特許第6601214号(P6601214)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6601214楽曲選曲装置、カラオケシステム及び楽曲選曲用プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6601214
(24)【登録日】2019年10月18日
(45)【発行日】2019年11月6日
(54)【発明の名称】楽曲選曲装置、カラオケシステム及び楽曲選曲用プログラム
(51)【国際特許分類】
   G10K 15/04 20060101AFI20191028BHJP
【FI】
   G10K15/04 302D
【請求項の数】8
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2015-253843(P2015-253843)
(22)【出願日】2015年12月25日
(65)【公開番号】特開2017-116800(P2017-116800A)
(43)【公開日】2017年6月29日
【審査請求日】2018年10月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100157118
【弁理士】
【氏名又は名称】南 義明
(72)【発明者】
【氏名】小林 宣公
【審査官】 大石 剛
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−076941(JP,A)
【文献】 特開2004−226589(JP,A)
【文献】 特開平08−297496(JP,A)
【文献】 特開2002−91482(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10K 15/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザーをログインユーザーとしてログインさせるログイン処理と、
マイクロホンから入力される音声に基づいて、前記ログインユーザーの音声特徴情報を取得し、前記ログインユーザーに対応付けて記憶する音声特徴取得処理と、
過去に取得した前記ログインユーザーの音声特徴情報に対して、前記音声特徴取得処理で新たに取得した前記ログインユーザーの前記音声特徴情報の変化量を判断する変化量判断処理と、
前記変化量判断処理で判断した前記変化量に対応する付加機能を決定し、前記ログインユーザーにより選択された楽曲と対応付ける選曲処理と、を実行することを特徴とする
楽曲選曲装置。
【請求項2】
前記音声特徴情報は、音高に関する値を含むことを特徴とする
請求項1に記載の楽曲選曲装置。
【請求項3】
前記音声特徴情報は、音量に関する値を含むことを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の楽曲選曲装置。
【請求項4】
前記選曲処理は、前記変化量判断処理で判断した前記変化量に対応する前記付加機能を提示して、前記付加機能を前記ログインユーザーに選択させることを特徴とする
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の楽曲選曲装置。
【請求項5】
前記音声特徴取得処理は、楽曲の再生時、前記マイクロホンから入力されるログインユーザーの歌唱音声に基づいて音声特徴情報を取得することを特徴とする
請求項1から請求項4の何れか1項に記載の楽曲選曲装置。
【請求項6】
前記選曲処理で決定する付加機能は、前記変化量が所定条件を満たした場合、第1の付加機能とし、前記変化量が所定条件を満たしていない場合、第2の付加機能とし、
前記第1の付加機能は、他のユーザーと歌唱評価の順位を競う付加機能であり、
前記第2の付加機能は、他のユーザーと歌唱評価の順位を競う付加機能を含まないことを特徴とする
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の楽曲選曲装置。
【請求項7】
再生部と、制御部と、を備えるカラオケシステムであって、
前記再生部は、楽曲情報を再生出力可能とし、
前記制御部は、
ユーザーをログインユーザーとしてログインさせるログイン処理と、
マイクロホンから入力される音声に基づいて、前記ログインユーザーの音声特徴情報を取得し、前記ログインユーザーに対応付けて記憶する音声特徴取得処理と、
過去に取得した前記ログインユーザーの音声特徴情報に対して、前記音声特徴取得処理で新たに取得した前記ログインユーザーの前記音声特徴情報の変化量を判断する変化量判断処理と、
前記変化量判断処理で判断した前記変化量に対応する付加機能を決定し、前記ログインユーザーにより選択された楽曲と対応付ける選曲処理と、
前記選曲処理で選択された楽曲に対応する楽曲情報を前記再生部に再生させるとともに、前記選曲処理で決定された前記付加機能を実行する再生処理と、を実行することを特徴とする
カラオケシステム。
【請求項8】
ユーザーをログインユーザーとしてログインさせるログイン処理と、
マイクロホンから入力される音声に基づいて、前記ログインユーザーの音声特徴情報を取得し、前記ログインユーザーに対応付けて記憶する音声特徴取得処理と、
過去に取得した前記ログインユーザーの音声特徴情報に対して、前記音声特徴取得処理で新たに取得した前記ログインユーザーの前記音声特徴情報の変化量を判断する変化量判断処理と、
前記変化量判断処理で判断した前記変化量に対応する付加機能を決定し、前記ログインユーザーにより選択された楽曲と対応付ける選曲処理と、を情報処理装置に実行させることを特徴とする
楽曲選曲用プログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラオケ装置で歌唱する楽曲を選択する場合等に使用する楽曲選曲装置、楽曲の自動演奏に合わせて歌唱を楽しむことのできるカラオケシステム、及び、各種情報処理装置で実行可能な楽曲選曲用プログラムに関する。特に、ユーザーが自己の歌唱技能に応じた付加機能を使用することのできる楽曲選曲装置、カラオケシステム及びカラオケ用プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
伴奏の演奏に併せて歌唱を楽しむカラオケ装置では、楽曲名と楽曲番号を対応して掲載していた冊子(歌本)の形態に代え、情報処理装置を使用した楽曲選曲装置としての形態が一般的となっている。このような楽曲選曲装置による選曲形態では、ユーザーが各種検索条件を入力することで、目的とする楽曲を容易に抽出することが可能である。また、抽出した楽曲を選択することで、カラオケ装置に対して直接、予約することも可能である。
【0003】
カラオケの分野では、会員登録しているユーザーに関する情報を利用した各種サービスが提供されている。楽曲選曲についてもユーザーの音域を考慮し、ユーザーに好適な楽曲を選択する形態が提案されている。特許文献1には、利用者の歌唱した楽曲を利用者毎に利用者別歌唱履歴管理テーブルに記録し、利用者別歌唱履歴管理テーブルに記録した楽曲の原曲キーでの楽曲音域に基づいて、利用者別の歌唱者音域を算出し、利用者の歌唱音域内に含まれる楽曲音域を備える楽曲を選定するカラオケ選曲補助システムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−152169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、カラオケ装置には、歌唱採点等の歌唱評価を行うことや、歌唱練習のための各種付加機能を設けたものがある。従来、このような付加機能は、ユーザーの選択により行われるものであった。一方、カラオケを行う際には、ユーザーの体調等により声の調子が変化することがある。例えば、高い声が無理なく出せる、あるいは、豊かな声量で歌唱できる、あるいはその逆として、高い声が出ない、あるいは、声量が出ない等の状況がある。本発明は、ユーザーの声の調子に応じて付加機能を決定することで、歌唱する際に適した付加機能を使用可能とすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そのため、本発明に係る楽曲選曲装置は以下の構成を採用するものである。
ユーザーをログインユーザーとしてログインさせるログイン処理と、
マイクロホンから入力される音声に基づいて、前記ログインユーザーの音声特徴情報を取得し、前記ログインユーザーに対応付けて記憶する音声特徴取得処理と、
過去に取得した前記ログインユーザーの音声特徴情報に対して、前記音声特徴取得処理で新たに取得した前記ログインユーザーの前記音声特徴情報の変化量を判断する変化量判断処理と、
前記変化量判断処理で判断した前記変化量に対応する付加機能を決定し、前記ログインユーザーにより選択された楽曲と対応付ける選曲処理と、を実行することを特徴とする。
【0007】
さらに本発明に係る楽曲選曲装置において、
前記音声特徴情報は、音高に関する値を含むことを特徴とする。
【0008】
さらに本発明に係る楽曲選曲装置において、
前記音声特徴情報は、音量に関する値を含むことを特徴とする。
【0009】
さらに本発明に係る楽曲選曲装置において、
前記選曲処理は、前記変化量判断処理で判断した前記変化量に対応する前記付加機能を提示して、前記付加機能を前記ログインユーザーに選択させることを特徴とする。
【0010】
さらに本発明に係る楽曲選曲装置において、
前記音声特徴取得処理は、楽曲の再生時、前記マイクロホンから入力されるログインユーザーの歌唱音声に基づいて音声特徴情報を取得することを特徴とする。
【0011】
さらに本発明に係る楽曲選曲装置において、
前記選曲処理で決定する付加機能は、前記変化量が所定条件を満たした場合、第1の付加機能とし、前記変化量が所定条件を満たしていない場合、第2の付加機能とし、
前記第1の付加機能は、他のユーザーと歌唱評価の順位を競う付加機能であり、
前記第2の付加機能は、他のユーザーと歌唱評価の順位を競う付加機能を含まないことを特徴とする。
【0012】
また本発明に係るカラオケシステムは、
再生部と、制御部と、を備えるカラオケシステムであって、
前記再生部は、楽曲情報を再生出力可能とし、
前記制御部は、
ユーザーをログインユーザーとしてログインさせるログイン処理と、
マイクロホンから入力される音声に基づいて、前記ログインユーザーの音声特徴情報を取得し、前記ログインユーザーに対応付けて記憶する音声特徴取得処理と、
過去に取得した前記ログインユーザーの音声特徴情報に対して、前記音声特徴取得処理で新たに取得した前記ログインユーザーの前記音声特徴情報の変化量を判断する変化量判断処理と、
前記変化量判断処理で判断した前記変化量に対応する付加機能を決定し、前記ログインユーザーにより選択された楽曲と対応付ける選曲処理と、
前記選曲処理で選択された楽曲に対応する楽曲情報を前記再生部に再生させるとともに、前記選曲処理で決定された前記付加機能を実行する再生処理と、を実行することを特徴とする。
【0013】
また本発明に係る楽曲選曲用プログラムは、
ユーザーをログインユーザーとしてログインさせるログイン処理と、
マイクロホンから入力される音声に基づいて、前記ログインユーザーの音声特徴情報を取得し、前記ログインユーザーに対応付けて記憶する音声特徴取得処理と、
過去に取得した前記ログインユーザーの音声特徴情報に対して、前記音声特徴取得処理で新たに取得した前記ログインユーザーの前記音声特徴情報の変化量を判断する変化量判断処理と、
前記変化量判断処理で判断した前記変化量に対応する付加機能を決定し、前記ログインユーザーにより選択された楽曲と対応付ける選曲処理と、を情報処理装置に実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る楽曲選曲装置、カラオケシステム及び楽曲選曲用プログラムによれば、ログインユーザーの音声特徴情報に基づいて、歌唱する際のログインユーザーの声の調子を判定し、声の調子に応じた付加機能を決定することとしている。このような構成により、ログインユーザーは、自分の声の調子に応じた付加機能を使用することが可能となる。
【0015】
さらに本発明では、ログインユーザーの音声特徴情報として、音高に関する値あるいは音量に関する値の少なくとも何れか一方を使用することで、ログインユーザーの声の調子を精度よく判定することが可能となる。
【0016】
さらに本発明では、変化量判断処理で判断した変化量に対応する付加機能をログインユーザーに提示し、ログインユーザーに付加機能を選択させることとしている。このような構成により、ログインユーザーは付加機能の使用可否を選択する、あるいは、複数の候補の中から使用したい付加機能を選択することが可能となる。
【0017】
さらに本発明では、楽曲の再生時、マイクロホンから入力されるログインユーザーの歌唱音声に基づいて音声特徴情報を取得することで、歌唱時に音声特徴情報を取得することが可能となり、通常の歌唱以外に別途、音声特徴取得処理を行う必要が無い。したがって、ユーザーに特段の負担をかけること無く、音声特徴情報を取得することが可能となる。
【0018】
さらに本発明では、変化量が所定条件を満たした場合、第1の付加機能とし、変化量が所定条件を満たしていない場合、第2の付加機能としている。また、第1の付加機能には、他のユーザーと歌唱評価の順位を競う付加機能、もしくは、歌唱音声を録音する付加機能としている。このような構成により、例えば、ユーザーの声の調子がよい場合、第1の付加機能によって、良好な歌唱評価の順位を残す、あるいは、よい歌唱状態を録音することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本実施形態のカラオケシステムを示す図
図2】本実施形態の選曲処理を示すフロー図
図3】本実施形態で使用する各種データ構成を示す図
図4】本実施形態の音域取得処理時のモニタの様子を示す図
図5】本実施形態の音域情報のデータ構成を示す図
図6】音域の変化を説明するための模式図
図7】本実施形態の付加機能選択子画面(好調時)を示す図
図8】本実施形態の楽曲確認画面(好調時)を示す図
図9】本実施形態の付加機能選択子画面(不調時)を示す図
図10】本実施形態の楽曲確認画面(不調時)を示す図
図11】本実施形態の楽曲再生処理を示すフロー図
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1は、本実施形態のカラオケシステムの構成を示す図である。本実施形態におけるカラオケシステムは、カラオケ装置2(コマンダ)と、リモコン装置1を含んで構成されている。カラオケ装置2とリモコン装置1は、LAN100及びアクセスポイント110を利用してネットワークを形成するように接続されている。
【0021】
カラオケボックスなどの店舗に設置されるカラオケ装置2は、楽曲を演奏するための演奏部として音響制御部25を備えている。また、カラオケ装置2は、ユーザーからの各種入力を受け付ける操作部21を備える。カラオケ装置2は、操作部21からの入力を解釈してCPU30に伝達する操作処理部22を備える。また、カラオケ装置2は、各種情報を記憶する記憶部としてのハードディスク32を備える。カラオケ装置2は、LAN100に接続してネットワークに加入する通信手段としてのLAN通信部24を備えている。
【0022】
また、カラオケ装置2は、モニタ41に対して歌詞映像、背景映像を表示させる映像再生手段を備える。この映像再生手段は、映像情報に基づいて映像を再生する映像再生部29、再生する映像を一時的に蓄積するビデオRAM28、再生された映像に対する歌詞テロップの重畳、映像効果の付与等を行う映像制御部31を備えて構成される。
【0023】
さらに、このカラオケ装置2では、外部に接続されるモニタ41以外に、タッチパネルモニタ33に対して各種情報を表示することを可能としている。タッチパネルモニタ33は映像制御部31から入力された映像情報を表示する表示部35と、タッチ入力された位置を操作処理部22に出力するタッチパネル34が重畳されて構成されている。このタッチパネルモニタ33は、カラオケ装置2の操作部17、あるいは、リモコン装置1のタッチパネルモニタ11などと同様、入力部として機能する。ユーザーは、タッチパネルモニタ33にて楽曲を選択することで、直接カラオケ装置2に予約させる等、カラオケ装置2に対する各種操作を行うことが可能である。
【0024】
さらに、カラオケ装置2は、各構成を統括して制御するためのCPU30、各種プログラムを実行するにあたって必要となる情報を一時記憶するためのメモリ27を含んだ制御部を備えて構成されている。
【0025】
このような構成にてカラオケ装置2は、各種処理を実行することとなるが、カラオケ装置2の主な機能として、楽曲予約処理、楽曲再生処理などを実行可能としている。楽曲予約処理は、ユーザーからの指定に基づいて楽曲を指定、予約するための処理であってリモコン装置1と連携して実行される。リモコン装置1の選曲処理で形成された予約情報は、カラオケ装置2に送信される。カラオケ装置2は、受信した予約情報をメモリ27中の予約テーブルに登録する。楽曲再生処理は、予約された楽曲を再生させる処理であって、楽曲演奏処理と歌詞再生処理とが同期して実行される処理である。
【0026】
楽曲演奏処理は、楽曲情報に含まれる演奏情報に基づき、音響制御部25に演奏を実行させる処理である。音響制御部25にて演奏された楽曲は、歌唱用マイク43a、43bから入力される歌唱音声と一緒にスピーカー42から放音される。歌詞再生処理は、楽曲情報に含まれる歌詞情報をモニタ41に表示させることで歌唱補助を行う処理である。この歌詞再生処理で表示される歌詞に、背景映像を重畳させて表示させる背景映像表示処理を実行することとしてもよい。
【0027】
一方、リモコン装置1は、ユーザーからの指示に基づいて楽曲を検索し、再生指示のあった楽曲について予約情報をカラオケ装置2に送信する選曲処理を実行可能としている。また、リモコン装置1は、カラオケ装置2あるいはインターネット上に接続されたホスト装置5から各種情報を受信し、各種処理を実行することが可能である。本実施形態では、ユーザーから各種指示を受け付けるユーザインターフェイスとして、操作部17と、タッチパネルモニタ11を備えている。タッチパネルモニタ11は、表示部11aとタッチパネル11bを有して構成され、表示部11aに各種インターフェイスを表示するとともに、ユーザーからのタッチ入力を受付可能としている。
【0028】
さらにリモコン装置1は、選曲処理に必要とされるデータベース、各種プログラム、並びに、プログラム実行に伴って発生する各種情報を記憶する記憶部として、メモリ14、そして、これら構成を統括して制御するためのリモコン側制御部を備えて構成される。リモコン側制御部には、CPU15、タッチパネルモニタ11に対して表示する映像を形成する映像制御部13、表示する映像情報を一時的に蓄えるビデオRAM12、タッチパネルモニタ11あるいは操作部17からの入力を解釈してCPU15に伝える操作処理部18が含まれている。
【0029】
リモコン装置1は、無線LAN通信部16によって、アクセスポイント110と無線接続されることで、LAN100によって構成されるネットワークに接続される。なお、各リモコン装置1は、特定のカラオケ装置2に対して事前に対応付けされている。リモコン装置1から出力される各種命令は、対応付けされたカラオケ装置2にて受信されることとなる。
【0030】
このようなリモコン装置1の構成により、ユーザーからの各種入力をタッチパネルモニタ11、あるいは、操作部17から受付けるとともに、映像情報をタッチパネルモニタ11の表示により各種情報を提供することで、カラオケ装置2に対して出力する予約情報を送信する選曲処理など、各種処理を行うことが可能となっている。
【0031】
本発明は、このように選曲処理を実行可能なリモコン装置1等の楽曲選曲装置に特徴を有している。なお、選曲処理は、リモコン装置1で実行することに代え、カラオケ装置2側で行うことも可能である。
【0032】
図2は、本実施形態の選曲処理を示すフロー図である。ここでは、リモコン装置1で実行される選曲処理について説明する。事前にユーザー登録しているユーザーは、カラオケシステムを使用する際、リモコン装置1を使用してカラオケシステムにログインし、自己のユーザー情報を使用したサービスを受けることが可能である。
【0033】
図8には、本実施形態の楽曲確認画面が示されている。ユーザーのログイン状態についてこの楽曲確認画面を使用して説明する。ログインユーザー欄103には、カラオケシステムにログインしているユーザーの分身像103a〜103e(本実施形態では顔部分)が表示される。またログインユーザー欄103中、右端に背景がハイライト(白色)で示されるユーザーは、アクティブユーザー103e(この例ではAさん)であって、アクティブユーザー103eに対するサービス、すなわち、アクティブユーザー103eのユーザー情報を利用したサービスが実行されている状態となっている。アクティブユーザーの切り替えは、ユーザー切り替えボタン101を操作することで行うことが可能である。また、ユーザー登録していないユーザーは、ゲストボタン102を操作することで、ゲストユーザーとしてカラオケシステムを使用することが可能である。
【0034】
リモコン装置1では、ユーザー情報中の音域情報を使用した付加機能の推奨を可能としている。ユーザーがリモコン装置1を使用して選曲処理を開始すると、まず、現在、リモコン装置1を使用しているアクティブユーザーのユーザー情報から音域情報を取得する(S101)。図3(A)には、ユーザー情報のデータ構成が示されている。ユーザー情報は、ユーザーを識別するためのユーザーID、ログイン時の認証を行うためのパスワード、音域情報を含んで構成されている。ユーザー情報には、この他、ログインしたユーザーに各種サービスを提供するための各種情報が含まれているが、ここではその説明を省略する。ユーザー情報に含まれる音域情報は、ユーザーが歌唱可能な音域を記憶する情報であって、最高音高値と最低音高値によって定義された情報である。
【0035】
次に、アクティブユーザーに対する音域取得処理を実行する(S102)。本実施形態では、カラオケ装置2を使用して音域取得処理を実行し、現在のアクティブユーザーの音域を計測しているが、音域取得処理はリモコン装置1側で行うこととしてもよい。
【0036】
図4には、本実施形態の音域取得処理時のモニタ41の様子が示されている。音域取得処理は、ユーザー毎に行われる処理であり、図4のように順次、楽譜401上、音符を右から左にスクロール表示し、現在の音402に対応する音高の演奏音をスピーカー42から出力させる。ユーザーは、スピーカー42から出力される演奏音に音高を合わせるように、歌唱用マイク43a、43bを使用して声を出す。カラオケ装置2は、歌唱用マイク43a、43bに入力される音声の音高が、現在の音402の音高に適合している場合には、現在の音の音高を歌唱可能音高として判定する。カラオケ装置2は、音符をスクロール表示することで、現在の音402を順次、高くしていき、最低の歌唱可能音高(最低音高値)と、最高の歌唱可能音高(最高音高値)を判定し、計測対象となるユーザーの音域情報を取得し、計測日と共に記憶する。
【0037】
図5には、本実施形態の音域情報のデータ構成が示されている。音域情報は、計測日、最高音高値、最低音高値にて構成されている。本実施形態の音域情報は、このように計測日を合わせて記録することとしている。
【0038】
なお、音域取得処理としては、図6で説明した形態以外に、カラオケ装置2の採点機能を使用することも可能である。楽曲再生処理時に歌唱用マイク43a、43bに入力された歌唱音声を使用して、ユーザーが発声できる最高音高値と最低音高値を計測することが考えられる。なお、本実施形態では、最高音高値と最低音高値で形成された音域情報としているが、最高音高値あるいは最低音高値の何れか一方(本発明における音高限界値)を使用する形態であってもよい。
【0039】
音域取得処理(S102)で現在のアクティブユーザーの音域(最高音高値、最低音高値)を取得した後、S101で取得した過去の音域と、今回、新たに取得した音域を対比して、音域の変化量を検出する(S103)。図6は、ユーザーの音域の変化を説明するための模式図である。本実施形態では、前回行った音域取得処理で取得した第1測定音域と、今回新たに取得した第2測定音域を比較して変化量を検出し、変化量が拡大している場合(例えば、図6(A)の状態)にはユーザーの歌唱能力は好調であると判断する。一方、変化量が縮小している場合(例えば、図6(B)の状態)にはユーザーの歌唱能力は不調であると判断する。
【0040】
次に、リモコン装置1を使用してユーザーが楽曲を選択した場合(S104:Yes)、S103で検出した変化量に応じた付加機能を決定(S105)し、決定した付加機能をユーザーに選択させるための付加機能選択子画面をリモコン装置1のタッチパネルモニタ11に表示(S106)する。図7図9には、タッチパネルモニタ11上に表示された付加機能選択子画面107a、107bが示されている。図7は、図6(A)のように音域が拡大した場合の付加機能選択子画面107aである。一方、図9は、図6(B)のように音域が縮小した場合の付加機能選択子画面107bである。カラオケ装置2の楽曲再生処理では、各種付加機能を実行することが可能である。現在では多数の付加機能が用意されており、ユーザー自身で選択することも可能であるが、本実施形態では、ユーザーの歌唱能力状態に応じた付加機能を、この付加機能選択子画面107a、107bでユーザーに推奨している。
【0041】
図7に示される付加機能選択子画面107aは、図6(A)のようにユーザーの音域が拡大した場合であって、ユーザーの歌唱能力が好調とみなされた場合である。この付加機能選択子画面107aでは、ユーザーは6つの付加機能の何れかを選択することが可能となっている。全国採点は、楽曲再生処理時、歌唱用マイク43a、43bに入力される歌唱音声に基づいて歌唱評価を行い、歌唱評価の結果としての採点値を全国のユーザー間で競う付加機能である。分析採点は、楽曲再生処理時、歌唱用マイク43a、43bに入力される歌唱音声に基づいて歌唱評価を行い、複数の評価項目観点からユーザーの歌唱を評価する付加機能である。チャレンジ採点は、楽曲再生処理時、歌唱用マイク43a、43bに入力される歌唱音声に基づいて歌唱評価を行い、歌唱評価が基準を満たさなくなった時点で楽曲再生処理を中止する付加機能である。カラオケ大会は、同席しているユーザー間で歌唱評価の順位を競う付加機能である。動画投稿は、歌唱しているユーザーをカメラ44で撮像し、録音した歌唱音声とともにサーバーにアップロードして、ウェブ上で公開する付加機能である。そして、録音投稿は、録音した歌唱音声をサーバーにアップロードして、ウェブ上で公開する付加機能である。
【0042】
一方、図9に示される付加機能選択子画面107bは、図6(B)のようにユーザーの音域が縮小した場合であって、ユーザーの歌唱能力が不調とみなされた場合である。この付加機能選択子画面107bでは、ユーザーは2つの付加機能の何れかを選択することが可能となっている。ボイストレーニングは、楽曲再生時、歌唱旋律の音を大きく再生することで歌唱の補助を行う付加機能である。苦手エリアトレーニングは、楽曲再生時、歌唱評価を実行し、一定の基準を満たさなかった区間を繰り返し再生することで、歌唱が困難な区間の強化を図る付加機能である。
【0043】
このように本実施形態では、楽曲を選曲する際、ユーザーの音域の変化量に応じた付加機能を推奨することとしている。特に、音域の変化が拡大した場合には、図7の付加機能選択子画面107aに示されるように、全国採点、カラオケ大会といった他のユーザーと歌唱評価の順位を競う付加機能を含ませておき、音域の変化が縮小した場合には、図9の付加機能選択子画面107bに示されるように、他のユーザーと歌唱評価の順位を競う付加機能を含ませないことで、ユーザーの声の調子がよい場合に、良好な順位を獲得できる可能性がある付加機能を推奨することとしている。
【0044】
ユーザーは、付加機能選択子画面107a、107bに表示された複数の付加機能の内、使用を希望する付加機能を選択操作(付加機能の名称の左に表示された枠をタッチする)する、あるいは、付加機能を使用しない場合は、一番下に表示された「指定なし」を選択操作して、右下に表示された「OK」ボタンを操作する(S107)。
【0045】
付加機能選択子画面107a、107bにおいて選択操作が行われたことを検出する(S107:Yes)と、タッチパネルモニタ11には、S104においてユーザーが選択した楽曲の楽曲確認画面が表示される(S108)。図8は、図7の付加機能選択子画面107aにおいて、付加機能(全国採点)を選択した場合の楽曲確認画面であり、図10は、図9の付加機能選択子画面107bにおいて、付加機能(ボイストレーニング)を選択した場合の楽曲確認画面である。楽曲確認画面には、歌手名、曲名、歌い出し等の楽曲関連情報が表示されており、ユーザーはこれら楽曲関連情報を参照して、自分が歌唱したい楽曲に間違いないか否かを確認することができる。
【0046】
また、この楽曲確認画面には、付加機能選択欄105が設けられており、ユーザーは付加機能選択欄105の右下に表示されている「変更」ボタンを使用して、楽曲再生時に使用する付加機能を変更することが可能である。なお、図8図10の楽曲確認画面では、それぞれ、図7図9の付加機能選択子画面107a、107bにおいてユーザーが選択した付加機能(図8の場合「全国採点」、図10の場合「ボイストレーニング」)が選択された状態となっている。ユーザーは、付加機能選択子画面107a、107で推奨された以外の付加機能を選択したい場合、あるいは、付加機能選択子画面107a、107で選択した付加機能を変更したい場合には、この付加機能選択欄105を使用して、付加機能を選択、変更することが可能である。
【0047】
楽曲確認画面には、予約ボタン106が設けられており、この予約ボタン106を操作する(S109:Yes)ことで、リモコン装置1からカラオケ装置2に対して予約情報が送信される(S110)。図3(B)には、予約情報のデータ構成が示されている。予約情報は、予約する楽曲を識別するための楽曲ID、予約を行ったユーザー(アクティブユーザー)を識別するためのユーザーID、選択した付加機能を識別するための付加機能IDを含んで構成されている。カラオケ装置2は、受信した予約情報を予約テーブルに登録し、楽曲再生処理を実行する。
【0048】
図11は、本実施形態の楽曲再生処理のフロー図である。カラオケ装置2は、起動後、楽曲再生処理を実行することで、ユーザーが予約した楽曲の再生を実行する。楽曲再生処理が開始されると、カラオケ装置2は、予約テーブルに登録された予約情報をチェック(S201)して、次に再生すべき楽曲の有無を確認する。次に再生すべき楽曲があると判断された場合(S202:Yes)、予約情報に含まれる楽曲IDに対応する楽曲情報を読み出して楽曲再生を開始する(S203)。図3(C)は、本実施形態の楽曲情報のデータ構成を示した図である。
【0049】
楽曲情報は、楽曲情報に関連する各種情報を含んだメタ情報と、演奏や歌詞の表示といった各種処理を実行するための実情報を有している。メタ情報には、楽曲情報を識別するための楽曲ID、曲名、歌手名、作詞者名、作曲者名等の楽曲関連情報を有している。楽曲関連情報は、ユーザーが楽曲を検索する際の検索対象項目として使用することが可能である。
【0050】
楽曲情報の実情報には、演奏情報、歌詞情報、歌唱評価情報が含まれている。演奏情報は、MIDI規格に基づいて電子楽器用の制御情報、あるいは、実際の演奏を録音した圧縮音声情報等を含んで構成された、カラオケの伴奏音を演奏するための情報である。歌詞情報は、歌唱補助のため、演奏情報に同期して表示される情報であり、演奏に同期して表示された歌詞の色替えを行うように構成してもよい。歌唱評価情報は、楽曲再生時において、ユーザーの歌唱音声を評価する情報であり、歌唱すべき旋律等を含んで構成される。楽曲再生時、歌唱評価を行う際には、歌唱用マイク43a、43bに入力される歌唱音声と、この歌唱評価情報を対比することで、採点値の算出等を行うことが可能である。
【0051】
再生する楽曲に対して付加機能が指定されている場合、すなわち、予約情報中に付加機能IDが含まれている場合(S204:Yes)には、楽曲再生時、付加機能IDに対応する付加機能を実行する(S206)。付加機能とは、図7図9の付加機能選択子画面107a、107bで説明したように、歌唱評価、録画、録音等、楽曲再生時に実行される機能である。一方、再生する楽曲に対して付加機能が指定されていない場合(S204:No)には、楽曲再生時、付加機能は実行されない。楽曲再生が終了したことが判定される(S205、S207:Yes)と、フローの先頭に戻って、次の楽曲について楽曲再生処理を実行する。
【0052】
以上、本実施形態のカラオケシステムについて、ユーザーの音域の変化を使用した付加機能の決定について説明を行ったが、このような構成を採用したことで、カラオケシステムで使用可能な付加機能が多数ある中、ユーザーは、自分の声の調子に適した付加機能を使用することが可能である。なお、本発明は前述した実施形態に限られるものではなく、各種変形例を採用することが可能である。
【0053】
前述の実施形態では、ユーザー情報中の音域と、測定した音域の差分に対応する付加機能を、付加機能選択子画面107a、107bで推奨し、ユーザーに選択させることとしているが、差分に対応する1の付加機能を決定し、ユーザーに選択させることなく、楽曲再生時に使用することとしてもよい。また、前述の実施形態では、音域の差分が拡大している場合(好調時)、縮小している場合(不調時)の2つとしているが、差分に応じた多数(2以上)の区分に付加機能を対応付けることとしてもよい。
【0054】
前述の実施形態では、1の楽曲を予約する選曲処理毎に音域取得処理(S102)を実行しているが、音域取得処理(S102)は、このような形態のみならず、ユーザーがログインした際、少なくとも1度、適宜タイミングにて行われればよい。なお、複数回、行う場合は、歌唱することで声の調子が改善している可能性もあるため、当日に計測した音域間での変化量に基づき、付加機能を決定することとしてもよい。
【0055】
前述の実施形態では、予約する楽曲毎に付加機能を対応付けているが、一度、使用することを決定した付加機能は、カラオケシステムの使用中、継続して使用することとしてもよい。本実施形態のカラオケシステムでは、複数のユーザーがログインして使用するため、ユーザー毎に使用する付加機能を対応付けておく、あるいは、決定した付加機能を全ユーザーに適用することとしてもよい。付加機能を継続して使用するか否かは、上述した中からユーザーが選択できるようにしてもよい。
【0056】
前述の実施形態では、図6で説明したように、前回、測定した第1測定音域と、今回、測定した第2測定音域を比較することとしているが、過去の測定音域である第1測定音域については、これまでに測定した複数の音域の平均を取る等して算出してもよい。なお、本発明においてユーザーの声の調子を確認するには、音域のみならず、最高音高値、最低音高値といった音高限界値であってもよいが、その場合も同様である。
【0057】
前述の実施形態では、ユーザーの声の調子を確認する音声特徴情報として、声の音域、声の音高を使用しているが、音声特徴情報としては、声の音高に代え、声の大きさ(音量)を使用してもよい。声の大きさを使用する形態において、前述の実施形態と同様に、上限値と下限値の両方を使用する場合、前回行った歌唱で取得した第1測定音量幅と、今回新たに取得した第2測定音量幅を比較して変化量を検出し、変化量が拡大している場合にはユーザーの歌唱能力は好調であると判断する。一方、変化量が縮小している場合にはユーザーの歌唱能力は不調であると判断する。あるいは、音量限界値には、上限値、下限値の何れかを使用して、ユーザーの歌唱能力の調子を判断することとしてもよい。あるいは、音量の場合、上限値、下限値ではなく声量に関する指標でもって判断することとしてもよい。例えば、前述の実施形態の音域取得処理に代わる声量取得処理では、特定のフレーズをユーザーに歌唱させ、歌唱した歌唱音声の音量の平均値を、ユーザーの歌唱能力の指標となる声量情報として計測する。今回計測した声量情報が、過去に計測した声量情報よりも上回っている場合、ユーザーの歌唱能力は好調と判断する。一方、今回計測した声量情報が、過去に計測した声量情報よりも下回っている場合、ユーザーの歌唱能力は不調と判断する。以上、説明したように音声特徴情報としては、音高に関する値、音量に関する値の何れか一方、あるいは、両方を使用してもよい。また、音高に関する値、音量に関する値については、上限値、下限値の少なくとも何れか一方を使用することが可能である。また、音量に関する値については、ユーザーの声量の指標となる和尚音声の平均値等を使用することも考えられる。
【0058】
以上、本発明の実施形態について、リモコン装置1による選曲処理を説明したが、この選曲処理は、リモコン装置1のみならず、カラオケ装置2において実行することも可能である。すなわち、リモコン装置1、または、カラオケ装置2が本発明における楽曲選曲装置として機能することが可能である。また、最近では、ユーザーが所持するスマートホン等の携帯端末装置を使用して同様の選曲処理を行うことも可能となっている。このような選曲処理を実行する携帯端末装置についても本発明の範疇(楽曲選曲装置)に属する。また、リモコン装置1、カラオケ装置2、携帯端末装置等、各種情報処理装置において選曲処理を実現するための楽曲選曲用プログラムについても本発明の範疇に属する。
【符号の説明】
【0059】
1:リモコン装置 31:映像制御部
2:カラオケ装置 32:ハードディスク
5:ホスト装置 33:タッチパネルモニタ
11:タッチパネルモニタ 34:タッチパネル
11a:表示部 35:表示部
11b:タッチパネル 41:モニタ
12:ビデオRAM 42:スピーカー
13:映像制御部 43a、43b:歌唱用マイク
14:メモリ 44:カメラ
15:CPU 101:ユーザー切り替えボタン
16:無線LAN通信部 102:ゲストボタン
17:操作部 103:ログインユーザー欄
18:操作処理部 103a〜103e:分身像
21:操作部 105:付加機能選択欄
22:操作処理部 106:予約ボタン
24:LAN通信部 107a:付加機能選択子画面(好調時)
25:音響制御部 107b:付加機能選択子画面(不調時)
27:メモリ 110:アクセスポイント
28:ビデオRAM 401:楽譜
29:映像再生部 402:音
30:CPU

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11