(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
パック(10)内にカラー(14)が配置されていること、及び、特にボックス前壁(17)の方に向いた詰め物片(20)の壁(25)がカラー(14)によって覆われるように、詰め物片(20)が、カラーによって少なくとも部分的に覆われ、切欠き(82)が、カラー前壁(15)内に、パック(10)からのシガレット(11)の取出しを容易化するために、実質的にカラー前壁(15)の幅全体にわたって延在するのではなく、詰め物片(20)の位置に対して横に位置をずらして配置されていること、を特徴とする請求項1に記載のパック。
詰め物片(20)の壁(27,28)に、型打ち切込み(83)が設けられ、これら型打ち切込みが、それぞれ1つのタブ(84)を画定し、詰め物片(20)の安定性を高めるために、特にタブ(84)が詰め物片(20)内へ折り畳まれているように、これらタブ(84)が、それぞれの壁(27,28)に対して横に折り畳まれていること、を特徴とする請求項1に記載のパック。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これを起源にして、本発明の根底にある課題は、異なる寸法を有するパック内容物を簡単に包装し得るようにするために、できるだけ簡単な解決策を提供する、シガレット用のパックを製造するための方法及び装置を提案することである。更に、相応のパックが提案されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題を解決するために、本発明による方法は、請求項1の特徴を備える。従って、少なくとも1つのシガレットグループの少なくとも1つの寸法が、パックの内部空間の相応の寸法に一致しないこと、及び、少なくとも1つの異なる寸法が、少なくとも1つの詰め物片によって相殺され、この少なくとも1つの詰め物片が、少なくとも1つのシガレットグループと共にインナーラッパーに包み込まれること、を構成としている。
【0006】
詰め物片の使用が、パックの寸法とシガレットグループの寸法の間の相殺を生じさせるための簡単な可能性であること、が分かった。加えて、インナーラッパー内に詰め物片を配置することは、実際に良好に実現し得るとわかった。
【0007】
好ましくは、本発明の範囲内で、多角形の横断面を有し、少なくとも4つの縦エッジを備える詰め物片が使用される。
【0008】
本発明の好ましい発展形によれば、少なくとも1つのシガレットグループと少なくとも1つの詰め物片が、コンベヤの相応の収容部に、特にポケットチェーンコンベヤのポケットの別々の収容部に、挿入されること、及び、少なくとも1つのシガレットグループと少なくとも1つの詰め物片が、共にその縦方向に、次のコンベヤの共通の収容部へ、特に引渡しタレットへ、引き渡され、コンベヤから、インナーラッパーにパック内容物を包み込むための装置の方向に引き渡されること、を構成とし得る。
【0009】
本発明の好ましい実施形態は、1つの又は各詰め物片と1つの又は各シガレットグループが、別々に及び/又は相前後してポケットチェーンコンベヤのポケットの別々の収容部へ挿入されること、及び、ポケットの内容物が、パック内容物としてその縦手方向に共に、次の引渡しタレットに押し出され、引渡しタレットが、1つの又は各詰め物片と1つの又は各シガレットグループ用の共通のポケットを備えること、を構成とする。
【0010】
特に、詰め物片が、特に詰め物片用の1つ又は複数の引渡しタレットによって、マルチトラック式に供給されること、複数の詰め物片が、同時にポケットチェーンコンベヤの隣接するポケットの収容部に挿入されること、及び、シガレットの複数のグループが、特にシガレットマガジンから、同時に同じポケットの相応の収容部に挿入されること、を構成とし得る。
【0011】
別の特色は、1つの又は各詰め物片が、包装材料から成るブランクからスリーブ状に形成され、ブランクの少なくとも1つの壁の領域で、ブランクの互いにオーバーラップする折畳みフラップが、特に接着によって、互いに結合されており、スリーブのブランクのオーバーラップする折畳みフラップがパックの背面の領域に配置されているように、スリーブが、1つの又は各シガレットグループと合流させらされ、パック内に配置されること、にあり得る。
【0012】
特に、折畳みフラップが、詰め物片の、パックの背面の側の端面の領域で、全面的にオーバーラップしているか、2層式に配置されていること、を構成とし得る。
【0013】
本発明の好ましい実施形態では、1つの詰め物片とシガレットの複数のグループが、コンベヤのポケットに挿入され、パック内容物を構成すること、を構成とし得る。
【0014】
本発明による装置は、請求項8の特徴を備える。従って、少なくとも1つのシガレットグループの少なくとも1つの寸法が、パックの内部空間の相応の寸法に一致しないこと、及び、少なくとも1つの異なる寸法が、少なくとも1つの詰め物片によって相殺され、この詰め物片が、少なくとも1つのシガレットグループと共にインナーラッパーに包み込まれていること、を構成としている。
【0015】
本発明の好ましい発展形によれば、1つの又は各詰め物片とシガレットの1つの又は各グループが、コンベヤのポケットに挿入可能であり、ポケットが、それぞれ1つの詰め物片又はシガレットのグループ用の複数の収容部を備えること、及び、ポケットの内容物、即ち1つの又は各詰め物片とシガレットの1つの又は各グループから成る編成が、共通のスライドによって共にもしくは同時にポケットから押出し可能であること、を構成とし得る。
【0016】
特色は、ポケットの収容部が、ポケットの壁によって互いに区画されていること、及び、スライドが、収容部の数に応じた数のスライド要素を備え、これらスライド要素の当接面が、それぞれ、収容部の横断面もしくは相応の詰め物片もしくはシガレットのグループの横断面に実質的に適合されている及び/又は一致し、少なくとも1つの収容部の少なくとも1つの壁に、押出し方向に延在する、特に一貫した溝状の凹部が形成され、これら凹部に、それぞれ、スライドの部分もしくは相応のスライド要素が入り込み、これら凹部が、相応の収容部の内容物、特に詰め物片の横断面を超えて横に、即ち押出し方向に対して横に突出すること、にあり得る。
【0017】
特に、スライド要素が、ポケット外で、結合要素によって1つのスライドへ結合されていること、ポケットの壁が、押出し方向に延在する一貫したスリット状の切欠きを備え、これら切欠きを、それぞれ1つの結合要素が通過すること、及び、個々のシガレットが収容部から脱出し得ないように、切欠きの幅が寸法設定されていること、を構成とし得る。
【0018】
別の特色は、詰め物片とシガレットのグループが、コンベヤにマルチトラック式に供給され、これにより、それぞれ複数の詰め物片とシガレットグループが、同時にコンベヤに引渡し可能であること、複数のパック内容物が、コンベヤから同時に次のコンベヤ、特に引渡しタレットに引渡し可能であること、及び、パック内容物が、個々にコンベヤから押出し可能であり、詰め物片、シガレットグループ及びパック内容物が、それぞれ縦方向にコンベヤに供給される及び/又はコンベヤの間で引渡し可能である及び/又はコンベヤから押出し可能であること、にあり得る。
【0019】
シガレット用の本発明によるパックは、請求項13の特徴を備える。従って、少なくとも1つのシガレットグループの少なくとも1つの寸法が、パックの内部空間の相応の寸法に一致しないこと、及び、少なくとも1つの異なる寸法が、少なくとも1つの詰め物片によって相殺され、この詰め物片が、少なくとも1つのシガレットグループと共にインナーラッパーに包み込まれていること、を構成としている。
【0020】
パックの好ましい発展形によれば、パック内にカラーが配置されていること、及び、特にボックス前壁の方に向いた詰め物片の壁がカラーによって覆われるように、詰め物片が、カラーによって少なくとも部分的に覆われ、好ましくは、切欠きが、カラー前壁内に、パックからのシガレットの取出しを容易化するために、実質的にカラー前壁の幅全体にわたって延在するのではなく、詰め物片の位置に対して横に位置をずらして配置されていること、を構成とし得る。好ましくは、パック内の各シガレットグループのために、固有の切欠きが設けられていること、を構成とし得る。
【0021】
更に、詰め物片の壁に、型打ち切込みが設けられ、これら型打ち切込みが、それぞれ1つのタブを画定し、詰め物片の安定性を高めるために、特にタブが詰め物片内へ折り畳まれているように、これらタブが、それぞれの壁に対して横に折り畳まれていること、を構成とし得る。
【0022】
別の特色は、詰め物片が、実質的にボックス後壁の幅全体にわたって延在し、両側を、相対するボックス側壁に支持されること、にあり得る。このようにして、詰め物片は固定され得る。
【0023】
好ましくは、詰め物片が、実質的にボックス部分の奥行全体にわたって延在し、両側を、一方ではボックス前壁及び/又はカラー前壁に支持され、他方ではボックス後壁に支持されること、を構成としている。これによっても、詰め物片の固定が行なわれる。
【0024】
別の特色は、詰め物片が、三次元的な詰め物体を備え、この詰め物体が、包装材料から成るブランクの壁を折り畳むことによって構成され、詰め物体が、両シガレットグループの間に配置され、少なくとも1つの異なる寸法を相殺すること、にあり得る。
【0025】
好ましくは、詰め物体が、中空体として形成され、直立した少なくとも4つの縦エッジを備え、詰め物体が、横断面を好ましくは矩形又は梯形に形成されている。
【0026】
好ましい形成は、詰め物体の両側に、詰め物片のそれぞれ1つの折畳みフラップが形成され、これら折畳みフラップが、ボックス後壁に沿って延在すること、及び、ブランクの少なくとも1つの壁が、この壁の領域内で少なくとも部分的に、実質的にボックス後壁の幅全体にわたって一貫した詰め物片を構成するために、折畳みフラップの平面へ折り畳まれていること、を構成としている。
【0027】
更に、詰め物体が、側壁を備え、これら側壁が、ボックス後壁から始まりボックス前壁の方向に延在し、少なくとも1つのシガレットグループのシガレットの上端が側壁に当接しないように、側壁が、ボックス部分の高さ全体にわたっては延在しないこと、を構成とし得る。
【0028】
別の特色は、詰め物片が、好ましくは糊によって、特にボックス後壁の領域内のボックス部分と結合され、この糊が、好ましくはインナーラッパーの開口の領域に位置決めされていること、にあり得る。
【0029】
本発明の好ましい実施例を、以下で図面により説明する。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明は、以下でシガレット11用のパック10を製造するための装置により説明される。パック10が、当然シガレット11とは違うパック内容物を収容するためにも選定され得ることがわかる。
【0032】
模範的に、本発明は、ヒンジ蓋タイプのパック10により説明される。このタイプのパックの基本的な構造は、従来技術から公知であり、従って、以下では重要なもしくは特別な要素だけが説明される。
【0033】
ヒンジ蓋タイプのパック10は、ボックス部分12と蓋13から成る。蓋13は、旋回可能にボックス部分12に、即ち後側の線ヒンジの領域に固定されている。ボックス部分12と蓋13は、共通のブランクを負い畳むことによって公知のように製造される。
【0034】
ボックス部分12内に、この例ではカラー14が配置され、このカラーは、上に開いたボックス部分12から突出する。カラー14は、カラー前壁15と、それぞれこれに隣接するカラー側壁16とを有し、これらは、内側でボックス部分12の相応の壁に、即ちボックス前壁17と両ボックス側壁18の領域に当接する。ボックス側壁18は、慣例通りに、互いにオーバーラップしかつ接着によって互いに結合される折畳みフラップによって構成されている。
【0035】
更に、ボックス部分12内には、パック内容物、即ちこの例ではシガレット11の1つ以上のグループ19が配置されている。特色は、1つのシガレットグループ19もしくは複数のシガレットグループ19が、共にボックス部分12もしくはパック10の横断面もしくは内部空間を埋めないことにある。
【0036】
シガレット11は、この実施例では、パック10の内部空間もしくはボックス部分12の横断面の一部が満たされないような直径を有する。換言すれば、1つもしくは全てのシガレットグループ19の寸法は、ボックス部分12の内部空間の寸法と一致しないということである。シガレット11の直径の代わりに、当然、選択的又は付加的に、パック10の内部空間内に1つの又は各シガレットグループ19によって満たされない空所が構成されるように、シガレット11の数を選択することもできる。
【0037】
パック10の内部空間と1つの又は各シガレットグループ19の異なる寸法を相殺するために、付加的な要素が、パック10内に配置されている。以下では、この要素が、詰め物片20と呼ばれる。この詰め物片は、パック内容物(シガレットグループ(1つ以上)と詰め物片(1つ以上))がパック10を慣例通りに埋めるように、異なる寸法を相殺するために使用される。
【0038】
詰め物片20は、示した実施例では、包装材料から、例えば三次元的な物体を成すために包装材料から成るブランクを相応に折り畳むことによって、構成されている。好ましくは、詰め物片20は、中空体もしくはスリーブとして形成される。しかしながらまた、詰め物片20を、例えばパック10の重量を著しく高めない低い密度を有する材料からなる多少中実な物体から構成することも考えられる。
【0039】
独自の特色は、パック10において詰め物片20が1つの又は各シガレットグループ19と共にインナーラッパー22に包み込まれていることにある。
【0040】
直角のパックエッジ23を有するヒンジ蓋式パック10を示す
図1及び2による実施例の別の特色は、詰め物片20によって互いに分離された2つのシガレットグループ19がパック10内に配置されていることにある。
【0041】
この例では、両シガレットグループ19は、同じ大きさであるか、もしくは、同じ数のシガレット11を備える。シガレットグループ19が、当然異なる大きさもしくは異なる数のシガレット11を内容とし得ることがわかる。更に、2つよりも多い又は少ないシガレットグループ19が設けられ得ることがわかる。相応に、本発明によるパック10は、また、1つの詰め物片20しか設けられていないことに限定されているのではなく、複数の詰め物片20がパック10内に設けられ得る。
【0042】
詰め物片20の数は、シガレットグループ19の数よりも少ない。選択的に、詰め物片20の数は、当然、シガレットグループ19の数と同じでもあり得る。別の選択肢は、シガレットグループ19の数よりも多い数の詰め物片20がパック10内に設けられていることにある。
【0043】
図1及び2に示した実施例では、両シガレットグループ19が、それぞれパック10のコーナー領域に、即ちボックス側壁18とボックス前壁17の間の三角形の領域に配置されている。
【0044】
シガレット11は、複数の平行な列24内に配置され、標準位置で互いに位置決めされ、列24内のシガレット11の数は、ボックス前壁17から始まりボックス後壁21の方向にそれぞれ減少する。この例では、4−3−2−1の編成が行なわれている。
【0045】
両シガレットグループ19の編成及び配置に応じて、詰め物片20は、両シガレットグループ19の間の中央に配置されている。
【0046】
詰め物片20は、この例ではパック10もしくはボックス部分12内に直立しているスリーブとして形成されている。
【0047】
詰め物片20の形態は、横断面がほぼ梯形に一致する。相応に、詰め物片20は、4つの壁、即ちそれぞれボックス前壁17もしくはボックス後壁21に沿って延在する2つの壁と、その間に延在する斜めに整向された2つの壁27,28を備える。
【0048】
ボックス後壁21の領域内の壁26の特色は、この壁が、オーバーラップする2つの折畳みフラップによって構成され、これら折畳みフラップが、このましくは全面的もしくは実質的に全面的に壁26の面全体にわたってオーバーラップし、互いに結合されていることにある。このようにして、ボックス後壁21もしくはパック10の後壁の安定性を高め得る、
【0049】
既に述べたように、両シガレットグループ19と詰め物片20は、1つのシガレットブロック29を構成するために、共に共通のインナーラッパー22に包み込まれる。
【0050】
このようにして構成されたシガレットブロック29は、ボックス部分12の横断面もしくはパック10の内部空間を慣例通り埋める。両シガレットグループ19は、それぞれ直接的に詰め物片20に当接し、詰め物片20は、シガレットグループ19の全高にわたって延在する。詰め物片20がより低い高さも備え得ることがわかる。
【0051】
本発明によるパックの第2の実施例が、
図3に示されている。ここでも、それぞれ10本のシガレット11を有する2つのシガレットグループ19と1つの詰め物片20が設けられている。
【0052】
この例でも、詰め物片20は、パック10もしくはボックス部分12内の中央に配置され、両シガレットグループ19を分離する。
【0053】
図2による実施例に対する第1の相違点は、パック10がR付けされたパックエッジ23を有するパック10であることにある。
【0054】
更に、シガレットグループ19の編成は、3−2−2−3編成に一致する。
【0055】
詰め物片20は、横断面を六角形に形成され、ほぼ同じ長さの2つの壁25,26が互いに相対し、ボックス前壁17もしくはボックス後壁21に沿って延在する。これら壁は、斜めに整向された4つの壁27,28,30,31によって互いに結合される。
【0056】
この例でも、隣接する列24内のシガレット11が、標準位置で配置され、ボックス後壁21の領域内の壁26が2層式に形成されている。
【0057】
図4による第3の実施例は、パック10が斜めに延在するパックエッジ23を有するパック10(八角形パック)であることによって、前述の両実施例と異なる。
【0058】
詰め物片20は、横断面に、正六角形の形態を有し、それぞれ5つの列24に12本のシガレットを有する2つのシガレットグループ19を分離し、隣接する列24のシガレット11は、それぞれ鞍位置で互いに配置されている。
【0059】
パック10の第4の実施例は、
図5に示されている。この場合、ボックス部分12内の横に詰め物片20が配置され、1つのシガレットグループ19が、ボックス部分12の内部空間の残部を満たす。
【0060】
詰め物片20は、横断面を五角形に形成され、5つの壁25,26,27,28,30を有する。ボックス側壁18の領域内の壁30が、2層式に形成されている。
【0061】
シガレットグループ19は、鞍位置の5−4−4−4−5編成の形態のシガレット11の5つの列24から成る。
【0062】
これまで説明したパック10が、当然例でしかなく、部分的に既に述べたような変容が可能であることがわかる。特に、詰め物片20の形態は、説明した形態に限定されているのではなく、1つの又は各シガレットグループの所望の編成に応じた任意の幾何学形状が問題となる。特に、非対称の形態も考えられる。
【0063】
以下で、
図1及び2に示したパック10の例で、このようなパック10の製造が説明される。しかしながら、装置は、極僅かな変容をすることによって、
図3〜5による又は他のバリエーションのパック10を製造するためにも適している。
【0064】
装置の中央機構は、コンベヤ32であり、このコンベヤ上で、1つの又は各詰め物片20を有する1つの又は各シガレットグループ19が、パックに応じた配置で集結される。
【0065】
この例では、コンベヤ32は、ポケットチェーンコンベヤの形式で形成され、複数のポケット33を有し、これらポケットは、コンベヤ32の周囲に配置されている。ポケット33は、互いに一定の間隔で配置され、その縦方向の広がりを、コンベヤ32の搬送方向に対して横に整向されている。当然、ポケット33は、他の適当なコンベヤ、例えばタレット等に配置することもできる。
【0066】
図1及び2による製造すべきパック10に応じて、各ポケット33は、それぞれ1つの詰め物片20又は1つのシガレットグループ19用の複数の収容部34,35,36を備える。
【0067】
収容部34,35,36は、壁37,38によって互いに分離されている。更に、収容部34,35,36は、ポケット33の壁39,40,41によって外側を画成されている。
【0068】
収容部34,35,36は、横断面を、それぞれシガレットグループ19もしくは詰め物片20の横断面に適合されている。相応に、シガレットグループ19用の収容部34及び36は、横断面をほぼ三角形に形成され、これに対して、詰め物片20用の収容部35は、横断面を実質的に梯形に形成されている。
【0069】
この例では、その後第2のステップでシガレットグループ19が収容部34及び36に挿入される前に、まず詰め物片20が収容部35に挿入されるように、構成されている。
【0070】
コンベヤ32への詰め物片20の供給は、別のコンベヤ43によって行なわれ、この別のコンベヤは、この例では引渡しタレットとして形成されている。
【0071】
コンベヤ43は、ポケット44を有し、これらポケットは、引渡しタレットの周囲に分配配置され、仕上げ織りされた詰め物片20内へ半径方向に挿入でき、このため、スライド45が使用される。コンベヤ43における詰め物片20の部分的な回動の後、詰め物片20は、相前後して別のスライド46によって半径方向にコンベヤ43から押し出され、コンベヤ32の隣接するポケット33内へ挿入される(
図7)。
【0072】
引渡しタレットは、この例では間隔を置いたタレットディスク47,48によって構成され、これらタレットディスクの間にスライド46が配置されている。加えて、2つの引渡しタレット43が、相並んで配置されているので、同時に2つの詰め物片20が隣接する2つのポケット33に挿入され得る。即ち、コンベヤ32のポケット33への詰め物片20の供給は、マルチトラック式の作業方式で行なわれる。
【0073】
次のステップで、シガレットグループ19は、ポケット33もしくはその収容部34,36に供給される。
【0074】
シガレット11は、シガレットマガジン49内に貯蔵され、シガレットマガジン49の下側の領域において、シガレットプランジャ50によってシガレットグループ19としてマガジン49から押し出され、コンベヤ32の隣接するポケット33に挿入される。押し出されたシガレットグループ19は、
図2による編成で配置されている。
【0075】
シガレットグループ19の挿入に関して、シガレットプランジャ50が2つのシガレットグループ19を同時にポケット33の両収容部34,36に挿入することを構成とし得る。しかしながらまた、これは、別個のシガレットプランジャ50によって行なうこともできる。
【0076】
好ましくは、ポケット33へのシガレットグループ19の供給も、マルチトラック式の作業方式で行なわれる。示した実施例では、それぞれ同時に2つのシガレットグループ19が、隣接する2つのポケット33に挿入される。
【0077】
コンベヤ32の領域でポケット33がシガレットグループ19と詰め物片20で満たされた後、これらは、後続のコンベヤ51に引き渡される。
【0078】
引渡しは、スライド52によって行なわれ、このスライドは、ポケット33の内容物、この例では2つのシガレットグループ19と1つの詰め物片20を、共に1つの作業段で、隣接するコンベヤ51の相応に位置決めされたポケット53に挿入する。この例では、コンベヤ51は、周囲に複数のポケット53が配置された引渡しタレットとして形成されている。ここでも、当然、他の解決策が可能である。
【0079】
スライド52の特色は、このスライドが、ポケット33のそれぞれ1つの収容部34,35,36に対応付けされた複数のスライド要素54,55,56から構成されていることにある。スライド要素54,55,56は、ポケット33外で、結合要素57,58,59を介して、共に移動可能な1つのユニット(スライド52)に結合されている。
【0080】
第1の特色は、ポケット33の壁が、スリット状の切欠き60,61,62を備え、これら切欠きを経て、結合要素57,58,59が延在する。相応に、切欠き60,61,62は、ポケット33の全長にわたって一貫して延在する。
【0081】
収容部34,36の領域内の切欠き60,62の幅は、この幅が、収容部34,36内に存在するシガレット11の直径よりも小さいように寸法設定されている。このようにして、シガレット11が切欠き60,62を経てポケット33外に達し得ることを防止することができる(
図11)。
【0082】
切欠き60,61,62は、それぞれポケット33の上側の領域、即ち壁42の領域に形成されている。
【0083】
別の特色は、詰め物片20の確実な押出しを保証すべき措置に関する。スリーブとして形成された詰め物片20は、収容部35内に縦方向に延在して、即ち、詰め物片が、その端面の領域をスライド52もしくは中央のスライド要素55によって把持され得るように、配置されている。しかしながらスリーブは、端面の領域において大部分が開放しているので、スライド55用の接触面としては、スリーブのシェルの比較的薄い周縁だけが、使用可能である。従って、詰め物片20がスライド52によって規則的に把持され得ないとの危険がある。
【0084】
この問題を解決するために、スライド52は、詰め物片20の外部輪郭を超えて横に、即ち押出し方向に対して横に突出する。
【0085】
具体的には、これは、この例では、スライド52もしくはスライド要素55が、ノーズ状の部分63を備え、これら部分によって、スライド52もしくはスライド要素55が詰め物片20の輪郭を超えて突出するようにして、解決されている。
【0086】
部分63の配置に応じて、壁37,38,40,42に対応する凹部64が形成され、これら凹部に、部分63が入り込む。相応に、凹部64は、一貫した溝状のノッチとして前記壁の内側に形成されている。
【0087】
スライド52の移動軌道が、
図12に示されている。相応に、スライド52は、コンベヤ51のポケット53へのパック内容物の挿入後、まず上に向かって移動され、その後引き戻され、下方移動によって初期位置に移動される。
【0088】
ポケット33の押出側の終端とポケット53の間の間隔は、ガイド65によって橋渡しされ、このガイドは、マウスピースの形式で形成されていてもよい。
【0089】
図6が示すように、コンベヤ32からコンベヤ51へのパック内容物の引渡しも、互いに結合された(2つの)スライド52によってマルチトラック式の作業方式で行なわれる。当然、シングルトラック式の作業方式も考えられる。
【0090】
コンベヤ51から、パック内容物は、シガレットトラック66に引き渡される。これは、別のコンベヤ67によって行なわれ、このコンベヤには、外側にプッシャ68が回動するように配置されている。プッシャ68は、スライドプレートを有し、これらスライドプレートは、コンベヤ51のポケット53内に突入し、それぞれ1つのパック内容物を押し出し、シガレットトラック66に沿って移送する(
図15及び16)。
【0091】
別の特色は、搬送中のシガレットグループ19と詰め物片20の整向に関する。これらは、コンベヤ32に縦軸方向に、即ちその縦方向の延在が移送方向に対して平行に向くように、供給される。コンベヤ32から次のコンベヤ51への引渡しも、相応に行なわれる。同じことが、コンベヤ51からシガレットトラック66への引渡しについても当て嵌まる。この形式の入替えが、強制的に完全に実現される必要があるのではなく、いくつか又は1つの引渡しステップしかこのようにして行なわなくてもよいことがわかる。
【0092】
シガレットトラック66に沿った更なる搬送中にパック内容物は、このパック内容物がマウスピース70に導入されるまで、示してないガイドによって編成を保たれる。マウスピース70に続き、2つのシガレットグループ19と1つの詰め物片20から成るパック内容物は、インナーラッパー22に包み込まれ、こうしてシガレットブロック29が構成される。これは、従来技術から公知の方式で行なわれる。
【0093】
これに続き、カラー71は、横向きのカラートラック72を介して供給し得る。カラー71は、連続した材料ウェブ73からカッターロール74によって分離し得る。
【0094】
ステージ75の領域で、シガレットブロック29とカラー71は、上下に位置決めされ、挿入スライド76によって、次の折畳みタレット78のポケット77内にもしくはその中に存在する部分的に折り畳まれたパック10用のブランク79内に挿入される。
【0095】
更に、
図17は、カラー71用の折畳みディバータ80と、ポケット77にカラー71とシガレットブロック29を押し込むための機構81も示す。
【0096】
折畳みタレット78の更なる回動中に、パック10もしくはブランク79は、折畳みよって完成され、完成したパック10の重要な部分が押し出される。
図17は、パック10の狭幅側壁の領域内の折畳みフラップが、未だ互いに結合されていないことを示す。これは、折畳みタレット78に続いて行ない得る。
【0097】
図18〜21は、
図1〜5に示したパック10のバリエーションを示す。この場合、
図18に示したパック10は、
図1及び2に示したパック10のバリエーションである。
図19は、
図3に示したパック10のバリエーションを示す。
図20は、
図4に示したパック10のバリエーションを示す。
図21は、
図5に示したパック10のバリエーションを示す。
【0098】
図18〜21による4つ全てのバリエーションにおいて、パック10は、詰め物片20がカラー14によって少なくとも部分的に覆われることによって、
図1〜5による相応のパックと異なる。
【0099】
より正確に言うと、ボックス前壁17の方に向いた壁25は、カラー14によってそれぞれ覆われる。
【0100】
これは、パック10からのシガレット11の取出しを容易化するためのカラー前壁15内の慣用の切欠き82が、
図1に示したように、実質的にカラー前壁15の幅全体にわたって延在するのではなく、切欠き82が詰め物片20の位置に対して横に位置をずらして配置されており、これにより、カラー前壁15が、切欠き82外で詰め物片20の壁25を覆うことによって、可能にされる。
【0101】
詰め物片20がボックス部分12内で中央に配置されている
図18〜20によるパック10の場合、それぞれ2つの切欠き82が、詰め物片20の両側に配置されている。詰め物片20がボックス部分12内の横に配置されている
図21によるパック10の場合には、詰め物片に対して横に位置をずらして配置された1つの切欠き82しか設けられていない。
【0102】
1つの又は各切欠き82は、カラー前壁15の残っている残部が、正確に詰め物片20の壁25の幅及び高さに一致するように寸法設定し得る。しかしながらまた、幅が、詰め物片20の壁25の相応の寸法よりも大きいことも考えられる。
【0103】
図22は、
図1,2及び18に示したパック10による詰め物片20のバリエーションを示す。この場合、1つ又は複数の壁27,28に、型打ち切込み83が設けられ、これら型打ち切込みが、それぞれ1つのタブ84を画定する。
【0104】
それぞれ複数のタブ84が、上下にかつ互いに間隔を置いて壁27,28に形成されている。
【0105】
型打ち切込み83は、U字状に形成されている。
【0106】
型打ち切込み83によって構成されるタブ84は、詰め物片20の安定性を高めるために、それぞれの壁27,28に対して横に折り畳まれる。好ましくはタブ84は、詰め物片内へ折り畳まれる。
【0107】
型打ち切込みもしくはタブ84の数及び/又は寸法及び/又は位置決めが、それぞれの個々の例の要求に応じて選択され得ることがわかる。
【0108】
更に、型打ち切込みもしくはタブ84が、詰め物片20の一方の壁27,28だけ又は複数の壁に設けられ得ることが考えられる。例えば、壁26にも型打ち切込み83もしくはタブ84が設けられ得ることが考えられる。
【0109】
前で
図1,2及び18によるパック10の詰め物片20に関係して説明した解決策は、当然意味通りに、詰め物片20の他のバリエーションにも、特に本願で示した他のバリエーションにも転用可能である。
【0110】
特別な方式で詰め物片に適合させたカラー14を有する前記のパック10は、独自の特色である。これは、詰め物片20の最後に説明したバリエーションにも当て嵌まる。
【0111】
図23〜26には、シガレット11用のパック10の別のバリエーションが示されている。これまで説明した大抵のバリエーションでのように、2つ(以上)のシガレットグループ19は、詰め物片20と共にインナーラッパー22によって包囲されている。この場合、詰め物片20は、両シガレットグループ19の間の中央に配置されている。好ましくは、両シガレットグループ19は、例えば同じ数のシガレット11を備える。
【0112】
特色は、実質的にシガレットブロック29もしくはボックス後壁21の幅全体にわたって延在する詰め物片20に関してある。このようにして、詰め物片20は、両側を、相対するボックス側壁18に支持でき、これにより、詰め物片20の位置が固定される。
【0113】
更に、詰め物片20は、カラー前壁15もしくはボックス前壁17の方向にも延在し、これら壁にも支持される。
【0114】
詰め物片20は、ブランク85を相応に折り畳むことによって構成される。このため、ブランク85に、折畳み線と型打ち切込みが設けられ、これらに沿って、ブランク85の相応の壁が折り畳まれる。ここでは、まず、ブランク85の高さ全体にわたって延在しかつそれぞれ1つの周縁側の折畳みフラップ87を画成する2つの折畳み線86を挙げることができる。折畳みフラップ87は、それぞれ1つの自由な横の周縁でもってそれぞれのボックス側壁18に支持される。
【0115】
ブランク85の両折畳み線86の間に位置する部分は、3次元的な詰め物体88を成すために使用され、この詰め物体は、両シガレットグループ19の間に配置され、両シガレットグループの間の空間を実質的に満たす。
【0116】
詰め物体88は、この例では、横断面を矩形に形成され、2つの側壁89を有し、これら側壁は、ボックス後壁21から始まりボックス前壁17の平面まで延在し、実質的にこれらに対してもしくは折畳みフラップ87に対して垂直に整向されている。更に、詰め物体88は、前壁90を有し、この前壁は、両側壁89を結合し、ボックス前壁17に対して平行に延在する。
【0117】
特色は、詰め物体88がシガレットグループ19及び/又はボックス部分12の高さ全体にわたって一貫して延在するのではなく、ブランク85の壁93が、領域的に折畳みフラップ87の平面内に折り畳まれていることにある。このため、ブランク85は、一方で、水平な型打ち切込み91を備え、並びに、壁93の相応の位置決めを可能にする付加的な折畳み線92を備える。
【0118】
この場合、上の型打ち切込み91は、カラー14の切欠き82の領域内のカラー前壁15の上エッジの高さのところか極僅かその上に配置されている。
【0119】
ブランク85は、
図23に示したように、壁93が折畳みフラップ87の平面内に位置し、従って、この領域で、詰め物片20が、実質的にボックス部分12の幅全体にわたって一貫して形成されているように、折り畳まれる。このようにして詰め物片20は、相応の方向に補強される。
【0120】
図23による実施例では、壁93が、それぞれブランク85の上及び下の周縁領域に存在する。上の周縁領域において、これは、シガレット11の取出しが簡単化されるとの利点も有する。側壁89の折り畳まれた脚94により、これら側壁は、壁93の高さのところで、カラー前壁15に対して間隔を置いて終了するので、特に、詰め物体88に隣接するシガレットグループ19の前側のコーナー領域内のシガレット11は、容易に把持及び取り出し得る。
【0121】
図24に示した詰め物片20は、2つの壁93が詰め物片20の上側及び下側に対して間隔を置いて設けられている
図23に示した詰め物片のバリエーションである。この解決策の場合は、シガレット11の容易な取出しの利点が省略される。
【0122】
図27〜30には、
図23〜26に示した解決策のバリエーションが示され、このバリエーションの場合は、詰め物片20の詰め物体88が、梯形の横断面を備える。
【0123】
この場合、壁93を構成する梯形の基礎部は、ボックス後壁21に沿って配置され、これに対して、前壁90を構成する、相対する短い方の基礎側は、カラー前壁15及び/又はボックス前壁17に沿って延在する。
【0124】
側壁89を構成する梯形の両脚は、ボックス後壁21から始まり収束するように空前壁15もしくはボックス前壁17の方向に延在する。
【0125】
詰め物体88の横断面形状に基づいて、脚94は、
図23〜26によるバリエーションの場合よりも明らかに短く形成されている。
【0126】
図32は、
図31の図に応じたブランク85を示す。
【0127】
詰め物片20を固定するための別の可能性は、
図33に示されている。従って、ボックス後壁21の側の詰め物片20の壁26は、ボックス後壁21の内側と接着される。
【0128】
このため、インナーラッパー22の材料に開口95が提供される。これは、例えば、インナーラッパー22の材料の相応の型打ち、穿孔等によって行ない得る。好ましくはこれは、この場合にインナーラッパー22の材料が開口95の領域で完全に分離されるのではなく、残りの結合部を中心として折り畳まれるように、行なわれる。
【0129】
詰め物片20を固定するための糊96は、ボックス後壁21か詰め物片20のいずれかに塗布でき、場合によっては、接合後に(再)活性化できる。
【0130】
パック10への詰め物片20の固定が、他の側壁の領域で、場合によっては付加的に後側の領域での固定のためにも行なわれることも考えられる。