装置500は、ユーザインターフェース516を更に含んでもよい。ユーザインターフェース516は、処理回路網510と通信して、ユーザ入力の表示を受信及び/または可聴出力、視覚出力、機械出力、または他の出力をユーザに提供してもよい。したがって、ユーザインターフェース516は、例えば、キーボード、ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ、マイクロホン、スピーカ、1つ以上のインジケータライト、及び/または他の入力/出力機構を含んでもよい。例えば、ユーザインターフェース516は、ディスプレイ、1つ以上のLED、ならびに/または電池312もしくは電力貯蔵デバイス322のうちの1つ以上の充電レベル、充電状態、及び/もしくは充電進捗を示すように構成され得る他の出力機構を備えてもよい。更なる一例として、ユーザインターフェース516は、ディスプレイ、1つ以上のLED、及び/または1つ以上のカートリッジ内に残存するエアロゾル前駆体組成物のレベルを示すように構成され得る他の出力機構を備えてもよい。
【0115】
装置500は、通信インターフェース518を更に含んでもよい。通信インターフェース518は、装置500が、直接またはネットワーク522を介してのいずれかで、1つ以上の更なるコンピューティングデバイス520と通信することを可能にし得る。ネットワーク522は、ネットワーク308の一実施形態を含んでもよく、したがって、ローカルエリアネットワーク及び/またはインターネットなどの広域ネットワークを含んでもよい。デバイス(複数可)520は、例えば、エアロゾル送達デバイス302、コンピューティングデバイス306、ソーシャルネットワーキングサービス310、1つ以上の更なる充電アクセサリデバイス304、及び/または充電アクセサリデバイス304が通信し得る他のコンピューティングデバイスを含んでもよい。これに関連して、通信インターフェース518は、エアロゾル送達デバイスインターフェース334または通信インターフェース336のうちの1つ以上の態様を提供するように構成されてもよい。したがって、通信インターフェース518は、アンテナ(複数可)及び無線通信技術(例えば、セルラー技術、通信技術、Wi−Fi及び/もしくは他のIEEE802.11技術、Bluetooth、ZigBee、無線USB、NFC、RF−ID、WiMax及び/もしくは他のIEEE802.16技術、ならびに/または他の無線通信技術)を介した通信を可能にするための支援ハードウェア及び/もしくはソフトウェアなどの1つ以上のインターフェース機構、ならびに/または通信モデムもしくはケーブル、デジタル加入者線(DSL)、USB、FireWire、Ethernet、1つ以上の光伝送技術、及び/もしくは他のワイヤラインネットワーキング法を介して通信を支援するための他のハードウェア/ソフトウェアを含んでもよい。
【0116】
図6は、本開示のいくつかの例示的な実施形態に従う、エアロゾル送達デバイス302などのエアロゾル送達デバイスに対話サービスを提供するように構成された、コンピューティングデバイス306などのコンピューティングデバイス上で実装され得る装置600のブロック図を図示する。図6に図示し、それに関して以下に説明する構成要素、デバイス、または要素は必須ではなくてもよく、故に、特定の実施形態では、いくつかは省略されてもよいことが理解されるであろう。加えて、いくつかの実施形態は、図6に図示し、それに関して以下に説明するものを超えて、更なるまたは異なる構成要素、デバイス、または要素を含んでもよい。
【0117】
いくつかの例示的な実施形態では、装置600は、本明細書に開示される1つ以上の例示的な実施形態に従う機能を遂行するように構成可能である処理回路網610を含んでもよい。これに関連して、処理回路網610は、様々な例示的な実施形態に従う装置600の1つ以上の機能(例えば、コンピューティングデバイス306の機能)を遂行する、かつ/あるいはその遂行を制御するように構成されてもよい。故に、処理回路網610は、データ処理、アプリケーション実行、ならびに/または1つ以上の例示的な実施形態に従う他の処理及び管理サービスを遂行するように構成されてもよい。
【0118】
いくつかの実施形態では、装置600または処理回路網610などのその部分(複数可)もしくはその構成要素(複数可)は、それぞれが1つ以上のチップ含み得る1つ以上のチップセットを含んでもよい。したがって、処理回路網610及び/または装置600の1つ以上の更なる構成要素は、いくつかの例では、チップセット上での一実施形態を実装するように構成されてもよい。
【0119】
いくつかの例示的な実施形態では、処理回路網610はプロセッサ612を含んでもよく、図6に図示するもののようないくつかの実施形態では、メモリ614を更に含んでもよい。処理回路網610は、ユーザインターフェース616、通信インターフェース618、及び/または対話サービスモジュール620と通信しているか、あるいは他の方法でそれを制御してもよい。
【0120】
プロセッサ612は、様々な形態で具現化されてもよい。例えば、プロセッサ612は、マイクロプロセッサ、コプロセッサ、例えば、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などの集積回路を含む、制御器または様々な他のコンピューティングデバイスもしくは処理デバイスなどの様々なハードウェア処理手段、これらのいくつかの組み合わせ、または同様のものとして具現化されてもよい。単一のプロセッサとして図示するものの、プロセッサ612は、複数のプロセッサを備えてもよいことが理解されるであろう。複数のプロセッサは、互いに動作通信していてもよく、装置600の1つ以上の機能を遂行するように協働して構成されてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、プロセッサ612は、メモリ614内に記憶され得る、かつ/あるいは他の方法でプロセッサ612に対してアクセス可能であり得る命令を実行するように構成されてもよい。したがって、ハードウェアによって、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって構成されているかにかかわらず、プロセッサ612は、それに従って構成されながら、様々な実施形態に従う動作を遂行することが可能であり得る。
【0121】
いくつかの例示的な実施形態では、メモリ614は、1つ以上のメモリデバイスを含んでもよい。メモリ614は、固定及び/または取り外し可能メモリデバイスを含んでもよい。いくつかの実施形態では、メモリ614は、プロセッサ612によって実行され得るコンピュータプログラム命令を記憶し得る非一時的コンピュータ可読記憶媒体を提供してもよい。これに関連して、メモリ614は、装置600が1つ以上の例示的な実施形態に従う様々な機能を実行することを可能にするための情報、データ、アプリケーション、命令、及び/または同様のものを記憶するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、メモリ614は、装置600の構成要素間に情報を通過させるためのバス(複数可)を介して、プロセッサ612、ユーザインターフェース616、通信インターフェース618、または対話サービスモジュール620のうちの1つ以上と通信していてもよい。
【0122】
いくつかの例示的な実施形態では、装置600は、ユーザインターフェース616を含んでもよい。ユーザインターフェース616は、処理回路網610と通信して、ユーザ入力の表示を受信及び/または可聴出力、視覚出力、機械出力、または他の出力をユーザに提供してもよい。したがって、ユーザインターフェース616は、例えば、キーボード、マウス、ジョイスティック、ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ、マイクロホン、スピーカ、1つ以上の生体入力デバイス(例えば、身体の部分もしくは眼球の運動を追跡し得る視覚的または感覚的追跡デバイス)、及び/または他の入力/出力機構を含んでもよい。いくつかの例示的な実施形態のユーザインターフェース616は、充電アクセサリデバイス304によって提供され得るデータによって提供され得る、かつ/あるいはそれらから導出され得る、エアロゾル送達デバイス302に関連付けられたデータを閲覧するために、ユーザによって使用されてもよい。ユーザインターフェース616は、いくつかの例示的な実施形態のソーシャルネットワーキングサービス310によって提供され得るソーシャルネットワーキングサービスと対話するために、ユーザによって追加でまたは代替的に使用されてもよい。
【0123】
装置600は、通信インターフェース618を更に備えてもよい。通信インターフェース618は、装置600が、直接またはネットワーク622を介してのいずれかで、1つ以上の更なるコンピューティングデバイス620と通信することを可能にし得る。これに関連して、通信インターフェース618は、他のデバイス及び/またはネットワークとの通信を可能にするための1つ以上のインターフェース機構を含んでもよい。ネットワーク622は、ネットワーク308の一実施形態を含んでもよく、したがって、ローカルエリアネットワーク及び/またはインターネットなどの広域ネットワークを含んでもよい。デバイス(複数可)620は、例えば、エアロゾル送達デバイス302、充電アクセサリデバイス304、ソーシャルネットワーキングサービス310、及び/またはコンピューティングデバイス306が通信し得る他のコンピューティングデバイスを含んでもよい。したがって、通信インターフェース618は、アンテナ(複数可)及び無線通信技術(例えば、セルラー技術、通信技術、Wi−Fi及び/もしくは他のIEEE802.11技術、Bluetooth、ZigBee、無線USB、NFC、RF−ID、WiMax及び/もしくは他のIEEE802.16技術、ならびに/または他の無線通信技術)を介した通信を可能にするための支援ハードウェア及び/もしくはソフトウェアなどの1つ以上のインターフェース機構、ならびに/または通信モデムもしくはケーブル、デジタル加入者線(DSL)、USB、FireWire、Ethernet、1つ以上の光伝送技術、及び/もしくは他のワイヤラインネットワーキング法を介して通信を支援するための他のハードウェア/ソフトウェアを含んでもよい。
【0124】
装置600は、対話サービスモジュール620を更に含んでもよい。対話サービスモジュール620は、回路網、ハードウェア、コンピュータ可読媒体(例えば、メモリ614)上に記憶され、処理デバイス(例えば、プロセッサ612)によって実行される、コンピュータ可読プログラム命令を含むコンピュータプログラム製品、またはこれらのいくつかの組み合わせなどの様々な手段として具現化されてもよい。いくつかの実施形態では、プロセッサ612(または処理回路網610)は、対話サービスモジュール620を含んでも、あるいは他の方法でそれを制御してもよい。対話サービスモジュール620は、エアロゾル送達デバイス302、充電アクセサリデバイス304、及び/またはソーシャルネットワーキングサービス310との対話を可能にするための対話サービスを提供するように構成されてもよい。例えば、対話サービスモジュール620は、充電アクセサリデバイス304から受信され得るデータを処理する(更なるデータを導出する、ソーシャルデータを生成する、及び/または同様のものなど)ように構成されてもよい。更なる一例として、対話サービスモジュール620は、グラフィカルユーザインターフェース(ユーザインターフェース616のディスプレイ上で閲覧して、ユーザがエアロゾル送達デバイス302に関連付けられたデータを閲覧すること、(例えば、充電アクセサリデバイス304を介して)エアロゾル送達デバイス302のソフトウェア構成を更新すること、ソーシャルネットワーキングサービス310によって提供され得るソーシャルネットワーキングサービスと対話すること、及び/または同様のものを可能にし得るものなど)を提供するように構成されてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、対話サービスモジュール620の1つ以上の態様は、メモリ614上に記憶され、プロセッサ612によって実行され得るモバイルアプリなどのアプリケーションによって提供されてもよい。
【0125】
図7は、本開示のいくつかの例示的な実施形態に従って、充電アクセサリデバイス302によって遂行されて、エアロゾル送達デバイス302の使用データを収集し、対話サービスの提供における使用のために、コンピューティングデバイス306に該使用データへのアクセスを提供し得る、例示的な一方法に従うフローチャートを図示する。エアロゾル送達デバイスインターフェース334、通信インターフェース336、処理回路網510、プロセッサ512、メモリ514、ユーザインターフェース516、または通信インターフェース518のうちの1つ以上は、例えば、図7に図示し、それに関して説明する動作のうちの1つ以上を遂行するための手段を提供してもよい。
【0126】
動作700は、エアロゾル送達デバイス302の制御構成要素314と通信して、エアロゾル送達デバイス302の使用データにアクセスする充電アクセサリデバイス302を含んでもよい。この使用データは、非限定的な例として、エアロゾル送達デバイスにおいてある期間にわたって使用されたカートリッジの数、ユーザがある期間にわたって行った排煙の回数、ある期間にわたる合計累積排煙時間、ある期間にわたってエアロゾル送達デバイスが使用された喫煙セッションの数、または1つ以上の喫煙セッションの継続時間、1つ以上の喫煙セッションの日付/時刻、電力消費データ、及び/または本明細書に説明される他の使用データなどの、エアロゾル送達デバイス302の使用データに関する任意のデータを含んでもよい。更なる一例として、使用データは、エアロゾル送達デバイス302において使用されるエアロゾル前駆体組成物の種類(複数可)を含んでもよい。
【0127】
動作710は、使用データをコンピューティングデバイス306に提供する充電アクセサリデバイス304を含んでもよい。いくつかの例示的な実施形態では、動作700または710のうちの1つ以上は、コンピューティングデバイス306からの要求に応答して遂行されてもよい。更にまたはあるいは、いくつかの例示的な実施形態では、充電アクセサリデバイス304は、充電アクセサリデバイス304とコンピューティングデバイス306との間の通信チャネルが利用可能であるときに、収集された使用データをコンピューティングデバイス306に自動的に提供するように構成されてもよい。
【0128】
図8は、本開示のいくつかの例示的な実施形態に従って、少なくとも一部には、充電アクセサリデバイス304によって提供されるエアロゾル送達デバイス使用データに基づき生成されたソーシャルデータを、ソーシャルネットワーキングサービス310に提供するための、例示的な一方法に従うフローチャートを図示する。より具体的には、図8は、上記のように動作700〜710の遂行に付随する充電アクセサリデバイス304によって提供され得る使用データに基づき、コンピューティングデバイス306によって遂行され得る方法を図示する。処理回路網610、プロセッサ612、メモリ614、ユーザインターフェース616、通信インターフェース618、または対話サービスモジュール620のうちの1つ以上は、例えば、図8に図示し、それに関して説明する動作のうちの1つ以上を遂行するための手段を提供してもよい。
【0129】
動作800は、充電アクセサリデバイス304からエアロゾル送達デバイス302の使用データを受信するコンピューティングデバイス306を含んでもよい。これに関連して、動作800は、動作710の遂行に付随するコンピューティングデバイス306に提供され得る使用データを受信するコンピューティングデバイス306を含んでもよい。
【0130】
動作810は、少なくとも一部には使用データに基づきソーシャルデータを生成するコンピューティングデバイス306を含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態では、動作810は、エアロゾル送達デバイス302のユーザに関連付けられたソーシャルネットワークアカウントに公開され得るソーシャルメディアの更新に含まれ得るソーシャルデータを生成することを含んでもよい。
【0131】
動作810において生成され得るソーシャルデータは、エアロゾル送達デバイス302から収集され得る、使用データの様々な要素のうちのいずれも含み得ることが理解されるであろう。例えば、使用データがエアロゾル送達デバイスにおいて使用されるエアロゾル前駆体組成物の種類を含む場合、ソーシャルデータは、ユーザがその種類のエアロゾル前駆体組成物を喫煙したことを示してもよい。別の例として、ソーシャルデータは、エアロゾル送達デバイス302においてある期間にわたって使用されたカートリッジの数、ユーザがある期間にわたって行った排煙の回数、ある期間にわたる合計累積排煙時間、ある期間にわたってエアロゾル送達デバイス302が使用された喫煙セッションの数、または1つ以上の喫煙セッションの継続時間のうちの1つ以上などの使用データから導出され得る、様々な使用統計を示してもよい。
【0132】
更なる一例として、いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイス306は、動作800において受信され得る使用データからエアロゾル送達デバイス302のデバイス使用パターン(複数可)を導出するように構成されてもよい。かかる例示的な実施形態では、動作810において生成され得るソーシャルデータは、導出された使用パターンの表示を含んでもよい。
【0133】
いくつかの例示的な実施形態では、コンピューティングデバイス306は、コンピューティングデバイス306の位置を決定し、かつこの位置の表示を含むソーシャルデータを生成するように構成されてもよい。例えば、この位置は、全地球測位システム(GPS)及び/もしくは他の衛星航法システムなどの衛星航法システム、セルラーネットワークによって提供され得る位置サービス、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイントから取得され得る位置情報、ならびに/またはコンピューティングデバイス306の位置に少なくとも接近するために使用され得る、位置情報の他の情報源によって決定されてもよい。
【0134】
動作820は、ソーシャルデータをソーシャルネットワーキングサービス310に送信するコンピューティングデバイス306を含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態では、動作820は、ソーシャルネットワーキングサービス310により使用されて、ソーシャルネットワーキングサービス、ロイヤルティ報酬(例えば、クーポン)、及び/または他のサービスをエアロゾル送達デバイス302のユーザに提供するために、ソーシャルデータをソーシャルネットワーキングサービス310に送信することを含んでもよい。更にまたはあるいは、いくつかの例示的な実施形態では、動作820は、ソーシャルデータを含むソーシャルメディアの更新を、エアロゾル送達デバイス302のユーザに関連付けられたソーシャルネットワークアカウントに公開させることを含んでもよい。
【0135】
いくつかの例示的な実施形態では、ソーシャルネットワーキングサービス310は、少なくとも一部にはソーシャルネットワーキングサービス310に送信され得るソーシャルデータに基づいて、ソーシャルネットワーキングサービスをコンピューティングデバイス306に提供するように構成されてもよい。例えば、いくつかの例示的な実施形態では、ソーシャルネットワーキングサービス310は、ユーザが交際し得る、近傍のエアロゾル送達デバイスユーザの識別を促進するように構成されてもよい。これに関連して、いくつかの例示的な実施形態のコンピューティングデバイス306は、上記のようなソーシャルデータ及び/または専用の位置更新メッセージにおいてエアロゾル送達デバイス302のユーザの位置をソーシャルネットワーキングサービス310に提供するように構成されてもよく、ソーシャルネットワーキングサービス310は、エアロゾル送達デバイス302のユーザの位置に近接する、ソーシャルネットワーキングサービス310の構成員である他のエアロゾル送達デバイスユーザを識別するように構成されてもよい。近傍のエアロゾル送達デバイスユーザは、例えば、エアロゾル送達デバイス302のユーザの位置から画定された距離内のユーザであってもよい。画定された距離は、例えば、ソーシャルネットワーキングサービス310によって画定される距離、及び/またはコンピューティングデバイス306との対話などによってエアロゾル送達デバイス302のユーザによって選択される距離であってもよい。
【0136】
いくつかの例示的な実施形態では、ソーシャルネットワーキングサービス310は、ユーザの位置に対して近傍である、ソーシャルネットワーキングサービス310上のユーザの既存のコンタクト(例えば、友人)を識別してもよい。更にまたはあるいは、いくつかの例示的な実施形態では、ソーシャルネットワーキングサービス310は、エアロゾル送達デバイス302のユーザの既存のコンタクトではない近傍のエアロゾル送達デバイスユーザを識別してもよい。例えば、いくつかの実施形態では、ソーシャルネットワーキングサービス310は、エアロゾル送達デバイス302のユーザのデバイス使用パターンに類似したデバイス使用パターンを有し得る近傍のエアロゾル送達デバイスユーザを識別してもよい。
【0137】
ソーシャルネットワーキングサービス310は、エアロゾル送達デバイス302のユーザの位置に近傍である、1人以上の識別されたエアロゾル送達デバイスユーザの表示をコンピューティングデバイス306に提供してもよい。コンピューティングデバイス306は、ソーシャルネットワーキングサービス310によって示される近傍のエアロゾル送達デバイスユーザのうちの少なくとも1人の表示を、近傍のエアロゾル送達デバイスユーザ(複数可)の関連付けられた位置情報とともに表示するように構成されてもよい。例えば、この表示は、ソーシャルネットワーキングサービス310にアクセスするために使用され得るアプリケーションのグラフィカルユーザインターフェース内に表示されてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、近傍のエアロゾル送達デバイスユーザの表示を表示することは、近傍のエアロゾル送達デバイスユーザの位置の表示を地図上に表示することを含んでもよい。別の例として、いくつかの実施形態では、近傍のエアロゾル送達デバイスユーザの表示を表示することは、近傍のエアロゾル送達デバイスユーザの名前を、近傍のエアロゾル送達デバイスユーザの位置の名前(例えば、店名、レストラン名、及び/もしくは同様のもの)ならびに/または住所などの位置情報をとともに列挙することを含んでもよい。
【0138】
いくつかの例示的な実施形態では、ソーシャルネットワーキングサービス310は、ソーシャルネットワーキングサービス310上で、コンピューティングデバイス306及び/または充電アクセサリデバイス304によってソーシャルネットワーキングサービス310に送信されるソーシャルデータに相関するデバイス使用パターンを有する、エアロゾル送達デバイスユーザを識別するように構成されてもよい。上述のように、いくつかの実施形態では、ソーシャルデータは、デバイス使用パターンを直接示してもよい。更にまたはあるいは、いくつかの例示的な実施形態では、ソーシャルネットワーキングサービス310は、ユーザによるエアロゾル送達デバイス302の使用データを示し得る、ユーザのアカウントに公開され得るソーシャルメディアの更新に基づいて、及び/またはソーシャルネットワーキングサービス310に送信され得る他のソーシャルデータに基づいて、エアロゾル送達デバイス302のユーザのデバイス使用パターンを導出するように構成されてもよい。エアロゾル送達デバイス302のユーザのデバイス使用パターンに相関するデバイス使用パターンを有するユーザは、同一のデバイス使用パターンを有しても、及び/または2つのデバイス使用パターンが相関しているかを決定するために適用され得る比較閾値において類似性を呈するデバイス使用パターンを有してもよい。
【0139】
ソーシャルネットワーキングサービス310は、エアロゾル送達デバイス302のユーザのデバイス使用パターンに相関するエアロゾル送達デバイス使用パターンを有するエアロゾル送達デバイスユーザの表示を、コンピューティングデバイス306に提供するように更に構成されてもよい。コンピューティングデバイス306は、エアロゾル送達デバイスユーザを、エアロゾル送達デバイス302のユーザのための、ソーシャルネットワーキングサービス310上の提案されたコンタクトとして提示するように構成されてもよい。例えば、コンピューティングデバイス306は、ソーシャルネットワーキングサービス310にアクセスするために使用され得るアプリケーションのグラフィカルユーザインターフェース内に、提案されたコンタクトの表示を表示するように構成されてもよい。
【0140】
いくつかの例示的な実施形態では、コンピューティングデバイス306のユーザは、少なくとも一部には充電アクセサリデバイス304から受信された使用データ、及び/またはソーシャルネットワーキングサービス310に送信されたソーシャルデータに基づいて選択された電子クーポンを提示されてもよい。いくつかのかかる例示的な実施形態では、ユーザに提示された電子クーポンは、コンピューティングデバイス306によって複数の利用可能な選択肢から選択されてもよい。更にまたはあるいは、いくつかの例示的な実施形態では、クーポンは、ソーシャルネットワーキングサービス310によって選択され、電子クーポンがユーザに提供され得るようにコンピューティングデバイス306に提供されてもよい。例えば、使用データ及び/またはソーシャルデータが、ユーザが特定の種類のエアロゾル前駆体組成物を好むことを示す場合、好まれるエアロゾル前駆体組成物を含むカートリッジ、及び/または同等のエアロゾル前駆体組成物を含むカートリッジのための電子クーポンが提示されてもよい。別の例として、ユーザが、カートリッジ及び/またはエアロゾル送達デバイス302の他のアクセサリを販売する店舗に近接して位置する場合、その店舗における使用のための電子クーポンが提示されてもよい。更なる一例として、いくつかの実施形態では、エアロゾル送達デバイス302の使用データに関する、定義された数のソーシャルメディアの更新を、彼または彼女のアカウントに公開することなどによって、ユーザは、ソーシャルネットワーキングサービス310に参加するためのロイヤルティクーポンを提示されてもよい。
【0141】
既に考察されたように、いくつかの例示的な実施形態では、エアロゾル送達デバイス302のソフトウェア構成は、充電アクセサリデバイス304によって更新されてもよい。ソフトウェア構成更新は、例えば、制御構成要素314のソフトウェア構成を含んでも、ならびに/またはエアロゾル送達デバイス302において使用され得るカートリッジの動作パラメータを画定及び/もしくは調整し得るソフトウェア構成更新を含んでもよい。いくつかのかかる例示的な実施形態では、ソフトウェア更新は、コンピューティングデバイス306によって充電アクセサリデバイス304に提供されてもよい。更にまたはあるいは、いくつかの例示的な実施形態では、コンピューティングデバイス306は、エアロゾル送達デバイス302と直接通信して、ソフトウェア構成更新をエアロゾル送達デバイス302に提供するように構成されてもよい。
【0142】
いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイス306は、ネットワーク308の供給源から(ソーシャルネットワーキングサービス310から、エアロゾル送達デバイス302及び/もしくはその構成要素の製造者から、エアロゾル送達デバイス302及び/もしくはその構成要素の販売者から、ならびに/またはエアロゾル送達デバイス302のソフトウェア更新を提供し得る何らかの他の供給源からなど)ソフトウェア更新をダウンロードしてもよい。コンピューティングデバイス306は、充電アクセサリデバイス304がソフトウェア更新を使用して、エアロゾル送達デバイス302のソフトウェア構成を更新し得るように、ソフトウェア更新を充電アクセサリデバイス304に送信してもよい。
【0143】
更にまたはあるいは、いくつかの例示的な実施形態では、コンピューティングデバイス306(例えば、対話サービスモジュール620)は、ユーザがエアロゾル送達デバイス302の構成設定更新を選択することを可能にするインターフェースを提供するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、ユーザが選択して、エアロゾル送達デバイス302の1つ以上の構成に調整及び/または他の方法で更新することを可能にし得る。かかる構成更新は、例として、発熱プロファイル構成、1つ以上のLED及び/またはエアロゾル送達デバイス302上で実装され得る他のユーザインターフェース要素(複数可)の動作の構成、1つの排煙当たりで蒸発するエアロゾル前駆体の量、電池312の充電に関する構成、電池312の消費を制御する構成、及び/または同様のものなどの、エアロゾル送達デバイス302の任意の調整可能な構成に対する調整を含んでもよいことが理解されるであろう。コンピューティングデバイス306は、選択された構成設定更新を含むソフトウェア更新を生成し、生成されたソフトウェア更新を充電アクセサリデバイス304に送信してもよい。かかる例示的な実施形態に従う例示的な方法を、図9及び図10に図示し、それらに関して以下に説明する。
【0144】
図9は、本開示のいくつかの例示的な実施形態に従って、エアロゾル送達デバイスのソフトウェア更新を、充電アクセサリデバイス304に提供するための、例示的な一方法に従うフローチャートを図示する。これに関連して、図9は、いくつかの例示的な実施形態に従うコンピューティングデバイス306によって遂行され得る方法を図示する。処理回路網610、プロセッサ612、メモリ614、ユーザインターフェース616、通信インターフェース618、または対話サービスモジュール620のうちの1つ以上は、例えば、図9に図示し、それに関して説明する動作のうちの1つ以上を遂行するための手段を提供してもよい。
【0145】
動作900は、エアロゾル送達デバイス302の選択された構成設定更新の表示を受信するコンピューティングデバイス306を含んでもよい。例えば、表示は、対話サービスモジュール620の制御下などのコンピューティングデバイス306によって表示され得るグラフィカルユーザインターフェースを介して受信されてもよい。選択された構成設定更新は、エアロゾル送達デバイス302の任意の構成設定に対する更新を含んでもよい。非限定的な例として、構成設定更新は、エアロゾル送達デバイス302のLEDインジケータ(複数可)の機能、エアロゾル送達デバイス302の発熱プロファイル、1つの排煙当たりで蒸発するエアロゾル前駆体組成物の量、及び/またはエアロゾル送達デバイス302の他の動作パラメータなどの、様々な動作パラメータを更新してもよい。
【0146】
動作910は、選択された構成設定更新を含むソフトウェア更新を生成するコンピューティングデバイス306を含んでもよい。動作920は、ソフトウェア更新を充電アクセサリデバイスに送信するコンピューティングデバイス306を含んでもよい。
【0147】
図10は、本開示のいくつかの例示的な実施形態に従って、充電アクセサリデバイス304によって遂行されて、エアロゾル送達デバイス302のソフトウェア構成を更新し得る、例示的な一方法に従うフローチャートを図示する。より具体的には、図10は、充電アクセサリデバイス304によって遂行されて、エアロゾル送達デバイス302のソフトウェア構成を、図9の方法の遂行に付随してコンピューティングデバイス306によって提供され得るソフトウェア更新で更新し得る、例示的な一方法を図示する。エアロゾル送達デバイスインターフェース334、通信インターフェース336、処理回路網510、プロセッサ512、メモリ514、ユーザインターフェース516、または通信インターフェース518のうちの1つ以上は、例えば、図10に図示し、それに関して説明する動作のうちの1つ以上を遂行するための手段を提供してもよい。
【0148】
動作1000は、コンピューティングデバイス306からソフトウェア更新を受信する充電アクセサリデバイス304を含んでもよい。例えば、受信されたソフトウェア更新は、上記の動作920に付随してコンピューティングデバイス306によって提供され得るソフトウェア更新であってもよい。
【0149】
動作1010は、ソフトウェア更新を使用して、エアロゾル送達デバイス302のソフトウェア構成を更新する充電アクセサリデバイス304を含んでもよい。ソフトウェア構成の更新は、例えば、制御構成要素314、カートリッジ、及び/または他の構成要素を含む、エアロゾル送達デバイス302の任意の構成要素のソフトウェア構成を更新することを含んでもよい。
【0150】
いくつかの例示的な実施形態では、ソフトウェア構成更新は、ソーシャルネットワーキングサービス310によってエアロゾル送達デバイス302に提供されてもよい。例えば、いくつかのかかる実施形態では、ソーシャルネットワーキングサービス310は、ネットワーク308を介して、ソフトウェア構成更新をエアロゾル送達デバイス302に通信してもよい。更にまたはあるいは、いくつかの例示的な実施形態では、ソフトウェア構成更新は、コンピューティングデバイス306及び/または充電アクセサリデバイス304などの1つ以上の中間デバイスを介して、ソーシャルネットワーキングサービス310からエアロゾル送達デバイス302へと伝播されてもよい。ソーシャルネットワーキングサービス310によって提供され得るソフトウェア構成更新は、エアロゾル送達デバイス302上で実装され得るソフトウェアのためのソフトウェア更新を備えてもよい。更にまたはあるいは、ソーシャルネットワーキングサービス310によって提供され得るソフトウェア構成更新は、例として、発熱プロファイル構成、1つ以上のLED及び/またはエアロゾル送達デバイス302上で実装され得る他のユーザインターフェース要素(複数可)の動作の構成、電池312の充電に関する構成、電池312の消費を制御する構成、及び/または同様のものなどの、エアロゾル送達デバイス302の構成をてもよいかつ/あるいは調整してもよい。
【0151】
ソーシャルネットワーキングサービス310がソフトウェア構成更新をエアロゾル送達デバイス302に提供し得るいくつかの例示的な実施形態では、ソーシャルネットワーキングサービス310は、ネットワーク308を介して、コンピューティングデバイス306によって、及び/または別のコンピューティングデバイスによってアクセス可能であり得るものなどの、インターフェースを提供してもよい。インターフェースは、ユーザがエアロゾル送達デバイス302の1つ以上の構成を調整することを可能にし得る。ソーシャルネットワーキングサービス310は、ユーザによって選択された調整に基づいて、ソフトウェア構成更新を生成してもよく、かつネットワーク308を介して直接、または1つ以上の中間デバイス(コンピューティングデバイス306及び/もしくは充電アクセサリデバイス304など)を介して間接的のいずれかで、ソフトウェア構成更新をエアロゾル送達デバイス302に提供してもよい。
【0152】
本開示が関連する当業者であれば、これまでの説明及び関連する図面に提示された教示の助けを借りて、本開示の多数の改変及び他の実施形態を思いつくことになるであろう。したがって、本開示は、本明細書に開示した特定の実施形態に限定されず、改変及び他の実施形態が添付の特許請求の範囲の適用範囲内に含まれるように意図される。本明細書において特定の用語が用いられるが、それらは単に一般的かつ説明的な意味において使用され、制限を目的としない。
図1
図2
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図5
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図7
図8
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図10