(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6600805
(24)【登録日】2019年10月18日
(45)【発行日】2019年11月6日
(54)【発明の名称】自動鉛筆削りペンケース
(51)【国際特許分類】
B43K 23/00 20060101AFI20191028BHJP
B43L 23/02 20060101ALI20191028BHJP
【FI】
B43K23/00 100F
B43L23/02 A
【請求項の数】4
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2019-86960(P2019-86960)
(22)【出願日】2019年4月29日
【審査請求日】2019年5月6日
(31)【優先権主張番号】201910314657.8
(32)【優先日】2019年4月18日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519326183
【氏名又は名称】東莞▲とう▼真文具有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】陳▲えん▼麗
【審査官】
中澤 俊彦
(56)【参考文献】
【文献】
特開昭57−018298(JP,A)
【文献】
実開昭55−160627(JP,U)
【文献】
実開昭55−013900(JP,U)
【文献】
実開昭54−083456(JP,U)
【文献】
実開昭54−055446(JP,U)
【文献】
実開昭47−009548(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B43K 23/00
B43L 23/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペンケースを含み、前記ペンケースの前端には磁力バックルが固定的に設置され、前記ペンケースの後端にはケース蓋が回転できるように設置され、前記ケース蓋には前記磁力バックルと磁力により吸引し合っている第一磁石が固定的に設置され、前記ペンケースの中には鉛筆チャンバが設置され、前記鉛筆チャンバの後側には鉛筆削りチャンバが設置され、前記鉛筆削りチャンバの上端壁には鉛筆削りブロックが固定的に設置され、前記鉛筆削りブロックの中には鉛筆削り溝が設置され、前記鉛筆削り溝の下端には前後に対称している鉛筆削りナイフが固定的に設置され、前記鉛筆削りチャンバの左側には密封装置が設置され、前記鉛筆削りチャンバの後端壁の中には風チャンバが連通し設置され、前記風チャンバの中には回転軸が回転できるように設置され、前記回転軸には羽根が固定的に設置され、前記風チャンバの右側には回転溝が設置され、前記回転溝の中には回転軸により回転筒が回転できるように設置され、前記回転軸にはトーションばねが固定的に設置され、前記回転溝の右側には動力装置が設置され、前記回転軸の右端と前記動力装置とが伝動できるように連結され、前記回転溝の上側には移動チャンバが連通し設置され、前記移動チャンバの中にはネジ山軸が固定的に設置され、前記移動チャンバの中には移動ブロックがスライドできるように設置され、前記移動ブロックの中には前記ネジ山軸とネジ山により連結される回転歯車が回転できるように設置され、前記回転歯車の上側には回転チャンバが設置され、前記回転チャンバの中には前記回転歯車と噛合する回転盤が回転できるように設置され、前記回転盤の中には連通チャンバが設置され、前記連通チャンバの前後には凹溝が連通し設置され、前記凹溝の中には挟みブロックがスライドできるように設置され、前記挟みブロックのうち互いに近接している端面には滑り止めパッドが固定的に設置され、前記挟みブロックの中には鉛筆が挟んで置かれ、前記挟みブロックの上下端にはガイドブロックが対称的に固定的に設置され、前記挟みブロックのうち互いに離れている側と前記凹溝との間には圧力ばねが固定的に設置され、前記回転歯車の下端には平歯車が噛合し連結され、前記平歯車の下端と前記回転筒とが噛合しており、前記移動チャンバの前側には連結チャンバが連通し設置され、前記連結チャンバの中には定位装置が設置され、前記定位装置と前記移動ブロックとが当接し鉛筆削り程度を制御し、
前記鉛筆が回転しながら移動し、前記鉛筆削りナイフの作用により自動的に鉛筆を削ることを特徴とする自動鉛筆削りペンケース。
【請求項2】
前記密封装置は前記鉛筆削りチャンバと連通している開け溝を含み、前記開け溝の中には回転ロッドにより密封板が回転できるように設置され、前記回転ロッドの下端には回転ばねが固定的に設置され、前記密封板には引掛り溝が設置され、前記開け溝の上側と外部との間には引き溝が連通し設置され、前記引き溝の中には前記引掛り溝と引掛って連結されることができる引きロッドがスライドできるように設置され、前記引きロッドの上端と前記引き溝との間には固定ばねが固定的に設置され、
前記密封板が前記鉛筆削りチャンバを閉めることを特徴とする請求項1に記載の自動鉛筆削りペンケース。
【請求項3】
前記動力装置は右側が外部と連通している空き溝を含み、前記空き溝の下端壁にはモータが固定的に設置され、前記空き溝の中にはプッシュロッドがスライドできるように設置され、前記プッシュロッドの下端には前記プッシュロッドを復帰させることができる復帰部品が固定的に設置され、前記プッシュロッドには連通溝が設置され、前記モータの上端には前記連通溝を貫通している動力軸が伝動できるように連結され、前記動力軸には第一傘歯車が固定的に設置され、前記プッシュロッドの左端にはプッシュブロックが固定的に設置され、前記プッシュブロックの左側にはスプライン軸が回転できるように設置され、前記スプライン軸には前記第一傘歯車と噛合する第二傘歯車がスプラインにより連結され、前記空き溝の左端壁の中には前記スプライン軸とスプラインにより連結されることができる軸スリーブが回転できるように設置され、前記軸スリーブの左端と前記回転軸との間がベルトにより伝動できるように連結され、前記空き溝の上側には空きチャンバが連通し設置され、前記動力軸の上端が前記空きチャンバの中に挿入され、前記回転軸の右端が前記空きチャンバの中に挿入され、且つ前記回転軸の右端には第三傘歯車が固定的に設置され、前記空きチャンバの上側にはプッシュチャンバが連通し設置され、前記プッシュチャンバの中には固定ブロックがスライドできるように設置され、前記固定ブロックの中には前記動力軸とスプラインにより連結されるスプラインスリーブが回転できるように設置され、前記スプラインスリーブの下端には前記第三傘歯車と噛合する第四傘歯車が固定的に設置され、
前記モータが作動し前記鉛筆に対し自動的に削り、同時に羽根を駆動し回転させることを特徴とする請求項1に記載の自動鉛筆削りペンケース。
【請求項4】
前記定位装置は前記連結チャンバの中に回転できるように設置される親ねじを含み、前記親ねじの左端が前記鉛筆削りチャンバの中に挿入され、且つ前記親ねじには回転ブロックが固定的に設置され、前記親ねじにはスライドブロックがネジ山により連結され、前記スライドブロックの中には押しブロックがスライドできるように設置され、前記押しブロックの後端壁には当接溝が連通し設置され、前記押しブロックの後端には前記当接溝とスライドできるように連結される当接ブロックが固定的に設置され、前記当接溝の左側には緩衝溝が連通し設置され、前記緩衝溝の中には前記当接ブロックと磁力により吸引し合っている第二磁石がスライドできるように設置され、前記第二磁石の左端と前記緩衝溝との間には圧着ばねが固定的に設置され、前記押しブロックの左側には連結ばねにより連結ブロックが連結され、前記連結ブロックにはロック溝が設置され、前記連結ブロックの後端壁には貫通溝が連通し設置され、前記貫通溝の中には前端が前記ロック溝の中に伸びているロックブロックがスライドできるように設置され、前記ロックブロックと前記貫通溝との間には伸縮ばねが固定的に設置され、前記ロックブロックの右側には右端が前記移動チャンバの中に伸びている移動ロッドがスライドできるように設置され、前記移動ロッドの左端と前記ロックブロックとが当接し、前記移動ロッドの後端面には前記移動ロッドを復帰させることができる復帰機構が固定的に設置され、前記当接溝の後端壁の中には旋転軸により回しロッドが回転できるように設置され、前記回しロッドの前端が前記移動ロッドを貫通しており、且つ前記当接溝の中に挿入され、且つ前記第二磁石の下側に位置しており、前記回しロッドの後端が前記鉛筆の上側に位置しており、前記旋転軸には復帰ばねが固定的に設置され、前記連結ブロックの前端には連接ブロックが当接し設置され、前記スライドブロックには押し溝が設置され、前記連接ブロックの前端が前記押し溝の中に伸びており、且つ前記連接ブロックの前端には押しロッドが固定的に設置され、前記押しロッドの前端と前記押し溝との間には押圧ばねが固定的に設置され、前記連結チャンバの右側には開けチャンバが連通し設置され、前記開けチャンバの中には上端が前記押しロッドと回転できるように連結される連結ロッドが回転できるように設置され、前記連結ロッドの下端には固定ロッドが回転できるように設置され、前記開けチャンバと前記プッシュチャンバとが連通しており、前記固定ロッドの下端が前記プッシュチャンバの中に伸びており、且つ前記固定ブロックと固定的に連結され、
前記スライドブロックが前記回転盤の移動位置を制限できることを特徴とする請求項3に記載の自動鉛筆削りペンケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は学習用品技術分野を取り上げて、具体的には自動鉛筆削りペンケースである。
【背景技術】
【0002】
現在のペンケースとペンシルシャープナーとが独立的に設置され、使用するためいつでも携帯する必要があり、また、人工で鉛筆を削ることは効率が低いだけではなく、手も汚れやすく、操作が不便である。
従って、既存技術のペンケースを更に改善する必要があり、それによりペンケースとペンシルシャープナーとの使用利便性を高める。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第108790520号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は自動鉛筆削りペンケースを提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の自動鉛筆削りペンケースは、ペンケースを含み、前記ペンケースの前端には磁力バックルが固定的に設置され、前記ペンケースの後端にはケース蓋が回転できるように設置され、前記ケース蓋には前記磁力バックルと磁力により吸引し合っている第一磁石が固定的に設置され、前記ペンケースの中には鉛筆チャンバが設置され、前記鉛筆チャンバの後側には鉛筆削りチャンバが設置され、前記鉛筆削りチャンバの上端壁には鉛筆削りブロックが固定的に設置され、前記鉛筆削りブロックの中には鉛筆削り溝が設置され、前記鉛筆削り溝の下端には前後に対称している鉛筆削りナイフが固定的に設置され、前記鉛筆削りチャンバの左側には密封装置が設置され、前記鉛筆削りチャンバの後端壁の中には風チャンバが連通し設置され、前記風チャンバの中には回転軸が回転できるように設置され、前記回転軸には羽根が固定的に設置され、前記風チャンバの右側には回転溝が設置され、前記回転溝の中には回転軸により回転筒が回転できるように設置され、前記回転軸にはトーションばねが固定的に設置され、前記回転溝の右側には動力装置が設置され、前記回転軸の右端と前記動力装置とが伝動できるように連結され、前記回転溝の上側には移動チャンバが連通し設置され、前記移動チャンバの中にはネジ山軸が固定的に設置され、前記移動チャンバの中には移動ブロックがスライドできるように設置され、前記移動ブロックの中には前記ネジ山軸とネジ山により連結される回転歯車が回転できるように設置され、前記回転歯車の上側には回転チャンバが設置され、前記回転チャンバの中には前記回転歯車と噛合する回転盤が回転できるように設置され、前記回転盤の中には連通チャンバが設置され、前記連通チャンバの前後には凹溝が連通し設置され、前記凹溝の中には挟みブロックがスライドできるように設置され、前記挟みブロックのうち互いに近接している端面には滑り止めパッドが固定的に設置され、前記挟みブロックの中には鉛筆が挟んで置かれ、前記挟みブロックの上下端にはガイドブロックが対称的に固定的に設置され、前記挟みブロックのうち互いに離れている側と前記凹溝との間には圧力ばねが固定的に設置され、前記回転歯車の下端には平歯車が噛合し連結され、前記平歯車の下端と前記回転筒とが噛合しており、前記移動チャンバの前側には連結チャンバが連通し設置され、前記連結チャンバの中には定位装置が設置され、前記定位装置と前記移動ブロックとが当接し鉛筆削り程度を制御し、
前記鉛筆が回転しながら移動し、前記鉛筆削りナイフの作用により自動的に鉛筆を削る。
【0006】
さらなる技術プラン、前記密封装置は前記鉛筆削りチャンバと連通している開け溝を含み、前記開け溝の中には回転ロッドにより密封板が回転できるように設置され、前記回転ロッドの下端には回転ばねが固定的に設置され、前記密封板には引掛り溝が設置され、前記開け溝の上側と外部との間には引き溝が連通し設置され、前記引き溝の中には前記引掛り溝と引掛って連結されることができる引きロッドがスライドできるように設置され、前記引きロッドの上端と前記引き溝との間には固定ばねが固定的に設置され、
前記密封板が前記鉛筆削りチャンバを閉める。
【0007】
さらなる技術プラン、前記動力装置は右側が外部と連通している空き溝を含み、前記空き溝の下端壁にはモータが固定的に設置され、前記空き溝の中にはプッシュロッドがスライドできるように設置され、前記プッシュロッドの下端には前記プッシュロッドを復帰させることができる復帰部品が固定的に設置され、前記プッシュロッドには連通溝が設置され、前記モータの上端には前記連通溝を貫通している動力軸が伝動できるように連結され、前記動力軸には第一傘歯車が固定的に設置され、前記プッシュロッドの左端にはプッシュブロックが固定的に設置され、前記プッシュブロックの左側にはスプライン軸が回転できるように設置され、前記スプライン軸には前記第一傘歯車と噛合する第二傘歯車がスプラインにより連結され、前記空き溝の左端壁の中には前記スプライン軸とスプラインにより連結されることができる軸スリーブが回転できるように設置され、前記軸スリーブの左端と前記回転軸との間がベルトにより伝動できるように連結され、前記空き溝の上側には空きチャンバが連通し設置され、前記動力軸の上端が前記空きチャンバの中に挿入され、前記回転軸の右端が前記空きチャンバの中に挿入され、且つ前記回転軸の右端には第三傘歯車が固定的に設置され、前記空きチャンバの上側にはプッシュチャンバが連通し設置され、前記プッシュチャンバの中には固定ブロックがスライドできるように設置され、前記固定ブロックの中には前記動力軸とスプラインにより連結されるスプラインスリーブが回転できるように設置され、前記スプラインスリーブの下端には前記第三傘歯車と噛合する第四傘歯車が固定的に設置され、
前記モータが作動し前記鉛筆に対し自動的に削り、同時に羽根を駆動し回転させる。
【0008】
さらなる技術プラン、前記定位装置は前記連結チャンバの中に回転できるように設置される親ねじを含み、前記親ねじの左端が前記鉛筆削りチャンバの中に挿入され、且つ前記親ねじには回転ブロックが固定的に設置され、前記親ねじにはスライドブロックがネジ山により連結され、前記スライドブロックの中には押しブロックがスライドできるように設置され、前記押しブロックの後端壁には当接溝が連通し設置され、前記押しブロックの後端には前記当接溝とスライドできるように連結される当接ブロックが固定的に設置され、前記当接溝の左側には緩衝溝が連通し設置され、前記緩衝溝の中には前記当接ブロックと磁力により吸引し合っている第二磁石がスライドできるように設置され、前記第二磁石の左端と前記緩衝溝との間には圧着ばねが固定的に設置され、前記押しブロックの左側には連結ばねにより連結ブロックが連結され、前記連結ブロックにはロック溝が設置され、前記連結ブロックの後端壁には貫通溝が連通し設置され、前記貫通溝の中には前端が前記ロック溝の中に伸びているロックブロックがスライドできるように設置され、前記ロックブロックと前記貫通溝との間には伸縮ばねが固定的に設置され、前記ロックブロックの右側には右端が前記移動チャンバの中に伸びている移動ロッドがスライドできるように設置され、前記移動ロッドの左端と前記ロックブロックとが当接し、前記移動ロッドの後端面には前記移動ロッドを復帰させることができる復帰機構が固定的に設置され、前記当接溝の後端壁の中には旋転軸により回しロッドが回転できるように設置され、前記回しロッドの前端が前記移動ロッドを貫通しており、且つ前記当接溝の中に挿入され、且つ前記第二磁石の下側に位置しており、前記回しロッドの後端が前記鉛筆の上側に位置しており、前記旋転軸には復帰ばねが固定的に設置され、前記連結ブロックの前端には連接ブロックが当接し設置され、前記スライドブロックには押し溝が設置され、前記連接ブロックの前端が前記押し溝の中に伸びており、且つ前記連接ブロックの前端には押しロッドが固定的に設置され、前記押しロッドの前端と前記押し溝との間には押圧ばねが固定的に設置され、前記連結チャンバの右側には開けチャンバが連通し設置され、前記開けチャンバの中には上端が前記押しロッドと回転できるように連結される連結ロッドが回転できるように設置され、前記連結ロッドの下端には固定ロッドが回転できるように設置され、前記開けチャンバと前記プッシュチャンバとが連通しており、前記固定ロッドの下端が前記プッシュチャンバの中に伸びており、且つ前記固定ブロックと固定的に連結され、
前記スライドブロックが前記回転盤の移動位置を制限できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の有益的な効果は:本発明は構造が簡単で、操作が便利で、鉛筆が自動的に回転しながら移動し削り動作を完成し、鉛筆の削り屑を風力で除去でき、クリーニングに便利であり、また、鉛筆の移動位置を自分で確定でき、それにより削られた後の鉛筆先端の長さを自分で決められ、便利に使える。
【図面の簡単な説明】
【0010】
説明しやすいため、本発明は以下の具体的な実施例と付図を交え詳しく説明する。
【0011】
【
図1】
図1は本発明の自動鉛筆削りペンケースが使用する装置の内部全体構造概略図
【発明を実施するための形態】
【0012】
下記に
図1−9をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0013】
図1−9を参照し、本発明の自動鉛筆削りペンケースは、ペンケース10を含み、前記ペンケース10の前端には磁力バックル12が固定的に設置され、前記ペンケース10の後端にはケース蓋13が回転できるように設置され、前記ケース蓋13には前記磁力バックル12と磁力により吸引し合っている第一磁石14が固定的に設置され、前記ペンケース10の中には鉛筆チャンバ11が設置され、前記鉛筆チャンバ11の後側には鉛筆削りチャンバ15が設置され、前記鉛筆削りチャンバ15の上端壁には鉛筆削りブロック16が固定的に設置され、前記鉛筆削りブロック16の中には鉛筆削り溝17が設置され、前記鉛筆削り溝17の下端には前後に対称している鉛筆削りナイフ18が固定的に設置され、前記鉛筆削りチャンバ15の左側には密封装置100が設置され、前記鉛筆削りチャンバ15の後端壁の中には風チャンバ19が連通し設置され、前記風チャンバ19の中には回転軸20が回転できるように設置され、前記回転軸20には羽根21が固定的に設置され、前記風チャンバ19の右側には回転溝43が設置され、前記回転溝43の中には回転軸45により回転筒44が回転できるように設置され、前記回転軸45にはトーションばね80が固定的に設置され、前記回転溝43の右側には動力装置200が設置され、前記回転軸45の右端と前記動力装置200とが伝動できるように連結され、前記回転溝43の上側には移動チャンバ31が連通し設置され、前記移動チャンバ31の中にはネジ山軸42が固定的に設置され、前記移動チャンバ31の中には移動ブロック32がスライドできるように設置され、前記移動ブロック32の中には前記ネジ山軸42とネジ山により連結される回転歯車40が回転できるように設置され、前記回転歯車40の上側には回転チャンバ78が設置され、前記回転チャンバ78の中には前記回転歯車40と噛合する回転盤79が回転できるように設置され、前記回転盤79の中には連通チャンバ33が設置され、前記連通チャンバ33の前後には凹溝34が連通し設置され、前記凹溝34の中には挟みブロック35がスライドできるように設置され、前記挟みブロック35のうち互いに近接している端面には滑り止めパッド39が固定的に設置され、前記挟みブロック35の中には鉛筆38が挟んで置かれ、前記挟みブロック35の上下端にはガイドブロック36が対称的に固定的に設置され、前記挟みブロック35のうち互いに離れている側と前記凹溝34との間には圧力ばね37が固定的に設置され、前記回転歯車40の下端には平歯車41が噛合し連結され、前記平歯車41の下端と前記回転筒44とが噛合しており、前記移動チャンバ31の前側には連結チャンバ46が連通し設置され、前記連結チャンバ46の中には定位装置300が設置され、前記定位装置300と前記移動ブロック32とが当接し鉛筆削り程度を制御し、
前記鉛筆38が回転しながら移動し、前記鉛筆削りナイフ18の作用により自動的に鉛筆を削る。
【0014】
有益的には、前記密封装置100は前記鉛筆削りチャンバ15と連通している開け溝23を含み、前記開け溝23の中には回転ロッド26により密封板24が回転できるように設置され、前記回転ロッド26の下端には回転ばね27が固定的に設置され、前記密封板24には引掛り溝25が設置され、前記開け溝23の上側と外部との間には引き溝28が連通し設置され、前記引き溝28の中には前記引掛り溝25と引掛って連結されることができる引きロッド29がスライドできるように設置され、前記引きロッド29の上端と前記引き溝28との間には固定ばね30が固定的に設置され、
前記密封板24が前記鉛筆削りチャンバ15を閉める。
【0015】
有益的には、前記動力装置200は右側が外部と連通している空き溝68を含み、前記空き溝68の下端壁にはモータ67が固定的に設置され、前記空き溝68の中にはプッシュロッド69がスライドできるように設置され、前記プッシュロッド69の下端には前記プッシュロッド69を復帰させることができる復帰部品70が固定的に設置され、前記プッシュロッド69には連通溝71が設置され、前記モータ67の上端には前記連通溝71を貫通している動力軸64が伝動できるように連結され、前記動力軸64には第一傘歯車66が固定的に設置され、前記プッシュロッド69の左端にはプッシュブロック73が固定的に設置され、前記プッシュブロック73の左側にはスプライン軸74が回転できるように設置され、前記スプライン軸74には前記第一傘歯車66と噛合する第二傘歯車75がスプラインにより連結され、前記空き溝68の左端壁の中には前記スプライン軸74とスプラインにより連結されることができる軸スリーブ76が回転できるように設置され、前記軸スリーブ76の左端と前記回転軸20との間がベルト22により伝動できるように連結され、前記空き溝68の上側には空きチャンバ60が連通し設置され、前記動力軸64の上端が前記空きチャンバ60の中に挿入され、前記回転軸45の右端が前記空きチャンバ60の中に挿入され、且つ前記回転軸45の右端には第三傘歯車77が固定的に設置され、前記空きチャンバ60の上側にはプッシュチャンバ61が連通し設置され、前記プッシュチャンバ61の中には固定ブロック62がスライドできるように設置され、前記固定ブロック62の中には前記動力軸64とスプラインにより連結されるスプラインスリーブ63が回転できるように設置され、前記スプラインスリーブ63の下端には前記第三傘歯車77と噛合する第四傘歯車65が固定的に設置され、
前記モータ67が作動し前記鉛筆38に対し自動的に削り、同時に羽根21を駆動し回転させる。
【0016】
有益的には、前記定位装置300は前記連結チャンバ46の中に回転できるように設置される親ねじ55を含み、前記親ねじ55の左端が前記鉛筆削りチャンバ15の中に挿入され、且つ前記親ねじ55には回転ブロック59が固定的に設置され、前記親ねじ55にはスライドブロック47がネジ山により連結され、前記スライドブロック47の中には押しブロック49がスライドできるように設置され、前記押しブロック49の後端壁には当接溝82が連通し設置され、前記押しブロック49の後端には前記当接溝82とスライドできるように連結される当接ブロック50が固定的に設置され、前記当接溝82の左側には緩衝溝83が連通し設置され、前記緩衝溝83の中には前記当接ブロック50と磁力により吸引し合っている第二磁石84がスライドできるように設置され、前記第二磁石84の左端と前記緩衝溝83との間には圧着ばね85が固定的に設置され、前記押しブロック49の左側には連結ばね86により連結ブロック88が連結され、前記連結ブロック88にはロック溝87が設置され、前記連結ブロック88の後端壁には貫通溝90が連通し設置され、前記貫通溝90の中には前端が前記ロック溝87の中に伸びているロックブロック89がスライドできるように設置され、前記ロックブロック89と前記貫通溝90との間には伸縮ばね92が固定的に設置され、前記ロックブロック89の右側には右端が前記移動チャンバ31の中に伸びている移動ロッド97がスライドできるように設置され、前記移動ロッド97の左端と前記ロックブロック89とが当接し、前記移動ロッド97の後端面には前記移動ロッド97を復帰させることができる復帰機構93が固定的に設置され、前記当接溝82の後端壁の中には旋転軸96により回しロッド95が回転できるように設置され、前記回しロッド95の前端が前記移動ロッド97を貫通しており、且つ前記当接溝82の中に挿入され、且つ前記第二磁石84の下側に位置しており、前記回しロッド95の後端が前記鉛筆38の上側に位置しており、前記旋転軸96には復帰ばね94が固定的に設置され、前記連結ブロック88の前端には連接ブロック51が当接し設置され、前記スライドブロック47には押し溝52が設置され、前記連接ブロック51の前端が前記押し溝52の中に伸びており、且つ前記連接ブロック51の前端には押しロッド54が固定的に設置され、前記押しロッド54の前端と前記押し溝52との間には押圧ばね53が固定的に設置され、前記連結チャンバ46の右側には開けチャンバ56が連通し設置され、前記開けチャンバ56の中には上端が前記押しロッド54と回転できるように連結される連結ロッド57が回転できるように設置され、前記連結ロッド57の下端には固定ロッド58が回転できるように設置され、前記開けチャンバ56と前記プッシュチャンバ61とが連通しており、前記固定ロッド58の下端が前記プッシュチャンバ61の中に伸びており、且つ前記固定ブロック62と固定的に連結され、
前記スライドブロック47が前記回転盤79の移動位置を制限できる。
【0017】
初期状態に、引掛り溝25と引きロッド29とが引掛って連結され、スプライン軸74と軸スリーブ76とが連結されていない。
【0018】
装置が作動するとき、鉛筆38を挟みブロック35の間にきつく挟み、回転ブロック59を回転させ親ねじ55を回転させ、それによりスライドブロック47が移動し、必要な回転盤79の移動距離と鉛筆先端の長さによりスライドブロック47の位置を確定し、そして、モータ67が作動し、第四傘歯車65を駆動し回転軸45を回転連動させ、回転筒44が平歯車41を回転連動させ、回転歯車40を回転させ、ネジ山軸42の作用により、回転歯車40が移動ブロック32を左に移動連動させ、回転盤79が鉛筆38を回転連動させまた左に移動させ、鉛筆削りナイフ18により鉛筆38を削り、回転盤79が押しブロック49を押し左に移動させるとき、連結ばね86が力を蓄積し、このとき当接ブロック50と第二磁石84とが吸引し合い、回転盤79が左に移動し続け移動ロッド97を押し左に移動させ、ロックブロック89が後に移動しロック溝87と離脱し連結ブロック88のロックを解除し、連結ブロック88が左に移動し押しロッド54を押し前に移動させ、連結ロッド57により固定ロッド58を上昇させ、固定ブロック62がスプラインスリーブ63を上昇連動させ、第四傘歯車65と第三傘歯車77とを離脱させ、回転筒44が回転を停止し、モータ67が止め、回転軸45がトーションばね80の作用により反転し移動ブロック32を初期状態に復帰させ、鉛筆の削り屑が鉛筆削りチャンバ15の中に落ち、鉛筆削りが終わると、引きロッド29を上に引き引掛り溝25と離脱させ、密封板24が鉛筆削りチャンバ15を開け、プッシュロッド69を左に押し、スプライン軸74が左に移動し軸スリーブ76とスプラインにより連結され、モータ67が軸スリーブ76を駆動し回転させ、ベルト22により羽根21を回転させ風を生成し、鉛筆削りチャンバ15の中にある鉛筆の削り屑を鉛筆削りチャンバ15の外部まで吹き、鉛筆38を取り出し、次回に鉛筆38を削ることを待ち、鉛筆38が挟みブロック35の間に挟まれるとき、回しロッド95を押し時計回りに(右視点)回転させ、回しロッド95の前端が第二磁石84を回し当接ブロック50と離脱させ、装置を初期状態に戻す。
【0019】
本発明の有益的な効果は:本発明は構造が簡単で、操作が便利で、鉛筆が自動的に回転しながら移動し削り動作を完成し、鉛筆の削り屑を風力で除去でき、クリーニングに便利であり、また、鉛筆の移動位置を自分で確定でき、それにより削られた後の鉛筆先端の長さを自分で決められ、便利に使える。
【0020】
本分野の技術者が明確できるのは、本発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本発明の保護範囲にある。本発明の保護方案は本発明の権利要求書を標準とすべきである。
【要約】
【課題】本発明は自動鉛筆削りペンケースを開示した。
【解決手段】ペンケースを含み、前記ペンケースの前端には磁力バックルが固定的に設置され、前記ペンケースの後端にはケース蓋が回転できるように設置され、前記ケース蓋には前記磁力バックルと磁力により吸引し合っている第一磁石が固定的に設置され、前記ペンケースの中には鉛筆チャンバが設置され、前記鉛筆チャンバの後側には鉛筆削りチャンバが設置され、本発明は構造が簡単で、操作が便利で、鉛筆が自動的に回転しながら移動し削り動作を完成し、鉛筆の削り屑を風力で除去でき、クリーニングに便利であり、また、鉛筆の移動位置を自分で確定でき、それにより削られた後の鉛筆先端の長さを自分で決められ、便利に使える。
【選択図】
図1